JP2001332134A - 透明導電フィルム - Google Patents

透明導電フィルム

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JP2001332134A JP2000188431A JP2000188431A JP2001332134A JP 2001332134 A JP2001332134 A JP 2001332134A JP 2000188431 A JP2000188431 A JP 2000188431A JP 2000188431 A JP2000188431 A JP 2000188431A JP 2001332134 A JP2001332134 A JP 2001332134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大面積の導電フィルムを容易に形成しやす
く、装置が簡便で生産性が高く、低コストで製造可能な
塗布法の利点を活かしつつ、表面電気抵抗値が低く導電
性に優れるとともに、透明性に優れた透明導電フィルム
を提供する。 【解決手段】 導電性微粒子、特に好ましくは錫ドープ
酸化インジウム(ITO)微粒子を含有する導電層を支
持体上に形成した透明導電フィルムであって、表面電気
抵抗値が10〜10Ω/□、可視光透過率が75%以
上である透明導電フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明導電フィルムに
関する。透明導電フィルムは、エレクトロルミネッセン
スパネル電極、エレクトロクロミック素子電極、液晶電
極、透明面発熱体、タッチパネルのような透明電極に用
いることができるほか、透明な電磁波遮蔽フィルムとし
て用いることができる。
【0002】
【従来の技術】支持体上に導電性材料を含む層を形成し
た透明導電フィルムは、おもにスパッタリング法によっ
て製造されている。スパタッリング法には種々の手段が
あり、例えば、真空中で直流または高周波放電で発生し
た不活性ガスイオンをターゲット表面に加速衝突させ、
ターゲットを構成する原子を表面から叩き出し、支持体
表面に沈着させ透明導電層を形成する手段などが挙げら
れる。
【0003】スパッタリング法は、ある程度大きな面積
のものでも、表面電気抵抗の低い導電層を形成すること
ができる点で優れる。しかし、装置が大掛かりで成膜速
度が遅い等の問題点がある。今後、導電層の大面積化が
進むにつれ、装置の大規模化が予想される。装置の大規
模化は、制御精度により一層の高度化が要求されるとい
った技術面での問題や、製造コスト増大などの製造効率
面での問題を生じる。また、現在、ターゲット数をふや
すことで成膜速度の向上を図っているが、これも装置の
大規模化の一因となっている。
【0004】塗布法による透明導電フィルムの製造も試
みられている。従来の塗布法では、導電性微粒子をバイ
ンダー樹脂中に分散させた導電性塗料を支持体上に塗
布、乾燥し、導電層を形成している。塗布法は、スパッ
タリング法に比べ、大面積の導電層を容易に形成しやす
く、装置が簡便で生産性が高く、製造コストも低い。塗
布法による導電フィルムにおいては、導電層中に存在す
る導電性微粒子どうしが互いに接触することにより電気
経路を形成し、これにより導電性が発現される。
【0005】従来、塗布法による透明導電フィルムの製
造においては、バインダー樹脂を大量に用いなければ導
電層を成膜することができないとされていた。そのた
め、バインダー樹脂によって導電性微粒子どうしの接触
が妨げられ、得られる透明導電フィルムの電気抵抗値が
高くなる(導電性に劣る)という問題があり、その用途
が限られていた。また、バインダー樹脂を用いない場合
には、導電性物質を高温で焼結させなければ実用に耐え
る導電層の形成ができないとされていた。
【0006】従来の塗布法として、例えば特開平9−1
09259号公報には、導電性粉末とバインダー樹脂と
からなる導電性塗料を転写用プラスチックフィルム上に
塗布、乾燥し、導電層を形成する第1工程、導電層表面
を平滑面に加圧(5〜100kg/cm)、加熱(7
0〜180℃)処理する第2工程、この導電層をプラス
チックフィルム若しくはシート上に積層し、熱圧着させ
る第3工程からなる帯電防止透明導電フィルム若しくは
シートの製造法が開示されている。
【0007】上記製造法では、大量のバインダー樹脂を
