JP2001333019A - 光空間通信装置 - Google Patents

光空間通信装置

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JP2001333019A
JP2001333019A JP2000151511A JP2000151511A JP2001333019A JP 2001333019 A JP2001333019 A JP 2001333019A JP 2000151511 A JP2000151511 A JP 2000151511A JP 2000151511 A JP2000151511 A JP 2000151511A JP 2001333019 A JP2001333019 A JP 2001333019A
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light beam
optical
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light
communication equipment
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JP2000151511A
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English (en)
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Tetsuo Sakanaka
徹雄 坂中
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で設置、調整可能な光空間通信装置を
得る。 【解決手段】 光空間通信装置にGPS装置37、通信
装置38、方位センサ39、傾斜センサ40を備えるこ
とにより、自装置の位置等を正確に検出し、相手装置に
送信光を送信することにより、従来に比べて遙かに短時
間で設置、調整作業を行うことが可能になる。また、外
力により装置が大きくずれた場合においても自動追尾が
可能となり、短時間の回線の断のみで元の通信状態に復
帰することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離れた2地点間に
対向設置して、自由空間中に光ビームを伝搬させて通信
を行う光空間通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の自動追尾機構を有する光空
間通信装置の概略図を示しており、筐体1は三脚2によ
り支持されており、この筐体1には送信する主信号を入
力する入力端子3が設けられており、主信号は入力端子
3を介して装置に入力され、増幅器4において適当なレ
ベルの電気信号に増幅された後に、送受信光学系5にお
ける半導体レーザーや発光ダイオードから成る発光素子
6により電気信号から光信号に変換される。発光素子6
から送信された信号光は、送信レンズ7で僅かに拡がり
を有する略平行な送信光L1となって、相手側装置に向
けて出射される。
【0003】一方、相手側装置から送られてきた受信光
L2は、受光レンズ8により集光され、その大部分は光
分岐器9を透過してアバランシェ・フォトダイオードや
PINフォトダイオード等から成る受光素子10によっ
て電気信号に変換される。受光素子10において電気信
号に変換された受信信号は、増幅器11で適当なレベル
の電気信号に増幅された後に、出力端子12から出力さ
れる。
【0004】また、受光レンズ8で集光された受信光L
2の一部は光分岐器9において反射され、角度検出素子
13上にスポットSを結像する。図3は角度検出素子1
3の概略図を示しており、4分割されたフォトダイオー
ド13a〜13dから成り、各フォトダイオード13a
〜13dの出力を比較することにより、結像スポットS
の位置を知ることができる。
【0005】角度検出素子13で得られた位置情報は演
算処理回路14に出力され、演算処理により送受信光学
系5の上下方向駆動部15と左右方向駆動部16に対し
て駆動信号を出力し送受信光学系5を駆動する。この駆
動信号は角度検出素子13上の結像スポットSが中央に
結像し、各フォトダイオード13a〜13dの出力が等
しくなるような方向に送受信光学系5を駆動する。
【0006】送信レンズ7から構成されている送信部の
光学軸と、受光レンズ8から構成されている受信部の光
学軸とが平行になるように調整されているため、角度検
出素子13の中央に結像スポットSが結像するように制
御すれば、受信部の光学軸が相手側装置の方向を向き、
即ち送信光L1を相手側装置の方向に向けて出射させる
ことができ、自動追尾を行うことができる。
【0007】この追尾動作を可能にするためには、先ず
自装置が相手側装置から送出された受信光L2の内部に
入っている必要がある。従って、装置を設置して通信を
開始する際の手順として、先ず相手側装置の位置を知
り、続いて相手側装置の方向に送受信光学系5の方向を
調節し、送信光L1を相手側装置に照射する作業を手動
で行う必要がある。一旦、相手側装置が自装置からの送
信光L1を検出すると、上述したような動作に従い自動
