JP2001338720A - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JP2001338720A
JP2001338720A JP2000158432A JP2000158432A JP2001338720A JP 2001338720 A JP2001338720 A JP 2001338720A JP 2000158432 A JP2000158432 A JP 2000158432A JP 2000158432 A JP2000158432 A JP 2000158432A JP 2001338720 A JP2001338720 A JP 2001338720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーの前端部が進入スペース側に突出する
のを防ぐ。 【解決手段】 雌ハウジング21には、雌端子金具25
を収容可能な端子収容部22と、その外側を覆う雌側フ
ード部23とが設けられている。雌側フード部23の上
下壁をなす保護壁40の内側には、予めカバー50に装
着されたレバー70が雌ハウジング21に組み付けられ
るのに伴って配される。レバー70の内側には、前方か
ら嵌合される雄コネクタ10の進入スペース46が確保
されている。保護壁40の前端には、連結壁43が内方
へ突設されるとともに、この連結壁43には、レバー7
0の脚部71の前端部に当接可能な棚状の規制部44が
設けられている。レバー70成形時に脚部71の前端側
が窄む内反りが生じていた場合、雌ハウジング21にレ
バー70が組み付けられる際に、脚部71の前端部が規
制部44の案内面45に摺接されることで、脚部71を
正規の形状に矯正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レバー式コネクタの一例として実
開平3−4672号公報に記載されたものが知られてい
る。このレバー式コネクタは、互いに嵌合される雄雌両
ハウジングのうちの雌ハウジングの上下外面における後
端から一対の保護板が前方へ延出してそれぞれ設けられ
るとともに、この保護板の内側に門形のレバーが取り付
けられている。このレバーは、軸ピンが保護板に設けた
軸孔に嵌められることで回動可能な状態で軸支されてお
り、このレバーの内側で、雌ハウジングの外面との間に
は、雄ハウジングのフード部が進入可能なスペースが確
保されている。両ハウジングの嵌合作業を行う際には、
雄ハウジングの外面に突設されたフォロワピンをレバー
に設けられた弧状のカム溝に進入させた状態からレバー
を回動操作することで、フォロワピンとカム溝のカム作
用によって両ハウジングが互いに引き寄せられるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このレバー
は門形の形状であり、成形時に前端にかけて内反りが生
じることがある。レバーが内側に反った状態のまま保護
板に取り付けられると、レバーの前端部が内方のスペー
ス側へ突出して配されることになる。そうなると、嵌合
時にスペースに進入される雄ハウジングのフード部がレ
バーの前端に干渉してしまい、両ハウジングの嵌合作業
が阻害されるおそれがあった。本発明は上記のような事
情に基づいて完成されたものであって、レバーの前端部
が進入スペース側に突出するのを防ぐことを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウ
ジングには、他方のコネクタハウジングに設けられたフ
ォロワ部に係合されるカム面を備えるとともに、フォロ
ワ部とカム面が係合された状態から回動操作されること
で両コネクタハウジングを嵌合・離脱させるレバーが取
り付けられるとともに、このレバーの外側に配されて、
レバーを覆う保護壁が設けられ、且つ、前記レバーの内
側に前記他方のコネクタハウジングの進入を許容する進
入スペースが確保されているものであって、前記一方の
コネクタハウジングには、前記レバーにおける両コネク
タハウジングの嵌合方向の前端部に係合可能とされて、
この前端部が前記進入スペース側に突出するのを規制す
る規制部が設けられている構成としたところに特徴を有
する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記保護壁には、前記レバーの前記嵌合方向
の前方領域を覆う連結壁が設けられており、前記規制部
は、この連結壁に連結して形成されているところに特徴
を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記レバーの前端部と前記規
制部との係合面のうち少なくともいずれか一方には、前
記レバーを前記一方のコネクタハウジングに取り付ける
動作に伴って、前記レバーの前端部を前記進入スペース
から退避する方向へ案内するような傾斜を有する案内面
が設けられているところに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のものにおいて、前記レバーの前端
部には、レバーにおける前記進入スペースに臨んだ内面
