JP2001329120A - オレフィン系高分子組成物並びにそれを用いたシート及び成形品 - Google Patents

オレフィン系高分子組成物並びにそれを用いたシート及び成形品

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JP2001329120A
JP2001329120A JP2000102436A JP2000102436A JP2001329120A JP 2001329120 A JP2001329120 A JP 2001329120A JP 2000102436 A JP2000102436 A JP 2000102436A JP 2000102436 A JP2000102436 A JP 2000102436A JP 2001329120 A JP2001329120 A JP 2001329120A
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olefin
polymer
olefin polymer
polymer composition
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JP2000102436A
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Katsuya Togawa
勝也 戸川
Akihiro Niki
章博 仁木
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波により発熱する特性を有し、対象とな
る材料表面に層を形成するか、又は、対象となる材料中
に混入することにより、オレフィン系材料等に容易に高
周波融着可能とすることの出来るオレフィン系高分子組
成物並びにその組成物を用いたシート及び成形品を提供
する。 【解決手段】 オレフィン系高分子(A)100重量部
に対し、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィン
系高分子(B)0.5〜100重量部及び/又は基本分
子骨格に極性基を有する高分子(C)0.5〜100重
量部を含有して成ることを特徴とするオレフィン系高分
子組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波によって発
熱し、ポリオレフィン等に容易に融着する特性を有する
オレフィン系高分子組成物並びにその組成物を用いたシ
ート及び成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題の高まりの中で、ポリ塩
化ビニル系樹脂の代替材料としてオレフィン系材料が着
目され、食品包装用、農業用、医療用、産業資材用、文
具用、雑貨用等あらゆる分野で広く使用されている。
【0003】しかしながら、オレフィン系材料は塩化ビ
ニル系樹脂と異なり、その分子内に極性基を有しないた
め、高周波やマイクロ波を利用した融着が困難であっ
た。そこで、例えば、特開平6−182876号公報に
は、オレフィン系材料にフェライト等の電波吸収体を配
合し、又は塗布し、もしくは配合した上、更に塗布する
ことにより、オレフィン系材料に高周波融着性を付与す
る方法が開示されており、又、特開平9−263657
号公報には、水酸基を有する化合物からなる熱可塑性樹
脂組成物を用いる方法が開示されている。
【0004】しかし、水酸基を有する熱可塑性樹脂組成
物を用いる場合、この組成物は、高周波により発熱はす
るものの、オレフィンとの極性が異なるため、オレフィ
ン系樹脂材料に対しては融着が不充分になるという問題
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑み、高周波により発熱する特性を有
し、対象となる材料表面に層を形成するか、又は、対象
となる材料中に混入することにより、オレフィン系材料
等に容易に高周波融着可能とすることの出来るオレフィ
ン系高分子組成物並びにその組成物を用いたシート及び
成形品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、「本発明1」と記す)によるオレフィン系高分子組
成物は、オレフィン系高分子(A)100重量部に対
し、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィン系高
分子(B)0.5〜100重量部及び/又は基本分子骨
格に極性基を有する高分子(C)0.5〜100重量部
を含有して成ることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明(以下、「本発明2」
