JP2001330365A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- JP2001330365A JP2001330365A JP2000149403A JP2000149403A JP2001330365A JP 2001330365 A JP2001330365 A JP 2001330365A JP 2000149403 A JP2000149403 A JP 2000149403A JP 2000149403 A JP2000149403 A JP 2000149403A JP 2001330365 A JP2001330365 A JP 2001330365A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/06—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
- F25D2317/065—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air return
- F25D2317/0653—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air return through the mullion
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2700/00—Means for sensing or measuring; Sensors therefor
- F25D2700/06—Sensors detecting the presence of a product
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 野菜,花卉,果物等の収納室である野菜等収
納室固有の性質に合致してその野菜等収納室の効果向上
をした便利な冷蔵庫を簡単な構成で実現する。 【解決手段】 冷却サイクルを備えていて冷蔵室2と野
菜,花卉,果物等の植物類を収納する野菜室3とを具備
し、前記植物類から発生して葉緑素の分解,老化を促進
するエチレンガスを検出するエチレンガスセンサ11
と、野菜室3内の植物類の鮮度状態を判別できる表示を
前記エチレンガスセンサ11の検出信号に基いて行う表
示パネル13を備えた冷蔵庫とする。
納室固有の性質に合致してその野菜等収納室の効果向上
をした便利な冷蔵庫を簡単な構成で実現する。 【解決手段】 冷却サイクルを備えていて冷蔵室2と野
菜,花卉,果物等の植物類を収納する野菜室3とを具備
し、前記植物類から発生して葉緑素の分解,老化を促進
するエチレンガスを検出するエチレンガスセンサ11
と、野菜室3内の植物類の鮮度状態を判別できる表示を
前記エチレンガスセンサ11の検出信号に基いて行う表
示パネル13を備えた冷蔵庫とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉食品,魚食品等
の保冷保鮮のみならず、野菜,花卉,果物等の植物食品
の鮮度を表示したり、保鮮保持をする冷蔵庫に関するも
のである。
の保冷保鮮のみならず、野菜,花卉,果物等の植物食品
の鮮度を表示したり、保鮮保持をする冷蔵庫に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、野菜等の植物類青果物を貯蔵
する貯蔵庫または保鮮貯蔵方法に関しては多くの技術が
特許公開公報を含めた文献に開示されている。例えば成
果物から発生するエチレン,アルコール,アセトアルデ
ヒド等の青果物の葉緑素を分解して老化を促進する物質
を分解除去するためにオゾンを使用したり、酸化触媒を
使用したりする技術が知られており、また青果物貯蔵庫
から酸素を排出し、炭酸ガスや窒素ガスを充満して青果
物の鮮度を維持する手段が知られている。
する貯蔵庫または保鮮貯蔵方法に関しては多くの技術が
特許公開公報を含めた文献に開示されている。例えば成
果物から発生するエチレン,アルコール,アセトアルデ
ヒド等の青果物の葉緑素を分解して老化を促進する物質
を分解除去するためにオゾンを使用したり、酸化触媒を
使用したりする技術が知られており、また青果物貯蔵庫
から酸素を排出し、炭酸ガスや窒素ガスを充満して青果
物の鮮度を維持する手段が知られている。
【0003】そしてこれらの青果物貯蔵庫は専ら青果物
を大量に取り扱う専門業者によって管理されているもの
であって、鮮度維持規模は大きく、かつ高いコストを必
要とするのが一般的であった。
を大量に取り扱う専門業者によって管理されているもの
であって、鮮度維持規模は大きく、かつ高いコストを必
要とするのが一般的であった。
【0004】一方、冷蔵庫においては肉食品,魚食品を
主体とする食料品の腐敗を防止するために冷却による鮮
度維持が中心となっていた。
主体とする食料品の腐敗を防止するために冷却による鮮
度維持が中心となっていた。
【0005】処が、調理物を同じ冷蔵庫において収納す
るのが、調理者の便利性を増大する観点から、野菜室を
冷蔵庫に設けることが一般的になってきた。
るのが、調理者の便利性を増大する観点から、野菜室を
冷蔵庫に設けることが一般的になってきた。
【0006】野菜,花卉,果物等の植物類は、その鮮度
低下や腐敗が保冷によるのみでは適切な防止策とは云え
ないもではあるが、肉食品や魚食品の鮮度低下、腐敗程
には強い認識がなく、従って専門業者による前記保鮮技
術を冷蔵庫にまで適用して、その結果冷蔵庫の大型化,
コストアップを招くことは考えられていなかった。この
ことが野菜等の保鮮技術を備えた冷蔵庫が市場に出現し
ていない大きな理由となっていた。
低下や腐敗が保冷によるのみでは適切な防止策とは云え
ないもではあるが、肉食品や魚食品の鮮度低下、腐敗程
には強い認識がなく、従って専門業者による前記保鮮技
術を冷蔵庫にまで適用して、その結果冷蔵庫の大型化,
コストアップを招くことは考えられていなかった。この
ことが野菜等の保鮮技術を備えた冷蔵庫が市場に出現し
ていない大きな理由となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記する従
来の実情に鑑み、野菜,花卉,果物等の収納室である野
菜等収納室固有の性質に合致してその野菜等収納室の効
用を向上した便利な冷蔵庫を簡単な構成で実現すること
を解決課題とするものである。
来の実情に鑑み、野菜,花卉,果物等の収納室である野
菜等収納室固有の性質に合致してその野菜等収納室の効
用を向上した便利な冷蔵庫を簡単な構成で実現すること
を解決課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載に
係る発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒を膨張
させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を有す
る冷却サイクルを備えていて、冷凍室と、冷蔵室と、野
菜,花卉,果物等の植物類を収納する野菜等収納室とを
具備し、前記野菜等収納室の植物類から発生して葉緑素
の分解と老化を促進する有害ガスを検出する検出手段
と、前記野菜等収納室の植物類の鮮度状態を判別できる
表示を前記検出手段の検出信号に基いて行う表示手段を
備える冷蔵庫とした。
係る発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒を膨張
させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を有す
る冷却サイクルを備えていて、冷凍室と、冷蔵室と、野
菜,花卉,果物等の植物類を収納する野菜等収納室とを
具備し、前記野菜等収納室の植物類から発生して葉緑素
の分解と老化を促進する有害ガスを検出する検出手段
と、前記野菜等収納室の植物類の鮮度状態を判別できる
表示を前記検出手段の検出信号に基いて行う表示手段を
