JP2001330605A - 試験紙 - Google Patents
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- JP2001330605A JP2001330605A JP2001070696A JP2001070696A JP2001330605A JP 2001330605 A JP2001330605 A JP 2001330605A JP 2001070696 A JP2001070696 A JP 2001070696A JP 2001070696 A JP2001070696 A JP 2001070696A JP 2001330605 A JP2001330605 A JP 2001330605A
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】分析対象物質を発色試薬により分析測定する試
験紙において、広い濃度範囲での定量的測定と良好な再
現性を実現することを課題とする。 【解決手段】試薬層と発色展開層を分離し、試薬層での
発色を発色展開層に展開した上で測定する試験紙とし
た。また、発色展開層の次に検体吸収層を設けることで
検体の流れをさらに改善した。特に全血試料を使用する
場合は、試料添加部位に血球分離機能を有する凝集剤を
含有させる構成、及び/又は、試薬層と発色展開層との
間に血漿分離膜を設ける構成とした。
験紙において、広い濃度範囲での定量的測定と良好な再
現性を実現することを課題とする。 【解決手段】試薬層と発色展開層を分離し、試薬層での
発色を発色展開層に展開した上で測定する試験紙とし
た。また、発色展開層の次に検体吸収層を設けることで
検体の流れをさらに改善した。特に全血試料を使用する
場合は、試料添加部位に血球分離機能を有する凝集剤を
含有させる構成、及び/又は、試薬層と発色展開層との
間に血漿分離膜を設ける構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は臨床化学の分野等
で、液体試料中の特定の成分を、発色により定量的また
は定性的に分析、測定する試験紙に関するものである。
で、液体試料中の特定の成分を、発色により定量的また
は定性的に分析、測定する試験紙に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、化学反応による発色を利用する試験
紙においては、米国特許第3,050,373号、同3,061,523号
等に記載されているように、ろ紙等に試薬を含ませた一
層だけの試験紙で、同一の層に試料を添加して発色さ
せ、目視または簡単な反射率計などで測定していた。多
層構造を有する試験紙としては、特開平4-304899号、特
公平6-104077号等に、試薬層と展開層をもつ試験紙が開
示されているが、これらの展開層は、試薬層の上流に位
置する試料添加部位であり、試薬層において発色及び判
定を行っていた。また、特開平9-184837号には、独立し
た検出層を備える試験片が開示されているが、この独立
した検出層は、低濃度域での検出を向上させるために、
発色した色素を試薬層に対して垂直方向に移して吸着さ
せ判定するものであった。このため、低濃度域での測定
感度は良好である一方、高濃度域で色素の発色が頭打ち
になってしまい、試料中に予想以上の分析対象物質が含
有されていた場合には、再測定を余儀なくされてしまう
等、定量的測定という観点からは、十分でない。また、
これらの従来技術においては、発色した色素の偏りによ
り、定量的測定という観点からの問題のみならず、測定
再現性が悪いという問題があった。
紙においては、米国特許第3,050,373号、同3,061,523号
等に記載されているように、ろ紙等に試薬を含ませた一
層だけの試験紙で、同一の層に試料を添加して発色さ
せ、目視または簡単な反射率計などで測定していた。多
層構造を有する試験紙としては、特開平4-304899号、特
公平6-104077号等に、試薬層と展開層をもつ試験紙が開
示されているが、これらの展開層は、試薬層の上流に位
置する試料添加部位であり、試薬層において発色及び判
定を行っていた。また、特開平9-184837号には、独立し
た検出層を備える試験片が開示されているが、この独立
した検出層は、低濃度域での検出を向上させるために、
発色した色素を試薬層に対して垂直方向に移して吸着さ
せ判定するものであった。このため、低濃度域での測定
感度は良好である一方、高濃度域で色素の発色が頭打ち
になってしまい、試料中に予想以上の分析対象物質が含
有されていた場合には、再測定を余儀なくされてしまう
等、定量的測定という観点からは、十分でない。また、
これらの従来技術においては、発色した色素の偏りによ
り、定量的測定という観点からの問題のみならず、測定
再現性が悪いという問題があった。
【0003】一方、赤血球等の固形成分を除く処理を行
っていない血液試料(以下全血試料と略す)中の特定成
分を検出するには、試験紙によって分析対象物質を検出
する操作を行う前に、全血試料から赤血球等の固形成分
を除くという前処理工程が必要である。このような前処
理工程もしくは前処理工程を含む分析法として、特開昭
57-53661号には、ガラス繊維層を使用した血液分析法
が、特開昭63-177059号には、可溶性凝集素を保持した
フィルターによる血漿分離装置が、それぞれ開示されて
いる。
っていない血液試料(以下全血試料と略す)中の特定成
分を検出するには、試験紙によって分析対象物質を検出
する操作を行う前に、全血試料から赤血球等の固形成分
を除くという前処理工程が必要である。このような前処
理工程もしくは前処理工程を含む分析法として、特開昭
57-53661号には、ガラス繊維層を使用した血液分析法
が、特開昭63-177059号には、可溶性凝集素を保持した
フィルターによる血漿分離装置が、それぞれ開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、発色反応を用い
た試験紙では、定量的測定が可能な濃度範囲が狭い、測
定再現性が悪いなどの問題があった。また、特に全血試
料を用いる場合には、上記の問題に加え、試薬層の前に
血球分離層が存在することから、全血試料が少量の場合
は測定が困難であるという問題があった。本発明は、上
記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、
測定再現性を改善し、低濃度から高濃度までの広範囲に
渡って分析対象物質を定量的に検出できると共に、少量
の全血試料中の分析対象物質を測定可能な試験紙を提供
することにある。
た試験紙では、定量的測定が可能な濃度範囲が狭い、測
定再現性が悪いなどの問題があった。また、特に全血試
料を用いる場合には、上記の問題に加え、試薬層の前に
血球分離層が存在することから、全血試料が少量の場合
は測定が困難であるという問題があった。本発明は、上
記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、
測定再現性を改善し、低濃度から高濃度までの広範囲に
渡って分析対象物質を定量的に検出できると共に、少量
の全血試料中の分析対象物質を測定可能な試験紙を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、発色反応
