JP2001334520A - コンクリートブロックの製造方法及びその製造用型枠 - Google Patents
コンクリートブロックの製造方法及びその製造用型枠Info
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Abstract
部内面から湧出する空気や余剰水分等を除去しないと、
気泡や水泡が残留してこの部分の品質が低下した。 【解決手段】コンクリートブロックを製造するに際し、
コンクリートブロックの底部内面を成形する内型枠2の
内面に略平行な型枠100外と連通する複数の溝22a
を有し、かつフィルタークロス23を張力を与えた状態
で張り設けた溝付き枠22を配置し、その底部内面に集
まる空気や余剰水分等を溝22a内にフィルタークロス
23を介して侵出させつつ型枠内のコンクリートを締め
固め、この溝付き枠22のそれぞれの溝22a内に気流
を通過させ、空気や余剰水分等を溝22aを通過する気
流により除去する。
Description
ルバート等)又は開渠、防火用貯水槽、共同溝、地下道
あるいは組立ガレージ等の構築に用いられる各種コンク
リートブロックの製造方法及びその製造の際に使用する
型枠構造に関する。
カルバート等の筒状のコンクリートブロックを製造する
場合、コンクリートブロックの底面内面の仕上がり状態
を改善するために、以下のような型枠及び方法によりコ
ンクリートブロックを製造することが知られている。
枠は、その底部内面の内型枠に一定の間隔で孔をあける
とともに中空枠である空気室を設けてあり、内型枠内面
にはフィルタークロスを張力を与えて張りつけたものを
使用する。そしてコンクリート打設後、空気室をコンプ
レッサで駆動する空気エジェクタで連続的に吸引して空
気や余剰水分等を除去して、コンクリートブロックを製
造するものである。
は、その底部内面の内型枠に一定間隔で出水口を設け、
内面にフィルタークロスを張力を与えて張りつけた孔明
枠を具備するものを使用する。この型枠にコンクリート
打設後、未硬化コンクリートの自重による内部の静圧を
利用して前記出水口から底部内面からの空気や余剰水分
等を滲み出させながらコンクリートの締め固めを行い、
この締め固めの作業の間に滲み出して内型枠上に溜まっ
た余剰水分等をバキュームクリーナで吸い上げて、コン
クリートブロックを製造するものである。
1の製造方法では、底部内面の内型枠に各々専用の空気
室が必要となり、しかもこの空気室に空気エジェクタを
セットしてコンプレッサを長時間連続に稼働しなければ
ならないため、量産に不向きで、施工も面倒になるもの
であった。また後者第2の製造方法では、孔明枠の上に
侵出水がある程度溜まると、それ以上の水分の侵出が抑
制されてコンクリートブロック底部内面からの必要な空
気や余剰水分等の除去が不完全となりやすい。
型枠では、底部内面の内型枠の強度及び剛性を考慮し
て、孔が一定間隔で穿孔されているので、孔あるいは出
水口間に小さな気泡が残ることもあった。さらに、使用
されるフィルタークロスは経済性を考慮して数回〜十数
回使用されるが、孔あるいは出水口に、セメントペース
トを含んだ余剰水分等が集中し、フィルタークロスの目
を徐々に、また部分的に詰まらせたり、セメントペース
トが孔あるいは出水口内に詰まったりして、硬化中のコ
ンクリートに隠れ気泡が発生することがあり、多数の孔
あるいは出水口の各別の状態のチェックやそれに伴う清
掃にも時間を費やすこととなった。
とを目的としている。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るコンクリートブロックの製
造方法は、内型枠の一部を形成する複数の溝を有する溝
付き枠の溝を覆うようにしてフィルタークロスを張力を
与えた状態で溝付き枠に張り付け、それぞれの溝内に気
流を通過させて、型枠に打設したコンクリートを締め固
める際にフィルタークロスを透過して溝内に侵出してく
る空気や余剰水分等を除去する構成である。
用型枠は、外型枠と内型枠とからなり、内型枠が、一方
の面に複数の溝を有し、それぞれの溝を覆うようにして
フィルタークロスを張力を与えた状態で張り付けた溝付
き枠を具備する構成である。
打設してコンクリートブロックを製造するに際し、コン
クリートブロックの底部内面を成形する内型枠の内面に
略平行な型枠外と連通する複数の溝を有し、かつフィル
タークロスを張力を与えた状態で張り設けた溝付き枠を
