JP2001323705A - パソコン等の器具の盗難防止用ケーブル連結具 - Google Patents
パソコン等の器具の盗難防止用ケーブル連結具Info
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Abstract
等の器具の盗難防止用ケーブル連結具を提供する。 【解決手段】 ケーブル72とパソコン80とを繋ぐパソコ
ンの盗難防止用のケーブル連結具であって、主プレート
20と補助プレート40とを、スリット82への挿入方向に対
して平行な向きにスライド可能に係合して構成され、主
プレート20は、ベース板22と、該ベース板22の先端に形
成された差込片24と、該差込片24の先端に差込片24と直
交するよう突設された抜止め片26とを具え、補助プレー
ト40は、主プレート20に対して、前記主プレート20の差
込片24の突設方向と平行な向きにスライド可能に係合し
たスライド板42と、該スライド板42を差込片24の突設方
向にスライドさせたときに、差込片24と重なり、逆向き
にスライドさせたときに、差込片24とは重ならないよう
突設された回止め片44とを具える。
Description
等の器具を盗難から護るためのケーブルを連結する連結
具に関するものである。
らの盗難を防止するために、ノート型パソコン(80)の本
体ケーシング(84)には、矩形のスリット(82)が開設され
ている。このスリット(82)に、ケーブル(72)が連結可能
な連結具(10)を挿入し、ケーブル(72)を柱などの固定構
造物に掛けておくことにより、パソコン(80)の持ち出し
を防止できる(図1参照)。その種連結具(90)として、特
開平11−148262号公報には、図9に示すよう
に、先端に掛止部(91)が形成された掛金具(92)と、該掛
金具(92)に対し着脱可能に嵌まり合う扁平な卵形のカバ
ー(93)からなる連結具(90)を開示している。上記連結具
(90)は、パソコン側のスリット(82)に掛金具側の掛止部
(91)を挿入して掛金具(92)を90度捻った後、掛止部(9
1)の回止めとして、掛金具(92)を覆うようにカバー(93)
に突設している規制片(94)(94)をスリット(82)に挿入す
るものである。カバー(93)と掛金具(92)を貫通して開設
されたコード連通孔(95)(95)にワイヤを掛け回すことに
よってカバー(93)と掛金具(92)とは一体化され、掛止部
(91)をスリット(82)から抜くことはできないため、この
ワイヤの端部を固定構造物に繋ぐことによって、パソコ
ン(80)の持ち出しは防止される。
(92)の掛止部(91)をスリット(82)に挿入した後、掛金具
(92)から手を離すと、掛金具(92)がスリット(82)に吊り
下がったり、スリット(82)から脱落することがあり、カ
バー(93)を装着できない。このため、掛金具(92)を片手
で押さえたままで、他方の手でカバー(93)を挿入する必
要があった。しかしながら、掛金具(92)、カバー(93)は
共に小型であり、また、スリット(82)は、図1に示すよ
うに、ノート型パソコン(80)の下面に近い側部に形成さ
れているから、両手で連結具(90)を取り付ける操作は困
難であり、作業性が悪い問題があった。
コン(80)の盗難は防止できるが、付属するマウスやその
他の外部接続機器の盗難を防止できないため、別途これ
らの盗難防止について策を講じなければならなかった。
るノート型パソコン等の器具の盗難防止用のケーブル連
結具を提供することである。
に、本発明のノート型パソコン等の器具の盗難防止用連
結具(10)は、パソコン(80)等の器具の本体ケーシング(8
4)に開設された盗難防止用のスリット(82)に挿入され、
これを固定構造物(88)に連結されたケーブル(72)に繋ぐ
ものであって、主プレート(20)と補助プレート(40)と
を、スリット(82)への挿入方向に沿って互いにスライド
可能に係合して構成され、主プレート(20)は、ベース板
(22)と、該ベース板(22)の先端に形成された差込片(24)
と、該差込片(24)の先端に差込片(24)の両側方に向けて
突設された抜止め片(26)とを具え、補助プレート(40)
は、主プレート(20)に対して、前記主プレート(20)の差
込片(24)の突出方向に沿ってスライド可能に係合したス
ライド板(42)と、該スライド板(42)の先端に突出し、ス
ライド板(42)を差込片(24)の突出方向にスライドさせる
と、差込片(24)と重なり、逆向きにスライドさせると、
差込片(24)との重なりが外れる回止め片(44)とを具え、
