JP2003299821A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003299821A JP2002109308A JP2002109308A JP2003299821A JP 2003299821 A JP2003299821 A JP 2003299821A JP 2002109308 A JP2002109308 A JP 2002109308A JP 2002109308 A JP2002109308 A JP 2002109308A JP 2003299821 A JP2003299821 A JP 2003299821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動表示ゲームの興趣をより高める。 【解決手段】 識別図柄を変動表示する一連の変動表示
ゲームを制御する表示制御装置を備える遊技機におい
て、表示制御装置のCPUは、フォントROMに格納さ
れた識別図柄22のフォントデータに基づいて縮小図柄
62を作成し、複数の縮小図柄62…によって縮小図柄
群61を構成する。そして、この縮小図柄群61を用い
て変動表示ゲームにおける演出を行う。例えば、仮停止
表示された中識別図柄22Cに重ねて縮小図柄群61を
表示し、中識別図柄22Cに付着した縮小図柄62…を
この中識別図柄22Cに一体化させて1段階太い表示に
更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別図柄を変動表
示する変動表示ゲームを行い、この結果態様に関連して
特定の遊技価値を付与可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変動表示ゲームを実行可能な遊技
機の一種に、複数の識別図柄を変動表示可能な変動表示
装置と遊技球が入賞可能な始動入賞口とを遊技盤上に設
け、始動入賞口への入賞に基づき識別図柄を変動表示さ
せることで変動表示ゲームを行うパチンコ遊技機が知ら
れている。
【0003】このパチンコ遊技機では、始動入賞口へ遊
技球が入賞する毎に抽選を行い、この抽選結果に基づい
て変動表示ゲームを制御する。この変動表示ゲームは、
例えば、左、中、右の各変動表示領域内で識別図柄を変
動表示させるものであり、各領域における識別図柄の結
果態様が大当たり結果態様(例えば[1],[1],
[1]や[2],[2],[2]といったぞろ目数字の
何れか)を構成すると大当たりになる。この大当たりに
伴い、遊技者へ遊技価値を付与すべく特別遊技が行われ
る。この特別遊技では、例えば、遊技盤上に設けられて
いる大入賞口がラウンド毎に開放される。さらに、大当
たり結果態様が特定の組み合わせ(例えば、[7],
[7],[7]のぞろ目)になると、特別遊技の終了後
における大当たりの確率が高まる確率変動(所謂確変)
や、識別図柄の変動時間が短縮されると共に普電始動口
の開放時間が長くなる時間短縮(所謂時短)の制御が行
われる。
【0004】また、この変動表示ゲームにおいて、大当
たりに対する期待感を高めるため、リーチ表示態様(例
えば、[2],[−],[2]([−]は未停止状
態))が形成された段階でリーチ状態とし、リーチ変動
表示を行うことも一般的に行われている。このリーチ変
動表示において、例えば、未停止状態の識別図柄に対す
る変動速度を低速にするとともにその変動時間を通常よ
りも長くすること制御も一般的になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような変動表示ゲ
ームの識別図柄には、種々の数字、文字、記号、絵図等
を用いている。また、識別図柄を伸縮したり、拡大表示
したり変動方向を変えたりして、遊技の興趣を高めるよ
うにしている。しかし、このような表示制御は多くの遊
技機で取り入れられているため、遊技機同士の間で差別
化が図り難く、飽きられやすいという問題がある。その
一方で、変動表示ゲームの演出にはまだまた改善の余地
がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、変動表示ゲームの興趣を高めることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、表示内容が変化可能な表示装置と、始動条件の
成立に基づき該表示装置に複数の識別図柄を変動表示さ
せる変動表示ゲームを制御すると共に、大当たりの場合
に該変動表示ゲームの表示結果として大当たり結果態様
を表示させる表示制御手段と、を備え、前記大当たりの
場合に特定の遊技価値を付与可能な遊技機において、前
記表示制御手段は、所定条件の成立に基づき、前記識別
図柄を縮小した縮小図柄を複数集合させた縮小図柄群を
移動表示可能であって、該縮小図柄群の移動表示と識別
図柄の表示とを関連づける制御を行う縮小図柄移動制御
手段を備えることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のものは、請求項1に記載
の構成に加えて、前記縮小図柄移動制御手段は、遊技者
から識別可能な表示状態の識別図柄を、前記縮小図柄群
の移動表示に伴って更新することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載のものは、請求項1,2に
記載の構成に加えて、前記縮小図柄移動制御手段は、遊
技者から識別可能な表示状態の識別図柄に対し、前記縮
小図柄群の移動表示に関連して該縮小図柄を付着させる
ことで、前記識別図柄の形状を変化させる縮小図柄付着
制御手段を備えることを特徴とする。
【0010】ここで、「付着」とは、通常よりも広義に
用い、識別図柄に対する縮小図柄群の接触状態のみなら
ず、識別図柄と縮小図柄とが重なった状態や、識別図柄
にまとわりつく状態をも示す。
【0011】請求項4に記載のものは、請求項3に記載
の構成に加えて、前記縮小図柄付着制御手段は、所定方
向に前記縮小図柄群の移動表示を複数回行うと共に、こ
れら複数回の移動表示に連動して前記識別図柄の形状が
段階的に変化する縮小図柄段階的付着制御手段を備える
ことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載のものは、請求項4に記載
の構成に加えて、前記縮小図柄段階的付着制御手段は、
付着対象となる識別図柄と同じ図柄を縮小することで、
移動表示される縮小図柄群の縮小図柄を構成することを
特徴とする。
【0013】請求項6に記載のものは、請求項4,5に
記載の構成に加えて、前記縮小図柄段階的付着制御手段
は、前記縮小図柄群の移動表示を行う毎に識別図柄に縮
小図柄を付着させることで、当該識別図柄を段階的に太
く表示することを特徴とする。
【0014】ここで、「大当たり結果態様を導出表示す
る割合」とは、その変動表示ゲームが大当たりする確率
を表す期待度であり、変動表示ゲーム毎に設定される。
【0015】請求項7に記載のものは、請求項4〜6の
何れかに記載の構成に加えて、前記縮小図柄段階的付着
制御手段は、大当たり結果態様が表示される割合の大き
さと関連して当該識別図柄を段階的に太く表示すること
を特徴とする。
【0016】請求項8に記載のものは、請求項1〜3の
何れかに記載の構成に加えて、前記縮小図柄移動制御手
段は、前記縮小図柄群の移動表示方向に関連させて更新