と記す)によるオレフィン系高分子組成物は、上記本発
明1によるオレフィン系高分子組成物において、分子内
に1個以上の官能基を有するオレフィン系高分子(B)
が、分子内に1個以上の水酸基を有するオレフィン系高
分子であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明(以下、「本発明3」
と記す)によるオレフィン系高分子組成物は、上記本発
明1又は本発明2によるオレフィン系高分子組成物にお
いて、基本分子骨格に極性基を有する高分子(C)が、
ポリエーテル骨格を有する高分子であることを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明(以下、「本発明4」
と記す)によるオレフィン系高分子組成物は、上記本発
明1〜3のいずれかに記載のオレフィン系高分子組成物
において、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィ
ン系高分子と基本分子骨格に極性基を有する高分子
(C)の一部もしくはすべてが化学結合していることを
特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明(以下、「本発明5」
と記す)によるオレフィン系高分子組成物は、上記本発
明1〜4のいずれかに記載のオレフィン系高分子組成物
において、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィ
ン系高分子(B)と基本分子骨格に極性基を有する高分
子(C)とを2官能以上のイソシアネート基を有する化
合物(D)により化学結合させてなることを特徴とす
る。
【0011】請求項6記載の発明(以下、「本発明6」
と記す)によるオレフィン系高分子組成物は、オレフィ
ン系高分子(A)100重量部に対し、分子内に1個以
上の官能基を有するオレフィン系高分子(B)0.5〜
100重量部及び/又は基本分子骨格に極性基を有する
高分子(C)0.5〜100重量部と粘着性付与樹脂
(E)0.5〜100重量部とを含有して成ることを特
徴とする。
【0012】又、請求項7記載の発明(以下、「本発明
7」と記す)によるシートは、上記本発明1〜6のいず
れかによるオレフィン系高分子組成物を用いて成ること
を特徴とする。尚、ここで言うシートにはフィルムも包
含される。
【0013】更に、請求項8記載の発明(以下、「本発
明8」と記す)による成形品は、前記本発明1〜6のい
ずれかによるオレフィン系高分子組成物を用いて成るこ
とを特徴とする。
【0014】本発明1で用いられるオレフィン系高分子
(A)としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチ
レン;プロピレンホモポリマー、プロピレンランダムポ
リマー、プロピレンブロックポリマー等のポリプロピレ
ン;ポリブタジエン、ポリイソプレン並びにこれらの水
素添加物等のジエン系エラストマー;エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテン三元
共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体
等のオレフィン系エラストマー;エチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル−無水マ
レイン酸三元共重合体等の変性オレフィン系樹脂;スチ
レン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体並びにこれ
らの水素添加物等のスチレン系エラストマー等が挙げら
れ、好適に用いられるが、中でもポリエチレンやポリプ
ロピレンがより好適に用いられる。これらのオレフィン
系高分子は、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。
【0015】又、本発明1で用いられる分子内に1個以
上の官能基を有するオレフィン系高分子(B)として
は、特に限定されるものではないが、例えば、オレフィ
ン系高分子(A)と同様のオレフィン系高分子であっ
て、その分子内に1個以上の官能基が導入されたものが
挙げられる。これらは、単独で用いられても良いし、2
種類以上が併用されても良い。
【0016】上記官能基としては、化学反応性を有する
ものであれば特に限定されるものではないが、例えば、
水酸基、カルボキシル基、アミノ基、イソシアネート
基、エポキシ基等が挙げられる。中でも水酸基がより好
適に用いられる。これらの官能基は、オレフィン系高分
子組成物中に単独で導入されても良いし、2種類以上が
