JP2001334045A - 払出制御装置 - Google Patents

払出制御装置

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JP2001334045A
JP2001334045A JP2000156546A JP2000156546A JP2001334045A JP 2001334045 A JP2001334045 A JP 2001334045A JP 2000156546 A JP2000156546 A JP 2000156546A JP 2000156546 A JP2000156546 A JP 2000156546A JP 2001334045 A JP2001334045 A JP 2001334045A
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dispensing
balls
shutter
ball
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Koji Busujima
廣治 毒島
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Daydo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払出動作中にその動作の中断があっても、そ
の中断の前後で、球または円盤状の物品の払出状態を維
持して、払出動作中の球または円盤状の物品についても
精確に計数する払出制御装置を提供すること。 【解決手段】 球または円盤状の物品を、電磁気的手段
で計数しながら所定数払い出す装置において、球または
円盤状の物品を払い出す払出手段と、払い出された球ま
たは円盤状の物品の排出を検知する払出センサーとの間
に、払出手段と同期して動作し、払出手段による払出が
行われない時には球または円盤状の物品の排出を阻止す
るシャッター手段を設け、払出動作中にその動作の中断
があっても、その中断の前後で球または円盤状の物品の
払出状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ球やメダ
ル、コインなど個数が計数可能な球または円盤状の物品
を、電磁気的手段で計数しながら所定数払い出す装置に
関する。特に、停電などによって払出動作の中断があっ
ても、その中断の前後で球または円盤状の物品の払出状
態を維持して、精確な払出に寄与する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】個数が計数可能な球または円盤状の物品
を、電磁気的手段で計数しながら所定数払い出す装置
は、自販機や両替機に設置されるコインの払出装置や、
遊技機に設置されるパチンコ球やメダルの払出装置な
ど、種々のものが公知である。このような払出装置にお
いて、精確な個数を払い出すことは、重要な事項であ
る。停電などの不測の事態や、修理のための人為的な操
作によって、払出動作が中断されることがある。その中
断の前後でも、球または円盤状の物品の払出状態を維持
して、精確な払出に寄与する装置が望まれている。
【0003】例えば、パチンコ機に設置される賞球の払
出装置においては、次のような技術が開示されている。
特許第2918972号公報は、賞球払出の動作中に停
電が発生した場合には、電力回復時に、停電前の全ての
入賞球に対して、規定の一定数の賞球を払い出す構成を
開示している。これによると、停電前に払出動作中の全
機から、過剰の賞球が払い出されてしまうことが避けら
れない。そのため、遊技者にとっては有利な制御ではあ
るが、パチンコ店側にとっては損害が発生し、また、過
剰の賞球を払い出すということは、パチンコ機の払出制
御に不透明さを残して好ましくない。いずれにせよ、賞
球数の精確な払出には寄与していない。
【0004】特開昭61−103463号公報や特開昭
63−260582号公報は、停電時に、コンデンサー
から電源端子に高電圧を印可したり、補助電池の電力を
利用したりして、RAMやCPUに記録された遊技情報
をバックアップする構成を開示している。これによる
と、停電発生時に遊技情報が記憶されるので、電力回復
時に、停電前の遊技状態を継続することができる。しか
し、電力回復後の処理は、前記特許第2918972号
公報と同様であるので、賞球数の精確な払出には寄与し
ない。
【0005】特許第2556962号公報は、賞球の払