備える冷蔵庫とした。
【0009】従って、請求項1記載に係る発明によれ
ば、肉,魚等の食品を保冷して鮮度を保つことができる
通常の冷蔵庫に、野菜,花卉,果物等の植物類から発生
して葉緑素を分解して老化を促進する作用のあるエチレ
ンガス,エチルアルコール,アセトアルデヒド等の有害
ガスが野菜等収納室に存在しているかどうか、また上記
ガスの濃度がどうか等の野菜等収納室内の植物類の鮮度
状態が判別できる表示を、前記有害ガスの検出手段によ
る検出信号に基いて表示手段が行うので、冷蔵庫の使用
者は、野菜等収納室に収納されている植物類の鮮度状態
を知得して、前記植物類の鮮度落ちが激しいと判断した
時には、野菜等収納室より植物類を取り出して早く調理
をする等の必要な対応策を取ることが可能となる。そし
てこの手段によれば有害ガスを検出するガスセンサと、
標識,光,音等の認識することができる表示手段を冷蔵
庫の適所に配設するのみであるから、冷蔵庫の構成は簡
単であり、特に冷蔵庫を大型化したり、大幅なコストア
ップを招くことなく前記する所期の目的を達成すること
ができる。
ば、肉,魚等の食品を保冷して鮮度を保つことができる
通常の冷蔵庫に、野菜,花卉,果物等の植物類から発生
して葉緑素を分解して老化を促進する作用のあるエチレ
ンガス,エチルアルコール,アセトアルデヒド等の有害
ガスが野菜等収納室に存在しているかどうか、また上記
ガスの濃度がどうか等の野菜等収納室内の植物類の鮮度
状態が判別できる表示を、前記有害ガスの検出手段によ
る検出信号に基いて表示手段が行うので、冷蔵庫の使用
者は、野菜等収納室に収納されている植物類の鮮度状態
を知得して、前記植物類の鮮度落ちが激しいと判断した
時には、野菜等収納室より植物類を取り出して早く調理
をする等の必要な対応策を取ることが可能となる。そし
てこの手段によれば有害ガスを検出するガスセンサと、
標識,光,音等の認識することができる表示手段を冷蔵
庫の適所に配設するのみであるから、冷蔵庫の構成は簡
単であり、特に冷蔵庫を大型化したり、大幅なコストア
ップを招くことなく前記する所期の目的を達成すること
ができる。
【0010】そして、本発明は上記する請求項1記載に
係る発明に請求項2以下に係る発明を加えることによっ
て本願発明の目的を達成し、より良い性能品質の冷蔵庫
を実現するものである。
係る発明に請求項2以下に係る発明を加えることによっ
て本願発明の目的を達成し、より良い性能品質の冷蔵庫
を実現するものである。
【0011】すなわち、請求項2以下の発明が特定して
いるように、野菜等収納室または野菜等収納箱の湿度を
植物類の鮮度維持に必要な湿度65〜95%にする湿度
維持手段を設けたり、有害ガスの分解手段として酸化触
媒や電解式オゾン発生装置を特設したり、また植物類の
腐敗によって発生するメチルメルカプタンを検出する機
能を有する検出手段とその表示手段を設けて、野菜等収
納室内の植物類の腐敗進行を早期に発見して適切な対応
ができるようにしている。
いるように、野菜等収納室または野菜等収納箱の湿度を
植物類の鮮度維持に必要な湿度65〜95%にする湿度
維持手段を設けたり、有害ガスの分解手段として酸化触
媒や電解式オゾン発生装置を特設したり、また植物類の
腐敗によって発生するメチルメルカプタンを検出する機
能を有する検出手段とその表示手段を設けて、野菜等収
納室内の植物類の腐敗進行を早期に発見して適切な対応
ができるようにしている。
【0012】また、さらに有害ガス分解手段の作動のし
方や、分解機能を励起したり再生する活性化手段の作動
のし方を適切にしたものである。
方や、分解機能を励起したり再生する活性化手段の作動
のし方を適切にしたものである。
【0013】これらの付加手段については、次の発明の
実施の形態の項において詳述することとする。
実施の形態の項において詳述することとする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、各請求項に記載
した構成を実施の形態とすることによって達成できるの
であるから、以下には各請求項の構成要素にその作用効
果を併記して実施態様をし易く説明し、さらに本願発明
において特定する構成要素の意義を詳述することとす
る。
した構成を実施の形態とすることによって達成できるの
であるから、以下には各請求項の構成要素にその作用効
果を併記して実施態様をし易く説明し、さらに本願発明
において特定する構成要素の意義を詳述することとす
る。
【0015】請求項1記載に係る発明は、冷媒を圧縮す
る圧縮機と、前記冷媒を凝縮する凝縮器と、前記冷媒を
膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を
有する冷却サイクルを備えていて、冷凍室と、冷蔵室
と、野菜,花卉,果物等の植物類を収納する野菜等収納
室とを具備し、前記野菜等収納室の植物類から発生して
葉緑素の分解と老化を促進する有害ガスを検出する検出
手段と、前記野菜等収納室の植物類の鮮度状態を判別で
きる表示を前記検出手段の検出信号に基いて行う表示手
段を備える構成としたものである。
る圧縮機と、前記冷媒を凝縮する凝縮器と、前記冷媒を
膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を
有する冷却サイクルを備えていて、冷凍室と、冷蔵室
と、野菜,花卉,果物等の植物類を収納する野菜等収納
室とを具備し、前記野菜等収納室の植物類から発生して
葉緑素の分解と老化を促進する有害ガスを検出する検出
手段と、前記野菜等収納室の植物類の鮮度状態を判別で
きる表示を前記検出手段の検出信号に基いて行う表示手
段を備える構成としたものである。
【0016】この請求項1記載に係る発明の構成を実施
の形態とすることにより、肉食品や魚食品の保冷による
鮮度維持を冷蔵室,冷凍室において行い、野菜,花卉,
果物等の植物類食品の鮮度状態を表示手段の表示によっ
て知ることができる簡便で過去に見られない利点のある
冷蔵庫を実現することができる。なお、請求項1におい
て有害ガスと表現したガスは植物類から発生して葉緑素
の分解と老化を促進する作用があるガスを意味し、その
中には必らずエチレンガスが含まれている。また有害ガ
スとしてはエチレンガス以外にエチレンが酸化されてエ
チレンオキサイド,エチルアルコール,アセトアルデヒ
ド等に変質している物質が含まれている。
の形態とすることにより、肉食品や魚食品の保冷による
鮮度維持を冷蔵室,冷凍室において行い、野菜,花卉,
果物等の植物類食品の鮮度状態を表示手段の表示によっ
て知ることができる簡便で過去に見られない利点のある
冷蔵庫を実現することができる。なお、請求項1におい
て有害ガスと表現したガスは植物類から発生して葉緑素
の分解と老化を促進する作用があるガスを意味し、その
中には必らずエチレンガスが含まれている。また有害ガ
スとしてはエチレンガス以外にエチレンが酸化されてエ
チレンオキサイド,エチルアルコール,アセトアルデヒ
ド等に変質している物質が含まれている。
【0017】また、請求項1における表示とは、有害ガ
ス検出手段よりの出力信号によって有害ガスの有無また
は有害ガスの濃度を冷蔵庫の使用者に知覚させるための
表識,表示,音,光等を含むものを総称する。そして有
害ガスの濃度迄は表示する機能がなくても、有害ガスの
有無を表示する機能を備えた表示手段であれば、冷蔵庫
の使用者は、冷蔵庫の野菜等収納室に収納している鮮度
が好ましくない植物類を取り出して調理するとか、他の
箇所に暫定的に収納する等、適切な処置を取ることがで
きる。
ス検出手段よりの出力信号によって有害ガスの有無また
は有害ガスの濃度を冷蔵庫の使用者に知覚させるための
表識,表示,音,光等を含むものを総称する。そして有
害ガスの濃度迄は表示する機能がなくても、有害ガスの
有無を表示する機能を備えた表示手段であれば、冷蔵庫
の使用者は、冷蔵庫の野菜等収納室に収納している鮮度
が好ましくない植物類を取り出して調理するとか、他の
箇所に暫定的に収納する等、適切な処置を取ることがで
