JP2001333396A - ビジュアルコールシステム - Google Patents

ビジュアルコールシステム

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JP2001333396A
JP2001333396A JP2000150568A JP2000150568A JP2001333396A JP 2001333396 A JP2001333396 A JP 2001333396A JP 2000150568 A JP2000150568 A JP 2000150568A JP 2000150568 A JP2000150568 A JP 2000150568A JP 2001333396 A JP2001333396 A JP 2001333396A
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Shigeru Ishii
茂 石井
Masao Nihei
正夫 二瓶
Toshio Kominami
俊雄 小南
Daisuke Tatsumi
大輔 巽
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声と共に映像も交えてカスタマに対応可能
とする。 【解決手段】 スーパーバイザサーバ4は各端末装置5
を介してログインしているエージェントの接続状況(応
対状況)を監視し、この監視情報を情報提供サーバ3に
常時供給している。カスタマ側からコンピュータ装置を
介してこの情報提供サーバ3にアクセスがあると、情報
提供サーバ3は、スーパーバイザサーバ4からの監視情
報に基づいて、各エージェントの担当分野,接続状況,
電話番号やメールアドレス等の情報をカスタマ側のモニ
タ装置11に表示する。また、動画や静止画等の映像情
報を音声情報と共にカスタマの端末装置1に送信する。
これにより、音声と共に映像も交えてカスタマに対応可
能とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カスタマ側と映像
を交えて対応可能としたビジュアルコールシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】今日におけるコールセンターシステム
は、カスタマ側からの呼を呼分配装置(ACD装置)に
より自動的に空いているエージェントに分配するように
なっている。
【0003】具体的には、カスタマがコールセンタの代
表番号に電話を掛けると、呼分配装置がログインしてい
るエージェントの接続状態を認識し、空いているエージ
ェントに対してこのカスタマからの呼を接続する。
【0004】なお、全エージェントが応対中の場合は、
呼分配装置がこれを認識し、カスタマに対して全エージ
ェントが応対中であることを示すアナウンス音声を流す
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコール
センターシステムは、カスタマに対して音声のみで対応
していたため、資料を参照しながら商品説明等を行うと
きには、事前にカスタマに対してFAXやダイレクトメ
ール等で資料をカスタマ側に送付しておく必要があり大
変不便であった。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、音声と共に映像も交えたカスタマとの対応を
可能として、資料等も即時的にカスタマ側に提供するこ
とができるようなコールセンタシステムの提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビジュアル
コールシステムは、上述の課題を解決するための手段と
して、少なくともセンター側に設けられた画像送信手段
と、少なくともセンタ側に設けられた音声送信手段と、
センタ側及びカスタマ側に設けられた通話手段と、セン
タ側に設けられたエージェントが操作する端末装置と、
カスタマ側に設けられた画像表示可能な端末装置と、前
記画像送信手段,音声送信手段,センタ側とカスタマ側
の各通話手段及びセンタ側とカスタマ側の各端末装置を
相互に接続する通信回線網とを有する。
【0008】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するための手段として、セン
タ側に設けられ、カスタマ側から端末装置を介して接続
が図られた際に、少なくとも各エージェントの接続状況
を示す接続情報を前記カスタマ側から端末装置を介して
カスタマ側に提供する情報提供手段を有する。
【0009】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記情報提供手
段が、前記接続情報と共に、各エージェントの担当分野
を示す担当分野情報、及び/又は、各エージェントの連
絡先を示す情報を、前記情報受信処理装置の表示部を介
してカスタマ側に提供する。
【0010】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記前記情報提
供手段が、カスタマにより選択されたエージェントに対
して自動接続を図るための接続ボタンを、前記情報受信
処理装置の表示部を介してカスタマ側に提供し、前記情
報受信処理装置が、カスタマにより前記接続ボタンが操
作された際に、前記通話装置を介して該操作された接続
ボタンに対応するエージェントに対して接続を図る。
【0011】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するための手段として、アド
レス情報により指定された情報ファイルの提供を行う第
1のサーバと、前記第1のサーバに対して所望の情報フ
ァイルに対応するアドレス情報を送信してアクセスを図
り、前記第1のサーバから前記アドレス情報に対応して
返信された情報ファイルの取り込みを行う前記センタ側
及びカスタマ側の端末装置と、前記いずれかの端末装置
が前記第1のサーバに対してアクセスした際のアドレス
情報を他の端末装置に転送する第2のサーバとを有す
る。そして、前記第2のサーバからアドレス情報が転送
された端末装置は、この転送されたアドレス情報に基づ
いてそれぞれ前記第1のサーバに対してアクセスを図
り、このアドレス情報に対応して前記第1のサーバから
返信された情報ファイルの取り込みをそれぞれ行う。