含む導電性塗料を用いている。すなわち、導電性粉末と
して無機質導電性粉末を用いる場合、バインダー100
重量部に対して導電性粉末100〜500重量部、有機
質導電性粉末を用いる場合、バインダー100重量部に
対して導電性粉末0.1〜30重量部である。このよう
にバインダー樹脂を大量に用いるため、上記公報に示さ
れる技術では電気抵抗値の低い透明導電フィルムを得る
ことができない。バインダー樹脂が最も少ない場合であ
っても、無機質導電性粉末500重量部に対してバイン
ダー100重量部であり、これは、同号公報に開示のバ
インダーの密度から体積に換算すると、導電性粉末10
0に対してバインダー110程度の量である。
【0008】また特開平8−199096号公報には、
錫ドープ酸化インジウム(ITO)粉末、溶媒、カップ
リング剤、金属の有機酸塩若しくは無機酸塩からなる、
バインダーを含まない導電膜形成用塗料をガラス板に塗
布し、300℃以上の温度で焼成する透明導電膜被覆ガ
ラス板の製造法が開示されている。この方法では、バイ
ンダーを用いないので、導電膜の電気抵抗値は低くな
る。しかし、300℃以上の温度での焼成工程を行う必
要があるため、樹脂フィルムのような支持体上に導電膜
を形成することは困難である。樹脂フィルムは中〜高温
で変形、溶融、炭化、あるいは燃焼してしまう。樹脂フ
ィルムの種類によっても異なるが、例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルムでは130℃前後の
温度が加熱の限界と考えられる。
【0009】塗布法以外の製造法として、例えば特開平
6−13785号公報に、導電性物質(金属または合
金)粉体より構成された骨格構造の空隙の少なくとも一
部、好ましくは空隙の全部に樹脂が充填された粉体圧縮
層と、その下側の樹脂層とからなる導電性皮膜が開示さ
れている。それによると、板材に皮膜を形成する場合、
まず、樹脂、粉体物質(金属または合金)および被処理
部材である板材を皮膜形成媒体(直径数mmのスチール
ボール)とともに容器内で振動または攪拌すると、被処
理部材表面に樹脂層が形成され、続いて粉体物質がこの
樹脂層の粘着力により樹脂層に捕捉・固定される。さら
に振動または攪拌を受けている皮膜形成媒体が、振動ま
たは攪拌を受けている粉体物質に打撃力を与え、粉体圧
縮層がつくられる。しかしながら、この技術においても
また、粉体圧縮層の固定効果を得るためにかなりの量の
樹脂が必要とされることから、電気抵抗値の低い導電性
皮膜を得るのが難しい。また、塗布法に比べ製法が煩雑
である。
【0010】さらに他の製造法として、特開平9−10
7195号公報に、導電性短繊維をPVCなどのフィル
ム上にふりかけて堆積させ、これを加圧処理して、導電
性短繊維−樹脂一体化層を形成する方法が開示されてい
る。導電性短繊維とは、ポリエチレンテレフタレートな
どの短繊維にニッケルめっきなどを被着処理したもので
ある。加圧操作は、樹脂マトリックス層が熱可塑性を示
す温度条件下で行うことが好ましく、175℃、20k
g/cmという高温加熱・低圧条件が開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大面積の導
電フィルムを容易に形成しやすく、装置が簡便で生産性
が高く、低コストで製造可能な塗布法の利点を活かし、
各種電極などに使用できる透明導電フィルムを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下の本発明が提供される。
【0013】(1)導電性微粒子を含有する導電層を支
持体上に形成した透明導電フィルムであって、表面電気
抵抗値が10〜10Ω/□、可視光透過率が75%以
上である透明導電フィルム。
【0014】(2)導電性微粒子が錫ドープ酸化インジ
ウム(ITO)微粒子である、上記透明導電フィルム。
【0015】(3)ヘイズ値が1〜10%である、上記
透明導電フィルム。
【0016】(4)タッチパネルに用いる、上記透明導
電フィルム。
【0017】(5)面発熱体に用いる、上記透明導電フ
ィルム。
【0018】(6)無機エレクトロルミネッセンス用電
極に用いる、上記透明導電フィルム。
【0019】(7)太陽電池用電極に用いる、上記透明
導電フィルム。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0021】本発明の透明導電フィルムは、支持体上
