JP2001323219A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP2001323219A
JP2001323219A JP2000146111A JP2000146111A JP2001323219A JP 2001323219 A JP2001323219 A JP 2001323219A JP 2000146111 A JP2000146111 A JP 2000146111A JP 2000146111 A JP2000146111 A JP 2000146111A JP 2001323219 A JP2001323219 A JP 2001323219A
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Japan
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dynes
organic solvent
dyne
coating composition
coating film
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JP2000146111A
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Eisaku Okada
栄作 岡田
Nobuhiro Yamamura
宜弘 山村
Shigeru Nakamura
茂 中村
Yasushi Nakao
泰志 中尾
Hideki Ishide
英樹 石出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗面にワキ、ヘコミなどが発生しない平滑性
にすぐれた塗膜を形成しうる有機溶剤系塗料組成物を提
供すること。 【解決手段】 全有機溶剤の1〜20重量%が表面張力
28ダイン以下の有機溶剤であることを特徴とする有機
溶剤系塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗面にワキ、ヘコ
ミなどが発生しない平滑性にすぐれた塗膜を形成しうる
新規な有機溶剤系塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】樹脂や顔料などを有機溶剤に
溶解又は分散させてなる液状塗料は、自動車、家電製
品、建造構築物などの塗装に広く使用されている。ま
た、これらの塗料の形態として、塗膜が室温で硬化する
常温硬化型と、約100℃以上、特に約140〜約20
0℃の温度に加熱して硬化させる加熱硬化型とに分類さ
れる。
【0003】しかしながら、これらの塗料により形成さ
れる塗膜は表面にワキ、ヘコミなどが発生しやすいとい
う欠点があり、それを解消するために、シリコンなどの
塗面調整剤を添加することも行なわれているが、十分で
はなく、平滑性にすぐれた塗膜を形成することは困難で
あった。
【0004】本発明の目的は、上記の如き欠点を解消し
て、塗面にワキ、ヘコミのない平滑性にすぐれた塗膜を
形成しうる有機溶剤系塗料組成物を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、、鋭意研
究の結果、有機溶剤系塗料組成物の有機溶剤の一部とし
て、特定範囲の表面張力を有する有機溶剤を特定量で使
用することにより、上記目的を達成することができるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】かくして、本発明は、全有機溶剤の1〜2
0重量%が表面張力28ダイン以下の有機溶剤であるこ
とを特徴とする有機溶剤系塗料組成物を提供するもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有機溶剤系塗料組
成物(以下、「本組成物」という)についてさらに詳細
に説明する。
【0008】本組成物の特徴は、本組成物のための有機
溶剤の一部として、表面張力が28ダイン以下の有機溶
剤(以下、「特定溶剤」という)を、全有機溶剤の1〜
20重量%、好ましくは5〜10重量%の割合で使用す
る点にある。
【0009】特定溶剤は、28ダイン(dyne/cm
/25℃)以下、特に21〜25ダインの範囲内の表面
張力を有することが好ましい。かかる範囲内の表面張力
を有する有機溶剤としては、例えば、オクタン(21.
26ダイン)、デカン(23.44ダイン)、ドデカン
(24.98ダイン)、トルエン(27.92ダイ
ン)、ノナン(22.44ダイン)、ヘキサン(17.
90ダイン)、ヘプタン(19.60ダイン)、ペンタ
ン(15.50ダイン)、メチルシクロヘキサン(2
3.17ダイン)、エチルシクロヘキサン(26.43
ダイン)、メチルシクロペンタン(21.61ダイ
ン)、1,1,1−トリクロロエタン(25.54ダイ
ン)、トルクロロエチレン(26.4ダイン)、n−ア
ミルアルコール(25.355ダイン)、イソブチルア
ルコール(22.543ダイン)、イソプロピルアルコ
ール(20.928ダイン)、エタノール(21.97
ダイン)、n−オクタノール(27.10ダイン)、n
−ブタノール(24.94ダイン)、 t−ブタノール
(19.96ダイン)、 i−ブタノール(23.32
ダイン)、n−ヘキサノール(25.81ダイン)、ベ
ンジルアルコール(27.89ダイン)、メタノール
(22.07ダイン)、ジイソアミルエーテル(22.
85ダイン)、ジエチルエーテル(15.25ダイ
ン)、ジブチルエーテル(22.90ダイン)、ジメチ
ルエーテル(16.5ダイン)、メチルーt−ブチルエ
ーテル(19.8ダイン)、アセトン(23.7ダイ
ン)、ジイソブチルケトン(23.9ダイン)、ジエチ
チルケトン(24.73ダイン)、ジーn−プロピルケ
トン(25.2ダイン)、メチルイソブチルケトン(2
3.6ダイン)、メチルエチルケトン(24.6ダイ
ン)、メチルーn−ブチルケトン(25.5ダイン)、
メチルーn−プロピルケトン(25.2ダイン)、イソ
吉草酸エチル(23.46ダイン)、ギ酸イソアミル
(25.29〜18.19ダイン)、ギ酸イソブチル
(23.66ダイン)、ギ酸エチル(22.38ダイ
ン)、ギ酸ブチル(25.028ダイン)、ギ酸メチル
(24.62ダイン)、酢酸アミル(25.68ダイ
ン)、酢酸アリル(26.25ダイン)、酢酸イソアミ
ル(24.62ダイン)、酢酸イソブチル(23.7ダ
イン)、酢酸イソプロピル(21.2ダイン)、酢酸エ
チル(23.75ダイン)、酢酸n−ブチル(25.0
9ダイン)、酢酸s−ブチル(23.3ダイン)、酢酸
プロピル(24.28ダイン)、酢酸メチル(24.8
ダイン)などがあげられる。これらは単独で又は2種以
上を併用することができる。
【0010】これらの特定溶剤のうち、沸点が60〜2
50℃、特に130〜220℃の範囲内にあるものを使
用することが特に好ましい。
【0011】本組成物は、有機溶剤の一部として上記の
如き特定溶剤を使用する以外は通常の有機溶剤系塗料組
成物と同様のものであることができ、具体的には、樹脂
成分、特定溶剤及びその他の有機溶剤を含有してなり、
さらに必要に応じて、ソリッドカラー顔料、メタリック
顔料、光干渉性顔料、体質顔料などを適宜含有すること
もできる。
【0012】樹脂成分としては、塗料用樹脂成分として
既知のものを使用することができ、例えば、場合により
水酸基などの架橋性官能基を有していてもよい、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂などの基体樹
脂があげられ、該基体樹脂が水酸基などの架橋性官能基
を有する場合には、さらに必要に応じて、メラミン樹脂
やブロックポリイソシアネートなどの架橋剤を併用する
ことも可能である。
【0013】その他の有機溶剤としては、上記の特定溶
剤以外の塗料用有機溶剤であって、例えば、特定溶剤を
除くそれ自体既知の炭化水素系、アルコール系、エステ
ル系、エーテル系、ケトン系などの有機溶剤を使用する
ことができる。
【0014】本組成物は、下塗り塗料、中塗り塗料又は
上塗り塗料として使用することができるが、平滑性など
がすぐれているので上塗り塗料として使用することが好
ましい。上塗り塗料としては、クリヤ塗料、メタリック
塗料、ソリッドカラー塗料などがあげられる。
【0015】本組成物はエアレススプレー、エアスプレ
ー、静電方式などで塗装することができ、塗装時におけ
る粘度は10〜30秒/フォードカップ#4/20℃、
固形分含有率は30〜70重量%の範囲内に調整するこ
とが好ましい。
【0016】本組成物を用いて形成される塗膜は、常温
硬化型の場合には、室温〜約100℃以下の温度で、そ
して加熱硬化型の場合には、約100℃以上、特に約1
20〜約160℃で10〜40分程度加熱することによ
り硬化させることができる。その膜厚は硬化塗膜で、通
常、10〜50μmの範囲内が適している。
【0017】
【発明の効果】本組成物によって形成される硬化塗膜
は、ワキ、ヘコミ、クレーター、ピンホール、微小孔な
どが発生することがなく、平滑性に極めてすぐれてい
る。
【0018】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさら
に具体的に説明をする。なお、部及び%はいずれも重量
基準であり、塗膜の膜厚は硬化塗膜についてのものであ
る。
【0019】実施例 1 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価80、酸価5、数平
均分子量12000)75部(固形分)、ブチルエーテル
化メラミン樹脂25部(固形分)、特定溶剤としてメチ
ルシクロヘキサノン(23.17ダイン)10 部及び
その他の有機溶剤としてキシレン(30ダイン)を90
部を混合し、固形分含有率50%、粘度25秒/フォー
ドカップ#4/20℃の有機溶剤系塗料組成物を得た。
これを、ガラス板にエアスプレーで膜厚25μmになる
ように塗装し、室温で2分間放置してから、140℃で
30分間加熱して塗膜を硬化せしめた。塗膜面には、ワ
キ、ヘコミ、クレーター、ピンホール、微小孔などの発
生が全く認められず、平滑性が極めてすぐれていた。
【0020】比較例 1 水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価80、酸価5、数平
均分子量12000)75部(固形分)、ブチルエーテル
化メラミン樹脂25部(固形分)及びその他の有機溶剤
としてキシレン(30ダイン)を100部を混合し、固
形分含有率50%、粘度25秒/フォードカップ#4/
20℃の有機溶剤系塗料組成物を得た。これを、ガラス
板にエアスプレーで膜厚25μmになるように塗装し、
室温で2分間放置してから、140℃で30分間加熱し
て塗膜を硬化せしめた。塗膜面には、ワキ、ヘコミ、ク
レーター、ピンホール、微小孔などが発生しており、平
滑性は十分ではなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 宜弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中村 茂 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1番 地 関西ペイント株式会社内 (72)発明者 中尾 泰志 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1番 地 関西ペイント株式会社内 (72)発明者 石出 英樹 愛知県西加茂郡三好町大字莇生字平地1番 地 関西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4J038 CG001 DD001 DD121 JA02 JA05 JA08 JA19 JA26 JA33 JA56 KA06 MA06 NA01 PA18 PA19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全有機溶剤の1〜20重量%が表面張力
    28ダイン以下の有機溶剤であることを特徴とする有機
    溶剤系塗料組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042021A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Bridgestone Corp 光透過性電磁波シールド性窓材の製造方法、その製造装置、及び光透過性電磁波シールド性窓材、
JP2009260324A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Sumitomo Chemical Co Ltd 組成物およびそれを用いた光電変換素子

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