JPH03283989A - カラー画像符号化方式 - Google Patents

カラー画像符号化方式

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JPH03283989A
JPH03283989A JP2084633A JP8463390A JPH03283989A JP H03283989 A JPH03283989 A JP H03283989A JP 2084633 A JP2084633 A JP 2084633A JP 8463390 A JP8463390 A JP 8463390A JP H03283989 A JPH03283989 A JP H03283989A
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JP
Japan
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signal
circuit
block
encoding
quantization
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JP2084633A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Watanabe
敏明 渡邊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はカラー画像符号化方式に係り、特に電子スチ
ルカメラや画像のデータベース等に利用される静止画像
、あるいはTV会議やTV電話等に利用される動画像の
圧縮符号化のためのカラー画像符号化方式に関する。
(従来の技術) 静止画像あるいは動画像の圧縮符号化において、各ブロ
ワ′り内に含まれる絵柄の細かさに応じて、そのブロッ
クの符号化器あるいは量子化器を適応的に切り替えるこ
とによって符号化効率を向上させる手法がいくつが提案
されている。例えば、文献1: “AdaptlveC
oding ofMonochrome and Co
1or Images  (W−H,Chen、H。
Sm1th、IEEE Trans、C0M−25,N
o、11.1977)においては、各ブロック毎に絵柄
の細がさを判定し、予め設定されている4種類の量子化
器の中がら、絵柄の細かさに最も適した量子化器を選択
する手法をとっている。この手法においては、各ブロッ
ク毎にどの量子化器を選択したかを受信側、すなわち復
号化装置に知らせるだめの付加情報が新たに必要となる
。従って、この付加情報の分だけ、実際の画像符号化に
当てられる符号化ビット数が削減されてしまう。
また、文献2; ハイブリッド符号化におけるDCT係
数の走査順序の適応的切り換え”(小泡1羽鳥、金子、
昭和61年度電子通信学会通信部門全国大会528)に
は、原画像のエツジの方向によってDCT (離散コサ
イン変換)係数の発生傾向が特徴的に変化する(例えば
原画像に縦方向のエツジが存在する場合、DCT係数は
横方向に振幅の大きな係数が分布する)ことを利用して
適応処理を行うことが開示されている。すなわち、各ブ
ロック毎にDCT係数の発生傾向を考慮して、係数のス
キャン方向を適応的に変化させ、最も効率よく符号化で
きるスキャン方法を選択する。この手法においても、各
ブロック毎にどのスキャン方法を選択したかを受信側に
知らせるための付加情報が必要となり、この付加情報に
より実際の画像符号化に割り当てられる符号化ビット数
がかなり削減されてしまう。
特にカラー画像の符号化を行う場合、付加情報による符
号化ビット数の削減の問題は大きい。
カラー画像の圧縮符号化に際しては、カラー画像のコン
ポジット信号を複数のコンポーネント信号(例えばR,
G、BあるいはY、I、Qなど)に分解した後、各コン
ポーネント信号のそれぞれについて上述したような適応
処理を毎回行う。そのため、各コンポーネント信号毎に
適応処理の付加情報を受信側に伝送する必要があり、付
加情報による符号化効率の低下は極めて大きい。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の画像符号化方式では各ブロック