に、導電性微粒子を含有する導電層を形成してなる。導
電性微粒子としては特に限定されるものでないが、錫ド
ープ酸化インジウム(ITO)微粒子が好ましく用いら
れる。本発明では「導電層中に錫ドープ酸化インジウム
(ITO)微粒子などの導電性微粒子を含有する」こと
から、導電層中に例えばITOの結晶膜が生成されてい
る態様のものなどは本発明に含まれない。導電層の厚さ
は特に限定されるものでなく、透明導電フィルムとして
の用途、目的等によって一概にいえるものでないが、
0.1〜10μm程度が好ましい。
【0022】支持体としては、特に限定されることな
く、樹脂フィルム、ガラス、セラミックス等の各種のも
のを用いることができるが、透明性が高く、可撓性のも
のが好ましい。これらの点から樹脂フィルムが好ましく
用いられる。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)等のポリエステルフィル
ム、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン
フィルム、ポリカーボネートフィルム、アクリルフィル
ム、ノルボルネンフィルム(JSR(株)製「アート
ン」、等)等が挙げられる。中でもPETフィルムが特
に好ましい。なお、支持体の厚さは、特に限定されるも
のでないが、10〜200μm程度のものが好ましい。
【0023】上記構成の本発明透明導電フィルムは、そ
の表面電気抵抗値が10〜10Ω/□、可視光透過率
が75%以上であるという特性を有する。
【0024】本発明では、表面電気抵抗値を三菱油化
(株)製Loresta AP(MCP−T400)、
またはコペル電子(株)製MODEL 717Bを用い
て測定した。測定サンプルは導電フィルムを5cm×5
cmの大きさに切り出して用いた。
【0025】また、可視光透過率は、測定すべき対象に
ついて分光光度計により可視光領域の透過率を測定して
得た値である。本発明における上記可視光透過率は、導
電層と支持体とを含む導電フィルム全体としての可視光
透過率を示す。
【0026】上記可視光透過率は、より好ましくは80
%以上である。なお、上限は95%程度である。
【0027】また上記本発明の透明導電フィルムは、好
ましくはヘイズ値が1〜10%であり、より好ましくは
1〜5%である。ここでヘイズ値(曇値)とは、光源か
らの全光線透過率に対し直進光線を除いた拡散光線の透
過率の割合をいう。したがってヘイズ値が低くなればそ
れだけ透明性が高くなる。ヘイズ値はJIS K 71
05に規定される下記数1式によ求めることができる。
【0028】
【数1】H=Td/Tt (ただし、Hはヘイズ、Ttは全光線透過率、Tdは拡
散透過率を示す) 上記のような特性を有する本発明透明導電フィルムとし
ては、例えば、支持体上に、ITO微粒子等の導電性微
粒子を含有する層を圧縮して得られる導電性微粒子圧縮
層を形成してなるものが好ましい態様として例示される
が、上記態様に限定されるものでないことはもちろんで
ある。
【0029】本発明透明導電フィルムの製造は、特にそ
の製造方法が限定されるものでないが、例えば以下の方
法により好ましく製造される。
【0030】すなわち、導電性微粒子を分散した塗料を
支持体上に塗布、乾燥して導電性微粒子含有層を形成し
た後、該導電性微粒子含有層を圧縮して導電性微粒子圧
縮層を得ることを含む、透明導電性フィルムの製造方法
である。
【0031】導電性微粒子としては、本発明では錫ドー
プ酸化インジウム(ITO)微粒子が好ましく用いられ
るが、これ以外にも、導電フィルムの透明性を大きく損
なわず、本発明効果を損なわない範囲内で、任意の導電
性微粒子を用いることができる。例えば酸化錫、酸化イ
ンジウム、酸化亜鉛、酸化カドミウム、アンチモンドー
プ酸化錫(ATO)、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、
アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)等の導電性無機
微粒子を好ましく用いることができる。あるいは、有機
質の導電性微粒子を用いてもよい。これら微粒子の粒子
径は、導電フィルムの用途に応じて必要とされる散乱の
度合いにより異なり、また、粒子の形状により異なり一
概にはいえないが、一般に1μm以下であり、0.5μ
