JP2001327696A - パチンコ遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来機種よりも新鮮な遊技感覚を味わえ、し
かも、興趣が増大するパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 図柄変動表示中にリーチアクションやリ
ーチ予告等の特定表示態様処理が実行され得るパチンコ
遊技機において、態様が互いに異なる複数の特定表示態
様処理の中から一の特定表示態様処理を選択する特定表
示態様処理選択手段と、選択された一の特定表示態様処
理を連想識別させる文字を表示して特定表示態様処理の
識別報知を行う特定表示態様処理識別報知手段と、識別
報知された特定表示態様処理を実行する特定表示態様処
理実行手段とを備えるパチンコ遊技機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、特には図柄変動中にリーチ予告やリーチアクショ
ン等とも称される特定表示態様処理を実行し、その後、
大当たりが成立した場合に遊技者に有利な特別遊技が実
行されるパチンコ遊技機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ遊技機には、遊技中に
「大当たり」と称される所定の特別遊技状態を生じさせ
る機種がある。このような機種においては、始動口と、
数字や記号あるいは絵等からなる複数の図柄を表示制御
手段に基づき変動及び停止させて表示する画像表示装置
を遊技盤上に備えている。前記画像表示装置は、通常、
表示部が複数並んだ構成からなって、各画像表示部ごと
に判定結果表示用の特別図柄を変動及び停止表示できる
ようになっている。

【０００３】そして、前記始動口に遊技球が入賞すると
前記画像表示装置に表示される特別図柄が変動を開始
し、所定時間変動後、前記画像表示装置の複数の表示部
にそれぞれ停止した図柄が表示され、その停止表示図柄
が特定の組合せ、例えば同一図柄の組合せからなる通称
ゾロ目になると、「大当たり」が成立し、その他の組合
せの場合に「はずれ」となる。前記「大当たり」が成立
した場合には、遊技者に有利な特別遊技状態が発生し、
具体的には遊技盤面の大入賞口が連続的に開いて多数の
入賞を可能にし、その間の入賞により大量の賞品球を払
い出すようになっている。

【０００４】また、前記パチンコ遊技機においては、一
般的に、「大当たり」に対する遊技者の期待感を高めて
遊技の面白さを更に向上させるため、例えば前記画像表
示が横一列に３つの表示部を有し、それぞれの表示部に
特別図柄を表示するものにあっては、まず３つの表示部
において図柄を変動表示し、次いで一の表示部（最終停
止表示部）のみ図柄を変動表示させたまま残りの二つの
表示部で図柄を順次停止表示する一部停止表示を行い、
その後所定時間遅れて前記変動表示したままの表示部で
も図柄を停止し、全体停止表示するようにしている。そ
のようにすれば、最終停止表示部だけを残して、残りの
二つの表示部で図柄が停止して特定の組合せになって、
所謂リーチ状態となった場合には、最終的に最終停止表
示部で図柄が停止するまでの間、遊技者は「大当たり」
に対する期待感が高まり続けることとなる。なお、前記
表示部の停止の順番は、左中右、左右中等が考えられ
る。

【０００５】さらに、近年、上記の如くリーチ状態を演
出可能な機種にあっては、リーチ状態になると、最終停
止表示部で最終停止図柄が停止表示されるまでに、前記
画像表示部の特別図柄が表示されている部分以外にキャ
ラクター（人物や動物等）を表示したり、あるいは特別
図柄の背後に表示される背景を変化させたり等の、リー
チアクションとも称される特定表示態様処理を実行し、
その後に前記最終停止図柄を停止表示するようにして、
趣向性を高める工夫がなされている。さらに、近年で
は、リーチアクションの他に、複数の図柄変動中の前記
リーチ状態が成立する前に、残像表示やフラッシュ表示
を行ったり、画像表示部にキャラクター等を表示したり
等して、リーチ状態が成立する確率が高いことを遊技者
に知らせる、リーチ予告やリーチ予兆とも称される処理
が特定表示態様処理の一つとして実行されるようになっ
ている。

【０００６】なお、上記リーチアクションやリーチ予告
等の特定表示態様処理としては、互いに異なる態様のも
のが複数種類用意され、それらの中から選択された一の
特定表示態様処理が実行されるのが一般的である。ま
た、前記複数の特定表示態様処理には、それぞれに対応
して前記大当たり（特別遊技状態）の発生する信頼度
（確率）が定められていることが多い。そのため、実行
される特定表示態様処理に応じて、遊技者の大当たりに
対する期待度が大幅に変動するようになっている。

【０００７】ところで、前記従来の特定表示態様処理が
実行されるものにあっては、各特定表示態様処理は、そ
れらの実行時に登場するキャラクターやその背景を異な
らせたり、あるいはキャラクターの動作や状態等に変化
をつけたり等して各処理同士の相違を設けることによっ
て、今回選択実行された各特定表示態様処理の内容（該
処理の種類やそれに対応する信頼度等）を遊技者に認識
させていた。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如くキャラクターや背景等によって各特定表示態様処理
の相違を認識させる遊技機では、前記キャラクターの名
称や背景画像の意味を知らなかったり、その遊技機にま
だ不慣れな遊技者等にとっては、実行されている特定表
示態様処理が何と呼ばれるリーチあるいはリーチ予告な
のか、それらに対応する信頼度はどれくらいなのか、解
りづらく、遊技に対する興味や薄れたり、遊技の趣向性
が乏しくなっている現状がある。加えて、図柄変動時に
特定表示態様処理が実行される遊技機が一般的になって
しまったため、特定表示態様処理が実行されても遊技者
はそれほど興奮しなくなってきており、より新鮮な遊技
感覚が楽しめる遊技機の登場が望まれるようになってい
る。

【０００９】本発明はこのような状況に鑑み提案された
もので、遊技に対する興味や趣向性を高めることがで
き、しかも、従来機種よりも新鮮な遊技感覚を味わえる
パチンコ遊技機の提供を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、判定
結果表示用の複数の図柄を変動表示した後に停止表示す
る画像表示部を有し、所定条件を満たした場合に前記複
数の図柄の変動表示中に特定表示態様処理を実行し、そ
の後、最終停止表示された複数の図柄の組合せが特定の
組合せになった場合に遊技者に有利な特別遊技状態が発
生するパチンコ遊技機において、態様が互いに異なる複
数の特定表示態様処理の中から一の特定表示態様処理を
選択する特定表示態様処理選択手段と、該特定表示態様
処理選択手段による一の特定表示態様処理の選択後、該
選択された一の特定表示態様処理を連想識別させる文字
を表示して特定表示態様処理の識別報知を行う特定表示
態様処理識別報知手段と、該特定表示態様処理識別報知
手段により識別報知された特定表示態様処理を実行する
特定表示態様処理実行手段とを備えることを特徴とす
る。

【００１１】請求項２の発明は、請求項１において、一
の特定表示態様処理を連想識別させる文字が、該特定表
示態様処理の実行時に画像表示部に表示されるキャラク
ターの名称を連想させるものからなることを特徴とす
る。

【００１２】請求項３の発明は、請求項１において、一
の特定表示態様処理を連想識別させる文字が、該特定表
示態様処理の実行時に画像表示部に表示されるキャラク
ターの動作または状態を連想させるものからなることを
特徴とする。

【００１３】請求項４の発明は、請求項１において、画
像表示部に判定結果表示用図柄に加えて背景画像を表示
するように構成され、一の特定表示態様処理を連想識別
させる文字が、該各特定表示態様処理の実行時に画像表
示部に表示される背景を連想させるものからなることを
特徴とする。

【００１４】請求項５の発明は、請求項１ないし４の何
れかおいて、特定表示態様処理の実行開始前あるいは実
行開始初期には画像表示部に一の特定表示態様処理を連
想識別させる文字を大きく表示するとともに、前記実行
開始初期以降には前記文字を小さくすることを特徴とす
る。

【００１５】請求項６の発明は、判定結果表示用の複数
の図柄を変動表示した後に停止表示する画像表示部を有
し、所定条件を満たした場合に前記複数の図柄の変動表
示中に特定表示態様処理を実行し、その後、最終停止表
示された複数の図柄の組合せが特定の組合せになった場
合に遊技者に有利な特別遊技状態が発生するパチンコ遊
技機において、態様が互いに異なる複数の特定表示態様
処理の中から一の特定表示態様処理を選択する特定表示
態様処理選択手段と、該特定表示態様処理選択手段によ
る一の特定表示態様処理の選択後、該選択された一の特
定表示態様処理を連想させる音声を発し、特定表示態様
処理の識別報知を行う特定表示態様処理識別報知手段
と、該特定表示態様処理識別報知手段により識別報知さ
れた特定表示態様処理を実行する特定表示態様処理実行
手段とを備えることを特徴とする。

【００１６】請求項７の発明は、請求項６において、一
の特定表示態様処理を連想させる音声が、該特定表示態
様処理の実行時に画像表示部に表示されるキャラクター
の名称を連想させるものであることを特徴とする。

【００１７】請求項８の発明は、請求項６において、一
の特定表示態様処理を連想させる音声が、該特定表示態
様処理の実行時に画像表示部に表示されるキャラクター
の動作または状態を連想させるものであることを特徴と
する。

【００１８】請求項９の発明は、請求項６において、画
像表示部に判定結果表示用図柄に加えて背景画像を表示
するように構成され、一の特定表示態様処理を連想させ
る音声が、該各特定表示態様処理の実行時に画像表示部
に表示される背景を連想させるものからなることを特徴
とする。

【００１９】請求項１０の発明は、請求項１ないし９の
何れかおいて、複数の特定表示態様処理のうち少なくと
も一つの特定表示態様処理に対応して定められた特別遊
技状態の発生する信頼度が、他の特定表示態様処理に対
応して定められた特別遊技状態の発生する信頼度とは異
なるようにされたことを特徴とする。

【００２０】請求項１１の発明は、請求項１ないし１０
の何れかにおいて、特定表示態様処理の識別報知時に、
該特定表示態様処理に対応して定められた特別遊技状態
の発生する信頼度の程度が併せて報知されることを特徴
とする。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の
好適な実施形態を説明する。図１は本発明の一実施例に
係るパチンコ遊技機全体を示す正面図、図２は同パチン
コ遊技機の遊技盤の正面図、図３は同パチンコ遊技機の
遊技盤の裏面図である。

【００２２】図１ないし図３に示すパチンコ遊技機１
は、その遊技盤３の縁に遊技球の外側ガイドレール４及
び内側ガイドレール５が略円形に立設され、前記内側ガ
イドレール５によって囲まれた遊技面６の中心線上にそ
の上部から下部に向かって順に画像表示装置９、特別図
柄始動口１１，１２、大入賞口１５、アウト口１７が配
設され、また上方両側にはランプ風車１８ａ，１８ｂ、
その下方に普通図柄変動開始用左ゲート１９及び普通図
柄変動開始用右ゲート２１、その下方に風車２２ａ，２
２ｂ、その下方に左袖入賞口２３と右袖入賞口２５、さ
らには前記大入賞口１５の両側に左落とし入賞口２７と
右落とし入賞口２９等が配設されている。前記種々の入
賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球とし
て払い出される。また後に詳述する特定の条件で所定の
大当たり状態（特別遊技状態）となると大入賞口１５が
開放され、遊技球が入賞し易い状態となる。

