JP2001325378A - インターネットを利用した広告システム及び広告作成支援ツール - Google Patents

インターネットを利用した広告システム及び広告作成支援ツール

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JP2001325378A
JP2001325378A JP2000332034A JP2000332034A JP2001325378A JP 2001325378 A JP2001325378 A JP 2001325378A JP 2000332034 A JP2000332034 A JP 2000332034A JP 2000332034 A JP2000332034 A JP 2000332034A JP 2001325378 A JP2001325378 A JP 2001325378A
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Katsuya Muto
克哉 武藤
Kenichi Kojima
健一 小島
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AZ Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットを利用した広告システム及
び広告を容易に作成することができるを広告作成支援ツ
ールを提供すること。 【解決手段】 インターネット上のサーバ11に開設
されたホームページに広告主30から募った広告Iaを
掲載し、この広告Iaを顧客20に情報として提供する
インターネットINを利用した広告システム1であっ
て、顧客20は予め自己の個人情報Idをホームページ
を開設した中間業務体10に提供し、中間業務体10は
顧客20から広告Iaの閲覧要求があった場合には個人
情報Id及び広告Iaに予め設定された閲覧許可条件に
基づいて所定の広告Iaを閲覧可能とし、かつ、中間業
務体10は顧客20が閲覧可能となった広告Iaを閲覧
した場合には一つの広告Iaについて所定の回数、閲覧
した広告Iaの数に応じて所定のインセンティブを前記
顧客20に与える。また、広告作成支援ツールをダウン
ロードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用した広告システム及び広告作成支援ツールに関し、
殊に、広告主及び顧客の双方共に無駄がなく、また広告
主は容易に広告を作成することのできるインターネット
を利用した広告システム及び広告作成支援ツールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来新聞の折り込み広告が知られてい
る。新聞の折り込み広告は、地域のスーパーマーケッ
ト、家具店、電気店やディスカウントショップなどの特
売情報に関し、当該地域における種々の生活に必要な情
報を提供してくれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、折り込
み広告は、情報として新聞の購読者すべてが必要として
いるものではない。例えば、自動車ディーラの広告を、
自動車運転免許を持たない人に配布しても無駄になる確
率が高く、情報として役立てられることなくゴミとして
捨てられる可能性が高い。この場合、広告主は無駄な広
告を配布したことになる。また、広告主にとって、折り
込み広告の料金は馬鹿にならないものである。したがっ
て、広告を、必要としている人に選択的に配布すること
ができるようにする方策が望まれる。
【0004】また、広告主は、何とか自己の広告を見て
もらおうと様々な工夫をしているが、顧客の目にとまら
ずに見過ごされ、無駄になってしまうものが多い。した
がって、広告が顧客の目にとまるようにして、無駄なく
広告を配布することができるようにする方策が望まれ
る。このことは、近年さかんに行われるようになったイ
ンターネット上に掲載される広告でも同じである。
【0005】ところで、インターネット上に掲載される
広告はHTML(Hyper Text Markup Language)などに
より作成されるため、広告を作成するにはHTMLなど
の知識が必要となり、誰でも簡単に作成できるものでは
ない。このため、広告の作成を代行する業者に広告作成
を依頼することが行われる。しかし、業者に依頼すると
日数がかかると共に費用が必要になる。殊に、広告対象
となる商品を頻繁に変更する場合は、日数を要するのは
不利益であり、かつ費用も馬鹿にならない。また、広告
を掲載した場合にはこれに付随してアンケートなどによ
る市場調査を行うことができればよいが、市場調査を行
うにはHTMLなどの知識以外に、データ処理に関する
知識が必要になる。
【0006】そこで、本発明は、広告主及び顧客の双方
共に無駄がなく必要な情報を得ることができるインター
ネットを利用した広告システム及び広告主が容易に広告
を作成することができ、またアンケート調査も容易に行
うことができるようにする広告作成支援ツールを提供す
ることを主たる課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した第1
態様の発明(請求項1)は、インターネット上のサーバ
に開設されたホームページに広告主から募った広告を掲
載し、この広告を顧客に情報として提供するインターネ
ットを利用した広告システムである。この広告システム
では、前記顧客は予め自己の個人情報を前記ホームペー
ジを開設した中間業務体に提供し、前記中間業務体は前
記顧客から前記広告の閲覧要求があった場合には前記個
人情報及び前記広告に予め設定された閲覧許可条件に基
づいて所定の広告を閲覧可能とする。そして、前記中間
業務体は前記顧客が前記閲覧可能となった広告を閲覧し
た場合には、1つの広告について所定の回数、閲覧した
広告の数に応じて所定のインセンティブを前記顧客に与
える構成とした。
【0008】この構成によれば、顧客が予め提供してい
る個人情報及び前記広告に予め設定された閲覧許可条件
に基づいて、その顧客が必要としている広告が閲覧可能
になる。顧客は、閲覧可能になった広告を閲覧すると所
定のインセンティブが与えられる。インセンティブは閲
覧可能となっている広告の数だけ与えられる。つまり、
顧客の個人情報及び前記広告に予め設定された閲覧許可
条件(発明の実施の形態における「広告別閲覧許可条件
テーブル」)に基づいて広告が閲覧可能になっているの
で、顧客は必要性の高い情報を広告から得ることができ
る。一方、広告主は購入の可能性が高い優良な顧客に自
己の広告を見てもらうことができる。換言すると、広告
主は広告したい顧客層に限定して広告を配信することが
できる。ところで、同じ顧客が同じ広告を何度も閲覧す
ることがあるが、この場合は原則として1回に限りイン
センティブが与えられる。これにより、インセンティブ
目当ての広告の閲覧を防止して、広告主の負担を軽減す
る。ここで、インセンティブ(incentive)は、顧客が
広告を自発的に見るようにするための誘引ないし動機付
けとなるものである。インセンティブとしては、現金、
景品や商品券など様々なものが該当する。なお、中間業
務体は、広告主から広告を募ることで収益を得ることが
できる。ここで、中間業務体は、インターネット上に情
報を提供することのできるサーバを有していることが前
提である。また、顧客は、インターネット閲覧可能なパ
ーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)など
やインターネット閲覧可能な携帯電話(PHSを含む)
などを端末として所有していること、あるいはこれらパ
ソコンなどや携帯電話などを端末として使用可能なこと
が前提である。
【0009】ちなみに、特許請求の範囲における「前記
広告の閲覧要求があった場合には前記個人情報及び前記
広告に予め設定された閲覧許可条件に基づいて所定の広
告を閲覧可能とし」とは、発明の実施の形態のように、
サーバの閲覧処理プログラムが、個人情報から作成され
サーバが備える「顧客別閲覧要求条件テーブル」と、
「広告別閲覧許可条件テーブル」とを対比して、マッチ
した広告情報を取得し、この取得した広告情報に基づい
て広告情報一覧画面を作成し、顧客端末に送信すること
を含んで意味するものである。
【0010】また、特許請求の範囲における「1つの広
告について所定の回数」は、発明の実施の形態では、イ