よりも外側に前記規制部との係合面が配設されるととも
に、前記規制部が前記レバーと径方向に重なる位置に配
設されているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>レバーの外
側が保護壁により覆われてレバーが保護されるもので
は、保護壁を閉塞に保つため、レバーの内側に他方のコ
ネクタハウジングが嵌合されるようになっている。例え
ば、レバー成形時にレバーが前端側にかけて内側に反っ
ていた場合、レバーを一方のコネクタハウジングに取り
付けると、内側の進入スペース側に突出するレバーの前
端部が規制部に係合されることで、レバーは正規の形状
に矯正される。これにより、レバーの前端部が進入スペ
ース外に配されているから、両コネクタハウジングの嵌
合作業時に他方のコネクタハウジングが進入スペース内
に進入される際にも、レバーが他方のコネクタハウジン
グに干渉する事態が防がれ、もって両コネクタハウジン
グの嵌合作業を円滑に行うことができる。
【0009】<請求項2の発明>連結壁によってレバー
を前方外部から保護することができ、この連結壁を利用
して規制部を設けることができる。 <請求項3の発明>レバーの取付動作とともに、互いの
係合面が摺接され、案内面によりレバーの前端部を進入
スペース外に案内することができる。
【0010】<請求項4の発明>規制部をレバーの配設
領域にラップさせることができるから、規制部を設ける
のに伴うコネクタの大型化を極力抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図20によって説明する。この実施形態に示すレバー式
コネクタは、図1に示すように、互いに嵌合される雄雌
のコネクタ10,20から構成され、このうち雌コネク
タ20側にレバー70が取り付けられるようになってい
る。なお、以下では両コネクタ10,20における嵌合
面側を前方とする。
【0012】<雄コネクタ>雄コネクタ10は、図1及
び図2に示すように、電気機器の壁部12から前方に突
設される雄コネクタハウジング11(以下、雄ハウジン
グ11という)を備えている。雄ハウジング11には、
前方へ突出する筒状の雄側フード部13が設けられてい
る。雄ハウジング11の奥端面には、図2及び図3に示
すように、タブ状に形成された大小2種類の雄端子金具
14が複数本前方へ突出して設けられており、詳しく
は、図3の右端に大きなものが上下2段に計4本、その
左側に小さなものが上下3段に計24本設けられてい
る。雄ハウジング11の奥端面における大小の雄端子金
具14間と、小さな雄端子金具14群の中央とには、そ
れぞれ形状が異なる案内リブ15が前方へ突出して設け
られている。雄側フード部13の上下面における長手方
向の中央には、図1に示すように、一対の薄肉状のガイ
ドレール16が雄側フード部13の前端から後端にわた
って設けられ、その前端部には、円柱状のフォロワピン
17がそれぞれ上下方向に突出して設けられている。両
フォロワピン17は、後記する雌コネクタ20側のレバ
ー70に設けられたカム溝74に進入可能とされてい
る。これらのフォロワピン17の突出先端には、根元側
よりも径大となる円盤状のフランジ部18がそれぞれ設
けられている。また、雄側フード部13における図示左
右の外側面には、左側に2本、右側に1本ずつ案内突条
19が張り出して設けられ、これにより、雄ハウジング
11は、左右非対称の形状となっている。
【0013】<雌コネクタ>雌コネクタ20は、図4に
示すように、大まかには、雌コネクタハウジング21
(以下、雌ハウジング21という)と、雌ハウジング2
1の後側に取り付けられるカバー50と、カバー50に
装着されるレバー70とから構成されている。
【0014】<雌ハウジング>雌ハウジング21は、図
2に示すように、雌端子金具25が収容される端子収容
部22と、この端子収容部22を取り囲む筒状の雌側フ
ード部23とを備えている。これら端子収容部22と雌
側フード部23との間には、前方から雄ハウジング11
の雄側フード部13が進入可能とされている。
【0015】端子収容部22には、図5に示すように、
電線Wの端末に接続された雌端子金具25を後方から挿
入可能なキャビティ24が雄コネクタ10側の雄端子金
具14に対応した位置に設けられている。各キャビティ
24には、図4に示すように、2種類の大きさの雌端子
金具25が挿入可能とされており、詳しくは、図示左側
に大きなものが上下2段に計4室、その右側に小さなも
のが上下3段、計24室形成されている。また、端子収
容部22の前端面には、雄コネクタ10側の案内リブ1
5が進入可能な案内孔26が2箇所に設けられている。
【0016】雌端子金具25は、図5に示すように、前
部が箱形に形成されるとともに、後部には、端末にゴム
栓28を装着した電線Wに対してゴム栓28ごと圧着接
続されるバレル部27が設けられている。このゴム栓2
8は、キャビティ24の後部の内面に密着した状態で取
り付けられることで、キャビティ24内を防水できるよ
うになっている。小さなキャビティ24の図示下面側に
は、撓み変形可能な樹脂ランス29がキャビティ24内
