JP2001331115A

JP2001331115A - 表示装置のフロントカバー構造

Info

Publication number: JP2001331115A
Application number: JP2000147285A
Authority: JP
Inventors: Ryoji Kubo; 良治久保
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 2000-05-19
Filing date: 2000-05-19
Publication date: 2001-11-30

Abstract

(57)【要約】【目的】フロントカバーを表示装置に密着状態で装着
する。【構成】フロントカバー１の画像表示孔３の相対する
一組の縁４の内側に沿ってリブ１ａを設け、相対する他
の一組の縁４の内側に突起を設け、前記リブ１ａを表示
装置２の画像表示面２ａに対向する第一受け部１ｄと、
前記表示装置２の側面２ｂに対向する第二受け部１ｂと
で構成し、前記突起を表示装置２に係止してフロントカ
バー１を表示装置２に装着する場合、前記リブ１ａの第
一受け部１ｄが画像表示面２ａに当接するとともに、前
記第二受け部１ｂが側面２ｂに密着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ＰＤＰ(P
lasma Display Panel)等の平面型表示装置のフロントカ
バーに係り、詳細には表示装置に密着して取付けられる
フロントカバーのリブの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は、従来のＰＤＰ(Plasma Display
Panel)のフロントカバーの構造を示す図であり、外観斜
視図（イ）、バックカバーを外した状態の要部裏面図
（ロ）、外観斜視図（イ）のＡ−Ａ’矢視断面図（ハ）
及びフロントカバーの要部裏面図（ニ）である。図３を
参照して説明する。フロントカバー１の画像表示孔３の
相対する一組の縁４の内側に沿ってリブ１ａを設け、相
対する他の一組の縁４の内側に突起２ｅ，２ｆを設け、
前記リブ１ａを表示ユニット２の画像表示面２ａと側面
２ｂ間の斜面２ｃを支える斜面受け部１ｃと、側面２ｂ
に対向する第二受け部１ｂとで構成し、前記突起２ｅを
表示ユニット２の相応位置の凹部に差し込み係止し、前
記突起２ｆをねじで表示ユニット２の相応位置のねじ穴
に止める方法て表示ユニット２をフロントカバー１に装
着する。最後に、バックカバー５を表示ユニット２の後
部にねじ止めして装着する。

【０００３】図４は、従来のＰＤＰ(Plasma Display Pa
nel)における、フロントカバー、バックカバーを装着し
た表示ユニットを示す要部断面図である。従来のＰＤＰ
においてフロントカバー１、表示ユニット２、バックカ
バー５を組み合せてＰＤＰ表示装置を作成する場合、図
４に示すように、例えば、フロントカバー１に表示ユニ
ット２を載置し、数箇所のねじ止めにより簡易にフロン
トカバー１を固定し、最後にバックカバー５をねじ止め
により固定する方法等が採用されていた。フロントカバ
ー１に表示ユニット２を載置する方法では、表示ユニッ
ト２の重量を主としてフロントカバー１の補強用のリブ
１ａで受ける。ところが、従来のフロントカバー１及び
リブ１ａは、薄型軽量のプラスチックス製であり、表示
ユニット２の重量を斜面受け部１ｃで支えるとき、斜面
に垂直な分力Ｐが発生し、支点（△印で表示）の回りに
左回りの大きなモーメントが生じる。そのため、フロン
トカバー１の縁４は左方向に容易に押し広げられること
となり、この状態でフロントカバー１がねじ止めされ
る。従って、フロントカバー１と、バックカバー５との
間の隙間が生じた状態で固定されることになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の表示装置のフロントカバーは装着状態で後部のバック
カバー５との間に隙間が生じ易く、リブが表示ユニット
に密着しないので、フロントカバーの縁が脹らみ、外力
を受けると脹らんだ部分がベカベカするなど、外装上で
高級感を損なう問題があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に記述したよう
に、フロントカバーの画像表示孔の相対する一組の縁の
内側に沿ってリブを設け、相対する他の一組の縁の内側
に突起を設け、前記リブを表示装置の画像表示面に対向
する第一受け部と、前記表示装置の側面に対向する第二
受け部とで構成し、前記突起を表示装置に係止してフロ
ントカバーを表示装置に装着する場合、前記リブの第一
受け部が画像表示面に当接するとともに、前記第二受け
部が側面に密着するように構成した。

【０００６】また、上記リブの第二受け部に係止爪を設
け、前記係止爪を表示装置側面の相応位置に設けた係合
穴に係止することにより、フロントカバーを表示装置に
装着するように構成した。

