JP2001337327A - 静電気発生防止装置およびラビング処理装置ならびに液晶パネルの製造方法 - Google Patents

静電気発生防止装置およびラビング処理装置ならびに液晶パネルの製造方法

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JP2001337327A
JP2001337327A JP2001166933A JP2001166933A JP2001337327A JP 2001337327 A JP2001337327 A JP 2001337327A JP 2001166933 A JP2001166933 A JP 2001166933A JP 2001166933 A JP2001166933 A JP 2001166933A JP 2001337327 A JP2001337327 A JP 2001337327A
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JP
Japan
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glass substrate
rubbing
liquid crystal
crystal panel
static electricity
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JP2001166933A
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Inventor
Masaki Matsuda
誠己 松田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス基板における静電気の発生を防止し、
液晶表示装置の表示の均一化を図り、しかも、ガラス基
板の次工程への円滑な移動を可能にする。 【解決手段】 ガラス基板2を吸着プレート3からガラ
ス突き上げピン4によって剥離する際、接地された導電
性の電極1をガラス基板2のITO面に接触させてお
き、剥離帯電により発生する静電気をアースに落し、静
電気によるガラス基板2におけるITOパターン間の放
電を防止して、配向膜の破壊を防止する。剥離後には、
電極1をガラス基板2の搬送に邪魔のならない位置に上
方移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルのガラス基
板を吸着プレートによって保持した状態で、各種処理を
施す液晶パネルの製造過程に用いられる静電気発生防止
装置およびラビング処理装置ならびに液晶パネルの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置を構成する液晶パネ
ルの製造過程において、液晶パネルを構成するガラス基
板を吸着プレートから剥離する際、あるいはガラス基板
に対するラビング処理中において、ガラス基板に静電気
が発生することを防止するために、次の方式等が採用さ
れていた。 (1)イオナイザーを設置する。 (2)剥離スピードを遅くする。 (3)基板における片方の端面だけ持ち上げ、他端面は
吸着プレートに接しておき、次にその他端面を持ち上げ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では除電効果が弱く、ガラス基板上のITOパ
ターン間で放電が発生し、ガラス基板上に塗布された配
向膜が破壊してしまい、液晶表示装置の表示を劣化させ
るおそれがあるという問題があった。
【0004】本発明は、前記従来の問題を解決するもの
であり、ガラス基板における静電気の発生を防止して液
晶表示装置の表示の均一化を図り、しかも、ガラス基板
の次工程への移動を円滑に行うことができる静電気発生
防止装置およびラビング処理装置ならびに液晶パネルの
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、吸着プレートによりガラ
ス基板を吸着し、吸着した前記ガラス基板を保持した状
態で各種処理を施す液晶パネルの製造過程において用い
られる静電気発生防止装置であって、接地された導電性
電極が、前記吸着プレートに吸着された前記ガラス基板
に対して相対的に接離するように設置されたことを特徴
とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、吸着プレートに
よりガラス基板を吸着し、吸着した前記ガラス基板を保
持した状態で各種処理を施す液晶パネルの製造過程にお
いて用いられる静電気発生防止装置であって、接地され
た導電性電極が、前記吸着プレートに吸着された前記ガ
ラス基板が前記吸着プレートから剥離される前に前記ガ
ラス基板に接触し、かつ前記ガラス基板が前記吸着プレ
ートから剥離された後に前記ガラス基板に対して相対的
に接離するように設置されたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の静電気発生防止装置において、接地された導電
性電極を、ガラス基板に対して接離移動するように構成
したことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載の静電気発生防止装置において、吸着プレート
を、導電性電極に対して接離移動するように構成したこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、ラビング布が巻
き付けられたラビングローラと、前記ラビングローラと
このラビングローラの両側に備えられた一対の接地され
た導電性電極とを保持する保持体とを備え、吸着プレー
トに吸着されたガラス基板にラビング処理を施すラビン
グ処理装置であって、前記接地された一対の導電性電極
が、前記ガラス基板に対するラビング処理の際に、前記
ガラス基板にそれぞれ接触するように設置されたことを
特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
ラビング処理装置において、接地された一対の導電性電
極が、吸着プレートに吸着されたガラス基板に対して相
対的に接離するように設置されたことを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、液晶パネルを構
成するガラス基板に対して、ラビング布が巻き付けられ
たラビングローラを用いてラビング処理を行う工程を含
む液晶パネルの製造方法であって、請求項5または6記
載のラビング処理装置を用いてラビング処理を行うこと
を特徴とする。
【0012】前記各請求項に記載の発明の構成によれ
ば、接地された導電性電極をガラス基板のITO面に接
触させることにより、ガラス基板に発生する静電気をア
ースに落し、ガラス基板上のITOパターン間に発生す
る放電を防止することができ、しかも、ガラス基板の移
動時には、導電性電極をガラス基板から離すことができ
るため、ガラス基板における次工程への移動が円滑にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1(a)〜(c)は第1実施形態を説明
するための説明図であり、1は、接地されており、接触
部分がブラシ状をなす可動式導電性電極としての電極、
