JP2001339099A - 赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハ、およびこれを用いた発光ダイオード - Google Patents
赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハ、およびこれを用いた発光ダイオードInfo
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Abstract
のエピタキシャルウェハを提供する。 【解決手段】p型GaAs単結晶基板上に第1のp型層
(Ga1-X1AlX1As、0.13≦X1≦0.40)、
p型クラッド層(Ga1-X2AlX2As、0.23≦X2
≦0.46)、発光波長が850〜900nmの範囲内
であるp型活性層(Ga1-X3AlX3As、0≦X3≦
0.03)、及びn型クラッド層(Ga1-X4AlX4A
s、0.13≦X4≦0.40)を順次液相エピタキシ
ャル法で積層した後、該p型GaAs単結晶基板を除去
する赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハで、n
型クラッド層のキャリア濃度を1×1017〜1×10
18cm -3、硫黄濃度を3×1016原子/cm3以
下、n型クラッド層の層厚を20〜50μmの範囲内と
する。
Description
光通信や空間伝送用に使用される高出力赤外発光ダイオ
−ドを作製するためのエピタキシャルウェハ、該ウェハ
の製造方法、エピタキシャルウェハから作製された赤外
発光ダイオードに関する。
と略す。)系化合物半導体を利用した発光ダイオード
(以後、LEDと略す。)は、赤外から赤色用の光源と
して広く用いられている。特に、赤外LEDは光通信や
空間伝送用に使用されているが、伝送するデ−タの大容
量化、伝送距離の長距離化に伴い、高出力の赤外LED
への要求が高くなっている。従来から知られているよう
に、GaAlAs系LEDにおいて、シングルへテロ構
造よりもダブルへテロ構造(以下、DH構造とする。)
の方が高出力で、また基板を除去することで更なる高出
力化が図られている。基板を除去するタイプのダブルヘ
テロ構造のエピタキシャルウェハ構造(以下、DDH構
造とする。)を作製する際、通常のDH構造、即ちp型
クラッド層、活性層、n型クラッド層の3層構造のみを
エピタキシャル成長して基板を除去すると、製品の厚さ
が薄くなり、素子化工程でのハンドリングが困難になる
と同時に、このエピタキシャルウェハから作製する素子
の底面からpn接合までの高さが低くなり、素子を台座
に接着するときのペ−ストが素子側面をはい上がり、p
n接合を短絡するという問題が発生する。これを防ぐた
めに、基板除去後の仕上がりの全厚と素子底面から接合
までの距離を稼ぐための、第4のエピタキシャル層をD
H構造に付加することがDDH構造では標準的な構造に
なっている。第4のエピタキシャル層はバンドギャップ
が活性層よりも広く、活性層からの発光を吸収しないよ
うに設計される。赤外LED用のエピタキシャルウェハ
は、液相エピタキシャル法によって製造され、p型のド
−パントとしてはZn、Mgが、n型のド−パントとし
てはTeが一般的に用いられる。また通常、エピタキシ
ャルウェハは液相からの徐冷法により製造されるため、
各層のAl組成比は成長方向に対して一定ではなく、成
長開始部から終了部に向かって減少する。これはAlの
偏析係数が1よりも大きいため、成長中に溶液のAl濃
度が減少するためである。従ってAl濃度は各層の成長
開始部でもっとも高く、終了部でもっとも低くなる。
造にすることにより、DH構造では基板に吸収されてい
た発光成分も素子外部に取り出せるようになり発光出力
は向上したが、高度化する市場要求により、更なる発光
出力の向上が望まれている。
外LEDが作製可能なエピタキシャルウェハ、該ウェハ
の製造方法を提供し、これを用いた高出力赤外LEDお
