JP2001325725A - 磁気転写装置 - Google Patents

磁気転写装置

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JP2001325725A
JP2001325725A JP2000141182A JP2000141182A JP2001325725A JP 2001325725 A JP2001325725 A JP 2001325725A JP 2000141182 A JP2000141182 A JP 2000141182A JP 2000141182 A JP2000141182 A JP 2000141182A JP 2001325725 A JP2001325725 A JP 2001325725A
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JP
Japan
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hard disk
disk
magnetic transfer
transfer
magnetic
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JP2000141182A
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English (en)
Inventor
Masaki Kondo
昌樹 近藤
Nobuhide Matsuda
信英 松田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未処理のハードディスクを磁気転写工程に効
率よく搬送し、正確な磁気転写を行い得る磁気転写装置
を提供する。 【解決手段】 カセット2に垂直に収容されたハードデ
ィスク1を出し入れ部4により1枚取り出し、これを受
け渡し部3の保持具5aに保持する。保持具5aは回転
台6により反転し、スライダ7により移動して吸着保持
部8に受け渡す。吸着保持部8はハードディスク1を磁
気転写工程に供し、転写処理済みのハードディスク1は
保持具5aまたは5b、出し入れ部4を通じてカセット
2に回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクに
マスターディスクのパターンを磁気的に転写する磁気転
写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録技術の進歩により磁気記録装置
の大容量化あるいは小型化が進展している。中でもハー
ドディスクドライブの高密度記録による記録容量の向上
は目ざましいものがある。
【0003】前記ハードディスクドライブは、複数枚の
磁気ディスクと、各磁気ディスクそれぞれに対応する磁
気ヘッドと、記録再生のための電子回路とを備えて構成
される。このハードディスクドライブの製造工程では、
ハードディスクにフォーマット情報、アドレス情報等の
磁気信号が書き込まれる。この磁気信号の書き込みは、
ハードディスクドライブ自身の書き込みヘッドを用いる
こともできるが、磁気信号を記録したマスターディスク
を用いて転写によりハードディスクに一括して磁気信号
を記録することができ、効率的な磁気転写が可能であ
る。このようにマスターディスクから磁気信号をハード
ディスクに転写する従来装置の構成を図6に示す。
【0004】図6において、架台101上に配設された
ロボット102は、複数のハードディスク1を水平に収
容したカセット103から1枚のハードディスク1を吸
着保持し、これを初期化モータ105上に移動させる。
初期化モータ105には磁石106を設置した初期化タ
ーンテーブル105aがあり、初期化モータ105によ
りターンテーブル105aを回転させ、ハードディスク
1から数mm離れた位置で磁石106を回転させること
により、ハードディスク1を磁気的に初期化する。ロボ
ット102は初期化されたハードディスク1を転写モー
タ107上に移動させ、ハードディスク1の吸着を解除
して、ハードディスク1を転写モータ107上に装填す
る。ハードディスク1はその中心穴がテーパーボス10
8に沿って下降することにより、転写ターンテーブル1
07a上に位置決めされる。
【0005】転写モータ107上に位置決めされたハー
ドディスク1に対し、保持アーム112に取り付けられ
たマスターディスク111が昇降駆動部113の下降動
作によりハードディスク1上に載置される。マスターデ
ィスク111には、図7に示すように、堅持部114が
取り付けられ、これをテーパーボス108に嵌入させる
ことにより転写モータ107上に位置決めされ、ハード
ディスク1とマスターディスク111との位置決めがな
される。
【0006】ハードディスク1の中心穴側から真空吸引
すると、マスターディスク111に形成された高さ10
nm程度のサーボパターン115の間の空気が吸引され
てマスターディスク111とハードディスク1とは密着
する。この状態で磁石昇降部110により磁石109を
マスターディスク111上に下降させ、磁界を加えた状
態で転写モータ107によりハードディスク1及びマス
