JP2001330161A - ダイヤフラム弁 - Google Patents

ダイヤフラム弁

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JP2001330161A JP2000148157A JP2000148157A JP2001330161A JP 2001330161 A JP2001330161 A JP 2001330161A JP 2000148157 A JP2000148157 A JP 2000148157A JP 2000148157 A JP2000148157 A JP 2000148157A JP 2001330161 A JP2001330161 A JP 2001330161A
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Yoshifumi Ando
佳史 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁シートがダイヤフラムから外れにくい構造
としたダイヤフラム弁を提供すること。 【解決手段】 本発明に係るダイヤフラム弁10は、弁
シート50の上面に形成したリング状の凹溝52の外周
側の内壁に溝内側に突出する外周側凸状係合部53と、
凹溝52の内周側の内壁に溝内側に突出する内周側凸状
係合部54を形成して、この外周側凸状係合部53と内
周側凸状係合部54とが、ダイヤフラム40のリング状
突起421の縦壁に設けられた凹条溝422、423に
係合して、弁シート50のリング状の凹溝52がダイヤ
フラム40のリング状の突起421を狭持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラムに取
り付けた弁シートが弁座に当接又は離間することによ
り、入力ポートと出力ポートとを連通又は遮断するダイ
ヤフラム弁に関し、特に、弁シートがダイヤフラムから
外れにくい構造としたダイヤフラム弁に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図4に示すような空気圧回路にお
いて、チャンバCの空気を吸引して真空にするために、
真空ポンプPにより空気を吸引し、チャンバCが所望の
負圧に至ると、その状態を保つために、回路中に配した
ダイヤフラム弁100により、回路を遮断してチャンバ
Cの負圧を維持することが行われている。
【0003】上記のように用いられる従来のダイヤフラ
ム弁100は、図5、図6にダイヤフラム140が電磁
石で駆動される電磁弁の例で示すように、筒状に形成し
たコイル121の筒部に約1/2の深さまで固定鉄心1
22を臨ませ、残りの筒部にプランジャ123を筒内で
摺動自在に臨ませている。このプランジャ123にダイ
ヤフラム140がねじ止めされて、固定鉄心122をコ
イル121で励磁して電磁石となし、プランジャ123
を吸引又は開放することにより、ダイヤフラム140を
駆動する。
【0004】一方、弁室131は、入力ポート132と
出力ポート133とを穿設した弁本体130の凹部をダ
イヤフラム140で閉塞して形成している。この弁室1
31のダイヤフラム140に対向する位置に入力ポート
132と出力ポート133の先端が開口するとともに、
ダイヤフラム140の中心先端に、入力ポート132の
先端の開口に当接又は離間して入力ポート132と出力
ポート133とを連通又は遮断する弁シート150が取
り付けられている。
【0005】ところで、ダイヤフラム140と弁シート
150の取付構造は、図7の二点鎖線で示すように、弁
シート150の上面に設けたリング状の凹溝152に、
ダイヤフラム140のコア部142の下面に下向きに設
けられたリング状突起1421を挿入するものとなって
いる。具体的には、ダイヤフラム140のリング状突起
1421の外周壁に設けた凹条溝1422に、弁シート
150のリング状の凹溝152の外周壁の内側に突出す
る凸状係合部153を係合させている。弁シート150
の中央部は、ダイヤフラム140のコア部142の下面
の中央凹部1424に、弁シート150の上面の中央突
起部156が挿入されているのみである。
【0006】上述のように構成されたダイヤフラム弁1
00を空気圧回路中に配置して、コイル121に電流を
供給すると、電磁石の吸引力によりプランジャ123ひ
