JP2001324254A - 冷凍車両用アンダーマウント構造 - Google Patents

冷凍車両用アンダーマウント構造

Info

Publication number
JP2001324254A
JP2001324254A JP2000144034A JP2000144034A JP2001324254A JP 2001324254 A JP2001324254 A JP 2001324254A JP 2000144034 A JP2000144034 A JP 2000144034A JP 2000144034 A JP2000144034 A JP 2000144034A JP 2001324254 A JP2001324254 A JP 2001324254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
vehicle
compressor
undermount
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000144034A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okamoto
宏 岡本
Toshihiko Saito
俊彦 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP2000144034A priority Critical patent/JP2001324254A/ja
Publication of JP2001324254A publication Critical patent/JP2001324254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】要素機器である電動コンプレッサ、バックアッ
プ用バッテリ、制御回路の車両への着脱と設置位置の変
更が容易に行えて、重量バランスよく設置できる冷凍車
両用アンダーマウント構造を提供する。 【解決手段】冷凍サイクル用の電動コンプレッサ11を
収納するコンプレッサ収納ボックス15と、電動コンプ
レッサ11に適宜給電するバックアップ用バッテリ27
aを収納するバッテリ収納ボックス28と、電動コンプ
レッサ11の回転を制御しインバータ25等を有する制
御回路30を収納する制御回路収納ボックス33とを各
々別個の取付手段41を用いて車両の下部に配置し、各
取付手段41を共通化すると共に、各収納ボックス1
5、28、33をスライドさせて装着後、固定する構造
にした冷凍車両用アンダーマウント構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍車両用アンダー
マウント構造に係わり、特に取付部材を共通化し、要素
機器の設置位置を任意に選択できるようにした冷凍車両
用アンダーマウント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却されたコンテナに冷凍食品を収納し
て配送するのに用いられる冷凍車は、電動コンプレッ
サ、バックアップ用バッテリおよび制御回路収納ボック
ス等の要素機器を、一般に車両の下部に集中的あるいは
分散して取付けられている。
【0003】例えば、特開平―24730号公報には、
コンデンシングユニットを車両の下部に設けられるよう
にするため、かつ冷凍サイクルの構成機器を1個のケー
シング内に直線的に配置し、ケーシングの小型化を図っ
た冷凍車用冷凍装置が開示されている。しかし、この開
示の冷凍車用冷凍装置は、冷凍サイクルの構成機器を1
個のケーシング内に集中的に収納し、車両の下部に設置
するので、冷凍車の前後および左右の重量バランスに問
題が発生する場合があり、また、車両に追加装備を取付
けることにより、今までの車両の重量バランスが崩れ、
要素機器の設置位置の変更が必要な場合にも、構成機器
は1個のケーシング内に集中的に収納されているので、
容易に位置変更を行うことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、要素機器であ
る電動コンプレッサ、バックアップ用バッテリ、制御回
路の車両への着脱と設置位置の変更が容易に行えて、重
量バランスよく設置できる冷凍車両用アンダーマウント
構造が要望されていた。
【0005】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、要素機器である電動コンプレッサ、バックアッ
プ用バッテリ、制御回路の車両への着脱と設置位置の変
更が容易に行えて、重量バランスよく設置できる冷凍車
両用アンダーマウント構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、冷凍サイクル用の電
動コンプレッサを収納するコンプレッサ収納ボックス
と、この電動コンプレッサに適宜給電するバックアップ
用バッテリを収納するバッテリ収納ボックスと、前記電
動コンプレッサの回転を制御しインバータ等を有する制
