JP2001335840A - 棒状ワーク焼入用ワーク支持装置とこれを用いた移動焼入機 - Google Patents

棒状ワーク焼入用ワーク支持装置とこれを用いた移動焼入機

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Masayuki Koyama
雅行 小山
Sakae Okude
栄 奥出
Atsushi Ito
淳 伊藤
Hideki Hashiguchi
英樹 橋口
Yasufumi Nakai
靖文 中井
Hidekazu Kojima
英員 小島
Yoshiyuki Uenishi
好幸 上西
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒状ワークWの外面を一端から他端まで全長
にわたって移動焼入する。棒状ワークWの端部を焼入す
るときのワーク振動を抑え、焼入品質を改善する。 【構成】 棒状ワークWの両端部を、センターピンが内
蔵されたチャック式のワーク支持機構20,20により
支持する。ワーク支持機構20,20は、いずれも、棒
状ワークWの端部を把持して回転させるチャックユニッ
ト23と、チャックユニット23の回転中心位置に設け
られたセンターピン24とを有する。チャックユニット
23は、センターピン24に対して独立に軸方向に駆動
される。棒状ワークWの一方の端部を焼入するときは、
その一方の端部を一方のセンターピン24で支持し、他
方の端部を他方のチャックユニット23で支持する。棒
状ワークWの他方の端部を焼入するときは、その他方の
端部を他方のセンターピン24で支持し、一方の端部を
一方のチャックユニット23で支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状ワークの外面
を焼入する焼入機に使用されるワーク支持装置に関し、
特に、ほぼ水平に支持された棒状ワークの外面を軸方向
に移動焼入する横移動式の移動焼入機に好適に使用され
るワーク支持装置、及びこれを用いた移動焼入機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】比較的大型の棒状ワークの外面焼入に
は、能率等の点から横移動式の移動焼入が多用されてい
る。この形式の移動焼入では、図4に示すように、棒状
ワークWがワーク支持装置A′によって水平に支持され
る。ワーク支持装置A′は、ベッド1の上に固定された
一対の支持機構2,3を備えている。
【0003】一方の支持機構2はピン形式で、センター
ピン2aにより棒状ワークWの一方の端面を中心部で回
転自在に支持する。また、他方の支持機構3はチャック
形式で、回転式のチャックユニット3aにより棒状ワー
クWの他方の端部外面を把持して周方向に回転させる。
【0004】棒状ワークWのセットが終わると、その棒
状ワークWに加熱コイルB及び冷却ジャケットCがセッ
トされ、この状態で棒状ワークWをチャックユニット3
aで回転させながら、加熱コイルB及び冷却ジャケット
Cをワーク軸方向に移動させる。移動中、加熱コイルB
は棒状ワークWの外面の軸方向一部を誘導加熱する。ま
た、加熱コイルBの移動方向後方に配置された冷却ジャ
ケットCは、移動中、棒状ワークWの加熱部外面全周に
焼入液を吹き付ける。
【0005】これにより、棒状ワークWの外面がワーク
軸方向の所定領域において移動焼入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は様々
な機器で小型化が図られており、機器内の外面焼入を必
要する棒状部品については短尺化が進められている。こ
の短尺化の結果、従来は両端部を除く部分に外面焼入が
施されていた棒状部品についても、両端部まで全長にわ
たって外面焼入が要求されるようになった。このような
要求に対し、図4に示された従来一般の移動焼入機は、
そのワーク支持装置A′の構造に起因して、棒状ワーク
Wの両端部を焼入することは不可能である。
【0007】即ち、上記のワーク支持装置A′では、棒
状ワークWの両端部がピン形式の支持機構2とチャック
形式の支持機構3との組み合わせで支持される。ピン形
式の支持機構2で支持されている端部は焼入が可能であ
るが、チャック形式の支持機構3で支持されている端部
は、そのチャックユニット3aが加熱コイルBや冷却ジ
ャケットCと干渉するため、焼入が不可能である。
【0008】この制約を取り除くために、本出願人は、
図5に示すように、棒状ワークWの両端部を一対のチャ
ック式の支持機構3,3で支持し、中間部をローラ式の
