JP3627094B2 - 情報クラスタ化管理方法およびその方法を記録した記憶媒体 - Google Patents

情報クラスタ化管理方法およびその方法を記録した記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子図書館システムなどにおいて、本を指向したマルチメディアコンテンツを管理するための情報クラスタ化管理方法に関し、特に複数の本棚型のインタフェースを用い、目的や管理対象等に応じて環境をクラスタ化することで、目的、対象による従来の習慣に沿った階層化と、利用者がデータの所在に煩わされない統一的な管理インタフェースを提供することができる情報クラスタ化管理方法、装置およびその方法を記録した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子図書館システムなどにおいては、本を指向したマルチメディアコンテンツを管理するために、WWW(World Wide Web)などのサーバを用いて、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストをHTML(Hyper Text Markup Language)などを利用して作成してきた。あるいは、上記ハイパーリンクのリストを、図書館の書架が複数存在するようなイメージで表現するインタフェースシステムを用いてきた。
このような管理方法を用いることにより、利用者は記述されたハイパーリンクのリストの中から所望のコンテンツを選択してダウンロードして利用することができ、所望のコンテンツを選択する際に、図書館の書架のようなイメージのインタフェースを用いることにより、より探し易くすることが可能になっている。
【0003】
また、本発明者などは、電子図書館システムなどにおいて、ネットワーク上に分散したマルチメディアコンテンツを、そのリソースの所在に煩わされることなく統一的に管理するためのインタフェースを備えたシームレス環境の開発を行ってきた(例えば、鈴木 健也、上野 香里、小澤 英昭、外村 佳伸、BookWare“本でインターネット情報を読む環境”信学全大、SD−4−1−7,pp.582〜583,1998参照)。この環境は、電子図書館の世界の中で、本のメタファを用いて現実世界の本と同じ使い勝手を提供するとともに、ネットワーク上のリソースとローカルのリソースを区別なく同じ操作で扱うことができる。一方、シームレスな操作で管理を行う場合には、例えば、あるコンテンツはネットワーク上にあるリソースの実体をコピーして管理したいが、他のコンテンツはリソースへの参照のみを管理して常に最新のコンテンツにアクセスしたい、などの要求に応えることが難しい。これは、管理を行う利用者が、リソースの実体であるか参照であるかを区別する必要があり、往々にして混乱を起こし、理解し難くなるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来の技術を用いた場合、HTMLを用いて記述したマルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストは固定的であるため、利用者が自分の好みの配置に変更することは困難であった。
また、図書館の書架のようなインタフェースシステムを用いて、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストを管理する手法を用いた場合、ハイパーリンクのリストを変更することは可能であるが、リストに含まれるハイパーリンクは、システムを通じて普遍的である必要がある。つまり、現実の世界において、我々が行っているような、自身にとり新しい書籍を探すための図書館や本屋などの一般的な書架と、購入という形で一般的な書架の一部を選択的に複製した、オフィスの共通書架や個人の書架などのパーソナルな書架との区別を行うことができない、つまり情報を利用する目的や管理する対象などに応じた環境の階層化を行うことが困難であった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、これら従来の課題を解決し、本を指向したマルチメディアコンテンツを管理するためのシステムにおいて、我々が現実の世界で行っているような図書館や本屋などの一般的な書架と、オフィスの共通書架や個人の書架などのパーソナルな書架との区別による環境の階層化が可能であり、さらにネットワーク上に存在するマルチメディアコンテンツを個人の書架に複製したり、ネットワーク上に存在するコンテンツのハイパーリンクの覚えだけの書架を作成したりする操作を統一することが可能な情報クラスタ化管理方法、装置およびその方法を記録した記憶媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の情報クラスタ化管理方法は、マルチメディア情報をクラスタ化するための情報クラスタ化管理方法であって、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストおよび該リストの属性を記述したファイルから、指定されたハイパーリンクのリストを取り込み、該リストを解析して該リストの属性および該ハイパーリンクのリスト内部形式に変換する過程と、該変換された属性をキーとしてデータベースを検索し、ハイパーリンクのリストの見せ方を取得する過程と、該変換されたハイパーリンクのリストを該変換された属性と対にして管理する過程と、該取得されたハイパーリンクのリストの見せ方に従って、該ハイパーリンクのリストの内部形式を表示手段に表示する過程と、該表示手段に表示されているハイパーリンクの表示に対する利用者による移動操作を受け付ける過程と、該受け付けたハイパーリンクの表示の移動操作が複数のハイパーリンクのリストの見せ方による表示をまたいでいる場合に、移動元と移動先のハイパーリンクのリストの見せ方をキーとして該データベースを検索し、ハイパーリンクの移動の実現法を取得する過程と、該取得したハイパーリンクの移動に実現法に従って、ハイパーリンクのリストの内部形式を変更し、あるいは該ハイパーリンクの指すデータをコピーする過程と、該変更されたハイパーリンクのリストの内部形式を該表示手段に表示する過程とを有することを特徴とする。
