JP2001324530A - ケーブルの探知装置 - Google Patents

ケーブルの探知装置

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JP2001324530A
JP2001324530A JP2000139444A JP2000139444A JP2001324530A JP 2001324530 A JP2001324530 A JP 2001324530A JP 2000139444 A JP2000139444 A JP 2000139444A JP 2000139444 A JP2000139444 A JP 2000139444A JP 2001324530 A JP2001324530 A JP 2001324530A
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JP2000139444A
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English (en)
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Shigeki Isono
重樹 磯野
Katsutoshi Kawasaki
勝利 川崎
Koichi Azuma
巧一 東
Hiroshi Yonezawa
比呂志 米沢
Nobuyuki Kawashima
信行 川嶋
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導式と静電結合式との2つのケーブル
探知方式を併用したケーブルの探知装置の回路構造を単
純化して、製造コストの低減を図る。 【解決手段】 特定すべきケーブルに電流信号若しくは
電圧信号を送信する為の送信器4に、これら電流信号と
電圧信号との双方の信号を発振自在な1個の発振回路7
を設ける。これに伴い、上記特定すべきケーブルの周囲
に発生する磁界若しくは電界を表す信号を受信して処理
する受信器を、1個の信号処理回路により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るケーブルの探
知装置は、例えば発電所や変電所、或は各種工場等(以
下「発電所等」とする。)で、配線の変更等を行なう際
に、制御ケーブル、電力ケーブル等の多数本のケーブル
のうちから特定のケーブルを捜し出す為に利用する。
【0002】
【従来の技術】発電所等の制御室に設けた中央制御盤部
分には、ケーブルが数百本乃至は数千本敷設されてお
り、これら各ケーブルの一端が上記中央制御盤に接続さ
れている。これら各ケーブルは、それぞれの長さが数十
m乃至は数百mにも達し、上記中央制御盤を設けた建屋
や、上記各ケーブルの他端が接続される機械装置等を設
けた建屋の壁面や床面を貫通した状態で敷設されてい
る。この為、上記多数のケーブルのうちの一部のケーブ
ルの中間部を、上記制御室や建屋外で特定する事は困難
である。これに対して、発電所等の改修工事の際には、
上記多数のケーブルのうちの何れかのケーブルを中間部
で切断し、再接続する必要が生じる。
【0003】この為従来から、探知すべきケーブルの芯
線或は遮蔽層(導体)に正弦波電流等の探知用信号を送
り込むと共に、この探知用信号の送り込みに伴って上記
探知すべきケーブルの周囲に発生する磁界又は電界を探
知器で検出する事により、特定のケーブルを探知するケ
ーブルの探知装置が知られている。この様なケーブルの
探知装置として従来から、特開平5−333084号公
報、同6−22424号公報、同6−230057号公
報、同6−235747号公報、同7−270469号
公報、同9−281175号公報、同9−318691
号公報、同9−322347号公報等に記載されたもの
が知られている。これら各公報等に記載されて従来から
知られているケーブルの探知装置には、電磁誘導式のも