【0012】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記各端末装置
に、第2のサーバから転送されたアドレス情報に基づい
て、前記第1のサーバに対して常にアクセスを図るモー
ドと、第2のサーバからアドレス情報が転送された際に
必要に応じてアクセスを図るモードとを切り替える切り
替え手段を設ける。
【0013】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記画像送信手
段が、画像情報に対して所定のエンコード処理を施して
送信する送信手段と、前記送信手段に対して外付けされ
るかたちで設けられ、静止画像情報を所定の映像方式の
画像情報に変換し、この画像情報を前記送信手段に供給
する静止画像変換手段とを有する。
【0014】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記音声送信手
段が、音声情報に対して所定のエンコード処理を施して
送信する送信手段と、前記送信手段に対して外付けされ
るかたちで設けられ、デジタル化されている音声情報を
アナログ化して前記送信手段に供給する音声変換手段と
を有する。
【0015】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記静止画像変
換手段が、動画像情報が供給された場合は、この動画像
情報をスルーアウトして前記送信手段に供給する。
【0016】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記音声変換手
段が、アナログ形態の音声情報が供給された場合は、こ
のアナログ形態の音声情報をスルーアウトして前記送信
手段に供給する。
【0017】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、複数の静止画像
情報が記憶され、指定された静止画像情報を前記静止画
像変換手段に供給する静止画像記憶手段を有する。
【0018】また、本発明に係るビジュアルコールシス
テムは、上述の課題を解決するために、前記送信手段
が、NTSC方式の画像情報に対して所定のエンコード
処理を施して送信し、前記静止画像変換手段が、静止画
像情報をNTSC方式の画像情報に変換する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るビジュアルコ
ールセンタシステムの好ましい実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0020】[実施の形態の構成]図1は、本発明の実
施の形態となるビジュアルコールセンタシステムのブロ
ック図である。この図1からわかるように、当該実施の
形態のビジュアルコールセンタシステムは、カスタマ側
に設けられた情報受信処理装置であるコンピュータ装置
1と、同じくカスタマ側に設けられた例えば電話機,I
P電話機,テレビ電話機,パーソナルコンピュータ内蔵
型IP・ISDNテレビ電話機等の通話装置2と、コー
ルセンタ側に設けられ、静止画情報,映像情報,エージ
ェント情報等をカスタマ側に提供する情報提供サーバ3
と、同じくコールセンタ側に設けられたスーパーバイザ
サーバ4と、同じくコールセンタ側に設けられた各エー
ジェントが使用する端末装置5と、同じくコールセンタ
側に設けられた顧客情報が記憶されたデータベース8
(DB)と、データベース8に記憶された顧客情報を各
エージェントの端末装置5に提供する顧客管理サーバ9
とを、例えばIP網やISDN網等のデータネットワー
ク6及び例えばIP網やISDN網等の音声・映像ネッ
トワーク7を介して相互に接続することで構成されてい
る。
【0021】なお、図1中点線で示しているが、カスタ
マ側のコンピュータ装置1と通話装置2とは、相互に接
続していてもよいし、それぞれ独立していてもよい。た
だ、両者を接続することで、コンピュータ装置1の動作
に通話装置2を連動させることが可能となる。
【0022】[実施の形態の動作] (エージェント情報提供機能)まず、このようなビジュ
アルコールセンタシステムは、カスタマ側にエージェン
トに関する情報を提供するエージェント情報提供機能が
設けられている。
【0023】すなわち、各エージェントが自分の席に着
き、端末装置5を操作してスーパーバイザサーバ4に対
してログインを行う。スーパーバイザサーバ4は、各端
末装置5の接続状態を監視し、この監視情報を常時、情
報提供サーバ3に対して供給している。
【0024】一方、カスタマがコンピュータ装置1を操
作してWEBブラウザを起動させ、データネットワーク
6を介してコールセンタ側の情報提供サーバ3に対して
接続を図ると、情報提供サーバ3は、スーパーバイザサ
ーバ4から供給される監視情報に基づいて、スーパーバ
イザサーバ4にログインしているエージェントの現在の
接続状況を示す接続情報と共に、各エージェントのエー
ジェント情報をカスタマのコンピュータ装置1側に返信
する。コンピュータ装置1は、図2に示すようにこれら
各情報をモニタ装置11に表示制御する。
【0025】この図2からわかるように、モニタ装置1
1の表示画面には、前記エージェント情報に基づいて、
例えば現在ログインしている各エージェントの顔写真
と、そのエージェントの担当(スキル)と、各エージェ
ントの電話番号(TEL),識別番号(ID)及び電子
メールアドレスが表示され、前記接続情報に基づいて、
各エージェントの現在の接続状況(応対状況)と、各エ
ージェントに対する接続指定ボタン15(Call)と
が表示されるようになっている。
【0026】応対状況は、スーパーバイザサーバ4が監
視している各エージェントの接続状況に応じて表示され
るようになっており、例えばそのエージェントが応対中
でないとき(空いているとき)は、「只今応対可能で
す」のメッセージが表示され、そのエージェントが応対
中のときは、「只今応対中です」のメッセージが表示さ
れ、そのエージェントが休暇をとっているときは、「本
日はお休みを頂いております」のメッセージが表示され
るようになっている。
【0027】また、接続指定ボタン15は、応対可能な
エージェントに対して付されるようになっており、前記
「只今応対可能です」のメッセージに隣接して表示され
るようになっている。
【0028】カスタマは、この表示画面を見て、自分の
