JP2001321548A - 遊技島 - Google Patents

遊技島

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JP2001321548A JP2000144818A JP2000144818A JP2001321548A JP 2001321548 A JP2001321548 A JP 2001321548A JP 2000144818 A JP2000144818 A JP 2000144818A JP 2000144818 A JP2000144818 A JP 2000144818A JP 2001321548 A JP2001321548 A JP 2001321548A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コインを賞出する遊技機2(例えば、スロッ
トマシン)が複数設置され、表面を覆う表面板部材が取
り付けられる遊技島において、各遊技機の設置レイアウ
トの自由度向上等を図りつつ、表面板部材の脱着の容易
性を維持し、表面板部材を簡素かつ安価な構造で固定し
て防犯性を高める。 【解決手段】 遊技機2が左右方向に複数並べて取り付
けられる島本体11と、各遊技機2にコインを補給する
コイン循環機構とを一体に備えて、ユニット化されたユ
ニット島10より構成し、前記コイン循環機構における
コイン貯留部31にコインを投入する錠付きのコイン投
入部28が閉状態とされることによって、前記表面板部
材の動きが規制されてその取り外しが不能となる構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイン(コイン状
の遊技価値媒体)を使用する遊技機(例えば、スロット
マシンなど)が複数並んで設置される遊技島に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スロットマシンは、周知のよう
に、遊技者が遊技用のコインを投入することを条件に遊
技を開始し、スクロールしていた複数列の図柄が所定の
態様(例えば、「777」)で停止すると、内部に設け
られたコイン排出装置が作動して、賞特典としての所定
量のコインの排出(即ち、コインの賞出)を実行するも
のである。このようなスロットマシンなどのコインを使
用した遊技機は、パチンコ機に比較してファッション性
が高いので特に若い人たちに歓迎されている。ところ
で、遊技店におけるこの種の遊技機は、パチンコ機と同
様に、遊技島又は遊技機設置島(以下場合により、単に
島という。)と呼ばれる設備の両面又は片面に複数並べ
て設けられる。そして従来、この遊技島は、例えば図9
(c)に符号1で示すように、スロットマシン等の遊技
機2が十数台或いはそれ以上取り付けられる横長のもの
で、島のほぼ全長に亘ってコインの循環流路が連続する
共通のコイン循環装置が一組設けられ、この一組のコイ
ン循環装置によって、島内の各遊技機からオバーフロー
したコインを回収するとともに、賞出用のコインを各遊
技機のコイン排出装置に補給できるように構成されてい
た。即ち、従来のスロットマシン等の遊技機の島は、一
直線に横たわる長大な一体型の設備であった。しかも、
コインの賞出によって、島内に保有されるコインの全量
が減ったときに、島全体に対して(即ち、前記コイン循
環装置に対して)コインを適宜補給するためのコイン投
入部は、従来、このような長大な島の端側のみに設けら
れていた。また、装飾と防犯のために島の表面(遊技機
取付部の周囲等)を覆う各種表面板部材(パネル類)
は、例えばネジ部材などの固定手段によって島の骨組み
(フレーム)に対して個々に固定されおり、島内機器
(例えば、コイン循環装置を構成する機器)のメンテナ
ンス作業の際には、対応する表面板部材の固定手段を取
り外して、その表面板部材の固定状態を個々に解除しな
ければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述したス
ロットマシン等の従来の遊技島にあっては、以下のよう
な問題点があった。即ち、従来では、表面板部材の固定
がネジ部材などの固定手段によって全て個々に実現され
る構成であるため、高い防犯性を容易に実現困難であ
り、また、メンテナンス作業の容易性を高めることに限
界があった。というのは、遊技店の定員等の目を盗んで
表面板部材を取り外して島内のコインを抜き出すといっ
た不正を信頼性高く防止するためには、上記固定手段を
多数設けたり、表面板部材の固定状態を個々に施錠する
錠手段を表面板部材毎に設ける必要があり、構造が複雑
になるとともにコスト高になるからである。なお、前述
したコイン投入部については、ここらかのコインの不正
な抜き出し等を防止すべく、その閉状態を維持する錠手
段を通常当然に設ける必要があるが、これとは別個に表
面板部材の錠手段をも設置する構成となれば、一つの島
に多数の錠手段が設けられることになり、島の設備コス
トが増加するとともに、各錠手段に対応する鍵の管理も
相当めんどうなものになる。また、表面板部材がネジ部
材などの固定手段によって個々に固定される構造である
と、表面板部材の取り外し作業がめんどうなものにな
り、表面板部材を取り外す必要のあるメンテナンス作業
が困難になる。例えば、コイン循環装置の主要機器(コ
インを貯留する貯留部や、コインを送り出す揚送装置
等)は、コインの詰まりなどの故障に対する対応の他、
定期的な点検作業等も必要であり、このような機器が設
けられた箇所は、その機器に対するメンテナンス作業
(その機器の交換作業や点検作業等含む)が容易に行え
るように、表面板部材が容易に取り外せる必要がある。
ところが従来では、このような機器が設けられた箇所で
あっても、表面板部材が独自の固定手段で個々に固定さ
れていたため、作業者はまずその固定手段を取り外す作
業(固定用のネジ部材などをドライバ等の工具を使用し
て取り外す作業)を別個に行わなければならず、この点
でメンテナンス作業の容易性を高められなかった。特
に、前述したような防犯性を高めるべく、上記固定手段
を多数設けたり、表面板部材毎に錠手段を設けた場合に
は、構造が複雑になるとともに、表面板部材の取り外し
作業がさらにめんどうなものになり、メンテナンス作業
の容易性が大幅に劣化する問題があった。
【0004】また、従来の遊技島は、長大な島全体に亘
って連続する一連のコイン循環装置が設けられた構成で
あったため、遊技機の設置レイアウトを単なる直線上の
ものから変更することは事実上極めて困難であった。例