のと静電結合式のものとが存在する。又、このうちの静
電結合式には、正弦波印加型のものとパルス印加型のも
のとがある。これらを整理すると、従来から知られてい
るケーブルの探知装置は、次の〜の3種類である。
【0004】 電磁誘導式ケーブルの探知装置 この方式のケーブルの探知装置では、図6(A)、
(B)に示す様に、探知すべき特定のケーブル1を構成
する導体である、芯線2或は遮蔽層3に、電流信号であ
る正弦波電流を流す。この為に、この芯線2或は遮蔽層
3の一端(図6の左端)と大地との間に正弦波電圧を、
送信器4により印加すると共に、この芯線2或は遮蔽層
3の他端(図6の右端)を大地に接続(接地)する。或
は、同図(C)に示す様に、それぞれの両端が近接配置
されている2本のケーブル1、1aを構成する芯線2、
2の一端同士の間に正弦波電圧を、送信器4により印加
すると共に、これら各芯線2、2の他端同士を接続す
る。尚、上記各ケーブル1、1aを構成する芯線2、2
の端部を探知する事は、中間部を探知する場合とは異な
り、容易に行なえる。上述の様にして特定すべきケーブ
ル1の芯線2或は遮蔽層3に正弦波電流を流すと、この
ケーブル1の周囲に磁界が発生するので、この磁界を受
信器5に接続した探知器6により測定する。即ち、この
探知器6により上記磁界の有無及び強度を、上記特定す
べきケーブル1を含む複数本のケーブル毎に測定し、他
のケーブルとの間で有意の差が存在する(周囲に存在す
る磁界が他のケーブルに比べて明らかに強い)ケーブル
1を、上記特定すべきケーブル1とする。
【0005】 正弦波印加型の静電結合式ケーブルの
探知装置 この方式のケーブルの探知装置では、図7(A)、
(B)に示す様に、探知すべき特定のケーブル1を構成
する芯線2{同図(A)の如く、遮蔽層3がないケーブ
ルの場合}の一端(図7の左端)或は遮蔽層3{同図
(B)の如く、遮蔽層3があるケーブルの場合}の一端
と大地との間に、電圧信号である正弦波電圧を、送信器
4により印加し、これら芯線2或は遮蔽層3の他端(図
7の右端)は大地とは絶縁する(接地せず開放状態とす
る)。この様にして上記導体と大地との間に正弦波電圧
を印加すると、上記特定のケーブル1の周囲に電界が発
生するので、上記の場合と同様にしてこの電界を受信
器5に接続した探知器6により測定し、上記特定すべき
ケーブル1を探知する。
【0006】 パルス印加型の静電結合式ケーブルの
探知装置 この方式のケーブルの探知装置では、やはり上述の図7
(A)、(B)に示す様に、探知すべき特定のケーブル
1を構成する芯線2或は遮蔽層3の一端と大地との間
に、電圧信号であるコード化したパルス電圧を、送信器
4により印加し、この芯線2或は遮蔽層3の他端は大地
とは絶縁する。この様にして上記芯線2或は遮蔽層3と
大地との間にパルス電圧を印加する事で上記特定のケー
ブル1の周囲に発生した電界を、上述のの場合と同
様に受信器5に接続した探知器6により測定し、測定値
からコードを読み取り、上記特定すべきケーブル1を探
知する。パルス印加型の静電結合式ケーブルの探知装置
により特定のケーブルを探知する基本は、上記正弦波印
加型と同様である。特に、パルス印加型の場合には、複
数のケーブルの芯線2或は遮蔽層3に印加するパルス電
圧のコードを異ならせる事により、一度に複数本のケー
ブルの探知が可能になり、探知作業の能率化を図れる。
【0007】上述の様に、図6に示した電磁誘導式ケー
ブルの探知装置の場合には、特定すべきケーブル1を構
成する芯線2或は遮蔽層3の他端を、大地或は近接配置
されたケーブル1aを構成する芯線2の他端に接続した
状態でなければ、この特定すべきケーブル1の探知を行
なえない。又、図7に示した静電結合式ケーブルの探知
装置の場合には、特定すべきケーブル1を構成する芯線
2或は遮蔽層3の他端を大地と絶縁した状態でなけれ
ば、原則としてこの特定すべきケーブル1の探知を行な
えない。但し、パルス印加型の静電結合式ケーブルの探