毎に適応的な処理を行おうとすると、どのような適応処
理を行ったかを示す付加情報を新たに必要とし、その分
だけ実際の画像符号化に割り当てられる符号化ビット数
が削減されてしまう。特に各コンポーネント信号毎に同
様の適応処理を行うカラー画像の圧縮符号化においては
、適応処理に必要な付加情報は圧縮効率を低下させる大
きな要因となっており、その解決策が望まれている。
本発明はこの様な問題に鑑みなされたもので、カラー画
像のコンポーネント圧縮符号化に際して、付加情報を必
要としない適応処理を可能とすることにより、符号化効
率を向上させて再生画像の画質向」二を図ることかでき
るカラー画像符号化方式を提供することにある。
[発明の構成] く課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するため、カラー画像を分解
した複数のコンポーネント信号、例えば輝度信号と色差
信号、あるいは色信号(R。
G、B信号)のうちの少なくとも一つのコンポーネント
信号を圧縮符号化する過程で得られる信号から、カラー
画像の属性情報を抽出し、その属性情報に従って他のコ
ンポーネント信号の圧縮符号化における適応処理を切り
替えることを特徴とする。
ここで、属性情報とはコンポーネント信号の符号化の過
程で得られた信号からカラー画像について知り得る情報
や、統計的性質を表わす情報である。例えばカラー画像
の各コンポーネント信号をさらに複数のブロックに分割
し、各コンポーネント信号の各ブロック毎に圧縮符号化
を行う方式においては、 (a)各ブlロック内の絵柄の細かさ、(b)各ブロッ
ク内のエツジの位置と方向および急峻さ、 (e)ブロック毎に直交変換を施した場合における絶対
値が所定の閾値以上の直交変換係数の発生位置と方向、 の少なくとも一つの情報が用いられる。
また、この属性情報に基づいて他のコンポーネント信号
の圧縮符号化における適応処理を切り替える際には、 (a) 量子化器および符号化器の少なくとも一方の切
り替え、 (b)直交交換係数を量子化および符号化する際の係数
のスキャン方法の切り替えを行う。
(作用) このように本発明では先に得られたコンポーネント信号
の圧縮符号化過程で得られる信号から抽出されたカラー
画像の属性情報を用いて、他のコンポーネントの圧縮符
号化における適応処理を切り替え制御するため、受信側
の復号化装置においては先に符号化されたコンポーネン
ト信号の符号化の過程で得られる信号からカラー画像の
属性を知り、それに従って他のコンポーネントの復号化
における適応処理の切り替え制御が可能となる。
具体例で説明すると、例えばある背景部分に人間かいる
画像の符号化の場合、人間と背景との境界のエツジ部分
に相当するブロックには、輝度信号、色差信号のいずれ
も高周波成分が含まれている場合が多い。この様なエツ
ジ部分が含まれたブロックに対しては、輝度信号の符号
化が終了して受信側に伝送された段階で、受信側におい
てそのブロックに高周波成分が含まれていることが輝度
信号から検出できるので、そのブロックの色差信号の符
号化に際しては、エツジ部分に適した量子化器あるいは
符号化器が選択される。すなわち、このような場合は例
えば圧縮符号化としてDCTを行った時に、DCT変換
面において低周波成分から高周波成分にわたって重要な
信号(係数)が広く分布し、高周波°成分に出現する零
の確率が少なくなるため、この様な分布に適した符号化
器(例えばハフマン符号化器)が選択され、また低周波
成分から高周波成分までをカバーするような量子化器が
選択される。これらの選択は受信側に伝送される輝度信
号のみから決定されるため、新たな付加情報は全く必要
としない。
一方、DCT係数を符号化する際の各係数のスキャンに
おいて、各ブロック内に含まれるエツジの方向によって
DCT係数の発生傾向が特徴的に変化する(例えば原画
像に縦方向のエツジが存在する場合、DCT係数は横方
向に振幅の大きな係数が分布する)ことを利用した適応
処理も可能となる。すなわち、ブロック内のエツジの位
置や方向は、輝度信号、色差信号ともに同じ傾向を示す
場合が多いため、受信側で輝度信号の符号化の過程で得
られた信号から色差信号のエツジの位置や方向を予測し
、その場合のDCT係数の大きな値が発生する部分を効