ンセンティブのみを目当てにした閲覧を防ぐために1つ
の広告について1回に設定してある。ただし、広告情報
の閲覧効果を高めるため、あるいはホームページへのア
クセス数を増やすため、1つの広告について複数回(2
回・3回程度)に設定してもよい。この場合は、所定の
期間をおいて、あるいは再びホームページに接続し直し
た際に限り、同一広告について次のインセンティブを与
えるようにするのが好ましい。インセンティブのみを目
当てにした閲覧を防ぎつつ、ホームページへのアクセス
数を増やすことができるからである。
【0011】また、第1態様の発明(請求項2)は、前
記閲覧可能となる広告を、予め顧客の閲覧要求条件に基
づいて絞り込む構成とした。
【0012】閲覧可能となった広告が膨大な場合は、顧
客はこれをすべて閲覧することができない場合がある。
本構成によれば、2次検索などすることなく、広告情報
を予め絞り込むことができる。なお、特許請求の範囲に
おける「閲覧要求条件」は、発明の実施の形態では前記
した「顧客別閲覧要求条件テーブル」に記述される。こ
のテーブルを閲覧処理プログラムが参照して、マッチす
る広告情報を取得する。つまり、請求項1の態様は、ど
ちらかといえば、広告主が広告を見せたいと思う顧客に
当該広告を配信するというものであるが、請求項2の態
様は、顧客の意思がより反映され、広告主が見せたいと
思う広告の中から顧客のより見たいと思う広告が配信さ
れるようになる。即ち、双方が許可した広告のみが顧客
のもとに配信される(ダブルパーミッション)。
【0013】また、第1態様の発明(請求項3)は、前
記インセンティブが現金であり、かつ、そのインセンテ
ィブの額が所定の金額に達した場合に、前記中間業務体
から金融機関を通して前記顧客に支払われる構成とし
た。
【0014】この構成によれば、景品などの物とは異な
り現金であるので、金融機関に開設された預貯金口座を
通しての送金など、インセンティブの受け渡しに際する
手間を大幅に削減することができる。また、支払いは
「所定の金額に達した場合」に行われる、つまり、まと
めて行われるので、金融機関への手数料が低減される。
ここで、「支払われる」とは、現実に支払われる場合と
支払い可能な状態になる場合の双方を意味する。後者の
場合は、例えば、顧客が有する端末からの指示に基づい
て支払いがなされる。
【0015】また、第1態様の発明(請求項4)は、前
記広告主が前記広告を閲覧可能とする期間を設定し、前
記中間業務体は、この設定された期間内に限り当該広告
を閲覧可能とする構成とした。
【0016】この広告システムが掲載する広告は、例え
ば、従来の新聞におけるスーバーマーケットのチラシ広
告や折り込み広告のように、地域に密接したものが多く
ある。このような広告は、広告主が特売やイベントを企
画している場合に打たれることが多い。したがって、広
告主にとっては、特売やイベントが終了した後に顧客が
当該広告を見ても意味がない。ましてや、このような場
合に、広告を見た顧客にインセンティブを与えるのは好
ましくない。一方、広告の打ち方によって、店舗への来
客数が大きく異なることはよく知られていることであ
り、いつ広告を打つかは、広告主の営業戦略の重要な部
分を占める。よって、この構成によれば、広告を掲載す
る期間を広告主が任意に設定することができるので、特
売日当日に顧客を店舗に効果的に誘導することができ
る。しかも、無駄な広告費用をかける必要がなくなる。
【0017】また、第1態様の発明(請求項5)は、前
記顧客からの要求に応じて、前記広告主の店舗までの道
順を表示する構成とした。
【0018】広告主が仮想店舗をインターネット上に有
する場合は、仮想店舗のURLを表示すればよい。しか
し、広告主が実店舗を有する場合は、顧客は実際に足を
運ばなければならない。この構成では、広告主の実店舗
(広告主の所在地、イベントの開催場所・・)への道順
が表示される。この構成は、殊に顧客が携帯端末を有し
ている場合に効果的である。携帯端末が、携帯電話など
の場合は、文字による道順案内を行うのが好ましい。こ
のような道順案内は、CGI(Common GatewayInterfac
e)を利用することにより容易に実現することができ
る。なお、使用する言語がXML(eXtensible Markup
Language)の場合は、CGIを利用することなくかかる
構成を実現することも可能である。
【0019】また、第1態様の発明(請求項6)は、前
記顧客からの要求に応じて、所定期間ごとに広告着信情
報を前記顧客に通知する構成とした。
【0020】期間は、顧客が設定することができる。例
えば、1週間に1回、1月に1回など、端末を介して、
顧客が任意に設定する。この設定に応じて、中間業務体
(サーバ)は、設定された期間ごとに当該情報の通知
(例えば電子メール)を行う。
【0021】また、第1態様の発明(請求項7)は、前
記中間業務体は、前記広告を前記インセンティブが付与
されない広告として、前記閲覧許可条件及び/又は前記
閲覧要求条件の制限を受けることなく閲覧可能とする構
成とした。
【0022】この構成によれば、閲覧許可条件などにか
かわらず、顧客はすべての広告を閲覧することができ
る。
【0023】また、前記課題を解決した第2態様の発明
(請求項8)は、インターネット上のホームページに掲
載される広告の作成を支援するツールをインターネット
上のサーバからダウンロードして、広告主が前記広告を
作成して前記ホームページに掲載するようにした広告作
成支援ツールである。この広告作成支援ツールは、少な
くとも、前記広告が作成される広告作成用キャンバス、
前記広告作成用キャンバス上に貼り付けられる複数種類
の部品を選択可能に保持する部品ボックス、前記選択さ
れた部品を前記広告作成用キャンバスに貼り付ける部品
貼付け手段、前記選択された部品及び貼り付けられた部
品を加工する部品加工手段、前記広告作成用キャンバス
に作成された広告を編集する編集手段、前記作成された
広告を電子的に保存する保存手段、前記作成された広告
のリンク情報を設定するリンク情報設定手段を有する構
成とした。
【0024】これにより、広告を作成しようとする広告
主は、広告作成支援ツールをダウンロードすれば広告作
成用キャンバス上に簡単に広告を作成することができ、
かつリンク情報も設定することができる。部品を加工と
は、部品の各種パラメータを設定したり必要に応じて部
品を複写や削除などしたりすることである。また、個別
的にいえば、テキストボックスの場合は、テキストボッ
クス内に文字を書き込んだりすることなど、イメージボ
ックスの場合は、イメージボックス内に画像データを貼
り付けたりすることなどである。なお、この広告作成支
援ツールは、マウス操作とパラメータ設定により、コー
ディングなしに広告の作成を実現するものである。
【0025】また、前記課題を解決した第2態様の発明
(請求項9)は、請求項8の構成において、前記部品ボ
ックスがインターネット上におけるアンケート実施を支
援するアンケートフォームを含み、前記広告作成支援ツ
ールが前記広告に貼り付けられたアンケートフォームに
より得られたアンケートデータの集計結果を可視化して
表示するアンケート結果表示手段を有する構成とした。
【0026】この構成によれば、アンケートを容易に行
うことができると共に、アンケート結果のまとめも容易
になる。アンケートの集計は、サーバ側で行ってもよい
し、広告主(広告主端末)側で行ってもよい。
【0027】また、第2態様の発明(請求項10、広告
作成支援フォームバージョン)は、インターネット上の
ホームページに掲載される広告の作成を支援するツール
をインターネット上のサーバからダウンロードして、広
告主が前記広告を作成して前記ホームページに掲載する
ようにした広告作成支援ツールである。そして、この広
告作成支援ツールは、少なくとも、前記広告が作成され
る広告作成用キャンバスで所定の複数の部品が所定の位
置に貼り付けられたものと、前記部品を加工する部品加
工手段、前記広告作成用キャンバスに作成された広告を
編集する編集手段、前記作成された広告を電子的に保存
する保存手段、前記作成された広告のリンク情報を設定
するリンク情報設定手段を有する構成とした。
【0028】この構成によれば、広告作成用キャンバス
に予め部品が配され、いわば広告作成支援フォームを形
成しているので、広告主はさらに容易に広告を作成する
ことができる。この場合、前記した部品ボックスは任意