御回路を収納する制御回路収納ボックスとを各々別個の
取付手段を用いて車両の下部に配置し、前記各取付手段
を共通化すると共に、前記各収納ボックスをスライドさ
せて装着後、固定する構造にすることを特徴とする冷凍
車両用アンダーマウント構造であることを要旨としてい
る。
【0007】本願請求項2の発明では、請求項1に記載
の冷凍車両用アンダーマウント構造において、上記制御
回路収納ボックスは、冷却用のヒートシンク部を有し、
かつ車両の下部に配置された燃料タンクの近傍に、前記
ヒートシンク部を対向させて配置させることを特徴とす
る冷凍車両用アンダーマウント構造であることを要旨と
している。
【0008】本願請求項3の発明では、請求項1に記載
の冷凍車両用アンダーマウント構造において、上記制御
回路収納ボックスは、上記インバータ用のインバータ基
板と、上記制御回路に設けられた自動電圧調整回路用の
自動電圧調整回路基板が収納されることを特徴とする冷
凍車両用アンダーマウント構造であることを要旨として
いる。
【0009】本願請求項4の発明では、請求項1に記載
の冷凍車両用アンダーマウント構造において、上記バッ
クアップ用バッテリは、蓋体を有し、プラスチック製、
もしくは鋼板製でその底部に静電気を生じないプラスチ
ック製皿体が敷設された密閉構造のバッテリ収納ボック
スに収納され、かつ複数個直列に接続されることを特徴
とする冷凍車両用アンダーマウント構造であることを要
旨としている。
【0010】本願請求項5の発明では、請求項4に記載
の冷凍車両用アンダーマウント構造において、上記バッ
テリ収納ボックスは、放熱用のヒートシンクあるいはヒ
ートパイプが設けられることを特徴とする冷凍車両用ア
ンダーマウント構造であることを要旨としている。
【0011】本願請求項6の発明では、請求項1に記載
の冷凍車両用アンダーマウント構造において、上記コン
プレッサ収納ボックスは、アングルを組合わせて形成さ
れるアングル支柱構造もしくは鋼板を折曲して形成され
る鋼板壁支持構造であることを特徴とする冷凍車両用ア
ンダーマウント構造であることを要旨としている。
【0012】本願請求項7の発明では、請求項6に記載
の冷凍車両用アンダーマウント構造において、コンプレ
ッサ収納ボックスは、その底部にヒートパイプが設けら
れることを特徴とする冷凍車両用アンダーマウント構造
であることを要旨としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる冷凍車両用
アンダーマウント構造の実施形態について説明する。
【0014】図1に示すように、トラック冷凍車1は、
エンジン2および燃料タンク3等からなる駆動装置4
と、冷凍室5を形成するコンテナ6とを具備し、さら
に、コンテナ6を冷却するのに必要な冷却システム7を
有している。
【0015】この冷却システム7は、図5に示すよう
に、冷凍サイクル10と、この冷凍サイクル10を制御
する制御装置20から構成されている。
【0016】冷凍サイクル10は、コンテナ6に形成さ
れた冷凍室5を冷却するもので、図1および図2に示す
ように、コンテナ6外に設けられ冷媒を圧縮する密閉形
電動コンプレッサ11と、この電動コンプレッサ11で
圧縮された冷媒を冷却し液化するコンデンサ12と、冷
媒圧力を減圧する電動膨張弁13と、コンテナ6内に配
置され冷媒を蒸発させて冷凍室5を冷却させるエバポレ
ータ14とを有している。電動コンプレッサ11は電動
コンプレッサ収納ボックス15に収納され、このコンプ
レッサ収納ボックス15は、電動コンプレッサ11が振
動し、かなりの重量を有するので、その構造を強固にす
るため、図6および図7に示すように、アングル15a
を組合わせ、そこに薄い鋼鈑15bを貼設したアングル
支柱構造が好ましい。電動コンプレッサ11の底部には
フィン11aがコンプレッサ収納ボックス15外に露出
するヒートパイプ11bが設けられ、コンプレッサ収納
ボックス15に収納されて電動コンプレッサ11を効果
的に冷却し、電動コンプレッサ11の長寿命化を図るよ
うにしている。
【0017】制御装置20は、冷凍サイクル10の運転
を制御するためのものであり、図5に示すように、発電
機21と、この発電機21に接続され、発電出力電圧が
変動しないように発電機21の励磁コイル(図示せず)
に印加される電圧を制御する自動電圧調整装置(以下、
AVRという)22と、このAVR22および商用電源
23に接続され、使用電源の切替えを行う電源切換回路
24と、この電源切換回路24に接続されたインバータ
25を有している。このインバータ25は、発電機21
の出力電圧を交流から直流に変換するもので、さらに、
インバータ25には、コンバータ26が接続され、この
コンバータ26は、直流を所定周波数の交流電圧に変換
し、発電機21の出力を所定の周波数の交流として供給
するものである。
【0018】さらに、インバータ25とコンバータ26
間には、例えば直流220ないし340Vのバックアッ
プ用2次バッテリユニット27が接続されており、この
2次バッテリユニット27は、複数個直列に接続された
