JP2001333436A - 映像信号符号化装置、映像信号符号化方法 - Google Patents

映像信号符号化装置、映像信号符号化方法

Info

Publication number
JP2001333436A
JP2001333436A JP2001074379A JP2001074379A JP2001333436A JP 2001333436 A JP2001333436 A JP 2001333436A JP 2001074379 A JP2001074379 A JP 2001074379A JP 2001074379 A JP2001074379 A JP 2001074379A JP 2001333436 A JP2001333436 A JP 2001333436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
video signal
signal
block
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001074379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3703728B2 (ja
Inventor
Yuji Fujiwara
裕士 藤原
Shoichi Nishino
正一 西野
Mitsuhiro Miyashita
充弘 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001074379A priority Critical patent/JP3703728B2/ja
Publication of JP2001333436A publication Critical patent/JP2001333436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3703728B2 publication Critical patent/JP3703728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来行っていた、入力サンプリングならびに
マクロブロック構造を変更することにより、同一信号を
互いに符号化レートが異なる2つの圧縮モードにより圧
縮する方式では、マクロブロック内のDCTブロック数
も変わるために、ハードウェアは両方のパターンを扱え
るような設計をする必要があり、回路規模が増加してい
た。 【解決手段】 映像信号の輝度信号および色差信号を、
複数のサブマクロブロックを有するマクロブロック単位
に分割し、符号化レートが互いに異なる複数の圧縮モー
ドのいずれかを使用して、前記マクロブロックのデータ
を符号化する符号化手段を少なくとも備え、前記マクロ
ブロック内におけるサブマクロブロックの総数は、前記
複数の圧縮モードのいずれを用いた場合でも、同一であ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を符号化
する映像信号符号化装置、映像信号符号化方法等に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル映像信号を記録する映像信号記
録装置において、SDTV信号を記録するモードには、
標準モードと長時間記録するための高圧縮モードの2種
類がある。両モードは、HD Digital VCR
ConferenceのSpecification
s of Consumer−Use Digital
VCRsで規格化されており、標準モードはPart
2、高圧縮モードはPart6に記載されている。
【0003】図3は従来例における圧縮方法を説明する
ための説明図であり、以下図3を用いて説明する。水平
画素数720、有効ライン数480の輝度信号(Y)と
水平画素数360、有効ライン数480の2つの色差信
号(Cr,Cb)から構成される1フレーム分の入力映
像信号に対して、標準、高圧縮の各圧縮モードでは、以
下の手順でレート変換ならびにブロック化を行う。
【0004】まず、標準モードにおいては、入力された
CrとCbを水平に1/2に間引くことによりレート変
換して、サンプル数を水平180画素、垂直480ライ
ンとする。次に、画面上で水平8画素、垂直8ラインか
らなるDCTブロックを基本として、画面上で同じ位置
にある4個のYのDCTブロックとCrとCbのDCT
ブロックからマクロブロックを構成し、入力映像信号を
1350個のマクロブロックに分割する。ここで、標準
モードのマクロブロックとして、図には水平方向に4個
のYのDCTブロックからなるパターンを示している
が、一番右のマクロブロックの構成は若干変わる。これ
については、発明の本質には関連しないので省略する。
【0005】次に、高圧縮モードを説明する。高圧縮モ
ードでは、入力されるYを3/4に間引き、CrとCb
を水平1/2、垂直1/2に間引いてレート変換する。
これにより、Yは、水平540画素、垂直480ライ
ン、CrとCbは、水平180画素、垂直240ライン
となる。次に、画面上で同じ位置にある6個のYのDC
TブロックとCrとCbのDCTブロックからマクロブ
ロックを構成し、入力信号を675個のマクロブロック
に分割する。ここで高圧縮モードの場合も標準モード同
様で、図に示すマクロブロックと一番右のマクロブロッ
クの構成は異なる。
【0006】標準、高圧縮のいずれの圧縮モードにおい
ても、上記のように作成したマクロブロックは、画面上
で互いに離れた位置にある5個集めて符号化単位を形成
して圧縮する。この圧縮は、1マクロブロックあたりの
平均圧縮データ量が、付加情報と合わせて77バイト、
つまり符号化単位あたり385バイトとなるように行
う。ただし、符号化単位を形成する5個のマクロブロッ
クが有するそれぞれの画像データは互いに異なるので、
それぞれのマクロブロックの有する圧縮データ量は、互
いに同一であるとは限らない。
【0007】次に、符号化した1マクロブロックを、予
めDCTブロック単位でデータを配置する領域が初期値
として決められているシンクブロックと呼ばれる77バ
イトのブロックと対応させて、圧縮したデータを配置し
ていくことにより圧縮データを作成する。このとき、1
マクロブロックのDCTブロックの個数と1シンクブロ
ックのDCTブロックの個数は同じであり、マクロブロ
ックのDCTブロックとシンクブロックのDCTブロッ
クとは、1対1で対応している。
【0008】図3では、標準モード時に輝度信号のDC
Tブロックに14バイト、色差信号のDCTブロックに