【００２３】また、前記パチンコ遊技機１には、遊技状
態を遊技者に報知するランプ表示器（ＬＥＤ）３１や、
効果音等を発生するスピーカ３２等がそれぞれ組み付け
られている。以下、所要の各部についてさらに詳述す
る。

【００２４】前記画像表示装置９は、その上部の普通図
柄表示装置４１と中部の特別図柄表示装置４３とよりな
り、数字，アルファベット，記号あるいは絵（キャラク
ター）等の図柄を変動表示及び停止表示可能となってい
る。普通図柄表示装置４１は７セグメントＬＥＤ等から
なる普通図柄表示部４５を有する。また、普通図柄表示
部４５の両側にはＬＥＤ等からなる普通図柄変動数記憶
表示器４７が設けられ、前記普通図柄変動開始用左ゲー
ト１９及び普通図柄変動開始用右ゲート２１を遊技球が
通過することによって発生する図柄変動開始の数を、現
在変動中のものを除いて保留回数（この例では最高４
回）として記憶し表示するようになっている。

【００２５】前記特別図柄表示装置４３は、窓枠部４９
内に液晶表示盤（ＴＥＴ−ＬＣＤモジュール）等からな
る画像表示部５０が設けられている。この画像表示部５
０の表示画面は、横に並ぶ３つの表示領域に分割されて
左表示部５０ａ、中表示部５０ｂ、右表示部５０ｃとな
っており、該表示部５０ａ〜５０ｃにそれぞれ判定結果
表示用の特別図柄が変動表示、停止表示可能とされてい
る。また、前記画像表示部５０には、前記判定結果表示
用図柄に加えて背景画像が表示され、該背景画像は後述
の特定表示態様処理の実行時に、その特定表示態様処理
に対応した態様に変更するようになっている。なお、前
記窓枠部４９の左右内側にはＬＥＤ等からなる特別図柄
変動数記憶表示器５１が設けられている。なお、この実
施例における前記左表示部５０ａ、中表示部５０ｂ、右
表示部５０ｃにそれぞれ表示される特別図柄は、『１，
２，３，４，５，６，７，８，９，ヒゲゴジラ（図１５
等参照），丸ゴシ（図１２等参照），豪ちゃん（図１３
等参照）』の１２通りの図柄とされている。

【００２６】前記特別図柄始動口１１，１２は画像表示
装置９の真下に設けられている。図示の例では、下側特
別図柄始動口１１は、チューリップ式の普通電動役物と
され、二つの可動片１１ａ，１１ｂが背面の特別図柄始
動口用ソレノイド５３によって通常状態である略垂直の
狭小開放状態と略Ｖ字形の拡開開放状態間を変化可能に
制御されているのに対し、上側特別図柄始動口１２は単
に開口したものとされている。前記下側特別図柄始動口
１１の拡開開放は、前記普通図柄表示部４５の図柄が変
動停止して特定の図柄が表示された時に行われる。この
例では、通常遊技状態時に普通図柄表示部４５の停止図
柄が特定図柄の場合には、０．４秒間の下側特別図柄始
動口１１の拡開開放を１回行い、さらに該拡開開放の間
に特別図柄始動口１１への入賞球数が６個に達したとき
には当該拡開開放を強制終了するようにされている。他
方、後述する確率変動状態時において普通図柄表示部４
５の停止図柄が特定図柄の場合には、１．７秒間の下側
特別図柄始動口１１の拡開開放を２秒間隔（この間は狭
小開放となる。）で３回行い、さらに該拡開開放の間に
特別図柄始動口１１への入賞球数が６個に達したときに
は当該拡開開放を強制終了するようにされている。

【００２７】また、前記遊技盤３の背面には、前記特別
図柄始動口１１，１２に入賞した球を検出する特別図柄
変動開始スイッチ５５が入賞球用通路に設けられてお
り、該入賞球の検出によって前記特別図柄表示装置４３
の図柄変動を開始するようになっている。その際、特別
図柄変動中に特別図柄始動口１１，１２に入賞した球の
個数、すなわち特別図柄の変動を開始する回数について
は、保留回数（この例では最高４回）を、前記特別図柄
変動数記憶表示器５１に表示し、記憶数の減少によって
前記表示器５１の表示個数を減らすようになっている。

【００２８】前記普通図柄変動開始用左ゲート１９及び
普通図柄変動開始用右ゲート２１は画像表示装置９の左
右に設けられ、普通図柄変動開始スイッチ５６，５７を
備え、該普通図柄変動開始スイッチ５６，５７で両ゲー
ト１９，２１を通過する遊技球を検出することによって
前記普通図柄表示装置４１の図柄変動を開始させるよう
になっている。

【００２９】前記大入賞口１５は特別図柄始動入賞口１
１，１２の下方に設けられ、大入賞口開放用ソレノイド
５９と該ソレノイド５９によって開閉する開閉板６１と
を備えた特別電動役物で構成されている。この大入賞口
１５は、通常は開閉板６１が閉じた状態とされ、当該大
入賞口１５の一部には、該大入賞口１５が開いた際に開
口して入賞可能にする特定領域入賞口６３を有する。さ
らに、該特定領域入賞口６３には、所定条件時に特定領
域開放用ソレノイド６４により開閉される開閉扉（図示
せず）が設けられている。また、前記特定領域入賞口６
３には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ６
５が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口１５を再
度開ける継続権利が成立するようにされている。また、
大入賞口１５内の略中央には入賞球数を検出する入賞球
数カウントスイッチ６７が設けられている。

【００３０】前記特別図柄表示装置４３の作動及び大入
賞口１５の作動、つまり特別遊技状態時（大当たり成立
時）の動作について説明する。前記特別図柄始動口１
１，１２に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始スイッチ
５５によって入賞球が検出されると、そのとき、後述す
るメイン制御回路のラベル−ＴＲＮＤ−Ａやラベル−Ｔ
ＲＮＤ−Ｃ等の各種乱数値が取得（抽出）され、その取
得数値がメイン制御回路のＲＡＭの特別図柄乱数記憶領
域に一旦格納される。そして、当該格納された各数値に
基づいて大当たりの判定，停止図柄の決定（作成），リ
ーチ決定等の図柄変動パターンの選択等が行われた後、
前記特別図柄表示装置４３の画像表示部５０の左表示部
５０ａ、中表示部５０ｂ、右表示部５０ｃで特別図柄の
変動を開始する。

【００３１】前記特別図柄の変動開始から所定時間（前
記選択された各変動パターンで定められている時間）変
動後、例えば、左表示部５０ａ，中表示部５０ｂ，右表
示部５０ｃの順や左表示部５０ａ，右表示部５０ｃ，中
表示部５０ｂの順等で特別図柄が変動停止して、停止図
柄が確定表示される。そのときの停止表示図柄の組合せ
が、あらかじめ決められた特定の大当たり組合せ、例え
ば、同一図柄の組合せからなる通称ゾロ目になると、大
当たりが成立する。大当たりになると、前記大入賞口１
５の開閉板６１が開いて遊技面６表面を落下してくる遊
技球を受け止め、大入賞口１５内へ入賞可能にし、該大
入賞口１５への入賞があると、図示しない賞品球払出機
構部により所定数の遊技球が賞品球として払い出され
る。前記開閉板６１は、所定時間（例えば２９．５秒）
経過後、あるいは前記入賞球数カウントスイッチ６７で
検出された入賞球数が所定個数（例えば１０個）となっ
た時点で閉じるようにされている。また、前記特定領域
入賞口６３への入賞球を特定入賞球検出スイッチ６５が
検出する毎に前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発
生し、所定最高回数（例えば最高１５回または１２
回）、前記開閉板６１の開放を繰り返すようになってい
る。なお、実施例では大当たり成立時における大当たり
図柄が特定の図柄、具体的には‘１’、‘２’、
‘４’、‘６’、‘７’、‘８’、‘９’、‘ヒゲゴジ
ラ’、‘豪ちゃん’の何れかであるときには、前記大当
たり継続権利の発生する回数が最高１５回となり、一
方、大当たり図柄が‘３’、‘５’、‘丸ゴシ’の何れ
かであるときには前記回数が最高１２回となる。このよ
うに大当たり継続可能回数が、大当たり図柄によって変
化するようにすれば、遊技者の大当たり図柄に対する興
味が増し、遊技の幅を広げ、遊技をより一層面白くする
ことができる。

【００３２】またさらに、この実施例のパチンコ遊技機
１は確率変動機能を備えた機種であり、大当たり成立時
における大当たり図柄が確変図柄である‘３’、
‘５’、‘７’、‘ヒゲゴジラ’、‘丸ゴシ’、‘豪ち
ゃん’の何れかで大当たりになるときには、大当たり
（特別遊技状態）の発生に加えて、大当たり終了後に確
率変動が生じ、すなわち次回の大当たり発生確率が平時
における通常遊技状態（低確率状態）よりも高い高確率
状態に移行され、該高確率状態は次回の大当たりまで継
続するようになっている。

【００３３】図４には、パチンコ遊技機１の裏側に設置
された遊技系統の制御を行うメイン制御回路７０及び該
メイン制御回路７０の制御下で前記特別図柄表示装置４
３における図柄変動の制御を行う表示制御回路８５等、
当該遊技機１のシステム制御ブロックが示されている。

【００３４】前記メイン制御回路７０は、内部にＣＰＵ
７２，ＲＡＭ７３，ＲＯＭ７４を備えたワンチップマイ
クロコンピュータ７１と、該コンピュータ７１と前記表
示制御回路８５等を結ぶＩ／Ｏ（入出力）バス７５と、
分周回路７６と、電源回路７７と、出力ポート７８と、
ドライバ７９と、バッファゲート８０と、ローパスフィ
ルタ８１等により構成される。

【００３５】前記ＣＰＵ７２は、制御部，演算部，各種
カウンタ，各種レジスタ，各種フラグ等を備え、演算制
御を行う他、大当たり（特別遊技状態）の発生確率や普
通図柄による当たり（特別図柄始動口１１の拡開開放）
の発生確率を定める乱数等も生成している。また、前記
ＲＡＭ７３は、特別図柄変動開始スイッチ５５の検出信
号及び普通図柄変動開始スイッチ５６，５７の検出信号
用の記憶領域，ＣＰＵ７２で生成される各種乱数値用の
記憶領域，各種データを一時的に記憶する記憶領域やフ
ラグ，並びにＣＰＵ７２の作業領域を備えている。さら
に、前記ＲＯＭ７４には、遊技上の制御プログラムや制
御データが書き込まれている他、大当たり及び普通図柄
による当たりの判定値等が書き込まれている。