出手段として、ソレノイドで動作して賞球の排出を阻止
するシャッターと、払い出された賞球の排出を検知する
払出センサーを開示している。これによると、シャッタ
ーで賞球の過剰な払い出しを防止し、払出センサーで賞
球の排出数を計数することができる。しかし、払出セン
サーの下流にシャッターが設けられている。そのため、
賞球が、払出センサーの上流側に連続して貯留されるこ
ととなり、払出時には払出センサーを連続して通過する
ので、誤検出の恐れがある。また、停電中に、振動など
により、賞球の貯留部から賞球が誤って落下すると、検
知されることなくセンサーを通過してしまうことにな
る。従って、払出動作中の賞球については一切考慮がな
いので、十分精確な払出には寄与しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その
目的は、払出動作中にその動作の中断があっても、その
中断の前後で、球または円盤状の物品の払出状態を維持
して、払出動作中の球または円盤状の物品についても精
確に計数する払出制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、上記従来技術とは逆に、払出センサー
の上流側にシャッター手段を設けることで、課題の解決
を図る。すなわち、球または円盤状の物品を、電磁気的
手段で計数しながら所定数払い出す装置において、球ま
たは円盤状の物品を払い出す払出手段と、払い出された
球または円盤状の物品の排出を検知する払出センサーと
の間に、払出手段と同期して動作し、払出手段による払
出が行われない時には球または円盤状の物品の排出を阻
止するシャッター手段を設け、払出動作中にその動作の
中断があっても、その中断の前後で球または円盤状の物
品の払出状態を維持することを特徴とする。
【0008】ここで、払出手段に、球または円盤状の物
品を1個づつ分離して一時的に保持し、モーターによる
回転駆動に伴って、球または円盤状の物品の保持と解放
を行う払出部材を設け、シャッター手段に、払出部材の
回転と機械的に同期して動作するためのリンク機構を設
けて、簡易な機械的構成で精確な払出に寄与させてもよ
い。
【0009】或いは、払出手段に、球または円盤状の物
品を1個づつ分離して一時的に保持し、モーターによる
回転駆動に伴って、球または円盤状の物品の保持と解放
を行う払出部材を設け、シャッター手段に、払出部材を
駆動するモーターと電気的に同期して動作するためのソ
レノイドを設けて、簡易な電気的構成で精確な払出に寄
与させてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示した実施例に基づいて説明する。ここでは、球または
円盤状の物品としてパチンコ球を挙げるが、本発明は、
パチンコ球などの球の他に、コインやメダルなどの円盤
や、更には、形状がほぼ均一に揃った真珠や穀類などの
略球体等、個数が計数可能な任意の球または円盤状の物
品を対象とすることができる。また、ここでは、払出制
御装置として、パチンコ機に設置される賞球の払出装置
を挙げるが、本発明は、自販機や両替機に設置されるコ
インの払出装置や、遊技機に設置されるメダルの払出装
置等、球または円盤状の物品を電磁気的手段で計数しな
がら所定数払い出す任意の装置を対象とすることができ
る。なお、実施形態は、本発明の主旨から逸脱しない限
り適宜設計変更可能なものである。
【0011】図1ないし3は、本発明によるパチンコ機
の概要を示す裏面正面図、側面図、制御ブロック図であ
る。パチンコ機の裏面には、主制御基板(11)や、賞
球制御基板(12)、音声制御基板(13)、図柄表示
制御基板(14)、パチンコ球発射駆動部(15)な
ど、遊技を司る公知の諸部材が設けられている。上部に
設置された貯留タンク(21)に収容された賞球は、案
内樋(22)を介して、賞球払出路(23)へ流下し、
賞球の払出制御装置(30)に臨む。
【0012】主制御基板(11)では、遊技機の制御デ
ータを固定的に記憶するROMから、遊技機を制御する
CPUが、制御データを適宜に読み出して演算処理を実
行し、音声制御基板(13)や図柄表示制御基板(1
4)を介して、遊技機に設けた図柄表示装置や大入賞口
等の各種装置に、大当り等の所定の遊技状態を実行させ
る。打球が各入賞口へ入賞すると、入賞SWからの信号
により、CPUは、賞球制御基板(12)の払出制御部
を介して、賞球の払出制御装置(30)を駆動して、賞
球の払出を実行する。入賞SWからの信号が、図柄変動