ターディスク111を回転させることにより、マスター
ディスク111に記録された転写情報がハードディスク
1に転写される。
【0007】転写モータ107上から磁石109及びマ
スターディスク111が退避すると、ロボット102は
転写モータ107上からハードディスク1を吸着保持し
てカセット103に移動し、転写済みのハードディスク
1をカセット103に収納する。引き続いて転写を行う
ときには、ロボット102は再びカセット103から未
処理のハードディスク1を取り出し、上記の動作を繰り
返すことにより、ハードディスク1の磁気転写工程が実
施される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置においては、1枚のハードディスク1をカセット
103から取り出し、磁気転写して再びカセット103
に戻すまでに要する所要時間は数10秒要し、生産性が
低い問題点があった。これは、ロボット102によって
ハードディスク1を搬送しているため、ハンドリングに
要する時間が大きいことに加え、転写モータ107上に
位置決め配置するときに接触によるダストの発生を抑え
るためにハードディスク1の転写モータ107上への装
填に時間をかけて動作するなどの要因による。
【0009】また、磁気転写の作業はクリーンルーム内
で行われるが、ハードディスク1の表面が上向きに配置
されるため、クリーンルーム内のダウンフローによりハ
ードディスク1上にダストが付着する可能性が高くなる
問題があった。
【0010】また、ハードディスク1とマスターディス
ク111との位置合わせは、転写モータ107上のテー
パーボス108を用いて機械的に行っているため、位置
合わせの精度はテーパーボス108との間に形成される
間隙のサイズ以下にすることはできない問題点があっ
た。
【0011】また、真空吸着によりハードディスク1に
マスターディスク111を密着させるとき、真空吸着に
よりマスターディスク111に変形が生じてハードディ
スク1にキズが発生する恐れがあった。ハードディスク
1のキズは欠陥ディスクとなることは勿論であるが、こ
のときマスターディスク111にもキズが発生すると、
以降の転写処理によってハードディスク1にキズを発生
させてしまうことになる。
【0012】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて創
案されたもので、磁気転写を効率的に行うと共に、転写
精度、転写品質の向上を図った磁気転写装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、転写情報が記録されたマスターディスク
に、中心穴が形成されたハードディスクを対面密着させ
て磁界を加えることにより、マスターディスクに記録さ
れた転写情報をハードディスクに転写する磁気転写装置
であって、前記ハードディスクをその面が垂直方向にな
るようにして複数列に収容する収容手段と、この収容手
段から任意のハードディスクを出し入れする出し入れ手
段と、ハードディスクを保持して磁気転写に供する磁気
転写手段と、ディスク出し入れ手段と磁気転写手段との
間にハードディスクを受け渡しする受け渡し手段と、こ
の受け渡し手段をディスク出し入れ手段と磁気転写手段
との間に移動させる移動手段とを備えてなることを特徴
とするものである。
【0014】上記構成によれば、収容手段に収容された
複数のハードディスクは出し入れ手段により取り出さ
れ、受け渡し手段により磁気転写手段に受け渡されて磁
気転写処理がなされ、処理済みのハードディスクは再び
受け渡し手段から出し入れ手段を通じて収容手段に収容
される。出し入れ手段、受け渡し手段は独立して動作す
るので、磁気転写手段による転写工程が実施されている
間に、次に処理するハードディスクを準備し、処理済み
のハードディスクを収納手段に収容する動作を行ったり
することができるので、効率のよい磁気転写がなされ、
ハードディスクの生産性を向上させることができる。ま
た、ハードディスクを垂直方向に向けて取り扱うので、
装置の設置スペースを少なくすることができ、クリーン
ルーム内のダウンフローによるダストの付着が防止でき
る。
【0015】上記構成において、受け渡し手段は、移動
手段によって移動される回転手段上にハードディスク保
持手段を備えて構成され、回転手段によりハードディス
ク保持手段を所定方向に向けてハードディスクの受け渡
しを行うように構成することにより、磁気転写手段によ
る転写工程が実施されている間に、次に処理するハード
ディスクを準備し、処理済みのハードディスクを収納手
段に収容する動作を行うことを効率的に実施することが
できる。
【0016】また、収容手段は、これをハードディスク
の配列方向に移動させ、出し入れ手段により出し入れす
るハードディスクを所定位置に位置決めする位置決め手
段上に搭載することにより、出し入れ手段は一定位置で
動作し、位置決め手段による収容手段の移動により任意
のハードディスクを出し入れすることができ、簡単な構
成で確実な動作がなされる。
【0017】また、磁気転写手段は、マスターディスク
に設けられたアライメントマーク及びハードディスクの
中心穴の位置を検出する位置検出手段と、検出されたア
