JP2001338039A - コンピューターとディスプレイ装置を使用するローカルネットワーク広告の方法 - Google Patents

コンピューターとディスプレイ装置を使用するローカルネットワーク広告の方法

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JP2001338039A JP2000154063A JP2000154063A JP2001338039A JP 2001338039 A JP2001338039 A JP 2001338039A JP 2000154063 A JP2000154063 A JP 2000154063A JP 2000154063 A JP2000154063 A JP 2000154063A JP 2001338039 A JP2001338039 A JP 2001338039A
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Takashi Takeda
任司 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模店舗の集客力が及ぶ範囲の限られたエ
リア内でできるだけ多くの場所に、しかも人目を引く形
で広告が掲示され、しかも広告に要する費用が安く、さ
らに内容の変更も簡単にできるという小規模店舗向けの
広告方法を開発する。 【解決手段】 エリアCの複数の広告依頼主A1、A
2、…より広告を受注し、メインコンピューター1にて
製作した複数の広告のパッケージ画像F4をエリアCと
略同一のエリアD内の複数の現場B1、B2、…にてサ
ブコンピューター2とディスプレイ装置3により放映す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のコンピューターとデ
ィスプレイ装置を使用するローカルネットワーク広告の
方法は、一定のエリア内に所在する複数の広告依頼主よ
り広告依頼を受注してメインコンピューターにて複数の
広告用の加工済画像のパッケージ画像を製作して該パッ
ケージ画像を複数のサブコンピューターに格納し上記複
数の広告依頼主の所在するエリアと略同一のエリア内に
所在する複数の現場の夫々に上記サブコンピューター及
びディスプレイ装置を各1基以上設置して上記パッケー
ジ画像を放映するコンピューターとディスプレイ装置を
使用するローカルネットワーク広告の方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、街頭に大型のディスプレイ装置
(映像放映装置)を設置し該ディスプレイ装置により各
種の広告情報を放映する広告の1方法が存在する。該方
法は建築物の壁面あるいは特別に設置した台座等に大型
のディスプレイ装置を設置し、予め記録された広告情報
を放映するもの、あるいはテレビ電波を受信して放映す
るもの、あるいはケーブルテレビによる情報を放映する
もの等様々な種類がある。
【0003】しかしながら上記の方法により扱われる広
告は日本全国の不特定多数の人々を対象とする全国板、
あるいは地域板にしても例えば東海地方なり関東地方と
いった大きなエリアあるいは県単位であり、最も狭域で
も市町村単位というエリアであって、たとえば隣近所の
小規模店舗の広告が放映されるという可能性は皆無に等
しかった。
【0004】その理由の大部分は当然広告の費用対効果
の問題である。すなわち、上記のような街頭における大
型ディスプレイによる広告はその制作費もさることなが
ら所謂放映料が莫大な額にのぼる。しかるに、ごく狭い
地域にしか集客力を持たない上記のような小規模店舗で
は莫大な制作費と放映料を支払って全国単位、あるいは
県単位の広告を打ってもその効果は僅かで、費用対効果
が大きなマイナスとなるのは明らかである。
【0005】あるいは、不特定多数に対する別途の広告
方法としては、新聞に折りこみ広告を入れる等の方法が
ある。しかしながらスーパーマーケットや市場程度の中
規模店舗になれば新聞に折りこみ広告を入れる等の方法
をもってしても費用対効果はプラスになる可能性がある
が上記のような小規模店舗では新聞に折りこみ広告を入
れる程度でも費用対効果はマイナスとなる可能性が大き
い。
【0006】それゆえ、従来上記のような小規模店舗の
広告手法としては、街頭に掲示されている町内地図に広
告を載せる方法、学区の運動会のプログラム等地域催事
に関する刊行物に広告を載せる方法、あるいは電柱や消
火栓等の掲示広告ぐらいしか方法がなかった。
【0007】しかしながら、上記の地域催事に関する刊
行物に広告を載せる方法は一過性であり、催事の終了と
同時に広告も人目に触れなくなる。また、町内地図や電
柱、消火栓に掲示する方法では該町内地図や電柱、消火
栓のある場所でしか広告が人目に触れず、さらに広告内
容の更新の際には古い内容を一旦物理的に塗りつぶして
から新しい内容に書き換えるという手間と費用を要す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような事情か
ら、上記のような小規模店舗の広告手法として、費用対
効果が大きくプラスとなるような方法は未だ存在してい
ないといって良い。理想的には、上記のような小規模店
舗の集客力が及ぶ範囲の限られたエリア内でできるだけ
多くの場所に、しかも人目を引く形で広告が掲示され、
しかも広告に要する費用が安く、さらに内容の更新も簡
単にできるという方法が開発されれば上記のような小規
模店舗にとっては革新的な広告手法となる可能性が大で
ある。
【0009】費用の点を除けば上記のような特徴を備え
た広告手法としては、その極めて大規模な形態が最初に
挙げた街頭におけるディスプレイ広告の手法である。し
かしながら、該手法は前記のように小規模店舗にとって
は費用対効果を考えれば到底採用しがたいものである。
したがって、本願の発明者は従来の街頭におけるディス
プレイ広告を参考にしつつ上記小規模店舗にても充分に
費用対効果が満足され、しかも上記小規模店舗の集客力
の及ぶエリアに高密度に広告を打てる方法を開発するこ
とを本発明の課題として設定した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定のエリア
内に所在する複数の広告依頼主より広告依頼を受注して
メインコンピューターにて複数の広告用の加工済画像の
パッケージ画像を製作して該パッケージ画像を複数のサ
ブコンピューターに格納し上記複数の広告依頼主の所在
