JP2001331497A - 生地情報管理装置、生地情報検索方法及び記録媒体 - Google Patents

生地情報管理装置、生地情報検索方法及び記録媒体

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JP2001331497A
JP2001331497A JP2000147004A JP2000147004A JP2001331497A JP 2001331497 A JP2001331497 A JP 2001331497A JP 2000147004 A JP2000147004 A JP 2000147004A JP 2000147004 A JP2000147004 A JP 2000147004A JP 2001331497 A JP2001331497 A JP 2001331497A
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cloth
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Toray Systems Center Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の生地に類似する所望の生地を生地デー
タベースから抽出することを容易に行えるようにする。 【解決手段】 特定の生地の開発に際して基礎となった
親生地の生地IDを特定の生地の生地情報に家系情報と
して付加して生地データベース(DB)に登録しておき、
設定された検索条件に合致する生地を生地DBから検索
した結果に対し、特定の生地の親族生地の検索がクライ
アントから指示された場合に、サーバにおいて、特定の
生地の家系情報(親生地の生地ID)を取り込み、該当
する生地情報を検索して抽出した生地情報を記憶し(200
〜204)、予め設定された検索範囲内の検索が完了する迄
の間、基準となる生地を基礎にして開発された子生地、
又は基準となる生地の親生地を検索することを繰り返し
(206〜220)、検索結果をクライアントへ配信する(222,2
24)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生地情報管理装置、
生地情報検索方法及び記録媒体に係り、特に、指定され
た生地に類似の生地を検索するための生地情報検索方
法、該生地情報検索方法が適用された生地情報管理装
置、及びコンピュータによって前記生地情報検索方法を
実現するためのプログラムが記録された記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衣服の生地は衣服のイメージを決定する
重要な要素であるが、生地を新規に開発するには膨大な
コスト・工数が必要となる。このため、既存の生地を生
地データベース(生地DB)に記憶しておき、衣服を新
たにデザインするに際しては、生地DBに対し、デザイ
ナーがイメージしている生地又は該生地に類似の生地が
存在しているか否かを検索し、デザイナーがイメージし
ている生地が存在していれば、該既存の生地を用いて前
記衣服を製造し、類似の生地が存在していれば既存の類
似の生地を基礎に、例えば糸使い等を変更して新たな生
地を開発することが行われている。
【0003】また、生地の種類数は膨大であるため、デ
ザイナーがイメージしている生地や該生地に類似の生地
の検索を容易に行えるように、生地DBには、生地に関
する様々な属性情報が生地の画像を表す画像データに対
応付けて登録されており、検索条件として任意の属性情
報(例えば糸使いや織・編組織等)を指定して生地を検
索することも可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生地の
検索は、検索対象の生地(所望の生地)が抽出されるよ
うに検索条件を指定して検索を行い、所望の生地が抽出
されなかった場合には、抽出された生地に含まれている
所望の生地に類似の生地に基づいて、所望の生地が抽出
されるように検索条件を変更・調整して繰り返し検索を
行うことによって成されるが、所望の生地が抽出される
ように検索条件を設定するためには経験及び熟練が要求
されるという問題がある。
【0005】例えば抽出された類似の生地に基づいて糸
使い又は織、編組織が同一の生地という検索条件で検索
を行ったとしても、前記類似の生地と所望の生地の糸使
い又は織、編組織が相違しているために所望の生地が検
索されなかったり、逆に、検索条件に合致する生地とし
て多数種の生地が抽出されることで所望の生地の抽出に
多大な時間がかかることが頻繁に発生していた。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、特定の生地に類似する所望の生地を生地データベー
スから抽出することを容易に行うことができる生地情報
管理装置、生地情報検索方法及び記録媒体を得ることが
目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る生地情報管理装置は、複数
種の生地の情報が登録された生地データベースを記憶す
る記憶手段と、特定の生地の開発に際して基礎となった
親生地、又は前記生地を基礎にして開発された子生地を
識別するための識別情報を、前記生地データベースに情
報が登録されている生地に対して設定する設定手段と、
指定された生地に類似の生地として、前記指定された生
地の親生地又は子生地を、前記設定手段によって設定さ
れた識別情報に基づき、前記生地データベースから検索
する検索手段と、を含んで構成されている。
【0008】請求項1記載の発明では、複数種の生地の
情報が登録された生地データベースを記憶する記憶手段
が設けられている。なお、この生地データベースに登録
される単一の生地の情報は、例えば生地の画像を表す画
像データを含むことができ、更に、生地の属性を表す属
性情報(例えば個々の生地を識別するための生地ID、
生地の開発又は製造に関係する関係者(会社/担当)、
生地の開発コンセプト、生地の感性特性、生地の機能特
性、生地の仕上げ基本情報、生地の評価結果、生地の生
機基本情報、生地の原料情報、生地の検査結果、生地の
性量データ、生地の物性データ、生地の堅牢度データ、
あいまい語検索の条件の少なくとも1つ)を含むことも
できる。また記憶手段としては、例えばハードディスク
や光ディスク、光磁気ディスク等の大容量の記憶媒体を
用いることができる。
【0009】ところで、新たな生地の開発は、開発対象
の生地に類似している既存の生地を選択し、選択した生
地を基礎に、その一部(例えば糸使い等)を変更するこ
とが行うことが殆どであるので、或る生地と該生地の開
発に際して基礎となった生地(以下、この関係を親子関
係と称する)は類似している生地であることが殆どであ
る。
【0010】上記に基づき請求項1記載の発明では、特
定の生地の開発に際して基礎となった親生地、又は前記
生地を基礎にして開発された子生地を識別するための識
別情報を、生地データベースに情報が登録されている生
地に対して設定する設定手段が設けられており、検索手
段は、指定された生地に類似の生地として、指定された
生地の親生地又は子生地を、設定手段によって設定され
た識別情報に基づき生地データベースから検索するの
で、所望の生地に類似する生地を指定して類似生地の検
索を指示すれば、指定した生地の親生地又は子生地が検
索され、生地データベースから高い確率で所望の生地が
抽出されることになる。
【0011】なお、設定手段及び検索手段は、例えばコ
ンピュータが所定のプログラムを実行することで実現さ
れる構成を採用することができる。また、生地の指定は
入力手段(例えばキーボード等の情報入力手段やマウス
等のポインティング手段)を介して行われるように構成
することができる。
【0012】このように、請求項1記載の発明では、生
地データベースに登録されている各生地が指定された生
地と親子関係か否かに基づいて類似生地の検索を行うの
で、検索条件が設定されなくても、指定された生地に類
似する生地を検索することができ、所望の生地を高い確
