JP2001331442A - システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式 - Google Patents

システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式

Info

Publication number
JP2001331442A
JP2001331442A JP2000092750A JP2000092750A JP2001331442A JP 2001331442 A JP2001331442 A JP 2001331442A JP 2000092750 A JP2000092750 A JP 2000092750A JP 2000092750 A JP2000092750 A JP 2000092750A JP 2001331442 A JP2001331442 A JP 2001331442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
master
processor
bus master
acquisition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000092750A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
徹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2000092750A priority Critical patent/JP2001331442A/ja
Publication of JP2001331442A publication Critical patent/JP2001331442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム伝送効率を向上させ、システム性能
アップを図ることが可能なシステムバス競合制御装置を
提供する。 【解決手段】 リクエスト受付部31はバスマスタから
のバス獲得要求信号を保持し、グラント出力・調停部3
2はその保持されたバス獲得要求信号からバス獲得獲得
許可信号を生成する。バス獲得時間監視タイマ部33は
システムバス上のトランザクション情報を認識し、同一
バスマスタが獲得し続ける時間を監視する。バスマスタ
レジスタ部34はプロセッサバスに接続されてオペレー
ティングシステムからアクセス自在となっており、特定
のバスマスタからのバス獲得要求信号の制御(バスマス
タのリクエスト特定化)を行う。低速バスマスタアクセ
ス認識部35は低速バスマスタへのアクセスがあった場
合にその状態を一時的に保持し、プロセッサバス上にト
ランザクションの中断を要求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシステムバス競合制
御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式に関
し、特に情報処理装置のシステムバス競合制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置においては、その内
部における情報の伝達手段として主に共通バスが使用さ
れている。すなわち、情報処理装置内部に共通利用を目
的として信号線群(共通バス)を設置し、この信号線群
を個々の装置が時分割で共通に使用している。その際、
共通バスは個々の装置によって時分割で共通に使用する
ことが前提となっているので、それを実現するために各
装置間のバス要求に対して調停を行うための手段を必要
としている。
【0003】各装置間のバス要求に対する調停を行う方
法としては、システムの共通バスに接続された個々の装
置からのバス要求を一度全て記憶し、それらの装置に予
め付与されている優先順位の中で一番優先度が高い装置
に共通バスの使用権を与え、その共通バスの使用が終る
と、再度個々の装置からのバス要求を受付けるという固
定優先順位方式がある。
【0004】また、システムの共通バスに接続された個
々の装置からのバス要求を一度全て記憶するが、それら
の装置全てに対して優先順に共通バスの使用権を与え、
全ての装置が共通バスの使用を終えた後に、再度個々の
装置からのバス要求を受付けるという回転優先順位方式
がある。
【0005】しかしながら、固定優先順位方式では優先
順位の低い装置が共通バスを使用する機会が失われるこ
ととなり、回転優先順位方式では高速な装置の性能を十
分に発揮させることができなくなる。
【0006】そこで、特開昭64−19459号公報に
開示され技術では、基本的に優先度の高いグループの装
置に対してバス使用権を与えるが、優先度の低いグルー
プの装置に対してもある一定期間以上バス要求が保留さ
れた時に、1バスサイクル分のバス使用権を与え、その
後に再度バス要求の受付を行っている。
【0007】また、特開昭60−238962号公報に
開示された技術では、複数ユニットに共通な予約信号が
バス動作期間中に活性化されると、バス動作終了後、所
定時間が経過するまで選択信号の論理値を固定し、選択
されたユニットに対応するバス要求の論理値を選択出力
により反映し、バス動作終了によって非活性状態となっ
たバス要求を所定時間内に再活性化させている。
【0008】さらに、特開平9−293050号公報に