要望に合ったエージェントを選択する。そして、このエ
ージェントが応対可能となった際に、或いは応対可能な
エージェントを選択して表示画面の接続指定ボタン15
をクリック操作する。
【0029】コンピュータ装置1と通話装置2が接続さ
れている場合、このクリック操作により、コンピュータ
装置1は通話装置2を制御して、カスタマにより選択さ
れたエージェントに対して自動的に電話を掛ける。これ
により、カスタマ側の通話装置2と、前記クリックによ
り選択されたエージェントの端末装置5とが音声・映像
ネットワーク7を介して接続される。
【0030】また、コンピュータ装置1と通話装置2が
接続されていない場合、カスタマは通話装置2を操作し
て、表示画面に表示された所望のエージェントの電話番
号を入力する。これにより、カスタマ側の通話装置2
と、カスタマが所望するエージェントの端末装置5とが
音声・映像ネットワーク7を介して接続される。
【0031】このエージェント情報提供機能において
は、カスタマ自身が所望のエージェントを選択するよう
になっているため、不安感もなく、また、直接的に所望
のエージェントに対して接続を図ることができる。
【0032】また、Webページに各エージェントの現
在の接続状態が表示されるため、カスタマは接続要求を
なす前に各エージェントの現状を視覚的に認識すること
ができ、例えば応対中のエージェントに対して接続要求
をなしたり、休暇中にエージェントに対して接続要求を
なす等、無駄な呼を防止することができる。
【0033】(保留画像表示機能)次に、このようにカ
スタマ側とエージェント側が接続され、例えばエージェ
ント側がカスタマ側に提供する資料の用意をするため等
に通話を保留する場合がある。エージェントが、端末装
置5を介してこの保留操作をすると、スーパーバイザサ
ーバ4は、これを検出し情報提供サーバ3に対して通知
する。
【0034】情報提供サーバ3は、この通知がなされる
と、例えば「しばらくお待ち下さい」等の保留中を示す
メッセージや、コマーシャルの映像等を読み出し、これ
をカスタマ側に送信する。
【0035】これにより、カスタマ側のモニタ装置11
の表示画面に、保留中を示す前記メッセージやコマーシ
ャル映像等が表示されることとなる。カスタマ側は、こ
の表示されるメッセージを見ることで、現在、保留中で
あることを視覚的に認識することができ、また、コマー
シャル映像により保留中の待ち時間を退屈することなく
過ごすことができる。
【0036】(顧客情報表示機能)ここで、当該ビジュ
アルコールセンタシステムにおいては、事前調査やアン
ケート等により収集した顧客情報がデータベース8内に
記憶されており、カスタマ側とエージェント側が接続さ
れると、顧客管理サーバ9がそのエージェントに対して
図3に示すような顧客情報を表示制御する。
【0037】具体的には、エージェント側の端末装置5
には、この顧客情報として、例えば顧客識別番号(顧客
ID),顧客名,性別,生年月日,顧客の顔写真,電話
番号,FAX番号,電子メールアドレス,郵便番号,住
所,勤務先,備考欄,販売履歴及び過去の販売時におけ
る応対内容等が表示される。
【0038】これにより、エージェント側では、現在接
続されているカスタマの素性を認識することができ、こ
こに表示されている事項は繰り返しカスタマに問わなく
てもよいため、商談等を円滑に進めることができる。ま
た、カスタマも前記各事項の再度の入力等の面倒な操作
をすることなく商品の購入等を行うことができる。
【0039】(Webページ共有機能)次に、カスタマ
とエージェントとで同じWebページを参照しながら商
談等を進めたい場合がある。このような場合に、当該ビ
ジュアルコールセンタシステムではカスタマとエージェ
ントとで同じWebページを共有可能となっている。
【0040】図4は、各網6,7を省略してカスタマ側
のコンピュータ装置1(以下、単に端末装置1とい
う。)と、エージェント側の端末装置5と、各サーバ2
0〜22の接続関係を示した図なのであるが、この図2
からわかるようにプライベート通信回線網に接続されて
いるエージェント側の端末装置5は、プロキシサーバ2
0及びURL転送サーバ21を介して、パブリック通信
回線網に直接的に接続されているカスタマ側の端末装置
1及びWebサーバ22に接続されている。
【0041】URL転送サーバ21は、前記スーパーバ
イザサーバ4の機能の一つであり、また、プロキシサー
バ20及びURL転送サーバ21は、いわばファイヤー
ウォール23の役割を果たしている。そして、エージェ
ント側の端末装置5からパブリック通信回線網への接続
は、このプロキシサーバ20及びURL転送サーバ21
を介してのみ可能となっている。
【0042】図5は、プロキシサーバ20を除く、カス
タマ側の端末装置1と、エージェント側の端末装置5
と、URL転送サーバ7の構成を示す図なのであるが、
この図5からわかるようにカスタマ側の端末装置1及び
エージェント側の端末装置5には、Webサーバ22に
アクセスするためのブラウザと、所望のWebページの
URL情報を端末装置1及び端末装置5間で送受信する
ためのURL共有ソフトウェアが予めインストールされ
ている。
【0043】なお、Webサーバ22は、コールセンタ
ー外に設けられている一般的なWebサイトのサーバで
ある。
【0044】また、URL転送サーバ21には、後に説
明する接続データが格納される共有メモリが設けられて
いる他、情報提供プログラム,CGIプログラム(CG
I:Common Gateway Interface)及び各端末装置1,5
間のURL情報の送受信を制御するプロキシアプリケー
ションプログラム(URL共有サービスプログラム)が
予め記憶されている。
【0045】このような構成において、カスタマ側の端
末装置1とエージェント側の端末装置5には、常にリン
クしてWebページの共有を図る「常時共有モード」
と、必要時のみWebページの共有を図る「必要時共有
モード」との切り替え手段(例えば、切り替えスイッチ
やマウス装置を操作することによりモードの選択(設
定)等)が設けられており、ユーザは、この切り替え手
段を操作して「常時共有モード」と「必要時共有モー
ド」とを切り替えるようになっている。
【0046】(常時共有モード)まず、常時共有モード
において、カスタマ側の端末装置1及びエージェント側
の端末装置5でWebページを共有する場合のシステム
