JP2001331032A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2001331032A
JP2001331032A JP2000150748A JP2000150748A JP2001331032A JP 2001331032 A JP2001331032 A JP 2001331032A JP 2000150748 A JP2000150748 A JP 2000150748A JP 2000150748 A JP2000150748 A JP 2000150748A JP 2001331032 A JP2001331032 A JP 2001331032A
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carrier
elastic layer
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JP2000150748A
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Minoru Wada
実 和田
Ryuji Inoue
龍次 井上
Yoshiko Yaoi
嘉子 矢追
Ichiro Izumi
一郎 出水
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体の表面に規制部材を圧接させて
現像領域に搬送される現像剤の量を規制する現像装置に
おいて、規制部材の圧接により現像剤が割れて微粉が発
生するのを抑制すると共に、現像剤担持体の表面に現像
剤がフィルミングされたり、形成される画像に地肌かぶ
りが発生したりするのを抑制する。 【解決手段】 現像剤12を像担持体1と対向する現像領
域に搬送する現像剤担持体11の表面に規制部材15を圧接
させて、現像領域に搬送される現像剤の量を規制すると
共に現像剤を摩擦帯電させる現像装置において、現像剤
担持体の表面に弾性層11b を設け、現像剤に酸価が1〜
30 KOHmg/gの範囲にあるポリエステル樹脂を使用した負
帯電性のトナーを用い、弾性層における仕事関数Wf(eV)
と、上記のポリエステル樹脂の酸価An(KOHmg/g) とが、
4.25<Wf-0.0085An <4.95の条件を満たすようにした

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特に、現
像剤を現像剤担持体の表面に保持させて像担持体と対向
する現像領域に搬送する途中において、この現像剤担持
体の表面に規制部材を圧接させて、現像領域に搬送され
る現像剤の量を規制すると共に現像剤を摩擦帯電させる
ようにした現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された潜像を現像
するのに様々な現像装置が使用されていた。
【0003】そして、このような現像装置としては、現
像剤にキャリアとトナーとを含む2成分現像方式の現像
装置の他に、キャリアを使用しない1成分現像方式の現
像装置が知られていた。
【0004】ここで、このような1成分現像方式の現像
装置においては、現像剤担持体によって像担持体と対向
する現像領域に適当量の現像剤が安定して搬送されるよ
うにするため、一般に現像剤を現像剤担持体の表面に保
持させて像担持体と対向する現像領域に搬送する途中に
おいて、この現像剤担持体の表面に規制部材を圧接さ
せ、この規制部材により現像剤担持体の表面に保持され
て現像領域に搬送される現像剤の量を規制すると共にこ
の現像剤を摩擦帯電させるようにしていた。
【0005】そして、このように規制されて摩擦帯電さ
れた現像剤を現像剤担持体により像担持体と対向する現
像領域に搬送し、この現像剤を像担持体に形成された静
電潜像部分に供給して現像を行うようにしていた。
【0006】しかし、上記のように現像剤担持体の表面
に規制部材を圧接させて現像領域に搬送される現像剤の
量を規制するようにした場合、この規制部材による圧接
力によって現像剤に多大な負荷が加わり、これによって
現像剤担持体の表面における現像剤が割れて微粉が発生
することがあり、特に、高速で画像形成を行うために、
現像剤担持体によって現像剤を搬送する速度を速くした
場合には、規制部材による圧接によって現像剤の割れが
激しくなり、微粉が多く発生した。
【0007】そして、このように現像剤が割れて微粉が
発生すると、この微粉が次第に増加して現像剤担持体の
表面等に融着し、形成される画像に濃度ムラ等が発生す
るという問題があった。
【0008】また、上記のように規制部材の圧接によっ
て現像剤が割れたりするのを防止するため、現像剤担持
体に対する規制部材の圧接力を弱めて、現像剤に加わる
負荷を緩和する方法が考えられたが、このように規制部
材の圧接力を弱めた場合、現像剤担持体によって像担持
体と対向する現像領域に搬送される現像剤の量を適当な