いてはダイヤフラム140が上方に吸引され、その結
果、弁シート150は入力ポート132の先端の開口部
から離れ、出力ポート133と入力ポート132が連通
することにより、真空ポンプPにより空気を吸引する
と、空気は、図6の出力ポート133から弁室131に
入り、入力ポート132に流れて真空ポンプPにより吸
引されていく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ダイヤフラ
ム弁100が開いている間は、ダイヤフラム140およ
び弁シート150は常に負圧の中にさらされている。す
なわち、ダイヤフラム140は磁力により、常に上方に
引かれて一定の位置に固定されるが、一方、弁シート1
50はダイヤフラム140に取り付けられているだけの
ため、負圧が働くと、図7の実線で示すように、弁シー
ト150の中央部が流入ポート132側、すなわち下方
に引かれて変形し、中央突起部156が移動し、この移
動を阻止するものがないので、この中央突起部156の
移動により凸状係合部153を設けた外周壁が、肉厚が
薄いので変形するに至り、この変形により凸状係合部1
53が凹条溝1422から1カ所(リング状の円周の一
部)でも外れると、徐々にその外れが拡大し、その結
果、弁シート150がダイヤフラム140から離脱する
という問題が生じていた。また、弁シート150がダイ
ヤフラム140から外れると、コイル121に電流を供
給してダイヤフラム140を吸引してダイヤフラム弁1
00を開く動作を行っても、弁シート150のみが下方
に引かれて流入ポート132側を閉鎖したまま残り、ダ
イヤフラム弁としての機能を果たさなくなり、空気圧回
路中から弁を取り外して交換し、交換したダイヤフラム
弁100を全て分解して、再度組み立てるなど修理に手
間がかかっていた。
【0008】そこで、本発明は、かかる課題を解決すべ
く、弁シートがダイヤフラムから外れにくい構造とした
ダイヤフラム弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダイヤフラ
ム弁は、弁本体に形成された弁座と、該弁座に当接また
は離間する弁シートが取り付けられたダイヤフラムとを
有するダイヤフラム弁であって、前記弁シートの、ダイ
ヤフラムとの取付面にリング状の凹溝を形成し、前記凹
溝の外周側の内壁に溝内側に突出する外周側凸状係合部
を形成し、前記凹溝の内周側の内壁に溝内側に突出する
内周側凸状係合部を形成したことを特徴とする。よっ
て、リング状の凹溝の内周側の内壁に設けた溝内側に突
出する内周側凸状係合部がダイヤフラム側の凹条溝に係
合しているので、弁シートにダイヤフラムから弁シート
を引き剥がす力が働くと、凸状係合部を凹条溝から脱出
させる方向に引っ張られ、その結果、凸状係合部を全周
より圧縮する力が発生し、この圧縮力が弁シートを引き
剥がす力の抵抗力となって、弁シートをダイヤフラムか
ら外れにくくする。さらに、弁シートのリング状の凹溝
の外周側の内壁に設けた溝内側に突出する外周側凸状係
合部がダイヤフラム側の外周壁の凹条溝に係合している
ので、弁シートにダイヤフラムから弁シートを引き剥が
す力が働くと、凸状係合部を凹条溝から脱出させる方向
に引っ張られ、その結果、凸状係合部の円周を拡張する
こととなり、この拡張力が弁シートを引き剥がす力の抵
抗力となって、弁シートをダイヤフラムから外れにくく
することとなり、弁シートがダイヤフラムから外れにく
く、信頼性の高いダイヤフラム弁を提供できる。
【0010】また、本発明に係るダイヤフラム弁は、弁
シートに設けた前記外周側凸状係合部と前記内周側凸状
係合部とが、前記ダイヤフラムのリング状突起の縦壁に
設けられた凹条溝に係合して、前記リング状突起を狭持
することを特徴とする。よって、ダイヤフラムのリング
状突起を、弁シートの外周側凸状係合部と内周側凸状係
合部とにより内外両側から狭持するので、弁シートを引
き剥がす力に対して内外両側の凸状係合部を狭着する力
が大きいから、外れに対する抵抗力が一層増加し、寿命
の長いダイヤフラム弁を提供できる。その結果、より圧
力の高い空気圧回路の設定が容易となり、設備コストの
低減が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るダイヤフラム
弁の一つの実施の形態について図面を参照して以下に説
