JP2001321738A - 埋立地の浸出水漏れ防止施設 - Google Patents

埋立地の浸出水漏れ防止施設

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JP2001321738A
JP2001321738A JP2000142699A JP2000142699A JP2001321738A JP 2001321738 A JP2001321738 A JP 2001321738A JP 2000142699 A JP2000142699 A JP 2000142699A JP 2000142699 A JP2000142699 A JP 2000142699A JP 2001321738 A JP2001321738 A JP 2001321738A
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leakage
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慎一郎 林
Kazushiro Hayashi
和志郎 林
Kozaburo Hayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被埋立物から浸出する浸出水を地下に漏らさ
ずに浸透させない。 【解決手段】 地面を掘り下げて凹形状に形成されたく
ぼ地65の内面に沿って浸出水の漏れを防止する遮水性
シート3、6、15を設け、くぼ地の底面70に対応す
る位置の一対の漏れ防止シート3、6の間に、乾燥した
石炭灰または山砂と、水硬性セメントとの混合物11、
あるいは浸出水を吸収する高分子吸水性不織布を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋立地に埋め立て
た被埋立物から浸出する浸出水が地下に漏れることを防
止する埋立地の浸出水漏れ防止施設に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、埋立地に埋め立てる被埋立物、た
とえば産業廃棄物や一般廃棄物から浸出する浸出水が地
下に浸透することを防止する種々の技術が研究、開発さ
れている。
【0003】日経コンストラクション(NIKKEI CONSTR
UCTION)1999年8月13日号には、2枚の浸出水漏
れ防止シートの間に自己修復性を有するシートを挟み、
その上下に保護シートを当てた5層の構造を持つ浸出水
の浸透防止技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、被埋立
物から浸出する浸出水が漏れて地下に浸透することを防
止するため、漏れ防止シートの片面または両面に保護シ
ートを設け、漏れ防止シートを保護するように敷設する
ことが一般的に行われている。漏れ防止シートには保護
シートを介して被埋立物や砕石などが接触し、被埋立物
の凹凸状態や荷重の大きさなどによっては過酷な条件下
におかれる場合もある。浸出水が漏れて地下に浸透する
ことを一層確実に防止することが望まれる。
【0005】本発明は、被埋立物から浸出する浸出水を
地下に漏らさずに浸透させないことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、地面を掘り下げて凹形状に形成されたく
ぼ地の内面に沿って浸出水の漏れを防止する漏れ防止シ
ートを2層以上設け、前記くぼ地の底面に対応する位置
の少なくとも一対の漏れ防止シートの間に、前記浸出水
の浸透を抑える材料を設けてなることを特徴とする。
【0007】このようにすることによって、くぼ地の内
面に沿って漏れ防止シートは2層以上敷設されるので、
全ての漏れ防止シートが破損しない限り浸出水が地下に
漏れることはない。少なくとも一対の漏れ防止シートの
間、すなわち一対の漏れ防止シートの対向面側に、浸出
水の浸透を抑える材料を設けることにより、一対の漏れ
防止シートの上側の漏れ防止シートが万が一破損して浸
出水が侵入しても、この材料中に深く浸透することが抑
えられ、浸出水を地下に漏らさずに浸透させないように
することができる。
【0008】ここで、くぼ地は、地面を掘り下げて凹形