量に規制することが困難になったり、現像剤を十分に摩
擦帯電できなくなる等の問題があった。
【0009】このため、近年においては、現像剤担持体
の表面にゴム等の弾性材料で構成された弾性層を設け
て、規制部材の圧接によって現像剤に加わる負荷を低減
させ、現像剤が割れたりするのを防止することが行われ
るようになった。
【0010】しかし、このように現像剤担持体の表面に
ゴム系の弾性材料で構成された弾性層を設けた場合、現
像剤に用いるトナーとこの弾性層との親和力が高くな
り、特に、負帯電性のトナーを用いた場合において、ト
ナーの帯電量が高くなると、このトナーが現像剤担持体
の表面にフィルミングされて、トナーの帯電が適切に行
えなくなるという問題があり、またトナーの帯電量が低
くなると、トナーが像担持体の非画像部分にも供給され
て、形成される画像に地肌かぶりが生じるという問題が
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、現像剤を
現像剤担持体の表面に保持させて像担持体と対向する現
像領域に搬送する途中において、この現像剤担持体の表
面に規制部材を圧接させて、現像領域に搬送される現像
剤の量を規制する共に現像剤を摩擦帯電させるようにし
た現像装置における上記のような問題を解決することを
課題とするものである。
【0012】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな現像装置において、現像剤担持体の表面に規制部材
を圧接させて現像領域に搬送される現像剤の量を規制す
ると共に現像剤を摩擦帯電させるにあたり、現像剤担持
体の表面に弾性層を形成して、規制部材の圧接によって
現像剤が割れて、微粉が発生するのを抑制すると共に、
このように弾性層が形成された現像剤担持体の表面に現
像剤がフィルミングされたり、形成される画像に地肌か
ぶりが発生したりするのを抑制して、良好な画像が得ら
れるようにすることを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明における現像装
置においては、上記のような課題を解決するため、現像
剤を表面に保持して像担持体と対向する現像領域に搬送
する現像剤担持体と、この現像剤担持体の表面に圧接さ
せて現像領域に搬送される現像剤の量を規制すると共に
現像剤を摩擦帯電させる規制部材とを有する現像装置に
おいて、上記の現像剤担持体の表面に弾性層を設けると
共に、上記の現像剤に酸価が1〜30KOHmg/gの
範囲にあるポリエステル樹脂を使用した負帯電性のトナ
ーを用い、上記の弾性層における仕事関数をWf(e
V)、上記のポリエステル樹脂の酸価をAn(KOHm
g/g)とした場合に、4.25<Wf−0.0085
An<4.95の条件を満たすようにしたのである。
【0014】そして、この発明における現像装置のよう
に、現像剤担持体の表面に弾性層を設けると、この現像
剤担持体の表面に規制部材を圧接させて、現像領域に搬
送される現像剤の量を規制する場合に、現像剤に加わる
負荷が低減され、現像剤が割れて微粉が発生するのが抑
制されるようになる。
【0015】ここで、この発明における現像装置におい
て、酸価が1〜30KOHmg/gの範囲にあるポリエ
ステル樹脂を使用した負帯電性のトナーを用いるように
したのは、酸価が1KOHmg/g未満のポリエステル
樹脂を使用した場合に、このトナーに用いる着色剤の分
散性が悪くなると共に、負帯電性のトナーの帯電性が悪
くなり、ポリエステル樹脂の酸価が大きくなると、負帯
電性のトナーの帯電性が高くなるが、30KOHmg/
gを越えるポリエステル樹脂を使用した場合には、環境
変動によってこの負帯電性のトナーにおける帯電量が大
きく変化して、形成される画像に地肌かぶりが発生しや
すくなるためである。
【0016】そして、この発明における現像装置のよう
に、酸価が1〜30KOHmg/gの範囲にあるポリエ
ステル樹脂を使用した負帯電性のトナーを用いると共
に、上記の弾性層における仕事関数をWf(eV)、上
記のポリエステル樹脂の酸価をAn(KOHmg/g)
とした場合に、4.25<Wf−0.0085An<
4.95の条件を満たすようにすると、上記の負帯電性
のトナーが適切に帯電されて、現像剤担持体の表面に適
切に保持されるようになり、弾性層が形成された現像剤
担持体の表面にこのトナーがフィルミングされたり、形
成される画像に地肌かぶりが発生したりするのが抑制さ
れる。
【0017】ここで、弾性層における仕事関数Wf(e
V)を測定するにあたっては、接触電位差計(川口電機
社製:SSVII−10)を用いて、この弾性層と金との
接触電位差ΔVを測定し、金の仕事関数を4.90eV
として、下記の式より弾性層の仕事関数Wfを算出し
た。
【0018】Wf=4.9−ΔV
【0019】そして、現像剤担持体の表面に上記のよう
な弾性層を設けるにあたり、この弾性層を構成する弾性