併用されて導入されても良い。
【0017】前記オレフィン系高分子(A)に対してオ
レフィン系高分子(B)を添加することにより、上記オ
レフィン系高分子(A)及び(B)に対する、後述する
基本分子骨格に極性基を有する高分子(C)の分散性が
著しく向上する。
【0018】上記基本分子骨格に極性基を有する高分子
(C)は、特に限定されるものではないが、例えば、基
本分子骨格に極性基が導入された各種高分子化合物が挙
げられる。これらの極性基含有高分子化合物は、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0019】上記極性基としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、エーテル基、カルボキシル基、シ
アノ基、アミノ基、アミド基、水酸基、チオール基、チ
オエーテル基、エポキシ基、エステル基等が挙げられ
る。特に本発明において、エーテル基を有する高分子と
して、ポリエチレングリコール、1,3−ポリプロピレ
ングリコール、1,2−ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、又はこれらの共重合体等
のポリエーテル骨格を有する高分子が好適に用いられ
る。これらの極性基は、高分子(C)の基本分子骨格に
単独で導入されていても良いし、2種類以上が併用され
て導入されていても良い。
【0020】前記オレフィン系高分子(A)に対して上
記基本分子骨格に極性基を有する高分子(C)を含有さ
せることにより、得られるオレフィン系高分子組成物及
びそれを用いたシートや成形品に高周波を印加した時の
発熱量が十分に増大し、従って高周波融着性が著しく向
上する。
【0021】本発明1によるオレフィン系高分子組成物
においては、前記オレフィン系高分子(A)100重量
部に対し、上記オレフィン系高分子(B)0.5〜10
0重量部が含有されていることが必要である。
【0022】オレフィン系高分子(A)100重量部に
対するオレフィン系高分子(B)の含有量が0.5重量
部未満であると、基本分子骨格に極性基を有する高分子
(C)を十分分散できず、逆にオレフィン系高分子
(A)100重量部に対するオレフィン系高分子(B)
の含有量が100重量部を超えると、得られるオレフィ
ン系高分子組成物及びそれを用いたシートや成形品の物
性に悪影響を及ぼすことがあるからである。更に好まし
くは1〜50重量部である。
【0023】更に、本発明1によるオレフィン系樹脂組
成物においては、オレフィン系高分子(A)100重量
部に対し、基本分子骨格に極性基を有する高分子(C)
0.5〜100重量部が添加されていることが必要であ
り、好ましくは0.5〜50重量部、より好ましくは1
〜30重量部である。
【0024】オレフィン系高分子(A)100重量部に
対する基本分子骨格に極性基を有する高分子(C)の含
有量が0.5重量部未満であると、得られるオレフィン
系高分子組成物及びそれを用いたシートや成形品に高周
波を印加した時の発熱量が十分に増大せず、従って高周
波融着性も十分に向上せず、逆にオレフィン系高分子
(A)100重量部に対する基本分子骨格に極性基を有
する高分子(C)の含有量が100重量部を超えると、
得られるオレフィン系高分子組成物及びそれを用いたシ
ートや成形品の物性に悪影響を与えることがあるからで
ある。好ましくは1〜50重量部である。
【0025】本発明2によるオレフィン系高分子組成物
は、上述した本発明1によるオレフィン系高分子組成物
において、官能基含有オレフィン系高分子として、分子
内に1個以上の水酸基を有するオレフィン系高分子を用
いることを特徴とする。
【0026】前記オレフィン系高分子(A)に対して、
分子内に1個以上の水酸基を有するオレフィン系高分子
(B)を含有させることにより、基本分子骨格に極性基
を有する高分子(C)の上記オレフィン系高分子(A)
及び(B)に対する分散性向上効果はより著しいものと
なり好ましい。
【0027】分子内に1個以上の水酸基を有するポリオ
レフィン系高分子(B)の具体例としては、例えば、分
子末端に水酸基を有するポリブタジエンの水素添加物
(例えば、商品名「ポリテール」シリーズ、三菱化学社
製)や、ダイマー酸の変成物(例えば、商品名「ダイマ
ージオールHP−1000」、東亜合成社製)等が挙げ
られる。
【0028】本発明3によるオレフィン系高分子組成物
は、本発明1又は本発明2によるオレフィン系高分子組
成物において、基本分子骨格に極性基を有する高分子
(C)が、ポリエーテル骨格を有する高分子であること
を特徴とする。
【0029】上記基本分子骨格に極性基を有する高分子