サポート4,4で下方から回転自在に支持する構造のワ
ーク支持装置A″を先に開発した(特願平7−3456
67号)。これによると、支持機構3,3の一方でチャ
ックユニット3aを棒状ワークWから解放することが可
能になる。即ち、一方の端部を焼入するときは、他方の
側の支持機構3で端部を支持し、他方の端部を焼入する
ときは、一方の側の支持機構3で端部を支持するという
持ち替え操作が可能になる。このため、棒状ワークWの
両端部を含む全長焼入が可能になる。
【0009】しかし、この持ち替え可能な移動焼入機の
場合、棒状ワークWの端部を焼入するときに、棒状ワー
クWはサポート4,4で下方から支持されているとはい
え、その焼入側の端部は非拘束の自由端となる。このた
め、棒状ワークWが長尺材の場合は、端部を焼入すると
きに振れが発生し、その端部の焼入品質が低下する懸念
がある。また、ローラ式のサポート4,4は、加熱コイ
ルB及び冷却ジャケットCとの干渉を避けるために昇降
式であることが必要となり、ワーク支持装置Aの構造を
複雑化させる原因になる。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、棒状ワークの両端部を含む全長焼入を可能に
し、しかも、端部焼入時に棒状ワークの振れを抑え、且
つ構造も比較的簡単な棒状ワーク焼入用ワーク支持装置
及びこれを用いた移動焼入機を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る棒状ワーク焼入用ワーク支持装置は、
棒状ワークの外面を焼入する焼入機に使用されるワーク
支持装置において、前記棒状ワークを両端面で回転自在
に支持する一対のセンターピンと、前記一対のセンター
ピンにより支持された棒状ワークの両端部を把持して回
転させると共に、前記一対のセンターピンに対して独立
にワーク軸方向に駆動される一対のチャックユニットと
を備えている。
【0012】この構成によると、棒状ワークの両端部が
一対のセンターピンで支持されるので、一対のチャック
ユニットの一方を棒状ワークから解放することが可能に
なり、これによる両端部の持ち替えで、棒状ワークの両
端部を含む全長焼入が可能になる。即ち、棒状ワークの
一方の端部を焼入するときは、その一方の端部を一方の
センターピンで支持すると共に、他方の端部を他方のチ
ャックユニットで支持し、他方の端部を焼入するとき
は、その他方の端部を他方のセンターピンで支持すると
共に、一方の端部を一方のチャックユニットで支持す
る。
【0013】端部以外の部分を焼入するときは、何れか
の支持形態を採用する。チャックユニットで支持される
端部の側でセンターピンを棒状ワークの端面から離反さ
せることにより、ワーク軸方向の伸びが吸収される。
【0014】これに加え、センターピンとチャックユニ
ットとの組み合わせによる支持は、チャックユニットと
ローラ式サポートとの組み合わせるによる支持と比べ
て、棒状ワークを振れなく確実に支持でき、且つ構造も
簡単である。
【0015】一対のチャックユニットは、各回転中心部
に一対のセンターピンをそれぞれ内蔵する構成が、構造
の更なる簡略化の点から好ましい。また、棒状ワークの
端部を放してその端部から遠ざかる方向へ後退したとき
に、センターピンの先端部をヘッド前方へ突出させる構
成が、棒状ワークの端縁まで確実に焼入できる点から好
ましい。
【0016】また、本発明に係る移動焼入機は、本発明
に係る棒状ワーク焼入用ワーク支持装置と、ワーク支持
装置によって支持された棒状ワークの外面の軸方向一部
を加熱しながら、棒状ワークの軸方向に駆動される加熱
コイルと、加熱コイルの移動方向後方に配置され、加熱
コイルと共に棒状ワークの軸方向に駆動されて棒状ワー
クの加熱部外面を急冷する冷却ジャケットとを備えてい
る。
【0017】この構成によると、棒状ワークの両端部を
含む全長焼入が可能になり、しかも、端部焼入時に棒状
ワークの振れが抑制され、且つ構造も比較的簡単にな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る移動
焼入機の側面図、図2及び図3は同移動焼入機の動作を
説明するための側面図である。
【0019】本実施形態に係る移動焼入機は、図1に示
すように、水平に支持された棒状ワークWの外面を軸方
向に順次焼入する横移動式の移動焼入機である。この移
動焼入機は、棒状ワークWを水平に支持して回転させる
ワーク支持装置Aと、ワーク支持装置Aによって支持さ
れた棒状ワークWの外面の軸方向一部を加熱する加熱コ