よびこの高出力赤外LEDを組み込んだ、高性能の光通
信、空間伝送機器を提供することを目的としている。
赤外LEDの、発光出力の向上について鋭意検討を重ね
た結果、上記構造のLEDの発光出力の低下は、n型ク
ラッド層中の不純物の影響が大きく、特に不純物として
は硫黄原子の悪影響が大きいこと、更にこの硫黄原子の
悪影響は、n型クラッド層のキャリヤ濃度と相関がある
こと、またこのn型クラッド層の硫黄原子とキャリヤと
の相互作用が引き起こす発光出力の低下は、n型クラッ
ド層の層厚とも密接に関連していることを見出し本発明
を完成させた。
基板上に第1のp型層(Ga1-X1AlX1As、0.13
≦X1≦0.40)、p型クラッド層(Ga1-X2AlX2
As、0.23≦X2≦0.46)、発光波長が850
〜900nmの範囲内であるp型活性層(Ga 1-X3Al
X3As、0≦X3≦0.03)、及びn型クラッド層
(Ga1-X4AlX4As、0.13≦X4≦0.40)を
順次液相エピタキシャル法で積層した後、該p型GaA
s単結晶基板を除去した赤外発光ダイオード用エピタキ
シャルウェハで、n型クラッド層のキャリア濃度が1×
1017〜1×1018cm-3の範囲内であり、かつ硫
黄濃度が3×1016原子/cm3以下であることを特
徴とする赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハ、
[2]n型クラッド層の層厚が20〜50μmの範囲内
であることを特徴とする[1]に記載の赤外発光ダイオ
ード用エピタキシャルウェハ、[3]エピタキシャル成
長装置を、エピタキシャル成長実施前に、塩化水素ガス
雰囲気中において空焼き処理を行うことを特徴とする
[1]または[2]に記載した赤外発光ダイオード用エ
ピタキシャルウェハを製造する方法、[4][3]に記
載の赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハの製造
方法を用いて作製した赤外発光ダイオード用エピタキシ
ャルウェハ、[5][1]または[2]または[4]に
記載の赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハを用
いて作製した赤外発光ダイオード、[6][5]に記載
の赤外発光ダイオードを用いた光通信、空間伝送用機器
に関する。
は、p型GaAs単結晶基板上に第1のp型層(Ga
1-X1AlX1As、0.13≦X1≦0.40)、p型ク
ラッド層(Ga1- X2AlX2As、0.23≦X2≦0.
46)、発光波長が850〜900nmとなるようにし
たp型活性層(Ga1-X3AlX3As、0≦X3≦0.0
3)、及びn型クラッド層(Ga1-X4AlX4As、0.
13≦X4≦0.40)を順次液相エピタキシャル法で
積層した後、該p型GaAs単結晶基板を除去した4層
を基本構造として有する。本発明では、この4層からな
るエピタキシャルウェハの片側、または両側に他のエピ
タキシャル層を付加してもかまわない。
タキシャルウェハにおいて、n型クラッド層のキャリア
濃度を1×1017〜1×1018cm-3の範囲内、好
ましくは2×1017〜6×1017cm-3範囲内と
し、かつn型クラッド層中の硫黄原子濃度を3×101
6原子/cm3以下、好ましくは、1×1016原子/
cm3以下とする。
度、キャリヤ濃度と、発光出力との間に相関があること
を見出し、n型クラッド層中の硫黄濃度、キャリヤ濃度
を上記の範囲内とすることにより発光出力の向上がはか
られることを見出した。この原因については、n型クラ
ッド層中に取り込まれた硫黄がキャリヤ濃度の影響で非
発光中心の形成に関与しているものと考えられる。
ていないが、液相エピタキシャル成長の過程で成長装置
の系内に不純物として混入しやすい。硫黄が成長装置の
系に混入する原因としては、エピタキシャル成長に用い
る原材料や雰囲気ガスの不純物、また、成長装置の付着
物等が考えられる。これらの混入を防ぐためには、エピ