えば、島を円弧状に前方或いは後方に湾曲させたり、数
台毎に前後の段差をつけることによりファッション性を
更に高めようとすることは、コイン循環装置のコインの
循環流路が非常に複雑な構造になるため、実用上不可能
に近かった。なお、コイン循環装置を設けないで、各遊
技機毎にコインの補給を行う構成とすれば、この問題は
解決されるが、この場合、遊技店の店員の作業量が大幅
に増加する問題が生じる。
【0005】また、従来の遊技島は、長大な設備である
ために、事前に組み立てた状態で遊技店に搬入すること
が不可能で、必ず遊技店において組立作業を行わなけれ
ばならない。このため、新たに遊技島を設置するために
は、遊技店の営業を例えば数日程度休業することが必要
であり、稼働日の相当な減少を余儀なくされる問題もあ
った。また、コイン循環機構の一部に故障等の異常が発
生すると、島全体のコインの流れが滞り、より多くの遊
技機に影響を及ぼすため、コイン循環機構の故障等の異
常を防止するメンテナンス作業を頻繁かつより確実に実
行する必要があり、この点でも遊技店の店員の作業量が
増加し、またその作業品質も高度なものが要求されると
いう短所もあった。そこで本発明は、遊技店の店員の作
業量等を増加させることなく、各遊技機の設置レイアウ
トの自由度が向上し、新規設置作業が容易化され、さら
にコイン循環機構の故障等の影響範囲の小さい遊技島で
あって、しかも、表面板部材の脱着作業の容易性(メン
テナンス作業の容易性)を劣化させることなく、表面板
部材が簡素かつ安価な構造で固定されて防犯性が容易に
高められた遊技島を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の遊技島は、遊技価値媒体としてコインを排
出する遊技機が所定の並び方向に複数並べて取り付けら
れる島本体と、この島本体に取り付けられた各遊技機に
コインを補給するコイン循環機構とを一体に備えて、ユ
ニット化されたユニット島よりなる遊技島であって、前
記コイン循環機構は、補給用のコインを貯留するコイン
貯留部を含み、前記島本体は、表面を覆うように設けら
れる脱着自在な表面板部材と、開閉可能に構成されて、
開状態において前記コイン貯留部にコインを投入可能な
コイン投入部と、このコイン投入部の閉状態を維持可能
な錠手段とを備え、前記コイン投入部が閉状態とされる
ことによって、前記表面板部材が取り外し不能となるこ
とを特徴とする。なお、本発明の遊技島には、一組のユ
ニット島からなるものも含まれる。即ち、本発明の遊技
島には、上記ユニット島自体も含まれる。また本発明に
は、前記表面板部材がネジ部材等によって取り付けられ
る構成も含まれる。
【0007】また、請求項2記載の遊技島は、前記島本
体が、2乃至3台の前記遊技機が片面側又は両面側に取
り付けられるものである。また、請求項3記載の遊技島
は、前記表面板部材が、係合手段のみによって係止状態
に取り付けられる構成であることを特徴とする。ここ
で、「係合手段」には、例えば前記表面板部材又は島本
体側(島本体の骨組みを構成するフレーム等)に設けら
れ、相互に係合する凸部(突起状のもの、或いは片状の
ものなど)と凹部(溝や穴の他に、貫通孔も含む)より
なるもの、或いは、凸部とこの凸部に係合するフック状
の爪などよりなるものがあり得るが、螺着されるネジ部
材は含まれない。また、この「係合手段」は、少なくと
も一方の要素が変形可能な弾性部材によって形成される
か、或いは変位可能に設けられることによって、弾力的
かつより円滑に係合するものでもよい。また、「係止状
態」とは、所定態様で前記表面板部材又は前記係合手段
を手動で動かす動作(押したり、引いたり、持ち上げた
り、引き下げたり、つまんだりする動作、或いはこれら
の組合せ)により取り外し又は取り付け可能な状態であ
り、いわゆる引っかけて取り付けた状態を含む。また、
請求項4記載の遊技島は、前記コイン投入部が閉状態と
されると、前記コイン投入部又は前記コイン投入部と一
体に動作する部材が前記表面板部材の動きを規制するこ
とによって、前記表面板部材が取り外し不能となること
を特徴とする。
【0008】また、請求項5記載の遊技島は、前記コイ
ン投入部が、スライド式に取り付けられる箱状部材より
なり、この箱状部材の上方開口部からコインを投入する
構成であり、前記箱上部材の前面板状部が周囲に張り出
してつば状部を形成しており、前記コイン投入部が閉状
態とされると、前記つば状部が前記表面板部材の一部に
当接して前記表面板部材の動きを規制することによっ
て、前記表面板部材が取り外し不能となることを特徴と
する。また、請求項6記載の遊技島は、前記コイン投入
部の開閉状態を検出可能な投入部開閉検出手段と、この
投入部開閉検出手段の検出結果に基づいて前記コイン投
入部の開閉状態を報知する投入部開閉状態報知手段とを
備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項7記載の遊技島は、前記投入
部開閉状態報知手段が、前記島本体において対応するコ
イン投入部が設けられた面と同一の面に配設されている
ことを特徴とする。また、請求項8記載の遊技島は、前
記表面板部材が複数設けられ、これら表面板部材のうち
の特定の2枚以上が、前記コイン投入部の一つが閉状態
とされることによって取り外し不能となることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面を参照して説明する。 A.遊技島全体の概略構成 まず、遊技島全体の概略構成について説明する。図8
(a)は島全体を示す平面図であり、図1は島を構成す
るユニット島の正面図である。本例の遊技島1aは、図
8(a)に示すように、この場合3台の遊技機2が片面
側に並んで配置されるユニット島10を複数並べてなる
ものである。なお、各ユニット島10は、図8(a)に
示すように、直線状に配列してもよいが、図8(b),
(c)に示すように、円弧状に配列したり、段差をつけ
て配置したりすることもできる。これにより、従来困難
であった特別な配列の遊技島1b,1cが容易に実現で
きる。
【0011】B.ユニット島の全体構成 次に、図1乃至図3により、ユニット島10の全体構成
について説明する。図1は、遊技機2(この場合スロッ
トマシン)が設けられた完成状態のユニット島10の正
面図であり、図2は、ユニット島の内部構成(特にコイ
ン循環機構)を示した正面図である。また図3は、ユニ
ット島の側断面図である。ユニット島10は、図1又は