m以下が好ましく、5〜100nmがより好ましい。
【0032】導電性微粒子を分散する液体(分散媒)と
しては、特に限定されることなく、公知の各種分散媒を
用いることができる。例えば、ヘキサン等の飽和炭化水
素類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のア
ルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジイソブチルケトン等のケトン類;酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類;
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン
(NMP)、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド
類;エチレンクロライド、クロルベンゼン等のハロゲン
化炭化水素等を挙げることができる。なかでも極性を有
する分散媒が好ましく、特にメタノール、エタノール等
のアルコール類や、NMP等のアミド類などの水と親和
性のあるものは、分散剤を使用しなくても分散性が良好
であることから、好ましく用いられる。これら分散媒は
1種または2種以上を用いることができる。また、分散
媒の種類により、分散剤を用いてもよい。
【0033】分散媒として水も用いることができる。水
を用いる場合には、支持体が親水性である必要がある。
樹脂フィルムは通常、疎水性であるため水をはじきやす
く、均一な層が得られにくい。支持体が樹脂フィルムの
場合、水にアルコールを混合したり、あるいは支持体の
表面を親水性にする必要がある。
【0034】用いる分散媒の量は、特に制限されず、導
電性微粒子の分散液(塗料、導電性塗料)が塗布に適し
た適度な粘度を有するようにすればよい。具体的には、
導電性微粒子100重量部に対して分散媒100〜10
0,000重量部程度が好ましいが、導電性微粒子と分
散媒の種類に応じて適宜変更し得る。
【0035】導電性微粒子の分散媒中への分散は、例え
ばサンドグラインダーミル法など、公知の分散手段によ
り行うことができる。分散に際しては、導電性微粒子の
凝集をほぐすために、ジルコニアビーズ等のメディアを
用いることも好ましい。また、分散の際にゴミ等の不純
物が混入しないよう注意する。
【0036】導電性微粒子を分散した液(塗料)は、バ
インダー用の樹脂を、分散前の体積で表して、前記導電
性微粒子の体積を100としたとき、25未満の範囲で
用いるのが好ましく、より好ましくは20未満であり、
特に好ましくは3.7未満であり、最も好ましくは0で
ある。樹脂は、導電フィルムの散乱を少なくする作用が
あるが、一方で、導電フィルムの電気抵抗値を高くして
しまう。絶縁性の樹脂によって導電性微粒子どうしの接
触が阻害され、樹脂量が多い場合には微粒子どうしの接
触を妨げ、微粒子相互間の電子移動が阻害されるからで
ある。したがって、透明性の向上と導電性微粒子相互間
の導電性の確保の双方を考慮して、樹脂は上記体積範囲
内で用いるのが好ましい。
【0037】なお、上記導電性微粒子の体積とバインダ
ー樹脂の体積は、みかけの体積ではなく、真体積であ
る。真体積は、JIS Z 8807に基づきピクノメ
ーター等の機器を使用して密度を求め、(用いる材料の
重量)/(用いる材料の密度)から算出される。このよ
うに、樹脂の使用量を重量ではなく体積で規定するの
は、圧縮後に得られる導電層において、導電性微粒子に
対して樹脂がどのようにして存在するのかを考えた場合
により現実を反映するからである。
【0038】従来の塗布法においては、後述するような
本製造方法での塗膜への強い圧縮を行わないので、塗膜
の機械的強度を得るためにバインダーとしての樹脂を多
く含有させる必要があった。バインダーとしての役割を
果たし得る量の樹脂を含むと、導電性微粒子同士の接触
がバインダーにより阻害され、微粒子間の電子移動が阻
害され導電性が低下する。
【0039】なお、上記樹脂としては、特に限定される
ことなく、透明性に優れる熱可塑性樹脂またはゴム弾性
を有するポリマーを、1種または2種以上を混合して用
いることができる。樹脂の例としては、フッ素系ポリマ
ー、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、再生セルロースジアセチルセルロース、