率で抽出することができる。また、検索条件の設定精度
によって検索精度が左右されることもない。従って、請
求項1記載の発明によれば、特定の生地に類似する所望
の生地を生地データベースから抽出することを容易に行
うことができる。
【0013】なお、設定手段による識別情報の設定は、
例えば本発明に係る記憶手段と別に設けた記憶手段に識
別情報を記憶させることで行うようにしてもよいが、こ
の態様では識別情報と各生地の情報とを対応付ける情報
を併せて記憶させる必要があることを考慮すると、請求
項2に記載したように、生地データベースに新たな生地
の情報が新規登録される際に、新たな生地についての識
別情報を新規登録される情報に付加することで識別情報
を設定することが好ましい。
【0014】これにより、設定手段によって設定された
識別情報は、新たな生地の情報と対応されて(例えば同
一レコードの情報として)生地データベースに登録され
ることになるので、識別情報と生地の情報とを対応付け
するために新たな情報を記憶する必要がなくなり、生地
データベース等の情報を記憶するために必要とされる記
憶容量を削減することができる。
【0015】また、指定された生地と所望の生地とが常
に直接の親子関係にあるとは限らないことを考慮する
と、請求項3に記載したように、検索手段は、指定され
た生地の親生地又は子生地を検索した後に、検索した生
地の親生地又は子生地を更に検索することを所定回繰り
返すことで、指定された生地に類似の生地を所定の複数
世代に亘って検索することが好ましい。
【0016】請求項3記載の発明では、指定された生地
に類似の生地を所定の複数世代に亘って検索するので、
指定された生地と所望の生地とが直接の親子関係にない
場合(例えば所望の生地が、指定された生地を基礎にし
て開発された生地と親子関係にある等のように、間接的
な親子関係にある場合)にも、生地データベースから所
望の生地を抽出することができる。
【0017】なお、特に請求項3記載の発明のように、
類似の生地を複数世代に亘って検索する等の場合には、
生地データベースから多数種の生地が抽出される可能性
があるので、所望の生地の属性に応じて検索条件を更に
設定可能とし、検索手段を、指定された生地(又は検索
した生地)の親生地又は子生地で、かつ設定された検索
条件を満足する生地のみを検索するように構成すること
が望ましい。これにより、生地データベースからの所望
の生地の抽出に要する時間を短縮することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記生地情報管理装置は、サーバ・コンピ
ュータと、該サーバ・コンピュータと通信回線を介して
接続されたクライアント・コンピュータを含んだ構成に
よって実現され、前記記憶手段及び前記設定手段は前記
サーバ・コンピュータに設けられ、前記検索手段は、サ
ーバ・コンピュータに設けられ、前記クライアント・コ
ンピュータから指定された生地に類似の生地を検索し、
検索結果をクライアント・コンピュータへ配信する第1
検索手段と、クライアント・コンピュータに設けられ、
類似の生地を検索すべき生地をサーバ・コンピュータに
対して指定すると共に、サーバ・コンピュータから配信
された検索結果をクライアント・コンピュータに設けら
れた表示手段に表示する第2検索手段と、から構成され
ていることを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明に係る生地情報管理装
置は、サーバ・コンピュータと、該サーバ・コンピュー
タと通信回線を介して接続されたクライアント・コンピ
ュータを含んだ構成によって実現される。上記構成によ
り、サーバ・コンピュータとクライアント・コンピュー
タが通信回線を介して通信を行うことができる。なお、
前記通信回線は、例えばインターネット等の通信網を含
んで構成することが特に好ましい。これにより、インタ
ーネットに接続された任意のコンピュータを、本発明に
係るクライント・コンピュータとして用いることが可能
となる。
【0020】サーバ・コンピュータとしては、例えばワ
ークステーションを適用することができ、クライアント
・コンピュータとしては、例えばパーソナル・コンピュ
ータを適用することができる。請求項4記載の発明で
は、記憶手段及び設定手段がサーバ・コンピュータに設
けられているので、記憶手段に記憶される生地データベ
ースはサーバ・コンピュータ側で一元管理されることに
なる。
【0021】また、請求項4記載の発明では、検索手段
がサーバ・コンピュータに設けられた第1検索手段と、
クライアント・コンピュータに設けられた第2検索手段
と、から構成されており、第1検索手段は、クライアン
ト・コンピュータから指定された生地に類似の生地を検
索し、検索結果をクライアント・コンピュータへ配信
し、第2検索手段は、類似の生地を検索すべき生地をサ
ーバ・コンピュータに対して指定すると共に、サーバ・
コンピュータから配信された検索結果をクライアント・
コンピュータに設けられた表示手段に表示する。なお、
第1検索手段及び第2検索手段についても、例えばサー
バ・コンピュータ又はクライアント・コンピュータが所
定のプログラムを実行することで実現される構成を採用
することができる。
【0022】請求項4記載の発明では、第2検索手段以
外の機能を全てサーバ・コンピュータに設けることにな
るので、クライアント・コンピュータに設けられている
記憶手段に生地データベースを記憶することで使用可能
な記憶領域が大幅に縮小されることを回避できると共
に、クライアント・コンピュータに加わる負荷を軽減す
ることができる。また、クライアント・コンピュータに
設けられる第2検索手段は既存のブラウザで構成するこ
とも可能であるので、クライアント・コンピュータに特
別なプログラムをインストールする必要もなくなる。
【0023】請求項5記載の発明に係る生地情報検索方
法は、特定の生地の開発に際して基礎となった親生地、
又は前記生地を基礎にして開発された子生地を識別する
ための識別情報を、記憶手段に記憶された生地データベ
ースに情報が登録されている生地に対して設定してお
き、類似の生地を検索すべき生地が指定されると、前記
指定された生地に類似の生地として、前記指定された生
地の親生地又は子生地を、前記識別情報に基づき前記生
地データベースから検索するので、請求項1記載の発明
と同様に、特定の生地に類似する所望の生地を生地デー
タベースから抽出することを容易に行うことができる。
【0024】請求項6記載の発明に係る記録媒体は、特
定の生地の開発に際して基礎となった親生地、又は前記
生地を基礎にして開発された子生地を識別するための識
別情報を、記憶手段に記憶された生地データベースに情
報が登録されている生地に対して設定しておく第1のス
テップ、類似の生地を検索すべき生地が指定されると、
前記指定された生地に類似の生地として、前記指定され
た生地の親生地又は子生地を、前記識別情報に基づき前
記生地データベースから検索する第2のステップ、を含
む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムが
記録されている。
【0025】請求項6記載の発明に係る記録媒体には、
上記第1及び第2のステップを含む処理、すなわち請求
項5に記載の生地情報検索方法をコンピュータによって
実現するためのプログラムが記録されているので、コン
ピュータが前記記録媒体に記録されたプログラムを読み
出して実行することにより、請求項5記載の発明と同様
に、特定の生地に類似する所望の生地を生地データベー
スから抽出することを容易に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本発明を適用
可能なコンピュータ・システム10が示されている。本
実施形態に係るコンピュータ・システム10は、多数台
のウエブ・サーバ12が通信回線を介して相互に接続さ
れて成るコンピュータ・ネットワーク14と、該コンピ
ュータ・ネットワーク14に接続された多数台のクライ
アント・コンピュータ16(図1では16A,16B,
16C…と表記)によって構成されている。
【0027】なお、本実施形態ではコンピュータ・ネッ