【０００７】また、上記係止爪を係止用顎を備えるよう
に構成した。

【０００８】また、上記係止爪を後方に傾斜した突起を
備えるように構成した。

【０００９】また、上記リブの第二受け部に後方向きの
凹部を設け、前記後方向きの凹部に表示装置側面の相応
位置に設けた係止爪を係止することにより、フロントカ
バーを表示装置に装着するように構成した。

【００１０】また、上記リブの端部を、表示装置の後面
位置に略等しい前後位置に設け、前記端部は凹部を備
え、前記凹部に表示装置の後部に取付けるバックカバー
の縁に設けた凸条を嵌合することにより、フロントカバ
ーを表示装置に装着するように構成した。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について図を
用いて説明する。図１は、本発明による表示装置のフロ
ントカバー構造の１実施例である、フロントカバー、バ
ックカバーを装着した表示ユニットを示す要部断面図で
ある。尚、前記の図３、４と同一の個所は同じ番号を付
しているので、図１及び図３，４を合せて参照された
い。

【００１２】フロントカバー１の画像表示孔３の相対す
る一組の縁４の内側に沿ってリブ１ａを設け、相対する
他の一組の縁４の内側に突起２ｅ，２ｆを設け、前記リ
ブ１ａを表示装置２の画像表示面２ａに対向する第一受
け部１ｄと、前記表示装置２の側面２ｂに対向する第二
受け部１ｂとで構成し、前記突起２ｅ，２ｆを表示装置
２に係止してフロントカバー１を表示装置２に装着する
場合、前記リブ１ａの第一受け部１ｄが画像表示面２ａ
に当接するとともに、前記第二受け部１ｂが側面２ｂに
密着する。

【００１３】本発明による表示装置のフロントカバー構
造の１実施例を参照し、装着状態の各部の働きを説明す
る。例えば、フロントカバー１に表示ユニット２を載置
し、数箇所のねじ止めにより簡易にフロントカバー１を
固定し、最後にバックカバー５をねじ止めにより固定す
る方法で表示装置を組み立てる場合、表示ユニット２の
重量を主としてフロントカバー１の補強用のリブ１ａで
受ける。本発明では、前記重量を画像表示面２ａに対向
する第一受け部１ｄが支える。従って、表示ユニット２
が第一受け部１ｄに与える重力に基づく力Ｆは垂直方向
であり、支点（△印で表示）を通過するので支点の回り
に回転モーメントは生じない。従って、フロントカバー
１の縁４は従来のように押し広げられて変形することは
なく、フロントカバー１と、バックカバー５との間の隙
間が発生しない。

【００１４】また、表示装置２の側面２ｂに対向する第
二受け部１ｂが側面２ｂに密着するので、外力を受ける
場合でも従来例のようなフロントカバー１が脹らみその
部分がベカベカする現象を防止できる。

【００１５】図２は、本発明による表示装置のフロント
カバー構造の他の実施例を示す要部断面図であり、第２
実施例（イ）、第３実施例（ロ）、第４実施例（ハ）で
ある。尚、前記の図１と同一の個所は同じ番号を付して
いる。図２を参照して、本発明による表示装置のフロン
トカバー構造の他の実施例を説明する。

【００１６】図２（イ）に示す第２実施例は、フロント
カバー１の補強用のリブ１ａの第二受け部１ｂに係止爪
１ｆを設け、前記係止爪１ｆを表示装置２の側面２ｂの
相応位置に設けた係合穴に係止することにより、フロン
トカバー１を表示装置２に装着する。この時、係止爪１
ｆの先端に係止用顎を備えることにより、この顎を係合
穴の縁に引っかけるようにして係止させる。尚、フロン
トカバー１を表示装置２へ装着する場合、フロントカバ
ー１は薄型軽量のプラスチックス製で許容範囲内で容易
に曲げ、捻じれるので、前記係止爪１ｆを係合穴に係止
する際の作業は容易に行える。

【００１７】図２（ロ）に示す第３実施例は、係止爪１
ｇを後方に傾斜した突起とするもので、前記係止爪１ｇ
を表示装置２の側面２ｂの相応位置に設けた係合穴に係
止することにより、フロントカバー１を表示装置２に装
着する。尚、フロントカバー１の材質を弾性のあるプラ
スチックスとすることにより、後方に傾斜した突起の係
止爪１ｇを寝かせる状態とすることができ、フロントカ
バー１を表示装置２へ装着する場合、フロントカバー１
に上方より表示装置２を装着し載置する過程で、最初前
記突起を後方に寝かせる状態とし、表示装置２の係合穴
位置で突起が弾性により元の傾斜位置に戻るので、係合
穴に容易に挿入できる。