【0007】
また、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストおよび該リストの属性を記述したファイルから、指定されたハイパーリンクのリストを取り込み、該リストを解析して該リストの属性および該ハイパーリンクのリストの内部形式に変換する過程と、該変換された属性をキーとしてデータベースを検索し、ハイパーリンクのリストの見せ方を取得する過程と、該変換されたハイパーリンクのリストを該変換された属性と対にして管理する過程と、該取得されたハイパーリンクのリストの見せ方に従って、該ハイパーリンクのリストの内部形式を該表示手段に表示する過程とを有することを特徴とする。
さらに、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストに対応した、内部形式およびハイパーリンクのリストの見せ方を管理する過程と、該ハイパーリンクのリストの見せ方に従って、該ハイパーリンクのリストの内部形式を表示手段に表示する過程と、該表示手段に表示されているハイパーリンクの表示に対する利用者による移動操作を受け付ける過程と、該受け付けたハイパーリンクの表示の移動操作が複数のハイパーリンクのリストの見せ方による表示をまたいでいる場合に、移動元と移動先のハイパーリンクのリストの見せ方をキーとしてデータベースを検索し、ハイパーリンクの移動の実現法を取得する過程と、該取得したハイパーリンクの移動の実現法に従って、ハイパーリンクのリストの内部形式を変更し、あるいは該ハイパーリンクの指すデータをコピーする過程と、該変更されたハイパーリンクのリストの内部形式を該表示手段に表示する過程とを有することを特徴とする。
【0008】
上記各構成により、従来の技術では困難であった、我々が現実の世界で行っているような、複数の本棚型のインタフェースを用いて、情報を利用する目的や管理する対象などに応じた環境のクラスタ化、つまり利用者が自分の好みの配置に変更したり、自身にとって新しい書籍を探すための図書館や本屋などの一般的な書架と、購入という形で一般的な書架の一部を選択的に複製したオフィスの共通書架や個人の書架などのパーソナルな書架を区別することが可能となる。さらに、従来の技術では困難であった、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストに含まれるハイパーリンクの普遍性を保つ処理が可能となり、ネットワーク上に存在するマルチメディアコンテンツを個人の書架に複製したり、ネットワーク上に存在するコンテンツのハイパーリンクの覚えだけの書架を作成したりする操作を統一する処理を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す情報クラスタ化管理装置の全体構成図である。
図1において、本棚記述ファイル1は、後述の図2で説明するように、属性、本棚情報、付加情報からなる概略構造を備えており、さらに属性は『誰の』というこのファイルに記述されたマルチメディア情報のセットの所有者を表わすユーザ名と、『どこの』というこのファイルに記述されたマルチメディア情報のセットの所在を表わす『ローカル』もしくは『ネットワーク上』のうちのいずれかの区別からなる。本棚情報は、複数の本情報からなり、更に本情報は、当該する本のデータが存在するURL(Universal Resouce Locator)および本棚上での配置の記述からなる。付加情報は、本棚に表示する広告などの情報であるが、この説明では使用しない。
【0010】
図1に従って、本発明の作用を説明する。
本発明の情報クラスタ化管理方法において、指定されたハイパーリンクのリストを解析して、その属性とハイパーリンクのリストの内部形式に変換する過程は、表示データ解析部2がマルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストとその属性を記述する手段1を用いて記述されたデータを読み込んで、属性の内部形式と、ハイパーリンクのリストの内部形式に変換している。
次に、変換された属性をキーとしてデータベース部を検索し、ハイパーリンクのリストの見せ方を取得する過程は、見せ方取得部3が変換された属性の内部形式を用いて、データベース部4に格納されたハイパーリンクのリストの見せ方を優先順位を付けて検索している。
また、変換されたハイパーリンクのリストを変換された属性と対にして管理する過程は、表示データベース管理部5が変換されたハイパーリンクのリストの内部形式を、変換された属性と対にしてデータベース部6に格納している。
次に、取得されたハイパーリンクのリストの見せ方に従ってハイパーリンクのリストの内部形式を表示部に表示する過程は、表示データベース管理部5がハイパーリンクのリストの見せ方を設計する手段を用いて、記述されたデータに基づいてデータベース部6に格納されているハイパーリンクのリスト中のハイパーリンクの表示と配置を決定し、表示部7の画面8に表示している。