明する。ここで、図1は、本発明に係るダイヤフラム弁
の全体の断面を示した図であり、図2は、本発明に係る
ダイヤフラム弁の弁シートを中心とした拡大断面図であ
る。
【0012】(構成)本発明に係るダイヤフラム弁の構
成について説明する。ダイヤフラム弁10は、図1に示
すように、全体をケースで覆われ、内部に電磁石となる
コイル21や固定鉄心22からなるコイル組立20と、
コイル組立20に取り付けられ、真空ポンプPに接続さ
れる入力ポートとチャンバCに接続される出力ポートを
備えた弁本体30と、両ポートを連通又は遮断せしめる
ダイヤフラム40及びダイヤフラム40に連結された弁
シート50とから構成されている。コイル組立20は、
中空円柱状のボビン26に銅線を巻回したコイル21
と、このボビン26の約1/2の深さを埋める固定鉄心
22とからなる。このボビン26の残り約1/2の深さ
には、中心にコイルスプリング24を挿入し、下部にダ
イヤフラム40を接続した円筒形のプランジャ23が、
ボビン26とは非磁性体からなるスリーブ25により磁
気的に遊離してこのボビン26内に摺動自在に嵌挿され
ている。
【0013】一方、角柱状のアルミブロックからなる弁
本体30が、このコイル組立20の下方に取り付けられ
ている。弁本体30のコイル組立20との取付面側(図
1では上面)に3段の深さで徐々に小さく円形の凹部が
形成されている。最深部最小の凹部35の底面には、入
力ポート32に連通する弁孔321と出力ポート33に
連通する連通孔331が明けられている。弁孔321の
開口部周囲は若干盛り上がって弁座34が設けられてい
る。中間の凹部36は矩形断面のリング状を呈し、この
矩形断面に後述するダイヤフラム40の外周の周縁部4
4が載置される。最上部最大の矩形断面のリング状の凹
部37に、コイル組立20の下面とで狭持される合成樹
脂製のダイヤフラム受け45により、上部から押圧され
て保持される。
【0014】次に、ダイヤフラム40は、図2に詳細に
示すように、材質PTFE(ポリテトラ フルオロエチ
レン)を機械加工により削りだしたもので、中心に円柱
状のコア部42を有し、その上部は、雄ねじ部41を形
成して、前述のプランジャ23の中心下方の雌ねじ部に
螺合して接続している。コア部42の下方に向かう途中
から、外周方向に延在する薄膜部43を形成し、さらに
この薄膜部43の外周縁を略矩形断面のリング状の周縁
部44に接続している。この薄膜部43は上方に半円形
の凸形状を呈し、周縁部44の内壁とともに、弁本体3
0の最深部の凹部35を上方の凹部36、37と気密的
に区画して弁室31を形成する。さらに、コア部42の
最下端部には、中央部に凹部を形成して、その結果、コ
ア部42の下端にリング状突起421を形成し、このリ
ング状突起421の縦壁の外周を一周する凹条溝422
と内周を一周する凹条溝423とを設けている。
【0015】ダイヤフラム40のリング状突起421に
は、弁シート50が取り付けられる。弁シート50は、
材質を合成ゴムの一種であるフッ素ゴムで成型され、略
円盤状を呈し、その下面は弁室31の弁座34に当接す
る平面状の当接面51を有し、上面にはダイヤフラム4
0の下端に設けたリング状突起421と同径で雌型の同
一断面のリング状の凹溝52が設けられている。すなわ
ち、リング状の凹溝52の外周側の縦壁に、凹溝52の
内側を一周するように突出する外周側凸状係合部53が
形成され、リング状の凹溝52の内周側の縦壁に、凹溝
52の内側を一周するように突出する内周側凸状係合部
54が形成されている。したがって、このリング状の凹
溝52の断面は、凹形断面の開口部を半円状の凸状係合
部53、54により絞った形状に形成されている。
【0016】そして、ダイヤフラム40と弁シート50
とは、ダイヤフラム40の下端のリング状突起421を
弁シート50のリング状の凹溝52に挿入することによ
り、嵌合される。弁シート50の材質がフッ素ゴムであ
ることから、弁シート50が弾性により変形して嵌合が
可能である。すなわち、リング状突起421がリング状
の凹溝52に嵌合されると、リング状の凹溝52の開口
部に設けた外周側凸状係合部53と内周側凸状係合部5
4が、リング状突起421に設けた外周壁の凹条溝42
2と内周壁の凹条溝423にそれぞれ係合して、連結さ
れる。
【0017】よって、本実施の形態に係るダイヤフラム