(C)としては、ポリエーテル骨格を有するものであれ
ば特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレ
ングリコール、1,2−ポリプロピレングリコール、
1,3−ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等やこれらの共重合体等のようなポリエー
テル骨格を分子骨格とする高分子化合物が挙げられる。
これらの高分子(C)は、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
【0030】前記オレフィン系高分子(A)に対して、
高分子(C)としてポリエーテル骨格を有するものを含
有させることにより、前記高周波を印加した時の発熱量
増大効果や高周波融着性向上効果はより著しいものとな
る。
【0031】本発明4によるオレフィン系高分子組成物
は、本発明1〜3のいずれかに記載のオレフィン系高分
子組成物において、分子内に1個以上の官能基を有する
オレフィン系高分子と基本分子骨格に極性基を有する高
分子(C)の一部もしくはすべてが化学結合しているこ
とを特徴とする。
【0032】オレフィン系高分子(B)と高分子(C)
とを化学結合させる方法としては、特に限定されるもの
ではないが、例えばポリイソシアネート化合物のような
架橋剤を介して両者を化学結合させる方法等が挙げられ
る。
【0033】オレフィン系高分子(B)と高分子(C)
との上記化学結合は、部分的な化学結合であっても良い
し、全面的な化学結合であっても良い。
【0034】又、官能基含有オレフィン系高分子(B)
と高分子(C)との化学結合は、主成分であるオレフィ
ン系高分子(A)に両者を含有させて成るオレフィン系
高分子組成物中で行われても良いし、又、予め両者を化
学結合させた状態でオレフィン系高分子(A)に含有さ
せても良い。更に、オレフィン系高分子(A)に高分子
(C)を含有させた状態で高分子(C)同志の化学結合
を行わせた場合は、相溶も可能でブリードアウトも抑制
できる。
【0035】オレフィン系高分子(B)と高分子(C)
とを化学結合させることにより、オレフィン系高分子
(A)対する分散性向上効果及び高周波を印加した時の
発熱量向上効果や高周波融着性向上効果等が一段と優れ
たものとなると共に、得られるオレフィン系高分子組成
物及びそれを用いたシートや成形品の物性も著しく向上
する。
【0036】本発明5によるオレフィン系高分子組成物
は、本発明1〜4のいずれかに記載のオレフィン系高分
子組成物において、分子内に1個以上の官能基を有する
オレフィン系高分子(B)と基本分子骨格に極性基を有
する高分子(C)とを2官能以上のイソシアネート基を
有する化合物(D)により化学結合させてなることを特
徴とする。
【0037】上記ポリイソシアネート化合物としては、
分子内に2個以上のイソシアネート基を有する化合物で
あれば良く、特に限定されるものではないが、例えば、
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HMDI)、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)等の2官能以上のイソシアネー
ト基を有する化合物(D)による化学反応を利用するこ
とができる。中でも反応性に優れ、安全面でも有利なM
DIがより好適に用いられる。これらの2官能のイソシ
アネート基を有する化合物は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0038】架橋剤として上記2官能以上のイソシアネ
ート基を有する化合物(D)を用いることにより、官能
基含有オレフィン系高分子(B)と基本分子骨格に極性
基を有する高分子(C)とを効率的且つ容易に化学結合
させることが出来る。オレフィン系高分子(B)と高分
子(C)との上記化学結合は、部分的な化学結合であっ
ても良いし、全面的な化学結合であっても良い。
【0039】本発明6によるオレフィン系高分子組成物
は、オレフィン系高分子(A)100重量部に対し、分
子内に1個以上の官能基を有するオレフィン系高分子
(B)0.5〜100重量部及び/又は基本分子骨格に
極性基を有する高分子(C)0.5〜100重量部と粘
着性付与樹脂(E)0.5〜100重量部とを含有して
成ることを特徴とする。
【0040】本発明6で用いられる粘着性付与樹脂
(E)としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、粘着剤、接着剤の各種用途で用いられている粘着性
付与樹脂が挙げられる。これらの粘着性付与樹脂(E)
は、本発明6によるオレフィン系高分子組成物を用いた