一方、表示部7の画面8に表示されているハイパーリンクの表示に対する利用者からの移動操作を受け付ける過程は、操作管理部10が利用者が計算機に対して行ったハイパーリンクの表示に対する移動操作を受け付け、その操作の開始点と終了点を画面上の位置に変換している。
【0011】
次に、受け付けたハイパーリンクの表示の移動操作が複数のハイパーリンクのリストの見せ方による表示をまたいでいる場合に、移動元と移動先のハイパーリンクのリストの見せ方をキーとしてデータベース部を検索し、ハイパーリンクの移動の実現法を取得する過程は、操作法管理部10が当該移動操作の開始点と終了点の含まれるハイパーリンクのリストの見せ方による表示を決定し、当該移動操作の開始点と終了点が同一のハイパーリンクのリストの見せ方による表示に含まれているか否かを判定し、複数の表示にまたがっていた場合には、ハイパーリンクのリストを組にした場合に、その間におけるハイパーリンクの移動の実現法を記述する手段10を用いて記述され、データベース部12に格納されているハイパーリンクの移動の実現法を、移動元と移動先のハイパーリンクのリストの見せ方をキーとして検索している。
次に、取得したハイパーリンクの移動の実現法に従って、ハイパーリンクのリストの内部形式を変更し、必要があればハイパーリンクの指すデータをコピーする過程は、取得した移動の実現法により実行する処理を選択し、ネットワーク上からローカルへのハイパーリンクの移動である場合には、表示DB管理部5はハイパーリンクの指すデータをコピーして、そのコピー先へハイパーリンクを生成し、データベース部4に格納されている移動先のハイパーリンクのリストに移動元もしくは生成されたハイパーリンクを登録している。
さらに、変更されたハイパーリンクのリストの内部形式を表示部7の画面8に反映する過程は、ハイパーリンクのリストの見せ方を設計する手段を用いて、記述されたデータ1に基づき、データベース部4に格納されている変更されたハイパーリンクのリスト中のハイパーリンクの表示と配置を決定し、表示部7の画面8に表示している。
従って、情報を利用する目的や管理する対象などに応じて環境をクラスタ化し、当該クラスタ間でハイパーリンクを移動する際に、利用者がデータの所在に煩わされることのない統一的な管理インタフェースを実現することが可能となる。
【0012】
図2は、図1に示す情報クラスタ化管理装置の入力となる本棚記述ファイルの構造例を示す図である。
本棚記述ファイル1は、本システムで表示・管理するマルチメディア情報のセットおよび個々のデータの所在を主に記述している。
本棚記述ファイル1は、図2に示すように、属性、本棚情報、付加情報からなる概略構造を有しており、さらに属性は、『誰の』を示すようにこのファイルに記述されたマルチメディア情報のセットの所有者を表わすユーザ名と、『どこの』を示すようにこのファイルに記述されたマルチメディア情報のセットの所在を表わす『ローカル』もしくは『ネットワーク上』のうちのいずれかの区別からなる。本棚情報は、複数の本情報からなり、さらにこの情報は該当する本のデータが存在するURL(Universal Rrsource Locator)、および本棚上での配置の記述からなる。また、付加情報は、本棚に表示する広告などの情報であるが、この説明では使用しない。
【0013】
ここで、本発明システムの実行時における画面イメージについて説明する。
図3は、本発明のシステムがマルチウィンドウ環境で動作している計算機において、3つの本棚記述ファイルを本システムに渡して起動させた場合の画面を示す図である。
図3には、複数のウィンドウが表示されており、それぞれのウィンドウは、大勢の人が共有して利用する図書館のウィンドウ、その図書館から必要な部分だけを抜き出した個人用の覚え棚のウィンドウ、および個人の計算機中に存在する本を管理するための個人用本棚のウィンドウである。
図3に示す図書館のウィンドウから個人用の覚え棚のウィンドウに延びた矢印は、現実の世界における一般の図書館や書店から自分用のメモ書きに本の所在を書き写すことを象徴しており、本システムでは本の所在を示す普遍のURL(ハイパーリンク)をコピーすることに対応する。また、図書館のウィンドウから個人用本棚のウィンドウに延びた矢印は、現実の世界において一般の図書館から本を借りたり、書店から購入したりする行為を象徴しており、本システムでは本のデータ自体をダウンロードすることによりコピーすることに対応する。
本システムは、このような書籍を探すための図書館や書店のような一般的な書架、およびそのような一般的な書架を選択的に複製し、利用者の好みに合致した形を並べ替えたパーソナルな書架を、クラスタ化することにより区別することで、現実の世界で行われているような分り易い区切りや階層を提供することができる。
【0014】
再度、図1の動作説明に戻る。
図1に示すシステムは、表示データ解析部2、見せ方取得部3、見せ方DB(データベース)4、表示用DB(データベース)6、表示部7、画面8、データ書き出し部9、操作管理部10、操作法取得部11、操作法DB(データベース)12から構成される。
本システムにおける動作の流れは2つ存在し、本棚記述ファイル1が本システムに渡されることで起動する画面を表示する流れと、画面8に表示されている本を移動させることで起動する本を移動する操作の流れとがある。
先ず、画面を表示する流れについて述べると、図1の表示データ解析部2は、本棚記述ファイル1を解析して属性、本棚情報、付加情報に分け、属性を見せ方取得部3へ、本棚情報を表示DB管理部5へ、それぞれ渡す。
見せ方取得部3では、表示データ解析部2から受け取った属性をキーとして見せ方DB4を検索し、画面設計ファイルIDを取得し、表示DB管理部5へ渡す。