率的にスキャンして行くようなスキャン手法を決定する
ことか可能になる。この場合も既に伝送された情報のみ
を用いて適応処理をするので、やはり新たな付加情報を
必要としない。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る送信側(符号化装置
)および受信側(復号化装置)の構成を示すブロック図
である。
送信側には複数のコンポーネントに分解されたカラー画
像信号として、輝度信号(Y信号)と色差信号(c信号
)が入力される。これらのY信号およびC信号は、まず
ブロック分割回路101によりそれぞれ適当なサイズ(
例えば8画素×8画素、あるいは16画素×16画素、
等)の複数のブロックに分割され、各ブロック毎にDC
T (離散コサイン変換)回路102においてDCTが
施される。その後、Y信号およびC信号はそれぞれ別の
処理手順で符号化処理を受ける。
Y信号については、Y信号用の量子化回路103で各D
CT係数が量子化され、さらにY信号用のハフマン符号
化回路104においてノ1フマン符号化が施される。一
方、量子化回路103で量子化された各DCT係数は逆
量子化回路105において逆量子化され、I DCT(
離散逆コサイン変換)回路106において元の画像デー
タが再生された後、統計量計算回路107に入力される
統計量計算回路107では、例えば各ブロック毎にその
ブロック内の交流成分電力、あるいは画素値の分散や標
準偏差を計算することによって、ブロック内の絵柄の細
かさを算出する。
この絵柄の細かさに応じて、量子化/符号化回路108
において予め用意されている複数種類の量子化器(ff
i子化テーブル)の中から、そのブロックに最も適切な
量子化器が選択され、その量子化器を用いてC信号の量
子化が行われた後、ハフマン符号化が施される。
第2図は、第1図における量子化/符号化回路108の
詳細を示すブロック図である。この量子化/符号化回路
108は、量子化テーブル決定回路201と量子化器2
02およびハフマン符号化回路203により構成される
。量子化器202内には複数種類の量子化テーブルが格
納された量子化器Q、〜Q、が予め用意されており、量
子化テーブル決定回路201からの切り替え制御信号に
よって量子化器202内のスイッチ211,212が端
子1〜nのいずれかに接続され、一つの量子化テーブル
が選択・決定される。実際のC信号の量子化は、ここで
決定された量子化テーブルを用いて行われるが、その選
択・決定に用いた情報は受信側でも知ることができるた
め、新たな付加情報は一切必要としない。
量子化器Q1〜Q。内の量子化テーブルの具体例として
、例えば第3図に示すようなものが考えられる。第3図
は、各量子化器Q、〜Q、。
における各量子化ビット数の割り当て領域を示し、各数
字が量子化ビット数を表わす。例えばY信号から注目ブ
ロックが平坦部であると判断された場合、C信号につい
てもDCTを行った後に比較的低周波成分にのみ重要な
りCT係数か分布し、高周波成分には零か多く出現する
と予想される。このような場合は、低周波成分のみを細
かく量子化するような量子化器(例えば第3図のQ、)
か選択される。一方、注目ブロックに多くのエツジが含
まれていると判断された時は、C信号の重要なりCT係
数が低周波成分から高周波成分にわたって広く分布する
と予想されるため、全ての周波数成分のDCT係数を全
てカバーするような量子化器(例えば第3図のQ、)が
選択される。
こうしてハフマン符号化を終了したY信号およびC信号
は多重化回路109に入力され、まずY信号が伝送路1
20に送出され、受信側へ送られる。
受信側においては、分離回路121によってY信号とC
信号が分離抽出される。これらのうち、まずY信号がハ
フマン復号化回路122でハフマン復号化され、さらに
逆量子化回路123で逆量子化された後、IDCT回路
124で逆DCTが行われ、各ブロック毎のY信号の再
生画像データが得られる。この再生画像データは、各ブ
ロック毎に統計量計算回路125に人力される。この統
計量計算回路125では、送信側の統計量計算回路10
7で説明したのと同様な処理、つまり各ブロック毎にそ
のブロック内の交流成分電力、ある・いは画素値の分散
や標準偏差を計算することによる、ブロック内の絵柄の
