JP2001332337A - 電源プラグの脱落防止構造 - Google Patents

電源プラグの脱落防止構造

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JP2001332337A
JP2001332337A JP2000152580A JP2000152580A JP2001332337A JP 2001332337 A JP2001332337 A JP 2001332337A JP 2000152580 A JP2000152580 A JP 2000152580A JP 2000152580 A JP2000152580 A JP 2000152580A JP 2001332337 A JP2001332337 A JP 2001332337A
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power
removal prevention
cord
optical
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JP2000152580A
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English (en)
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Kenjiro Yano
健次郎 矢野
Hisashi Misawa
久 三澤
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Fujikura Ltd
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源コードに何らかの張力が印加されても、
電源プラグが電源入力端子から抜け出ないようにする。 【解決手段】 余長収納部3における光ファイバコード
の余長部を保護する保護板30上にプラグ抜け防止金具
31を斜めに摺動できるように設ける。この際に、保護
板30に一対の摺動平行孔30aを形成し、この摺動平
行孔30aに沿ってプラグ抜け防止金具31が摺動して
いく。プラグ抜け防止金具31を摺動していくと、その
先端に形成された抜け防止片31eが電源コード41と
電源プラグ40との境界部分に挿入される。これによ
り、電源プラグ40に張力が印加されても電源プラグ4
0の脱落を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光−電気信号変換
装置の電源プラグの脱落防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速高帯域通信サービスの普及に
伴い、全家庭と送信局との間を光ファイバコードで接続
する通信サービス、例えば、光ケーブルテレビジョン
(CATV)が実施されている。この通信サービスの実
現には、光ファイバコードから加入者に信号を分岐する
ための光−電気信号変換装置(O/E変換装置)が必要
となる。この光−電気信号変換装置の構成は、大きく分
けて光信号から電気信号へ変換する光−電気信号変換部
と、この光−電気信号変換部に一体に設けられる光ファ
イバコードの余長収納部からなる。
【0003】光ファイバコードの余長収納部を設ける理
由は次の通りである。光ファイバコード長に余裕を持た
せる余長部を設けることによって、光ファイバコードを
長く延ばすような接続変更等にそのまま対応することが
できる。また、光ファイバコードの接続作業で低損失接
続が得られなかった場合に、光ファイバコードの接続端
を切断してやり直しすることができる。さらに、保守作
業等で光ファイバコードを傷めた場合でも損傷部分まで
を切断して再接続を可能とすることができる。なお、光
ファイバコードは、曲げすぎると伝送特性が劣化し極端
な場合には破断されるため、光ファイバコードの余長
は、所定の曲げ半径を保つようにして余長収納部に収納
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9は、従来の光−電
気信号変換装置における余長収納部の構成を示す平面図
である。図9に示す従来の光−電気信号変換装置は、余
長収納部103において、光ファイバコード52は保護
板130と底板とで形成された空間に収納され、電源コ
ード141および図示しない同軸ケーブルは保護板13
0の上を通って導出されている。余長収納部103は、
光−電気信号変換部102の後面パネルから延伸して一
体に設けられ、有底の箱状で上部が解放された構造とさ
れている。光−電気信号変換部102の後面パネルに
は、電気信号出力端子113と光信号入力端子111と
が、取り付け高さを上下に異ならせて設けられている。
さらに、図示しない電源入力端子に装着された電源プラ