を用いた試験紙では、試料の添加、発色試薬の保持、発
色反応、発色の測定のために、担体には異なった特性が
求められることに着目し、発色展開層を試薬層から別の
層に分離し、それぞれに最適の担体を用い、試薬層で発
色した発色物質を発色展開層に拡散展開させて判定する
ことにより、定量的測定が可能な濃度範囲の拡大、測定
再現性の改善を可能にした。更に、場合によっては、試
料添加層を試薬層から分離する構成、発色展開層の次に
検体吸収層を設ける構成を採用した。また、全血試料を
用いる場合は、上記構成に加え、試薬層及び/又は試料
添加層に赤血球凝集剤を含有させる等により赤血球濾過
機能を持たせること、及び/又は、試薬層と発色展開層
との間に血漿分離膜を設置することにより、血漿の分離
をより完全に行い、血漿分離と測定を同時に行うととも
に、定量的測定が可能な濃度範囲の拡大、測定再現性の
改善を可能とした。
を用いた試験紙では、試料の添加、発色試薬の保持、発
色反応、発色の測定のために、担体には異なった特性が
求められることに着目し、発色展開層を試薬層から別の
層に分離し、それぞれに最適の担体を用い、試薬層で発
色した発色物質を発色展開層に拡散展開させて判定する
ことにより、定量的測定が可能な濃度範囲の拡大、測定
再現性の改善を可能にした。更に、場合によっては、試
料添加層を試薬層から分離する構成、発色展開層の次に
検体吸収層を設ける構成を採用した。また、全血試料を
用いる場合は、上記構成に加え、試薬層及び/又は試料
添加層に赤血球凝集剤を含有させる等により赤血球濾過
機能を持たせること、及び/又は、試薬層と発色展開層
との間に血漿分離膜を設置することにより、血漿の分離
をより完全に行い、血漿分離と測定を同時に行うととも
に、定量的測定が可能な濃度範囲の拡大、測定再現性の
改善を可能とした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の試験紙は、基本的には、
第1図〜第6図に示すように、発色展開層2が試薬層
3、5から分離された試験紙である。発色展開層2は、
試薬層3、5で発色した発色物質を拡散展開させて判定
する部位である。ここで、少量の全血試料に対応するた
めには、試料添加層4と試薬層3を分離しない試験紙
(つまり、試料添加部位を有する試薬層5)とすること
が好ましいが、通常、試料中の不純物を除くなどの前処
理が必要な場合や試料の容量が多い場合は、図1および
図2に示すように、試料添加層4と試薬層3を分離した
試験紙とすることが好ましい。また、図5および図6に
示すように、発色展開層2の次に検体吸収層8を設ける
ことで検体の流れをより良くすることも出来る。更に、
赤血球の分離をより良くするためには、図5および図6
に示すように、試料添加部位を有する試薬層5と発色展
開層2の間に血漿分離膜7を組みこむことが効果的であ
る。もちろん、本発明によれば、試薬層3と発色展開層
2の間に血漿分離膜7を組みこんでも良い。これらの各
層は、一定の重なりを持たせるか接触させる等により、
試料の移動を可能にし連続性のある構造となっている。
また、これらの各層は、耐水性を備えた支持体1上に貼
付されていることが好ましい。
第1図〜第6図に示すように、発色展開層2が試薬層
3、5から分離された試験紙である。発色展開層2は、
試薬層3、5で発色した発色物質を拡散展開させて判定
する部位である。ここで、少量の全血試料に対応するた
めには、試料添加層4と試薬層3を分離しない試験紙
(つまり、試料添加部位を有する試薬層5)とすること
が好ましいが、通常、試料中の不純物を除くなどの前処
理が必要な場合や試料の容量が多い場合は、図1および
図2に示すように、試料添加層4と試薬層3を分離した
試験紙とすることが好ましい。また、図5および図6に
示すように、発色展開層2の次に検体吸収層8を設ける
ことで検体の流れをより良くすることも出来る。更に、
赤血球の分離をより良くするためには、図5および図6
に示すように、試料添加部位を有する試薬層5と発色展
開層2の間に血漿分離膜7を組みこむことが効果的であ
る。もちろん、本発明によれば、試薬層3と発色展開層
2の間に血漿分離膜7を組みこんでも良い。これらの各
層は、一定の重なりを持たせるか接触させる等により、
試料の移動を可能にし連続性のある構造となっている。
また、これらの各層は、耐水性を備えた支持体1上に貼
付されていることが好ましい。
【0007】上記各層の材質については、試料添加層4
および試薬層3、5には、グラスファイバー、セルロー
ス、ポリプロピレン、ろ紙等が使用でき、好ましくは、
厚さ0.2 mm〜2.0mm、密度 0.1 g/cm3〜0.5 g/cm3のグラ
スファイバーである。また、発色展開層2には、ニトロ
セルロース、ナイロン、ポリビニリデンジフライド等が
使用でき、好ましくは、ニトロセルロースである。ここ
で、ニトロセルロースの特性としては、厚さ100μm〜20
0μm、流速10sec/cm〜80sec/cmであることが好ましい。
血漿分離膜7としては、市販されているポリエステル
製、ポリエーテルスルホン製血漿分離膜などが使用可能
である。検体吸収層8には、グラスファイバー、セルロ
ース、ろ紙等が使用できる。耐水性を備えた支持体1に
は、プラスチック(ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、塩化ビニル、アクリル、ABS樹脂、スチロー
ル樹脂、ポリカーボネートなど)又は、ガラス、金属な
どが使用でき、好ましくはプラスチックである。試験紙
の裏側からの反射光の測定や透過光での測定のために
は、耐水性の支持体1は透明であることが好ましい。
および試薬層3、5には、グラスファイバー、セルロー
ス、ポリプロピレン、ろ紙等が使用でき、好ましくは、
厚さ0.2 mm〜2.0mm、密度 0.1 g/cm3〜0.5 g/cm3のグラ
スファイバーである。また、発色展開層2には、ニトロ
セルロース、ナイロン、ポリビニリデンジフライド等が
使用でき、好ましくは、ニトロセルロースである。ここ
で、ニトロセルロースの特性としては、厚さ100μm〜20
0μm、流速10sec/cm〜80sec/cmであることが好ましい。
血漿分離膜7としては、市販されているポリエステル
製、ポリエーテルスルホン製血漿分離膜などが使用可能
である。検体吸収層8には、グラスファイバー、セルロ
ース、ろ紙等が使用できる。耐水性を備えた支持体1に
は、プラスチック(ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、塩化ビニル、アクリル、ABS樹脂、スチロー
ル樹脂、ポリカーボネートなど)又は、ガラス、金属な
どが使用でき、好ましくはプラスチックである。試験紙
の裏側からの反射光の測定や透過光での測定のために
は、耐水性の支持体1は透明であることが好ましい。
【0008】本発明の試験紙は、発色に必要な試薬が、
試薬層3、5に乾燥状態で保持されている。試料添加層
4を備えた試験紙(図1または図2に示すもの)では、
資料添加層4に添加された液体試料は、試料添加層4、
試薬層3、発色展開層2の順に流れる。また、試料添加
部位を有する試薬層5(図3〜図6に示すもの)に添加