細かさの算出を行う。そして、この絵柄の細かさに応じ
て、復号化/逆量子化回路126において予め用意され
ている複数種類の量子化テーブルが格納された量子化器
の中から、そのブロックに最も適切な量子化器(各ブロ
ック毎に送信側で選択されたものと同じ量子化テーブル
を格納した量子化器)が選択され、後のC信号の符号化
のために蓄えられる。
以上の処理が全てのY信号について終了した後、送信側
からはC信号が符号化伝送され、分離回路121でその
C信号が分離抽出され、復号化/逆量子化回路126内
でハフマン復号化された後、逆量子化が行われる。復号
化/逆量子化回路126では、上述したようにY信号か
ら得られた絵柄の細かさの度合いから選択・決定された
量子化器が各ブロック毎に既に決定されているため、そ
の量子化器を用いて各ブロック毎に逆量子化が行われる
。こうして逆量子化されたC信号は、I DCT回路1
27で逆DCTされて、C信号の再生画像データが生成
される。
第4図は、第1図における復号化/逆量子化回路126
の詳細を示すブロック図であり、量子化テーブル決定回
路401と量子化器402およびハフマン復号化回路4
03により構成される。第2図と同様に量子化器402
内には数種類の量子化テーブルが格納された量子化器Q
1〜Q0が予め用意されており、量子化テーブル決定回
路401からの切り替え制御信号によって量子化器40
2内のスイッチ411゜412が端子1〜nのいずれか
に接続され、つの量子化テーブルが選択・決定される。
I DCT回路124で得られたY信号のブロック再生
画像データと、IDCT回路127で得られたC信号の
ブロック再生画像データはフレーム再生回路128に入
力され、ここで合成されてモニタ129上に画像として
表示される。
以上の説明では、Y信号の再生画像情報からC信号の量
子化器を切り替えたが、C信号の符号化器を切り替える
か、または量子化器と符号化器の両方を切り替え手もよ
い。
第5図は、第1図におけるC信号用の量子化/符号化回
路108の他の構成例であり、統計量計算回路107か
らの情報によって符号化器を適応的に切り替える手法を
用いている。すなわち、統計量計算回路107からの情
報によって符号化回路503内に予め用意されている数
種類のハフマンテーブルの中から1つが選択される。具
体的には第2図で説明したのと同様に、符号化器決定回
路501からの信号によりスイッチを切り替!えて1つ
のテーブルを選択すればよい。そして、量子化回路50
2で量子化が行われた後の各係数値が、選択されたハフ
マンテーブルによって符号化回路503で符号化される
一方、受信側においては逆の操作を行う。第6図は、量
子化/符号化回路108が第5図の構成の場合に適合す
る第1図における復号化/逆量子化回路126の構成例
であり、復号止器決定回路601によって決定されたハ
フマンテーブルを用いて、復号化回路602において復
号化が行われた後、逆量子化回路603で逆量子化が施
される。
第7図は、第1図における量子化/符号化回路108の
更に別の構成例であり、統計量計算回路107からの情
報によって量子化器と符号化器の両方を同時に適応的に
切り替える手法を用いている。すなわち、量子化テーブ
ル決定回路701では統計量計算回路107からの情報
によって量子化回路703内に予め用意されている複数
種類の量子化器の中から1つを選択し、さらに符号化器
決定回路702では符号化回路704内に予め用意され
ている複数種類のハフマンテーブルの中から1つを選択
する。そして、第1図のDCT回路102からのDCT
係数が量子化回路703および符号化回路704におい
て、選択された量子化器とハフマンテーブルによってそ
れぞれ量子化および符号化される。
なお、ここては予め複数種類の量子化器、あるいは符号
化器を用意しているが、Y信号から得られた情報を基に
して各ブロック毎に量子化器あるいは符号化器をその都
度決定する可変方式にしても良い。
以上の実施例はY信号をまず受信側へ伝送し、そこから
得られる情報を用いてC信号の符号化処理を適応的に切
り替える手法について説明したが、逆にC信号をまず受
信側へ伝送し、そこから得られる情報を用いてY信号の
符号化処理を適応的に切り替える手法とすることも可能
である。また、コンポーネント信号として輝度信号、色