グ140から導出されている電源コード141は、電気
信号出力端子113とほぼ同じ高さで引き出されてい
る。
【0005】保護板130は、所定の範囲内で余長収納
部103の内部空間の上下を2分しており、余長収納部
103の底板に立設された支柱および固定爪部114に
より、固定されている。余長収納部103の底板と保護
板130の間には、光ファイバコード52の余長部52
aが所定の曲げ半径より小さくならないようにリング状
に結束されて保護板130と底板との空間内に収納され
ている。
【0006】このような従来の光−電気信号変換装置で
は、電源コード141の先端に設けられている電源プラ
グ140は、光−電気信号変換部102の後面パネルに
設けられている電源入力端子に挿入されることにより装
着されている。すると、電源コード141に何らかの張
力が印加された際に、電源プラグ140が電源入力端子
から抜け出てしまい、光−電気信号変換装置の動作が停
止するようになる。これにより、その光−電気信号変換
装置の電気信号出力端子113に接続されている同軸ケ
ーブルから供給している電気信号が停波されるという問
題点があった。
【0007】そこで、本発明は、電源コードに何らかの
張力が印加されても、電源プラグが電源入力端子から抜
け出ないようにした電源プラグの脱落防止構造を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源プラグの脱落防止構造は、光ファイバ
コードにより伝達された光信号を電気信号に変換する光
−電気信号変換部と一体に設けられている前記光ファイ
バコードの余長部を収納する余長収納部における電源プ
ラグの脱落防止構造であって、前記余長収納部における
底板とほぼ平行に配置されることにより、該底板との間
に作成された前記光ファイバーコードの余長部を収納す
る空間を保護する保護板と、前記余長収納部において、
斜めに摺動できるように前記保護板の上面に設けられて
いると共に、その先端に抜け防止片が設けられているプ
ラグ抜け防止金具とを備え、前記光−電気信号変換部に
電源を供給する電源入力端子に装着される電源プラグか
ら導出されている電源コードが前記余長収納部を通るよ
うにされており、前記電源入力端子に前記電源プラグが
装着された状態において、前記プラグ抜け防止金具を前
記電源コードに対して斜めに摺動することにより、前記
プラグ抜け防止金具の先端に設けられた前記抜け防止片
が、前記電源プラグと前記電源コードとの境界部分を挟
持するように挿入されるものである。
【0009】また、上記本発明の電源プラグの脱落防止
構造において、前記保護板には、その側縁に対して斜め
に細長い摺動孔が形成されていてもよい。さらに、上記
本発明の電源プラグの脱落防止構造において、前記保護
板には、前記摺動孔の延長上に前記プラグ抜け防止金具
の縁部が当接するガイド用突部が形成されていてもよ
い。
【0010】さらにまた、上記本発明の電源プラグの脱
落防止構造において、前記プラグ抜け防止金具には、後
端に前記摺動孔に係合して摺動できる係合片が形成され
ていると共に、細長く延伸する軸にほぼ沿って長孔が形
成されており、該長孔内に前記保護板に螺着されたネジ
手段が摺動可能に係合されていてもよい。さらにまた、
上記本発明の電源プラグの脱落防止構造において、前記
長孔の終端近傍に係合突起が形成されており、前記プラ
グ抜け防止金具の先端に設けられた前記抜け防止片が、
前記電源プラグと前記電源コードとの境界部分を挟持す
るように挿入された際に、締着した前記ネジ手段の頭部
が前記係合突起に係合して、前記プラグ抜け防止金具の
移動が規制されるようにしてもよい。
【0011】このような本発明によれば、プラグ抜け防
止金具の先端に設けられた抜け防止片が、電源プラグと
電源コードとの境界部分を挟持するように挿入されるの
で、電源コードに何らかの張力が印加されても、抜け防
止片がその張力に耐えることができるようになる。これ
により、電源プラグには張力が印加されないようにな
り、電源プラグが抜け出ることを防止することができ
る。また、プラグ抜け防止金具の先端に抜け防止片を設
けると共に、電源コードに対して斜めに摺動できるよう
にしたので、プラグ抜け防止金具を保護板に対して摺動
するだけで抜け防止片を、電源プラグと電源コードとの
境界部分に挿入することができる。これにより、プラグ
抜け防止金具を電源コードに設置する作業を簡易に行う
ことができるようになる。さらに、抜け防止片が電源プ
ラグと電源コードとの境界部分に挿入された後は、ネジ
手段を締着することによりプラグ抜け防止金具を保護板
に対して固定することができ、不用意にプラグ抜け防止
金具が電源コードからはずれることを防止することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の電源プラグの脱落防止構
