JP2001323194A - インクジェット用インク及び記録方法 - Google Patents

インクジェット用インク及び記録方法

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JP2001323194A
JP2001323194A JP2000145153A JP2000145153A JP2001323194A JP 2001323194 A JP2001323194 A JP 2001323194A JP 2000145153 A JP2000145153 A JP 2000145153A JP 2000145153 A JP2000145153 A JP 2000145153A JP 2001323194 A JP2001323194 A JP 2001323194A
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Masaki Nakamura
正樹 中村
Shinichi Suzuki
眞一 鈴木
Atsushi Asatake
敦 朝武
Makoto Kaga
誠 加賀
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質がよく、保存性の改善された質の高い画
像を得るインクジェット用インク及びインクジェット記
録方法を提供すること。 【解決手段】 多孔質性インク受像層を有する記録媒体
上に記録するインクジェット用インクであって、水性媒
体中に着色剤、少なくとも1種の光硬化性モノマー及び
/またはオリゴマーを含有するインクジェット用インク
及び該インクジェット用インクを用いて、多孔質性イン
ク受像層を有する記録媒体上に画像を形成するインクジ
ェット記録方法。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記
録方法に用いられるインクに関するもので、更に画像保
存性が改良されたインクジェット記録方法である。
【0002】
【従来の技術】インクを被記録材に制御して噴射するこ
とによって情報を記録するインクジェット記録方法は、
記録ヘッドを被記録材に接触させないので、騒音がな
く、高速記録が可能であり、また、普通紙にも記録でき
る等の利点を有している。このようなインクジェット記
録方法に使用するインクとしては、各種の染料または顔
料及びこれを溶解または分散する水または水溶性有機溶
媒を基本成分とし、必要に応じて、各種添加剤が添加さ
れたインクが知られ、且つ、使用されている。
【0003】近年、インクジェット記録によって得られ
る画像の画質は急速に向上しており、写真画質に迫りつ
つある。このような写真画質をインクジェット記録で達
成するために、記録用紙の面でも改善が進んでおり、高
平滑性の支持体上に微小な空隙を有する多孔質層を設け
た記録用紙はインク吸収性および乾燥性に優れており、
もっとも写真画質に近い画像が得られる記録用紙の一つ
になりつつある。
【0004】インクジェット記録においては、通常、水
溶性染料または顔料が色材として用いられる。水溶性染
料は色相、彩度が高く、綺麗な画像が得られる半面、親
水性が高いために、記録後に高湿下に長期間保存した
り、記録面上に水滴が付着した場合に染料が滲むという
欠点があった。また、多孔質層を有する記録媒体上で
は、多孔質皮膜であるが故に酸素の透過性が大きく、記
録後、室内での保存中に褪色しやすいという欠点があっ
た。
【0005】色材として顔料を用いれば、滲み、室内で
の保存により褪色するなどの欠点は改善される。しかし
ながら、粒子が大きいために、得られる画像にざらつき
感が生ずる、光沢がない、さらに、粒子が大きいため
に、多孔質層への染み込みが悪く表面に顔料が留まる結
果、消しゴムで消すと消えてしまうなどの欠点があり、
写真画質には程遠い状態であった。
【0006】一方、光硬化性モノマー、オリゴマーは極
めて短時間に硬化させることができるために、光硬化性
モノマー、オリゴマーを用いたインクは、普通紙上に滲
みの少ない印字を与えることができ、これら技術は、特
開平3−216379号公報、同5−186725号公
報、同8−048922号公報等に開示されている。
【0007】本発明者らは、この光硬化性モノマー/オ
リゴマーを用いたインクジェットインクを鋭意研究した
ところ、この光硬化性モノマー/オリゴマーを用いて多
孔質性インク受像層を有する記録媒体上に画像を形成し
た後硬化させた画像は、色材として水溶性染料を用いた
場合には、滲みを減らすのみでなく、耐光での保存性向
上、室内での褪色を抑制できる事、また、顔料を用いた
場合には、耐擦過性向上のみではなく、ざらつき感、光
沢を改善する効果が得られることを見いだした。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現
状に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、画質
がよく、保存性の改善された質の高い画像を得るインク
ジェット用インク及びインクジェット記録方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を達成するための手段】上記本発明の目的は、 (1)多孔質性インク受像層を有する記録媒体上に記録
するインクジェット用インクであって、水性媒体中に着
色剤、少なくとも1種の光硬化性モノマー及び/または
オリゴマーを含有することを特徴とするインクジェット
用インク。 (2)光硬化性モノマー/オリゴマーが、水溶性の光硬
化性モノマー/オリゴマーであることを特徴とする上記
(1)に記載のインクジェット用インク。 (3)光硬化性モノマー/オリゴマーが、アクリル基ま
たはメタクリロイル基を有する水溶性の光硬化性モノマ
ー/オリゴマーであることを特徴とする上記(1)また
は(2)に記載のインクジェット用インク。 (4)光硬化性モノマー/オリゴマーのインク中の含有
量が、重量比で1〜50%であることを特徴とする上記
(1)〜(3)のいずれかに記載のインクジェット用イ
ンク。 (5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のインクジ
ェット用インクを、多孔質性インク受像層を有する記録
媒体上に吐出し、画像を形成することを特徴とするイン
クジェット記録方法。によって達成される。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のインクジェット用インクは、多孔質性インク受像
層を有する記録媒体上に記録するために使用される。本
発明の多孔質性インク受像層を有する記録媒体(以下、
本発明の記録媒体ということもある。)に用いられる支
持体としては、従来、インクジェット記録用紙に用いら
れている公知の支持体を適宜使用でき、特に制限はされ
ず、いずれの支持体も用いることができる。
【0011】本発明の記録媒体に用いることのできる吸
水性支持体としては、例えば、一般の紙、布、木材等か
らなるシートや板等を挙げることができるが、特に、紙
は基材自身の吸水性に優れかつコスト的にも優れるため
に最も好ましい。紙支持体としては、LBKP、NBK
P等の化学パルプ、GP、CGP、RMP、TMP、C
TMP、CMP、PGW等の機械パルプ、DIP等の古
紙パルプ等の木材パルプを主原料としたものが使用可能
である。また、必要に応じて合成パルプ、合成繊維、無
機繊維等の各種繊維状物質も原料として適宜使用するこ
とができる。
【0012】上記紙支持体中には必要に応じて、サイズ
剤、顔料、紙力増強剤、定着剤等、蛍光増白剤、湿潤紙
力剤、カチオン化剤等の従来公知の各種添加剤を添加す
ることができる。紙支持体は、前記の木材パルプなどの
繊維状物質と各種添加剤を混合し、長網抄紙機、円網抄
紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種抄紙機で抄紙する
ことにいより製造することができる。また、必要に応じ
て抄紙段階または抄紙機にてスターチ、ポリビニルアル
コール等でサイズプレス処理したり、各種のコート処理
