JP2001337771A - キーボード切替装置 - Google Patents

キーボード切替装置

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JP2001337771A
JP2001337771A JP2000155716A JP2000155716A JP2001337771A JP 2001337771 A JP2001337771 A JP 2001337771A JP 2000155716 A JP2000155716 A JP 2000155716A JP 2000155716 A JP2000155716 A JP 2000155716A JP 2001337771 A JP2001337771 A JP 2001337771A
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switching device
switch
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Akihiro Kakimoto
章博 柿本
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はキーボード切替装置に関し、切替スイ
ッチの操作により異常状態とならないようにすると共
に、静電気等の外来ノイズで動作異常状態に陥ることを
防止する。 【解決手段】切替スイッチ3と、切替スイッチ3の操作
に基づいて複数のパーソナルコンピュータPC#1〜P
C#nの何れか1台をキーボード2に接続するマルチプ
レクサ5を備えたキーボード切替装置1において、前記
PC及びキーボード2への電源投入時から該PCとキー
ボード2間のコマンド通信が終了するまでの時間(T)
を超える、予め定めた時間(Y)を計測するタイマ12
と、タイマ12で、予め定めた時間(Y)が経過するま
では切替スイッチ3の切替機能を無効とし、予め定めた
時間経過後は切替スイッチ3の機能を有効にする切替ス
イッチ有効/無効切替部11を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タ(例えば、パーソナルコンピュータ)を1台のキーボ
ードで制御するシステムに利用されるものであり、特
に、切替スイッチと、該切替スイッチの操作に基づいて
複数のコンピュータの何れか1台をキーボードに接続す
るように切替制御を行う切替制御手段を備えたキーボー
ド切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例を説明する。図13は従来
例の説明図であり、A図はキーボード切替装置のブロッ
ク図、B図はタイミング説明図である。また、図14は
従来例の詳細な説明図であり、A図は詳細なブロック
図、B図は処理フローチャートである。
【0003】従来、PC−AT互換機を代表とする複数
のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と記す)P
C#1〜PC#nを1台のキーボード2で制御する場合
に、キーボード切替装置1を用いていた。そして、この
キーボード切替装置1には、人手により操作する切替ス
イッチ3と、該切替スイッチ3の切替え操作に伴って、
PC#1〜PC#nの何れか1台とキーボード2とを接
続するように切替え制御を行うマルチプレクサ5を備え
ている。
【0004】この場合、前記切替スイッチ3は、PC#
1〜PC#nの全てを切替えできるように、複数の切替
え接点を備え、人手による操作で任意の接点位置に切替
えできるようになっている。また、運用時には、PC#
1〜PC#nとキーボード切替装置1とキーボード2に
は、それぞれ外部から電源が供給されるようになってい
る。
【0005】なお、キーボード切替装置1には、マルチ
プレクサ5の切替えの制御のディフォルト値として、P
C#1〜PC#nの内のいずれか1台をキーボード2と
接続するように、PCの選択情報が設定されている。従
って、電源投入時には、PC#1〜PC#nの内のいず
れか1台とキーボード2が接続された状態になってい
る。
【0006】ところで、前記システムにおいて、一般的
に、電源を供給した際、キーボード2とPC#1〜PC
#nの何れか1台とコマンド通信を行う。この状態を図
13のb図に示す。先ず、キーボード2とPCに電源を