2次バッテリ27aによって構成され、密閉構造のバッ
テリ収納ボックス28に収納されている。図8および図
9に示すように、このバッテリ収納ボックス28は鋼鈑
製で、かつ蓋体28aを有し、底部にはプラスチック製
皿体29が敷設され、また、底外周にはヒートシンク部
28bが設けられ、2次バッテリユニット27からの発
熱を効果的に放熱し、2次バッテリユニット27を適温
に保てるようになっている。万一液漏れが生じても、バ
ッテリ収納ボックス28は腐蝕することがなく、また、
構造も簡単で耐衝撃性を向上させることができる。
【0019】また、電源切換回路24には制御回路30
が接続されており、制御回路30には冷凍室5の温度を
設定し、冷凍サイクル10の運転オン−オフ制御するた
めの操作部31が接続され、この操作部31は、運転席
32に設置されている。
【0020】図10に示すように、制御装置30(バッ
テリユニット27および操作部31を除く)は、制御装
置収納ボックス33に収納されている。なお、制御回路
30は必ずしも、制御装置収納ボックス33に収納する
必要はない。
【0021】AVR22用のAVR基板22bおよびイ
ンバータ25用のインバータ基板25aは同じ制御装置
収納ボックス33に収納されているので、両者を接続す
る配線が短くなり、さらに、発熱部を1箇所に集めるこ
とができ、また、メンテナンス時も個々の基板単位で行
えばよく、管理上からも好ましい。制御装置収納ボック
ス33にはヒートシンク部33aが設けられ、制御装置
収納ボックス33を冷却して、制御装置20の温度上昇
を防ぐようになっている。さらに、図3および図11に
示すように、ヒートシンク部33aが燃料タンク3に対
向、近接するように、制御装置収納ボックス33は燃料
タンク3の近傍に設けられており、ヒートシンク部33
aからの発熱で燃料タンク3を加熱し、燃料を適温に保
つことができる。
【0022】冷凍車両用アンダーマウント構造40は、
図1〜図3に示すように、電動コンプレッサ11を収納
し図6に示すコンプレッサ収納ボックス15と、バッテ
リユニット27を収納し図8に示すバッテリ収納ボック
ス28と、制御装置20を収納し図10に示す制御装置
収納ボックス33とを、各々別個の取付手段41を用い
て車両の下部のシャーシ42に配置したものである。
【0023】さらに、図4に示すように、各取付手段4
1は、シャーシ42に取付けられた車両側取付部材43
(43X、43Y、43Z)と、図6〜図10に示すよ
うに、コンプレッサ収納ボックス15に設けられたコン
プレッサ取付部15m、15m、バッテリ収納ボックス
28に設けられたバッテリ取付部28m、28mおよび
制御装置収納ボックス33に設けられたボックス取付部
33m、33mとで構成されている。
【0024】車両側取付部材43X、43Y、43Z
は、図4および図12に示すように、共通の構造を有
し、例えば、車両側取付部材43Xの一対の取付体43
、43x、車両側取付部材43Yの一対の43y
、43y、車両側取付部材43Zの一対の43
、43zとよりなり、各一対の取付体43x
43x と43y、43yおよび43z、43z
はシャーシ42にそれぞれ一定の間隔Wを有して取付
けられており、さらに、各取付体43x、43y
43zは、平面形状の支持面43aを各々有し、ま
た、各取付体43x、43y、43zは、平面形
状の支持面43aを各々有しており、この支持面43
および支持面43aには複数個の取付孔43b
および取付孔43bが同一ピッチpで設けられてお
り、図13および図14に示すように、取付孔43b
および取付孔43bに各々対向して固定具44、4
4、…が枢着されている。
【0025】コンプレッサ収納ボックス15に設けられ
たコンプレッサ取付部15m、15mは、図6に示すよ
うに、車両側取付部材43X、43Y、43Zのいずれ
かに係合支持されるように、間隔Wを有している。さら
に被支持面15c、15c には複数個の取付孔15
および取付孔15dが同一ピッチpで設けられて
いる。
【0026】また、バッテリ収納ボックス28に設けら
れたバッテリボックス取付部28m、28mは、図8お
よび図9に示すように、車両側取付部材43X、43
Y、43Zのいずれかに係合支持されるように、間隔W
を有し、さらに被支持面28c 、28cには複数個
の取付孔28d、28dが同一ピッチpで設けられ
ている。
【0027】さらに、制御装置収納ボックス33に設け
られた片側1個の制御装置ボックス取付部33mは、図
15に示すように、車両側取付部材43X、43Y、4
3Zのいずれかに係合支持されるように、被支持面33
bには複数個の取付孔33c、33c、…が同一ピッチ
pで設けられている。なお、制御装置ボックス取付部
は、制御装置の重量が大きい場合には、コンプレッサボ
ックス取付部15m、15mおよびバッテリボックス取
付部28m、28mと同様に一対設けるようにしてもよ
い。
【0028】また、コンプレッサ収納ボックス15、バ
ッテリ収納ボックス28および制御回路収納ボックス3
3の大きさは同一である必要がなく、共通化された取付
