JP2001334839A - 移動農機の変速表示装置 - Google Patents

移動農機の変速表示装置

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JP2001334839A
JP2001334839A JP2000160465A JP2000160465A JP2001334839A JP 2001334839 A JP2001334839 A JP 2001334839A JP 2000160465 A JP2000160465 A JP 2000160465A JP 2000160465 A JP2000160465 A JP 2000160465A JP 2001334839 A JP2001334839 A JP 2001334839A
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threshing
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JP2000160465A
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Inventor
Masami Matsui
正実 松井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経験の浅いオペレータでも簡単に車速の変更が
行なえる表示装置を提供する。 【解決手段】主変速操作レバーの横側部にバーコード式
の表示装置を設け、作業部の負荷を検出するセンサと機
体に搭載したコントローラから作業負荷を判別し、変速
可能範囲を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、、コンバインや
トラクター等の動力農機における変速表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】コンバインやトラクター等の移動農機を
用いて作業を行う場合、作業者は操縦席の前に配設され
た計器パネルの計器類、特にエンジン回転計を見ながら
作業を行うことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不慣れ
な者では、このエンジン回転計を注視して車速の調整を
行う場合、どの程度車速を落とせば良いのかわかりづら
く、その車速を必要以上に落としたときには、扱胴の回
転数等が変化して脱穀選別のロスが生じ、作業能率を大
きく低下させてしまう不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を鑑
み、以下のように構成した。即ち、請求項1の発明で
は、操縦席に設けられた主変速レバーの横側部にバーコ
ード式の表示装置を設け、作業部に設けた負荷検出用の
センサと機体に搭載したコントローラにより作業部の負
荷を判別しながら変速可能範囲を表示させてなる移動農
機の変速表示装置の構成とした。
【0005】請求項2の発明では、前記バーコード式表
示装置が液晶であることを特徴とする移動農機の変速表
示装置の構成とした。また、請求項3の発明では、作業
部の負荷を検出するセンサと予め記憶されている設定負
荷とを比較し、走行速度に余裕があるとコントローラが
判別するときは主変速レバー横のバーコード式表示装置
に増速可能範囲を表示させ、余裕がないと判別したとき
には前記表示装置を点滅させたことを特徴とする移動農
機の変速表示装とした。
【0006】
【発明の作用】走行車体3を前進させながら刈取脱穀作
業を行なわせると、刈り取られた稲麦の穀稈は脱穀部で
脱粒され一番螺旋を介してグレンタンク5に回収され
る。この脱穀作業中において、扱室内の排藁の量が増大
するとエンジンの負荷も増大しオペレータに車速を低下
させるように指令がコントローラから出され、主変速レ
バー横のバーコード式表示装置に増減速の範囲若しくは
注意を促がす旨の指示が出力される。
【0007】
【発明の効果】この発明は、操縦席に設けられた主変速
レバーの横側部にバーコード式の表示装置を設け、作業
部に設けた負荷検出用のセンサと機体に搭載したコント
ローラにより作業部の負荷を判別しながら変速可能範囲
を表示させるように構成したものであるから、従来のよ
うにオペレータがエンジン回転計を見ながら作業負荷を
判別する必要がなく、インジケータに従ってレバー操作
を行えば良いので操作が極めて簡単で、不慣れな者でも
簡単に車速制御が行える。
【0008】また、請求項2の発明では、表示装置が液