ライメントマーク及びハードディスクの中心穴の位置か
らマスターディスクの中心とハードディスクの中心穴の
中心との間の位置ずれ量及び位置ずれ方向を算出し、算
出された位置ずれ量及び位置ずれ方向に基づいてマスタ
ーディスクの位置を調整する位置決め手段とを備えて構
成することにより、ハードディスクとマスターディスク
との位置決めが機械的な接触を伴うことなく実施でき、
機械的接触によるダストの発生をなくして精度のよい磁
気転写を行うことができる。
【0018】また、磁気転写手段は、マスターディスク
にハードディスクを対面当接させたとき、中心穴を通し
てマスターディスクをハードディスク側に真空吸引して
両ディスクを密着させる密着吸引手段と、中心穴に対応
するマスターディスクの中央部分を密着方向と反対の方
向に吸引する変形防止吸引手段とを備えて構成すること
により、マスターディスクにハードディスクは密着する
と同時に、真空吸引により変形防止吸引手段により密着
方向と反対方向に吸引することにより、密着のための吸
引によりマスターディスクの中心部分が変形することが
防止され、平面性を保って密着させることができる。
【0019】また、ハードディスクの面方向を垂直方向
に保持して一連の動作を実行することにより、磁気転写
に要する装置の専有面積が縮小でき、クリーンルーム内
のダウンフローによるダストの付着も防止することがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0021】本実施形態は、ハードディスクドライブに
用いられるハードディスクへのフォーマット情報やアド
レス情報等の書き込みを、フォーマット情報やアドレス
情報等を記録したマスターディスクから磁気転写によっ
て一括して転写する磁気転写装置について示すものであ
る。
【0022】図1は、実施形態に係る磁気転写装置の要
部構成を示すもので、複数のハードディスク1を収容し
たカセット(収容手段)2、このカセット2から任意の
ハードディスク1を出し入れする出し入れ部(出し入れ
手段)4、ハードディスク1を保持する2つの保持具5
a、5bを回転台6上に搭載した受け渡し部(受け渡し
手段)3、この受け渡し部3を移動させるスライダ(移
動手段)7、受け渡し部3の保持具5a、5bからハー
ドディスク1を吸着保持して磁気転写に供する吸着保持
部8を備えて構成されている。
【0023】前記カセット2は、位置決め部(位置決め
手段)9によってハードディスク1の配列方向に移動
し、出し入れ部4が出し入れ動作する位置に出し入れす
るハードディスク1を移動させる。出し入れ部4はハー
ドディスク1を載置したディスクホルダ(図示せず)を
押し出すことによりハードディスク1をカセット2から
取り出し、ディスクホルダを引き込むことによりハード
ディスク1をカセット2を取り込む。従って、取り出し
または取り込む位置が出し入れ部4の位置になるよう
に、位置決め部9によってカセット2を移動させ、位置
決めすると、任意のハードディスク1をカセット2から
取り出し、任意位置にハードディスク1を取り込むこと
ができる。
【0024】磁気転写の処理を行うハードディスク1
は、カセット2に収容されて位置決め部9上に供給され
る。位置決め部9は処理するハードディスク1が出し入
れ部4の位置になるようにカセット2を位置決めする。
ハードディスク1は出し入れ部4によりカセット2から
取り出されるので、受け渡し部3はスライダ7によって
移動して、保持具5aによって取り出されたハードディ
スク1を受け取る。保持具5a、5bは3本の爪が開閉
するように構成されており、3本の爪をハードディスク
1の中心に開口した中心穴に差し入れ、3本の爪による
径が拡大するように開くことによりハードディスク1を
保持する。
【0025】保持具5aにハードディスク1を保持した
受け渡し部3は、回転台6によって保持具5a、5bの
向きを180度反転し、スライダ7により吸着保持部8
側に移動し、保持具5aが保持したハードディスク1を
吸着保持部8に吸着させることにより受け渡す。吸着保
持部8は後述する磁気転写部10に移動して、保持した
ハードディスク1に対して初期化、磁気転写等の処理が
なされる。
【0026】ハードディスク1が取り出されたカセット
2は、次のハードディスク1を取り出すために位置決め
部9により移動するので、出し入れ部4は位置決めされ
た位置からハードディスク1を取り出す。前記回転台6
による受け渡し部3の反転動作により一方の保持具5b
がカセット2側に向いているので、スライダ7により受
け渡し部3が移動し、保持具5bにより出し入れ部4か
らハードディスク1を受け取る。受け渡し部3はスライ
ダ7によって移動し、吸着保持部8に磁気転写の処理済
みのハードディスク1が移動しているときは、空いてい
る保持具5aにより処理済みハードディスク1を受け取
り、回転台6による反転動作により未処理ハードディス
ク1を保持した保持具5bと、処理済みハードディスク
1を保持した保持具5aとの位置を入れ換える。未処理
ハードディスク1は吸着保持部8に受け渡され、処理済
みのハードディスク1を保持した保持具5aはスライダ
7による受け渡し部3の移動により出し入れ部4に処理
済みハードディスク1を渡すことができるので、位置決