ポリ塩化ビニル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、SBR、ポリブタジエン、ポリエ
チレンオキシド等が挙げられる。
【0040】フッ素系ポリマーとしては、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、
フッ化ビニリデン−三フッ化エチレン共重合体、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体、プロピレン−テ
トラフルオロエチレン共重合体等が挙げられる。また主
鎖の水素をアルキル基で置換した含フッ素系ポリマーも
用いることができる。樹脂の密度が大きいものほど、用
いる量が増大してもそれに比して体積の増大がみられな
いことから、本発明の要件を満たしやすい。
【0041】導電性微粒子の分散液には、導電性を損な
わない範囲内で、各種添加剤を配合してもよい。これら
添加剤としては、例えば紫外線吸収剤、界面活性剤、分
散剤等が挙げられる。
【0042】次いで、上記導電性微粒子の分散液(塗
料)を支持体上に塗布、乾燥し、導電性微粒子含有層を
形成する。
【0043】上記支持体上への導電性微粒子分散液(塗
料)の塗布は、特に限定されることなく、公知の方法に
より行うことができる。例えばリバースロール法、ダイ
レクトロール法、ブレード法、ナイフ法、エクストルー
ジョンノズル法、カーテン法、グラビアロール法、バー
コート法、ディップ法、キスコート法、スクイズ法など
の塗布法によって行うことができる。また、噴霧、吹き
付けなどにより、支持体上へ分散液を付着させることも
可能である。
【0044】乾燥温度は分散に用いた分散媒の種類によ
るが、10〜150℃程度が好ましい。10℃未満では
空気中の水分の結露が起こりやすく、一方、150℃を
超えると樹脂フィルム(支持体)が変形する場合があ
る。また、乾燥の際に不純物が前記微粒子の表面に付着
しないように注意する。
【0045】塗布、乾燥後の導電性微粒子含有層の厚み
は、次工程の圧縮条件や、最終的に得られる導電フィル
ムの用途にもよるが、0.1〜10μm程度とすればよ
い。
【0046】このように、導電性微粒子を分散媒に分散
させて塗布し、乾燥すると、均一な層を形成しやすい。
これら導電性微粒子の分散液を塗布して乾燥させると、
分散液中にバインダーが存在しなくても微粒子は層を形
成する。バインダーを含有しなくとも層を形成すること
ができる理由は必ずしも明確ではないが、乾燥させて塗
膜中の液が少なくなってくると、毛管力のため、微粒子
が互いに集まり、さらに、微粒子であるということは比
表面積が大きく凝集力も強いことから、層が形成される
のではないかと考えられる。しかしながら、この段階で
の層の強度は弱い。また、導電フィルムにおいては抵抗
値が高く、抵抗値のばらつきも大きい。
【0047】次に、形成された導電性微粒子含有層を圧
縮し、導電性微粒子圧縮層を得る。圧縮することによ
り、塗膜の強度を向上させることができる。すなわち、
圧縮することで導電性微粒子相互間の接触点がふえて接
触面が増加し、このため塗膜強度が上がる。微粒子はも
ともと凝集しやすい性質があるので圧縮することで強固
な層となる。導電フィルムにおいては、塗膜強度が上が
るとともに、電気抵抗が低下する。
【0048】圧縮は、支持体に形成された層に対し、4
4N/mm以上の圧縮力で行うことが好ましく、より
好ましくは135N/mm以上であり、特には180
N/mm以上である。44N/mm未満では導電性
微粒子含有層を十分に圧縮することができず、導電性に
優れた導電フィルムが得られ難い。圧縮力が高いほど塗
膜強度が向上し、支持体との密着性が向上する。導電フ
ィルムにおいては、より導電性に優れたフィルムが得ら
れ、また、塗膜の強度が向上し、塗膜と支持体との密着
性も強固となる。圧縮力を高くするほど装置に要求され
る耐圧も上がるでの、一般には1000N/mmまで
の圧縮力が適当である。また、圧縮を常温(15〜40
℃)付近の温度で行うことが好ましい。常温付近の温度
における圧縮操作は、本発明の利点の一つである。
【0049】圧縮手段は、特に限定されるものでなく、
シートプレス、ロールプレス等により行うことができる
が、ロールプレス機を用いて行うのが好ましい。ロール
プレスは、ロールとロールの間に圧縮すべきフィルムを