フィルムやシートの融着を行った際に、融着界面の融着
強度を極めて強固なものにすることができる。言い換え
ると、より低い高周波出力で融着が可能となる。
【0041】上記粘着性付与樹脂(E)の具体例を挙げ
ると、α−ピネン重合体、β−ピネン重合体、ジペンテ
ン重合体、テルペン−フェノール共重合体、α−ピネン
−フェノール共重合体等のポリテルペン樹脂、エッソ化
学社製「エスコレツ」、住友化学社製「タッキロー
ル」、三井石油化学社製「タックエース」等に代表され
るC5系石油樹脂、三井石油化学社製「ペトロジン」、
東邦化学社製「ハイレジン」、荒川化学社製「アルコ
ン」等に代表されるC9系石油樹脂、ロジン、変性ロジ
ン、重合ロジン、ロジンエステル、部分水添ロジン、完
全水添ロジン等のロジン系樹脂、DCPD系石油樹脂、
スチレン系樹脂、アルキルフェノール系樹脂、ポリブテ
ン、ポリイソブチレン等の粘着性付与樹脂が挙げられ
る。中でもオレフィン系高分子(A)との相溶性、分散
性の面でポリテルペン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石
油樹脂、ロジン系樹脂等が好適に用いられる。これらは
単独で用いられてもよいが、2種類以上が併用されても
よい。
【0042】上記粘着性付与樹脂(E)の含有量は、オ
レフィン系高分子(A)100重量部に対し、0.5〜
100重量部であることが好ましい。0.5重量部未満
であると、得られる成形品の高周波ウェルダーによる融
着強度が十分発揮されないことがある。一方、100重
量部を超えると、得られるオレフィン系高分子組成物並
びにそれを用いたシート及び成形品の物性に悪影響を及
ぼすことがあるからである。更に好ましい含有量は、1
〜50重量部である。
【0043】本発明(本発明1〜本発明6)によるオレ
フィン系高分子組成物には、オレフィン系高分子
(A)、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィン
系高分子(B)、基本分子骨格に極性基を有する高分子
(C)、2官能以上のイソシアネート基を有する化合物
(D)及び粘着性付与樹脂(E)以外に、本発明の課題
達成を阻害しない範囲内で必要に応じて、例えば、軟化
剤、可塑剤、界面活性剤、充填剤、カップリング剤、酸
化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添
加剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良い。
【0044】本発明7によるシート及び本発明8による
成形品は、上述した本発明によるオレフィン系高分子組
成物を用いて成る。
【0045】本発明によるオレフィン系高分子組成物
は、シート用や成形品用の材料として単独で用いられて
も勿論良いし、又、種々の材料を高周波融着可能とする
ために、高周波融着させたい材料の表面に上記オレフィ
ン系高分子組成物の層を形成させる方法や、高周波融着
させたい材料中に上記オレフィン系高分子組成物を混入
させる方法等で用いられても良い。
【0046】高周波融着させたい材料の表面にオレフィ
ン系高分子組成物の層を形成させる方法としては、特に
限定されるものではないが、例えば、材料とオレフィン
系高分子組成物との共押出しを行って材料表面にオレフ
ィン系高分子組成物の層を形成させる共押出法や、熱板
により材料表面にオレフィン系高分子組成物を押圧する
熱ラミネート法、材料表面にオレフィン系高分子組成物
を押出して積層する押出しラミネート法等が挙げられ、
いずれの方法も好適に採用される。上記材料表面に形成
させるオレフィン系高分子組成物の層は、単層であって
も良いし、二層以上の多層であっても良い。
【0047】多層シートの具体例としては、例えば、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタク
リレート共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体
等を内層とし、この両面に本発明のオレフィン系高分子
組成物を積層した三層シート等が挙げられる。上記構成
の三層シートは優れた高周波融着性を発現する。
【0048】又、高周波融着させたい材料中にオレフィ
ン系高分子組成物を混入する方法としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、バンバリーミキサーのよ
うなミキサーや、プラストミル、ミキシングロール、ブ
ラベンダープラストグラフ、ニーダー、単軸押出機等を
用いて、材料とオレフィン系高分子組成物とを混練する
方法等が挙げられ、いずれの方法も好適に採用される。