の構成要件である。なお、部品を加工とは、前記と同様
の意味である。また、この広告作成支援ツールは前記と
同様、マウス操作とパラメータ設定により、コーディン
グなしに広告の作成を実現するものである。
【0029】また、第2態様の発明(請求項11、広告
作成支援フォームバージョン)は、請求項10の構成に
おいて、前記貼り付けられた複数の部品のうちの少なく
とも1つがインターネット上におけるアンケート実施を
支援するアンケートフォームであり、前記広告作成支援
ツールが前記広告に貼り付けられたアンケートフォーム
により得られたアンケートデータの集計結果を可視化し
て表示するアンケート結果表示手段を有する構成とし
た。
【0030】この構成によれば、アンケートを容易に行
うことができると共に、アンケート結果のまとめも容易
になる。この場合のアンケートの集計も、サーバ側で行
ってもよいし、広告主(広告主端末)側で行ってもよ
い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインターネットを
利用した広告システム及び広告作成支援ツールの実施形
態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】≪第1態様≫先ず、第1態様の発明にかか
る実施形態のインターネットを利用した広告システムを
説明する。ここで、図1は、本実施形態にかかるインタ
ーネットを利用した広告システムの構成例を示す図であ
る。図2は、サーバの構成例を示す図である。図3は、
顧客端末に表示された広告情報一覧画面の一例である。
【0033】〔全体構成〕先ず、本実施形態の広告シス
テムの全体構成を説明する。本実施形態の広告システム
1は、図1に示すように中間業務体10、顧客20、広
告主30の間で実施される。中間業務体10はサーバ1
1を有し、顧客20は顧客端末21を有する。サーバ1
1及び顧客端末21は、インターネットINに接続され
ている。この図1では、顧客20(顧客端末21)及び
広告主30は一人ずつしか記載していないが、実際に
は、顧客20(顧客端末21)及び広告主30は多数存
在する。
【0034】ちなみに、本実施形態では、中間業務体1
0は、広告主30の広告を中間業務体10が開設するホ
ームページ上に掲載することにより収益を得る。顧客2
0は、会員登録されており中間業務体10が開設するホ
ームページを通して当該広告主30の広告(広告情報)
を閲覧することにより、インセンティブを得る(本実施
形態ではインセンティブは報奨金である)。また、広告
主30は、当該広告を閲覧した顧客20に、当該広告に
かかる商品を販売し、又は当該広告にかかる役務を提供
することにより収益を得る。
【0035】(中間業務体) 本実施形態の広告シス
テム1では、中間業務体10は、顧客20と広告主30
の間に立ち、両者を結び付ける役割を有する。具体的に
は、中間業務体10は、広告主30を募り中間業務体1
0が開設しているホームページ上に当該広告主30の広
告を有料で掲載する。また、中間業務体10は、顧客2
0を募り、募った顧客20の個人情報を予め収集してい
る。中間業務体10は、個人情報Idを種々の手段によ
り収集することができる。例えば「広告を見れば報奨金
がもらえる」、「個人情報を提供してくれた方に無料ホ
ームページを提供します」などの会員募集広告をインタ
ーネットや雑誌に掲載することで、中間業務体10は、
容易に個人情報Idを収集することができる。なお、広
告システム1を円滑に運用するためには、顧客20及び
広告主30に趣旨をよく理解してもらうことが肝要であ
る。
【0036】中間業務体10は、サーバ11を有する。
サーバ11は、図2に示すように、MPU(Micro Proc
essing Unit)12、RAM(Random Access Memory)
13、外部記憶装置14、入出力装置15、DSU(Di
gital Service Unit)16などがバス(Bass)17に接
続されている。MPU12は、各種演算処理を行うと共
に、サーバ11を統括的に制御する。RAM13は、各
種プログラムが起動している。外部記憶装置14は、各
種データや各種プログラムを格納している。入出力装置
15には、キーボード・マウスなどが、I/O装置を介
して接続されている。なお、DSU16は、ISDNな
どのデジタル回線のユーザ側に設置する電子データの送
受信装置である。
【0037】サーバ11は、インターネットINに接続
されると共に、HTTP(Hyper Text Transfer Protoc
ol)サーバプログラムがRAM13上に起動している。
ここで、HTTPサーバプログラムは、HTTPで通信
するための通信基盤をなすソフトウェアである。ちなみ
に、HTTPは、WWW(Word Wide Web)の情報を取
得するためのプロトコルであり、HTML(Hyper Text
Markup Language)を用いてインターネットINに接続
されたサーバとサーバ間又はサーバと端末間の相互の通
信を可能とする。また、サーバ11(RAM13)に
は、広告情報Iaを外部記憶装置14に閲覧可能に格納
する広告情報格納プログラム(広告情報格納手段)、及
び顧客20(顧客端末21)からの閲覧要求を処理する
閲覧処理プログラム(閲覧処理手段)、インセンティブ
たる報奨金の加算などの処理を行う報奨金処理プログラ
ム(報奨金処理手段)などが起動している。
【0038】外部記憶装置14は、広告情報Iaをj個
(j=1,2,・・)、個人情報Idをk個(k=1,2,・・)、それ
ぞれ格納しているが、これらの詳細については後記す
る。なお、広告情報Iaは、広告主30の広告の内容そ
のものであり、広告主30が販売を意図する商品などを
紹介したテキスト及び/又は画像データなどからなる。
【0039】(顧客) 顧客20は、後記する広告主
30の商品を購入したり役務の提供を受けたりする者で
ある。この顧客20は、中間業務体10の募集に応じて
個人情報Idを提供する。顧客20は、自己の個人情報
Idを提供することにより、必要とする広告情報Iaを
簡単に入手することができたり、報奨金を入手すること
ができたりする。この点の詳細については後記する。
【0040】なお、顧客20は、顧客端末21を有す
る。顧客端末21は、例えば顧客20が自宅に所有して
いるパソコンである。この顧客端末21は、図示しない
が、サーバ11と同様に、MPU、RAM,外部記憶装
置、入出力装置、DSUなどがバスに接続されている構
成を有する。
【0041】この顧客端末21はインターネットINに
接続可能、かつ、WWWブラウザが起動可能になってい
る。ここで、WWWブラウザは、インターネットIN上
に存在する種々のサーバ(HTTPサーバ・WWWサー
バ)が閲覧可能に保持している各種情報を閲覧するソフ
トウェアである。また、WWWブラウザを利用すること
により、種々のサーバに対して各種情報を送信すること
ができる。したがって、顧客端末21は、インターネッ
トINを介して、中間業務体10が有するサーバ11が
閲覧可能に保持している各種データを閲覧することがで
きる。
【0042】(広告主) 広告主30は、中間業務体
10が開設するホームページに、販売を意図する商品に
かかる広告や提供を意図する役務にかかる広告を掲載す
る。この広告主30は、中間業務体10の募集に応じて
広告を掲載するものである。ちなみに、広告主30は、
自己の商品などの広告を掲載することにより、広告した
い顧客20に限定して広告を配信することができるとい
う大きな効果がある。なお、広告の掲載料は有料であ
り、広告主30は、所定の広告掲載料を中間業務体10
に支払う。
【0043】〔データ・テーブル類〕次に、図1を参照
して、各種データ・テーブル類を説明する。広告情報I
aは、前記した通り広告主30の広告の内容そのもので
あり、広告主30が販売などを意図する商品を、顧客2
0が購買意欲をそそるように表現した文字データ及び/
又は画像データからなる。また、広告情報Iaには、M
IDI(Musical Instrument Digital Interface)デー
タなどの音楽データを含むこともある。この広告情報I
aは、広告主30自身が作成してもよいし、中間業務体
10などに委託して作成させてもよい。インターネット
技術がない広告主30の場合には、中間業務体10など
に委託して作成させるのがよい。
【0044】ちなみに、作成された広告情報Iaは、中
間業務体10が開設し運用しているホームページなどに