された液体試料は、試薬層5、発色展開層2の順に流れ
る。即ち、試薬層3、5に移動した又は添加された試料
中の分析対象物質が、試薬層3、5に含まれる試薬と反
応して発色物質を形成し、該発色物質が発色展開層2に
拡散展開し、発色展開層2において測定もしくは判定を
行う。
試薬層3、5に乾燥状態で保持されている。試料添加層
4を備えた試験紙(図1または図2に示すもの)では、
資料添加層4に添加された液体試料は、試料添加層4、
試薬層3、発色展開層2の順に流れる。また、試料添加
部位を有する試薬層5(図3〜図6に示すもの)に添加
された液体試料は、試薬層5、発色展開層2の順に流れ
る。即ち、試薬層3、5に移動した又は添加された試料
中の分析対象物質が、試薬層3、5に含まれる試薬と反
応して発色物質を形成し、該発色物質が発色展開層2に
拡散展開し、発色展開層2において測定もしくは判定を
行う。
【0009】発色展開層2の効果としては、試薬層
3、5で発色した色素を発色展開層2で分散させて測定
することにより、高濃度の試料での発色の頭打ちを回避
し、定量範囲を高濃度域まで広げられる、発色展開層
2は試薬の保持能が不要なため、発色測定に最適な平滑
で均質な素材を選択でき、また色素が分散する際に発色
のむらや偏りが均一化され、再現性の良い定量測定が可
能である、材質やサイズを選ぶことで、色素の分散を
制御して発色の濃さを調整でき、必要に応じて定量範囲
を低濃度側にも高濃度側にも変えられる、特に全血試
料を用いる場合に、全血のまま試薬層での反応を行わ
せ、血漿分離は発色反応終了後に行うことが可能なの
で、必要な全血検体量は試薬層のベッドボリューム分だ
けであり、ベッドボリュームの小さい発色展開層を満た
すだけの血漿が得られれば良いので、添加する全血検体
量を少なく出来る等が挙げられる。尚、これらは、本発
明に伴う必須の効果だけでなく、付加的効果をも含んで
いる。
3、5で発色した色素を発色展開層2で分散させて測定
することにより、高濃度の試料での発色の頭打ちを回避
し、定量範囲を高濃度域まで広げられる、発色展開層
2は試薬の保持能が不要なため、発色測定に最適な平滑
で均質な素材を選択でき、また色素が分散する際に発色
のむらや偏りが均一化され、再現性の良い定量測定が可
能である、材質やサイズを選ぶことで、色素の分散を
制御して発色の濃さを調整でき、必要に応じて定量範囲
を低濃度側にも高濃度側にも変えられる、特に全血試
料を用いる場合に、全血のまま試薬層での反応を行わ
せ、血漿分離は発色反応終了後に行うことが可能なの
で、必要な全血検体量は試薬層のベッドボリューム分だ
けであり、ベッドボリュームの小さい発色展開層を満た
すだけの血漿が得られれば良いので、添加する全血検体
量を少なく出来る等が挙げられる。尚、これらは、本発
明に伴う必須の効果だけでなく、付加的効果をも含んで
いる。
【0010】また、発色展開層2の次には、検体吸収層
8を設けることもできる。検体吸収層8の効果として
は、発色展開層2が検体で飽和した後も検体の流れが
継続し、発色の均一化に効果的であること、検体量と
検体吸収層8の容量のバランスを調整することで、任意
の時間で検体の流れを止めることが出来ること、過剰
な検体が添加された場合に試験紙から検体が溢れるのを
防止すること、などがあげられる。
8を設けることもできる。検体吸収層8の効果として
は、発色展開層2が検体で飽和した後も検体の流れが
継続し、発色の均一化に効果的であること、検体量と
検体吸収層8の容量のバランスを調整することで、任意
の時間で検体の流れを止めることが出来ること、過剰
な検体が添加された場合に試験紙から検体が溢れるのを
防止すること、などがあげられる。
【0011】発色方法としては、試料中の分析対象物質
が直接色素前駆物質を酸化または還元して色素を形成す
る方法の他に、試料中の分析対象物質が酵素存在下で酸
化型補酵素を還元し、この還元型補酵素が、電子伝達剤
を介して色素前駆物質を還元して色素を形成する方法等
が例示される。測定もしくは判定方法としては、発色展
開層2の色調または/および濃度の変化を目視判定する
方法、色調または/および濃度の変化を、反射光を用い
て反射率測定装置で測定し、または、透過光を用いて吸
光度測定装置で測定し、試料中の分析対象物質の濃度を
測定する方法が例示される。
が直接色素前駆物質を酸化または還元して色素を形成す
る方法の他に、試料中の分析対象物質が酵素存在下で酸
化型補酵素を還元し、この還元型補酵素が、電子伝達剤
を介して色素前駆物質を還元して色素を形成する方法等
が例示される。測定もしくは判定方法としては、発色展
開層2の色調または/および濃度の変化を目視判定する
方法、色調または/および濃度の変化を、反射光を用い
て反射率測定装置で測定し、または、透過光を用いて吸
光度測定装置で測定し、試料中の分析対象物質の濃度を
測定する方法が例示される。
【0012】例えば、分析対象物質が、血中3−ヒドロ
キシ酪酸であるときには、3−ヒドロキシ酪酸脱水素酵
素法を使用することができる。その場合においては、試
薬層3、5中の試薬として、3−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素、ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド(NA
D+)、ジアホラーゼ、及びニトロテトラゾリウムブルー
を用いる。試料中の3−ヒドロキシ酪酸は、試薬層3、
5中でアセト酢酸になり、NAD+は還元されNADHとなる。
このNADHを利用して、ジアホラーゼによりニトロテトラ
ゾリウムブルーを発色させる。発色展開層2に展開され
てくる紫色の発色は3−ヒドロキシ酪酸量を反映する。
キシ酪酸であるときには、3−ヒドロキシ酪酸脱水素酵
素法を使用することができる。その場合においては、試
薬層3、5中の試薬として、3−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素、ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド(NA
D+)、ジアホラーゼ、及びニトロテトラゾリウムブルー
を用いる。試料中の3−ヒドロキシ酪酸は、試薬層3、
5中でアセト酢酸になり、NAD+は還元されNADHとなる。
このNADHを利用して、ジアホラーゼによりニトロテトラ
ゾリウムブルーを発色させる。発色展開層2に展開され
てくる紫色の発色は3−ヒドロキシ酪酸量を反映する。
【0013】また、分析対象物質が、血中グルコースで
あるときには、グルコースオキシダーゼ/パーオキシダ
ーゼ法を使用することができる。その場合においては、
試薬層3、5中の試薬として、グルコースオキシダー
ゼ、パーオキシダーゼ、アミノアンチピリンおよびフェ
ノールを用いる。試料中のグルコースは、試薬層3、5
中でグルコノラクトンになり、過酸化水素を発生する。
この過酸化水素、アミノアンチピリン、およびフェノー
ルによりキノン色素が生成する。発色展開層2に展開さ
れてくる赤色の発色は、グルコース量を反映する。血中
グルコース濃度のグルコース脱水素酵素法による測定に
おいては、試薬層3、5中の試薬として、グルコース脱
水素酵素、NAD+、ジアホラーゼ、及びニトロテトラゾリ
ウムブルーを用いる。試料中のグルコースは、試薬層