に突出して形成されており、雌端子金具25の前部後端
に係止可能とされている。この樹脂ランス29の下側に
は、樹脂ランス29の弾性変位を許容する撓み空間Sが
前方に開放した状態で形成されている。なお、大きなキ
ャビティ24では、樹脂ランス29が背中合わせの位置
に設けられており、その対向領域に上下共通の撓み空間
Sが確保されている。
【0017】端子収容部22の前部側の周面には、上記
した各撓み空間S内に進入可能な撓み規制部31を備え
たフロントリテーナ30が前方から装着可能とされてい
る。このフロントリテーナ30は、雌端子金具25をキ
ャビティ24内に挿入する前では、撓み規制部31が撓
み空間S外に配されて樹脂ランス29の撓み変形を許容
する仮係止位置に取り付けられ、図6に示すように、雌
端子金具25を挿入した後に、撓み規制部31が撓み空
間S内に進入して樹脂ランス29の撓み規制する本係止
位置に移動されるようになっている。なお、このフロン
トリテーナ30は、図示しない保持構造によって仮係止
位置と本係止位置とに保持されている。
【0018】端子収容部22におけるフロントリテーナ
30の後側の周面には、シールリング32がその内周面
が密着した状態で装着可能とされている。このシールリ
ング32の外周面には、端子収容部22の外側に嵌合さ
れる雄ハウジング11の雄側フード部13の内周面が密
着されるようになっている。このシールリング32の内
外の周面には、前後に4条ずつのリップが膨出して形成
されている。
【0019】雌側フード部23は、端子収容部22の後
部における左右側面と連結されている。雌側フード部2
3のうちの上下の長手部分は、図4に示すように、外方
へ段付き状に膨出して形成されるとともに、その内側に
は、雌ハウジング21の後方から組み付けられるレバー
70が配されるようになっている。この雌側フード部2
3の長手部分がレバー70を保護する保護壁40とされ
ている。この雌側フード部23の後端部には、カバー5
0を雌ハウジング21に取り付けるための取付構造が設
けられている。なお、これらレバー70の収容構造及び
カバー50の取付構造については、後に詳しく説明す
る。また、雌側フード部23の左右の側壁部分の内面に
は、前端から所定深さにわたって雄ハウジング11側の
案内突条19が進入可能な案内溝33がそれぞれ対応し
た位置に設けられている。
【0020】<カバー>カバー50は、図4に示すよう
に、前面と図示手前側の側面とが連続して開口する箱形
に形成されており、このうち前側の開口部分が雌ハウジ
ング21の後面側を覆うようにして取り付けられるよう
になっている。雌ハウジング21内のキャビティ24か
ら後方へ導出される電線Wは、図7に示すように、手前
側へ略90度屈曲された状態で一纏めにされ、その後側
から取り付けられるカバー50の手前側の開口部分から
外部へ引き出されるようになっている。また、カバー5
0の奥側の側面は、電線Wを手前側へ逃がすように斜め
に形成されている。カバー50の上下壁の外面には、図
4に示すように、レバー70を取り付けるための一対の
軸突部51が上下方向に突出して設けられている。これ
らの軸突部51は、カバー50の長手方向のほぼ中央に
配されるとともに、カバー50の前端に位置して設けら
れている。軸突部51は、円柱状に形成されるととも
に、その突出端には、前後に突出する一対の突部が設け
られている。
【0021】<レバー>レバー70は、図4に示すよう
に、一対の脚部71の端部が操作部72によって連結さ
れることで門形に形成されており、両脚部71がカバー
50に対して上下から挟み込むようにして装着されるよ
うになっている。両脚部71には、カバー50の軸突部
51に嵌合可能な軸孔73が貫通して設けられており、
この軸突部51を中心としてレバー70は回動変位可能
とされている。この軸孔73は、軸突部51とほぼ同一
形状に形成されており、その上側には、レバー70が回
動変位される際に軸突部51の突部を逃がせるように円
形孔が形成されている。図7に示すように、レバー70
がカバー50に取り付けられた状態において軸突部51
とレバー70の外面とは、ほぼ面一になるように設定さ
れている。両脚部71には、図4に示すように、雄ハウ
ジング11のフォロワピン17が進入可能な弧状のカム
溝74が設けられている。このカム溝74には、全長に
わたってフォロワピン17のフランジ部18を内側で受
ける張出受部75が設けられるとともに、その入り口部
分が張出受部75に対向して設けられた架橋部76によ
って連結されている。そして、カム溝74の入り口にフ
ォロワピン17を進入させた状態から、レバー70を回
動させることで、フォロワピン17がカム溝74に沿っ
て移動されるとともに、両コネクタ10,20の嵌合動
作が進行されるようになっている(図17参照)。
【0022】<カバーに対するレバーの保持構造>レバ
ー70をカバー50に取り付ける際には、図4に示す状
態から、両脚部71を開きつつ軸孔73に軸突部51を
嵌合させた後、図7に示すように、レバー70をカム溝
74の入り口が正面を向く初期位置まで所定角度回動さ