対象となる識別図柄の更新パターンを変更することを特
徴とする。
【0017】請求項9に記載のものは、請求項1〜3の
何れかに記載の構成に加えて、前記縮小図柄移動制御手
段は、前記縮小図柄の種類に関連させて、所定の表示態
様となることを予告することを特徴とする。
【0018】なお、「所定の表示態様」とは、例えばリ
ーチの組み合わせ態様や大当たり結果態様といったもの
が該当する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。なお、以下の説明は、代表的な
遊技機であるパチンコ遊技機(以下、単に遊技機と称す
る。)を例に挙げて行う。
【0020】図1に示すように、遊技機1は、機枠によ
り囲われており、この機枠に開口部を有する額縁状の前
面枠2を開閉可能に取り付けてある。この前面枠2に
は、遊技盤3を取り付けると共に、開口部を前方から塞
ぐようにして、透明なガラスや樹脂板で構成された前面
透視部材を備える前面カバー部材4と、前面に上皿5を
設けた開閉パネル6とを開閉可能に取り付ける。そし
て、前面カバー部材4の閉止状態では、遊技盤3の遊技
領域7が前面透視部材を介して臨む。また、開閉パネル
6の下方には下皿8を設けてあり、この下皿8の左側に
は灰皿9を、右側には発射操作ハンドル10をそれぞれ
設ける。また、この遊技機1には、装飾用ランプや装飾
用LED等の装飾発光装置11、及び、効果音や音声メ
ッセージ等を出力可能なスピーカ(図示せず)も備えら
れる。
【0021】上記遊技盤3の前面側表面には、ガイドレ
ール等の区画部材12を配設しており、この区画部材1
2によって遊技領域7が区画されている。この遊技領域
7の略中央には変動表示装置13が配設され、この変動
表示装置13よりも下方には特別変動入賞装置としての
大入賞口14が配設される。そして、変動表示装置13
と大入賞口14との間には、始動入賞口15が配設され
る。また、遊技領域7の各所には、複数の一般入賞口1
6…が配設されると共に、一対の普図ゲート17,17
が配設されている。この他に、遊技領域7内の適宜箇所
には風車等の転動誘導部材が適宜配設され、遊技領域7
内の最下部にはアウト球が流入するアウト口18が設け
られる。
【0022】上記の変動表示装置13は特別図柄表示装
置とも呼ばれ、本発明の表示装置の一種である。この変
動表示装置13は、本発明の表示制御手段として機能す
る表示制御装置21(図2参照)によってその表示が制
御され、識別図柄22(図4参照)を変動表示する一連
の変動表示ゲームや客待ち画面等、遊技機1の状態に応
じて種々の表示を行う。この変動表示装置13は、例え
ば、LCD(液晶表示器)やCRT(ブラウン管)等の
画像表示装置で構成され、識別図柄22としては、数
字、漢字やアルファベット等の文字、シンボルマーク等
が用いられる。
【0023】本実施形態では、識別図柄22として
[1]〜[9]等の数字を用いている。また、変動表示
装置13の表示領域23を左右方向に3分割して、左側
から順に左変動表示領域23L、中変動表示領域23
C、右変動表示領域23Rを設定し、変動表示ゲームに
おいて識別図柄22を各変動表示領域23…内で変動表
示可能に構成している。例えば、左変動表示領域23L
に左識別図柄22Lを、中変動表示領域23Cに中識別
図柄22Cを、右変動表示領域23Rに右識別図柄22
Rをそれぞれ表示し、各識別図柄22…を上下方向にス
クロール表示可能に構成している。この場合において、
各識別図柄22…は停止順序が定められており、最初に
左識別図柄22Lが停止し、次に右識別図柄22Rが停
止し、最後に中識別図柄22Cが停止する。従って、中
識別図柄22Cは、変動表示の停止が最後であるラスト
停止図柄として機能する。
【0024】始動入賞口15は、遊技球(打球)の入賞
が変動表示ゲームの実行条件に設定された入賞口であ
る。即ち、この始動入賞口15に入賞した遊技球が特図
始動センサ24(図2参照)で検出されると、この検出
情報に基づく抽選結果が始動記憶として一旦記憶され
る。そして、この始動記憶に基づく表示制御情報を表示
制御装置21が受信すると変動表示ゲームが行われる。
なお、始動記憶は、記憶可能な最大数が規定されてお
り、例えば4個である。この記憶数は、始動記憶表示器
によって表示される。本実施形態の始動記憶表示器は、
変動表示装置13に配設された4つのLEDによって構
成されている。
【0025】また、本実施形態における始動入賞口15
は、羽根部材を有する普通電動役物として構成され、羽
根部材が普電ソレノイド25(図2参照)によって通常
状態と開放状態とに切り替えできる。そして、開放状態
に切り替えると、始動入賞口15への入賞し易さが通常
状態よりも高くなる。
【0026】大入賞口14は、大入賞口ソレノイド26
(図2参照)によって閉状態と開状態に変換可能であ
り、変動表示ゲームの大当たりによってなされる特別遊
技(遊技者に対する特典であり、遊技価値の付与に相当
する。)において適宜開状態に変換される。そして、開
状態において遊技球はこの大入賞口14に容易に入賞可
能である。
【0027】上記の発射操作ハンドル10は、遊技球
(持ち球)を発射する際に操作される。この発射操作ハ
ンドル10の操作により、遊技球は遊技領域7に向けて
発射される。そして、遊技領域7に達した遊技球は、障
害釘(図示せず)や転動誘導部材等によって方向を変え
ながら遊技領域7内を流下する。
【0028】次に、遊技機1の電気的構成(制御系)に
ついて説明する。ここで、図2は、遊技制御装置を中心
とする制御系を示すブロック図である。
【0029】遊技制御装置31は、遊技を統括的に制御
する主制御手段であり、遊技制御手段としても機能す
る。この遊技制御装置31は、遊技制御を司るCPU、
遊技制御のための不変の情報を記憶しているROM、遊
技制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵
した遊技用マイクロコンピュータ32、クロック信号を
発生する発振器33、入力インターフェース34、及
び、出力インターフェース35等から構成される。
【0030】遊技用マイクロコンピュータ32は、入力
インターフェース34を介して特図始動センサ24、普
図始動センサ36、継続センサ37、カウントセンサ3
8、及び、入賞口センサ39…と電気的に接続されてい
る。そして、これらの各種センサからの検出信号に基づ
いて、大当たり抽選等、種々の処理を行う。また、この
遊技用マイクロコンピュータ32は、出力インターフェ
ース35を介して、普図表示器40、普電ソレノイド2
5、大入賞口ソレノイド26、情報出力端子盤41に電
気的に接続されている。また、表示制御装置21、排出
制御装置42、装飾制御装置43、音制御装置44等の
各種制御装置にも電気的に接続されている。そして、遊
技用マイクロコンピュータ32は、これらの各種制御装
置等に制御情報を送信することで、遊技を統括的に制御
する。
【0031】上記の特図始動センサ24は、上記したよ
うに始動入賞口15に入賞した遊技球を検出するための
センサであり、普図始動センサ36は、遊技球の普図ゲ
ート17の通過を検出するためのセンサである。継続セ
ンサ37は、大入賞口14に入賞した遊技球の内、所謂
Vゾーン(継続入賞口)を通った遊技球を検出するセン