きる。
【0018】また、請求項2記載に係る発明は、請求項
1記載に係る発明の野菜等収納室内の植物類の鮮度を維
持するために、前記野菜等収納室内または前記野菜等収
納室に出入自在とした野菜等収納箱内の湿度を湿度65
〜95%に維持する湿度維持手段を備える構成とするも
のである。
1記載に係る発明の野菜等収納室内の植物類の鮮度を維
持するために、前記野菜等収納室内または前記野菜等収
納室に出入自在とした野菜等収納箱内の湿度を湿度65
〜95%に維持する湿度維持手段を備える構成とするも
のである。
【0019】かかる構成を達成するために、冷蔵庫を構
成する凝縮器を2つ備え、冷蔵室と野菜室を冷やす凝縮
器と冷凍室を冷やす凝縮器に区分し、前記冷蔵室を冷や
す凝縮器と冷凍室を冷やす凝縮器の減圧量を各々設定す
ることで冷媒圧力を可変し、凝縮器フィン表面への水分
凝縮量を制御する。または野菜等収納室に湿度計のある
簡単な加湿器を配設することが考えられる。野菜等の植
物類の湿度は65〜95%に維持することが鮮度を保つ
上で重要であるから、冷蔵庫にかかる機能を付加するこ
とによって、冷蔵庫の向上を図ることができる。
成する凝縮器を2つ備え、冷蔵室と野菜室を冷やす凝縮
器と冷凍室を冷やす凝縮器に区分し、前記冷蔵室を冷や
す凝縮器と冷凍室を冷やす凝縮器の減圧量を各々設定す
ることで冷媒圧力を可変し、凝縮器フィン表面への水分
凝縮量を制御する。または野菜等収納室に湿度計のある
簡単な加湿器を配設することが考えられる。野菜等の植
物類の湿度は65〜95%に維持することが鮮度を保つ
上で重要であるから、冷蔵庫にかかる機能を付加するこ
とによって、冷蔵庫の向上を図ることができる。
【0020】また、請求項3記載に係る発明は、請求項
1または2記載に係る発明に加えて、野菜等収納室内に
収納された植物類から発生して葉緑素の分解と老化を促
進する有害ガスを分解する有害ガス分解手段を備える構
成としたものである。
1または2記載に係る発明に加えて、野菜等収納室内に
収納された植物類から発生して葉緑素の分解と老化を促
進する有害ガスを分解する有害ガス分解手段を備える構
成としたものである。
【0021】かかる構成を実施の形態とした場合には、
単に有害ガスの有無とか有害ガスの濃度等を表示するに
止まらず、積極的に有害ガスを分解してこれを無害化す
る機能を備えた冷蔵庫を実現するのであるから、請求項
1または2に記載された発明に加えてより一層保鮮機能
を備えた優れたものにすることができる。
単に有害ガスの有無とか有害ガスの濃度等を表示するに
止まらず、積極的に有害ガスを分解してこれを無害化す
る機能を備えた冷蔵庫を実現するのであるから、請求項
1または2に記載された発明に加えてより一層保鮮機能
を備えた優れたものにすることができる。
【0022】また、請求項4記載に係る発明は、前記請
求項3記載に係る発明の有害ガス分解手段の分解機能を
励起または再生する活性化手段を備える構成としたもの
である。
求項3記載に係る発明の有害ガス分解手段の分解機能を
励起または再生する活性化手段を備える構成としたもの
である。
【0023】かかる構成を実施の形態とした場合には、
有害ガス分解手段を光触媒とすれば、活性化手段として
は紫外線照射ランプとすることができることを意味し、
紫外線照射ランプの紫外線によって光触媒はその有害ガ
ス分解機能を励起したり再生または強化することができ
る。従って請求項3記載に係る発明をより一層向上する
ことが可能になる。
有害ガス分解手段を光触媒とすれば、活性化手段として
は紫外線照射ランプとすることができることを意味し、
紫外線照射ランプの紫外線によって光触媒はその有害ガ
ス分解機能を励起したり再生または強化することができ
る。従って請求項3記載に係る発明をより一層向上する
ことが可能になる。
【0024】また、請求項5記載に係る発明は、請求項
1,2,3の何れかに記載された発明の冷蔵庫に有害ガ
ス分解手段の分解機能と野菜等収納室に収納された植物
類に付着した細菌を除菌する機能とを併せ持つ有害ガス
分解兼除菌手段を備える構成としたものである。
1,2,3の何れかに記載された発明の冷蔵庫に有害ガ
ス分解手段の分解機能と野菜等収納室に収納された植物
類に付着した細菌を除菌する機能とを併せ持つ有害ガス
分解兼除菌手段を備える構成としたものである。
【0025】かかる構成を実施の形態とした場合には、
例えば電解オゾン発生装置を前記請求項1,2,3の何
れかに記載した発明の冷蔵庫に装着することにより実現
できる。この電解式オゾン発生装置のオゾンによって有
害ガスは分解されるのみでなく、除菌作用によって衛生
的な冷蔵庫とすることができ、植物類の菌による汚染を
防止することが可能である。
例えば電解オゾン発生装置を前記請求項1,2,3の何
れかに記載した発明の冷蔵庫に装着することにより実現
できる。この電解式オゾン発生装置のオゾンによって有
害ガスは分解されるのみでなく、除菌作用によって衛生
的な冷蔵庫とすることができ、植物類の菌による汚染を
防止することが可能である。
【0026】また、請求項6記載に係る発明は、請求項
1,2,3,5の何れかの記載に係る発明の冷蔵庫にお
いて、有害ガスを検出する手段は、エチレンガスのみを
選択して検出するエチレンガスセンサとし、このエチレ
ンガスセンサによって検出されたエチレンガス濃度に基
いて野菜等収納室の植物類の鮮度状態を表示るす構成と
した。
1,2,3,5の何れかの記載に係る発明の冷蔵庫にお
いて、有害ガスを検出する手段は、エチレンガスのみを
選択して検出するエチレンガスセンサとし、このエチレ
ンガスセンサによって検出されたエチレンガス濃度に基
いて野菜等収納室の植物類の鮮度状態を表示るす構成と
した。
【0027】かかる構成を実施の形態とした場合には、
エチレン以外のガスを検出するセンサに比較してエチレ
ンガスのみを選択するセンサは実施し易く、組成を単純
にすることができる。そしてエチレンガスは植物類より
発生して葉緑素の分解と老化を促進する作用があるた
め、冷蔵庫における野菜等収納室内に設置するセンサと
してエチレンガスセンサに特定しても差し支えのないも
のと云える。
エチレン以外のガスを検出するセンサに比較してエチレ
ンガスのみを選択するセンサは実施し易く、組成を単純
にすることができる。そしてエチレンガスは植物類より
発生して葉緑素の分解と老化を促進する作用があるた
め、冷蔵庫における野菜等収納室内に設置するセンサと
してエチレンガスセンサに特定しても差し支えのないも
のと云える。
【0028】また、請求項7記載に係る発明は、野菜等
収納室内に収納された植物類の腐敗によって発生するメ
チルメルカプタンを検出するメチルメルカプタンガスセ
ンサを備え、前記メチルメルカプタンガスセンサが検出
するメチルメルカプタンの検出濃度が所定値を越えた場
合には、野菜等収納室内の植物類の腐敗進行または早期
調理を表示する表示手段を備えた構成を請求項1,2,
3,5,6の何れかに記載した冷蔵庫に付加したもので
ある。
収納室内に収納された植物類の腐敗によって発生するメ
チルメルカプタンを検出するメチルメルカプタンガスセ
ンサを備え、前記メチルメルカプタンガスセンサが検出
するメチルメルカプタンの検出濃度が所定値を越えた場
合には、野菜等収納室内の植物類の腐敗進行または早期
調理を表示する表示手段を備えた構成を請求項1,2,
3,5,6の何れかに記載した冷蔵庫に付加したもので
ある。
【0029】かかる構成を実施の形態とした場合には、
野菜等収納室内の植物類が腐敗していることを使用者に
知らしめることができる。従って有害ガスの有無や濃度
の表示とは別に腐敗濃度の表示をすることによって冷蔵
庫の使用者は腐敗に対する適切な処置を早期に実施する
ことができる。これにより冷蔵庫の使用向上を一段と高
めることが可能となる。なお、植物類の腐敗によって発
生するメチルメルカプタンの存在の表示は、腐敗表示と
か、植物類の早期使用表示とか、腐敗危険表示とか、腐
敗部分の早期廃棄表示等、要は冷蔵庫に収納されている
