JP2001332277A - 燃料電池スタック - Google Patents
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Abstract
い燃料電池スタックを提供するものである。 【解決手段】 固体高分子電解質膜18をアノード側拡
散電極(22,26)とカソード側拡散電極(20,2
4)とで挟持して構成された燃料電池セルを、第1セパ
レータ14及び第2セパレータ16で挟持して単位燃料
電池10を形成し、この単位燃料電池10を複数個積層
して構成される燃料電池スタックNにおいて、前記一対
のセパレータ14,16間には燃料電池セル12を介し
て前記燃料電池セルの電極反応面からアノード側拡散電
極(22,26)又はカソード側拡散電極(20,2
4)の外周部分への反応ガスの漏れを防止するために接
着性の液状シールSを設け、隣接するセパレータ14,
16間には非接着性の液状シールS1を設けたことを特
徴とする。
Description
質膜とその両側のアノード側拡散電極とカソード側拡散
電極とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレータ
で挟持した単位燃料電池を複数個積層して構成された燃
料電池スタックに係るものであり、特に、単位燃料電池
ごとでの交換作業等が行ない易い燃料電池スタックに関
するものである。
電解質膜とその両側のアノード側拡散電極とカソード側
拡散電極とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレ
ータで挟持して単位燃料電池を構成し、この単位燃料電
池を複数個積層して構成されたものがある。上記単位燃
料電池はアノード側拡散電極の反応面に燃料ガス(例え
ば、水素ガス)を供給すると、ここで水素がイオン化さ
れ、固体高分子電解質膜を介してカソード側拡散電極側
に移動する。この間に生じた電子が外部回路に取り出さ
れ、直流の電気エネルギーとして利用される。カソード
電極においては酸化ガス(例えば、酸素を含む空気)が
供給されているため、水素イオン、電子、及び酸素が反
応して水が生成される。
において1は固体高分子電解質膜を示し、この固体高分
子電解質膜1を両側からガス拡散電極(アノード側拡散
電極とカソード側拡散電極)2,3で挟持して燃料電池
セル4が構成されている。この燃料電池セル4は周縁に
配置されたカーボンプレート5を介して、セパレータ
6,6により挟持され、これらセパレータ6と燃料電池
セル4とはシート状の両面接着剤7により接合されて単
位燃料電池を構成し、これら単位燃料電池が複数個積層
されて燃料電池スタックを構成するようになっている
(特開平9−289029号公報参照)。
タックにあっては、前記シート状の両面接着剤7により
簡単に各燃料電池セル4とセパレータ6,6とを接着し
て単位燃料電池を構成し、更に、これら単位燃料電池を
簡単に積層することができるが、例えば、組立て時にお
いて一部の固体高分子電解質膜1あるいはセパレータ6
を交換する必要が生じた場合に、その部位に対応する両
面接着剤7の部位で両者を剥がして分解しなければなら
ず、作業に手間がかかるという問題がある。上記のよう
に両面接着剤7の塗布部位で両部材を剥がすと、当該交
換する部位以外の部位にも歪みが生じてしまうという問
題がある。そこで、この発明は、単位燃料電池ごとでの
交換作業等が行ない易い燃料電池スタックを提供するも
のである。
に、請求項1に記載した発明は、固体高分子電解質膜
(例えば、実施形態における固体高分子電解質膜18)
をアノード側拡散電極(例えば、実施形態におけるアノ
ード電極22及び第2拡散層26)とカソード側拡散電
極(例えば、実施形態におけるカソード電極20及び第
1拡散層24)とで挟持して構成された電極膜構造体
(例えば、実施形態における燃料電池セル12)を、一
対のセパレータ(例えば、実施形態における第1セパレ
ータ14及び第2セパレータ16)で挟持して単位燃料
電池(例えば、実施形態における単位燃料電池10)を
形成し、この単位燃料電池を複数個積層して構成される
燃料電池スタック(例えば、実施形態における燃料電池
スタックN)において、前記一対のセパレータ間には前
記電極膜構造体の電極反応面からアノード側拡散電極又
はカソード側拡散電極の外周部分への反応ガスの漏れを
防止するために接着性シール(例えば、実施形態におけ
る液状シールS)を設け、隣接する単位燃料電池の隣接
するセパレータ間には非接着性シール(例えば、実施形
態における液状シールS1)を設けたことを特徴とす
る。
単位燃料電池間においては、隣接するセパレータ間に非
接着性シールが使用されているため、この部分において
容易に両セパレータを分離して、単位燃料電池を取り外
することができる。このように単位燃料電池を取り外す