装置の始動口への入賞である場合には、CPUは、大当
りか否かの判定を実施し、その結果に基づき図柄変動装
置の可変動作を実行し、可変図柄を停止する。大当り状
態が発生した場合には、図柄変動の停止後に、大入賞口
制御部を介して、大入賞口開閉装置に所定回数の開閉動
作を実行させ、払出制御部に大入賞口への入賞球数に応
じた賞球の払出動作を実行させる。CPUは、これらの
遊技に連動させ、ランプ制御部を介して各種の装飾ラン
プを点滅させ、音声制御部を介してスピーカから効果音
を出力し、遊技状態を演出する。
【0013】払出制御部は、後述の払出センサー(2
4)の出力レベル(Hi/Lo)を監視すると共に、払
出センサー(24)のHi信号に基づき、払出数を1個
カウントアップする。そして、CPUの払出命令によ
り、賞球の払出制御装置(30)を駆動して、賞球の払
出を実行する。払出センサーによる検知結果や、大当り
回数等その他の管理データは、通常時にはRAMに格納
されている。RAMは、賞球数や各種装置の稼働状態等
のデータを逐次記憶しておくと共に、CPUの演算課程
で一時的に作業領域としても使用される。
【0014】停電検出回路は、電源電圧の低下(停電)
を検出すると、CPUに割込信号を出力する。この割込
信号が出力された場合には、CPUは、停電検出回路内
の遅延回路により、ROM内の払出センサーに関する情
報をEEPROMに書き込み後、全ての電源がOFFと
なる。遅延回路は、払出装置が電源OFF後に慣性で回
転する時間が経過するまで、払出センサーの検出とEE
PROMへの書込が継続する程度のものでよい。なお、
発振制御回路は、水晶発振器より入力される発振パルス
を、所定時間幅のクロックとして出力するものであり、
このクロックにてCPUの演算速度が決定される。タイ
マーは、発振制御回路からのクロックに基づき経過時間
を計測し、各種装置を駆動または停止する制御指令を出
力する。選択回路は、動作させる回路を指定する動作指
定手段として機能する。
【0015】図4は、本発明による払出制御装置(3
0)の要部を示す斜視説明図、図5は、その動作説明図
である。賞球払出路(23)の開口部(23a)に、賞
球を払い出す払出手段として、払出モーター(32)の
軸(32a)に軸着された払出部材の払出カム(31)
の外周面が臨んでいる。払出カム(31)の外周面は、
通常は賞球払出路(23)の開口部(23a)に突出し
ていて、賞球の落下を阻止しているが、賞球を1個づつ
分離して一時的に保持する切欠部(31a)が形成され
ている。これにより、払出カム(31)は、払出モータ
ー(32)による回転駆動に伴って、開口部(23a)
の上流側の賞球払出路(23)に貯留されている賞球
を、1個づつ分離して一時的に保持し、更に回転するこ
とで解放して下流へ排出する。
【0016】賞球払出路(23)の開口部(23a)の
下流には、払出カム(31)による払出が行われない時
には賞球の排出を阻止するシャッター手段が設けられて
いる。シャッター手段は、次のようなリンク機構を備
え、払出カム(31)の回転と機械的に同期して動作す
る。払出モーター(32)の軸(32a)には、払出カ
ム(31)の他に、外周面が楕円形の払出シャッターカ
ム(33)も軸着されている。払出シャッターカム(3
3)には、棒状のリンク片(41)の上端部(41a)
が当接している。リンク片(41)の中程は、払出制御
装置(30)のフレームに支持された回転軸(41c)
により、回動自在に保持され、リンク片(41)の下部
(41b)は、シャッター板(51)の中央部に設けら
れた長孔(51a)を抜けて、下端部に重り(42)を
取り付けられている。この重り(42)によって、リン
ク片(41)の上端部(41a)が、回転軸(41c)
を中心にして払出シャッターカム(33)に向かって付
勢されている。すなわち、払出シャッターカム(33)
によって、リンク片(41)を介して、シャッター板
(51)が、賞球払出路(23)から遠ざかる方向へ付
勢されている。
【0017】シャッター板(51)は、その基部の一端
が、払出制御装置(30)のフレームに固定されたガイ
ド(43)にスライド自在に保持され、先端部(51
b)が、バネ(52)により、賞球払出路(23)のシ
ャッター孔(23b)から賞球払出路(23)へ突出す
る方向に付勢されている。このバネ(52)によるシャ
ッター板(51)の付勢方向は、前述の払出シャッター
カム(33)による付勢方向とは逆向きである。そのた
め、シャッター板(51)の先端部(51b)は、通常