するエリアと略同一のエリア内に所在する複数の現場の
夫々に上記サブコンピューター及びディスプレイ装置を
各1基以上設置して上記パッケージ画像を放映するコン
ピューターとディスプレイ装置を使用するローカルネッ
トワーク広告の方法であって、 1.一定のエリア内に所在する複数の広告依頼主より広
告依頼を受注する広告受注工程及び該広告受注工程を可
能とする手段 2.上記複数の広告依頼主の夫々に合わせた複数の原画
像を準備する画像準備工程及び該画像準備工程を可能と
する手段 3.上記メインコンピューターに上記複数の原画像を入
力し入力画像とする画像入力工程及び該画像入力工程を
可能とする手段 4.上記メインコンピューター内にて上記入力画像を加
工し加工済画像とする画像加工工程及び該画像加工工程
を可能とする手段 5.上記メインコンピューター内にて複数の上記加工済
画像を編集し1本のパッケージ画像とする画像編集工程
及び該画像編集工程を可能とする手段 6.上記メインコンピューターから複数の上記サブコン
ピューターに上記パッケージ画像を格納する画像格納工
程及び該画像格納工程を可能とする手段 7.上記サブコンピューター及び上記ディスプレイ装置
の設置を上記複数の現場に交渉する現場設置依頼交渉工
程及び該現場設置依頼交渉工程を可能とする手段 8.上記パッケージ画像が格納された上記サブコンピュ
ーター及び上記ディスプレイ装置を上記複数の現場に設
置し配線する現場設置工程及び該現場設置工程を可能と
する手段 9.上記サブコンピューター及び上記ディスプレイ装置
を作動させ、上記パッケージ画像を放映する画像放映工
程及び該画像放映工程を可能とする手段 10.所定期間後、上記パッケージ画像を新規のパッケ
ージ画像に更新する画像更新工程及び該画像更新工程を
可能とする手段 上記1〜10の工程及び夫々の工程を可能とする手段を
含むことを特徴とするコンピューターとディスプレイ装
置を使用するローカルネットワーク広告の方法を提供す
ることにより、前記課題を解決する手段とするものであ
る。
【0011】上記1〜10の工程のうちのいくつかをさ
らに詳しく述べれば次のとおりである。すなわち、上記
画像準備工程においては、上記広告依頼主から原画像の
提供があった場合には該原画像を用い、原画像の提供が
なかった場合には通常のカメラあるいは通常のビデオカ
メラあるいはデジタルカメラあるいはデジタルビデオカ
メラにより撮影した画像を原画像として用いる。
【0012】上記画像入力工程においては、上記原画像
のうち動画デジタルデータ及び静止画デジタルデータの
形のものは直接上記メインコンピューターに入力し、ポ
ジフィルムあるいはネガフィルムの形のものはフィルム
スキャナーあるいはスキャナーを介して上記メインコン
ピューターに入力するかもしくはプリントとしてスキャ
ナーを介して上記メインコンピューターに入力し、ビデ
オフィルムの形のものはビデオキャプチャーボードを介
して上記メインコンピューターに入力し、それ以外の形
のものは上記メインコンピューターに入力可能な形に変
換して入力する。
【0013】上記画像加工工程は、固定した順序を持た
ない文字入れ工程、画像加工工程、グラフィック要素付
加工程よりなり、上記諸工程を経て順次完成される複数
の加工済画像を上記メインコンピューターのハードディ
スクあるいは他の記録媒体に順次1時格納する。
【0014】上記画像編集工程においては、上記メイン
コンピューターのハードディスクあるいは他の記録媒体
に1時格納されていた上記複数の加工済画像を一定の順
序に並べて全体をひとまとまりのパッケージとしたパッ
ケージ画像として構成する。
【0015】上記画像放映工程においては、1日のうち
各現場によって異なる所定時間の間に上記パッケージ画
像をエンドレスでくりかえし放映する。
【0016】上記画像更新工程においてインターネット
を使用する場合は、上記メインコンピューターと各現場
の上記サブコンピューターを夫々インターネットに加入
させインターネットを通じて上記メインコンピューター
で製作された上記新規のパッケージ画像を上記サブコン
ピューターの夫々に配信することにより画像更新を行
う。
【0017】上記画像更新工程においてインターネット
を使用しない場合は、上記新規のパッケージ画像をリム
ーバブル記録媒体に1時格納して各現場に運搬して上記
サブコンピューターに上記新規のパッケージ画像を入力
することにより画像更新を行うかあるいは各現場の上記
サブコンピューターを1旦回収して上記新規のパッケー
ジ画像を入力し再び上記サブコンピューターを各現場に
設置する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の方法の1実施例を図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は本実施例の全工程
の大要を工程図にて表したものである。S1は広告受注
工程で、特定のエリアC(図6の1点鎖線に囲まれた区
域)に所在する広告依頼主A1、A2、…から広告を受
注する工程である。
【0019】エリアCは、本発明の課題からすると小規
模店舗の集客エリアということになるが、具体的には例
えば小学校区、あるいは中学校区等が考えられる。しか
しながら、小学校区、あるいは中学校区といっても地域
によりその広さも異なるので、エリアCは具体的な地域
の実情に合わせてその都度決定されるものとする。
【0020】エリアCが決定されれば、エリアC内の小
規模店舗を巡回して広告依頼を行う。その際、小規模店
舗に限らず、学校や公民館、社会教育センター等におけ
る催事の広告を依頼しても良い。また、広告料金の設定
を低価格とすれば、失踪した飼い犬、飼い猫の捜索依頼
等、個人レベルの広告依頼を受注することも充分に可能
である。
【0021】すなわち、広告依頼主A1、A2、…は店
舗のみならず公共施設や個人も可能であり、その点が本
発明の方法の大きな特徴である。なお、広告料金は、試
算によれば例えば2週間で3、000円程度で充分に成
立可能であり、この程度の金額であれば小規模店舗はも
とより個人でも負担が可能である。
【0022】上記広告受注工程S1を受けて画像準備工
程S2を開始する。実際には、画像準備工程S2は広告
受注工程S1と平行し、個別に広告が受注された都度開
始されるものである。画像準備工程S2の詳細は図2に
示すとおりである。
【0023】画像準備工程S2は広告受注工程S1にて
広告依頼主A1、A2、…より原画像F1が提供される