め部9によってカセット2が処理済みハードディスク1
の収容位置が位置決めされたとき、出し入れ部4の動作
によって処理済みハードディスク1はカセット2の所定
位置に収納される。
【0027】位置決め部9によるカセット2の位置決
め、出し入れ部4の出し入れ動作、受け渡し部3による
保持具5a、5bの動作、回転台6による保持具5a、
5bの反転動作、スライダ7による受け渡し部3の移動
動作は、図示しない制御装置によって吸着保持部8が保
持したハードディスク1の磁気転写の処理に合わせ、無
駄な待ち時間が発生しないように制御される。また、カ
セット2に所定数の処理済みのハードディスク1が回収
されたときには、磁気転写の諸動作が行われている間に
カセット2の入れ換えがなされ、効率的な磁気転写の動
作がなされる。
【0028】次に、前記吸着保持部8に保持されたハー
ドディスク1に磁気転写する磁気転写部10について、
図2、図3を参照して説明する。
【0029】吸着保持部8は、ハードディスク1の中心
穴1aの直径より大きな内径の円筒形に形成された筒体
部22に、その先端に開口する保持用吸引口23から真
空吸引することによってハードディスク1を吸着保持す
る。また、筒体部22の内部には透明ガラス体21が取
り付けられ、先端側の空間に開口する密着用吸引口(密
着吸引手段)24から真空吸引されるように構成されて
いる。この吸着保持部8は、図2に示すように、ハード
ディスク1を保持して移動し、マスターディスク11と
CCDカメラ(位置ずれ検出手段)15との間の所定位
置に位置決めされる。
【0030】マスターディスク11はシリコン基板によ
って形成され、その表面に放射状にパターン20が形成
され、その中心、即ちマスターディスク11の中心にア
ライメントマーク18が形成されている。図3に示すよ
うに、CCDカメラ15から透明ガラス体21及びハー
ドディスク1の中心穴1aを通して前記アライメントマ
ーク18を撮像し、これを画像処理することにより、中
心穴1aの中心からのアライメントマーク18の位置ず
れ方向及び位置ずれ量が検出される。これによって吸着
保持部8に保持されたハードディスク1の保持位置の位
置ずれが検出できる。マスターディスク11からハード
ディスク1への磁気転写は、それぞれの中心を一致させ
て行う必要があるので、検出された位置ずれ方向、位置
ずれ量を補正する。
【0031】図2に示すように、マスターディスク11
はディスク保持部14に保持され、ディスク保持部14
はX−Y軸方向に移動させるXY軸移動機構(位置決め
手段)12上に取り付けられており、検出された位置ず
れ方向及び位置ずれ量に基づいてXY移動機構12を制
御することにより、マスターディスク11は吸着保持部
8に保持されたハードディスク1と中心を一致した状態
に移動する。ハードディスク1に位置決めされたマスタ
ーディスク11は、Z軸移動機構13によりハードディ
スク1側に移動し、図4に示すように、マスターディス
ク11とハードディスク1とは対面当接する。
【0032】図4において、マスターディスク11は有
底円筒形に形成されたディスク保持部14に保持用吸引
口16から真空吸引されることによって保持されてい
る。マスターディスク11とハードディスク1とが対面
当接したとき、筒体部22に設けられた密着用吸引口2
4から真空吸引することによって、ハードディスク1の
中心に開口する中心穴1aから吸引する力がマスターデ
ィスク11に及ぶので、ハードディスク1とマスターデ
ィスク11とは密着する。このときディスク保持部14
に設けられた変形防止用吸引口(変形防止吸引手段)1
7から真空吸引すると、ハードディスク1側からの真空
吸引の力が最も大きく加わる中心穴1aに対応するマス
ターディスク11の中央部がハードディスク1側に変形
することが防止され、平面性を保ってハードディスク1
に密着させることができる。
【0033】マスターディスク11にハードディスク1
が密着した状態で、マスターディスク11の背面側で図
示しない磁石を回転させることによって、マスターディ
スク11に記録された転写情報がハードディスク1に転
写される。
【0034】磁気転写が終了したハードディスク1は、
吸着保持部8の移動により受け渡し部3の保持具5に受
け渡され、前述したような工程手順によりカセット2に
戻される。
【0035】前記吸着保持部8に保持されたハードディ
スク1の保持位置の位置ずれは、図5に示すように検出
することもできる。図5に示すように、ハードディスク
1を吸着保持部8に垂直に保持した状態にして、レーザ
ー変位計25のプローブ25aの先端をハードディスク
1の中心穴1aに入れ、モータ26によりハードディス
ク1と同軸で回転させ、中心穴1aとの間の距離を測定
する。この測定から中心穴1aの中心位置の位置ずれ方
向及び位置ずれ量を算出し、この算出値に基づいてXY
軸移動機構12(図2参照)を駆動してマスターディス
ク11の中心位置をハードディスク1の中心位置に一致
させる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、複数
枚のハードディスクを垂直に収容したカセットから磁気
転写工程にハードディスクを効率よく搬送でき、転写処