状に形成された凹みである。この場合、くぼ地の底面を
形成する部位は、地下水が流れて排出できるように山
砂、砕石などを敷設しておくと好ましい。くぼ地の底面
の形状は、極端な傾斜にしなければ特に限定されないが
水平で平坦であれば施工が容易で好ましい。
【0009】浸出水は、雨水などによって埋立地に埋め
立てられた被埋立物の間からしみ出てくる水であるが、
被埋立物の種類によって汚染されている水と、汚染され
ていない水の場合がある。さらに被埋立物自体に含まれ
る成分が抽出されて出てくる水もある。被埋立物は、汚
泥や建築廃材などの産業廃棄物、家庭ごみや事務所から
出る紙くず、廃プラスチックなどの一般廃棄物、その他
の埋め立て処分されるものを含むものとする。
【0010】漏れ防止シートは、浸出水を通さずに破れ
などの損傷に強い遮水性シートが良い。したがって、耐
破れ強度、耐久性、耐薬品性などのあるシート、たとえ
ば可撓性の合成ゴムシート、合成樹脂シートなどを使用
し、その厚みは1〜5mm程度である。漏れ防止シート
の使用箇所により、片側または両側に不織布などの保護
シートを使うと良い。
【0011】浸出水の浸透を抑える材料としては、主と
して乾燥した粉体または細かい粒体であると良い。乾燥
した粉体または細かい粒体は、単位質量が有する表面積
(比表面積)が大きい。このため粉体粒子または細かい
粒体粒子の一つ一つを合計した全体の表面積は非常に大
きくなる。これに加えて粉体または粒体は乾燥している
ので、浸出水が浸入すると、乾燥した粉体粒子または粒
体粒子の表面に浸出水が付着するので、浸出水は粉体ま
たは粒体の層に浸透することを抑えられる。
【0012】乾燥した粉体としては、灰、特に石炭灰な
どの微細な燃焼灰が良い。灰は水に濡れにくいので浸出
水の浸透を抑える。乾燥した粒体としては砂または山砂
を使用することもできる。燃焼灰や山砂は材料として容
易に入手し易く経済的である。
【0013】さらに、浸出水の浸透を抑える材料とし
て、主として乾燥した粉体または粒体と、浸出水と反応
してこの粉体または粒体を硬化させる材料とを含む混合
物であると良い。侵入した浸出水は、硬化させる材料と
反応して粉体または粒体を硬化させる。粉体または粒体
を硬化させることによって浸出水を混合物の層中を浸透
させないようにすることができる。粉体または粒体を硬
化させる材料は、たとえば水硬性セメント(ポルトラン
ドセメント、混合ポルトランドセメント、混合石灰セメ
ント、アルミナセメントなど)やエコセメント(廃棄物
の焼却灰を原料としたセメント)を使用すると良い。侵
入した浸出水は、これらセメントと反応して混合物を硬
化させる。
【0014】また、浸出水の浸透を抑える材料は、主と
して浸出水を吸収する材料でも良い。侵入した浸出水
は、浸出水を吸収する材料に吸収されて浸透が抑えられ
る。浸出水を吸収する材料としては、水吸収性高分子合
成樹脂(ポリマー)、多孔性無機物質(ゼオライト、軽
石、炭など)、多孔性有機物質(故紙、布など)を使用
することができる。浸出水を吸収する材料の形態として
は、粉状、粒状、繊維状、あるいは織布状とすることが
できる。水吸収性高分子の場合は不織布状とすることが
できる。
【0015】また、浸出水の浸透を抑える材料は、浸出
水を吸収する袋に入れられると良い。特に、浸出水の浸
透を抑える材料が粉体または粒体の場合には、この材料
が入れられた袋を並べるか積層することにより施工性を
向上させる。袋は、吸水性の布、吸水性不織布などが好
ましく、重量は手で持てる10〜40kgf程度にする
ことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜6において、
同一または同等部分には同一符号を付けて示す。
【0017】図1は、本発明に係る埋立地の浸出水漏れ
防止施設の一実施形態を示す全体断面図である。埋立地
の浸出水漏れ防止施設1は、汚泥や建築廃材などの産業
廃棄物、家庭ごみや事務所から出てくる紙くずなどの一
般廃棄物を埋め立てるもので、廃棄物72から浸出する
浸出水が地下に浸透することを防止するものである。
【0018】図1に示すように、くぼ地65は、地面を
掘り下げて凹形状に形成され、周囲の傾斜面67と、底
の底面70とが設けられる。傾斜面67の中腹には水平
面68が形成される。底面70を形成する部位は、後述