か否かの工程S2aにより2工程に分かれる。まず、原
画像F1の提供があった場合は原画像F1の形態として
はデジタルデータであるかそれ以外であるかのどちらか
を判断する工程S2cに移行する。
【0024】原画像F1がデジタルデータの場合は何ら
かの記録媒体に格納された動画デジタルデータF1aあ
るいは静止画デジタルデータF1bの形態が考えられ、
デジタルデータでない場合はポジフィルムあるいはネガ
フィルムF1c、印刷物あるいはプリントF1d、ビデ
オフィルムF1e等の形態が考え得る。
【0025】原画像F1の提供がない場合には、新たに
原画像F1を製作する。その際、画像撮影方法として、
デジタル撮影か通常の撮影かの2とおりの方法を判断す
る工程S2bを経る。デジタル撮影の場合はデジタルカ
メラ4にて撮影すれば原画像F1として静止画デジタル
データF1bが得られ、デジタルビデオカメラ5にて撮
影すれば原画像F1として動画デジタルデータF1aが
得られる。なお、撮影に使用するデジタルカメラ4、デ
ジタルビデオカメラ5は100万画素以上の性能を有す
るものが望ましい。
【0026】また、通常の撮影の撮影の場合には通常の
カメラ6にて撮影すれば原画像F1としてポジフィルム
あるいはネガフィルムF1cが得られポジフィルムある
いはネガフィルムF1cをプリントすることによりプリ
ントあるいは印刷物F1dのうちのプリントが得られ
る。あるいは通常のビデオカメラ7にて撮影すれば原画
像F1としてビデオフィルムF1eが得られる。
【0027】上記画像準備工程S2を受けて画像入力工
程S3を開始する。実際には、画像入力工程S3は画像
準備工程S2と平行し、個別に原画像F1が準備された
都度開始され得るものである。画像入力工程S3の詳細
は図3に示すとおりである。
【0028】動画デジタルデータF1a及び静止画デジ
タルデータF1bは直接メインコンピューター1に入力
される。具体的には、動画デジタルデータF1aあるい
は静止画デジタルデータF1bが格納された記録媒体
(図示せず)をメインコンピューター1に読み込ませて
入力するかあるいはデジタルカメラ4やデジタルビデオ
カメラ5(図2参照)を直接メインコンピューター1に
接続して入力しても良い。
【0029】なお、動画デジタルデータF1aあるいは
静止画デジタルデータF1bが格納された記録媒体(図
示せず)としては、フロッピー(登録商標)ディスク、
MOディスク、ZIPディスク、コンパクトディスク、
DVDディスク等が考えられる。上記の諸ディスクに対
応する入力機構をメインコンピューター1が有していな
い場合にはフロッピーディスクドライブ、MOディスク
ドライブ、ZIPディスクドライブ、コンパクトディス
クドライブ、DVDディスクドライブ等の入力装置(図
示せず)を介してメインコンピューター1に入力を行
う。
【0030】ポジフィルムあるいはネガフィルムF1c
の場合にはフィルムスキャナー8を介してメインコンピ
ューター1に入力を行う。ただし、通常のスキャナー9
でもポジフィルムあるいはネガフィルムF1cが入力可
能な機構を備えるものを用いれば、通常のスキャナー9
を介してメインコンピューター1に入力を行うことも可
能である。なお、フィルムスキャナー8及びスキャナー
9は600dpi以上の分解能を有する機種が望まし
い。
【0031】また、プリントあるいは印刷物F1dの場
合は通常のスキャナー9を介してメインコンピューター
1に入力を行う。さらに、ビデオフィルムF1eの場合
はビデオキャプチャーボード10を介してメインコンピ
ューター1に入力を行う。なお、ビデオキャプチャーボ
ード10はMPEG2用のデーター処理機能を有するも
のが望ましい。また、この画像入力工程S3にては、画
像加工・編集系のソフトウェアが用いられる。
【0032】上記の方法により、原画像F1はメインコ
ンピューター1に入力され、入力画像F2となる。メイ
ンコンピューター1は以下の工程の処理能力から、CP
UはPENTIUM(商標登録第3110861号等)
2以上あるいは相当品、RAM(メモリー)容量64メ
ガバイト以上、ハードディスク容量3ギガバイト以上の
ものが望ましい。また、OS(オペレーションソフト)
としては、本実施例ではWINDOWS(商標登録第3
351402号等)98を用いているが、相当する能力
のある他のOS、例えばマッキントッシュ(商願平11
−055562号等)系のOSあるいはUNIX(商標
登録第2702681号等)系のOSを用いても無論か
まわない。
【0033】上記画像入力工程S3を受けて画像加工工
程S4を開始する。実際には、画像加工工程S4は画像
入力工程S3と平行し、個別に入力画像F2が準備され
た都度開始され得るものである。画像加工工程S4の詳
細は図3に示すとおりである。
【0034】画像加工工程S4は文字入れ工程S4a、
画像加工工程S4b、グラフィック要素付加工程S4c
より構成される。上記文字入れ工程S4a、画像加工工
程S4b、グラフィック要素付加工程S4cは直列では
なく並列であり、前後の順序はなく、どの工程からも他
の任意の工程に移り、また元の工程に戻れるように構成
されている。
【0035】文字入れ工程S4aは入力画像F2に文字
を入れる工程である。文字の種類としては、具体的には
店舗名、店舗所在地、電話番号、商品名、サービス名、
商品やサービスの価格、宣伝用文章、見出し用文章、セ
ール等催事の日付や時間、セール等催事の内容案内等が
考えられる。
【0036】また、広告依頼主A1、A2、…が公共施
設やグループ(同好会等)であれば催事の案内やグルー
プへの勧誘の文章等が考えられ、広告依頼主A1、A
2、…が個人の場合には失踪した飼い犬や飼い猫の捜索
依頼の文章等が考えられる。
【0037】画像加工工程S4aは入力画像F2を様々
な様態に加工する工程である。例えば、入力画像F2が
仮に店舗の写真であるとすれば、隣接する店舗を消去し
たり視覚的に余分な要素(電線等)を除去したりといっ
た画像加工が考えられる。
【0038】あるいは、複数枚の入力画像F2を組み合
わせたり、大きな入力画像F2の中に別の小さな入力画
像F2を嵌めこんだりといった画像加工も考えられる。
また、入力画像F2の色を補正する色調の補正、形態を
補正する形態の補正(歪みを取る等)も考えられ、さら
に入力画像F2に新たに彩色を施す等の画像加工も考え
られる。
【0039】グラフィック要素付加工程S4cは、入力
画像F2に文字以外の各種のグラフィック要素を付加す