知装置の場合には、特定すべきケーブル1の長さがパル
ス幅に対して十分に長ければ、このケーブル1を構成す
る芯線2或は遮蔽層3の他端の接続状態(接地等をして
いるか否か)に拘らず、探知作業を行なえる。しかし、
特定すべきケーブル1が数十m程度の短尺のものである
場合には、このケーブル1を構成する芯線2或は遮蔽層
3の遠端からの負の反射パルスによって信号が打ち消さ
れてしまう為、やはり、この芯線2或は遮蔽層3の他端
を開放状態にしなければ、特定すべきケーブル1の探知
を行なえない。
【0008】ところが、上述の様に特定すべきケーブル
1を構成する導体の他端の接続状態により、使用可能な
ケーブルの探知装置が決定されるのに対し、このケーブ
ル1を構成する導体の他端の接続状態は、その現場毎に
様々である。この為、特定すべきケーブル1の探知を的
確に行なう為には、図6に示した電磁誘導式ケーブルの
探知装置と、図7に示した静電結合式ケーブルの探知装
置とを、現場に応じて適宜選択使用する必要が生ずる。
これに対して、作業の能率等を考慮した場合には、特定
すべきケーブルの他端の接続状態に拘らず、1個の探知
装置により、この特定すべきケーブルの探知を行なえる
様にする事が望まれる。
【0009】この様な事情に鑑みて、特開平9−127
177号公報、同10−19956号公報には、電磁誘
導式と静電結合式との2つの方式を併用したケーブルの
探知装置が記載されている。この様な各公報に記載され
たケーブルの探知装置の場合には、特定すべきケーブル
の他端の接続状態(接地されているか否か)に拘らず、
同一の送信器及び受信器によりケーブルの探知を行なえ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記各公報
に記載された、電磁誘導式と静電結合式との2つの方式
を併用したケーブルの探知装置の場合には、送信器から
ケーブルを構成する導体に送り込む電流信号(電磁誘導
式の場合)と電圧信号(静電結合式の場合)とを、互い
の周波数が異なる信号としている。この為、送信器に
は、電流信号発生回路と電圧信号発生回路との2つの回
路を設ける必要がある。これに伴い、受信器にも、上記
電流信号を識別する為の電流信号識別回路と、上記電圧
信号を識別する為の電圧信号識別回路との、2つの信号
識別回路を設ける必要がある。この為、上記ケーブルの
探知装置の回路構造が複雑となる。
【0011】一方、電磁誘導式でケーブルの探知を行な
う場合、図8に示す様に、特定すべきケーブル1に隣接
する別のケーブル1aの導体(遮蔽層3)が両端で接地
されている場合には、電磁誘導によりこの隣接する別の
ケーブル1aの導体に、上記特定すべきケーブル1に送
り込んだ電流信号Iと逆向き(逆極性)で同一周波数の
誘導電流I′が流れる。この為、この誘導電流I′によ
り生じた磁界を探知器6により検出した場合に、上記隣
接する別のケーブル1aを上記特定すべきケーブル1と
間違えて探知する可能性がある。本発明のケーブルの探
知装置は、上述の様な事情に鑑みて発明したものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルの探知
装置は、探知すべきケーブルを構成する導体に電流信号
若しくは電圧信号を、この導体の一端から送り込む為の
送信器と、これら電流信号若しくは電圧信号の送り込み
に伴って上記探知すべきケーブルの周囲に発生する磁界
若しくは電界を検出する為の探知器と、この探知器が検
出した磁界若しくは電界を表す検出信号を受信して処理
する受信器とを備える。特に、本発明のケーブルの探知
装置に於いては、上記送信器は、1個の発振回路を有
し、この発振回路から発振される所定周波数の信号を、
上記導体の他端が接地されており、この導体のインピー
ダンスが所定値よりも小さい場合には上記所定周波数の
電流信号に、上記導体の他端が接地されておらず、この
導体のインピーダンスが上記所定値以上である場合には