場合には、一対のセパレータ間には接着性シールが使用
されているため電極膜構造体との間において剥離が生ず
ることはない。
と共に説明する。図1はこの発明の実施形態の燃料電池
スタックNを示すものである。上記燃料電池スタックN
は、燃料電池セル(電極膜構造体)12とこれを挟持す
る第1セパレータ14及び第2セパレータ16とで構成
される単位燃料電池10が複数個積層されたものであ
る。燃料電池スタックNの単位燃料電池10の積層方向
の両端部には第1及び第2エンドプレート80,82が
配置されタイロッド84を介して前記第1及び第2エン
ドプレート80,82が一体的に締め付け固定されてい
る。
述する出口側酸化剤ガス連通孔38bに連通する孔部9
4が形成されると共に、前記第1エンドプレート80に
継手96を介して前記孔部94に連通するマニホールド
管体98が接続されている。また、第1エンドプレート
80には、後述する出口側燃料ガス連通孔36bに連通
する孔部104が形成され、この孔部104には、上述
したマニホールド管体98と同様に構成されるマニホー
ル管体106が連結されている。
もに単位燃料電池10を構成する燃料電池セル12は、
図2、図3に示すように固体高分子電解質膜18と、こ
の固体高分子電解質膜18を挟んで配設されるカソード
電極20及びアノード電極22とを有するとともに、前
記カソード電極20及び前記アノード電極22には、例
えば、多孔質層である多孔質カーボンクロス又は多孔質
カーボンペーパーからなる第1ガス拡散層24及び第2
ガス拡散層26が配設されている。ここで、固体高分子
電解質膜18としては、ペルフルオロスルホン酸ポリマ
ーを用いている。また、カソード電極20、アノード電
極22はPtを主体としたものである。尚、上記カソー
ド電極20と第1ガス拡散層24とでカソード側拡散電
極が構成され、上記アノード電極22と第2ガス拡散層
24とでアノード側拡散電極が構成される。
で配設されるカソード電極20及びアノード電極22の
外周からはみ出すはみ出し部18aが設けられ、このは
み出し部18aに対応する位置に両側から第1及び第2
セパレータ14,16に塗布された後述する液状シール
Sが直接密着するようになっている。
は、その平面内であって外周縁部に位置する横方向両端
上部側に、水素含有ガス等の燃料ガスを通過させるため
の入口側燃料ガス連通孔36aと、酸素含有ガス又は空
気である酸化剤ガスを通過させるための入口側酸化剤ガ
ス連通孔38aとを備えている。第1セパレータ14の
横方向両端中央側には、純水やエチレングリコールやオ
イル等の冷却媒体を通過させるための入口側冷却媒体連
通孔40aと、使用後の前記冷却媒体を通過させるため
の出口側冷却媒体連通孔40bとが設けられている。
て外周縁部に位置する横方向両端下部側に、燃料ガスを
通過させるための出口側燃料ガス連通孔36bと、酸化
剤ガスを通過させるための出口側酸化剤ガス連通孔38
bとが、入口側燃料ガス連通孔36a及び入口側酸化剤
ガス連通孔38aと対角位置になるように設けられてい
る。
カソード電極20に対向する面14aには、入口側酸化
剤ガス連通孔38aに近接して複数本、例えば、6本の
それぞれ独立した第1酸化剤ガス流路溝42が、水平方
向に蛇行しながら重力方向に向かって設けられている。
第1酸化剤ガス流路溝42は、3本の第2酸化剤ガス流
路溝44に合流し、この第2酸化剤ガス流路溝44が出
口側酸化剤ガス連通孔38bに近接して終端している。
は、この第1セパレータ14を貫通するとともに、一端
が面14aとは反対側の面14bで入口側酸化剤ガス連
通孔38aに連通する一方、他端が前記面14a側で第
1酸化剤ガス流路溝42に連通する第1酸化剤ガス連結
流路46と、一端が前記面14b側で出口側酸化剤ガス
連通孔38bに連通する一方、他端が前記面14a側で
第2酸化剤ガス流路溝44に連通する第2酸化剤ガス連
結流路48とが、前記第1セパレータ14を貫通して設
けられている。
16の平面内であって外周縁部に位置する横方向両端側
には、第1セパレータ14と同様に、入口側燃料ガス連
通孔36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷
却媒体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出
口側燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔
38bが形成されている。前記第2セパレータ16の面
16aには、入口側燃料ガス連通孔36aに近接して複
数本、例えば、6本の第1燃料ガス流路溝60が形成さ
れる。この第1燃料ガス流路溝60は、水平方向に蛇行
しながら重力方向に向かって延在し、3本の第2燃料ガ
ス流路溝62に合流してこの第2燃料ガス流路溝62が
出口側燃料ガス連通孔36bの近傍で終端している。第