る工程である。グラフィック要素としては、広告依頼主
A1、A2、…が店舗の場合には店舗のマークやロゴタ
イプ、商品のマークやロゴタイプ、各種イラストレーシ
ョン、地図等が考えられる。
【0040】広告依頼主A1、A2、…が公共施設やグ
ループ(同好会等)であれば催事や勧誘に関するイラス
トレーション、開催場所等の地図等が考えられ、また、
広告依頼主A1、A2、…が個人の場合には失踪した飼
い犬や飼い猫の特徴を表示するイラストレーション等が
考えられる。
【0041】上記文字入れ工程S4a、画像加工工程S
4b、グラフィック要素付加工程S4cにおいて入力画
像F2以外の要素(地図、マーク、イラストレーション
等)が必要となった場合にはその都度スキャナー9から
読み込むものとする(この工程は特に図示していな
い)。
【0042】上記文字入れ工程S4a、画像加工工程S
4b、グラフィック要素付加工程S4cを経て入力画像
F2は加工済画像F3aとされる。加工済画像F3aは
完成の都度、順次メインコンピューター1のハードディ
スク1aに1時格納される(工程S4d)。あるいはフ
ロッピーディスク、MOディスク、ZIPディスク、コ
ンパクトディスク、DVDディスク等の他の記録媒体
(図示せず)に1時格納しても良い。
【0043】この画像加工工程S4において使用される
ソフトウェアの種類は、画像加工・編集系ソフトウェ
ア、ドロー系ソフトウェア、ペイント系ソフトウェア、
3D系ソフトウェア等であり、これらのソフトウェアを
画像加工の目的に応じて適宜単独で、あるいは組み合わ
せて使用するものとする。なお、この画像加工工程S4
はその殆どがメインコンピューター1内での作業とな
る。
【0044】上記画像加工工程S4を受けて画像編集工
程S5を開始する。画像編集工程S5の詳細を図4に示
す。この画像編集工程S5は原則的には画像加工工程S
4が全て完了してから行われるものであるが、実際上は
画像編集工程S5の進行中に広告件数の増減あるいは広
告内容の変更により前の画像加工工程S4に戻りつつ進
行する可能性もある。
【0045】画像編集工程S5は、メインコンピュータ
ー1のハードディスク1aあるいは他の記録媒体に格納
されている複数の加工済画像F3a、F3b、…の間に
順序を与え、複数の加工済画像F3a、F3b、…を一
定の順序どおりに並べ替えて複数の加工済画像を1つの
パッケージに編集する工程S5aである。
【0046】この工程により、複数の加工済画像F3
a、F3b、…はパッケージ画像F4として完成され
る。このパッケージ画像F4は予め決められた順序で複
数の加工済画像F3a、F3b、…を連続的に画面に表
示するように構成されており、個別の加工済画像F3
a、F3b、…の継続表示時間も自由に設定できる。
【0047】個別の加工済画像F3aの継続表示時間
は、可読性やパッケージ全体の加工済画像F3a、F3
b、…の包含件数等からすれば4、5秒から30秒程度
が適当ではないかと思われる。なお、この画像編集工程
S5にては画像加工、編集系のソフトウェアが使用さ
れ、メインコンピューター1内での作業となる。
【0048】上記画像編集工程S5を受けて画像格納工
程S6を開始する。この画像格納工程S6は画像編集工
程S5が完全に終了し、パッケージ画像F4が完成して
から行われるものであり、その詳細は図4に示すとおり
である。
【0049】画像格納工程S6にては、メインコンピュ
ーター1にサブコンピューター2を接続し、メインコン
ピューター1内のパッケージ画像F4がサブコンピュー
ター2のハードディスク(図示せず)内に格納される。
サブコンピューター2は複数台で、具体的には設置され
る現場B1、B2、…(図6参照)の数だけあるいはそ
れ以上を用意する(1つの現場に2台以上設置されるケ
ースがある場合は現場B1、B2、…の数より多くな
る)。
【0050】各サブコンピューター2には全く同一のパ
ッケージ画像F4が格納されるものとする。複数台のサ
ブコンピューター2にパッケージ画像F4を格納する作
業は順次行っても良いし、能力的に可能な機種を用いれ
ば1台のメインコンピューター1に複数台のサブコンピ
ューター2をネットワーク的に接続して同時に行っても
良い。
【0051】以上は広告受注工程S1から始まる流れで
あるが、この流れと同時平行的に図1、図4に示す現場
設置依頼交渉工程S7が進行せしめられる。現場設置依
頼交渉工程S7は各サブコンピューター2と各ディスプ
レイ装置3の設置を、設置可能条件を満たしていると思
われる現場B1、B2、…に依頼交渉する工程である。
【0052】現場B1、B2、…は図6に示すように、
原則的に広告依頼主A1、A2、…が所在するエリアC
と略同一のエリアD(図6の点線に囲まれた区域)内に
所在するものとする。しかしながら、図6に見るよう
に、エリアCとエリアDは完全に重なる必要はなく、多
少は食い違っていても差し支えはない。また、広告依頼
主A1、A2、…が集客力の強い大型あるいは中型店舗
である場合は、その集客力に応じてエリアDから離れた
位置に所在していてもかまわない。
【0053】現場B1、B2、…が満たすべき設置可能
条件としては、 店頭やショウウィンドウ、あるいは店内壁面等人目に
つきやすい場所にディスプレイ設置3を設置してもらえ
ること サブコンピューター2とディスプレイ設置3の電源の
ON、OFF程度の最小限の管理をしてもらえること サブコンピューター2とディスプレイ装置3を1日の
うち一定以上の時間作動状態としてもらえることが考え
られる。
【0054】上記については、人目につきやすい場所
に設置可能であれば店舗に限らず、公共施設(役所、公
民館、スポーツ施設等)でも良い。ただ、公共施設の場
合は広告内容に制限を受ける可能性がある。また、設置
場所は屋内でも屋外でも良いが、屋外の場合は雨がサブ
コンピューター2あるいはディスプレイ設置3にかから
ないことが重要な条件になる。その他、ディスプレイ設
置3に直射日光があたるような場所も避けねばならな
い。
【0055】上記については、サブコンピューター2
はCPUを備えたコンピューターであるので、電源をO
FFにする際には通常の家電製品のように単にスイッチ
を切るだけではすまず、一連の手続きが必要である。こ
の手続きは慣れれば簡単なものであるが、コンピュータ
ーに全くなじみのない人の場合、一連の手続きがうまく
行かず、サブコンピューター2にシステムクラッシュを
引き起こす可能性もあるので、最低限電源をOFFにす
る際の一連の手続きを行える人がいることが必要であ