手段41を用いて取付けられるので、任意の大きさでよ
い。
【0029】次に本発明に係わる冷凍車両用アンダーマ
ウント構造を用いた冷却システムの構成機器の取付けを
説明する。
【0030】構成機器の取付けに先だって、事前に調査
したトラック冷凍車1の左右および前後の重量バランス
状態を参考にし、要素機器である電動コンプレッサ1
1、2次バッテリユニット27および制御装置20が収
納された制御装置収納ボックス33を設置した場合、ト
ラック冷凍車1の重量バランスがとれるように、各要素
機器(電動コンプレッサ11、制御装置20、2次バッ
テリユニット27)の設置位置を決定する。
【0031】しかる後、図7に示すように、最初に電動
コンプレッサ11をコンプレッサ収納ボックス15に取
付け、しかる後、コンプレッサ取付部15m、15mの
被支持面15c、15cを、図4に示す位置に設け
られた車両側取付部材43Xの43x、43xの支
持面43a、43aに係合支持させ、その後、図6
および図12に示すように、支持状態を保ったままコン
プレッサ収納ボックス15をスライドさせて押し込む。
支持面43a、43aに設けられた取付孔43
、43bと被支持面15c、15cに設けら
れた取付孔15d、15d、を一致させた後、図1
4に示すような固定具44、44、…を用いて固定す
る。
【0032】このようにコンプレッサ収納ボックス15
のスライドと固定具44、44、…の固定により容易に
コンプレッサ収納ボックス15をシャーシ42に取付け
ることができる。
【0033】なお、電動コンプレッサ11が取付けられ
たコンプレッサ収納ボックス15の取外しは、逆の手順
により、固定具44、44、…を外し、コンプレッサ収
納ボックス15をスライドさせて引き出せば容易に行え
る。
【0034】さらに、図8および図9に示すように、バ
ッテリ収納ボックス28に、2次バッテリ27aを複数
個直列に接続した2次バッテリユニット27を収納し、
さらに蓋体28aを閉じ、しかる後、2次バッテリボッ
クス取付部28m、28mの被支持面28c、28c
を、図4および図12に示すように、車両側取付部材
43Yの取付体43y、43yの支持面43a
43aに係合支持させ、その後、支持状態を保ったま
まバッテリボックス取付部材28m、28mをスライド
させて押し込む。支持面43a、43aに設けられ
た取付孔43b1、43bと被支持面28c、28
に設けられた取付孔28d、28dを一致させ
た後、図13に示すような固定具44、44、…を用い
て固定する。
【0035】このようにバッテリ収納ボックス28のス
ライドと固定具44、44、…の固定により容易にバッ
テリ収納ボックス28をシャーシ42に取付けることが
できる。なお、2次バッテリユニット27の取外しもコ
ンプレッサボックス15の取外しと同様に行える。
【0036】また、図10に示すように、制御装置収納
ボックス33に制御装置20を収納し、制御装置ボック
ス取付部33mを、図11に示すように、車両の下部の
シャーシ42に取付けられた燃料タンク3に近接して設
けられた車両側取付部材43Zの取付体43zの支持
面43aに係合支持さて、その後、図14に示すと同
様に、支持状態を保ったまま制御装置ボックス取付部3
3mをスライドさせて押し込む。支持面43aに設けら
れた取付孔43b、43b、…と被支持面33bに設け
られた取付孔33c、33c、…を一致させた後、図1
3に示すような固定具44、44、…を用いて固定す
る。このように制御装置収納ボックス33のスライドと
固定具44、44、…の固定により容易に制御装置収納
ボックス33をシャーシ42に取付けることができる。
なお、制御装置収納ボックス33の取外しもコンプレッ
サボックス15の取外しと同様に行える。
【0037】上記のような要素機器の設置過程におい
て、上述のようにトラック冷凍車1の重量バランスを考
慮して、要素機器である電動コンプレッサ11、2次バ
ッテリユニット27および制御装置20の設置が行える
ので、トラック冷凍車1の重量バランスがよくとれる。
また、取付け作業において、冷凍車1の重量バランス面
から、要素機器の取付け位置を変更して行う場合、例え
ば、図1に示す要素機器の設置状態から電動コンプレッ
サ11を車両の後方、すなわち、図1における2次バッ
テリユニット27の位置に設置し、逆に、2次バッテリ
ユニット27を車両の前方の電動コンプレッサ11の位
置に設置位置を変更して行う場合にも、車両側取付部材
33Xと車両側取付部材33Yは共通の構造を有するの
で、電動コンプレッサ11は車両側取付部材33Yに容
易に取付けることができ、また、2次バッテリユニット
27を車両側取付部材33Xに容易に取付けることがで
きる。
【0038】図6および図9に示すように、一対のコン
プレッサ取付部15mの間隔Wと、一対のバッテリ取付
部28mの間隔Wは、同一幅に形成されており、さらに
取付孔15d、15d、…と取付孔28d、28
、…とは、同一のピッチpを有して形成されている
ので、電動コンプレッサ11と2次バッテリユニット2
7の設置位置を容易に変更できる。