晶であるから、見やすく、操作を誤る恐れが少ない。更
に、請求項3の発明は、作業部の負荷を検出するセンサ
と予め記憶されている設定負荷とを比較し、走行速度に
余裕があるとコントローラが判別するときは主変速レバ
ー横のバーコード式表示装置に増速可能範囲を表示さ
せ、余裕がないと判別したときには前記表示装置を点滅
させるように構成したので、これまでのように回転計だ
けに頼るものに比較して操作が簡単になり、経験や勘に
依存することがないからオペレータにとっては楽であ
り、最大の能率を上げて刈取脱穀作業を行うことができ
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて、この発明の
実施例を説明する。図1は、コンバイン1の側面図を示
すものであって、走行クローラ2を有する走行車体3の
上方に脱穀部4とグレンタンク5とを左右横方向に併設
して設けている。
【0010】刈取部6で刈り取られた麦や稲等の穀稈
は、穀稈搬送装置8によって上方へ搬送され、更にフィ
ードチェン9を介して脱穀部4に導かれる。脱穀部4を
構成する扱胴11は扱室12内において前後方向に沿わ
せて軸架されており、扱胴11で脱穀された穀粒を受網
14を介して漏下させ、更にその下方にあって前後方向
に揺動している揺動選別棚15上に落下させるようにし
ている。
【0011】揺動選別棚15にはグレンパン17とチャ
フシーブ18とストローラック19がこの順で設けら
れ、チャフシーブ18の隙間を通った穀粒を、さらにそ
の下に設けた選別網を通過させて一番螺旋21を介して
グレンタンク5に回収すべく構成している。
【0012】また、一番螺旋21の後方には、脱穀され
ていない穀粒を扱室12内に回収するための二番螺旋2
2が設けられている。二番螺旋22の出口側には二番揚
穀筒23が設けられ、穀粒はこの二番揚穀筒23内を通
って上方へ移動させられ、二番処理胴26の先端側に戻
されるように構成している。27は揺動選別棚15の下
方に配設された唐箕、28は扱室12の外周部、且つフ
ィードチェン9とは反対側に取り付けられた藁屑流量検
出センサである。この実施例では扱室12内で処理され
る穀稈の藁屑の量を電気的に検出することによって間接
的に脱穀負荷を検出する構成としている。
【0013】なお、図中符号30は二番処理胴26と一
体で後方へ延設された排塵処理胴、32は排塵を機外に
排出する横断流ファン、33は扱胴カバー13の内側に
取り付けられた排塵調節板である。この排塵調節板33
は手動でも調節できるが電動モータ34でも調節できる
ように構成する。即ち、扱室12内の排塵が多いときに
は後方への排出を促進すべく排塵調節板33の傾きを大
きくするようにモータ34で制御する。
【0014】次に図4に示す操縦部の構成について説明
する。操縦席35の前部には操向を司るパワーステアリ
ング操作レバー40が設けられ、これを左右方向に操作
すると図示しないミッションケース内の操向クラッチを
操作して、操作レバー40を倒した側に機体が進行する
ように構成している。この操作レバー40はそれ以外に
別の機能があり、前後方向に操作すると刈取部7が昇降
動するようにしている。
【0015】42は操縦席40の斜前方に配設された計
器パネルであって、エンジン回転計や燃料計が組み込ま
れている。操縦席40の左側面部には無段変速可能な主
変速レバー(HSTレバー)43が設けられ、これを前
方に倒すと前進速度が増し、中立位置を経由して後方へ
倒すと後進速度が増すように構成している。44はスロ
ットルレバー、45は刈取クラッチレバー、46は脱穀
クラッチレバーである。また、前記主変速レバー43の
横側部には液晶バーコード式の表示装置49が設けられ
ている。この液晶の表示装置49は現在の速度と作業負
荷(この実施例では脱穀部の排藁の量をアナログ的に検
出)との兼ね合いから増速可能か否かを識別し、これを
液晶バーコードで示す。図5に示すように増速可能であ
ればその範囲をバーコードで示し、増速が不可能で直ち
に減速を促がす場合には中立位置に対応して設けられて
いる液晶部分が点滅するように構成している。例えば、
図5において、主変速レバー43の現在の位置に対して
増速可能であれば、a、b、cの範囲でバーコードが表
示される。反対にエンジン馬力に余裕がなく減速を促が
す場合にはバーコードのうちaのみが点滅する。従っ
て、オペレータはこの液晶が示す通りに主変速レバー4
3を位置させればよいことになる。
【0016】図7はこの液晶表示制御を可能にする制御
系のブロック図である。マイコンからなるコントローラ