挟んで圧縮し、ロールを回転させる方法である。ロール
プレスは均一に高圧がかけられ、また、ロール・トゥー
・ロールで生産できることから生産性に優れ好適であ
る。
【0050】ロールプレス機のロール温度は常温(15
〜40℃)が好ましい。加温した雰囲気やロールを加温
した圧縮(ホットプレス)では、圧縮圧力を強くすると
樹脂フィルムが伸びてしまう等を不具合を生じる。加温
下で支持体の樹脂フィルムが伸びないようにするため、
圧縮圧力を弱くすると、塗膜の機械的強度が低下する。
導電フィルムにおいては、塗膜の機械的強度が低下し、
電気抵抗が上昇する。微粒子表面の水分の付着をできる
だけ少なくする必要があるような場合、雰囲気の相対湿
度を下げるために加温した雰囲気でもいいが、フィルム
が容易に伸びてしまわない温度範囲内とする。一般には
ガラス転移温度(二次転移温度)以下の温度範囲が好ま
しい。湿度の変動を考慮して、要求される湿度になる温
度より少し高めの温度にすればよい。ロールプレス機で
連続圧縮した場合、発熱によりロール温度が上昇しない
ように温度調節することも好ましい。
【0051】なお、樹脂フィルムのガラス転移温度は、
動的粘弾性を測定して求められ、主分散の力学的損失が
ピークとなる温度をさす。例えば、PETフィルムにつ
いてみると、そのガラス転移温度はおよそ110℃前後
である。
【0052】ロールプレス機のロールは、強い圧力をか
けることができるという点から金属ロールが好適であ
る。また、ロール表面が柔らかいと圧縮時に機能性微粒
子がロールに転写することがあるので、ロール表面を硬
質膜で処理することが好ましい。
【0053】このようにして、導電性微粒子の圧縮層が
支持体上に形成される。導電性微粒子圧縮層の膜厚は、
用途にもよるが、0.1〜10μm程度とすればよい。
上記導電性微粒子の圧縮層は、分散液作成の際に用いら
れた導電性微粒子と樹脂との体積比に応じて、導電性微
粒子の体積を100としたとき、25未満の体積の樹脂
を含むのが好ましい。また、10μm程度の厚い圧縮層
を得るために、導電性微粒子の分散液の塗布、乾燥、圧
縮の一連の操作を繰り返し行ってもよい。さらに、本発
明において、支持体の両面に導電層を形成することもも
ちろん可能である。このようにして得られる透明導電層
は、優れた導電性を示し、従来のような多量のバインダ
ー樹脂を用いずに作製したにもかかわらず実用上十分な
膜強度を有し、支持体との密着性にも優れる。
【0054】なお、本発明導電フィルムには、所望によ
り導電層上に保護層としてのハードコート層を設けても
よい。ハードコート層はハードコート剤を必要に応じて
溶剤を溶解した液を導電層上に塗布、乾燥して硬化させ
ることにより形成することができる。
【0055】ハードコート剤としては、特に制限される
ことなく、公知の各種ハードコート剤を用いることがで
きる。例えば、シリコーン系、アクリル系、メラミン系
等の熱硬化型ハードコート剤を用いることができる。こ
れらの中でも、シリコーン系ハードコート剤は、高い硬
度が得られる点で優れている。
【0056】また、不飽和ポリエステル樹脂系、アクリ
ル系等のラジカル重合性ハードコート剤、エポキシ系、
ビニルエーテル系等のカチオン重合性ハードコート剤等
の紫外線硬化型ハードコート剤を用いてもよい。紫外線
硬化型ハードコート剤は、硬化反応性等の製造性の点か
ら好ましい。これらの中でも、硬化反応性、表面硬度を
考慮すると、アクリル系のラジカル重合性ハードコート
剤が望ましい。
【0057】本発明の導電フィルムは、タッチパネル、
面発熱体、無機エレクトロルミネッセンス用電極、太陽
電池用電極等に特に好適に用いられる。
【0058】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。
【0059】なお、以下の実施例において、各特性評価
は以下の方法により行った。
【0060】[表面電気抵抗]三菱油化(株)製Lor
esta AP(MCP−T400)を用いて測定し
た。測定サンプルは導電層を5cm×5cmの大きさに
切り出して作成した。
【0061】[非接触型電気抵抗]導電層上にハードコ
ート層を設けたものについて行った。コペル電子(株)
製MODEL 717Bを使用し、検出コイル部のギャ
ップに測定サンプルを挿入し測定を行った。
【0062】[90度ピール試験]導電膜と支持体との
密着性、および導電膜の強度を評価するため、90度ピ