はバネ(52)によってシャッター孔(23b)から賞
球払出路(23)へ突出して、賞球払出路(23)を遮
断しているが、払出シャッターカム(33)の回転に伴
って、シャッター孔(23b)から没入して、賞球払出
路(23)を解放する。このように、払出モーター(3
2)の回転に伴って、払出カム(31)で、賞球が1個
づつ払い出されると同時に、この払出と同期して、シャ
ッター板(51)で、賞球払出路(23)が開閉され
る。図5に示すその動作の詳細は、次の通りである。
【0018】払出カム(31)の切欠部(31a)が、
賞球払出路(23)の開口部(23a)に臨んで、賞球
払出路(23)の上流側に貯留されている賞球を1個だ
け保持した状態(図5(イ))では、リンク片(41)
の上端部(41a)は、払出シャッターカム(33)の
短径部分に当接している。そのため、シャッター板(5
1)は、バネ(52)により、先端部(51b)が、シ
ャッター孔(23b)から賞球払出路(23)へ突出し
て、賞球払出路(23)を遮断している。
【0019】ここで、このシャッター孔(23b)より
下流の位置には、払い出された賞球の排出を電磁気的手
段で検知する近接スイッチや光センサー等の払出センサ
ー(24)が配設されている。従って、シャッター板
(51)によって、賞球が、払出センサー(24)へ流
入することが阻止されている。
【0020】払出モーター(32)が回転すると、払出
カム(31)に保持された賞球が、落下点に近づいてい
く(図5(ロ))。このとき、リンク片(41)の上端
部(41a)は、徐々に、払出シャッターカム(33)
の長径部分に当接していく。すると、回転軸(41c)
を中心としたリンク片(41)の回動に伴い、リンク片
(41)の下部(41b)が、シャッター板(51)の
長孔(51a)との当接面を押し、シャッター板(5
1)は、バネ(52)に抗して賞球払出路(23)を開
放する方向にスライドする。
【0021】そして、払出カム(31)に保持された賞
球が落下点に到達した段階(図5(ハ))で、シャッタ
ー板(51)の先端部(51b)が、シャッター孔(2
3b)から完全に没入するすぐ手前までスライドして、
賞球払出路(23)が開放される状態の直前となる。賞
球払出路(23)は、まだ開放されていないので、この
時点で、例えば、停電が発生して、払出カム(31)に
保持された賞球が、振動により誤って落下しても、シャ
ッター板(51)で保持されて、払出センサー(24)
へは流入しない。
【0022】その後、払出カム(31)が更に回転し、
シャッター板(51)の先端部(51b)が、シャッタ
ー孔(23b)から完全に没入して、シャッターの最大
開放状態(図5(ニ))に達して、払出センサー(2
4)への経路が確保される。この時、リンク片(41)
の上端部(41a)は、払出シャッターカム(33)の
長径部分に当接している。
【0023】更に払出カム(31)が回転すると、リン
ク片(41)の上端部(41a)が、徐々に、払出シャ
ッターカム(33)の短径部分に当接していく(図5
(ホ))。その結果、払出シャッターカム(33)によ
るリンク片(41)の付勢が解除され、バネ(52)に
より、シャッター板(51)の先端部(51b)が、シ
ャッター孔(23b)から賞球払出路(23)へ突出し
ていく。
【0024】以上のように、シャッター手段としてのシ
ャッター板(51)は、リンク片(41)などから成る
リンク機構を介して、払出手段としての払出カム(3
1)の回転と同期して動作し、払出の行われない時には
賞球が払出センサー(24)へ流入することを確実に阻
止している。そのため、停電発生等により、払出動作中
にその動作の中断があっても、賞球を1個も払出センサ
ー(24)へ流入させない。仮に、払出動作中に図5
(ロ)や図5(ハ)の状態で払出カム(31)に保持さ
れた賞球が、振動などにより誤って落下しても、シャッ
ター板(51)で保持されるので、払出センサー(2
4)へは流入しない。従って、電力回復後には、誤って
落下した賞球を含めて、払出センサー(24)により賞
球の計数を継続できる。また、切欠部(31a)を備え
た払出カム(31)で、賞球が1個づつ分離して払い出
されるので、賞球は、一定の間隔をもって払出センサー
(24)を通過する。そのため、払出センサー(24)
による誤検出の危惧も払拭されている。このように、停
電発生等により払出動作中にその動作の中断があって
も、払出動作中の賞球1個についても、その中断の前後