せる。この初期位置において、レバー70は、両脚部7
1に設けられた一対の第1保持孔77に対してカバー5
0の上下面に突設された一対の第1保持突部52が係止
されることで、所定以上の力が加えられない限りは回動
不能に保持されるようになっている。両脚部71の図示
手前側の側面が、各第1保持突部52の側方に設けられ
たストッパ突片53に突き当てられるとともに、操作部
72の側面がカバー50の後面に当接されることで、レ
バー70の初期位置からの位置ずれが防がれている。さ
らに、カバー50の図示上壁には、自由端が後方へ突出
する片持ち状の保持アーム54が設けられ、その上面に
は、第2保持突部55が設けられており、この第2保持
突部55がレバー70の図示上側の脚部71におけるカ
ム溝74の終端の後方に設けられた切り欠き部78に係
止可能とされている。この保持アーム54は、弾性変形
可能とされ、その自由端には操作段部が設けられてい
る。このとき、レバー70の脚部71のうち軸孔73よ
りも前側の部分、すなわちカム溝74の入り口部分を有
する前端部分がカバー50の前端面から前方に突出して
配されている。また、軸突部51と軸孔73とが不整合
の位置に配されることで、初期位置における両脚部71
が外れるのが防がれるようになっている。
【0023】このレバー70は、上記した初期位置から
図19に示す完了位置まで回動されるようになってい
る。この完了位置において、レバー70は、図4に示す
上側の脚部71に設けられた第2保持孔79に保持アー
ム54の第2保持突部55が係止されることで、逆方向
への回動変位が不能に保持されるようになっている。こ
のとき、軸突部51の直前にカム溝74の終端が配され
るとともに、軸突部51と軸孔73とが直交する位置に
配されている。レバー70は、カバー50の後端から後
方へ突出しない位置に配されるとともに、操作部72の
側面がカバー50の図示奥側の側面に設けられたストッ
パ部56に当接されている。
【0024】<雌ハウジングとカバーの取付構造>雌ハ
ウジング21の雌側フード部23の後端面における四隅
には、図7及び図8に示すように、カバー50を取り付
けるためのカバー取付部34が後方へ突出して設けられ
ており、その外面にはそれぞれ係止突部35が設けられ
ている。一方、カバー50における上下壁の長手方向の
両端には、図7及び図9に示すように、前端側に自由端
を有する片持ち状の係止片57が2本ずつ設けられてお
り、これらの係止片57が各カバー取付部34の係止突
部35に係止されることで、図10に示すように、カバ
ー50は雌ハウジング21に対して取付状態に保持され
るようになっている。端子収容部22における上下の長
手部分には、図2及び図8に示すように、一対の受け壁
41が上下に突出してそれぞれ設けられており、この受
け壁41には、図2に示すように、後方から取り付けら
れるカバー50の前端面が突き当て可能とされるととも
に、図20に示すように、前方から雄ハウジング11の
雄側フード部13が突き当て可能とされている。各係止
突部35の後面側には、係止片57が乗り上げる動作を
容易にするためのテーパ面が形成されている。また、雌
側フード部23の後端面における係止突部35の前面と
対向する位置には、解除用の治具を挿入可能な治具挿入
溝36が設けられている。
【0025】各カバー取付部34には、図7及び図8に
示すように、係止突部35の後方へ突出する案内突片3
7がそれぞれ設けられている。端子収容部22の後面に
は、長手方向の中央に間隔を空けて平板状の案内板38
が上下に2本ずつ設けられている。これらの案内突片3
7と案内板38は、図7に示すように、後端の位置が揃
えられており、カバー50を雌ハウジング21に取り付
ける際には、各案内突片37が係止片57に摺接される
とともに、各案内板38がカバー50の上下壁の内面に
複数本設けられた突条部58に摺接されることで、カバ
ー50の取付作業を案内できるようになっている。ま
た、案内突片37の内面は、カバー50のうち係止片5
7の後側において内側に凹んで形成された部分の外面に
当接されるようになっている。
【0026】カバー50の上下壁の内面における長手方
向の中央には、図7及び図9に示すように、一対の位置
決め突条部59が設けられており、この位置決め突条部
59は、左右に配された突条部58よりも内方に張り出
して形成されている。これらの位置決め突条部59は、
図8及び図9に示すように、雌ハウジング21側の左右
の案内板38の間に嵌合可能とされ、カバー50を取り
付ける際における幅方向の位置決めが可能とされてい
る。
【0027】これらの位置決め突条部59には、図7及
び図9に示すように、全長にわたって係合溝60がそれ
ぞれ設けられており、この係合溝60は、前方と内方と
に開口して形成され、内方の開口縁に近づくに連れて幅
が狭くなる形状に形成されている。これらの係合溝60
は、幅方向の配設位置が軸突部51と同じ位置に設定さ
れている。一方、端子収容部22及び受け壁41の後面
における左右の案内板38の間には、図7及び図8に示
すように、カバー50側の係合溝60内に進入可能な一
対の係合突部39が後方へ突出して設けられている。こ