10バイト、高圧縮モード時に輝度信号のDCTブロッ
クに10バイト、色差信号のDCTブロックに8バイト
を初期値として割り当てている。
【0009】各マクロブロックの各DCTブロックの圧
縮されたデータは、まず、対応する各シンクブロックの
対応するDCTブロックの所定の領域に配置し、次にD
CTブロックにデータが配置しきれない(データがあふ
れた)場合は、同一のシンクブロック内の、データの配
置に余裕のある他のDCTブロックの領域に、配置しき
れないデータの配置を行う。
【0010】さらに、余裕のあるDCTブロックがない
場合は、同一符号化単位内で、データの配置に余裕のあ
る他のシンクブロックのDCTブロックの領域に、配置
しきれないデータを配置する。
【0011】このように符号化した結果、標準モードで
は166Mbpsの入力映像信号を、レート変換により
124Mbpsに変換し、それを25Mbpsに圧縮す
るのでレート変換後の信号に対する圧縮率は1/5とな
る。一方の高圧縮モードでは、入力映像信号をレート変
換により83Mbpsに変換し、それを12.5Mbp
sに圧縮するので、レート変換後の信号に対する圧縮率
は1/6.6となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、この
ような映像信号符号化装置においては、入力サンプリン
グならびにマクロブロック構造を変更することにより、
同一信号を2つのモードで圧縮することが実現できる。
【0013】しかしながら、上記従来例では、マクロブ
ロック内の全DCTブロック数は、標準では6個である
のに対し、高圧縮では8個と、それぞれの圧縮モード毎
に異なっている。
【0014】したがって、映像信号符号化装置のハード
ウェアは両方のパターンを扱えるような設計をする必要
があり、回路規模が増加していた。
【0015】また、上記従来例においては、復号化され
た映像信号において、色の劣化が目立つために青色より
も赤色の圧縮率が低くなるように設定することが多い。
つまり、青色より赤色のデータの方が発生符号量が増加
してしまう。これは特に高速再生時の画質を劣化させる
要因となってしまっていた。
【0016】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、圧縮モードの種類によらず、回路規模を増加
させる必要のない映像信号符号化装置、映像信号符号化
方法等を得ることを目的とする。
【0017】また、本発明は、高速再生時においても、
画質の劣化を防ぐ映像信号符号化装置、映像信号符号化
方法等を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、映像信号の
輝度信号および色差信号を、複数のサブマクロブロック
を有するマクロブロック単位に分割し、符号化レートが
互いに異なる複数の圧縮モードのいずれかを使用して、
前記マクロブロックのデータを符号化する符号化手段を
少なくとも備えた映像信号符号化装置であって、前記マ
クロブロック内におけるサブマクロブロックの総数は、
前記複数の圧縮モードのいずれを用いた場合でも、同一
である映像信号符号化装置である。
【0019】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記マクロブロック内にて、前記輝度信号のサブマ
クロブロックと、前記色差信号のサブマクロブロックと
の割合は、前記圧縮モード毎に異なっている上記本発明
である。
【0020】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、映像信号の輝度信号および色差信号を、複数のサブ
マクロブロックを有するマクロブロック単位に分割し、
該マクロブロック内のデータを符号化する符号化手段
と、前記符号化されたデータを、所定の初期符号量が割
り当てられた所定数のサブシンクブロックを持つシンク
ブロックに配置する配置手段とを少なくとも備えた映像
信号符号化装置であって、前記配置手段は、前記シンク
ブロックの各前記サブシンクブロックに対する前記所定
の初期符号量の割り当てを、赤色の前記色差信号の前記
サブシンクブロックと、青色の前記色差信号の前記サブ
シンクブロックとで異なるようにする映像信号符号化装
置である。
【0021】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロックに
対する前記所定の初期符号量の割り当ては、赤色の前記
色差信号の前記サブシンクブロックに対するもののほう
が、青色の前記色差信号の前記サブシンクブロックに対
するものより多くなるように設定される上記本発明であ
る。
【0022】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロックに
対する前記所定の初期符号量の割り当ては、赤色の前記
色差信号の前記サブシンクブロックに対するものが、前
記輝度信号の前記サブシンクブロックに対するものと等
しくなるように設定される上記本発明である。
【0023】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロックに
対する前記所定の初期符号量の割り当ては、前記輝度信
号のサブシンクブロックと、赤色の前記色差信号の前記
サブシンクブロックと、青色の前記色差信号の前記サブ
シンクブロックとの間で、その比率が5:5:4となる
ように設定される上記本発明である。
【0024】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記圧縮モードの種類に応じて、前記映像信号に適
用する帯域制限を伴うレート変換の種類を切り替えるレ
ート変換手段をさらに備え、前記符号化手段は、全ての
前記圧縮モードにおいて、レート変換された前記映像信
号の圧縮率を等しくしている上記本発明である。
【0025】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、映像信号の輝度信号および色差信号を、複数のサブ
マクロブロックを有するマクロブロック単位に分割し、
符号化レートが互いに異なる複数の圧縮モードのいずれ
かを使用して、前記マクロブロックのデータを符号化す
る符号化ステップを少なくとも備えた映像信号符号化方
法であって、前記マクロブロック内におけるサブマクロ
ブロックの総数は、前記複数の圧縮モードに共通して同
一である映像信号符号化方法である。
【0026】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記マクロブロック内にて、前記輝度信号のサブマ