サであり、カウントセンサ38は、大入賞口14に入賞
した遊技球を1個宛検出するセンサである。入賞口セン
サ39は、一般入賞口16に入賞した遊技球を検出する
ためのセンサであり、本実施形態では1つの一般入賞口
16に1つの入賞口センサ39を対応させて設けてい
る。
【0032】普図表示器40は、羽根部材を開くか否か
を決める普図ゲームのゲーム結果を表示するものであ
り、例えば、7セグメントLEDによって構成される。
普電ソレノイド25は、上記したように、羽根部材を開
閉するための駆動源である。大入賞口ソレノイド26
は、大入賞口14を開閉するための駆動源である。情報
出力端子盤41は、遊技機外部と電気的に接続するため
の端子(コネクタ)を備えた部材であり、外部に出力す
る盤用外部情報が出力される。
【0033】排出制御装置42は、遊技制御装置31か
らの賞球指令信号やカード球貸ユニットからの貸球要求
信号に基づいて、球排出装置(図示せず)を制御し、必
要な数の遊技球(賞球や貸球)を排出させる。なお、球
排出装置から排出された遊技球は、上記の上皿5や下皿
8に供給される。装飾制御装置43は、遊技制御装置3
1からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプや装飾
用LED等の装飾発光装置11の動作を制御すると共
に、始動記憶表示器等の発光も制御する。音制御装置4
4は、遊技制御装置31からの音制御信号に基づいて、
スピーカからの効果音や音声メッセージ等の出力を制御
する。
【0034】表示制御装置21は、本発明における表示
制御手段として機能し、始動条件の成立に基づき変動表
示装置13に複数の識別図柄22…を変動表示させる変
動表示ゲームを制御すると共に、大当たりの場合に変動
表示ゲームの表示結果として大当たり結果態様を表示さ
せる。
【0035】例示した表示制御装置21は、CPU5
1、ROM52、RAM53、DMAC(ダイレクト・
メモリ・アクセス・コントローラ)54、インターフェ
ース55、VDC(ビデオ・ディスプレイ・コントロー
ラ)56、フォントROM57、発振器58、γ補正回
路59等から構成される。
【0036】上記のCPU51は、遊技制御装置31か
らの表示制御情報に基づいて、変動表示装置13で表示
させる表示内容を定める。そして、この表示内容には、
始動記憶に基づいて行われる変動表示ゲームの表示も含
まれるので、このCPU51は変動表示ゲーム実行制御
手段としても機能し、変動表示ゲームを実行させる。ま
た、フォントROM57は、画像データ(図柄データ、
背景画データ、動画キャラクタデータ等)を格納するも
のであり、画像データ記憶手段(図柄データ記憶手段)
としても機能する。
【0037】CPU51は、変動表示装置13での表示
内容を定めると、定めた表示内容に対応する画面情報
(図柄表示情報、背景画面情報、動画キャラクタ画面情
報等)を作成してRAM53に記憶する。RAM53に
記憶された画面情報は、VDC56の垂直同期割込のタ
イミングで転送指令を受けたDMAC54によって、V
DC56に転送される。VDC56は、転送された画面
情報に基づき、フォントROM57の該当画像データを
取り込み、変動表示装置13の画面に水平走査、垂直走
査を行って、所定の画像表示(描画)を行う。このと
き、γ補正回路59は、変動表示装置13の信号電圧に
対する照度の非線形特性を補正して、表示照度を調整す
る。
【0038】また、CPU51は、本発明における縮小
図柄移動制御手段(縮小図柄移動表示制御手段)として
も機能し、所定条件の成立に基づいて縮小図柄群61の
移動表示と識別図柄22の表示とを関連づけた制御を行
う。この所定条件が成立すると、CPU51は、変動表
示ゲームが開始されてからその表示結果(結果態様)が
導出表示されるまでの間に、縮小図柄群61を移動表示
させるための制御を行う。
【0039】そして、CPU51は、複数種類の変動表
示ゲームの内の1つを選択的に実行する。換言すれば、
複数種類の変動表示ゲームに対応する複数の制御手順の
内から何れかを乱数に応じて(乱数に基づく抽選結果に
応じて)選択的に実行する。例えば、変動表示ゲームに
連動させて縮小図柄群61を適宜移動表示して、識別図
柄22の表示内容を変更する。なお、この変動表示ゲー
ムについては、後で詳細に説明する。
【0040】上記の縮小図柄群61は、複数の縮小図柄
62…を集合状態で表示したものである。また、縮小図
柄62とは、始動条件の成立(例えば、始動記憶に基づ
く表示制御情報の受信)に基づいて変動表示される識別
図柄22(例えば、上記の左識別図柄22L、中識別図
柄22C、右識別図柄22R)を縮小表示したものであ
り、変動表示される識別図柄22と同じフォントデータ
を用いて作成される。
【0041】以上から表示制御手段としての表示制御装
置21は、次の様に表現することもできる。
【0042】即ち、表示制御装置21(表示制御手段)
は、変動表示ゲームが開始されてからその表示結果が導
出表示されるまでの間に、識別図柄22を縮小した縮小
図柄62を複数集合させた縮小図柄群61を移動表示さ
せることが可能なCPU51(縮小図柄群移動表示制御
手段)を含む。そして、このCPU51は、複数種類の
変動表示ゲームの制御手順のうちいずれかを乱数に応じ
て選択的に実行可能である。さらに、これら複数種類の
変動表示ゲームの制御手順の中には、後述するように、
リーチ時に更新中の識別図柄22に対して、リーチ態様
を構成する識別図柄22を縮小した縮小図柄62を複数
集合させた縮小図柄群61を移動表示させた後表示結果
が導出表示される変動表示ゲームの制御手順(特定演出
制御手順)と、リーチ態様を構成する識別図柄22を縮
小した縮小図柄62を複数集合させた縮小図柄群61を
移動表示させること無く表示結果が導出表示される変動
表示ゲームの制御手順(普通演出制御手順)とが含まれ
る。
【0043】また、上記の遊技制御装置31に関し、こ
の遊技制御装置31から各従制御装置(表示制御装置2
1、排出制御装置42、装飾制御装置43、及び、音制
御装置44)への通信は、遊技制御装置31から各従制
御装置への単方向通信のみが許容されるようになってい
る。これは、各従制御装置を通じて遊技制御装置31へ
不正信号が入力されることを防止するためである。
【0044】次に、上記構成の遊技機1における遊技動
作の概略について説明する。
【0045】この遊技機1では、発射操作ハンドル10
の操作によって遊技球が遊技領域7に向けて発射され
る。遊技領域7に達した遊技球は、この遊技領域7内を
流下する。そして、運良く遊技球が一般入賞口16に入
賞すると所要数の遊技球が賞球として排出される。ま
た、遊技領域7内を流下する遊技球が普図ゲート17を
通過すると、普図ゲームが行われる。この普図ゲームで
は、普図始動センサ36からの検出信号に基づいて乱数
が取得される。そして、この乱数に基づく抽選が行わ
れ、抽選結果が当たりであれば、普電ソレノイド25が
制御されて羽根部材が所定時間に亘って開放状態にな
る。
【0046】また、遊技領域7内を流下する遊技球が運
良く始動入賞口15に入賞すると、この遊技球は特図始
動センサ24によって検出され、上記した一般入賞口1
6への入賞と同様に所要数の遊技球が賞球として払い出
される。さらに、この場合には始動記憶が発生する。即