上記所定周波数の電圧信号に、それぞれ自動的に切り換
えて上記ケーブルを構成する導体に送り込み自在である
と共に、上記導体に電流信号と電圧信号との何れの信号
を送り込んでいるかを報知する報知機能を有するもので
ある。又、上記受信器は、上記探知器が検出した上記検
出信号を受信して、この検出信号が上記電流信号若しく
は電圧信号に基づくものであるか否かを識別する1個の
信号識別回路から成るものである。
【0013】更に、本発明のうち、請求項2に記載した
ケーブルの探知装置の場合には、上記受信器に、磁界を
表す検出信号に基づいてこの磁界を発生させる電流の極
性が上記送信器から上記導体に送り込んだ電流信号の極
性と一致するか否かを判別する極性判別手段を設けてい
る。
【0014】
【作用】上述の様に構成する本発明のケーブルの探知装
置の場合には、前述の特開平9−127177号公報、
同10−19956号公報に記載されたケーブルの探知
装置の場合と同様、電磁誘導式と静電結合式のとの2つ
のケーブル探知方式を併用している為、探知すべきケー
ブルを構成する導体の他端の接続状態(接地されている
か否か)に拘らず、同一の送信器及び受信器によりケー
ブルの探知を行なえる。特に、本発明の場合には、電流
信号及び電圧信号を発生させる為に送信器に設ける発振
回路と、これら電流信号及び電圧信号を識別する為に受
信器に設ける信号識別回路とを、それぞれ1個ずつとし
ている。この為、ケーブルの探知装置の回路構造が簡単
になり、コストの低減を図れる。尚、本発明の場合、上
記電流信号と電圧信号とを1個の信号識別回路により識
別できるのは、これら電流信号と電圧信号とが、上記1
個の発振回路から発振される所定周波数(互いの周波数
が等しい)信号となる為である。
【0015】尚、上記送信器は、上記導体に電流信号と
電圧信号との何れの信号を送り込んでいるかを、報知機
能により報知する為、ケーブルの探知を行なう作業者
は、この報知結果に基づき、電磁誘導式と静電誘導式と
の何れの方式のケーブル探知を行なうべきかを確認でき
る。即ち、上記導体に電流信号が送り込まれている事を
確認した場合には、電磁誘導式のケーブル探知を行なう
べく、探知器により上記特定すべきケーブルの周囲に発
生した磁界の検出作業を行なう。一方、上記導体に電圧
信号が送り込まれている事を確認した場合には、静電誘
導式のケーブル探知を行なうべく、探知器により上記特
定すべきケーブルの周囲に発生した電界の検出作業を行
なう。
【0016】更に、請求項2に記載したケーブルの探知
装置の場合には、電磁誘導式のケーブル探知を行なう際
に、受信器に設けた極性判別手段が、探知器が検出した
磁界を表す検出信号に基づき、この磁界を発生させる電
流の極性が上記送信器から上記導体に送り込んだ電流信
号の極性と一致するか否かを判別する。この為、特定す
べきケーブルに隣接する別のケーブルに、上記電流信号
と逆極性で同一周波数の誘導電流が流れた場合でも、上
記特定すべきケーブルを、上記隣接する別のケーブルと
間違える事なく的確に探知できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の実施の形態
の1例を示している。尚、本発明のケーブルの探知装置
は、図1に示す様な送信器4と、図2に示す様な受信器
5と、探知器6(図6〜8参照)とを備えるが、特定す
べきケーブル1の探知を行なう際の、これら送信器4及
び受信器5及び探知器6と上記特定すべきケーブル1と
の接続状態は、前述の図6〜7に示した従来装置の場合
と同様である。この為、重複する図示並びに説明を省略
若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説
明する。
【0018】上記送信器4は、図1のブロック図に示す
様に構成して、特定すべきケーブル1を構成する導体で
ある、芯線2或は遮蔽層3(図6〜7)に、電磁誘導式
のケーブル探知を行なう為の電流信号、若しくは静電誘