トワーク14としてインターネットを用いており、以下
ではコンピュータ・ネットワーク14をインターネット
14と称するが、コンピュータ・ネットワーク14とし
てLAN等の他のコンピュータ・ネットワークを適用し
ても良いことは言うまでもない。
【0028】クライアント・コンピュータ16は、パー
ソナル・コンピュータ(PC)18と、PC18の入出
力ポート26に接続される各種の入出力機器と、から構
成されている。PC18は、CPU20、ROM22、
RAM24及び入出力ポート26を備えており、これら
は互いにデータバス、制御バス、アドレスバス等から成
るバス28を介して互いに接続されている。
【0029】本実施形態では、前述した各種入出力機器
として、公衆電話回線等の通信回線14Aを介してイン
ターネット14に接続されたモデム30、CRT又はL
CDから成るディスプレイ32、キーボード34、マウ
ス36、プリンタ38、ハードディスク等の記録媒体を
含んで構成され記憶したプログラムやデータが読み出さ
れると共にデータが書き込まれる記憶装置40、及び、
CD−ROMからの情報の読み出しを行うCD−ROM
ドライバ42が入出力ポート26に各々接続されてい
る。なお、ディスプレイ32は表示手段に対応してお
り、キーボード34及びマウス36は入力手段に対応し
ている。
【0030】また、ウエブ・サーバ12は、ワークステ
ーション50と、ワークステーション50の入出力ポー
ト58に接続される各種の入出力機器と、から構成され
ている。ワークステーション50は基本的にはPC18
と同様の構成とされており、CPU52、ROM54、
RAM56及び入出力ポート58を備え、これらが互い
にデータバス、制御バス、アドレスバス等から成るバス
60を介して互いに接続されている。また入出力ポート
58には、前述した各種入出力機器として、インターネ
ット14内の通信回線に接続されたモデム62、CRT
又はLCDから成るディスプレイ64、キーボード6
6、マウス68、プリンタ70、及び、ハードディスク
等の大容量の記録媒体を含んで構成された記憶装置72
が各々接続されている。
【0031】また、インターネット14を構成する多数
のウエブ・サーバ12のうち、本発明に係る生地情報管
理装置のサーバ・コンピュータとして機能するウエブ・
サーバ12(以下、これを単にサーバ12という)に
は、図2に示すように、記憶装置72に生地データベー
ス(生地DB)74が記憶されている。このように、記
憶装置72は本発明に係る記憶手段に対応している。生
地DB74は、単一種の生地の情報(生地情報)を1レ
コードとし、多数のレコードに多数種の生地の生地情報
が各々登録されて構成されている。
【0032】次の表1にも示すように、生地情報は「テ
キスタイルNo」「関係者(会社/担当)」「開発コン
セプト」「感性特性」「機能特性」「仕上げ基本情報」
「評価結果」「生機基本情報」「原料情報」「検査結
果」「性量データ」「物性データ」「堅牢度データ」
「あいまい語」「家系情報」「画像情報」等の項目から
成り、各項目が各々多数種の情報から構成されている。
【表1】
【0033】なお「テキスタイルNo」は個々の生地を
識別するための情報(生地ID)であり、個々の生地毎
に異なる情報が設定され、生地情報の検索におけるプラ
イマリー・キーとして用いられる。また、表1にも示す
ように、「関係者(会社/担当)」には当該生地の製造
に係る関係者名等を表す情報が設定され、「開発コンセ
プト」には当該生地を開発した際のコンセプトを表す情
報が設定され、「感性特性」及び「機能特性」には当該
生地の特性を表す情報が設定され、「仕上げ基本情報」
には当該生地の品番等を表す情報が設定される。
【0034】また「評価結果」及び「検査結果」には当
該生地に対する評価又は検査の結果を表す情報が設定さ
れ、「生機基本情報」には当該生地の生機の品番等を表
す情報が設定され、「原料情報」には当該生地を構成す
る原糸に関する情報が設定され、「性量データ」「物性
データ」及び「堅牢度データ」には当該生地に関する各
種の物理量が設定され、「あいまい語」には、あいまい
語を検索キーとして生地情報を検索する際の検索条件を
規定する情報が設定される。
【0035】また「家系情報」は本発明に係る識別情報
に対応している。本実施形態では、「家系情報」とし
て、当該生地の開発に際して基礎となった親生地を識別
するための識別情報(具体的には生地ID)が設定され
る。
【0036】更に、本実施形態では個々の生地を表す画
像を複数種の表示形態で表示可能とされており、「画像
情報」には、個々の表示形態に対応して複数種の画像デ
ータが記憶される。なお、これらの画像データは、生地
を撮像することで得られた画像データであってもよい
し、生地を構成する糸や織り方に関する情報に基づいて
コンピュータで合成することによって得られた画像デー
タであってもよい。
【0037】サーバ12の記憶装置72には、生地DB
74に対し、生地IDをキーにして特定の生地情報を検
索したり、生地情報を新規登録したり、既に登録されて
いる生地情報を更新する等の管理処理を行うためのプロ
グラム、及び生地DB74に登録されている各種の情報
をインターネット14を経由してクライアント・コンピ
ュータ16へ配信する生地情報配信処理を行うためのプ
ログラムが予めインストールされている。これらのプロ
グラムはサーバ12の電源がオンされると、RAM56
にロードされてCPU52によって実行され、図2に示
す生地DB管理部76及び生地情報配信処理部78とし
て機能する。
【0038】一方、インターネット14に接続されてい
る多数のクライアント・コンピュータ16のうち、本発
明に係る生地情報管理装置のクライアント・コンピュー
タとして機能するクライアント・コンピュータ16(以
下、これを単にクライアント16という)の記憶装置4
0にはブラウザ(閲覧ソフト)がインストールされてい
る。このブラウザはクライアント16の電源が投入され
ている状態で実行が指示されると、RAM56にプログ
ラムがロードされてCPU20によって実行され、図2
に示すブラウザ80として機能する。
【0039】次に本実施形態の作用を説明する。サーバ
12は、ユーザに対して生地情報の配信等の各種サービ
スを提供するための生地情報配信ウエブサイトをインタ
ーネット14上に公開している。この生地情報配信ウエ
ブサイトは、図3に示すように多数のウエブページから
成り、これらが互いに関連付けされて構成されている。
生地情報配信ウエブサイトを構成する各ウエブページ
は、HTML(HyperText Markup Language)等の言語
で記述されたデータとしてサーバ12の記憶装置72に
各々記憶されている。
【0040】例として図6に示すように、生地情報配信
ウエブサイトのトップページ(ホームページ)は、生地
情報配信ウエブサイトによって提供可能な各種サービス
の名称がメニュー形式で一覧表示されている(図示省
略)が、図3には、トップページに名称が一覧表示され
た各種サービスのうち、生地情報の検索(ライブラリ検
索)又は生地情報の新規登録(ライブラリ・メインテナ
ンス)に関連するウエブページの名称と関係のみを示
す。
【0041】次に、新たな生地が開発され、開発された
生地の情報を生地DB74に新規登録する場合の処理に
ついて説明する。なお、本実施形態では説明を簡単にす
るために、ライブラリ・メインテナンスを選択すること
で実行可能な処理として、生地DB74への生地情報の
新規登録を例に説明するが、実際には、生地DB74に
既に登録されている特定の生地の生地情報の更新を行う
ことも可能とされている。
【0042】生地情報の新規登録を行う場合、ユーザ
は、まずクライアント16のマウス36等を操作してブ
ラウザ80を起動した後に、起動したブラウザ80に対
し、サーバ12の記憶装置72に記憶されている生地情
報配信ウエブサイトのトップページのURL(Uniform
Resouce Locator)を設定することでトップページをア
クセスする。
【0043】サーバ12では、クライアント16から何
らかのアクセスがあると図4に示す生地情報配信処理が