投入した時刻をt1とすると、電源投入時刻t1から、
キーボード2とPC間でコマンド通信を行い、このコマ
ンド通信が終了した時刻をt2とすると、PCでは、時
刻t2からキー入力待ち状態になる。
【0007】つまり、電源投入時刻t1からコマンド通
信終了時刻t2までの間のコマンド通信時間T(T=t
2−t1)はコマンド通信を行うために必要な時間であ
り、この時間Tが経過した後、キー入力持ち(待機状
態)となる。
【0008】前記のようなキーボード切替装置1は、図
14に示したように構成されている。すなわち、この例
では、キーボード切替装置1に、マルチプレクサ5と、
切替スイッチ3を設けると共に、出力ポートレジスタ6
と、CPU7と、ROM8と、切替スイッチレジスタ9
と、切替スイッチ変更監視部10等を備えている。
【0009】前記ROM8はCPU7が実行するプログ
ラムを格納する不揮発性メモリである。切替スイッチレ
ジスタ9は、切替スイッチ3の切替情報を格納しておく
レジスタであり、CPU7がその値を読み取るようにな
っている。
【0010】切替スイッチ変更監視部10は、切替スイ
ッチ3の切替え状態を監視するものであり、切替スイッ
チ3の切替えが発生したことを検出すると、直ちにCP
U7へ割り込み(IRQ)を上げるものである。出力ポ
ートレジスタ6はCPU7がマルチプレクサ5の切替情
報を設定するレジスタである。
【0011】前記キーボード切替装置1のCPU7が行
う処理は、図14のB図に示した通りである。なお、S
1〜S3は各処理ステップを示す。CPU7は、切替ス
イッチ変更監視部10からの割り込み(IRQ)を待
ち、割り込みが発生すると(S1)、切替スイッチレジ
スタ9の情報を読み込む(S2)。そして、切替スイッ
チレジスタ9から読み込んだ値を出力ポートレジスタ6
に設定する(S3)。このようにすると、マルチプレク
サ5は、出力ポートレジスタ6に設定された値により、
キーボード2をPC#1〜PC#nの何れかに接続す
る。このようにして、キーボード2とPCとの接続を、
切替スイッチ3の切替え状態に応じて行うことができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。一般的に、前
記システムに電源を投入した際、キーボード2とPC#
1〜PC#nの何れかとコマンド通信を行う。すなわ
ち、電源投入時刻t1からキーボード2と、該当するP
C間でコマンド通信を行い、PCではこのコマンド通信
が終了した時刻t2から、キー入力待ち状態になる。
【0013】ところが、前記のような簡易的なマルチプ
レクサを用いたキーボード切替装置においては、電源投
入からコマンド通信終了までの間に、切替スイッチ3を
操作することにより接続先PCが変更されると、電源投
入時のコマンド通信が途中で中断され、正常に動作され
ない、という課題があった。
【0014】また、一般的に、前記のようなキーボード
2とPCの接続状態では、キーボード2は、静電気等の
外来ノイズで容易に動作異常状態に陥る(ハング)して
しまう、という課題があった。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決
し、切替スイッチの操作により異常状態とならないよう
にすると共に、静電気等の外来ノイズで動作異常状態に
陥ることを防止することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。
【0017】(1) :切替スイッチと、該切替スイッチの
操作に基づいて複数のコンピュータ(例えば、パーソナ
ルコンピュータ)の何れか1台をキーボードに接続する
ように切替制御を行う切替制御手段(例えば、マルチプ
レクサ)を備えたキーボード切替装置において、前記コ
ンピュータ及びキーボードへの電源投入時から該コンピ
ュータとキーボード間のコマンド通信が終了するまでの
時間(T)を超える、予め定めた時間(Y)を計測する
時間計測手段(例えば、タイマ)と、前記時間計測手段
の計測で、予め定めた時間(Y)が経過するまでは切替
スイッチの切替機能を無効とし、予め定めた時間(Y)
経過後は切替スイッチの機能を有効にする切替スイッチ
有効/無効切替手段を備えている。
【0018】(2) :切替スイッチと、該切替スイッチの
操作に基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキー
ボードに接続するように切替制御を行う切替制御手段を
備えたキーボード切替装置において、前記キーボードの
信号ラインの状態を監視する状態監視手段と、前記状態
監視手段の監視で、キーボードの信号ライン上に予め定
めた一定時間以上データが排出されないことを検出する
までは前記切替スイッチの切替機能を無効とし、キーボ
ードの信号ライン上に予め定めた一定時間以上データが
排出されないことを検出したら電源投入時のコマンド通
信が終了したと見なし、前記切替スイッチの機能を有効
にする切替スイッチ有効/無効切替手段を備えている。
【0019】(3) :前記(2) のキーボード切替装置にお
いて、前記コンピュータがキーボード切替装置に接続さ
れているか否かを監視する接続監視手段を備え、前記接
続監視手段の監視で、指定のコンピュータが接続されて
いないことを検出した場合、予め定めた優先順位に従っ
て、既に接続されているコンピュータへの切替を行うよ
うに構成した。
【0020】(4) :切替スイッチと、該切替スイッチの
操作に基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキー
ボードに接続するように切替制御を行う切替制御手段を
備えたキーボード切替装置において、前記切替スイッチ
が操作された際、キーボードに対して、該キーボードの
機能をリセットするためのリセットコマンドを発行する
リセットコマンド発行手段を備えている。
【0021】(5) :切替スイッチと、該切替スイッチの
操作に基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキー
ボードに接続するように切替制御を行う切替制御手段を
備えたキーボード切替装置において、前記切替スイッチ
が操作された際、キーボードの電源を一時的に切断する
電源供給手段を備えている。
【0022】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を
説明する。
【0023】(a) :前記(1) では、時間計測手段は、コ
ンピュータ及びキーボードへの電源投入時から該コンピ
ュータとキーボード間のコマンド通信が終了するまでの
時間(T)を超える、予め定めた時間(Y)を計測す
る。そして、切替スイッチ有効/無効切替手段は、時間
計測手段の計測で、予め定めた時間(Y)が経過するま
では切替スイッチの切替機能を無効とし、予め定めた時
間(Y)経過後は切替スイッチの機能を有効にする。こ
のようにすれば、切替スイッチの操作により異常状態と
ならないようにすることができる。
【0024】(b) :前記(2) では、状態監視手段は、キ
ーボードの信号ラインの状態を監視する。そして、切替
スイッチ有効/無効切替手段は、状態監視手段の監視
で、キーボードの信号ライン上に予め定めた一定時間以
上データが排出されないことを検出するまでは切替スイ
ッチの切替機能を無効とし、キーボードの信号ライン上
に予め定めた一定時間以上データが排出されないことを
検出したら電源投入時のコマンド通信が終了したと見な
し、切替スイッチの機能を有効にする。このようにすれ
ば、切替スイッチの操作により異常状態とならないよう
にすることができる。
【0025】(c) :前記(3) では、接続監視手段は、コ
ンピュータがキーボード切替装置に接続されているか否
かを監視する。そして、接続監視手段の監視で、指定の
コンピュータが接続されていないことを検出した場合、
予め定めた優先順位に従って、既に接続されているコン
ピュータへの切替を行う。このようにすれば、切替スイ
ッチの操作により異常状態とならないようにすることが
できるだけでなく、該当するポートにコンピュータが接
続されていない場合でも、対応することができる。
【0026】(d) :前記(4) では、リセットコマンド発
行手段は、切替スイッチが操作された際、キーボードに
対して、該キーボードの機能をリセットするためのリセ
ットコマンドを発行する。このため、静電気等によるキ
ーボードハングが生じても、操作回数の頻繁なキーボー
ド切替を実施することで、容易に復旧させることが可能
になる。
【0027】(e) :前記(5) では、電源供給手段は、切
替スイッチが操作された際、キーボードの電源を一時的
に切断する。このように、切替スイッチの操作毎に、キ
ーボードの電源を一時的に切断することにより、静電気