クロブロックと、前記色差信号のサブマクロブロックと
の割合は、前記圧縮モード毎に異なっている上記本発明
である。
【0027】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、映像信号の輝度信号および色差信号を、複数の
サブマクロブロックを有するマクロブロック単位に分割
し、該マクロブロックのデータを符号化する符号化ステ
ップと、前記符号化されたデータを、所定の初期符号量
が割り当てられた所定数のサブシンクブロックを持つシ
ンクブロックに配置する配置ステップとを少なくとも備
えた映像信号符号化方法であって、前記配置ステップに
て、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロックに
対する前記所定の初期符号量の割り当てを、赤色の前記
色差信号の前記サブシンクブロックと、青色の前記色差
信号の前記サブシンクブロックとで異なるようにする映
像信号符号化方法である。
【0028】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロッ
クに対する前記所定の初期符号量の割り当ては、赤色の
前記色差信号の前記サブシンクブロックに対するものの
ほうが、青色の前記色差信号の前記サブシンクブロック
に対するものより多くなるように設定する上記本発明で
ある。
【0029】また、第12の本発明(請求項12に対
応)は、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロッ
クに対する前記所定の初期符号量の割り当ては、赤色の
前記色差信号の前記サブシンクブロックに対するもの
が、前記輝度信号の前記サブシンクブロックに対するも
のと等しくなるように設定する上記本発明である。
【0030】また、第13の本発明(請求項13に対
応)は、前記シンクブロックの各前記サブシンクブロッ
クに対する前記所定の初期符号量の割り当ては、前記輝
度信号の前記サブシンクブロックと、赤色の前記色差信
号の前記サブシンクブロックと、青色の前記色差信号の
前記サブシンクブロックとの間で、その比率が5:5:
4となるように設定する上記本発明である。
【0031】また、第14の本発明(請求項14に対
応)は、前記圧縮モードの種類に応じて、前記映像信号
に適用する帯域制限を伴うレート変換の種類を切り替え
るレート変換ステップをさらに備え、前記符号化ステッ
プは、全ての前記圧縮モードにおいて、レート変換され
た前記映像信号の圧縮率を等しくする上記本発明であ
る。
【0032】また、第15の本発明(請求項15に対
応)は、第1の本発明の映像信号符号化装置の、映像信
号の輝度信号および色差信号を、複数のサブマクロブロ
ックを有するマクロブロック単位に分割し、符号化レー
トが互いに異なる複数の圧縮モードのいずれかを使用し
て、前記マクロブロックのデータを符号化する符号化手
段としてコンピュータを機能させるためのプログラムで
ある。
【0033】また、第16の本発明(請求項16に対
応)は、第3の本発明の映像信号符号化装置の、映像信
号の輝度信号および色差信号を、複数のサブマクロブロ
ックを有するマクロブロック単位に分割し、該マクロブ
ロック内のデータを符号化する符号化手段と、前記符号
化されたデータを、所定の初期符号量が割り当てられた
所定数のサブシンクブロックを持つシンクブロックに配
置する配置手段との全部または一部としてコンピュータ
を機能させるためのプログラムである。
【0034】以上のような本発明の映像信号符号化方法
は、入力映像信号を、標準圧縮モードまたは標準圧縮モ
ードより低い圧縮レートに圧縮する高圧縮モードの何れ
かの圧縮モードで圧縮する映像信号符号化方法であっ
て、入力映像信号の圧縮に用いる圧縮の最小単位である
ブロック複数個からなるマクロブロックを、マクロブロ
ック内のブロックの数を一定とし、マクロブロック内の
輝度信号のブロックと色差信号のブロックの割合を、圧
縮モードにより切り替えて構成することを特徴とする。
これにより、圧縮モードが異なりマクロブロックの構成
が異なっても、マクロブロック内のDCTブロックの数
は同じなので、回路規模の増大無しで、両モードを扱う
ことが可能となる。
【0035】また、他の本発明の映像信号符号化方法
は、入力映像信号をマクロブロックに分割し、マクロブ
ロックを圧縮して所定フォーマットの圧縮ブロックを作
成する映像信号符号化方法であって、マクロブロックを
構成する圧縮の最小単位であるブロックに対して、圧縮
ブロック内で設定する初期符号量割り当てを、入力映像
信号の赤色と青色の2種類の色差信号で変えることを特
徴とする。
【0036】これにより、青色に比べて発生符号量が増
加する傾向の多い赤色の信号を圧縮ブロック内に多く配
置することが可能となり、高速再生時の画質を改善でき
る。
【0037】また、他の本発明の映像信号符号化方法
は、入力映像信号を、標準圧縮モードまたは標準圧縮モ
ードより低い圧縮レートに圧縮する高圧縮モードの何れ
かの圧縮モードで圧縮する映像信号符号化方法であっ
て、圧縮モードに従い入力映像信号に適用する帯域制限
を伴うレート変換方法を切り替え、レート変換した入力
映像信号の圧縮に用いる圧縮の最小単位であるブロック
を圧縮モードに関わらず同数集めてマクロブロックを構
成し、レート変換した映像信号の圧縮率を圧縮モード全
てで同じとすることを特徴とする。
【0038】また、他の発明の映像信号符号化装置は、
入力映像信号に対する圧縮を、標準圧縮モードもしくは
標準圧縮モードより低い圧縮レートに圧縮する高圧縮モ
ードで行うかのモード情報を設定するモード設定手段
と、モード情報に従い、入力映像信号に対する帯域制限
を伴うレート変換方法を変えるレート変換手段と、モー
ド情報に従い、レート変換された入力映像信号を、圧縮
の最小単位であるブロック複数個からなるマクロブロッ
クに分割してシャフリングするシャフリング手段と、ブ
ロックを離散コサイン変換する直交変換手段と、直交変
換したブロックを量子化する量子化手段と、量子化した
ブロックを可変長符号化する可変長符号化手段と、可変
長符号化したブロックをマクロブロック単位で付加情報
と合わせて圧縮ブロックを作成する圧縮データ作成手段
とを備え、シャフリング手段におけるマクロブロック
が、所定数のブロックからなり、輝度信号の前記ブロッ
クと色差信号の前記ブロックの割合をモード情報により
切り替えることを特徴とする。
【0039】また、他の本発明の映像信号符号化装置
は、入力映像信号を圧縮の最小単位であるブロック複数
個からなるマクロブロックに分割してシャフリングする