【００３６】また、前記ドライバ７９には、特別図柄始
動口１１，大入賞口１５，普通図柄表示装置４１，普通
図柄変動数記憶表示器４７，特別図柄変動数記憶表示器
５１等が接続されているとともに、発光体制御回路８２
を介してランプ表示器３１等が、外部接続端子８３を介
して管理装置８４がそれぞれ接続されている。さらに、
前記ローパスフィルタ８１には特別図柄変動開始スイッ
チ５５，普通図柄変動開始スイッチ５６及び５７，特定
入賞球検出スイッチ６５，入賞球数カウントスイッチ６
７等が接続されている。またさらに、前記ワンチップマ
イクロコンピュータ７１には、Ｉ／Ｏバス７５を介して
音声合成回路８６が接続され、該音声合成回路８６には
音声増幅回路８７を介してスピーカ３２が接続されてい
る。

【００３７】前記表示制御回路８５は、当該パチンコ遊
技機１における特定表示態様処理識別報知手段や特定表
示態様処理実行手段や特定表示態様処理紹介手段等に相
当するものであって、内部に制御部，演算部，各種カウ
ンタ，各種レジスタ，各種フラグ等を有し演算制御を行
う表示制御用ＣＰＵと、画像データの記憶領域と前記Ｃ
ＰＵによる作業領域等を有するＲＡＭと、各コマンドに
対応した表示制御データ及びキャラクターや図柄等のデ
ータが書き込まれているＲＯＭ等を備えている。この表
示制御回路８５においては、前記メイン制御回路７０か
らストローブ信号が入力されると、該信号により前記表
示制御用ＣＰＵが表示制御用コマンドを認識し、その表
示制御用コマンドに対応するデータエリアから表示制御
データ及びキャラクターや図柄を前記ＲＯＭから読み出
し、それらを前記画像データとして、前記ＲＡＭに格納
するようになっている。前記格納された画像データは表
示順がまわってきたときにＲＡＭから読み出され、該画
像データに基づく画像が前記画像表示部５０に表示され
る。

【００３８】また、この実施例におけるメイン制御回路
７０のＣＰＵ７２のカウンタとしては、表１に示すよう
に、ラベル−ＴＲＮＤ−Ａ，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｃ，ラ
ベル−ＴＲＮＤ−Ｒ，ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１，ラベル
−ＲＣＨＳＣＴ２，ラベル−ＦＲＮＤ−Ａ，ラベル−Ｔ
ＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベル−ＴＲ
ＮＤ−Ｂ３の９種類の乱数カウンタ（ランダムカウン
タ）等がある。なお、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ａ，ラベ
ル−ＴＲＮＤ−Ｃ，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｒ，ラベル−Ｒ
ＣＨＳＣＴ１，ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２，ラベル−ＴＲ
ＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮ
Ｄ−Ｂ３の所定時に取得された数値は、メイン制御回路
７０のＲＡＭ７３中の特別図柄乱数記憶領域（ラベル−
ＴＭＥＭＢＦ）に最高４個まで格納されるとともに、前
記ラベル−ＦＲＮＤ−Ａの所定時に取得された数値は、
同ＲＡＭ７３中の普通図柄乱数記憶領域（ラベル−ＦＭ
ＥＭＢＦ）に最高４個まで格納される。なお、前記特別
図柄乱数記憶領域及び普通図柄乱数記憶領域に記憶され
た各カウンタの数値は、各カウンタの数値に関する一連
の遊技動作処理後、クリア処理される。各カウンタの作
動については次に示す。

【００３９】

【表１】

【００４０】ラベル−ＴＲＮＤ−Ａは、大当たり及びは
ずれを判定する乱数カウンタであり、当該パチンコ遊技
機１における当否判定手段に相当するものである。この
ラベル−ＴＲＮＤ−Ａは、パチンコ遊技機１の電源投入
時、‘０’から始まり、所定の割り込み時間（例えば
４．０ｍｓ）ごとに１ずつ加算され、数値が‘６３０’
に至ると、再び‘０’に戻って前記加算を繰り返すよう
になっている。ラベル−ＴＲＮＤ−Ａの数値は、遊技球
が特別図柄始動口１１，１２に入賞して特別図柄変動開
始スイッチ５５によって検出された時に取得され、予め
決定されている大当たり用対比数値、この実施例では平
時（低確率状態時）には‘５’，‘５００’と対比さ
れ、前記確率変動時（高確率状態時）には‘５’，‘５
０’，‘１００’，‘２００’，‘３００’，‘３５
０’，４００’，‘４５０’，‘５００’，‘６００’
と対比されて大当たりか否か判断される。また、当否の
判定が終了するまでの間に、遊技球が特別図柄始動口１
１，１２に入賞してラベル−ＴＲＮＤ−Ａの数値が再び
取得されることがあるため、ラベル−ＴＲＮＤ−Ａの記
憶取得値（更新取得数値）は、現在判定中の取得値を除
いて最大４個が、前記メイン制御回路７０のＲＡＭ７３
の特別図柄乱数記憶領域に一旦格納され、順次判定に供
される。

【００４１】ラベル−ＴＲＮＤ−Ｃは、大当たり成立
時、前記画像表示部５０の左表示部５０ａ、中表示部５
０ｂ、右表示部５０ｃに同一停止して揃う大当たり図柄
を決定するものである。このラベル−ＴＲＮＤ−Ｃは、
電源投入時に‘０’から始まって前記割り込み時間毎に
‘１’ずつ加算し、‘１１’に至ると再び‘０’に戻る
繰り返しを行う。ラベル−ＴＲＮＤ−Ｃの数値は、前記
特別図柄始動口１１，１２への入賞球が特別図柄変動開
始スイッチ５５によって検出された時に取得され、大当
たり表示中の図柄に対するものを除き、最大４個までメ
イン制御回路７０のＲＡＭ７３の特別図柄乱数記憶領域
に格納される。前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｃの数値には、
各数値に対応する図柄が予め割り当てられている。実施
例においては、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｃの数値に表２
の如く図柄が割り当てられている。

【００４２】

【表２】

【００４３】ラベル−ＴＲＮＤ−Ｒは、リーチ状態とな
るか否かを決定するものであり、具体的には前記画像表
示部５０の表示部５０ａ，５０ｂ，５０ｃの内、最終停
止表示部、実施例では中表示部５０ｂだけを残して、残
りの二つの表示部５０ａ，５０ｃで図柄が特定の組合せ
（例えば同一図柄）で停止表示するか否かを決定するも
のであって、パチンコ遊技機１のリーチ決定手段に相当
する。加えて、この実施例におけるラベル−ＴＲＮＤ−
Ｒは、リーチ成立時にリーチアクションと称される特定
表示態様処理を実行するか否かを判定するパチンコ遊技
機１の特定表示態様処理実行判定手段の役割も果たす。

【００４４】このラベル−ＴＲＮＤ−Ｒは、パチンコ遊
技機１の電源投入時、‘０’から始まり、前記割り込み
時間ごとに１ずつ加算され、数値が‘５９’になると、
再び‘０’に戻って前記加算を繰り返すようになってい
る。当該ラベル−ＴＲＮＤ−Ｒの数値は、前記特別図柄
始動口１１，１２への入賞球が特別図柄変動開始スイッ
チ５５によって検出された時に取得され、その数値が予
め決定されているリーチ成立数値と対比されてリーチ成
立か否か判断される。実施例では、前記ラベル−ＴＲＮ
Ｄ−Ａによる大当たり判定結果が大当たりとなる場合に
は、前記リーチ成立数値は‘０’〜‘５９’（全数値）
となり、さらに前記数値の内、‘０’〜‘５８’のとき
は特定表示態様処理が実行され、‘５９’のときはノー
マルリーチ処理が実行される。これに対して、前記大当
たり判定結果がはずれとなる場合には、前記リーチ成立
数値は‘０’〜‘３’となり、さらに前記数値の内、
‘０’のときは特定表示態様処理が実行され、‘１’〜
‘３’のときはノーマルリーチ処理が実行される。な
お、当該ラベル−ＴＲＮＤ−Ｒの取得数値は、メイン制
御回路７０のＲＡＭ７３の特別図柄乱数記憶領域に所定
数、この例では、判定中の数値を除き、最大４個まで格
納される。

【００４５】ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１は、前記リーチが
成立した場合に、後述の如く、紹介された複数の特定表
示態様処理（リーチアクション）の中から、実際に（最
終的に）実行する特定表示態様処理を選択するものであ
って、パチンコ遊技機１の特定表示態様処理選択手段に
相当する。当該ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１は、パチンコ遊
技機１の電源投入時、‘０’から始まり、前記割り込み
時間ごとに１ずつ加算され、数値が‘１９’になると、
再び‘０’に戻って前記加算を繰り返すようになってい
る。また、当該ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１の数値は、前記
特別図柄始動口１１，１２への入賞球が特別図柄変動開
始スイッチ５５によって検出された時に取得され、現在
選択中のものを除き、最大４個までメイン制御回路７０
のＲＡＭ７３の特別図柄乱数記憶領域に格納される。前
記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１の数値には、各数値に対応す
る実行用特定表示態様処理が予め割り当てられている。
実施例においては、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１の数値
に表３の如く実行用特定表示態様処理が割り当てられて
いる。

【００４６】

【表３】

【００４７】ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２は、前記リーチが
成立した場合に、実行可能な複数の特定表示態様処理の
中から、態様を紹介する特定表示態様処理およびその数
を決定するためのものであって、パチンコ遊技機１にお
ける紹介特定表示態様処理決定手段に相当する。当該ラ
ベル−ＲＣＨＳＣＴ２は、パチンコ遊技機１の電源投入
時、‘０’から始まり、前記割り込み時間ごとに１ずつ
加算され、数値が‘２’になると、再び‘０’に戻って
前記加算を繰り返すようになっている。また、当該ラベ
ル−ＲＣＨＳＣＴ２の数値は、前記特別図柄始動口１
１，１２への入賞球が特別図柄変動開始スイッチ５５に
よって検出された時に取得され、現在決定中のものを除
き、最大４個までメイン制御回路７０のＲＡＭ７３の特
別図柄乱数記憶領域に格納される。前記ラベル−ＲＣＨ
ＳＣＴ２の数値には、各数値に対応する、紹介用特定表
示態様処理（およびその数）が予め割り当てられてい
る。実施例においては、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の
数値に表４の如く紹介用特定表示態様処理が割り当てら
れている。なお、実施例の実行可能な特定表示態様処理
は、『丸ゴシリーチ処理』と『豪ちゃんリーチ処理』と
『ヒゲゴジラリーチ処理』と『マカロニリーチ処理』の
４種類であり、各処理については後で詳述する。

【００４８】

【表４】

【００４９】ラベル−ＦＲＮＤ−Ａは、前記普通図柄表
示部４５に停止表示する普通図柄を決定するとともに該
普通図柄の当たり及びはずれを判定するもので、パチン
コ遊技機１の電源投入時、‘０’から始まって前記割り
込み時間毎に‘１’ずつ加算され、‘９’に至った後、
再び‘０’から始まって加算が繰り返される。このラベ
ル−ＦＲＮＤ−Ａの数値は、普通図柄変動開始用左ゲー
ト１９及び普通図柄変動開始用右ゲート２１を通過した
遊技球を普通図柄変動開始スイッチ５６，５７で検出す
る毎に取得され、表示中の普通図柄当たり用のものを除
き、最大４個まで前記メイン制御回路７０のＲＡＭ７３
の普通図柄乱数記憶領域に格納される。