図2に示すように、3台の遊技機2と2台のコイン貸機
3が片面側(正面側)に取り付けられる島本体11と、
この島本体11内に設けられて各遊技機2とコイン貸機
3にコインを補給するコイン循環機構(後述する)と
を、一体的に備えてユニット化されたものである。な
お、ここでいうユニット化とは、独立の設備として事前
に組み立てて搬送可能であり、しかも別個独立に設置し
てそれだけで運転可能なように、外形寸法や重量或いは
構造等が設計されていることを意味する。
【0012】島本体11は、図2又は図3に示す如く、
主に、アルミニウムや鉄等の金属製長尺型材を略長方形
状に組んで構成されたフレーム12(骨組み)と、この
フレーム12の前面や後面或いは側面や上面に取り付け
られて、島表面を装飾するとともに島内部を視認不能に
覆う各種パネル類(本発明の表面板部材に相当)とより
なり、全体として外形が長方形状の箱形となっている。
この島本体11の正面側の下部には、水平状態に固定し
た棚板部材13が設けられ、この棚板部材13の上面側
に、遊技機2やコイン貸機3が載置状態に設置される設
置空間2a,3aが設けられている(図2参照)。な
お、設置空間2a,3aの上面側には、図3に示すよう
に、遊技機2等の上面に当接する止め板部材14が設け
られ、遊技機2等が容易に外れないように、ビス止め等
によってこの止め板部材14に遊技機2等が固定可能と
なっている。
【0013】また、上記各種パネル類(表面板部材)と
しては、島の正面側における棚板部材13の下方を塞ぐ
下部幕板15,16,17(図1参照)と、島の正面側
における遊技機2等の上方を塞ぐ上部幕板18,19
(図1参照)と、島の左右側面側を覆う側板20,21
(図1参照)と、島の上面を覆う天板22,23(図1
参照)と、島の後面を覆う後部幕板24(図3参照)な
どが、取り付けられる構成となっている。ここで、下部
幕板15,16は、簡易な構成で容易に脱着できるよう
に、後述する如く係合手段のみによってフレーム12に
取り付けられている。一方、その他のパネル類(下部幕
板17、上部幕板18,19、側板20,21など)
は、基本的に、防犯性確保のため例えば多数のネジ部材
等によって強固に取り付けられ固定されている。なお、
側板20,21の一方又は両方を取り外して、隣接する
ユニット島10の島本体11と接続してもよい。また、
島本体11のフレーム12の底部には、遊技店の床(又
は床に敷設した設置レール)の所定位置にユニット島1
0を設置して固定するためのアンカー部材(図示省略)
が取り付け可能となっている。
【0014】また、図1において、符号25で示すもの
は故障呼出ランプであり、符号26で示すものはユニッ
ト用報知装置であり、符号27で示すものは島端報知装
置である。故障呼出ランプ25は、各遊技機2の故障を
遊技店の店員等に報知するためのランプであり、例えば
各遊技機2内の制御装置(図示省略)によって制御され
て点灯するものである。ユニット用報知装置26は、ユ
ニット島10の状態を遊技店の店員等に報知する表示器
を備えた装置であり、ユニット島10の図示省略した制
御装置(以下、ユニット島制御装置という)によって制
御されて、表示動作(報知動作)を実行する。このユニ
ット用報知装置26は、後述するように、本発明の投入
部開閉状態報知手段としても機能する。島端報知装置2
7は、島の一方の端に位置するユニット島10にのみ設
けられ、例えば各遊技機2内の制御装置(図示省略)に
よって制御されて点灯し、島内のいずれかの遊技機2が
故障していることなどを遊技店の店員等に報知するもの
である。また図1において、符号28で示すものは、ユ
ニット島10に対してコインを補給するためのコイン投
入部である。このコイン投入部28については、詳細を
後述する。
【0015】C.ユニット島のコイン循環機構の構成 次に、ユニット島10内のコイン循環機構は、図2に示
すように、島本体11の図中左端側の下部に設けられ補
給用のコインを貯留するコイン貯留部31と、このコイ
ン貯留部31内のコインを揚送するコイン揚送装置32
と、このコイン揚送装置32により揚送されるコインを
整列した状態で島本体11の上部に案内する揚送レール
33と、この揚送レール33の上端部から遊技機2の並
び方向(図2における左右方向)に沿って下り傾斜した
状態で島本体11の上部に架設された搬送レール34
と、この搬送レール34に、遊技機2及びコイン貸機3
に対応して設けられたコイン導入ゲート35と、搬送レ
ール34を介して補給されるコイン数量を計数するため
のコイン計数センサ36と、搬送レール34の傾斜下端
から下方に向けて設けられ、全てのコイン導入ゲート3
5を通過したコインを島本体11の下部にオーバーフロ
ーさせるオーバーフロー流路37と、島本体11の図中
右端側の下部に設けられこのオーバーフロー流路37を
介して流下したコインを受けとめて貯留するサブコイン
貯留部38と、このサブコイン貯留部38内のコインを
揚送するコイン揚送装置39と、このコイン揚送装置3
9により揚送されるコインを整列した状態でコイン貯留
部31に案内する移送レール40と、この移送レール4
0を通過するコイン数量を計数するためのコイン計数セ
ンサ41とを備える。
【0016】ここで、コイン揚送装置32,39は、コ
イン貯留部31或いはサブコイン貯留部38の下部に形
成されたホッパ状部(図示省略)にそれぞれ接続されて
設置され、コイン貯留部31或いはサブコイン貯留部3
8内に貯留され前記ホッパ状部から供給されるコイン
を、モータ(図示省略)の回転力によって一枚ずつ押し
上げる装置である。揚送レール33は、コイン揚送装置
32により揚送されるコインを、外周同士が当接した状
態で一列に整列させて島本体11の上部に案内するレー
ルであり、その上端部分には、揚送されるコインを揚送
しながら研磨する研磨装置33aが設けられている。搬
送レール34は、コイン揚送装置32の作用によって揚
送レール33内を上昇してきたコインを、重力の作用で
下り傾斜方向(即ち、遊技機2の並び方向であって、図
2における右方向)に一枚ずつ流下させるレールであ
る。コイン導入ゲート35は、搬送レール34に各遊技
機2や各コイン貸機3に対応して設けられ、流下してき
たコインを対応する遊技機2又はコイン貸機3に導入す
る状態(以下、開状態という)と、そのまま搬送レール
34の下流側に通過させる状態(以下、閉状態という)
とに切替可能なゲートである。コイン計数センサ36
は、搬送レール34の始端に設けられ、ここを通過する