シャフリング手段と、ブロックを離散コサイン変換する
直交変換手段と、直交変換したブロックを量子化する量
子化手段と、量子化したブロックを可変長符号化する可
変長符号化手段と、可変長符号化したブロックを前記マ
クロブロック単位で付加情報と合わせて圧縮ブロックを
作成する圧縮ブロック作成手段とを備え、圧縮ブロック
作成手段が、マクロブロックを構成するブロックに対し
て圧縮ブロック内で設定する初期符号量割り当てを、入
力映像信号の赤色と青色の2種類の色差信号で変えるこ
とを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0041】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形
態1の映像信号符号化方法を説明するための説明図であ
る。本実施の形態も、従来技術と同様、標準モードと高
圧縮モードの2つの圧縮モードを有する。
【0042】はじめに、入力映像信号として、1フレー
ム分である、水平画素数1920、有効ライン数108
0の輝度信号(以下Y)と水平画素数960、有効ライ
ン数1080の2つの色差信号(以下それぞれCr,C
b)が入力されるものとする。この入力信号に対する標
準モードにおける圧縮方法を先ず説明する。
【0043】標準モードでは、入力信号のY,Cr,C
bの全てを、水平方向において2/3にレート変換す
る。これにより、入力映像信号は、水平画素数128
0、有効ライン数1080のYと、水平画素数640、
有効ライン数1080のCr,Cbとにそれぞれ変換さ
れる。
【0044】ここで、画面上で水平8画素、垂直8ライ
ンからなるDCTブロックを基本とするサブマクロブロ
ックとして、画面上で同じ位置にある4個のYのDCT
ブロックと2個のCrのDCTブロックと2個のCbの
DCTブロック、合計8個のDCTブロック(以下、マ
クロブロックのDCTブロックはサブマクロブロックの
意味でも用いる)からマクロブロック(4Y+2Cr+
2Cb)を構成することにより、入力映像信号をマクロ
ブロックに分割する。
【0045】ここで、入力映像信号の上から1072ラ
インについては、マクロブロック内のYのDCTブロッ
ク並びを水平2個×垂直2個、Cr,CbのDCTブロ
ック並びを水平1個×垂直2個とする。
【0046】上記の操作により、水平方向に80個、垂
直方向に67個、合計5360個のマクロブロックが得
られる。一方、残りの8ラインの部分については、マク
ロブロック内のYのDCTブロック並びを水平4個×垂
直1個とし、Cr、CbのDCTブロック並びを水平2
個×垂直1個とする。これにより、水平方向に40個、
垂直方向に1個、合計40個のマクロブロックを構成す
る。
【0047】以上の操作により、標準モードにおいて
は、1フレーム分の入力映像信号を、5400個のマク
ロブロックに分割できたことになる。
【0048】次に高圧縮モードにおける圧縮モードにつ
いて説明する。高圧縮モードにおいては、輝度信号Y
は、入力画素を水平のみ1/2にレート変換し、色差信
号Cr、Cbは、水平は1/3に、垂直は1/2にそれ
ぞれレート変換する。画面上で同じ位置にある6個のY
のDCTブロックとCrとCbのDCTブロック、合計
8個のDCTブロックからマクロブロック(6Y+Cr
+Cb)を構成することにより、入力映像信号をマクロ
ブロックに分割する。
【0049】ここで、入力映像信号の上から1072ラ
インについては、マクロブロック内のYのDCTブロッ
ク並びを水平3個×垂直2個とする。これにより、水平
方向に40個、垂直方向に67個、合計2680個のマ
クロブロックを構成する。
【0050】一方、残りの8ラインの部分については、
マクロブロック内のYのDCTブロック並びを水平6個
×垂直1個とし、Cr、Cbについては、水平16画
素、垂直8ラインのデータを水平8画素、垂直8ライン
のデータに並べ替えてDCTブロックを構成する。これ
により、水平方向に20個、垂直方向に1個、合計20
個のマクロブロックを構成する。
【0051】以上の操作により、高圧縮モードにおいて
は、1フレーム分の入力映像信号を2700個のマクロ
ブロックに分割できたことになる。
【0052】次に、標準モードおよび高圧縮モードのい
ずれにおいても、分割したマクロブロックは、従来例同
様、画面上で互いに離れた位置にある5個を集めて符号
化単位を形成する。このとき1マクロブロックあたり、
付加情報と合わせて77バイト、つまり符号化単位あた
り385バイトとなるように符号化を行う。
【0053】次に、符号化した1マクロブロックを、所
定の初期符号量がそれぞれ割り当てられた複数の、DC
Tブロックを基本とするサブシンクブロックを持つ77
バイトの1シンクブロックに対応させて、このシンクブ
ロック内にデータを配置していくことにより圧縮データ
を作成する。このとき、1つのマクロブロックのサブマ
クロブロックの数と、このマクロブロックと対応する1
つのシンクブロックのサブシンクブロックの数とは同一
であり、1つのマクロブロックのサブマクロブロック
と、1つのシンクブロックのサブシンクブロックとはそ
れぞれ対応している。
【0054】また、シンクブロック内へのデータ配置
は、従来の技術と同様、以下のように行われる。まずマ
クロブロック内の各サブマクロブロックの符号化したデ
ータを、対応する所定のサブシンクブロック内に可能な
限り配置する。次に、所定のサブシンクブロックにデー
タが配置しきれなかった(データがあふれた)場合は、
その配置できなかったデータを、サブマクロブロックの
データを配置しても、なお空きのある他のサブシンクブ
ロックに配置する。
【0055】ここで、本実施の形態においては、マクロ
ブロック内のDCTブロック数は、標準モードおよび高
圧縮モードのいずれとも、Y、Cr、Cbの合計が同じ
であるので、圧縮データを記録するシンクブロック内の
構造は同じと見なすことができる。これにより、通常・
高圧縮のどちらのモードにおいても、シンクブロックフ
ォーマットを共用することが出来て、回路設計を簡単に
することが出来る。
【0056】また、従来例で説明したが、通常、シンク
ブロック内における各DCTブロック(以下、シンクブ
ロックのDCTブロックはサブシンクブロックの意味で
も用いる)への領域割り当ては、YがCr,Cbより大
きくなるように設定しているのに対し、本実施の形態の
標準モードでは、色差信号の2個のCrのDCTブロッ
クに対して、Yと同じ大きさの領域を割り当てるように
して、CrのDCTブロックへの領域割り当てが、Cb
のDCTブロックへの領域割り当てよりも大きくなるよ