材料としては、例えば、ポリスチレン系、ポリオレフィ
ン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニ
ル系、ポリブタジエン系、ポリアミド系等の各種の熱可
塑性エラストマーや、天然ゴム、シス−ポリイソプレン
ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、シス−ポリブ
タジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリ
ルゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、アクリルゴ
ム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等の各種ゴムを使用
することができる。
【0020】ここで、上記のように現像剤に負帯電性の
トナーを使用する場合には、このトナーが適切に帯電さ
れるようにするため、この弾性層を構成する弾性材料
に、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラス
トマー、ニトリルゴム、ウレタンゴム等を用いることが
好ましく、より好ましくは請求項2に示すように、アク
リロニトリル・ブタジエン共重合ゴムを、さらに好まし
くはカルボキシル基を有するアクリロニトリル・ブタジ
エン共重合ゴムを用いるようにする。
【0021】また、現像剤担持体の表面に規制部材を圧
接させて、上記の負帯電性のトナーを摩擦帯電させる際
に、このトナーが適切に帯電されるようにするため、弾
性層に用いる上記の弾性材料に、導電性付与剤や荷電性
付与剤等を混合させるようにしてもよい。
【0022】ここで、導電性付与剤としては、例えば、
ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ファーネス
ブラック等のカーボンブラックや、金属酸化物の微粒子
等を用いることができ、これらを混合させて現像剤担持
体の表面における体積固有抵抗値が1×104 〜1×1
10Ω・cm、好ましくは、1×105 〜1×108Ω
・cmの範囲になるようにする。
【0023】また、荷電性付与剤としては、例えば、ニ
グロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、カリック
スアレン系染料、第4級アンモニウム塩化合物、イミダ
ゾール系化合物等を使用することができ、これらを単独
又は複数組み合わせて使用することもできる。
【0024】また、上記のように現像剤担持体の表面に
弾性層を形成するにあたっては、金属ローラや、金属又
は樹脂スリーブ等の基体の表面に、上記の弾性材料等を
溶解させた溶液を塗布し、これを乾燥させる等の方法で
形成することができ、またこのような弾性層を複数積層
させるようにすることもできる。
【0025】一方、現像剤に使用する負帯電性のトナー
としては、上記のように酸価が1〜30KOHmg/g
の範囲にあるポリエステル樹脂中に着色剤や荷電制御剤
や離型剤等を含有させたものが用いられ、また必要に応
じて流動化剤等を添加させるようにする。
【0026】ここで、上記のトナーの円形度が高くなる
と、現像剤担持体の表面に設けた弾性層に対するトナー
の付着力が低下して、このトナーが像担持体に形成され
た静電潜像の部分に適切に供給されるようになって、形
成される画像に濃度むら等が発生するのが抑制されるた
め、請求項3に示すように、円形度が0.94以上にな
ったトナーを用いることが好ましい。なお、トナーの円
形度については、形状測定器(東亜医用電子社製:FP
IA−1000)を用いて、トナーの投影像の周囲長と
このトナーの投影面積に等しい円の周囲長とを求め、下
記の式により算出した。
【0027】円形度=粒子の投影面積に等しい円の周囲
長/粒子投影像の周囲長
【0028】また、上記のトナーを製造するにあたって
は、従来より一般に使用されている公知の方法で製造す
ることができ、例えば、粉砕法、乳化重合法、懸濁重合
法等を用いることができる。
【0029】ここで、上記の粉砕法によってトナーを製
造するにあたり、このトナーの円形度を上記のように高
めるにあたっては、粉砕工程においてイノマイザーシス
テム(ホソカワミクロン社製)、クリプトロンシステム
(川崎重工業社製)を用いるようにしたり、分級工程に
おいてティープレックス型分級機(ホソカワミクロン社
製)を用いるようにしたり、分級した後のトナーをハイ
ブリダイゼーションシステム(奈良機械製作所製)、コ
スモスシステム(川崎重工業社製)、メカノフュージョ
ンシステム(ホソカワミクロン社製)、メカノミル(岡
田精工社製)、熱気流中改質法を応用したサフュージン
グシステム、湿式コーティング法を応用したディスパー
コート(日清製粉社製)等で処理させるようにする。
【0030】また、上記のトナーの粒径が小さすぎる