れらの係合突部39は、係合溝60の周縁に合わせた形
状に形成されるとともに、係合溝60内に進入された状
態で、その側面が係合溝60の周縁に係合されるように
なっている。
【0028】以上説明したカバー50の取付構造は、上
下対称の形状となっているから、カバー50が上下反転
した状態でも雌ハウジング21に対して取り付け可能と
され、レバー式コネクタの取付場所などの状況に応じ
て、電線Wの配索方向やレバー70の回動向きを変更で
きるようになっている。
【0029】<雌ハウジングのレバー収容構造>カバー
50に対して初期位置に取り付けられたレバー70は、
図6に示すように、カバー50を雌ハウジング21の後
方から取り付けるのに伴って、両脚部71が受け壁41
と、その外側の保護壁40との間に挿入されるようにな
っている。取付状態では、図2に示すように、レバー7
0の脚部71のうち、前後方向の中央部分が受け壁41
と保護壁40とに挟まれるとともに、その前方に突出し
た部分が保護壁40の内側に近接して配されるようにな
っている。そして、両脚部71の内側には、両コネクタ
10,20の嵌合に伴って雄ハウジング11の雄側フー
ド部13が進入可能とされており、この内側の領域が雄
コネクタ10の進入スペース46とされている。
【0030】この保護壁40の後端からは、延出壁42
が後方へ突出して設けられており、この延出壁42によ
って、カバー50の軸突部51とレバー70の軸孔73
とからなる軸構造が覆われるようになっている。すなわ
ち、これら保護壁40と延出壁42とにより、初期位置
に配されたレバー70は、軸構造部分からカム溝74の
入り口を備えた前端部分までの領域の全体が覆われるよ
うになっている。また、延出壁42の後端の内面側に
は、レバー70を内側へ誘い込むテーパ面が形成されて
いる。
【0031】保護壁40の前端部には、図1及び図8に
示すように、幅方向の中央に所定の間隔を空けて左右に
一対の連結壁43が内方に突出して設けられている。こ
れらの連結壁43は、雌側フード部23の左右の側壁部
分に連結されている。両連結壁43における内方への突
出端の位置は、図1及び図2に示すように、組み付けら
れるレバー70の脚部71の内面と揃えられている。両
連結壁43の間には、図14に示すように、初期位置に
配されたレバー70における脚部71の前端部が配され
るようになっている。これらの連結壁43により両脚部
71の前端部以外の部分が覆われて、前方外部から隠さ
れるようになっている。
【0032】さて、左右の連結壁43における対向する
側縁からは、図1及び図8に示すように、一対の規制部
44が互いに接近する方向へ突出してそれぞれ設けられ
ている。これらの規制部44は、外側の保護壁40との
間に所定の隙間をあけて形成されており、この規制部4
4と保護壁40との間にレバー70の脚部71の前端部
が進入可能とされている。規制部44における上下方向
の内面は、図1及び図2に示すように、連結壁43の内
面(脚部71の内面)と揃えられており、その内側の空
間が雄コネクタ10の進入スペース46となっている。
左右の規制部44の間には、図14に示すように、雄コ
ネクタ10側のフォロワピン17が通過できるように所
定幅の間隔が確保されており、この開口部分が初期位置
におけるレバー70のカム溝74の入り口に連通される
ようになっている。
【0033】これらの規制部44は、図6に示すよう
に、前後方向の長さ寸法が連結壁43とほぼ揃えられて
いるとともに、レバー70との対向面が斜面となる略三
角形状に形成されている。この斜面は、前方へ行くのに
連れて保護壁40側に近づくように形成されており、こ
の斜面が脚部71の前端部が当接可能な案内面45とさ
れている。レバー70の脚部71における前端面(案内
面45との対向面)には、案内面45と平行な傾斜を有
する傾斜面80が形成されている。この傾斜面80は、
図7に示すように、脚部71における前端側の弧状部分
(回動時に連結壁43間を通過する部分)の全域にわた
って形成されている。脚部71のうち傾斜面80が形成
された部分は、その外縁側が尖った形状とされている。
この脚部71の尖った部分が、図2に示すように、保護
壁40と規制部44との間に挿入されるようになってい
る。
【0034】また、各案内板38の内側縁には、図6及
び図7に示すように、三角形状のガイド部47がそれぞ
れ設けられている。これらのガイド部47は、案内板3
8の基端部分と雌側フード部23の後端面とを連結して
形成されることで、案内板38を支持してその強度を補
っている。ガイド部47の傾斜面48は、案内板38の
外面から受け壁41の外面へと連続して形成されてお
り、レバー70を雌ハウジング21内に挿入する際に、
レバー70の前端がこの傾斜面48に当接されること
で、レバー70の進入動作を案内できるようになってい
る。また、左右のガイド部47間に挟まれた係合突部3
9は、ガイド部47よりもやや引っ込んだ位置に配設さ
れている。また、カバー50の前端には、位置決め突条
部59の両脇に位置してガイド部47を逃がすための切
り欠き61が形成されている。