CPU52によって実行される。ステップ150では、
クライアント16からのアクセスが、生地情報配信ウエ
ブサイトを構成する何れかのウエブページへのアクセス
か否か判定する。この場合は生地情報配信ウエブサイト
のトップページへのアクセスであるので、ステップ15
0の判定が肯定されてステップ152へ移行し、アクセ
スされたページ(この場合は生地情報配信ウエブサイト
のトップページ)を依頼元のクライアント16へ配信す
る。
【0044】これにより、クライアント16のディスプ
レイ32には、生地情報配信ウエブサイトによって提供
可能な各種サービスの名称がメニュー形式で一覧表示さ
れたトップページがブラウザ80によって表示される。
生地DB74に生地情報を新規に登録する場合、ユーザ
はマウス36等を操作し「ライブラリ・メインテナン
ス」と表記されている箇所をクリックする。
【0045】上記の操作により、ライブラリ・メインテ
ナンスのトップページである生地情報新規登録ページの
URLがブラウザ80に自動的に設定され、生地情報新
規登録ページが自動的にアクセスされる。そして、サー
バ12のCPU52により、先に説明した生地情報配信
処理のステップ150,152が順に実行されること
で、サーバ12から依頼元のクライアント16へ生地情
報新規登録ページが配信され、クライアント16のディ
スプレイ32には、ブラウザ80により生地情報新規登
録ページが表示される。
【0046】生地情報新規登録ページは単一種の生地の
生地情報を新規に登録するためのページである。先に示
した表1からも明らかなように、生地情報は多数種の情
報から構成されているため、生地情報新規登録ページに
も、多数種の情報を入力するための多数の入力欄が各々
設けられており、生地情報新規登録ページのうちディス
プレイ32への表示範囲をスクロールさせることで、多
数種の情報の入力欄がディスプレイ32に順次表示され
るようになっている。
【0047】一例として図7には、生地情報新規登録ペ
ージの一部として、生地に関する各種情報のうち「感性
特性」に関連する各種の情報(「ドレープ性」「落ち
感」「ストレッチ性」「肉厚感」「重量感」「粗密性」
「光沢感」「表面感」「タッチ感」「質感」「ルック
ス」「ライク」「後加工−感性」)を入力するための入
力欄が表示されている状態を示す。
【0048】ディスプレイ32に生地情報新規登録ペー
ジが表示されると、ユーザはマウス36等を操作して表
示範囲をスクロールさせながら、キーボード66を操作
して生地情報を適宜入力する。なお、生地情報を構成す
る情報のうち生地IDについては複数種の生地に対して
同一の生地IDが付与されることがないように、サーバ
12によって自動的に付与されるので、ユーザが生地I
Dを入力する必要はない。また、生地情報を構成する多
数種の情報の殆どは、入力することが必須の情報ではな
く、生地情報の新規登録に際しては、生地情報を構成す
る多数種の情報のうちユーザが把握している情報のみが
入力される。
【0049】生地情報を構成する各種情報のうち「家系
情報」の入力について説明する。本実施形態では、或る
生地の開発に際して基礎となった親生地が有る場合に、
前記或る生地の「家系情報」として親生地の生地IDが
設定されるが、親生地の生地IDをユーザに入力させる
ようにした場合、ユーザが個々の生地の生地IDを把握
する必要があるので使い勝手が悪いという不都合が生ず
る。このため、本実施形態では「家系情報」の入力にあ
たり、親生地の生地情報を生地DB74から検索・抽出
するための検索条件をユーザに設定させる。
【0050】検索条件の設定及び生地情報の検索につい
ては後に詳述するが、図3に「ライブラリ検索ページ
群」と表記したように、「ライブラリ検索」と同様のウ
エブページ(検索メニュー表示ページ、各種の検索条件
設定ページの何れか)をクライアントに順次配信し、既
に表示されている生地情報新規登録ページと別にディス
プレイ32に表示させる(生地情報新規登録ページと別
のウインドウ内に表示させる)ことで、「通常検索」
「あいまい検索」「コンセプト検索」「設計・規格検
索」「全条件検索」の何れかの検索方法で親生地の生地
情報を検索するための検索条件を設定させる。
【0051】ユーザによって検索条件が設定されること
でクライアント16から検索条件を受信すると、生地D
B74に対し受信した検索条件に従って生地情報の検索
を行い、抽出された生地を表示するページをクライアン
ト16に配信してディスプレイ32に表示させ(ステッ
プ164〜170)、親生地に相当する生地をユーザに
選択させる。ユーザによって親生地に相当する生地が選
択されることで、選択された生地を特定する情報をクラ
イアント16から受信すると、サーバ12では生地情報
配信処理のステップ150,154,160の判定が各
々否定され(詳細は後述)、ステップ174でユーザに
よって選択された生地の生地IDを認識する。
【0052】ステップ176では選択された生地に対し
て行うべき処理の内容を判定する。この場合は家系情報
の設定であるので、ステップ176からステップ184
へ移行し、ステップ174で認識した生地IDを依頼元
(情報送信元)のクライアント16へ配信する。配信さ
れた生地IDはディスプレイ32に表示されている生地
情報新規登録ページ内の家系情報入力欄内に自動的に表
示される。これにより「家系情報」の入力が完了する。
【0053】生地情報新規登録ページの末尾には、入力
した生地情報の登録を指示するためのボタンが表示され
ており、生地情報の入力が完了すると、ユーザはマウス
36等を操作して前記ボタンをクリックすることで、入
力した生地情報の生地DB74への登録を指示する。こ
れにより、ユーザによって入力された生地情報がブラウ
ザ80によってサーバ12へ送信される。
【0054】クライアント16から情報を受信した場
合、サーバ12では、生地情報配信処理のステップ15
0の判定が否定されてステップ154へ移行し、クライ
アント16から受信した情報が生地DB74に新規に登
録すべき生地情報か否か判定する。判定が肯定された場
合(生地DB74に新規登録すべき生地情報を受信した
場合)にはステップ156へ移行し、生地情報を新規に
登録するための1レコード分の記憶領域を生地DB74
に確保する。そしてステップ158では、受信した生地
情報を、確保した生地DB74の記憶領域に記憶させ
る。
【0055】これにより、新たに開発された生地の生地
情報が生地DB74に新規に登録されることになる。ま
た、「家系情報」の入力も行われた場合には、入力され
た家系情報も併せて登録されることになる。この処理は
本発明の設定手段(詳しくは請求項2に記載の設定手
段)に対応している。
【0056】続いて、生地DB74に生地情報が登録さ
れている生地の中に、デザイナーがイメージしている生
地又は該生地に類似の生地(以下「所望の生地」と称す
る)が存在しているか否かを確認する等を目的として、
生地DB74に登録されている多数種の生地の生地情報
から、所望の生地の生地情報を検索・抽出する場合の処
理について説明する。
【0057】所望の生地の生地情報を検索・抽出する場
合、ユーザは、生地情報配信ウエブサイトのトップペー
ジにアクセスし、ディスプレイ32に表示されたトップ
ページのうち「ライブラリ検索」と表記されている箇所
をクリックする。上記の操作により、ライブラリ検索の
トップページである検索メニュー表示ページのURLが
ブラウザ80に自動的に設定され、検索メニュー表示ペ
ージが自動的にアクセスされる。そして、サーバ12の
CPU52により、先に説明した生地情報配信処理のス
テップ150,152が順に実行されることで、サーバ
12から依頼元のクライアント16へ検索メニュー表示
ページが配信され、クライアント16のディスプレイ3
2には、ブラウザ80により検索メニュー表示ページが
表示される。
【0058】本実施形態では、生地情報を検索するため
の検索方法として、生地の品番や生地の基本仕様等の情
報を検索キーとして検索を行うための「通常検索」、あ
いまい語等を検索キーとして検索を行うための「あいま
い検索」、生地の開発コンセプトに関連する情報を検索
