JP2001319676A - 燃料電池及びその製造方法 - Google Patents

燃料電池及びその製造方法

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JP2001319676A
JP2001319676A JP2000133866A JP2000133866A JP2001319676A JP 2001319676 A JP2001319676 A JP 2001319676A JP 2000133866 A JP2000133866 A JP 2000133866A JP 2000133866 A JP2000133866 A JP 2000133866A JP 2001319676 A JP2001319676 A JP 2001319676A
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gas
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Masajiro Inoue
雅次郎 井ノ上
Kuniaki Kimura
晋朗 木村
Toshihiko Suenaga
寿彦 末永
Harumi Hatano
治巳 波多野
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セパレータの連通孔周囲のシール性を向上で
きる燃料電池及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 固体高分子電解質膜18とその両側のア
ノード側拡散電極(22,26)とカソード側拡散電極
(20,24)とで構成された燃料電池セルを、第1セ
パレータ14及び第2セパレータ16で挟持して構成さ
れた燃料電池において、上記一対のセパレータ14,1
6の平面内に設けられ燃料ガス、酸化ガス、冷却液のい
すれかを燃料電池セルに給排するための、例えば、連通
孔36a,38a等と、これらの周囲を取り囲むように
設けられた溝部30と、この溝部30内に塗布された液
状シールS1とを備え、前記溝部30に塗布された液状
シールS1を互いに密着させて連通孔36a,38a等
の周囲をシールすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体高分子電解
質膜とその両側のアノード側拡散電極とカソード側拡散
電極とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレータ
で挟持した燃料電池及びその製造方法に係るものであ
り、特に、燃料ガス、酸化ガス、冷却液用の連通孔の周
囲を確実にシールすることができる燃料電池及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池の中には、固体高分子電解質膜
とその両側のアノード側拡散電極とカソード側拡散電極
とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレータで挟
持して構成されたものがある。アノード側拡散電極の反
応面に燃料ガス(例えば、水素ガス)を供給すると、こ
こで水素がイオン化され、固体高分子電解質膜を介して
カソード側拡散電極側に移動する。この間に生じた電子
が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギーとして
利用される。カソード電極においては酸化ガス(例え
ば、酸素を含む空気)が供給されているため、水素イオ
ン、電子、及び酸素が反応して水が生成される。
【0003】ここで、燃料電池においては、前記アノー
ド側拡散電極及びカソード側拡散電極に、それぞれ燃料
ガス及び酸化ガス、また冷却用に冷却液を供給するため
に、内部マニホールドを構成することが行なわれてい
る。この内部マニホールドとしては、セパレータに一体
的に連通して設けられた複数の連通孔を備えたものがあ
る。
【0004】この一例を図10によって説明すると、同
図において1は固体高分子電解質膜膜を示し、この固体
高分子電解質膜1を両側からガス拡散電極(アノード側
拡散電極とカソード側拡散電極)2,3で挟持して燃料
電池セル4が構成されている。そして、この燃料電池セ
ル4はその両面からセパレータ5,5により挟持されて
いる。ここで、上記燃料電池セル4を挟持するセパレー
タ5の周囲には、内部マニホールドを構成する連通孔6
が形成され、この連通孔6から供給された酸化ガス、燃
料ガスが上記各燃料電池セル4の反応面に供給されるも
のである。そして、上記連通孔6の周囲をシールするた