2セパレータ16には、入口側燃料ガス連通孔36aを
面16b側から第1燃料ガス流路溝60に連通する第1
燃料ガス連結流路64と、出口側燃料ガス連通孔36b
を前記面16b側から第2燃料ガス流路溝62に連通す
る第2燃料ガス連結流路66とが、前記第2セパレータ
16を貫通して設けられている。
16の面16bには、入口側冷却媒体連通孔40a及び
出口側冷却媒体連通孔40bに近接して冷却媒体流路を
構成する複数本の主流路溝72a、72bが形成されて
いる。主流路溝72a、72b間には、それぞれ複数本
に分岐する分岐流路溝74が水平方向に延在して設けら
れている。第2セパレータ16には、入口側冷却媒体連
通孔40aと主流路溝72aとを連通する第1冷却媒体
連結流路76と、出口側冷却媒体連通孔40bと主流路
溝72bとを連通する第2冷却媒体連結流路78とが、
前記第2セパレータ16を貫通して設けられている。
子電解質膜18のはみ出し部18aに対応する位置には
この固体高分子電解質膜18を挟持する第2セパレータ
16のアノード電極22に対向する面16aに溝部28
が設けられ、この溝部28に接着性の液状シール(接着
性シール)Sが塗布されている。また、この第2セパレ
ータ16の面16aの入口側燃料ガス連通孔36a、入
口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷却媒体連通孔4
0a、出口側冷却媒体連通孔40b、出口側燃料ガス連
通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔38bの周囲に
も溝部30が形成され、この溝部30にも接着性の液状
シール(接着性シール)Sが塗布されている。但し、溝
部30については、溝部28に塗布した接着性シールに
より第1セパレータ14と第2セパレータ16が一体に
接着されているため、非接着性のシールを用いても良
い。ここで、前記入口側冷却媒体連通孔40aと出口側
冷却媒体連通孔40bとの周囲の溝部30は、各々第1
冷却媒体連結流路76、第2冷却媒体連結流路78を囲
むように形成されている。
電池セル12を挟持する第1セパレータ14のカソード
電極20に対向する面14aにも、図2に示すように前
記第2セパレータ16の面16aの溝部28及び溝部3
0に対応する位置に、溝部28及び溝部30が形成さ
れ、各溝部28,30には接着性の液状シール(接着性
シール)Sが塗布されている。したがって、図3、図7
に示すように、これら燃料電池セル12を挟持する第1
セパレータ14と第2セパレータ16との溝部28,3
0に塗布された各液状シールSが、溝部28の液状シー
ルSにあっては前記はみ出し部18aを両側から向かい
合う位置で挟持して直接密着し燃料電池セル12の周囲
をシールし、溝部30の液状シールSにあっては互いに
密着して各連通孔36a,36b,38a,38b,4
0a,40bの周囲をシールするようになっている。
6の面16bには、複数の単位燃料電池10を積層した
際に前記第1セパレータ14の面14bに対向する位置
であって、分岐流路溝74の周囲を取り囲む溝部34が
設けられ、この溝部34に非接着性の液状シール(非接
着性シール)S1が塗布されている。また、この第2セ
パレータ16の面16bの入口側燃料ガス連通孔36
a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷却媒体連
通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出口側燃料
ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔38bの
周囲にも溝部35が形成され、この溝部35には非接着
性の液状シール(非接着性シール)S1が塗布されてい
る。
と出口側燃料ガス連通孔36bとの周囲の溝部35は、
各々第1燃料ガス連結流路64、第2燃料ガス連結流路
66を囲むように形成されている。また、入口側酸化剤
ガス連通孔38aと出口側酸化剤ガス連通孔38bとの
周囲の溝部35は前記第1セパレータ14の面14bの
入口側酸化剤ガス連通孔38aと出口側酸化剤ガス連通
孔38bとを囲むように設けられている。
した場合に、第1セパレータ14の面14bと第2セパ
レータ16の面16bとを重合すると、入口側燃料ガス
連通孔36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側
冷却媒体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、
出口側燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通
孔38bの周囲と分岐流路溝74の周囲で第2セパレー
タ16側の各液状シールS1が第1セパレータ14の面