差信号lの組み合わせではなく、R,G。
B信号の組み合わせてとした場合も同様な処理が可能で
あり、例えばR信号の受信側での情報を用いてG、B信
号の符号化処理を適応的に切り替える手法とすることも
可能である。
また、第1図においては統計量計算回路107に入力す
る信号として、逆量子化回路105で逆量子化し、さら
にIDCT回路106で逆DCTを行った後の再生画像
信号を用いているが、符号化の過程で得られる信号であ
れば良い。
例えば量子化回路103の出力または逆量子化回路10
5の出力を用いても、各ブロックの絵柄の細かさを計算
することが可能である。前述したように絵柄が細かいブ
ロックについては、高周波成分まで比較的大きなりCT
係数が分布しており、絵柄が平坦なブロックについては
、比較的低周波成分にしかDCT係数が分布していない
。そこで、量子化回路103の出力を調べて、どの程度
の周波数帯域まで大きなりCT係数が分布しているかを
検出することによっても、絵柄の細かさを判断すること
ができる。この場合は、第1図の逆量子化回路105お
よびI DCT回路106は取り除いても良いことにな
る。
また、逆量子化器105の出力から絵柄の細かさを計算
することも可能であり、その場合はIDCT回路106
を取り除いてもよいことになる。
送信側で量子化回路103の出力を用いて統計量を計算
した場合、受信側においてはハフマン復号化回路122
の出力を用いて統計量を計算する。また、送信側で逆量
子化回路105の出力信号を用いて絵柄の細かさを計算
した場合は、受信側においても逆量子化回路123の出
力を用いて統計量を計算するようにする。
第8図は、本発明の他の実施例における送信側の構成を
示すブロック図である。この実施例ではまずブロック分
割回路801により、各コンポーネント信号(例えばY
信号およびC信号)が複数のブロックに分割され、各ブ
ロック毎にDCT回路802においてDCTが施される
ブロックサイズは、例えば8画素×8画素、あるいは1
6画素X]6画素等である。その後、Y信号とC信号は
それぞれ別の処理手順で符号化される。
Y信号についてはY信号用の量子化回路803で各DC
T係数が量子化され、次いでY信号用のハフマン符号化
回路804において!Xフマン符号化が行われる。また
、量子化回路803で量子化されたY信号の各DCT係
数は有意係数判定回路805に入力され、ここで零以外
の係数がDCT変換面でどの様に分布しているかが調べ
られ、その結果によって原画像にどの様なエツジが含ま
れているかか判定される。
有意係数判定回路805の判定結果は、スキャン/符号
化回路806に入力される。スキャン/符号化回路80
6では、有意係数判定回路805の判定結果に従って、
スキャン決定回路によりスキャン回路内に予め用意され
ている数種類のスキャン手法の中からなるべく零ではな
い係数のみを効率よくスキャンするようなスキャン手法
を選択する。原画像におけるエツジの方向と、DCT変
換面における係数の発生傾向の間には相関かある。例え
ば原画像に縦方向のエツジが存在する場合、DCT係数
は横方向に振幅の大きな係数が分布する。しかも、ある
ブロックの一つのコンポーネント信号にエツジが検出さ
れたとすると、そのブロックの他のコンポーネント信号
にも同様のエツジが存在する場合が多い。このため、ス
キャン/符号化回路806において、上記のように有意
係数判定回路805の判定結果であるY信号のエツジ情
報を利用して、新たな付加情報なしにC信号の最適スキ
ャン手法を選定できることになる。
第9図は、第8図におけるスキャン/符号化回路806
の詳細を示すブロック図であり、スキャン決定回路90
1とスキャン回路902およびハフマン符号化回路90
3により構成される。スキャン回路902内には数種類
のスキャン手法81〜IS7があらかじめ用意されてお
り、スキャン決定回路901からの切り替え制御信号に
よってスキャン回路902内のスイッチ911.912
が端子1〜nのいずれかに接続される。実際のC信号の
DCT係数のスキャンは、ここで決定されたスキャン手
法を用いて行われるが、これらの選択に用いた情報は受
信側でも知ることかできるため、新たな付加情報は一切
必要としない。
スキャン手法S、〜Seの具体例として、例えば第10