る。
【0056】上記については、1日のうちの作動時間
があまりに短いと広告効果が薄いので設置する意味がな
くなるということである。具体的には、1日8時間程度
は作動させてもらえれば、条件はクリアーできると考
えられる。また、余りに休日の多い店舗等に設置しても
やはり意味は薄く、1週間に最低5日以上は作動させて
もらえるところを選ぶべきである。
【0057】以上、、の条件をクリアーできそう
な現場B1、B2、…を選択してサブコンピューター2
とディスプレイ装置3の設置を依頼する。設置条件とし
ては、設置者が現場B1、B2、…の1部分を借り受け
る代わりにその対価として一定の料金を支払うという形
式が妥当であると考えられるが、必要に応じて他の形式
もあり得る。
【0058】他の形式としては、例えば広告料金の総収
入の中から一定の割合でその一部を支払う、あるいはサ
ブコンピューター2とディスプレイ装置3の作動時間の
1時間あたりの一定料金を設定して、作動時間に該一定
料金を掛けて支払う等である。また、設置料金に加えて
管理料金をも支払うという設定も考えられる。
【0059】現場B1、B2、…の選択に関しては、以
上の他にもエリアD内における分布密度の問題を考慮せ
ねばならない。現場B1、B2、…は、諸条件が許す限
りエリアD内にできるだけ平均的に、しかも高密度で分
布させるのが理想的である。ただし、エリアD内の人工
密度が一定でない場合、あるいはエリアD内に集客力の
強い商店街等がある場合にはその点も考慮し、できる限
り均一に人目につくように分布させることが必要であ
る。
【0060】叙上のようにして図1に示すように広告受
注工程S1から開始された流れが画像格納工程S6まで
進行し、同時並行的に現場設置依頼交渉工程S7も進行
してある程度以上の現場B1、B2、…との設置交渉が
まとまると、次の現場設置工程S8に移行する。現場設
置工程S8の詳細は図4に示すとおりである。
【0061】現場設置工程S8においては、まず、設置
交渉がまとまった現場B1、B2、…にパッケージ画像
F4が格納されたサブコンピューター2とディスプレイ
装置3を運搬し、適宜設置して配線をする。現場B1、
B2、…に設置されるサブコンピューター2とディスプ
レイ装置3の1例を図7に示す。
【0062】図7に示す例では、サブコンピューター2
として通常のノートパソコンを、またディスプレイ装置
3として大型(42型)のプラズマディスプレイ装置を
使用している。サブコンピューター2としては、他にも
モニターの付属していない本体のみのパーソナルコンピ
ューターあるいはモニター一体型のパーソナルコンピュ
ーターを使用することも可能であるが、本実施例にて通
常のノートパソコンを使用したのは、設置面積が比較的
小であり、しかも軽量であるという理由による。
【0063】サブコンピューター2は、CPUはPEN
TIUM(商標登録第3110861号等)2以上ある
いは相当品、RAM(メモリー)容量64メガバイト以
上、ハードディスク容量3ギガバイト以上のものが望ま
しい。また、OS(オペレーションソフト)としては、
本実施例ではWINDOWS(商標登録第335140
2号等)98を用いているが、相当する能力のある他の
OS、例えばマッキントッシュ(商願平11−0555
62号等)系のOSあるいはUNIX(商標登録第27
02681号等)系のOSを用いても無論かまわない。
なお、サブコンピューター2のOSはメインコンピュー
ター1のOSと揃えるのが望ましい。
【0064】ディスプレイ装置3は、本実施例では大型
(42型)のプラズマディスプレイ装置を使用している
が、当然ブラウン管式あるいは液晶式のものも使用可能
である。しかしながら、ブラウン管式は画面サイズが大
きくなると設置面積、重量ともに増大するという欠陥が
あり、液晶式は設置面積、重量ともにブラウン管式より
小であるが画面の略正面方向以外からは極端に画像が見
づらくなるという欠陥がある。
【0065】これに対しプラズマディスプレイ装置は画
面が大型化しても設置面積は液晶式なみ(例えば42型
で厚さ9cm以下)に小さく、画面に対する垂直、水平
の視野角も160°程度を確保できる(液晶式では水平
視野角が90°程度、垂直視野角40°程度)。また、
現在市販の大型のプラズマディスプレイ装置は付属品に
より壁掛け、床置き、天井吊り等様々なレイアウトが可
能なので、現場B1、B2、…の状況に適合した設置形
態がとれる点も大きなメリットであるといえる。
【0066】なお、ディスプレイ装置3のサイズとして
は、上記のような大型のものに限らず、設置場所によ
り、中型、あるいは小型のディスプレイ装置を使用して
も無論構わない。例えば、多数の店舗の入居している所
謂雑居ビル等では入り口部分に入居店名が細かく表示さ
れている部分があるが、その部分に中型あるいは小型の
ディスプレイ装置3を設置することも考えられる。ま
た、各店舗の店内のレジ付近等にごく小型のディスプレ
イ装置3を置く等、設置場所や周辺状況によりさまざま
なケースを考え得る。
【0067】現場設置工程S8が完了すれば引き続き画
像放映工程S9に移行する。画像放映工程S9において
は、図5に見るようにサブコンピューター2とディスプ
レイ装置3を作動させ、サブコンピューター2内に格納
されているパッケージ画像F4がディスプレイ装置3の
画面に放映画像F5として放映される。
【0068】現場B1、B2、…での放映状態の一例を
図8、図9に示す。図8は図6における現場B1での放
映状態である。現場B1は図8においては紳士用品店
で、広告依頼主A1でもある。現場B1ではショウウィ
ンドウの天井からディスプレイ装置3を吊り、サブコン
ピューター2はショウウィンドウの床に置いている。デ
ィスプレイ装置3の画面には、図6に見る現場A6(図
8においては喫茶店)の広告が放映中である。
【0069】図9は図6における現場B3での放映状態
である。現場B3は図9においては自動車のショウルー
ムで、広告依頼主A4でもある。現場B3は比較的広い
ので柱に2台のディスプレイ装置3、3を掛け、サブコ
ンピューター2(1台)は柱脇の台に置いている。ディ
スプレイ装置3の画面には、図6に見る現場A9(図
8、図9においてはうどん屋)の広告が放映中である。
【0070】図6に見るように、広告依頼主A1、A
2、…と現場B1、B2、…は重なっている場合も重な
らない場合もある。広告依頼主A1、A2、…の広告
が、図6においてはエリアD内の5箇所にて放映されて