【0039】さらに、トラック冷凍車1に追加装備を取
付けることにより、今までのトラック冷凍車1の重量バ
ランスが崩れ、例えば電動コンプレッサ11と2次バッ
テリユニット27の設置位置の変更を行う場合にも、容
易に電動コンプレッサ11と2次バッテリユニット27
の交換着脱が行える。
【0040】次に本発明に係わる冷凍車両用アンダーマ
ウント構造の実施形態の変形例について説明する。な
お、上述した実施形態と同一部分には、同一符号を付し
て説明する。
【0041】図16に示すように、変形例の冷凍車両用
アンダーマウント構造50は、要素機器である電動コン
プレッサ11、制御装置20、2次バッテリユニット2
7が、シャーシ42の同一側42aに設置されたもので
ある。
【0042】要素機器が同一側42aに設置されている
ので、要素機器の着脱およびメンテナンスが容易であ
る。
【0043】また、コンプレッサ収納ボックスの変形例
を説明する。
【0044】図17に示すように、変形例のコンプレッ
サ収納ボックス55は、厚い鋼板55aを箱形状に折曲
して鋼鈑壁支持構造にしたものである。鋼鈑で一体構造
になっているので、コンプレッサ収納ボックス55は強
固であり、また、製造が容易である。
【0045】さらに、バッテリ収納ボックスの変形例を
説明する。
【0046】図18に示すように、第1の変形例のバッ
テリ収納ボックス60は、外部にフィン61aが露出す
るヒートパイプ61が、バッテリ収納ボックス60内に
導入して設けられている。2次バッテリユニット27か
らの発熱を効果的に放熱し、2次バッテリユニット27
を適温に保って2バッテリユニット27の長寿命化が図
れる。
【0047】また、図19に示すように、第2の変形例
のバッテリ収納ボックス70は、プラスチック製であ
る。プラスチック製皿体を敷設する必要がない。
【0048】さらに、取付手段の変形例を説明する。
【0049】図20に示すように、変形例の取付手段8
0は、要素機器収納ボックス81に設けられた要素機器
ボックス取付部81m、81mが平板形状であり、製造
が容易である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、要
素機器である電動コンプレッサ、バックアップ用バッテ
リ、制御回路の車両への着脱と設置位置の変更が容易に
行えて、重量バランスよく設置できる冷凍車両用アンダ
ーマウント構造を提供することができる。
【0051】すなわち、各要素機器を別個の収納ボック
スに収納し、共通化された別個の取付手段を用いて車両
の下部に配置し、各収納ボックスをスライドさせて装着
後、固定する構造であるので、要素機器の車両への着脱
と所望の位置への設置変更を容易に行うことができる。
【0052】また、制御回路収納ボックスは、冷却用の
ヒートシンク部を有し、かつ車両の下部に配置された燃
料タンクの近傍に、ヒートシンク部を対向させて配置さ
れるので、制御回路収納ボックスが冷却されて制御回路
の温度上昇が防止され、さらに、ヒートシンク部からの
発熱で燃料タンクを加熱し、燃料を適温に保つことがで
きる。
【0053】また、制御回路収納ボックスには、インバ
ータ基板と自動電圧調整回路基板が一緒に収納されるの
で、両者を接続する配線は短くなり、発熱部を1箇所に
集めることができ、また、メンテナンス時も個々の基板
単位で行えばよく、管理も容易である。
【0054】また、バックアップ用バッテリは、蓋体を
有し、プラスチック製、もしくは鋼板製でその底部に静
電気を生じないプラスチック製皿体が敷かれた密閉構造
のバッテリ収納ボックスに収納され、複数個直列に接続
されるので、万一液漏れが生じても、バッテリ収納ボッ
クスは腐蝕することがなく、また、構造も簡単で耐衝撃
性を向上させることができる。
【0055】また、バッテリ収納ボックスには、放熱用
のヒートシンクあるいはヒートパイプが設けられるの
で、2次バッテリユニットからの発熱を効果的に放熱
し、2次バッテリユニットを適温に保てるようになって
いる。
【0056】また、コンプレッサ収納ボックスは、アン
グルを組合わせて形成されるアングル支柱構造もしくは
鋼板を折曲して形成される鋼板壁支持構造であるので、
電動コンプレッサが振動し、重量を有していても、構造
が強固であり、長期間の使用に耐えられる。
【0057】また、コンプレッサ収納ボックスは、その
底部にヒートパイプが設けられるので、電動コンプレッ
サを効果的に冷却でき、長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造を用いた冷凍車の斜視図。
【図2】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造を用いた冷凍車の側面図。
【図3】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造を用いた冷凍車の平面図。
【図4】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造に用いられる車両側取付部材の配置図。
