JP2001337167A - 排ガスの放射線モニタ - Google Patents

排ガスの放射線モニタ

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JP2001337167A
JP2001337167A JP2000154068A JP2000154068A JP2001337167A JP 2001337167 A JP2001337167 A JP 2001337167A JP 2000154068 A JP2000154068 A JP 2000154068A JP 2000154068 A JP2000154068 A JP 2000154068A JP 2001337167 A JP2001337167 A JP 2001337167A
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scintillator
radiation
rays
ray
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Hiroyoshi Okayasu
啓好 岡安
Takao Kashiwa
孝夫 柏
Noriyuki Seki
典之 関
Yoshio Kita
好夫 北
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Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内で腐食を防止するための対策を施す必要
のある範囲をできる限り小さくすることができるととも
に、捕集されたダストのような被測定物に触れないで測
定することができ、さらに、ろ紙を使用しないので、ろ
紙交換のような被曝のおそれの高い作業を行う必要のな
い排ガスの放射線モニタを提供する。 【解決手段】排ガスダクト1に分岐接続されたサンプリ
ング配管2上に接続され排ガス中の粒子状放射性物質を
捕集する捕集用液体8aを収容するダスト捕集槽8と、
このダスト捕集槽8に配管接続された中空系カセット11
とを備え、この中空系カセット11は、前記捕集用液体8
aを通流し前記粒子状放射性物質をトラップする中空系
18と、この中空系18の近傍に配置された放射線測定器と
を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排ガスの放射線モニ
タに係り、特に、原子力発電施設の焼却炉等から排出さ
れる排ガス中の粒子状放射性物質から放射される放射線
量を測定し監視する放射線モニタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軽水型原子炉のような原子力発電
施設から放出されるXe−135やKr−85等のガス
状放射性物質は、測定タンク内に連続的に導かれ、放射
能濃度などが直接測定されている。また、同様に原子力
発電施設から放出されるCo−60やCs−137等を
含む粒子状放射性物質(以下、ダストとも称す。)は、
ダストサンプラと呼ばれる捕集装置において、ろ紙によ
り捕集され放射能が検出・測定されている。
【0003】発電用原子炉施設の焼却炉から放出される
排ガスについても、放射性物質からの放射線を測定し管
理する必要があり、従来から、図9に示すような放射線
モニタにより測定・管理が行われている。
【0004】すなわちこの放射線モニタは、放射性の排
ガスを排出する排ガスダクト1に分岐接続されたサンプ
リング配管2上に設けられたダストサンプラ3、除湿器
4およびガスサンプラ5と、ダストサンプラ3における
放射線検出信号とガスサンプラ5における放射線検出信
号とを合わせて処理し排ガス中の放射能を測定するデー
タ処理装置6とを備えている。なお、符号7は吸引ポン
プである。
【0005】この放射線モニタにおいては、サンプリン
グ配管2の途中での水分結露による粒子状放射性物質
(ダスト)の欠落や、酸露点が170℃程度の硫黄酸化物
(SOx)や塩化水素(HCl)のような腐食成分の結
露による腐食を防止するため、ダストサンプラ3の配管
や捕集用タンクを180℃程度に加熱した状態でダストを
捕集するように構成されている。また、ガス状放射性物
質を捕集し測定するガスサンプラ5の前段に除湿器4を
設置し、この除湿器4により排ガス中の腐食成分を冷却
・除去したのちに放射能を測定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の排ガスの放射線モニタにおいては、配管やタ
ンクの腐食を防止するための対策として、これらの配管
やタンクを高温に加熱することにより、水分結露や硫黄
酸化物などの腐食成分の結露を防止したり、あるいは配
管やタンクの構成材料として耐食性の材料を使用したり
するなどの対策がとられているため、高価になるばかり
でなく、高温加熱により配管やタンクの使用寿命が短く