ち、特図始動センサ24からの検出信号が遊技制御装置
31の遊技用マイクロコンピュータ32に入力され、遊
技用マイクロコンピュータ32が乱数を取得する。そし
て、取得された乱数に基づいて抽選が行われ、この抽選
結果が始動記憶として遊技用マイクロコンピュータ32
のRAMに記憶される。
【0047】この始動記憶に基づいて変動表示ゲームが
行われる。この場合、遊技制御装置31は、始動記憶に
基づく表示制御情報を表示制御装置21に送信すると共
に、当該始動記憶を消去する。この始動記憶に基づく表
示制御情報は、例えば、識別図柄22の変動表示時間を
示す変動時間情報と、ゲームの結果態様(各識別図柄2
2…の最終停止図柄)を示す最終停止図柄情報(即ち、
結果データ)とを含んで構成される。従って、遊技制御
装置31は、最終停止図柄決定手段としても機能し、変
動表示ゲームの結果として表示される最終停止図柄を決
定する。そして、この表示制御情報を受信した表示制御
装置21は、変動表示装置13を制御して変動表示ゲー
ムを実行する。
【0048】この変動表示ゲームのゲーム結果が大当た
りであると特別遊技に移行する。この特別遊技は、例え
ば、大入賞口14への遊技球の所定数(例えば10個)
の入賞または所定時間の経過(例えば30秒)を1単位
(1ラウンド)として実行され、このラウンドの期間中
に亘って大入賞口14が開放状態に変換される。そし
て、このラウンドは、大入賞口14内のVゾーンへの入
賞を条件に、規定ラウンド(例えば16ラウンド)まで
更新可能である。また、大当たり結果態様が特定の組み
合わせになると、特別遊技の終了後に、特別遊技状態と
なる確率が高まる確率変動や、普通図柄の変動時間が短
縮されると共に普電始動口の開放時間が長くなる時間短
縮の制御が行われる。
【0049】次に、表示制御装置21による変動表示装
置13に対する制御について説明する。まず、図3に基
づいて、変動表示装置13の表示内容の概略について説
明する。
【0050】まず、遊技機1に対しての電源供給直後、
及び、変動表示ゲームや特別遊技が行われなかった場合
には、客待ち状態となる。この客待ち状態では、変動表
示装置13は客待ち画面(動画または静止画)を表示す
る。
【0051】この客待ち画面の表示状態から上記の始動
記憶が発生すると、変動表示装置13は変動表示ゲーム
におけるゲーム画面を表示する。ここで、ゲーム画面と
は、識別情報の変動開始からゲーム結果の確定までの一
連の表示内容を意味する。そして、この変動表示ゲーム
のゲーム結果がハズレであって次の始動記憶が存在する
場合には、この始動記憶に基づく表示制御情報が遊技制
御装置31から送信されてくるので、変動表示装置13
はこの始動記憶に対するゲーム画面を表示する。また、
このゲーム結果がハズレであって次の始動記憶が存在し
ない場合には、変動表示装置13は客待ち画面を表示す
る。
【0052】一方、変動表示ゲームのゲーム結果が大当
たりであると、上記したように特別遊技へ移行する。こ
の特別遊技において、変動表示装置13は大当たり画面
を表示する。この大当たり画面は特別遊技に連動した内
容とされる。例えば、演出用のアニメーションに加え
て、実行中のラウンド数、このラウンド中に大入賞口1
4へ入賞した遊技球の数などが表示される。そして、特
別遊技の終了時において次の始動記憶が存在する場合に
は、変動表示装置13はこの始動記憶に対応するゲーム
画面を表示する。また、この特別遊技の終了時において
次の始動記憶が存在しない場合には、変動表示装置13
は客待ち画面を表示する。
【0053】次に、上記の変動表示ゲームについて詳細
に説明する。この変動表示ゲームは、表示制御装置21
(CPU51)によって制御されるものであり、例え
ば、変動時間情報と最終停止図柄情報に応じて、複数種
類の制御手順の中から何れかの制御手順を選択的に実行
する。以下、具体的に説明する。
【0054】始動記憶に基づく表示制御情報を受信する
と、CPU51は、この表示制御情報に含まれる変動時
間情報と最終停止図柄情報とを取得し、これらの情報に
基づいて複数種類用意されている変動表示ゲームのゲー
ム内容から実行するゲーム内容を選択する。
【0055】例えば、最終停止図柄情報で示される各識
別図柄22…が同じ図柄(ぞろ目)であればその変動表
示ゲームのゲーム結果が大当たりであると判断し、左識
別図柄22Lと右識別図柄22Rとが同じ図柄であって
中識別図柄22Cが異なる図柄であればその変動表示ゲ
ームはリーチ状態を伴うハズレであると判断し、各識別
図柄22…が異なる図柄であればその変動表示ゲームは
通常のハズレと判断する。ここで、リーチ状態とは、大
当たり結果態様が構成される途中の段階(一歩手前の状
態)を意味する。例えば、3つの識別図柄22…を変動
表示する遊技機1にあっては、2つの識別図柄22,2
2が同じ図柄で仮停止状態(停止が確定しておらず、図
柄が細かく揺動したり拡縮する状態)とされ、残り1つ
の識別図柄22が変動表示されている状態が該当する。
【0056】そして、表示制御装置21のCPU51
は、この判断結果に変動時間情報(識別図柄22の変動
表示時間)を加味してゲーム内容を定める。即ち、変動
時間情報が示す識別図柄22の変動表示時間は、各識別
図柄22…の最終停止図柄に関連して設定される。例え
ば、通常のハズレ(リーチ状態を伴わない普通図柄での
ハズレ)の場合、その変動表示時間は比較的短時間に設
定され、大当たりの場合、その変動表示時間は比較的長
時間に設定される。また、リーチ状態を伴うハズレの場
合、その変動表示時間は短時間から長時間の広い範囲で
設定される。
【0057】そして、変動表示時間は大当たりの可能性
(変動表示ゲームが大当たりする確率を表す期待度)を
間接的に示す情報として用いられる。即ち、変動表示時
間と大当たりの期待度とは相関性があり、変動表示時間
が長いほど大当たりする可能性が高い。このため、表示
制御装置21のCPU51は、リーチ状態を伴う場合に
変動表示時間に応じて複数種類用意されているリーチの
内容(種類)から実行するリーチの内容を選択する。
【0058】さらに、表示制御装置21のCPU51
は、縮小図柄群61による演出表示を伴う変動表示ゲー
ム(以下、特定変動表示ゲームという。)を、適当な確
率で設定する。言い換えると、変動表示ゲームの制御手
順の中には、縮小図柄群61による演出表示を行った後
に結果態様が導出表示される特定演出制御手順と、縮小
図柄群61による演出表示を行うことなく結果態様が導
出表示される普通演出制御手順とがあり、CPU51
は、これらの制御手順を選択的に実行可能である。
【0059】そして、特定変動表示ゲームが設定される
と、表示制御装置21のCPU51(縮小図柄移動制御
手段)は、縮小図柄群61の移動表示と識別図柄22の
表示とを関連づける制御を行う。例えば、中識別図柄2
2C(ラスト停止図柄)が遊技者から識別可能な状態で
仮停止している際に、移動表示された縮小図柄群61の
一部をこの中識別図柄22Cに付着させて表示し、その
後、中識別図柄22Cの形状を変化させる。従って、こ
のCPU51は、本発明における縮小図柄付着制御手段
としても機能する。
【0060】以下、図4〜図6に基づいて、この特定変
動表示ゲームについて詳細に説明する。なお、以下の例
は、リーチ状態から大当たり態様が形成される過程で、
中識別図柄23Cに対し縮小図柄62…の一部を付着さ