主プレート(20)と補助プレート(40)には、差込片(24)と
回止め片(44)とを重ねたときに、互いに一致する係止部
(28)(48)が形成されており、該係止部(28)(48)にケーブ
ル(72)を取り付け、又は錠(70)を用いてケーブル(72)を
連結し、主プレート(20)と補助プレート(40)とをスライ
ドしないように固定するものである。
ト(40)は、スライド可能に係合して構成されているか
ら、片手で連結具(10)を掴んで、主プレート(20)の抜止
め片(26)をスリット(82)に挿入して90度回転させ、そ
のまま、補助プレート(40)の回止め片(44)を差込片(24)
と重なるようにスリット(82)に押し込むだけで、連結具
(10)をスリット(82)に取付けでき、作業性が良好であ
る。連結具(10)をスリット(82)に取り付けた後、係止部
(28)(48)に錠(70)などを通し、主プレート(20)と補助プ
レート(40)が相対的にスライドしないように固定すると
共に、ケーブル(72)等を連結すればよい。
しているので、主プレート(20)がスリット(82)から抜け
落ちることはなく、また、差込片(24)と回止め片(44)が
重なった状態でスリット(82)に挿入されているので、連
結具(10)は回転せず、連結具(10)をスリット(82)から取
り外すことはできない。
いて、ノート型パソコン(80)と固定構造物(88)とをケー
ブル(72)によって連結した状態を示す説明図、図2は、
本発明の連結具(10)の分解斜視図、図3及び図4は、連
結具(10)の平面図、図5は、図4の断面図、図6乃至図
8は、連結具(10)をパソコン(80)のスリット(82)に装着
する手順を示している。ノート型パソコン(80)の本体ケ
ーシング(84)に開設されているスリット(82)は、長辺が
約7mm、短辺が約3mm、ケーシング(84)の厚さは約3mm
であり、後述する連結具(10)の先端の抜止め片(26)、差
込片(24)及び回止め片(44)は、夫々スリット(82)の形状
に合わせた大きさに形成される。なお、本発明の連結具
(10)は、パソコン(80)とケーブル(72)との連結のみに用
いられるのではなく、上記と同様のスリット(82)を開設
することによって、ビデオやラジオ、携帯電話、ナビゲ
ーション機器等の器具の盗難防止に利用することもでき
る。
具(10)は、主プレート(20)と補助プレート(40)とをスラ
イド可能に係合して構成される。主プレート(20)は、金
属材料や樹脂材料から形成され、図3(a)に示すよう
に、ベース板(22)と、該ベース板(22)の先端に突設され
た差込片(24)と、差込片(24)の先端に両側方へ向けて突
出した抜止め片(26)とを具える。ベース板(22)は、矩形
の板体であって、後述する補助プレート(40)とスライド
可能に係合するための一対の長孔(38)(38)がスリット(8
2)への挿入方向と平行な向きに開設されている。長孔(3
8)(38)は、本体ケーシング(84)の厚さとほぼ同じ長さを
有しており、後述するとおり、補助プレート(40)のピン
孔(58)(58)に嵌められたスプリングピン(60)(60)がスラ
イド可能に嵌まっている。また、ベース板(22)には、補
助プレート(40)を主プレート(20)に対して固定するため
の係止用孔(36)が開設されている。
や周辺機器のコード(86)を通して固定するための切り込
み(30)が、挿入方向に対し略直角に開設されている。切
り込み(30)は、主プレート(20)と補助プレート(40)との
スライド長さを最大幅とし、深さは、固定されるマウス
等のコード(86)の太さや本数に応じて適宜設定される。
4)は、本体ケーシング(84)のスリット(82)内で回転させ
ることができる太さであり、長さはケーシング(84)の厚
さよりも僅かに長く形成される。なお、差込片(24)の形
状は、角柱形状、円柱形状、楕円柱形状などにすること
ができる。
6)は、スリット(82)に挿入可能な大きさであって、スリ
ット(82)に対して挿入した後、90度回転させると、抜
止め片(26)が本体ケーシング(84)の内面に当接して抜け
落ちない長さに形成される。例えば、抜止め片(26)の長
辺が、少なくともスリット(82)の短辺よりも長く、スリ
ット(82)の長辺よりも短くなるように形成される。抜止
め片(26)は、図4に示すように、差込片(24)の両側に突
出する形状(T字型)としてもよいし、一方にのみ突出す
る形状(L字型)にしてもよい。また、断面は、角柱形
状、円柱形状、楕円柱形状などにすることができる。
図5(a)(b)に示すように、コ字状に折り曲げられ、間