【００５０】また、前記ラベル−ＦＲＮＤ−Ａの数値に
は、各数値に対応する普通図柄が予め割り当てられてい
る。実施例においては、ラベル−ＦＲＮＤ−Ａの取得数
値が‘１’のときは普通図柄表示部４５に停止表示する
普通図柄が『１』となる等、ラベル−ＦＲＮＤ−Ａの取
得数値がそのまま普通図柄表示部４５に停止表示する普
通図柄として割り当てられている。なお、前記普通図柄
の変動開始から停止までに要する時間は約６秒である。

【００５１】さらに、この実施例では、前記ラベル−Ｆ
ＲＮＤ−Ａの取得数値が‘１’、‘３’、‘５’、
‘７’、‘９’の奇数である場合、普通図柄の当たりと
なり、通常遊技状態時（低確率状態時）においては、
０．４秒間の下側特別図柄始動口１１の拡開開放を１回
行い、他方、確率変動状態時（高確率状態時）において
は１．７秒間の下側特別図柄始動口１１の拡開開放を３
回行うようになっている。なお、前記ラベル−ＦＲＮＤ
−Ａの取得数値が‘０’、‘２’、‘４’、‘６’、
‘８’の偶数である場合、普通図柄のはずれとなり、下
側特別図柄始動口１１は狭小開放状態のままである。

【００５２】ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮ
Ｄ−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３は、前記ラベル−Ｔ
ＲＮＤ−Ａによる大当たり判定結果がはずれとなる場合
において、画像表示部５０に停止表示するはずれ図柄の
決定に用いられるものである。前記ラベル−ＴＲＮＤ−
Ｂ１は左表示部５０ａ、ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２は中表
示部（最終停止表示部）５０ｂ、ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ
３は右表示部５０ｃの図柄にそれぞれ対応する。そし
て、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１は、電源投入時に
‘０’から始まって前記割り込み時間毎に‘１’ずつ加
算され、‘１１’に至った後、再び‘０’から始まって
加算が繰り返される。また、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ
２は、電源投入時に‘０’から始まって、前記ラベル−
ＴＲＮＤ−Ｂ１の数値が再び‘０’に戻る際に‘１’ず
つ加算され、‘１１’に至った後、再び‘０’から始ま
って加算が繰り返される。また、前記ラベル−ＴＲＮＤ
−Ｂ３は、電源投入時に‘０’から始まって、前記ラベ
ル−ＴＲＮＤ−Ｂ２の数値が再び‘０’に戻る際に
‘１’ずつ加算され、‘１１’に至った後、再び‘０’
から始まって加算が繰り返される。これによって、ラベ
ル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベル
−ＴＲＮＤ−Ｂ３の各乱数範囲が同一であっても、当該
ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラ
ベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３が同期（同一の組合せで加算）す
るのを避けることができる。さらに、この実施例では、
ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラ
ベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の数値が一致した場合には、ラベ
ル−ＴＲＮＤ−Ｂ２の数値を１減算するようになってい
る。

【００５３】前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−Ｔ
ＲＮＤ−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の数値には、各
数値に対応する図柄が予め割り当てられている。この実
施例では、ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ
−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の各数値に、上記表２
のラベル−ＴＲＮＤ−Ａと同様に図柄がそれぞれ割り当
てられている。そして、前記特別図柄変動開始スイッチ
５５によって入賞球が検出される毎にラベル−ＴＲＮＤ
−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−
Ｂ３から取得される数値の組合せによって、はずれ時に
画像表示部５０の左表示部５０ａ、中表示部５０ｂ、右
表示部５０ｃに表示される停止図柄が定まる。また、ラ
ベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベ
ル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の取得数値は、メイン制御回路７０
のＲＡＭ７３の特別図柄乱数記憶領域に所定数、この例
では、表示中のはずれ図柄に対する数値を除き、最大４
個まで格納される。

【００５４】なお、前記カウンタとしては、特別図柄の
変動時における一時停止方法及び一時停止図柄（仮停止
図柄）を選択するカウンタや、図柄表示中にリーチが成
立する確率が高い場合に実行される残像表示やフラッシ
ュ表示やキャラクター表示等によるリーチ予告（特定表
示態様処理の一種）を行うか否かを決定するカウンタ等
が適宜追加されることがある。

【００５５】次に、上記パチンコ遊技機１における当否
判定（大当たり判定）前後の制御について、具体例を示
しつつ前記各カウンタとの関係から図５ないし図８のフ
ローチャートに基づいて詳述する。

【００５６】遊技面６上に打ち出された遊技球が特別図
柄始動口１１，１２に入賞して特別図柄変動開始スイッ
チ５５によって検出されると（Ｓ１）、その検出信号に
より前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ａ等の各カウンタの数値が
取得される（Ｓ２）。

【００５７】その後、前記画像表示部５０の各表示部５
０ａ，５０ｂ，５０ｃにおいて特別図柄の変動表示を開
始するとともに、大当たりが成立するか否か、具体的に
は前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ａの取得数値が大当たり用対
比数値（平時の場合は‘５’，‘５００’、確率変動状
態時の場合は‘５’，‘５０’，‘１００’，‘２０
０’，‘３００’，‘３５０’，４００’，‘４５
０’，‘５００’，‘６００’）であるか否か判定され
る（Ｓ３）。大当たりが成立する場合、前記ラベル−Ｔ
ＲＮＤ−Ｒの取得数値が‘０’〜‘５８’であるか否か
判断され（Ｓ４）、該当する場合には特定表示態様処理
の実行が決定され、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｒの取得数
値が‘５９’と判断された場合には特定表示態様処理実
行不可となり、ノーマルリーチ処理が実行される（Ｓ
５）。

【００５８】前記特定表示態様処理実行可と決定された
場合には、さらに、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１の取得
数値が‘０’〜‘９’か、‘１０’〜‘１５’か、‘１
６’〜‘１８’か、‘１９’か順次判断される（Ｓ６〜
Ｓ９）。前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１の取得数値が
‘０’〜‘９’と判断されると、丸ゴシリーチ処理の実
行が確定するとともに、さらに前記ラベル−ＲＣＨＳＣ
Ｔ２の取得数値が‘０’かどうか判断される（Ｓ１
０）。該ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’の
場合、丸ゴシリーチ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴ
ジラリーチ処理，マカロニリーチ処理の４特定表示態様
処理紹介処理を実行することが決定し、前記メイン制御
回路７０のＲＯＭ７４あるいは表示制御回路８５のＲＯ
Ｍから画像データを読み出し、画像表示部５０の最終停
止表示部（中表示部）５０ｂを除いた二つの表示部、す
なわち左表示部５０ａと右表示部５０ｃを同一図柄で停
止表示することによりリーチ導出処理を行った（Ｓ１
１）後、後述のように画像表示部５０において４特定表
示態様処理紹介処理（図９参照）が実行され（Ｓ１
２）。その後、後述のように画像表示部５０において丸
ゴシリーチ処理の識別報知が該丸ゴシリーチ処理の実行
決定報知を兼ねて行われる（Ｓ１３）とともに、丸ゴシ
リーチ処理が実行（演出）される（Ｓ１４）。これに対
して、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’
でない場合、丸ゴシリーチ処理，豪ちゃんリーチ処理，
ヒゲゴジラリーチ処理の３特定表示態様処理紹介処理を
実行することが決定し、前記メイン制御回路７０のＲＯ
Ｍ７４あるいは表示制御回路８５のＲＯＭから画像デー
タを読み出し、前記と同様にリーチ導出処理を行った
（Ｓ１５）後、後述の如く、画像表示部５０において３
特定表示態様処理紹介処理（図１０参照）がなされ（Ｓ
１６）、その後、画像表示部５０において丸ゴシリーチ
処理の識別報知が実行決定を兼ねて行われる（Ｓ１７）
とともに、丸ゴシリーチ処理が実行される（Ｓ１８）。

【００５９】前記丸ゴシリーチ処理及びその識別報知処
理について説明すると、通常パターンの演出時には、ま
ず、図１２の（Ａ）のように画像表示部５０の最終停止
表示部である中表示部５０ｂで中図柄（最終停止図柄）
が高速で横スクロール表示され、この丸ゴシリーチ処理
に現れるキャラクターである“丸ゴシ”Ｃ１が画像表示
部５０上に登場した後、この丸ゴシリーチ処理を連想さ
せる文字として、キャラクターの名称である“丸ゴシ”
を連想させる『丸ゴシリーチ！』を表示する。表示する
文字は、１文字に限られず、複数文字からなる語句を含
むものである。それとともに、この例では、前記キャラ
クターの名称である“丸ゴシ”を連想させる音声として
『丸ゴシリーチ！』等をスピーカ３２から発する。この
ように、文字及び音声によって、これから実行される特
定表示態様が、丸ゴシリーチ処理であることを遊技者に
対して報知し、認識させる。この例では、前記『丸ゴシ
リーチ！』等の表示は、前記“丸ゴシ”の登場表示から
所定時間の間だけ行われている。なお、この例における
丸ゴシリーチ処理の識別報知では、文字表示と音声の両
者で行っているが、これに限定されず、何れか一方だけ
行っても良い。

【００６０】前記丸ゴシリーチ処理の識別報知後、同図
の（Ｂ）の如く前記画像表示部５０に表示されている
“丸ゴシ”Ｃ１が両手で前記スクロール表示されている
中図柄を止める状態が表示されると、当該中図柄が停止
表示（確定）される。また、当該丸ゴシリーチ処理にお
ける発展パターンの演出時には、同図の（Ｃ）のように
前記“丸ゴシ”Ｃ１がスクロール表示されている中図柄
を止めきれずに画面右へ押し出される状態が表示された
後、同図の（Ｄ）のように再度中図柄が高速で横スクロ
ール表示される。ここで、スクロール表示とは、既表示
の画像のあるものを消滅し、代わって新たな画像を表示
し、一連の特別図柄を次々に表示することにより該特別
図柄が一方向へ移動する（流れる）ように表示すること
を意味する。前記中図柄の高速横スクロール表示後、同
図の（Ｄ）及び（Ｅ）に示すように再び出現した“丸ゴ
シ”Ｃ１が両手でスクロール表示されている各中図柄を
止め、かつ該中図柄を画面上方へ放り投げる動作を繰り
返し表示し、同図の（Ｆ）及び（Ｇ）に示すように“丸
ゴシ”Ｃ１が中図柄を放り投げずに地面に下ろす動作が
表示されると、中図柄が確定される。なお、実施例で
は、当該丸ゴシリーチ処理が演出された場合における特
別遊技状態の発生する信頼度、つまり大当たりとなる確
率は、約６５％に設定されている。