植物類の腐敗を使用者に知らしめるための表示であれ
ば、如何なる表示であっても構わない。
野菜等収納室内の植物類が腐敗していることを使用者に
知らしめることができる。従って有害ガスの有無や濃度
の表示とは別に腐敗濃度の表示をすることによって冷蔵
庫の使用者は腐敗に対する適切な処置を早期に実施する
ことができる。これにより冷蔵庫の使用向上を一段と高
めることが可能となる。なお、植物類の腐敗によって発
生するメチルメルカプタンの存在の表示は、腐敗表示と
か、植物類の早期使用表示とか、腐敗危険表示とか、腐
敗部分の早期廃棄表示等、要は冷蔵庫に収納されている
植物類の腐敗を使用者に知らしめるための表示であれ
ば、如何なる表示であっても構わない。
【0030】また、メチルメルカプタンガスセンサはそ
の種類や組成を特定する必要はなく所定の感度があれば
良い。
の種類や組成を特定する必要はなく所定の感度があれば
良い。
【0031】また、請求項8記載に係る発明は、請求項
3記載に係る発明の冷蔵庫における有害ガス分解手段
は、有害ガスを吸着して分解する機能を有する酸化チタ
ンを含む多孔性の酸化触媒としたものである。
3記載に係る発明の冷蔵庫における有害ガス分解手段
は、有害ガスを吸着して分解する機能を有する酸化チタ
ンを含む多孔性の酸化触媒としたものである。
【0032】かかる構成の酸化触媒を実施の形態とした
場合には、単に有害ガスを分解するのみでなく有害ガス
を触媒の担体が吸着する機能も併せ持つものであるた
め、有害ガスの分解は極めて効果的に行われるものであ
る。
場合には、単に有害ガスを分解するのみでなく有害ガス
を触媒の担体が吸着する機能も併せ持つものであるた
め、有害ガスの分解は極めて効果的に行われるものであ
る。
【0033】そして、光触媒材料である酸化チタンはエ
チレンガス等の有害ガスまたは有害物質を酸化分解する
のみでなく、脱臭機能をも有するものである。従って冷
蔵庫内の脱臭も併せて行うため有害ガス分解手段として
酸化チタン触媒を使用することは冷蔵庫にとって特に好
ましいと云い得る。その上、酸化チタンは光照射によっ
て触媒機能を高めることができる利点がある。
チレンガス等の有害ガスまたは有害物質を酸化分解する
のみでなく、脱臭機能をも有するものである。従って冷
蔵庫内の脱臭も併せて行うため有害ガス分解手段として
酸化チタン触媒を使用することは冷蔵庫にとって特に好
ましいと云い得る。その上、酸化チタンは光照射によっ
て触媒機能を高めることができる利点がある。
【0034】また、請求項9記載に係る発明は、請求項
4記載における活性化手段を、紫外線照射ランプに特定
するものである。
4記載における活性化手段を、紫外線照射ランプに特定
するものである。
【0035】かかる構成を実施の形態とした場合には、
紫外線照射ランプは点滅による容易な手段によって制御
できるので冷蔵庫に使用し易い利点がある。
紫外線照射ランプは点滅による容易な手段によって制御
できるので冷蔵庫に使用し易い利点がある。
【0036】また、請求項10記載に係る発明は、紫外
線照射ランプの点灯は、有害ガス検出濃度が所定濃度に
達した時点とし、点灯時間は所定時間としたものであ
る。
線照射ランプの点灯は、有害ガス検出濃度が所定濃度に
達した時点とし、点灯時間は所定時間としたものであ
る。
【0037】かかる構成を実施の形態とした場合には、
紫外線照射ランプによる光触媒作用の活性化を省電力で
効果的に達成し得て、しかも有害ガス検出手段による検
出信号に基いた制御が可能で、本請求項10記載の発明
は冷蔵庫に実施し易いものである。
紫外線照射ランプによる光触媒作用の活性化を省電力で
効果的に達成し得て、しかも有害ガス検出手段による検
出信号に基いた制御が可能で、本請求項10記載の発明
は冷蔵庫に実施し易いものである。
【0038】また、請求項11記載に係る発明は、野菜
等収納室内のガスが侵入する冷蔵庫内の通風路に請求項
8に記載した酸化触媒と請求項9に記載した紫外線照射
ランプとを設ける構成としたものである。
等収納室内のガスが侵入する冷蔵庫内の通風路に請求項
8に記載した酸化触媒と請求項9に記載した紫外線照射
ランプとを設ける構成としたものである。
【0039】かかる構成を実施の形態とした場合には、
酸化触媒ならびに活性化手段である紫外線照射ランプを
冷蔵庫の通風路に配設し易く、しかも野菜等収納室内の
ガスが通風されて冷蔵室と野菜等収納室にあるガス中の
有害ガスを分解し、さらに脱臭もすることができるので
上記通風路は冷蔵庫において酸化触媒ならびに紫外線照
射ランプを取り付ける最も好ましい場所であると云うこ
とができる。
酸化触媒ならびに活性化手段である紫外線照射ランプを
冷蔵庫の通風路に配設し易く、しかも野菜等収納室内の
ガスが通風されて冷蔵室と野菜等収納室にあるガス中の
有害ガスを分解し、さらに脱臭もすることができるので
上記通風路は冷蔵庫において酸化触媒ならびに紫外線照
射ランプを取り付ける最も好ましい場所であると云うこ
とができる。
【0040】また、請求項12記載に係る発明は、請求
項5記載の有害ガス分解兼除菌手段は電解式オゾン発生
装置としたものである。
項5記載の有害ガス分解兼除菌手段は電解式オゾン発生
装置としたものである。
【0041】かかる構成を実施の形態とすることによ
り、請求項5記載の有害ガス分解兼除菌手段を具体的に
実現することができる。
り、請求項5記載の有害ガス分解兼除菌手段を具体的に
実現することができる。
【0042】請求項12記載の電解式オゾン発生装置は
特にその構成を特定するものではないが、小型で簡便な
構成とすることが好ましく、その例を次に述べる。
特にその構成を特定するものではないが、小型で簡便な
構成とすることが好ましく、その例を次に述べる。
【0043】すなわち、オゾン選択性触媒を有する陽極
とガス拡散層を形成する陰極と、前記陽極と陰極とをゼ
ロギャップで仕切る固体電解質膜とで構成した電解セル
と、前記固体電解質膜への水分補給手段と、前記陽極と
陰極とに直流電圧を印加する直流電圧制御手段を備え、
前記陽極と陰極に前記直流電圧制御手段により直流電圧
を印加し、前記固体電解質膜とオゾン選択性触媒との界
面に吸着介在する水分を電気分解してオゾンを発生する
電解式オゾン発生装置を構成することが考えられる。
とガス拡散層を形成する陰極と、前記陽極と陰極とをゼ
ロギャップで仕切る固体電解質膜とで構成した電解セル
と、前記固体電解質膜への水分補給手段と、前記陽極と
陰極とに直流電圧を印加する直流電圧制御手段を備え、
前記陽極と陰極に前記直流電圧制御手段により直流電圧
を印加し、前記固体電解質膜とオゾン選択性触媒との界
面に吸着介在する水分を電気分解してオゾンを発生する
電解式オゾン発生装置を構成することが考えられる。
【0044】そして、この電解式オゾン発生装置はイオ
ン交換水を必要としなくて小型でしかも簡便な構成であ
り、冷蔵庫に配設するのに適している。
ン交換水を必要としなくて小型でしかも簡便な構成であ
り、冷蔵庫に配設するのに適している。
【0045】また、請求項13記載に係る発明は、請求
項12記載の電解式オゾン発生装置を野菜等収納室内の
ガスが侵入する冷蔵庫内の通風路に配設した熱交換器の
近傍に設ける構成としたものである。
項12記載の電解式オゾン発生装置を野菜等収納室内の
ガスが侵入する冷蔵庫内の通風路に配設した熱交換器の
近傍に設ける構成としたものである。
【0046】そして、かかる構成を実施の形態とした場
合には、電解式オゾン発生装置により発生したオゾンに
より野菜等収納室内で発生したエチレンガスのような有
害ガスが分解されるのみならず、冷蔵室で発生した臭気
ガスをも分解して脱臭できることとなり、電解式オゾン
発生装置を冷蔵庫内に効果的に配設し得ることとなる。
合には、電解式オゾン発生装置により発生したオゾンに
より野菜等収納室内で発生したエチレンガスのような有
害ガスが分解されるのみならず、冷蔵室で発生した臭気
ガスをも分解して脱臭できることとなり、電解式オゾン
発生装置を冷蔵庫内に効果的に配設し得ることとなる。