キーとして検索を行うための「コンセプト検索」、生地
の設計・規格情報を検索キーとして検索を行うための
「設計・規格検索」、生地情報に含まれる任意の情報を
検索キーとして検索を行うための「全条件検索」が各々
用意されている。
【0059】検索メニュー表示ページは生地情報の検索
における検索方法を選択するためのページであり、例と
して図8に示すように、各種の検索方法の名称が一覧表
示されている。所望の生地の生地情報を検索する場合、
ユーザは、所望の生地に関して把握している属性や所望
の生地の特定に有効と思われる情報の種類等に基づいて
選択すべき検索方法を判断し、判断した検索方法の名称
が表記されている箇所をマウス36等を操作することで
クリックする。
【0060】検索方法の選択は、例えば所望の生地の情
報として前記生地に固有の情報(例えば品番等)を把握
している場合には「通常検索」を選択し、あいまい語
(例えば「ヒット商品」等)又は「機能特性」又は「評
価結果」又はこれらの組み合わせを検索キーとして検索
を行いたい場合には「あいまい検索」を選択し、「関係
者(会社/担当)」又は「開発コンセプト」又は「感性
特性」又はこれらの組み合わせを検索キーとして検索を
行いたい場合には「コンセプト検索」を選択し、「仕上
げ基本情報」又は「評価結果」又は「生機基本情報」又
は「原料情報」又は「検査結果」又は「性量データ」又
は「物性データ」又は「堅牢度データ」又はこれらの組
み合わせを検索キーとして検索を行いたい場合には「設
計・規格検索」を選択し、生地情報を構成する各種の情
報の任意の組み合わせを検索キーとして検索を行いたい
場合には「全条件検索」を選択する。
【0061】上記の操作により、選択された検索方法に
対応する検索条件設定ページ(図3に示す通常検索条件
設定ページ、あいまい検索条件設定ページ、コンセプト
検索条件設定ページ、設計・規格検索条件設定ページ及
び全条件検索条件設定ページの何れか)のURLがブラ
ウザ80に自動的に設定され、ユーザが選択した検索方
法に対応する検索条件設定ページが自動的にアクセスさ
れる。そして、サーバ12のCPU52により、生地情
報配信処理のステップ150,152が順に実行される
ことで、ユーザが選択した検索方法に対応する検索情報
設定ページがサーバ12から依頼元のクライアント16
へ配信され、クライアント16のディスプレイ32に
は、ブラウザ80により検索情報設定ページが表示され
る。
【0062】一例として、図9には通常検索条件設定ペ
ージを、図10にはあいまい検索条件設定ページを、図
11にはコンセプト検索条件設定ページの一部を、図1
2には設計・規格検索条件設定ページの一部を、図13
には全条件検索条件設定ページの一部を各々示す。これ
らのページには検索条件(検索キー)を入力するための
入力欄が各々設けられており、選択した検索方法に対応
する検索情報設定ページがディスプレイ32に表示され
ると、ユーザは、キーボード34等を操作して所望の生
地に関して把握している属性、或いは所望の生地の特定
に有効と思われる情報を検索条件として入力する。
【0063】また、前出の各種の検索条件設定ページの
最後には、入力した検索条件に合致する生地情報の検索
を指示するためのボタンが表示されており、検索条件の
入力が完了すると、ユーザはマウス36等を操作して前
記ボタンをクリックすることで、入力した検索条件に合
致する生地情報の検索を指示する。これにより、ユーザ
によって入力された検索条件を表す情報がブラウザ80
によってサーバ12へ送信される。
【0064】この場合、サーバ12では生地情報配信処
理のステップ150,154の判定が何れも否定されて
ステップ160へ移行し、クライアント16から生地情
報の検索が指示されたか否か判定する。クライアント1
6から受信した情報は検索条件を表す情報であり、該検
索条件に合致する生地情報の検索が指示されたと判断で
きるので、ステップ160からステップ162へ移行し
て指示された検索内容を判断し、検索内容の判断結果に
応じて分岐する。
【0065】指示された検索内容が「親族生地検索」以
外であれば、ステップ162からステップ164へ移行
して検索対象とする生地情報を認識する。通常の検索で
は生地DB74に登録されている全ての生地情報が検索
対象であるが、例えば生地情報の検索によって多数の生
地情報が抽出されたために対象を絞り込みたい等の理由
により、前回の検索に対して検索条件を追加して生地情
報の検索が再度指示された場合には、前回の検索で抽出
された生地情報が検索対象の生地情報となる。
【0066】次のステップ166では、クライアント1
6から受信した検索条件を表す情報に基づき、生地DB
74に登録されている検索対象の生地情報を順に読み出
し、読み出した生地情報を検索条件(受信した検索条
件、又は前回の検索で用いた検索条件に今回受信した検
索条件(今回追加された検索条件)を加えた検索条件)
と比較し、検索条件と合致していれば生地IDを記憶す
ることを繰り返すことで、検索条件に合致する生地情報
を検索・抽出する。
【0067】ステップ168では、ステップ166で記
憶した生地IDが付与された生地情報(検索条件に合致
する生地情報)を生地DB74から全て読み出し、読み
出した生地情報を一覧表示する生地画像一覧表示ページ
を作成し、作成した生地画像一覧表示ページを次のステ
ップ170で依頼元のクライアント16へ配信する。こ
れにより、クライアント16のディスプレイ32には、
例として図14に示すように、検索条件に合致する生地
情報の一部の項目(生地を表す画像、生地ID(テキス
タイルNo)、試作加工品番、織編物品名、試作生機品
番)が一覧表示された生地画像一覧表示ページが表示さ
れる。
【0068】なお、検索条件に合致する生地情報として
多数種の生地情報が抽出された場合には、生地画像一覧
表示ページのうちディスプレイ32への表示範囲をスク
ロールさせることで、多数種の生地情報がディスプレイ
32に順次表示されるようになっている。生地画像一覧
表示ページには、検索条件を追加するためのボタンが左
側に複数設けられており、検索条件に合致する生地情報
として多数種の生地情報が抽出された等の場合には、ユ
ーザがこれらのボタンをクリックして各種の検索条件設
定ページを再度表示させて検索条件を追加することで、
対象を絞り込むための検索を行わせることも可能とされ
ている。
【0069】また、生地画像一覧表示ページには、「タ
イル表示」と表記されたボタンが左側に設けられてお
り、これをクリックすることにより、例として図15に
示すように、検索条件に合致する生地情報に対応する生
地の画像(タイル画像)がマトリクス状に配置された生
地画像タイル表示ページを表示させることも可能とされ
ている。ディスプレイ32に表示された生地画像一覧表
示ページ又は生地画像タイル表示ページを参照すること
により、検索条件に合致する生地情報をユーザが容易に
把握することができる。
【0070】更に、生地画像一覧表示ページ及び生地画
像タイル表示ページには、個々の生地情報に対応して
「詳細」と表記されたボタンが設けられており、ユーザ
がマウス36等を操作して任意の生地情報に対応して設
けられている「詳細」ボタンをクリックすると共に生地
情報の詳細表示の表示形態を指示することで、任意の生
地情報の詳細を表示させることも可能とされている。本
実施形態では、生地情報の詳細表示の表示形態として、
例として図16に示すように生地情報を構成する各種情
報を全て表示する表示形態、例として図17に示すよう
に生地情報に対応する生地の平面画像を表示する表示形
態、例として図18に示すように生地情報に対応する生
地の接写画像を表示する表示形態、例として図19に示
すように生地情報に対応する生地の動画像を表示する表
示形態が用意されている。
【0071】ユーザが特定の生地情報を選択すると共に
表示形態を指定して生地情報の詳細表示を指示すると、
ユーザによって選択された生地情報及び指定された表示
形態を表す情報がブラウザ80によってサーバ12へ送
信される。上記の情報がサーバ12で受信されると、生
地情報配信処理のステップ150,154,160の判
定が各々否定され、ステップ174,176を経てステ