導式のケーブル探知を行なう為の電圧信号を送り込み自
在としている。この様な送信器4は、1個の発振回路7
を有する。本例の場合、この発振回路7は、9.5 kHz
の高周波信号を発振する。後述する様に、この高周波信
号は、この高周波信号を送り込む上記芯線2或は遮蔽層
3の他端(図6〜7の右端)の接続状態(接地されてい
るか否か)に応じて、上記電流信号と電圧信号とのうち
の何れか一方の信号に自動的に切り換わる。何れにして
も、上記高周波信号は、増幅器8を通過した後、端子9
aに接続した上記芯線2或は遮蔽層3と、端子9bに接
続した大地或は上記特定すべきケーブル1に隣接する別
のケーブルの芯線との間に送り込まれる。又、本例の場
合には、上記増幅器8に信号器10からの断続信号(例
えば、0.4秒間隔でONとOFFとを繰り返す信号)
を入力する事により、上記高周波信号を、図5の上半部
に示す様な断続信号としている。これにより、特定すべ
きケーブル1の探知時に、上記高周波信号と環境ノイズ
とを判別できる様にしている。
【0019】又、上記高周波信号は、この高周波信号を
送り込む上記芯線2或は遮蔽層3の他端が接地されてい
る場合(特定すべきケーブル1のインピーダンスが小さ
く、電圧信号を検出するのが困難な場合)には電流信号
(9.5 kHzの高周波電流)に、同じく接地されていな
い場合(特定すべきケーブル1のインピーダンスが大き
く、電圧信号を検出できる場合)には電圧信号(9.5
kHzの高周波電圧)に、それぞれ自動的に切り換わる。
【0020】本例の場合、上記芯線2或は遮蔽層3の他
端が接地されている場合には、特定すべきケーブル1の
インピーダンスの大きさに拘らず{但し、このインピー
ダンスが設定値(例えば、150Ω)よりも小さい場合
に限る}、上記電流信号を一定値(例えば20 mA)に
保つ、定電流制御を行なう。この定電流制御は、検出器
11による上記電流信号の検出値に基づき、前記端子9
a、9bに印加する電圧を変える事により行なう。又、
本例の場合、上記電流信号の送信開始時に、この電流信
号(図5の上半部に示した断続信号のそれぞれ)は、常
に正極性と負極性とのうちの一方の極性から出力する。
言い換えれば、上記電流信号の立ち上がり部(図5のα
部)の極性が、常に上記一方の極性となる様にする。こ
の理由は、前記受信器5が受信した検出信号が、上記電
流信号に基づくものであるか否かを、後述する極性判別
手段12により判別できる様にする為である。この点に
就いては、後で詳述する。
【0021】又、上記送信器4は、上記芯線2或は遮蔽
層3に、上記高周波信号として電流信号と電圧信号との
うちの何れの信号を送り込んでいるかを報知する機能を
有する。即ち、上記送信器4は、上記端子9a、9bを
流れる電流の値を上記検出器11により検出する事に基
づき、上記特定すべきケーブル1のインピーダンスを測
定する。そして、このインピーダンスが設定値(例えば
150Ω)よりも小さい場合には、上記芯線2或は遮蔽
層3の他端が接地されていると判断し、上記高周波信号
として電流信号を送り込んでいる事を、発光ダイオード
(LED)13の点灯等により報知する。反対に、上記
インピーダンスが上記設定値以上である場合には、上記
芯線2或は遮蔽層3の他端が接地されていない(開放さ
れている)と判断し、上記高周波信号として電圧信号を
送り込んでいる事を、上記LED13の点灯等により報
知する。ケーブルの探知を行なう作業者は、この報知結
果に基づき、電磁誘導式(電流信号を送り込んでいる場
合)と静電誘導式(電圧信号を送り込んでいる場合)と
の何れの方式のケーブル探知を行なうべきかを知る事が
できる。
【0022】又、前記受信器5は、図2に示す様に、全
体を1個の信号識別回路により構成している。この様な
受信器5には、それぞれが探知器である、図3に示す様
なバーアンテナ式サーチコイル14{同図(A)}及び
クランプアンテナ式サーチコイル15{同図(B)}、