【0015】
図4は、図1における見せ方DBの構造を模式的に示した図である。
見せ方取得部3における処理は、表示データ解析部2から受け取った属性の『誰の』,『どこの』という情報を用いて図4のようなデータベースを検索する。ここで、図4の『(any)』は、どのような値ともマッチすることを示している。検索結果が複数存在する場合には、『(any)』が最も少ないものを選択する。
図4中の画面設計ファイルIDは、画面設計ファイルを特定するための識別子であり、このIDを指定することにより画面設計ファイルが一意に決定される。ここで、画面設計ファイルとは、画面表示をする際のウィンドウの背景となる画像と、本をどのように配置するかの情報を格納したファイルである。図4において、『LOCAL』は個人用本棚、『NETWORK』は個人用覚え棚、『PUBLIC』は図書館の画面設計ファイルをそれぞれ示している。
画面設計ファイルのうち、本をどのように配置するかの情報を具体的に説明する。本の配置情報としては、例えば図2の本棚記述ファイル1に示すように、LOCとPOSの2つの要素が存在する。LOCは、本の概略所在を表わす文字列であり、ここでは『Desktop』と『Shelf』の値を取ることとする。一方、POSは、本の概略所在が決定された後の詳細な位置を決定する数値である。画面設計ファイルでは、LOCの文字列に対応する領域がどこかという情報と、各領域内におけるPOSの数値に対応する本の配置がどこであるかという情報を持っている。
【0016】
例えば、図4の『LOCAL』の画面設計ファイルには、『Desktop』と『Shelf』の2つの領域があり、『Desktop』内の詳細な位置は、POSの数値をiとすると、x=20+i×30,y=100で、0≦i<10、また『Shelf』内の詳細な位置は、POSの数値をiとすると、x=400+(i mod 10)×30,y=10+〔i/10〕×100で、0≦i<30と定義されている。ここで、(i mod 10)はi/10の剰余、〔i/10〕はi/10の小数点以下を切り捨てした商を表わしている。図4の『NETWORK』の画面設計ファイルには、『Shelf』の領域のみがあり、POSの数値をiとすると、0≦i<30のとき、x=10+(i mod 10)×30,y=10+〔i/10〕×100、30≦i<60のとき、x=400+((i−30) mod 10)×30,y=10+〔(i−30)/10〕×100と定義されている。
表示DB管理部5では、見せ方取得部3から受け取った画面設計ファイルIDと、表示データ解析部2から受け取った属性の『誰の』という情報をキーとして表示用DB6を検索することで、この画面が既に表示されているか否かを判定する。
【0017】
図5は、図1における表示用DBの構造を模式的に示した図である。
画面設計ファイルIDとその画面設計ファイルを利用して表示されている本のURL、および配置の情報が記述されている。さらに、『誰の』というフィールドを用いて、同じ画面設計ファイルを用いて表示されるデータであっても、ユーザ名によって区別することで、複数のウィンドウを用いて表示することができる。
さて、表示DB管理部5において、『この画面は既に表示されている。』と判定された場合には、表示用DB6にそれらの情報が存在し、画面8にも表示されているため、図5に示した表示用DB6の本のURLや配置の情報を、今回表示データ解析部2から受け取った本棚情報と置き換える。反対に、『この画面はまだ表示されていない』と判定された場合には、表示用DB6にそれらの情報は存在せず、画面8にも表示されていないため、表示用DB6に表示データ解析部2から受け取った本棚情報の本のURLや配置の情報を登録し、見せ方取得部3から受け取った画面設計ファイルIDを取得する。その後、表示用DB6のうち、更新された部分を表示部7に伝える。
表示部7では、画面設計ファイルに基づいて、表示DB管理部5から受け取った情報を画面8に対してウィンドウ画面の描画処理を行う。
データ書き出し部9は、本システムに対する保存の要求があった際に、表示用DB6に格納されている内容を本棚記述ファイル形式に変換して保存を行う。
【0018】
次に、本を移動する操作の流れについて説明する。
本システムが、画面8の表示を管理しているウィンドウシステムからマウスのドラッグなどのイベントを受け取ると、マウスボタンを押下したポイントとマウスボタンを放したポイントが取得できる。
操作管理部10では、マウスボタンが押下されたポイントが本を表示している部分と重なっているか否かを判定する。マウスボタンが押下されたポイントが本であった場合、さらにマウスボタンが放されたポイントの位置を調べ、マウスボタンが押下されたポイントと放されたポイントが同一ウィンドウであった場合には、本の配置を変更する処理を行い、別ウィンドウであった場合には本のコピー処理を行う。
【0019】
本の配置を変更する処理は、マウスボタンが放されたポイントが本を置くことができる場所か、そうでないかを判定し、本を置ける場所であった場合には、マウスボタンが押下されたポイントの本の情報を表示用DB6から検索し、その配置情報をマウスボタンが放されたポイントの配置に変更することを表示DB管理部5に伝える。表示DB管理部5では、変更を表示部7に伝えて画面8への表示を行う。
本のコピー処理は、マウスボタンが放されたポイントが本を置くことができる場所か、そうでないかを判定し、本を置ける場所の場合にはその場所を移動先とし、本を置けない場所の場合にはその本棚の空いている場所を暗黙的に移動先とする。その後、マウスボタンが押下されたポイントが含まれるウィンドウ(移動元)に対応する画面設計ファイルIDと、移動先のウィンドウの画面設計ファイルIDを操作法取得部11に渡す。