動作は図6のタイムアローに示すようになっている。
【0047】まず、この図6に示すタイムアローのステ
ップS1において、エージェント側の端末装置5は、U
RL共有ソフトウェアプログラムに基づいて、URL転
送サーバ21のプロキシアプリケーションとの間のTC
P/IP接続を確立し、スーパーバイザサーバ4に対し
てログインを図る。
【0048】URL転送サーバ21は、このエージェン
ト側からのログインがあると、ステップS2において、
そのエージェント側の端末装置5の接続識別子及び該端
末装置5の端末状態(この場合、そのエージェントの端
末装置5が接続可能となったことを示すデータ)を接続
データとしてスーパーバイザサーバ4内の共有メモリに
格納(登録)する。
【0049】次に、カスタマ側の端末装置1は、カスタ
マ側からコールセンタ側にアクセスがあると、ステップ
S3において、URL転送サーバ21に対して接続先一
覧の転送要求を行う。URL転送サーバ21は、この接
続先一覧の転送要求に対して情報提供プログラム及びC
GIプログラムを起動し、ステップS4において、前記
共有メモリに登録されている接続データを読み出してカ
スタマ側の端末装置1側に送信する。
【0050】この接続データは、前述のようにスーパー
バイザサーバ4に対してログインしたエージェントの端
末装置5を示しており、この接続データをカスタマ側の
端末装置1に送信することにより、図2を用いて説明し
たようにカスタマ側のモニタ装置11の表示画面に、各
エージェントの接続状況等が表示されることとなる。
【0051】次にカスタマは、前述のようにこの表示画
面を見て所望のエージェントに対して接続要求をなす。
このカスタマ側からの接続要求は、ステップS5で示し
ている。
【0052】URL転送サーバ21は、この接続要求が
あると、ステップS6において、情報提供プログラム及
びCGIプログラムに基づいて、エージェント側の端末
装置5の端末状態が「接続可能状態」から「接続中」に
変移したことを示す接続データを形成し、これを前記共
有メモリに格納(登録)すると共に、ステップS8にお
いて、この共有メモリに登録した「接続中」の接続デー
タをカスタマ側の端末装置1側に返信する。これによ
り、カスタマ側の端末装置1には「接続中」のメッセー
ジが表示されることとなる。
【0053】次に、ステップS9において、URL転送
サーバ21は、このカスタマ側の端末装置1からの接続
要求に応じ、プロキシアプリケーションプログラムに基
づいてこのカスタマ側の端末装置1との間のTCP/I
P接続を確立する。そして、このTCP/IP接続が確
立されると、ステップS10において、このTCP/I
P接続が確立された端末装置を示す接続識別子、すなわ
ち、この場合、カスタマ側の端末装置1の接続識別子を
接続データとして前記共有メモリに格納(登録)する。
【0054】これにより、カスタマ側の端末装置1とエ
ージェント側の端末装置とが接続されることとなり、両
者の間で、以下に説明するようにURL情報を送受信す
ることでWebページの共有が可能となる。
【0055】なお、このようにURL転送サーバ21を
介して各端末装置1,5が相互にTCP/IP接続され
ると、各端末装置1,5のURL共有ソフトウェアによ
り閲覧(共有)しているWebページの変更(URLの
変更)の監視が開始される。
【0056】次に、このようにURL転送サーバ21を
介して各端末装置1,5が相互に接続された状態におい
て、所望のWebページの閲覧を行うべく、例えばカス
タマ側の端末装置1がステップS11においてWebサ
ーバ22に対してアクセスを図り、ステップS12にお
いてWebサーバ22が端末装置1からのURL情報に
対するWebページのHTML文書(HTML:Hyper
Text Markup Language)を返信して該端末装置1側でダ
ウンロードがなされると、ステップS13において、カ
スタマ側の端末装置1側のブラウザによりURLの変更
が認識され、ステップS14において、URL共有ソフ
トウェアプログラムに基づいて、端末装置1がURL転
送サーバ21に対して、現在閲覧しているWebページ
のURL情報を転送する。
【0057】URL転送サーバ21は、カスタマ側の端
末装置1からのURL情報を受信すると、ステップS1
5において、プロキシアプリケーションプログラムに基
づいて共有メモリに記憶されている接続データを参照
し、ステップS16において共有メモリから、このカス
タマ側の端末装置1に対する接続先のエージェントの端
末装置5を示す接続識別子を取り込んで接続先を認識す
る。
【0058】この場合、カスタマ側の端末装置1にTC
P/IP接続されている端末装置は、エージェントの端
末装置5であるため、URL転送サーバ21は、ステッ
プS17においてカスタマ側の端末装置1から通知され
たURL情報をエージェント側の端末装置5に通知す
る。
【0059】エージェント側の端末装置5は、ステップ
S18において、このカスタマ側の端末装置1から通知
されたURL情報に基づいてブラウザを起動し、ステッ
プS19において、Webサーバ22に対してアクセス
を図り、ステップS20において、このURL情報に対
応するWebページのHTML文書をWebサーバから
ダウンロードする。
【0060】これにより、カスタマ側の端末装置1及び
エージェント側の端末装置5において、同時に同じWe
bページを閲覧(共有)することができる。
【0061】なお、以上の説明は、カスタマ側の端末装
置1で閲覧指定したWebページをエージェント側の端
末装置5側で共有する場合であったが、この逆にエージ
ェント側の端末装置5で閲覧指定したWebページをカ
スタマの端末装置1側で共有することもできる。この場
合、エージェント側の端末装置5は、プロキシサーバ2
0を介してWebサーバ22にアクセスすること以外
は、上述と同様のシステム動作となる。詳細は上述のシ
ステム動作を参照されたい。
【0062】(必要時共有モード)次に、以上の常時共
有モードに対して、必要時共有モードが選択されている
場合は、各端末装置1,5共、ユーザにより指定される
まで(必要時となるまで)、それぞれ単独でWebサー
バ5に対してアクセスして独立してWebページを閲覧
するようになっている。
【0063】そして、必要時となった際は、前述の常時
共有モードと同様に、各端末装置1,5間で所望のWe