と、その流動性が悪くなると共にクリーニング不良等が
発生する一方、粒径が大きすぎると、ハーフトーンの画
像の再現性等が悪くなるため、その体積平均粒径が5〜
12μm、好ましくは7〜10μmのものを用いるよう
にする。また、粒径が5μm以下の粒子が多くなりすぎ
ると、この粒子が現像剤担持体上に融着して、現像剤の
帯電が不均一になり、形成される画像にカブリや濃度ム
ラ等が発生するため、粒径が5μm以下の粒子が25個
数%以下、好ましくは20個数%以下のものを用いるよ
うにする。
【0031】また、このトナーにおいてバインダー樹脂
として使用する上記のポリエステル樹脂としては、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によって
測定した数平均分子量(Mn)が1000〜1500
0、好ましくは3000〜12000の範囲のものを、
また高化式フローテスターによって測定した軟化温度が
80℃〜160℃、好ましくは90℃〜140℃の範囲
のものを、また示差走査熱量計DSCによって測定した
ガラス転移点が50℃〜75℃、好ましくは55℃〜7
0℃の範囲のものを用いることが好ましい。
【0032】また、上記のトナーに使用する着色剤つい
ては、従来より一般に使用されている公知のものを用い
ることができ、例えば、カーボンブラック、アニリンブ
ラック、活性炭、マグネタイト、ベンジジンイエロー、
パーマネントイエロー、ナフトールイエロー、フタロシ
アニンブルー、ファーストスカイブルー、ウルトラマリ
ンブルー、ローズベンガル、レーキレッド等を用いるこ
とができ、一般に上記のバインダー樹脂100重量部に
対して2〜20重量部の割合で用いることが好ましい。
【0033】また、上記のトナーに使用する荷電制御剤
としても、従来より一般に使用されている公知のものを
用いることができ、例えば、モノアゾ金属錯体,芳香族
ヒドロキシカルボン酸系の金属錯体,芳香族ジカルボン
酸系の金属錯体等の有機金属錯体やキレート化合物等を
用いることができ、一般に上記のバインダー樹脂100
重量部に対して1〜10重量部の割合で用いることが好
ましい。
【0034】また、上記のトナーに使用する離型剤とし
ても、従来より一般に使用されている公知のものを用い
ることができ、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子
量ポリプロピレン、酸化型低分子量ポリエチレン、酸化
型低分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワッ
クス、パラフィンワックス、カルナバワックス、サゾー
ルワックス等を単独或は2種類以上組み合わせて使用す
ることができ、一般に上記のバインダー樹脂100重量
部に対して1〜8重量部の割合で用いることが好まし
い。
【0035】また、上記のトナーに使用する流動化剤と
しても、従来より一般に使用されている公知のものを用
いることができ、例えば、シリカ,酸化チタン,酸化ア
ルミニウム等の無機微粒子や、アクリル樹脂,スチレン
樹脂,シリコン樹脂,フッ素樹脂等の樹脂微粒子を使用
することができ、特に、シランカップリング剤やチタン
カップリング剤やシリコンオイル等で疎水化したものを
用いるのが好ましい。そして、このような流動化剤を上
記のトナー100重量部に対して0.1〜3重量部の割
合で添加させて用いるようにする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0037】この実施形態における現像装置において
は、図1に示すように、金属ローラ11aの外周面に適
当な仕事関数になった弾性層11bが形成された現像剤
担持体11を用いると共に、現像剤12として、酸価が
1〜30KOHmg/gの範囲にあるポリエステル樹脂
を使用した負帯電性のトナー12を用い、上記の弾性層
11bにおける仕事関数Wf(eV)と、上記のトナー
12におけるポリエステル樹脂の酸価An(KOHmg
/g)とが、4.25<Wf−0.0085An<4.
95の条件を満たすようにした。
【0038】そして、図2に示すように、上記の現像剤
担持体11を像担持体1と所要間隔dを介して対向する
ように装置本体10に設け、この現像剤担持体11と像
担持体1とを回転させると共に、装置本体10内に収容
された上記のトナー12を送り部材13によって上記の
現像剤担持体11と接触して回転する供給ローラ14に
送り、この供給ローラ14から現像剤担持体11にトナ
ー12を供給するようにした。
【0039】ここで、このように現像剤担持体11と接
触して回転する供給ローラ14からトナー12を現像剤
担持体11に供給させると、現像剤担持体11にトナー
12が十分に供給されるようになり、黒べた部分の多い
画像を形成する場合においても、十分な画像濃度を有す
る画像が得られるようになる。
【0040】そして、上記のようにして供給されたトナ
ー12を現像剤担持体11の表面に保持させて搬送させ