【００６１】また、前記Ｓ７で前記ラベル−ＲＣＨＳＣ
Ｔ１の取得数値が‘１０’〜‘１５’と判断されると、
豪ちゃんリーチ処理の実行が確定するとともに、さらに
前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’かどう
か判断される（Ｓ１９）。該数値が‘０’の場合、丸ゴ
シリーチ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ
処理，マカロニリーチ処理の４特定表示態様処理紹介処
理を実行することが決定し、前記と同様にリーチ導出処
理を行った（Ｓ２０）後、後述のように画像表示部５０
において４特定表示態様処理紹介処理（図９参照）がな
され（Ｓ２１）、その後、後述のように画像表示部５０
において豪ちゃんリーチ処理の識別報知が実行決定を兼
ねて行われる（Ｓ２２）とともに、豪ちゃんリーチ処理
が実行される（Ｓ２３）。これに対して、前記ラベル−
ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’でない場合、丸ゴシ
リーチ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処
理の３特定表示態様処理紹介処理を実行することが決定
し、前記と同様にリーチ導出処理を行った（Ｓ２４）
後、後述の如く、画像表示部５０において３特定表示態
様処理紹介処理（図１０参照）が実行され（Ｓ２５）、
その後、画像表示部５０において豪ちゃんリーチ処理の
識別報知が決定報知を兼ねて行われる（Ｓ２６）ととも
に、画像表示部５０において豪ちゃんリーチ処理が実行
される（Ｓ２７）。

【００６２】前記豪ちゃんリーチ処理及びその識別報知
処理について説明する。このリーチ処理の実行が選択さ
れると、まず、図１３の（Ａ）のように画像表示部５０
の中表示部５０ｂにおいて中図柄が低速で縦スクロール
表示され、この豪ちゃんリーチに現れるキャラクターで
ある“豪ちゃん”Ｃ２が画像表示部５０上に所定時間表
示された後、この豪ちゃんリーチを連想させる文字とし
て、キャラクターの名称である“豪ちゃん”を連想させ
る『豪ちゃんリーチ！』等の文字を表示し、それととも
に、キャラクターの名称を連想させる『豪ちゃんリーチ
！』等の音声をスピーカ３２から発する。このように文
字、音声により、これから実行される特定表示態様処理
が豪ちゃんリーチ処理であることを遊技者に対して報知
し、認識させる。なお、この例における豪ちゃんリーチ
処理の識別報知では、文字の表示と音声の両者で行って
いるが、勿論、何れか一方だけ行うようにしても良い。

【００６３】前記豪ちゃんリーチ処理の決定報知後、同
図の（Ｂ）及び（Ｃ）のように、大当たり図柄が通り過
ぎようとすると、キャラクターである“豪ちゃん”Ｃ２
が中図柄の下方に入って座布団を頭の上に載せて中図柄
にぶつかりスクロール表示されている中図柄を上へ押し
上げようとする動作が繰り返し表示される。そして、当
該動作の繰り返しにより、大当たり図柄が戻って停止表
示されると大当たりが成立し、同図の（Ｄ）から（Ｅ）
のように“豪ちゃん”Ｃ２が画面下方に押し出されると
はずれとなる。なお、実施例では、当該豪ちゃんリーチ
処理が演出された場合における特別遊技状態の発生する
信頼度は、約２７％に設定されている。

【００６４】また、前記Ｓ８で前記ラベル−ＲＣＨＳＣ
Ｔ１の取得数値が‘１６’〜‘１８’と判断されると、
マカロニリーチ処理の実行が確定するとともに、さらに
前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’かどう
か判断される（Ｓ２８）。該数値が‘０’の場合、丸ゴ
シリーチ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ
処理，マカロニリーチ処理の４特定表示態様処理紹介処
理を実行することが決定し、前記と同様にリーチ導出処
理を行った（Ｓ２９）後、画像表示部５０において４特
定表示態様処理紹介処理（図９参照）が実行され（Ｓ３
０）、その後、後述のように画像表示部５０においてマ
カロニリーチ処理の識別報知が該処理の実行決定を兼ね
て行われる（Ｓ３１）とともに、画像表示部５０でマカ
ロニリーチ処理が実行される（Ｓ３２）。これに対し
て、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’で
ない場合、豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処
理，マカロニリーチ処理の３特定表示態様処理紹介処理
を実行することが決定し、前記と同様にリーチ導出処理
を行った（Ｓ３３）後、後述の如く、画像表示部５０に
おいて３特定表示態様処理紹介処理（図１１参照）が実
行され（Ｓ３４）、その後、画像表示部５０においてマ
カロニリーチ処理の識別報知が決定報知を兼ねて行われ
る（Ｓ３５）とともに、マカロニリーチ処理が実行され
る（Ｓ３６）。

【００６５】前記マカロニリーチ処理について説明する
と、通常パターンの演出時には、まず、図１４の（Ａ）
のように、キャラクターである“マカロニ”Ｃ３が画像
表示部５０上に登場した後、キャラクターの名称である
“マカロニ”を連想させる『マカロニリーチ！』等の文
字を所定時間表示するとともに、キャラクターの名称を
連想させる『マカロニリーチ！』等の音声をスピーカ３
２から発することによって、実行される特定表示態様が
マカロニリーチ処理であることを遊技者に文字、音声で
認識されるように報知する。なお、この例では、文字と
音声の両者でマカロニリーチ処理の識別報知を行ってい
るが、勿論、何れか一方だけ行うようにしても良い。

【００６６】その後、同図の（Ｂ）の如く、前記“マカ
ロニ”Ｃ３がマントを脱いだ状態が表示されると、同図
の（Ｃ）のように画像表示部５０の中表示部５０ｂで中
図柄が高速で縦スクロール表示され、同図の（Ｄ）の如
く“マカロニ”Ｃ３が銃を撃った動作が表示されると、
前記スクロール表示されている中図柄が停止表示（確
定）される。また、当該マカロニリーチ処理における発
展パターンの演出時には、前記中図柄が停止表示された
後、同図の（Ｅ）のように、“マカロニ”Ｃ３が再度銃
を撃つ状態が表示されると、同図の（Ｆ）の如く中図柄
が小さくなって高速変動するとともに、背景が画面の右
から左へスクロール表示されて、同図の（Ｇ）のよう
に、背景が缶の複数並んだ射撃場へと代わり、その後、
“マカロニ”Ｃ３が缶を左から順に撃っていき、その撃
った状態が表示される度に中図柄が一旦停止表示され、
全ての缶に命中すると大当たりとなる。なお、実施例で
は、当該マカロニリーチ処理が演出された場合における
特別遊技状態の発生する信頼度は、約８．６％に設定さ
れている。

【００６７】また、前記Ｓ９で前記ラベル−ＲＣＨＳＣ
Ｔ１の取得数値が‘１９’と判断されると、ヒゲゴジラ
リーチ処理の実行が確定するとともに、さらに前記ラベ
ル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’かどうか判断さ
れる（Ｓ３７）。該数値が‘０’の場合、丸ゴシリーチ
処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マ
カロニリーチ処理の４特定表示態様処理紹介処理を実行
することが決定し、前記と同様にリーチ導出処理を行っ
た（Ｓ３８）後、画像表示部５０において４特定表示態
様処理紹介処理（図９参照）が実行され（Ｓ３９）、そ
の後に後述の如く画像表示部５０においてヒゲゴジラリ
ーチ処理の識別報知が該処理の決定報知を兼ねて行われ
る（Ｓ４０）とともに、画像表示部５０でヒゲゴジラリ
ーチ処理が実行される（Ｓ４１）。これに対して、前記
ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’でない場
合、豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マカ
ロニリーチ処理の３特定表示態様処理紹介処理を実行す
ることが決定し、前記と同様にリーチ導出処理を行った
（Ｓ４２）後、画像表示部５０において３特定表示態様
処理紹介処理（図１１参照）が実行され（Ｓ４３）、そ
の後に画像表示部５０においてヒゲゴジラリーチ処理の
識別報知が該処理の決定報知を兼ねて行われる（Ｓ４
４）とともに、ヒゲゴジラリーチ処理が実行される（Ｓ
４５）。

【００６８】前記ヒゲゴジラリーチ処理について説明す
ると、通常パターンの演出時には、まず、図１５の
（Ａ）のように、キャラクターである“ヒゲゴジラ”Ｃ
４が画像表示部５０上に登場した後、キャラクターの名
称である“ヒゲゴジラ”を連想させる『ヒゲゴジラリー
チ！』等の文字を所定時間表示するとともに、キャラク
ターの名称を連想させる『ヒゲゴジラリーチ！』等の音
声をスピーカ３２から発することによって、実行される
処理がヒゲゴジラリーチ処理であることを遊技者に認識
できるように文字、音声で報知する。なお、この例で
は、文字の表示と音声の両者でヒゲゴジラリーチ処理の
識別報知を行っているが、これに限らず、何れか一方だ
け行うようにしても良い。

【００６９】それから、同図の（Ｂ）のように、前記画
像表示部５０に表示されている“ヒゲゴジラ”Ｃ４が画
面右へ移動するとともに中図柄を叩き飛ばしていく状態
が表示される。なお、この際、大当たり図柄を飛ばした
場合には、該大当たり図柄は一旦跳ね返るようになって
いる。その後、同図の（Ｃ）ないし（Ｅ）のように、前
記“ヒゲゴジラ”Ｃ４が中図柄を叩き、“ヒゲゴジラ”
Ｃ４自身が壊れた状態が表示されると、中図柄が確定
（停止表示）される。また、当該ヒゲゴジラリーチ処理
の発展パターンの演出時には、同図の（Ｆ）及び（Ｇ）
の如く、“ヒゲゴジラ”Ｃ４が中図柄を次々に叩き壊す
動作が表示され、“ヒゲゴジラ”Ｃ４が中図柄を叩き壊
さない状態（図示せず）が表示されると、中図柄が確定
される。なお、実施例では、当該ヒゲゴジラリーチ処理
が演出された場合における特別遊技状態の発生する信頼
度は、約１．８％に設定されている。

【００７０】なお、上記大当たり成立時における各リー
チ処理、つまり特定表示態様処理では、各大当たり図柄
は、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｃの取得数値に基づいて決
定される。そして、前記各特定表示態様処理の実行後、
画像表示部５０の各表示部５０ａ，５０ｂ，５０ｃに大
当たり図柄が揃って表示され、大当たりが成立すると、
上述の如く大入賞口１５が作動し、遊技者に有利な特別
遊技状態となる。

【００７１】また、前記Ｓ３で、はずれと判定された場
合には、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｒの取得数値が確認さ
れ（Ｓ５０，Ｓ５１）、該数値が‘０’の場合には特定
表示態様処理の実行が決まり、それに対して、前記数値
が‘１’〜‘３’の場合にはノーマルリーチ処理が実行
され（Ｓ５２）、また、前記数値が‘４’〜‘５９’の
場合には前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１〜Ｂ３の取得数値
に基づいて画像表示部５０の各表示部５０ａ，５０ｂ，
５０ｃではずれ図柄を停止表示する通常はずれ停止処理
が実行される（Ｓ５３）。