弁10は、ダイヤフラム40と弁シート50とを確実に
連結できるようにしたものである。
【0018】(作用)次に、本実施の形態に係るダイヤ
フラム弁10の動作について説明する。このダイヤフラ
ム弁10は、従来と同様に、図4に示す空気圧回路中に
適用されるものであり、チャンバC内を真空にするため
に真空ポンプPにより空気を吸引し、チャンバCが所望
の負圧になったときに、チャンバCと真空ポンプPとの
間に配置したダイヤフラム弁10のコイル21への電流
供給を停止して、入力ポート32と出力ポート33との
連通を遮断することにより、チャンバCの真空状態を維
持するものである。
【0019】すなわち、コイル21へ電流を供給すると
固定鉄心22が電磁石となり、プランジャ23の中心の
筒内に嵌挿したスプリング24の弾発力に抗して、プラ
ンジャ23を固定鉄心22側に吸着する。プランジャ2
3が吸着されて、プランジャ23の上面が固定鉄心22
の下面に当接するまで上方に摺動すると、これに連結さ
れたダイヤフラム40及びダイヤフラム40に取り付け
られた弁シート50も上方に移動し、この状態が保持さ
れる。弁シート50が上方に移動すると、弁室31内で
弁座34から弁シート50の当接面51が離間するた
め、入力ポート32の弁孔321と出力ポート33の連
通孔331が弁室31を介して連通することとなり、真
空ポンプPで吸引されたチャンバC内の空気が出力ポー
ト33から入り、入力ポート32に流れて吸引されてい
く。
【0020】チャンバCが所望の負圧になり、これを維
持するためにコイル21への電流供給を停止すると、固
定鉄心22の磁力は無くなり、プランジャ23は磁力か
ら解放される。すると、プランジャ23はスプリング2
4の押圧力により、コイル21のボビン26内を下方へ
摺動する。プランジャ23が下方へ摺動すると、これに
連結されたダイヤフラム40、およびダイヤフラム40
に取り付けられた弁シート50も下方に移動する。な
お、真空ポンプPが作動している限り、弁室31は負圧
になっているため、スプリング24の押圧力がなくても
ダイヤフラム40および弁シート50は弁座34側に吸
着される。弁シート50が下方に移動すると、弁シート
50の下面の当接面51が弁本体30の弁座34に当接
して、弁孔321と弁室31との連通を遮断する。その
結果、弁室31に開口している連通孔331と弁孔32
1との連通も遮断されることとなり、チャンバCの負圧
を維持することとなる。
【0021】真空ポンプPが作動し、ダイヤフラム弁1
0が開いている間は、ダイヤフラム40および弁シート
50は常に負圧の中にさらされている。特に、チャンバ
Cの空気の吸引当初において、弁室31での空気の流速
が最も大きくなる。すなわち、コイル21へ電流を供給
してダイヤフラム弁10の開放動作を行うと、ダイヤフ
ラム40は磁力により、常に上方に引かれて一定の位置
に固定されるが、一方、弁シート50はダイヤフラム4
0に取り付けられているだけのため、図3に示すよう
に、連通孔331から弁孔321に流れる空気の流速が
大きな吸引当初では、弁シート50の下面の圧力が低く
なり、弁シート50を下方へ引っ張る力Fが発生する。
この下方へ引っ張る力Fにより、特に弁シート50の中
央突起部56がダイヤフラム40のリング状突起421
から離れようとするが、弁シート50の内周側凸状係合
部54がダイヤフラム40のリング状突起421の内周
壁の凹条溝423に係合しているため、内周側凸状係合
部54を半径方向に圧縮する力Dがはたらく。弁シート
50は、この圧縮する力Dがはたらいても、弁シート5
0の材質の硬度(本実施の形態のものではゴム硬度7
5)では内周側凸状係合部54の径がリング状突起42
1の内径と同一となるまでの変形は発生しないので、ダ
イヤフラム40から外れることはない。
【0022】さらに、弁シート50のリング状の凹溝5
2の内周壁のみではなく、外周壁においても、外周側凸
状係合部53がダイヤフラム40のリング状突起421
の外周壁の凹条溝422に係合しているので、リング状
突起421の内外周壁の凹条溝422、423を弁シー
ト50の内外周側凸状係合部53、54により狭持する
ので、内外周側の両凸状係合部53、54を変形させる
力が必要となり、これが抵抗となり高い抜け強度を得る
ことができる。
【0023】このように、本実施の形態に係るダイヤフ