めに、前記セパレータ5間には各セパレータ5の連通孔
6の周囲に密接するガスケット7が介装されている(特
開平6−96783号公報、米国特許第4510213
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃料電池に
あっては、前記ガスケット7により各セパレータ5の連
通孔6の周囲が外部と遮断されるため、燃料ガス及び酸
化ガスが外部に漏れることはない点で優れているが、セ
パレータ5及びガス拡散電極2,3の厚さ方向において
各々寸法のバラツキは避けられないため、ここに一定寸
法のガスケット7を用いて両者を締結した場合に、シー
ル反力が各部位で異なってしまう。そのため、セパレー
タ5の連通孔6の周囲にシール切れが生じたりして均一
なシール性を確保することができないという問題があ
る。均一なシール性を確保するためにはセパレータ5と
ガス拡散電極2,3の寸法精度を厳密に管理しなければ
ならずコストアップにつながるという問題がある。ま
た、ガスケット7の面圧が連通孔6の周囲でバラツキを
起こし連通孔6の周辺に偏った曲げ応力が作用してしま
うという問題がある。
【0006】とりわけ、車両用燃料電池として使用され
る場合に、ガスケット7の面圧のバラツキに対してもセ
パレータ5に作用する曲げ応力を所定の大きさ以下とな
るようにセパレータ5の厚さ寸法を確保すると、燃料電
池を積層して形成された燃料電池スタックが大型化して
しまい車室空間を狭めてしまうという問題がある。そこ
で、この発明は、セパレータの連通孔周囲のシール性を
向上できる燃料電池を提供するものであり、また、セパ
レータの連通孔周囲のシール性の確保が容易な燃料電池
の製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、固体高分子電解質膜
(例えば、実施形態における固体高分子電解質膜18)
とその両側のアノード側拡散電極(例えば、実施形態に
おけるアノード電極22及び第2拡散層26)とカソー
ド側拡散電極(例えば、実施形態におけるカソード電極
20及び第1拡散層24)とで構成された電極膜構造体
(例えば、実施形態における燃料電池セル12)を、一
対のセパレータ(例えば、実施形態における第1セパレ
ータ14及び第2セパレータ16)で挟持して構成され
た燃料電池において、上記一対のセパレータの平面内に
設けられ燃料ガス、酸化ガス、冷却液のいすれかを電極
膜構造体に供給又は電極膜構造体から排出するための連
通孔(例えば、実施形態における入口側燃料ガス連通孔
36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷却媒
体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出口側
燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔38
b)と、この連通孔の周囲を取り囲むように設けられた
溝部(例えば、実施形態における溝部30)と、この溝
部内に塗布された液状シール(例えば、実施形態におけ
る液状シールS1)とを備え、前記溝部に塗布された液
状シールを互いに密着させて連通孔の周囲をシールする
ことを特徴とする。
【0008】このように構成することで、前記セパレー
タの連通孔の周囲に塗布された液状シール同志を密着さ
せると、これら液状シールはセパレータ間で形状変化し
てシール寸法のバラツキに追従し、溝部内において一定
の面圧を確保した状態でセパレータ間に隙間なく介在し
て連通孔周囲の気密性を確保することができる。
【0009】請求項2に記載した発明は、固体高分子電
解質膜とその両側のアノード側拡散電極とカソード側拡
散電極とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレー
タで挟持して構成された燃料電池において、上記一対の
セパレータの平面内に設けられ燃料ガス、酸化ガス、冷
却液のいすれかを電極膜構造体に供給又は電極膜構造体
から排出するための連通孔と、この連通孔の周囲を取り
囲むように一対のセパレータのうちの一方のセパレータ
側に設けられた溝部と、この溝部内に塗布された液状シ
ールとを備え、前記一方のセパレータの溝部に塗布され
た液状シールを他方のセパレータの面に密着させて連通
孔の周囲をシールすることを特徴とする。
【0010】このように構成することで、前記一方のセ
パレータの連通孔の周囲に塗布された液状シールを、他
方のセパレータであって、その連通孔の周囲に密着させ
ると、液状シールはセパレータ間で形状変化してシール
寸法のバラツキに追従し、溝部内において一定の面圧を