3、5中でグルコノラクトンになり、NAD+は還元されNA
DHとなる。このNADHを利用して、ジアホラーゼによりニ
トロテトラゾリウムブルーを発色させる。発色展開層2
に展開されてくる紫色の発色はグルコース量を反映す
る。
あるときには、グルコースオキシダーゼ/パーオキシダ
ーゼ法を使用することができる。その場合においては、
試薬層3、5中の試薬として、グルコースオキシダー
ゼ、パーオキシダーゼ、アミノアンチピリンおよびフェ
ノールを用いる。試料中のグルコースは、試薬層3、5
中でグルコノラクトンになり、過酸化水素を発生する。
この過酸化水素、アミノアンチピリン、およびフェノー
ルによりキノン色素が生成する。発色展開層2に展開さ
れてくる赤色の発色は、グルコース量を反映する。血中
グルコース濃度のグルコース脱水素酵素法による測定に
おいては、試薬層3、5中の試薬として、グルコース脱
水素酵素、NAD+、ジアホラーゼ、及びニトロテトラゾリ
ウムブルーを用いる。試料中のグルコースは、試薬層
3、5中でグルコノラクトンになり、NAD+は還元されNA
DHとなる。このNADHを利用して、ジアホラーゼによりニ
トロテトラゾリウムブルーを発色させる。発色展開層2
に展開されてくる紫色の発色はグルコース量を反映す
る。
【0014】また、特に全血試料を使用する場合は、発
色展開層2への赤血球の移行を防ぐ必要がある。そのた
めには、試薬層3、5及び/又は試料添加層4に赤血球
を保持し血漿を濾過する機能をもたせること、及び/又
は、試薬層3、5と発色展開層2の間に血漿分離膜7を
設けることで、赤血球の分離を行うことになる。
色展開層2への赤血球の移行を防ぐ必要がある。そのた
めには、試薬層3、5及び/又は試料添加層4に赤血球
を保持し血漿を濾過する機能をもたせること、及び/又
は、試薬層3、5と発色展開層2の間に血漿分離膜7を
設けることで、赤血球の分離を行うことになる。
【0015】前者の場合、濾過機能のある担体に、赤血
球を凝集する作用のある、レクチン、抗赤血球抗体、又
は陽イオン性ポリマー等の凝集剤を含有させて使用する
のが好ましい。ここで、濾過機能のある担体は、表面で
粒子を捕捉する孔径が均一なスクリーンフィルターより
も、繊維状の構造の表面および内部で粒子を捕捉して目
詰まりを起こしにくいデプスフィルターであるグラスフ
ァイバーなどが好ましい。グラスファイバーの場合、ラ
ンダムな構造を持つため明確なポアサイズは規定できな
いが、厚さ0.2 mm〜2.0mm、密度 0.1 g/cm3〜0.5 g/cm3
のグラスファイバーで、直径1μm以上の粒子を保持で
きるものが好ましい。また、何らかの凝集剤を使用する
のは、赤血球の直径約7μmに対し、グラスファイバーの
粒子保持能は直径1μm以上であるが、直径1μm以上の
粒子保持率は100%ではなく、また赤血球は変形可能
なためである。尚、凝集剤を含有させる方法としては、
凝集剤の水溶液をフィルターに含浸させた後、乾燥させ
る方法等がある。
球を凝集する作用のある、レクチン、抗赤血球抗体、又
は陽イオン性ポリマー等の凝集剤を含有させて使用する
のが好ましい。ここで、濾過機能のある担体は、表面で
粒子を捕捉する孔径が均一なスクリーンフィルターより
も、繊維状の構造の表面および内部で粒子を捕捉して目
詰まりを起こしにくいデプスフィルターであるグラスフ
ァイバーなどが好ましい。グラスファイバーの場合、ラ
ンダムな構造を持つため明確なポアサイズは規定できな
いが、厚さ0.2 mm〜2.0mm、密度 0.1 g/cm3〜0.5 g/cm3
のグラスファイバーで、直径1μm以上の粒子を保持で
きるものが好ましい。また、何らかの凝集剤を使用する
のは、赤血球の直径約7μmに対し、グラスファイバーの
粒子保持能は直径1μm以上であるが、直径1μm以上の
粒子保持率は100%ではなく、また赤血球は変形可能
なためである。尚、凝集剤を含有させる方法としては、
凝集剤の水溶液をフィルターに含浸させた後、乾燥させ
る方法等がある。
【0016】後者の血漿分離膜については説明済みであ
るが、単独でも、前者の濾過機能との併用も可能であ
り、特に凝集剤を含有させた前者の濾過手段と併用した
場合には、凝集剤の効果により血漿分離膜の目詰まりが
避けられ、単独で使用した場合よりも血漿分離量が増大
し好ましい。
るが、単独でも、前者の濾過機能との併用も可能であ
り、特に凝集剤を含有させた前者の濾過手段と併用した
場合には、凝集剤の効果により血漿分離膜の目詰まりが
避けられ、単独で使用した場合よりも血漿分離量が増大
し好ましい。
【0017】
【実施例】実施例1 5mmx65mmの白色ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、5mmx8mmのグラスファイバー試料添加層、5mmx5mmの
グラスファイバー試薬層、及び5mmx10mmのニトロセルロ
ース発色展開層を2mmずつの重なり幅を持たせて順次貼
付して試験紙を作製した。尚、試薬層には、あらかじ
め、40mMリン酸緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸
アミドアデニンジヌクレオチド、50units/mlの3−ヒド
ロキシ酪酸脱水素酵素、200units/mlのジアホラーゼ、1
0mg/mlのウシ血清アルブミン、及び4.5mg/mlのニトロテ
トラゾリウムブルーを含有させたものを、100μl/cm2(2
5μl/test)添加し減圧下で乾燥させた。 グラスファイバー(試料添加層):Millipore社(USA)製
Cat. No. AP2029325 グラスファイバー(試薬層) :Millipore社(USA)製
Cat. No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Cat. No. STHF04000
に、5mmx8mmのグラスファイバー試料添加層、5mmx5mmの
グラスファイバー試薬層、及び5mmx10mmのニトロセルロ
ース発色展開層を2mmずつの重なり幅を持たせて順次貼
付して試験紙を作製した。尚、試薬層には、あらかじ
め、40mMリン酸緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸
アミドアデニンジヌクレオチド、50units/mlの3−ヒド
ロキシ酪酸脱水素酵素、200units/mlのジアホラーゼ、1
0mg/mlのウシ血清アルブミン、及び4.5mg/mlのニトロテ
トラゾリウムブルーを含有させたものを、100μl/cm2(2
5μl/test)添加し減圧下で乾燥させた。 グラスファイバー(試料添加層):Millipore社(USA)製
Cat. No. AP2029325 グラスファイバー(試薬層) :Millipore社(USA)製
Cat. No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Cat. No. STHF04000
【0018】比較例1 5mmx65mmの白色ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、5mmx8.3mmの濾紙の単一層を貼付して試験紙を作製
した。尚、該単一層には、実施例1と同様に、40mMリン