ると共に、この現像剤担持体11の表面に規制部材15
を圧接させ、この規制部材15により現像剤担持体11
の表面に保持されて搬送されるトナー12の量を規制す
ると共に、このトナー12を摩擦帯電させるようにし
た。
【0041】ここで、この実施形態においては、上記の
ように現像剤担持体11の表面に弾性層11bを設けて
いるため、上記のように規制部材15を圧接させて、こ
の現像剤担持体11の表面に保持されたトナー12の量
を規制する場合に、トナー12に加わる負荷が低減され
て、トナー12が割れるのが抑制された。
【0042】また、この実施形態においては、上記のよ
うに現像剤担持体11の弾性層11bにおける仕事関数
Wf(eV)と、トナー12におけるポリエステル樹脂
の酸価An(KOHmg/g)とが、4.25<Wf−
0.0085An<4.95の条件を満たすようにした
ため、トナー12が適切な帯電量になるように摩擦帯電
された。
【0043】そして、上記のように規制部材15によっ
て規制されて摩擦帯電されたトナー12を現像剤担持体
11によって像担持体1と所要間隔dを介して対向する
現像領域に導くと共に、この現像剤担持体11に電源1
6から交流電圧と直流電圧とが重畳された現像バイアス
電圧を印加させて、現像剤担持体11の表面に保持され
たトナー12を像担持体1との間で飛翔させ、このトナ
ー12を像担持体1に形成された静電潜像の部分に供給
して現像を行うようにした。
【0044】ここで、この実施形態の現像装置において
は、上記のように現像剤担持体11の表面におけるトナ
ー12が適切な帯電量に帯電されているため、上記のよ
うに像担持体1に形成された静電潜像の部分にトナー1
2を供給して現像を行う場合に、トナー12が現像剤担
持体11の表面から適切に離れて、地肌かぶりのない良
好な画像が得られるようになると共に、トナー12が現
像剤担持体11の表面にフィルミングされるということ
もなかった。
【0045】そして、上記のようにして現像を行った後
は、現像剤担持体11の表面に残留しているトナー12
を、この現像剤担持体11により装置本体10に導くと
共に、このトナー12を装置本体10に設けられた除電
部材17に接触させて除電させ、このように除電された
トナー12を現像剤担持体11の表面から離脱させて、
装置本体10内に戻すようにしている。このようにする
と、トナー12に現像剤担持体11の表面に残留し続け
てフィルミングするのが防止されると共に、小粒径のト
ナー12だけが先に現像に使用されて、次第に画質が低
下するのも抑制されるようになる。
【0046】なお、この実施形態の現像装置において
は、現像剤担持体11の表面に規制部材15を圧接させ
て、現像剤担持体11の表面に保持されて搬送されるト
ナー12の量を規制すると共にこのトナー12を摩擦帯
電させるようにしただけであるが、図3に示すように、
上記の規制部材15に規制部材用電源15aを接続し、
この規制部材用電源15aによって規制部材15に現像
剤担持体11よりもトナー12の帯電極性と同極性の負
の電圧を印加させることも可能である。
【0047】そして、このように規制部材15に現像剤
担持体11よりもトナー12の帯電極性と同極性の負の
電圧を印加させると、トナー12をより適切に帯電させ
ることができるようになると共に、トナー12がこの規
制部材15に付着するのも抑制され、地肌かぶりや筋状
のむら等が発生するのがより一層抑制されるようにな
る。
【0048】また、この実施形態の現像装置において
は、上記の現像剤担持体11を像担持体1と所要間隔d
を介して対向するように設けたが、図4に示すように、
上記の現像剤担持体11を像担持体1と接触するように
設け、この現像剤担持体11の表面に保持されたトナー
12を像担持体1に接触させて、このトナー12を像担
持体1に形成された静電潜像の部分に供給して現像を行
うようにすることも可能である。但し、図2に示す現像
装置のように、現像剤担持体11の表面に保持されたト
ナー12を像担持体1との間で飛翔させて現像を行う
と、形成される画像にかぶりが発生するのがより抑制さ
れるようになる。
【0049】次に、上記の図2に示す現像装置におい
て、現像剤担持体11の表面に設ける弾性層11bの種
類を変更させると共に、現像剤12として使用する負帯
電性のトナー12の種類を変更させ、このような各現像
装置を市販のプリンター(ミノルタ社製:PagePr
TM15e)を改造したものに搭載して、画像を形成す
る実験を行い、この発明の条件を満たす現像装置を用い
た場合においては、弾性層11bが形成された現像剤担
持体11の表面にトナー12がフィルミングされたり、
形成される画像に地肌かぶりが発生したりするのが抑制
されることを明らかにする。
【0050】この実験においては、SUS303製の金
属ローラの外周面に導電性のシリコンゴム層を形成し
て、ゴム硬度が45度、抵抗値が1×106 Ωになった