イルBと、加熱コイルBによって加熱された棒状ワーク
Wの外面を急冷する冷却ジャケットCとを備えている。
【0020】ワーク支持装置Aは、ベッド10の上に設
置された一対のワーク支持機構20,20を備えてい
る。一対のワーク支持機構20,20は、所定の距離を
あけて対向配置されており、それぞれの構造は共にセン
ターピン内蔵のチャック式であって実質同一である。
【0021】即ち、一対のワーク支持機構20,20の
いずれも、中空構造の水平な回転軸21を有している。
回転軸21は、ベース10の上に固定された駆動部22
から正面に向かって突出しており、駆動部22によって
軸方向に直進駆動されると共に周方向に回転駆動され
る。
【0022】中空構造の回転軸21の先端部には、環状
のチャックユニット23が同心状に取付けられている。
チャックユニット23は、棒状ワークWの端部外面を把
持するために、周方向に配列された複数のチャック爪を
内蔵している。チャック爪は図示されていないが、チャ
ックユニット23内で開閉駆動される周知構成のもので
ある。また、チャックユニット23自体は、回転軸21
の直進駆動及び回転駆動に伴って軸方向及び周方向に駆
動される。
【0023】一方、中空構造の回転軸21の内側には、
センターピン24が同心状に設けられている。センター
ピン24は、棒状ワークWの端面を中心部で回転自在に
支持するために、駆動部22から正面に向かって突出し
ており、且つ駆動部22によって軸方向に直進駆動され
るが、この直進駆動は、回転軸21及びチャックユニッ
ト23の直進駆動とは独立に行われる。
【0024】即ち、チャックユニット23は、駆動部2
2によりセンターピン24に対して独立に直進駆動され
る。具体的には、駆動部22に最も接近した退避位置を
起点としてワーク支持位置に前進する。そして、チャッ
クユニット23が退避位置にあるとき、ワーク支持位置
にあるセンターピン24の先端部が、チャックユニット
23の前方に十分な長さ、具体的には加熱コイルB及び
冷却ジャケットCの合計長より大きい長さで突出する。
これにより、退避位置では、チャックユニット23から
棒状ワークWの端面までの間に、加熱コイルB及び冷却
ジャケットCが収容可能となる。
【0025】加熱コイルBは、半開放鞍型コイルと呼ば
れる周知の誘導加熱コイルであり、棒状ワークAに上方
からセットされて棒状ワークWの上部外面を軸方向の一
部について誘導加熱し、且つ棒状ワークWの軸方向に直
進駆動される。冷却ジャケットCも周知のもので、加熱
コイルBの移動方向後方に配置され、加熱コイルBと同
期して棒状ワークWの軸方向に直進駆動されると共に、
棒状ワークCの外面全周に焼入液を噴射する。
【0026】次に、本実施形態に係る移動焼入機の使用
方法及び機能について説明する。
【0027】両方のワーク支持機構20,20でチャッ
クユニット23,23を退避位置に後退させる。この状
態で、センターピン24,24間に棒状ワークWを支持
する。チャックユニット23,23の一方(図1では左
側)を退避位置に残し、他方(図1では右側)をワーク
支持位置に前進させて棒状ワークWの他方の端部を把持
する。
【0028】棒状ワークWの他方の端部の把持が終わる
と、他方のセンターピン24を後退させてもよいが、ワ
ーク支持位置にそのまま残してもよい。他方のセンター
ピン24を後退させた場合は、後の焼入での棒状ワーク
Wの軸方向伸びの吸収が可能になり、その曲がりが抑制
される。また、他方のセンターピン24を使わずに、他
方の端部を把持することもできる。何れにしても、棒状
ワークWは、一方の端面がセンターピン24により回転
自在に支持され、他方の端部がチャックユニット23で
把持された状態となり、一方のセンターピン24は、先
端部が一方のチャックユニット23内を通ってその前方
に大きく突出した状態となる。
【0029】このようにしてワークセットが終わると、
加熱コイルB及び冷却ジャケットCをスタート位置、即
ち退避位置にある一方のチャックユニット23と棒状ワ
ークWの一方の端面との間にセットする。
【0030】加熱コイルB及び冷却ジャケットCのセッ
トが終わると、他方のチャックユニット23を回転させ
て棒状ワークWを回転させる。この状態で冷却ジャケッ
トCに焼入液を供給しながら、加熱コイルB及び冷却ジ
ャケットCを棒状ワークWの他方の端部に向けて移動さ
せ、棒状ワークWの一方の端部上に加熱コイルBが到達
した時点から、加熱コイルBに高周波電流を通じる。こ
れにより、棒状ワークWの外面の移動焼入が、一方の端
部から開始される。