確保した状態でセパレータ間に隙間なく介在して連通孔
周囲の気密性を確保することができる。
【0011】請求項3に記載した発明は、固体高分子電
解質膜とその両側のアノード側拡散電極とカソード側拡
散電極とで構成された電極膜構造体を、一対のセパレー
タで挟持して構成された燃料電池の製造方法において、
上記一対のセパレータの平面内に燃料ガス、酸化ガス、
冷却液のいすれかを電極膜構造体に供給又は電極膜構造
体から排出するための連通孔を形成し、この連通孔の周
囲に溝部を形成し、該溝部に液状シールを塗布し、この
液状シールを互いに密着させた状態で各セパレータで電
極膜構造体を挟持し,その後加熱して液状シールを硬化
したことを特徴とする。
【0012】このように構成することで、セパレータの
連通孔周囲の溝部内に塗布された液状シールは、溝部内
で一定の幅を維持した状態で、互いに密着してなじみシ
ール寸法に応じて変形することができ、その後に加熱さ
れて硬化する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1はこの発明の実施形態の燃料電池
を示す分解斜視図である。この燃料電池10は燃料電池
セル(電極膜構造体)12とこれを挟持する第1セパレ
ータ14及び第2セパレータ16を備え、これらが複数
組積層されて車両用の燃料電池スタックが構成されるも
のである。燃料電池セル12は、固体高分子電解質膜1
8と、この固体高分子電解質膜18を挟んで配設される
カソード電極20及びアノード電極22とを有するとと
もに、前記カソード電極20及び前記アノード電極22
には、例えば、多孔質層である多孔質カーボンクロス又
は多孔質カーボンペーパーからなる第1ガス拡散層24
及び第2ガス拡散層26が配設されている。ここで、固
体高分子電解質膜18としては、ペルフルオロスルホン
酸ポリマーを用いている。また、カソード電極20、ア
ノード電極22はPtを主体としたものである。尚、上
記カソード電極20と第1ガス拡散層24とでカソード
側拡散電極が構成され、上記アノード電極22と第2ガ
ス拡散層24とでアノード側拡散電極が構成される。
【0014】固体高分子電解質膜18には、これを挟ん
で配設されるカソード電極20及びアノード電極22の
外周からはみ出すはみ出し部18aが設けられ、このは
み出し部18aに対応する位置に両側から第1及び第2
セパレータ14,16に塗布された後述する液状シール
Sが直接密着するようになっている。
【0015】図3に示すように、第1セパレータ14
は、その平面内であって外周縁部に位置する横方向両端
上部側に、水素含有ガス等の燃料ガスを通過させるため
の入口側燃料ガス連通孔(連通孔)36aと、酸素含有
ガス又は空気である酸化剤ガスを通過させるための入口
側酸化剤ガス連通孔38a(連通孔)とを備えている。
第1セパレータ14の横方向両端中央側には、純水やエ
チレングリコールやオイル等の冷却媒体(冷却液)を通
過させるための入口側冷却媒体連通孔40a(連通孔)
と、使用後の前記冷却媒体を通過させるための出口側冷
却媒体連通孔40b(連通孔)とが設けられている。ま
た、第1セパレータ14の平面内であって外周縁部に位
置する横方向両端下部側に、燃料ガスを通過させるため
の出口側燃料ガス連通孔36b(連通孔)と、酸化剤ガ
スを通過させるための出口側酸化剤ガス連通孔38b
(連通孔)とが、入口側燃料ガス連通孔36a及び入口
側酸化剤ガス連通孔38aと対角位置になるように設け
られている。
【0016】図1に示すように、第1セパレータ14の
カソード電極20に対向する面14aには、入口側酸化
剤ガス連通孔38aに近接して複数本、例えば、6本の
それぞれ独立した第1酸化剤ガス流路溝42が、水平方
向に蛇行しながら重力方向に向かって設けられている。
第1酸化剤ガス流路溝42は、3本の第2酸化剤ガス流
路溝44に合流し、この第2酸化剤ガス流路溝44が出
口側酸化剤ガス連通孔38bに近接して終端している。
【0017】図3に示すように、第1セパレータ14に
は、この第1セパレータ14を貫通するとともに、一端
が面14aとは反対側の面14bで入口側酸化剤ガス連
通孔38aに連通する一方、他端が前記面14a側で第
1酸化剤ガス流路溝42に連通する第1酸化剤ガス連結
流路46と、一端が前記面14b側で出口側酸化剤ガス
連通孔38bに連通する一方、他端が前記面14a側で
第2酸化剤ガス流路溝44に連通する第2酸化剤ガス連
結流路48とが、前記第1セパレータ14を貫通して設
けられている。
【0018】図4、図5に示すように、第2セパレータ
16の平面内であって外周縁部に位置する横方向両端側
には、第1セパレータ14と同様に、入口側燃料ガス連