現像剤担持体用の基体を用い、この基体の表面に下記の
ようにして弾性層を設けたA1〜A6の現像剤担持体を
用いるようにした。
【0051】ここで、A1の現像剤担持体においては、
弾性材料にポリウレタン(日本エヌエスシー社製:ヨド
ゾール)を用い、このポリウレタン100重量部に対し
てカーボンブラックとしてケッチェンブラックを2重量
部の割合で分散させた溶液中に上記の基体を浸漬させ
て、この基体の表面に上記の溶液の塗膜を形成し、これ
をオーブンにより130〜150℃の温度で1時間加熱
して、厚みが30μmになった弾性層を形成した。そし
て、この弾性層における仕事関数Wf(eV)を前記の
ようにして測定した結果、この弾性層における仕事関数
Wfは4.23eVになっていた。
【0052】また、A2の現像剤担持体においては、弾
性材料に上記のA1の現像剤担持体と同じポリウレタン
を用い、このポリウレタン100重量部に対してカーボ
ンブラックとしてアセチレンブラックを2.5重量部の
割合で分散させた溶液中に上記の基体を浸漬させて、こ
の基体の表面に上記の溶液の塗膜を形成し、その後は、
上記のA1の現像剤担持体の場合と同様にして、膜厚が
30μmになった弾性層を形成した。なお、この弾性層
における仕事関数Wfは4.38eVになっていた。
【0053】また、A3の現像剤担持体においては、弾
性材料にカルボキシル基を有するアクリロニトリル・ブ
タジエン共重合ゴム(カルボキシル基含有NBR)(日
本ゼオン社製:ニポール1072J)を用い、このカル
ボキシル基含有NBRを100重量部、カーボンブラッ
クとしてケッチェンブラックを20重量部、亜鉛華を5
重量部の割合にして混練し、この混練物をトルエン80
0重量部に溶解し、この溶液中に上記の基体を浸漬させ
て、この基体の表面に上記の溶液の塗膜を形成し、その
後は、上記のA1の現像剤担持体の場合と同様にして、
膜厚が30μmになった弾性層を形成した。なお、この
弾性層における仕事関数Wfは4.65eVになってい
た。
【0054】また、A4の現像剤担持体においては、弾
性材料に上記のA3の現像剤担持体と同じカルボキシル
基含有NBRを用い、このカルボキシル基含有NBRを
100重量部、カーボンブラックとしてアセチレンブラ
ックを25重量部、亜鉛華を5重量部の割合にして混練
し、その後は、上記のA3の現像剤担持体の場合と同様
にして、膜厚が30μmになった弾性層を形成した。な
お、この弾性層における仕事関数Wfは4.80eVに
なっていた。
【0055】また、A5の現像剤担持体においては、弾
性材料にアクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム(N
BR)(日本ゼオン社製:ニポールDN207)を用
い、このNBRを100重量部、アセチレンブラックを
25重量部、亜鉛華を5重量部の割合にして混練し、そ
の後は、上記のA3の現像剤担持体の場合と同様にし
て、膜厚が30μmになった弾性層を形成した。なお、
この弾性層における仕事関数Wfは5.01eVになっ
ていた。
【0056】また、A6の現像剤担持体においては、弾
性材料にシリコンゴムコーティング剤(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン社製:DY38)を用い、上記の基
体のの表面にこのシリコンゴムコーティング剤の塗膜を
形成し、その後は、上記のA1の現像剤担持体の場合と
同様にして、膜厚が30μmになった弾性層を形成し
た。なお、この弾性層における仕事関数Wfは5.17
eVになっていた。
【0057】一方、現像剤に使用する負帯電性のトナー
としては、下記のようにして製造したトナーT1〜T5
を用いるようにした。
【0058】トナーT1を製造するにあたっては、酸価
が1.3KOHmg/gのポリエステル樹脂とイエロー
顔料(ピグメントイエロー180)とを7:3の重量比
になるように混練して、顔料マスターバッチを得た。そ
して、顔料マスターバッチを10重量部、上記のポリエ
ステル樹脂を93重量部、負荷電制御剤(オリエント化
学社製:E−81)を2重量部、離型剤(三洋化成工業
社製:100TS)を1重量部の割合にし、これらをヘ
ンシェルミキサーにより十分混合した後、2軸混練押出
機を用いて混練し、これを冷却した後、粗粉砕し、ジェ
ット粉砕機(日本ニューマチック社製:IDS)によっ
て微粉砕した後、DS分級機(日本ニューマチック社
製)で分級して体積平均粒径が6.2μmになったトナ
ー粒子を得た。次いで、このトナー粒子100重量部に
対して、疎水性シリカ(キャボット社製:キャボジルT
S−500)を0.5重量部、疎水性二酸化チタン(チ
タン工業社製:STT30A)を1.0重量部の割合で
添加し、これらをヘンシェルミキサーにより混合してト
ナーT1を得た。そして、このようにして得たトナーT
1の円形度を前記のようにして測定した結果、このトナ
ーT1の円形度は0.938になっていた。