理後は速やかにカセットに回収でき、少ない設置スペー
スで生産性よく磁気転写を実施することができる。ま
た、ハードディスクはマスターディスクに密着して正確
確実な磁気転写がなされる。また、ハードディスクはそ
の面を垂直方向に向けて取り扱われるので、クリーンル
ーム内のダウンフローによるダストの付着を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る磁気転写装置の構成を示す平面
図である。
【図2】磁気転写部の構成を示す斜視図である。
【図3】ハードディスクのマスターディスクに対する位
置ずれの測定構成を示す断面図である。
【図4】ハードディスクとマスターディスクとの密着構
造を示す断面図である。
【図5】ハードディスクの保持位置の偏りの測定構成の
別態様を示す斜視図である。
【図6】従来の磁気転写装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の磁気転写の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハードディスク 1a 中心穴 2 カセット(収容手段) 3 受け渡し部(受け渡し手段) 4 出し入れ部(出し入れ手段) 5a、5b 保持具 6 回転台 7 スライダ(移動手段) 8 吸着保持部 9 位置決め部 10 磁気転写部 11 マスターディスク 12 XY軸移動機構(位置決め手段) 15 CCDカメラ(位置ずれ検出手段) 17 変形防止用吸引口(変形防止吸引手段) 18 アライメントマーク 24 密着用吸引口(密着吸引手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写情報が記録されたマスターディスク
    に、中心穴が形成されたハードディスクを対面密着させ
    て磁界を加えることにより、マスターディスクに記録さ
    れた転写情報をハードディスクに転写する磁気転写装置
    であって、 前記ハードディスクをその面が垂直方向になるようにし
    て複数列に収容する収容手段と、この収容手段から任意
    のハードディスクを出し入れする出し入れ手段と、ハー
    ドディスクを保持して磁気転写に供する磁気転写手段
    と、ディスク出し入れ手段と磁気転写手段との間にハー
    ドディスクを受け渡しする受け渡し手段と、この受け渡
    し手段をディスク出し入れ手段と磁気転写手段との間に
    移動させる移動手段とを備えてなることを特徴とする磁
    気転写装置。
  2. 【請求項2】 受け渡し手段は、移動手段によって移動
    される回転手段上にハードディスク保持手段を備えて構
    成されてなる請求項1に記載の磁気転写装置。
  3. 【請求項3】 収容手段は、これをハードディスクの配
    列方向に移動させ、出し入れ手段により出し入れするハ
    ードディスクを所定位置に位置決めする位置決め手段上
    に搭載されてなる請求項1または2に記載の磁気転写装
    置。
  4. 【請求項4】 磁気転写手段は、マスターディスクに設
    けられたアライメントマーク及びハードディスクの中心
    穴の位置を検出する位置検出手段と、検出されたアライ
    メントマーク及びハードディスクの中心穴の位置からマ
    スターディスクの中心とハードディスクの中心穴の中心
    との間の位置ずれ量及び位置ずれ方向を算出し、算出さ
    れた位置ずれ量及び位置ずれ方向に基づいてマスターデ
    ィスクの位置を調整する位置決め手段とを備えてなる請
    求項1〜3いずれか一項に記載の磁気転写装置。
  5. 【請求項5】 磁気転写手段は、マスターディスクにハ
    ードディスクを対面当接させたとき、中心穴を通してマ
    スターディスクをハードディスク側に真空吸引して両デ
    ィスクを密着させる密着吸引手段と、中心穴に対応する
    マスターディスクの中央部分を密着方向と反対の方向に
    吸引する変形防止吸引手段とを備えてなる請求項1また
    は4に記載の磁気転写装置。
  6. 【請求項6】 ハードディスクの面方向を垂直方向に保
    持して一連の動作を実行する請求項1〜5いずれか一項
    に記載の磁気転写装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008041852A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Hitachi Ltd インプリント方法及びインプリント装置
US8268209B2 (en) 2006-01-18 2012-09-18 Hitachi, Ltd. Pattern forming method and its mold

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US8268209B2 (en) 2006-01-18 2012-09-18 Hitachi, Ltd. Pattern forming method and its mold
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