bページのURL情報を送受信し、各端末装置1,5が
このURL情報に基づいてそれぞれWebサーバ22を
アクセスしてHTML文書をダウンロードすることで、
同じWebページを同時に共有することとなる。
【0064】(Webページ共有機能の効果)このよう
に、各端末装置1,5間でURL転送サーバ21を介し
てURL情報の送受信を行い、各端末装置1,5が、こ
のURL情報に基づいて、直接的或いはプロキシサーバ
20を介して間接的にWebサーバ22に対してアクセ
スを図り、同じWebページのHTMLファイルをダウ
ンロードすることで、同時に同じWebページの共有を
図る。
【0065】このようなWebページ共有機能では、各
端末装置1,5間で送受信される情報はURL情報のみ
であるため、各端末装置1,5間で送受信する情報の情
報量を減らすことができ、ネットワークに対する負荷を
軽減することができるうえ、各端末装置1,5でそれぞ
れ処理する情報量も削減することができ、該各端末装置
1,5に対する負荷を少なくすることができる。
【0066】また、マウス操作やカーソルの位置情報等
のアプリケーション情報を各端末装置間では送受信しな
いため、各端末装置1,5のマウス操作等により双方で
干渉等を生ずることなく、互いに独立してWebページ
を共有可能とすることができる。
【0067】また、各端末装置1,5間のURL情報の
送受信は、URL転送サーバ21を介して行い、カスタ
マ側の端末装置1は直接的にWebサーバ22に対して
アクセスを図り、エージェント側の端末装置5はプロキ
シサーバ20を介して間接的にWebサーバ22に対し
てアクセスを図るようになっているため、各端末装置
1,5間にファイヤーウォール23が存在しても、この
ファイヤーウォール23により各端末装置1,5間の通
信が遮断されることなく、Webページの共有を図るこ
とができる。
【0068】また、各端末装置1,5に常にリンクして
Webページの共有を図る「常時共有モード」と、必要
時のみWebページの共有を図る「必要時共有モード」
との切り替え手段が設けられているため、ユーザは、こ
の切り替え手段を操作することで、必要に応じた「常時
共有モード」又は「必要時共有モード」の選択を可能と
することができる。
【0069】さらに、カスタマ側とエージェント側で同
じWebページを見ながら商談等を行うことができるた
め、エージェント側は商談等が進め易く、また、カスタ
マ側は商品等の理解が容易となる。
【0070】(動画,静止画送信機能)次に、当該ビジ
ュアルコールセンタシステムにおいては、エージェント
がカスタマに対して商品の動画像やカタログ等の静止画
像を提供可能となっている。
【0071】すなわち、図1に示す情報提供サーバ3に
は、図7に示すような静止画像及び動画像の送受信系3
0が設けられている。
【0072】この送受信系30は、例えばビットマップ
(bmp)やJPEG或いはGIF等の所定のデータ形
態の静止画ファイルが記憶された静止画データベース3
1と、この静止画データベース31から読み出された静
止画データを例えばNTSC方式等の所定の映像方式の
データに変換して出力するビデオオーバーレイボード3
2と、資料やカタログ等を撮像するカメラ装置33とを
有している。
【0073】また、この送受信系30は、静止画データ
ベース31に記憶されている静止画ファイルに対応する
音声ファイル等が記憶された音声データベース34と、
この音声データベース34から読み出されたデジタル形
態の音声データをアナログ化して出力するサウンドボー
ド35と、ビデオオーバーレイボード32からの静止画
像データ,カメラ装置33からの動画像データ及びサウ
ンドボード35からの音声データに所定のエンコード処
理を施し、カスタマの端末装置1側に送信する送受信ボ
ード36とを有している。
【0074】送受信ボード36は、カメラ装置33から
の動画像データが供給される第1の画像入力端子37
(CAM1)と、ビデオオーバーレイボード32からの
静止画像データが供給される第2の画像入力端子38
(CAM2)と、音声データベース34からの音声デー
タが供給される音声入力端子39とを有している。
【0075】また、送受信ボード36は、各入力端子3
7〜39を介して供給された動画像データ,静止画像デ
ータ及び音声データを所定のデータ形態にエンコードし
てカスタマ側に送信するエンコードブロック40と、カ
スタマ側から送信された動画像データ,静止画像データ
及び音声データを所定のデータ形態にデコードするデコ
ードブロック41と、送信する動画像データに対応する
動画像及び静止画像データに対応する静止画像を表示す
ると共に、カスタマ側から送信された動画像データに対
応する動画像及び静止画像データに対応する静止画像を
表示する表示部42とを有している。
【0076】エンコードブロック40は、第1,第2の
画像入力端子37,38を介して供給された動画像デー
タ及び静止画像データに対して所定の圧縮符号化処理を
施すビデオ符号化部43と、音声入力端子39を介して
供給された音声データに対して所定の圧縮符号化処理を
施す音声符号化部44と、各符号化部43,44で圧縮
符号化処理された動画像データ,静止画像データ及び音
声データを所定の通信プロトコルに従って送信処理する
伝送処理部45とを有している。
【0077】(動画像データの送信動作)まず、音声デ
ータと共に動画像データを送信する場合、カメラ装置3
3が例えばエージェントが掲示する資料やカタログ等を
撮像して、例えばNTSC方式等(PAL方式或いはS
ECAM方式でも可。そのシステムが採用する映像方式
による。)の映像方式の動画像データを形成し、これを
送受信ボード36の第1の画像入力端子37を介してエ
ンコードブロック40のビデオ符号化部43に供給する
と共に表示部42に供給する。これにより、エージェン
ト側の表示部42に、カメラ装置33で現在撮像されて
いるカタログ等の動画像が表示されることとなり、エー
ジェントは、現在送信しようとしている動画像を該表示
部42の表示画面を介して確認することができる。
【0078】ここで、サウンドボード35は、音声デー
タベース34からのデジタル化された音声データが供給
されると、これをアナログ化して出力し、マイクロホン
装置等からのアナログ化された音声データが供給される
と、これをそのまま出力(スルーアウト)するようにな