【0059】トナーT2を製造するにあたっては、上記
のトナーT1の製造において、酸価が1.3KOHmg
/gのポリエステル樹脂に代えて、酸価が4.9KOH
mg/gのポリエステル樹脂を用い、それ以外は、上記
のトナーT1の場合と同様にしてトナーT2を得た。な
お、このトナーT2の円形度は0.938になってい
た。
【0060】トナーT3を製造するにあたっては、上記
のトナーT1の製造において、酸価が1.3KOHmg
/gのポリエステル樹脂に代えて、酸価が24.9KO
Hmg/gのポリエステル樹脂を用い、それ以外は、上
記のトナーT1の場合と同様にしてトナーT3を得た。
なお、このトナーT3の円形度は0.938になってい
た。
【0061】トナーT4を製造するにあたっては、ポリ
エステル樹脂として、上記のトナーT2と同じ酸価が
4.9KOHmg/gのポリエステル樹脂を用い、上記
トナーT1と同様にして製造するにあたり、上記のジェ
ット粉砕機に代えてイノマイザー(ホソカワミクロン社
製:INM−30型)を用いて微粉砕すると共に、上記
のDS分級機に代えてロータ型分級機(ホソカワミクロ
ン社製:100ATP)を用いて分級してトナー粒子を
得るようにし、それ以外は、上記トナーT1の場合と同
様にして、トナーT4を得た。なお、このトナーT4の
円形度は0.953になっていた。
【0062】トナーT5を製造するにあたっては、上記
のトナーT4の場合と同様にして得たトナー粒子をハイ
ブリダイゼーションシステム(奈良機械製作所製:HS
−3型)を用いて6000rpmで5分間処理し、それ
以外は、上記トナーT4の場合と同様にして、トナーT
5を得た。なお、このトナーT5の円形度は0.968
になっていた。
【0063】そして、上記の図2に示す現像装置におい
て、上記のA1〜A6の現像剤担持体とトナーT1〜T
3とを組み合わせて使用し、これらの現像装置を前記の
ように市販のプリンター(ミノルタ社製:PagePr
TM15e)を改造したものに搭載し、システム速度1
00mm/sで連続して3000枚の画像を形成し、形
成された画像について地肌かぶりの評価を行うと共に、
各現像剤担持体に対するトナーのフィルミングの評価を
行い、その結果を、表1に示した。
【0064】ここで、地肌かぶりの評価については、地
肌かぶりがなく良好な画像が得られた場合を○、若干地
肌かぶりがあるが実用上問題とならない場合を△、地肌
かぶりが激しく実用上問題となる場合を×で示した。
【0065】また、現像剤担持体に対するトナーのフィ
ルミングの評価については、フィルミングが発生してお
らず良好な画像が得られた場合を○、フィルミングが若
干発生しているが実用上問題のない場合を△、フィルミ
ングの発生が激しくて実用上問題となる場合を×で示し
た。
【0066】
【表1】
【0067】この結果から明かなように、酸価が1〜3
0KOHmg/gの範囲になったポリエステル樹脂を使
用した負帯電性のトナーを用いた場合において、現像剤
担持体の表面に設けた弾性層における仕事関数Wf(e
V)と、トナーに用いた上記のポリエステル樹脂の酸価
An(KOHmg/g)とが、4.25<Wf−0.0
085An<4.95の条件を満たすようにした場合、
現像剤担持体にトナーがフィルミングされるのが防止さ
れると共に、形成される画像に地肌かぶりが発生するの
も抑制されて、良好な画像が得られた。
【0068】これに対して、Wf−0.0085Anの
値が4.25以下になると、現像剤担持体にトナーがフ
ィルミングされるようになり、またWf−0.0085
Anの値が4.95以上になると、形成される画像に地
肌かぶりが発生した。
【0069】次に、上記の図2に示す現像装置におい
て、上記のA3の現像剤担持体を用いると共に、上記の
トナーT2,T4,T5を用い、これらの各現像装置を
前記のように市販のプリンター(ミノルタ社製:Pag
eProTM15e)を改造したものに搭載し、システム
速度100mm/sで連続して3000枚の画像を形成
し、形成された画像における画像むらの評価を行い、そ
の結果を下記の表2に示した。
【0070】ここで、画像むらの評価については、画像
むらが全く発生しなかった場合を○、画像むらが発生し
た場合を×で示した。
【0071】
【表2】
【0072】この結果から明らかなように、円形度が高
いトナーT4,T5を用いた場合には、円形度がこれら
より低いトナーT2を用いた場合に比べて、画像むらの
発生が抑制されるようになっていた。
【0073】また、上記のA3の現像剤担持体を用いた
現像装置において、この現像剤担持体により上記のトナ
ーT2,T4,T5をそれぞれ0.8mg/cm2 の搬
送量で搬送させた後、上記の現像剤担持体の表面に保持
されたトナーに対して、ノズルから0.2kgf/cm
2 のガス圧で窒素ガスを吹き付け、それぞれ飛散したト
ナーの数を測定器(ホソカワミクロン社製:E−spa
srt アナライザー)により測定し、その結果を図5