【0047】また、請求項14記載に係る発明は、請求
項6記載のエチレンガスセンサに間欠通電して野菜等収
納室で発生したエチレンガス濃度を検出する構成とした
ものである。
項6記載のエチレンガスセンサに間欠通電して野菜等収
納室で発生したエチレンガス濃度を検出する構成とした
ものである。
【0048】かかる構成を実施の形態とした場合には、
エチレンガスセンサに間欠通電するため、連続通電の場
合と比較して消費電力が異なることになり省エネルギー
効果を発揮し、かつ連続通電と変らぬ検出効果を発揮す
ることができる。
エチレンガスセンサに間欠通電するため、連続通電の場
合と比較して消費電力が異なることになり省エネルギー
効果を発揮し、かつ連続通電と変らぬ検出効果を発揮す
ることができる。
【0049】また、請求項15記載に係る発明は、請求
項9記載の紫外線照射ランプは野菜等収納室内または野
菜等収納箱内のエチレンガスの濃度が1ppm以下とし
てエチレンガスセンサにより検出された場合には、積算
タイマーにより5時間以上15時間以内の任意の長時間
間隔の割で点灯することとし、エチレンガスの濃度が1
ppm以上としてエチレンガスセンサにより検出された
場合には、エチレンガスの濃度が1ppm以下を示すま
で点灯する構成としたものである。
項9記載の紫外線照射ランプは野菜等収納室内または野
菜等収納箱内のエチレンガスの濃度が1ppm以下とし
てエチレンガスセンサにより検出された場合には、積算
タイマーにより5時間以上15時間以内の任意の長時間
間隔の割で点灯することとし、エチレンガスの濃度が1
ppm以上としてエチレンガスセンサにより検出された
場合には、エチレンガスの濃度が1ppm以下を示すま
で点灯する構成としたものである。
【0050】かかる構成を実施の形態とした場合には、
紫外線照射で酸化触媒の機能を活性化する役目を果す紫
外線照射ランプはエチレンガス濃度が1ppmと低い場
合には5時間以上15時間以内の任意の長時間間隔の割
で、しかも僅かの時間のみの点灯とし、エチレンガス濃
度が1ppm以上と高濃度の場合には、エチレンガス濃
度が1ppm以下と下降する迄点灯して酸化触媒の機能
を強化する。
紫外線照射で酸化触媒の機能を活性化する役目を果す紫
外線照射ランプはエチレンガス濃度が1ppmと低い場
合には5時間以上15時間以内の任意の長時間間隔の割
で、しかも僅かの時間のみの点灯とし、エチレンガス濃
度が1ppm以上と高濃度の場合には、エチレンガス濃
度が1ppm以下と下降する迄点灯して酸化触媒の機能
を強化する。
【0051】従って、紫外線照射ランプへの通電を省電
力で合理的に行うことができる。
力で合理的に行うことができる。
【0052】なお、野菜はエチレンガスが5ppm以上
の濃度の雰囲気ではそのエチレンガス濃度に比例して黄
化するが、1ppm以下であれば10日以上鮮度を保つ
ことができる。従って1ppm以上のガス濃度を感知し
た場合に酸化触媒の機能を活性化するようにすれば良
い。
の濃度の雰囲気ではそのエチレンガス濃度に比例して黄
化するが、1ppm以下であれば10日以上鮮度を保つ
ことができる。従って1ppm以上のガス濃度を感知し
た場合に酸化触媒の機能を活性化するようにすれば良
い。
【0053】また、請求項16記載に係る発明は、請求
項12記載における電解式オゾン発生装置は有害ガスの
分解、悪臭ガスの分解,除菌作用をするために常時通電
してオゾンを発生するようにしたものである。
項12記載における電解式オゾン発生装置は有害ガスの
分解、悪臭ガスの分解,除菌作用をするために常時通電
してオゾンを発生するようにしたものである。
【0054】かかる構成を実施の形態とした場合には、
オゾンによって有害ガスを分解して野菜等収納室内の野
菜を保鮮するのみならず、冷蔵庫内の脱臭と除菌をして
冷蔵庫を衛生的に保つことができる。
オゾンによって有害ガスを分解して野菜等収納室内の野
菜を保鮮するのみならず、冷蔵庫内の脱臭と除菌をして
冷蔵庫を衛生的に保つことができる。
【0055】また、請求項17記載に係る発明は、野菜
等収納室内の有害ガスの濃度が検出手段により1ppm
以下として検出された場合には表示手段は野菜等収納室
内に植物類が収納されているか否かの表示のみを行い、
1ppm以上として検出された場合には表示手段はマイ
クロコンピュータにより保鮮モードを表示するように構
成したものである。
等収納室内の有害ガスの濃度が検出手段により1ppm
以下として検出された場合には表示手段は野菜等収納室
内に植物類が収納されているか否かの表示のみを行い、
1ppm以上として検出された場合には表示手段はマイ
クロコンピュータにより保鮮モードを表示するように構
成したものである。
【0056】かかる構成を実施の形態とした場合には、
表示手段は有害ガスの濃度によって表示を変更すること
となる。
表示手段は有害ガスの濃度によって表示を変更すること
となる。
【0057】すなわち、有害ガス濃度が1ppm以下の
場合には、野菜等収納室内に野菜等の植物類が収納され
ているか否かの表示を行うこととし、有害ガス濃度が1
ppm以上として検出された場合には、酸化触媒または
オゾン発生装置からのオゾンによって有害ガスが分解さ
れていると云うことを意味する保鮮モードを表示するこ
とになる。
場合には、野菜等収納室内に野菜等の植物類が収納され
ているか否かの表示を行うこととし、有害ガス濃度が1
ppm以上として検出された場合には、酸化触媒または
オゾン発生装置からのオゾンによって有害ガスが分解さ
れていると云うことを意味する保鮮モードを表示するこ
とになる。
【0058】従って冷蔵庫の使用者は、野菜等収納室内
の状態を明確に把握して認識することができ、従来に見
られない新らしい機能を備えた冷蔵庫を実現することが
できる。
の状態を明確に把握して認識することができ、従来に見
られない新らしい機能を備えた冷蔵庫を実現することが
できる。
【0059】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0060】(実施例1)実施例1は請求項1,6,1
4,17記載に係る発明に関するものである。
4,17記載に係る発明に関するものである。
【0061】図1において、1は冷媒を圧縮する圧縮機
と、冷媒を凝縮する凝縮器と、冷媒を膨張させる膨張機
構と、冷媒を蒸発させる蒸発器とを有する冷却サイクル
を備えた冷蔵庫本体であり、肉食品,魚食品等を収納し
て保冷する冷蔵室2と、野菜,花卉,果物等の植物類を
収納して保冷する野菜室3とが設けられている。4は冷
蔵室2内に配設されたファンであり、5は野菜室3内に
出入自在とした野菜収納箱である。6は冷蔵室2の冷気
と野菜室3の冷気が連通する冷気連通路、7は冷蔵庫本
体1の背部に設けられた通風路8の上方に配設された熱
交換器であり、その下方には熱交換器7の霜を加熱して
除霜する除霜ヒータ9とそのカバー10が設けられてい
る。熱交換器7を通過する冷気は図示しない冷凍室,冷
蔵室2,野菜室3に送られるように構成されていて、通
風路8は冷凍室,冷蔵室2,野菜3にそれぞれ通じるよ
うになっている。
と、冷媒を凝縮する凝縮器と、冷媒を膨張させる膨張機
構と、冷媒を蒸発させる蒸発器とを有する冷却サイクル
を備えた冷蔵庫本体であり、肉食品,魚食品等を収納し
て保冷する冷蔵室2と、野菜,花卉,果物等の植物類を
収納して保冷する野菜室3とが設けられている。4は冷
蔵室2内に配設されたファンであり、5は野菜室3内に
出入自在とした野菜収納箱である。6は冷蔵室2の冷気
と野菜室3の冷気が連通する冷気連通路、7は冷蔵庫本
体1の背部に設けられた通風路8の上方に配設された熱
交換器であり、その下方には熱交換器7の霜を加熱して
除霜する除霜ヒータ9とそのカバー10が設けられてい
る。熱交換器7を通過する冷気は図示しない冷凍室,冷
蔵室2,野菜室3に送られるように構成されていて、通
風路8は冷凍室,冷蔵室2,野菜3にそれぞれ通じるよ
うになっている。
【0062】11は、野菜室3の内壁に取り付けられた
エチレンガスセンサであり、センサパネル12によって