いるが、これは図面の描画可能密度の制限から5箇所に
なっているだけで、実際にはもっと多くの個所にて放映
される。
【0071】このように同一の広告がエリアD内の多数
の個所にて放映される点が本発明の大きな特色の1つで
ある。現場B1、B2、…の数は、一概にはいえない
が、エリアDを小学校区程度とするなら数十箇所から2
00箇所程度が考えられる。広告依頼主A1、A2、…
の数は同程度かそれ以上が望ましい。また、前述のよう
に1広告の放映時間は4,5秒〜30秒程度が適当であ
る。
【0072】今、1広告の放映時間を仮に5秒とし、広
告依頼主A1、A2、…を120箇所とするなら、パッ
ケージ画像F4の1サイクルの放映所要時間は600
秒、つまり10分となる。放映は1日の内の所定時間
(現場B1、B2、…により異なる)、パッケージ画像
F4の1サイクルをくりかえしエンドレスで行う(その
ようにサブコンピューター2をプログラムしておく)。
【0073】画像放映工程S9と平行して、新たな広告
受注工程S1及び現場設置依頼交渉工程S7が開始され
る。画像放映工程S9は広告依頼主A1、A2、…及び
現場B1、B2、…と予め契約された期間が経過すると
終了し、次の画像更新工程S10に移行する。予め契約
された期間は、エリアC,Dを小学校区程度とすると、
小規模店舗の顧客の回転数から考えて、例えば2週間あ
るいは3週間といった期間が適当であろう。
【0074】画像更新工程S10においては、図5に見
るように、まず、メインコンピューター1内で新規のパ
ッケージ画像F6を製作する工程S10aから開始され
る。新規のパッケージ画像F6は、画像放映工程S9と
平行して進められていた新たな広告受注工程S1により
新たに獲得された広告を付加するとともに契約更新の意
志のない広告を削除し、新たに編集されるものである。
【0075】新規のパッケージ画像F6の製作が完了す
ると、その後はインターネットを利用するか否かを判断
する工程S10bにより2つのルートに分かれる。ま
ず、インターネットを利用するルートでは、インターネ
ットを通じてメインコンピューター1内の新規のパッケ
ージ画像F6を各サブコンピューター2に配信し、画像
更新を行う工程S10cに移行する。
【0076】この場合、メインコンピューター1及び現
場B1、B2、…に設置されているサブコンピュータ2
の全てを予めなんらかのインターネットのプロバイダー
に加入させ、インターネット上のアドレスを取得させて
おく必要があるのは当然のことである。
【0077】次に、インターネットを利用しない場合は
さらに2つのルートに分かれる。その1つはパッケージ
画像F6をリムーバブル記録媒体11に格納する工程S
10dとリムーバブル記録媒体11を現場B1、B2、
…に運搬し、各サブコンピューター2に新規のパッケー
ジ画像F6を入力して画像更新を行う工程S10eより
構成される。
【0078】この際、リムーバブル記録媒体11として
は、MOディスク、ZIPディスク、コンパクトディス
ク、DVDディスク等が考えられる(フロッピーディス
クの使用は容量的に無理がある)。リムーバブル記録媒
体11の種類は、サブコンピューター2が内臓するディ
スクドライブ装置の種類により決定されるのが合理的で
ある。
【0079】もう1つのルートは、現場B1、B2、…
の各サブコンピューター2を一旦回収する工程S10f
とメインコンピューター1から各サブコンピューター2
に新規のパッケージ画像F6を入力して画像更新を行う
工程S10g及び各サブコンピューター2を現場B1、
B2、…に戻して再設置する工程S10hより構成され
る。
【0080】上記インターネットを利用するルートにお
いては、画像更新がごく短時間で終了し、作業員が現場
B1、B2、…に赴かなくても良いという大きなメリッ
トが存する。しかし、メインコンピューター1と各サブ
コンピューター2の夫々について、インターネットの加
入料金及び通信料金が発生するというデメリット、及び
現場B1、B2、…の状況によっては新たに電話線を引
かねばならないというデメリットが存する。
【0081】上記インターネットを利用しないルートに
おいては、インターネット関連の経費は全くかからない
というメリットが存するものの、記録媒体11を現場B
1、B2、…に運搬するにせよ現場B1、B2、…から
サブコンピューター2を回収するにせよ作業員が現場B
1、B2、…に個別に赴かなくてはならず、現場B1、
B2、…の総数が増えるに従い、その労力は大きなもの
とならざるを得ない。
【0082】画像更新工程S10の最も現実的な進め方
としては、メインコンピューター1とインターネットに
容易に加入し得る状態のサブコンピューター2をインタ
ーネットに加入させてこれらのサブコンピューター2の
画像更新はインターネットにて一挙に行い、インターネ
ットに加入させにくい状態のサブコンピューター2に関
しては作業員が現場B1、B2、…に赴いて画像更新を
行うという方法である。
【0083】その際、インターネットに加入している状
態のサブコンピューター2に関して現場B1、B2、…
に支払う料金とインターネットに加入していない状態の
サブコンピューター2に関して現場B1、B2、…に支
払う料金には相応の差額を設けるということも考えられ
る。
【0084】画像更新工程S10が完了すると、再び画
像放映工程S9に移行し、現場B1、B2、…にて新規
のパッケージ画像F6が放映される。以後、画像更新工
程S10と画像放映工程S9を繰り返すが、無論その間
にも絶えず新たな広告受注工程S1から始まる流れと新
たな現場設置依頼交渉工程S7を進行させるものとす
る。
【0085】
【発明の効果】本発明の方法によれば、従来街頭の町内
地図に広告を載せるか地域催事に関する刊行物に広告を
載せるかあるいは電柱や消火栓等の掲示広告ぐらいしか
広告方法がなかった小規模店舗の広告を、小規模店舗の
集客エリア内で高密度に、しかもくりかえし放映できる
ので、小規模店舗の広告方法としては画期的な方法であ
り、費用対効果も大きくプラスとなるものである。
【0086】また、本発明の方法によれば、広告依頼主
の所在するエリアとディスプレイ装置の設置現場が略同
一のエリアに存するので、広告を見る人にとって広告の
内容に親近感が生じ、その分広告効果は大きなものとな
る。
【0087】また、本発明の方法によれば、小規模店舗
のみならず公共施設やグループ、同好会の催事、あるい
は勧誘の広告にも使用でき、さらに個人レベルでも、例
