JP2001323000A - Fsh(卵胞刺激ホルモン)とlh(黄体化ホルモン)の分離と精製工程 - Google Patents

Fsh(卵胞刺激ホルモン)とlh(黄体化ホルモン)の分離と精製工程

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JP2001323000A
JP2001323000A JP2000144417A JP2000144417A JP2001323000A JP 2001323000 A JP2001323000 A JP 2001323000A JP 2000144417 A JP2000144417 A JP 2000144417A JP 2000144417 A JP2000144417 A JP 2000144417A JP 2001323000 A JP2001323000 A JP 2001323000A
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Luardi Paolo
ルアルディ パオロ
Elisabetta Donati
ドナティ エリザベッタ
Irina Rapaport
ラパポルト イリナ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は粗製HMGから、特に閉経期又は閉
経期後の女性の尿抽出物から出発してFSH及びLHの
分離と精製のための、特に簡単で経済的な新工程を提供
する。 【解決手段】 なるべくなら尿の粗製HMGから出発し
てFSHとLHの分離と精製のための、特に簡単且つ経
済的な新しい工程で、以下の諸段階より成っている:エ
タノール水溶液中での粗製HMGウイルス荷の選択的排
出;DEAE型の弱塩基性陰イオン樹脂上のイオン交換
クロマトグラフィー;配位子としてアントラキノン誘導
体を有している樹脂上の親和力クロマトグラフィー;強
塩基性陰イオン樹脂上の選択的イオン交換クロマトグラ
フィー。特に純粋な形で且つ高い比活性を持つには、そ
れにより得られたホルモン類は続いて脱発熱物質処理段
階を受けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粗製HMGから、特
に閉経期又は閉経期後の女性の尿抽出物から出発してF
SH及びLHの分離と精製のための、特に簡単で経済的
な新工程に関する。
【0002】
【従来の技術】卵胞刺激ホルモン(FSH)及び黄体化
ホルモン(LH)は普通性腺刺激ホルモン又はヒト妊孕
性ホルモンとして知られている。その主な生理的効果が
配偶子形成の促進及び/又はその生物学的過程に含まれ
るステロイドの生産に向けられている斯かる化合物は、
閉経期又は閉経期後の女性の尿からばかりでなく、脳下
垂体及びヒトと動物の血漿からも十分に入手可能であ
る。
【0003】FSHとLHは粗製抽出物として市場でも
入手可能な通常HMG(ヒト閉経期尿性ゴナドトロピ
ン)として知られている、混合物の形の自然源から抽出
される;この混合物はその他の尿蛋白に関連して約1:
1の比のFSHとLHから成っている。それにもかかわ
らず、これらの抽出物は低い純度を持ち、そのことは主
に異種タンパク質からの汚染のせいで、治療の目的でヒ
トへのこれらの投与とは適合しない。
【0004】本質的には遠心分離、沈殿、クロマトグラ
フィー及び濾過技術に基づいた、天然起源の生成物(脳
下垂体、血漿又は尿)からスタートする幾つかのFSH
とLH精製工程が上述のタンパク質汚染を減少させる目
的で当業界で発展させられた。
【0005】米国特許No.3,674,865は尿抽
出物からのFSH生成法を述べている;全部で21の異
なった段階より成っているこの工程は尚結果として3:
1と6:1の間の範囲の比率のFSHとLHの混合物を
生じている。
【0006】米国特許No.3,973,004(De
rwent抄録)は硫酸アンモニウムでの選択沈殿によ
る脳下垂体からのFSHの分離法を述べている、一方米
国特許No.4,115,375(米国特許請求抄録)
では、ポリエチレングリコールが沈殿剤として使用され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それにも拘わらず、上
記諸工程は不十分な比活性と純度を持っている獲得生成
物へ導く欠点に悩んでいる。特に、タンパク質汚染の存
在がアレルギー反応を誘導し、従って上記のホルモン類
は適用するのにかなりの困難を伴う筋内注射のような、
特殊な投与経路によってのみ摂取できる。
【0008】最近、免疫親和力クロマトグラフィー及び
特殊モノクロナール抗体(欧州特許EP0,322,4
38;欧州特許出願EPA0,328,248、Der
went抄録)又は組換え型DNA技術(国際特許出願
WO85/01958)を用いた幾つかの精製工程が立
上げられた。これらは高い比活性を持つ製品を得ること
を可能にするけれども、これらの工程は宿主細胞からの
ウイルス、異種タンパク質及びDNA残基からの起り得