酸緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸アミドアデニ
ンジヌクレオチド、50units/mlの3−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素、200units/mlのジアホラーゼ、10mg/mlのウシ
血清アルブミン、及び4.5mg/mlのニトロテトラゾリウム
ブルーを含有させたものを、60μl/ cm2(25μl/test)添
加して減圧下で乾燥させた。 濾紙:Whatman社(GB)製 Cat. No. 3001902
に、5mmx8.3mmの濾紙の単一層を貼付して試験紙を作製
した。尚、該単一層には、実施例1と同様に、40mMリン
酸緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸アミドアデニ
ンジヌクレオチド、50units/mlの3−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素、200units/mlのジアホラーゼ、10mg/mlのウシ
血清アルブミン、及び4.5mg/mlのニトロテトラゾリウム
ブルーを含有させたものを、60μl/ cm2(25μl/test)添
加して減圧下で乾燥させた。 濾紙:Whatman社(GB)製 Cat. No. 3001902
【0019】試験例1 上記実施例1の本発明の試験紙および比較例1の試験紙
に、1000μMの濃度の3-ヒドロキシ酪酸水溶液を25μl添
加し、2分後、反射率測定装置で530nmでの反射率を測
定した。その結果を表1に示すが、表1から明らかなよ
うに、本発明の試験紙は、比較の試験紙に比べて発色の
ばらつきが少ないことがわかった。
に、1000μMの濃度の3-ヒドロキシ酪酸水溶液を25μl添
加し、2分後、反射率測定装置で530nmでの反射率を測
定した。その結果を表1に示すが、表1から明らかなよ
うに、本発明の試験紙は、比較の試験紙に比べて発色の
ばらつきが少ないことがわかった。
【0020】
【表1】
【0021】試験例2 本発明の試験紙(実施例1)および比較の試験紙(比較
例1)に、0, 1000, 2000, 4000, 6000μMの濃度の3-ヒ
ドロキシ酪酸水溶液を25μl添加し、2分後、反射率測
定装置で530nmでの反射率を測定した。3-ヒドロキシ酪
酸水溶液の濃度を横軸にとり、反射率の逆数を縦軸にと
り、検量線を作成した。その結果を図7及び表2に示
す。図7から明らかなように、本発明の試験紙は検量線
の直線性のある濃度範囲が広く、0μMから6000μMの範
囲で検量線の相関係数R2=0.9936となり、比較の試験紙
の相関係数R2=0.5786に比べて良好であった。定量的測
定が可能な測定範囲も、比較の試験紙の0 〜2000μM に
対し、本発明の試験紙は、0〜6000μM以上に拡大できる
ことがわかった。
例1)に、0, 1000, 2000, 4000, 6000μMの濃度の3-ヒ
ドロキシ酪酸水溶液を25μl添加し、2分後、反射率測
定装置で530nmでの反射率を測定した。3-ヒドロキシ酪
酸水溶液の濃度を横軸にとり、反射率の逆数を縦軸にと
り、検量線を作成した。その結果を図7及び表2に示
す。図7から明らかなように、本発明の試験紙は検量線
の直線性のある濃度範囲が広く、0μMから6000μMの範
囲で検量線の相関係数R2=0.9936となり、比較の試験紙
の相関係数R2=0.5786に比べて良好であった。定量的測
定が可能な測定範囲も、比較の試験紙の0 〜2000μM に
対し、本発明の試験紙は、0〜6000μM以上に拡大できる
ことがわかった。
【0022】
【表2】
【0023】実施例2 5mmx65mmの白色ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、5mmx10mmの試料添加部位を有するグラスファイバー
試薬層、及び5mmx10mmのニトロセルロース発色展開層
を、2mmずつの重なり幅を持たせて順次貼付して試験紙
を作製した。尚、試薬層には、あらかじめ、40mMリン酸
緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸アミドアデニン
ジヌクレオチド、50units/mlのグルコース脱水素酵素、
200units/mlのジアホラーゼ、10mg/mlのウシ血清アルブ
ミン、及び4.5mg/mlのニトロテトラゾリウムブルーを含
有させたものを、100μl/cm2(50μl/test)添加し減圧下
で乾燥させた。 グラスファイバー(試薬層) :Millipore社(USA)製
Cat. No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Cat. No. STHF04000
に、5mmx10mmの試料添加部位を有するグラスファイバー
試薬層、及び5mmx10mmのニトロセルロース発色展開層
を、2mmずつの重なり幅を持たせて順次貼付して試験紙
を作製した。尚、試薬層には、あらかじめ、40mMリン酸
緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸アミドアデニン
ジヌクレオチド、50units/mlのグルコース脱水素酵素、
200units/mlのジアホラーゼ、10mg/mlのウシ血清アルブ
ミン、及び4.5mg/mlのニトロテトラゾリウムブルーを含
有させたものを、100μl/cm2(50μl/test)添加し減圧下
で乾燥させた。 グラスファイバー(試薬層) :Millipore社(USA)製
Cat. No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Cat. No. STHF04000
【0024】比較例2 5mmx65mmの白色ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、5mmx16.7mmの濾紙の単一層を貼付して試験紙を作製
した。尚、該単一層には、実施例2と同様に、40mMリン
酸緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸アミドアデニ
ンジヌクレオチド、50units/mlのグルコース脱水素酵
素、200units/mlのジアホラーゼ、10mg/mlのウシ血清ア
ルブミン、及び4.5mg/mlのニトロテトラゾリウムブルー
を含有させたものを、60μl/ cm2(50μl/test)添加し減
圧下で乾燥させた。 濾紙:Whatman社(GB)製 Cat. No. 3001902
に、5mmx16.7mmの濾紙の単一層を貼付して試験紙を作製
した。尚、該単一層には、実施例2と同様に、40mMリン
酸緩衝液pH8.0中に、10mg/mlのニコチン酸アミドアデニ
ンジヌクレオチド、50units/mlのグルコース脱水素酵
素、200units/mlのジアホラーゼ、10mg/mlのウシ血清ア
ルブミン、及び4.5mg/mlのニトロテトラゾリウムブルー
を含有させたものを、60μl/ cm2(50μl/test)添加し減
圧下で乾燥させた。 濾紙:Whatman社(GB)製 Cat. No. 3001902
【0025】試験例3 上記実施例2の本発明の試験紙および比較例2の試験紙