通孔36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷
却媒体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出
口側燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔
38bが形成されている。
【0019】前記第2セパレータ16の面16aには、
入口側燃料ガス連通孔36aに近接して複数本、例え
ば、6本の第1燃料ガス流路溝60が形成される。この
第1燃料ガス流路溝60は、水平方向に蛇行しながら重
力方向に向かって延在し、3本の第2燃料ガス流路溝6
2に合流してこの第2燃料ガス流路溝62が出口側燃料
ガス連通孔36bの近傍で終端している。第2セパレー
タ16には、入口側燃料ガス連通孔36aを面16b側
から第1燃料ガス流路溝60に連通する第1燃料ガス連
結流路64と、出口側燃料ガス連通孔36bを前記面1
6b側から第2燃料ガス流路溝62に連通する第2燃料
ガス連結流路66とが、前記第2セパレータ16を貫通
して設けられている。
【0020】図2、図5に示すように、第2セパレータ
16の面16bには、後述する液状シールSで囲まれる
範囲内に、入口側冷却媒体連通孔40a及び出口側冷却
媒体連通孔40bに近接して冷却媒体流路を構成する複
数本の主流路溝72a、72bが形成されている。主流
路溝72a、72b間には、それぞれ複数本に分岐する
分岐流路溝74が水平方向に延在して設けられている。
第2セパレータ16には、入口側冷却媒体連通孔40a
と主流路溝72aとを連通する第1冷却媒体連結流路7
6と、出口側冷却媒体連通孔40bと主流路溝72bと
を連通する第2冷却媒体連結流路78とが、前記第2セ
パレータ16を貫通して設けられている。
【0021】ここで、図6に示すように、前記固体高分
子電解質膜18のはみ出し部18aに対応する位置には
この固体高分子電解質膜1を挟持する第2セパレータ1
6のアノード電極22に対向する面16aに溝部28が
設けられ、この溝部28に液状シールSが塗布されてい
る。また、図4に示すようにこの第2セパレータ16の
面16aの入口側燃料ガス連通孔36a、入口側酸化剤
ガス連通孔38a、入口側冷却媒体連通孔40a、出口
側冷却媒体連通孔40b、出口側燃料ガス連通孔36b
及び出口側酸化剤ガス連通孔38bの周囲にも溝部30
が形成され、この溝部30にも液状シールS1が塗布さ
れている。ここで、前記入口側冷却媒体連通孔40aと
出口側冷却媒体連通孔40bとの周囲の溝部30は、各
々第1冷却媒体連結流路76、第2冷却媒体連結流路7
8を囲むように形成されている。
【0022】また、前記第2セパレータ16と共に燃料
電池セル12を挟持する第1セパレータ14のカソード
電極20に対向する面14aにも、図1に示すように前
記第2セパレータ16の面16aの溝部28及び溝部3
0に対応する位置に、溝部28及び溝部30が形成さ
れ、溝部28には液状シールSが塗布され、溝部30に
は液状シールS1が塗布されている。したがって、図
2、図6、図7に示すように、これら燃料電池セル12
を挟持する第1セパレータ14と第2セパレータ16と
の溝部28に塗布された液状シールSと溝部30に塗布
された液状シールS1とが、溝部28の液状シールSに
あっては互いに固体高分子電解質膜18のはみ出し部1
8aを両側から向かい合う位置で挟持して直接密着し、
燃料電池セル12の周囲をシールし、溝部30の液状シ
ールS1にあっては互いに密着して各連通孔36a,3
6b,38a,38b,40a、40bの周囲をシール
するようになっている。尚、図6において液状シール
S,S1は図示都合上潰れた状態を示している。
【0023】図5に示すように、前記第2セパレータ1
6の面16bには、複数の燃料電池10を積層した際に
前記第1セパレータ14の面14bに対向する位置であ
って、分岐流路溝74の周囲を取り囲む溝部34が設け
られ、この溝部34に液状シールSが塗布されている。
また、この第2セパレータ16の面16bの入口側燃料
ガス連通孔36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入
口側冷却媒体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40
b、出口側燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス
連通孔38bの周囲にも溝部35が形成され、この溝部
35に液状シールS1が塗布されている。