なるという問題がある。また、ダストサンプラのダスト
捕集用のろ紙が目詰まりを生じやすいため、ろ紙を定期
的に交換しなければならず、交換作業中に被曝のおそれ
がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、装置内で腐食を防止するための対策を
施す必要のある範囲をできる限り小さくすることができ
るとともに、捕集されたダストのような被測定物に触れ
ないで測定することができ、さらに、ろ紙を使用しない
ので、ろ紙交換のような被曝のおそれの高い作業を行う
必要のない排ガスの放射線モニタを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
排ガスダクトに分岐接続されたサンプリング配管上に接
続され排ガス中の粒子状放射性物質を捕集する捕集用液
体を収容するダスト捕集槽と、このダスト捕集槽に配管
接続された中空系カセットとを備え、この中空系カセッ
トは、前記捕集用液体を通流し前記粒子状放射性物質を
トラップする中空系と、この中空系の近傍に配置された
放射線測定器とを備えた構成とする。
【0009】この発明によれば、中空系に目詰まりが生
じ、あるいは放射線検出感度が低下したときは、中空系
カセット全体を交換すればよいので、作業が簡単であり
被曝のおそれがない。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、中空系はα線を受けて発光するシンチレータ物
質を担持し、β線を受けて発光する液体シンチレータに
浸漬配設されている構成とする。この発明によれば、排
ガス中のダストの発生するα線とβ線を同時に分離測定
することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、排ガスダクトに分
岐接続されたサンプリング配管上に接続され排ガス中の
粒子状放射性物質を捕集する捕集用液体を収容する検出
容器と、この検出容器内に配置され前記粒子状放射性物
質からの放射線を受けて発光するシンチレータを担持す
るシンチレータ担体と、前記検出容器の外部に設けられ
た放射線測定器とを備えた構成とする。
【0012】この発明によれば、ダスト捕集手段の目詰
まりというような問題を生じることがなく、放射線検出
感度が低下したときあるいは放射線検出を更新するとき
はシンチレータ担体や検出容器を交換すればよいので、
作業が簡単であり被曝のおそれがない。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3の発明に
おいて、シンチレータ担体は軸方向に光を導く光ファイ
バーからなる構成とする。この発明によれば、排ガス中
のダストの発生する放射線を効率よく検出することがで
きる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1または3
の発明において、放射線測定器は、α線測定器とβ線測
定器とγ線測定器とからなる構成とする。この発明によ
れば、排ガス中のダストの発生するα線とβ線とγ線を
同時に分離測定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図8を参照して本発明
の実施の形態の排ガスの放射線モニタを説明する。図1
は本発明の第1の実施の形態の排ガスの放射線モニタの
要部を示す配管系統図であり、先に従来の技術の説明に
おいて参照した図9におけるサンプリング配管2上のダ
ストサンプラ3の代りにダスト捕集槽8を接続したもの
である。ダスト捕集槽8には循環ポンプ9を有する循環
配管10が接続され、この循環配管10の途中には中空系カ
セット11が接続されている。
【0016】中空系カセット11は、図2に示すように、
入口側と出口側双方にクイックカプラー12およびバルブ
13を介して循環配管10に接続されている。中空系カセッ
ト11はシンチレータ容器14内に液体シンチレータ15を貯
留し、入口側マニホルド16と出口側マニホルド17のあい
だに接続された多数の中空系18が液体シンチレータ15の
中を通っている。
【0017】また、シンチレータ容器14の側壁には光を
通す光学窓19が設けられ、この光学窓19には赤色あるい
は青色の光学フィルタ20,22を介して光電子倍増管等の
光検出器21,23が取付けられている。さらに、シンチレ
ータ容器14の外部にγ線検出器24が設けられている。
【0018】以上のような構成とした本発明の第1の実
施の形態の排ガスの放射線モニタにおいて、排ガス中の
ダストを含む高温のガスを溶かしたダスト捕集槽8内の
トラップ溶液8aを循環ポンプ9で汲み出し、中空系カ
セット11に導入する。トラップ溶液8a中の放射性ダス
トは、中空系18にトラップされる。
【0019】中空系18の膜厚はα線を透過する厚さ(数
μm以下)とし、中空系18の外面にはYOS(Eu)