操作法取得部11では、移動元の画面設計ファイルIDと移動先の画面設計ファイルIDをキーとして操作法DB12を検索することで、『移動の実現法』を取得し、操作管理部10に返す。
【0020】
図6は、図1における操作法DBの構造を模式的に示した図である。
操作法取得部11における処理は、操作管理部10から受け取った移動元画面設計ファイルIDを縦軸、移動先画面設計ファイルIDを横軸として、図6の表中の交点となる値を『移動の実現法』とする。
操作管理部10では、表示用DB6から移動元の本のURLを取得し、操作法取得部11より受け取った『移動の実現法』に従った処理を行う。
先ず、移動の実現法が『リンクをコピー』であった場合には、表示用DB6の中の移動先に新しいエントリーを作って、そこに取得した移動元の本のURLをセットする。例えば、図6に示すように、LOCALからNETWORKに移動する場合にリンクをコピーする。
また、移動の実現法が『リンクをコピー/実体をアップロード』であった場合には、表示用DB6から移動元の本のURLを取得・解析して、先頭に『file:』が含まれる場合は『実体をアップロード』する処理を行う。その他の場合には、表示用DB6の中の移動先に新しいエントリーを作って、そこに取得した移動元の本のURLをセットすることで、『リンクをコピー』と等価な処理を行う。例えば、図6に示すように、NETWORKからPUBLICに移動する場合に、リンクをコピー/実体をアップロードする。
【0021】
移動の実現法が『実体をダウンロード』もしくは『実体をアップロード』であった場合には、先ず、移動先のURLを生成する。移動先のURLの生成は、『実体をダウンロード』の場合は、ローカルのファイルのパス名、『実体をアップロード』の場合は、サーバ名およびパス名からURLを生成する。その後、移動元の本のURLからデータを取得し、該生成されたURLにデータを転送(書き込む)ことで、ファイルのコピーを行い、表示用DB6の中の移動先に新しいエントリーを作って、そこに該生成した移動先の本のURLをセットする。例えば、図6に示すように、PUBLICまたはNETWORKからLOCALに移動する場合には、実体をダウンロードし、LOCALからPUBLICに移動する場合には、実体をアップロードする。
以上のようにして、情報を利用する目的や管理する対象などに応じた環境のクラスタ化を実現することができ、我々が現実の世界で行っているような、図書館や本屋などの一般的な書架と、オフィスの共通書架や個人の書架などのパーソナルな書架の区別に複製したり、ネットワーク上に存在するコンテンツのハイパーリンクの覚えだけの書架を作成したりする操作を統一することができる。
【0022】
図7は、本発明の一実施例を示す情報クラスタ化管理装置の画面を表示する流れのフローチャートである。
図7に示すフローチャートは、図1のブロック図における表示データ解析部2、見せ方取得部3、表示DB管理部5、表示部7における動作を記述している。
先ず、ステップS1では、本棚記述ファイル1を受け付け、本棚記述ファイルのフォーマットとして正当なものか否かをチェックする。次に、ステップS2では、ステップS1で受け付けた本棚記述ファイル1を解析し、その中から属性に相当する部分を取得する。次に、ステップS3では、ステップS2で取得した属性情報のうち、『誰の』,『どこの』に対応する情報を用いて見せ方DB4を検索する。この検索の処理は、図4のような見せ方DB4の表に対して、上の行から順に最後の行まで『誰の』,『どこの』に対応する情報を比較して、一致したものをリストアップする。ここで、見せ方DB4中の『(any)』は、どんなものともマッチすることとする。例えば、『誰の』が『public』で、『どこの』が『ネットワーク上』である属性である場合、『誰の』が『(any)』で、『どこの』が『ネットワーク上』の画面設計ファイルID『NETWORK』と、『誰の』が『public』で、『どこの』が『ネットワーク上』の画面設計ファイルID『PUBLIC』が該当し、リストアップされる。
【0023】
次に、ステップS4では、ステップS3の結果が複数存在する場合にはステップS5に、ステップS3の結果が1つで、対応する画面設計ファイルIDが一意に決定された場合には、その画面設計ファイルIDを選択してステップS6に制御を移す。
ステップS5では、ステップS3の結果のリストに対して、『(any)』の含まれる数で昇順にソートし、リストの1番始めにきた列の画面設計ファイルIDを選択してステップS6へ制御を移す。例えば、『誰の』が『(any)』で、『どこの』が『ネットワーク上』の画面設計ファイルID『NETWORK』と、『誰の』が『public』で、『どこの』が『ネットワーク上』の画面設計ファイルIDの『NETWORK』は『(any)』が1個、画面設計ファイルID『PUBLIC』は『(any)』が0個であるので、画面設計ファイルID『PUBLIC』が選択される。
ステップS6では、ステップS1で受け付けた本棚記述フィイルを解析し、その中から本棚情報に相当する部分を取得する。その後、ステップS7へ制御を移す。本棚情報に相当する部分を取得するということは、本棚記述ファイルを解析して、本情報に相当する部分を取得し、図5に示すような表示用DBの『本のURL』および『本の配置』のリストを作成することである。