リンク設定され、顧客20が所定の文字やイメージをマ
ウスクリックすることにより表示されるようにしてあ
る。つまり、広告情報Iaは、インターネットINを経
由して、サーバ11から顧客端末21に送信されるよう
になっている。ここで、リンク(Link)とは、ある文字
やイメージから、別ファイルや別ページなどを結び付け
表示することであり、例えば、ホームページなどの予め
リンク設定された特定の文字列やイメージをマウスクリ
ックすることによって、別のページを呼び出したり、あ
るいは他のサーバのホームページを開いたりすることが
できる。
【0045】なお、広告情報Iaは、広告別閲覧許可条
件テーブルを備える。この広告別閲覧許可条件テーブル
は、ある1つの広告情報Iaについては、例えば「年齢
=20〜39、趣味=車(→20〜39and車)」のよ
うになっている。これは、この広告情報Iaは、20代
及び30代の車を趣味にしている人(車に関心がある
人)に見てもらいたいものであることを意味する。ま
た、別の広告情報Iaについては、例えば「住所=関
東、職業=建築士・測量士(→関東and〔建築士or測量
士〕)」のようになっている。これは、この広告情報I
aは、関東在住の建築士又は測量士に見てもらいたいも
のであることを意味する。さらに、別の広告情報Iaに
つては、例えば「住所=東京都東久留米市、東京都小平
市、東京都清瀬市(→東久留米市or小平市or清瀬市)」
というようになっている。これは、この広告情報Iaを
東京都東久留米市、東京都小平市、あるいは東京都清瀬
市のいずれかに在住の人に見てもらいたいものであるこ
とを意味する。この広告別閲覧許可条件テーブルは、広
告主30の営業戦略に基づいて設定される。
【0046】個人情報Idは、例えば、顧客20の氏
名、性別、年齢(生年月日)、住所、職業、年収、趣
味、電話番号、電子メールアドレス、金融機関の預貯金
口座などのデータから構成される。この個人情報Id
は、広告システム1に会員登録する際に入力されるもの
である。個人情報Idをこのようなデータから構成する
ことで、顧客20に応じた広告情報Iaを抽出して、顧
客20に提供することを可能とする。なお、個人情報I
dは、インターネットINを経由して、顧客端末21か
らサーバ11に送信されるようにもなっている。
【0047】なお、個人情報Idに基づいて顧客別閲覧
要求条件テーブルが作成される。顧客別閲覧要求条件テ
ーブルは、ある一人の顧客20については、例えば、性
別=男、年齢=25、住所=東京都多摩市、職業=フリ
ーター、趣味=車、サーフィン、スキー、ショッピング
・・のようになっている。また、別の顧客20について
は、性別=男、年齢=33、住所=東京都東久留米市、
職業=建築士、趣味=山歩き、音楽鑑賞、映画鑑賞、・
・のようになっている。ちなみに、この顧客別閲覧要求
条件テーブルの記述内容が多いほど、当該顧客20は、
多くの広告情報Iaを閲覧することができることにな
る。
【0048】〔ホームページ〕次に、中間業務体10が
開設するホームページ(図示外)を説明する。ホームペ
ージは、主として顧客20が広告情報Iaを閲覧するた
めに作成されている。このホームページには、正規顧客
用(会員登録された顧客20用)のボタンが貼り付けら
れており、このボタンをクリックすると、顧客20が広
告システム1に会員登録したときに付与された顧客ID
及びパスワード(顧客20を特定するための情報)を入
力するためのダイアログボックスが表示されるようにな
っている。ダイアログボックスから入力された顧客ID
などは、直ちにサーバ11に送信され、正規な顧客20
であるか否かが判断されるようになっている。正規な顧
客20と判断された場合には、正規顧客用のページが表
示されるようになっている。正規顧客用のページには、
広告情報Iaの広告一覧ボタンが貼り付けられており、
このボタンをクリックすると当該顧客20に応じて作成
される広告情報一覧画面(後記)が表示されるようにな
っている。
【0049】〔閲覧処理〕サーバ11における閲覧処理
(閲覧処理プログラム)を説明する。閲覧処理プログラ
ムは、顧客20から広告情報Iaの閲覧要求(広告一覧
ボタンのクリック)があったときは、顧客IDをもと
に、当該顧客20用の顧客別閲覧要求条件テーブルを参
照して、広告情報Iaを検索する。つまり、閲覧処理プ
ログラムは、顧客別閲覧要求条件テーブルと広告情報I
aが備える広告別閲覧許可条件テーブルのデータを対比
し、マッチした広告情報Iaを取得する。
【0050】例えば、前記した「性別=男、年齢=3
3、住所=東京都東久留米市、職業=建築士、趣味=山
歩き、音楽鑑賞、映画鑑賞、・・」という顧客別閲覧要
求条件テーブルの顧客20に対しては、前記した「住所
=関東、職業=建築士」という広告別閲覧許可条件テー
ブルを備える広告情報Iaがマッチする。したがって、
閲覧処理プログラムは、当該マッチした広告情報Iaを
取得する。なお、閲覧処理プログラムは、顧客20に対
し、当該取得した広告情報Iaを、後記する広告情報一
覧画面の形式にして送信する。ちなみに、「東京都東久
留米市」と「関東」は、上位概・下位概念の関係にあ
り、「東京都東久留米市」は「関東」に包含されるの
で、閲覧処理プログラムはデータがマッチしていると判
断する。
【0051】このように閲覧処理することで、広告主3
0は、例えば売り込みたい職業及び地域の顧客20に限
って広告(広告情報Ia)を配信することができる。当
然、地域や職業にかかわらず、例えば年収条件に限っ
て、該当する顧客20に広告情報Iaを配信することも
できる。この場合は、広告別閲覧許可条件テーブルは、
「年収=1000万円以上」というようなものである。
一方、顧客20も必要な広告情報Iaを得ることができ
る。
【0052】なお、場合によっては、このようにして一
覧表にされた広告情報Iaの数が多すぎて、顧客20が
そのすべてを閲覧しきれないことがある。こような場合
は、顧客20が2次検索して広告情報Iaの数を絞り込
めるように、閲覧処理プログラムに2次検索機能を設け
ておくのがよい。つまり、顧客端末21から2次検索指
令をサーバ11に送信するなどして、1次検索の回答結
果である回答集合を、顧客20の住所や趣味などの所定
の条件でさらに絞り込んで、2次回答集合を取得するよ
うにしておくのが好ましい。このようにすることで、よ
り必要な広告情報Iaを、あるいは、より適切な数の広
告情報Iaを、取得することができるようになる。
【0053】また、その都度顧客20が2次検索指令を
発する必要のある前記した手段に代えて、予め顧客20
が指定した住所、性別、趣味などの所定の条件に合致す
る広告情報Iaだけが広告情報一覧画面として、最初か
ら顧客端末21に表示されるようにしておくのがより好
ましい。例えば、閲覧処理プログラムが参照する顧客別
閲覧要求条件テーブルを、前記した「性別=男、年齢=
35、住所=東京都東久留米市、職業=建築士、趣味=
山歩き、音楽鑑賞、映画鑑賞、・・」から、「住所=東
京都東久留米市」という住所条件だけ、あるいは「住所
=東京都東久留米市、趣味=映画鑑賞」という住所及び
趣味条件に変更することにより実現することができる。
このようにすることで、顧客20の2次検索の手間を省
くことができ、かつより興味のある情報を得ることがで
きる。なお、この場合の住所(少なくとも前者の住所)
は、上位概念の「関東」などが該当しないように、階層
条件を限定して、完全一致の場合にのみデータがマッチ
したと判断するようにしておく。
【0054】また、このような広告システム1において
は、閲覧可能な広告情報Iaが新たに生成した場合は、
当該情報を広告着信情報あるいは新着情報などとして該
当する顧客20に通知すると便利であり、広告情報Ia
が閲覧され易くくなる。具体的には、例えば、データ更
新時などにサーバ11が、各顧客20に対して新たに閲
覧可能になった広告情報Iaが存在するか否かやデータ
更新前に未閲覧の広告情報Iaが存在するか否かなどを
判断し、存在すれば、所定内容の電子メールIm(図1
参照)を当該顧客20のメールアドレスに送信する手段
とすればよい。なお、電子メール自動送信技術はすでに
知られており、本実施形態における電子メールImの送
信にはこの技術を利用することができる。ところで、か
かる電子メールImが頻繁に着信したのでは、顧客20
にとっては大きな煩いになる。そこで、顧客20がかか
る電子メールImが送信される間隔を設定することがで