【0024】ここで、前記入口側燃料ガス連通孔36a
と出口側燃料ガス連通孔36bとの周囲の溝部35は、
各々第1燃料ガス連結流路64、第2燃料ガス連結流路
66を囲むように形成されている。また、入口側酸化剤
ガス連通孔38aと出口側酸化剤ガス連通孔38bとの
周囲の溝部35は前記第1セパレータ14の面14bの
入口側酸化剤ガス連通孔38aと出口側酸化剤ガス連通
孔38bとを囲むようにして設けられている。
【0025】このようにして、燃料電池10を積層した
場合に、第1セパレータ14の面14bと第2セパレー
タ16の面16bとを重合すると、入口側燃料ガス連通
孔36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷却
媒体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出口
側燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔3
8bの周囲と分岐流路溝74の周囲で第2セパレータ1
6側の液状シールS1と液状シールSが第1セパレータ
14の面14bの対応する位置に密着することで、第1
セパレータ14と第2セパレータ16との水密性を確保
している。
【0026】ここで前記液状シールS,S1は熱硬化型
フッ素系あるいは熱硬化型シリコンからなり、塗布した
状態で断面形状が変化しない程度の粘度を有し、塗布後
にある程度の弾性を保持して硬化するものであり、非接
着性、接着性のいずれをも使用可能である。尚、メイン
テナンス等で交換の必要がある部分、例えば第1セパレ
ータ14の面14bと第2セパレータ16の面16bと
の間の液状シールS,S1は非接着性のものを使用する
ことが望ましい。具体的に液状シールS,S1の寸法
は、液状シールSの塗布径は0.6mm、シール荷重
0.5(これより小さいとシール性が低下)〜2(これ
より大きいとへたり発生)N/mm程度とすることがで
きる。これに対して、例えば、前記溝部28は幅2m
m、深さ0.2mm程度に設定されている。そして、上
記溝部28,30,34,35内において、塗布後にお
いて液状シールS,S1が潰れることで、シール断面積
を拡大してシール部分における寸法誤差を吸収し、均一
に密着することが可能となる。
【0027】したがって、製造にあたっては、前記第1
セパレータ14、第2セパレータ16面内の外周部に形
成された溝部28内に液状シールSを塗布し、硬化前の
液状シールSを固体高分子電解質膜18のはみ出し部1
8aに密着させ、また、入口側燃料ガス連通孔36a、
入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷却媒体連通孔
40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出口側燃料ガス
連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔38bの周囲
の溝部30内に液状シールS1を塗布し、各液状シール
S1を互いに密着させて、各セパレータ14,16で燃
料電池セル12を挟持し、その後加熱して液状シール
S,S1を硬化すればよい。その結果、単に液状シール
S1を塗布するだけの簡単な作業で前記各連通孔36
a,36b,38a,38b,40a、40bの周囲を
シールすることができるため、部品点数、組付け工数が
少なくて済み、容易に製造することができる効果があ
る。
【0028】このように構成される第1の実施形態に係
る燃料電池10の動作について、以下に説明する。燃料
電池10には、燃料ガス、例えば、炭化水素を改質した
水素を含むガスが供給されるとともに、酸化剤ガスとし
て空気または酸素含有ガス(以下、単に空気ともいう)
が供給され、さらにその発電面を冷却するために、冷却
媒体が供給される。燃料電池10の入口側燃料ガス連通
孔36aに供給された燃料ガスは、図2に示すように、
第1燃料ガス連結流路64を介して面16b側から面1
6a側に移動し、この面16a側に形成されている第1
燃料ガス流路溝60に供給される。
【0029】第1燃料ガス流路溝60に供給された燃料
ガスは、第2セパレータ16の面16aに沿って水平方
向に蛇行しながら重力方向に移動する。その際、燃料ガ
ス中の水素含有ガスは、第2ガス拡散層26を通って単
位燃料電池セル12のアノード側電極22に供給され
る。そして、未使用の燃料ガスは、第1燃料ガス流路溝
60に沿って移動しながらアノード側電極22に供給さ
れる一方、未使用の燃料ガスが第2燃料ガス流路溝62
を介して第2燃料ガス連結流路66に導入され、面16