えば失踪した飼い犬や飼い猫の捜索依頼の広告等を出す
ことができ、地域のコミュニケーションを増進する媒体
としても大いに活用することができる。
【0088】また、本発明の方法によれば、市場やスー
パーマーケット等の中規模あるいは大規模店舗の広告も
可能であり、さらに、全国規模の商品の広告等を小規模
店舗の広告の間に織り込んでいくことも自由にできる。
【0089】さらに、本発明の方法によれば、書画や彫
刻等の新しい形式の展覧会も可能である。すなわち、書
画や彫刻等の作者が、自分の作品の写真を、所定の広告
料金を支払うことにより放映してもらい、地域の人々に
鑑賞してもらうことができる。これまで展覧会は会場に
足を運ばねば見られず、インターネットのサイト上の展
覧会もサイトにアクセスした人しか見られなかったが、
本発明の方法によれば、自然に地域の人々の目に触れる
こととなり、小規模な展覧会の開催法として画期的な方
法である。
【0090】また、本発明の方法によれば、これまでの
広告方法のように掲示板やパンフレット、チラシ等のよ
うに物理的実体を有しないので、広告終了後、これまで
の広告方法のようにゴミとならない。したがって、環境
保護や町内の美観を守る上でも画期的な方法である。
【0091】あるいは、これまでの広告方法の内、街頭
の掲示板や消火栓等の広告は月日の経過とともに劣化が
進み、広告効果上からも美観上からも問題が多かった
が、本発明の方法によれば物理的な劣化とは一切無縁で
あり、常に美しい画像の状態を保持し得るものである。
【0092】さらに、従来の街頭の掲示板や消火栓等物
理的手段を用いる広告は、更新の際に以前の広告を完全
に塗りつぶして新規な広告を掲示する必要があったが、
本発明の方法によれば広告内容の更新は非常に容易であ
る。特にインターネットを用いた更新方法を採用するな
ら、複数の現場の広告を同時に、ごく短時間の内に更新
することが可能である。
【0093】本発明の方法は、これまで小規模店舗が行
ってきた諸広告方法と比較した場合、視覚的にモダンで
あり、ディスプレイ装置に画像が放映されるので、これ
からの時代の新しい感覚に適合した広告手法である。ま
た、画像加工や彩色、文字入れ、グラフィック要素の付
加等も自由かつ容易に行えるので、これまでの看板形式
や地域催事刊行物の印刷では技術的あるいは料金的に不
可能であった多色を用いた表現あるいは斬新な芸術的表
現も簡単に行える。
【0094】現在、地域の商店街の衰退が叫ばれて久し
いが、その要因の1つは、商店街を構成する各店舗間に
一体感や協調性が乏しく、共同で催事を行ったり取り決
めをしたりということができにくい点にあった。しかる
に、本発明の方法を用いれば、地域の商店街の各店舗に
とって費用対効果の面において非常に有効な広告方法で
あるばかりでなく、商店街を構成する各店舗が相互に広
告依頼主となりかつ放映現場となることにより各店舗間
の親近感や協調性を高めることができ、共同で催事を行
ったり取り決めをしたりということも行いやすくなる。
すなわち本発明の方法を効果的に使用することにより、
地域の商店街の一体化及び活性化の一助とも成し得るも
のである。
【0095】本発明の方法はさらに、公共施設やグルー
プ、個人が広告依頼主に加わることにより、地域コミュ
ニケーションのための強力な道具としても用いることが
できるものである。それゆえ、本発明の方法は健全な地
域作りのための道具の1つとしても、大いに有効に利用
される可能性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の1実施例の工程の全体を示す工
程図である。
【図2】本発明の方法の1実施例の工程の部分を示す工
程図である。
【図3】本発明の方法の1実施例の工程の部分を示す工
程図である。
【図4】本発明の方法の1実施例の工程の部分を示す工
程図である。
【図5】本発明の方法の1実施例の工程の部分を示す工
程図である。
【図6】本発明の方法の1実施例の広告依頼主のエリア
と現場のエリアを示す説明図である。
【図7】本発明の方法の1実施例において現場に設置す
るサブコンピューターとディスプレイ装置の外観斜視図
である。
【図8】本発明の方法の1実施例の現場の1例の外観斜
視図である。
【図9】本発明の方法の1実施例の現場の1例の外観斜
視図である。
【符号の説明】
1 メインコンピューター 2 サブコンピューター 3 ディスプレイ装置 4 デジタルカメラ 5 デジタルビデオカメラ 6 通常のカメラ 7 通常のビデオカメラ 8 フィルムスキャナー 9 スキャナー 10 ビデオキャプチャーボード A1〜A10 広告依頼主 B1〜B5 現場 C エリア D エリア F1 原画像 F1a 動画デジタルデータ F1b 静止画デジタルデータ F1c ポジフィルムあるいはネガフィルム F1d プリントあるいは印刷物 F1e ビデオフィルム F2 入力画像 F3 加工済画像 F3a〜F3e 加工済画像 F4 パッケージ画像 F5 放映画像 F6 新規のパッケージ画像 S1 広告受注工程 S2 画像準備工程 S2a〜S2g 工程 S3 画像入力工程 S4 画像加工工程 S4a〜S4d 工程 S5 画像編集工程 S5a 工程 S6 画像格納工程 S7 現場設置依頼交渉工程 S8 現場設置工程 S9 画像放映工程 S10 画像更新工程 S10a〜S10h 工程

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のエリア内に所在する複数の広告
    依頼主より広告依頼を受注してメインコンピューターに
    て複数の広告用の加工済画像のパッケージ画像を製作し
    て該パッケージ画像を複数のサブコンピューターに格納
    し上記複数の広告依頼主の所在するエリアと略同一のエ
    リア内に所在する複数の現場の夫々に上記サブコンピュ
    ーター及びディスプレイ装置を各1基以上設置して上記
    パッケージ画像を放映するコンピューターとディスプレ
    イ装置を使用するローカルネットワーク広告の方法であ
    って、 1.一定のエリア内に所在する複数の広告依頼主より広
    告依頼を受注する広告受注工程及び該広告受注工程を可
    能とする手段 2.上記複数の広告依頼主の夫々に合わせた複数の原画
    像を準備する画像準備工程及び該画像準備工程を可能と
    する手段 3.上記メインコンピューターに上記複数の原画像を入
    力し入力画像とする画像入力工程及び該画像入力工程を