追尾が開始される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置間
の距離が1km程度以上と長い場合や、距離が短くても
視界が悪い場合には、相手側装置が何処にあるかを発見
することが困難となってくる。特に、市街地等の周囲の
風景が単調でない場合には、相手側装置が風景の中に紛
れて発見し難く、追尾動作を行えるまでの手動調節の時
間が長く掛かってしまうことが多い。
【0009】一般に、この種の装置の大きさは小さく可
搬性を有しており、三脚等に乗せて仮設の通信路を開く
等の一時的な使用に適しているため、短時間で設置、調
整が完了できることが求められるため、改善が望まれて
いる。
【0010】また、設置時の調整の問題以外にも、一旦
設置されて通信路が開設された後も、恒久的な丈夫な架
台ではなく、三脚等に乗せた仮設状態においては、風圧
や人との接触等の衝撃で自動追尾が応答しきれないよう
な装置の角度ずれが発生し、送信光L1、受信光L2が
装置から外れた場合には追尾動作が停止してしまい、回
線断状態のまま回復できないという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
短時間で設置、調整可能な光空間通信装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光空間通信装置は、離れた2地点間に対
向設置して、自由空間中を伝搬する光ビームにより通信
を行う光空間通信装置において、送信光ビームの出射方
向が相手側装置の方向に一致するように出射方向を制御
する自動追尾手段と、人工衛星からの電波を受信して測
位を行う測位手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を図1に図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形態におけ
る光空間通信装置の概略図を示しており、筐体21は三
脚22により支持されており、この筐体21には主信号
を送信するための入力端子23が設けられており、筐体
21内には送受信光学系24が上下方向駆動部25、左
右方向駆動部26により支持されている。入力端子23
は増幅器27を介して送受信光学系24における半導体
レーザーや発光ダイオードから成る発光素子28に接続
されている。また、発光素子28から送信された信号光
の進行方向には送信レンズ29が配置されている。
【0014】一方、相手側装置から送られてきた光ビー
ムの入射方向には、受光レンズ30、光分岐器31、ア
バランシェ・フォトダイオードやPINフォトダイオー
ド等から成る受光素子32が配列されている。受光素子
32の出力は増幅器33を介して出力端子34に接続さ
れている。また、光分岐器31の反射方向には角度検出
素子35が配置され、角度検出素子35の出力は演算処
理回路36に接続されている。
【0015】筐体21には、人工衛星からの電波を受信
して緯度、経度、高度の位置を測定する所謂GPS装置
37が設けられている。更に、相手側装置にGPS装置
37において得られた位置情報を相手側装置に送信した
り、相手側装置から送信された相手側装置の位置情報を
受信するための通信装置38が設けられており、GPS
装置37、通信装置38は演算処理回路36に接続され
ている。
【0016】筐体21の底板部である光空間通信装置の
基準面には、南北方向に対してなす角を検出するホール
素子を用いた磁気方位センサや、方位磁石の周囲に光セ
ンサを配置して、方位磁石の角度を読み取るタイプ等の
方位センサ39が取り付けられており、また基準面が水
平面に対してなす角を検出する重力によって、その傾斜
度を検出する型式等の傾斜センサ40が取り付けられて
いる。そして、方位センサ39、傾斜センサ40の出力
は演算処理回路36に接続されている。
【0017】最初の光空間通信装置の設置時において、
演算処理回路36には、GPS装置37から自装置の位
置情報、通信装置38から受信した相手側装置の位置情
報、方位センサ39からの方位情報、及び傾斜センサ4
0からの傾斜情報が入力される。演算処理回路36はこ
れらの情報を基に、相手側装置と自装置の基準面に対す
る方向を演算し、送受信光学系24の方向、即ち送信光
L1の出射方向が相手側装置の存在する位置に向けるよ
うに、上下方向駆動部25及び左右方向駆動部26に対
して駆動信号を出力する。
【0018】送信光L1が相手側装置の位置において、
数m以上の拡がりを有するような略平行な光ビームに調
節されれば、相手側装置が光ビームの照射範囲内に入る
ことができる。それにより、相手側装置は受光レンズを
介して自装置に送信した送信光L1を受信することが可
能になり、角度検出素子において送信光L1が検出さ
れ、相手側装置の自動追尾機能が動作する。
【0019】送信レンズ29で構成される送信部の光学
軸と受光レンズ30で構成される受信部の光学軸とが平
行になるように予め調整されているため、自装置の受信
レンズ30に相手側装置から送信された受信光L2が入
射するようになり、角度検出素子35において受信光L
2が検出され、自装置も自動追尾機能が動作する。
【0020】そして、自動追尾機能の方がGPS装置3
7を用いるよりも方向制御の精度が高いことから、自動