コインを一枚ずつ検出するセンサであり、コイン計数装
置(各遊技機等に補給するコイン数量を計数する装置)
を構成している。オーバーフロー流路37は、搬送レー
ル34の傾斜下端(図2における右端、搬送レール34
の終端)から下方に向けて設けられ、全てのコイン導入
ゲート35を通過したコイン(即ち、搬送レール34の
傾斜下端まで流下してきたコイン)をサブコイン貯留部
38内に流下させる流路である。移送レール40は、搬
送レール34と逆向きに下り傾斜した状態で島本体11
の中程の高さに架設されたレールであり、コイン揚送装
置39により揚送されたコインを、重力の作用で転動さ
せ、後述するコイン貯留部31のコイン回収部31a
(図6に示す)に一枚ずつ流下させるレールである。
【0017】上記コイン循環機構は、前述したユニット
島制御装置により制御されて動作して、次のようにユニ
ット島10内のコインを循環させる構成となっている。
即ち、図1における左端側の遊技機2と中央の遊技機2
に投入されてオーバーフローしたコインは、後述するコ
イン貯留部31のコイン回収部31a(図6に示す)に
流下してコイン貯留部31内に回収される。一方、図1
における右端側の遊技機2に投入されてオーバーフロー
したコインは、サブコイン貯留部38の図示省略した回
収口に流下してサブコイン貯留部38内に回収される。
そして、何れかの遊技機2又はコイン貸機3内のコイン
貯留量(遊技機2等の内部に設けられたコイン排出装置
によって排出可能なコイン数量)が所定量以下(例え
ば、約1000枚以下)になり、各遊技機2等にそれぞ
れ設けられた補給センサ(図示省略)がこれを検知する
と、ユニット島制御装置が、該当するコイン導入ゲート
35のみを閉状態から開状態に切り替えるとともに、コ
イン揚送装置32を作動させて、コイン補給動作を開始
する。すると、コイン揚送装置32によって揚送された
コインが、揚送レール33と搬送レール34と該当する
コイン導入ゲート35とを経由して該当する遊技機2又
はコイン貸機3に送り込まれる(つまり、コイン貯留部
31内のコインが該当する遊技機2等に補給される)。
なお、このようなコイン補給動作は、コイン計数センサ
36によって検出されたコインの数量(即ち、コインの
補給数量)が所定数(例えば、1000枚)に到達した
ところで、停止される。なお、このコイン補給動作の停
止は、該当するコイン導入ゲート35の状態を開状態か
ら閉状態に戻すとともに、コイン揚送装置32を停止さ
せることによって実現できる。また、該当するコイン導
入ゲート35が閉状態に戻った直後に、搬送レール34
に送り込まれてしまった余分なコインがあった場合、こ
のコインは、搬送レール34を終端まで流下し、オーバ
ーフロー流路37を経由して、サブコイン貯留部38内
に回収される。
【0018】また、ユニット島制御装置は、コイン貯留
部31やサブコイン貯留部38内に設けられた貯留コイ
ンセンサ(コインの貯留量を検出するセンサであり、図
示省略している)の出力を適宜読み取り、各貯留部にお
けるコイン貯留量のバランスを維持するためのコイン移
送動作を必要に応じて実行する。具体的には、各貯留部
のコイン貯留量が所定の目標量(例えば、コイン貯留部
31に約1000枚、サブコイン貯留部38に約300
0枚)近くに維持され、基本的にサブコイン貯留部38
の貯留量が常に多くなるように、必要に応じて、コイン
貯留部31からサブコイン貯留部38へのコイン移送動
作、或いはサブコイン貯留部38からコイン貯留部31
へのコイン移送動作を実行する。コイン貯留部31から
サブコイン貯留部38へのコイン移送動作は、全てのコ
イン導入ゲート35を閉状態に維持したまま、コイン揚
送装置32のみを作動させることによって実現できる
し、サブコイン貯留部38からコイン貯留部31へのコ
イン移送動作は、コイン揚送装置39のみを作動させる
ことによって実現できる。また、この際のコイン移送量
のカウントは、コイン計数センサ36又は41の出力に
基づいて可能である。なお、コイン貯留部31よりもサ
ブコイン貯留部38の貯留量が常に多くなるように制御
すると、コイン投入口28からコイン貯留部31内への
コインの投入(ユニット島10へのコインの補給)が円
滑に行い易くなる。
【0019】なお、上述したコイン補給動作(遊技機2
等へのコイン補給)やコイン移送動作は、ユニット島制
御装置の制御処理によって上述したように自動的に実行
される構成に加えて、図示省略した手動操作部の操作に
よって手動で実行することができるようにしてもよい。
また、ユニット島制御装置は、コイン貯留部31やサブ
コイン貯留部38内のコイン貯留量を常に監視し、島内
のコインの保有全量が例えば目標の貯留量よりも規定量
以上少ない場合には、ユニット島10へのコイン補給が
必要であるとして、コインが不足していることを報知す
べく、図示省略した遊技店の管理装置にそのための信号
を出力したり、前述したユニット用報知装置26に所定
の報知動作を実行させたり、或いはさらに、前述した島
端報知装置27を点灯させる機能を有する。
【0020】D.ユニット島のコイン投入部の構成 次に、ユニット島10のコイン投入部28及びその周辺
の構成について、図4乃至図7により説明する。ここ
で、図4は、コイン投入部28及びその周辺を示す斜視
図(下部幕板15,16を外した状態)であり、図5
は、コイン投入部28及びその周辺を示す斜視図(下部
幕板15,16を取り付けた状態)である。また、図6
は、コイン貯留部31のコイン回収部31aを示す平面
図及び側面図であり、図7は前記コイン回収部31aを
示す斜視図である。なお、図4及び図5においては、前
述の棚板部材13を省略している。また、図4において
は、島内部の機器(コイン揚送装置32等)の図示を省
略している。コイン投入部28は、図4に示すように、
島本体11における下部幕板15,16の取付境界位置
の上部(図1において、左端側の遊技機2と中央の遊技
機2の間に位置するコイン貸機3の下方位置)に、抜き
差し可能に設けられたスライド式の箱状部材である。こ
のコイン投入部28を構成する箱状部材は、上面側と奥
側が開口し、投入されたコインが奥側に流下するように
底面28a(図3に示す)が奥側に向かって(前記コイ
ン回収部31a内に向かって)下り傾斜しており、この
傾斜した底面には、異物(ゴミや埃など)を落下させ排
出するための図示省略した小孔(コインよりも小さい
孔)が所定間隔で多数設けられている。ここで、コイン
投入部28を構成する箱状部材の上方開口部28b(図