きるようにしておくのが好ましい。例えば、顧客別閲覧
要求条件テーブルに、「間隔=1週間おき(10日間お
き、メール不要)」などの時間的な間隔を設定すること
ができる項目を設けておき、サーバ11(閲覧処理プロ
グラム)がこの間隔ごとに、閲覧可能な広告情報Iaが
ある場合に、新着情報(未閲覧情報)を電子メールIm
で当該顧客20の電子メールアドレスに送信するように
しておくのが好ましい。送信される電子メールImの内
容は定型的な文書でよく、例えば「新着広告/未閲覧広
告があります!」などである。このようにすることで、
広告情報Iaが閲覧され易くなる。なお、特許請求の範
囲における「顧客からの要求に応じて」とは、前記した
顧客別閲覧要求条件テーブルの「間隔」項目の記載内
容、例えば「期間=1週間」や「期間=10日間」、あ
るいは「期間=メール不要(つまり新着情報不要)」に
したがって通知を行うこと、例えば本実施形態のように
電子メールImを送信することである。
【0055】〔広告情報一覧画面〕次に、顧客端末21
に表示される広告情報一覧画面18を、図3を参照して
説明する。図3の広告情報一覧画面18は、顧客20の
住所に基づいて作成されたものである。
【0056】広告情報一覧画面18は、広告を掲載して
いる企業名(広告主30の名称)及び顧客20の興味を
誘引するための短いアイキャッチを主として構成されて
いる。企業名は、業種ごとに分類され表示されている。
各企業名には、当該企業の広告情報Iaがリンク設定さ
れている。つまり、企業名の文字列部分がリンク設定部
18aを構成している。したがって、リンク設定部18
aをマウスでクリックすることにより、当該企業(当該
広告主30)の広告情報Iaが表示される。広告情報I
aは、前記したように、広告主30の広告の内容そのも
のであり、広告主30が販売などを意図する商品を、購
買意欲をそそるように表現した文字データ及び/又は画
像データなどからなる。なお、図3における「チラシ」
という文字は、広告情報Iaを意味するものである。
【0057】ここで、リンク設定部18aとリンク設定
部18bの違いは、クリックされているかいないかの違
いであり、一度もクリックされていないのがリンク設定
部18aであり(未閲覧)、一度でもクリックされたの
がリンク設定部18bである(閲覧済み)。リンク設定
部18bにおける文字列の字の大きさは、リンク設定部
18aにおけるものよりも小さくなっており、顧客20
が両者18a・18bの違いを一目で識別することがで
きるようになっている。なお、両者18a・18bを識
別するために、文字列の色や太さを変えるようにしても
よい。
【0058】また、一度クリックされ閲覧された広告情
報Iaは、次回広告情報一覧画面18を作成するときに
は、当該一覧画面18に掲載されないようにしておくの
が好ましい。このようにすることで、新たに閲覧可能に
なった広告情報Iaを目立たせることができる。また、
クリックしても報奨金が加算されないような広告情報I
aを、広告情報一覧画面18に継続して掲載しておくの
は好ましくないからである。この場合、広告情報Iaが
閲覧済みか未閲覧であるかをフラグで識別するようにし
ておくとよい。そして、閲覧済みのフラグを有する広告
情報Iaは、広告情報一覧画面18を作成する際に参照
されるデータから除くようにしておくとよい。
【0059】なお、このホームページは、正規顧客用の
ページ以外にも一般顧客用のページを有し、この一般顧
客用のページからも広告情報Iaのすべてが閲覧できる
ようにしておくのが好ましい。例えば、正規顧客が一度
広告情報Iaを閲覧した後、再度閲覧しようとして広告
情報一覧画面18を表示したが、見たい広告情報Iaが
当該広告情報一覧画面18に掲載されていない場合など
に、一般顧客用のページから検索することで目的の広告
情報Iaを閲覧することができる。ただし、一般顧客用
のページから広告情報Iaを閲覧しても、報奨金は加算
されないようにしておく。
【0060】〔報奨金処理〕報奨金の加算処理や収受処
理は、サーバ11上に起動している報奨金処理プログラ
ム(報奨金処理手段)が行う。本実施形態においては、
報奨金処理プログラムは、リンク設定部18aがクリッ
クされ、広告情報Iaがサーバ11から顧客端末21に
送信されると(送信完了すると)、報奨金を加算処理す
るようになっている。したがって、サーバ11が当該広
告情報Iaを送信完了する前に、顧客20が他のリンク
設定部18aをクリックしても、先にクリックしたリン
ク設定部18aについての報奨金は加算されない。顧客
20が報奨金を目当てにして、続けざまにリンク設定部
18aをクリックしないようにするためである。なお、
サーバ11が広告情報Iaを送信完了した後所定時間
(例えば1〜2分)経過前に、顧客20が他のリンク設
定部18aをクリックした場合にも、報奨金を加算処理
しないようにしてもよい。顧客20が広告の内容を理解
するには、ある程度の時間が必要と考えられるからであ
る。ちなみに、一度クリックされ報奨金が加算された後
のリンク設定部18bは、再度クリックしても報奨金の
加算はされない。報奨金目当ての閲覧行為を防止するた
めである(なお、同一広告について2回・3回程度の閲
覧を許可する態様としてもよい)。
【0061】ただし、本実施形態では、広告情報Iaの
データが更新された場合には、当該更新された広告情報
Iaは新たに報奨金の対象になり、過去の閲覧履歴にか
かわりなく、データ更新後の最初の1回の閲覧について
報奨金が加算される。データの更新頻度(間隔)は、例
えば1週間に1度、2週間に1度、1月に1度などであ
るが、この頻度は広告主30が営業戦略などに基づいて
決定する。
【0062】なお、顧客20の現時点での報奨金の総額
は、図3の広告情報一覧画面18から確認することがで
きるようになっている。例えば、図3における「マイチ
ラシ管理」と表示してある部分をクリックすれば、現時
点の報奨金の総額がポイント表示される。
【0063】ちなみに、本実施形態では、報奨金の総額
が例えば5千ポイントを越えると、報奨金処理プログラ
ムが判断して、ポイント数に応じた金額が金融機関を通
して中間業務体10から顧客20に支払われるようにな
っている。支払いは、中間業務体10の預貯金口座から
顧客20の預貯金口座に、自動振込みによりなされる。
ちなみに、コンピュータを介しての自動振込みはすでに
知られている。
【0064】〔広告システムの処理フロー〕次に、図4
のフローチャートを参照して、本実施形態の広告システ
ムの処理フローの一例を説明する。なお、この説明にお
いて、図1〜図3を適宜参照する。
【0065】先ず、顧客20は、顧客端末21を操作し
てサーバ11に接続する(S1)。サーバ11に接続す
ると図示しないホームページが表示される。次に、この
ホームページに貼り付けられた正規顧客用のボタンをク
リックする。すると、図示しないダイアログボックスが
表示されるので、顧客20は、会員登録した際に付与さ
れた顧客ID及びパスワードをダイアログボックスに入
力する(S2)。サーバ11は、入力された顧客IDな
どをもとに、顧客端末21を操作している人間が正規顧
客(顧客20)であるか否かを判断する(S3)、入力
したパスワードが誤っている場合などは、正規顧客とは
みなされず却下される(S4)。
【0066】一方、ステップ3において正規顧客とみな
された場合は、図示しない正規顧客用のページが表示さ
れる(S5)。正規顧客用のページには広告一覧ボタン
が貼り付けられており、このボタンをクリックするとサ
ーバ11において閲覧処理プログラムが動作し、顧客2
0の個人情報Id(顧客別閲覧要求条件テーブル)に基
づいて外部記憶装置14内に格納された広告情報Iaを
検索する(S6)。
【0067】検索の結果該当(マッチ)する広告情報I
aが存在しない場合は、サーバ11は、閲覧可能な広告
情報Iaがない旨のデータを顧客端末21に送信して処
理を中止する(S8)。なお、該当する広告情報Iaが
ない場合は、顧客20の個人情報Idに近接・隣接する
広告情報Iaを検索結果としてもよい(つまり広告情報
Iaを少なくとも1つは顧客端末21に表示できるよう
にする)。顧客20は、該当する広告情報Iaが存在し
ないことを嫌う場合が多いからである。
【0068】ステップS7において、該当する広告情報
Iaが存在する場合は、サーバ11は、広告情報一覧画
面18を作成して顧客端末21に送信する。これによ
り、図4に示す広告情報一覧画面18が顧客端末21に