る汚染の厳しい問題に悩んでいる;即ちなぜ斯かる工程
から結果する生成物がそれらを治療に使用するに先立っ
て可能性のある汚染物質を排除するために注意深く精製
されテストされねばならないかである。
【0009】それ故、上述の被害に遭うことなく、より
高い純度とより高い比活性の生成物の獲得を可能にする
明白な必要性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】粗製HMGから出発し
て、高い純度と比活性を持つこれらホルモンの獲得を可
能にしているFSHとLHの分離と精製工程が本発明の
目的である。前記工程は以下の段階より成っている: 1)80−90容量%エタノール水溶液中で前記粗製H
MGのウイルス荷の選択的排出; 2)pH7.0から8.0までイオン強度を増加した0
−70mMNaClを含んでいる、10−50mM燐酸
塩緩衝液中の5−15容量%エタノール水溶液で選択的
にLHとFSHを溶離する、DEAE型の弱塩基性陰イ
オン樹脂を持つイオン交換クロマトグラフのカラムに段
階(1)で得られた生成物の装填; 3)0から3MまでのKClの増加したイオン強度を有
している、アルカリ性pH溶液で汚染タンパク質とFS
H又はLHを選択的に溶離する、不活性支持体上のアン
トラキノン誘導体より成っている配位子を有している親
和力クロマトグラフのカラムに、LH又はFSHを含ん
でいる段階(2)で得られた溶出液の装填; 4)アルカリ性pHで増加したイオン強度を持つ、0−
400mMNaCl溶液で汚染タンパク質とFSHを選
択的に溶離する、第4級アンモニウム類を含んでいる、
強塩基性陰イオン樹脂を持つイオン交換クロマトグラフ
のカラムに段階(3)で得られたFSHホルモンの選択
的装填。
【0011】それに加えて、上述の段階(3)と(4)
で得られた、FSHとLHホルモンは脱発熱物質処理及
び凍結乾燥又は凍結させられる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に従う工程の特徴と利点は
以下の詳細記述でよりよく知らされるであろう。
【0013】イオン交換と親和性樹脂での簡単な抽出と
容易な生成段階により、本発明の工程は高い比活性と高
い純度を有しているFSHとLHの獲得を可能とし、そ
こでそれ以上の生成処理の必要なく治療の目的で人への
投与を可能にしている。この工程は特に簡単で経済的で
あり、そしてそれは水を主にして行われるので、それは
極限られた量の有機溶媒を使用する利点も持つ。
【0014】出発する粗製HMGはなるべくなら閉経期
又は閉経期後の女性の尿から得られる尿濃縮物製であ
る;本発明の実現の好ましい形に従って、前記出発HM
Gは10IU(国際単位)/mg以下、よりなるべくな
ら2から10IU/mgの範囲のFSHの比活性、及び
0.5から5IU/mgの範囲のLHの比活性を持つ。
【0015】発明工程の段階(1)では、前記粗製HM
Gは1から4時間の間、なるべくなら−20℃と5℃の
間にある温度で、80−90容量%のエタノール水溶液
中に懸濁させられる。
【0016】この処理は粗製HMGのウイルス荷の排出
を得る目的で行われ、これは精製後の薬学分野でのどん
な用途にも不可欠である。
【0017】発明工程の段階(2)では、そのウイルス
荷が段階(1)で選択的に排出された固型残渣は、0℃
から8℃迄の温度範囲且つなるべくなら0℃から6℃ま
でで、pHが7.3から7.6までの範囲で、なるべく
なら10−30mMの燐酸ナトリウムを含んでいる、5
−50mM燐酸塩緩衝液中の5−15容量%エタノール
水溶液に溶解させられる。
【0018】斯くして得られた溶液は7.3−7.6の
pHで、なるべくなら10−30mMの燐酸ナトリウム
を含んでいる、5−50mM燐酸塩緩衝液を含んでいる
5−15容量%エタノール水溶液より成っている条件付
け緩衝液をなるべくなら使用して、なるべくなら0℃か
ら8℃の温度範囲で、DEAE型の弱塩基性陰イオン樹
脂を持つイオン交換クロマトグラフのカラムに装填され
る。前記陰イオン樹脂はセルロース基質上に、そして尚
なるべくならそれがDEAEセルロース(例えばDE5
2 Whatman)である、選択的に第4級アンモニ
ウム類の存在する、第3級アミン類をなるべくなら含
む。
【0019】好ましい流速は、カラムの直径/長さの比
が0.3から0.6の範囲で、且つ樹脂の全タンパク質
負荷が20から50mg/mlの範囲で、10から30
ml/cm2・hである。
【0020】樹脂に吸着されたLHホルモンはなるべく
なら、7.3から7.6のpHで、なるべくなら10−
30mMの燐酸ナトリウムを含んでいる、10−50m
M燐酸塩緩衝液中の5−15容量%エタノール水溶液に
より溶離される。それが結果としてLHだけの回収につ
ながる、前記溶離はなるべくなら0−8℃の間の温度で
行われる。
【0021】樹脂に吸着されたFSHホルモンは、30
から50mMの濃度範囲でNaClを含んでいて、7.