に主プレート(20)が嵌まる凹部空間を形成しているスラ
イド板(42)と、スライド板(42)の上下先端から夫々突設
された回止め片(44)とから構成される。スライド板(42)
の凹部空間(59)には、前記主プレート(20)のベース板(2
2)がスライド可能に嵌められており、凹部空間(59)の深
さは、主プレート(20)を凹部空間(59)中に最も後退させ
たときに、ベース板(22)の先端がスライド板(42)の先端
と揃う深さよりも少し深く形成されている。スライド板
(42)には、主プレート(20)の長孔(38)(38)との対応位置
に夫々ピン孔(58)(58)(58)(58)が開設されており、対向
するピン孔(58)(58)には、長孔(38)(38)を貫通してスプ
リングピン(60)が嵌められている。ピン孔(58)は、スラ
イド板(42)の先端と主プレート(20)のベース板(22)が揃
っているとき、つまり、主プレート(20)が後退した状態
で、長孔(38)(38)の先端と向かい合う位置に開設され
る。
片(44)(44)は、主プレート(20)の差込片(24)と同一垂直
面内みにあって、重なり可能に形成されており、突出長
さは、差込片(24)とほぼ同じに形成されている。回止め
片(44)(44)は、差込片(24)と重ねた状態では、スリット
(82)内で回転しないように形成する。なお、連結具(10)
をスリット(82)に装着したときの安定度を高めるために
は、一方の回止め片(44)の外側端部から他方の回止め片
(44)の外側端部までの長さをスリット(82)の長さよりも
僅かに短くし、また、回止め片(44)(44)の幅をスリット
(82)の幅よりも僅かに薄くすることが望ましい。回止め
片(44)(44)を、図示の如くスライド板(42)の上下両側に
形成し、又は、一方のみに形成することもできる。
ート(20)の切り込み(30)のスライド移行路と対向する位
置に切り込み(50)が開設されている。切り込み(50)は、
スライド板(42)の先端側が開口(52)しており、スライド
板(42)の屈曲側から先端側に向けて爪(54)が突設されて
いる。該爪(54)は、主プレート(20)の長孔(38)の先端側
と補助プレート(40)のピン孔(58)(58)のスプリングピン
(60)とが当接したときに、主プレート(20)の切り込み(3
0)の開口(32)を塞ぐ長さに形成されている。
型パソコン(80)に装着する方法について説明する。連結
具(10)の装着前に、予め、パソコン(80)を繋ぐケーブル
(72)を柱や机の脚などの固定構造物(88)に連結してお
く。連結方法は、ケーブル(72)の一端にループ(74)を形
成しておき、ケーブル(72)を固定構造物にかけて、該ル
ープ(74)にケーブル(72)を通す方法を例示できる。ケー
ブル(72)として、金属製のワイヤケーブルや、これを樹
脂被覆したケーブルを例示できる。なお、ケーブル(72)
の他端には、ケーブル(72)を錠(70)に接続するためのリ
ング(76)を形成しておく。
示すように、補助プレート(40)をずらして下げ、主プレ
ート(20)を補助プレート(40)の先端から突出させる。な
お、図4に示すように、ベース板(22)をスライド板(42)
よりも幅広く形成しておくと、主プレート(20)を突出さ
せて、使用者の親指と人差し指で連結具(10)の両側を掴
めば、主プレート(20)と補助プレート(40)の両方の板(2
2)(42)に指が当たるから、主プレート(20)を補助プレー
ト(40)から突出した状態で保持できる。この状態で、抜
止め片(26)をスリット(82)に位置合わせし、その儘。抜
止め片(26)及び差込片(24)をスリット(82)に挿入する。
スリット(82)に差込片(24)まで挿入した後、連結具(10)
を左右何れかに90度捻る(図7矢印参照)。なお、スリ
ット(82)が図7に示すように、横向きに開設されている
場合には、切り込み(30)にマウス等のコード(86)を挿入
する際に、切り込み(30)(50)の開口(32)(52)が上に向く
ように連結具(10)を回転させ、コード(86)を主プレート
(20)の切り込み(30)に挿入する。スリット(82)が縦方向
に開設されている場合には、何れの方向に回転させても
よい。
0)を主プレート(20)に対して本体ケーシング(84)側に押
し込み、回止め片(44)をスリット(82)に差し込んで、係
止孔(36)(56)どうしを位置合わせする。補助プレート(4
0)をスライドさせることによって、差込片(24)と回止め
片(44)が重なり、連結具(10)の回転が阻止される。ま
た、抜止め片(26)が本体ケーシングの内壁に当たるの