せる制御を示している。
【0061】この例においてリーチ状態が発生するまで
は、表示制御装置21のCPU51は、通常の変動表示
ゲームと同様の表示制御を行う。そして、図4(a)に
示すリーチ状態が発生すると、例えば、左識別図柄22
Lと右識別図柄22Rとが[7],[7]の組み合わせ
で停止状態にされると、CPU51は、中識別図柄22
Cを他の2つの識別図柄22L,22Rよりも小さい
「小段階」の大きさで表示すると共に、その変動表示速
度(スクロール速度)を徐々に低速に変化させ、遊技者
から識別可能な仮停止状態にする。
【0062】この中識別図柄22Cの仮停止状態で、C
PU51は、図4(b)に示すように、表示領域23の
右端側から左側に向けて縮小図柄群61を移動表示させ
る。この縮小図柄群61を構成する各縮小図柄62…
は、付着対象となる識別図柄22と同じ図柄を縮小する
ことで作成されている。この例では、付着対象となる中
識別図柄22Cが[7]であるので、縮小図柄群61を
多数の[7]の縮小図柄62…によって構成している。
【0063】続いて、表示制御装置21のCPU51
は、本発明の縮小図柄段階的付着制御手段として機能
し、所定方向に向けて縮小図柄群61を複数回に亘って
移動表示させ、この縮小図柄群61の移動表示に連動さ
せて対象となる識別図柄22の形状を段階的に変化させ
る。
【0064】例えば、CPU51は、図4(c)に示す
ように、縮小図柄群61を中変動表示領域23Cまで移
動表示させ、図4(d)に示すように、縮小図柄62…
を中識別図柄22Cに付着させる。即ち、縮小図柄群6
1を構成する一部の縮小図柄62…を中識別図柄22C
に接触状態或いは少なくとも一部を重ねた状態で表示
し、その後、これらの縮小図柄62…を中識別図柄22
Cに一体化する。これにより、中識別図柄22Cは、
「小段階」よりも1段階大きい「中段階」に拡大され
る。なお、この場合において、一部の縮小図柄62を中
識別図柄22Cにまとわりつかせた後に一体化してもよ
い。
【0065】次に、表示制御装置21のCPU51は、
図5(a)に示すように、中識別図柄22Cに一体化さ
れなかった残りの縮小図柄62…を左方向に移動し、表
示領域23を通過させる(即ち、表示領域23の左端ま
で移動させてから消去する)。その後、CPU51は、
中段階の中識別図柄22Cを中変動表示領域23C内で
再度スクロール表示する。そして、このスクロール表示
の最中において、CPU51は、図5(b)に示すよう
に、次の縮小図柄群61を表示領域23の右端側から左
側に向けて移動表示させる。この縮小図柄群61もま
た、先に使用した縮小図柄群61と同じ縮小図柄62…
によって構成されている。
【0066】この縮小図柄群61を構成する縮小図柄6
2…も、図5(c)に示すように、中識別図柄22Cの
仮停止位置でその一部が中識別図柄22Cに付着され
る。これにより、中識別図柄22Cは、図6(a)に示
すように、「中段階」よりも1段階大きい「通常段階」
まで拡大される。そして、付着されなかった残りの縮小
図柄62…は、さらに左方向に移動して表示領域23か
ら消去される。
【0067】通常段階にまで拡大された中識別図柄22
Cは、中変動表示領域23Cで再度スクロール表示され
(図6(b)参照)、その後、図6(c)に示すよう
に、所定の停止位置で停止表示、或いは、仮停止表示さ
れる。この中識別図柄22Cの停止表示により、大当た
り結果態様が形成される。そして、大当たり結果態様が
形成されたならば、必要に応じて再抽選が行われ、その
後特別遊技が行われる。
【0068】なお、この縮小図柄群61を用いた演出表
示は、最終停止図柄に対して行う場合に限定されず、任
意の識別図柄22(22L,22C,22R)に対して
行うことができる。
【0069】そして、上記した特定変動表示ゲームによ
れば、識別図柄22を縮小した縮小図柄62…によって
構成された縮小図柄群61を用いているので、縮小図柄
62を用いた新たな演出を行うことができる。即ち、縮
小図柄62を識別図柄22に付着させることで、この識
別図柄22の形状を変化させているので、縮小図柄62
の動きが演出性を発揮し、演出効果をより高めることが
できる。その結果、遊技者に新鮮な印象を与えることが
できる。
【0070】また、縮小図柄群61の移動表示に関連し
て中識別図柄22Cの表示内容が変化するので、即ち、
縮小図柄群61が移動表示される毎に中識別図柄22C
の大きさが段階的に変化するので、遊技者の期待感を段
階的に高めることができるし、中識別図柄22Cの変化
過程を遊技者に対して明確に示すことができる。これに
より、遊技内容を判り易い態様で表すことができる。
【0071】さらに、各縮小図柄62…は、識別図柄2
2のフォントデータを用いて作成されているので、即
ち、縮小図柄62と識別図柄22との間でフォントが共
通化されるので、フォントROM57に記憶される演出
用のフォントデータ量を節約したり、フォントROM5
7に対して他の演出キャラクタ等のデータをより多く記
憶させることができる。
【0072】また、変動表示ゲームを行うにあたり、遊
技制御装置31は、表示制御装置21に対して表示制御
情報を送出すれば足りる。このため、遊技制御装置31
の制御上の負担を軽減できる。これにより、遊技制御装
置31は、他の制御装置(従制御装置)に対する制御
を、従来よりも多く或いは高速で実行できる。
【0073】ところで、上記の第1実施形態では、図柄
の大きさと、変動表示ゲームの期待度(大当たりの可能
性を示す度合い)とは、互いに関連づけられていなかっ
たが、これらを関連づけてもよい。以下、このように構
成した第2実施形態について説明する。
【0074】この第2実施形態でも、上記の第1実施形
態と同様に、表示制御装置21のCPU51(縮小図柄
段階的付着制御手段)は、リーチ状態を形成した後、中
識別図柄22Cに対して縮小図柄群61を用いた段階的
な演出を行う。そして、この実施形態では、変動表示ゲ
ームの期待度が高いほど(大当たり結果態様が導出表示
される割合が大きいほど)に識別図柄22の太さを太く
する点に特徴を有している。
【0075】即ち、図7(a)に示すように、演出対象
となる中識別図柄22Cは、小さく細い第1段階の
[7]と、この第1段階より一回り大きく中太の第2段
階の[7]と、第2段階よりさらに一回り大きく極太の
第3段階の[7]とに段階的に変化する。そして、変動
表示ゲームにおける期待度が、「低」,「中」,「高」
の3段階であったとすると、表示制御装置21のCPU
51は例えば次の制御を行う。
【0076】まず、変動表示ゲームにおける「期待度
低」の場合には、第1段階の中識別図柄22Cを表示さ
せた段階で特定変動表示ゲームを止める。
【0077】次に、「期待度中」の場合には、最初に、
第1段階の中識別図柄22Cを表示させる。その後、こ
の第1段階の中識別図柄22Cと同じフォントを用いて
縮小図柄62を作成し、複数の縮小図柄62…を用いて
縮小図柄群61(第1段階)を構成する。そして、この
第1段階の縮小図柄群61を表示領域23の右端から左
側に向けて移動表示させる。そして、付着させた縮小図
柄62…によって中識別図柄22Cを第2段階に変更し
た段階で、特定変動表示ゲームを止める。
【0078】また、「期待度大」の場合には、最初に、
第1段階の中識別図柄22Cを表示させる。その後、こ