3−7.6のpHで、なるべくなら10−30mMの燐
酸ナトリウムを含んでいる、10−50mM燐酸塩緩衝
液中の5−15容量%エタノール水溶液により続いて溶
離される。前記溶離はなるべくなら0−8℃の間の温度
で行われる。
【0022】溶離する緩衝溶液中のエタノールの存在は
この段階において決定的な役割を演じる、何故ならばそ
れは二つのホルモンの回収においてより高い収量だけで
なく、よりよいLHとFSHの分離を可能にするからで
ある。
【0023】発明工程の段階(3)では、段階(2)か
ら得られたLHとFSHを含んでいる溶出物は、不活性
支持体なるべくならアガロース、それはアガロースブル
ーより成っている親和力クロマトグラフのカラムになる
べくなら使用される、に共有結合している配位子なるべ
くならチバクロンブルーとしてアントラキノン誘導体を
含んでいる、親和力クロマトグラフィーにより別々に更
なる精製処理手順を受ける。
【0024】前記溶出物はなるべくなら5.5から7.
5のpH迄酸性化され且つ0から8℃の温度範囲、5.
5から7.5のpHで、なるべくなら酢酸ナトリウムを
含んでいる10−30mM酢酸塩緩衝液で予め条件付け
された、前述のカラム上に装填される。
【0025】好ましい流速は、カラムの直径/長さの比
が0.5から0.9の範囲で、樹脂の全タンパク質負荷
が5から15mg/mlの範囲で、7から14ml/c
2・hである。
【0026】カラムに吸着されたFSHとLFHホルモ
ンはそこで、pHを8.5から11まで変えながら、増
加成長するイオン強度の選択的に0から3M迄の濃度範
囲でKClを含んでいる、一つ又はそれ以上の40−6
0mMグリシン−NaOH緩衝液により汚染タンパク質
から選択的に溶離される。
【0027】斯くして得られたホルモン類は当業技術の
既知の手順で、続く凍結又は凍結乾燥のために濃縮して
脱塩される。
【0028】本発明の工程の実現の好ましい形に従っ
て、脱塩されたLHホルモンは凍結乾燥されて又続いて
当業技術の既知の手順で、脱発熱物質処理を受ける。
【0029】段階(4)に従って、一度脱塩された、段
階(3)で得られたFSHホルモンは強塩基性陰イオン
樹脂上のイオン交換クロマトグラフィーにより行われる
更なる精製段階を受ける;この樹脂はセルロース基質、
又それはなるべくならDE53 Whatman、の上
に選択的に第3級アミン類と共同で、第4級アンモニウ
ム類を含む。
【0030】FSHはなるべくならpH9.0−9.
5、10−50mMトリス−HCl緩衝液での透析によ
り平衡をとられて、同じ緩衝液で条件付けされて前記カ
ラムに装填される。
【0031】好ましい流速は、カラムの直径/長さの比
が0.08から0.3の範囲で、且つ樹脂の全タンパク
質負荷が0.5から10mg/mlの範囲で、20から
40ml/cm2・hである。
【0032】最初にカラムは、なるべくなら40から8
0mMの濃度範囲でNaClを含んでいる、pH9.0
−9.5、10−50mMトリス−HCl緩衝液で溶離
され、そこで汚染タンパク質の溶離を得る。
【0033】樹脂に結合したFSHホルモンは続いて、
pH9.0−9.5、10−50mMトリス−HCl緩
衝液中で、なるべくなら70−100mMから140−
400mMまでの範囲の、NaClの線形濃度勾配を利
用して溶離される。
【0034】斯くして得られた精製FSHホルモンはそ
こで限外濾過により脱塩され、当業技術の既知の手順で
凍結乾燥され且つ脱発熱物質処理される。
【0035】本発明の好ましい実施例によれば、段階
(3)又は(4)で得られたFSHとLHの脱発熱物質
処理工程は次の通り行われる、凍結乾燥された粉末形態
の精製ホルモンが−15℃と0℃の間にある温度で、5
−15重量%の酢酸アンモニウムを含んでいる、30−
50容量%エタノール水溶液に溶解させられる。
【0036】そこでこの溶液に3−8mMの三塩基燐酸
ナトリウムと3−8mMの酢酸カルシウムが添加され;
そしてpHは水酸化ナトリウムにより8から10までの
範囲の値まで上げられる。遠心分離後に得られた上澄み
液に、各上澄み液の容量に対して1.5−2.5倍の容
量の無水エタノールが−20℃と0℃の間の温度範囲で
添加される。更に遠心分離を行った後、得られた沈殿物