タキシャル成長に用いるGaAs単結晶基板、及びGa
As多結晶の前処理において、高純度のエッチャントを
用いて処理を行い、エッチング処理を行った後は超純水
により十分に洗浄し、必要に応じて超音波処理などを行
う。また、エピタキシャル成長の雰囲気を形成する水素
ないしアルゴン等の雰囲気ガスは、市販されている高純
度ガスを使用し、更に、ガスの純化装置により純度を高
める。
には、エピタキシャル成長装置を、エピタキシャル成長
実施前に、塩化水素ガス雰囲気中において約1400℃
で1時間、空焼きを行うことにより効率良く実現でき
る。これはこの空焼き処理により、成長装置に多用され
ている黒鉛材料が純化され、付着していた硫黄等が効率
良く除去されるためと考えられる。なお、エピタキシャ
ル成長装置とは、成長時に用いられる雰囲気ガスが接す
る部分、例えば図2に示すエピタキシャル層成長装置で
は、この成長装置の全体を意味する。
硫黄原子濃度が3×1016原子/cm3以下の条件下
では、n型クラッド層のキャリア濃度が1×1018c
m-3より高くなるとドーパントに起因する欠陥が増加
し、発光出力の低下が発生する。また、n型クラッド層
のキャリア濃度が1×1017cm-3より低くなると、
順方向電圧が高くなりLEDの要求特性を満足しなくな
る。
20〜50μmの範囲内とすることが好ましい。n型ク
ラッド層の層厚については、薄い方が活性層からの光の
吸収が少く好ましいが、n型クラッド層の層厚が20μ
mより薄いと、本発明の構成の素子では、表面電極から
流れ込む電流が素子周辺まで拡がらずに中央に集中し、
発光出力が低く、通電劣化の大きい素子となる。また層
厚が50μmより厚くなると、発光した光の吸収が大き
くなることにより、出力の低下が見られる。そのため、
n型クラッド層の層厚の範囲は、好ましくは20〜50
μmの範囲内、より好ましくは30〜40μmの範囲内
とすると発光出力の高い赤外LEDを作製することがで
きる。
ウェハを用いることにより高発光出力のLEDを製造す
ることができる。特に本発明のLEDを用いることによ
り、大容量、長距離データ伝送を可能とする、光通信や
空間伝送用機器を提供することが可能となる。
発明はこれに限定されない。特に本発明は、第1のp型
層(Ga1-X1AlX1As、0.13≦X1≦0.4
0)、p型クラッド層(Ga1-X2AlX2As、0.23
≦X2≦0.46)、発光波長が850〜900nmの
範囲内であるp型活性層(Ga1-X3AlX3As、0≦X
3≦0.03)、及びn型クラッド層(Ga1-X4AlX4
As、0.13≦X4≦0.40)の4層を基本構造と
して有するが、この必須である4層の片側、または両側
に他の層を付与してもかまわない。
EDの構成を示す。なお図1は基板を除去する前の構造
を示している。実施例では図2の液相エピタキシャル法
製造装置を用いてエピタキシャル成長を行ったが、例え
ばスライドボード法を用いた液相エピタキシャル法によ
る製造も可能である。また本実施例で作製したエピタキ
シャルウェハは基板除去後で4層構造であるが、このエ
ピタキシャルウェハの片側、または両側に他のエピタキ
シャル層を付与してもかまわない。
ハカセット7に垂直にセットし、複数のウェ−ハカセッ
トをホルダ−6にセットした。ホルダ−は駆動機構によ
り上下方向に移動できる。ルツボ台には5つのルツボが
セットされている。ルツボ11は原料溶解中にp型Ga
As基板が熱劣化するのを防ぐための退避用空ルツボで
ある。ルツボ9には第1のp型GaAlAs層、ルツボ
10にはp型GaAlAsクラッド層、ルツボ12には
p型GaAlAs活性層、ルツボ13にはn型GaAl
Asクラッド層を成長するためのメルトがそれぞれ仕込
まれている。
017〜1×1018cm-3の範囲内となるようにドー
パントであるTeを仕込み、p型クラッド層のドーパン
トとしてはZn、p型活性層のドーパントとしてはGe
を仕込んだ。また各層の組成比が、第1のp型Ga1-X1