開示された技術では、バス使用の優先度の低いアダプタ
からのバス要求が待たされている時に、バス使用の優先
度の高いアダプタが自アダプタからのバス要求の送出を
抑止し、この抑止回数を計数するとともに、その計数値
が所定値以上となった時に当該抑止を解除するようにし
ている。
【0009】上記の如く、従来の技術においては、プロ
セッサバスに接続されるプロセッサ、システムバスに接
続されるバスマスタからのバス要求に対する競合調停方
式としては、回転優先順位方式及び固定優先順位方式の
みとなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシステ
ムバス競合調停方式では、回転優順位方式や固定優先順
位方式であるため、一つのバスマスタが占有している状
態であれば問題のない競合調停が可能であるが、複数の
バスマスタからの要求があった場合、ある一つのバスマ
スタを優先させて動作させたい場合に不都合が生じる。
【0011】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、システム伝送効率を向上させることができ、シス
テム性能アップを図ることができるシステムバス競合制
御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるシステムバ
ス競合制御装置は、2つ以上のシステムバスが中継器を
介してプロセッサバスに接続され、前記プロセッサバス
にプロセッサ接続され、前記システムバス上に複数のバ
スマスタが接続される情報処理装置において、前記シス
テムバスの競合制御を行うシステムバス競合制御装置で
あって、前記複数のバスマスタ及び前記プロセッサから
出力されるバス獲得要求信号を保持するリクエスト受付
手段と、前記情報処理装置を動作させるオペレーティン
グシステムからアクセス自在でかつ前記オペレーティン
グシステムから指示される特定のバスマスタへのバス獲
得許可信号の制御を行うバスマスタレジスタ手段と、前
記リクエスト受付手段に保持されたバス獲得要求信号及
び前記バスマスタレジスタ手段の制御を基にバス獲得許
可信号を生成するグラント出力・調停手段とを備えてい
る。
【0013】本発明によるシステムバス競合制御方式
は、2つ以上のシステムバスが中継器を介してプロセッ
サバスに接続され、前記プロセッサバスにプロセッサ接
続され、前記システムバス上に複数のバスマスタが接続
される情報処理装置において、前記システムバスの競合
制御を行うシステムバス競合制御方式であって、前記複
数のバスマスタ及び前記プロセッサから出力されるバス
獲得要求信号を保持し、その保持したバス獲得要求信号
と前記情報処理装置を動作させるオペレーティングシス
テムから指示される特定のバスマスタへのバス獲得許可
信号の制御とを基にバス獲得許可信号を生成するように
している。
【0014】すなわち、本発明のシステムバス競合制御
装置は、2つ以上のシステムバスが中継器を介して接続
されている情報処理装置内において、システムバス上に
接続されているバスマスタ及びプロセッサバスに接続さ
れているプロセッサが出力するバス獲得要求信号を保持
するリクエスト受付部と、その保持されたバス獲得要求
信号からバス獲得許可信号を生成するグラント出力・調
停部と、情報処理装置を動作させるオペレーティングシ
ステムからアクセス自在となっており、オペレーティン
グシステムから指示された特定のバスマスタに対するバ
ス獲得要求信号の制御を行うバスマスタレジスタ部とを
有している。
【0015】また、本発明のシステムバス競合制御装置
は、システムバス上のトランザクション情報を認識して
バスマスタがシステムバスを使用する時間を監視するバ
ス獲得時間監視タイマ部を持ち、バス獲得時間監視タイ
マ部の監視結果に応じてグラント出力・調停部からのバ
ス獲得許可信号の出力を中断させる。
【0016】さらに、本発明のシステムバス競合制御装
置は、システムバスに接続される低速バスマスタへのア
クセスがあった場合にそのサイクルを保持し、プロセッ
サに対してリトライ信号を出力する低速バスマスタアク
セス認識部を持ち、低速バスマスタアクセス認識部が低
速バスマスタへのアクセスを認識した時に、システムバ
スがどのバスマスタにも占有されていない状態を確認し
た後にシステムバスへのデータ転送を行っている。
【0017】これによって、システムバス上に接続され
ている特定のバスマスタに対して、通常のバス競合調停
よりも優先的にシステムバスの割当てを行うことが可能
となるので、オペレーティングシステムにて特定のバス
マスタ動作を優先させ、データ転送の高速化を実現する
ことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図
1において、本発明の一実施例による情報処理システム
はプロセッサ1−1,1−2と、メインメモリ2と、バ
スブリッジ(Arbitration:競合調停)3
と、バスマスタ4−1〜4−3と、低速バスマスタ5−
1,5−2と、プロセッサバス100と、システムバス
200,300とから構成されている。
【0019】プロセッサバス100にはプロセッサ1−
1,1−2とメインメモリ2とバスブリッジ3とが接続
されている。システムバス200にはバスブリッジ3
と、自回路からバストランザクションを起動することの
できる複数のバスマスタ4−1〜4−3とが接続されて
いる。システムバス300にはバスマスタ4−3と低速