4及び図5に示す)は、コイン投入口として機能し、こ
こからコインを投入する構成である。また、コイン投入
部28を構成する箱状部材の前面板状部は、図4及び図
5に示すように、外周部が周囲に張り出してつば状部2
8cを形成している。
【0021】また、コイン投入部28には、前記上方開
口部28bが閉じた状態(コイン投入部28を押し込ん
だ状態であり、本発明の閉状態に相当)に施錠する錠装
置(図示省略)が備えられ、図4及び図5において、符
号28dで示すものが、この錠装置(本発明の錠手段に
相当)を操作するための鍵を挿入する鍵穴である。そし
て、島本体11のコイン投入部28の上方位置には、図
4及び図5に示すように、直方体状の鍵係止部29が設
けられている。ここで、前記錠装置は、例えば前記箱状
部材側に設けられた回動片(図示省略)が、鍵穴28d
から挿入された鍵の操作で回動して、鍵係止部29に設
けられた係合溝(図示省略)に係合することで、前記上
方開口部28bが閉じた状態を維持する(即ち、コイン
投入部28を押し込んだ状態にて施錠する)ものであ
る。なおこの場合、コイン投入部28を押し込んだ閉状
態では、コイン投入部28の前記つば状部28cの裏面
が、島本体11に取り付けられた下部幕板15,16の
前面縁部や、前記鍵係止部29の前面縁部に、部分的に
当接するように構成されており(図3参照)、前記錠装
置は、結果的に下部幕板15,16を取り外し不可能に
施錠する錠手段としても機能する構成となっている。す
なわち、この場合下部幕板15,16は、コイン揚送装
置32などのメンテナンス作業が容易にできるように、
島本体11に設けられた係合手段(例えば、図4に示す
係合溝12aや係合片12b)と、下部幕板15,16
に設けられた対応する係合手段(図示省略)とが、相互
に係合又は離脱することによって、島本体11の骨組み
を構成するフレーム12に対して、容易に脱着可能とな
っている(ネジ部材等は使用していない)。しかし、こ
れら下部幕板15,16におけるコイン投入部28の周
囲に位置するL字状切り欠き部15a,16a(図4に
示す)の前面側縁部は、下部幕板15,16の取付状態
において、コイン投入部28の前述のつば状部28cの
内側(裏側)に入り込み(図5参照)、このコイン投入
部28が押し込み状態(閉状態)にあると、前記つば状
部28cの裏面に接合した状態になる。そしてこれによ
り、下部幕板15,16の動きが規制され、前述した係
合手段の係合を解除させて下部幕板15,16を取り外
すことができなくなる構成となっている。なお、図4及
び図5において、符号15b,16bで示すものは、下
部幕板15,16を着脱する際に作業者が指を挿入する
ための穴である。
【0022】次に、コイン貯留部31のコイン回収部3
1aについて、図6及び図7により説明する。コイン回
収部31aは、コイン貯留部31の上部に形成された全
体として箱形の部材であり、上面全体が開口するととも
に、底面の一部(図2における前面左端側)に開口部3
1bが形成されている。開口部31bは、コイン貯留部
31の下部に接続されており、ここから流下したコイン
は、最終的には前述したホッパ状部を経由してコイン揚
送装置32に供給される。また、コイン回収部31aの
底面には、最終的にコインを開口部31bに落下させる
ための複数の傾斜面31c〜31gが形成されている。
ここで、傾斜面31cは、開口部31bからユニット島
10の奥側に向かって上り傾斜した傾斜面であり、傾斜
面31dは、開口部31bから遊技機2の並び方向(図
2における右側)に向かって上り傾斜した傾斜面であ
る。また、傾斜面31eは、傾斜面31dの奥側に配置
されていて、傾斜面31cに向かって下り傾斜するよう
に形成された傾斜面であり、傾斜面31dよりも一段高
い位置に形成されている(図7参照)。また、傾斜面3
1fは、傾斜面31eのさらに奥側に配置されていて、
傾斜面31cに向かって下り傾斜するように形成された
傾斜面であり、傾斜面31eよりもさらに一段高い位置
に形成されている。また、傾斜面31g(図6に示し、
図7では省略している)は、開口部31bからユニット
島10の手前側(正面側)に向かって上り傾斜した幅広
で短い傾斜面であり、最も高い位置(コイン回収部31
aの上縁部)に形成されている。なお、図6(a)に示
すように、各傾斜面31c〜31fには、前述したコイ
ン投入部28の底面28aと同様に、異物(ゴミや埃な
ど)を落下させ排出するための小孔Y(コインよりも小
さい孔)が所定間隔で多数設けられている。
【0023】そして、図1において左端側に位置する遊
技機2からオーバーフローしたコインは、開口部31b
に直接落下するか、傾斜面31gを経由して開口部31
bに落下する構成となっている。また、図1において中
央に位置する遊技機2からオーバーフローしたコイン
は、コイン回収部31aの図中右側の側面から延設され
たコイン回収樋31h(図2及び図7に示す)を経由
し、同側面に形成された開口部31i(図7に示す)を
介して傾斜面31d上に流下し、この傾斜面31d上を
さらに流下して、開口部31bに落下する構成となって
いる。また、コイン投入部28の奥側端部は、コイン投
入部28を押し込んだ状態(前記上方開口部28bが閉
じた状態)において、コイン回収部31aの図中手前側
の側面の右端側に形成された開口部31j(図6(b)
に示す)を介して、コイン回収部31a内(正確には、
傾斜面31e上)に奥深く挿入された状態となってお
り、コイン投入部28を相当量引き出した状態(前記上
方開口部28bが開いた状態)においても、この挿入状
態が相当の挿入深さで維持されるようになっている。こ
れにより、コイン投入部28を相当量引き出して、前記
上方開口部28bからコインを投入すると、このコイン
は、次のように流下して最終的に開口部31bに落下す
る構成となっている。即ち、コイン投入部28の奥側に
下り傾斜する底面28a(図3に示す)の上面に沿って
流下して、まず傾斜面31e上、或いは傾斜面31d上
に落下する。次いで、図7に矢印Xで示すように、傾斜
面31e或いは傾斜面31d上を流下し、開口部31b
に落下する。また、コイン揚送装置39によって移送レ
ール40を経由してサブコイン貯留部38から移送され
たコインは、図7に示すように、傾斜面31f上に落下
する構成とされており、傾斜面31f上を流下し、次い
で傾斜面31c上を流下して、開口部31bに落下する
構成となっている。
【0024】なお、図6(b)に示すように、コイン回
収部31aの図中手前側の側面の左端側には、メンテナ