図に示すようなものが考えられる。
第10図は、DCT変換面ブロック(口で示す)内の各
スキャン手法におけるスキャン方向(矢印で示す)を表
したものである。これらのスキャン手法のうち(a)は
−膜内にジグザグスキャンと呼ばれるもので、ブロック
内にあらゆる方向のエツジが含まれている場合に発生す
る有意係数を効率よくスキャンする手法である。スキャ
ン手法として固定の一個を設定する場合には、この手法
を用いる場合か多い。(b)はブロック内に縦方向のエ
ツジが多く存在する場合の有意係数を効率スキャンする
方法、(c)はブロック内に横方向のエツジが多く存在
する場合の有意係数を効率よくスキャンする手法、(d
)はブロック内に斜め方向のエツジが多(存在する場合
の有意係数を効率よくスキャンする手法をそれぞれ示し
ている。また、絵柄によっては(e)のようなスキャン
が効果的な場合も有り得る。なお、ここでは予め複数種
類のスキャン手法を用意しているが、Y信号から得られ
たエツジ情報をもとにして、各ブロック毎にスキャンを
その都度決定する可変方式にしても良い。
実際のC信号の符号化処理は、DCT回路802から出
力されるDCT係数が量子化回路807において量子化
された後、スキャン/符号化回路806内においてスキ
ャン決定回路901で上記のようにして決定されたスキ
ャン手法によって各ブロック内のDCT有意係数がスキ
ャン回路902でスキャンされる。そしてハフマン符号
化回路903においてスキャンされた°係数類にハフマ
ン符号化が行われ、多重化回路808からまずY信号が
一画面分受信側に伝送され、次いでC信号が一画面分、
受信側に伝送される。
ハフマン符号は係数の値のみでなく、零が続いて発生す
る場合の長さ(ランレングス)についても符号が割り当
てられており、しかも長さの短い零のランレングスに短
い符号が割り当てられているのか一般的である。従って
、適応的なスキャン手法の選択により、なるべく有意係
数のみを効率よくスキャンしていけば、零の長さが短く
て済むことになり、最終的に必要となる符号量も削減で
きて、符号効率が向上することになる。
上記の実施例においても、第1図の実施例の場合と同様
に全てY信号をまず受信側へ伝送し、そこから得られる
情報を用いてC信号の符号化処理を適応的に切り替える
手法でなく、逆にC信号をまず受(a側へ伝送し、そこ
から得られる情報を用いてY信号の符号化処理を適応的
に切り替える手法を用いることも可能である。また、コ
ンポーント信号としてY信号とC信号の絹み自わせでな
く、R,G、B信号の組み合わせとした場合も同様な処
理が可能であり、例えばR信号の受信側での情報を用い
て、残りのG、 B信号の符号化処理を適応的に切り替
える手法とすることも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、−度受信側に伝送
されたブロック毎のコンポーネント信号から受信側で知
り得る情報や統計的性質、例えばそのブロック内の絵柄
の細かさ、エツジの位置や方向あるいはエツジの急峻さ
といった画像の属性情報を抽出し、それに基づいて次に
符号化を行うべきコンポーネント信号の圧縮符号化にお
ける適応処理の切り替え、例えば符号化または量子化の
手法の適応的切り替え、あるいはDCT係数の大きな値
が発生する部分を効率的にスキャンして行くようなスキ
ャン手法の適応的決定を行うことにより、符号化効率を
高めて再生画像の画質向上を図ることができる。
また、本発明における制御は既に受信側に伝送されてい
る情報のみを用いているため、新たに付加情報を伝送す
る必要がなく、従って実際に符号化を行う場合の符号量
を付加情報のために削減する必要もないため、この点か
らも符号化効率の向上が達成される。
さらに、適応処理を行う場合、従来では数種類のテーブ
ルを用意して、その中から最も適したものを選択してい
るが、本発明では既に符号化が終了しているコンポーネ
ント信号から得られる種類だけのテーブルを用意するこ
ともできるため、さらに適応性が増し、より効率の良い
符号化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るカラー画像符号化方式
の送信側および受信側のブロック図、第2図は第1図に