バスマスタ5−1,5−2とが接続されている。尚、本
実施例ではバスブリッジ3がシステムバス競合制御装置
の機能を有している。
【0020】図2は図1のバスブリッジ3の構成例を示
すブロック図である。図2において、バスブリッジ3は
リクエスト受付部31と、グラント出力・調停部32
と、バス獲得時間監視タイマ部33と、バスマスタレジ
スタ部34と、低速バスマスタアクセス認識部35とか
ら構成されている。
【0021】リクエスト受付部31はシステムバス20
0上に接続されているバスマスタ4−1〜4−3が出力
するバス獲得要求信号a1を保持する。グラント出力・
調停部32はリクエスト受付部31に保持されたバス獲
得要求信号a1からバス獲得獲得許可信号a3を生成す
る。
【0022】バス獲得時間監視タイマ部33はシステム
バス200上のトランザクション情報を認識し、バスマ
スタ4−1〜4−3のうちの同一のバスマスタが獲得し
続ける時間を監視する。
【0023】バスマスタレジスタ部34はプロセッサバ
ス100上に接続されて情報処理装置を動作させるオペ
レーティングシステム(図示せず)からアクセス自在と
なっており、オペレーティングシステムからの指示にし
たがってバスマスタ4−1〜4−3のうちの特定のバス
マスタからのバス獲得要求信号a1の制御、つまりバス
マスタ動作を行うバスマスタ4−1〜4−3のリクエス
ト特定化を行う。
【0024】低速バスマスタアクセス認識部35はシス
テムバス300に接続される低速バスマスタ5−1,5
−2へのアクセスがあった場合にその状態を一時的に保
持し、プロセッサバス100上にトランザクションの中
断を要求する。
【0025】これら図1及び図2を参照して本発明の一
実施例の動作について説明する。システムバス200上
のバスマスタ4−1〜4−3がバスを獲得してデータ転
送を行う場合、バスマスタ4−1〜4−3はバス獲得要
求信号(以下、バスリクエストとする)a1をバスブリ
ッジ3内のリクエスト受付部31へ出力する。
【0026】また、プロセッサ1−1,1−2がシステ
ムバス200に接続されているバスマスタ4−1〜4−
3、またはシステムバス300に接続されている低速バ
スマスタ5−1,5−2へのデータ転送を行う場合も、
バスブリッジ3内のリクエスト受付部31に対してバス
リクエストa1を出力し、リクエスト受付部31に入力
させる。
【0027】バスリクエストa1を受け取ったリクエス
ト受付部31ではどのバスマスタ4−1〜4−3からの
バスリクエストであるかを示す情報を保持し、グラント
出力・調停部32に対してマスタリクエスト信号a2を
出力する。
【0028】グラント出力・調停部32においてはリク
エスト受付部31からの入力信号であるマスタリクエス
ト信号a2を受け取った場合、リクエスト受付部31か
らのその他のマスタリクエスト信号a2がなければ、シ
ステムバス200上にバス獲得許可信号(以下、バスグ
ラントとする)a3を出力する。
【0029】バスグラントa3を受け取ったバスマスタ
4−1〜4−3はシステムバス200を占有し、プロセ
ッサバス100上にあるメインメモリ2に対してデータ
転送を行う。
【0030】また、プロセッサ1−1,1−2の場合、
グラント出力・調停部32から受け取ったバスグラント
a3から、システムバス200上のバスマスタ4−1〜
4−3に対してデータ転送を行うことができる。
【0031】さらに、プロセッサ1−1,1−2からシ
ステムバス300上に接続されている低速バスマスタ5
−1,5−2へのアクセス時、バスブリッジ3内の低速
バスマスタアクセス認識部35ではプロセッサ1−1,
1−2のリクエストa1とともに低速バスマスタ5−
1,5−2へアクセスする際に出力されるアドレスa8
によって低速バスマスタであることを認識する。
【0032】低速バスマスタアクセス認識部35は低速
バスマスタ5−1,5−2へのアクセスと認識した際、
リクエスト受付部31及びグラント出力・調停部32を
介してプロセッサ1−1,1−2への一時的な応答処理
を行い、低速バスマスタ5−1,5−2の応答を待たな
いようにする。その際の処置としてはシステムバス30
0へのデータ転送をすぐに行わず、低速バスマスタアク
セス認識部35からリクエスト受付部31に低速バスマ
スタアクセスリクエスト信号a9を出力し、リクエスト
受付部31でシステムバス200がどのバスマスタにも
占有されていない状態が確認された時、システムバス2
00及びシステムバス300へのデータ転送が行われ
る。
【0033】この時、プロセッサバス100側ではシス
テムバス200側からの応答(有効データ)が返ってく
るまで、リトライ処理でプロセッサ1−1,1−2側の
処理を中断させている。
【0034】図3に示すように、複数のバスマスタ4−
1〜4−3からのバスリクエストa1に対し、バスマス
タレジスタ部34からのマスタ優先信号a5が有効でな
い場合、リクエスト受付部31に入力されたバスリクエ
ストa1に対するバスグラントa3を出力制御するグラ
ント出力・調停部32では、通常の回転優先・固定優先
方式の競合調停を用い、バスマスタ4−1〜4−3に対
するバスグラントa3を出力する。
【0035】オペレーティングシステムがバスマスタレ
ジスタ部34にアクセスし、特定のバスマスタ4−1〜
4−3のバスリクエストa1を優先させる場合、例えば
オペレーティングシステムがメインメモリ2のデータを
磁気ディスク装置等に退避させるようなスワッピング処
理を行う際の、大量のデータ転送及び高速なデータ転送