で、連結具(10)の引き抜き方向に移動させることもでき
なくなる。さらに、切り込み(30)は、補助プレート(40)
の爪(54)によって閉じられるから、コード(86)の取り外
しもできなくなる。
に南京錠などの錠(70)を通し、且つ図1に示すように、
該錠(70)にケーブル(72)のリング(76)を通すことによっ
て、主プレート(20)と補助プレート(40)がスライドしな
いように固定され、連結具(10)がパソコン(80)に装着さ
れ、パソコン(80)と固定構造物(88)がケーブル(72)を介
して連結される。なお、係止孔(36)(56)にケーブル(72)
を通し、ケーブル(72)が抜け落ちないように錠(70)でケ
ーブル(72)を固定するようにしてもよい。
リット(82)への差込みを片手で行なうことができるか
ら、作業性にすぐれ、また、主プレート(20)と補助プレ
ート(40)は、離脱不能であるから、一方の部品を紛失す
ることもない。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
固定構造物に固定した状態を示す説明図である。
レートの平面図である。
ートをスライドさせた状態を示す平面図である。
図、(b)は、図4(b)の線B−Bに沿う矢視断面図であ
る。
ある。
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 パソコン(80)等の器具の本体ケーシング
(84)に開設された盗難防止用のスリット(82)に挿入さ
れ、固定構造物(88)への連結用ケーブル(72)とパソコン
(80)等の器具とを繋ぐ盗難防止用ケーブルの連結具であ
って、 主プレート(20)と補助プレート(40)とを、スリット(82)
への挿入方向に沿ってスライド可能に係合して構成さ
れ、 主プレート(20)は、ベース板(22)と、該ベース板(22)の
先端に突設した差込片(24)と、該差込片(24)の先端に側
方へ向けて突設された抜止め片(26)とを具え、 補助プレート(40)は、主プレート(20)に対して、前記主
プレート(20)の差込片(24)の突設方向に沿ってスライド
可能に係合したスライド板(42)と、該スライド板(42)を
差込片(24)の突設方向にスライドさせたときに、差込片
(24)と重なり、逆向きにスライドさせたときに、差込片
(24)との重なりが外れるように突設された回止め片(44)
とを具え、 主プレート(20)と補助プレート(40)には、差込片(24)と
回止め片(44)とを重ねた状態で、互いに対応一致する係
止部(28)(48)が形成されており、 該係止部(28)(48)にケーブル(72)を取り付け、又は錠(7
0)を用いてケーブル(72)を連結することを特徴とするパ
ソコン等の器具の盗難防止用ケーブル連結具。 - 【請求項2】 補助プレート(40)のスライド板(42)は、
コ字状に形成され、凹部空間(59)に主プレート(20)がス
ライド可能に嵌められ、主プレート(20)のベース板(22)
は、前記スライド板(42)よりも、幅広く形成されている
請求項1に記載のパソコン等の器具の盗難防止用ケーブ
ル連結具。 - 【請求項3】 主プレート(20)又は補助プレート(40)の
一方には、プレート(20)(40)のスライド方向に対して直
角に側方に向けて開口(32)する切り込み(30)が開設され
ており、他方のプレートには、前記切り込み(30)のスラ
イド移行路に対向した領域に切り込み(50)が開設されて
おり、該切り込み(50)は、補助プレート(40)を主プレー
ト(20)に対してスリット(82)への挿入方向にスライドさ
せたときに前記切り込み(30)の開口(32)と一致する開口
(52)を有し、補助プレート(40)を主プレート(20)に対し
てスリット(82)からの引き抜き方向にスライドさせたと
きに、切り込み(50)の開口(52)を閉じる爪(54)が形成さ
れている請求項1又は請求項2に記載のパソコン等の器
具の盗難防止用ケーブル連結具。 - 【請求項4】 係止部(28)(48)は、差込片(24)と回止め
片(44)とを重ねた状態のときに一致して貫通するように
ベース板(22)とスライド板(42)に開設された孔(36)(56)
であり、該孔(36)(56)に錠(70)又はケーブル(72)を通す
ことによって、主プレート(20)と補助プレート(40)との
相対的なスライドを妨げて固定される請求項1乃至請求
項3の何れかに記載のパソコン等の器具の盗難防止用ケ
ーブル連結具。
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