は当業技術で知られた方法に従って、再び水に溶解され
て透析される。
【0037】最後に、精製されたLH又はFSHを含ん
でいる溶液はそのまま凍結させられるか又は当業技術で
知られた方法に従って凍結乾燥され、従って長期間の保
存で変化しないホルモン活性を保持する。
【0038】本発明の工程は非常な高純度のFSHとL
Hの達成を可能にし、又夫々FSHはLHに関係なく
6,000IU/mgを超える比活性を有しており、又
LHは500IU/mgを超える比活性を有している。
【0039】本発明の以下の実施例は例証のために公表
するものであるが目的を制限するものではない。
【0040】実施例1:粗製尿のHMGからのFSH精
製 1.1 エタノール水溶液中の粗製HMGのウイルス荷
の排出 これ以後に記述されるすべての操作は、特に明記された
のを除いて、0から6℃までの温度範囲で行われた。
【0041】閉経期又は閉経期後の女性の尿から得られ
た200gの粗製HMGが−10℃の温度で10リット
ルのエタノール/水混合液(容積比85:15)中に懸
濁させられた;斯くして得られた懸濁液は−10℃の温
度で3時間攪拌されながら維持され、Sorvall社
のGS3回転機を用いて、20分間7,000rpmで
遠心分離に掛けられた;上澄み液の除去後、沈殿物が回
収された。
【0042】1.2 DE52上でのイオン交換クロマ
トグラフィー 段階1.1で得られた沈殿物はpH7.3を持つ20m
M燐酸ナトリウムを含んでいる、2リットルの10%エ
タノール溶液に溶解された。斯くして得られた溶液はS
orvall社のGS3回転機を用いて、30分間7,
000rpmで遠心分離に掛けられた、そして得られた
上澄み液は10容量%のエタノールを含んでいて、pH
7.3で、20mM燐酸ナトリウム緩衝液で平衡をとら
れた、14cmの直径と36cmの高さを持っているジ
エチルアミノエチルセルロースを基剤にした、DE52
Whatmanイオン交換カラム(1995年、カタ
ログ参照番号4057910)に装填された。クロマト
グラフィーの間に、カラムは3リットル/時間の流速で
溶離されたそして溶出物は約700mlの分画に捕集さ
れた。
【0043】試料が装填された後、カラムは次の順序で
溶離された: (a)pH=7.3、20mM燐酸ナトリウムを含んで
いる、10リットルの10容量%エタノール; (b)pH=7.3、20mM燐酸ナトリウムと40m
M塩化ナトリウムを含んでいる、40リットルの10容
量%エタノール。
【0044】クロマトグラフィーの後、LHとFSHの
活性に加えて、280nmでの光学的濃度(OD28
0)が各溶出物分画について決定された。図1は得られ
たクロマトグラムを示す、そこではLHとFSHの比活
性(IU/ml)及び溶出物分画の光学的濃度が報告さ
れている。
【0045】このクロマトグラムはLHが緩衝溶液
(a)により溶離され、一方FSHは40mMNaCl
を含んだ緩衝溶液(b)により溶離されたことを示して
いる。特に、LHを含んでいる6から20までの分画は
捕集されて、実施例2で記述されるように更に精製され
た;FSHを含んでいる28から41までの分画は捕集
されて以下に述べるように精製された。
【0046】1.3 アガロースブルー上の親和力クロ
マトグラフィーによるFSH精製 アガロースブルー3GA親和力樹脂(シグマケミカル
社、セントルイス、ミズリー州、1995年、カタログ
参照番号C1410)が使用された;この樹脂はクロマ
トグラフのカラムに詰められる前に、以下の試薬で洗浄
された: 0.5%Na2CO3中の2.5MKCl溶液10リット
ルで1時間; 0.5%Na2CO3溶液10リットルで30分間; 6Mの尿素溶液10リットルで2時間; H2O10リットルで30分間; 0.5%Na2CO3溶液10リットルで30分間; H2O10リットルで30分間; pH=6.5、50mM酢酸ナトリウム緩衝液10リッ
トルで30分間; pH=6.5、20mM酢酸ナトリウム緩衝液10リッ
トルで30分間。
【0047】pH=6.5、20mM酢酸ナトリウム緩
衝液中で条件付けされた樹脂は11cmの直径と16c
mの高さを持つ樹脂床を得るためクロマトグラフのカラ
ムに詰められた。