うにしている。また、1シンクブロック内のYのDCT
ブロック、CrのDCTブロック、CbのDCTブロッ
クにそれぞれ割り当てる符号量の比率は、Y:Cr:C
b=5:5:4となっている。これは、これまで説明し
た、高圧縮モードとの共用を実現するためであるが、そ
れ以外にも効果がある。その点について説明する。
【0057】Crに対して大きな領域を割り当てること
により、当然のことながら同一シンクブロック内により
多くのCrのデータを記録することが可能となる。適応
量子化を伴う圧縮においては、色の劣化が目立つために
青色よりも赤色の圧縮率が低くなるように設定すること
が多い。つまり、青色より赤色のデータの方が発生符号
量が増加する傾向がある。
【0058】これに対して先述のように、Crに対して
Cbより多くの領域を割り当て多くのデータを割り当て
ることにより、同一シンクブロックのデータしか再生す
ることが出来ない高速再生時の画質を、Cr、Cbを均
等に記録する場合より改善することが出来る。
【0059】この効果は、シンクブロック内の領域割り
当てに対応して発生するものであり、本実施の形態のよ
うに2種類のモードを持つ場合以外、例えば単一のモー
ドのみを有する映像信号符号化方法において実現して
も、同じ効果が得られる。
【0060】要するに、本発明の映像符号化方法は、シ
ンクブロック内で、Crのサブシンクブロックに対し、
Cbのサブシンクブロックに割り当てる符号量より多い
符号量を割り当てれば、圧縮する信号の種類やデータ
量、もしくはサンプリング周波数の如何に関わらず同じ
効果を得ることが出来る。
【0061】以上のように符号化した結果、標準モード
では995Mbpsの入力映像信号を、レート変換によ
り664Mbpsに変換し、それを100Mbpsに圧
縮するのでレート変換後の信号に対する圧縮率は1/
6.6となる。一方の高圧縮モードでは、入力映像信号
をレート変換により332Mbpsに変換し、それを5
0Mbpsに圧縮するので、レート変換後の信号に対す
る圧縮率は1/6.6となる。つまり、レート変換後の
圧縮率は、両モードにおいて同じとなる。
【0062】以上説明したように、本発明の映像信号符
号化方法は、入力映像信号を異なる2つのモードで圧縮
するのにマクロブロック内のDCTブロック数は同じ
で、輝度信号と色差信号のDCTブロックの割合を変え
ることにより、回路規模の増大無しで、両圧縮モードを
扱うことが可能となる。
【0063】なお、本実施の形態で説明したマクロブロ
ックの構成は一例であり、マクロブロックを構成するサ
ブマクロブロックの個数や、その内部での輝度信号、色
差信号のそれぞれのサブマクロブロックの割合は他の値
をとるようにしてもよい。
【0064】また、入力信号のサンプリング周波数や、
レート変換の割合、記録レート、シンクブロック内の領
域割り当て(例えば77bite中の76biteをど
う配置するか、等)、および符号化単位を形成するマク
ロブロックの個数に関して、この実施の形態で示した以
外でも本発明の効果は実現できる。要は、記録するマク
ロブロック内のDCTブロック数を一定にするように、
それぞれの圧縮率を考慮したマクロブロック構成を決
め、そのマクロブロック構造を所定の圧縮レートで実現
するためのレート変換割合を決めてやればよい。
【0065】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2を図面を用いて説明する。本発明の実施の形態2
は、実施の形態1の映像信号符号化方法を実現するため
の映像信号符号化装置の一例である。
【0066】図2は、本発明の第2の映像信号符号化装
置の実施例を説明するための図であり、図において、2
01は映像信号を入力する入力端子、202は符号化す
る圧縮モードを設定する圧縮モード設定器、203は入
力映像信号を帯域制限を伴うレート変換を行うフィル
タ、204は入力信号をシャフリングするシャフリング
器、205は入力信号を離散コサイン変換する直交変換
器、206は入力信号を量子化する量子化器、207は
入力信号を可変長符号化する可変長符号化器、208は
入力信号をシンクブロックにデータ配置するフォーマッ
ト化器である。なお、フィルタ203は本発明のレート
変換手段の一例、圧縮モード設定器202、シャフリン
グ器204,直交変換器205,量子化器206,可変
長符号化器207は、本発明の符号化手段の一例であ
り、フォーマット化器207は、本発明の配置手段の一
例である。
【0067】以上の構成における、本実施の形態による
映像信号符号化装置の動作を説明する。
【0068】先ず最初に、圧縮モード設定器202で符
号化する圧縮モードを設定して、その情報をモード情報
としてフィルタ203、シャフリング器204、量子化
器206に出力する。フィルタ203では、入力された
モード情報に従い、入力端子201より入力された映像
信号に帯域制限を伴うレート変換を行って、シャフリン
グ器204へ出力する、ここでのレート変換は実施の形
態1で説明したような変換を行う。
【0069】次に、シャフリング器204では、入力信
号を各モードのマクロブロックに分割した後、各モード
で予め決まっているパターンに基づき、画面上で互いに
離れた位置にある5個のマクロブロックから符号化単位
を形成して出力する。直交変換器205、量子化器20
6、可変長符号化器207では、入力された符号化単位
にそれぞれ、直交変換、量子化、可変長符号化を適用す
ることにより符号化して、フォーマット化器208に入
力する。
【0070】ここで、量子化器206にモード情報が入
力されているのは、画質を向上させるための適応量子化
を、各モードで最良とするために切り替えるためであ
る。フォーマット化器208は、入力された符号化され
た映像信号を付加情報とともに所定のシンクブロック内
に配置する。ここで、シンクブロックフォーマットは共
通となっているので、モード情報を入力する必要が無
い。
【0071】以上説明したように、圧縮モード設定器2
02で設定した圧縮モードに従い、フィルタ203、シ
ャフリング器204で、各圧縮モードに対応したマクロ
ブロックに分割することにより、実施の形態1と同じ効
果を装置で実現できる。
【0072】なお、モード情報をフォーマット化器20
8に入力して、シンクブロックの固定位置に記録する付
加情報を変更して記録することも可能である。この場
合、記録する情報を、圧縮モードにより選択する機能が
追加されるだけなので、回路量的には殆ど増加しない。
【0073】また、本実施の形態においても、実施の形
態1で説明したように、シンクブロック内の領域割り当