b側に移動した後に図1に示す出口側燃料ガス連通孔3
6bに排出される。
【0030】また、燃料電池スタック10内の入口側酸
化剤ガス連通孔38aに供給された空気は、第1セパレ
ータ14の入口側酸化剤ガス連通孔38aに連通する第
1酸化剤ガス連結流路46を介して第1酸化剤ガス流路
溝42に導入される。第1酸化剤ガス流路溝42に供給
された空気は、水平方向に蛇行しながら重力方向に移動
する間、この空気中の酸素含有ガスが第1ガス拡散層2
4からカソード側電極20に供給される。一方、未使用
の空気は、第2酸化剤ガス流路溝44を介して第2酸化
剤ガス連結流路48から図1に示す出口側酸化剤ガス連
通孔38bに排出される。これにより、燃料電池10で
発電が行われ、例えば、図示しないモータに電力が供給
されることになる。
【0031】さらにまた、燃料電池10に供給された冷
却媒体は、図1に示す入口側冷却媒体連通孔40aに導
入された後、図5に示すように、第2セパレータ16の
第1冷却媒体連結流路76を介して面16b側の主流路
溝72aに供給される。冷却媒体は、主流路溝72aか
ら分岐する複数本の分岐流路溝74を通って単位燃料電
池セル12の発電面を冷却した後、主流路溝72bに合
流する。そして、使用後の冷却媒体は、第2冷却媒体連
結流路78を通って出口側冷却媒体連通孔40bから排
出される。
【0032】実験1によれば、図8に示すように液状シ
ールS1の塗布径を、均一塗布が可能な最小の塗布径
0.6mmとし溝28の深さをd、カソード電極20及
び第1拡散層24の幅寸法b(アノード側の寸法も同
様)とした場合にb+dの寸法(図6に示す)のガスシ
ール用のテストピースを各種用意し、これを用いてシー
ル性を確認した。ここで、液状シールS1には粘度50
00Pa・sの熱硬化性フッ素系のものを用いた。ステ
ンレス製(SUS316)の板材fとガス加圧口付きの
ステンレス製(SUS316)の板材iから成る治具の
各表面に塗布径0.6mmで熱硬化性フッ素系の液状シ
ールS1を直接塗布した。そして、塗布した液状シール
S1の間にシール間隙(b+dに相当)調整用のスペー
サg(フィルム、鉄板など)を同時に挟み込み、各液状
シールS1を互いに密着させ、その後、液状シールS1
を150℃で2時間加熱し硬化させた。硬化後スペーサ
gを取り外し、シール荷重1N/mmを与え、荷重が保
持できるようにボルトjで固定し、次に、室温雰囲気中
でヘリウムガスボンベHBの配管に接続し、ガス圧20
0kPaで加圧し、流量計Fでガス漏れ量を測定した。
尚、上記板材fは、外形寸法500×500×5mm、
液状シールS1塗布長さ400×400mm角、とし
た。また、塗布圧は500kPaとした。上記スペーサ
gの厚さ(μm)を変化させ各々についてのガス漏れ量
(cc/min)の結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】また、図9に示す実験2によれば、上記と
同様の粘度、材質の液状シールS1をステンレス製(S
US316)の板材fの表面に今度は塗布径0.9mm
で直接塗布し、その状態で板材fとガス加圧口付きの板
材i間にシール間隙調整用のスペーサg(フィルム、鉄
板など)を同時に挟み込み、液状シールS1を板材iに
密着させて両板材f,iを互いに密着させる。その後、
液状シールS1を150℃で2時間加熱し硬化させる。
硬化後スペーサgを取り外し、シール荷重1N/mmを
与え、荷重が保持できるようにボルトjで固定し、次
に、室温雰囲気中でヘリウムガスボンベHBの配管に接
続し、ガス圧200kPaで加圧し、流量計Fでガス漏
れ量を測定した。尚、上述と同様上記板材fは、外形寸
法500×500×5mm、液状ールS1塗布長さ40
0×400mm角、とした。また、塗布圧は500kP
aとした。上記スペーサgの厚さ(μm)を変化させ各
々についてのガス漏れ量(cc/min)の結果を表2
に示す。
【0035】
【表2】
【0036】したがって、実験1のように各板材f,i
に液状シールS1を塗布して、液状シールS1同志を密
着させた場合でも、実験2のように一方の板材fに塗布
した液状シールS1を他方の板材iに密着させた場合で
もガス漏れは生じないことが明らかになった。つまり、
前記第1セパレータ14の面14aと第2セパレータ1
6の面16aとの間の各連通孔36a,36b,38
a,38b,40a、40bの周辺の液状シールS1同
志のシール性についても、前記第1セパレータ14の面
14bと第2セパレータ16の面16bの各連通孔36
a,36b,38a,38b,40a、40b周辺の液
状シールS1とのシール性についても、何ら問題がない
ことが判明した。