14bに密着することで、第1セパレータ14と第2セ
パレータ16との水密性を確保している。
型フッ素系あるいは熱硬化型シリコンからなり、塗布し
た状態で断面形状が変化しない程度の粘度を有し、塗布
後にある程度の弾性を保持して硬化するものである。こ
こで、前記接着性のシールである液状シールSとして
は、例えば、後述する側鎖に接着に関与する水酸基を有
する熱硬化型フッ素系シール剤や熱硬化型シリコンシー
ル剤を使用することができ、前記非接着性のシールであ
る液状シールS1としては、例えば、後述する熱硬化型
フッ素系シール剤を使用することができる。
動作について、以下に説明する。単位燃料電池10に
は、燃料ガス、例えば、炭化水素を改質した水素を含む
ガスが供給されるとともに、酸化剤ガスとして空気又は
酸素含有ガス(以下、単に空気ともいう)が供給され、
更にその発電面を冷却するために、冷却媒体が供給され
る。単位燃料電池10の入口側燃料ガス連通孔36aに
供給された燃料ガスは、図3に示すように、第1燃料ガ
ス連結流路64を介して面16b側から面16a側に移
動し、この面16a側に形成されている第1燃料ガス流
路溝60に供給される。
ガスは、第2セパレータ16の面16aに沿って水平方
向に蛇行しながら重力方向に移動する。その際、燃料ガ
ス中の水素含有ガスは、第2ガス拡散層26を通って燃
料電池セル12のアノード側電極22に供給される。そ
して、未使用の燃料ガスは、第1燃料ガス流路溝60に
沿って移動しながらアノード側電極22に供給される一
方、図5に示す第2燃料ガス流路溝62を介して第2燃
料ガス連結流路66に導入され、面16b側に移動した
後に図2に示す出口側燃料ガス連通孔36bに排出され
る。
ガス連通孔38aに供給された空気は、図3に示すよう
に第1セパレータ14の入口側酸化剤ガス連通孔38a
に連通する第1酸化剤ガス連結流路46を介して第1酸
化剤ガス流路溝42に導入される。第1酸化剤ガス流路
溝42に供給された空気は、水平方向に蛇行しながら重
力方向に移動する間、この空気中の酸素含有ガスが第1
ガス拡散層24からカソード側電極20に供給される。
一方、未使用の空気は、図2に示すように第2酸化剤ガ
ス流路溝44を介して第2酸化剤ガス連結流路48から
出口側酸化剤ガス連通孔38bに排出される。これによ
り、単位燃料電池10で発電が行なわれ、例えば、図示
しないモータに電力が供給されることになる。
冷却媒体は、図2に示すように入口側冷却媒体連通孔4
0aに導入された後、図6に示すように、第2セパレー
タ16の第1冷却媒体連結流路76を介して面16b側
の主流路溝72aに供給される。冷却媒体は、主流路溝
72aから分岐する複数本の分岐流路溝74を通って燃
料電池セル12の発電面を冷却した後、主流路溝72b
に合流する。そして、使用後の冷却媒体は、第2冷却媒
体連結流路78を通って出口側冷却媒体連通孔40bか
ら排出される。
積層手順の各態様について説明する。尚、以下の説明で
は溝28及び溝34に塗布される液状シールS,S1に
ついて説明し、溝28に液状シールSが塗布される際に
同様に溝30に塗布される液状シールSと、溝34に液
状シールS1が塗布される際に同様に溝35に塗布され
る液状シールS1についての説明は省略する。また、液
状シールS,S1が円形断面で示す場合は塗布した状態
を示し、4角(図7に示す場合)又は6角形断面で示す
場合は圧着して硬化した状態を示す。そして、以下の説
明中に非接着と説明するものには後述する低接着性のも
のを含むこととする。
レータ16の面16bの溝34に液状シールS1を塗布
する。この液状シールS1は接着性のシールである。次
に、テフロン(登録商標)コーティングを施した離型治
具R(鎖線で示す)を用いて、上記溝34に塗布した液
状シールS1を圧着して加熱し硬化させる。これによ
り、上記接着性のシールが硬化することで溝34に対し
ては接着(Sa側)している液状シールS1は離型治具
R側(Sb側)では、後述するようにせん断接着強さが
小さくなり非接着性のシールとなる。ここで、上記非接
着シール、接着シールは、使用される時点におけるせん
断接着強さにより判別されるのであって、接着剤の種類
により分類するものではない。そして、この第2セパレ
ータ16の溝28側に液状シールSを塗布し、もう一方
の液状シールSを溝28に塗布した第1セパレータ14
との間で燃料電池セル12を挟持して、各液状シールS
で固体高分子電解質膜18を挟みこんだ状態で液状シー
ルSを加熱して硬化することにより単位燃料電池10の
組み付けを終える。
Nの製造方法として以下のように表すことができる。固
体高分子電解質膜(例えば、実施形態における固体高分
子電解質膜18)をアノード側拡散電極(例えば、実施
形態におけるアノード電極22及び第2拡散層26)と
カソード側拡散電極(例えば、実施形態におけるカソー