ール試験を行った。図1を参照して説明する。
【0063】支持体(1b)の一方の面に導電膜(1
a)を形成し、該導電膜が形成された面と反対側の面に
両面テープ(2)を貼り、これを大きさ25mm×10
0mmに切り出したものを試験用サンプル(1)とし
た。この試験用サンプル(1)の両面テープ面側をステ
ンレス板(3)上に貼着し、さらに、試験用サンプル
(1)が剥がれないようにその長手方向両端に固定用セ
ロハンテープ(4)を貼った(図1(a))。
【0064】次いで図1(b)に示すように、導電膜
(1a)面上に、セロハンテープ(幅12mm、日東電
工(株)製、No.29)(5)の一端を試験用サンプ
ル(1)の長辺と平行になるように貼り付けた。セロハ
ンテープ(5)と試験用サンプル(1)との張付面の長
さは50mmであった。セロハンテープ(5)の他端を
張力計(6)に取付け、セロハンテープ(5)の貼付面
と非貼付面(5a)とのなす角が90度になるようにセ
ットした。次いで張力計(6)により、セロハンテープ
(5)を100mm/分の速度で引っ張って剥がした。
このときテープ(5)を剥がす速度と試験用サンプル
(1)を貼り付けたステンレス板(3)が同じ速度で移
動するようし、セロハンテープ(5)の非貼付面(5
a)と試験用サンプル(1)面とが常に90°となるよ
うにした。張力計(6)にて剥がすときに要した力
(F)を計測した(図1(b))。
【0065】試験後、剥がされた導電膜表面とセロハン
テープ表面を調べた。両方の表面に粘着剤がある場合
は、導電膜が破壊されたのではなく、セロハンテープの
粘着剤層が破壊されたこと、すなわち、粘着剤の強度が
剥がすときに要した力(F)の値であったということに
なり、導電膜の強度はその値(F)以上となる。
【0066】本試験においては、粘着剤の強度上限が6
N/12mmであるため、評価結果として6N/12m
mと表示したものは、上記のように両方の表面に粘着剤
がある場合は、密着性と導電膜の強度が6N/12mm
以上であることを表す。これより小さい値の場合は、導
電膜表面に粘着剤がなくセロハンテープ表面に導電膜が
一部付着しており、その値において、導電膜中で破壊が
生じたことを表す。
【0067】[可視光透過率]分光光度計(日本分光
(株)製、V−570)に積分球(日本分光(株)製)
を組み合わせて、透明導電フィルムの可視光領域の透過
率を測定し、JIS R3106に準じて可視光透過率
を求めた。
【0068】[ヘイズ]JIS K 7105に準拠
し、ヘイズメーター(TC−H3 DPK型:東京電色
(株)製)を用いて透明導電フィルムのヘイズ値を測定
した。
【0069】(実施例1)平均一次粒径20nm以下の
ITO微粒子(「SUFP−HX」、住友金属鉱山
(株)製)100重量部にエタノール300重量部を加
え、メデイアをジルコニアビーズとして分散機にて分散
した。得られた分散液(塗布液)を50μm厚のPET
フィルム上に、バーコーターを用いて塗布し、50℃の
温風を送って乾燥し、ITO含有塗膜を形成した。IT
O含有塗膜の厚みは約1.7μmであった。
【0070】次にこれをロールプレス機を用いて、上記
フィルムを、フィルム幅方向の単位長さあたりの圧力6
60N/mm、単位面積あたりの圧力347N/m
、5m/分の送り速度で圧縮し、圧縮されたITO
フィルムを得た。圧縮後のITO含有塗膜の厚みは約
1.1μmであった。
【0071】圧縮されたITOフィルムについて、上記
に示す評価方法により特性評価を行ったところ、表面電
気抵抗値230Ω/□、可視光透過率85%、ヘイズ値
2.2%であった。90度ピール試験の結果から塗膜強
度を算出したところ、塗膜強度は6N/12mm以上で
あった。
【0072】(実施例2)実施例1のITOフィルムの
ITO含有塗膜上に膜厚3.0μmのシリコーン系ハー
ドコート層(GE東芝シリコーン(株)製 トスガード
510)を設けた。
【0073】これについて非接触型電気抵抗による特性
評価を行ったところ、235Ω/□であった。可視光透
過率86%、ヘイズ値2.5%であった。90度ピール
試験の結果から塗膜強度を算出したところ、塗膜強度は
6N/12mm以上であった。なお、比較のため実施例
1のフィルムの非接触型電気抵抗による測定をしたとこ
ろ233Ω/□であった。
【0074】(実施例3〜6)実施例1において、塗膜
の厚み、圧縮力を変えた以外は、実施例1と同様にして