【図5】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造に用いられる電気回路および冷凍サイクル図。
【図6】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造に用いられるコンプレッサ収納ボックスの平面図。
【図7】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造に用いられるコンプレッサ収納ボックスの断面図。
【図8】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造に用いられるバッテリ収納ボックスの断面図。
【図9】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント構
造に用いられるバッテリ収納ボックスの平面図。
【図10】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられる制御装置収納ボックスの断面図。
【図11】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられる制御装置収納ボックスの取付け状態を
示す概念図。
【図12】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられる車両側取付部材の平面図。
【図13】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられる取付具の概念図。
【図14】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いて要素機器を取付けた状態を示す概念図。
【図15】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられる制御回路収納ボックスの平面図。
【図16】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造の変形例を示す斜視図。
【図17】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられるコンプレッサ収納ボックスの変形例の
断面図。
【図18】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられるバッテリ収納ボックスの第1の変形例
の側面図。
【図19】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられるバッテリ収納ボックスの第2の変形例
の断面図。
【図20】本発明に係わる冷凍車両用アンダーマウント
構造に用いられる変形例の取付手段の使用状態を示す側
面図。
【符号の説明】
1 冷凍車 2 エンジン 3 燃料タンク 4 駆動装置 5 冷凍室 6 コンテナ 7 冷却システム 10 冷凍サイクル 11 電動コンプレッサ 11a フィン 11b ヒートパイプ 12 コンデンサ 13 電動膨張弁 14 エバポレータ 15 コンプレッサ収納ボックス 15a アングル 15b 鋼鈑 15c 被支持面 15d 取付孔 15m コンプレッサボックス取付部 20 制御装置 21 発電機 22 自動電圧調整装置(AVR) 22a AVR基板 23 商用電源 24 電源切換回路 25 インバータ 25a インバータ基板 26 コンバータ 27 2次バッテリユニット 27a 2次バッテリ 28 バッテリ収納ボックス 28a 蓋体 28b ヒートシンク部 28c 被支持面 28d 取付孔 28m バッテリボックス取付部 29 プラスチック製皿体 30 制御回路 31 操作部 32 運転席 33 制御回路収納ボックス 33a ヒートシンク部 33b 支持面 33c 取付孔 33m 制御回路ボックス取付部 40 冷凍車両用アンダーマウント構造 41 取付手段 42 シャーシ 43X、43Y、43Z 車両側取付部材 43x、43y、43z 取付体 43a 支持面 43b 取付孔 44 固定具 50冷凍車両用アンダーマウント構造 55 コンプレッサ収納ボックス 55a 鋼板 60 バッテリ収納ボックス 61 ヒートパイプ 61a フィン 70 バッテリ収納ボックス 80 取付手段 81 機器収納ボックス 81m 要素機器ボックス取付部 W 間隔 p ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 19/00 550 F25D 19/00 550A 29/00 29/00 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクル用の電動コンプレッサを収
    納するコンプレッサ収納ボックスと、この電動コンプレ
    ッサに適宜給電するバックアップ用バッテリを収納する
    バッテリ収納ボックスと、前記電動コンプレッサの回転
    を制御しインバータ等を有する制御回路を収納する制御