っている。
【0079】このため、サウンドボード35は、前記送
信を行う動画像データに付随して、前記音声データベー
ス34に記憶されている音声データを送信する場合は、
この音声データベース34から読み出された音声データ
をアナログ化し、これを音声入力端子39を介してエン
コードブロック40の音声符号化部44に供給する。
【0080】また、前記送信を行う動画像データに付随
して、例えばマイクロホン装置等により集音したエージ
ェントの声(例えば商品説明等)等の音声を送信する場
合は、このマイクロホン装置等からのアナログの音声デ
ータを、アナログ形態のまま音声入力端子39を介して
エンコードブロック40の音声符号化部44に供給す
る。
【0081】エンコードブロック40のビデオ符号化部
43は、供給された動画像データを、例えばH.261
やH.262等(H.26x)の通信プロトコルに合致
した形態にエンコード化し、これを伝送処理部45に供
給する。
【0082】また、エンコードブロック40の音声符号
化部44は、供給された音声データを、例えばG.72
2やG.728等(G.7xx)の通信プロトコルに合
致した形態の音声データにエンコード化し、これを伝送
処理部45に供給する。
【0083】伝送処理部45は、この動画像データ及び
音声データを、例えばH.320やH.322等(H.
32x)に準拠したインターフェースを介して相手側の
端末装置に送信する。
【0084】これにより、エージェント側で撮像された
動画像をカスタマ側の端末装置1に表示することがで
き、また、エージェント側からの音声に対応する音響出
力をカスタマ側の端末装置1に設けられたスピーカ装置
等を介して得ることができる。
【0085】(静止画像データの送信動作)次に、エー
ジェント側からカスタマ側に静止画像を送信する場合、
この送信を行う静止画像の静止画像ファイルが静止画デ
ータベース31から読み出され、ビデオオーバーレイボ
ード32に供給される。
【0086】ビデオオーバーレイボード32は、例えば
ビットマップやJPEG等のデータ形態の静止画像デー
タが供給された場合、これをNTSC方式(PAL方式
或いはSECAM方式でも可。そのシステムが採用する
映像方式による。)の画像データに変換し、これを第2
の画像入力端子38を介して送受信ボード36のエンコ
ードブロック40のビデオ符号化部43に供給すると共
に、表示部42に供給する。
【0087】また、ビデオオーバーレイボード32は、
例えばカメラ装置やビデオテープレコーダ装置等からN
TSC方式の画像データが供給された場合は、これを、
そのまま第2の画像入力端子38を介して送受信ボード
36のエンコードブロック40のビデオ符号化部43に
供給(スルーアウト)すると共に、表示部42に供給す
る。
【0088】すなわち、ビデオオーバーレイボード32
には、図8に示すようにNTSC変換部51からの出力
と、スルーアウトする出力とを切り替える切り替えスイ
ッチ53が設けられている。切り替えスイッチ53は、
NTSC変換部51からの出力を選択する場合は、選択
端子53cで被選択端子53aを選択して、このNTS
C変換部51からの出力を前記ビデオ符号化部43及び
表示部42に供給する。また、例えばカメラ装置33等
からのスルーアウトする出力(元々NTSC方式の映像
出力)を選択する場合は、選択端子53cで被選択端子
53bを選択して、このカメラ装置53等からのスルー
アウトする出力を前記ビデオ符号化部43及び表示部4
2に供給する。
【0089】表示部42に、前記各出力を供給すること
により、該表示部42に、現在送信する静止画像やカメ
ラ装置33からの画像を表示することができ、エージェ
ントは、現在送信しようとしている静止画像等を該表示
部42の表示画面を介して確認することができる。
【0090】また、サウンドボード35は、前記送信を
行う静止画像データに付随して、前記音声データベース
34に記憶されている音声データを送信する場合は、こ
の音声データベース34から読み出された音声データを
アナログ化し、これを音声入力端子39を介してエンコ
ードブロック40の音声符号化部44に供給する。
【0091】また、前記送信を行う静止画像データに付
随して、例えばマイクロホン装置50等により集音した
静止画像の説明等の音声を送信する場合は、このマイク
ロホン装置50等からのアナログの音声データを、アナ
ログ形態のまま音声入力端子39を介してエンコードブ
ロック40の音声符号化部44に供給する。
【0092】すなわち、サウンドボード35には、図8
に示すようにアナログ変換部52からの出力と、スルー
アウトする出力とを切り替える切り替えスイッチ54が
設けられている。切り替えスイッチ54は、アナログ変
換部52からの出力を選択する場合は、選択端子54c
で被選択端子54aを選択して、このアナログ変換部5
2からの出力を前記音声符号化部44に供給する。ま
た、例えばマイクロホン装置50等からのスルーアウト
する出力(元々アナログ形態の音声出力)を選択する場
合は、選択端子54cで被選択端子54bを選択して、
このマイクロホン装置50等からのスルーアウトする出
力を前記音声符号化部44に供給する。
【0093】エンコードブロック40のビデオ符号化部
43は、ビデオオーバーレイボード32によりNTSC
方式の画像データに変換された静止画像の画像データ
を、例えばH.261やH.262等(H.26x)の
通信プロトコルに合致した形態にエンコード化し、これ
を伝送処理部45に供給する。また、エンコードブロッ
ク40の音声符号化部44は、供給された音声データ
を、例えばG.722やG.728等(G.7xx)の
通信プロトコルに合致した形態の音声データにエンコー
ド化し、これを伝送処理部45に供給する。
【0094】伝送処理部45は、この静止画像の画像デ
ータ等及び音声データを、例えばH.320やH.32
2等(H.32x)に準拠したインターフェースを介し
てカスタマ側の端末装置1に送信する。
【0095】これにより、エージェント側の静止画デー
タベース31に記憶されていた静止画像等をカスタマ側
の端末装置1に表示することができ、また、エージェン
ト側のマイクロホン装置50で集音された音声に対応す
る音響出力をカスタマ側の端末装置1を介して得ること
ができる。
【0096】このような動画,静止画送信機能は、送受