野菜室3の奥の内壁に装着されている。13は冷蔵庫本
体1の上方に設けられた冷蔵室2を開閉する扉14に取
り付けた表示パネルであり、エチレンガスセンサ11が
野菜室3内でエチレンガスを検出すると、その検出信号
に基いてエチレンガスの有無とかエチレンガスの濃度を
表示するものである。なお、エチレンガスセンサ11に
は省電力の見地より間欠通電しておけば良い。
エチレンガスセンサであり、センサパネル12によって
野菜室3の奥の内壁に装着されている。13は冷蔵庫本
体1の上方に設けられた冷蔵室2を開閉する扉14に取
り付けた表示パネルであり、エチレンガスセンサ11が
野菜室3内でエチレンガスを検出すると、その検出信号
に基いてエチレンガスの有無とかエチレンガスの濃度を
表示するものである。なお、エチレンガスセンサ11に
は省電力の見地より間欠通電しておけば良い。
【0063】本実施例1の冷蔵庫の作用を説明すると、
肉食品や魚食品等は冷蔵室2において保冷されてその鮮
度を保つようにしている。他方野菜,花卉,果物等の植
物類は野菜室3内に出入自在とした野菜収納箱5に収納
されて保冷される。そして植物類から葉緑素を分解して
老化させるエチレンガスが発生すると、野菜室3の奥壁
に配設されたエチレンガスセンサ11により検出され
て、その検出信号に基づく表示が表示パネル13に行わ
れる。従って冷蔵庫の使用者は野菜室3内の植物類より
野菜や果物等の鮮度を低下させるエチレンガスが野菜室
3内で発生していることを知ることができる。そこで冷
蔵庫の使用者は、野菜室3内の植物類を取り出して早急
に調理したり、或は冷蔵庫以外の一時的な収納場所に移
管したりして、野菜室3内で植物類が鮮度低下すること
を防ぐことができる。
肉食品や魚食品等は冷蔵室2において保冷されてその鮮
度を保つようにしている。他方野菜,花卉,果物等の植
物類は野菜室3内に出入自在とした野菜収納箱5に収納
されて保冷される。そして植物類から葉緑素を分解して
老化させるエチレンガスが発生すると、野菜室3の奥壁
に配設されたエチレンガスセンサ11により検出され
て、その検出信号に基づく表示が表示パネル13に行わ
れる。従って冷蔵庫の使用者は野菜室3内の植物類より
野菜や果物等の鮮度を低下させるエチレンガスが野菜室
3内で発生していることを知ることができる。そこで冷
蔵庫の使用者は、野菜室3内の植物類を取り出して早急
に調理したり、或は冷蔵庫以外の一時的な収納場所に移
管したりして、野菜室3内で植物類が鮮度低下すること
を防ぐことができる。
【0064】なお表示パネル13は冷蔵庫のどの部分に
取り付けても良く、また表識や文字や図形、或いは音や
光等、要は冷蔵庫使用者の注意を換起する表示であれば
良い。またエチレンガスの存在の有無のみでなくエチレ
ンガス濃度を表示することができる方が良い。
取り付けても良く、また表識や文字や図形、或いは音や
光等、要は冷蔵庫使用者の注意を換起する表示であれば
良い。またエチレンガスの存在の有無のみでなくエチレ
ンガス濃度を表示することができる方が良い。
【0065】(実施例2)実施例2は請求項2,3,
4,8,9,10,11,15記載に係る発明に関す
る。
4,8,9,10,11,15記載に係る発明に関す
る。
【0066】図2において図1に示す部分と同じ部分に
は同一符号を付与して詳細な説明は避け、実施例2が実
施例1と異る部分を中心として以下に説明する。
は同一符号を付与して詳細な説明は避け、実施例2が実
施例1と異る部分を中心として以下に説明する。
【0067】図2において15はエチレンガスを分解す
る能力をもった分解手段としての酸化触媒であって、光
によって触媒能力が励起される光触媒セルである。16
は前記酸化触媒15を覆うセルカバーを示し、17は酸
化触媒15の近傍に配設された紫外線照射ランプを示
し、酸化触媒15に紫外線を照射することによって酸化
触媒15の触媒能を活性化し、酸化触媒15のエチレン
ガス分解能力を高めることができるものである。
る能力をもった分解手段としての酸化触媒であって、光
によって触媒能力が励起される光触媒セルである。16
は前記酸化触媒15を覆うセルカバーを示し、17は酸
化触媒15の近傍に配設された紫外線照射ランプを示
し、酸化触媒15に紫外線を照射することによって酸化
触媒15の触媒能を活性化し、酸化触媒15のエチレン
ガス分解能力を高めることができるものである。
【0068】この実施例2によれば、酸化触媒15が通
風路7内において除霜ヒータ9の下方に配設され、しか
も紫外線照射ランプ17が点灯している時にはその紫外
線照射によって触媒能が活性化され、野菜室3内で発生
したエチレンガスが通風路8内に侵入して酸化触媒15
に触れ酸化分解されることになる。従ってエチレンガス
センサ11でエチレンガスを検出して表示パネル13に
表示するのみでなく、酸化触媒15の分解能で野菜室3
内の植物類の鮮度を低下させるエチレンガスを分解し
て、保鮮能力を高めた冷蔵庫を実現することになる。
風路7内において除霜ヒータ9の下方に配設され、しか
も紫外線照射ランプ17が点灯している時にはその紫外
線照射によって触媒能が活性化され、野菜室3内で発生
したエチレンガスが通風路8内に侵入して酸化触媒15
に触れ酸化分解されることになる。従ってエチレンガス
センサ11でエチレンガスを検出して表示パネル13に
表示するのみでなく、酸化触媒15の分解能で野菜室3
内の植物類の鮮度を低下させるエチレンガスを分解し
て、保鮮能力を高めた冷蔵庫を実現することになる。
【0069】なお、酸化触媒15の形態を本発明では特
定するものではないが、その例を以下に説明する。
定するものではないが、その例を以下に説明する。
【0070】まず、不織布のような繊維布にガス吸着物
としてゼオライトの多孔体を担持させ、その背面部に加
熱部を設ける。さらに酸化触媒として機能する酸化チタ
ン薄膜を前記繊維布に形成し、この酸化チタン薄膜に紫
外線を照射して活性化する紫外線照射ランプを配設す
る。このようにして酸化チタンを含む酸化触媒を構成し
て冷蔵庫の背部に形成された通風路内において熱交換器
の下方に配設する。野菜室で発生したエチレンガスは通
風路に侵入し酸化触媒の前記ゼオライトで吸着されて酸
化チタン薄膜により分解されることになり、野菜室3内
の植物類のエチレンガスによる鮮度低下は極力抑制され
ることになる。なお、紫外線照射ランプは12時間に1
回、30分程点灯すれば、酸化触媒の活性化を充分行
い、エチレンガスの濃度が1ppm以上である場合には
1ppmに下る迄点灯していることが望ましい。また野
菜室には湿度が65〜95%に維持できるように簡単な
構成の加湿器を備えると保鮮上好ましいと云える。
としてゼオライトの多孔体を担持させ、その背面部に加
熱部を設ける。さらに酸化触媒として機能する酸化チタ
ン薄膜を前記繊維布に形成し、この酸化チタン薄膜に紫
外線を照射して活性化する紫外線照射ランプを配設す
る。このようにして酸化チタンを含む酸化触媒を構成し
て冷蔵庫の背部に形成された通風路内において熱交換器
の下方に配設する。野菜室で発生したエチレンガスは通
風路に侵入し酸化触媒の前記ゼオライトで吸着されて酸
化チタン薄膜により分解されることになり、野菜室3内
の植物類のエチレンガスによる鮮度低下は極力抑制され
ることになる。なお、紫外線照射ランプは12時間に1
回、30分程点灯すれば、酸化触媒の活性化を充分行
い、エチレンガスの濃度が1ppm以上である場合には
1ppmに下る迄点灯していることが望ましい。また野
菜室には湿度が65〜95%に維持できるように簡単な
構成の加湿器を備えると保鮮上好ましいと云える。
【0071】(実施例3)実施例3は請求項1,5,
7,12,13,16記載に係る発明に関するものであ
る。
7,12,13,16記載に係る発明に関するものであ
る。
【0072】図3において、図1および図2に示す部分
と同じ部分には同一符号を付与して詳細な説明を省き、
実施例3が実施例1および2と異る部分を中心に説明す
る。
と同じ部分には同一符号を付与して詳細な説明を省き、
