JP2001327012A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JP2001327012A
JP2001327012A JP2000147163A JP2000147163A JP2001327012A JP 2001327012 A JP2001327012 A JP 2001327012A JP 2000147163 A JP2000147163 A JP 2000147163A JP 2000147163 A JP2000147163 A JP 2000147163A JP 2001327012 A JP2001327012 A JP 2001327012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
insulated switchgear
gas
diameter side
reinforcing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000147163A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Kuze
裕子 久世
Keitaro Tsukui
啓太郎 津久井
Hitoshi Sadakuni
仁志 貞国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000147163A priority Critical patent/JP2001327012A/ja
Publication of JP2001327012A publication Critical patent/JP2001327012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipeline Systems (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 楕円形の容器は内圧作用時に円形に近付くよ
うに変形する。これを防止するために、板材で容器を製
作する場合、部分的に板厚を厚くすることは困難であっ
た。 【解決手段】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器81内に
電気機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充
填され、容器81の長径側の一方にフランジ83を有す
る枝管82が分岐されたガス絶縁開閉装置において、容
器81の短径側の外側に固着された第1の補強部材8
4、及び第1の補強部材84と枝管82のフランジ83
とを連結した第2の補強部材85を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、断面がほぼ楕円
形の容器を有するガス絶縁開閉装置に係わり、特に容器
の変形防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、例えば、特開平9−3223
36号公報に示された従来の三相一括ガス絶縁開閉装置
の一部を破断して示す正面図、図15は図14中の要部
を断面で示す断面図である。
【0003】図14及び図15において、1は長径部と
短径部との比が4:3となるように所定の厚さの板材で
形成され断面がほぼ楕円形状の主管、この主管1の両端
部には複数のボルト穴が形成された楕円形状のフランジ
2が固着され、短径側の一方には断面がほぼ楕円形状の
複数の枝管3が固着されている。また、主管1の短径側
の他方には枝管4が固着されている。そして、上記1〜
4で容器5が形成されている。
【0004】そして、容器5の上端と下端は図示はしな
いがOリングを介装して底板6及びフタ板7を配置し、
ボルト、座金、ナットによって気密に結合されている。
この容器5内には長手方向に所定の間隔を形成して三相
分の遮断器8が配置されている。9,10,11はそれ
ぞれ枝管3,4を気密に閉塞する絶縁スペーサで、それ
ぞれ中心部に埋設された三相分の導体12,13,14
を備えている。
【0005】15は絶縁スペーサ9を介して上方の枝管
3と気密に結合された円筒状の容器で、それぞれ導体1
2と接続された断路器16を介して三相分の主母線17
が収容されている。18は絶縁スペーサ10を介して下
方の枝管3と気密に結合された円筒状の容器で、それぞ
れ導体13と接続された断路器19を介して三相分の主
母線20が収容されている。21及び22は各容器1
5,18の両端部を気密に閉塞する絶縁スペーサで、そ
れぞれ三相分の主母線17,20を支持している。
【0006】23は遮断器8の各相の一端側と導体1
2,13とを接続した導体、24は遮断器8の他端側と
導体14とを接続した導体、25,26はそれぞれ容器
5内に配置された接地開閉器である。27は長径部と短
径部の比が4:3となるように形成され断面がほぼ楕円
形状で所定の肉厚を有する主管で、両端部には楕円形状
のフランジ28が取り付けられ、下側部には容器5の接
続口4とスペーサ11を介して接続される枝管29が設
けられている。そして、上記27〜29で容器30が形
成されている。
【0007】容器30には両端部に底板31及びフタ板
32とが配置され、図示はしないが、Oリング、複数の
ボルト、座金、及びナットによって気密に結合され、内
部に長径方向に所定の間隔を形成して三相分のケーブル
ヘッド33、三相分の線路用断路器34及び接地開閉器