(ユーロピウムを含有する化合物Y22S)などのα線
に感度のあるシンチレータ物質を粉末化し溶剤に溶かし
て塗布してあり、ダストからのα線により発光する。
【0020】中空系18を液体シンチレータ15中に浸漬し
て設置してあるので、α線のシンチレータ層を貫通した
β線は、液体シンチレータ15を発光させる。α線シンチ
レータ層によりα線は阻止されるが、β線を通す厚さに
することにより、液体シンチレータ15はβ線だけに感度
をもつようになる。シンチレータ容器14の厚さは、β線
の飛程程度(数mm)とすることにより、透過力の強い
γ線に対する感度を低くするようにする。
【0021】α線による発光は、シンチレータ容器14の
側面に設けたガラス窓等の光学窓19および、α線用のシ
ンチレータの発光波長(例えばYOS(Eu)の場合赤
色)を透過する光学フィルタ20を介して光検出器21によ
って測定する。また、β線は、α線用のシンチレータと
発光波長の異なるものを使用し、例えば青色であれば、
青色を透過する光学フィルタ22を介して光検出器23で測
定する。このように光学系の波長を変えることにより、
α線とβ線が同時に測定できる。
【0022】γ線検出器24は、シンチレータ容器14の側
面に数cmの厚さのプラスチックシンチレータを取り付
け、その発光を光検出器により測定する。目詰まりを生
じ、あるいは放射線検出感度の低下した中空系カセット
11は、上流側と下流側に設けたバルブ13を閉止し、クイ
ックカップラー12を切り離しまた結合することによって
ワンタッチで交換することができる。
【0023】次に、図3を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。これはγ線用検出器を、α線、β線
検出器と同じように構成することにより装置の小型化を
実現するものである。すなわち、シンチレータ容器14の
側面に設けられた光学窓19にγ線用のプラスチックシン
チレータ25を取付け、このプラスチックシンチレータ25
に光検出器21,23および27を取付けた構成とする。
【0024】このような構成において、γ線測定用のプ
ラスチックシンチレータ25の発光波長域を、α線、β線
と異なるものを選択することにより、例えばα線は赤
色、β線は青色、γ線は緑色とすることにより、プラス
チックシンチレータ25の後ろに配置されたα線、β線、
γ線の異なるシンチレータ発光波長に対応する光学フィ
ルタ20,22,26および光検出器21,23,27により、α線
とβ線とγ線を同時に測定することができる。
【0025】次に本発明の第3の実施の形態を図4を参
照して説明する。この実施の形態は、繊維状または板状
のシンチレータ担体を、ダストをトラップしたトラップ
溶液内に直接設置し、発光を光学フィルタを介して、光
電子倍増管等の光検出器で測定するものである。
【0026】すなわち、先に従来の技術の説明において
参照した図9におけるサンプリング配管2上のダストサ
ンプラ3の代りに、図4に示すような検出容器28を接続
する。検出容器28の内部ほぼ全体に繊維状または板状の
シンチレータ担体29が縦方向に設けられ、下部には水平
方向に穴あき板30が設けられており、検出容器28内には
排ガスのダストを捕捉するトラップ溶液8aが満たされ
ている。
【0027】また、検出容器28の側壁には光を通す光学
窓19が設けられ、この光学窓19には赤色あるいは青色の
光学フィルタ20,22を介して光電子倍増管等の光検出器
21,23が取付けられている。さらに、検出容器28の外部
にγ線検出器24が設けられている。
【0028】シンチレータ担体29は、繊維状または板状
のプラスチックの表面に、α線に感度のあるシンチレー
タ材料、例えばYOS(Eu)を粉末化し溶剤に溶かし
塗布したものであり、α線を検出する。β線にたいして
は、繊維状または板状のプラスチックシンチレータを多
数本、トラップ溶液8a内に設置し検出部とする。プラ
スチックシンチレータの面は、α線を阻止する厚さ(10
μm程度)の膜をもち、直径はβ線の飛程程度とする。
こうして、β線には感度があり、α線とγ線には低い感
度しかもたない検出部とする。
【0029】また、α線用シンチレータの発光波長と、
プラスチックシンチレータの発光波長を異なるものとす
る。例えば、α線用シンチレータにYOS(Eu)を使
用して赤の発光とし、プラスチックシンチレータは青の
発光とする。
【0030】検出容器28の側面の光学窓19に、各々の光
を透過する光学フィルタ20,22を介して取付けられた光
検出器21,23によってα線とβ線を測定する。γ線は透
過力が高いため検出容器28外に設けたγ線検出器24によ
って検出する。
【0031】本実施の形態においては、ダストを含む排
ガスの検出容器28内への取り込み方法として、気泡31発
生用の穴あき板30を介して排ガスを容器28に導入するの
で、トラップ溶液8aの実質的密度が低下し、α線の飛