並びに図4に示す様な個別電極16を、それぞれ選択的
に接続可能としている。このうちの図3に示したバーア
ンテナ式サーチコイル14及びクランプアンテナ式サー
チコイル15は、それぞれ電磁誘導式のケーブル探知を
行なう際に使用する探知器であり、上記電流信号の送り
込みに伴って上記特定すべきケーブル1の周囲に発生す
る磁界を検出自在である。又、上記バーアンテナ式サー
チコイル14と上記クランプアンテナ式サーチコイル1
5とのうち、上記バーアンテナ式サーチコイル14は、
上記磁界を複数本のケーブルに関して検出自在な(検出
可能な範囲が広い)もので、磁界を検出する際には測定
対象となるケーブルに近づける。これに対して、上記ク
ランプアンテナ式サーチコイル15は、上記磁界を1本
のケーブルに関してのみ検出自在な(検出範囲が狭い)
もので、磁界を検出する際には、1本のケーブルの中間
部を先端側(図3の上端側)に設けた挿通部17内に挿
通する。又、上記図4に示した個別電極16は、静電誘
導式のケーブル探知を行なう際に使用する探知器であ
り、上記電圧信号の送り込みに伴って上記特定すべきケ
ーブル1の周囲に発生する電界を検出自在である。この
様な個別電極16により上記電界を検出する際には、1
本のケーブルの中間部を先端側(図4の上端側)に設け
た挟み部18により挟む。
【0023】ケーブルの探知を行なう作業者は、前述し
た送信器4による報知結果に基づき、電磁誘導式と静電
誘導式との何れの方式のケーブル探知を行なうべきかを
知る事ができるので、この行なうべき方式に合わせて、
上記各サーチコイル14、15と上記個別電極16との
うちの何れか1個の探知器を、上記受信器5に接続す
る。尚、これら各探知器の接続の切り換えは、切換スイ
ッチ或は切換プラグ等の切換手段を介して行なう。一
方、上記受信器5は、接続されている探知器が、図3に
示した電磁誘導式の探知器(上記バーアンテナ式サーチ
コイル14若しくは上記クランプアンテナ式サーチコイ
ル15)であるか、或は図4に示した静電誘導式の探知
器(上記個別電極16)であるかを判断する。そして、
この判断結果に応じて上記各探知器の検出信号を、以下
の様に処理する。
【0024】先ず、上記探知器として、上記バーアンテ
ナ式サーチコイル14若しくは上記クランプアンテナ式
サーチコイル15が接続されている場合には、増幅器1
9の切換スイッチ20、20を図2に実線で示す様に切
り換えて、この増幅器19による信号増幅率を電磁誘導
式用の増幅率に切り換えると共に、極性判別手段12の
作動スイッチ21を図2に実線で示す様にONにする。
これにより、上記各サーチコイル14、15が検出した
磁界を表す検出信号を増幅し、更に9.5 kHzの狭帯域
フィルタ22を通す事により、この9.5 kHzの検出信
号のみを取り出す。そして、この9.5 kHzの検出信号
が或る閾値(基準値)を越えた場合、即ち、測定対象と
なるケーブルの周囲に発生する磁界の強さが、周囲のケ
ーブルに比べて有意差を持って大きい場合に、その旨を
上記各サーチコイル14、15に組み込んだLED23
を点灯させて表示する。
【0025】これと共に、上記極性判別手段12により
上記検出信号の極性判別を行なう。即ち、前述の図8に
示した様に、特定すべきケーブル1に隣接する別のケー
ブル1aの導体(遮蔽層3)が両端で接地されている
と、この隣接する別のケーブル1aの導体には、図5の
下半部に示す様な、上記特定すべきケーブル1に送り込
んだ電流信号Iと逆極性{電流の流れる方向が逆、即
ち、電流の立ち上がり部(図5のα部及びβ部)の極性
が逆}で、同一周波数の誘導電流I′が流れる。そこ
で、上記極性判別手段12は、上記受信器5が受信し
た、磁界を表す検出信号に基づき、この磁界を発生させ
る電流の(立ち上がり部の)極性が上記電流信号Iの
(立ち上がり部の)極性と一致するか否かを判別する。
そして、これら両電流の極性が一致した場合に、その旨