配置し、その底部内面に集まる空気や余剰水分等を溝内
にフィルタークロスを透過させて侵出させつつ型枠内の
コンクリートを締め固め、この溝付き枠のそれぞれの溝
内に気流を通過させ、空気や余剰水分等を溝を通過する
気流により除去することを特徴とするコンクリートブロ
ックの製造方法である。
ート打設後、コンクリートの静圧により底部のコンクリ
ートから空気や余剰水分等が、フィルタークロスを透過
して溝付き枠の溝内に侵出してくる。溝内に侵出した空
気や余剰水分等は、溝が外部と連通しその溝内を気流が
通過するので、気流とともに外部に排出される。これと
ともに、気流が溝内を通過することにより、溝内の気圧
が低下し、コンクリート内の空気や余剰水分等の侵出を
促進する。したがって、効率よく、コンクリート内の空
気や余剰水分等を除去することが可能になる。そして、
このように空気や余剰水分等を除去することにより、コ
ンクリート内に隠れ気泡や余剰水分等が残留することを
防止することが可能になり、成形後に仕上げ作業や表面
修理作業の必要のない良質な底部内面を成形することが
可能になる。さらに、成形後の仕上げ作業や表面修理作
業がなくなることにより、製造工程を短縮し製造コスト
を低減することが可能になる。加えて、空気や余剰水分
等を除去するので、製造したコンクリートブロックの底
部は、強度及び耐久性等に優れた品質に改良することが
可能になる。
方向に所定のピッチで、かつ溝付き枠の奥行き方向の全
長にわたる長さで形成されてなるものが好適である。こ
のように複数の溝を設けることにより、溝への気流の供
給を容易にすることが可能になる。
は、複数の溝のそれぞれの一方端を気流が通過し得る状
態に連結し、かつ他方端を開放状態に維持し、連結した
一方端から溝内に気流が発生し得るようにすることが望
ましい。このような溝内を通過する気流を形成するもの
としては、加圧空気であってよいし、又減圧空気であっ
てよい。
内側に外型枠と離間した状態に配設する内型枠とを具備
し、内型枠が、コンクリートブロックの底部内面を成形
するその内面に略平行な型枠外と連通し、コンクリート
が打設された後に湧出する空気や余剰水分等を気流によ
り外部に排出するための複数の溝を有し、かつフィルタ
ークロスを張力を与えた状態で張り設けた溝付き枠を備
えることを特徴とするコンクリートブロック製造用型枠
である。
構成する溝付き枠は、コンクリートブロックの底部内面
を形成する部分に複数の溝が設けられる構成で、貫通孔
を設けていないので、底部内面を形成するための内型枠
の強度を低下させることを抑制することが可能になる。
また、仮に溝にセメントペースト等が付着した場合で
も、その付着状態が容易に目視確認することができるの
で、保守作業に要する時間を短縮することが可能にな
り、生産性を向上させることができる。
チで、かつ溝付き枠の奥行き方向の全長にわたる長さで
形成されてなるものが挙げられる。このように溝を設け
ることにより、仮にセメントペースト等が溝内に付着し
た場合でも、全体を目視することにより付着の有無を確
認することが可能になり、しかも、剥離用の工具を溝内
に挿入して摺動させるだけで付着したセメントペースト
を除去することが可能になる。このため、保守作業を簡
素化することができ、生産性を大幅に向上させることが
可能になる。
説明する。
るボックスカルバートの施工例を示すものである。
に示すように、外型枠1と、内型枠本体21と内型枠本
体21に一体化される溝付き枠22とからなる内型枠2
とで構成される。内型枠2は、コンクリートブロックの
底版、側壁を形成するための空間をあけて、つまり外型
枠1の内側に外型枠1から離間して取り付けられる。内
型枠2は、内型枠本体21と溝付き枠22とを組み合わ
せて形成されるもので、内型枠本体21は分解あるいは
折り畳んで成形したコンクリートブロックから取り外す
ことができる構造である。溝付き枠22は、コンクリー
トブロックの底部内面を成形するその内面に、略平行で
型枠100外と連通し、コンクリートが打設された後に
湧出する空気や余剰水分等を気流により外部に排出する
ための複数の溝22aが設けてあり、かつフィルターク
ロス23を張力を与えた状態で張り設けてある。
示すように、その内面に複数の溝22aが平行に設けて
あり、コンクリートブロックの製品長さより長い奥行き
寸法を有しているとともに、その幅方向の両側には、内
型枠本体21の取付フランジ21aに対応して取付のた