37がそれぞれ配置され、線路用断路器34の各相はそ
れぞれ導体35によって導体14,24を介して遮断器
8と接続されている、ケーブルヘッド33の各相と各線
路用断路器34及び接地開閉器37は導体36で接続さ
れている。
【0008】そして、それぞれの絶縁スペーサ9,1
0,11で区分された楕円形状の容器5及び30、円筒
状の容器15,16内には、それぞれ所定の圧力で絶縁
ガス38が封入されている。次に動作について説明す
る。図14及び図15において、主母線17または20
から供給された電力は、断路器19または断路器20を
介して遮断器8、線路用断路器34及びケーブルヘッド
33を通じて線路へ送電される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置の容器5は、主管1及び枝管3,4が、以上のように
楕円形状に形成され、内圧作用時には楕円形状の容器5
が円形に近付くように変形するのを防止するために、例
えば特開平11−18222号公報に示されたガス絶縁
開閉装置では、容器を鋳造によって部分的に肉厚を厚く
するようにしているが、板金を用いて容器を製作する場
合には、部分的に板厚を増加して変形を防止するのは困
難であるという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、板金製の楕円形状の容器全体の
板厚を増加することなく、部分的に板厚を増加して変形
の防止を可能にするとともに、コスト低減も可能なガス
絶縁開閉装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるガス絶縁開閉装置は、断面がほぼ楕円形の筒状の容
器内に電気機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガ
スが充填されたガス絶縁開閉装置において、両端が容器
の長径側内面に容器の長径側の軸線に対向して固着され
た一対の補強部材を備えたものである。
【0012】また、この発明の請求項2に係わるガス絶
縁開閉装置は、断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
れたガス絶縁開閉装置において、両端が容器の長径側内
面と短径側内面に容器の長径側及び短径側の各軸線に対
向してそれぞれ固着された一対の第1及び第2の補強部
材を備えたものである。
【0013】また、この発明の請求項3に係わるガス絶
縁開閉装置は、断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
れたガス絶縁開閉装置において、容器の短径側内面に沿
って固着された一対の補強部材を備えたものである。
【0014】また、この発明の請求項4に係わるガス絶
縁開閉装置は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、
補強部材は容器の軸方向の中央部近傍に設けらたもので
ある。
【0015】また、この発明の請求項5に係わるガス絶
縁開閉装置は、断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
れ、容器の長径側両端にフランジを有する一対の筒状の
枝管が分岐されたガス絶縁開閉装置において、各枝管の
各フランジ間を連結した補強部材を備えたものである。
【0016】また、この発明の請求項6に係わるガス絶
縁開閉装置は、請求項5において、補強部材はフランジ
と着脱可能に形成されたものである。
【0017】また、この発明の請求項7に係わるガス絶
縁開閉装置は、断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
れ、上記容器の長径側の一方にフランジを有する筒状の
枝管が分岐されたガス絶縁開閉装置において、主管の短
径側の外側に固着された板状の第1の補強部材、及び第
1の補強部材と枝管のフランジとを連結した第2の補強
部材を備えたものである。
【0018】また、この発明の請求項8に係わるガス絶
縁開閉装置は、断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
れ、容器の長径側の一方に筒状の枝管が分岐されたガス
絶縁開閉装置において、主管の短径側外面、枝管の外面
及びフランジに沿って固着された一対の補強部材を備え
たものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1はこの発明の実
施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置の構成を示す正面
図、図2は図1のガス絶縁開閉装置の平面図、図3は図
1及び図2中の断面がほぼ楕円形状の容器を示す斜視
図、図4は図3中のIV−IV線に沿う断面図である。
【0020】図1〜図4において、40は主管41と枝
管42〜45で形成された容器で、主管41は長径部と
短径部との比が4:3となるように、断面がほぼ楕円形
状の筒状で所定の厚さの板材で溶接によって形成されて
いる。枝管42は主管41の長径側から分岐され、絶縁
スペーサ46を介して円筒状の接続管47、及び三相分
の主母線が収納された容器50と接続されている。
【0021】枝管44は主管41の長径側から分岐さ
れ、絶縁スペーサ48を介して円筒状の接続管49及び
三相分の主母線が収納された容器51と接続されてい
る。枝管45は主管41の枝管42〜44と反対側の長