【0049】次いで、上記混練方法で得られた材料とオ
レフィン系高分子組成物との混練物を例えば熱ロール等
で更に溶融混練し、例えばプレスや圧延を行うことによ
り、高周波融着性を有するシートを作製することが出来
る。
【0050】更に、上記混練物を例えば単軸押出機とペ
レタイザーとを用いてペレット化した後、このペレット
を用いて押出成形することにより、高周波融着性を有す
るシート、ブロック、チューブ、ネット、成形品、異形
成形品等の各種成形体を作製することが出来る。更に、
射出成形法やブロー成形法等で成形することにより、高
周波融着性を有する成形品を作製することが出来る。こ
れらの成形品は、単層成形品であっても良いし、二層以
上の多層成形品であっても良い。
【0051】本発明のオレフィン系高分子組成物は、上
述のように、共押出法、熱ラミネート法、押出ラミネー
ト法等、各種の成形法により、融着させようとする物品
の融着部分に上記オレフィン系高分子組成物の層を形成
することによって、効率的な高周波融着を可能にするも
のである。本発明のオレフィン系高分子組成物は、オレ
フィン系樹脂の改質剤としても、有効に使用でき、自動
車等の車両部品、食品用包装材、医療用品もしくは医療
用包装材、文具、雑貨、家電製品の電気部品類、各種産
業資材等の幅広い分野で好適に使用し得るものである。
【0052】本発明のオレフィン系高分子組成物は、主
成分としてのオレフィン系高分子(A)に対し、基本分
子骨格に極性基を有する高分子(C)の特定量が含有さ
れているので、高周波を印加された時の発熱量が十分に
増大し、従って優れた高周波融着性を発現する。
【0053】又、主成分としてのオレフィン系高分子
(A)に対し、分子内に1個以上の官能基を有するオレ
フィン系高分子(B)の特定量が添加されているので、
オレフィン系高分子(A)に対する極性基含有高分子
(C)の分散性がより向上しており、従って上記高周波
融着性はより優れたものとなっている。
【0054】更に、オレフィン系高分子(B)として分
子内に1個以上の水酸基を有するオレフィン系高分子を
用い、高分子(C)としてポリエーテル骨格を有する高
分子を用いることにより、上記高周波融着性は著しく優
れたものとなる。
【0055】又、例えば、2官能以上のイソシアネート
基を有する化合物(D)を用いて、オレフィン系高分子
(B)と高分子(C)とを化学結合させることにより、
上記優れた高周波融着性と優れた物性とを兼備するもの
となる。
【0056】即ち、本発明のオレフィン系高分子組成物
は、対象となる材料表面に層を形成するか、又は、対象
となる材料中に混入することにより、ポリオレフィン等
の材料に優れた高周波融着性と優れた物性とを付与し得
るものである。
【0057】又、主成分としてのオレフィン系高分子
(A)に対し、粘着性付与樹脂(E)の特定量が含有さ
れたオレフィン系高分子組成物は、優れた高周波融着性
と優れた物性とが付与され得るものである。
【0058】又、本発明のシート及び成形品は、上記本
発明のオレフィン系高分子組成物を用いて作製されるの
で、優れた高周波融着性と優れた物性とを兼備する。
【0059】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0060】(実施例1)ポリプロピレン(チッソ社
製、商品名「F8577」)100部に対し、分子内に
1個以上の官能基を有するポリオレフィン系高分子とし
てオレフィン系ポリオール(三菱化学社製、商品名「ポ
リテールH」、分子量2000)10部及びイソシアネ
ート化合物としてジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI、東京化成社製)2.5部を添加し、プラスト
ミルを用いて、160℃で5分間溶融混練し、「ポリテ
ールH」とMDIとを反応させた。次いで、基本分子骨
格に極性基を有する高分子化合物として1,2−ポリプ
ロピレングリコール(PPG、分子量1000、和光純
薬工業社製)10部を添加し、160℃で5分間溶融混
練し、PPGとMDIとを反応させて、オレフィン系高
分子組成物を作製した。
【0061】(実施例2)表1に示すように、「ポリテ
ールH」の添加量を2部及びMDIの添加量を0.5部
とし、基本分子骨格に極性基を有する高分子化合物とし
て、PPG10部の代わりに、ポリテトラメチレングリ
コール(PTMG、分子量1000、三菱化学社製)2
部を添加したこと以外は実施例1の場合と同様にして、
オレフィン系高分子組成物を作製した。
【0062】(実施例3〜9)オレフィン系高分子組成
物を表1に示す組成としたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、オレフィン系高分子組成物を作製した。