【0037】上記実施形態によれば、第1セパレータ1
4及び第2セパレータ16の各々の入口側燃料ガス連通
孔36a、入口側酸化剤ガス連通孔38a、入口側冷却
媒体連通孔40a、出口側冷却媒体連通孔40b、出口
側燃料ガス連通孔36b及び出口側酸化剤ガス連通孔3
8bの周囲において、溝部30に塗布された液状シール
S1が互いに密着し、第1,第2セパレータ14,16
との間で形状変化してシール寸法のバラツキに追従し、
各溝部30内において一定の面圧を確保した状態で両者
間に隙間なく介在して両者間の気密性を確保することが
できるため、各連通孔36a,36b,38a,38
b,40a、40bの周囲に均一なシール反力が得ら
れ、均一なシール性を確保することができるという効果
がある。したがって、液状シールS1による寸法誤差に
対する追従性の良さから、第1,第2セパレータ14,
16の厚さ方向での寸法管理を厳密に行なう必要がな
く、寸法精度管理が容易となりコストダウンを図ること
ができる。また、第1、第2セパレータ14,16の溝
部30に塗布された液状シールS1は、溝部30内で一
定の幅を維持した状態で、前記貫通孔36a,36b,
38a,38b,40a、40bの周囲で互いに密着し
て、シール寸法に応じて変形することができるため、第
1,第2セパレータ14,16により燃料電池セル12
を挟持するだけで、上記貫通孔36a,36b,38
a,38b,40a、40b周囲における気密性を確保
できる。
【0038】そして、第1、第2セパレータ14,16
間のシール寸法のバラツキを各液状シールS1が吸収す
ることにより、各セパレータ14,16に偏った力が作
用するのを防止できるため、各セパレータ14,16の
薄肉化を図ることができ、全体として軽量かつ小型化す
ることができる。よって配置スペースに制限があり、で
きる限り各セパレータ14,16を薄型化する必要があ
る車両用として用いられた場合に好適である。また、液
状シールS1同志を密着させるだけの簡単な構造を採用
しているため、例えば、複数の部品からなるガスケット
を設ける場合に比較して部品点数、組付け工数を削減で
きる。
【0039】また、この実施形態においては、前記液状
シールS1と同様に前記固体高分子電解質膜18の周囲
に設けたはみ出し部18aに直接的に密着する液状シー
ルSにおいても固体高分子電解質膜18と第1,第2セ
パレータ14,16との間で形状変化してシール寸法の
バラツキに追従し、各溝部28,30,34,35内に
おいて一定の面圧を確保した状態で両者間に隙間なく介
在して両者間の気密性を確保することができるため、第
1,第2セパレータ14,16と燃料電池セル12との
間で全周に渡って均一なシール反力が得られ、均一なシ
ール性を確保することができるという効果がある。
【0040】したがって、液状シールSによる寸法誤差
に対する追従性の良さから、第1,第2セパレータ1
4,16や燃料電池セル12のとりわけ厚さ方向での寸
法管理を厳密に行なう必要がなく、寸法精度管理が容易
となりコストダウンを図ることができる。また、第1、
第2セパレータ14,16の溝部28に塗布された液状
シールSは、溝部28内で一定の幅を維持した状態で、
前記固体高分子電解質膜18のはみ出し部18aに密着
して、シール寸法に応じて変形することができるため、
第1,第2セパレータ14,16により燃料電池セル1
2を挟持するだけで、シール部分における気密性を確保
できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、前記セパレータの連通孔の周囲に
塗布された液状シール同志を密着させると、これら液状
シールはセパレータ間で形状変化してシール寸法のバラ
ツキに追従し、溝部内において一定の面圧を確保した状
態でセパレータ間に隙間なく介在して連通孔周囲の気密
性を確保することができるため、前記連通孔の周囲にお
いて均一なシール反力が得られ、均一なシール性を確保
することができる効果がある。したがって、液状シール
による寸法誤差に対する追従性の良さから、セパレータ
のとりわけ厚さ方向の寸法管理を厳密に行なう必要がな
く、寸法精度管理が容易となりコストダウンを図ること
ができるという効果がある。
【0042】請求項2に記載した発明によれば、前記一
方のセパレータの連通孔の周囲に塗布された液状シール
を、他方のセパレータであって、その連通孔の周囲に密
着させると、液状シールはセパレータ間で形状変化して
シール寸法のバラツキに追従し、溝部内において一定の
面圧を確保した状態でセパレータ間に隙間なく介在して
連通孔周囲の気密性を確保することができるため、上記
請求項1の効果に加えて、溝部が片側のみでよいため、