めのフランジ部22cを有している。すなわち、溝付き
枠22は、外型枠1が組み立てられた状態で、そのコン
クリートブロックの製品長さ方向において外型枠1から
その両端が延出する長さを有している(図3)。この溝
付き枠22に形成する溝22aは、内型枠2の幅方向す
なわちコンクリートブロックの製品内幅方向に所定のピ
ッチで、かつ奥行き方向に溝付き枠22の全長にわたる
長さで形成されている。溝22aは、図2に示すよう
に、例えばその断面形状を二等辺三角形とするものであ
る。また、フランジ部22cは、両側の傾斜成形面から
延出して設けられるもので、使用状態において下から上
に向かって拡開するように傾斜する内型枠2の取付フラ
ンジ21aに対応して、コンクリートブロックの底部内
面側から上方に拡開するように傾斜している。そして、
この溝付き枠22は、次に説明するフィルタークロス2
3をコンクリートブロックの底部内面と接するその内面
(ブロック成形面)に張り付けた後に、外型枠1から延
出するその両端部を、外型枠1の外側において固定し
て、外型枠1に取り付けるものである。
剰水分等を通過させるための貫通孔が設けてないので、
機械的強度の低下を抑制することができ、よって耐久性
を向上させることができる。また、溝22は、所定ピッ
チで設けられているので、セメントペースト等が付着し
た場合であっても、フィルタークロス23を取り除いた
状態で溝22a内の付着状態を容易に目視確認すること
ができ、保守作業に要する時間を短縮することができ
る。
内面に、溝22aを塞ぐようにして張力を与えた状態で
張り付けられる。このフィルタークロス23は、溝22
a内へのコンクリート中の骨材その他のセメント有用成
分の通過を阻止し、気泡や余剰水分及びレイタンス等の
除去目的のもののみが選択的に通過するように、その繊
維の通気度乃至通水度が選ばれる。フィルタークロス2
3は、袋状に縫着してある両端部23a,23aを溝付
き枠22の側面から上方に延出し、それぞれ芯金3を挿
通しているとともに、芯金3,3間に掛具4,4を介し
て帯体5を張架し、緊張状態に保持するものとしてい
る。つまり、このようにフィルタークロス23の両端部
23a,23aを緊張して、常時張力を与えた状態に維
持している。
所定の台板6、外型枠1及び内型枠本体21と溝付き枠
22からなる内型枠2を用意し、図5に示すように、始
めに外型枠1と内型枠本体21とを組み立てて所要の形
状に組み立てる。つまり、内型枠2は、コンクリートブ
ロックの底部内面を成形するための溝付き枠22を取り
外して開口部とした状態でセットしている。この状態
で、まず溝付き枠22の組み込まれていない型枠100
の底版上にコンクリートを打ち込み、コンクリートブロ
ックの底部に相当する型枠内の部分にのみコンクリート
を十分に充填するようにする。
ト、水の各単位量及び水セメント比の配合は、通常、次
のような範囲に調整される。 セメント ;300Kg/m3 〜500Kg/m3 水 ;110l/m3 〜200l/m3 水セメント比;55%〜32% 次いで、図6に示すように、開口部とした内型枠2の部
分、すなわちコンクリートブロックの底部内面を成形す
る部分に、溝付き枠22を配置し、内型枠本体21と一
体に結合する。具体的には、フィルタークロス23を張
り付けた状態の溝付き枠22は、内型枠本体21内の上
方から内型枠本体21内に設置される。この時、内型枠
本体21の取付フランジ21aは、外型枠1の方向にテ
ーパ形状となっているので、溝付き枠22の案内部材と
して機能し、溝付き枠22を所定の取付位置に案内す
る。そして、溝付き枠22が内型枠本体21の所定の取
付位置に到達した状態で、外型枠1から延出し外型枠1
のアングル材1a(図3)に載置されている部分を固定
して、溝付き枠22と内型枠本体21とを一体化する。
内型枠本体21への取付が完了した溝付き枠22の一方
の端部には、この実施例にあっては、溝付き枠22内に
侵出した空気や余剰水分等を掃流するために、全ての溝
22a内に加圧された気流を供給する、加圧空気を生成
する図示しないコンプレッサが接続される。溝22aと
コンプレッサとは、溝22aの端部分で加圧空気が漏洩
しないように、外型枠1から延出している溝付き枠22
の端部分の溝22aが開放されることなく加圧空気の流
通が可能な状態に密封するようにして接続する。
に一体化した型枠100の内部に、外型枠1と内型枠2
の間隙から図6に示す矢印のように順次コンクリートを