尚、表1中、縦の配合成分カラムの(A)ポリプロピレ
ン以外は、いずれも下記の商品名又は略号で示した。
【0063】(実施例10〜15)及び(比較例) オレフィン系高分子組成物を表2に示す組成としたこと
以外は実施例1の場合と同様にして、オレフィン系高分
子組成物を作製した。尚、表2中、縦の配合成分カラム
の(A)ポリプロピレン以外は、いずれも下記の商品名
又は略号で示した。
【0064】(B): 「ポリテールH」:ポリオレフィン系ポリオール、三菱
化学社製、分子量2000 「Poly-bd R-45HT」:ブタジエン系ポリオール、出光石
油化学社製、分子量約2800 「Poly-bd R-15HT」:ブタジエン系ポリオール、出光石
油化学社製、分子量約1200 「Poly-ip 」:イソプレン系ポリオール、出光石油化学
社製、分子量約2500
【0065】(C): 「PEG」:ポリエチレングリコール、三洋化成社製、
分子量約1000 「PPG」:1,2-ポリプロピレングリコール、和光純薬
社製、分子量約1000 「PTMG」:ポリテトラメチレングリコール、三菱化
学社製、分子量約1000
【0066】(D): 「MDI」:ジフェニルメタンジイソシアネート、東京
化成社製
【0067】(E): 「アルコン」:荒川化学社製、C9系石油樹脂、「アル
コンP−90」 「クリアロン」:ヤスハラケミカル社製、ポリテルペン
系樹脂、「クリアロンP−105」
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】実施例1〜15及び比較例1で得られたオ
レフィン系高分子組成物の性能を評価するため、誘電損
失係数及び高周波融着性について、以下に示す方法で試
験した。その結果は表3に示すとおりであった。
【0071】1.誘電損失係数:オレフィン系高分子組
成物を加熱プレスでシート化して、厚み約1mmのオレ
フィン系高分子シートを作製した。次いで、インピーダ
ンスアナライザー(型式「HP−4291B」、ヒュー
レットパッカード社製)を用いて、上記オレフィン系高
分子シートに40MHzの高周波を印加した時の誘電率
(ε)及び誘電正接(tanδ)を測定し、誘電損失係
数(ε×tanδ)を求めた。
【0072】高周波の印加による発熱(Q)は次式によ
り表される。
【0073】
【数1】
【0074】上式において、材料に起因する項目は誘電
率(ε)と誘電正接(tanδ)であるので、これらか
ら誘電損失係数(ε×tanδ)を求めることにより、
高周波融着性を評価することが出来る。一般に、塩化ビ
ニル系樹脂用の高周波融着装置で融着可能な誘電損失係
数(ε×tanδ)は0.01以上とされている。因み
に軟質塩化ビニル樹脂(塩化ビニル樹脂100重量部、
可塑剤DOP50重量部)では0.0612であった。
【0075】2.高周波融着性:オレフィン系高分子組
成物を加熱プレスでシート化して、厚み約0.2mmの
オレフィン系高分子シートを作製した。次いで、上記オ
レフィン系高分子シート2枚を重ね、高周波ウェルダー
機(精電舎電子社製)を用いて、40.68MHzの高
周波を5秒間印加して高周波融着を行った。得られた高
周波融着物を手で剥離し、剥離状態を観察して、下記判
定基準により高周波融着性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥強固に融着しており、無理に剥離するとオレフィ
ン系高分子シートが破壊した ×‥‥全く融着していなかった
【0076】
【表3】
【0077】表3から明らかなように、本発明による実
施例1〜15のオレフィン系高分子組成物は、いずれも
誘電損失係数が0.01以上であり、且つ、優れた高周
波融着性を発現した。
【0078】これに対し、分子内に1個以上の官能基を
有するオレフィン系高分子及び基本分子骨格に極性基を
有する高分子を共に添加しなかった比較例のオレフィン
系高分子組成物は、誘電損失係数が0.01未満であ
り、且つ、高周波融着性が極めて悪かった。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のオレフィン
系高分子組成物は、高周波の印加により十分に発熱する
特性を有し、対象となる材料表面に層を形成するか、又
は、対象となる材料中に混入することにより、ポリオレ
フィン等の種々の材料に優れた高周波融着性を付与し得
る。又、物性も優れているので、高周波融着性のシート
や成形品等の各種成形体用材料として好適に用いられ
る。
【0080】上記は他の材料と併用される場合について
であるが、本発明のオレフィン系高分子組成物が単独で
用いられる場合、言うまでもなく、より優れた高周波融