径側から分岐され、円筒状の接続管52、及び絶縁スペ
ーサ53を介して断路器、接地開閉器が収容された容器
54と接続されている。
【0022】55は接続管56を介して容器54と接続
された避雷器、57は接続管56を介して容器56及び
避雷器55と接続された計器用変成器である。ここで、
主管41の電気機器と接続されない枝管43はフタ56
で閉塞されている。そして、容器40の長径側内側に
は、図4に示すように、長径側の軸線に対向して溶接で
固着された一対の補強部材60が配置されている。
【0023】上記のように構成された容器40に内圧が
作用すると、容器40には楕円から円形に近づくように
変形する方向の力が働き、この変形は容器40の軸方向
の中央部付近がもっとも大きく、短径側は膨らみ、長径
側は縮む方向に働くが、補強部材60が固着部の位置を
規制して対抗するので、容器40の長径側の縮む方向の
変形を抑制することが可能となる。
【0024】以上のように実施の形態1によれば、容器
40の軸方向の中央部近傍の内側に一対の補強部材60
を固着した構成としたので、容器40全体の板厚を厚く
することなく、部分的に補強部材60を配置して変形の
防止を可能にするとともに、コスト低減をも可能とな
る。
【0025】実施の形態2.図5(a),(b)はこの
発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置の容器の
構成を示す断面図である。図5(a)において、61は
所定の板厚で長径部と短径部との比が4:3となるよう
に断面がほぼ楕円形に板材で形成された主管よりなる容
器、62は両端が容器の長径側内面に長径側の軸線に対
向して固着された一対の第1の補強部材、63は両端が
容器の短径側内面に短径側の軸線に対向して固着された
一対の第2の補強部材である。
【0026】この容器61に内圧が作用すると、容器6
1は楕円から円形に近づくように変形する方向の力が働
き、その変形は容器61の中央部付近がもっとも大き
く、短径側は膨らみ、長径側は縮む方向に働くが、補強
部材62,63がその固着部の位置を規制して対抗する
ので、容器61の短径側の膨らみ及び長径側の縮む方向
の変形を抑制することが可能となる。
【0027】以上のように実施の形態2によれば、両端
が容器61の長径側内面と短径側内面に、容器の長径側
及び短径側の各軸線に対向してそれぞれ固着された一対
の第1及び第2の補強部材62,63を容器61の軸方
向の中央部近傍に備えた構成としたので、容器61全体
の板厚を厚くすることなく、変形の防止を可能にすると
ともに、コスト低減をも可能となる。
【0028】また、図5(b)に示す容器61は、板材
で長方形に形成された補強部材64の四角を、容器61
の内面に固着したものである。なお、補強部材64は長
方形に限らず、台形に形成しても上記と同様の動作を期
待することができる。
【0029】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3に係わるガス絶縁開閉装置の要部の構成を示す断面
図である。図において、65は所定の板厚で長径部と短
径部との比が4:3となるように断面がほぼ楕円形に板
材で形成された主管よりなる容器、66は容器65の長
径側内面に沿って長径側の軸線に対向して固着された一
対の補強部材である。
【0030】この容器65に内圧が作用すると、容器6
5は楕円から円形に近づくように変形する方向の力が働
き、短径側は膨らみ、長径側は縮む方向に働くが、補強
部材66が短径側の板厚を増加させ、タンクの曲げ剛性
を向上させるとともに、補強部材66がその位置を規制
して対抗するので、容器66の短径側の膨らみ及び長径
側の縮み方向の変形を抑制することが可能となる。
【0031】以上のように実施の形態3によれば、容器
65の短径側内面に沿って一対の補強部材66を容器6
5の軸方向の中央部近傍に固着した構成としたので、容
器65全体の肉厚を厚くすることなく、変形の防止を可
能にするとともに、コスト低減をも可能となる。
【0032】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4に係わるガス絶縁開閉装置の容器の構成を示す斜視
図、図8は図7中のVIII−VIII線に沿う断面を
示す断面図である。各図において、67は所定の板厚で
長径部と短径部との比が4:3となるように断面がほぼ
楕円形状に板材で形成された主管よりなり両端部に一対
のフランジを有する容器、68,69はそれぞれ長径側
の軸線にそって両外側に設けられた枝管で、それぞれ外
側にフランジ70,71が設けられている。そして、両
フランジ70,71の各対向面間を連結して、所定の厚
さ及び幅を有する一対の補強部材72が固着されてい
る。
【0033】この容器67に内圧が作用すると、容器6
7は楕円から円形に近づくように変形する方向の力が働
き、短径側は膨らみ、長径側は縮む方向に働くが、補強
部材72が両フランジ70,71間の距離が縮む方向の
変化を規制するように対抗するので、容器67の長径側
の縮み方向の変形を抑制することにより、短径側の変形
をも抑制する。
【0034】以上のように実施の形態4によれば、両枝
管68,69の各フランジ70,71間を一対の補強部
材72で連結した構成としたので、主管67全体の肉厚
を厚くすることなく、各フランジ70,71間に補強部
材72を配置して変形の防止を可能にするとともに、コ
スト低減をも可能となる。