AlX1As層は0.13≦X1≦0.40、p型クラッ
ドGa1-X2AlX2As層は0.23≦X2≦0.46、
p型活性層Ga1-X3AlX3Asは0≦X3≦0.03、
n型クラッドGa1-X4AlX4As層は0.13≦X4≦
0.40、となるようにGaメタル、金属Al、GaA
s多結晶を仕込んだ。メルトの入っているルツボはルツ
ボ蓋15をメルト表面に浮かべている。
n型GaAlAsクラッド層中の硫黄濃度を下げるため
の手段は全て実施した。即ち、GaAs単結晶基板、及
びGaAs多結晶の使用前の前処理には高純度の硫酸系
エッチャントを使用し、エッチング処理を行った後は超
純水により十分に超音波洗浄を行った。また、エピタキ
シャル成長の雰囲気ガスは、市販されている高純度ガス
についてさらに精製装置を用いて純化処理を行い反応炉
に供給した。さらに、エピタキシャル成長装置の材料と
なる黒鉛についても、高純度のものを使用し、さらにエ
ピタキシャル成長使用前に塩化水素ガス雰囲気中で14
00℃の空焼きを行い、黒鉛の純化を行った。
2の液相エピタキシャル成長装置を石英反応管(図示は
していない。)内にセットし、水素気流中で920℃ま
で加熱し原料を溶解した。この間ホルダー6は空のルツ
ボ11内で保持した。続いて雰囲気温度を895℃まで
降温し、ホルダー6を上昇させてからルツボ台14を図
2の右側に押してルツボ9をホルダー6の下にセットし
た。次にホルダー6を下降してルツボ9にウェハ8を浸
漬した。続いて雰囲気温度を825℃まで降温して図1
の第1のp型GaAlAs層を成長させた。その後、ホ
ルダー6を上昇させてからルツボ台14を図2の左側に
押してルツボ11をホルダー6の下にセットし、空のル
ツボ11内で保持し、865℃まで昇温した。次にホル
ダー6を上昇させてからルツボ台14を図2の右側に押
してルツボ10をホルダー6の下にセットし、ホルダー
6を下降してルツボ10にウェハ8を浸漬した。雰囲気
温度を780℃まで降温して図1のp型GaAlAsク
ラッド層を成長させた。次に雰囲気温度を780℃に保
持した状態で、前記と同様の操作でホルダー6をルツボ
12に浸漬した。次に雰囲気温度を778℃まで降温し
て図1のp型GaAlAs活性層を成長させた。最後に
ルツボ13に浸漬し、雰囲気温度を632℃まで降温し
て図1のn型GaAlAsクラッド層を成長させた。n
型クラッド層の層厚は20〜50μmの範囲内とした。
ル基板を取り出し、図1のn型GaAlAsクラッド層
表面を耐酸シートで保護して、アンモニア−過酸化水素
系エッチャントでp型GaAs基板を選択的に除去し
た。その後、エピタキシャルウェハ両面に金電極を形成
し、ダイシングで分離することにより、n型GaAlA
s層が表面側となるようにした350μm角のLEDを
作製した。
タキシャル成長とLEDの作製を実施した。ただし、n
型クラッド層中のキャリヤ濃度は1×1017〜1×1
018cm-3の範囲外となるようにドーパントであるT
eを仕込み、また、n型クラッド層の硫黄濃度を下げる
ための手段の内、エピタキシャル成長装置の塩化水素ガ
ス雰囲気中での空焼き処理を行わなかった。
n、p型活性層のドーパントとしてはGeを用いた。ま
た各層の組成比が、第1のp型Ga1-X1AlX1As層は
0.13≦X1≦0.40、p型クラッドGa1-X2Al
X2As層は0.23≦X2≦0.46、p型活性層Ga
1-X3AlX3Asは0≦X3≦0.03、n型クラッドG
a1-X4AlX4As層は0.13≦X4≦0.40、とし
た。
LEDにおいて、発光出力の相対強度とn型クラッド層
の硫黄濃度とを比較した結果である。図3に示すよう
に、n型クラッド層の硫黄濃度を3×1016原子/c
m3以下とすることでLEDの高発光出力化がはから
れ、また出力もほぼ一定となった。
Dにおいて、n型クラッド層のキャリア濃度、n型クラ
ッド層中の硫黄濃度、及び発光出力の測定結果を示した
ものである。図4中のデータ点に併記した数値は相対発
光強度を示す。n型クラッド層のキャリア濃度を1×1
