JP2001333855A - 火災防止及び吸水性発泡フェノール樹脂線香立て用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課 題】 香炉の中に溜った線香の燃え残りの処理と
火災防止を改善する。 【解決手段】 吸水性発泡フェノール樹脂１に金属、陶
器、ガラス、プラスチック樹脂等で出来た容器２に水３
を入れて含ませる。灯火した線香４を差す、香炉に灰や
砂等を入れて差し立てる。従来の線香を立てる方法と全
く同じ感覚で使用することが出来る。灯火した線香は途
中で折れたり、又消えたりはしない吸水性発泡フェノー
ル樹脂１に水分が含んでいるため露出部分は完全に燃焼
するが線香差した部分５は水分を吸収して消火されて火
災防止になる。吸水性発泡フェノール樹脂１の表面がう
めつくされた、使用済み発泡態は燃えるごみとして又不
燃物扱いとしてもダイオキシン等の心配はいらない。万
一ブリック片を飲込んでしまっても人体に害はないので
安心して使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、吸水性発泡フェ
ノール樹脂１に容器２に水３を入れて含ませ灯火した線
香４を差し立てる火災防止及び吸水性発泡フェノール樹
脂線香立て用具に関するものである。容器２に水を入れ
て吸水性発泡フェノール樹脂１に浸透させて灯火した線
香４を差し立てる。灯火した線香４は途中で消火したり
折れたりすることはないので程よく差し立てることが出
来るので違和感もない。線香４は差した根元まで完全に
燃焼する。発泡態に線香差した部分５は水分を吸収して
消火するため火災防止の効果は大である。

【０００２】

【従来の技術】従来の線香立て香炉は主に灰又は砂等を
入れて使用するため屋内用仏前の香炉については灰の中
に溜った線香の燃え残りは目で見えない為差さりづらく
なってはじめて灰こし網などでふるい落とすやり方か又
は割箸などで１本１本とる方法であった。手も汚れ周り
に灰が飛び散り後始末が大変な作業である為つい放置し
がちであった。多量に燃え残りの線香が溜りそれに発火
すると灰が沸騰し立てたはずの線香が下から燃えて倒れ
畳や座布団等に落ちて火災の原因であった。一方屋外用
墓前に据え付けてある線香立て香炉についてはほとんど
が雨ざらしの状態で灰や砂が固まり堅くなりその中に溜
った線香の燃え残りを取り除かなければ使用できない不
便さがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって各メーカー
もこの火災防止及び線香の燃えかすを処理する用具など
を改善するため膨大な研究費と試作費を費やして研究し
たが解決しなかった。本発明はこうした寺院の住職やそ
れにたずさわる人々と在家の人達の使用者の強い要望に
こたえる為に発明されたものである。美観もそれほど気
になるものではない。そのほか製造工程はそれ程難しく
なくその費用も極めて低廉である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いまその構成を説明する
と、 （イ）吸水性発泡フェノール樹脂１に金属、陶器、ガラ
ス、プラスチック樹脂等で出来た容器２を備え水３を入
れて、発泡態に含ませる。又はあらかじめ別容器等で浸
透させて容器２に設置する。又は容器なしでもそのまま
使用出来る。 （ロ）灯火した線香４を差し立てる。線香差した部分５
は吸水性発泡フェノール樹脂に含まれている水分で消火
されるので火災防止になる露出部分は完全に燃焼するの
で仏前及び墓前に線香を手向け気持ちよく礼拝すること
が出来る。 従来のような線香の燃え残りの除去などの面倒な作業も
なく使用後は使い捨てすることで不便さを解消すること
が出来る。

【０００５】

【発明の実施の形態】次に本発明の形態を述べると、吸
水性発泡フェノール樹脂１の素材は可燃性物質であるた
め灯火した線香４をそのまま使用すると燃焼するため水
分を用いることになる。金属、陶器、ガラス、プラスチ
ック樹脂等の容器２に水を入れて水分を含ませる又はあ
らかじめ別容器等で浸透させて容器２に設置してもその
効果に何ら変わるものではない。又吸水性発泡フェノー
ル樹脂１と容器２の形態を変えてもその効果に変わりは
ない。灯火した線香４は吸水性発泡フェノール樹脂１に
水分を含んでいるが露出部分は完全に燃焼し残りの線香
差した部分５は水分を吸収して消火されるため火災防止
になる。又従来の灰や砂を使った線香立て香炉と異なり
面倒な燃え残り線香の清掃する必要もなく吸水性発泡フ
ェノール樹脂態表面をうめつくした使用後はごみとして
処理する。以上の如く形成される。

【０００６】

【発明の効果】なお、以上の例において吸水性発泡フェ
ノール樹脂１に水３を含ませることに依って火に対して
の心配や線香の燃え残り等の面倒な清掃等は一切不要
で、費用も極めて低廉で使い捨て時代に最もふさわしい
吸水性発泡フェノール樹脂１を使用した使い捨て線香立
て用具である。火災防止と従来の作業を改善された利便
性にすぐれ一般社会に大きく貢献できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面展開図

【図２】本発明の正面図

【図３】本発明の正面展開図

【選択図】な し 本発明の他の実施例の図面

【符号の説明】

１は、吸水性発泡フェノール樹脂 ２は、容器 ３は、水 ４は、灯火した線香 ５は、線香の差した部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）形態にかかわらず吸水性発泡フェノ
   ール樹脂１を設ける。 （ロ）形態にかかわらず金属、陶器、ガラス、プラスチ
   ック樹脂等で出来た容器２に水３を入れて吸水性発泡フ
   ェノール樹脂１に含ませる、もしくはあらかじめ別容器
   等で浸透させて容器２に設置する。又は容器なしでその
   まま使用出来る。 （ハ）形態にかかわらず吸水性発泡フェノール樹脂１は
   可燃性物質であり充分に水分を含ませてから灯火した線
   香４を差して使用する。 （ニ）吸水性発泡フェノール樹脂１に線香差した部分５
   は水分に依って消火されるが露出部分については完全に
   燃焼される。以上の如く構成された屋内仏前用もしくは
   屋外墓前に供えることが出来る火災防止及び吸水性発泡
   フェノール樹脂線香立て用具