造を適用した光−電気変換装置の全体構成を図1および
図2に示す。ただし、図1(a)は光−電気信号変換装
置1の平面図であり、図1(b)はその正面図であり、
図2(a)はA−A線で切断した図であり、図2(b)
は光−電気信号変換装置1の左側面図であり、図2
(c)は光−電気信号変換装置1の右側面図である。こ
れらの図に示すように、光−電気信号変換装置1は光−
電気信号変換部2と、この光−電気信号変換部2の後部
から延伸するよう一体に設けられている余長収納部3か
ら構成されている。光−電気信号変換部2は蓋部2aで
包被されており、その内部には光信号を電気信号に変換
する電子回路が収納されている。
【0013】本発明の電源プラグの脱落防止構造を備え
る余長収納部3は、有底の箱状で上部が解放された構成
とされている。余長収納部3は、光−電気信号変換部2
の後面パネルと、左側板17と、後側板18と、右側板
19とで囲まれた空間を有している。余長収納部3の底
板上には光ファイバコードの余長部を巻回するガイドで
ある半円状の一対の巻き付け枠15と、円弧状の複数の
引出ガイド16とが立設されている。引出ガイド16
は、光ファイバコードの先端に設けられる光コネクタを
光信号入力端子11に接続する際に、巻き付け枠15に
巻回されている光ファイバコードを引き出すためのガイ
ドとされている。また、巻き付け枠15の径は光ファイ
バコードが巻き付けられた際に損傷することのない十分
に大きな径とされている。このような光ファイバコード
の余長部を収納する部位の上には、後述する保護板が底
板にほぼ平行に配置されて光ファイバコードの余長部が
保護されている。
【0014】光−電気信号変換部2と余長収納部3との
境界に設けられている光−電気信号変換部2の後面パネ
ルには光ファイバコードの先端に設けられた光コネクタ
が接続される光信号入力端子11と、光−電気信号変換
部2に電源を供給する電源入力端子12と、光−電気信
号変換部2において光信号から変換された電気信号を出
力する電気信号出力端子13が設けられている。この光
信号入力端子11は後面パネルの下部に設けられ、電源
入力端子12と電気信号出力端子13とは後面パネルの
上部に設けられる。この結果、電源入力端子12に接続
された電源コードと、電気信号出力端子13に接続され
た同軸コードとは余長収納部3を通って導出される際
に、光ファイバコードの余長部を保護する保護板の上面
を通るようになる。
【0015】なお、保護板は余長収納部3の底板に形成
された支柱等により支持されると共に、その一辺に形成
された係合片が図1(b)に示す後側板18に形成され
た一対の係合孔18aに係合される。さらに、保護板の
対向する他片に底板から立設するよう形成されている係
合爪部14が係合することにより、保護板が余長収納部
3に固着されるようになる。また、光−電気信号変換装
置1の筐体の裏面には4角にゴム足4がそれぞれ取り付
けられている。この光−電気信号変換装置1における余
長収納部3において、保護板を取り外した状態の構成を
拡大して図3に示している。この図に示すように、余長
収納部3の後面パネル側には壁部23,24が底板から
立設して形成されており、壁部23の一部から後側へ突
き出す突き出し部21が形成されている。また、後側板
18の一部から前側へ突き出す突き出し部22が形成さ
れている。これらの壁部23,24および突き出し部2
1,22は保護板を底板から所定高さに保持するための
ものであり、その高さはほぼ同様の高さに形成されてい
る。
【0016】次に、光−電気信号変換装置1において、
保護板を取り付けて本発明の実施の形態の電源プラグの
脱落防止構造を備えるようにした余長収納部3の構成を
図4ないし図6に示す。これらの図では、図4に示すプ
ラグ抜け防止金具31を摺動していき、電源コード41
に装着する工程を、図5および図6に示している。図4
(a)において、保護板30は底板から立設するよう形
成された係合爪部14に前辺が保持されていると共に、
後辺に形成された後述する係合片が後側板18に形成さ
れた係合孔18a(図1(b)参照)に係合されて固着
されている。これにより、余長収納部3の空間は図4
(b)に示すように保護板30により上下に2分され
る。そして、上述したように底板と保護板30とで形成
される空間には光ファイバコードの余長部が収納され
る。この光ファイバコードの先端に設けられている光コ
ネクタは、光信号入力端子11に接続される。
【0017】また、保護板30の上部の空間には電気信
号出力端子13に接続された同軸プラグから導出された
同軸コードが配置されると共に、電源入力端子12に接
続された電源プラグ40から導出された電源コード41
が配置される。また、本発明の電源プラグの脱落防止構
造において特徴的な構成は、保護板30の上面にプラグ