ド電極20及び第1拡散層24)とで挟持して構成され
た電極膜構造体(例えば、実施形態における燃料電池セ
ル12)を、一対のセパレータ(例えば、実施形態にお
ける一方の第1セパレータ14と他方の第2セパレータ
16)で挟持して単位燃料電池(例えば、実施形態にお
ける単位燃料電池10)を形成し、この単位燃料電池を
複数個積層して構成される燃料電池スタック(例えば、
実施形態における燃料電池スタックN)の製造方法にお
いて、他方のセパレータの面であって、隣接する一方の
セパレータ側の面(例えば、実施形態における面16
b)の所定位置(例えば、実施形態における溝34)に
接着性の液状シール(例えば、実施形態における液状シ
ールS1)を塗布し、離型性のある治具(例えば、実施
形態における離型治具R)により前記接着性シールを圧
着して加熱硬化し上記接着性シールを非接着性の液状シ
ールとし、次いで、上記他方のセパレータの面であっ
て、電極膜構造体側の面(例えば、実施形態における面
16a)の所定位置(例えば、実施形態における溝2
8)に接着性の液状シール(例えば、実施形態における
液状シールS)を塗布し、前記一方のセパレータの面の
うち電極膜構造体側の面(例えば、実施形態における面
14a)の所定位置(例えば、実施形態における溝2
8)に塗布した接着性の液状シールとの間で電極膜構造
体を挟持して加熱硬化し、これらを積層したことを特徴
としている。
ータの液状シールとこれに積層される一方のセパレータ
とが容易に剥がれるため分解再組立が容易となる効果が
ある。
電池スタックNを製造した場合に、前記離型治具Rを用
いて圧着固化した液状シールS1の部分では、第1セパ
レータ14を容易に剥がすことができるため、例えば、
特定の固体高分子電解質膜18を交換しなければならな
いような場合や、第1セパレータ14、第2セパレータ
16を交換しなければならないような場合に単位燃料電
池10ごと取り付け、取り外しができ、分解再組立てを
容易に行なうことができるリビルド性に優れている。こ
こで燃料電池セル12を挟持する第1セパレータ14と
第2セパレータ16との間には接着性の液状シールSが
用いられているため、分解再組立て時にこの部分におい
て剥がれを起こすようなことはない。また、上記液状シ
ールS1は第2セパレータ16の溝34に接着されてい
るので、これが組付時に脱落することはない。
先ず、第2セパレータ16の面16bの溝34に非接着
性のシールである液状シールS1を塗布する。次に、第
2セパレータ16の面16bに第1セパレータ14を面
14bを重ね合わせて、液状シールS1を硬化する。そ
して、第2セパレータ16の面16aの溝28に接着性
のシールである液状シールSを塗布して、予め溝28に
液状シールSを塗布した第1セパレータ14と第2セパ
レータ16との間に燃料電池セル12を挟持して液状シ
ールSを加熱して硬化させ、単位燃料電池10を組立て
ることができる。
Nの製造方法として以下のように表すことができる。固
体高分子電解質膜(例えば、実施形態における固体高分
子電解質膜18)をアノード側拡散電極(例えば、実施
形態におけるアノード電極22及び第2拡散層26)と
カソード側拡散電極(例えば、実施形態におけるカソー
ド電極20及び第1拡散層24)とで挟持して構成され
た電極膜構造体(例えば、実施形態における燃料電池セ
ル12)を、一対のセパレータ(例えば、実施形態にお
ける一方の第1セパレータ14と他方の第2セパレータ
16)で挟持して単位燃料電池(例えば、実施形態にお
ける単位燃料電池10)を形成し、この単位燃料電池を
複数個積層して構成される燃料電池スタック(例えば、
実施形態における燃料電池スタックN)の製造方法にお
いて、他方のセパレータの面であって、隣接する一方の
セパレータ側の面(例えば、実施形態における面16
b)の所定位置(例えば、実施形態における溝34)
に、非接着性の液状シール(例えば、実施形態における
液状シールS1)を塗布し、ここに一方のセパレータを
重ね合わせ、前記液状シールを硬化し、他方のセパレー
タの面であって、電極膜構造体側の面(例えば、実施形
態における面16a)の所定位置(例えば、実施形態に
おける溝28)に接着性の液状シール(例えば、実施形
態における液状シールS)を塗布し、この前記一方のセ
パレータの面のうち電極膜構造体側の面(例えば、実施
形態における面14a)の所定位置(例えば、実施形態
における溝28)に塗布した接着性の液状シールとの間
で燃料電池セル12を挟持して加熱硬化し、これらを積
層したことを特徴としている。
ータの液状シールとこれに積層される一方のセパレータ
とが容易に剥がれるため分解再組立が容易となる効果が
ある。
ットを積層して燃料電池スタックNを製造した場合に、
隣接する第1セパレータ14と第2セパレータ16とが
非接着性のシールである液状シールS1によりシールさ