実施例3が実施例1および2と異る部分を中心に説明す
る。
【0073】図3において、18は電解式オゾン発生セ
ルであり、この電解式オゾン発生セル18で発生したオ
ゾンは、野菜室3で発生したエチレンガスを分解する。
ルであり、この電解式オゾン発生セル18で発生したオ
ゾンは、野菜室3で発生したエチレンガスを分解する。
【0074】すなわち、オゾンを含んだ冷気が冷蔵庫本
体1の背面に形成された通風路8より野菜室3に入ると
植物類から発生したエチレンガスは下式に示す如くオゾ
ンにより分解されて二酸化炭素と水になる。
体1の背面に形成された通風路8より野菜室3に入ると
植物類から発生したエチレンガスは下式に示す如くオゾ
ンにより分解されて二酸化炭素と水になる。
【0075】 従って植物類の葉緑素を分解して老化させる作用のある
エチレンガスが軽減されることになるので、野菜室3内
の植物類の鮮度を維持することができる。
エチレンガスが軽減されることになるので、野菜室3内
の植物類の鮮度を維持することができる。
【0076】またオゾンの作用により冷蔵庫本体1内の
雑菌の繁殖抑制と脱臭が行われ、冷蔵庫内の衛生を向上
することができる。
雑菌の繁殖抑制と脱臭が行われ、冷蔵庫内の衛生を向上
することができる。
【0077】従って実施例3による冷蔵庫は、野菜室3
内の植物類の鮮度を保持し、しかも冷蔵庫内を衛生的に
維持して優れた冷蔵庫と云える。
内の植物類の鮮度を保持し、しかも冷蔵庫内を衛生的に
維持して優れた冷蔵庫と云える。
【0078】なお、電解式オゾン発生セル18はオゾン
による脱臭,除菌を行うのであるから、常時通電してオ
ゾンを発生する駆動をするのが好ましい。そしてかかる
電解式オゾン発生セル18は冷蔵庫本体1の背部に形成
された通風路8内に配設された熱交換器7の下方に設け
るのが良い。
による脱臭,除菌を行うのであるから、常時通電してオ
ゾンを発生する駆動をするのが好ましい。そしてかかる
電解式オゾン発生セル18は冷蔵庫本体1の背部に形成
された通風路8内に配設された熱交換器7の下方に設け
るのが良い。
【0079】また、野菜室3内の植物類が腐敗した場合
には、その腐敗物よりメチルメルカプタンが発生して冷
蔵庫本体1内が悪臭を持つに至る。そこで、野菜室3内
にはエチレンガスセンサ11以外にメチルメルカプタン
を検出するメチルメルカプタンガスセンサを取り付ける
のが良い。その場合にはメチルメルカプタンが発生して
いることを表示パネル13に表示することによって、冷
蔵庫使用者は野菜室3内の植物類の腐敗を知り、腐敗物
を取り出して廃棄する等の処置をとることができる。こ
のメチルメルカプタンガスセンサは、野菜室にエチレン
ガスセンサ11と共に取り付けたり、エチレンガスセン
サと組合せた複合センサとしても良い。また、通風路8
内にメチルメルカプタンガスセンサを配設し、かつ電解
式オゾン発生セル18が同通風路に設けられている場合
には、メチルメルカプタンガスの発生を表示手段で表示
をしつつ、電解式オゾン発生セル18からのオゾンによ
って悪臭を消すことができることとなる。
には、その腐敗物よりメチルメルカプタンが発生して冷
蔵庫本体1内が悪臭を持つに至る。そこで、野菜室3内
にはエチレンガスセンサ11以外にメチルメルカプタン
を検出するメチルメルカプタンガスセンサを取り付ける
のが良い。その場合にはメチルメルカプタンが発生して
いることを表示パネル13に表示することによって、冷
蔵庫使用者は野菜室3内の植物類の腐敗を知り、腐敗物
を取り出して廃棄する等の処置をとることができる。こ
のメチルメルカプタンガスセンサは、野菜室にエチレン
ガスセンサ11と共に取り付けたり、エチレンガスセン
サと組合せた複合センサとしても良い。また、通風路8
内にメチルメルカプタンガスセンサを配設し、かつ電解
式オゾン発生セル18が同通風路に設けられている場合
には、メチルメルカプタンガスの発生を表示手段で表示
をしつつ、電解式オゾン発生セル18からのオゾンによ
って悪臭を消すことができることとなる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の冷蔵庫は、冷却
サイクルを備え、かつ冷凍室、冷蔵室、野菜,花卉,果
物等の野菜等収納室を具備しており、その野菜等収納室
内において植物類から発生して葉緑素を分解,老化する
作用があって植物類の鮮度を低下させる有害ガスの有無
ならびに濃度またはその何れか一方を検出してその検出
信号に基く表示をする表示手段を設けたものであるか
ら、使用者に有害ガスについての注意を換起し、植物類
の鮮度低下に対する防止手段を講ずることを可能ならし
め、また有害ガスの表示に止まらず有害ガスを分解して
植物類の鮮度低下を防止することができる。
サイクルを備え、かつ冷凍室、冷蔵室、野菜,花卉,果
物等の野菜等収納室を具備しており、その野菜等収納室
内において植物類から発生して葉緑素を分解,老化する
作用があって植物類の鮮度を低下させる有害ガスの有無
ならびに濃度またはその何れか一方を検出してその検出
信号に基く表示をする表示手段を設けたものであるか
ら、使用者に有害ガスについての注意を換起し、植物類
の鮮度低下に対する防止手段を講ずることを可能ならし
め、また有害ガスの表示に止まらず有害ガスを分解して
植物類の鮮度低下を防止することができる。
【0081】従って本発明による冷蔵庫は、保冷による
肉食品,魚食品の保鮮と、植物類食品の保鮮を可能なら
しめ冷蔵庫の効用を格段に向上する効果を発揮するもの
である。
肉食品,魚食品の保鮮と、植物類食品の保鮮を可能なら
しめ冷蔵庫の効用を格段に向上する効果を発揮するもの
である。
【図1】(a)本発明の実施例1における冷蔵庫の要部
断面略図 (b)同冷蔵庫の野菜等収納室に設けたエチレンガスセ
ンサの平面略図
断面略図 (b)同冷蔵庫の野菜等収納室に設けたエチレンガスセ
ンサの平面略図
【図2】(a)本発明の実施例2における冷蔵庫の要部
断面略図 (b)同冷蔵庫の熱交換器とその下方に配設された酸化
触媒と紫外線照射ランプとを示す側面略図
断面略図 (b)同冷蔵庫の熱交換器とその下方に配設された酸化
触媒と紫外線照射ランプとを示す側面略図
【図3】(a)本発明の実施例3における冷蔵庫の要部
断面略図 (b)同冷蔵庫の熱交換器とその下方に配設された電解
式オゾン発生セルを示す側面略図
断面略図 (b)同冷蔵庫の熱交換器とその下方に配設された電解
式オゾン発生セルを示す側面略図
【符号の説明】 1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 3 野菜室 4 ファン 5 野菜収納箱 6 冷気連通路 7 熱交換器 8 通風路 9 除霜ヒータ 10 カバー 11 エチレンガスセンサ 12 センサパネル 13 表示パネル 14 扉 15 酸化触媒(光触媒セル) 16 セルカバー 17 紫外線照射ランプ 18 電解式オゾン発生セル
Claims (17)
- 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒を凝
縮する凝縮器と、前記冷媒を膨張させる膨張機構と、前
記冷媒を蒸発させる蒸発器とを有する冷却サイクルを備
えていて、冷凍室と、冷蔵室と、野菜,花卉,果物等の
植物類を収納する野菜等収納室とを具備し、前記野菜等
収納室の植物類から発生して葉緑素の分解と老化を促進
する有害ガスを検出する検出手段と、前記野菜等収納室
の植物類の鮮度状態を判別できる表示を前記検出手段の
検出信号に基いて行う表示手段を備えていることを特徴
とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 野菜等収納室内の植物類の鮮度を保持す
るために、前記野菜等収納室内または前記野菜等収納室
に出入自在とした野菜箱内の湿度を湿度表示で65〜9
5%にする湿度維持手段を備えていることを特徴とする
請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 野菜等収納室内に収納された植物類から