をブザー音で報知する。本例の場合、このブザー音は、
上記各サーチコイル14、15の表面に付した矢印Xの
向きと、測定対象となるケーブルの導体を流れる電流の
向きとが一致した場合に鳴る様にしている。
【0026】従って、上述の様な電磁誘導式のケーブル
探知を行なう場合には、上記LED23が点灯し、且
つ、上記ブザー音が鳴った場合に、測定対象としたケー
ブルが探知すべきケーブル1であると分かる。尚、本例
の場合、上記電流信号Iが図5に示す様な断続信号であ
る為、上記LED23の点灯の仕方、並びに上記ブザー
音の鳴り方は、それぞれ断続的となる。
【0027】一方、前記探知器として、前記個別電極1
6が接続されている場合には、増幅器19の切換スイッ
チ20、20を図2に鎖線で示す様に切り換えて、この
増幅器19による信号増幅率を静電結合式用の増幅率に
切り換える。これと共に、上記極性判別手段12の作動
スイッチ21を図2に鎖線で示す様にOFFにする(即
ち、上述した様な極性判別は行なわない)。これによ
り、上記個別電極16が検出した電界を表す検出信号を
増幅し、更に9.5 kHzの狭帯域フィルタ22を通す事
により、この9.5 kHzの検出信号のみを取り出す。そ
して、この9.5kHzの検出信号が或る閾値(基準値)
を越えた場合、即ち、測定対象となるケーブルの周囲に
発生する電界の強さが、周囲のケーブルに比べて有意差
を持って大きい場合に、その旨を図示しないLEDを点
灯させて表示し、且つ、ブザーを鳴らして報知する。
【0028】従って、上述の様な静電結合式のケーブル
探知を行なう場合も、上記LEDが点灯し、且つ、上記
ブザーが鳴った場合に、測定対象としたケーブルが探知
すべきケーブル1であると知る事ができる。尚、上記L
EDの点灯の仕方と上記ブザーの鳴り方とが断続的とな
るのは、上述した電磁誘導式のケーブル探知を行なう場
合と同様である。
【0029】上述の様に構成し作用する本発明のケーブ
ルの探知装置の場合には、電磁誘導式と静電結合式のと
の2つのケーブル探知方式を併用している為、探知すべ
きケーブル1を構成する芯線2或は遮蔽層3の他端の接
続状態(接地されているか否か)に拘らず、同一の送信
器4及び受信器5によりケーブルの探知を行なえる。特
に、本発明の場合には、電流信号及び電圧信号を発生さ
せる為に送信器4に設ける発振回路7と、これら電流信
号及び電圧信号を識別する為に受信器5に設ける信号識
別回路とを、それぞれ1個ずつとしている。この為、ケ
ーブルの探知装置の回路構造が簡単になり、コストの低
減を図れる。尚、本発明の場合、上記電流信号と電圧信
号とを1個の信号識別回路により識別できるのは、これ
ら電流信号と電圧信号とが、上記1個の発振回路7から
発振される所定周波数(互いの周波数が等しい)信号と
なる為である。
【0030】又、本発明の場合、電磁誘導式のケーブル
探知を行なう場合には、受信器5に設けた極性判別手段
12が、受信した検出信号が特定すべきケーブル1に送
り込んだ電流信号に基づくものであるか否かの極性判別
を行なう。この為、特定すべきケーブル1に隣接する別
のケーブル1aに、上記電流信号と逆極性で同一周波数
の誘導電流が流れた場合でも、上記特定すべきケーブル
1を、上記隣接する別のケーブル1aと間違える事なく
的確に探知できる。
【0031】
【発明の効果】本発明のケーブルの探知装置は、以上の
様に構成され作用する為、探知すべきケーブルを構成す
る導体の他端の接続状態(接地されているか否か)に拘
らず、同一の送信器及び受信器によりケーブルの探知を
行なえる。しかも、この送信器から送信する信号の切り
換えが自動的に行なわれる為、探知作業の能率化を図れ
る。又、上記送信器と受信器との回路構造を単純にし
て、コストの低減を図れる。更に、電磁誘導式のケーブ
ル探知を行なう際に、特定すべきケーブルと隣接する別
のケーブルとを間違えて探知すると言った不都合を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例のケーブルの探知装