ステップS7では、ステップS4もしくはステップS5で選択した画面設計ファイルID、およびステップS2で取得した属性情報のうち、『誰の』という情報をキーとして、図5に示した表示用DB6を検索し、該当するキーが表示用DB6の中に存在するか否かを判定し、存在していたならば、この画面は既に表示中としてステップS8へ、また存在していなかったならば、この画面はまだ表示していないとしてステップS9へ、それぞれ制御を移す。
【0024】
ステップS8では、先ずステップS4もしくはステップS5で選択した画面設計ファイルID、およびステップS2で取得した属性情報のうち『誰の』という情報をキーとして、図5に示す表示用DB6の中で、キーが一致する情報を消去する。次に、ステップS6で取得した本棚情報に相当する部分を表示用DB6に登録する。このとき、ステップS4もしくはステップS5で選択した画面設計ファイルID、およびステップS2で取得した属性情報のうち『誰の』という情報を同時に登録する。その後、ステップS11に制御を移す。
ステップS9では、ステップS6で取得した本棚情報に相当する部分を表示用DB6に登録する。このとき、ステップS4もしくはステップS5で選択した画面設計ファイルID、およびステップS2で取得した属性情報のうち『誰の』という情報を同時に登録する。その後、ステップS10に制御を移す。ステップS9の処理では、ステップS8と異なり、表示用DB6には該当する画面設計ファイルIDおよび『誰の』という情報を持ったエントリは存在しないため、消去は必要ない。
ステップS10では、システムはステップS4もしくはステップS5で選択した画面設計ファイルIDに該当する画面設計ファイルを持っていないため、それを取得し、ステップS11に制御を移す。画面設計ファイルを取得する方法は、例えば、画面設計ファイルを入れておくディレクトリを決めて置き、画面設計ファイルIDと同じファイル名を持つファイルを取得するなどがある。
【0025】
ステップS11では、画面設計ファイルの記述に従って表示用DB6の内容を画面に表示する。この際に、変更のあった部分だけを書き換えるようにすることで、高速化が期待できる。具体的な画面への表示方法としては、先ず、画面設計ファイル内にある背景の画像を表示する。その後、表示用DB6の『本の配置』を順に取得し、画面設計ファイル内の本をどのように配置するかの情報に従って表示する。その際の本の画像は、本システムが用意しても、本棚記述ファイル1に格納して置いても良い。例えば、図4の『PUBLIC』の画面設計ファイルには、『Shelf』の領域のみがあり、POSの数値をiとすると、0≦i<30のときx=10+(i mod 10)×30,y=10+〔i/10〕×100、30≦i<60のときx=400+((i−30) mod 10)×30,y=10+〔(i−30)/10〕×100と定義されているとすると、表示用DB6から画面設計ファイルIDが『PUBLIC』、および『誰の』の情報が『public』であるファイルは『http://server/6.bma』『http://server/7.bma』などが存在する。『http://server/6.bma』に対応する『本の配置』は『Shelf,2』であるので、LOCは『Shelf』、POSは3である。そこで、本の画像をX=70,=10の位置に表示する。同様に、『http://server/7.bma』に対応する『本の配置』『Shelf,3』に対して、本の画像をx=100,y=10の位置に表示する。
以上のようにして、本棚記述ファイル1に対応する画面を表示することができる。
【0026】
図8は、本発明の一実施例を示す情報クラスタ化管理方法で、本を移動する操作の流れのフローチャートである。
図8に示すフローチャートは、図1のブロック図における操作管理部10、操作法取得部11、表示DB管理部5の動作を記述している。
先ず、ステップS20では、画面8の表示を管理しているウィンドウシステムから、マウスのドラッグなどのイベントを受け付け、マウスボタンを押下したポイントとマウスボタンを放したポイントを取得する。その後、ステップS21へ制御を移す。
ステップS21では、先ずマウスボタンが押下されたポイントが本を表示している部分と重なっているか否かを判定し、重なっていた場合には、マウスボタンが放されたポイントの位置を調べ、マウスボタンが押下されたポイントと放されたポイントが同一ウィンドウである場合にはステップS22に制御を移し、別ウィンドウである場合にはステップS23に制御を移す。
ステップS22では、画面設計ファイルの記述からマウスボタンが押下されたポイントの『本の配置』情報を計算し、それをキーとして表示用DB6の該当エントリを、マウスボタンを放したポイントの『本の配置』に変更し、処理を終了する。『本の配置』情報を計算する処理は、例えば、図4の『NETWORK』の画面設計ファイルには、『Shelf』の領域のみがあり、POSの数値をiとすると、0≦i<30のときx=10+(i mod 10)×30,y=10+〔i/10〕×100、30≦i<60のときx=400+((i−30)mod 10)×30,y=10+〔(i−30)/10〕×100と定義されており、マウスボタンが押下されたポイントもしくはマウスボタンを放したポイントが、ウィンドウ相対値でx=110,y=200とすると、10≦x<310より0≦i<30が求まり、y=10+〔i/10〕×100より10≦i<20、x=10+(i mod 10)×30よりi=13が求まる。従って、LOCは『Shelf』、POSは13と求まる。
【0027】