    可能とする手段 4.上記メインコンピューター内にて上記入力画像を加
    工し加工済画像とする画像加工工程及び該画像加工工程
    を可能とする手段 5.上記メインコンピューター内にて複数の上記加工済
    画像を編集し1本のパッケージ画像とする画像編集工程
    及び該画像編集工程を可能とする手段 6.上記メインコンピューターから複数の上記サブコン
    ピューターに上記パッケージ画像を格納する画像格納工
    程及び該画像格納工程を可能とする手段 7.上記サブコンピューター及び上記ディスプレイ装置
    の設置を上記複数の現場に交渉する現場設置依頼交渉工
    程及び該現場設置依頼交渉工程を可能とする手段 8.上記パッケージ画像が格納された上記サブコンピュ
    ーター及び上記ディスプレイ装置を上記複数の現場に設
    置し配線する現場設置工程及び該現場設置工程を可能と
    する手段 9.上記サブコンピューター及び上記ディスプレイ装置
    を作動させ、上記パッケージ画像を放映する画像放映工
    程及び該画像放映工程を可能とする手段 10.所定期間後、上記パッケージ画像を新規のパッケ
    ージ画像に更新する画像更新工程及び該画像更新工程を
    可能とする手段 上記1〜10の工程及び夫々の工程を可能とする手段を
    含むことを特徴とするコンピューターとディスプレイ装
    置を使用するローカルネットワーク広告の方法。
  2. 【請求項2】 上記画像準備工程において、上記広告依
    頼主から原画像の提供があった場合には該原画像を用
    い、原画像の提供がなかった場合には通常のカメラある
    いは通常のビデオカメラあるいはデジタルカメラあるい
    はデジタルビデオカメラにより撮影した画像を原画像と
    して用いることを特徴とする請求項1記載のコンピュー
    ターとディスプレイ装置を使用するローカルネットワー
    ク広告の方法。
  3. 【請求項3】 上記画像入力工程において、上記原画像
    のうち動画デジタルデータ及び静止画デジタルデータの
    形のものは直接上記メインコンピューターに入力し、ポ
    ジフィルムあるいはネガフィルムの形のものはフィルム
    スキャナーあるいはスキャナーを介して上記メインコン
    ピューターに入力するかもしくはプリントとしてスキャ
    ナーを介して上記メインコンピューターに入力し、ビデ
    オフィルムの形のものはビデオキャプチャーボードを介
    して上記メインコンピューターに入力し、それ以外の形
    のものは上記メインコンピューターに入力可能な形に変
    換して入力することを特徴とする請求項1及び請求項2
    記載のコンピューターとディスプレイ装置を使用するロ
    ーカルネットワーク広告の方法。
  4. 【請求項4】 上記画像加工工程が、固定した順序を持
    たない文字入れ工程、画像加工工程、グラフィック要素
    付加工程よりなり、上記諸工程を経て順次完成される複
    数の加工済画像を上記メインコンピューターのハードデ
    ィスクあるいは他の記録媒体に順次1時格納することを
    特徴とする請求項1及び請求項2及び請求項3記載のコ
    ンピューターとディスプレイ装置を使用するローカルネ
    ットワーク広告の方法。
  5. 【請求項5】 上記画像編集工程において、上記メイン
    コンピューターのハードディスクあるいは他の記録媒体
    に1時格納されていた上記複数の加工済画像を一定の順
    序に並べて全体をひとまとまりのパッケージとしたパッ
    ケージ画像として構成することを特徴とする請求項1及
    び請求項2及び請求項3及び請求項4記載のコンピュー
    ターとディスプレイ装置を使用するローカルネットワー
    ク広告の方法。
  6. 【請求項6】 上記画像放映工程において、1日のうち
    各現場によって異なる所定時間の間に上記パッケージ画
    像をエンドレスでくりかえし放映することを特徴とする
    請求項1及び請求項2及び請求項3及び請求項4及び請
    求項5記載のコンピューターとディスプレイ装置を使用
    するローカルネットワーク広告の方法。
  7. 【請求項7】 上記画像更新工程において、インターネ
    ットを使用する場合は上記メインコンピューターと各現
    場の上記サブコンピューターを夫々インターネットに加
    入させインターネットを通じて上記メインコンピュータ
    ーで製作された上記新規のパッケージ画像を上記サブコ
    ンピューターの夫々に配信することにより画像更新を行
    うことを特徴とする請求項1及び請求項2及び請求項3
    及び請求項4及び請求項5及び請求項6記載のコンピュ
    ーターとディスプレイ装置を使用するローカルネットワ
    ーク広告の方法。
  8. 【請求項8】 上記画像更新工程において、インターネ
    ットを使用しない場合は上記新規のパッケージ画像をリ
    ムーバブル記録媒体に1時格納して各現場に運搬して上
    記サブコンピューターに上記新規のパッケージ画像を入
    力することにより画像更新を行うかあるいは各現場の上
    記サブコンピューターを1旦回収して上記新規のパッケ
    ージ画像を入力し再び上記サブコンピューターを各現場
    に設置することを特徴とする請求項1及び請求項2及び
    請求項3及び請求項4及び請求項5及び請求項6記載の
    コンピューターとディスプレイ装置を使用するローカル
    ネットワーク広告の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237734A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitachi Software Eng Co Ltd 作品展示及び広告システム
US8078988B2 (en) 2005-08-31 2011-12-13 Ricoh Company, Ltd. Information display system, apparatus and method of displaying electronic information according to schedule information

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