信ボード36に外付けするかたちでビデオオーバーレイ
ボード32及びサウンドボード35を設け、このビデオ
オーバーレイボード32により静止画データベース31
に記憶されている静止画像データを所定の映像方式の画
像データに変換し、また、サウンドボード35により音
声データベース34に記憶されている音声データをアナ
ログ化し、この所定の映像方式の画像データに変換され
た静止画像の画像データ及び音声データを送受信ボード
36でエンコードして送信するようになっている。
【0097】このため、送受信ボード36内に、静止画
データ用のエンコーダやこの静止画データに付随する音
声データ用のエンコーダと共に、静止画データ及びこれ
に付随した音声データを伝送処理部45に供給するため
の特殊なバスラインを設ける必要がない。従って、送受
信ボード36の部品点数を削減してその構成を簡略化す
ることができ、当該送受信系を安価に構成することがで
きる。
【0098】また、送受信ボード36としては、特殊な
構成を有さない既存の安価なものを選択して当該送受信
系を形成することができ、設計の自由度を増すことがで
きる。また、安価な送受信ボード36を選択すること
で、当該送受信系をさらに安価に形成することができ
る。
【0099】また、H.26xの通信プロトコルやG.
7xxの通信プロトコルに準拠した高価なエンコーダの
代わりに安価なビデオオーバーレイボード32やサウン
ドボード35を用いることができ、当該送受信系のコス
トをより安価なものとすることができる。
【0100】さらに、静止画像ファイルや音声ファイル
として、ビデオオーバーレイボード32やサウンドボー
ド35がサポートしている様々なファイル形式の静止画
像ファイルや音声ファイルを用いることができる。
【0101】以上の説明から明らかなように、当該ビジ
ュアルコールセンタシステムは、音声と共に映像も交え
たカスタマとの対応を可能とすることができる。また、
資料等も即時的にカスタマ側に提供することができる。
【0102】(当該ビジュアルコールシステムの適用
例)次に、当該ビジュアルコールセンタシステムは幅広
く業務に適用することができる。例えば、証券業務にお
いて、無人店舗や専門家のいない営業窓口や自宅等から
の投資相談受付に適用することで利益の拡大を期待する
ことができる。
【0103】また、金融/証券業務において、無人店舗
や専門家のいない営業窓口や自宅等からの各種相談受付
に適用することで、人件費の削減、フェース トゥ フェ
ースによるきめ細かな対応、インストアブランチ等によ
る小規模店舗の全国拡大等を図ることができる。
【0104】また、在宅介護支援や医療相談にも適用す
ることで訪問回数の削減を図ることができるうえ、被介
護者は定期訪問時以外でも必要に応じていつでも相談で
きるという安心感を得ることができる。また、モニタ画
面を通じて被介護者を観察しながら最適なアドバイスや
リハビリ等を行うことができ、また、介護機器等の紹介
を映像を交えながら具体的に説明することができる。
【0105】また、医師等の訪問診療にも適用すること
ができ、モニタ画面を通じて患者を診察することによ
り、例えば容体が急変した時には迅速に的確な処置を指
示することができ、また、患者が服用する薬の色や服用
量の監視、指示、アドバイス等も行うことができる。
【0106】また、視覚障害者への郵便物,預金残高、
賞味期限の確認、洋服のコーディネート、化粧の様子、
左右の靴下の色の確認、電化製品の操作方法、デジタル
表示の説明等の代読サービスも可能とすることができ
る。
【0107】また、メーカの故障修理サービスにも適用
することができ、モニタ画面を通じてユーザの機器の故
障状態を認識し、的確な修理アドバイスをすることもで
きる。
【0108】さらに、通信販売業者が映像を交えて商品
説明を行うことで、利用者が納得のうえでその商品を販
売可能とすることができる。
【0109】最後に、上述の実施の形態は本発明の一例
である。このため、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れることはなく、上述の実施の形態以外の形態であって
も、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれ
ば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論
である。
【0110】
【発明の効果】本発明に係るビジュアルコールセンタシ
ステムは、音声と共に映像も交えてカスタマに対応する
ことができる。このため、資料やカタログ等も映像によ
り即時的にカスタマ側に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるビジュアルコールセ
ンタシステムのブロック図である。
【図2】前記実施の形態のビジュアルコールセンタシス
テムによりカスタマ側に提供されるエージェント情報を
説明するための図である。
【図3】前記実施の形態のビジュアルコールセンタシス
テムによりエージェント側に提供される顧客情報を説明
するための図である。
【図4】前記実施の形態のビジュアルコールセンタシス
テムのWebページ共有機能を説明するための図であ
る。
【図5】前記Webページ共有機能の要部構成を示す図
である。
【図6】前記Webページ共有機能の動作を説明するた
めのタイムアローである。
【図7】前記実施の形態のビジュアルコールセンタシス
テムの動画,静止画送信機能を説明するための図であ
る。
【図8】前記動画,静止画送信機能の要部構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 カスタマ側のコンピュータ(端末)装置 2 通話装置 3 情報提供サーバ 4 スーパーバイザサーバ 5 エージェントの端末装置 6 データネットワーク 7 音声・映像ネットワーク 8 データベース 9 顧客管理サーバ 11 モニタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二瓶 正夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小南 俊雄 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 巽 大輔 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B085 BA06 BE07 BG07 CE08 5C064 AA01 AB03 AB04 AC02 AC06 AC13 AC16 AD02 AD09 AD13 5K015 AB01 5K101 KK02 KK16 KK17 LL03 MM07 NN18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともセンター側に設けられた画像