ンス作業等のためにコイン貯留部31を開放するための
開口部31kが形成されており、この開口部31kは、
脱着可能な蓋部材51(図2に示す)によって開放可能
に閉塞される構成となっている。またこの場合、この開
口部31kを閉じる蓋部材51には、コイン貯留部31
のコイン貯留量を検出する前述の貯留コインセンサが取
り付けられるようになっている。また、コイン回収部3
1a内におけるコイン投入部28の側面奥側に近接する
位置には、押し込んだ状態にあるコイン投入部28を検
出するコイン投入部検出センサ52(図3に示す)が設
置されており、ユニット島制御装置において、コイン投
入部28が押し込んだ状態に装着されていること、或い
は所定量以上引き出されていることが判断できるように
構成されている。即ち、このコイン投入部検出センサ5
2は、コイン投入部28の開閉状態を検出可能な本発明
の投入部開閉検出手段を構成している。なお、このコイ
ン投入部検出センサ52の出力に基づいて、ユニット島
制御装置が、コイン投入部28の状態を報知する信号を
遊技店の管理装置に送信したり、前述のユニット用報知
装置26(投入部開閉状態報知手段)によってコイン投
入部28の開閉状態を報知したりする構成となってお
り、これにより、コイン投入部28がまんがいち不正に
引き出されてコインの不正な抜き出し等が行われている
ことを、容易かつ即座に発見して対処できるようになっ
ている。
【0025】E.本遊技島の特徴及び効果 以上説明したユニット島10からなる遊技島は、その特
徴によって次のような各種の優れた効果を奏する。 (1)本形態例の遊技島は、遊技機2が所定の並び方向
に複数並べて取り付けられる島本体11と、この島本体
11に取り付けられた各遊技機2にコインを補給するコ
イン循環機構とを一体に備えて、ユニット化されたユニ
ット島10よりなる。このため、予め工場等で組み立て
たユニット島10を、所定数だけ(1組だけでもよい)
遊技店に搬入し、アンカー部材の取り付け等の据え付け
作業を行えば、極めて短時間に新たな遊技島を設置で
き、遊技店の稼働日の減少が回避できる。また、上記ユ
ニット島10を任意のレイアウトで複数設置すれば、例
えば図8(b)や図8(c)のように、従来困難であっ
た遊技機2の特別な設置レイアウト(円弧状の配列、或
いは段差のある配列等)が実現できて、遊技機2のファ
ッション性を更に高めることができる。特に本例のよう
に、遊技機2が数台だけ僅かに各ユニット島10に取り
付けられる構成であると、ユニット島10が小型にな
り、新規設置作業がより楽になるとともに、遊技機2の
設置レイアウトの自由度もより向上する。
【0026】(2)しかも本形態例の遊技島では、錠手
段の設けられたコイン投入部28が閉状態とされること
によって、取付状態にある表面板部材(下部幕板15,
16)が取り外し不能となる構成となっている。このた
め、表面板部材(下部幕板15,16)が不正に取り外
されることに対する防犯性を容易に高めることができ
る。即ち、コイン投入部28の錠手段が表面板部材(下
部幕板15,16)の錠手段としても機能するため、表
面板部材(下部幕板15,16)の固定状態を強固なも
のにしたり(例えば、多数のネジ部材によって固定する
構成にしたり)、表面板部材(下部幕板15,16)の
取付状態維持のための錠手段を別個に設ける必要がな
く、極めて簡素な構成で表面板部材(下部幕板15,1
6)が不正に取り外されることに対する防犯性を高めら
れる。特に、本実施の形態例では、コイン投入部28が
閉状態とされると、コイン投入部28(正確には、つば
状部28c)が前記表面板部材の動きを規制するという
単純な構成によって、前記表面板部材の固定構造を達成
している。また、二つの表面板部材(下部幕板15,1
6)が、一つのコイン投入部28によって施錠状態とさ
れる。このため、特に構成が簡素化され、防犯性を向上
させつつもコストをより低く抑えられる。
【0027】(3)また、表面板部材(下部幕板15,
16)は、係合手段のみによって係止状態に取り付けら
れる構成である。このため、コイン投入部28を開状態
とすれば、表面板部材(下部幕板15,16)は、ワン
タッチで容易に脱着可能であり、表面板部材(下部幕板
15,16)を取り外す必要のあるメンテナンス作業
(点検作業等も含む)が、非常に楽になるという実用上
優れた効果も得られる。 (4)また、各ユニット島に設けられた複数の遊技機
(好ましくは2乃至3台の遊技機)毎に、コイン循環機
構が設置された構成となるので、一部のコイン循環機構
に故障等が発生しても、その故障の影響は、そのコイン
循環機構が一体に設けられた一つのユニット島における
遊技機にしか及ばず、コイン循環機構の故障等の影響範
囲が小さくなる利点も得られる。
【0028】(5)また、コイン投入部28の閉状態
(前述の押し込んだ状態)を維持可能な錠装置(錠手
段)を備えるため、コイン投入部28からコインを奪う
不正を信頼性高く防止できる。 (6)また、コイン投入部28が、スライド式に取り付
けられる箱状部材よりなり、この箱状部材の上方開口部
28bからコインを投入する構成であるため、コイン補
給作業においてコインの投入が行い易く、またこの際に
コインがこぼれる不具合が発生し難いという特長があ
る。
【0029】(7)また、コイン投入部28の開閉状態
を検出可能な投入部開閉検出手段(コイン投入部検出セ
ンサ52)と、この投入部開閉検出手段の検出結果に基
づいてコイン投入部28の開閉状態を報知する投入部開
閉状態報知手段(ユニット用報知装置26)とを備えて
いる。このため、コイン投入部28がまんがいち不正に
開けられても、遊技店の店員等が即座に発見して対応で
き、さらに防犯性を高められる。 (8)特に本形態例では、投入部開閉状態報知手段(ユ
ニット用報知装置26)が、島本体11において対応す
るコイン投入部28が設けられた面と同一の面に配設さ
れている。このため、コイン投入部28との対応が一見
して分かり易く、遊技店の店員等による不正(コイン投
入部28の不正な開動)に対する監視がより確実にな
る。なお、このような構成は、図9(a)に示すように
島の両側に遊技機(或いはコイン投入部)が設置される
タイプの場合に特に有効である。というのは、島の一方
側のコイン投入部の状態が島の反対側で報知された場合
には、どこのコイン投入部が開状態にあるのか即座に分
からないし、店員等が現場に急行できない恐れがあるか
らである。
【0030】なお、本発明は上記実施の形態の態様に限