【0048】段階1.2で得られたFSHを含んでいる
試料のpHは1.7M酢酸により6.5に変えられてカ
ラムの中に装填された。
【0049】カラムの中の試料装填とその更なる溶離は
1リットル/時間の流速で行われた。カラムの中に試料
の装填中に回収された溶出物は単一の分画で捕集された
が、更に約700mlの分画が続いて捕集された。
【0050】試料が装填された後、カラムは先ず以下の
順序で溶離された: pH=6.5、20mM酢酸ナトリウム緩衝液1リット
ル; pH=10、50mMグリシン−NaOH緩衝液5リッ
トル; pH=9、50mMグリシン−NaOH、0.2MKC
l緩衝液3リットル; そしてグリシン−NaOH緩衝液中のKCl線形勾配に
より、次のように調製された: チャンバー1)pH=9、50mMグリシン−NaOH
緩衝液中0.3MKCl9リットル; チャンバー2)pH=9、50mMグリシン−NaOH
緩衝液中2.5MKCl9リットル。
【0051】クロマトグラフィーの後、FSHの比活性
(IU/ml)だけでなく、各溶出物分画の280nm
での光学的濃度(OD280)が決定された。図2は得
られたクロマトグラムを示す。
【0052】試料が装填されている間(グラフには書か
れていない)、FSHがカラムに保持されていた間に汚
染タンパク質の最大の部分が溶出物中に見出された。樹
脂によって保持された多くの汚染タンパク質は第一洗浄
及び0.3MKClを含んでいる緩衝液により溶離され
たが、一方FSHの溶離はこれらの条件下では観察され
なかった。
【0053】KCl勾配による引続いた溶離(分画14
から始まっている)は先ず結果としてその他の汚染タン
パク質の排除に帰着した(近似的に分画15から分画2
0まで);FSHの溶離はより高いKCl濃度で対称的
なピークで起った(分画22から29まで)。
【0054】その後、23から28までの分画が一緒に
集められた;得られた生成物のpHは1.7M酢酸で
7.5まで上げられた;そこで生成物それ自身は濃縮さ
れてアミコン(Amicon)PM10膜を備えたアミ
コンセルを用いて限外濾過により脱塩された。
【0055】1.4 DE53上のイオン交換クロマト
グラフィー 段階1.3で述べたように前もって濃縮されて脱塩され
たFSH試料は、pH=9.3、5リットルの25mM
トリス−HCl緩衝液に対して18時間透析された;そ
の後、試料はpH=9.3、25mMトリス−HCl緩
衝液で平衡をとられた、2cmの直径と18cmの高さ
を持っている、DE53 Whatmanイオン交換ク
ロマトグラフのカラム(1995年カタログ参照番号4
058910)上に装填された。カラムは100ml/
時間の流速で溶離されたそして溶出物は約18mlの分
画に捕集された。
【0056】試料装填後、カラムは先ず80mMNaC
lを含んでいる、pH=9.3、25mMトリス−HC
l緩衝液の450mlで溶離された、そしてNaCl線
形勾配により次の通り調製された: チャンバー1)pH=9.3、25mMトリス−HCl
緩衝液中90mMNaCl 600ml; チャンバー2)pH=9.3、25mMトリス−HCl
緩衝液中160mMNaCl 600ml。
【0057】図3は得られたクロマトグラムを示す、そ
こでは各溶出物分画についてのFSH比活性(IU/m
l)だけでなく、280nmでの光学的濃度(OD28
0)が記されている。
【0058】クロマトグラムははっきりと、80mMN
aClを含んでいる最初の溶離溶液による洗浄が幾らか
の汚染タンパク質の除去を結果するが、一方FSHは未
だカラムに保持されていることを示している。反対に、
FSHは分画30から使用されたNaCl勾配によって
汚染タンパク質から選択的に溶離される。31から40
までの分画は一緒に集められ、濃縮されて、アミコンP
M10で装備されたアミコンセルを用いて脱塩され、そ
して最後には凍結乾燥された。
【0059】1.5 FSHの脱発熱物質処理 全段階で得られた109mgの凍結乾燥FSHは40容
量%のエタノール中への10重量%酢酸アンモニウムの
冷溶液55mlに溶解させられた。氷と塩浴により約−
10℃の温度に磁気攪拌下で維持された溶液に、以下の
成分が添加された: 三塩基燐酸ナトリウム12水和物の7.6%水溶液1.