【0031】棒状ワークWの一方の端部の焼入が終わる
と、図2に示すように、一方のワーク支持機構20でチ
ャックユニット23を退避位置から前進させ、棒状ワー
クWの一方の端部を把持する。この操作は、棒状ワーク
Wの他方の端部の近くまで焼入が終わった段階で行って
もよい。要は、棒状ワークWの他方の端部の焼入を始め
るより前にこの操作を行う。この操作のとき、一方のチ
ャックユニット23は、他方のチャックユニット23と
同じ速度で回転させる。この操作により、棒状ワークW
は両端部が両方のチャックユニット23,23で把持さ
れた状態となる。
【0032】この操作の後、一方のセンターピン24を
後退させてもよいが、ワーク支持位置にそのまま残して
もよい。一方のセンターピン24を後退させた場合は、
残りの焼入での棒状ワークWの軸方向伸びの吸収が可能
になり、その曲がりの発生が抑制される。
【0033】棒状ワークWの一方の端部が一方のチャッ
クユニット23で把持されると、図3に示すように、他
方のワーク支持機構20でチャックユニット23を開
き、退避位置に後退させる。他方のセンターピン24に
よる支持が行われていない場合は、他方のチャックユニ
ット23の後退に先立ち、他方のセンターピン24で棒
状ワークWの他方の端面を回転自在に支持する。これに
より、棒状ワークWの両端部の持ち替えが完了する。
【0034】そして、棒状ワークWの他方の端部まで焼
入を行う。焼入が終了した段階では、加熱コイルB及び
冷却ジャケットCは棒状ワークWを通過するが、他方の
チャックユニット23は退避位置に後退しているので、
加熱コイルB及び冷却ジャケットCは他方のチャックユ
ニット23と干渉することなく、棒状ワークWの他方の
端面から他方のチャックユニット23までの間に収容さ
れる。
【0035】このように、本実施形態に係る移動焼入機
によれば、棒状ワークWの両端部の持ち替え操作によ
り、その棒状ワークWは一方の端部から他方の端部まで
全長にわたって移動焼入される。しかも、いずれの端部
を焼入するときも、焼入される側の端部はセンターピン
24で支持され、反対側の端部はチャックユニット23
で支持されるので、長尺の棒状ワークWについても、図
4に示す従来一般の移動焼入機と同様、その振れが抑制
され、高い焼入品質が確保される。即ち、図5に示す従
来の持ち替え可能な移動焼入機による場合と比べて、棒
状ワークWの振れが防止され、焼入品質が向上する。
【0036】また、一対のチャックユニット23,23
に組み合わされるワーク支持手段として一対のセンター
ピン24,24を使用するので、図5に示す従来の持ち
替え可能な移動焼入機による場合と比べて装置構成が簡
単になり、特に本実施形態では、一対のセンターピン2
4,24が対応するチャックユニット23,23の回転
中心部に内蔵されているので、その簡略化が顕著であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の請求項1
に係る棒状ワーク焼入用ワーク支持装置は、棒状ワーク
を両端面で回転自在に支持する一対のセンターピンと、
一対のセンターピンに対して独立にワーク軸方向に駆動
される一対のチャックユニットとの組み合わせにより、
棒状ワークを支持して回転させるので、棒状ワークの両
端部を含む全長焼入を可能にする。しかも、棒状ワーク
を確実に支持できるので、棒状ワークが長尺の場合に
も、端部焼入時にワーク振動を抑え、その焼入品質を向
上させる。更に、装置構造の複雑化も抑制できる。
【0038】本発明の請求項2に係る棒状ワーク焼入用
ワーク支持装置は、棒状ワークの両端部を持ち替える操
作により、棒状ワークの両端部を含む全長焼入をスムー
ズに行う。
【0039】本発明の請求項3に係る棒状ワーク焼入用
ワーク支持装置は、一対のチャックユニットの各回転中
心部に一対のセンターピンをそれぞれ内蔵する構成を採
用したので、装置構造の複雑化を特に効果的に抑制でき
る。
【0040】本発明の請求項4に係る棒状ワーク焼入用
ワーク支持装置は、チャックユニットを棒状ワークの端
部から放して遠ざけたときに、センターピンの先端部が
そのヘッド前方へ突出する構成を採用したので、棒状ワ
ークの端縁まで確実に焼入できる。
【0041】また、本発明の請求項6に係る移動焼入機
は、本発明の請求項1、2又は3に係る棒状ワーク焼入
用ワーク支持装置を使用することにより、棒状ワークの
両端部を含む全長焼入を可能にし、しかも、端部焼入時
に棒状ワークの振れを抑制でき、更に、構造の複雑化も