表示される(S9)。ちなみに、当該顧客20について
は、顧客別閲覧要求条件テーブルには「住所=東京都東
久留米市」という住所条件だけが記述されているので、
例えば「住所=東京都東久留米市、東京都小平市、東京
都清瀬市(→東久留米市or小平市or清瀬市)」、という
ような内容の広告別閲覧許可条件テーブルを備える広告
情報Iaが閲覧可能になっている。
【0069】顧客20は、広告情報一覧画面18に表示
された広告一覧のうち、アイキャッチなどを判断材料に
して興味のある広告が存在する場合は、当該広告の企業
名の部分をクリックする。企業名の部分はリンク設定部
18a・18bになっているので、クリックすることに
より目的とする広告情報Iaが顧客端末21に表示され
(S10)、広告情報Iaを閲覧することができる。な
お、サーバ11は、この広告情報Iaが当該顧客20に
初めて閲覧されるものであるか否かを判断する。つま
り、報奨金を付与すべきか否かを判断する(S12)。
そして、報奨金を付与すべきものと判断した場合には報
奨金を付与し(S13)、ステップ14に移行する。一
方、報奨金を付与すべきでないと判断した場合には、報
奨金を付与することなくステップ13をジャンプしてス
テップ14に移行する。
【0070】顧客20は、広告情報一覧画面18に表示
された分だけの広告情報Iaを閲覧することができるの
で、他の企業(他の広告主30)の広告情報Iaを閲覧
したければ、ステップ10に戻って企業名の部分(リン
ク設定部18a・18b)をクリックすればよい。これ
により、閲覧したい広告情報Iaが表示される。なお、
報奨金が付与されるのは、当該顧客20が初めて閲覧す
る広告情報Iaだけである。
【0071】ステップS14において、閲覧継続しなけ
れば処理は終了される。これは、図3の広告情報一覧画
面18の右下にある「戻る」ボタンをクリックした場合
などである。
【0072】次に、前記実施形態とは異なる変形例を、
図面を参照して説明する。図5は、変形例における広告
システムの構成例を示す図である。図6は、広告主が広
告情報をサーバに登録する際の画面構成の一例を示す図
である。また、図7は、顧客が広告情報を閲覧する際の
画面構成の一例を示す図である。なお、この変形例にお
いては、前記実施形態と同一の要素・部材などについて
は、前記実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略
する。
【0073】変形例においては、顧客20及び広告主3
0は、それぞれ携帯端末22及び携帯端末32を有す
る。携帯端末22・32は、ここでは携帯電話である
が、PHS(personal handy-phone system)やPDA
(personal data assistants)でもよい。この携帯端末
22・32は、インターネット検索機能を有するもので
あり、例えばNTTドコモ社などから提供されている。
【0074】中間業務体10の備えるサーバ11’は、
携帯端末22・32からの閲覧要求などに対応すべく、
携帯端末22・23に対応した形式で各種データを格納
している。なお、サーバ11’の構成は、前記実施形態
におけるサーバ11の構成と同様である。また、格納さ
れる各種データの内容は、前記実施形態におけるものと
同様である。
【0075】この変形例においては、広告主30は、携
帯端末32において広告情報Iaを作成しサーバ11’
に送信する。サーバ11’(広告情報格納プログラム)
は、この広告情報Iaを外部記憶装置に閲覧可能に保持
する。また、報奨金処理などは、前記した実施形態と同
じである。
【0076】ここで、広告主30が行う操作の例を、図
6を参照して説明する。なお、図6の各図の画面構成
(殊に横幅)は、携帯端末32が携帯電話であることを
想定してのものである。図6(a)は、広告情報登録画
面(TOP画面)であり、広告主30は携帯端末32を
サーバ11’に接続し、この画面を表示してから広告情
報Ia(元データ)をサーバ11’に登録する。サーバ
11’に登録される広告情報Iaの内容は、図6(b)
に示すようなテキスト情報である(なおテキスト情報に
限定されることはない)。広告主30は、携帯端末32
を利用して広告情報Iaの内容を自由に設定・入力する
ことができる。図6(c)は、広告主情報変更画面であ
り、広告主30の住所や電話番号などが変更された場合
(新たに登録する場合)は、携帯端末32からデータを
サーバ11’に送信することができる。送信されたデー
タは、サーバ11’の広告情報格納プログラムなどによ
り処理される。
【0077】図6(d)は、広告別閲覧許可条件テーブ
ルの元データDoの入力例を示すものである。この元デ
ータDoをサーバ11’に送信することにより、広告主
30は、特定の顧客20に限定して広告情報Iaを配信
することが可能になる。ここで、この図6(d)は、当
該広告情報Iaは「郵便番号178が付く住所に住み」
かつ「男女を問わず」かつ「10〜40歳」の顧客20
に見てもらいたいもであることを示すものである。ま
た、閲覧可能期間は「2000年3月2日(木曜日)の
12時〜同5日(日曜日)の17時15分」までであ
り、顧客20は、当該期間内に当該広告主30の広告情
報Iaを閲覧することができることを意味する。ちなみ
に、この広告主30は、2000年3月4日〜同5日の
夕方(18:00)に終了するイベントの開催を予定し
ている。したがって、広告主30は、このイベントにあ
わせて時間を設定している。サーバ11’は、この元デ
ータDoに基づいて広告別閲覧条件許可テーブルを作成
する。よって、3月5日17時15分を経過した後に、
顧客20が広告情報一覧画面18を携帯端末21に表示
しても、当該広告主30に関する広告情報Iaは現れな
い(図7(b)参照)。なお、送信された広告情報Iaな
どのデータは、サーバ11’の広告情報格納プログラム
により閲覧可能に保持される。
【0078】次に、図7を参照して顧客20が行う操作
を説明する。なお、図7の各図の画面構成は、携帯端末
32が携帯電話であることを想定してのものである。図
7(a)は、携帯端末32をサーバ11’に接続すると
共に、前記実施形態と同様に正規顧客が顧客ID及びパ
スワードを入力することにより表示される。図7(b)
は、広告情報一覧画面18であり、会社名を選択(リン
ク設定部18aを選択)することにより、図7(c)の
広告情報Iaの内容が表示される。広告情報Iaは、こ
こでは図6(b)におけるものと同一の内容にしてあ
る。このように顧客20は、広告情報Iaを前記した実
施形態と同様に閲覧することができ、かつ閲覧すること
により報奨金を得ることができる。
【0079】この変形例では、文字情報により広告主3
0の店舗などへの道順を表示することができる(必ずし
も文字情報に限定するものではない)。広告情報18に
はナビゲーションボタンが貼り付けてあり、このボタン
を選択することにより、サーバ11’はCGIなどによ
り内部処理を行い、当該店舗(イベント開催場所など)
への道順を、道案内情報Inとして携帯端末21に送信
する(図5参照)。図7(d)は、道順が表示された携
帯端末22の画面を示す。ちなみに、サーバ11’には
道案内情報Inがデータベース化されて格納されてお
り、携帯端末21からの問い合わせに対して該当する道
案内情報Inを取得して当該端末21に送信するように
なっている。
【0080】なお、第1態様の発明は前記した実施形態
及び変形例に限定されることなく幅広く変形実施するこ
とができる。例えば、広告主が広告主用の端末を備え、
中間業務体と各種電子データの送受信を行う構成として
もよい。また、この広告システムを、インターネットを
利用した電子商取引システムとあわせて実施してもよい
(例えば電子商取引システムのホームページと該広告シ
ステムのホームページを同一のホームページとして運用
すること)。また、変形例において、広告主は携帯端末
ではなく、パソコンを広告主端末として使用してもよ
い。また、前記した実施形態と変形例とを適宜組み合わ
せて実施することもできる。
【0081】≪第2態様≫次に、第2態様の発明にかか
る実施形態の広告作成支援ツールを説明する。ここで、
図8は、第2態様の発明にかかる実施形態の広告作成支
援ツールを用いたインターネットを利用した広告システ
ムの構成例を示す図である。図9は、広告作成支援ツー
ルの画面構成例を示す図である。図10は、広告支援ツ
ールのアンケート結果表示例を示す面である。