【００７２】一方、前記特定表示態様処理実行可と決定
された場合には、さらに前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ１の
取得数値が確認される（Ｓ５４〜Ｓ５７）。そして、前
記数値が‘０’〜‘９’と判断されると、前記ヒゲゴジ
ラリーチ処理の実行が確定するとともに、続いて前記ラ
ベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’かどうか判断
される（Ｓ５８）。該数値が‘０’の場合、丸ゴシリー
チ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，
マカロニリーチ処理の４特定表示態様処理紹介処理を実
行することが決定し、上記大当たり成立時と同様に、リ
ーチ導出処理を行った（Ｓ５９）後、画像表示部５０に
おいて４特定表示態様処理紹介処理（図９参照）が実行
され（Ｓ６０）、その後にヒゲゴジラリーチ処理の識別
報知が該処理の決定報知を兼ねて行われる（Ｓ６１）と
ともに、ヒゲゴジラリーチ処理が実行される（Ｓ６
２）。これに対して、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取
得数値が‘０’でない場合、豪ちゃんリーチ処理，ヒゲ
ゴジラリーチ処理，マカロニリーチ処理の３特定表示態
様処理紹介処理を実行することが決定し、前記と同様に
リーチ導出処理を行った（Ｓ６３）後、画像表示部５０
において３特定表示態様処理紹介処理（図１１参照）が
実行され（Ｓ６４）、その後、ヒゲゴジラリーチ処理の
識別報知が該処理の決定報知を兼ねて行われる（Ｓ６
５）とともに、ヒゲゴジラリーチ処理が実行される（Ｓ
６６）。

【００７３】また、前記Ｓ５５で前記ラベル−ＲＣＨＳ
ＣＴ１の取得数値が‘１０’〜‘１５’と判断される
と、マカロニリーチ処理の実行が確定するとともに、さ
らに前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が確認され
る（Ｓ６７）。該数値が‘０’の場合、丸ゴシリーチ処
理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マカ
ロニリーチ処理の４特定表示態様処理紹介処理を実行す
ることが決定し、前記リーチ導出処理を行った（Ｓ６
８）後、画像表示部５０において４特定表示態様処理紹
介処理（図９参照）が実行され（Ｓ６９）、その後にマ
カロニリーチ処理の識別報知が該処理の決定報知を兼ね
て行われる（Ｓ７０）とともに、マカロニリーチ処理が
実行される（Ｓ７１）。これに対して、前記ラベル−Ｒ
ＣＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’でない場合、豪ちゃん
リーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マカロニリーチ処
理の３特定表示態様処理紹介処理を実行することが決定
し、前記リーチ導出処理を行った（Ｓ７２）後、画像表
示部５０において３特定表示態様処理紹介処理（図１１
参照）が実行され（Ｓ７３）、続いてマカロニリーチ処
理の識別報知が該処理の決定報知を兼ねて行われ（Ｓ７
４）、マカロニリーチ処理が実行される（Ｓ７５）。

【００７４】さらに、前記Ｓ５６で前記ラベル−ＲＣＨ
ＳＣＴ１の取得数値が‘１６’〜‘１８’と判断される
と、豪ちゃんリーチ処理の実行が確定するとともに、さ
らに前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が確認され
る（Ｓ７６）。該数値が‘０’の場合、丸ゴシリーチ処
理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マカ
ロニリーチ処理の４特定表示態様処理紹介処理を実行す
ることが決定し、前記リーチ導出処理を行った（Ｓ７
７）後、画像表示部５０において４特定表示態様処理紹
介処理（図９参照）がなされ（Ｓ７８）、その後に豪ち
ゃんリーチ処理の識別報知が該処理の決定報知を兼ねて
行われる（Ｓ７９）とともに、豪ちゃんリーチ処理が実
行される（Ｓ８０）。これに対して、前記ラベル−ＲＣ
ＨＳＣＴ２の取得数値が‘０’でない場合、丸ゴシリー
チ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理の
３特定表示態様処理紹介処理を実行することが決定し、
前記リーチ導出処理を行った（Ｓ８１）後、画像表示部
５０において３特定表示態様処理紹介処理（図１０参
照）が実行され（Ｓ８２）、次いで、豪ちゃんリーチ処
理の識別報知が該処理の決定報知を兼ねて行われる（Ｓ
８３）とともに、豪ちゃんリーチ処理が実行される（Ｓ
８４）。

【００７５】またさらに、前記Ｓ５７で前記ラベル−Ｒ
ＣＨＳＣＴ１の取得数値が‘１９’と判断されると、丸
ゴシリーチ処理の実行が確定するとともに、さらに前記
ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取得数値が確認される（Ｓ８
５）。該数値が‘０’の場合、丸ゴシリーチ処理，豪ち
ゃんリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マカロニリー
チ処理の４特定表示態様処理紹介処理を実行することが
決定し、前記リーチ導出処理を行った（Ｓ８６）後、画
像表示部５０において４特定表示態様処理紹介処理（図
９参照）がなされ（Ｓ８７）、その後に丸ゴシリーチ処
理の識別報知が該処理の決定報知を兼ねて行われる（Ｓ
８８）とともに、丸ゴシリーチ処理が実行される（Ｓ８
９）。これに対して、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ２の取
得数値が‘０’でない場合、丸ゴシリーチ処理，豪ちゃ
んリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理の３特定表示態様
処理紹介処理を実行することが決定し、前記リーチ導出
処理を行った（Ｓ９０）後、画像表示部５０において、
３特定表示態様処理紹介処理（図１０参照）が実行され
（Ｓ９１）、次いで、丸ゴシリーチ処理の識別報知が該
処理の決定報知を兼ねて行われる（Ｓ９２）とともに、
丸ゴシリーチ処理が実行される（Ｓ９３）。

【００７６】なお、上記はずれ時の各特定表示態様処理
においては、画像表示部５０の表示部５０ａ，５０ｂ，
５０ｃの各停止図柄は、前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１〜
Ｂ３の各取得数値に基づいてそれぞれ決定される。

【００７７】上述したように、特定表示態様処理の実行
時あるいは実行前に、その特定表示態様処理を連想させ
る文字（この例では特定表示態様処理の名称）を表示す
るようにすれば、当該遊技機にまだ慣れていない遊技者
や、特定表示態様処理時に現れるキャラクターの名称や
背景に表示された場所が意図する意味を知らない遊技者
であっても、今回実行されている（あるいは実行され
る）特定表示態様処理を容易に区別して把握することが
でき、遊技に対する興趣の向上を図ることができる。ま
た、この例の如く、実行される特定表示態様処理におい
て登場するキャラクターの名称を遊技者に連想させるよ
うにすれば、特定表示態様処理の表示態様が一層分かり
やすくなるとともに、遊技者の遊技に対する興味興奮を
高めることができる。なお、前記特定表示態様処理を連
想させる文字又は音声は、特定表示態様処理毎に定めら
れ、それら同士は互いに相異なるように定められるのが
好ましい。そうすれば、実行される特定表示態様処理の
種別をより一層簡単かつ確実に遊技者に認識させること
ができる。

【００７８】次に、上記リーチが成立した場合における
特定表示態様処理の実行開始以前に、複数の特定表示態
様処理の態様を紹介する特定表示態様処理紹介処理につ
いて述べる。なお、この実施例における特定表示態様処
理紹介処理には、図９に示す４種類の特定表示態様処理
の態様を紹介する４特定表示態様処理紹介処理と、図１
０及び図１１に示す３種類の特定表示態様処理の態様を
紹介する３特定表示態様処理紹介処理とがある。

【００７９】前記４特定表示態様処理紹介処理について
説明する。この４特定表示態様処理紹介処理おいては、
図９の（Ａ）のように画像表示部５０の左図柄と右図柄
が同図柄（この例では‘７’）で停止表示されてリーチ
状態となると、次のように各特定表示態様処理の態様が
画像表示部５０上で紹介される。当該リーチ状態になる
と、まず、同図の（Ｂ）のように前記丸ゴシリーチ処理
の一場面（キャラクターの“丸ゴシ”Ｃ１と背景）を約
１秒間表示した後、同図の（Ｃ）の如く特別図柄の背景
が黒色（一色）となったフェード画面を約０．５秒間表
示し、次いで、同図の（Ｄ）のように前記豪ちゃんリー
チ処理の一場面（キャラクターの“豪ちゃん”Ｃ２と背
景）を約１秒間表示した後、同図の（Ｅ）の如く特別図
柄の背景が黒色のフェード画面を約０．５秒間表示し、
続いて、同図の（Ｆ）のように前記マカロニリーチ処理
の一場面（キャラクターの“マカロニ”Ｃ３と背景）を
約１秒間表示した後、同図の（Ｇ）の如く特別図柄の背
景が黒色のフェード画面を約０．５秒間表示し、次に、
同図の（Ｈ）のように前記ヒゲゴジラリーチ処理の一場
面（キャラクターの“ヒゲゴジラ”Ｃ４と背景）を約１
秒間表示した後、同図の（Ｉ）の如く特別図柄の背景が
白色となったフェード画面を約１．５秒間表示し、その
後、同図の（Ｊ）のように、前記ラベル−ＲＣＨＳＣＴ
１の取得数値に対応した特定表示態様処理（図ではヒゲ
ゴジラリーチ処理）の識別報知がなされてから、該特定
表示態様処理が実行される。なお、上記特定表示態様処
理紹介処理における画像表示部５０への各特定表示態様
処理の１場面の表示は、各特別図柄の表示を妨げないよ
うに行われる。

【００８０】続いて、前記３特定表示態様処理紹介処理
について説明する。実施例の３特定表示態様処理紹介処
理は、実際に（最終的に）実行される特定表示態様処理
に応じて、丸ゴシリーチ処理，豪ちゃんリーチ処理，ヒ
ゲゴジラリーチ処理の各態様を紹介する場合と、豪ちゃ
んリーチ処理，ヒゲゴジラリーチ処理，マカロニリーチ
処理の各態様を紹介する場合とに分けられる。ここで、
実際に実行される特定表示態様処理は、紹介される複数
の特定表示態様処理の中に含まれるものとする。

【００８１】具体的には、実行される特定表示態様処理
が丸ゴシリーチ処理あるいは豪ちゃんリーチ処理となる
場合には、図１０の（Ａ）のように画像表示部５０の左
図柄と右図柄が同図柄で停止表示されてリーチ状態とな
ると、最初に、同図の（Ｂ）のように前記丸ゴシリーチ
処理の一場面を約１秒間表示した後、同図の（Ｃ）の如
く特別図柄の背景が黒色のフェード画面を約０．５秒間
表示する。次いで、同図の（Ｄ）のように前記豪ちゃん
リーチ処理の一場面を約１秒間表示した後、同図の
（Ｅ）の如く特別図柄の背景が黒色のフェード画面を約
０．５秒間表示する。続いて、同図の（Ｆ）のように前
記ヒゲゴジラリーチ処理の一場面を約１秒間表示した
後、同図の（Ｇ）の如く特別図柄の背景が白色のフェー
ド画面を約１．５秒間表示し、その後、同図の（Ｈ）の
ように、丸ゴシリーチ処理あるいは豪ちゃんリーチ処理
（図では丸ゴシリーチ処理）の識別報知がなされるとと
もに、該処理が実行される。