てを、青色に比べて赤色のサブシンクブロックが多く記
録されるように設定することにより、高速再生時の画質
を改善することが可能となる。本実施の形態において
も、シンクブロック内のYのDCTブロック、CrのD
CTブロック、CbのDCTブロックにそれぞれ割り当
てる符号量の比率は、実施の形態1と同様、Y:Cr:
Cb=5:5:4であるとしたが、実施の形態2におい
ても、この効果は、シンクブロック内の領域割り当てに
対応して発生するものであり、本実施の形態のように2
種類のモードを持つ場合以外、例えばモード設定などが
不要な1種類のモードだけで動作する映像信号符号化装
置でも同じ効果が得られる。要は、シンクブロック内で
赤色の色差信号Crのサブシンクブロックに対し、青色
の色差信号Crのサブシンクブロックに割り当てた符号
量よりもより多い符号量を割り当てれば、圧縮する信号
やサンプリングに関わらず同じ効果を得ることが出来
る。
【0074】なお、上記の各実施の形態において、入力
映像信号は、標準モードと高圧縮モードとの2つのモー
ドのいずれかを用いて符号化されるものとして説明を行
ったが、本発明の映像信号符号化装置または映像信号符
号化方法は、入力される映像信号を、3つ以上のモード
にて符号化してもよい。
【0075】また、上記の各実施の形態において、サブ
マクロブロックおよびサブシンクブロックは、DCTブ
ロック単位であったが、本発明の映像信号符号化装置お
よび映像信号符号化方法は、DCTブロックの代わり
に、他の所定数の水平画素および垂直ライン数からなる
ブロックを単位としても良い。さらに、符号化の方式
は、DCT変換や、WAVELET変換であってもよ
い。
【0076】また、上記の各実施の形態においては、1
つのマクロブロックのサブマクロブロックの数と、1つ
のシンクブロックのサブシンクブロックの数とは同一で
あり、1つのマクロブロックのサブマクロブロックと、
1つのシンクブロックのサブシンクブロックとが対応
(1対1対応)しているものであるとしたが、マクロブ
ロック内のサブマクロブロックの個数と、そのマクロブ
ロックに対応するシンクブロック内のサブシンクブロッ
クの個数とは異なっていてもよい。すなわち、サブマク
ロブロックとサブシンクブロックとの対応は、m対n対
応(m、nは任意の自然数)に拡張することができる。
【0077】すなわち、m個のサブマクロブロックに対
しn個のサブシンクブロックを対応づける場合は、m個
のサブマクロブロックに1つの仮想サブマクロブロック
を対応づけ、n個分のサブシンクブロックに1つの仮想
サブシンクブロックを対応づける。
【0078】上記の操作により、1つの仮想サブマクロ
ブロックと、1つの仮想サブシンクブロックとの対応は
1対1対応となるので、上記の各実施の形態におけるサ
ブマクロブロックとサブシンクブロックとの対応を、仮
想サブマクロブロックと仮想サブシンクブロックとの対
応に置き換えることにより、各実施の形態の動作と同様
にして、m対n対応においても、圧縮データの配置を行
うことができる。ただし、シンクブロック内のサブシン
クブロックの数は、各圧縮モードに共通して同一とし
て、各圧縮モードにて共通のシンクブロックフォーマッ
トを用いるようにするのが望ましい。
【0079】また、本発明は、上述した本発明の映像信
号符号化装置の全部または一部の手段の機能をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムであって、コン
ピュータと協働して動作するプログラムである。
【0080】なお、本発明の一部の手段は、それらの複
数の手段の内の、幾つかの手段を意味し、あるいは、一
つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
【0081】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0082】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。
【0083】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとら
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。
【0084】記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝
送媒体としては、光ファイバー、インターネット等の伝
送機構、光・電波・音波等が含まれる。
【0085】また、上述した本発明のコンピュータは、
CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウ
ェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良
い。
【0086】また、本発明の構成は、ソフトウェア的に
実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、入力映像信号を、符号化レートの
異なる複数のモードのいずれかを用いて圧縮する際に、
全ての圧縮モードを用いる場合でマクロブロック内のサ
ブマクロブロック数を同じとするか、さらに輝度信号と
色差信号のサブマクロブロックの割合を変えることによ
り、圧縮モードが異なっても、マクロブロック内のサブ
マクロブロックの数は同じなので、回路規模の増大無し
で、上記全ての圧縮モードを扱うことが可能となる。
【0088】また、本発明によれば、高速再生時に高品
質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を説明するための説明図
【図2】本発明の実施の形態2を説明するためのブロッ
ク図
【図3】従来例を説明するための説明図
【符号の説明】
201 入力端子 202 圧縮モード設定器 203 フィルタ 204 シャフリング器 205 直交変換器 206 量子化器 207 可変長符号化器 208 フォーマット化器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の輝度信号および色差信号を、
    複数のサブマクロブロックを有するマクロブロック単位
    に分割し、符号化レートが互いに異なる複数の圧縮モー
    ドのいずれかを使用して、前記マクロブロックのデータ
    を符号化する符号化手段を少なくとも備えた映像信号符
    号化装置であって、 前記マクロブロック内におけるサブマクロブロックの総
    数は、前記複数の圧縮モードのいずれを用いた場合で