【0035】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。大まかな作業手順とし
ては、雌コネクタ20の組付作業を行った後に、雄雌両
コネクタ10,20の嵌合作業を行う。
【0036】雌コネクタ20を組み立てるには、まず、
図7に示すように、カバー50に対してレバー70をカ
ム溝74の入り口が正面を向く初期位置に取り付ける一
方、図5に示すように、雌ハウジング21の端子収容部
22にシールリング32を取り付けるとともにフロント
リテーナ30を仮係止位置に取り付け、この状態で各キ
ャビティ24内に後方から雌端子金具25を挿入した
後、図6に示すように、フロントリテーナ30を本係止
位置に押し込んで、雌端子金具25を二重係止状態に保
持する。そして、図7に示すように、雌ハウジング21
の後面側から引き出された電線Wを図示手前側へ向けて
略90度屈曲させつつ、一纏めにした状態で、雌ハウジ
ング21の後方からカバー50及びレバー70を組みつ
ける。この取付過程では、カバー50よりも先にレバー
70の脚部71が受け壁41と保護壁40及び延出壁4
2の間に挿入される。
【0037】このとき、図11に示すように、雌ハウジ
ング21に対してカバー50及びレバー70が斜めの姿
勢で取り付けられようとした場合には、レバー70の前
端がガイド部47の傾斜面48に当接される。この傾斜
面48は、受け壁41の外面へと繋げられているから、
レバー70の前端がこの傾斜面48に摺接されること
で、レバー70は受け壁41と保護壁40との間に円滑
に挿入される。
【0038】上記とは別のケースとして、図12に示す
ように、レバー70の成形時に脚部71が前端側にかけ
て内側に反って変形することがあり、脚部71が反った
状態のまま雌ハウジング21に組み付けられる場合があ
る。この場合、雌ハウジング21に対するカバー50及
びレバー70の取付姿勢が正規の姿勢であっても、レバ
ー70の前端がガイド部47に当接される。この状態か
らレバー70を前方へ変位させると、レバー70の前端
が傾斜面48上を摺動変位されるとともに、両脚部71
は外側に開かれつつ受け壁41と保護壁40との間に挿
入される。
【0039】脚部71は、受け壁41を通過した後、さ
らに前方へと挿入される。このとき脚部71は、受け壁
41と保護壁40との間に挟まれることで、一旦はその
内反り変形が矯正されるものの、図13に示すように、
脚部71の前端部が受け壁41から離れるのに連れて、
前端部が内側の進入スペース46側に僅かながらも突出
する場合がある。つまり、受け壁41と保護壁40によ
って脚部71の中央部分のみを矯正しても前端側の内反
りは完全には解消されない場合がある。その場合でも、
脚部71の前端の尖った部分が規制部44に当接された
状態から、脚部71がさらに前方へ変位されると、脚部
71の前端部(傾斜面80)は、案内面45に摺接され
るとともに外方へ案内され、正規の真直な形状に矯正さ
れる。このように、規制部44によりレバー70の脚部
71の前端部を正規の形状に矯正した状態に保持でき、
内側の雄コネクタ10の進入スペース46を確保するこ
とができる。
【0040】一方、図7に示すように、カバー50の取
付過程において、カバー50が雌ハウジング21に対し
て幅方向に位置ずれしていた場合には、位置決め突条部
59の前端面が案内板38の後端面に突き当たることで
取付動作が規制される。その場合は、カバー50を幅方
向にスライドさせてカバー50の位置ずれを修正しつ
つ、位置決め突条部59を案内板38の間に嵌合させ
る。位置決め突条部59が案内板38間に進入される
と、位置決め突条部59に設けられた係合溝60内に案
内板38間に突設された係合突部39が挿入される。ま
た、このときカバー50の突条部58及び係止片57が
案内板38及び案内突片37に摺接されることで、カバ
ー50の取付動作が案内される。そして、係止片57が
係止突部35を乗り越えた後に、これらが係止されるこ
とで、カバー50は、図10に示すように、雌ハウジン
グ21に対して取付状態に保持される。このとき、カバ
ー50の前端面は、受け壁41の後端面に突き当てられ
る。この取付状態では、図14に示すように、レバー7
0における脚部71の前端部が連結壁43間(規制部4
4と保護壁40との間)に配されるとともに、カム溝7
4の入り口が規制部44間の開口部分に連通される。
【0041】このようにして組み付けられた雌コネクタ
20を雄コネクタ10に嵌合させる。雌コネクタ20側
の端子収容部22と雌側フード部23との間に雄コネク
タ10側の雄側フード部13を進入させ、図15に示す
ように、フォロワピン17が両規制部44の間の開口部
分を通過した後、カム溝74の入り口に進入される程度
の深さまで嵌合させる。このとき、図16に示すよう
に、脚部71の前端部が規制部44によって真直な形状
に保持されることで、雄コネクタ10の進入スペース4
6が確保されているから、嵌合動作がスムーズに行われ
る。
【0042】続いて、初期位置のレバー70を第1保持
孔77と第1保持突部52との係止状態を解除しつつ、
図15に示す矢線方向に沿って回動操作する。レバー7
0が回動変位されるのに伴って、図17に示すように、
フォロワピン17はカム溝74に沿ってその奥方へ移動
されるとともに、両コネクタ10,20は互いに嵌合が
深まる方向に引き寄せられる。
【0043】このレバー70の回動作業時には、レバー
70に対して軸構造部分を中心に両脚部71が外側へ開
くような力が作用する。ところが、このレバー70は、
図18に示すように、脚部71のうちの軸構造部分がカ
バー50と延出壁42との間に挟まれることで、脚部7
1に作用する開き力を受けることができるから、レバー
70が開き変形する事態を防ぐことができる。
【0044】上記したレバー70に作用する開き方向の
力は、レバー70と一体的に組み付けられたカバー50
にも同様に作用する。このときカバー50に作用する力
の方向は、係止片57と係止突部35との係止状態を解
除する方向と同じであるため、万が一、作用する力に抗
しきれずにカバー50が開いて変形されると、カバー5
0が雌ハウジング21から外れる可能性がある。ところ
が、カバー50が開き方向に変位しようとしたとき、図
8及び図9を参照とするように、雌ハウジング21側の
係合突部39の側面がカバー50側の係合溝60の周縁
に係合されることで、開き力をカバー50と雌ハウジン
グ21との間で受けることができるから、カバー50の
開き変形が規制され、もって、カバー50の外れ防止を
図ることができる。
【0045】そして、図19に示すように、レバー70
が完了位置まで回動されると、フォロワピン17がカム
溝74の終端に達するとともに、両コネクタ10,20
が正規の嵌合深さに達する。このとき、レバー70の第
2保持孔79がカバー50側の第2保持突部55に係止
されることで、レバー70が完了位置から回動不能に保
持され、もって両コネクタ10,20は正規の嵌合状態
から離間不能に保持される。このとき、図20に示すよ
うに、雄雌両端子金具14,25が導通接続されるとと
もに、シールリング32の外周面に雄ハウジング11の
フード部が密着して両コネクタ10,20間の防水が図
られる。
【0046】一方、メンテナンスなどの事情により、両
コネクタ10,20を取り外す場合には、完了位置のレ
バー70を嵌合時とは逆の方向に回動させる。レバー7
0の回動に伴って、フォロワピン17がカム溝74の入
り口側へと移動されるとともに、両コネクタ10,20
は離脱方向へ変位される。レバー70が初期位置まで回
動されたところで、フォロワピン17がカム溝74の入
り口に達するとともに、カム溝74の入り口が両規制部
44間の開口部分に連通され、この状態から両コネクタ
10,20を引き離す。また、雌コネクタ20において
カバー50を取り外す場合には、図10に示すように、
治具挿入溝36内に解除用の治具を挿入して雌側フード
部23の後端面に宛いつつ操作すると、そのてこ作用に
よって係止片57が撓んで係止突部35との係止状態が
解除される。
【0047】以上説明したように本実施形態によれば、
レバー70の脚部71を規制部44によって正規の形状
に保つことができるから、成形時の内反りなどの事情に
より脚部71の前端部が雄コネクタ10の進入スペース
46に突出することが防がれ、もって両コネクタ10,
20の嵌合作業を円滑に行うことができる。また、規制
部44が連結されている連結壁43がレバー70の前方
領域を覆うようにして配設されているから、レバー70
を前方外部から保護することができる。さらには、規制
部44には、脚部71の前端部が摺接可能な案内面45
が設けられており、レバー70の取付動作に伴って、脚
部71を矯正することができる。
【0048】また、脚部71の前端部における規制部4
4との係合面である傾斜面80が脚部71の内面よりも
外側に配されることで、レバー70の内面と規制部44
の内面とをほぼ面一に配することができる。言い換える
とレバー70の配設領域を利用して規制部44を設ける
ことができるから、規制部44を設けるために格別なス
ペースを設ける必要が無く、コネクタの小型化に寄与で
きる。
【0049】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、規制部側の傾斜面を案内
面として記載したが、レバー側の傾斜面も同様の機能を
有していることから、これを案内面としても構わない。
また、いずれか一方の傾斜面を省略したものも本発明に
含まれる。
【0050】(2)上記した実施形態では、レバーの脚
部の内面と規制部の内面とがほぼ面一に配される場合に
ついて示したが、例えばレバーの内反りがより大きくな
ると懸念される場合には、規制部をレバーより内側に配
設するようにしてもよい。 (3)上記した実施形態では、レバーが、カバーに取り
付けられた後に、カバーとともに雌ハウジングに取り付
けられる場合について示したが、レバーを雌ハウジング
に直接に取り付けるものも本発明に含まれる。 (4)上記した実施形態では、規制部が保護壁に連結さ
れた連結壁に設けられる場合について示したが、例え
ば、規制部を雌側フード部の側壁部分や、端子収容部の
受け壁から突設してレバーの脚部の内面を支持するよう