ステップS23では、別ウィンドウの場合であるため、マウスボタンが押下されたポイント(移動元)が含まれるウィンドウに対応する画面設計ファイルIDと、マウスボタンが放されたポイント(移動先)が含まれるウィンドウに対応する画面設計ファイルIDを取得する。その後、移動先の画面設計ファイルの記述からマウスボタンを放したポイントの『本の配置』情報を計算し、制御をステップS24に移す。マウスボタンを放したポイントの『本の配置』情報を計算する処理はステップS22に準ずるが、マウスボタンを放したポイントが本を置けない場所であった場合は、表示用DB6の移動先のウィンドウに対応する部分で空いている部分を探して『本の配置』情報とする。本を置けない場所とは、画面設計ファイルの記述にないためにLOCとPOSを計算できないポイント、および既に本が置かれているポイントのことを指している。
ステップS24では、移動元の画面設計ファイルIDと移動先の画面設計ファイルIDをキーとして操作法DB12を検索することで、『移動の実現法』を取得し、制御をステップS25に移す。図6に示す操作法DB12の検索は、移動元の画面設計ファイルIDをキーとして縦軸のラベル部分を検索してセルの行番号を求め、移動先の画面設計ファイルIDをキーとして横軸のラベル部分を検索してセルの桁番号を求めることにより、図6の表中の交点となる値を取得し、『移動の実現法』とすることで実現される。
ステップS25では、画面設計ファイルの記述からマウスボタンが押下されたポイントの『本の配置』情報を計算し、それをキーとして表示用DB6を検索し、移動元の本のURLを取得して、制御をステップS26に移す。なお、『本の配置』情報を計算する処理は、ステップS22に準ずる。
【0028】
ステップS26では、ステップS24で取得した『移動の実現法』により分岐を行う。すなわち、『移動の実現法』が『リンクをコピー』であった場合にはステップS27へ、『実体をダウンロード』もしくは『実体をアップロード』であった場合にはステップS30へ、『リンクをコピー/実体をアップロード』であった場合にはステップS28へ、それぞれ制御を移す。
ステップS27では、表示用DB6内の移動先のウィンドウに対応する部分に新しいエントリを作り、ステップS25で取得した移動元の本のURLと、ステップS23で計算した『本の配置』情報をセットすることでリンクのコピーを行い、処理を終了する。
ステップS28では、ステップS25で取得した移動元の本のURLがローカルのファイルを示すURLであった場合には、『移動の実現法』が『実体をアップロード』であったとしてステップS30へ制御を移し、それ以外であった場合には『移動の実現法』が『リンクをコピー』であったとしてステップS29へ制御を移す。移動元の本のURLがローカルであるか否かを判断するためには、そのURLを解析して、プロトコルが『file:』である場合はローカル、その他の場合にはローカルでないと判断する。
ステップS29の処理は、ステップS27と全く同じであって、表示用DB6内の移動先のウィンドウに対応する部分に新しいエントリを作り、ステップS25で取得した移動元の本のURLと、ステップS23で計算した『本の配置』情報をセットすることでリンクのコピーを行い、処理を終了する。
【0029】
ステップS30では、移動先のURLを生成し、ステップS31に制御を移す。移動先のURLを生成するには、『移動の実現法』が『実体をダウンロード』の場合には、URL化したローカルファイルのパス名を、『移動の実現法』が『実体をアップロード』の場合には、サーバ名およびパス名からアップロード先URLを生成する。ローカルファイルのパス名は、例えば、プログラムが格納されているディレクトリのパス名に、ステップS25で取得した移動元の本のURLのファイル名を結合することにより生成する。もし、そのパス名が存在した場合には、ファイル名に現在のプロセス番号などを結合する。アップロード先URLのサーバ名およびサーバ上のディレクトリパス名の取得は、例えば、本棚記述ファイル1の付加情報に記述しておくことで取得する。アップロード先URLのファイル名は、移動元の本のURLのファイル名を用い、それが存在する場合にはファイル名に現在のプロセス番号などを結合する。
ステップS31では、移動元の本のURLにアクセスすることでデータを取得し、ステップ30で生成されたURLにデータを転送(書き込む)ことで、ファイルのコピーを行い、ステップS32に制御を移す。
ステップS32では、表示用DB6内の移動先のウィンドウに対応する部分に新しいエントリを作り、ステップS30で生成したローカルファイルのパス名もしくはアップロード先URLと、ステップS23で計算した『本の配置』情報をセットすることで本のコピー処理を行い、処理を終了する。
上記処理が終了した後は、ステップS11と同様にして変更結果を表示部7に伝達し、画面8への表示を行う。
以上のようにして、画面8上の本を移動する操作に対して、ネットワーク上に存在するマルチメディアコンテンツを個人の書架に複製したり、ネットワーク上に存在するコンテンツのハイパーリンクの覚えだけの書架を作成したりする操作を統一することが可能である。
【0030】
図7に示すマルチメディア情報のクラスタ化管理方法、ならびに図8に示す本を移動する操作方法の各ステップをそれぞれプログラム化することにより、これらのプログラムをCD−ROMなどの記録媒体に格納しておけば、任意の場所に存在するコンピュータにこの記録媒体をセットしてロードすることで、これらを実行させることができ、任意の場所で本発明の情報クラスタ化管理方法を実現することができる。また、ネットワークを介して任意のコンピュータから他のコンピュータに対してこれらのプログラムをダウンロードすることによっても、上記と全く同じように本発明を実現することができる。
【0031】