を必要とする場合にバスマスタ優先順位情報a7によっ
て設定し、対象となるバスマスタ4−1〜4−3のバス
リクエストa1を優先させることができる。
【0036】バスマスタレジスタ部34からあるバスマ
スタ4−1〜4−3に対してマスタ優先信号a5が出力
された場合、リクエスト受付部31に入力されたバスリ
クエストa1でバスマスタレジスタ部34からのマスタ
優先信号a5の対象信号がない場合、マスタ優先信号a
5とは関係なく、要求のあったバスリクエストa1に対
してバスを割り当てるようにグラント出力・調停部32
によってそれぞれのバスグラントa3が出力される。
【0037】リクエスト受付部31に入力されたバスリ
クエストa1内でバスマスタレジスタ部34からのマス
タ優先信号a5の対象となるバスリクエストa1がある
場合、現在使用しているバスマスタ4−1〜4−3のデ
ータ転送が終了次第、回転優先・固定優先に関係なく、
マスタ優先信号a5が有効となったバスマスタ4−1〜
4−3からのバスリクエストa1に対する応答処理を優
先させ、次のバスマスタとしてデータ転送を実行させ
る。
【0038】この時、現在行われているデータ転送のグ
ラント有効時間がマスタレイテンシタイマ等で設定さ
れ、現在占有しているバスマスタがまだ使用できる状況
にあっても、途中で中断できるように、バス獲得時間監
視タイマ部33においてグラント切断要求信号a4をグ
ラント出力・調停部32に出力する。
【0039】このバス獲得時間監視タイマ部33はシス
テムが先に設定したマスタレイテンシタイマ(そのマス
タがバスを占有できる最大時間)とは異なり、オペレー
ティングシステム側が特定のバスマスタ以外のバスマス
タに対して自在に設定することができるレジスタであ
る。
【0040】このグラント切断要求信号a4を受け取っ
たグラント出力・調停部32では、現在アサートされて
いるバスグラントa3をディアサートし、マスタ優先信
号a5の対象となるバスリクエストa1を発行してきた
バスマスタ4−1〜4−3に対してバスグラントa3を
出力する。そのバスグラントa3を受け取ったバスマス
タ4−1〜4−3は、必要な分のデータ転送が終了する
までシステムバス200を占有することができる。
【0041】図3は本発明の一実施例の動作を示すタイ
ミングチャートである。この図3を参照して本発明の一
実施例の動作について具体例を説明する。図3におい
て、c1〜c30はシステムクロックの1周期を示して
いる。
【0042】また、REQ_A#〜REQ_D#はバス
マスタ4−1〜4−3のバスリクエストa1、GNT_
A#〜GNT_D#はバスリクエストa1に対するグラ
ント出力・調停部32から出力されるバスグラントa
3、SPRQ_A#はマスタ優先信号a5を示す。FR
AM#,IRDY#,TRDY#はPCI(Perip
heral Component Interconn
ect)BUSを模範とした場合のシステムバス200
の各制御信号を示す。いずれの信号もアクティブ状態は
“LOW”レベル時である。
【0043】クロック“c1〜c17”までは通常の回
転優先方式による競合調停である。バスマスタはそれぞ
れバスマスタA→バスマスタB→バスマスタC→バスマ
スタD→バスマスタBと順番に割り当てられている。
【0044】マスタ優先信号a5(バスマスタA用の信
号)がグラント出力・調停部32に入力された“c1
6”のタイミングで、現在システムバス200を占有し
ているバスマスタBのサイクルを強制的に“c17”の
タイミングで終了させている。
【0045】この時、バスマスタC,Dからのバスリク
エストが有効になっているため、バスマスタBのサイク
ル終了後、バスマスタC,Dにバスを占有させるところ
であるが、マスタ優先信号a5が有効となっているバス
マスタAに対して、システムバス200を占有させてい
る(“c17”〜“c26”まで)。マスタ優先信号a
5が無効となった時点で、次にシステムバス200を占
有させるバスマスタCに対し、バスグラントa3が出力
され、通常の状態に戻る。
【0046】このように、システムバス200上に接続
されているバスマスタ4−1〜4−3のうちの特定のバ
スマスタに対して、通常のバス競合調停よりも優先的に
システムバス200の割り当てを行うことができるの
で、オペレーティングシステムにて特定のバスマスタ動
作を優先させ、データ転送の高速化を実現することがで
きる。よって、システム伝送効率を向上させることがで
き、システム性能アップを図ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
つ以上のシステムバスが中継器を介してプロセッサバス
に接続され、プロセッサバスにプロセッサ接続され、シ
ステムバス上に複数のバスマスタが接続される情報処理
装置において、複数のバスマスタ及びプロセッサから出
力されるバス獲得要求信号を保持し、その保持したバス
獲得要求信号と情報処理装置を動作させるオペレーティ
ングシステムから指示される特定のバスマスタへのバス
獲得許可信号の制御とを基にバス獲得許可信号を生成す
ることによって、システム伝送効率を向上させることが