の第1段階の中識別図柄22Cと同じフォントを用いて
縮小図柄62を作成し、複数の縮小図柄62…を用いて
第1段階の縮小図柄群61を構成し、この縮小図柄群6
1の移動表示によって中識別図柄22Cを第2段階に変
更する。さらに、この第2段階の中識別図柄22Cと同
じフォントを用いて縮小図柄62を構成し、複数の縮小
図柄62…を用いて第2段階の縮小図柄群61を構成す
る。そして、この第2段階の縮小図柄群61を表示領域
23の右端から左側に向けて移動表示させて、中識別図
柄22Cを第3段階にまで変更する。
【0079】このように、本実施形態では、特定変動表
示ゲームにおける中識別図柄22Cの表示段階(表示太
さ)がその変動表示ゲームについての期待度を表す。こ
のため、従来にはなかった新たな表示態様で、変動表示
ゲームの期待度を遊技者に知らせることができる。従っ
て、遊技者は、中識別図柄22Cの太さに基づいて遊技
に対する期待度を膨らませることになり、遊技の興趣を
高めることができる。
【0080】また、付着対象となる識別図柄22と同じ
図柄を縮小して縮小図柄62を作成し、縮小図柄群61
を構成するので、付着対象となる識別図柄22が分かり
やすく、遊技者に遊技内容を容易に理解させることがで
きる。また、識別図柄22の変化過程や付着対象となる
識別図柄22を、遊技者に対して明確に知らせることが
できる。
【0081】なお、この第2実施形態において、図7
(b)に示すように、第1段階から第2段階に変更する
際に用いる縮小図柄群61と、第2段階から第3段階に
変更する際に用いる縮小図柄群61とを、同じ中識別図
柄22C(例えば、第1段階の中識別図柄22C)を縮
小した縮小図柄62…によって構成してもよい。
【0082】また、この実施形態において、表示させる
識別図柄22の太さに関連させて大当たりの価値を変更
するようにしてもよい。例えば、第3段階の中識別図柄
22Cを確変図柄とし、この第3段階の中識別図柄22
Cで大当たり結果態様が形成された場合に、所謂確変大
当たりとしてもよい。この場合、第1段階及び第2段階
の中識別図柄22Cで大当たりした場合には、通常の大
当たりとする。
【0083】ところで、上記の各実施形態では、縮小図
柄群61の移動方向は一定、即ち、右側から左側であ
り、中識別図柄22Cの変化方向は大きくなる(第1実
施形態)或いは大きく太くなる(第2実施形態)もので
あった。しかし、本発明は、これらの構成に限定される
ものではなく、縮小図柄群61の移動方向に関連して識
別図柄22の更新パターンを変化させてもよい。以下、
このように構成した第3実施形態について説明する。
【0084】ここで、図8は、この第3実施形態を説明
する図である。この実施形態では、表示制御装置21の
CPU51は、本発明における縮小図柄移動制御手段
(縮小図柄段階的形状制御手段)として機能し、縮小図
柄群61の移動表示方向に関連させて更新対象となる識
別図柄22の更新パターンを変更する。
【0085】例えば、CPU51は、上記各実施形態で
説明した右側から左側への移動方向を順方向とし、識別
図柄群61の順方向への移動によって更新対象となる識
別図柄22の形状を段階的に大きく太く更新する。一
方、識別図柄群61の逆方向への移動によって更新対象
となる識別図柄22の形状を段階的に小さく細く更新す
る。
【0086】識別図柄22の形状を段階的に小さく細く
更新する場合について、具体的に説明すると、まず、図
8(a)に示すように、第3段階の識別図柄22が仮停
止表示されている状態において、縮小図柄群61を表示
領域23の左端から右側に向けて逆方向に移動表示さ
せ、図8(b)に示すように、この縮小図柄群61を識
別図柄22の表示位置に重ねて表示する。そして、この
縮小図柄群61の通過に伴い、図8(c)に示すよう
に、識別図柄22を第2段階に更新する。このような表
示制御を行うことにより、縮小図柄群61の移動方向が
新たな演出効果を生み、遊技者に新鮮な印象を与えるこ
とができる。従って、遊技の興趣を高めることができ
る。
【0087】そして、この第3実施形態の制御は、上記
した2実施形態の制御と組み合わせると、より高い演出
効果を発揮する。例えば、一連の変動表示ゲームにおけ
る各段階で、縮小図柄群61の移動方向を適宜設定し、
識別図柄22の形状を期待度が高い側(例えば大きく太
い側)と低い側(例えば小さく細い側)とに変更する
と、遊技者に期待感と失望感の両方を与えることができ
る。これにより、より演出効果の高いゲーム内容にする
ことができる。
【0088】なお、この実施形態において、縮小図柄群
61の移動方向は、左右方向に限定されるものではなく
任意に設定できる。例えば、上下方向であってもよい。
【0089】ところで、上記した第1〜第3実施形態は
何れも、演出対象となる識別図柄22と同じ図柄によっ
て各縮小図柄62…を構成していたが、この構成に限定
されるものではない。例えば、縮小図柄群61の表示内
容(即ち、縮小図柄62の種類)によって、更新後にお
ける識別図柄22の内容を示唆してもよい。即ち、縮小
図柄62の種類に関連させて所定の表示態様(例えば、
リーチ図柄や大当たり図柄)となることを予告してもよ
い。
【0090】以下、このように構成した第4実施形態を
説明する。なお、この実施形態においても、表示制御装
置21のCPU51は、本発明の縮小図柄移動制御手段
として機能し、縮小図柄62の種類に関連させて更新対
象となる識別図柄22の更新パターンを設定する。例え
ば、更新後における識別図柄22の内容を示す縮小図柄
62…で縮小図柄群61を構成し、この縮小図柄群61
を移動表示することで対象となる識別図柄22を更新す
る。
【0091】図9に示すように、更新対象となる識別図
柄22が[7]であり、更新後においてこの識別図柄2
2が[6]である場合を例に挙げて説明する。この場
合、CPU51は、まず図9(a)に示すように、更新
対象となる[7]の識別図柄22を遊技者から識別可能
な仮停止状態にする。その後、CPU51は、更新後の
識別図柄22である[6]のフォントデータを用いて縮
小図柄62…を作成し、これらの縮小図柄62…によっ
て縮小図柄群61を構成する。そして、構成した縮小図
柄群61を表示領域23の右端から左側に移動表示させ
る。
【0092】その後、CPU51は、図9(b)に示す
ように、この縮小図柄群61を識別図柄22の仮停止位
置に重ねて表示し、その後、この識別図柄22を通過さ
せる。この縮小図柄群61の通過に伴ってCPU51
は、図9(c)に示すように、識別図柄22を縮小図柄
群61で特定される[6]の図柄に更新する。
【0093】このような制御により、遊技者は、縮小図
柄62の表示内容に基づき、更新後の識別図柄22の内
容、つまり、更新パターンを認識できる。言い換えれ
ば、縮小図柄群61が識別図柄22についての予告機能
を発揮する。これにより、演出に幅ができ、より興趣を
高めることができる。例えば、[6],[6]の組み合
わせでリーチ状態の場合において、予告内容(更新後の
識別情報の内容)が[6]であったとすると、遊技者は
大当たりへの大きな期待を抱く。同様に、1番目に停止
表示されている図柄が[6]の場合、2番目に停止表示
される素柄の予告内容(更新後の識別情報の内容)が
[6]であったとすると、遊技者はリーチ発生への期待
を抱くことになる。