抜け防止金具31を備えた構成である。このプラグ抜け
防止金具31は本体部31bと、本体部31bの後端に
設けられた折曲片31aと、本体部31bの先端がほぼ
直角に折曲されて形成された抜け防止片31eからな
る。本体部31bにはその延伸方向に沿って長孔31c
が形成されていると共に、その一端の近傍に一対の係合
突部31dが形成されている。この長孔31cには固定
ネジ33が挿入されており、固定ネジ33は保護板30
に螺着されている。さらに、折曲片31aの先端は保護
板30に形成された1対の摺動平行孔を貫通してその下
面に達している。この下面から突出している係合片31
fにより、保護板30の摺動平行孔に沿ってプラグ抜け
防止金具31が摺動可能とされる。
【0018】ここで、プラグ抜け防止金具31の折曲片
31aを指で押すと、プラグ抜け防止金具31は保護板
30上を摺動するようになる。この場合、係合片31f
により保護板30からはずれることないと共に、この係
合片31fと長孔31c内に挿入されている固定ネジ3
3とによりガイドされてプラグ抜け防止金具31は、保
護板30の上面を摺動していくようになる。摺動後の状
態を図5(a)(b)に示すが、保護板30に形成され
た一対の摺動平行孔30aは保護板30の辺に対して傾
斜して形成されているため、プラグ抜け防止金具31は
摺動平行孔30aに沿って保護板30上を斜めに摺動し
ていくことになる。すると、プラグ抜け防止金具31の
先端部に設けられている抜け防止片31eが、図示する
ように電源コード41に接近していくようになる。
【0019】さらに、プラグ抜け防止金具31の折曲片
31aを指で押して、保護板30上を摺動させていく
と、図6(a)(b)に示す状態となる。すなわち、プ
ラグ抜け防止金具31の先端部に設けられている抜け防
止片31eの挿入部に電源コード41が挿入されて、図
示するように電源プラグ40と電源コード41との境界
が抜け防止片31eにより挟持されるようになる。図示
するように電源プラグ40の外径は電源コード41の外
径より大きくされていることから、電源コード41に張
力が印加された際に、この張力は抜け防止片31eに印
加されることになる。従って、電源コード41に印加さ
れた張力がプラグ抜け防止金具31により吸収されるよ
うになり、電源コード41に張力が印加されても電源プ
ラグ40が電源入力端子12から脱落することが防止さ
れる。これにより、光−電気信号変換装置1の設置作業
終了後や、運用中に電源プラグ40が脱落する事故を防
止することができ、停波することを防止することができ
る。
【0020】なお、図6(a)(b)に示す状態までプ
ラグ抜け防止金具31を摺動した際には、固定ネジ33
を保護板30に締着する。これにより、固定ネジ33の
頭が長孔31cの一端の近傍に形成した一対の係合突部
31dに係合すると共に、固定ネジ33により圧接され
てプラグ抜け防止金具31は摺動が規制されて固定され
るようになる。なお、プラグ抜け防止金具31は保護板
30のほぼ中央に設けられているが、これに限るもので
はなく事前作業の邪魔にならない任意の位置に設けるよ
うにしてもよい。ただし、摺動した際に抜け防止片31
eが電源コード41と電源プラグ40との境界部を挟持
する位置に設けるようにする。
【0021】次に、本発明の実施の形態の電源プラグの
脱落防止構造にかかる保護板30の詳細構成を図7に示
す。ただし、図7(a)は保護板30の側面図、図7
(b)はその平面図である。図7(a)(b)に示すよ
うに、保護板30は金属板を加工してほぼ矩形状に形成
されており、後側板18に当接する辺に一対の係合片3
0dが係合するよう突出されて形成されている。この係
合片30dは前述したように後側板18に形成された一
対の係合孔18aに係合する部分である。対向する辺に
は、係合爪部14が係合する切欠が形成されている。さ
らに、保護板30のほぼ中央部に斜めに一対の摺動平行
孔30aが形成されている。ただし、摺動平行孔30a
は一本でも、あるいは3本以上でもよい。この摺動平行
孔30aの一端にはプラグ抜け防止金具31の係合片3
1fが摺動平行孔30aを貫通して装着されるための摺
動片装着孔30eが連接して設けられている。さらにま
た、摺動平行孔30aの延長上に固定ネジ33が螺着さ
れるネジ孔30bと、ガイド用突部30cが形成されて
いる。このガイド用突部30cは、プラグ抜け防止金具
31が摺動された際に、その本体部31bの縁部が当接
して本体部31bの摺動方向をガイドしている。さら
に、電源コード41に張力が印加された際に、本体部3
1bの縁部に当接しているガイド用突部30cにより張
力を吸収することができるようになる。
【0022】次に、本発明の実施の形態の電源プラグの
脱落防止構造にかかるプラグ抜け防止金具31の詳細構
成を図8に示す。ただし、図8(a)はプラグ抜け防止