上述のように、本発明によるマルチメディア情報クラスタ化管理装置を用いることで、電子図書館システムなどで、本を指向したマルチメディアコンテンツを管理するためのシステムにおいて、従来のHTMLを用いて記述した固定的なマルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストや、図書館の書架のようなインタフェースシステムによるハイパーリンクのリストを管理する技術を用いた場合には困難であった機能、すなわち我々が現実の世界で行っているような、複数の本棚型のインタフェースを用いて情報を利用する目的や管理する対象などに応じた環境のクラスタ化、つまり利用者が自分の好みの配置に変更したり、自身にとって新しい書籍を探すための図書館や本屋などの一般的な書架と、購入という形で一般的な書架の一部を選択的に複製したオフィスの共通書架や個人の書架などのパーソナルな書架の区別による環境の階層化を行うことが可能になる。さらに、従来の技術を用いた場合には困難であった機能、すなわちマルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストに含まれるハイパーリンクの普遍性を保つことが可能となり、ネットワーク上に存在するマルチメディアコンテンツを個人の書架に複製したり、ネットワーク上に存在するコンテンツのハイパーリンクの覚えだけの書架を作成したりする操作を統一することができるシステムを構築できる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子図書館システムなどの、本を指向したマルチメディアコンテンツを管理するためのシステムにおいて、我々が現実の世界で行っているような、複数の本棚型のインタフェースを用いて、情報を利用する目的や管理する対象などに応じた環境のクラスタ化、つまり利用者が自分の好みの配置に変更したり、自身にとって新しい書籍を探すための図書館や本屋などの一般的な書架と、購入という形で一般的な書架の一部を選択的に複製したオフィスの共通書架や個人の書架などのパーソナルな書架を区別することが可能になり、さらに従来の技術を用いた場合に困難であった、マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストに含まれるハイパーリンクの普遍性を保つ処理が可能となり、ネットワーク上に存在するマルチメディアコンテンツを個人の書架に複製したり、ネットワーク上に存在するコンテンツのハイパーリンクの覚えだけの書架を作成したりする操作を統一する処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す情報クラスタ化管理装置のシステム構成図である。
【図2】図1における本棚記述ファイルの構造例を示す図である。
【図3】本発明の情報クラスタ化管理装置がマルチウィンドウ環境で動作している計算機において、3つの本棚記述ファイルを本システムに渡して起動させた場合の画面の一例を示す図である。
【図4】図1における見せ方DBの構造を模式的に示した図である。
【図5】図1における表示用DBの構造を模式的に示した図である。
【図6】図1における操作法DBの構造を模式的に示した図である。
【図7】本発明の一実施例を示す情報クラスタ化管理装置の画面を表示する流れのフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例を示す情報クラスタ化管理装置の本を移動する操作の流れのフローチャートである。
【符号の説明】
1…本棚記述ファイル、2…表示データ解析部、3…見せ方取得部、
4…見せ方DB、5…表示DB管理部、6…表示用DB、7…表示部、
8…画面、9…データ書き出し部、10…操作管理部、11…操作法取得部、
12…操作法DB。

Claims (2)

  1. マルチメディア情報をクラスタ化するための情報クラスタ化管理方法であって、
    マルチメディアコンテンツへのハイパーリンクのリストおよび該リストの属性を記述したファイルから、指定されたハイパーリングのリストを取り込み、該リストを解析して該リストの属性および該ハイパーリンクのリスト内部形式に変換する過程と、
    該変換された属性をキーとしてデータベースを検索し、ハイパーリンクのリストの見せ方を取得する過程と、
    該変換されたハイパーリンクのリストを該変換された属性と対にして管理する過程と、
    該取得されたハイパーリンクのリストの見せ方に従って、該ハイパーリンクのリストの内部形式を表示手段に表示する過程と、
    該表示手段に表示されているハイパーリンクの表示に対する利用者による移動操作を受け付ける過程と、
    該受け付けたハイパーリンクの表示の移動操作が複数のハイパーリンクのリストの見せ方による表示をまたいでいる場合に、移動元と移動先のハイパーリンクのリストの見せ方をキーとして該データベースを検索し、ハイパーリンクの移動の実現法を取得する過程と、
    該取得したハイパーリンクの移動の実現法に従って、ハイパーリンクのリストの内部形式を変換し、あるいは該ハイパーリンクの指すデータをコピーする過程と、
    該変更されたハイパーリンクのリストの内部形式を該表示手段に表示する過程とを有することを特徴とする情報クラスタ化管理方法。
  2. 請求項1に記載の情報クラスタ化管理方法をプログラム化した後、該プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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