【0082】広告作成支援ツールは、中間業務体のサー
バの外部記憶装置に広告作成支援ツールファイルとして
格納されている。この広告作成支援ツールは、実行可能
なプログラムとして作成される。そして、広告作成支援
ツールは、広告主のダウンロード要求に応じてダウンロ
ードされ、広告主端末などで起動されるようになってい
る。これにより、広告主自身がインターネット上のホー
ムページに掲載する広告を容易に作成することができる
ようになる。
【0083】広告作成支援ツールは、例えばWINDO
WS−me(マイクロソフト社の商標)などのOS(Op
erating System)上で起動する。起動した広告作成支援
ツールは、図9のような画面構成で広告主端末の画面上
に表示される。この画面(広告作成用キャンバス)に
は、所定の複数の部品が所定の位置に貼り付けられ、広
告作成支援フォーム(ないしテンプレート)を形成して
いる。貼り付けられている部品は、ここでは、テキスト
ボックス3個(図中破線で囲んである)、イメージボッ
クス1個、アイコン1個、アンケートフォーム1個であ
る。テキストボックスには、広告主が自由に文字を書き
込むことができるようになっていると共に、文字サイズ
やフォント、文字効果などを設定(テキスト設定)する
ことができるようになっている。また、テキストボック
スの位置やサイズの変更、複写、削除などは、マウス操
作により行うことができるようになっている。イメージ
ボックスは、広告主が自由に画像データなどを貼り付け
ることができるようになっている。このイメージボック
スの位置やサイズ変更なども同様にマウス操作により行
うことができるようになっている。また、広告作成用キ
ャンバスの背景設定も自由にできるようになっている。
【0084】アンケートフォームは、アンケートの実施
を容易にするためのものである。図9に一例として示す
アンケートフォームは、ラジオボタンを顧客(回答者)
にマウスクリックさせることにより、アンケートの質問
(Q)に対する回答を得る択一型のアンケートを行うた
めのフォームである。広告主は、このアンケートフォー
ムに質問の内容を記入して設定すると共に、回答の内容
(各回答の枝)を記入して設定する。なお、アンケート
の回答は、図8に示すサーバに蓄積されるようになって
いる。このアンケートフォームも広告主がマウス操作に
より、自由にパラメータの変更や設定などを行うことが
できるようになっている。また、広告作成支援ツール
は、アンケートを行った際のアンケートデータの集計結
果を、可視化して表示することができるようになってい
る。図10は、アンケートデータの集計結果を棒グラフ
として表示したものである(円グラフ、レーダチャー
ト、パレート図・・なども表示可)。なお、アンケート
の回答結果の集計や分析は、サーバ側で行うようにして
もよいし、広告主端末側で行うようにしてもよい(この
際、多重回帰分析や因子分析などの統計処理を施すこと
ができるようにしてもよい)。ちなみに、広告主端末側
でアンケートの回答結果の集計や分析を行うには、サー
バからアンケートデータを取得する必要があるが、本発
明においては該データを取得する手段は特に限定しな
い。
【0085】説明を広告に戻す。作成した広告の完成イ
メージは、図9の完成イメージアイコンをマウスクリッ
クすると見ることができるようになっている。完成した
広告は、電子的な広告情報として、例えばHTMLファ
イルとしてファイル登録できるようになっている。な
お、広告は、ホームページにリンク設定されるため、広
告作成支援ツールはバナー設定(リンク設定)アイコン
を備え、リンク先など自由に設定することができるよう
になっている。また、配信管理アイコンにより、作成し
た広告をサーバにアップロードすることができるように
なっている。
【0086】広告のアップロードは、サーバの広告情報
受付プログラムが受け付ける。アップロードして受け付
けられた広告は、広告情報ファイルに格納される。ま
た、リンク設定が有効になされる。これにより、広告主
が自分で作成した広告がホームページ上に掲載され、顧
客が顧客端末を介して閲覧可能な状態になる。なお、サ
ーバの外部記憶装置にはホームページデータファイルが
格納してあり、顧客端末からの閲覧要求に応じて、顧客
端末にホームページデータを送信するようになってい
る。
【0087】図8を参照して第2態様の動作を説明す
る。中間業務体がサーバの外部記憶装置に、広告作成支
援ツールファイルを格納し、広告主のダウンロード要求
に応じてダウンロード可能な状態にしておく。広告主が
広告主端末を介して、広告作成支援ツールをダウンロー
ドする。そして、広告主が、広告作成支援ツールを広告
主端末上で起動して、図9のような画面を表示させる。
そして、文字を書き込んだり、画像データを貼り付けた
り、編集を行ったりして広告の作成を行う。広告が完成
するとリンク先の設定を行い、また必要に応じて保存し
た後、サーバにアップロードする。
【0088】サーバは、アップロードされた広告を閲覧
可能に保持する。そして、顧客端末からの広告に対する
閲覧要求に応じて、サーバは、閲覧要求のあった広告情
報を送信する。これにより、広告主が自前で作成した広
告が顧客に閲覧される。このように本実施形態の広告作
成支援ツールによれば、容易に広告を作成し、インター
ネット上に掲載することができる。
【0089】なお、第2態様の発明は、前記した実施形
態に限定されることなく幅広く変形実施することができ
る。例えば、所定の複数の部品が所定の位置に貼り付け
られた広告作成用キャンバス(広告作成支援フォーム)
を用いたが、白紙の広告作成用キャンバスに部品ボック
スから自由に部品(テキストボックス、コンボボック
ス、チェックボックス、ボタン、スクロールバーなど・
・)を選択して貼り付け、さらにパラメータなどを設定
して広告を作成するようにしてもよい。また、中間業務
体が広告主に広告作成支援ツールを提供する態様として
は、1つの広告を作成するごとに該ツールをダウンロー
ドしなければならない態様で広告主に提供するようにし
てもよいし(1回の使用で消尽)、1度のダウンロード
で何度でも(あるいはn回)繰り返して該ツールを使用
することができる態様で広告主に提供してもよい。ま
た、第2態様の発明はコーディングを不要として、HT
MLなどの知識がなくても広告の作成を容易に行うこと
ができるようにするものであるが、HTMLの知識を有
する広告主の要求を満足させるために、広告作成支援ツ
ールにコーディング機能を付加するようにしてもよい。
ちなみに、第2態様の発明と第1態様の発明を組み合わ
せて実施してもよいのは当然であるが、第2態様の発明
が第1態様の発明の技術的範囲に限定されることがない
のはいうまでもない。なお、第2態様の発明において
は、ダウンロードには、CD−ROMなどの媒体による
広告主への広告作成支援ツールの提供を含むものと定義
する。
【0090】
【発明の効果】以上のようにインターネットを利用した
広告システム(第1態様の発明)を構成したので、次の
ような顕著な効果を有する。請求項1に記載の発明によ
れば、顧客は必要性の高い商品などの情報(広告情報)
を労なく容易に入手することができる。しかも、広告情
報を閲覧することによりインセンティブを得ることがで
きる。一方、広告主は、商品などの購入の可能性の高い
顧客に選択的に広告情報を配信することができる。しか
も、インセンティブにより、配信した広告情報が閲覧さ
れる可能性が極めて高い。したがって、新聞の折り込み
広告などに比べて、はるかに無駄のない優れた広告シス
テムとなる。かつ、インターネットを利用した他の広告
システムに比べても優れたものである。また、請求項2
に記載の発明によれば、顧客にとってより必要性の高い
広告情報を、手間なく(広告情報を取捨選択する手間を
かけることなく)得ることができる。また、請求項3に
記載の発明によれば、顧客を誘引する効果が一層高くな
る。かつ、顧客に対する支払いの手間を省くことができ
る。
【0091】また、請求項4に記載の発明によれば、広
告主の都合に応じて任意に時間を設定することができ
る。また、請求項5に記載の発明によれば、確実に広告
主の店舗などに顧客を導くことができる。また、請求項
6に記載の発明によれば、広告が閲覧される可能性が高
まると共に、顧客にとっても煩わしさから開放される。
そして、請求項7に記載の発明によれば、すべての広告
を閲覧することができる。例えば、顧客にとっては、実