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る移動焼入機の側面図で
ある。
【図2】同移動焼入機の動作を説明するための側面図で
ある。
【図3】同移動焼入機の動作を説明するための側面図で
ある。
【図4】従来一般の移動焼入機の側面図である。
【図5】従来の持ち替え可能な移動焼入機の側面図であ
る。
【符号の説明】
A ワーク支持装置 B 加熱コイル C 冷却ジャケット 10 ベッド 20 ワーク支持機構 21 回転軸 22 駆動部 23 チャックユニット 24 センターピン
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 淳 大阪府八尾市老原4−16 富士電子工業株 式会社内 (72)発明者 橋口 英樹 大阪府八尾市老原4−16 富士電子工業株 式会社内 (72)発明者 中井 靖文 大阪府八尾市老原4−16 富士電子工業株 式会社内 (72)発明者 小島 英員 大阪府八尾市老原4−16 富士電子工業株 式会社内 (72)発明者 上西 好幸 大阪府八尾市老原4−16 富士電子工業株 式会社内 Fターム(参考) 3K059 AA09 AB09 AD39 CD72 4K042 AA14 BA10 DA01 DB01 DD02 DF02 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状ワークの外面を焼入する焼入機に使
    用されるワーク支持装置において、前記棒状ワークを両
    端面で回転自在に支持する一対のセンターピンと、前記
    一対のセンターピンにより支持された棒状ワークの両端
    部を把持して回転させると共に、前記一対のセンターピ
    ンに対して独立にワーク軸方向に駆動される一対のチャ
    ックユニットとを備えたことを特徴とする棒状ワーク焼
    入用ワーク支持装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状ワークの一方の端部を焼入する
    ときは、その一方の端部を一方のセンターピンで支持す
    ると共に、他方の端部を他方のチャックユニットで支持
    し、他方の端部を焼入するときは、その他方の端部を他
    方のセンターピンで支持すると共に、一方の端部を一方
    のチャックユニットで支持することを特徴とする請求項
    1に記載の棒状ワーク焼入用ワーク支持装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のチャックユニットは、各回転
    中心部に前記一対のセンターピンをそれぞれ内蔵する構
    成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の棒状
    ワーク焼入用ワーク支持装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のチャックユニットは、棒状ワ
    ークの端部を放してその端部から遠ざかる方向へ後退し
    たときに、センターピンの先端部をヘッド前方へ突出さ
    せる構成であることを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の棒状ワーク焼入用ワーク支持装置。
  5. 【請求項5】 前記焼入機は、ほぼ水平に支持された棒
    状ワークの外面を軸方向に移動焼入する横移動式の移動
    焼入機であることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    に記載の棒状ワーク焼入用ワーク支持装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載の棒
    状ワーク焼入用ワーク支持装置と、ワーク支持装置によ
    って支持された棒状ワークの外面の軸方向一部を加熱し
    ながら、棒状ワークの軸方向に駆動される加熱コイル
    と、加熱コイルの移動方向後方に配置され、加熱コイル
    と共に棒状ワークの軸方向に駆動されて棒状ワークの加
    熱部外面を急冷する冷却ジャケットとを備えたことを特
    徴とする移動焼入機。
JP2000157656A 2000-05-29 2000-05-29 棒状ワーク焼入用ワーク支持装置とこれを用いた移動焼入機 Pending JP2001335840A (ja)

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