で賞球の払出状態が維持されて、精確な払出が達成され
る。
【0025】なお、ここで、賞球払出路(23)の断面
形状を、円盤が挿通する細長い略長方形にすれば、本実
施例は、コインやメダルなど、円盤状の物品の払出装置
としても利用できる。また、ここでは、賞球の払出部材
として払出カム(31)を挙げたが、スクリュー式の部
材も利用できる。例えば、払出カム(31)の代わり
に、螺旋状の溝を有する回転スクリューを、その溝が賞
球払出路(23)の開口部(23a)に臨むように配置
する。そして、払出モーター(32)により回転スクリ
ューを回転駆動させて、螺旋状の溝に保持された賞球
を、開口部(23a)より下方の賞球払出路(23)へ
1個づつ分離して排出してもよい。
【0026】図6は、別実施例の払出制御装置の要部を
示す斜視説明図、図7は、その動作説明図である。な
お、以下では、既述の構成と実質的に同一視できる部分
については、説明を省略する。上述のものは、シャッタ
ー手段が、払出カム(31)の回転と機械的に同期して
動作するためのリンク機構を備える構成であるが、シャ
ッター手段は、下記のように、払出カム(31)を駆動
する払出モーター(32)と電気的に同期して動作する
ためのソレノイド(53)を備える構成であってもよ
い。
【0027】シャッター板(51)は、その基部の切込
み(51c)に、ソレノイド(53)の駆動軸(53
a)が嵌合されている。ソレノイド(53)と払出モー
ター(32)は、払出制御部を介して同一タイミングで
駆動するように制御されている。すなわち、払出モータ
ー(32)が回転を始める時に、ソレノイド(53)に
も通電があり、払出モーター(32)への通電がなくな
ると、ソレノイド(53)への通電もなくなる。
【0028】CPUが入賞球を検知し、払出制御部に払
出命令が出力されると、払出制御部は払出モーター(3
2)とソレノイド(53)を駆動し、払出動作を開始す
る。この時、ソレノイド(53)は通電により、バネ
(52)に抗して、その駆動軸(53a)を縮退させ、
シャッター板(51)の先端部(51b)が、賞球払出
路(23)のシャッター孔(23b)から没入して、賞
球払出路(23)が解放される(図7(イ))。
【0029】払出モーター(32)への通電が停止する
と、ソレノイド(53)への通電も停止する。そして、
ソレノイド(53)に通電がなくなると、バネ(52)
によって、その駆動軸(53a)が伸長して、シャッタ
ー板(51)の先端部(51b)が、賞球払出路(2
3)のシャッター孔(23b)から突出して、賞球払出
路(23)が遮断される。この動作は、通常の払出動作
が完了した時や、停電などにより払出モーター(32)
とソレノイド(53)への通電が切断された場合に実施
される。
【0030】なお、バネ(52)は、ソレノイド(5
3)への通電が遮断されてから、残留磁気により実際の
ソレノイド(53)の反応時間が遅れることを防ぐ効果
を奏する。バネ(52)を設けないで、ソレノイド(5
3)のみで構成したり、特許2556962号に開示さ
れているように、回路上にダイオードを設けて強制的に
残留磁気を放出するようにしてもよい。
【0031】図8は、更に別の実施例の払出制御装置の
要部を示す斜視説明図、図9は、その動作説明図であ
る。上述のシャッター手段は、ソレノイド(53)の駆
動軸(53a)と平行にスライドするものであるが、次
のように回動するものも利用できる。ソレノイド(5
3)の駆動軸(53a)に、略L字状に屈曲したシャッ
ター片(54)の端部と係合する突起(53b)を設
け、突起(53b)の両端部を、シャッター片(54)
の長孔(54a)に沿ってスライド可能に遊嵌させてい
る。シャッター片(54)の屈曲部位は、賞球払出路
(23)に固定された軸受(55)に、回転軸(54
c)を介して回動自在に支持されている。
【0032】ソレノイド(53)に通電がなく、その駆
動軸(53a)が伸長している時は、シャッター片(5
4)の先端部(54b)は、賞球払出路(23)のシャ
ッター孔(23b)から突出して、賞球払出路(23)
を遮断している(図9(イ))。ソレノイド(53)に
通電があると、その駆動軸(53a)が縮退して、シャ
ッター片(54)が、回転軸(54c)を中心にして回
動し、シャッター片(54)の先端部(54b)が、賞
球払出路(23)のシャッター孔(23b)から没入し
て、賞球払出路(23)が解放される(図9(ロ))。
このように、シャッター片(54)を、回転軸(54
c)を中心に回動させる場合は、スライドさせる場合に