    も、同一である映像信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記マクロブロック内にて、前記輝度信
    号のサブマクロブロックと、前記色差信号のサブマクロ
    ブロックとの割合は、前記圧縮モード毎に異なっている
    請求項1に記載の映像信号符号化装置。
  3. 【請求項3】 映像信号の輝度信号および色差信号を、
    複数のサブマクロブロックを有するマクロブロック単位
    に分割し、該マクロブロック内のデータを符号化する符
    号化手段と、 前記符号化されたデータを、所定の初期符号量が割り当
    てられた所定数のサブシンクブロックを持つシンクブロ
    ックに配置する配置手段とを少なくとも備えた映像信号
    符号化装置であって、 前記配置手段は、前記シンクブロックの各前記サブシン
    クブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当て
    を、赤色の前記色差信号の前記サブシンクブロックと、
    青色の前記色差信号の前記サブシンクブロックとで異な
    るようにする映像信号符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記シンクブロックの各前記サブシンク
    ブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当ては、
    赤色の前記色差信号の前記サブシンクブロックに対する
    もののほうが、青色の前記色差信号の前記サブシンクブ
    ロックに対するものより多くなるように設定される請求
    項3に記載の映像信号符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記シンクブロックの各前記サブシンク
    ブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当ては、
    赤色の前記色差信号の前記サブシンクブロックに対する
    ものが、前記輝度信号の前記サブシンクブロックに対す
    るものと等しくなるように設定される請求項3に記載の
    映像信号符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記シンクブロックの各前記サブシンク
    ブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当ては、
    前記輝度信号のサブシンクブロックと、赤色の前記色差
    信号の前記サブシンクブロックと、青色の前記色差信号
    の前記サブシンクブロックとの間で、その比率が5:
    5:4となるように設定される請求項3に記載の映像信
    号符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記圧縮モードの種類に応じて、前記映
    像信号に適用する帯域制限を伴うレート変換の種類を切
    り替えるレート変換手段をさらに備え、 前記符号化手段は、全ての前記圧縮モードにおいて、レ
    ート変換された前記映像信号の圧縮率を等しくしている
    請求項1から6のいずれかに記載の映像信号符号化装
    置。
  8. 【請求項8】 映像信号の輝度信号および色差信号を、
    複数のサブマクロブロックを有するマクロブロック単位
    に分割し、符号化レートが互いに異なる複数の圧縮モー
    ドのいずれかを使用して、前記マクロブロックのデータ
    を符号化する符号化ステップを少なくとも備えた映像信
    号符号化方法であって、 前記マクロブロック内におけるサブマクロブロックの総
    数は、前記複数の圧縮モードに共通して同一である映像
    信号符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記マクロブロック内にて、前記輝度信
    号のサブマクロブロックと、前記色差信号のサブマクロ
    ブロックとの割合は、前記圧縮モード毎に異なっている
    請求項8に記載の映像信号符号化方法。
  10. 【請求項10】 映像信号の輝度信号および色差信号
    を、複数のサブマクロブロックを有するマクロブロック
    単位に分割し、該マクロブロックのデータを符号化する
    符号化ステップと、 前記符号化されたデータを、所定の初期符号量が割り当
    てられた所定数のサブシンクブロックを持つシンクブロ
    ックに配置する配置ステップとを少なくとも備えた映像
    信号符号化方法であって、 前記配置ステップにて、前記シンクブロックの各前記サ
    ブシンクブロックに対する前記所定の初期符号量の割り
    当てを、赤色の前記色差信号の前記サブシンクブロック
    と、青色の前記色差信号の前記サブシンクブロックとで
    異なるようにする映像信号符号化方法。
  11. 【請求項11】 前記シンクブロックの各前記サブシン
    クブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当て
    は、赤色の前記色差信号の前記サブシンクブロックに対
    するもののほうが、青色の前記色差信号の前記サブシン
    クブロックに対するものより多くなるように設定する請
    求項10に記載の映像信号符号化方法。
  12. 【請求項12】 前記シンクブロックの各前記サブシン
    クブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当て
    は、赤色の前記色差信号の前記サブシンクブロックに対
    するものが、前記輝度信号の前記サブシンクブロックに
    対するものと等しくなるように設定する請求項10に記
    載の映像信号符号化方法。
  13. 【請求項13】 前記シンクブロックの各前記サブシン
    クブロックに対する前記所定の初期符号量の割り当て
    は、前記輝度信号の前記サブシンクブロックと、赤色の
    前記色差信号の前記サブシンクブロックと、青色の前記
    色差信号の前記サブシンクブロックとの間で、その比率
    が5:5:4となるように設定する請求項10に記載の
    映像信号符号化方法。
  14. 【請求項14】 前記圧縮モードの種類に応じて、前記
    映像信号に適用する帯域制限を伴うレート変換の種類を
    切り替えるレート変換ステップをさらに備え、 前記符号化ステップは、全ての前記圧縮モードにおい