【0035】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5に係わるガス絶縁開閉装置の要部の構成を示す断面
図で、長径側の両側に設けられた枝管の中心部を破断し
たものである。図において、73は所定の板厚で長径部
と短径部との比が4:3となるように断面がほぼ楕円形
状に板材で形成された主管よりなる容器、74,75は
それぞれ長径側の軸線にそって両外側に設けられた枝管
で、それぞれ外側にフランジ76,77が設けられてい
る。そして、両フランジ76,77の各対向面間を貫通
して、所定の径の両ねじボルト78が配置され、このボ
ルト78をナット79によって両フランジ76,77と
固着し、両フランジ76,77間の距離を規制してい
る。そして、上記78,79で着脱可能な補強部材80
が形成される。
【0036】この容器73に内圧が作用すると、容器7
3は楕円から円形に近づくように変形する方向の力が働
き、短径側は膨らみ、長径側は縮む方向に働くが、補強
部材80が両フランジ76,77間の距離が縮む方向の
変化を規制するように対抗するので、容器73の長径側
の縮み方向の変形を抑制することにより、短径側の変形
をも抑制する。
【0037】以上のように実施の形態5によれば、容器
73の長径側の両側に設けられたフランジ76,77間
を、着脱可能な一対の補強部材80で連結した構成とし
たので、容器73全体の板厚を厚くすることなく、変形
を防止し、規制距離及び規制力の調整をも可能にすると
ともに、コスト低減をも可能となる。
【0038】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6に係わるガス絶縁開閉装置の容器の構成を示す斜
視図、図11は図10中のXI−XI線に沿う断面を示
す平面図である。各図において、81は所定の板厚で長
径部と短径部との比が4:3となるように、断面がほぼ
楕円形状に板材で形成された主管よりなり両端部に一対
のフランジを有する容器、82は長径側の一方の外側に
設けられた枝管で、外側にフランジ83が設けられてい
る。84は容器81の短径側の外側に中心が枝管82と
同軸となるように外側に沿って固着された所定の厚さと
幅を有する一対の第1の補強部材、85は一端が第1の
補強部材84の長径側の中心部と、他端がフランジ83
とにそれぞれ固着された一対の第2の補強部材である。
【0039】この容器81に内圧が作用すると、容器8
1は楕円から円形に近づくように変形する方向の力が働
き、短径側は膨らみ、長径側は縮む方向に働くが、第2
の補強部材85がフランジ83と第1の補強部材84を
介して容器81との距離が縮む方向の変化を規制するよ
うに対抗するので、容器81の長径側の縮む方向の変形
を抑制するとともに、短径側の変形をも抑制する方向に
作用する。なお、短径側は第1の補強部材84による板
厚の増加で変形が抑制される。
【0040】以上のように実施の形態6によれば、容器
81の短径側の外側に板状の第1の補強部材84を固着
し、この第1の補強部材84と枝管82のフランジ83
とを第2の補強部材85で連結した構成としたので、容
器81全体の板厚を厚くすることなく、変形の防止を可
能にするとともに、コスト低減をも可能となる。
【0041】実施の形態7.図12はこの発明の実施の
形態7に係わるガス絶縁開閉装置の容器の構成を示す斜
視図、図13は図12中のXIII−XIII線に沿う
断面図である。各図において、86は所定の板厚で長径
部と短径部との比が4:3となるように、断面がほぼ楕
円形に板材で形成された主管よりなり両端部に一対のフ
ランジを有する容器、87は長径側の一方の外側に設け
られた枝管で、外側にフランジ88が設けられている。
89は容器86の短径側外面、枝管87の外面及びフラ
ンジ88に沿って固着された所定の厚さを有する一対の
補強部材である。
【0042】この容器86に内圧が作用すると、容器8
6は楕円から円形に近づくように変形する方向の力が働
き、短径側は膨らみ、長径側は縮む方向に働くが、補強
部材89がフランジ88と枝管87及び容器86短径側
との距離の縮む方向の変化を規制するように対抗するの
で、容器86の長径側の縮む方向の変形を抑制するとと
もに、短径側の変形を抑制する方向に作用する。
【0043】以上のように実施の形態7によれば、容器
86の短径側の外面と枝管87の外面、およびフランジ
88に沿って補強部材89を固着した構成としたので、
容器86全体の板厚を厚くすることなく、変形の防止を
可能にし、コスト低減をも可能とする。
【0044】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、断面がほ
ぼ楕円形の筒状の容器内に電気機器を収納するとともに
所定の圧力で絶縁ガスが充填されたガス絶縁開閉装置に
おいて、両端が容器の長径側内面に容器の長径側の軸線
に対向して固着された一対の補強部材を備えた構成とし
たので、容器全体の板厚を厚くすることなく、変形の防
止を可能にするとともに、コスト低減をも可能なガス絶
縁開閉装置を提供することができる。
【0045】また、この発明の請求項2によれば、断面
がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気機器を収納するとと
もに所定の圧力で絶縁ガスが充填されたガス絶縁開閉装
置において、両端が容器の長径側内面と短径側内面に容
器の長径側及び短径側の各軸線に対向してそれぞれ固着
された一対の第1及び第2の補強部材を備えた構成とし
たので、容器全体の板厚を厚くすることなく、変形の防
止を可能にするとともに、コスト低減をも可能なガス絶
縁開閉装置を提供することができる。
【0046】また、この発明の請求項3によれば、断面
がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気機器を収納するとと
もに所定の圧力で絶縁ガスが充填されたガス絶縁開閉装
置において、容器の短径側内面に沿って固着された一対
の補強部材を備えた構成としたので、容器全体の板厚を
厚くすることなく、変形の防止を可能にするとともに、
コスト低減をも可能なガス絶縁開閉装置を提供すること
ができる。
【0047】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1ないし3のいずれかにおいて、補強部材は容器の軸
方向の中央部近傍に設けられた構成としたので、容器全
体の板厚を厚くすることなく、変形の防止を可能にする
とともに、コスト低減をも可能なガス絶縁開閉装置を提
供することができる。
【0048】また、この発明の請求項5によれば、断面
がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気機器を収納するとと
もに所定の圧力で絶縁ガスが充填され、容器の長径側両
端にフランジを有する一対の筒状の枝管が分岐されたガ
ス絶縁開閉装置において、各枝管の各フランジ間を連結
した補強部材を備えた構成としたので、容器全体の板厚
を厚くすることなく、変形の防止を可能にするととも
に、コスト低減をも可能なガス絶縁開閉装置を提供する
ことができる。
【0049】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、補強部材はフランジと着脱可能に形成さ
れた構成としたので、容器全体の板厚を厚くすることな
く、変形の防止を可能にするとともに、コスト低減をも
可能なガス絶縁開閉装置を提供することができる。
【0050】また、この発明の請求項7によれば、断面
がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気機器を収納するとと
もに所定の圧力で絶縁ガスが充填され、上記容器の長径
側の一方にフランジを有する筒状の枝管が分岐されたガ
ス絶縁開閉装置において、容器の短径側の外側に固着さ
れた板状の第1の補強部材、及び第1の補強部材と枝管
のフランジとを連結した第2の補強部材を備えた構成と
したので、容器全体の板厚を厚くすることなく、変形の
防止を可能にするとともに、コスト低減をも可能なガス
絶縁開閉装置を提供することができる。
【0051】また、この発明の請求項8によれば、断面
がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気機器を収納するとと
もに所定の圧力で絶縁ガスが充填され、容器の長径側の
一方に筒状の枝管が分岐されたガス絶縁開閉装置におい
て、主管の短径側外面、枝管の外面及びフランジに沿っ
て固着された一対の補強部材を備えた構成としたので、
容器全体の板厚を厚くすることなく、変形の防止を可能
にするとともに、コスト低減をも可能なガス絶縁開閉装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係わる三相一括ガ
ス絶縁開閉装置の一部を破断して示す正面図である。
【図2】 図1のガス絶縁開閉装置の要部を断面で示す
平面図である。
【図3】 図1及び図2中の断面がほぼ楕円形状の容器
の構成を示す斜視図である。
【図4】 図3中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開
閉装置の要部の構成を断面で示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係わるガス絶縁開
閉装置の要部の構成を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係わるガス絶縁開
閉装置の容器の構成を示す斜視図である。
【図8】 図7中のVIII−VIII線に沿う断面図
である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係わるガス絶縁開
閉装置の要部の構成を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態6に係わるガス絶縁
開閉装置の容器の構成を示す斜視図である。
【図11】 図10中のXI−XI線に沿う断面図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態7に係わるガス絶縁
開閉装置の容器の構成を示す斜視図である。
【図13】 図12中のXIII−XIII線に沿う断
面図である。
【図14】 従来の三相一括ガス絶縁開閉装置の一部を
破断して示す正面図である。
【図15】 図14中の要部を断面で示す断面図であ
る。
【符号の説明】
40,61,65,67,73,81,86 容器、4
1 主管、42〜45,68,69,74,75,87
枝管、60,62〜64,66,72,80 補強部
材、70,71,76,77,83,88 フランジ、
84 第1の補強部材、85 第2の補強部材。
フロントページの続き (72)発明者 貞国 仁志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3J071 AA02 CC11 DD36 EE05 FF03 5G017 HH01 5G028 GG24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
    機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
    れたガス絶縁開閉装置において、両端が上記容器の長径
    側内面に上記容器の長径側の軸線に対向して固着された
    一対の補強部材を備えたことを特徴とするガス絶縁開閉
    装置。
  2. 【請求項2】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
    機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
    れたガス絶縁開閉装置において、両端が上記容器の長径
    側内面と短径側内面に上記容器の長径側及び短径側の各
    軸線に対向してそれぞれ固着された一対の第1及び第2
    の補強部材を備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
    機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
    れたガス絶縁開閉装置において、上記容器の短径側内面
    に沿って固着された一対の補強部材を備えたことを特徴
    とするガス絶縁開閉装置。
  4. 【請求項4】 補強部材は容器の軸方向の中央部近傍に
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 【請求項5】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
    機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
    れ、上記容器の長径側両端にフランジを有する一対の筒
    状の枝管が分岐されたガス絶縁開閉装置において、上記
    各枝管の各フランジ間を連結した補強部材を備えたこと
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
  6. 【請求項6】 補強部材はフランジと着脱可能に形成さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載のガス絶縁開
    閉装置。
  7. 【請求項7】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
    機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
    れ、上記容器の長径側の一方にフランジを有する筒状の
    枝管が分岐されたガス絶縁開閉装置において、上記容器
    の短径側の外側に固着された板状の第1の補強部材、及
    び上記第1の補強部材と上記枝管のフランジとを連結し
    た第2の補強部材とを備えたことを特徴とするガス絶縁
    開閉装置。
  8. 【請求項8】 断面がほぼ楕円形の筒状の容器内に電気
    機器を収納するとともに所定の圧力で絶縁ガスが充填さ
    れ、上記容器の長径側の一方に筒状の枝管が分岐された
    ガス絶縁開閉装置において、上記主管の短径側外面、上
    記枝管の外面及びフランジに沿って固着された一対の補
    強部材を備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP2000147163A 2000-05-19 2000-05-19 ガス絶縁開閉装置 Pending JP2001327012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147163A JP2001327012A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 ガス絶縁開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147163A JP2001327012A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 ガス絶縁開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001327012A true JP2001327012A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18653378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000147163A Pending JP2001327012A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 ガス絶縁開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001327012A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102811577A (zh) * 2012-08-01 2012-12-05 中国西电电气股份有限公司 高压电气壳体翻边插接一体化结构
KR101463669B1 (ko) 2010-01-18 2014-11-19 에이비비 테크놀로지 아게 전기 스위치기어 유닛을 위한 압축된 가스 절연된 조립체의 하우징

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186315A (ja) * 1982-04-21 1983-10-31 東芝プラント建設株式会社 管状体の連結装置
JPS60201200A (ja) * 1984-03-22 1985-10-11 Babcock Hitachi Kk 圧力容器据付具
JPS61191210A (ja) * 1985-02-20 1986-08-25 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置
JPH08161982A (ja) * 1994-12-02 1996-06-21 Toshiba Corp ガス断路器
JPH09322336A (ja) * 1996-05-30 1997-12-12 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置
JPH10150707A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186315A (ja) * 1982-04-21 1983-10-31 東芝プラント建設株式会社 管状体の連結装置
JPS60201200A (ja) * 1984-03-22 1985-10-11 Babcock Hitachi Kk 圧力容器据付具
JPS61191210A (ja) * 1985-02-20 1986-08-25 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置
JPH08161982A (ja) * 1994-12-02 1996-06-21 Toshiba Corp ガス断路器
JPH09322336A (ja) * 1996-05-30 1997-12-12 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置
JPH10150707A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101463669B1 (ko) 2010-01-18 2014-11-19 에이비비 테크놀로지 아게 전기 스위치기어 유닛을 위한 압축된 가스 절연된 조립체의 하우징
CN102811577A (zh) * 2012-08-01 2012-12-05 中国西电电气股份有限公司 高压电气壳体翻边插接一体化结构
CN102811577B (zh) * 2012-08-01 2015-04-22 中国西电电气股份有限公司 高压电气壳体翻边插接一体化结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2666958B2 (ja) 金属ケーシング入りの密封圧力ガス入り三相密閉型高電圧開閉装置
JP4058907B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
KR101309362B1 (ko) 스위치기어를 위한 가로 분해 모듈
WO2008075436A1 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH11318011A (ja) 補償要素を備えたガス絶縁高圧開閉設備のカプセル装置
JP2001327012A (ja) ガス絶縁開閉装置
KR890001191B1 (ko) 가스 절연 개폐장치
US5907122A (en) Gas insulated electrical apparatus
JP4575325B2 (ja) ガス絶縁母線
JP3268567B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP4470228B2 (ja) 真空スイッチ
JPH10150707A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2003023708A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH066647Y2 (ja) ガス絶縁電気機器の接続装置
JP2007295669A (ja) ガス絶縁開閉装置
EP3944276B1 (en) Circuit breaker compartment
JPH0613564Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0115071Y2 (ja)
JP2723315B2 (ja) 管路気中母線
JPH07264754A (ja) 導体サポート
JP2588263B2 (ja) 3相ガス絶縁開閉装置
WO2004054057A1 (ja) ガス絶縁スイッチギヤ
JPH0747928Y2 (ja) 電界緩和装置
JPH0628890Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH11122730A (ja) ガス絶縁開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905