に示した。
【0074】この結果、トナーの円形度が高くなるほ
ど、トナー飛散個数が多くなって、現像剤担持体に対す
るトナーの付着力が弱くなっていた。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、現像剤を表面に保持して像担持体
と対向する現像領域に搬送する現像剤担持体の表面に弾
性層を設けるようにしたため、この現像剤担持体の表面
に規制部材を圧接させて、現像領域に搬送される現像剤
の量を規制する場合に、現像剤に加わる負荷が低減さ
れ、現像剤が割れて微粉が発生するのが抑制されるよう
になった。
【0076】また、この発明における現像装置において
は、現像剤に酸価が1〜30KOHmg/gの範囲にあ
るポリエステル樹脂を使用した負帯電性のトナーを用い
ると共に、上記の弾性層における仕事関数をWf(e
V)、上記のポリエステル樹脂の酸価をAn(KOHm
g/g)とした場合に、4.25<Wf−0.0085
An<4.95の条件を満たすようにしたため、上記の
負帯電性のトナーが適切に帯電されて、現像剤担持体の
表面に適切に保持されるようになり、特に高速で画像形
成を行うようにした場合においても、弾性層が形成され
た現像剤担持体の表面にこのトナーがフィルミングされ
たり、形成される画像に地肌かぶりが発生したりするの
が抑制され、良好な画像が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における現像装置において
使用する現像剤担持体の概略側面図である。
【図2】この発明の一実施形態における現像装置におい
て、現像剤担持体の表面に保持された現像剤を像担持体
の表面に接触させずに現像を行う状態を示した概略説明
図である。
【図3】図2に示す実施形態の現像装置において、規制
部材用電源から規制部材に現像剤担持体よりもトナーの
帯電極性と同極性の負の電圧を印加させるようにした状
態を示した概略説明図である。
【図4】この発明の他の実施形態における現像装置にお
いて、現像剤担持体の表面に保持された現像剤を像担持
体の表面に接触させて現像を行う状態を示した概略説明
図である。
【図5】トナーの円形度と、現像剤担持体から飛散する
トナー個数との関係を示した図である。
【符号の説明】
1 像担持体 11 現像剤担持体 11b 弾性層 12 現像剤(トナー) 15 規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/08 G03G 9/08 331 9/087 15/08 507L (72)発明者 矢追 嘉子 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 出水 一郎 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA15 CA08 DA02 EA10 FA07 2H077 AC04 AD06 AD13 AD35 AE03 AE04 EA11 EA16 FA13 FA22 FA25 3J103 AA02 AA14 AA33 AA51 BA41 FA02 FA07 FA14 FA18 FA30 GA02 GA52 GA57 GA58 HA03 HA04 HA05 HA12 HA15 HA33 HA48 HA52 HA53 HA54

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を表面に保持して像担持体と対向
    する現像領域に搬送する現像剤担持体と、この現像剤担
    持体の表面に圧接させて現像領域に搬送される現像剤の
    量を規制すると共に現像剤を摩擦帯電させる規制部材と
    を有する現像装置において、上記の現像剤担持体の表面
    に弾性層を設けると共に、上記の現像剤に酸価が1〜3
    0KOHmg/gの範囲にあるポリエステル樹脂を使用
    した負帯電性のトナーを用い、上記の弾性層における仕
    事関数をWf(eV)、上記のポリエステル樹脂の酸価
    をAn(KOHmg/g)とした場合に、4.25<W
    f−0.0085An<4.95の条件を満たすことを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した現像装置において、
    現像剤担持体の表面に設ける上記の弾性層を構成する材
    料に、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴムを用い
    たことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した現像装置にお
    いて、上記の現像剤に円形度が0.94以上になったト
    ナーを用いたことを特徴とする現像装置。
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