ップ178へ移行し、ステップ174で認識した生地I
Dが付与された生地情報(ユーザによって選択された生
地情報)を検索し、ステップ180では、ステップ17
8の検索によって抽出された生地情報を、指定された表
示形態で表示するページを作成し、作成したページを次
のステップ182で依頼元のクライアント16へ配信す
る。
【0072】これにより、クライアント16のディスプ
レイ32には、例として図16、図17、図18、図1
9の何れかに示すようなページが表示される。これらの
ページを参照することにより、選択した生地情報が所望
の生地の生地情報か否かを容易に確認することができ
る。
【0073】ところで、上記のように検索条件を指定し
て生地情報の検索を行わせた場合、所望の生地の生地情
報として、デザイナーがイメージしている生地に類似の
生地の生地情報は抽出されたものの、デザイナーがイメ
ージしている生地の生地情報そのものは抽出されなかっ
た等のように、目的とする生地の生地情報そのものは抽
出されないことも頻繁に生ずるが、このような場合に目
的とする生地の生地情報が検索されるように検索条件を
設定するには経験及び熟練が要求される。
【0074】一方、上記のような場合には、目的とする
生地が、前記類似の生地の開発に際して基礎となった親
生地であったり、前記類似の生地を基礎にして開発され
た子生地であったり、或いは類似の生地に対し、人間の
親族関係の親疎を測る単位である親等に換算して数親等
以内に相当する関係を有していることが多い(類似の生
地の親生地又は子生地であれば一親等)。このため、本
実施形態では上記のような関係を有する生地のグループ
を「親族生地」と称し、類似の生地から目的の生地を検
索するための新たな検索方法として、「家系情報」に基
づいて親族生地を検索する「親族生地検索」が用意され
ている。
【0075】「親族生地検索」は「家系情報」に基づい
て行われるため、例として図14に示すように、生地画
像一覧表示ページには、一覧表示されている各生地情報
のうち「家系情報」が記憶されている生地情報に対応し
て、親族生地検索処理の実行を指示するためのボタン
(「家系図」と表記された列上に配置されている「親族
生地」と表記されたボタン)が設けられている。目的の
生地に類似の生地の生地情報を発見した場合、ユーザ
は、類似の生地に対して親族生地検索処理を行うため
に、マウス36等を操作し、類似の生地に対応して設け
られているボタンをクリックすることで親族生地の検索
を指示する。
【0076】上記の操作により、親族生地の検索が指示
された生地を特定する情報がブラウザ80によってサー
バ12へ送信され(この処理は請求項4に記載の第2検
索手段に対応している)、サーバ12では、生地情報配
信処理のステップ150,154の判定が否定されると
共にステップ160の判定が肯定され、ステップ162
において、指示された検索内容が親族生地の検索である
と判断され、ステップ172へ移行して親族生地検索処
理を行う。この親族生地検索処理について、図5のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0077】ステップ200では、親族生地の検索対象
として指定された生地の家系情報(親生地の生地ID)
を取り込み、次のステップ202では、生地DB74に
対し、ステップ200で取り込んだ生地IDに対応する
生地情報を検索する。ステップ204では、ステップ2
02の検索によって抽出された生地情報をRAM56等
に一時記憶させる。次のステップ206では所定の検索
範囲の検索が完了したか否か判定する。
【0078】本実施形態では、親族生地として検索する
範囲を、例えば「親生地のみ」「子生地のみ」「一親等
以内の生地(親生地及び子生地)」「二親等以内の生
地」「親側は三親等の生地で子側は二親等の生地」等の
ように予め変更設定することが可能とされている。ステ
ップ206では親族生地として既に検索を行った生地の
親等と、予め設定された親族生地の検索範囲を比較し、
予め設定されている検索範囲内の親族生地の検索を完了
したか否か判定する。
【0079】例えば検索範囲が「親生地のみ」であった
場合には上記判定が肯定されるが、親生地以外の親族生
地も検索範囲になっていた場合には、ステップ206の
判定が否定されてステップ208へ移行し、次の検索対
象の生地は、基準となる生地(親族生地の検索対象とし
て指定された生地、又は親族生地として抽出された生
地)の親生地か子生地かを判定する。検索対象の生地が
基準となる生地の親生地であればステップ210へ移行
する。この場合、基準となる生地の「家系情報」に検索
対象の生地の生地IDが設定されているので、該生地I
Dを検索キーとして設定する。そしてステップ212で
は、生地DB74に対し、ステップ210で設定した検
索キーに対応する生地情報を検索した後にステップ21
8へ移行する。
【0080】一方、検索対象の生地が基準となる生地の
子生地であればステップ214へ移行する。この場合、
検索対象の生地の「家系情報」に基準となる生地の生地
IDが設定されている。このためステップ214では、
検索対象の生地の親生地(すなわち基準となる生地)の
生地IDを検索キーとして設定する。そして、ステップ
216では生地DB74に対し、検索キーとして設定し
た生地IDが「家系情報」として設定されている生地情
報を検索し、ステップ218へ移行する。
【0081】生地DB74に登録されている生地情報の
中には「家系情報」が設定されていない生地情報も存在
しているので、ステップ218では、ステップ212又
はステップ216の検索によって生地情報が抽出された
か否か判定する。判定が肯定された場合には、抽出され
た生地情報をRAM56等に一時記憶させ(ステップ2
20)た後にステップ206に戻り、ステップ218の
判定が否定された場合には、何ら処理を行うことなくス
テップ206に戻る。
【0082】ステップ206の判定が肯定される迄の
間、上述したステップ206〜220が繰り返されるこ
とにより、予め設定されている検索範囲内の親族生地が
複数世代に亘って全て検索されることになる。親族生地
の検索が完了することでステップ206の判定が肯定さ
れるとステップ222へ移行し、生地DB74から抽出
してRAM56等に一時記憶している全ての親族生地を
一覧表示する親族検索結果表示ページを作成する。そし
て、次のステップ170で作成した親族検索結果表示ペ
ージを依頼元のクライアント16へ配信する。なお、上
記の親族生地検索処理は本発明の検索手段(詳しくは請
求項3に記載の検索手段及び請求項4に記載の第1検索
手段)に対応している。
【0083】これにより、クライアント16のディスプ
レイ32には、例として図20に示すように、上記の検
索処理によって抽出された親族生地の生地情報の一部の
項目(生地を表す画像、生地ID(テキスタイルN
o)、試作加工品番、織編物品名、試作生機品番)が一
覧表示された親族検索結果表示ページが表示される(こ
の処理も請求項4に記載の第2検索手段に対応してい
る)。なお、図20は「親生地のみ」を検索範囲として
親族生地の検索を行った結果を図示しており、検索され
た親生地の生地情報(「親等」の欄に「祖先」と表記さ
れている生地情報)と、親族生地の検索対象として指定
された生地の生地情報のみが示されているが、検索範囲
を広げれば、親族生地の生地情報としてより多数の生地
の生地情報が表示されることは言うまでもない。
【0084】親族生地の検索対象の生地として、目的の
生地に類似の生地を指定して親族生地検索処理を行った
場合、該親族生地検索処理によって検索・抽出される生
地には、目的の生地が高い確率で含まれているので、検
索条件の設定に経験及び熟練が要求されることなく、目
的の生地の検索を容易に行うことができる。これによ
り、目的の生地を短時間で抽出できると共に、目的の生
地が存在しているにも拘わらず生地DB74から目的の
生地が抽出できなかったために、同一の生地の開発や試
作が重複して行われることを防止することができる。
【0085】なお、上記では家系情報として親生地の生
地IDを記憶していたが、これに限定されるものではな