着性や物性を発現する。
【0081】本発明のシート及び成形品は、上記本発明
のオレフィン系高分子組成物を用いて作製されるので、
優れた高周波融着性と優れた物性とを兼備するものであ
り、例えば、自動車等の車両部品、家電等の電気電子部
品、食品用や医療用等の包装材料、文具、雑貨、各種産
業用資材等の幅広い分野に好適に用いられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 71/02 C08L 71/02 75/08 75/08 101/00 101/00 101/02 101/02 Fターム(参考) 4F071 AA12 AA15 AA15X AA16 AA17 AA18 AA19 AA20 AA20X AA21X AA33X AA36 AA36X AA51 AA53 AA75 AA78 AH19 BA01 BB03 BB04 BB06 BC02 4J002 AC031 AC032 AC061 AC062 AC102 AC111 AC112 AF024 BA014 BB031 BB032 BB101 BB102 BB121 BB122 BB141 BB142 BB151 BB152 BB184 BB202 BB212 BB222 BC004 BG051 BG052 BH021 BH022 BK004 BP011 BP012 BP021 BP022 BP031 BP032 CC034 CE004 CH023 CH033 CH052 4J034 BA03 BA07 BA09 CA04 CC08 DA01 DA02 DA03 DA05 DA08 DB03 DB04 DC02 DC35 DC37 DC42 DC43 DG03 DG04 DG05 HA01 HA07 HC03 HC12 HC46 HC52 HC61 HC71 HC73 MA22 MA24 MA26 QD03 QD04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系高分子(A)100重量部
    に対し、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィン
    系高分子(B)0.5〜100重量部及び/又は基本分
    子骨格に極性基を有する高分子(C)0.5〜100重
    量部を含有して成ることを特徴とするオレフィン系高分
    子組成物。
  2. 【請求項2】 分子内に1個以上の官能基を有するオレ
    フィン系高分子(B)が、分子内に1個以上の水酸基を
    有するオレフィン系高分子であることを特徴とする請求
    項1記載のオレフィン系高分子組成物。
  3. 【請求項3】 基本分子骨格に極性基を有する高分子
    (C)が、ポリエーテル骨格を有する高分子であること
    を特徴とする請求項1又は2記載のオレフィン系高分子
    組成物。
  4. 【請求項4】 分子内に1個以上の官能基を有するオレ
    フィン系高分子と基本分子骨格に極性基を有する高分子
    (C)の一部もしくはすべてが化学結合していることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオレフィン
    系高分子組成物。
  5. 【請求項5】 分子内に1個以上の官能基を有するオレ
    フィン系高分子(B)と基本分子骨格に極性基を有する
    高分子(C)とを2官能以上のイソシアネート基を有す
    る化合物(D)により化学結合させてなることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のオレフィン系高分
    子組成物。
  6. 【請求項6】 オレフィン系高分子(A)100重量部
    に対し、分子内に1個以上の官能基を有するオレフィン
    系高分子(B)0.5〜100重量部及び/又は基本分
    子骨格に極性基を有する高分子(C)0.5〜100重
    量部と粘着性付与樹脂(E)0.5〜100重量部とを
    含有して成ることを特徴とするオレフィン系高分子組成
    物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    オレフィン系高分子組成物を用いて成ることを特徴とす
    る単層もしくは多層シート。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    オレフィン系高分子組成物を用いて成ることを特徴とす
    る単層もしくは多層成形品。
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