したり、カレンダー処理したりすることもできる。
【0013】また、本発明で好ましく用いることのでき
る非吸水性支持体には、透明支持体又は不透明支持体が
ある。透明支持体としては、例えば、ポリエステル系樹
脂、ジアセテート系樹脂、トリアテセート系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル
系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハン、セルロイド等の
材料からなるフィルムが挙げられる。OHP等のように
輻射熱がかかるところに用いる場合には、輻射熱に耐え
る性質を有する支持体が好ましい。これら支持体として
は、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。この
ような透明な支持体の厚さは、約50〜200μmが好
ましい。
【0014】不透明支持体としては、例えば、基紙の少
なくとも一方に白色顔料等を添加したポリオレフィン樹
脂被覆層を有する樹脂被覆紙(いわゆるRCペーパ
ー)、ポリエチレンテレフタレートに硫酸バリウム等の
白色顔料を添加してなるいわゆるホワイトペットが好ま
しい。支持体と多孔質性インク受像層の接着強度を大き
くする等の目的で、多孔質性インク受像層の塗布に先立
って、支持体にコロナ放電処理や下引処理等を行うこと
が好ましい。本発明の記録媒体は必ずしも無色である必
要はなく、着色されていてもよく、本発明の記録媒体に
用いる支持体も着色されていてもよい。
【0015】本発明のインクジェット記録用紙では原紙
支持体の両面をポリエチレンでラミネートした紙支持体
を用いると、写真画質に近い記録画像が得られ、しかも
低コストで高品質の画像が得られるために特に好まし
い。以下、ポリエチレンでラミネートした紙支持体につ
いて以下に説明する。紙支持体の原紙は木材パルプを主
原料とし、必要に応じて、木材パルプに加えて、ポリプ
ロピレンなどの合成パルプあるいはナイロンやポリエス
テルなどの合成繊維を用いて抄紙される。木材パルプと
しては、LBKP、LBSP、NBKP、NBSP、L
DP、NDP、LUKP、NUKPのいずれも用いるこ
とができるが短繊維分の多いLBKP、NBSP、LB
SP、NDP、LDPをより多く用いることが好まし
い。但し、LBSP及び/又はLDPの比率は10質量
%以上、70質量%以下が好ましい。
【0016】上記パルプは不純物の少ない化学パルプ
(硫酸塩パルプや亜硫酸塩パルプ)が好ましく用いら
れ、また、漂白処理を行って白色度を向上させたパルプ
も有用である。原紙中には、高級脂肪酸、アルキルケテ
ンダイマー等のサイズ剤、炭酸カルシウム、タルク、酸
化チタンなどの白色顔料、スターチ、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルアルコール等の紙力増強剤、蛍光増白
剤、ポリエチレングリコール類等の水分保持剤、分散
剤、4級アンモニウム等の柔軟化剤などを適宜添加する
ことができる。
【0017】抄紙に使用するパルプの濾水度は、CSF
の規定で200〜500mlが好ましく、また、叩解後
の繊維長は、JIS P−8207に規定される24メ
ッシュ残分質量%と42メッシュ算分の質量%との和が
30乃至70%であることが好ましい。なお、4メッシ
ュ残分の質量%は20質量%以下であることが好まし
い。原紙の坪量は30乃至250gが好ましく、特に5
0乃至200gが好ましい。原紙の厚さは40乃至25
0μmが好ましい。原紙には抄紙段階または抄紙後にカ
レンダー処理して高平滑性を与えることもできる。原紙
密度は0.7乃至1.2g/m2(JIS P−811
8)が一般的である。更に、原紙剛度はJIS P−8
143に規定される条件で20乃至200gが好まし
い。
【0018】原紙表面には表面サイズ剤を塗布してもよ
く、表面サイズ剤としては前記原紙中添加できるサイズ
と同様のサイズ剤を使用できる。原紙のpHはJIS
P−8113で規定された熱水抽出法により測定された
値で5〜9であることが好ましい。原紙表面及び裏面を
被覆するポリエチレンは、主として低密度のポリエチレ
ン(LDPE)及び/または高密度のポリエチレン(H
DPE)であるが、他のLLDPEやポリプロピレン等
も一部使用することができる。
【0019】特に、インク受像層側のポリエチレン層
は、写真用印画紙において広く行われているように、ル
チルまたはアナターゼ型の酸化チタンをポリエチレン中
に添加し、不透明度及び白色度を改良したポリエチレン
層であることが好ましい。酸化チタン含有量はポリエチ
レンに対して概ね3〜20質量%、好ましくは4〜13
質量%である。
【0020】ポリエチレン被覆紙は光沢紙として用いる
ことも、また、ポリエチレンを原紙表面上に溶融押し出
してコーティングする際にいわゆる型付け処理を行っ
て、通常の写真印画紙にみられるように、マット面や絹
目面を形成して用いることもできる。上記ポリエチレン
被覆紙においては、紙中の含水率を3〜10質量%に保
持することが特に好ましい。
【0021】本発明の多孔質性インク受像層は微粒子と
親水性バインダーを含有することができる。用いること
ができる微粒子としては有機微粒子及び無機微粒子が挙
げられが、特に好ましい微粒子は無機微粒子である。こ
れら無機微粒子の例としては、軽質炭酸カルシウム、重
質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレ
ー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チ
タン、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハ
イドロタルサイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪
酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、
コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダルアルミナ、擬
ベーマイト、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライ
ト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料等を挙げるこ
とができる。無機微粒子は、1次粒子の状態のものであ
っても、また、2次凝集粒子を形成した状態のものであ
っても使用することができるが、高い光沢性と本発明の
耐水性を得る観点からすると、インク受像層中における
平均粒径が200nm以下の無機微粒子を用いるのが特
に好ましい。同様の観点において更に好ましい平均粒径
は100nm以下である。ここで平均粒径は、無機微粒
子分散液そのものを希釈してまたはインク受像層中の電
子顕微鏡写真で撮影し、任意の100個の粒子の面積を
測定し、その面積と等しい円の直径で表した粒径をもっ
て算出した平均粒径をいう。
【0022】無機微粒子としては、表面がアニオン性の
もの及び表面がカチオン性のもののいずれも使用するこ
とができる。表面がアニオン性の無機微粒子の場合、イ
ンク中の染料の定着性が低いが、十分な定着性を持たせ
るために染料を定着する機能をもつ第3級アミノ基また
は第4級アンモニウム塩基等を有するカチオン性ポリマ
ーをインク受像層中に含有することが好ましい。
【0023】そのようなカチオン性ポリマーとしては、
公知のポリマーを使用することができ、例えば、ポリエ
チレンイミン、ポリアリルアミン、ジシアンジアミドポ
リアルキレンポリアミン、ジアルキルアミンとエピクロ
ロヒドリンの縮合物、ポリビニルアミン、ポリビニルピ
リジン、ポリビニルイミダゾール、ジアリルジメチルア
ンモニウム塩の縮合物、ポリアクリル酸エステルの4級
化物等が挙げられるが、特に、特開平10−19377
6号公報、同10−217601号公報、同11−20
300号公報及び特願平10−178126号明細書等
に記載されているものが好ましい。このカチオン性ポリ
マーは無機微粒子に対して質量比で概ね0.01〜0.