017〜1×1018cm-3の範囲内、好ましくは2×
1017〜6×1017cm-3範囲内とし、かつn型ク
ラッド層中の硫黄原子濃度を3×1016原子/cm3
以下、好ましくは、1×1016原子/cm3以下に制
御することにより発光出力が高いLEDを作製できた。
よりエピタキシャルウェハとLEDを作製した。ただ
し、n型クラッド層の層厚は20〜50μmの範囲外と
した。n型クラッド層の層厚の変更に際しては、ルツボ
5の分離温度、降温速度等を調整してAl組成を実施例
1と同一となるようにした。
型GaAlAsクラッド層の層厚と発光出力の関係を示
す。図5よりn型クラッド層の層厚が20〜50μmの
範囲内、好ましくは30〜40μmの範囲内で、より発
光出力の高いLEDが作製できた。
よれば、DDH構造のLEDにおいて高出力の赤外発光
素子用エピタキシャルウェハを提供することができた。
μmの範囲内とすることにより、より発光出力の高いL
EDを提供することが可能となった。
めには、エピタキシャル成長装置を塩化水素中で空焼き
処理を施すことが特に効果的であった。
造された高出力赤外LEDは、赤外線を利用した光通信
や空間伝送用途に適しており、本発明の高出力赤外LE
Dを組み込んだ光通信、空間伝送機器により、大容量デ
ータ伝送、長距離データ伝送が可能となった。
示す。
を示す。
キャリア濃度、および発光出力の関係を示す。
す。
Claims (6)
- 【請求項1】p型GaAs単結晶基板上に第1のp型層
(Ga1-X1AlX1As、0.13≦X1≦0.40)、
p型クラッド層(Ga1-X2AlX2As、0.23≦X2
≦0.46)、発光波長が850〜900nmの範囲内
であるp型活性層(Ga1-X3AlX3As、0≦X3≦
0.03)、及びn型クラッド層(Ga1-X4AlX4A
s、0.13≦X4≦0.40)を順次液相エピタキシ
ャル法で積層した後、該p型GaAs単結晶基板を除去
した赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハで、n
型クラッド層のキャリア濃度が1×1017〜1×10
18cm -3の範囲内であり、かつ硫黄濃度が3×101
6原子/cm3以下であることを特徴とする赤外発光ダ
イオード用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項2】n型クラッド層の層厚が20〜50μmの
範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の赤外発
光ダイオード用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項3】エピタキシャル成長装置を、エピタキシャ
ル成長実施前に、塩化水素ガス雰囲気中において空焼き
処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載し
た赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハを製造す
る方法。 - 【請求項4】請求項3に記載の赤外発光ダイオード用エ
ピタキシャルウェハの製造方法を用いて作製した赤外発
光ダイオード用エピタキシャルウェハ。 - 【請求項5】請求項1または2または4に記載の赤外発
光ダイオード用エピタキシャルウェハを用いて作製した
赤外発光ダイオード。 - 【請求項6】請求項5に記載の赤外発光ダイオードを用
いた光通信、空間伝送用機器。
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JP2000155628A JP2001339099A (ja) | 2000-05-26 | 2000-05-26 | 赤外発光ダイオード用エピタキシャルウェハ、およびこれを用いた発光ダイオード |
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