【0094】なお、本実施形態において、縮小図柄群6
1を複数種類の縮小図柄62…で構成し、更新後の識別
図柄22を示唆する縮小図柄62を固有の表示態様で表
示してもよい。ここで、固有の表示態様とは、その縮小
図柄62が他の縮小図柄62とは異なる特別な図柄であ
ることを遊技者から認識可能な態様である。例えば、上
記の例において、縮小図柄群61を[1]〜[9]まで
の複数種類の縮小図柄62で構成し、[6]の縮小図柄
62のみを白色や点滅等の固有態様で表示する一方、他
の縮小図柄62を…暗色で表示する。そして、この場合
にも、遊技者は、縮小図柄群61の表示内容に基づき、
更新後の識別図柄22の内容を認識できる。その結果、
演出に幅ができ、より興趣を高めることができる。
【0095】また、縮小図柄62で特定される更新後の
識別図柄22の内容は、変動順に限定されるものではな
い。例えば、図9の例において、各縮小図柄62…を
[3]の図柄で構成し、縮小図柄群61の通過後におい
て、[7]の識別図柄22を[3]の図柄に更新しても
よい。
【0096】さらに、縮小図柄群61を複数種類の縮小
図柄62…で構成し、その種類によって更新後の識別図
柄22の変動可能範囲を遊技者に報知してもよい。例え
ば、[1]〜[9]の9種類からなる識別情報が用いら
れている場合において、縮小図柄群61を[5],
[6],[7]の3種類の縮小図柄62…によって構成
し、識別図柄22が[5],[6],[7]の何れかに
更新される旨を報知してもよい。この場合にも、演出に
幅ができ、より興趣を高めることができる。
【0097】ところで、更新対象となる識別図柄22に
関し、縮小図柄群61の移動表示に伴って識別図柄22
を移動させるようにしてもよい。以下、このように構成
した第5実施形態について説明する。
【0098】この第5実施形態において、表示制御装置
21のCPU51は、本発明の縮小図柄移動制御手段と
して機能し、仮停止状態の識別図柄22を縮小図柄群6
1の移動表示に伴って更新する。即ち、遊技者から識別
可能な仮停止状態の識別図柄22を縮小図柄群61で包
囲し、この包囲状態で識別図柄22と縮小図柄群61と
を移動表示させる。
【0099】図10に示す例では、更新対象となる識別
図柄22が上記した第2段階の[7]の図柄であり、更
新後の識別図柄22が第3段階の[8]の図柄である。
この場合、CPU51は、まず図10(a)に示すよう
に、更新対象となる[7]の識別図柄22を遊技者から
識別可能な仮停止状態にする。その後、CPU51は、
仮停止中の識別図柄22である[7]のフォントデータ
を用いて縮小図柄62を作成し、複数の縮小図柄62に
よって縮小図柄群61を構成する。そして、構成した縮
小図柄群61を表示領域23の右端から左側に向けて移
動表示させる。
【0100】次に、CPU51は、図10(b)に示す
ように、識別図柄22の仮停止位置まで縮小図柄群61
を移動表示させる。[7]の識別図柄22が縮小図柄群
61に覆われたならば、CPU51は、この識別図柄2
2を縮小図柄群61と共に左方向へ移動表示させる。そ
して、[7]の識別図柄22と縮小図柄群61の移動に
よって識別図柄22の仮停止位置が空いたならば、CP
U51は、図10(c)に示すように、この仮停止位置
に[8]の識別図柄22を表示する。
【0101】このように、本実施形態では、縮小図柄群
61にアニメーション的な機能を付与しているので、即
ち、縮小図柄群61の移動表示と識別図柄22の更新と
いう新たな演出表示をしているので、遊技者に新鮮な印
象を与えることができる。これにより、演出に幅がで
き、より興趣を高めることができる。
【0102】また、縮小図柄群61の移動方向前方に先
頭図柄を表示し、この先頭図柄によって縮小図柄群61
の役割を示唆するように構成してもよい。以下、このよ
うに構成した第6実施形態について説明する。
【0103】この実施形態でも、CPU51は、本発明
の縮小図柄移動制御手段として機能し、先頭図柄と縮小
図柄群61の表示制御を実行する。図11に示すよう
に、この実施形態では、上記した小さく細いフォントの
[7]の縮小図柄62…を複数集合させることで縮小図
柄群61を構成する。また、この縮小図柄群61におけ
る移動方向前方には先頭図柄63を表示している。この
例では、先頭図柄63を、縮小図柄62よりも一回り大
きい中太フォントの[7]の図柄で構成する。
【0104】この先頭図柄63は、その色や形状等によ
って縮小図柄群61の役割、例えば、識別図柄22の更
新パターンを示唆する。この例における先頭図柄63
は、識別情報と同じ[7]であり、中太フォントで構成
されているので、縮小図柄群61によって識別図柄22
のフォントを太幅に変更することが示唆される。このた
め、縮小図柄群61が通過した後において識別図柄22
は、そのフォントが1段階太幅に変更される。
【0105】なお、この先頭図柄63は、縮小図柄群6
1の役割を示唆するものであれば足り、他の態様も選択
できる。例えば、先頭図柄63を赤や青等の有彩色で表
示し、縮小図柄群61の通過後において、識別図柄22
を先頭図柄63と同じ色で表示させるようにしてもよ
い。また、先頭図柄63で更新後の図柄を表示してもよ
い。例えば、先頭図柄63が[8]でこれに[7]の縮
小図柄62…で構成された縮小図柄群61が続いた場合
には、縮小図柄群61の通過後において中識別図柄22
Cを[8]に更新する。
【0106】このような制御を行うと、遊技者は、最初
に表示された先頭図柄63によってどのような変化が生
じるかを認識できる。即ち、先頭図柄63が一種の予告
機能を発揮する。これにより、遊技者に新鮮な印象を与
えることができると共に演出に幅ができ、より興趣を高
めることができる。
【0107】なお、本発明は、表示装置によって変動表
示ゲームを行う各種の遊技機に適用できる。例えば、ア
レンジボール遊技機や雀球遊技機にも適用できる。ま
た、パチスロ遊技機にも適用できる。
【0108】また、今回開示した実施の形態は、全ての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図
される。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。即ち、識別図柄を縮小させた縮小図
柄を複数集合させた縮小図柄群を移動表示可能であっ
て、該縮小図柄群の移動表示と識別図柄の表示とを関連
づける制御を行う縮小図柄移動制御手段を備えるので、
縮小図柄群という斬新な演出表示により、遊技の興趣を
高めることができる。また、縮小図柄と識別図柄との間
でフォントが共通化されるので、縮小図柄の表示内容に
よって識別図柄の表示内容を示唆することもでき、即
ち、一種の予告機能を発揮させることができる。また、
各縮小図柄は、識別図柄のフォントデータを用いて作成
されているので、演出用のフォントデータ量を節約した
り、他の演出キャラクタ等のデータをより多く記憶させ
ることもできる。
【0110】また、縮小図柄移動制御手段が、遊技者か
ら識別可能な表示状態の識別図柄を、前記縮小図柄群の
移動表示に伴って更新する場合には、縮小図柄群の移動
表示と識別図柄の更新という新たな演出表示により、演
出の幅を広げることができ、遊技の興趣を高めることが
できる。
【0111】また、縮小図柄付着制御手段により、縮小
図柄群の移動表示に関連してこの縮小図柄を付着させる