2ml; 酢酸カルシウムの4.9%水溶液1.4ml。
【0060】20重量%NaOHにより約8.5までp
Hを上げられた後、溶液は30分間の攪拌下で未だ約−
10℃の温度に維持されて、それから30分間Sorv
all SS34回転機で8,000rpmの遠心分離
に掛けられた。沈殿物は除去されたが、一方集められた
上澄み液(57ml)は攪拌されて氷と塩浴で約−10
℃まで冷却された。
【0061】予め−20℃に冷却された114mlの9
5容量%エタノールの添加後、溶液は約30分間攪拌下
で維持されて、それから−20℃の温度で12時間静置
された。
【0062】0−4℃冷却遠心分離機中の8,000r
pmで30分の遠心分離の後、上澄み液は除去されて沈
殿物は無発熱源水(80ml)に再び溶解された。斯く
して得られた溶液は10リットルの無発熱源水に対して
18時間透析されそこで凍結乾燥された。
【0063】図4は上記の工程に従って精製された1.
1mg/mlのFSHを含んでいる溶液の吸収スペクト
ルを示している。タンパク質の6.870IU/mgに
対応しているこの精製FSHの活性は、Serono
FSH Maicloneキット(カタログ参照番号1
3101)を使用して、免疫放射分析法で決定された。
精製FSH中のタンパク質濃度は1mg/mlのFSH
を含んでいる水溶液が1cmの光路長を持つ水晶のクベ
ットで、277nmで0.62の光学的濃度を示すこと
を考慮して計算された。この係数は、予め凍結乾燥され
た無塩ホルモンの増量を含んでいる溶液における277
nmでの吸収を決定しながら、調製中に実験的に決定さ
れた。この係数は4,000から10,000IU/m
gまでのFSHの比活性範囲を持つ精製ホルモンの試料
におけるその他のタンパク質決定方法よりもより信頼性
があることを証明した。より低い純度の分画(例えば段
階1.2で得られたもの)のタンパク質濃度は、標準と
して牛の血清アルブミンを用いて、BCAタンパク質分
析Pierce(Pierceカタログ参照番号232
23及び23224)により決定された。
【0064】段階1.1−1.5で述べたように行われ
たFSH精製に関するデータは表1に示される。
【0065】
【表1】
【0066】表2は実施例1に記述された方法に従って
行われた、更なるFSH精製試験で到達した結果を示
す。
【0067】
【表2】
【0068】実施例2:粗製尿のHMGからのLH精製 エタノール水溶液における粗製HMGウイルス荷の排出
及びDE52上のイオン交換クロマトグラフィーに関す
る段階2.1と2.2はFSHとLHについて両者共通
であり、そして実施例1の項目1.1と1.2で述べた
ように行われた。
【0069】2.3 アガロースブルー上の親和力クロ
マトグラフィーによるLH精製 アガロースブルー3GA親和力樹脂は項目1.3で記述
されたように調製された。それはpH=6.5、20m
M酢酸ナトリウム緩衝液で平衡をとられ、そして11c
mの直径と16cmの高さを持つ樹脂床を得るためクロ
マトグラフのカラムに詰められた。
【0070】項目1.2で述べられたように得られたL
Hを含んでいる試料のpHは1.7M酢酸によって6.
5まで変えられた、そして前記試料は1リットル/時間
の流速でカラムの中に装填された。カラムの中に試料の
装填中に得られた溶出物は単一の分画で捕集されたが、
更に約600mlの分画が続いて捕集された。
【0071】試料装填後、カラムは先ず以下の順序で溶
離された: pH=6.5、20mM酢酸ナトリウム緩衝液1リット
ル; pH=10、50mMグリシン−NaOH緩衝液5リッ
トル; pH=10、50mMグリシン−NaOH、0.15M
KCl緩衝液2リットル; そしてグリシン−NaOH緩衝液中のKCl線形勾配に
より、次のように調製された: チャンバー1)pH=10、50mMグリシン−NaO
H緩衝液中0.15MKCl 8リットル; チャンバー2)pH=10、50mMグリシン−NaO
H緩衝液中1.7MKCl 8リットル。
【0072】クロマトグラフィーの後、各分画について
LH比活性(IU/ml)だけでなく、280nmでの
光学的濃度(OD280)も決定された。図5は上記の
如くして得られた溶離クロマトグラムの結果を示してい
る。
【0073】試料がカラムに装填されている間、LHは
カラムの中に保持されていたが、一方汚染タンパク質の
最大の部分は溶出物中に見出された(グラフには記され
ていない)。樹脂によって保持された多くの汚染タンパ
ク質は勾配溶離の前に、pH10での二つの緩衝液によ
り行われた洗浄によって溶離された。
【0074】LHはKCl勾配によって溶離された:低
いKCl濃度は汚染蛋白質の一層の溶離を生じさせた
が、一方LHの溶離はより高い濃度で起った。
【0075】そこで17から25までの分画が一緒に集
められてpH値が1.7M酢酸により7.5に変えられ
た。そこで溶液は濃縮され、アミコンPM10膜上の限
外濾過により脱塩されそして最後に凍結乾燥された。
【0076】2.4 LH脱発熱物質処理 前段階で得られた205mgの凍結乾燥されたLHは4
0容量%エタノールと10重量%酢酸アンモニウムを含
んでいる102mlの溶液に溶解された。氷と塩浴によ
り約−10℃の温度に磁気攪拌下で維持された溶液に、
以下の成分が添加された: 三塩基燐酸ナトリウム12水和物の7.6%水溶液2.