の山砂層46と、この山砂層46の下に形成される砕石
層48とからなる。砕石層48には水を排出し易いよう
に中央に向かって低く傾斜がつけられた砕石流路49が
設けられる。
【0019】図2は、図1の要部断面図である。浸出水
漏れ防止施設1は、くぼ地65の底面70および傾斜面
67(図1の水平面68を含む)の内面に沿って2層に
敷設された上側遮水性シート(漏れ防止シート)3およ
び下側遮水性シート(漏れ防止シート)6を備える。さ
らに、くぼ地の底面70に対応する位置の上側遮水性シ
ート3と下側遮水性シート6の間に、浸出水の浸透を抑
える材料として、乾燥した石炭灰(粉体)または乾燥し
た山砂(粒体)と、水硬性セメントまたはエコセメント
との混合物11の層が設けられる。
【0020】水硬性セメントは、先に記したようにポル
トランドセメント、混合ポルトランドセメント、混合石
灰セメント、アルミナセメントなどである。エコセメン
トは下水汚泥の焼却灰を原料にしたセメントである。混
合物11の層は、厚さ300〜600mm程度とする。
【0021】さらに、下側遮水性シート6の下に別の遮
水性シート15が設けられる。下側遮水性シート6と別
の遮水性シート15との間には、複数の支持部材35を
介在させる。支持部材35は、規則正しく左右前後平面
的に配列して設けられる。支持部材35の上面は下側遮
水性シート6に接触し、このシートにかかる主として垂
直荷重を支える。この実施形態では、支持部材35は1
段に設けられているが、使用目的によって適宜多段に重
ね合わされても良い。
【0022】上側遮水性シート3、下側遮水性シート6
および別の遮水性シート15の材質は、水を通さないも
ので、可撓性の合成ゴム、合成樹脂、たとえばポリエチ
レン、塩化ビニールなどのシートを適宜使用する。厚み
は、1〜3mm程度のものを使用する。
【0023】上側遮水性シート3の両面には、保護シー
ト27、29が設けられる。保護シート27、29は、
保護シート27の上に埋め立てられる廃棄物(被埋立
材)72および保護シート29の下に設けられる混合物
11の層の局部的な圧下力、凹凸などを吸収する。ま
た、傾斜面側に位置する保護シート29は、上側遮水性
シート3と下側遮水性シート6との間の相対的な擦れを
和らげ破損を防止する。別の遮水性シート15の両面に
も保護シート31、33が設けられる。
【0024】保護シート31は、傾斜面67側にのみ設
けられ、下側遮水性シート6と別の遮水性シート15と
の間の相対的な擦れを和らげ破損を防止する。保護シー
ト33は、くぼ地の底面70の凹凸や傾斜面の凹凸を吸
収し、別の遮水性シート15の破損を防止する。保護シ
ート27、29、31および33の材質は、合成樹脂の
不織布などを使用し、その厚みは3〜15mm程度であ
る。
【0025】図3は、図1、2に示した浸出水漏れ施設
に使用する支持部材35の斜視図である。支持部材35
は、平坦な面37を有し、四周に垂下片39を有する平
坦部36と、この平坦部36から垂直方向に延在して設
けられた四つの柱状部40とを有する。この実施形態で
は平坦部36の平坦な面37を直視した形状が略正方形
である。柱状部40は平坦部36に対して対称的に四つ
設けられ、平坦部36側が大径のテーパー状外筒41
と、先端42から内側に平坦部36側に折り返しテーパ
ー状に形成された内筒43とを有する。さらに、平坦部
36の上面には十字状に2列づつ並んだ長孔38が設け
られる。垂下片39を有する平坦部36、二重筒状の柱
状部40および長孔38は、軽量化と材料節約を可能に
する。
【0026】ところで、支持部材35は、浸出水の漏れ
を監視可能なまたは補修可能な空間を形成するもので、
埋立地に埋め立てられた被埋立物の圧力に十分耐える耐
圧強度のものとする。さらに、耐久性、耐薬品性などに
優れた材質であれば特に限定されないが、合成樹脂、た
とえばポリプロピレンで形成されると良い。ポリプロピ
レンで形成された支持部材35は、耐圧強度、耐久性、
耐薬品性に優れ、軽量であり、かつ成形性、施工性、経
済性に優れる。支持部材35の大きさは、平坦部36の
縦横がそれぞれ700mm前後、柱状部40の長さが3
90mm程度である。このような部材として、たとえば
株式会社林物産の商品名シンシンブロックが好適に使用