    送信手段と、 少なくともセンタ側に設けられた音声送信手段と、 センタ側及びカスタマ側に設けられた通話手段と、 センタ側に設けられたエージェントが操作する端末装置
    と、 カスタマ側に設けられた画像表示可能な端末装置と、 前記画像送信手段,音声送信手段,センタ側とカスタマ
    側の各通話手段及びセンタ側とカスタマ側の各端末装置
    を相互に接続する通信回線網とを有するビジュアルコー
    ルシステム。
  2. 【請求項2】 センタ側に設けられ、カスタマ側から端
    末装置を介して接続が図られた際に、少なくとも各エー
    ジェントの接続状況を示す接続情報を前記カスタマ側か
    ら端末装置を介してカスタマ側に提供する情報提供手段
    を有することを特徴とする請求項1記載のビジュアルコ
    ールシステム。
  3. 【請求項3】 前記情報提供手段は、前記接続情報と共
    に、各エージェントの担当分野を示す担当分野情報、及
    び/又は、各エージェントの連絡先を示す情報を、前記
    情報受信処理装置の表示部を介してカスタマ側に提供す
    ることを特徴とする請求項2記載のビジュアルコールシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記前記情報提供手段は、カスタマによ
    り選択されたエージェントに対して自動接続を図るため
    の接続ボタンを、前記情報受信処理装置の表示部を介し
    てカスタマ側に提供し、 前記情報受信処理装置は、カスタマにより前記接続ボタ
    ンが操作された際に、前記通話装置を介して該操作され
    た接続ボタンに対応するエージェントに対して接続を図
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のビジュ
    アルコールシステム。
  5. 【請求項5】 アドレス情報により指定された情報ファ
    イルの提供を行う第1のサーバと、 前記第1のサーバに対して所望の情報ファイルに対応す
    るアドレス情報を送信してアクセスを図り、前記第1の
    サーバから前記アドレス情報に対応して返信された情報
    ファイルの取り込みを行う前記センタ側及びカスタマ側
    の端末装置と、 前記いずれかの端末装置が前記第1のサーバに対してア
    クセスした際のアドレス情報を他の端末装置に転送する
    第2のサーバとを有し、 前記第2のサーバからアドレス情報が転送された端末装
    置は、この転送されたアドレス情報に基づいてそれぞれ
    前記第1のサーバに対してアクセスを図り、このアドレ
    ス情報に対応して前記第1のサーバから返信された情報
    ファイルの取り込みをそれぞれ行うことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のうち、いずれか一項記載のビジュ
    アルコールシステム。
  6. 【請求項6】 前記各端末装置には、第2のサーバから
    転送されたアドレス情報に基づいて、前記第1のサーバ
    に対して常にアクセスを図るモードと、第2のサーバか
    らアドレス情報が転送された際に必要に応じてアクセス
    を図るモードとを切り替える切り替え手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項5記載のビジュアルコール
    システム。
  7. 【請求項7】 前記画像送信手段は、 画像情報に対して所定のエンコード処理を施して送信す
    る送信手段と、 前記送信手段に対して外付けされるかたちで設けられ、
    静止画像情報を所定の映像方式の画像情報に変換し、こ
    の画像情報を前記送信手段に供給する静止画像変換手段
    とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のう
    ち、いずれか一項記載のビジュアルコールシステム。
  8. 【請求項8】 前記音声送信手段は、 音声情報に対して所定のエンコード処理を施して送信す
    る送信手段と、 前記送信手段に対して外付けされるかたちで設けられ、
    デジタル化されている音声情報をアナログ化して前記送
    信手段に供給する音声変換手段とを有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のうち、いずれか一項記載の
    ビジュアルコールシステム。
  9. 【請求項9】 前記静止画像変換手段は、動画像情報が
    供給された場合は、この動画像情報をスルーアウトして
    前記送信手段に供給することを特徴とする請求項7又は
    請求項8記載のビジュアルコールシステム。
  10. 【請求項10】 前記音声変換手段は、アナログ形態の
    音声情報が供給された場合は、このアナログ形態の音声
    情報をスルーアウトして前記送信手段に供給することを
    特徴とする請求項8又は請求項9記載のビジュアルコー
    ルシステム。
  11. 【請求項11】 複数の静止画像情報が記憶され、指定
    された静止画像情報を前記静止画像変換手段に供給する
    静止画像記憶手段を有することを特徴とする請求項7乃
    至請求項10のうち、いずれか一項記載のビジュアルコ
    ールシステム。
  12. 【請求項12】 前記送信手段は、NTSC方式の画像
    情報に対して所定のエンコード処理を施して送信し、 前記静止画像変換手段は、静止画像情報をNTSC方式
    の画像情報に変換することを特徴とする請求項7乃至請
    求項11のうち、いずれか一項記載のビジュアルコール
    システム。
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