でき、システム性能アップを図ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による情報処理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のバスブリッジの構成例を示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1−1,1−2 プロセッサ 2 メインメモリ 3 バスブリッジ 4−1〜4−3 バスマスタ 5−1,5−2 低速バスマスタ 31 リクエスト受付部 32 グラント出力・調停部 33 バス獲得時間監視タイマ部 34 バスマスタレジスタ部 35 低速バスマスタアクセス認識部 100 プロセッサバス 200,300 システムバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上のシステムバスが中継器を介し
    てプロセッサバスに接続され、前記プロセッサバスにプ
    ロセッサ接続され、前記システムバス上に複数のバスマ
    スタが接続される情報処理装置において、前記システム
    バスの競合制御を行うシステムバス競合制御装置であっ
    て、前記複数のバスマスタ及び前記プロセッサから出力
    されるバス獲得要求信号を保持するリクエスト受付手段
    と、前記情報処理装置を動作させるオペレーティングシ
    ステムからアクセス自在でかつ前記オペレーティングシ
    ステムから指示される特定のバスマスタへのバス獲得許
    可信号の制御を行うバスマスタレジスタ手段と、前記リ
    クエスト受付手段に保持されたバス獲得要求信号及び前
    記バスマスタレジスタ手段の制御を基にバス獲得許可信
    号を生成するグラント出力・調停手段とを有することを
    特徴とするシステムバス競合制御装置。
  2. 【請求項2】 前記システムバス上のトランザクション
    情報を認識しかつ前記バスマスタが前記システムバスを
    使用する時間を監視するバス獲得時間監視タイマ手段を
    含み、 前記グラント出力・調停手段は、前記バス獲得時間監視
    タイマ手段の監視結果に応じて前記バス獲得許可信号の
    出力を中断させるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のシステムバス競合制御装置。
  3. 【請求項3】 前記システムバスに接続される低速バス
    マスタへのアクセスがあった時にそのサイクルを保持し
    かつ前記プロセッサに対してリトライ信号を出力する低
    速バスマスタアクセス認識手段を含み、 前記グラント出力・調停手段は、前記低速バスマスタア
    クセス認識手段が前記低速バスマスタへのアクセスを認
    識した時に前記システムバスがどのバスマスタにも占有
    されていない状態を確認した後に前記システムバスへの
    データ転送を行うようにしたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のシステムバス競合制御装置。
  4. 【請求項4】 2つ以上のシステムバスが中継器を介し
    てプロセッサバスに接続され、前記プロセッサバスにプ
    ロセッサ接続され、前記システムバス上に複数のバスマ
    スタが接続される情報処理装置において、前記システム
    バスの競合制御を行うシステムバス競合制御方式であっ
    て、前記複数のバスマスタ及び前記プロセッサから出力
    されるバス獲得要求信号を保持し、その保持したバス獲
    得要求信号と前記情報処理装置を動作させるオペレーテ
    ィングシステムから指示される特定のバスマスタへのバ
    ス獲得許可信号の制御とを基にバス獲得許可信号を生成
    するようにしたことを特徴とするシステムバス競合制御
    方式。
  5. 【請求項5】 前記システムバス上のトランザクション
    情報を認識しかつ前記バスマスタが前記システムバスを
    使用する時間を監視し、その監視結果に応じて前記バス
    獲得許可信号の出力を中断させるようにしたことを特徴
    とする請求項4記載のシステムバス競合制御方式。
  6. 【請求項6】 前記システムバスに接続される低速バス
    マスタへのアクセスがあった時にそのサイクルを保持し
    かつ前記プロセッサに対してリトライ信号を出力すると
    ともに、前記低速バスマスタへのアクセスを認識した時
    に前記システムバスがどのバスマスタにも占有されてい
    ない状態を確認した後に前記システムバスへのデータ転
    送を行うようにしたことを特徴とする請求項4または請
    求項5記載のシステムバス競合制御方式。
JP2000092750A 2000-03-16 2000-03-30 システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式 Pending JP2001331442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000092750A JP2001331442A (ja) 2000-03-16 2000-03-30 システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000073241 2000-03-16
JP2000-73241 2000-03-16
JP2000092750A JP2001331442A (ja) 2000-03-16 2000-03-30 システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001331442A true JP2001331442A (ja) 2001-11-30