ことで、識別図柄の形状を変化させるようにした場合に
は、縮小図柄の動きが演出性を発揮するので、演出効果
をより高めることができる。
【0112】また、縮小図柄段階的付着制御手段によ
り、縮小図柄群の移動表示を複数回行うと共に、これら
複数回の移動表示に連動して識別図柄の形状を段階的に
変化させた場合には、縮小図柄群の移動表示に伴って識
別図柄の形状が段階的に変化するので、識別図柄の変化
過程を遊技者に対して示すことができる。これにより、
遊技内容を判り易い態様で表すことができる。
【0113】また、縮小図柄段階的付着制御手段によ
り、付着対象となる識別図柄と同じ図柄を縮小すること
で縮小図柄群を構成した場合には、識別図柄の変化過程
や付着対象となる識別図柄を遊技者に明確に知らせるこ
とができる。
【0114】また、縮小図柄段階的付着制御手段が、大
当たり結果態様が表示される割合の大きさと関連して当
該識別図柄を段階的に太く表示する場合には、識別図柄
の太さがその変動表示ゲームにおける大当たりの期待度
を示す。このため、遊技の興趣を一層高めることができ
る。
【0115】また、縮小図柄移動制御手段が、縮小図柄
群の移動表示方向に関連させて更新対象となる識別図柄
の更新パターンを変更する場合には、縮小図柄群の移動
表示方向も演出の一要素となる。これにより、演出の幅
を広げることができ、遊技の興趣を高めることができ
る。
【0116】また、縮小図柄移動制御手段が、前記縮小
図柄の種類に関連させて所定の表示態様となることを予
告する場合には、演出の幅を広げることができて遊技の
興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】遊技制御装置を中心とする制御系を示すブロッ
ク図である。
【図3】遊技における表示内容の流れを示す説明図であ
る。
【図4】(a)〜(d)は、第1実施形態の特定変動表
示ゲームを説明する図である。
【図5】(a)〜(c)は、第1実施形態の特定変動表
示ゲームを説明する図である。
【図6】(a)〜(c)は、第1実施形態の特定変動表
示ゲームを説明する図である。
【図7】(a),(b)は、第2実施形態の特定変動表
示ゲームを説明する図である。
【図8】(a)〜(c)は、第3実施形態の特定変動表
示ゲームを説明する図である。
【図9】(a)〜(c)は、第4実施形態の特定変動表
示ゲームを説明する図である。
【図10】(a)〜(c)は、第5実施形態の特定変動
表示ゲームを説明する図である。
【図11】(a),(b)は、第6実施形態の特定変動
表示ゲームを説明する図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 前面枠 3 遊技盤 4 前面カバー部材 5 上皿 6 開閉パネル 7 遊技領域 8 下皿 9 灰皿 10 発射操作ハンドル 11 装飾発光装置 12 区画部材 13 変動表示装置 14 大入賞口 15 始動入賞口 16 一般入賞口 17 普図ゲート 18 アウト口 21 表示制御装置 22 識別図柄 23 表示領域 24 特図始動センサ 25 普図ソレノイド 26 大入賞口ソレノイド 31 遊技制御装置 32 遊技用マイクロコンピュータ 33 発振器 34 入力インターフェース 35 出力インターフェース 36 普図始動センサ 37 継続センサ 38 カウントセンサ 39 入賞口センサ 40 普図表示器 41 情報出力端子盤 42 排出制御装置 43 装飾制御装置 44 音制御装置 51 CPU 52 ROM 53 RAM 54 DMAC 55 インターフェース 56 VDC 57 フォントROM 58 発振器 59 γ補正回路 61 縮小図柄群 62 縮小図柄 63 先頭図柄

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示内容が変化可能な表示装置と、始動
    条件の成立に基づき該表示装置に複数の識別図柄を変動
    表示させる変動表示ゲームを制御すると共に、大当たり
    の場合に該変動表示ゲームの表示結果として大当たり結
    果態様を表示させる表示制御手段と、を備え、 前記大当たりの場合に特定の遊技価値を付与可能な遊技
    機において、 前記表示制御手段は、 所定条件の成立に基づき、前記識別図柄を縮小した縮小
    図柄を複数集合させた縮小図柄群を移動表示可能であっ
    て、該縮小図柄群の移動表示と識別図柄の表示とを関連
    づける制御を行う縮小図柄移動制御手段を備えることを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記縮小図柄移動制御手段は、遊技者か
    ら識別可能な表示状態の識別図柄を、前記縮小図柄群の
    移動表示に伴って更新することを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記縮小図柄移動制御手段は、 遊技者から識別可能な表示状態の識別図柄に対し、前記
    縮小図柄群の移動表示に関連して該縮小図柄を付着させ
    ることで、前記識別図柄の形状を変化させる縮小図柄付
    着制御手段を備えることを特徴とする請求項1,2に記
    載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記縮小図柄付着制御手段は、 所定方向に前記縮小図柄群の移動表示を複数回行うと共
    に、これら複数回の移動表示に連動して前記識別図柄の
    形状が段階的に変化する縮小図柄段階的付着制御手段を
    備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記縮小図柄段階的付着制御手段は、付
    着対象となる識別図柄と同じ図柄を縮小することで、移
    動表示される縮小図柄群の縮小図柄を構成することを特
    徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記縮小図柄段階的付着制御手段は、前
    記縮小図柄群の移動表示を行う毎に識別図柄に縮小図柄
    を付着させることで、当該識別図柄を段階的に太く表示
    することを特徴とする請求項4,5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記縮小図柄段階的付着制御手段は、 大当たり結果態様が表示される割合の大きさと関連して
    当該識別図柄を段階的に太く表示することを特徴とする
    請求項4〜6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記縮小図柄移動制御手段は、前記縮小
    図柄群の移動表示方向に関連させて更新対象となる識別
    図柄の更新パターンを変更することを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記縮小図柄移動制御手段は、前記縮小
    図柄の種類に関連させて、所定の表示態様となることを
    予告することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の遊技機。
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