れているため、この部位を境にした分解再組立てが容易
である。また、第1セパレータ14と第2セパレータ1
6との間には接着性の液状シールSが用いられているた
め、この部分において剥がれを起こすようなことはな
い。
る。先ず、第1セパレータ14の溝28に接着性のシー
ルである液状シールSを塗布し、第2セパレータ16の
面16aの溝28に接着性のシールである液状シールS
を、また、面16bの溝34に非接着性のシールである
液状シールS1を塗布する。そして、燃料電池セル12
と第2セパレータ16とを第1セパレータ14で挟持し
て複数組積層後加熱して硬化する。
Nの製造方法として以下のように表すことができる。固
体高分子電解質膜(例えば、実施形態における固体高分
子電解質膜18)をアノード側拡散電極(例えば、実施
形態におけるアノード電極22及び第2拡散層26)と
カソード側拡散電極(例えば、実施形態におけるカソー
ド電極20及び第1拡散層24)とで挟持して構成され
た電極膜構造体(例えば、実施形態における燃料電池セ
ル12)を、一対のセパレータ(例えば、実施形態にお
ける一方の第1セパレータ14と他方の第2セパレータ
16)で挟持して単位燃料電池(例えば、実施形態にお
ける単位燃料電池10)を形成し、この単位燃料電池を
複数個積層して構成される燃料電池スタック(例えば、
実施形態における燃料電池スタックN)の製造方法にお
いて、一方のセパレータの面のうち電極膜構造体側の面
(例えば、実施形態における面14a)の所定位置(例
えば、実施形態における溝28)に接着性の液状シール
(例えば、実施形態における液状シールS)を塗布し、
他方のセパレータの面であって、隣接する一方のセパレ
ータ側の面(例えば、実施形態における面16b)の所
定位置(例えば、実施形態における溝34)に非接着性
の液状シール(例えば、実施形態における液状シールS
1)を塗布し、他方のセパレータの面であって、電極膜
構造体側の面(例えば、実施形態における面16a)の
所定位置(例えば、実施形態における溝28)に接着性
の液状シール(例えば、実施形態における液状シール
S)を塗布し、電極膜構造体と他方のセパレータとを一
方のセパレータ間で挟持して複数組積層した状態で加熱
硬化することを特徴としている。
ータの液状シールとこれに積層される一方のセパレータ
とが容易に剥がれるため分解再組立が容易となる効果が
ある。また,前記第1、第2の態様のように工程を2つ
に分けることなく1度に接着性と非接着性の液状シール
を硬化できるため工程を削減することができ、生産性に
優れているという効果がある。
ットを積層して燃料電池スタックNを製造した場合に、
隣接する第1セパレータ14と第2セパレータ16とが
非接着性のシールである液状シールS1により接着され
ているため単位燃料電池10ごとの分解再組立てが容易
である。また、燃料電池セル12を挟持している液状シ
ールSにおいては剥離が生じることがないため、この部
位において剥がれが生ずることはない点は前記各態様と
同様である。この態様においては、先の第1、第2の態
様のように工程を2つに分けることなく1度に液状シー
ルS,S1を硬化できるので工程を削減することができ
生産性に優れている。
る。先ず、第2セパレータ16の面16aの溝28に接
着性のシールである液状シールSを塗布する。そして、
この第2セパレータ16と、予め接着性のシールである
液状シールSを溝28に塗布した第1セパレータ14と
により、燃料電池セル12を挟持して前記両液状シール
Sを接着後加熱して硬化させ単位燃料電池10を組立て
る。そして、第2セパレータ16の面16bの溝34に
非接着性のシールである固体シールKS1をセットす
る。尚、この固体シールKS1は溝34に対して接着す
ることができる。
Nの製造方法として以下のように表すことができる。固
体高分子電解質膜(例えば、実施形態における固体高分
子電解質膜18)をアノード側拡散電極(例えば、実施
形態におけるアノード電極22及び第2拡散層26)と
カソード側拡散電極(例えば、実施形態におけるカソー
ド電極20及び第1拡散層24)とで挟持して構成され
た電極膜構造体(例えば、実施形態における燃料電池セ
ル12)を、一対のセパレータ(例えば、実施形態にお
ける一方の第1セパレータ14と他方の第2セパレータ
16)で挟持して単位燃料電池(例えば、実施形態にお
ける単位燃料電池10)を形成し、この単位燃料電池を
複数個積層して構成される燃料電池スタック(例えば、
実施形態における燃料電池スタックN)の製造方法にお
いて、他方のセパレータの面であって、電極膜構造体側
の面(例えば、実施形態における面16a)の所定位置
(例えば、実施形態における溝28)に接着性の液状シ
ール(例えば、実施形態における液状シールS)を塗布
し、一方のセパレータの面のうち電極膜構造体側の面