に、31mg/dlの濃度のグルコース水溶液を30μl添加し、
2分後、反射率測定装置で530nmでの反射率を測定し
た。その結果を表2に示すが、表2から明らかなよう
に、本発明の試験紙は比較の試験紙に比べて、発色のば
らつきが少ないことがわかった。
に、31mg/dlの濃度のグルコース水溶液を30μl添加し、
2分後、反射率測定装置で530nmでの反射率を測定し
た。その結果を表2に示すが、表2から明らかなよう
に、本発明の試験紙は比較の試験紙に比べて、発色のば
らつきが少ないことがわかった。
【0026】
【表3】
【0027】試験例4 本発明の試験紙(実施例2)および比較の試験紙(比較
例2)に、0, 7.8, 15.6, 31.25, 62.5, 125mg/dlの濃
度のグルコース水溶液を30μl添加し、2分後、反射率
測定装置で530nmでの反射率を測定した。グルコース水
溶液の濃度を横軸にとり、反射率の逆数を縦軸にとり、
検量線を作成した。その結果を図8及び表4に示す。図
8から明らかなように、本発明の試験紙は検量線の直線
性のある濃度範囲が広く、0mg/dlから125mg/dlの範囲で
検量線の相関係数R2=0.9923となり、比較の試験紙の相
関係数R2=0.8452に比べて良好であった。定量的測定が
可能な測定範囲も、比較の試験紙の0〜31.25mg/dlに対
し、本発明の試験紙は、0〜125mg/dl以上にまで拡大で
きることがわかった。
例2)に、0, 7.8, 15.6, 31.25, 62.5, 125mg/dlの濃
度のグルコース水溶液を30μl添加し、2分後、反射率
測定装置で530nmでの反射率を測定した。グルコース水
溶液の濃度を横軸にとり、反射率の逆数を縦軸にとり、
検量線を作成した。その結果を図8及び表4に示す。図
8から明らかなように、本発明の試験紙は検量線の直線
性のある濃度範囲が広く、0mg/dlから125mg/dlの範囲で
検量線の相関係数R2=0.9923となり、比較の試験紙の相
関係数R2=0.8452に比べて良好であった。定量的測定が
可能な測定範囲も、比較の試験紙の0〜31.25mg/dlに対
し、本発明の試験紙は、0〜125mg/dl以上にまで拡大で
きることがわかった。
【0028】
【表4】
【0029】実施例3 5mmx65mmの白色ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、5mmx10mmの試料添加部位を有するグラスファイバー
試薬層、及び5mmx10mmのニトロセルロース発色展開層
を、2mmずつの重なり幅を持たせて順次貼付して試験紙
を作製した。尚、試薬層には、あらかじめ、40mMリン酸
緩衝液pH8.0中に10mg/mlのニコチン酸アミドアデニンジ
ヌクレオチド、50units/mlの3−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素、200units/mlのジアホラーゼ、4.5mg/mlのニトロ
テトラゾリウムブルー、10mg/mlのウシ血清アルブミ
ン、10mg/ml蔗糖、及び4%抗ヒト赤血球ウサギ抗体(0.1
8mg/ml抗ヒト赤血球ウサギ抗体IgG画分)を含有させた
ものを、100μl/cm2(50μl/test)添加し減圧下で乾燥さ
せた。 グラスファイバー(試薬層) :Millipore社(USA)製
Cat. No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Cat. No. STHF04000
に、5mmx10mmの試料添加部位を有するグラスファイバー
試薬層、及び5mmx10mmのニトロセルロース発色展開層
を、2mmずつの重なり幅を持たせて順次貼付して試験紙
を作製した。尚、試薬層には、あらかじめ、40mMリン酸
緩衝液pH8.0中に10mg/mlのニコチン酸アミドアデニンジ
ヌクレオチド、50units/mlの3−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素、200units/mlのジアホラーゼ、4.5mg/mlのニトロ
テトラゾリウムブルー、10mg/mlのウシ血清アルブミ
ン、10mg/ml蔗糖、及び4%抗ヒト赤血球ウサギ抗体(0.1
8mg/ml抗ヒト赤血球ウサギ抗体IgG画分)を含有させた
ものを、100μl/cm2(50μl/test)添加し減圧下で乾燥さ
せた。 グラスファイバー(試薬層) :Millipore社(USA)製
Cat. No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Cat. No. STHF04000
【0030】試験例5 本発明の試験紙(実施例3)に 3-ヒドロキシ酪酸を添
加して12, 114, 545, 1179, 1491, 4765, 6930μM の濃
度にした全血を30μl添加し、2分後、反射率測定装置
で530nmでの反射率を測定した。全血中の赤血球は試料
添加部位を有するグラスファイバー試薬層中に止まり、
発色展開層で判定が可能であった。全血中の3-ヒドロキ
シ酪酸濃度を横軸にとり、反射率の逆数を縦軸にとり、
検量線を作成した。その結果を図9及び表5に示す。図
9から明らかなように、本発明の試験紙は、全血試料で
も0〜7000μMまで検量線の直線性が良く相関係数R2=0.9
929と良好で、広い濃度範囲で定量的測定ができること
がわかった。
加して12, 114, 545, 1179, 1491, 4765, 6930μM の濃
度にした全血を30μl添加し、2分後、反射率測定装置
で530nmでの反射率を測定した。全血中の赤血球は試料
添加部位を有するグラスファイバー試薬層中に止まり、
発色展開層で判定が可能であった。全血中の3-ヒドロキ
シ酪酸濃度を横軸にとり、反射率の逆数を縦軸にとり、
検量線を作成した。その結果を図9及び表5に示す。図
9から明らかなように、本発明の試験紙は、全血試料で
も0〜7000μMまで検量線の直線性が良く相関係数R2=0.9
929と良好で、広い濃度範囲で定量的測定ができること
がわかった。
【0031】
【表5】
【0032】実施例4 5mm x 65mmの透明ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、5mm x 8mmの試料添加部位を有するグラスファイバ
ー試薬層、5mm x 12mmの血漿分離膜、5mm x 9mmのニト
ロセルロース発色展開層及び5mm x 10mmのろ紙検体吸収
層を、それぞれ6mm, 2mm, 2mmずつの重なり幅を持たせ
て順次貼付した。5 x 25mmの白色ユポ紙トップラミネー
トで試料添加部位5mm x 4mmを残して試験紙をカバーし
て、本発明の試験紙を作製した。尚、試薬層には、あら
かじめ、40mMリン酸緩衝液pH8.0中に、20mg/mlのニコチ
ン酸アミドアデニンジヌクレオチド、50units/mlの3−
ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、200units/mlのジアホラー
ゼ、100units/mlのアスコルビン酸酸化酵素、0.05%のト
ライトンX-100、10mg/mlのウシ血清アルブミン、及び2.