られず、各種の変形,応用があり得る。例えば、ユニッ
ト島における遊技機の配置台数や配置レイアウトは、上
記実施の形態の態様に限られない。例えば、図9(a)
に示すように、島本体の両面側にそれぞれ2台の遊技機
が並んで取り付けられるユニット島10aよりなる遊技
島1dであってもよいし、或いは図9(b)に示すよう
に、島本体の片面側に2台の遊技機が並んで取り付けら
れるユニット島10bよりなる遊技島1eであってもよ
い。また、遊技機が片面側に4台以上並べて設けられる
ユニット島からなるものであってもよい。また、ユニッ
ト島におけるコイン貸機の配置台数や配置レイアウト
も、上記実施の形態の態様に限られない。コイン貸機が
設置されていないユニット島が含まれていてもよい。ま
た、遊技機等の配置台数や配置レイアウトの異なるユニ
ット島が、複数設置されてなる遊技島であってもよい。
【0031】また、閉状態にあるコイン投入部によって
取り外し不能とされる表面板部材は、下部幕板に限られ
ず、例えば上部幕板や側板であってもよい。この場合、
上部幕板や側板の近傍にコイン投入部があれば、前記実
施の形態と同様の構成(コイン投入部によって動きが規
制される構成)によって、上部幕板や側板を固定状態に
維持できる。また、上記実施の形態において、下部幕板
17についても、コイン投入部28によって取り外しが
規制される構成としてもよい。例えば、下部幕板16と
下部幕板17を一体構造とすれば、容易に実現できる。
また、コイン投入部を閉状態とすることによって表面板
部材が取り外し不能となる構成は、具体的に上記実施の
形態のように、コイン投入部(又はこのコイン投入部と
一体的に動く部材)が表面板部材の動きを単に規制する
ことによって達成してもよいが、他の具体的構造によっ
て達成することもできる。例えば、コイン投入部が閉状
態となると、その動きに連動して表面板部材を係止させ
ていた係合手段の係合要素が所定の機構によってロック
され、その結果、表面板部材の取付状態が係止状態から
強固な固定状態(取り外しが不能な状態)に切り替わる
ような構造もあり得る。
【0032】また、コイン投入部の設置位置や設置数も
特に限定されず、例えばユニット島の端部にも、コイン
投入部を設けてもよい。例えば、前記実施の形態のよう
に、サブコイン貯留部38が設けられる場合、このサブ
コイン貯留部38に対してコインを投入するコイン投入
部をさらに設けてもよい。なおこの場合、このサブコイ
ン貯留部38に対するコイン投入部によって、上記実施
の形態における下部幕板17或いは側板21の動きを規
制して、これら表面板部材を固定状態に維持する構成と
してもよい。また、表面板状部(上記実施の形態におけ
る下部幕板15,16含む)は、必ずしも係合手段のみ
によって取り付けられる構成でなくてもよい。例えば、
メンテナンス作業のために取り外す必要のあるもので
も、ネジ止め(螺合手段)によって取り付けられていて
もよい。この場合でも、最終的にコイン投入部によって
固定状態に維持される表面板部材については、そのネジ
止めのためのネジ部材の数(ネジ止め箇所の数)が極め
て少なくてよい(1〜2本でもよい)ので、脱着容易性
を相当高められる。また、前記実施の形態では、サブコ
イン貯留部38と、これに対応した二台目のコイン揚送
装置39とを別途設けた構成を例示したが、これらサブ
コイン貯留部38や二台目のコイン揚送装置39を設け
ない構成もあり得る。即ち、例えばオーバーフロー流路
37を経由したコインが、直接にコイン貯留部31に流
下し、また各遊技機2からオーバーフローしたコインが
全てコイン貯留部31に流下する構成としてもよい。
【0033】また、本発明の遊技島には、一組のユニッ
ト島からなるものも含まれる。また、本発明における遊
技機は、コイン状の遊技価値媒体(コイン、或いは、メ
ダルと呼ばれるもの)を賞特典として排出する遊技機で
あり、このような遊技機であればスロットマシン以外の
遊技機も含まれる。また、本発明におけるコイン投入部
は、島内のコイン保有数が多すぎる場合にコインを取り
出すためのコイン取出口として機能してもよいことはい
うまでもない。また、今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の遊技島は、遊技機が所定
の並び方向に複数並べて取り付けられる島本体と、この
島本体に取り付けられた各遊技機にコインを補給するコ
イン循環機構とを一体に備えて、ユニット化されたユニ
ット島よりなる。このため、予め工場等で組み立てたユ
ニット島を、所定数だけ遊技店に搬入し、アンカー部材
の取り付け等の据え付け作業を行えば、極めて短時間に
新たな遊技島を設置でき、遊技店の稼働日の減少が回避
できる。また、上記ユニット島を任意のレイアウトで複
数設置すれば、例えば図8(b)や図8(c)のよう
に、従来困難であった遊技機の特別な設置レイアウト
(円弧状の配列、或いは段差のある配列等)が実現でき
て、遊技機のファッション性を更に高めることができ
る。特に請求項2記載のように、遊技機が数台だけ僅か
にユニット島に取り付けられる構成であると、ユニット
島が小型になり、新規設置作業がより楽になるととも
に、遊技機の設置レイアウトの自由度もより向上する。
【0035】しかも本発明の遊技島では、錠手段の設け
られたコイン投入部が閉状態とされることによって、取
付状態にある表面板部材が取り外し不能となる構成とな
っている。このため、表面板部材が不正に取り外される
ことに対する防犯性を容易に高めることができる。即
ち、コイン投入部の錠手段が表面板部材の錠手段として
も機能するため、表面板部材の固定状態を強固なものに
したり(例えば、多数のネジ部材によって固定する構成
にしたり)、表面板部材の取付状態維持のための錠手段
を別個に設ける必要がなく、極めて簡素な構成で表面板
部材が不正に取り外されることに対する防犯性を高めら
れる。特に、請求項4又は5記載のように、コイン投入
部が閉状態とされると、コイン投入部又はこれと一体に
動作する部材が表面板部材の動きを規制するという単純
な構成によって、表面板部材の固定構造を達成している
場合、また請求項8記載のように、二つ以上の表面板部
材が一つのコイン投入部によって施錠状態とされる構成
の場合には、特に構成が簡素化され、防犯性を向上させ
つつもコストをより低く抑えられる。
【0036】また本発明によれば、ユニット島に設けら
れた複数の遊技機(好ましくは2乃至3台の遊技機)毎
に、コイン循環機構が設置された構成となるので、一部
のコイン循環機構に故障等が発生しても、その故障の影