程が長くなり、α線の検出感度が改善される。
【0032】次に、図5を参照して本発明の第4の実施
の形態を説明する。これは、γ線検出器をα線検出器、
β線検出器と同じように構成することにより小型化を図
るものである。すなわち、検出容器28の側面に設けられ
た光学窓19にγ線用のプラスチックシンチレータ25を取
付け、このプラスチックシンチレータ25に光検出器21,
23および27を取付けた構成とする。
【0033】このような構成において、検出容器28を光
学的に遮蔽し、容器28の側面に光学的に透明な光学窓19
を設け、光学的に透明で、発光波長がα、βシンチレー
タと異なり、γ線を測定することのできる厚さ(測定対
象のγ線のエネルギーにより適切な厚さとする、通常は
数cm。)をもつプラスチックシンチレータ25をγ線用
に設置し、ライトガイドとする。
【0034】プラスチックシンチレータ25の背面に、各
々シンチレータの発光波長を透過する光学フィルタ20,
22,26を介して光検出器21,23,27を設置し、α線とβ
線とγ線を同時に測定する。
【0035】β線用のプラスチックシンチレータの間隔
は、トラップ溶液8a中の測定対象の放射線の飛程程度
以上とし(測定対象β線のエネルギーにもよるが、数m
m程度。)容器28内全体に一様に分布させて測定感度を
向上させる。
【0036】本実施の形態によれば、繊維状または板状
のシンチレータ担体とプラスチックシンチレータをトラ
ップ溶液内全体に一様に分布させることにより、片寄り
なく効率良くα線とβ線を測定することができる。
【0037】次に本発明の第5の実施の形態を図6を参
照して説明する。本実施の形態は検出部を兼ねる光ファ
イバーを直接溶液8a内に設置し、シンチレータ光を直
接測定するものである。
【0038】すなわち、波長シフタ入りの光ファイバー
の表面に、α線に感度のあるシンチレータ材(例えばZ
nSなど)を粉末化し溶媒に溶かして塗布し、さらに表
面にアルミ蒸着などにより光を遮蔽する処理を行い、α
線検出用光ファイバー32とする。例えば、ZnSの発光
色は紫、波長シフタの発光色は緑である。β線にたいし
ては測定対象のβ線を測定でき、γ線に対する検出感度
が低くなるような細い(直径が数mm以下)のシンチレ
ーション材入りプラスチックファイバーを、β線検出用
光ファイバー33とする。
【0039】これらの光ファイバー32,33を別々に束
ね、光学窓19、ライトガイド34および光学フィルタ20,
22を介して2個の光検出器21,23により測定する。γ線
は検出容器28の側部に設けたγ線検出器24によって測定
する。
【0040】次に図7を参照して本発明の第6の実施の
形態を説明する。すなわち、検出容器28内にα線検出用
光ファイバー32とβ線検出用光ファイバー33を交互に配
置し、光学窓19にその端面を光学的に接続し(シリコン
オイル等で光学的に反射のないように接合する)、この
光学窓19を介してライドガイド34に接続する。さらにラ
イトガイド34の背後に取り付けられたα線からの発光波
長、β線からの発光波長を透過する光学フィルタ26ある
いは22を介して光検出器27,23で測定を行う。γ線は、
検出容器28の側部に設けたγ線検出器24によって測定す
る。
【0041】次に図8を参照して本発明の第7の実施の
形態を説明する。すなわち、検出容器28内にα線検出用
光ファイバー32とβ線検出用光ファイバー33を交互に配
置し、光学窓19にその端面を光学的に接続する。光学窓
19の上にライトガイドを兼ねたγ線用のプラスチックシ
ンチレータ25を配置し、その背後に取付けられ光学フィ
ルタ20、22,26を介して光検出器21,23,27によってα
線、β線、γ線を測定する。
【0042】以上のような第5ないし第7の実施の形態
によれば、シンチレータ光及び波長シフタ光を直接光フ
ァイバーを介して測定するので、光変換効率の良い測定
をおこなうことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の排ガス放射線モニタは、液体に
よって排ガス中のダストを捕集し、前記液体を中空系カ
セットに循環し、あるいは前記液体中にシンチレータ担
体等を浸漬する構成としたので、装置内で腐食を防止す
るための対策を施す必要のある範囲をできる限り小さく
することができるとともに、捕集されたダストのような
被測定物に触れないで測定することができ、さらに、ろ
紙を使用しないので、ろ紙交換のような被曝のおそれの
高い作業を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の排ガスの放射線モ
ニタの主要な構成要素および配管系統を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の排ガスの放射線モ
ニタにおける中空系カセット部を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の排ガスの放射線モ