等によるキーボードハングが生じても、操作回数の頻繁
なキーボード切替を実施することで、キーボードハング
状態を回避することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0029】§1:例1の説明 図1は例1の説明図、図2は例1の詳細図、図3は例1
の処理フローチャートである。以下、例1について説明
する。
【0030】(1) :例1の概要 例1は、従来例のキーボード切替装置1に、切替スイッ
チ3の切替機能を有効/無効に設定する切替スイッチ有
効/無効切替部11と、切替スイッチ3の切替機能を無
効にする時間を計測するためのタイマ12を付加した例
である。
【0031】すなわち、このシステムは、複数のPC#
1〜PC#nと1台のキーボード2と、キーボード切替
装置1とを備え、前記キーボード切替装置1には、切替
スイッチ3と、切替スイッチ有効/無効切替部11と、
マルチプレクサ5と、タイマ12を設ける。
【0032】この場合、キーボード切替装置1には、マ
ルチプレクサ5の切替制御のディフォルト値として、P
C#1〜PC#nの内のいずれか1台をキーボード2と
接続するように、PCの選択情報が設定されている。従
って、電源投入時には、PC#1〜PC#nの内のいず
れか1台とキーボード2が接続された状態になってい
る。
【0033】そして、キーボード切替装置1に電源が投
入され、PC#1〜PC#nとキーボードにも電源が投
入されると、キーボード切替装置1では、電源投入時刻
からタイマ12を起動して時刻の計測を開始させる。そ
して、予め定めた時間Y(Y>T)が経過するまでは、
切替スイッチ有効/無効切替部11が切替スイッチ3の
切替機能を無効とし、強制的に、予めディフォルト値に
基づいて選定されたPCへ接続しておく。
【0034】そして、前記時間Yが経過すると、マルチ
プレクサ5の切替機能を有効にする。このようにして、
PCとキーボード2間のコマンド通信時間が保証され、
従来の課題を解決する。なお前記時間T、Yは従来例と
同じである。
【0035】(2) :例1の詳細な説明 図2に示したように、例1のキーボード切替装置1に
は、切替スイッチ3と、マルチプレクサ5を設けると共
に、CPU7と、ROM8と、タイマ12と、切替スイ
ッチレジスタ9と、切替スイッチ変更監視部10と、出
力ポートレジスタ6を設ける。なお、PC#1〜PC#
nと、キーボード2の構成は従来例と同じである。
【0036】前記ROM8はCPU7が実行するプログ
ラムを格納するものである。切替スイッチレジスタ9
は、切替スイッチ3の切替情報を格納するものである。
切替スイッチ変更監視部10は、切替スイッチ3の切替
え状態を監視するものであり、切替スイッチ3の切替え
が発生したことを検出すると、直ちにCPU7へ割り込
み(IRQ)を上げるものである。
【0037】出力ポートレジスタ6はCPU7がマルチ
プレクサ5の切替情報を設定するレジスタである。マル
チプレクサ5は、出力ポートレジスタ6の値に基づいて
PCの切替を行うものである。タイマ12は、前記コマ
ンド通信時間Tを超える、予め決めた時間Y=T+Δt
=t2−t1+Δt(Y>T)を計測するものである。
【0038】(3) :例1の処理の説明 例1の処理を図3に基づいて説明する。なお、S11〜
S15は各処理ステップを示す。先ず、キーボード切替
装置1とPCとキーボード2に電源が投入されると、C
PU7はタイマ12を起動してスタートさせ、切替スイ
ッチ変更監視部10からの割り込み(IRQ)をマスク
する(S11)。その後、タイマ12に設定した時間Y
の計測が終了すると、CPU7はIRQマスクを解除し
(S12)、切替スイッチ変更監視部10からの割り込
み(IRQ)が発生するのを待つ(S13)。
【0039】そして、前記切替スイッチ変更監視部10
からの割り込みが発生すると、CPU7は切替スイッチ
レジスタ9を読み込み(S14)、出力ポートレジスタ
6に設定する(S15)。このようにして出力ポートレ
ジスタ6に値が設定されると、マルチプレクサ5は、P
Cの切替えを行う。
【0040】§2:例2の説明 図4は例2の説明図、図5は例2の詳細図、図6は例2
の処理フローチャートである。以下、例2について説明
する。
【0041】(1) :例2の概要 例2は、図1に示した例1のキーボード切替装置1にお