される。
【0027】図4は、図1、2に示した砕石層48とそ
の砕石流路49の平面図である。くぼ地の底面70を形
成する部位は、この図に示していない山砂層46(図
2)と、その下に設けられる砕石層48で形成される。
砕石層48は、地下水を排出するための砕石流路49が
魚の骨状に設けられ、支流路50と、本流路51とを有
し、端48aの方向に漸次低くなるように設けられる。
なお、図4における I−I 線断面は、図1、2に砕石層
48として表わされている。
【0028】図2に示すように、本実施形態の浸出水漏
れ防止施設1は、カメラ付ロボット作業車(補修装置)
52を備えており、下側遮水性シート6の破損による浸
出水の漏れを監視可能にまたは補修可能にする。カメラ
付ロボット作業車52は、支持部材35を介在させた下
側遮水性シート6と別の遮水性シート15との間に挿入
可能に形成される。このために、図示していない地表か
らカメラ付ロボット作業車52を挿入可能にする挿入穴
を設ける。
【0029】カメラ付ロボット作業車52は、下側の遮
水性シート6の破損した部位を検知する図示していない
監視カメラ(検知手段)と、注入材60を注入する注入
装置(注入手段)55と、監視カメラ、注入装置55を
搭載した台車(走行手段)62とを有する。注入装置5
5は、下側遮水性シート6の破損した部位に注入材60
を注入する注入針(注入部材)56、注入材を蓄える注
入材タンク57およびポンプ58が設けられる。台車6
2には図示していない駆動装置で駆動される車輪63が
設けられる。
【0030】注入材60は、乾燥した石炭灰または乾燥
した山砂を硬化させるものである。この実施形態におい
て、混合物11の層は石炭灰または山砂と、水硬性セメ
ントとであるので、水を注入材60とすることができ
る。また、注入材60を、たとえば流動性を有する合成
樹脂として注入材自体が時間の経過とともに硬化し、破
損した部位7を塞ぐものとすることもできる。
【0031】以上の構造を有する本実施形態の浸出水漏
れ防止施設1は、次のように作用する。すなわち、図
1,2に示すように、くぼ地65の内面に沿って遮水性
シートは3層敷設されるので、3層全ての遮水性シート
が破損しない限り浸出水が地下に漏れない。石炭灰また
は山砂は、比表面積が大きい。これに加えて石炭灰また
は山砂は乾燥している。このため、上側遮水性シート3
の破損した部位4から侵入した浸出水は、混合物11の
層の乾燥した石炭灰または山砂の表面に付着する。さら
に、混合物11の層は、水硬性セメントを含んでいるの
で、混合物11の中の水硬性セメントは侵入した浸出水
と反応して石炭灰や山砂を含む混合物自体を領域9の範
囲で硬化させ、浸出水がこの領域に抑えられ、さらに下
方に浸透することが抑えられる。
【0032】図6は、本発明に係る埋立地の浸出水漏れ
防止施設の別の実施形態を示す要部断面図である。図2
に示した混合物11は、石炭灰や山砂と、水硬性セメン
トとの混合物である。このため、このまま敷設すると飛
散するおそれがあり、施工性がさがる。そこで浸出水を
吸収する布袋(袋)21に入れられる。特に、石炭灰
は、微細な粒子の集合であるので、布袋21に入れられ
ることにより施工性を向上させる。布袋21は、吸水性
の布、吸水性不織布などが好ましく、重量は手で持てる
10〜30キログラム程度にすることが好ましい。
【0033】図2または図6において、支持部材35
は、下側遮水性シート6の破損による浸出水の漏れの有
無を監視可能にまたは補修可能にする。支持部材の柱状
部40により、下側遮水性シート6と別の遮水性シート
15との間に監視可能なまたは補修可能な空間を形成す
るものである。この空間によりカメラ付ロボット作業車
52を挿入して浸出水の漏れを容易に監視可能にまたは
補修可能になる。
【0034】カメラ付ロボット作業車52において、監
視カメラにより遮水性シート6の破損した部位7を検知
する。部位7を検知すると、台車62により破損した部
位7にカメラ付ロボット作業車52が移動する。次に注
入装置55により、一対の漏れ防止シート6、15の間
の空間側からこの上側の遮水性シート6に注入針56を
差し込む。
【0035】図5は、下側遮水性シートの破損部位を補
修した後の模式的平面図である。遮水性シート6の上面