金具31の平面図であり、図8(b)はその右側面図で
あり、図8(c)はその下面図であり、図8(d)は抜
け防止片31eの正面図である。これらの図に示すよう
に、プラグ抜け防止金具31は金属板を加工して細長く
作成されており、中央部の本体部31bにはその延伸方
向に沿って長孔31cが形成されている。また本体部3
1bの後端にはコ字状に折曲された折曲片31aが形成
されており、折曲片31aの先端には係合片31fが形
成されている。この係合片31fは、前述したように保
護板30に形成された摺動平行孔30aを貫通して保護
板30の下面に当接される。これにより、プラグ抜け防
止金具31は摺動平行孔30aから抜け出ることなく、
摺動平行孔30aに沿って摺動していくようになる。
【0023】細長い本体部31bの上部は、摺動平行孔
30aの傾斜角とほぼ同じ角度だけ傾斜しており、その
先端部はほぼ直角に折曲されて抜け防止片31eが形成
されている。抜け防止片31eはコ字状に切り欠かれて
形成されており、切り欠かれた部分は挿入部31gとさ
れている。この挿入部31gは、前述したように電源コ
ード41と電源プラグ40との境界部が挿入される部位
とされる。なお、本体部31bの上部、すなわち抜け防
止片31eは、摺動平行孔30aの傾斜角とほぼ同じ角
度だけ傾斜して形成されており、プラグ抜け防止金具3
1が摺動平行孔30aに沿って傾斜して配置されること
から、結局のところ図4ないし図6に示すように抜け防
止片31eの面は電源コード41および電源プラグ40
にほぼ直交するようになる。これにより、プラグ抜け防
止金具31を斜めに摺動した際に、抜け防止片31eが
スムースに電源コード41と電源プラグ40との境界部
に挿入されるようになる。なお、折曲片31a側の長孔
31cの近傍には長孔31cをまたいで一対の係合突部
31dが形成されている。この係合突部31dは、前述
したように固定ネジ33を保護板30に締着した際に固
定ネジ33の頭が係合する部位である。
【0024】
【発明の効果】上記したように本発明の電源プラグの脱
落防止構造は、プラグ抜け防止金具の先端に設けられた
抜け防止片が、電源プラグと電源コードとの境界部分を
挟持するように挿入されるので、電源コードに何らかの
張力が印加されても、抜け防止片によりその張力に耐え
ることができるようになる。これにより、電源プラグに
は張力が印加されず、電源プラグが抜け出ることを防止
することができる。また、プラグ抜け防止金具の先端に
抜け防止片を設けると共に、電源コードに対して斜めに
摺動できるようにしたので、プラグ抜け防止金具を保護
板に対して摺動するだけで抜け防止片を、電源プラグと
電源コードとの境界部分に挿入することができる。これ
により、プラグ抜け防止金具を電源コードに設置する作
業を簡易に行うことができるようになる。さらに、抜け
防止片が電源プラグと電源コードとの境界部分に挿入さ
れた後は、ネジ手段を締着することによりプラグ抜け防
止金具を保護板に対して固定することができ、不用意に
プラグ抜け防止金具が電源コードからはずれることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源プラグの脱落防止構造を適用した
光−電気変換装置の全体構成を示す平面図および正面図
である。
【図2】本発明の電源プラグの脱落防止構造を適用した
光−電気変換装置の全体構成を示すA−A線切断図、左
側面図、右側面図である。
【図3】本発明にかかる光−電気信号変換装置における
余長収納部において、保護板を取り外した状態の構成を
拡大して示す図である。
【図4】光−電気信号変換装置において、保護板を取り
付けて本発明の実施の形態の電源プラグの脱落防止構造
を備えるようにした余長収納部の構成を示す図である。
【図5】図4においてプラグ抜け防止金具を摺動した状
態を示す図である。
【図6】図4においてプラグ抜け防止金具を摺動して電
源コードと電源プラグの境界部に抜け防止片を挿入した
状態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の電源プラグの脱落防止構
造にかかる保護板の詳細構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の電源プラグの脱落防止構
造にかかるプラグ抜け防止金具の詳細構成を示す図であ
る。
【図9】従来の光−電気信号変換装置における余長収納
部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 電気信号変換装置、2 電気信号変換部、2a 蓋
部、3 余長収納部、4ゴム足、11 光信号入力端
子、12 電源入力端子、13 電気信号出力端子、1
4 係合爪部、15 巻き付け枠、16 引出ガイド、
17 左側板、18a 係合孔、18 後側板、19