打ち込んで行き、図7のようにブロック側壁及び頂版部
に相当する型枠100内の部分に順次コンクリートを打
設してコンクリートで完全に充填する。打設中及び打設
後、外部振動機及びコンクリート内に挿入する棒状振動
機等の内部振動機を作動させて、振動による締め固め作
用を生じさせるとともに、型枠100の底部にその側壁
や頂版部から負担されるコンクリートの自重により大き
な締め固め作用により、溝付き枠22の接するコンクリ
ートブロックの底部内面には、未硬化コンクリート中の
余剰水分が気泡やレイタンス等の有害成分とともに集め
られる。この空気や余剰水分等は、型枠内の静圧により
フィルタークロス23でろ過されて溝付き枠22の溝2
2a内へと侵出する。それぞれの溝22aには、コンプ
レッサから加圧空気が送出されているので、気流が生じ
る。そして、気流により、溝22a内の空気や余剰水分
等は溝22aの他方端から排出される。また、気流が溝
22a内に生じることから、溝22a内の気圧が低下
し、フィルタークロス23を介して順次溝22a内に侵
出するが、集まった空気や余剰水分等は、加圧空気は連
続してそれぞれの溝22aに供給されるので、溝22a
内に貯留することなく溝22aの開放された他方端から
排出される。この後、コンクリートが硬化した後、外型
枠1及び内型枠2を取り除いて、コンクリートブロック
を完成する。
ピッチで形成された溝22aに侵出してコンクリートの
表面に平行に移動して除去されるので、フィルタークロ
ス23の目詰まりを抑制することができ、溝22a間の
対応するコンクリートの位置に残留する隠れた気泡を最
小限に抑えることができる。しかも、所定のピッチでコ
ンクリートブロックの製品長さの全長をカバーして溝2
2aが設けられているので、底部内面を略全面にわたっ
て略均等に空気や余剰水分等を除去することができる。
また、気流が供給される溝22aの端部は、打設された
コンクリートの端部分から離間しているため、加圧され
た空気が直接に当たることがなく、よって加圧空気によ
りコンクリートが抉られたりするような不具合を防止す
ることができる。したがって、コンクリートが硬化して
型枠を外した後に、コンクリートブロックの底部内面に
気泡や凹み等の表面欠陥が発生することを防止すること
ができ、成形後に仕上げや表面修理の作業の必要なくコ
ンクリートブロックを製造することができる。また、仕
上げや表面修理作業をする必要がないので、製造工程を
短縮することができ、製造コストを低減することができ
る。
(空気)や余剰水分等を湧出させて効率よく取り除くの
で、コンクリートブロックの底部を強度及び耐久性等に
優れた品質に維持することができる。これに加えて、型
枠100の組立において、ボルトの締め付けに使用して
いるインパクトレンチの可動に必要なコンプレッサを流
用して溝22a内に気流を発生させることができるの
で、特別な器材を準備することなく、空気や余剰水分等
を除去することができる。
定されるものではない。上記実施例にあっては、加圧空
気を溝22a内に供給することにより気流を発生させて
空気や余剰水分等を除去したが、減圧空気により溝22
a内の気圧を減圧して気流を発生させて空気や余剰水分
等を除去するものであってもよい。すなわち、溝付き枠
22の全ての溝22aの一方端を連通させて、他方端を
略密閉した状態で、一方端から溝22a内の空気を吸引
するものである。そして、この吸引により溝22a内に
生じた気流により、溝22a内に侵出した空気や余剰水
分等を吸い出すものである。
示すように、その断面形状が台形であってもよい。な
お、溝の断面形状にあっては、上記実施例にて説明した
二等辺三角形形状や台形形状の外に、矩形や半円形状の
ものであってもよい。
いて各溝と直交する溝により相互に連通するようにし直
交する溝の長手方向の略中央部分から気流を発生させる
ためのコンプレッサ等を接続し得るようにしたものであ
ってもよい。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
リート打設後、コンクリートの静圧により底部のコンク
リートから湧出する空気や余剰水分等が、フィルターク
ロスを介して溝付き枠の溝内に侵出し、溝内に侵出した
空気や余剰水分等が溝内を通過する気流とともに外部に
排出されるので、気泡や水泡等による欠陥部が底部内面
に発生しない、良質なコンクリートブロックを製造する
ことができる。したがって、成形後、底部内面の仕上げ