側の破損した部位7およびその近傍の部位8a〜8gに
注入材60を注入して破損した部位7を塞ぎ補修するも
のである。
【0036】さらに、支持部材35を複数の部材とする
ことによって、1個当りの部材の重量、体積を小さく
し、部材の成形性を良くし経済的に形成できる。さら
に、敷設の際は施工性を向上させる。この場合、複数の
部材は互いに上下、左右の方向に連結できるように前後
左右または上下に連結部分を持つと良い。連結部分を持
つことにより、支持部材は互いに固定され構造物として
の強度、安定性が向上する。
【0037】また、支持部材35によって形成された空
間は、先の被埋立物から浸出する浸出水を一時貯留する
貯留槽として使用することもできる。特に、浸出水が汚
染水の場合には、浸出水をこの貯留槽に一時貯留し、こ
の浸出水を少しずつ連続的に取り出して処理することも
可能になる。このようにすると浸出水を処理する処理設
備が小型化し、経済的である。
【0038】以上この発明を図示の実施例について詳し
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施形
態のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱
せずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得るこ
とは云うまでもない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、被埋立物から浸出する
浸出水を地下に漏らさずに浸透させないようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋立地の浸出水漏れ防止施設の一
実施形態を示す全体断面図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1、2に示した浸出水漏れ防止施設に使用す
る支持部材の斜視図である。
【図4】本実施形態の砕石層とその砕石流路の平面図で
ある。
【図5】破損部位を補修した後の模式的平面図である。
【図6】本発明に係る埋立地の浸出水漏れ防止施設の別
の実施形態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 浸出水漏れ防止施設 3 上側遮水性シート(漏れ防止シート) 6 下側遮水性シート(漏れ防止シート) 11 混合物 15 別の遮水性シート(漏れ防止シート) 21 布袋(袋) 65 くぼ地 70 底面 72 廃棄物(被埋立物)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面を掘り下げて凹形状に形成されたく
    ぼ地の内面に沿って浸出水の漏れを防止する漏れ防止シ
    ートを2層以上設け、前記くぼ地の底面に対応する位置
    の少なくとも一対の漏れ防止シートの間に、前記浸出水
    の浸透を抑える材料を設けてなる埋立地の浸出水漏れ防
    止施設。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記浸出水の浸透を
    抑える材料は、主として乾燥した粉体または粒体である
    埋立地の浸出水漏れ防止施設。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記浸出水の浸透を
    抑える材料は、主として乾燥した粉体または粒体と、前
    記浸出水と反応して該粉体または粒体を硬化させる材料
    とを含む混合物である埋立地の浸出水漏れ防止施設。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記浸出水の浸透を
    抑える材料は、主として前記浸出水を吸収する材料であ
    る埋立地の浸出水漏れ防止施設。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記浸出水の浸透を抑える材料は、前記浸出水を吸収す
    る袋に入れられてなる埋立地の浸出水漏れ防止施設。
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