発生して葉緑素の分解と老化を促進する有害ガスを分解
する有害ガス分解手段を備えていることを特徴とする請
求項1または2記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 有害ガス分解手段の分解機能を励起また
は再生する活性化手段を備えていることを特徴とする請
求項3記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 有害ガス分解手段の分解機能と野菜等収
納室に収納された植物類に付着した細菌を除菌する機能
とを併せ持つ有害ガス分解兼除菌手段を備えていること
を特徴とする請求項1,2,3の何れかに記載の冷蔵
庫。 - 【請求項6】 有害ガスを検出する検出手段はエチレン
ガスを選択して検出するエチレンガスセンサとし、前記
エチレンガスセンサによって検出されたエチレンガス濃
度に基いて野菜等収納室内に収納された植物類の鮮度状
態を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請
求項1,2,3,5の何れかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項7】 野菜等収納室内に収納された植物類の腐
敗によって発生するメチルメルカプタンを検出するメチ
ルメルカプタンガスセンサを備え、前記メチルメルカプ
タンガスセンサが検出するメチルメルカプタンの検出濃
度が所定値を越えた場合には、野菜等収納室内の植物類
の腐敗進行または早期使用を表示する表示手段を備えて
いることを特徴とする請求項1,2,3,5,6の何れ
かに記載の冷蔵庫。 - 【請求項8】 請求項3における有害ガス分解手段は、
有害ガスを吸着して分解する機能を有する酸化チタンを
含む多孔性の酸化触媒としたことを特徴とする請求項
1,2,3の何れかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項9】 請求項4における活性化手段は、紫外線
照射ランプとしたことを特徴とする請求項3記載の冷蔵
庫。 - 【請求項10】 請求項9における紫外線照射ランプの
点灯は、有害ガス検出手段による検出濃度が所定濃度に
達した時点とし、点灯時間は所定時間としたことを特徴
とする請求項4記載の冷蔵庫。 - 【請求項11】 野菜等収納室内のガスが侵入する冷蔵
庫内の通風路に請求項8に記載した酸化触媒と請求項9
に記載した紫外線照射ランプとを設けていることを特徴
とする請求項1ないし7の何れかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項12】 請求項5記載の有害ガス分解兼除菌手
段は電解式オゾン発生装置としたことを特徴とする請求
項1または2の何れかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項13】 野菜等収納室内のガスが侵入する冷蔵
庫内の通風路に配設した熱交換器の近傍に請求項12記
載の電解式オゾン発生装置を配設したことを特徴とする
請求項1または2の何れかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項14】 請求項6記載のエチレンガスセンサに
間欠通電してエチレンガス濃度を検出することを特徴と
する請求項1乃至5の何れかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項15】 請求項9記載の紫外線照射ランプは野
菜等収納室内または野菜等収納箱内のエチレンガスの濃
度が1ppm以下としてエチレンガスセンサにより検出
された場合には、積算タイマにより5時間以上15時間
以内の任意の長時間間隔の割で点灯することとし、エチ
レンガスの濃度が1ppm以上としてエチレンガスセン
サにより検出された場合にはエチレンガスの濃度が1p
pm以下を示すまで点灯することを特徴とする請求項3
記載の冷蔵庫。 - 【請求項16】 請求項12における電解式オゾン発生
装置は、有害ガスの分解,悪臭ガスの分解、除菌作用を
するために常時通電してオゾンを発生するようにしたこ
とを特徴とする請求項1,2,5の何れかに記載の冷蔵
庫。 - 【請求項17】 野菜等収納室内の有害ガスの濃度が検
出手段により1ppm以下として検出された場合には、
表示手段は野菜等収納室内に植物類が収納されているか
否かの表示のみを行い、1ppm以上として検出された
場合には表示手段はマイクロコンピュータにより保鮮モ
ードを表示することを特徴とする請求項1または2記載
の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149403A JP2001330365A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149403A JP2001330365A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330365A true JP2001330365A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18655272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000149403A Pending JP2001330365A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001330365A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010207223A (ja) | 2004-08-26 | 2010-09-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 帯電微粒子水によるエチレンガスの除去方法及び静電霧化装置 |
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CN105526770A (zh) * | 2014-09-29 | 2016-04-27 | 青岛海尔智能技术研发有限公司 | 冰箱内多功能间室的控制方法及冰箱 |
CN109059398A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-12-21 | 长虹美菱股份有限公司 | 一种保鲜冰箱及其控制方法 |
EP3318826A4 (en) * | 2015-06-30 | 2019-03-06 | Seoul Viosys Co. Ltd. | DEVICE FOR AIR CLEANING AND FRESH STORAGE, AND METHOD FOR CONTROLLING THEREOF |
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CN113932533A (zh) * | 2021-06-28 | 2022-01-14 | 海信(山东)冰箱有限公司 | 冰箱、乙烯脱除装置及其运行控制方法 |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149403A patent/JP2001330365A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10933157B2 (en) | 2015-06-30 | 2021-03-02 | Seoul Viosys Co., Ltd. | Apparatus for air purification and freshness maintenance, and method for controlling same |
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