いて、タイマ12の代わりに、状態監視部13を設けた
例である。例1においては、予め決められた一定時間Y
が存在するが、これはPCによって一般的に異なる。従
って、例2では、この時間Yのような定数を定めること
なく、従来の課題を解決する。
【0042】この場合、キーボード切替装置1には、キ
ーボード2の信号ライン状態を監視する状態監視部13
を設け、キーボード2の信号ラインに一定時間以上デー
タが排出されない場合、キーボード2とPC間のコマン
ド通信が終了したとみなし、切替スイッチ有効/無効切
替部11は、切替スイッチ3の切替機能を有効にする。
これにより、従来例の課題を解決することができる。
【0043】(2) :例2の詳細な説明 図5に示したように、例2のキーボード切替装置1に
は、切替スイッチ3と、マルチプレクサ5を設けると共
に、CPU7と、ROM8と、切替スイッチレジスタ9
と、切替スイッチ変更監視部10と、出力ポートレジス
タ6と、出力データ監視レジスタ15を設ける。なお、
PC#1〜PC#nと、キーボード2の構成は従来例と
同じである。
【0044】前記ROM8はCPU7が実行するプログ
ラムを格納するものである。切替スイッチレジスタ9
は、切替スイッチ3の切替情報を格納するものである。
切替スイッチ変更監視部10は、切替スイッチ3の切替
え状態を監視するものであり、切替スイッチ3の切替え
が発生したことを検出すると、直ちにCPU7へ割り込
み(IRQ)を上げるものである。
【0045】出力ポートレジスタ6はCPU7がマルチ
プレクサ5の切替情報を設定するレジスタである。出力
データ監視部15は、CPU7の処理でキーボード2の
信号ラインのデータの状態を監視し、そのデータを格納
するものである。
【0046】(3) :例2の処理の説明 例2の処理を図6に基づいて説明する。なお、S21〜
S24は各処理ステップを示す。先ず、キーボード切替
装置1とPCとキーボード2に電源が投入されると、C
PU7は、切替スイッチ変更監視部10からの割り込み
(IRQ)をマスクする(S21)。この状態で(m−
1)回出力データの値を、出力データ監視レジスタ15
に送り込む(S22)。そして、CPU7は、最も最近
のm個のデータが全て同じかどうかを判断する(S2
3)。
【0047】この場合、出力データ監視レジスタ15に
は、複数のレジスタ領域(Reg#1〜#(m−1))
が用意されており、これらの各レジスタ領域に、順次、
キーボード2の信号ライン上の出力データが取り込まれ
るようになっている。そして、CPU7は、最も最近の
m個のデータが全て同じとなるまで待ち、全て同じとな
った時、CPU7はIRQマスクを解除し(S24)、
切替スイッチ変更監視部10からの割り込み(IRQ)
が発生するのを待つ。
【0048】そして、前記割り込みが発生すると、CP
U7は切替スイッチレジスタ9を読み込み、出力ポート
レジスタ6に設定する。このようにして出力ポートレジ
スタ6に値が設定されると、マルチプレクサ5は、PC
の切替えを行う。
【0049】§3:例3の説明 図7は例3の説明図、図8は例3の詳細図、図9は例3
の一部詳細図、図10は例3の処理フローチャートであ
る。以下、例3について説明する。
【0050】(1) :例3の概要 例3は、例2のキーボード切替装置1に、更に、PCが
接続されているか否かを監視する接続監視部16を追加
した例である。前記例1、2においては、予め決めたP
CポートにPCを接続するものとしているが、この場
合、指定されたPCポートにPCが接続されていること
が条件となる。
【0051】よって、図7に示したように、接続監視部
16を設け、予めディフォルト値として設定された切替
情報に基づいて指定されたPCポートにPCが接続され
ていない場合は、強制的に、既に接続されているPCポ
ートへの切替とする。このように、接続監視部16を設
けることにより、例1、2より汎用化した内容を実現で
きる。
【0052】(2) :例3の詳細な説明 図8に示したように、例3のキーボード切替装置1に
は、切替スイッチ3と、マルチプレクサ5を設けると共
に、CPU7と、ROM8と、切替スイッチレジスタ9
と、切替スイッチ変更監視部10と、出力ポートレジス
タ6と、出力データ監視レジスタ15と、接続監視部1
6と、接続監視レジスタ17を設ける。なお、接続監視
部16と、接続監視レジスタ17以外の構成は、例2と
同じなので、説明は省略する。