く、子生地の生地IDを記憶するようにしてもよいし、
数親等以内の生地の生地IDを全て記憶するようにして
もよい。
【0086】また、多数の子生地が存在する生地は、需
要が多く評価の高い生地であると判断できるので、生地
DB74に生地情報が登録されている各生地について、
子生地の数を各々計数する計数手段を設けてもよい。本
実施形態では、親生地が存在する生地の生地情報に、家
系情報として親生地の生地IDが設定されている(先に
も述べたように子生地が存在する生地の生地情報に、家
系情報として子生地の生地IDを設定してもよい)の
で、計数手段による計数は、設定されている家系情報を
参照することで容易に行うことができる。上記の計数手
段を設けることにより、計数手段による計数結果に基づ
いて、生地DB74に登録されている各生地に対する評
価を容易に行うことができる。
【0087】また、上記では「ライブラリ・メインテナ
ンス」として生地情報の新規登録のみを可能とした場合
を説明したが、これに限定されるものではなく、生地D
B74に既に登録されている生地情報の更新等の処理も
可能としてもよい。
【0088】更に、上記のように、インターネット14
に接続された任意のクライアント16が、サーバ12側
に記憶されている生地DB74にインターネット14経
由でアクセスすることを可能とした態様では、生地DB
72に登録されている生地情報が、悪意を持った第三者
に不必要に書き替えされることを防止するために、生地
情報の新規登録を行うためのページや生地情報の更新を
行うためのページ(或いは生地情報配信ウエブサイト自
体)をユーザIDやパスワード等によってロックするこ
とが望ましい。
【0089】具体的には、例えば生地情報の登録や更新
を行う権利を有するユーザを予め登録し、該ユーザに対
してユーザID及びパスワードを付与すると共に、付与
したユーザID及びパスワードを記憶装置72に記憶し
ておき、生地情報の新規登録を行うためのページや生地
情報の更新を行うためのページがアクセスされた場合に
は、ユーザに対してユーザID及びパスワードの入力を
要求し、入力されたユーザID及びパスワードにより、
生地情報の登録や更新を行う権利を有するユーザである
ことの認証がとれた場合にのみ、アクセスされたページ
を配信することが好ましい。
【0090】また、上記では本発明を構成する各手段の
うち、請求項4に記載の第2検索手段以外の手段を全て
サーバ12に設け、サーバ12側に記憶されている単一
の生地DB74をインターネット14に接続された多数
のクライアント16が共有する態様(インターネット1
4に接続された任意のクライアント16が、サーバ12
側に記憶されている生地DB74にインターネット14
経由でアクセスすることを可能とした態様)を例に説明
したが、本発明は上記の態様に限定されるものではな
く、例えば本発明を構成する各手段を全て単一のコンピ
ュータに設けると共に、前記コンピュータの記憶手段に
固有の生地DB74を記憶させ、前記コンピュータのみ
が前記固有の生地DBをアクセス可能としてもよい。
【0091】本発明を構成する各手段を実現するための
プログラム(便宜的に生地情報管理プログラムという)
をクライアント16にインストール(移入)するには幾
つかの方法があるが、例えば生地情報管理プログラムを
セットアッププログラムと共にCD−ROM44(図1
参照)に記録しておき、CD−ROM44をクライアン
ト16のCD−ROMドライバ42にセットし、CPU
20に対して前記セットアッププログラムの実行を指示
すれば、CD−ROM44から生地情報管理プログラム
が順に読み出され、読み出された生地情報管理プログラ
ムが記憶装置40に順に書き込まれることで、生地情報
管理プログラムのインストールを行うことができる。上
記の態様において、CD−ROM44は本発明に係る記
録媒体に対応している。
【0092】また、生地情報管理プログラムを、当初は
サーバ12の記憶装置72に記憶しておき、クライアン
ト16がサーバ12と通信することで、サーバ12から
インターネット14及び通信回線14Aを経由して生地
情報管理プログラムがコンピュータシステム10へ伝送
(ダウンロード)され、伝送された生地情報管理プログ
ラムをクライアント16が記憶装置40にインストール
するようにしてもよい。上記の態様において、インター
ネット14及び通信回線14Aは伝送媒体に対応してい
る。
【0093】以上、本発明の実施形態の一例について説
明したが、上記の実施形態は、特許請求の範囲に記載し
た事項の実施態様以外に、以下に記載する事項の実施態
様を含んでいる。
【0094】(1)特定の生地の開発に際して基礎とな
った親生地、又は前記生地を基礎にして開発された子生
地を識別するための識別情報を、記憶手段に記憶された
生地データベースに情報が登録されている生地に対して
設定しておく第1のステップ、類似の生地を検索すべき
生地が指定されると、前記指定された生地に類似の生地
として、前記指定された生地の親生地又は子生地を、前
記識別情報に基づき前記生地データベースから検索する
第2のステップ、を含む処理を前記コンピュータに実行
させるためのプログラムを伝送する伝送媒体。
【0095】上記の伝送媒体は、上記第1及び第2のス
テップを含む処理、すなわち請求項5に記載の生地情報
検索方法をコンピュータによって実現するためのプログ
ラムが記録されているので、コンピュータが前記記録媒
体に記録されたプログラムを読み出して実行することに
より、請求項5記載の発明と同様に、特定の生地に類似
する所望の生地を生地データベースから抽出することを
容易に行うことができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように請求項1及び請求項
5記載の発明は、特定の生地の開発に際して基礎となっ
た親生地、又は前記生地を基礎にして開発された子生地
を識別するための識別情報を、生地データベースに情報
が登録されている生地に対して設定し、指定された生地
に類似の生地として、指定された生地の親生地又は子生
地を、識別情報に基づき生地データベースから検索する
ので、特定の生地に類似する所望の生地を生地データベ
ースから抽出することを容易に行うことができる、とい
う優れた効果を有する。
【0097】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、生地データベースに新たな生地の情報が新
規登録される際に、新たな生地についての識別情報を新
規登録される情報に付加することで識別情報を設定する
ので、上記効果に加え、生地データベース等の情報を記
憶するために必要とされる記憶容量を削減することがで
きる、という効果を有する。
【0098】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、指定された生地の親生地又は子生地を検索
した後に、検索した生地の親生地又は子生地を更に検索
することを所定回繰り返すことで、指定された生地に類
似の生地を所定の複数世代に亘って検索するので、上記
効果に加え、指定された生地と所望の生地とが直接の親
子関係にない場合にも、生地データベースから所望の生
地を抽出することができる、という効果を有する。
【0099】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、記憶手段及び設定手段をサーバ・コンピュ
ータに設け、検索手段を、サーバ・コンピュータに設け
られ、通信回線を介してサーバ・コンピュータと接続さ
れたクライアント・コンピュータから指定された生地に
類似の生地を検索し、検索結果をクライアント・コンピ
ュータへ配信する第1検索手段と、クライアント・コン
ピュータに設けられ、類似の生地を検索すべき生地をサ
ーバ・コンピュータに対して指定すると共に、サーバ・
コンピュータから配信された検索結果をクライアント・
コンピュータの表示手段に表示する第2検索手段と、か
ら構成したので、上記効果に加え、クライアント・コン
ピュータの記憶手段に生地データベースを記憶すること
で使用可能な記憶領域が大幅に縮小されることを回避で