【００８２】これに対して、実行される特定表示態様処
理がヒゲゴジラリーチ処理あるいはマカロニリーチ処理
となる場合には、図１１の（Ａ）のように画像表示部５
０の左図柄と右図柄が同図柄で停止表示されてリーチ状
態となると、最初に、同図の（Ｂ）のように前記豪ちゃ
んリーチ処理の一場面を約１秒間表示した後、同図の
（Ｃ）の如く特別図柄の背景が黒色のフェード画面を約
０．５秒間表示する。次いで、同図の（Ｄ）のように前
記マカロニリーチ処理の一場面を約１秒間表示した後、
同図の（Ｅ）の如く特別図柄の背景が黒色のフェード画
面を約０．５秒間表示する。続いて、同図の（Ｆ）のよ
うに前記ヒゲゴジラリーチ処理の一場面を約１秒間表示
した後、同図の（Ｇ）の如く特別図柄の背景が白色のフ
ェード画面を約１．５秒間表示し、その後、同図の
（Ｈ）のように、ヒゲゴジラリーチ処理あるいはマカロ
ニリーチ処理（図ではヒゲゴジラリーチ処理）の識別報
知がなされ、それから当該処理が実行される。

【００８３】このように特定表示態様処理の実行開始以
前に、各特定表示態様処理の態様を紹介するようにすれ
ば、遊技者は、演出される可能性がある複数の特定表示
態様処理を把握でき、リーチ状態になってから暫くの間
において前記紹介された特定表示態様処理の中から実際
に実行される特定表示態様処理を想像することができる
ようになるので、爾後の特定表示態様処理に対する期待
感が高まるとともに興奮度が増大し、ひいては遊技の趣
向性が向上するとともに、遊技者は新鮮な遊技感覚を楽
しめる。また、上述のように各特定表示態様処理の紹介
を、各特定表示態様処理の実行時の一場面を画像表示部
５０に表示することによって行うようにすれば、遊技者
が各特定表示態様処理の内容をそれぞれ容易にかつ明確
に把握できる。さらに、先に述べたように、紹介する複
数の特定表示態様処理のうち、少なくとも一つの特定表
示態様処理に対応して定められた特別遊技状態の発生す
る信頼度が、他の特定表示態様処理に対応して定められ
た信頼度と異なるようにすれば（実施例では各特定表示
態様処理に対応する信頼度は互いに異なっている。）、
遊技者の実行される特定表示態様処理の決定（抽選）に
対する期待及び興味をより増大できる。

【００８４】さらに、上述のように各特定表示態様処理
の態様が順次紹介されるようにすれば、遊技者における
各特定表示態様処理の区別の理解を早めるのを助長する
効果がある。特に、当該実施例の如く、各特定表示態様
処理の画像表示部５０への紹介表示の間に、フェード画
面等の各特定表示態様処理の態様とは関係ない画像を表
示するようにすれば、各特定表示態様処理の相違をより
はっきりさせることができる。さらに、各特定表示態様
処理の紹介終了後、特定表示態様処理が実行される直前
に画像表示部５０に表示する画像は、各特定表示態様処
理の紹介表示の間に表示される画像と異なるものにする
のが好ましい。そうすれば、遊技者が特定表示態様処理
の実行時を簡単に察知でき、当該特定表示態様処理実行
直前用画像が表示された時における遊技者の興奮度が高
いものとなる。ここで、各特定表示態様処理の紹介順序
は、上記の例に限定されるものではなく、種々変えるこ
とができる。

【００８５】加えて、上記のように実行される特定表示
態様処理が、紹介された複数の特定表示態様処理の中か
ら、紹介順序に関係なく不規則に選択されるようにすれ
ば、遊技者は特定表示態様処理紹介処理が完了するまで
何れの特定表示態様処理が実行されるか予想がつかず、
言い換えれば、遊技者は実行される特定表示態様処理の
再抽選が行われるような感覚を味わい、遊技者は、特定
表示態様処理の実行時までの間、大当たりに対する信頼
度が高い特定表示態様処理が実行されるのを熱望するよ
うになる。なお、特定表示態様処理を順次紹介し、最後
に紹介された特定表示態様処理を実行するようにしても
よいが、その場合には、早い段階で大当たりに対する信
頼度の高い特定表示態様処理の紹介が済んでしまうと、
遊技者はすぐに大当たりになるのを諦めてしまうように
なるので、そうならないように、紹介する特定表示態様
処理の順序を考慮する必要がある。なお、実施例では、
前記各特定表示態様処理の紹介は、各特定表示態様処理
の一場面を画像表示部５０に表示することによって行わ
れているが、これに限らず、例えば、“丸ゴシ”や“豪
ちゃん”等の各特定表示態様処理の実行時に登場するキ
ャラクターや、店前や座敷や砂漠や射撃場等の各特定表
示態様処理の背景（風景）や、あるいは前記キャラクタ
ーと背景を組み合わせたもの（但し、前記特定表示態様
処理の一場面とは若干異なる。）を画像表示部５０に表
示したり、「丸ゴシリーチ」や「豪ちゃんリーチ」とい
ったリーチ名等の各特定表示態様処理を遊技者に連想さ
せる文字を画像表示部５０に表示したり、あるいは前記
キャラクターや背景等と前記リーチ名等を一緒に表示す
る等、遊技者が各特定表示態様処理の相違を容易に区別
して把握できる紹介方法を適用することができる。

【００８６】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部
を適宜変更して実施することができる。例えば、上記実
施例では、特定表示態様処理の実行時に画像表示部５０
に表示されるキャラクターの名称を連想させる文字の表
示、あるいは該キャラクターの名称を連想させる音声の
発生により、各特定表示態様処理の識別報知を行ってい
るが、これに限定されない。すなわち、特定表示態様処
理の実行時に画像表示部５０に表示されるキャラクター
の動作または状態を連想させる文字を画像表示部５０に
表示したり、あるいは前記キャラクターの動作または状
態を連想させる音声を発生したりすることによって、各
特定表示態様処理の識別報知を行ってもよい。具体的に
は、図１２に示す特定表示態様処理が実行される場合に
は画像表示部５０に『図柄投げリーチ！』を画像表示部
に表示、あるいは音声にて発生し、図１３に示す特定表
示態様処理が実行される場合には『座布団たたきリーチ
！』を画像表示部５０に表示、あるいは音声にて発生
し、図１４に示す特定表示態様処理が実行される場合に
は『ピストルリーチ！』を画像表示部５０に表示し、あ
るいは音声にて発生し、図１５に示す特定表示態様処理
が実行される場合には『こん棒たたきリーチ！』を画像
表示部５０に表示し、あるいは音声にて発生する等が挙
げられる。このようにキャラクターの動作や状態等を連
想させる文字表示あるいは音声により特定表示態様処理
の識別報知を行う場合には、複数の特定表示態様処理に
おいて同一のキャラクターが表示される場合（但し、動
作や状態等が異なる。）にも、各特定表示態様処理の相
違を明確に遊技者に知らせることができる。

【００８７】また、例えば、図１２に示す特定表示態様
処理が実行される場合には『団子屋リーチ！』を、図１
３に示す特定表示態様処理が実行される場合には『寄席
リーチ！』を、図１４に示す特定表示態様処理が実行さ
れる場合には『西部リーチ！』を、図１５に示す特定表
示態様処理が実行される場合には『砂漠リーチ！』をそ
れぞれ画像表示部５０に表示あるいは音声にて発生する
等、各特定表示態様処理の実行時に画像表示部に表示さ
れる背景を連想させる文字を表示したり、前記背景を連
想させる音声を発したりすることにより、特定表示態様
処理の識別報知を行うようにしてもよい。このようにし
ても、遊技者に特定表示態様処理を容易に区別して把握
させることができる。

【００８８】さらに、上記実施例においては、画像表示
部５０への特定表示態様処理を連想させる文字の表示に
よる特定表示態様処理の識別報知は、特定表示態様処理
の実行開始前または実行開始から所定特定表示態様処理
の時間の間だけ行われているが、これに限らず、図１６
に示すように当該特定表示態様処理の実行している間、
前記文字の表示を継続するようにしてもよい。このよう
にすれば、遊技者が特定表示態様処理の識別報知を見逃
す心配がない。なお、この場合、図示のように、特定表
示態様処理の実行開始前あるいは実行開始初期には画像
表示部５０の略中央に一の特定表示態様処理を連想させ
る文字を大きく表示するとともに、前記実行開始初期以
降には画像表示部５０の隅部付近等に前記文字を小さく
表示することによって、特定表示態様処理の実行時にお
けるキャラクターや背景の動き等の変化や判定結果表示
用図柄の表示の妨げにならないようにするのが望まし
い。

【００８９】加えて、前記特定表示態様処理の識別報知
時に、該特定表示態様処理に対応して定められた特別遊
技状態（大当たり）の発生する信頼度の程度を併せて報
知するようにしても良い。具体的には、図１７の各図に
示したように、特定表示態様処理の識別報知時におい
て、前記特定表示態様処理を連想させる文字とともに
『信頼度６５％』等の信頼度の程度を連想させる文字を
画像表示部５０に表示したり、音声にて発生したりする
ことが挙げられる。その他、当該信頼度の程度を報知す
る方法としては、信頼度が高くなるにつれて星印等の記
号や図柄の数を増やして表示したり、前記記号や図柄の
種類を変えて表示したりする方法等も考えられる。この
ように特定表示態様処理の識別報知時に大当たりに対す
る信頼度も併せて報知するようにすれば、当該報知時に
おいて、遊技者は、今回の判定における大当たりに対す
る信頼度の善し悪し、つまり大当たりになる確率を容易
に知ることができ、遊技者の大当たりに対する期待感を
高めることができる。

【００９０】なお、上記各実施例では、リーチ状態とな
った場合のリーチアクションと称される特定表示態様処
理について述べたが、本発明においては、前記リーチア
クションの他、判定結果表示用の図柄変動中の前記リー
チ状態が成立する前に、画像表示部５０におけるキャラ
クター等の一時的な表示や残像表示やフラッシュ表示等
によりリーチ状態が成立する確率が高いことを遊技者に
知らせる、リーチ予告（リーチ予兆）も特定表示態様処
理に含まれ、前記リーチ予告の実行時に、該実行される
リーチ予告を連想させる文字を表示し、あるいは音声に
て発生することにより該リーチ予告の識別報知を行うこ
とができる。以下、リーチ予告及びその識別報知の一例
について図１８を用いて述べる。