    回路収納ボックスとを各々別個の取付手段を用いて車両
    の下部に配置し、前記各取付手段を共通化すると共に、
    前記各収納ボックスをスライドさせて装着後、固定する
    構造にすることを特徴とする冷凍車両用アンダーマウン
    ト構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造において、上記制御回路収納ボックスは、冷
    却用のヒートシンク部を有し、かつ車両の下部に配置さ
    れた燃料タンクの近傍に、前記ヒートシンク部を対向さ
    せて配置させたことを特徴とする冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造において、上記制御回路収納ボックスは、上
    記インバータ用のインバータ基板と、上記制御回路に設
    けられた自動電圧調整回路用の自動電圧調整回路基板が
    収納されることを特徴とする冷凍車両用アンダーマウン
    ト構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造において、上記バックアップ用バッテリは、
    蓋体を有し、プラスチック製、もしくは鋼板製でその底
    部に静電気を生じないプラスチック製皿体が敷設された
    密閉構造のバッテリ収納ボックスに収納され、かつ複数
    個直列に接続されることを特徴とする冷凍車両用アンダ
    ーマウント構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造において、上記バッテリ収納ボックスは、放
    熱用のヒートシンクあるいはヒートパイプが設けられる
    ことを特徴とする冷凍車両用アンダーマウント構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造において、上記コンプレッサ収納ボックス
    は、アングルを組合わせて形成されるアングル支柱構造
    もしくは鋼板を折曲して形成される鋼板壁支持構造であ
    ることを特徴とする冷凍車両用アンダーマウント構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の冷凍車両用アンダーマ
    ウント構造において、コンプレッサ収納ボックスは、そ
    の底部にヒートパイプが設けられることを特徴とする冷
    凍車両用アンダーマウント構造。
JP2000144034A 2000-05-16 2000-05-16 冷凍車両用アンダーマウント構造 Pending JP2001324254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144034A JP2001324254A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 冷凍車両用アンダーマウント構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144034A JP2001324254A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 冷凍車両用アンダーマウント構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001324254A true JP2001324254A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18650760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000144034A Pending JP2001324254A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 冷凍車両用アンダーマウント構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001324254A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1512565A1 (en) 2003-09-08 2005-03-09 Toshiba Carrier Corporation Refrigerating apparatus for use in a refrigerator car
JP2005076481A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 車両用空気圧縮装置
KR100816642B1 (ko) 2007-07-10 2008-03-25 이형주 냉동탑차용 냉동장치
JP2009106151A (ja) * 2002-03-27 2009-05-14 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd エネルギー回収装置