2は液晶パネルを構成するため公知のように一対にて液
晶を封入するガラス基板、3は、各種処理を施すためガ
ラス基板2を吸着して、ガラス基板2を保持した状態で
移動させることが可能な吸着プレート、4は吸着プレー
ト3に上下動可能に設けられたガラス突き上げピン、5
は、エアー駆動等によって動作して、前記電極を上下移
動させるスライドユニットである。
【0015】この第1実施形態における装置によれば、
ガラス突き上げピン4によりガラス基板2を吸着プレー
ト3から剥離する際に、剥離帯電による静電気が発生す
るが、前記のように接地された電極1をガラス基板2の
ITO面に接触させておくことにより、発生する静電気
をアースに落すことができる(図1(b))。
【0016】したがって、このように静電気をアースに
落すことによって、ガラス基板2上のITOパターン間
での放電を防止することができ、ガラス基板2における
配向膜の破壊を防止することができ、よって、均一な表
示の液晶パネルを製造することができるようになる。
【0017】ガラス基板2を吸着プレート3から剥離し
た後には、スライドユニット5を動作させて電極1をガ
ラス基板2の搬送の邪魔にならない位置に上方移動させ
る(図1(c))。また、次の工程で図1(a)の状態
にするには、スライドユニット5を逆方向へ動作させる
ことによって、電極1を下方移動させてガラス基板2の
ITO面に接触させる。
【0018】図2(a)〜(c)は第2実施形態を説明
するための説明図であり、図1(a)〜(c)に基づい
て説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。この第2実施形態はラビング処理
の際の静電気除去に関するものであって、10はラビン
グ処理を行うためのラビング布を巻き付けたラビングロ
ーラ、11は、ラビングローラ10と、ラビングローラ
10の両側に設置された一対の電極1とを保持する保持
体であり、この保持体11は所定の位置に固定されてい
る。
【0019】この第2実施形態における装置によれば、
ガラス基板2を吸着プレート3によって吸着保持した状
態で、ラビングローラ10によってラビング処理をする
際に、ガラス基板2には摩擦帯電による静電気が発生す
るが、接地された電極1をガラス基板2のITO面に接
触させておくことにより、発生する静電気をアースに落
すことができる(図2(b))。
【0020】ガラス基板2に対するラビング処理が終了
した後には、電極1とラビングローラ10とに対して、
ガラス基板2を吸着プレート3と共に次工程へ移動させ
る(図2(c))。
【0021】このように、静電気をアースに落すことに
よって、第1実施形態の装置と同様に、ガラス基板2上
のITOパターン間での放電を防止することができ、ガ
ラス基板2における配向膜の破壊を防止することがで
き、よって、均一な表示の液晶パネルを製造することが
できるようになる。
【0022】なお、吸着プレート3上のガラス基板2と
電極1とは、相対的に接離するように構成すればよい
が、第1実施形態の装置のように、電極1をガラス基板
2に対して退避させる構成にすることによって、ガラス
基板2を次工程に移動させる際に、円滑な工程移行が行
われることになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶パネルの製造過程において、静電気によるガラス基
板上のITOパターン間等の放電を防止することがで
き、その配向膜の破壊を防止することができるため、均
一な表示を可能にする液晶パネルの製造を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するための説明図
である。
【図2】本発明の第2実施形態を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
1 電極 2 ガラス基板 3 吸着プレート 4 ガラス突き上げピン 5 スライドユニット 10 ラビングローラ 11 保持体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着プレートによりガラス基板を吸着
    し、吸着した前記ガラス基板を保持した状態で各種処理
    を施す液晶パネルの製造過程において用いられる静電気
    発生防止装置であって、 接地された導電性電極が、前記吸着プレートに吸着され
    た前記ガラス基板に対して相対的に接離するように設置
    されたことを特徴とする静電気発生防止装置。
  2. 【請求項2】 吸着プレートによりガラス基板を吸着
    し、吸着した前記ガラス基板を保持した状態で各種処理
    を施す液晶パネルの製造過程において用いられる静電気
    発生防止装置であって、 接地された導電性電極が、前記吸着プレートに吸着され
    た前記ガラス基板が前記吸着プレートから剥離される前
    に前記ガラス基板に接触し、かつ前記ガラス基板が前記
    吸着プレートから剥離された後に前記ガラス基板に対し
    て相対的に接離するように設置されたことを特徴とする
    静電気発生防止装置。
  3. 【請求項3】 前記接地された導電性電極を、前記ガラ
    ス基板に対して接離移動するように構成したことを特徴
    とする請求項1または2記載の静電気発生防止装置。
  4. 【請求項4】 前記吸着プレートを、前記導電性電極に
    対して接離移動するように構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の静電気発生防止装置。
  5. 【請求項5】 ラビング布が巻き付けられたラビングロ
    ーラと、前記ラビングローラとこのラビングローラの両
    側に備えられた一対の接地された導電性電極とを保持す
    る保持体とを備え、吸着プレートに吸着されたガラス基
    板にラビング処理を施すラビング処理装置であって、 前記接地された一対の導電性電極が、前記ガラス基板に
    対するラビング処理の際に、前記ガラス基板にそれぞれ
    接触するように設置されたことを特徴とするラビング処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記接地された一対の導電性電極が、前
    記吸着プレートに吸着された前記ガラス基板に対して相
    対的に接離するように設置されたことを特徴とする請求
    項5記載のラビング処理装置。
  7. 【請求項7】 液晶パネルを構成するガラス基板に対し
    て、ラビング布が巻き付けられたラビングローラを用い
    てラビング処理を行う工程を含む液晶パネルの製造方法
    であって、 請求項5または6記載のラビング処理装置を用いてラビ
    ング処理を行うことを特徴とする液晶パネルの製造方
    法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100976397B1 (ko) * 2010-04-12 2010-08-17 위아코퍼레이션 주식회사 러빙장치의 정전기 제거장치 및 제거방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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