3の範囲で用いることが好ましく、特に、0.05〜
0.2の範囲で用いることが好ましい。
【0024】表面がカチオン性である無機微粒子として
は、例えば、カチオン表面処理された気相法シリカ、カ
チオン表面処理されたコロイダルシリカを用いることが
できるが、アルミナ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイ
ト等も用いることができる。表面がカチオン性の無機微
粒子には、特開平8−34160号公報に記載されてい
るような、第4級アンモニウム塩基を有するシランカッ
プリング剤を無機微粒子の表面にカップリングさせて表
面電荷をカチオン性に変換した無機微粒子も含まれる。
【0025】本発明においては、低コストであることや
高い反射濃度が得られる低屈折率の微粒子であること等
からすると、表面がアニオン性の無機微粒子としては、
気相法で合成されたシリカまたはコロイダルシリカが好
ましく、特に気相法で合成されたシリカが好ましい。本
発明のインク受像層に用いられる親水性バインダーの例
としては、ポリビニルアルコール、ゼラチン、ポリエチ
レンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、ポリアクリルアミド、ポリウレタン、デキストラ
ン、デキストリン、カラーギーナン(λ、ι等)、寒
天、プルラン、水溶性ポリビニルブチラール、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が
挙げられる。これらの親水性バインダーは2種以上併用
することもできる。
【0026】本発明で好ましく用いられる親水性バイン
ダーはポリビニルアルコールである。これらポリビリル
アルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られ
る通常のポリビニルアルコールの他に、末端をカチオン
変性したポリビニルアルコールやアニオン性基を有する
アニオン変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニル
アルコールも含まれる。酢酸ビニルを加水分解して得ら
れるポリビニルアルコールは平均重合度が1000以上
のものが好ましく用いられ、特に、平均重合度が150
0〜5000のものが好ましく用いられる。ケン化度は
70〜100%のものが好ましく、80〜99.5%の
ものが特に好ましい。
【0027】カチオン変成ポリビニルアルコールとして
は、例えば、特開昭61−10483号公報に記載され
ているような、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウ
ム基を上記ポリビニルアルコールの主鎖または側鎖中に
有するポリビニルアルコールが挙げられ、これらはカチ
オン性基を有するエチレン性不飽和単量体と酢酸ビニル
との共重合体をケン化することにより得られる。カチオ
ン性基を有するエチレン性不飽和単量体としては、例え
ば、トリメチル−(2−アクリルアミド−2,2−ジメ
チルエチル)アンモニウムクロライド、トリメチル−
(3−アクリルアミド−3,3−ジメチルプロピル)ア
ンモニウムクロライド、N−ビニルイミダゾール、N−
ビニル−2−メチルイミダゾール、N−(3−ジメチル
アミノプロピル)メタクリルアミド、ヒドロキシルエチ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、N,N,N−ト
リメチル−(3−メタクリルアミドプロピル)アンモニ
ウムクロライド、N−(1,1−ジメチル−3−ジメチ
ルアミノプロピル)アクリルアミド等が挙げられる。
【0028】カチオン変性ポリビニルアルコールのカチ
オン変性基含有単量体の比率は、酢酸ビニルに対して
0.1〜10モル%が好ましく、さらに、好ましくは
0.2〜5モル%である。アニオン変性ポリビニルアル
コールには、例えば、特開平1−206088号公報に
記載されているようなアニオン性基を有するポリビニル
アルコール、特開昭61−237681号公報および同
63−307979号公報に記載されているようなビニ
ルアルコールと水溶性基を有するビニル化合物との共重
合体及び特開平7−285265号公報に記載されてい
るような水溶性基を有する変性ポリビニルアルコールが
挙げられる。ポリビニルアルコールは、重合度や変性の
種類等の違う2種類以上のポリビニルアルコールを併用
することもできる。また、インク受像層に用いられる無
機微粒子と親水性バインダーの比率は質量比で概ね2:
1〜10:1が好ましく、特に、3:1〜8:1が好ま
しい。
【0029】無機微粒子の親水性バインダーに対する比
率を上記の如く高い値にすることで本発明の多孔質性イ
ンク受像層に適する高空隙率を得ることができる。多孔
質性インク受像層における好ましい空隙率は40〜80
%であり、特に、50〜70%が好ましい。ここで空隙
率とは以下の式に従って得られたものをいう。 空隙率(%)=〔(全乾燥膜厚−塗布固形分膜厚)/全
乾燥膜厚〕×100
【0030】空隙率が40%以上であれば十分なインク
吸収速度が得られ、また、80%以下であれば特に低湿
環境での製造時や保管時などに発生しやすいインク受像
層のひび割れの心配が少ない。空隙率が40%未満の場
合には、インク吸収速度が低下しやすく、また、80%
を越える場合には、インク受像層の製造時や保管時等に
ひび割れを起こしやすい。これは特に低湿時に著しい。
【0031】本発明の記録媒体には、必要に応じて他の
構成層を設けることができる。本発明の記録媒体の多孔
質性インク受像層、必要に応じて設けられるその他の層
には、前記した以外に各種の添加剤を含有させることが
できる。例えば、ポリスチレン、ポリアクリル酸エステ
ル類、ポリメタクリル酸エステル類、ポリアクリルアミ
ド類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデンまたはこれらの共重合体、尿素
樹脂またはメラミン樹脂等の有機ラテックス微粒子、ア
ニオン、カチオン、ノニオンまたは両性の各種界面活性
剤、特開昭57−74193号公報、同57−8798
8号公報、同62−261476号公報に記載の紫外線
吸収剤、特開昭57−74192号公報、同57−87
989号公報、同60−72785号公報、同61−1
46591号公報、特開平1−95091号公報、同3
−13376号公報等に記載されている退色防止剤、特
開昭59−42993号公報、同59−52689号公
報、同62−280069号公報、同61−24287
1号公報、特開平4−219266号公報等に記載され
ている蛍光増白剤、硫酸、リン酸、クエン酸、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等のpH調整
剤、消泡剤、防腐剤、増粘剤、帯電防止剤、マット剤等
の公知の各種添加剤を含有させることもできる。
【0032】また、滲みなどを改良する手段として、水
溶性多価金属イオンを加えてもよい。これら水溶性多価
金属イオンの例としては、2〜4価の多価金属イオンが
挙げられ、具体的には、Ca2+、Mg2+、Zn2+、Cu
2+、Fe3+、Ni2+、Co2+、Al3+等が挙げられる
が、特に、Ca2+、Mg2+、Zn2+、Al3+が好まし
い。多価金属イオンは、記録用紙1m2当たり概ね0.
1〜10ミリモルの量を用いるのが好ましい。0.1ミ
リモル以上であれば滲み改良の効果が得られ、また、1
0ミリモル以下であれば染料を凝集させるなどの欠点の
発生を抑制することができる。特に好ましい添加量は、
記録用紙1m2当たり0.2〜2ミリモルである。
【0033】多孔質性インク受像層は2層以上から構成
されていてもよく、この場合、それらのインク受像層の
構成はお互いに同じであっても異なっていてもよい。イ
ンク受像層に用いられる無機微粒子の添加量は、要求さ
れるインク吸収容量、空隙層の空隙率、無機微粒子の種
類、親水性バインダーの種類に大きく依存するが、一般
には、記録用紙1m2当たり概ね5〜30gであり、好
ましくは10〜25gである。
【0034】本発明の記録媒体のインク受像層及び下引
き層など必要に応じて適宜設けられる各種の親水性層は
公知の方法から適宜選択して支持体上に形成することが
できる。好ましい方法は、各層を構成する塗布液を支持
体上に塗設して乾燥して得られる。この場合、2層以上
を同時に塗布することもでき、特に、全ての親水性バイ
ンダー層を1回の塗布で済ます同時塗布が好ましい。塗
布方式としては、ロールコーティング法、ロッドバーコ
ーティング法、エアナイフコーティング法、スプレーコ