【００９１】図１８の例では、同図の（Ａ）のように画
像表示部５０の各表示部で図柄変動表示が開始され、該
開始から所定時間後、同図の（Ｂ）のように、背景中の
扉を開け、キャラクターである“パラソル”あるいは
“山岸”、図ではパラソル”Ｃ５が顔を出している状態
を表示することによって、パラソルリーチ予告を実行し
ている。この際、キャラクターの名称である“パラソ
ル”を連想させる『パラソルリーチ予告！』等の文字を
表示するとともに、キャラクターの名称を連想させる
『パラソルリーチ予告！』等の音声をスピーカ３２から
発することによって、パラソルリーチ予告が実行されて
いることを遊技者に対して報知し、認識させている。

【００９２】

【発明の効果】以上図示し説明したように、本発明に係
るパチンコ遊技機においては、複数の図柄の変動表示中
にリーチアクションやリーチ予告等の特定表示態様処理
が実行される場合に、選択実行される特定表示態様処理
を連想させる文字を表示し、または前記特定表示態様処
理を連想させる音声を発生することによって、特定表示
態様処理の別を視覚的あるいは聴覚的に報知しているの
で、当該遊技機にまだ慣れていない遊技者や、キャラク
ターの名称や背景に表示された場所が意図する意味を知
らない遊技者であっても、今回実行されている特定表示
態様処理を容易に区別して把握することができ、遊技の
興趣が飛躍的に向上するとともに、遊技者は従来の機種
とは異なった新鮮な遊技感覚を味わうことができる。

【００９３】また、特に請求項２ないし４及び請求項７
ないし９の発明の如く、各特定表示態様処理の実行時に
登場するキャラクターの名称，キャラクターの動作や状
態，背景を連想させる文字や音声を利用して、特定表示
態様処理の識別報知を行うようにすれば、各特定表示態
様処理の相違を遊技者がより一層容易に区別して把握で
きるようになる。

【００９４】また、請求項５の発明のように、特定表示
態様処理の実行開始前あるいは実行開始初期には画像表
示部に一の特定表示態様処理を連想させる文字を大きく
表示するとともに、前記実行開始初期以降には画像表示
部に前記文字を小さく表示するようにすれば、特定表示
態様処理の実行している間、前記文字の表示が継続され
るので、遊技者が特定表示態様処理の識別表示を見逃す
心配がないとともに、前記文字の表示は特定表示態様処
理の実行時におけるキャラクターや背景の動き等の変化
や判定結果表示用図柄の表示の妨げにならない。

【００９５】さらに、請求項１０の発明のように、複数
の特定表示態様処理のうち少なくとも一つの特定表示態
様処理に対応した特別遊技状態（大当たり）の発生する
信頼度を、他の特定表示態様処理に対応した信頼度と異
なるようにすれば、遊技者の実行される特定表示態様処
理に対する期待感及び興味がより一層増大する。

【００９６】加えて、請求項１１の発明のように、特定
表示態様処理の識別報知時に大当たりに対する信頼度も
併せて報知するようにすれば、当該報知時において、該
特定表示態様処理が実行された場合の大当たりになる確
率を遊技者が迅速かつ容易に知ることができ、遊技者の
大当たりに対する期待感を高めることができ、より興味
を持って遊技を楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るパチンコ遊技機全体を
示す正面図である。

【図２】同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。

【図３】同パチンコ遊技機の遊技盤の裏面図である。

【図４】同パチンコ遊技機のシステム制御を簡略に示す
ブロック図である。

【図５】同パチンコ遊技機における大当たり判定前後の
制御の一例に関する第１フローチャートである。

【図６】同じく大当たり判定前後の制御の一例に関する
第２フローチャートである。

【図７】同じく大当たり判定前後の制御の一例に関する
第３フローチャートである。

【図８】同じく大当たり判定前後の制御の一例に関する
第４フローチャートである。

【図９】同パチンコ遊技機における特定表示態様処理紹
介処理実行時の一表示パターンを示す画像図である。

【図１０】他の特定表示態様処理紹介処理実行時の表示
パターンを示す画像図である。

【図１１】さらに他の特定表示態様処理実行時の表示パ
ターンを示す画像図である。

【図１２】同パチンコ遊技機において一の特定表示態様
処理（丸ゴシリーチ処理）の識別報知及び実行表示パタ
ーンを示す画像図である。

【図１３】他の特定表示態様処理（豪ちゃんリーチ処
理）の識別報知及び実行表示パターンを示す画像図であ
る。

【図１４】さらに他の特定表示態様処理（マカロニリー
チ処理）の識別報知及び実行表示パターンを示す画像図
である。

【図１５】さらに他の特定表示態様処理（ヒゲゴジラリ
ーチ処理）の識別報知及び実行表示パターンを示す画像
図である。

【図１６】他の実施例における特定表示態様処理の識別
報知及び実行表示パターンを示す画像図である。

【図１７】さらに他の実施例における特定表示態様処理
の識別報知を示す画像図である。

【図１８】さらに他の実施例における特定表示態様処理
（パラソルリーチ予告処理）の識別報知及び実行表示パ
ターンを示す画像図である。

【符号の説明】

１ パチンコ遊技機 ３ 遊技盤 ６ 遊技面 ９ 画像表示装置 １１，１２ 特別図柄始動口 １５ 大入賞口 ４１ 普通図柄表示装置 ４３ 特別図柄表示装置 ５０ 画像表示部

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月２１日（２０００．９．２
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００５３

【補正方法】変更

【補正内容】

【００５３】前記ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−Ｔ
ＲＮＤ−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の数値には、各
数値に対応する図柄が予め割り当てられている。この実
施例では、ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ
−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の各数値に、上記表２
のラベル−ＴＲＮＤ−Ｃと同様に図柄がそれぞれ割り当
てられている。そして、前記特別図柄変動開始スイッチ
５５によって入賞球が検出される毎にラベル−ＴＲＮＤ
−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベル−ＴＲＮＤ−
Ｂ３から取得される数値の組合せによって、はずれ時に
画像表示部５０の左表示部５０ａ、中表示部５０ｂ、右
表示部５０ｃに表示される停止図柄が定まる。また、ラ
ベル−ＴＲＮＤ−Ｂ１，ラベル−ＴＲＮＤ−Ｂ２，ラベ
ル−ＴＲＮＤ−Ｂ３の取得数値は、メイン制御回路７０
のＲＡＭ７３の特別図柄乱数記憶領域に所定数、この例
では、表示中のはずれ図柄に対する数値を除き、最大４
個まで格納される。

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図５

【補正方法】変更

【補正内容】

【図５】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】変更

【補正内容】

【図６】

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図７

【補正方法】変更

【補正内容】

【図７】

【手続補正５】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図８

【補正方法】変更

【補正内容】

【図８】

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 判定結果表示用の複数の図柄を変動表示
   した後に停止表示する画像表示部を有し、所定条件を満
   たした場合に前記複数の図柄の変動表示中に特定表示態
   様処理を実行し、その後、最終停止表示された複数の図
   柄の組合せが特定の組合せになった場合に遊技者に有利
   な特別遊技状態が発生するパチンコ遊技機において、 態様が互いに異なる複数の特定表示態様処理の中から一
   の特定表示態様処理を選択する特定表示態様処理選択手
   段と、 該特定表示態様処理選択手段による一の特定表示態様処
   理の選択後、該選択された一の特定表示態様処理を連想
   識別させる文字を表示して特定表示態様処理の識別報知
   を行う特定表示態様処理識別報知手段と、 該特定表示態様処理識別報知手段により識別報知された
   特定表示態様処理を実行する特定表示態様処理実行手段
   とを備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
2. 【請求項２】 一の特定表示態様処理を連想識別させる
   文字が、該特定表示態様処理の実行時に画像表示部に表
   示されるキャラクターの名称を連想させるものからなる
   ことを特徴とする請求項１に記載のパチンコ遊技機。
3. 【請求項３】 一の特定表示態様処理を連想識別させる
   文字が、該特定表示態様処理の実行時に画像表示部に表
   示されるキャラクターの動作または状態を連想させるも
   のからなることを特徴とする請求項１に記載のパチンコ
   遊技機。
4. 【請求項４】 画像表示部に判定結果表示用図柄に加え
   て背景画像を表示するように構成され、一の特定表示態
   様処理を連想識別させる文字が、該各特定表示態様処理
   の実行時に画像表示部に表示される背景を連想させるも
   のからなることを特徴とする請求項１に記載のパチンコ
   遊技機。
5. 【請求項５】 特定表示態様処理の実行開始前あるいは
   実行開始初期には画像表示部に一の特定表示態様処理を
   連想識別させる文字を大きく表示するとともに、前記実
   行開始初期以降には前記文字を小さくすることを特徴と
   する請求項１ないし４の何れか１項に記載のパチンコ遊
   技機。
6. 【請求項６】 判定結果表示用の複数の図柄を変動表示
   した後に停止表示する画像表示部を有し、所定条件を満
   たした場合に前記複数の図柄の変動表示中に特定表示態
   様処理を実行し、その後、最終停止表示された複数の図
   柄の組合せが特定の組合せになった場合に遊技者に有利
   な特別遊技状態が発生するパチンコ遊技機において、 態様が互いに異なる複数の特定表示態様処理の中から一
   の特定表示態様処理を選択する特定表示態様処理選択手
   段と、 該特定表示態様処理選択手段による一の特定表示態様処
   理の選択後、該選択された一の特定表示態様処理を連想
   させる音声を発し、特定表示態様処理の識別報知を行う
   特定表示態様処理識別報知手段と、 該特定表示態様処理識別報知手段により識別報知された
   特定表示態様処理を実行する特定表示態様処理実行手段
   とを備えることを特徴とするパチンコ遊技機。
7. 【請求項７】 一の特定表示態様処理を連想させる音声
   が、該特定表示態様処理の実行時に画像表示部に表示さ
   れるキャラクターの名称を連想させるものであることを
   特徴とする請求項６に記載のパチンコ遊技機。
8. 【請求項８】 一の特定表示態様処理を連想させる音声
   が、該特定表示態様処理の実行時に画像表示部に表示さ
   れるキャラクターの動作または状態を連想させるもので
   あることを特徴とする請求項６に記載のパチンコ遊技
   機。
9. 【請求項９】 画像表示部に判定結果表示用図柄に加え
   て背景画像を表示するように構成され、一の特定表示態
   様処理を連想させる音声が、該各特定表示態様処理の実
   行時に画像表示部に表示される背景を連想させるものか
   らなることを特徴とする請求項６に記載のパチンコ遊技
   機。
10. 【請求項１０】 複数の特定表示態様処理のうち少なく
    とも一つの特定表示態様処理に対応して定められた特別
    遊技状態の発生する信頼度が、他の特定表示態様処理に
    対応して定められた特別遊技状態の発生する信頼度とは
    異なるようにされたことを特徴とする請求項１ないし９
    の何れか１項に記載のパチンコ遊技機。
11. 【請求項１１】 特定表示態様処理の識別報知時に、該
    特定表示態様処理に対応して定められた特別遊技状態の
    発生する信頼度の程度が併せて報知されることを特徴と
    する請求項１ないし１０の何れか１項に記載のパチンコ
    遊技機。