ラム弁10は、弁シート50の上面に形成したリング状
の凹溝52の外周側の内壁に溝内側に突出する外周側凸
状係合部53と、凹溝52の内周側の内壁に溝内側に突
出する内周側凸状係合部54を形成して、外周側凸状係
合部53と内周側凸状係合部54とが、ダイヤフラム4
0のリング状突起421の縦壁に設けられた凹条溝42
2、423に係合して、リング状の突起421を狭持す
るので、弁シート50を吸引する力が働いても、弁シー
ト50がダイヤフラム40から外れることはなく、信頼
性の高いダイヤフラム弁の提供が可能となった。さら
に、従来より高い真空度の回路にも適用できるダイヤフ
ラム弁の提供が可能となり、設備コストの低減が図れ
た。
【0024】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、
空気圧回路に真空ポンプを用いたが、これに限られず、
シリンジの使用も可能である。また、電磁弁以外に空気
圧で駆動されるパイロット弁のダイヤフラムと弁シート
の取付構造にも適用可能である。また、プランジャを押
圧するスプリングはプランジャの内部に挿入したものを
示したが、固定鉄心の内部に挿入したものであってもよ
い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、弁本体に形成された弁座と、
該弁座に当接または離間する弁シートが取り付けられた
ダイヤフラムとを有するダイヤフラム弁であって、前記
弁シートの、ダイヤフラムとの取付面にリング状の凹溝
を形成し、前記凹溝の外周側の内壁に溝内側に突出する
外周側凸状係合部を形成し、前記凹溝の内周側の内壁に
溝内側に突出する内周側凸状係合部を形成したので、弁
シートに、ダイヤフラムから弁シートを引き剥がす力が
働いても、リング状の凹溝の内周側の内壁に設けた溝内
側に突出する内周側凸状係合部がダイヤフラム側の凹条
溝に係合しているため、弁シートがダイヤフラム下端の
中央凹部から脱出するためには、凸状係合部を全周より
圧縮しなければならないが、この圧縮力が弁シートを引
き剥がす力の抵抗力となり、弁シートをダイヤフラムか
ら外れにくくすることとなり、信頼性の高いダイヤフラ
ム弁を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るダイヤフラム
弁の全体の断面図である。
【図2】本発明の一つの実施の形態に係るダイヤフラム
弁の弁シートを中心とした拡大断面図である。
【図3】本発明の一つの実施の形態に係るダイヤフラム
弁の弁シートに働く力を説明する拡大断面図である。
【図4】一般的な空圧回路図である。
【図5】従来のダイヤフラム弁の全体の断面図である。
【図6】従来のダイヤフラム弁の弁シートを中心とした
拡大断面図である。
【図7】従来のダイヤフラム弁の弁シートの変形状態を
説明する拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ダイヤフラム弁 20 コイル組立 30 弁本体 31 弁室 34 弁座 40 ダイヤフラム 421 リング状突起 422 外周壁の凹条溝 423 内周壁の凹条溝 50 弁シート 52 リング状の凹溝 53 外周側凸状係合部 54 内周側凸状係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に形成された弁座と、該弁座に当
    接または離間する弁シートが取り付けられたダイヤフラ
    ムとを有するダイヤフラム弁において、 前記弁シートの、ダイヤフラムとの取付面にリング状の
    凹溝を形成し、 前記凹溝の外周側の内壁に溝内側に突出する外周側凸状
    係合部を形成し、 前記凹溝の内周側の内壁に溝内側に突出する内周側凸状
    係合部を形成したことを特徴とするダイヤフラム弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のダイヤフラム弁におい
    て、 弁シートに設けた前記外周側凸状係合部と前記内周側凸
    状係合部とが、前記ダイヤフラムに設けたリング状突起
    の縦壁に設けられた凹条溝に係合して、前記リング状突
    起を狭持することを特徴とするダイヤフラム弁。
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