25ml; 酢酸カルシウムの4.9%水溶液2.7ml。
【0077】20重量%NaOHにより約8.5までp
Hを上げられた後、溶液は30分間の攪拌下で約−10
℃の温度に維持された、それから30分間Sorval
lSS34回転機で8,000rpmの遠心分離に掛け
られた。沈殿物は除去されたが、一方集められた上澄み
液(107ml)は、氷と塩浴で約−10℃の温度を維
持しながら攪拌された。
【0078】予め−20℃に冷却された214mlの9
5容量%エタノールの添加後、溶液は約30分間攪拌下
で維持されて、それから−20℃の温度で12時間静置
された。
【0079】0−4℃冷却遠心分離機中の8,000r
pmで30分の遠心分離の後、上澄み液は除去されて沈
殿物は無発熱源水(125ml)に再び溶解された。斯
くして得られた溶液は10リットルの無発熱源水に対し
て18時間透析されそこで凍結乾燥された。
【0080】図6は上記の工程に従って精製された2.
8mg/mlのLHを含んでいる水溶液の紫外線スペク
トルを示している。タンパク質の521IU/mgに対
応している精製LHの比活性は、Serono LH
Maicloneキット(カタログ参照番号1320
1)を使用して、免疫放射分析法で決定された。タンパ
ク質濃度は標準として牛の血清アルブミンを用いて、B
CAタンパク質分析Pierce(Pierceカタロ
グ参照番号23223及び23224)により決定され
た。
【0081】上述の段階に従って行われた、LH精製に
対応するデータは表3に示されている。
【0082】
【表3】
【0083】表4は実施例2に記述された方法に従って
行われた、更なるLH精製試験で到達した結果を示す。
【0084】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】クロマトグラムの結果を、各溶出物分画のLH
とFSHの比活性(IU/ml)及び280nmでの光
学的濃度(OD280)で示す。
【図2】クロマトグラムの結果を、各溶出物分画のFS
H比活性(IU/ml)及び280nmでの光学的濃度
(OD280)で示す。
【図3】クロマトグラムの結果を、各溶出物分画のFS
H比活性(IU/ml)及び280nmでの光学的濃度
(OD280)で示す。
【図4】FSHを含んでいる水溶液の紫外線吸収スペク
トルを示す。
【図5】クロマトグラムの結果を、各溶出物分画のLH
比活性(IU/ml)及び280nmでの光学的濃度
(OD280)で示す。
【図6】LHを含んでいる水溶液の紫外線吸収スペクト
ルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 38/24 A61P 15/08 A61P 15/08 A61K 37/38 (72)発明者 イリナ ラパポルト スイス国、6821 ロヴィオ、ヴィア アイ ロンチ(無番地) Fターム(参考) 4C084 AA02 CA39 DB09 DB10 NA14 ZC032 4C087 AA04 AA05 BB62 CA06 NA14 ZC03 4H045 AA20 CA44 DA30 GA01 GA05 GA10 GA15 GA23 GA26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗製HMG(ヒト閉経期尿性ゴナドトロ
    ピン)から出発する、FSHとLHの分離と精製の工程
    において: 1)80−90容量%のエタノール水溶液中での前記粗
    製HMGウイルス荷の選択的排出; 2)pH7.0−8.0でイオン強度を増加した0−7
    0mMNaClを含んでいる、10−50mM燐酸塩緩
    衝液中の5−15容量%エタノール水溶液で選択的にL
    HとFSHを溶離する、DEAE(ジエチルアミノエチ
    ル)型の弱塩基性陰イオン樹脂を持つイオン交換クロマ
    トグラフのカラムに段階(1)で得られた生成物の装
    填; 3)0から3MまでのKClの増加したイオン強度を有
    している、アルカリ性pH溶液で汚染タンパク質とFS
    H又はLHを選択的に溶離する、配位子としてアントラ
    キノン誘導体を有している親和力クロマトグラフのカラ
    ムに、LH又はFSHを含んでいる段階(2)で得られ
    た溶出液の装填; 4)アルカリ性pHで増加したイオン強度を持つ、0−
    400mMNaCl溶液で汚染タンパク質とFSHを選