圧縮されたITOフィルムを作製し、それぞれ特性評価
を行った。結果を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】(比較例1)平均一次粒径20nm以下の
ITO微粒子(「SUFP−HX」、住友金属鉱山
(株)製)100重量部を、アクリル樹脂溶液(「MT
408−42」、固型分濃度(NV)=50%、大成化
工(株)製)100重量部と、メチルエチルケトン/ト
ルエン/シクロヘキサノン=1/1/1(重量比)の混
合溶剤400重量部で分散し、これを塗布液(ITO/
アクリル樹脂=2:1、NV=25%)として用い、こ
れを50μm厚のPETフィルム上に、バーコーターを
用いて塗布し、50℃の温風を送って乾燥し、ITO含
有塗膜を形成した。ITO含有塗膜の厚みは約2.3μ
mであった。
【0077】次にこれをロールプレス機を用いて、上記
フィルムを、フィルム幅方向の単位長さあたりの圧力6
60N/mm、単位面積あたりの圧力347N/m
、5m/分の送り速度で圧縮し、圧縮されたITO
フィルムを得た。圧縮後のITO塗膜(導電層)の厚み
は約1.6μmであった。
【0078】圧縮されたITOフィルムについて、上記
に示す評価方法により特性評価を行ったところ、表面電
気抵抗値3.5×10Ω/□、可視光透過率86%、
ヘイズ値2.2%であった。90度ピール試験の結果か
ら塗膜強度を算出したところ、塗膜強度は6N/12m
m以上であった。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、表
面電気抵抗値が低く、かつ可視光透過率が高く透明性に
優れた、支持体とその上に設けた導電層を含む透明導電
フィルムが得られる。本発明の透明導電フィルムは、タ
ッチパネル、面発熱体、無機エレクトロルミネッセンス
用電極、太陽電池用電極等に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における90度ピール試験を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 試験用サンプル 1a 導電膜 1b 支持体 2 両面テープ 3 ステンレス板 4 固定用セロハンテープ 5 セロハンテープ 5a セロハンテープ非貼付面 6 張力計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA62 GA63 GA64 HA04 NA25 PA07 4F100 AA33A AA33H AK01B AK42 AK52 AR00A BA02 BA03 CA21A EH46 EJ19 GB41 JG01A JG04 JN01 JN02 YY00 5G307 FA01 FA02 FB01 FC09 FC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性微粒子を含有する導電層を支持体
    上に形成した透明導電フィルムであって、表面電気抵抗
    値が10〜10Ω/□、可視光透過率が75%以上で
    ある透明導電フィルム。
  2. 【請求項2】 導電性微粒子が錫ドープ酸化インジウム
    (ITO)微粒子である、請求項1記載の透明導電フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 ヘイズ値が1〜10%である、請求項1
    または2記載の透明導電フィルム。
  4. 【請求項4】 タッチパネルに用いる、請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の透明導電フィルム。
  5. 【請求項5】 面発熱体に用いる、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の透明導電フィルム。
  6. 【請求項6】 無機エレクトロルミネッセンス用電極に
    用いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明導電
    フィルム。
  7. 【請求項7】 太陽電池用電極に用いる、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の透明導電フィルム。
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