にしてもよく、そのようなものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雄雌両コネクタの斜
視図
【図2】両コネクタの側断面図
【図3】雄コネクタの正面図
【図4】雌ハウジング、カバー及びレバー斜視図
【図5】雌ハウジングと雌端子金具の側断面図
【図6】雌端子金具を収容した雌ハウジングとレバーを
取り付けたカバーの一部切欠側面図
【図7】雌コネクタの分解斜視図
【図8】雌ハウジングの背面図
【図9】レバーを取り付けたカバーの正面図
【図10】雌コネクタの斜視図
【図11】雌ハウジングに対する取付姿勢が傾いたレバ
ーの前端がガイド部に当接した状態を示す一部切欠側面
【図12】内側に反ったレバーの前端がガイド部に当接
した状態を示す一部切欠側面図
【図13】脚部の前端部が規制部に当接された状態を示
す一部切欠側面図
【図14】両コネクタを嵌合させる前の状態を示す一部
切欠平面図
【図15】両コネクタを嵌合させる際の初期の状態を示
す一部切欠平面図
【図16】両コネクタを嵌合させる際の初期の状態を示
す一部切欠側面図
【図17】両コネクタが嵌合途中の状態を示す一部切欠
平面図
【図18】両コネクタが嵌合途中の状態を示す一部切欠
側面図
【図19】両コネクタが正規嵌合された状態を示す一部
切欠平面図
【図20】両コネクタが正規嵌合された状態を示す一部
切欠側面図
【符号の説明】
11…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング) 17…フォロワピン(フォロワ部) 21…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング) 40…保護壁 43…連結壁 44…規制部 45…案内面 46…進入スペース 70…レバー 74…カム溝(カム面) 80…傾斜面(係合面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 豊 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB07 FB13 FC31 HB05 HC09 5E087 EE02 EE14 FF02 FF06 FF13 GG15 LL04 LL12 MM05 MM08 RR06 RR12 RR25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングのうち、一方のコネクタハウジングには、 他方のコネクタハウジングに設けられたフォロワ部に係
    合されるカム面を備えるとともに、フォロワ部とカム面
    が係合された状態から回動操作されることで両コネクタ
    ハウジングを嵌合・離脱させるレバーが取り付けられる
    とともに、このレバーの外側に配されて、レバーを覆う
    保護壁が設けられ、 且つ、前記レバーの内側に前記他方のコネクタハウジン
    グの進入を許容する進入スペースが確保されているもの
    であって、 前記一方のコネクタハウジングには、前記レバーにおけ
    る両コネクタハウジングの嵌合方向の前端部に係合可能
    とされて、この前端部が前記進入スペース側に突出する
    のを規制する規制部が設けられていることを特徴とする
    レバー式コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記保護壁には、前記レバーの前記嵌合
    方向の前方領域を覆う連結壁が設けられており、前記規
    制部は、この連結壁に連結して形成されていることを特
    徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記レバーの前端部と前記規制部との係
    合面のうち少なくともいずれか一方には、前記レバーを
    前記一方のコネクタハウジングに取り付ける動作に伴っ
    て、前記レバーの前端部を前記進入スペースから退避す
    る方向へ案内するような傾斜を有する案内面が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    レバー式コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記レバーの前端部には、レバーにおけ
    る前記進入スペースに臨んだ内面よりも外側に前記規制
    部との係合面が配設されるとともに、前記規制部が前記
    レバーと径方向に重なる位置に配設されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレ
    バー式コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013518371A (ja) * 2010-01-25 2013-05-20 エンフェイズ エナジー インコーポレイテッド 分散型電力源を相互接続するための方法及び装置

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