きると共に、クライアント・コンピュータに加わる負荷
を軽減することができる、という効果を有する。
【0100】請求項6記載の発明は、特定の生地の開発
に際して基礎となった親生地、又は前記生地を基礎にし
て開発された子生地を識別するための識別情報を、生地
データベースに情報が登録されている生地に対して設定
する第1のステップ、指定された生地に類似の生地とし
て、指定された生地の親生地又は子生地を、識別情報に
基づき生地データベースから検索する第2のステップを
含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録媒体に記録したので、特定の生地に類似する所望
の生地を生地データベースから抽出することを容易に行
うことができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能なコンピュータ・システム
の一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明が適用されたサーバ及びクライアント
の概略ブロック図である。
【図3】 サーバがインターネット上に公開しているウ
エブサイトの構成を示す概念図である。
【図4】 サーバで実行される生地情報配信処理の内容
を示すフローチャートである。
【図5】 親族生地検索処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図6】 生地情報配信ウエブサイトのトップページの
一例を示すイメージ図である。
【図7】 生地情報新規登録ページ(一部)の一例を示
すイメージ図である。
【図8】 検索メニュー表示ページの一例を示すイメー
ジ図である。
【図9】 通常検索条件設定ページの一例を示すイメー
ジ図である。
【図10】 あいまい検索条件設定ページ(一部)の一
例を示すイメージ図である。
【図11】 コンセプト検索条件設定ページ(一部)の
一例を示すイメージ図である。
【図12】 設計・規格検索条件設定ページ(一部)の
一例を示すイメージ図である。
【図13】 全条件検索条件設定ページ(一部)の一例
を示すイメージ図である。
【図14】 生地画像一覧表示ページの一例を示すイメ
ージ図である。
【図15】 生地画像タイル表示ページの一例を示すイ
メージ図である。
【図16】 特定の生地情報の表示形態の一例として、
生地情報を構成する各種情報を全て表示するページ(一
部)の一例を示すイメージ図である。
【図17】 特定の生地情報の表示形態の一例として、
生地情報に対応する生地の平面画像を表示するページ
(一部)の一例を示すイメージ図である。
【図18】 特定の生地情報の表示形態の一例として、
生地情報に対応する生地の接写画像を表示するページ
(一部)の一例を示すイメージ図である。
【図19】 特定の生地情報の表示形態の一例として、
生地情報に対応する生地の動画像を表示するページ(一
部)の一例を示すイメージ図である。
【図20】 親族検索結果表示ページの一例を示すイメ
ージ図である。
【符号の説明】
12 ウエブ・サーバ 14 コンピュータ・ネットワーク(インターネッ
ト) 16 クライアント・コンピュータ 20 CPU 52 CPU 72 記憶装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の生地の情報が登録された生地デ
    ータベースを記憶する記憶手段と、 特定の生地の開発に際して基礎となった親生地、又は前
    記生地を基礎にして開発された子生地を識別するための
    識別情報を、前記生地データベースに情報が登録されて
    いる生地に対して設定する設定手段と、 指定された生地に類似の生地として、前記指定された生
    地の親生地又は子生地を、前記設定手段によって設定さ
    れた識別情報に基づき、前記生地データベースから検索
    する検索手段と、 を含む生地情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記生地データベース
    に新たな生地の情報が新規登録される際に、前記新たな
    生地についての識別情報を前記新規登録される情報に付
    加することで、前記識別情報を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の生地情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記検索手段は、前記指定された生地の
    親生地又は子生地を検索した後に、検索した生地の親生
    地又は子生地を更に検索することを所定回繰り返すこと
    で、前記指定された生地に類似の生地を所定の複数世代
    に亘って検索することを特徴とする請求項1記載の生地
    情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記生地情報管理装置は、サーバ・コン
    ピュータと、該サーバ・コンピュータと通信回線を介し
    て接続されたクライアント・コンピュータを含んだ構成
    によって実現され、 前記記憶手段及び前記設定手段は前記サーバ・コンピュ
    ータに設けられ、 前記検索手段は、サーバ・コンピュータに設けられ、前
    記クライアント・コンピュータから指定された生地に類
    似の生地を検索し、検索結果をクライアント・コンピュ
    ータへ配信する第1検索手段と、クライアント・コンピ
    ュータに設けられ、類似の生地を検索すべき生地をサー
    バ・コンピュータに対して指定すると共に、サーバ・コ
    ンピュータから配信された検索結果をクライアント・コ
    ンピュータに設けられた表示手段に表示する第2検索手
    段と、から構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の生地情報管理装置。
  5. 【請求項5】 特定の生地の開発に際して基礎となった
    親生地、又は前記生地を基礎にして開発された子生地を
    識別するための識別情報を、記憶手段に記憶された生地
    データベースに情報が登録されている生地に対して設定
    しておき、 類似の生地を検索すべき生地が指定されると、前記指定
    された生地に類似の生地として、前記指定された生地の
    親生地又は子生地を、前記識別情報に基づき前記生地デ
    ータベースから検索する生地情報検索方法。
  6. 【請求項6】 特定の生地の開発に際して基礎となった
    親生地、又は前記生地を基礎にして開発された子生地を
    識別するための識別情報を、記憶手段に記憶された生地
    データベースに情報が登録されている生地に対して設定
    しておく第1のステップ、 類似の生地を検索すべき生地が指定されると、前記指定
    された生地に類似の生地として、前記指定された生地の
    親生地又は子生地を、前記識別情報に基づき前記生地デ
    ータベースから検索する第2のステップ、 を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムが記録された記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234573A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 ハイドサイン株式会社 高視認性安全服のデザイン管理装置、方法及びプログラム
KR102110893B1 (ko) * 2019-11-27 2020-05-14 주식회사 종달랩 의류 원단 사진에서 원단의 특징을 추출한 후 유사한 원단을 검색하고 추천하는 원단 검색 딥러닝 시스템
KR102110894B1 (ko) * 2019-11-27 2020-05-14 주식회사 종달랩 의류 원단을 촬영한 동영상을 이용하여 유사한 원단을 검색하고 추천하는 인공지능 원단 검색 시스템

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