ニタの要部を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の排ガスの放射線モ
ニタにおける検出容器部を示す図。
【図5】本発明の第4の実施の形態の要部を示す図。
【図6】本発明の第5の実施の形態の要部を示す図。
【図7】本発明の第6の実施の形態の要部を示す図。
【図8】本発明の第7の実施の形態の要部を示す図。
【図9】従来の排ガスの放射線モニタを示す図。
【符号の説明】
1…排ガスダクト、2…サンプリング配管、3…ダスト
サンプラ、4…除湿器、5…ガスサンプラ、6…データ
処理装置、7…吸引ポンプ、8…ダスト捕集槽、8a…
トラップ溶液、9…循環ポンプ、10…循環配管、11…中
空系カセット、12…クイックカプラー、13…バルブ、14
…シンチレータ容器、15…液体シンチレータ、16…入口
側マニホルド、17…出口側マニホルド、18…中空系、19
…光学窓、20,22,26…光学フィルタ、21,23,27…光
検出器、24…γ線検出器、25…プラスチックシンチレー
タ、28…検出容器、29…シンチレータ担体、30…穴あき
板、31…気泡、32…α線検出用光ファイバー、33…β線
検出用光ファイバー、34…ライドガイド。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 7/02 G01T 7/02 B G21C 17/00 G21C 17/00 D (72)発明者 関 典之 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 北 好夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 2G075 AA01 BA03 BA16 CA32 DA08 FA18 FC12 FC14 GA02 GA03 GA09 GA37 2G088 AA03 EE12 EE21 FF04 FF05 FF06 GG11 GG12 GG15 HH09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスダクトに分岐接続されたサンプリ
    ング配管上に接続され排ガス中の粒子状放射性物質を捕
    集する捕集用液体を収容するダスト捕集槽と、このダス
    ト捕集槽に配管接続された中空系カセットとを備え、こ
    の中空系カセットは、前記捕集用液体を通流し前記粒子
    状放射性物質をトラップする中空系と、この中空系の近
    傍に配置された放射線測定器とを備えたことを特徴とす
    る排ガスの放射線モニタ。
  2. 【請求項2】 中空系はα線を受けて発光するシンチレ
    ータ物質を担持し、β線を受けて発光する液体シンチレ
    ータに浸漬配設されていることを特徴とする請求項1記
    載の排ガスの放射線モニタ。
  3. 【請求項3】 排ガスダクトに分岐接続されたサンプリ
    ング配管上に接続され排ガス中の粒子状放射性物質を捕
    集する捕集用液体を収容する検出容器と、この検出容器
    内に配置され前記粒子状放射性物質からの放射線を受け
    て発光するシンチレータを担持するシンチレータ担体
    と、前記検出容器の外部に設けられた放射線測定器とを
    備えたことを特徴とする排ガスの放射線モニタ。
  4. 【請求項4】 シンチレータ担体は軸方向に光を導く光
    ファイバーからなることを特徴とする請求項3記載の排
    ガスの放射線モニタ。
  5. 【請求項5】 放射線測定器は、α線測定器とβ線測定
    器とγ線測定器とからなることを特徴とする請求項1ま
    たは3記載の排ガスの放射線モニタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064552A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toshiba Corp 放射能測定装置および放射能測定方法
JP2014224755A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 日本バイリーン株式会社 放射性物質のモニタリング装置およびカートリッジフィルタ
JP2014232029A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社東芝 α放射能の測定システムおよびその測定方法
JP2015099028A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 京都電子工業株式会社 排ガス用放射性物質測定装置
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