(例えば、実施形態における面14a)の所定位置(例
えば、実施形態における溝28)に接着性の液状シール
(例えば、実施形態における液状シールS)を塗布し、
これら一方のセパレータと他方のセパレータとにより電
極膜構造体を挟持して両液状シールを互いに接着後加熱
して硬化し、他方のセパレータの面であって、隣接する
一方のセパレータ側の面(例えば、実施形態における面
16b)の所定位置(例えば、実施形態における溝3
4)に一方のセパレータ側の面が非接着性の固体シール
(例えば、実施形態における固体シールKS1)をセッ
トし、これらを積層することを特徴としている。
ータの固体シールとこれに積層される一方のセパレータ
とが容易に剥がれるため分解再組立が容易となる効果が
ある。また、固体シールは、外部で予め成形しているた
め、組立て時において所定位置にセットするだけでよ
く、液状のシールを用いた場合のように塗布する工程が
省略でき生産性を向上できる。
ニットを積層して燃料電池スタックNを製造した場合
に、固体シールKS1において容易に分解再組立てが可
能となるため、単位燃料電池10ごとの交換が容易とな
りリビルド性に優れている。また、この固体シールKS
1は外部で予め成形してこの溝34にセットするだけで
済むので、液状シールを用いた場合のように塗布する工
程が省略でき生産性を向上できる。そして、燃料電池セ
ル12を挟持する部分においては接着性のシールである
液状シールSを用いているため、この部分において分解
再組立ての際に剥がれを起こすようなことはない。この
ようにして、上述した態様で積層された第1セパレータ
14、燃料電池セル12及び第2セパレータ16を複数
組積層して前記第1、第2エンドプレート80,82に
より締め付けて燃料電池スタックNを組立てるのであ
る。
つのセパレータSPが液状シールSSにより接着された
場合におけるせん断強度測定を行なった。測定は2つの
セパレータSPの長さ方向における重合しろを20m
m、幅方向における重合しろを25mmに設定し、長さ
方向で引張り速度50mm/minで行なった。尚、使
用された液状シール剤及びセパレータ材を表1に示す。
ここで、シール剤は熱硬化型フッ素系シール剤1と熱硬
化型フッ素系シール剤2は120℃で3時間で硬化させ
た。また、熱硬化型シリコンシール剤は120℃で1時
間で硬化させた。一方、セパレータ材は、モールドカー
ボンはカーボン粉80%でフェノール樹脂20%のもの
を使用し、焼成カーボンは焼成カーボン板を切削加工し
たものを使用した。
せん断接着強さ(kgf/cm2)を、横軸に使用した
材料を示したものである。この実験結果によれば、熱硬
化型フッ素系シール剤1を用いた場合には、セパレータ
の材料としてモールドカーボン、焼成カーボン、SUS
316(ステンレス材)、ALのいずれを用いた場合で
あっても、塗布した後加熱して硬化させてから上記の引
張り速度でテストした際にセパレータは破損してもどの
接着部位においても剥がれは生じなかった。また、熱硬
化型シリコンシール剤(付加反応タイプ)を用いた場合
でも同様の結果が得られた。
剤を用いた場合には、モールドカーボン、燒結カーボン
に対するせん断接着強さは最低で2kgf/cm2であ
ったので、単位燃料電池もしくは数組の単位燃料電池単
位でモジュール化する場合に、セパレータとのせん断接
着強さが2kgf/cm2以上であれば、取り扱い上剥
離することなく積層、脱着が可能と判断できる。つま
り、接着性シールとはせん断接着強さが2kgf/cm
2以上のものを示す。
ては接着官能基をほとんど有さないタイプを使用したの
で、実際に焼成カーボンセパレータやモールドカーボン
セパレータに塗布し、単位燃料電池として液状シールを
硬化させて組立てた後に手でセパレータを横方向に引き
剥がそうとすると簡単に引き剥がせた。上記熱硬化型フ
ッ素系シール剤2の上記各セパレータ材に対するせん断
接着強さは、0〜0.5kgf/cm2であることか
ら、0.5kgf/cm2以下であれば、燃料電池スタ
ックに不良が発覚したとしても、容易に不良な単位電池
10を取り除くことができる。すなわち、非接着シール
とはせん断接着強さが0.5kgf/cm2以下である
ものを示す。また、せん断接着強さが0.5〜2kgf
/cm2の範囲はものは低接着シールとして非接着シー
ルに含めるものとする。
ル、接着シールは、使用される時点におけるせん断接着
強さにより判別されるのであって、接着剤の種類により
分類するものではない。したがって、塗布した後その部
分にセパレータを密着して加熱硬化した場合にせん断接
着強さが2kgf/cm2以上である接着性のシール材
であっても、塗布して加熱硬化した後一定時間放置して
から、セパレータを密着して使用すると、その部分にお
けるせん断接着強さが2kgf/cm2よりも小さくな
っている場合には、非接着性シール(低接着シール)と
なるのである。