比べ、構成が簡素で、レールの役割を果たすガイドが不
要になるので、ゴミ詰まり等による移動の平行性低下の
危惧がない。
【0033】
【発明の効果】本発明の払出制御装置は、以上の構成を
備えるので次の効果を奏する。請求項1に記載の装置に
よると、球または円盤状の物品の払出手段と、球または
円盤状の物品の排出を検知する払出センサーとの間に、
払出手段と同期して動作し、払出手段による払出が行わ
れない時には球または円盤状の物品の排出を阻止するシ
ャッター手段があるので、払出動作中にその動作の中断
があっても、その中断の前後で球または円盤状の物品の
払出状態を維持することができる。そのため、パチンコ
機に設けた払出制御装置であれば、払出動作中に停電が
発生しても、電力回復後には、遊技者とパチンコ店の双
方に全く不利とならない精確な賞球払出が継続される。
この計数の精確さは、パチンコ機の払出制御に関する不
透明な状況を解消することにも寄与する。
【0034】請求項2または3に記載の装置によると、
払出手段に、球または円盤状の物品を1個づつ分離して
一時的に保持し、モーターによる回転駆動に伴って、球
または円盤状の物品の保持と解放を行う払出部材が備わ
ると共に、シャッター手段に、払出部材の回転と機械的
に同期して動作するためのリンク機構か、または、払出
部材を駆動するモーターと電気的に同期して動作するた
めのソレノイドが備わるので、簡易な機械的構成か電気
的構成で精確な払出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパチンコ機の概要を示す裏面正面
【図2】同、側面図
【図3】同、制御ブロック図
【図4】本発明による払出制御装置の要部を示す斜視説
明図
【図5】同、動作説明図
【図6】別実施例の払出制御装置の要部を示す斜視説明
【図7】同、動作説明図
【図8】別実施例の払出制御装置の要部を示す斜視説明
【図9】同、動作説明図
【符号の説明】
11 主制御基板 12 賞球制御基板 13 音声制御基板 14 図柄表示制御基板 15 パチンコ球発射駆動部 21 貯留タンク 22 案内樋 23 賞球払出路 23a 賞球払出路の開口部 23b 賞球払出路のシャッター孔 24 払出センサー 30 賞球払出制御装置 31 払出カム 31a 払出カムの切欠部 32 払出モーター 32a 払出モーターの軸 33 払出シャッターカム 41 リンク片 41a リンク片の上端部 41b リンク片の下部 41c リンク片の回転軸 42 重り 43 ガイド 51 シャッター板 51a シャッター板の長孔 51b シャッター板の先端部 51c シャッター板の切り込み 52 バネ 53 ソレノイド 53a ソレノイドの駆動軸 53b ソレノイドの駆動軸の突起 54 シャッター片 54a シャッター板の長孔 54b シャッター板の先端部 54c シャッター板の回転軸 55 軸受

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球または円盤状の物品を、電磁気的手段で
    計数しながら所定数払い出す装置において、 球または円盤状の物品を払い出す払出手段と、払い出さ
    れた球または円盤状の物品の排出を検知する払出センサ
    ーとの間に、 払出手段と同期して動作し、払出手段による払出が行わ
    れない時には球または円盤状の物品の排出を阻止するシ
    ャッター手段を設け、 払出動作中にその動作の中断があっても、その中断の前
    後で球または円盤状の物品の払出状態を維持することを
    特徴とする払出制御装置。
  2. 【請求項2】払出手段が、 球または円盤状の物品を1個づつ分離して一時的に保持
    し、モーターによる回転駆動に伴って、球または円盤状
    の物品の保持と解放を行う払出部材を備え、 シャッター手段が、 払出部材の回転と機械的に同期して動作するためのリン
    ク機構を備える請求項1に記載の払出制御装置。
  3. 【請求項3】払出手段が、 球または円盤状の物品を1個づつ分離して一時的に保持
    し、モーターによる回転駆動に伴って、球または円盤状
    の物品の保持と解放を行う払出部材を備え、 シャッター手段が、 払出部材を駆動するモーターと電気的に同期して動作す
    るためのソレノイドを備える請求項1に記載の払出制御
    装置。
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