【0053】前記接続監視部16と、接続監視レジスタ
17とマルチプレクサ5の詳細図を図9に示す。図9に
示したように、PC#1〜PC#nはキーボード切替装
置1のPCポートに接続されているが、この場合、PC
#1〜PC#nの各+5V線は、PCポートを介して接
続監視部16に接続されており、該接続監視部16は前
記PC#1〜PC#nからの+5Vの電圧が有るかどう
かを検出することで、PC#1〜PC#nが接続されて
いるかどうかを判断する。なお、図8に示した接続監視
部16は、各PC毎に接続状態を監視しており、このP
C毎の監視手段を図9の接続監視部16として図示して
ある。
【0054】前記接続監視部16は、例えば、PCから
の+5Vの電圧でトランジスタスイッチング回路を駆動
すれば、+5Vの電圧がある場合と無い場合で異なる出
力電圧(例えば、ハイレベル/ローレベルの電圧)を得
ることができる。従って、公知のトランジスタスイッチ
ング回路を使用し、前記トランジスタスイッチング回路
の出力電圧のレベルを判断すれば、キーボード切替装置
1にPC#1〜PC#nが接続されているか否かを判断
することができる。
【0055】この例では、PC#1に接続された接続監
視部16からCH1接続信号(前記トランジスタスイッ
チング回路から出力されるハイレベル/ローレベルの信
号)が出力され、PC#nに接続された接続監視部16
からCHn接続信号が出力されるようになっており、こ
れらのCH信号は接続監視レジスタ17に格納され、C
PU7が読み出すようになっている。そして、CPU7
は前記読み出した信号がハイレベルの信号かローレベル
の信号かにより、PC#1〜PC#nが接続されている
か否かを判断する。
【0056】また、PC#1〜PC#nからのクロック
信号線(CLK)とデータ線(DATA)の信号(各チ
ャンネルCH毎の信号)は、マルチプレクサ5へ入力
し、切替制御が行なわれるようになっている。この場
合、マルチプレクサ5は2チャンネルのマルチプレクサ
で構成され、クロック側とデータ側の切替制御が行なわ
れる。
【0057】(3) :例3の処理の説明 例3の処理を図10に基づいて説明する。なお、S31
〜S35は各処理ステップを示す。例3でも電源投入時
の処理は例2と同じである。その他に、例3では、切替
スイッチ3の切替操作が行なわれた時、次の処理を行
う。
【0058】先ず、CPU7は、切替スイッチ変更監視
部10からの割り込み(IRQ)が発生するのを待ち
(S31)、切替スイッチ3の操作が行なわれて割り込
み(IRQ)が発生すると、切替スイッチレジスタ9の
値を読み込み(S32)、続いて、接続監視部16の値
を読み込む(S33)。
【0059】そして、CPU7は、前記読み込んだ値か
ら、切替スイッチレジスタ9の値が接続できるか否かを
判断する(S34)。その結果、切替スイッチレジスタ
9の値が接続できない場合は、S31へ移行する。ま
た、切替スイッチレジスタ9の値が接続できる場合に
は、出力ポートレジスタ6に値を設定する(S35)。
【0060】なお、前記S34の処理において、切替ス
イッチレジスタ9の値が接続できない場合は、指定のP
CポートにPCが接続されていない場合であり、このよ
うな場合には、CPU7の制御により、予め設定されて
いる優先順位に従って、既に接続されている優先度の高
いPCに接続変更する。
【0061】§4:例4の説明 図11は例4の説明図である。以下、例4について説明
する。例4は、前記従来例のキーボード切替装置1に、
切替スイッチ3の操作毎に、キーボード2のデータライ
ン上にリセットコマンドを発行するリセットコマンド発
行部19を付加した例である。
【0062】このようなリセットコマンド発行部19を
設けることにより、切替スイッチ3の操作毎に、キーボ
ード2に対してリセットコマンドが発行され、これによ
りキーボード2の機能をリセットする。このため、静電
気等によるキーボードハングが生じても、操作回数の頻
繁なキーボード切替を実施することで、容易に復旧させ
ることが可能になる。
【0063】§5:例5の説明 図12は例5の説明図である。以下、例5について説明
する。例5は、前記従来例のキーボード切替装置1に、
電源供給部20を付加した例である。この例では、キー
ボード2の電源を電源供給部20を介して供給するよう
にすると共に、該電源供給部20を、切替スイッチ3の