JP2012046012A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Tadano Ltd 車両運搬車
JP2012176669A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Denso Corp 車載用蓄電装置
JP2012183872A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Denso Corp 電気機器
JP2013056778A (ja) * 2012-12-26 2013-03-28 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 塵芥収集車
CN105818898A (zh) * 2016-04-21 2016-08-03 厦门理工学院 一种多功能两轮快递车箱

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106151A (ja) * 2002-03-27 2009-05-14 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd エネルギー回収装置
JP2005076481A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Mitsubishi Electric Corp 車両用空気圧縮装置
EP1512565A1 (en) 2003-09-08 2005-03-09 Toshiba Carrier Corporation Refrigerating apparatus for use in a refrigerator car
KR100816642B1 (ko) 2007-07-10 2008-03-25 이형주 냉동탑차용 냉동장치
JP2012046012A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Tadano Ltd 車両運搬車
JP2012176669A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Denso Corp 車載用蓄電装置
JP2012183872A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Denso Corp 電気機器
JP2013056778A (ja) * 2012-12-26 2013-03-28 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 塵芥収集車
CN105818898A (zh) * 2016-04-21 2016-08-03 厦门理工学院 一种多功能两轮快递车箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1939036B1 (en) Refrigeration device for trailer
US9358917B2 (en) Transport refrigeration system
KR100816642B1 (ko) 냉동탑차용 냉동장치
US20110162395A1 (en) Electrically powered transport refrigeration units
KR101991241B1 (ko) 배터리 전력 공급에 의한 차량용 냉동 시스템
WO2010137258A1 (ja) トレーラ用冷凍装置
JP2001324254A (ja) 冷凍車両用アンダーマウント構造
JP2009299957A (ja) 空気調和機
US20080225483A1 (en) Frame mounted modular hybrid cooling system
KR101272660B1 (ko) 열전시스템이 적용된 통신용 옥외 함체
JP7137334B2 (ja) 保冷車両用冷凍機ユニット
EP3044126B1 (en) Method of assembling a refrigerated cargo container
JPH08126125A (ja) 電気自動車用電力変換装置
JP2001074348A (ja) 電気冷蔵庫
JP2016023909A (ja) 車載用の冷却ユニットおよび冷凍車
CN206826356U (zh) 主动式车载温度调节系统及其车辆
WO2009102320A1 (en) Low profile refrigeration system
CN113566483A (zh) 一种车载冰箱的制冷制热组件安装结构
CN220582593U (zh) 一种风冷储能制冷设备
JP3292686B2 (ja) 低温庫
CN107696822A (zh) 主动式车载温度调节系统及其车辆
JP2021188806A (ja) 冷蔵庫
CN215809555U (zh) 冰箱
CN212979805U (zh) 车载制冷机
CN220103484U (zh) 冰箱