25mg/mlのニトロテトラゾリウムブルーを含有させたも
のを、75μl/cm2(30μl/test)添加し減圧下で乾燥させ
た。 グラスファイバー(試薬層):Millipore社(USA)製 GFF
Conjugate Pad Cat.No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Hi-Flow Plus Nitrocellulose Membrane Cat. No. SHF1
80 ろ紙(検体吸収層):Whatman社(GB)製 3MM chr Cat.N
o.3030 909
に、5mm x 8mmの試料添加部位を有するグラスファイバ
ー試薬層、5mm x 12mmの血漿分離膜、5mm x 9mmのニト
ロセルロース発色展開層及び5mm x 10mmのろ紙検体吸収
層を、それぞれ6mm, 2mm, 2mmずつの重なり幅を持たせ
て順次貼付した。5 x 25mmの白色ユポ紙トップラミネー
トで試料添加部位5mm x 4mmを残して試験紙をカバーし
て、本発明の試験紙を作製した。尚、試薬層には、あら
かじめ、40mMリン酸緩衝液pH8.0中に、20mg/mlのニコチ
ン酸アミドアデニンジヌクレオチド、50units/mlの3−
ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、200units/mlのジアホラー
ゼ、100units/mlのアスコルビン酸酸化酵素、0.05%のト
ライトンX-100、10mg/mlのウシ血清アルブミン、及び2.
25mg/mlのニトロテトラゾリウムブルーを含有させたも
のを、75μl/cm2(30μl/test)添加し減圧下で乾燥させ
た。 グラスファイバー(試薬層):Millipore社(USA)製 GFF
Conjugate Pad Cat.No. SA3J763H8 ニトロセルロース(発色展開層):Millipore社(USA)製
Hi-Flow Plus Nitrocellulose Membrane Cat. No. SHF1
80 ろ紙(検体吸収層):Whatman社(GB)製 3MM chr Cat.N
o.3030 909
【0033】試験例6 本発明の試験紙(実施例4)に、 3-ヒドロキシ酪酸を
添加して5, 58, 108, 422, 1062, 2084, 3348, 5610μM
の濃度にした全血を30μl添加し、2分後、試験紙の裏
から判定するタイプの反射率測定装置で635nmの反射率
を測定した。各濃度で5回測定を繰り返した。反射率
(R)をKubelka-Munkの式 K/S = (1-R)^2 /2R によりK/S
値に換算した。全血中の赤血球は試料添加部位を有する
グラスファイバー試薬層及び血漿分離膜中に止まり、発
色展開層で赤血球の色に影響されずに発色の判定が可能
であった。全血中の3-ヒドロキシ酪酸濃度を縦軸にと
り、K/S値を横軸にとり、検量線を作成した。その結果
を図10及び表6に示す。図10から明らかなように、
本発明の試験紙は、全血試料でも 0〜5600μMまで近似
曲線の相関係数R2=1と良好であった。発色のばらつきも
少なく、50〜5600μMの広い濃度範囲で、5回測定での測
定値のCV%は10%以内であった。
添加して5, 58, 108, 422, 1062, 2084, 3348, 5610μM
の濃度にした全血を30μl添加し、2分後、試験紙の裏
から判定するタイプの反射率測定装置で635nmの反射率
を測定した。各濃度で5回測定を繰り返した。反射率
(R)をKubelka-Munkの式 K/S = (1-R)^2 /2R によりK/S
値に換算した。全血中の赤血球は試料添加部位を有する
グラスファイバー試薬層及び血漿分離膜中に止まり、発
色展開層で赤血球の色に影響されずに発色の判定が可能
であった。全血中の3-ヒドロキシ酪酸濃度を縦軸にと
り、K/S値を横軸にとり、検量線を作成した。その結果
を図10及び表6に示す。図10から明らかなように、
本発明の試験紙は、全血試料でも 0〜5600μMまで近似
曲線の相関係数R2=1と良好であった。発色のばらつきも
少なく、50〜5600μMの広い濃度範囲で、5回測定での測
定値のCV%は10%以内であった。
【0034】
【表6】
【0035】
【発明の効果】分析対象物質を発色試薬により発色させ
て測定する試験紙において、本発明の構成を採用するこ
とにより、低濃度から高濃度までの広い濃度範囲での定
量的測定と、良好な再現性を実現した。また、特に全血
試料を用いる場合には、血球の分離と測定を同時に行
い、広い濃度範囲での定量的測定と良好な再現性を実現
すると共に、少量の全血試料での測定を可能とした。
て測定する試験紙において、本発明の構成を採用するこ
とにより、低濃度から高濃度までの広い濃度範囲での定
量的測定と、良好な再現性を実現した。また、特に全血
試料を用いる場合には、血球の分離と測定を同時に行
い、広い濃度範囲での定量的測定と良好な再現性を実現
すると共に、少量の全血試料での測定を可能とした。
【図1】試料添加層、試薬層、発色展開層を、一定の重
なりを持たせて支持体上に貼付した三層式試験紙の分解
斜視図。
なりを持たせて支持体上に貼付した三層式試験紙の分解
斜視図。
【図2】試料添加層、試薬層、発色展開層を、一定の重
なりを持たせて支持体上に貼付した三層式試験紙の平面
図(A)及び側面図(B)。
なりを持たせて支持体上に貼付した三層式試験紙の平面
図(A)及び側面図(B)。
【図3】試料添加部位を有する試薬層、発色展開層を、
一定の重なりを持たせて支持体上に貼付した二層式試験
紙の分解斜視図。
一定の重なりを持たせて支持体上に貼付した二層式試験
紙の分解斜視図。
【図4】試料添加部位を有する試薬層、発色展開層を、
一定の重なりを持たせて支持体上に貼付した二層式試験
紙の平面図(A)及び側面図(B)。
一定の重なりを持たせて支持体上に貼付した二層式試験
紙の平面図(A)及び側面図(B)。
【図5】試料添加部位を有する試薬層、血漿分離膜、発
色展開層および検体吸収層を、一定の重なりを持たせて
支持体上に貼付した四層式試験紙の分解斜視図。
色展開層および検体吸収層を、一定の重なりを持たせて
支持体上に貼付した四層式試験紙の分解斜視図。
【図6】試料添加部位を有する試薬層、血漿分離膜、発
色展開層および検体吸収層を、一定の重なりを持たせて
支持体上に貼付した四層式試験紙の平面図(A)及び側
面図(B)。
色展開層および検体吸収層を、一定の重なりを持たせて
支持体上に貼付した四層式試験紙の平面図(A)及び側
面図(B)。
【図7】3-ヒドロキシ酪酸水溶液の濃度を横軸にとり、
反射率の逆数を縦軸に取った検量線。反射率の逆数は発
色の濃度に比例する。発色の濃度(反射率の逆数)と3-
ヒドロキシ酪酸水溶液の濃度に直線性のある範囲が定量
性のある測定範囲である。
反射率の逆数を縦軸に取った検量線。反射率の逆数は発
色の濃度に比例する。発色の濃度(反射率の逆数)と3-
ヒドロキシ酪酸水溶液の濃度に直線性のある範囲が定量
性のある測定範囲である。
【図8】グルコース水溶液の濃度を横軸にとり、反射率