切替操作に応じて動作できるようにする。
【0064】そして、電源供給部20では、切替スイッ
チ3が操作されたことを検出すると、一時的にキーボー
ド2の電源を切断し、その後、キーボード2への電源供
給を開始する。このように、切替スイッチ3の操作毎
に、キーボード2の電源を一時的に切断することによ
り、静電気等によるキーボードハングが生じても、操作
回数の頻繁なキーボード切替を実施することで、キーボ
ードハング状態を回避することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0066】(1) :請求項1では、時間計測手段は、コ
ンピュータ及びキーボードへの電源投入時から該コンピ
ュータとキーボード間のコマンド通信が終了するまでの
時間(T)を超える、予め定めた時間(Y)を計測す
る。そして、切替スイッチ有効/無効切替手段は、時間
計測手段の計測で、予め定めた時間(Y)が経過するま
では切替スイッチの切替機能を無効とし、予め定めた時
間(Y)経過後は切替スイッチの機能を有効にする。こ
のようにすれば、切替スイッチの操作により異常状態と
ならないようにすることができる。
【0067】(2) :請求項2では、状態監視手段は、キ
ーボードの信号ラインの状態を監視する。そして、切替
スイッチ有効/無効切替手段は、状態監視手段の監視
で、キーボードの信号ライン上に予め定めた一定時間以
上データが排出されないことを検出するまでは切替スイ
ッチの切替機能を無効とし、キーボードの信号ライン上
に予め定めた一定時間以上データが排出されないことを
検出したら電源投入時のコマンド通信が終了したと見な
し、切替スイッチの機能を有効にする。このようにすれ
ば、切替スイッチの操作により異常状態とならないよう
にすることができる。
【0068】(3) :請求項3では、接続監視手段は、コ
ンピュータがキーボード切替装置に接続されているか否
かを監視する。そして、接続監視手段の監視で、接続さ
れていないコンピュータがあることを検出した場合、予
め定めた優先順位に従って、接続されているコンピュー
タへの切替を行う。
【0069】このようにすれば、切替スイッチの操作に
より異常状態とならないようにすることができるだけで
なく、該当するポートにコンピュータが接続されていな
い場合でも、対応することができる。
【0070】(4) :請求項4では、リセットコマンド発
行手段は、切替スイッチが操作された際、キーボードに
対して、該キーボードの機能をリセットするためのリセ
ットコマンドを発行する。このようにすれば、静電気等
によるキーボードハングが生じても、操作回数の頻繁な
キーボード切替を実施することで、容易に復旧させるこ
とが可能になる。
【0071】(5) :請求項5では、電源供給手段は、切
替スイッチが操作された際、キーボードの電源を一時的
に切断する。このように、切替スイッチの操作毎に、キ
ーボード2の電源を一時的に切断することにより、静電
気等によるキーボードハングが生じても、操作回数の頻
繁なキーボード切替を実施することで、キーボードハン
グ状態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における例1の説明図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態における例1の詳細図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における例1の処理フロー
チャートである。
【図4】本発明の実施の形態における例2の説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態における例2の詳細図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態における例2の処理フロー
チャートである。
【図7】本発明の実施の形態における例3の説明図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態における例3の詳細図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態における例3の一部詳細図
である。
【図10】本発明の実施の形態における例3の処理フロ
ーチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における例4の説明図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態における例5の説明図で
ある。
【図13】従来例の説明図である。
【図14】従来例の詳細な説明図である。
【符号の説明】
1 キーボード切替装置 2 キーボード 3 切替スイッチ 5 マルチプレクサ 6 出力ポートレジスタ 7 CPU(中央演算処理装置) 8 ROM(リードオンリメモリ) 9 切替スイッチレジスタ 10 切替スイッチ変更監視部 11 切替スイッチ有効/無効切替部 12 タイマ 13 状態監視部 15 出力データ監視レジスタ 17 接続監視レジスタ 19 リセットコマンド発行部 20 電源供給部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切替スイッチと、該切替スイッチの操作に
    基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキーボード
    に接続するように切替制御を行う切替制御手段を備えた
    キーボード切替装置において、 前記コンピュータ及びキーボードへの電源投入時から該
    コンピュータとキーボード間のコマンド通信が終了する
    までの時間(T)を超える、予め定めた時間(Y)を計
    測する時間計測手段と、 前記時間計測手段の計測で、予め定めた時間(Y)が経
    過するまでは切替スイッチの切替機能を無効とし、予め
    定めた時間(Y)経過後は切替スイッチの機能を有効に
    する切替スイッチ有効/無効切替手段を備えていること
    を特徴とするキーボード切替装置。
  2. 【請求項2】切替スイッチと、該切替スイッチの操作に
    基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキーボード
    に接続するように切替制御を行う切替制御手段を備えた
    キーボード切替装置において、 前記キーボードの信号ラインの状態を監視する状態監視
    手段と、 前記状態監視手段の監視で、キーボードの信号ライン上
    に予め定めた一定時間以上データが排出されないことを
    検出するまでは前記切替スイッチの切替機能を無効と
    し、キーボードの信号ライン上に予め定めた一定時間以
    上データが排出されないことを検出したら電源投入時の
    コマンド通信が終了したと見なし、前記切替スイッチの
    機能を有効にする切替スイッチ有効/無効切替手段を備
    えていることを特徴とするキーボード切替装置。
  3. 【請求項3】前記コンピュータがキーボード切替装置に
    接続されているか否かを監視する接続監視手段を備え、 前記接続監視手段の監視で、指定のコンピュータが接続
    されていないことを検出した場合、予め定めた優先順位
    に従って、既に接続されているコンピュータへの切替を
    行うことを特徴とする請求項2記載のキーボード切替装
    置。
  4. 【請求項4】切替スイッチと、該切替スイッチの操作に
    基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキーボード
    に接続するように切替制御を行う切替制御手段を備えた
    キーボード切替装置において、 前記切替スイッチが操作された際、キーボードに対し
    て、該キーボードの機能をリセットするためのリセット
    コマンドを発行するリセットコマンド発行手段を備えて
    いることを特徴とするキーボード切替装置。
  5. 【請求項5】切替スイッチと、該切替スイッチの操作に
    基づいて複数のコンピュータの何れか1台をキーボード
    に接続するように切替制御を行う切替制御手段を備えた
    キーボード切替装置において、 前記切替スイッチが操作された際、キーボードの電源を
    一時的に切断する電源供給手段を備えていることを特徴
    とするキーボード切替装置。
JP2000155716A 2000-05-26 2000-05-26 キーボード切替装置 Withdrawn JP2001337771A (ja)

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