おけるC信号用量子化/符号化回路の構成例を示すブロ
ック図、第3図は第2図における各量子化器内の量子化
テーブルの内容を模式的に示す図、第4図は第1図にお
けるC信号用復号化/逆量子化回路の構成例を示すブロ
ック図、第5図はC信号用量子化/符号化回路の他の構
成例を示す図、第6図は第5図に対応するC信号用復号
化/逆量子化回路の構成例を示す図、第7図はC信号用
量子化/符号化回路の更に別の構成例を示す図、第8図
は本発明の他の実施例における送信側の構成を示すブロ
ック図、第9図は第8図におけるスキャン/符号化回路
の構成を示すブロック図、第10図は第9図におけるス
キャン手法を説明するための図である。 101.801−=ブロック化回路、102゜802−
D CT回路、103.803・Y信号用量子化回路、
104,804・・・Y信号用ハフマン符号化回路、1
05・・・Y信号用逆量子化回路、106・・・Y信号
用I DCT回路、107・・統計量計算回路(属性情
報抽出手段)、108・・・C信号用量子化/符号化回
路、109・・・多重化回路、120・・・伝送路、1
21・・・分離回路、122・・・Y信号用ハフマン復
号化回路、123・・・Y信号用逆量子化回路、124
・・・Y信号用IDCT回路、125・・・統計量計算
回路(属性情報抽出手段)、126・・・C信号用復号
化/逆量子化回路、127・・・C信号用I DCT回
路、128・・・フレーム再生回路、129−9.モニ
タ、201.701・・・量子化テーブル決定回路、2
02・・・C信号用量子化器、203・・・C信号用ハ
フマン符号化回路、211,212,411゜412・
・・スイッチ、401・・・量子化テーブル決定回路、
402・・・C信号用量子化器、403・・・C信号用
ハフマン復号化回路、501,702・・・符号化器決
定回路、502.703・・・C信号用量子化回路、5
03,704・・・C信号用符号化回路、601・・・
復号化型決定回路、602・・・C信号用復号化回路、
603・・・C信号用逆量子化回路、901・・・スキ
ャン決定回路、902・・・スキャン回路、903・・
・C信号用ハフマン符号化回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カラー画像を複数のコンポーネント信号に分解し
    、各コンポーネント信号毎に圧縮符号化を行うカラー画
    像符号化方式において、少なくとも一つのコンポーネン
    ト信号の圧縮符号化の過程で得られる信号から、前記カ
    ラー画像の属性情報を抽出する手段と、 この手段により抽出された属性情報に従って他のコンポ
    ーネント信号の圧縮符号化における適応処理を切り替え
    る手段と を具備することを特徴とするカラー画像符号化方式。
  2. (2)カラー画像を複数のコンポーネント信号に分解す
    るとともに各コンポーネント信号を複数のブロックに分
    割し、各コンポーネント信号の各ブロック毎に圧縮符号
    化を行うカラー画像符号化方式において、 少なくとも一つのコンポーネント信号の圧縮符号化の過
    程で得られる信号から、(a)各ブロック内の絵柄の細
    かさ、(b)各ブロック内のエッジの位置と方向および
    急峻さ、(c)ブロック毎に直交変換を施した場合にお
    ける絶対値が所定の閾値以上の直交変換係数の発生位置
    と方向、の少なくとも一つの情報をカラー画像の属性情
    報として抽出する手段と、 この手段により抽出された属性情報に従って他のコンポ
    ーネント信号の圧縮符号化における適応処理を切り替え
    る手段と を具備することを特徴とするカラー画像符号化方式。
  3. (3)前記他のコンポーネント信号の圧縮符号化におけ
    る適応処理を切り替える手段は、(a)量子化器および
    符号化器の少なくとも一方の切り替え、または(b)直
    交交換係数を量子化および符号化する際の係数のスキャ
    ン方法の切り替え、を行うことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のカラー画像符号化方式。
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