50の入力側には前記藁屑流量センサ28の他に、グレ
ンタンク5内に設置されて穀粒の流れと量を検出する穀
粒センサ52、機体の車速を検出する車速センサ53、
エンジンの回転を検出するエンジン回転センサ54が接
続され、出力側には唐箕27の風量を調節する唐箕制御
モータ56、グレンシーブ18の傾きを調節するシーブ
制御モータ57、排塵量を調節する排塵調節制御モータ
34、液晶表示装置49、警報ブザー59が接続されて
いる。
【0017】次に上例の作用について説明する。コンバ
イン1の運転席に座って機体を前進させ、穀稈を刈刃に
よって刈り取り、これを搬送装置を介して脱穀部4に導
く。脱穀部4で脱穀された穀粒は一番螺旋21を介して
グレンタンク5内に一時貯留される。脱穀されなかった
穀粒は二番螺旋22から二番揚穀筒23を介して二番処
理室に送られてここで処理される。
【0018】脱穀作業中は扱室12内に設けた藁屑流量
センサ28によって藁屑の量が測られ、この量に応じて
車速を調節すべく液晶表示装置49にコントローラ50
からの指令が与えられる。現在の作業車速において藁屑
の量が少なくてエンジンに余裕がある場合には図5に示
すように増速可能な範囲が液晶表示装置49にバーコー
ドで表示される。藁屑の量が増えてエンジンに作業負荷
が加わり、オペレータに減速を指示する場合には、バー
コード表示が最低単位になり、1つの液晶表示部aが点
滅を繰り返してオペレータに注意を与え、同時に警報ブ
ザー59を鳴らせて注意を喚起する。このように、この
実施例では、エンジンの直接の回転変動ではなく脱穀部
の藁屑の量から作業時の脱穀負荷を推定し、この負荷に
もとづいてオペレータに車速調節の指示を与えるように
しているので、従来のように経験や勘に頼ることなく車
速を適切に変更でき、しかも指示内容も簡単であるから
間違いがなく、脱穀選別ロスも少なく、最大の作業能率
を上げて脱穀作業を行うことができる。なお、前記実施
例で説明したように、脱穀作業中、言い換えると、脱穀
クラッチレバー46が入り状態のとき、穀粒センサ5
2、藁屑流量センサ28からの情報に基づいて扱室12
内の負荷が大きいと推定される場合には扱胴カバー13
の内側に取り付けた排塵調節板33を傾けて排藁等を後
方に送るようにしてもよい。
【0019】また、図示は省略したが、減速を促がす場
合に液晶表示装置のバーコードの一部を点滅させるだけ
でなく、計器パネル側のモニタも点滅させるようにして
も良い。あるいは、減速指示の場合もその最適な減速位
置を表示させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】要部の正面断面図である。
【図3】要部の側面断面図である。
【図4】操縦席の平面図である。
【図5】液晶表示装置の作用説明図である。
【図6】液晶表示装置の作用説明図である。
【図7】制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 走行クローラ 3 走行車体 4 脱穀部 5 グレンタンク 7 刈取部 8 穀粒搬送装置 9 フィードチェン 11 扱胴 12 扱室 13 扱胴カバー 28 藁屑流量センサ 30 排塵調節板 35 操縦席 49 液晶表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 49/00 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操縦席に設けられた主変速レバーの横側部
    にバーコード式の表示装置を設け、作業部に設けた負荷
    検出用のセンサと機体に搭載したコントローラにより作
    業部の負荷を判別しながら変速可能範囲を表示させてな
    る移動農機の変速表示装置。
  2. 【請求項2】前記バーコード式表示装置が液晶であるこ
    とを特徴とする移動農機の変速表示装置。
  3. 【請求項3】作業部の負荷を検出するセンサと予め記憶
    されている設定負荷とを比較し、走行速度に余裕がある
    とコントローラが判別するときは主変速レバー横のバー
    コード式表示装置に増速可能範囲を表示させ、余裕がな
    いと判別したときには前記表示装置を点滅させたことを
    特徴とする移動農機の変速表示装置。
JP2000160465A 2000-05-30 2000-05-30 移動農機の変速表示装置 Pending JP2001334839A (ja)

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