製造コストを低減できる効果がある。
【0043】請求項3に記載した発明によれば、セパレ
ータの連通孔周囲の溝部内に塗布された液状シールは、
溝部内で一定の幅を維持した状態で、互いに密着してな
じみシール寸法に応じて変形することができ、その後に
加熱されて硬化するため、セパレータにより電極膜構造
体を挟持するだけでシール性を確保して簡単に組立てを
行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の分解斜視図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 この発明の実施形態の第1セパレータの図1
のB矢視図である。
【図4】 この発明の実施形態の第2セパレータの図1
のC矢視図である。
【図5】 この発明の実施形態の第2セパレータの図1
のD矢視図である。
【図6】 この発明の実施形態の図2の要部分解拡大図
である。
【図7】 この発明の実施形態の図2の要部拡大図であ
る。
【図8】 第1の実験状況を示す説明図である。
【図9】 第2の実験状況を示す説明図である。
【図10】 従来技術の断面図である。
【符号の説明】
12 燃料電池セル(電極膜構造体) 14 第1セパレータ 16 第2セパレータ 18 固体高分子電解質膜 20 カソード電極 22 アノード電極 24 第1ガス拡散層 26 第2ガス拡散層 30 溝部 36a 入口側燃料ガス連通孔(連通孔) 38a 入口側酸化剤ガス連通孔(連通孔) 40a 入口側冷却媒体連通孔(連通孔) 40b 出口側冷却媒体連通孔(連通孔) 36b 出口側燃料ガス連通孔(連通孔) 38b 出口側酸化剤ガス連通孔(連通孔) S1 液状シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末永 寿彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 波多野 治巳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 BB01 BB04 CC03 CX03 CX04 EE05 EE19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体高分子電解質膜とその両側のアノー
    ド側拡散電極とカソード側拡散電極とで構成された電極
    膜構造体を、一対のセパレータで挟持して構成された燃
    料電池において、上記一対のセパレータの平面内に設け
    られ燃料ガス、酸化ガス、冷却液のいすれかを電極膜構
    造体に供給又は電極膜構造体から排出するための連通孔
    と、この連通孔の周囲を取り囲むように設けられた溝部
    と、この溝部内に塗布された液状シールとを備え、前記
    溝部に塗布された液状シールを互いに密着させて連通孔
    の周囲をシールすることを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 固体高分子電解質膜とその両側のアノー
    ド側拡散電極とカソード側拡散電極とで構成された電極
    膜構造体を、一対のセパレータで挟持して構成された燃
    料電池において、上記一対のセパレータの平面内に設け
    られ燃料ガス、酸化ガス、冷却液のいすれかを電極膜構
    造体に供給又は電極膜構造体から排出するための連通孔
    と、この連通孔の周囲を取り囲むように一対のセパレー
    タのうちの一方のセパレータ側に設けられた溝部と、こ
    の溝部内に塗布された液状シールとを備え、前記一方の
    セパレータの溝部に塗布された液状シールを他方のセパ
    レータの面に密着させて連通孔の周囲をシールすること
    を特徴とする燃料電池。
  3. 【請求項3】 固体高分子電解質膜とその両側のアノー
    ド側拡散電極とカソード側拡散電極とで構成された電極
    膜構造体を、一対のセパレータで挟持して構成された燃
    料電池の製造方法において、上記一対のセパレータの平
    面内に燃料ガス、酸化ガス、冷却液のいすれかを電極膜
    構造体に供給又は電極膜構造体から排出するための連通
    孔を形成し、この連通孔の周囲に溝部を形成し、該溝部
    に液状シールを塗布し、この液状シールを互いに密着さ
    せた状態で各セパレータで電極膜構造体を挟持し、その
    後加熱して液状シールを硬化したことを特徴とする燃料
    電池の製造方法。
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