追尾機能が可能な状態になると、角度検出素子35上の
結像スポットSが中央に結像し、図3に示す各フォトダ
イオード13a〜13dの出力が等しくなるように、演
算処理回路36は角度検出素子35の情報を基に、自動
追尾機能を優先的に動作させる処理を行う。
【0021】このようにして、相手側装置の作業者が目
視で確認する必要もなく、設置時の方向調節が自動的に
行われ、作業時間を大幅に短縮することが可能になる。
また、三脚22に固定する等の一時的な仮設置等によ
り、不安定な設置状態の際には強風で煽られたり、人と
接触する等の外力で装置が大きく動き、その動きにより
自動追尾機能が追従しきれなくり、受信光L1が受信レ
ンズ30から外れることも考えられる。しかし、本実施
の形態ではこのような場合においても、初期設置時と同
様に相手側装置の方向に送信光L1を向ける動作を自動
的に行うことにより、短時間の回線の断のみで元の通信
状態に復帰することができる。
【0022】本実施の形態においては、GPS装置3
7、通信装置38、方位センサ39、傾斜センサ40を
全て備えた場合について説明したが、光空間通信装置に
GPS装置37だけが装備されている場合でも、対向す
る装置の両側に作業者がついており、無線機等の相互の
連絡手段と方位計等の方位を測定する手段を有していれ
ば、たとえ相手側装置の位置を目視により確認できなく
ても、互いにGPS装置37で読み取った位置情報を連
絡することにより、従来例に比べて遙かに短時間で設
置、調整作業を行うことが可能になる。
【0023】通常では、GPS装置37は4つの人工衛
星からの電波の到達時間差により測位するが、更に地上
に設置された基準局よりの電波で補正データを取り込む
ことにより、数m程度の誤差で測位が可能である。ま
た、基準局からの補正データは、日本ではFMラジオ放
送のデータ送信チャンネルに挿入されている。
【0024】また、本実施の形態においては通信装置3
8に無線のトランシーバを用いたが、電話回線に接続さ
れるモデムに取り換えることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光空間
通信装置は、自動追尾手段と共に測位手段を設けること
により、相手側装置の位置を探す手間を省き、設置時の
方向調節作業が容易になる。
【0026】また、本発明に係る光空間通信装置は、相
手側装置との間で位置情報の交信を行う機能と、方位セ
ンサ、傾斜センサを準備すれば、自動的に自動追尾が可
能になる範囲内まで送信光ビームの方向を相手側装置に
向けるようになる。これにより、設置時の方向調節が容
易になるのみならず、通信中に外力等により光ビームが
装置より外れた場合においても、直ちに自動的に方向調
節をやり直して通信を復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における光空間通信装置の構成図
である。
【図2】従来の光空間通信装置の構成図である。
【図3】角度検出素子の概略図である。
【符号の説明】
21 筐体 24 送受信光学系 28 発光素子 29 送信レンズ 30 受信レンズ 31 光分岐器 32 受光素子 35 角度検出素子 36 演算処理回路 37 GPS装置 38 通信装置 39 方位センサ 40 傾斜センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離れた2地点間に対向設置して、自由空
    間中を伝搬する光ビームにより通信を行う光空間通信装
    置において、送信光ビームの出射方向が相手側装置の方
    向に一致するように出射方向を制御する自動追尾手段
    と、人工衛星からの電波を受信して測位を行う測位手段
    とを有することを特徴とする光空間通信装置。
  2. 【請求項2】 前記測位手段によって得られた自装置の
    位置情報を前記相手側装置に光ビーム以外の手段で送信
    する送信手段と、前記相手側装置の位置情報を光ビーム
    以外の手段で受信する受信手段と、前記自装置の基準面
    が南北に対してなす角度である方位、及び水平面に対し
    てなす角度である傾斜度を検出する検出手段と、前記自
    装置の位置、前記相手側装置の位置、前記自装置の方
    位、前記自装置の傾斜度の各情報から前記送信光ビーム
    の出射方向を演算により求める演算手段と、該演算手段
    により求めた方向に前記送信光ビームの出射方向を駆動
    する駆動手段とを有する請求項1に記載の光空間通信装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142632A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 方向調節支援装置及び方向調節支援システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142632A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 方向調節支援装置及び方向調節支援システム
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