右側板、21 突き出し部、22 突き出し部、23
壁部、24 壁部、30 保護板、30a 摺動平行
孔、30bネジ孔、30c ガイド用突部、30d 係
合片、30e 摺動片装着孔、31プラグ抜け防止金
具、31a 折曲片、31b 本体部、31c 長孔、
31d 係合突部、31e 抜け防止片、31f 係合
片、31g 挿入部、33固定ネジ、40 電源プラ
グ、41 電源コード、52 光ファイバコード、52
a 余長部、102 電気信号変換部、103 余長収
納部、111 光信号入力端子、113 電気信号出力
端子、114 固定爪部、130 保護板、140 電
源プラグ、141 電源コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三澤 久 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 Fターム(参考) 2H036 NA01 QA03 QA53 RA25 2H037 AA01 BA11 DA03 DA04 DA31 5E021 FA03 FA14 FB07 FB14 FC36 GA10 HC11 HC31 5E087 EE10 MM08 PP06 QQ01 QQ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバコードにより伝達された光信
    号を電気信号に変換する光−電気信号変換部と一体に設
    けられている前記光ファイバコードの余長部を収納する
    余長収納部における電源プラグの脱落防止構造であっ
    て、 前記余長収納部における底板とほぼ平行に配置されるこ
    とにより、該底板との間に作成された前記光ファイバー
    コードの余長部を収納する空間を保護する保護板と、 前記余長収納部において、斜めに摺動できるように前記
    保護板の上面に設けられていると共に、その先端に抜け
    防止片が設けられているプラグ抜け防止金具とを備え、 前記光−電気信号変換部に電源を供給する電源入力端子
    に装着される電源プラグから導出されている電源コード
    が前記余長収納部を通るようにされており、前記電源入
    力端子に前記電源プラグが装着された状態において、前
    記プラグ抜け防止金具を前記電源コードに対して斜めに
    摺動することにより、前記プラグ抜け防止金具の先端に
    設けられた前記抜け防止片が、前記電源プラグと前記電
    源コードとの境界部分を挟持するように挿入されること
    を特徴とする電源プラグの脱落防止構造。
  2. 【請求項2】 前記保護板には、その側縁に対して斜め
    に細長い摺動孔が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の電源プラグの脱落防止構造。
  3. 【請求項3】 前記保護板には、前記摺動孔の延長上に
    前記プラグ抜け防止金具の縁部が当接するガイド用突部
    が形成されていることを特徴とする請求項2記載の電源
    プラグの脱落防止構造。
  4. 【請求項4】 前記プラグ抜け防止金具には、後端に前
    記摺動孔に係合して摺動できる係合片が形成されている
    と共に、細長く延伸する軸にほぼ沿って長孔が形成され
    ており、該長孔内に前記保護板に螺着されたネジ手段が
    摺動可能に係合されていることを特徴とする請求項2記
    載の電源プラグの脱落防止構造。
  5. 【請求項5】 前記長孔の終端近傍に係合突起が形成さ
    れており、前記プラグ抜け防止金具の先端に設けられた
    前記抜け防止片が、前記電源プラグと前記電源コードと
    の境界部分を挟持するように挿入された際に、締着した
    前記ネジ手段の頭部が前記係合突起に係合して、前記プ
    ラグ抜け防止金具の移動が規制されるようになされてい
    ることを特徴とする請求項4記載の電源プラグの脱落防
    止構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004025345A1 (ja) * 2002-09-11 2004-03-25 Allied Telesis Kabushiki Kaisha メディアコンバーター
JP2014197491A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 東芝パソコンシステム株式会社 コネクター保持機構およびケーブルコネクター保持部材
JP2019095584A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 日本航空電子工業株式会社 光コネクタ

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