【００１８】図２（ハ）に示す第４実施例は、リブ１ａ
の第二受け部１ｂに後方向きの凹部１ｈを設け、前記後
方向きの凹部１ｈに表示装置２の側面２ｂの相応位置に
設けた係止爪２ｈを係止することにより、フロントカバ
ー１を表示装置２に装着する。フロントカバー１の材質
を弾性のあるプラスチックスとすれば、上述の他の実施
例と同様にして凹部１ｈに係止爪２ｈを係止することが
できる。

【００１９】図２（ハ）に示す第５実施例は、リブ１ａ
の端部１ｋを、表示装置２の後面位置に略等しい前後位
置に設け、前記端部１ｋは凹部１ｌを備え、前記凹部１
ｌに表示装置２の後部に取付けるバックカバー５の縁に
設けた凸条３ａを嵌合することにより、フロントカバー
１を表示装置２に装着する。従って、フロントカバー１
と、バックカバー５との間の隙間が出来ない。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来例
から小変更でフロントカバーの縁が表示ユニットに密着
するので脹らみを生ずることはなく、外力を受けてもベ
カベカする事が無いフロントカバーを構成する手段を提
供するものである。従って、ＰＤＰ(Plasma Display Pa
nel)等の平面型表示装置のフロントカバーの製作及び組
立コストの低減が図れるとともに、外装上で高級感を得
られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による表示装置のフロントカバー構造の
１実施例を示す、フロントカバー、バックカバーを装着
した表示ユニットの要部断面図である。

【図２】本発明による表示装置のフロントカバー構造の
他の実施例を示す要部断面図であり、第２実施例
（イ）、第３実施例（ロ）、第４実施例（ハ）である。

【図３】従来のＰＤＰ(Plasma Display Panel)のフロン
トカバーの構造を示す図であり、外観斜視図（イ）、バ
ックカバーを外した状態の要部裏面図（ロ）、外観斜視
図（イ）のＡ−Ａ’矢視断面図（ハ）及びフロントカバ
ーの要部裏面図（ニ）である。

【図４】従来のＰＤＰ(Plasma Display Panel)におけ
る、フロントカバー、バックカバーを装着した表示ユニ
ットを示す要部断面図である。

【符号の説明】

１フロントカバー１ａリブ１ｂ第二受け部１ｃ斜面受け部１ｄ第一受け部１ｆ、１ｇ係止爪１ｈ、１ｌ凹部１ｋ端部２表示ユニット２ａ画像表示面２ｂ側面２ｃ斜面２ｅ、２ｆ突起２ｈ係止爪３画像表示孔３ａ凸条４縁５バックカバー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フロントカバーの画像表示孔の相対する
一組の縁の内側に沿ってリブを設け、相対する他の一組
の縁の内側に突起を設け、前記リブを表示装置の画像表
示面に対向する第一受け部と、前記表示装置の側面に対
向する第二受け部とで構成し、前記突起を表示装置に係
止してフロントカバーを表示装置に装着する場合、前記
リブの第一受け部が画像表示面に当接するとともに、前
記第二受け部が側面に密着することを特徴とした表示装
置のフロントカバー構造。
【請求項２】上記リブの第二受け部に係止爪を設け、
前記係止爪を表示装置側面の相応位置に設けた係合穴に
係止することにより、フロントカバーを表示装置に装着
する請求項１記載の表示装置のフロントカバー構造。
【請求項３】上記係止爪を係止用顎を備えたものとす
る請求項２記載の表示装置のフロントカバー構造。
【請求項４】上記係止爪を後方に傾斜した突起を備え
たものとする請求項２記載の表示装置のフロントカバー
構造。
【請求項５】上記リブの第二受け部に後方向きの凹部
を設け、前記後方向きの凹部に表示装置側面の相応位置
に設けた係止爪を係止することにより、フロントカバー
を表示装置に装着する請求項１記載の表示装置のフロン
トカバー構造。
【請求項６】上記リブの端部を、表示装置の後面位置
に略等しい前後位置に設け、前記端部は凹部を備え、前
記凹部に表示装置の後部に取付けるバックカバーの縁に
設けた凸条を嵌合することにより、フロントカバーを表
示装置に装着する請求項１記載の表示装置のフロントカ
バー構造。