作業や表面修理作業の必要がなくなるので、製造工程を
短縮することができるとともに、製造コストを低減する
ことができる。
溝内の気圧が低下し、コンクリート内の空気や余剰水分
等の侵出が促進されるので、効率よく、コンクリート内
の空気や余剰水分等を除去することができる。
方向に所定のピッチで、かつ溝付き枠の奥行き方向の全
長にわたる長さで形成されてなるものであれば、溝への
気流の供給を容易にすることでき、しかも底部内面全体
にわたって略均等に気流により空気や余剰水分等を除去
することができる。
し得る状態に連結し、かつ他方端を開放状態に維持し、
連結した一方端から溝内に気流が発生し得るようにする
ものであれば、効率よく気流を溝内に発生させることが
できる。
成する溝付き枠は、コンクリートブロックの底部内面を
形成する部分に複数の溝が設けられる構成であり、底部
内面を形成するための内型枠を構成する部分に貫通孔す
なわち機械的強度を低下させる貫通孔がないので、内型
枠の強度が低下することを抑制することができ、耐久性
を向上させることができる。さらに、仮に溝にセメント
ペースト等が付着した場合でも、その付着状態が容易に
目視確認することができるので、保守作業に要する時間
を短縮することができ、したがって生産性を向上させる
ことができる。
図。
示す断面図。
を拡大して示す断面図。
示す断面図。
示す断面図。
示す断面図。
て示す断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】コンクリートを型枠に打設してコンクリー
トブロックを製造するに際し、コンクリートブロックの
底部内面を成形する内型枠の内面に略平行な型枠外と連
通する複数の溝を有し、かつフィルタークロスを張力を
与えた状態で張り設けた溝付き枠を配置し、その底部内
面に集まる空気や余剰水分等をフィルタークロスを透過
させて溝内に侵出させつつ型枠内のコンクリートを締め
固め、この溝付き枠のそれぞれの溝内に気流を通過さ
せ、空気や余剰水分等を溝を通過する気流により除去す
ることを特徴とするコンクリートブロックの製造方法。 - 【請求項2】複数の溝が、内型枠の幅方向に所定のピッ
チで、かつ溝付き枠の奥行き方向の全長にわたる長さで
形成されてなることを特徴とする請求項1記載のコンク
リートブロックの製造方法。 - 【請求項3】複数の溝のそれぞれの一方端を気流が通過
し得る状態に連結し、かつ他方端を開放状態に維持し、
連結した一方端から溝内に気流が発生し得るようにする
ことを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリートブ
ロックの製造方法。 - 【請求項4】気流を、加圧空気により形成することを特
徴とする請求項1、2又は3記載のコンクリートブロッ
クの製造方法。 - 【請求項5】気流を、減圧空気により形成することを特
徴とする請求項1、2又は3記載のコンクリートブロッ
クの製造方法。 - 【請求項6】外型枠と、その外型枠の内側に外型枠と離
間した状態に配設する内型枠とを具備し、内型枠が、コ
ンクリートブロックの底部内面を成形するその内面に略
平行な型枠外と連通し、コンクリートの打設、締め固め
により湧出する空気や余剰水分等を気流により外部に排
出するための複数の溝を有し、かつフィルタークロスを
張力を与えた状態で張り設けた溝付き枠を備えることを
特徴とするコンクリートブロック製造用型枠。 - 【請求項7】複数の溝が、内型枠の幅方向に所定のピッ
チで、かつ溝付き枠の奥行き方向の全長にわたる長さで
形成されてなることを特徴とする請求項6記載のコンク
リートブロック製造用型枠。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103042592A (zh) * | 2013-01-22 | 2013-04-17 | 洛阳市闻洲瓷业有限公司 | 低压快排水石膏模具及制作方法 |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000154606A patent/JP3517632B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2016056128A1 (ja) | コンクリート製品の製造方法 |
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