施形態のように、正規顧客として広告を閲覧した後、再
度当該広告を閲覧しようとしたが、広告情報一覧画面か
ら当該広告が削除されていた場合などに有効である。
【0092】また、以上のように広告作成支援ツール
(第2態様)を構成したので、次のような顕著な効果を
有する。請求項8及び請求項10に記載の発明によれ
ば、広告主は自前で容易に広告を作成することができ
る。しかも、HTMLなどの技術や知識は不要である。
これにより、広告主は、外部の業者に依頼するのに比べ
て、時間と経費を節減することができる。なお、請求項
10に記載の発明によれば、広告主はより用意に広告を
作成することができる。また、請求項9及び請求項11
に記載の発明によれば、広告主はアンケートを容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1態様の発明にかかる実施形態のインタ
ーネットを利用した広告システムの構成例を示す図であ
る。
【図2】 図1のサーバの構成例を示す図である。
【図3】 図1の顧客端末に表示された広告情報一覧
画面の一例である。
【図4】 図1のインターネットを利用した広告シス
テムの処理フローの一例である。
【図5】 変形例におけるインターネットを利用した
広告システムの構成例を示す図である。
【図6】 変形例における広告主が広告情報をサーバ
に登録する際の画面構成の一例を示す図である。(a)
は広告情報登録画面、(b)は広告情報の内容登録画
面、(c)は広告情報変更画面、(d)は広告別閲覧許
可条件テーブルの元データを示す。
【図7】 変形例における顧客が広告情報を閲覧する
際の画面構成の一例を示す図である。(a)はTOPペ
ージ、(b)は広告情報一覧画面、(c)は広告情報表
示画面、(d)は道順案内画面である。
【図8】 第2態様の発明にかかる実施形態の広告作
成支援ツールを用いたインターネットを利用した広告シ
ステムの構成例を示す図である。
【図9】 広告作成支援ツールの画面構成例を示す図
である。
【図10】 広告支援ツールのアンケート結果表示例を
示す図である。
【符号の説明】
1 … インターネットを利用した広告システム(広
告システム) 10 … 中間業務体 11,11’ … サーバ 18 … 広告情報一覧画面 18a… リンク設定部(未閲覧) 18b… リンク設定部(閲覧済み) 20 … 顧客(会員登録された正規の顧客) 21 … 顧客端末 22 … 携帯端末 30 … 広告主 32 … 携帯端末 Ia … 広告情報 Id … 個人情報 In … 道案内情報 Do … 元データ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上のサーバに開設され
    たホームページに広告主から募った広告を掲載し、この
    広告を顧客に情報として提供するインターネットを利用
    した広告システムであって、 前記顧客は予め自己の個人情報を前記ホームページを開
    設した中間業務体に提供し、 前記中間業務体は前記顧客から前記広告の閲覧要求があ
    った場合には前記個人情報及び前記広告に予め設定され
    た閲覧許可条件に基づいて所定の広告を閲覧可能とし、
    かつ、前記中間業務体は前記顧客が前記閲覧可能となっ
    た広告を閲覧した場合には1つの広告について所定の回
    数、閲覧した広告の数に応じて所定のインセンティブを
    前記顧客に与えること、を特徴とするインターネットを
    利用した広告システム。
  2. 【請求項2】 前記閲覧可能となる広告を、予め顧客
    の閲覧要求条件に基づいて絞り込む構成であること、を
    特徴とする請求項1に記載のインターネットを利用した
    広告システム。
  3. 【請求項3】 前記インセンティブが現金であり、か
    つこのインセンティブが所定の金額に達した場合に前記
    中間業務体から金融機関を通して前記顧客に支払われる
    構成であること、を特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のインターネットを利用した広告システム。
  4. 【請求項4】 前記広告主が前記広告を閲覧可能とす
    る期間を設定し、前記中間業務体は、この設定された期
    間内に限り当該広告を閲覧可能とする構成であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    記載のインターネットを利用した広告システム。
  5. 【請求項5】 前記顧客からの要求に応じて、前記広
    告主の店舗までの道順を表示する構成であること、を特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載
    のインターネットを利用した広告システム。
  6. 【請求項6】 前記顧客からの要求に応じて、所定期
    間ごとに広告着信情報を前記顧客に通知する構成である
    こと、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    1項に記載のインターネットを利用した広告システム。
  7. 【請求項7】 前記中間業務体は、前記広告を前記イ
    ンセンティブが付与されない広告として、前記閲覧許可
    条件及び/又は前記閲覧要求条件の制限を受けることな
    く閲覧可能とする構成であること、を特徴とする請求項
    1ないし請求項6のいずれか1項に記載のインターネッ
    トを利用した広告システム。
  8. 【請求項8】 インターネット上のホームページに掲
    載される広告の作成を支援するツールをインターネット
    上のサーバからダウンロードして、広告主が前記広告を
    作成して前記ホームページに掲載するようにした広告作
    成支援ツールであって、 前記広告作成支援ツールは、少なくとも、前記広告が作
    成される広告作成用キャンバス、前記広告作成用キャン
    バス上に貼り付けられる複数種類の部品を選択可能に保
    持する部品ボックス、前記選択された部品を前記広告作
    成用キャンバスに貼り付ける部品貼付け手段、前記選択
    された部品及び貼り付けられた部品を加工する部品加工
    手段、前記広告作成用キャンバスに作成された広告を編
    集する編集手段、前記作成された広告を電子的に保存す
    る保存手段、前記作成された広告のリンク情報を設定す
    るリンク情報設定手段を有すること、を特徴とする広告
    作成支援ツール。
  9. 【請求項9】 前記部品ボックスがインターネット上
    におけるアンケート実施を支援するアンケートフォーム
    を含み、前記広告作成支援ツールが前記広告に貼り付け
    られたアンケートフォームにより得られたアンケートデ
    ータの集計結果を可視化して表示するアンケート結果表
    示手段を有すること、を特徴とする請求項8に記載の広
    告作成支援ツール。
  10. 【請求項10】 インターネット上のホームページに
    掲載される広告の作成を支援するツールをインターネッ
    ト上のサーバからダウンロードして、広告主が前記広告
    を作成して前記ホームページに掲載するようにした広告
    作成支援ツールであって、 前記広告作成支援ツールは、少なくとも、前記広告が作
    成される広告作成用キャンバスで所定の複数の部品が所
    定の位置に貼り付けられたものと、前記部品を加工する
    部品加工手段、前記広告作成用キャンバスに作成された
    広告を編集する編集手段、前記作成された広告を電子的
    に保存する保存手段、前記作成された広告のリンク情報
    を設定するリンク情報設定手段を有すること、を特徴と
    する広告作成支援ツール。
  11. 【請求項11】 前記貼り付けられた複数の部品のうち
    の少なくとも1つがインターネット上におけるアンケー
    ト実施を支援するアンケートフォームであり、前記広告
    作成支援ツールが前記広告に貼り付けられたアンケート
    フォームにより得られたアンケートデータの集計結果を
    可視化して表示するアンケート結果表示手段を有するこ
    と、を特徴とする請求項10に記載の広告作成支援ツー
    ル。
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