ーティング法、カーテン塗布方法あるいは米国特許第
2,681,294号明細書に記載のホッパーを使用す
るエクストルージョンコート法が好ましく用いられる。
【0035】次に、本発明の記録媒体上に記録する少な
くとも1種の光硬化性モノマー及び/またはオリゴマー
を含有するインクジェット用インクについて説明する。
本発明に用いる光硬化性モノマー/オリゴマーは、水性
媒体中に可溶であればよいが、好ましくは、水溶性であ
る。本発明で用いられる光硬化性モノマー/オリゴマー
は、光硬化性であれば特に制限なく用いることができる
が、ラジカル重合性のエチレン系不飽和基またはカチオ
ン重合型のエポキシ基を有することが好ましく、特に、
ラジカル重合性のエチレン系不飽和基を有する光硬化性
モノマー/オリゴマーが好ましい。ラジカル重合性のエ
チレン系不飽和基としては、例えば、アクリロイル基、
メタクリロイル基、スチリル基、ビニル基などが挙げら
れる。これらの基は分子中に1個以上有することが好ま
しく、2個以上有することがさらに好ましい。
【0036】本発明に用いることができる水溶性のラジ
カル重合性のエチレン系不飽和基を有する光硬化性モノ
マー/オリゴマーの例としては、多価アルコールの(メ
タ)アクリルエステル(例えば、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジまたはトリグリシジルグ
リセリンの(メタ)アクリレートエステル、(メタ)ア
クリル基を有するポリエチレングリコールポリエステル
オリゴマー、(メタ)アクリル基を有するポリエチレン
グリコールポリウレタンオリゴマー、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドンな
ど)、(メタ)アクリレート基を有するポリエステルオ
リゴマー(例えば、東亜合成化学製 TO−1321、
同TO−1343)、(メタ)アクリレート基を有する
ポリウレタンオリゴマー(例えば、新中村化学工業製
UAー7200、同UA−W2A)などが挙げられる。
【0037】カチオン重合型のエポキシ基を有する光硬
化性モノマー/オリゴマーの例としては、多価アルコー
ルのグリシジルエーテル、グリシジルエステル、環状脂
肪族のエポキシドなどが挙げられる。本発明において、
光硬化性モノマー/オリゴマーはインクに対して0.1
〜50重量%の範囲で用いることが好ましい。0.1重
量%未満では十分な効果が得られず、また、50重量%
を越えると、インクの粘度が高くなりすぎて、画像形成
が困難になる。さらに好ましいインクに対する光硬化性
モノマー/オリゴマーの量は、1〜20重量%の範囲で
ある。
【0038】本発明においては、光重合開始剤を用いる
ことができる。光重合開始剤は、インク中に添加しても
よく、インク吐出の前後または同時に別のノズルより吐
出させてもよく、記録媒体に存在させるとか記録媒体上
で添加するなどして記録媒体上で接触させるようにして
もよい。光重合開始剤は、光硬化性モノマー/オリゴマ
ーに対して10重量%の範囲で用いることが好ましい。
光重合開始剤としては、220nm〜700nmの光領
域の波長の光や熱を吸収してラジカルを生成する化合物
が用いられ、特に制限されるものではないが、220n
m〜420nmの紫外線領域の光を吸収してラジカルを
生成する化合物が好ましい。
【0039】好ましい光重合開始剤の例としては、例え
ば、ベンゾインエーテル類(例えば、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインメチルエーテル等)、ベンゾフェ
ノン類(例えば、ベンゾフェノン、ミチャラーズケト
ン、o−ベンジルメチルベンゾエート等)、アントラキ
ノン類(例えば、2−エチルアントラキノン等)、キサ
ントン類(例えば、キサントン、2,4−ジエチルチオ
キサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチ
オキサントン等)、アセトフェノン誘導体類(例えば、
アセトフェノン、トリクロロアセトフェノン、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピオフェノン、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン等)、燐酸誘導体(例え
ば、2−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニル}
−2−モルフォニノプロパノン−1,2,4,6−トリ
メチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、
ビスアシルフォスフィンオキサイド等)が挙げられる。
【0040】カチオン重合型の開始剤としては、例え
ば、芳香族ハロニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香
族ハロニウム塩(例えば、ジフェニルヨードニウムヘキ
サフルオロアンチモネート等)、芳香族スルホニウム塩
(例えば、トリフェニルスルフォニウムヘキサフルオロ
フォスフェート等)、メタロセン化合物等を挙げること
ができる。
【0041】本発明の着色剤としては、公知の水溶性染
料、顔料が使用することができる。使用できる水溶性染
料は、水溶性の直接染料、酸性染料、反応性染料、塩基
性染料から選ばれるものであって、これらを単独である
いは複数種類を併せて用いることができる。これらの染
料は、所望に応じて適宜選択し、溶媒中に溶解して使用
する。
【0042】<直接染料> C.I.ダイレクトイェロー 1、4、8、11、1
2、24、26、27、28、33、39、44、5
0、58、85、86、100、110、120、13
2、142、144 C.I.ダイレクトレッド 1、2、4、9、11、1
3、17、20、23、24、28、31、33、3
7、39、44、47、48、51、62、63、7
5、79、80、81、83、89、90、94、9
5、99、220、224、227、243 C.I.ダイレクトブルー 1、2、6、8、15、2
2、25、71、76、78、80、86、87、9
0、98、106、108、120、123、163、
165、192、193、194、195、196、1
99、200、201、202、203、207、23
6、237 C.I.ダイレクトブラック 2、3、7、17、1
9、22、32、38、51、56、62、71、7
4、75、77、105、108、112、117、1
54
【0043】<酸性染料> C.I.アシッドイェロー 2、3、7、17、19、
23、25、29、38、42、49、59、61、7
2、99 C.I.アシッドオレンジ 56、64 C.I.アシッドレッド 1、8、14、18、26、
32、37、42、52、57、72、74、80、8
7、115、119、131、133、134、14
3、154、186、249、254、256 C.I.アシッドバイオレット 11、34、75 C.I.アシッドブルー 1、7、9、29、87、1
26、138、171、175、183、234、23
6、249 C.I.アシッドグリーン 9、12、19、27、4
1 C.I.アシッドブラック 1、2、7、24、26、
48、52、58、60、94、107、109、11
0、119、131、155
【0044】<反応性染料> C.I.リアクティブイエロー 1、2、3、13、1
4、15、17、37、42、76、95、168、1
75 C.I.リアクティブレッド 2、6、11、21、2
2、23、24、33、45、111、112、11
4、180、218、226、228、235 C.I.リアクティブブルー 7、14、15、18、
19、21、25、38、49、72、77、176、
203、220、230、235 C.I.リアクティブオレンジ 5、12、13、2
5、95 C.I.リアクティブブラウン 7、11、33、3
7、46 C.I.リアクティブグリーン 8、19 C.I.リアクティブバイオレット 2、4、6、8、
21、22、25 C.I.リアクティブブラック 5、8、31、39
【0045】<塩基性染料> C.I.ベーシックイェロー 11、1、21、32 C.I.ベーシックレッド 1、2、9、12、13 C.I.ベーシックバイオレット 3、7、14 C.I.ベーシックブルー 3、9、24、25
【0046】更に本発明においては、水溶性のフタロシ
アニン系染料を用いることができる。水溶性フタロシア
ニン系染料は、フタロシアニン骨格を有し、スルホ基な
どの可溶解性基で置換修飾された染料で、例えば、C.
I.Direct Blue199やDirect B
lue 86などが挙げられる。更に、本発明に用いる
ことができる染料としては、この他に、キレート染料、
いわゆる銀色素漂白法感光材料(例えば、チバガイギー
製チバクローム)に用いられるアゾ染料を挙げることが
できる。
【0047】キレート染料に関しては、例えば、英国特
許第1,077,484号明細書の記載を参考にするこ
とができる。銀色素漂白法感光材料に用いるアゾ染料に
関しては、例えば、英国特許第1,039,458号明
細書、同第1,004,957号明細書、同第1,07
7,628号明細書、米国特許第2,612,448号
明細書の記載を参考にすることができる。
【0048】本発明に使用できる顔料としては、例え
ば、従来公知の有機、無機顔料を使用することができ、
例えば、アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔
料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料、フタロシアニン顔
料、ペリレン及びペリレン顔料、アントラキノン顔料、
キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ
顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等の多
環式顔料、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の
染料レーキ、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラ
ック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボンブラック等
の無機顔料が挙げられる。これら顔料は、単独であるい
は複数種類を併せて用いることができる。これらの顔料
は、所望に応じて適宜選択し、溶媒中に分散して使用す
る。
【0049】本発明に使用される顔料を分散する分散剤
としては、例えば、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、ア
ルキルエステル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホ
コハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸
塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、
ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリ
セリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、あるい
は、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導
体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレ
イン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル
酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体から
なるブロック共重合体、ランダム共重合体およびこれら
の塩をあげることができる。
【0050】顔料を分散する分散方法としては、例え
ば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミ
ル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超
音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、
ペイントシェーカー等が挙げられ、これらは単独である
いは適宜組み合わせて用いることができる。顔料分散体
から粗粒分を除去する目的で、遠心分離装置、フィルタ
ーを使用することも好ましい。
【0051】本発明のインクジェット用インクに用いる
水性媒体は、水のほかに水溶性有機溶媒を含有してもよ
い。用いることができる水溶性有機溶媒としては、例え
ば、炭素数1〜4のアルキルアルコール類(例えば、メ
チルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアル
コール、イソブチルアルコール等)、アミド類(例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等)、ケトンあるいはケトアルコール類(例えば、アセ
トン、ジアセトンアルコール等)、エーテル類(例え
ば、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、ポリアルキ
レングリコール類(例えば、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等)、アルキレン基が2〜6
個の炭素原子を含むアルキレングリコール類(例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘ
キサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリ
コール、ジエチレングリコール等)、グリセリン、多価
アルコールの低級アルキルエーテル類(例えば、エチレ
ングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメ
チル(またはエチル)エーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチル(またはエチル)エーテル等)等が挙げら
れる。
【0052】これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテルは好ましいもの
である。上記水溶性有機溶剤は、一般には、インク全重
量に対して重量%で10〜70%の範囲で用いられる。
本発明のインクジェット用インクには、吐出後のインク
液滴の被記録材中への浸透を加速するために、界面活性
剤を使用することができる.用いることができる界面活
性剤は、インクの保存安定性等の悪影響を及ぼさないも
のであれば特に限定されるものではない。
【0053】また、本発明のインクジェット用インクに
は電気伝導度調節剤を用いることもできる。電気伝導度
調節剤としては、例えば、塩化カリウム、塩化アンモニ
ウム、硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、塩化ナトリウ
ムなどの無機塩や、トリエタノールアミンなどの水溶性
アミンを用いることができる。本発明のインクジェット
用インクには、吐出安定性、プリントヘッドやインクカ
ートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の
諸性能向上の目的に応じて、さらに粘度調整剤、比抵抗
調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色
防止剤、防錆剤、防腐剤等を添加することもできる。
【0054】本発明のインクジェット用インクはいかな
るオンデマンド型又はコンティニュアス方式のインクジ
ェット記録方式に対しても用いることができる。吐出方
式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキ
ャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピ
ストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型
等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェ
ット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引
方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及
び放電方式(例えば、スパークジェット型等)などを具
体的な例として挙げることができる。
【0055】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこの実施例における形態に限定され
るものではない。
【0056】実施例1 (シアンインク11、マゼンタインク11、イエローイ
ンク11の調製)下記成分を攪拌混合して、0.45μ
mのフィルターを通して、シアンインク11を調製し
た。 化合物 添加量 光硬化オリゴマー/オリゴマー(新中村化学 A−600) 150g 光硬化開始剤A 5g 染料(Direct Blue 119) 50g ゼネカ社 プロキセルGXL(D) 1g エチレングリコール 15g エタノール 5g イオン交換水 774g シアンインク11のDirect Blue 119の
代わりにマゼンタ染料(Direct Red 22
7)を用いた他はシアンインク11と同様にしてマゼン
タインク11を調製した。シアンインク11のDire
ct Blue 119の代わりにイエロー染料(Ac
id Yellow 23)を用いた他はシアンインク
11と同様にしてイエローインク11を調製した。
【0057】(シアンインク12、マゼンタインク1
2、イエローインク12の調製)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11の調製におい
て、光硬化開始剤Aを添加しなかった他はシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11とそれ
ぞれ同様にしてシアンインク12、マゼンタインク1
2、イエローインク12を調製した。
【0058】(シアンインク13、マゼンタインク1
3、イエローインク13の調製)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、光硬化モノマー/オリゴマーTO−1321を用
い、また、光硬化開始剤Aに代え、光硬化開始剤Bを用
いた他はシアンインク11、マゼンタインク11、イエ
ローインク11とそれぞれ同様にしてシアンインク1
3、マゼンタインク13、イエローインク13を調製し
た。
【0059】(シアンインク14、マゼンタインク1
4、イエローインク14の調製)シアンインク12、マ
ゼンタインク12、イエローインク12の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、光硬化モノマー/オリゴマーTO−1321を用い
た他はシアンインク12、マゼンタインク12、イエロ
ーインク12とそれぞれ同様にしてシアンインク14、
マゼンタインク14、イエローインク14を調製した。
【0060】(シアンインク15、マゼンタインク1
5、イエローインク15の調製)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、光硬化モノマー/オリゴマーUA−7200を用い
た他はシアンインク11、マゼンタインク11、イエロ
ーインク11とそれぞれ同様にしてシアンインク15、
マゼンタインク15、イエローインク15を調製した。
【0061】(シアンインク16、マゼンタインク1
6、イエローインク16の調製)シアンインク12、マ
ゼンタインク12、イエローインク12の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、光硬化モノマー/オリゴマーUA−7200を用い
た他はシアンインク12、マゼンタインク12、イエロ
ーインク12とそれぞれ同様にしてシアンインク16、
マゼンタインク16、イエローインク16を調製した。
【0062】(シアンインク17、マゼンタインク1
7、イエローインク17の調製)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、光硬化モノマー/オリゴマーLR8765を用いた
他はシアンインク11、マゼンタインク11、イエロー
インク11とそれぞれ同様にしてシアンインク17、マ
ゼンタインク17、イエローインク17を調製した。
【0063】(シアンインク18、マゼンタインク1
8、イエローインク18の調製)シアンインク12、マ
ゼンタインク12、イエローインク12の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、光硬化モノマー/オリゴマーLR8765を用いた
他はシアンインク12、マゼンタインク12、イエロー
インク12とそれぞれ同様にしてシアンインク18、マ
ゼンタインク18、イエローインク18を調製した。
【0064】(シアンインク19、マゼンタインク1
9、イエローインク19の調製)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、エチレングリコール(EG)を用いた他はシアンイ
ンク11、マゼンタインク11、イエローインク11と
それぞれ同様にしてシアンインク19、マゼンタインク
19、イエローインク19を調製した。
【0065】(シアンインク20、マゼンタインク2
0、イエローインク20の調製)シアンインク12、マ
ゼンタインク12、イエローインク12の調製におい
て、光硬化モノマー/オリゴマーA−600の代わり
に、エチレングリコール(EG)を用いた他はシアンイ
ンク12、マゼンタインク12、イエローインク12と
それぞれ同様にしてシアンインク20、マゼンタインク
20、イエローインク20を調製した。
【0066】《多孔質タイプ記録媒体の調製》 〈シリカ分散液−1の調製〉1次粒子の平均粒径が約
0.007μmの気相法シリカ(日本アエロジル工業
(株)製:アエロジル300)125kgを、三田村理
研工業(株)製のジェットストリーム・インダクターミ
キサーTDSを用いて、硝酸でpH=2.7に調整した
620Lの純水中に室温で吸引分散した後、純水で全量
を694Lに仕上げた。 〈シリカ分散液−2の調製〉下記のカチオンポリマーP
−1を1.63kg、エタノール2.0L、n−プロパ
ノール1.5Lを含有する水溶液(pH=3.0)18
Lに、シリカ分散液−1の69.4Lを攪拌しながら添
加し、次いで、ホウ酸260gとホウ砂230gを含有
する水溶液7.0Lを添加してから、消泡剤SN381
(サンノプコ(株)製)を1g添加した。この混合液を
三和工業(株)製高圧ホモジナイザーで分散し、全量を
純水で97Lに仕上げてシリカ分散液−2を調製した。
このシリカ分散液を希釈して透明な支持体上に塗布し、
電子顕微鏡で観察した結果、平均粒径が約50nm(2
次粒子)のサイズであった。
【0067】
【化1】
【0068】〈塗布液の調製〉40℃で攪拌しながら、
シリカ分散液−2の650mlに、 ポリビニルアルコール(クラレ工業(株)製:PV
A203)の10%水溶液:6ml ポリビニルアルコール(クラレ工業(株)製:PV
A235)の5%水溶液:300mlを添加し、純水で
全量を1000mlに仕上げ、塗布液を調製した。
【0069】《多孔質タイプ記録媒体の作製》インク受
像層面側に0.05g/m2のゼラチン下引き層、反対
側にTgが約80℃のラテックスポリマーを0.2g/
2含有するバック層を設けた坪量180g/m2の原紙
の両面をポリエチレンで被覆したポリエチレンコート紙
(インク受像層側のポリエチレン中の8質量%のアナタ
ーゼ型酸化チタン含有)に、湿潤膜厚が170μmにな
るように上記塗布液を塗布し、約7℃に一度冷却した後
に20〜65℃の風を吹き付けて、インク受像層中の水
分量が空隙容量に対して30%以下になるまで乾燥させ
て、多孔質性インク受像層を有する記録媒体を作製し
た。
【0070】《画像の形成》 (画像1の形成)調製したシアンインク11、マゼンタ
インク11、イエローインク11を、吐出ノズル数=6
4 ノズル径=22μm 吐出周波数=30KHZであ
るヘッドを搭載したピエゾ方式インクジェット試験器に
て、吐出させて多孔質性インク受像層を有する記録媒体
上に720dpiでカラー画像1(本発明)を形成し
た。
【0071】(画像2の形成)調製したシアンインク1
1、マゼンタインク11、イエローインク11を、吐出
ノズル数=64 ノズル径=22μm 吐出周波数=3
0KHZであるヘッドを搭載したピエゾ方式インクジェ
ット試験器にて、吐出させて普通紙(コピー用紙)上に
720dpiでカラー画像2(比較)を形成した。
【0072】(画像3及び4の形成)画像1及び2の形
成において、画像1及び2を形成した後に、UV露光装
置で露光量100mj/cm2で露光を行い、画像3
(本発明)及び4(比較)を得た。
【0073】(画像5の形成)シアンインク11、マゼ
ンタインク11、イエローインク11に代え、調製した
シアンインク12、マゼンタインク12、イエローイン
ク12を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像5
(本発明)を形成した。
【0074】(画像6の形成)調製したシアンインク1
1、マゼンタインク11、イエローインク11に代え、
調製したシアンインク12、マゼンタインク12、イエ
ローインク12を用いた他は画像2と同様にしてカラー
画像6(比較)を形成した。
【0075】(画像7の形成)シアンインク11、マゼ
ンタインク11、イエローインク11に代え、調製した
シアンインク13、マゼンタインク13、イエローイン
ク13を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像7
(本発明)を形成した。
【0076】(画像8の形成)調製したシアンインク1
1、マゼンタインク11、イエローインク11に代え、
調製したシアンインク13、マゼンタインク13、イエ
ローインク13を用いた他は画像2と同様にしてカラー
画像8(比較)を形成した。
【0077】(画像9の形成)シアンインク11、マゼ
ンタインク11、イエローインク11に代え、調製した
シアンインク14、マゼンタインク14、イエローイン
ク14を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像9
(本発明)を形成した。
【0078】(画像10の形成)調製したシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11に代
え、調製したシアンインク14、マゼンタインク14、
イエローインク14を用いた他は画像2と同様にしてカ
ラー画像10(比較)を形成した。
【0079】(画像11の形成)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11に代え、調製し
たシアンインク15、マゼンタインク15、イエローイ
ンク15を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像1
1(本発明)を形成した。
【0080】(画像12の形成)調製したシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11に代
え、調製したシアンインク15、マゼンタインク15、
イエローインク15を用いた他は画像2と同様にしてカ
ラー画像12(比較)を形成した。
【0081】(画像13の形成)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11に代え、調製し
たシアンインク16、マゼンタインク16、イエローイ
ンク16を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像1
3(本発明)を形成した。 (画像14の形成)
【0082】調製したシアンインク11、マゼンタイン
ク11、イエローインク11に代え、調製したシアンイ
ンク16、マゼンタインク16、イエローインク16を
用いた他は画像2と同様にしてカラー画像14(比較)
を形成した。
【0083】(画像15の形成)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11に代え、調製し
たシアンインク17、マゼンタインク17、イエローイ
ンク17を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像1
5(本発明)を形成した。
【0084】(画像16の形成)調製したシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11に代
え、調製したシアンインク17、マゼンタインク17、
イエローインク17を用いた他は画像2と同様にしてカ
ラー画像16(比較)を形成した。
【0085】(画像17の形成)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11に代え、調製し
たシアンインク18、マゼンタインク18、イエローイ
ンク18を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像1
7(本発明)を形成した。
【0086】(画像18の形成)調製したシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11に代
え、調製したシアンインク18、マゼンタインク18、
イエローインク18を用いた他は画像2と同様にしてカ
ラー画像18(比較)を形成した。
【0087】(画像19の形成)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11に代え、調製し
たシアンインク19、マゼンタインク19、イエローイ
ンク19を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像1
9(比較)を形成した。
【0088】(画像20の形成)調製したシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11に代
え、調製したシアンインク20、マゼンタインク20、
イエローインク20を用いた他は画像2と同様にしてカ
ラー画像20(比較)を形成した。
【0089】(画像21の形成)シアンインク11、マ
ゼンタインク11、イエローインク11に代え、調製し
たシアンインク19、マゼンタインク19、イエローイ
ンク19を用いた他は画像1と同様にしてカラー画像2
1(比較)を形成した。
【0090】(画像22の形成)調製したシアンインク
11、マゼンタインク11、イエローインク11に代
え、調製したシアンインク20、マゼンタインク20、
イエローインク20を用いた他は画像2と同様にしてカ
ラー画像22(比較)を形成した。
【0091】《画像の評価》 〈滲み〉得られた画像を40℃ 80%RHの環境で2
週間保存し、下記の式により滲みを算出し、滲みを評価
した。 滲み(%)=(保存後のドットの直径/保存前のドット
の直径)×100 〈室内褪色効果〉得られた画像を室内で3ヶ月放置し、
シアン濃度を測定し、下記の式により濃度残存率を求め
た。 濃度残存率(%)=(保存後の濃度/保存前の濃度)×
100 〈耐光性〉得られた画像をキセノンフェードメーターを
用いて、光量70000ルクス/hrの光で3日間照射
した後、マゼンタ部分の濃度を測定し、耐光性を評価し
た。この結果から、染料を用いた光硬化性モノマー/オ
リゴマーを含有するインクジェット用インクを多孔質性
インク受像層を有する記録媒体上に画像を形成すると、
滲み、室内褪色などの画像保存性が向上する事が分か
る。
【0092】
【表1】
【0093】A−600;NK エステルA−600N
EW(新中村化学工業(株)製) UA−7200;新中村化学工業(株)製 TO−1321;アロニックスTO−1321(東亜合
成(株)製) LR8765;1,4−ブタンジオールのジエポキシア
クリル酸エステル(BASF製) EG;エチレングリコール 光硬化開始剤A;イルガキュア−2959(チバスペシ
ャリティー(株)製) 光硬化開始剤B;ダロキュア−1173(チバスペシャ
リティー(株)製)
【0094】この結果から、水性媒体中に染料、光硬化
性モノマー及び/またはオリゴマーを含有するインクジ
ェット用インクを用いて多孔質性インク受像層を有する
記録媒体上に画像を形成すると、滲み、室内褪色などの
画像保存性が向上することが分かる。
【0095】 実施例2 (マゼンタ顔料分散体1の調製) C.I.ピグメントレッド122 100g グリセリン 100g イオン交換水 130g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、マゼンタ顔料分散体1
を得た。得られたマゼンタ顔料分散体1の平均粒径は6
5nmであった。 (マゼンタ顔料インク21の調製) マゼンタ顔料分散体1 160g 光硬化性モノマー/オリゴマー(A−600) 150g 光硬化開始剤B 3g ジエチレングリコール 180g グリセリン 80g ペレックスOT−P(花王(株)製) 5g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1ミクロン
のミリポアフィルターを2度通過させてマゼンタ顔料イ
ンク21を調製した。
【0096】(マゼンタ顔料インク22の調製)マゼン
タ顔料インク21の調製において、光硬化開始剤Bを添
加しなかった他はマゼンタ顔料インク21と同様にして
マゼンタ顔料インク22を調製した。
【0097】(マゼンタ顔料インク23の調製)マゼン
タ顔料インク21の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーA−600の代わりに、光硬化モノマー/オリ
ゴマーTO−1321を用い、また、光硬化開始剤Bに
代え、光硬化開始剤Aを用いた他はマゼンタ顔料インク
21と同様にしてマゼンタ顔料インク23を調製した。
【0098】(マゼンタ顔料インク24の調製)マゼン
タ顔料インク22の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーA−600の代わりに、光硬化モノマー/オリ
ゴマーTO−1321を用いた他はマゼンタ顔料インク
22と同様にしてマゼンタ顔料インク24を調製した。
【0099】(マゼンタ顔料インク25の調製)マゼン
タ顔料インク23の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーTO−1321の代わりに、光硬化モノマー/
オリゴマーUA−7200を用いた他はマゼンタ顔料イ
ンク23と同様にしてマゼンタ顔料インク25を調製し
た。
【0100】(マゼンタ顔料インク26の調製)マゼン
タ顔料インク24の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーTO−1321の代わりに、光硬化モノマー/
オリゴマーUA−7200を用いた他はマゼンタ顔料イ
ンク24と同様にしてマゼンタ顔料インク26を調製し
た。
【0101】(マゼンタ顔料インク27の調製)マゼン
タ顔料インク23の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーTO−1321の代わりに、光硬化モノマー/
オリゴマーLR8765を用いた他はマゼンタ顔料イン
ク23と同様にしてマゼンタ顔料インク27を調製し
た。
【0102】(マゼンタ顔料インク28の調製)マゼン
タ顔料インク24の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーTO−1321の代わりに、光硬化モノマー/
オリゴマーLR8765を用いた他はマゼンタ顔料イン
ク24と同様にしてマゼンタ顔料インク28を調製し
た。
【0103】(マゼンタ顔料インク29の調製)マゼン
タ顔料インク23の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーTO−1321の代わりに、エチレングリコー
ル(EG)を用いた他はマゼンタ顔料インク23と同様
にしてマゼンタ顔料インク27を調製した。
【0104】(マゼンタ顔料インク30の調製)マゼン
タ顔料インク24の調製において、光硬化モノマー/オ
リゴマーTO−1321の代わりに、エチレングリコー
ル(EG)を用いた他はマゼンタ顔料インク24と同様
にしてマゼンタ顔料インク28を調製した。
【0105】《画像の形成》 (画像101の形成)調製したマゼンタ顔料インク21
を、ノズル孔径20ミクロン、駆動周波数12kHz、
1色当たりのノズル数128、同色間のノズル密度18
0dpiであるピエゾ型ヘッドを搭載し、最大記録密度
720×720dpiのオンデマンド型のインクジェッ
トプリンタを使用して、実施例1に記載の記録用紙A上
に反射濃度1.8を与える均一画像パターンである画像
101(本発明)を形成した。
【0106】(画像102の形成)調製したマゼンタ顔
料インク21を、ノズル孔径20ミクロン、駆動周波数
12kHz、1色当たりのノズル数128、同色間のノ
ズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを搭載し、
最大記録密度720×720dpiのオンデマンド型の
インクジェットプリンタを使用して、普通紙上に反射濃
度1.8を与える均一画像パターンである画像102
(比較)を形成した。
【0107】(画像103及び104の形成)画像10
1及び102の形成において、画像101及び102を
形成した後に、UV露光装置で露光量70mj/cm2
で露光を行い、画像103(本発明)及び104(比
較)を得た。
【0108】(画像105、107、109、111、
113、115、117、119、121の形成)マゼ
ンタ顔料インク21に代え、調製したマゼンタ顔料イン
ク22、23、24、25、26、27、28、29、
30をそれぞれ用いた他は画像101と同様にして本発
明の画像105、107、109、111、113、1
15、117、119、121を形成した。
【0109】(画像106、108、110、112、
114、116、118、120、122の形成)マゼ
ンタ顔料インク21に代え、調製したマゼンタ顔料イン
ク22、23、24、25、26、27、28、29、
30をそれぞれ用いた他は画像101と同様にして比較
の画像106、108、110、112、114、11
6、118、120、122を形成した。
【0110】《画像の評価》 〈ざらつきの評価〉印字された評価サンプル画像を目視
により観察し、ざらつき感がないものを5、ざらつき感
があるものを1とする5段階でざらつき感を評価した。 〈擦過性の評価〉評価サンプル画像を平面性が保たれた
定盤に張り付け、画像が接する面に、消毒用ガーゼを付
けた板(3cm角)を2kgの荷重をかけ、機械的に1
00往復させて画像面を擦り、擦る前と擦った後での画
像の反射濃度(3ポイント測定し平均値を求める)を光
学濃度計;X−Rite938(日本平版機材(株)
製)を用いて計測し、下記の式により色素残存率を求め
た。 色素残存率(%)=(擦った後の反射濃度/擦る前の反
射濃度)×100 〈光沢度の評価〉評価サンプル画像の3点を、60度鏡
面光沢度計True Gross GM−26PRO
((株)村上色彩研究所製)を用いて測定し、その平均
値を求めた。得られた結果を表2に示す。
【0111】
【表2】
【0112】 実施例3 〈マゼンタ顔料インク31の調製〉 マゼンタ顔料分散体1 160g 光硬化性モノマー/オリゴマー(A−600) 150g 光硬化開始剤A 3g ジエチレングリコール 180g グリセリン 80g ペレックスOT−P(花王(株)製) 5g プロキセルGXL(ゼネカ社製) 2g 以上をイオン交換水で1000gに仕上げ、1ミクロン
のミリポアフィルターを2度通過させてマゼンタ顔料イ
ンク21を調製した。 マゼンタ顔料分散体1;実施例2に記載
【0113】〈イエロー顔料インク31の調製〉マゼン
タ顔料インク31の調製において、マゼンタ顔料分散体
1に代え、下記のイエロー顔料分散体1を用いた他はマ
ゼンタ顔料インク31と同様にしてイエロー顔料インク
31を調製した。 (イエロー顔料分散体1)マゼンタ顔料分散体1のC.
I.ピグメントレッド122の代わりにC.I.ピグメ
ントイエロー128を用いた他はマゼンタ顔料分散体1
と同様にしてイエロー顔料分散体1を調製した。
【0114】〈シアン顔料インク31の調製〉マゼンタ
顔料インク31の調製において、マゼンタ顔料分散体1
に代え、下記のシアン顔料分散体1を用いた他はマゼン
タ顔料インク31と同様にしてシアン顔料インク31を
調製した。 (シアン顔料分散体1)マゼンタ顔料分散体1のC.
I.ピグメントレッド122の代わりにC.I.ピグメ
ントブルー15:3を用いた他はマゼンタ顔料分散体1
と同様にしてシアン顔料分散体1を調製した。
【0115】〈マゼンタ顔料インク32、イエロー顔料
インク32、シアン顔料インク32の調製〉マゼンタ顔
料インク31、イエロー顔料インク31、シアン顔料イ
ンク31の調製において、光硬化開始剤Aを添加しなか
った他はマゼンタ顔料インク31、イエロー顔料インク
31、シアン顔料インク31とそれぞれ同様にしてマゼ
ンタ顔料インク32、イエロー顔料インク32、シアン
顔料インク32をそれぞれ調製した。
【0116】〈マゼンタ顔料インク33、イエロー顔料
インク33、シアン顔料インク33の調製〉マゼンタ顔
料インク31、イエロー顔料インク31、シアン顔料イ
ンク31の調製において、光硬化モノマー/オリゴマー
A−600の代わりに、光硬化モノマー/オリゴマーT
O−1321を用い、また、光硬化開始剤Aに代え、光
硬化開始剤Bを用いた他はマゼンタ顔料インク31、イ
エロー顔料インク31、シアン顔料インク31とそれぞ
れと同様にしてマゼンタ顔料インク33、イエロー顔料
インク33、シアン顔料インク33を調製した。
【0117】〈マゼンタ顔料インク34、イエロー顔料
インク34、シアン顔料インク34の調製〉マゼンタ顔
料インク32、イエロー顔料インク32、シアン顔料イ
ンク32の調製において、光硬化モノマー/オリゴマー
A−600の代わりに、光硬化モノマー/オリゴマーT
O−1321を用いた他はマゼンタ顔料インク32、イ
エロー顔料インク32、シアン顔料インク32とそれぞ
れと同様にしてマゼンタ顔料インク34、イエロー顔料
インク34、シアン顔料インク34を調製した。
【0118】〈マゼンタ顔料インク35、イエロー顔料
インク35、シアン顔料インク35の調製〉マゼンタ顔
料インク31、イエロー顔料インク31、シアン顔料イ
ンク31の調製において、光硬化モノマー/オリゴマー
A−600の代わりに、光硬化モノマー/オリゴマーU
A−7200を用いた他はマゼンタ顔料インク31、イ
エロー顔料インク31、シアン顔料インク31とそれぞ
れ同様にしてマゼンタ顔料インク35、イエロー顔料イ
ンク35、シアン顔料インク35を調製した。
【0119】〈マゼンタ顔料インク36、イエロー顔料
インク36、シアン顔料インク36の調製〉マゼンタ顔
料インク32、イエロー顔料インク32、シアン顔料イ
ンク32の調製において、光硬化モノマー/オリゴマー
A−600の代わりに、光硬化モノマー/オリゴマーU
A−7200を用いた他はマゼンタ顔料インク32、イ
エロー顔料インク32、シアン顔料インク32とそれぞ
れ同様にしてマゼンタ顔料インク36、イエロー顔料イ
ンク36、シアン顔料インク36を調製した。
【0120】〈マゼンタ顔料インク37、イエロー顔料
インク37、シアン顔料インク37の調製〉マゼンタ顔
料インク32、イエロー顔料インク32、シアン顔料イ
ンク32の調製において、光硬化モノマー/オリゴマー
A−600の代わりに、光硬化モノマー/オリゴマーL
R8765を用いた他はマゼンタ顔料インク32、イエ
ロー顔料インク32、シアン顔料インク32とそれぞれ
同様にしてマゼンタ顔料インク37、イエロー顔料イン
ク37、シアン顔料インク37を調製した。
【0121】〈マゼンタ顔料インク38、イエロー顔料
インク38、シアン顔料インク38の調製〉マゼンタ顔
料インク32、イエロー顔料インク32、シアン顔料イ
ンク32の調製において、光硬化モノマー/オリゴマー
A−600の代わりに、エチレングリコール(EG)を
用いた他はマゼンタ顔料インク32、イエロー顔料イン
ク32、シアン顔料インク32と同様にしてマゼンタ顔
料インク38、イエロー顔料インク38、シアン顔料イ
ンク38を調製した。
【0122】《画像の形成》 (画像301の形成)調製したマゼンタ顔料インク3
1、イエロー顔料インク31、シアン顔料インク31
を、ノズル孔径20ミクロン、駆動周波数12kHz、
1色当たりのノズル数128、同色間のノズル密度18
0dpiであるピエゾ型ヘッドを搭載し、最大記録密度
720×720dpiのオンデマンド型のインクジェッ
トプリンタを使用して、実施例1に記載の記録用紙A上
に反射濃度1.5を与える均一画像パターンである画像
301(本発明)を形成した。
【0123】(画像302の形成)調製したマゼンタ顔
料インク31、イエロー顔料インク31、シアン顔料イ
ンク31を、ノズル孔径20ミクロン、駆動周波数12
kHz、1色当たりのノズル数128、同色間のノズル
密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを搭載し、最大
記録密度720×720dpiのオンデマンド型のイン
クジェットプリンタを使用して、普通紙上に反射濃度
1.8を与える均一画像パターンである画像302(比
較)を形成した。
【0124】(画像303及び304の形成)画像30
1及び302の形成において、画像301及び302を
形成した後に、UV露光装置で露光量70mj/cm2
で露光を行い、画像303(本発明)及び304(比
較)を得た。
【0125】(画像305、307、309、311、
313、315、317の形成)マゼンタ顔料インク3
1、イエロー顔料インク31、シアン顔料インク31の
3色の組み合わせに代え、調製したマゼンタ顔料インク
32、イエロー顔料インク32、シアン顔料インク32
の3色の組み合わせ、マゼンタ顔料インク33、イエロ
ー顔料インク33、シアン顔料インク33の3色の組み
合わせ、マゼンタ顔料インク34、イエロー顔料インク
34、シアン顔料インク34の3色の組み合わせ、マゼ
ンタ顔料インク35、イエロー顔料インク35、シアン
顔料インク35の3色の組み合わせ、マゼンタ顔料イン
ク36、イエロー顔料インク36、シアン顔料インク3
6の3色の組み合わせ、マゼンタ顔料インク37、イエ
ロー顔料インク37、シアン顔料インク37の3色の組
み合わせ、マゼンタ顔料インク38、イエロー顔料イン
ク38、シアン顔料インク38の3色の組み合わせをそ
れぞれ用いた他は画像301と同様にしてカラー画像3
05(本発明)、307(本発明)、309(本発
明)、311(本発明)、313(本発明)、315
(本発明)、317(比較)を形成した。
【0126】(画像306、308、310、312、
314、316、318の形成)マゼンタ顔料インク3
1、イエロー顔料インク31、シアン顔料インク31の
3色の組み合わせに代え、調製したマゼンタ顔料インク
32、イエロー顔料インク32、シアン顔料インク32
の3色の組み合わせ、マゼンタ顔料インク33、イエロ
ー顔料インク33、シアン顔料インク33の3色の組み
合わせ、マゼンタ顔料インク34、イエロー顔料インク
34、シアン顔料インク34の3色の組み合わせ、マゼ
ンタ顔料インク35、イエロー顔料インク35、シアン
顔料インク35の3色の組み合わせ、マゼンタ顔料イン
ク36、イエロー顔料インク36、シアン顔料インク3
6の3色の組み合わせ、マゼンタ顔料インク37、イエ
ロー顔料インク37、シアン顔料インク37の3色の組
み合わせ、マゼンタ顔料インク38、イエロー顔料イン
ク38、シアン顔料インク38の3色の組み合わせをそ
れぞれ用いた他は画像302と同様にしてカラー画像3
06(比較)、308(比較)、310(比較)、31
2(比較)、314(比較)、316(比較)、318
(比較)を形成した。
【0127】《画像の評価》得られた画像301〜31
8について、実施例2におけると同様にして、ざらつ
き、擦過性、光沢度を評価した。得られた結果を表3に
示す。
【0128】
【表3】
【0129】この結果から、水性媒体中に顔料、光硬化
性モノマー及び/またはオリゴマーを含有するインクジ
ェット用インクを用いて多孔質性インク受像層を有する
記録媒体上に画像を形成すると、ざらつき感が減少し、
光沢度が向上し、且つ、耐水性、耐擦過性に優れた画像
を得ることができることが分かる。
【0130】
【発明の効果】本発明のインクジェット用インクを用い
れば、画質がよく、保存性の改善された質の高い画像を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 2H086 BA53 BA59 BA62 4J039 AD20 AE05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質性インク受像層を有する記録媒体
    上に記録するインクジェット用インクであって、水性媒
    体中に着色剤、少なくとも1種の光硬化性モノマー及び
    /またはオリゴマーを含有することを特徴とするインク
    ジェット用インク。
  2. 【請求項2】 光硬化性モノマー/オリゴマーが、水溶
    性の光硬化性モノマー/オリゴマーであることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. 【請求項3】 光硬化性モノマー/オリゴマーが、アク
    リル基またはメタクリロイル基を有する水溶性の光硬化
    性モノマー/オリゴマーであることを特徴とする請求項
    1または2に記載のインクジェット用インク。
  4. 【請求項4】 光硬化性モノマー/オリゴマーのインク
    中の含有量が、重量比で1〜50%であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット用
    インク。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のインク
    ジェット用インクを、多孔質性インク受像層を有する記
    録媒体上に吐出し、画像を形成することを特徴とするイ
    ンクジェット記録方法。
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