    択的に溶離する、強塩基性陰イオン樹脂を持つイオン交
    換クロマトグラフのカラムに段階(3)で得られたFS
    Hの選択的装填;の諸段階より成っている上記工程。
  2. 【請求項2】 前記粗製HMGが閉経期又は閉経期後の
    女性の尿から得られることを特徴とする、請求項1に記
    載の工程。
  3. 【請求項3】 段階(1)において、前記粗製HMGが
    1から4時間の間、20℃から5℃の温度範囲で前記エ
    タノール水溶液で処理されることを特徴とする、請求項
    1に記載の工程。
  4. 【請求項4】 段階(2)において、前記弱塩基性陰イ
    オン樹脂がDEAEセルロースであることを特徴とす
    る、請求項1に記載の工程。
  5. 【請求項5】 段階(2)において、前記イオン交換ク
    ロマトグラフのカラムが0℃から8℃迄の温度範囲で、
    7.3−7.6のpH値で、5−50mM燐酸塩緩衝液
    中の5−15容量%エタノール水溶液で予め条件付けさ
    れることを特徴とする、請求項1又は4に記載の工程。
  6. 【請求項6】 段階(2)において、前記LHが0℃か
    ら8℃迄の温度範囲で、pH7.3−7.6で、10−
    30mM燐酸ナトリウムを含んでいる5−15容量%エ
    タノール水溶液を持つ前記カラムにより溶離されること
    を特徴とする、請求項1、4及び/又は5に記載の工
    程。
  7. 【請求項7】 段階(2)において、前記FSHが0℃
    から8℃迄の温度範囲で、pH7.3−7.6で、10
    −30mM燐酸ナトリウムと30−50mM塩化ナトリ
    ウムを含んでいる5−15容量%エタノール水溶液を持
    つ前記カラムにより溶離されることを特徴とする、請求
    項1、4及び/又は5に記載の工程。
  8. 【請求項8】 段階(3)において、前記アントラキノ
    ン誘導体がチバクロンブルー(Cibacron Bl
    ue)であることを特徴とする、請求項1に記載の工
    程。
  9. 【請求項9】 段階(3)において、前記親和力クロマ
    トグラフのカラムがアガロースブルーであることを特徴
    とする、請求項1と8に記載の工程。
  10. 【請求項10】 段階(3)において、前記親和力クロ
    マトグラフのカラムが5.5−7.5のpHで、10−
    30mM酢酸塩緩衝液で予め条件付けされることを特徴
    とする、請求項1、8及び/又は9に記載の工程。
  11. 【請求項11】 段階(3)において、前記LH又はF
    SHが8.5から11にpH値を変えて、0から3Mま
    での濃度範囲のKClを含んでいる、一つ又はそれ以上
    の40−60mMグリシン−NaOH緩衝液で選択的に
    溶離されることを特徴とする、請求項1、8、9及び/
    又は10に記載の工程。
  12. 【請求項12】 段階(4)において、前記強塩基性陰
    イオン樹脂がセルロース基質上に第4級アンモニウム類
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の工程。
  13. 【請求項13】 段階(4)において、前記イオン交換
    クロマトグラフのカラムが9.0−9.5のpHで、1
    0−50mMトリス−HCl緩衝液で予め条件付けされ
    ることを特徴とする、請求項1又は12に記載の工程。
  14. 【請求項14】 段階(4)において、前記汚染タンパ
    ク質が9.0−9.5のpHで、40−80mMのNa
    Clを含んでいる10−50mMトリス−HCl緩衝液
    により溶離され且つ前記FSHがpH9.0−9.5、
    10−50mMトリス−HCl緩衝液中で、70から4
    00mM迄の濃度範囲のNaCl勾配を持つ汚染タンパ
    ク質から選択的に溶離されることを特徴とする、請求項
    1、12及び/又は13に記載の工程。
  15. 【請求項15】 段階(3)又は(4)で得られたFS
    H又はLHが続いて凍結乾燥又は凍結され、且つ脱発熱
    物質処理されることを特徴とする、請求項1から14ま
    での一つに記載の工程。
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