置を構成する、送信器のブロック図。
【図2】同じく、受信器のブロック図。
【図3】電磁誘導式でケーブルを探知する際に使用す
る、探知器の2例を示す正面図。
【図4】静電誘導式でケーブルを探知する際に使用する
探知器の1例を示す正面図。
【図5】特定すべきケーブルとこれに隣接する別のケー
ブルとに流れる電流の波形を示す図。
【図6】電磁誘導式のケーブルの探知装置と特定すべき
ケーブルとの接続状態を示す模式図。
【図7】静電誘導式のケーブルの探知装置と特定すべき
ケーブルとの接続状態を示す模式図。
【図8】電磁誘導式のケーブル探知を行なう際、特定す
べきケーブルに隣接する別のケーブルに、この特定すべ
きケーブルを流れる電流と逆極性の誘導電流が流れる状
態を示す模式図。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 芯線 3 遮蔽層 4 送信器 5 受信器 6 探知器 7 発振回路 8 増幅器 9a、9b 端子 10 信号器 11 検出器 12 極性判別手段 13 発光ダイオード(LED) 14 バーアンテナ式サーチコイル 15 クランプアンテナ式サーチコイル 16 個別電極 17 挿通部 18 挟み部 19 増幅器 20 切換スイッチ 21 作動スイッチ 22 狭帯域フィルタ 23 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 勝利 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 東 巧一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 米沢 比呂志 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 川嶋 信行 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 2G014 AA09 AB33 AB34 AC07 AC18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探知すべきケーブルを構成する導体に電
    流信号若しくは電圧信号を、この導体の一端から送り込
    む為の送信器と、これら電流信号若しくは電圧信号の送
    り込みに伴って上記探知すべきケーブルの周囲に発生す
    る磁界若しくは電界を検出する為の探知器と、この探知
    器が検出した磁界若しくは電界を表す検出信号を受信し
    て処理する受信器とを備えたケーブルの探知装置に於い
    て、上記送信器は、1個の発振回路を有し、この発振回
    路から発振される所定周波数の信号を、上記導体の他端
    が接地されている場合には上記所定周波数の電流信号
    に、上記導体の他端が接地されていない場合には上記所
    定周波数の電圧信号に、それぞれ自動的に切り換えて上
    記ケーブルを構成する導体に送り込み自在であると共
    に、上記導体に電流信号と電圧信号との何れの信号を送
    り込んでいるかを報知する報知機能を有するものであ
    り、上記受信器は、上記探知器が検出した上記検出信号
    を受信して、この検出信号が上記電流信号若しくは電圧
    信号に基づくものであるか否かを識別する1個の信号識
    別回路から成るものである事を特徴とするケーブルの探
    知装置。
  2. 【請求項2】 受信器に、磁界を表す検出信号に基づい
    てこの磁界を発生させる電流の極性が送信器から導体に
    送り込んだ電流信号の極性と一致するか否かを判別する
    極性判別手段を設けた、請求項1に記載したケーブルの
    探知装置。
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