    て、レート変換された前記映像信号の圧縮率を等しくす
    る請求項8から13のいずれかに記載の映像信号符号化
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の本発明の映像信号符
    号化装置の、映像信号の輝度信号および色差信号を、複
    数のサブマクロブロックを有するマクロブロック単位に
    分割し、符号化レートが互いに異なる複数の圧縮モード
    のいずれかを使用して、前記マクロブロックのデータを
    符号化する符号化手段としてコンピュータを機能させる
    ためのプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項3に記載の本発明の映像信号符
    号化装置の、映像信号の輝度信号および色差信号を、複
    数のサブマクロブロックを有するマクロブロック単位に
    分割し、該マクロブロック内のデータを符号化する符号
    化手段と、前記符号化されたデータを、所定の初期符号
    量が割り当てられた所定数のサブシンクブロックを持つ
    シンクブロックに配置する配置手段との全部または一部
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2001074379A 2000-03-17 2001-03-15 映像信号符号化装置、映像信号符号化方法 Expired - Fee Related JP3703728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074379A JP3703728B2 (ja) 2000-03-17 2001-03-15 映像信号符号化装置、映像信号符号化方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-75790 2000-03-17
JP2000075790 2000-03-17
JP2001074379A JP3703728B2 (ja) 2000-03-17 2001-03-15 映像信号符号化装置、映像信号符号化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001333436A true JP2001333436A (ja) 2001-11-30
JP3703728B2 JP3703728B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=26587774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001074379A Expired - Fee Related JP3703728B2 (ja) 2000-03-17 2001-03-15 映像信号符号化装置、映像信号符号化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3703728B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101036151B (zh) * 2004-10-08 2010-05-26 辉达公司 用于图像压缩中的比率控制的方法和系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101036151B (zh) * 2004-10-08 2010-05-26 辉达公司 用于图像压缩中的比率控制的方法和系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3703728B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1834487B1 (en) Method for improved entropy coding
KR101010722B1 (ko) 영상의 코딩 변환 계수/비디오 인코더 및/또는 디코더
WO2013058541A1 (ko) 영상 부호화/복호화 방법 및 그 장치
JP2951861B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
JP2011507450A (ja) 可変長符号化方法及び装置
KR20070009486A (ko) 영상 부호화 및 복호화 방법과 장치
JP2007049680A (ja) イメージ圧縮デバイス及びその方法
CN113613008A (zh) 一种视频编解码的方法、装置、电子设备及存储介质
JPH11146367A (ja) モバイルビデオフォン
KR100568649B1 (ko) 동화상복호화장치및동화상복호화방법
US6859560B2 (en) Image signal encoding device and images signal encoding method
JP3312417B2 (ja) 画像信号符号化装置及び画像信号復号化装置
JP3703728B2 (ja) 映像信号符号化装置、映像信号符号化方法
JP3568392B2 (ja) 動画像復号化装置
JPH03283989A (ja) カラー画像符号化方式
JP3489581B2 (ja) 画像符号化装置及び符号化方法
US12015801B2 (en) Systems and methods for streaming extensions for video encoding
JP4041245B2 (ja) 画像符号化装置
US11871003B2 (en) Systems and methods of rate control for multiple pass video encoding
JPH0583566A (ja) 画像符号化装置
WO2020179365A1 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法、画像復号装置、画像復号方法
JPH06113140A (ja) 画像処理装置
KR0160616B1 (ko) 디지탈 영상 압축방법 및 그 장치
JP3539910B2 (ja) 画像信号符号化装置及び符号化方法並びに画像信号復号化装置及び復号化方法
JPH0918878A (ja) 画像符号化装置および画像符号化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130729

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees