JP2001323219A - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
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Abstract
にすぐれた塗膜を形成しうる有機溶剤系塗料組成物を提
供すること。 【解決手段】 全有機溶剤の1〜20重量%が表面張力
28ダイン以下の有機溶剤であることを特徴とする有機
溶剤系塗料組成物。
Description
ミなどが発生しない平滑性にすぐれた塗膜を形成しうる
新規な有機溶剤系塗料組成物に関する。
溶解又は分散させてなる液状塗料は、自動車、家電製
品、建造構築物などの塗装に広く使用されている。ま
た、これらの塗料の形態として、塗膜が室温で硬化する
常温硬化型と、約100℃以上、特に約140〜約20
0℃の温度に加熱して硬化させる加熱硬化型とに分類さ
れる。
れる塗膜は表面にワキ、ヘコミなどが発生しやすいとい
う欠点があり、それを解消するために、シリコンなどの
塗面調整剤を添加することも行なわれているが、十分で
はなく、平滑性にすぐれた塗膜を形成することは困難で
あった。
て、塗面にワキ、ヘコミのない平滑性にすぐれた塗膜を
形成しうる有機溶剤系塗料組成物を提供することであ
る。
究の結果、有機溶剤系塗料組成物の有機溶剤の一部とし
て、特定範囲の表面張力を有する有機溶剤を特定量で使
用することにより、上記目的を達成することができるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
0重量%が表面張力28ダイン以下の有機溶剤であるこ
とを特徴とする有機溶剤系塗料組成物を提供するもので
ある。
成物(以下、「本組成物」という)についてさらに詳細
に説明する。
溶剤の一部として、表面張力が28ダイン以下の有機溶
剤(以下、「特定溶剤」という)を、全有機溶剤の1〜
20重量%、好ましくは5〜10重量%の割合で使用す
る点にある。
/25℃)以下、特に21〜25ダインの範囲内の表面
張力を有することが好ましい。かかる範囲内の表面張力
を有する有機溶剤としては、例えば、オクタン(21.
26ダイン)、デカン(23.44ダイン)、ドデカン
(24.98ダイン)、トルエン(27.92ダイ
ン)、ノナン(22.44ダイン)、ヘキサン(17.
90ダイン)、ヘプタン(19.60ダイン)、ペンタ
ン(15.50ダイン)、メチルシクロヘキサン(2
3.17ダイン)、エチルシクロヘキサン(26.43
ダイン)、メチルシクロペンタン(21.61ダイ
ン)、1,1,1−トリクロロエタン(25.54ダイ
ン)、トルクロロエチレン(26.4ダイン)、n−ア
ミルアルコール(25.355ダイン)、イソブチルア
ルコール(22.543ダイン)、イソプロピルアルコ
ール(20.928ダイン)、エタノール(21.97
ダイン)、n−オクタノール(27.10ダイン)、n
−ブタノール(24.94ダイン)、 t−ブタノール
(19.96ダイン)、 i−ブタノール(23.32
ダイン)、n−ヘキサノール(25.81ダイン)、ベ
ンジルアルコール(27.89ダイン)、メタノール
(22.07ダイン)、ジイソアミルエーテル(22.
85ダイン)、ジエチルエーテル(15.25ダイ
ン)、ジブチルエーテル(22.90ダイン)、ジメチ
ルエーテル(16.5ダイン)、メチルーt−ブチルエ
ーテル(19.8ダイン)、アセトン(23.7ダイ
ン)、ジイソブチルケトン(23.9ダイン)、ジエチ
チルケトン(24.73ダイン)、ジーn−プロピルケ
トン(25.2ダイン)、メチルイソブチルケトン(2
3.6ダイン)、メチルエチルケトン(24.6ダイ
ン)、メチルーn−ブチルケトン(25.5ダイン)、
メチルーn−プロピルケトン(25.2ダイン)、イソ
吉草酸エチル(23.46ダイン)、ギ酸イソアミル
(25.29〜18.19ダイン)、ギ酸イソブチル
(23.66ダイン)、ギ酸エチル(22.38ダイ
ン)、ギ酸ブチル(25.028ダイン)、ギ酸メチル
(24.62ダイン)、酢酸アミル(25.68ダイ
ン)、酢酸アリル(26.25ダイン)、酢酸イソアミ
ル(24.62ダイン)、酢酸イソブチル(23.7ダ
イン)、酢酸イソプロピル(21.2ダイン)、酢酸エ
チル(23.75ダイン)、酢酸n−ブチル(25.0
9ダイン)、酢酸s−ブチル(23.3ダイン)、酢酸
プロピル(24.28ダイン)、酢酸メチル(24.8
ダイン)などがあげられる。これらは単独で又は2種以
上を併用することができる。
50℃、特に130〜220℃の範囲内にあるものを使
用することが特に好ましい。
如き特定溶剤を使用する以外は通常の有機溶剤系塗料組
成物と同様のものであることができ、具体的には、樹脂
成分、特定溶剤及びその他の有機溶剤を含有してなり、
さらに必要に応じて、ソリッドカラー顔料、メタリック
顔料、光干渉性顔料、体質顔料などを適宜含有すること
もできる。
既知のものを使用することができ、例えば、場合により
水酸基などの架橋性官能基を有していてもよい、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂などの基体樹
脂があげられ、該基体樹脂が水酸基などの架橋性官能基
を有する場合には、さらに必要に応じて、メラミン樹脂
やブロックポリイソシアネートなどの架橋剤を併用する
ことも可能である。
剤以外の塗料用有機溶剤であって、例えば、特定溶剤を
除くそれ自体既知の炭化水素系、アルコール系、エステ
ル系、エーテル系、ケトン系などの有機溶剤を使用する
ことができる。
上塗り塗料として使用することができるが、平滑性など
がすぐれているので上塗り塗料として使用することが好
ましい。上塗り塗料としては、クリヤ塗料、メタリック
塗料、ソリッドカラー塗料などがあげられる。
ー、静電方式などで塗装することができ、塗装時におけ
る粘度は10〜30秒/フォードカップ#4/20℃、
固形分含有率は30〜70重量%の範囲内に調整するこ
とが好ましい。
硬化型の場合には、室温〜約100℃以下の温度で、そ
して加熱硬化型の場合には、約100℃以上、特に約1
20〜約160℃で10〜40分程度加熱することによ
り硬化させることができる。その膜厚は硬化塗膜で、通
常、10〜50μmの範囲内が適している。
は、ワキ、ヘコミ、クレーター、ピンホール、微小孔な
どが発生することがなく、平滑性に極めてすぐれてい
る。
に具体的に説明をする。なお、部及び%はいずれも重量
基準であり、塗膜の膜厚は硬化塗膜についてのものであ
る。
均分子量12000)75部(固形分)、ブチルエーテル
化メラミン樹脂25部(固形分)、特定溶剤としてメチ
ルシクロヘキサノン(23.17ダイン)10 部及び
その他の有機溶剤としてキシレン(30ダイン)を90
部を混合し、固形分含有率50%、粘度25秒/フォー
ドカップ#4/20℃の有機溶剤系塗料組成物を得た。
これを、ガラス板にエアスプレーで膜厚25μmになる
ように塗装し、室温で2分間放置してから、140℃で
30分間加熱して塗膜を硬化せしめた。塗膜面には、ワ
キ、ヘコミ、クレーター、ピンホール、微小孔などの発
生が全く認められず、平滑性が極めてすぐれていた。
均分子量12000)75部(固形分)、ブチルエーテル
化メラミン樹脂25部(固形分)及びその他の有機溶剤
としてキシレン(30ダイン)を100部を混合し、固
形分含有率50%、粘度25秒/フォードカップ#4/
20℃の有機溶剤系塗料組成物を得た。これを、ガラス
板にエアスプレーで膜厚25μmになるように塗装し、
室温で2分間放置してから、140℃で30分間加熱し
て塗膜を硬化せしめた。塗膜面には、ワキ、ヘコミ、ク
レーター、ピンホール、微小孔などが発生しており、平
滑性は十分ではなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】 全有機溶剤の1〜20重量%が表面張力
28ダイン以下の有機溶剤であることを特徴とする有機
溶剤系塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146111A JP2001323219A (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146111A JP2001323219A (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001323219A true JP2001323219A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18652519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000146111A Pending JP2001323219A (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001323219A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008042021A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Bridgestone Corp | 光透過性電磁波シールド性窓材の製造方法、その製造装置、及び光透過性電磁波シールド性窓材、 |
JP2009260324A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-11-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 組成物およびそれを用いた光電変換素子 |
-
2000
- 2000-05-18 JP JP2000146111A patent/JP2001323219A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008042021A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Bridgestone Corp | 光透過性電磁波シールド性窓材の製造方法、その製造装置、及び光透過性電磁波シールド性窓材、 |
JP2009260324A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-11-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 組成物およびそれを用いた光電変換素子 |
US8871847B2 (en) | 2008-03-25 | 2014-10-28 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Composition and photo-electric converting element obtained using the same |
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