タ14及び第2セパレータ16間には燃料電池セル12
を介して前記燃料電池セル12の電極反応面を構成する
アノード電極22及び第2拡散層26と、カソード電極
20及び第1拡散層24との外周部分への反応ガスの漏
れを防止するために接着性のシールである液状シールS
を設け、隣接する第1セパレータ14の面14bと第2
セパレータ16の面16bとの間には非接着性のシール
である液状シールS1、あるいは、固体シールKS1を
設けたため、積層された前記単位燃料電池10間におい
ては、非接着性のシールである液状シールS1を塗布し
ている部分において互いに隣接する第1セパレータ14
と第2セパレータ16を容易に分離することができる。
4、第2セパレータ16が破損するなどして単位燃料電
池10を交換しなければならないような場合に、隣接す
る第1セパレータ14と第2セパレータ16との間にお
いて上記分解再組立てを容易に行なうことができるリビ
ルド性に優れている。尚、ここで燃料電池セル12を挟
持する第1セパレータ14と第2セパレータ16との間
には接着性の液状シールSが用いられているため、分解
再組立て時にこの部分において剥がれを起こすようなこ
とはない。
に設けたはみ出し部18aに直接的に密着する液状シー
ルSが固体高分子電解質膜18と第1,第2セパレータ
14,16との間で形状変化してシール寸法のバラツキ
に追従し、各溝部28,30,34,35内において一
定の面圧を確保した状態で両者間に隙間なく介在して両
者間の気密性を確保することができるため、第1,第2
セパレータ14,16と燃料電池セル12との間で全周
に渡って均一なシール反力が得られ、均一なシール性を
確保することができる。したがって、液状シールSによ
る寸法誤差に対する追従性の良さから、第1,第2セパ
レータ14,16や燃料電池セル12のとりわけ厚さ方
向での寸法管理を厳密に行なう必要がなく、寸法精度管
理が容易となりコストダウンを図ることができる。
溝部28に塗布された液状シールSは、溝部28内で一
定の幅を維持した状態で、前記固体高分子電解質膜18
のはみ出し部18aに密着して、シール寸法に応じて変
形することができるため、第1,第2セパレータ14,
16により燃料電池セル12を挟持するだけで、シール
部分における気密性を確保できる。
と固体高分子電解質膜18のはみ出し部18aとの間の
シール寸法のバラツキを液状シールSが吸収することに
より、各セパレータ14,16に偏った力が作用するの
を防止できるため、各セパレータ14,16の薄肉化を
図ることができ、全体として軽量かつ小型化することが
できる。よって配置スペースに制限があり、できる限り
各セパレータ14,16を薄型化する必要がある車両用
として用いられた場合に好適である。
18に対して直接的に密着させるため、例えば、燃料電
気セル12の周囲に額縁状の枠体を設ける場合に比較し
て部品点数、組付け工数を削減できる点で有利である。
そして、固体高分子電解質膜18に対する液状シールS
の面圧も均一になり、固体高分子電解質膜18が偏った
力を受けることもない。尚、固体高分子電解質膜18が
波を打ったような場合でもこれに合わせて変形できるた
め、固体高分子電解質膜18にしわが発生するようなこ
ともない。
載した発明によれば、積層された前記単位燃料電池間に
おいては、隣接するセパレータ間に非接着性シールが使
用されているため、この部分において容易に両セパレー
タを分離することができるため、例えば、燃料電池スタ
ックを組立てた後において、単位燃料電池を交換したい
ような場合においても容易に該当する単位燃料電池を取
り外すことができ、リビルド性に優れているという効果
がある。また、このように単位燃料電池を取り外す場合
には、一対のセパレータ間には接着性シールが使用され
ているため電極膜構造体との間において剥離が生ずるこ
とはなく、問題がない単位燃料電池内において各拡散電
極とセパレータとの間で剥離が起きることはない。
る。
のB矢視図である。
のC矢視図である。
のD矢視図である。
る。
示す説明図である。
示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 固体高分子電解質膜をアノード側拡散電
極とカソード側拡散電極とで挟持して構成された電極膜
構造体を、一対のセパレータで挟持して単位燃料電池を
形成し、この単位燃料電池を複数個積層して構成される
燃料電池スタックにおいて、前記一対のセパレータ間に
は前記電極膜構造体の電極反応面からアノード側拡散電
極又はカソード側拡散電極の外周部分への反応ガスの漏
れを防止するために接着性シールを設け、隣接する単位
燃料電池の隣接するセパレータ間には非接着性シールを
設けたことを特徴とする燃料電池スタック。
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