Family

ID=26587637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000092750A Pending JP2001331442A (ja) 2000-03-16 2000-03-30 システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001331442A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7444546B2 (en) 2003-04-17 2008-10-28 Arm Limited On-board diagnostic circuit for an integrated circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7444546B2 (en) 2003-04-17 2008-10-28 Arm Limited On-board diagnostic circuit for an integrated circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6496890B1 (en) Bus hang prevention and recovery for data communication systems employing a shared bus interface with multiple bus masters
JP2742728B2 (ja) マルチプロセス・コンピュータシステムのマイクロプロセッサ群の正規優先仲介を無視する予約
JP3604398B2 (ja) 並列パケット化されたモジュール期調停高速制御およびデータバス
EP0664031B1 (en) Prioritization of microprocessors in multiprocessor computer systems
EP0559408B1 (en) A method and apparatus for performing bus arbitration using an arbiter in a data processing system
US5619726A (en) Apparatus and method for performing arbitration and data transfer over multiple buses
US6282598B1 (en) PCI bus system wherein target latency information are transmitted along with a retry request
US6598104B1 (en) Smart retry system that reduces wasted bus transactions associated with master retries
WO1996036912A2 (en) Address and data bus arbiter for pipelined transactions on a split bus
KR100708096B1 (ko) 버스 시스템 및 그 실행 순서 조정방법
JP2004521410A (ja) コンピュータシステムにおけるマルチレベル割込み方式を実現するためのシステムおよび方法
US6212589B1 (en) System resource arbitration mechanism for a host bridge
US5680554A (en) Method and apparatus for arbitrating among processors for access to a common bus
US6115767A (en) Apparatus and method of partially transferring data through bus and bus master control device
US6532507B1 (en) Digital signal processor and method for prioritized access by multiple core processors to shared device
JP2002304369A (ja) バスシステム
JP2002123484A (ja) バス・システム用の即時許可バス・アービタ
EP1096387B1 (en) An arbitration unit for a bus
JP4499235B2 (ja) Pciバス互換性を有するマスターおよびアービターと仲裁方法
JP2001331442A (ja) システムバス競合制御装置及びそれに用いるシステムバス競合制御方式
JPH1125036A (ja) 調停システム、およびアクセスを調停する方法
US5815676A (en) Address bus arbiter for pipelined transactions on a split bus
JP3240863B2 (ja) 調停回路
JPH10320349A (ja) プロセッサ及び当該プロセッサを用いるデータ転送システム
JPH0962640A (ja) 共有メモリのアクセス制御方法