の逆数を縦軸に取った検量線。反射率の逆数は発色の濃
度に比例する。発色の濃度(反射率の逆数)とグルコー
ス水溶液の濃度に直線性のある範囲が定量性のある測定
範囲である。
の逆数を縦軸に取った検量線。反射率の逆数は発色の濃
度に比例する。発色の濃度(反射率の逆数)とグルコー
ス水溶液の濃度に直線性のある範囲が定量性のある測定
範囲である。
【図9】3-ヒドロキシ酪酸添加全血の濃度を横軸にと
り、反射率の逆数を縦軸に取った検量線。反射率の逆数
は発色の濃度に比例する。発色の濃度(反射率の逆数)
と3-ヒドロキシ酪酸の濃度に直線性のある範囲が定量性
のある測定範囲である。
り、反射率の逆数を縦軸に取った検量線。反射率の逆数
は発色の濃度に比例する。発色の濃度(反射率の逆数)
と3-ヒドロキシ酪酸の濃度に直線性のある範囲が定量性
のある測定範囲である。
【図10】3-ヒドロキシ酪酸添加全血の濃度を縦軸にと
り、K/S値を横軸に取った検量線。K/S値は反射率(R)か
らKubelka-Munkの式 K/S = (1-R)^2 / 2R により得られ
る。K/S値から 近似式Y=-514.06X^5+2722.7X^4-4189.2X
^3+2322.7X^2+1375.8X-27.357 により3-ヒドロキシ酪
酸の濃度が求められる。
り、K/S値を横軸に取った検量線。K/S値は反射率(R)か
らKubelka-Munkの式 K/S = (1-R)^2 / 2R により得られ
る。K/S値から 近似式Y=-514.06X^5+2722.7X^4-4189.2X
^3+2322.7X^2+1375.8X-27.357 により3-ヒドロキシ酪
酸の濃度が求められる。
1:支持体 2:発色展開層 3:試薬層 4:試料添加層 5:試料添加部位を有する試薬層 6:両面テープ 7:血漿分離膜 8:検体吸収層 9:トップラミネート X:液体試料の添加 Y:反射率測定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G042 AA01 BD19 CB03 DA08 FB07 FC02 FC04 2G045 AA13 AA25 CA25 CA26 DA31 DA80 FA11 FA26 FA29 FB01 GC11 HA10 JA01
Claims (7)
- 【請求項1】 液体試料を添加可能な試料添加部位を備
えかつ該液体試料中の分析対象物質に基づいて発色物質
を形成する試薬を含ませた試薬層と、該試薬層に接触し
て設けられると共に該発色物質を拡散展開させる発色展
開層とを備えていることを特徴とする試験紙。 - 【請求項2】 液体試料を添加可能な試料添加層と、こ
の試料添加層に接触して設けられると共に該試料添加層
に添加された液体試料中の分析対象物質に基づいて発色
物質を形成する試薬を含ませた試薬層と、該試薬層に接
触して設けられると共に該発色物質を拡散展開させる発
色展開層とを備えていることを特徴とする試験紙。 - 【請求項3】 発色展開層に接触して設けられる検体吸
収層を備えていることを特徴とする、請求項1または2
に記載の試験紙。 - 【請求項4】 試薬層と発色展開層の間に、血漿分離膜
が接触して設けられていることを特徴とする、請求項1
〜3のいずれかに記載の試験紙。 - 【請求項5】 発色展開層が、ニトロセルロース、ナイ
ロン、及びポリビニリデンジフライドからなる群から選
択される材質で作られていることを特徴とする、請求項
1〜4のいずれかに記載の試験紙。 - 【請求項6】 試薬層、試料添加層、もしくは試薬層と
試料添加層の両者に、赤血球を凝集する作用のある、レ
クチン、抗赤血球抗体、及び陽イオン性ポリマーからな
る群から選択される1以上の凝集剤を含有することを特
徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の試験紙。 - 【請求項7】 耐水性支持体上に貼付されていることを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の試験紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001070696A JP2001330605A (ja) | 2000-03-17 | 2001-03-13 | 試験紙 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081670 | 2000-03-17 | ||
JP2000-81670 | 2000-03-17 | ||
JP2001070696A JP2001330605A (ja) | 2000-03-17 | 2001-03-13 | 試験紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330605A true JP2001330605A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=26588144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001070696A Pending JP2001330605A (ja) | 2000-03-17 | 2001-03-13 | 試験紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001330605A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012183034A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Toyobo Co Ltd | 生化学分析のための酵素反応を促進する発熱試験片 |
JP2013181870A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | イムノクロマトグラフィー用試験ストリップ |
WO2013187302A1 (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-19 | テルモ株式会社 | 検査試験紙 |
CN106645133A (zh) * | 2017-02-14 | 2017-05-10 | 成都禾钰科技有限公司 | 化学检测用侧向层析试纸及其检测方法 |
WO2023162095A1 (ja) * | 2022-02-24 | 2023-08-31 | セルスペクト株式会社 | 血液検査デバイス |
-
2001
- 2001-03-13 JP JP2001070696A patent/JP2001330605A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI829491B (zh) * | 2022-02-24 | 2024-01-11 | 日商瑟樂斯佩克股份有限公司 | 血液檢測裝置 |
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