響は、そのコイン循環機構が一体に設けられた一つのユ
ニット島における遊技機にしか及ばず、コイン循環機構
の故障等の影響範囲が小さくなる利点も得られる。また
本発明の遊技島は、コイン投入部の閉状態を維持可能な
錠手段を備えるため、コイン投入部からコインを奪う不
正を信頼性高く防止できる。
【0037】また、請求項3記載の遊技島では、表面板
部材が、係合手段のみによって係止状態に取り付けられ
る構成である。このため、コイン投入部を開状態とすれ
ば、表面板部材は、ワンタッチで容易に脱着可能であ
り、表面板部材を取り外す必要のあるメンテナンス作業
(点検作業等も含む)が、非常に楽になるという実用上
優れた効果も得られる。また、請求項5記載の遊技島で
は、コイン投入部が、スライド式に取り付けられる箱状
部材よりなり、この箱状部材の上方開口部からコインを
投入する構成であるため、コイン補給作業においてコイ
ンの投入が行い易く、またこの際にコインがこぼれる不
具合が発生し難いという特長がある。
【0038】また、請求項6記載の遊技島では、コイン
投入部の開閉状態を検出可能な投入部開閉検出手段と、
この投入部開閉検出手段の検出結果に基づいてコイン投
入部の開閉状態を報知する投入部開閉状態報知手段とを
備えている。このため、コイン投入部がまんがいち不正
に開けられても、遊技店の店員等が即座に発見して対応
でき、さらに防犯性を高められる。特に、請求項7記載
の遊技島は、投入部開閉状態報知手段が、島本体におい
て対応するコイン投入部が設けられた側面と同一の側面
に配設されている。このため、コイン投入部との対応が
一見して分かり易く、遊技店の店員等による不正(コイ
ン投入部の不正な開動)に対する監視がより確実にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット島の構成を示す正面図である。
【図2】ユニット島のコイン循環機構を示す正面図であ
る。
【図3】ユニット島の構成を示す側面図である。
【図4】コイン投入部とその周辺構成(下部幕板を外し
た状態)を示す斜視図である。
【図5】コイン投入部とその周辺構成(下部幕板を付け
た状態)を示す斜視図である。
【図6】コイン貯留部のコイン回収部を示す平面図及び
側面図である。
【図7】コイン貯留部のコイン回収部を示す斜視図であ
る。
【図8】遊技島の全体構成を示す図である。
【図9】遊技島の全体構成の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1e 遊技島 2 遊技機(スロットマシン) 2a 遊技機の設置空間(遊技機取付部) 10,10a,10b ユニット島 11 島本体 26 ユニット用報知装置(投入部開閉状態報知手段) 28 コイン投入部 28a コイン投入部の底面 28b コイン投入部の上方開口部 28c つば状部 31 コイン貯留部(コイン循環機構) 32,39 コイン揚送装置(コイン循環機構) 33 揚送レール(コイン循環機構) 34 搬送レール(コイン循環機構) 35 コイン導入ゲート(コイン循環機構) 36,41 コイン計数センサ(コイン循環機構) 37 オーバーフロー流路(コイン循環機構) 38 サブコイン貯留部(コイン循環機構) 40 移送レール(コイン循環機構) 52 コイン投入部検出センサ(投入部開閉検出手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技価値媒体としてコインを排出する遊
    技機が所定の並び方向に複数並べて取り付けられる島本
    体と、この島本体に取り付けられた各遊技機にコインを
    補給するコイン循環機構とを一体に備えて、ユニット化
    されたユニット島よりなる遊技島であって、 前記コイン循環機構は、補給用のコインを貯留するコイ
    ン貯留部を含み、 前記島本体は、 表面を覆うように設けられる脱着自在な表面板部材と、 開閉可能に構成されて、開状態において前記コイン貯留
    部にコインを投入可能なコイン投入部と、 このコイン投入部の閉状態を維持可能な錠手段とを備
    え、 前記コイン投入部が閉状態とされることによって、前記
    表面板部材が取り外し不能となることを特徴とする遊技
    島。
  2. 【請求項2】 前記島本体は、2乃至3台の前記遊技機
    が片面側又は両面側に取り付けられるものであることを
    特徴とする請求項1記載の遊技島。
  3. 【請求項3】 前記表面板部材は、係合手段のみによっ
    て係止状態に取り付けられる構成であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の遊技島。
  4. 【請求項4】 前記コイン投入部が閉状態とされると、
    前記コイン投入部又は前記コイン投入部と一体に動作す
    る部材が前記表面板部材の動きを規制することによっ
    て、前記表面板部材が取り外し不能となることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の遊技島。
  5. 【請求項5】 前記コイン投入部は、スライド式に取り
    付けられる箱状部材よりなり、この箱状部材の上方開口
    部からコインを投入する構成であり、 前記箱上部材の前面板状部が周囲に張り出してつば状部
    を形成しており、 前記コイン投入部が閉状態とされると、前記つば状部が
    前記表面板部材の一部に当接して前記表面板部材の動き
    を規制することによって、前記表面板部材が取り外し不
    能となることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載の遊技島。
  6. 【請求項6】 前記コイン投入部の開閉状態を検出可能
    な投入部開閉検出手段と、この投入部開閉検出手段の検
    出結果に基づいて前記コイン投入部の開閉状態を報知す
    る投入部開閉状態報知手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至5の何れかに記載の遊技島。
  7. 【請求項7】 前記投入部開閉状態報知手段は、前記島
    本体において対応するコイン投入部が設けられた面と同
    一の面に配設されていることを特徴とする請求項6記載
    の遊技島。
  8. 【請求項8】 前記表面板部材が複数設けられ、これら
    表面板部材のうちの特定の2枚以上が、前記コイン投入
    部の一つが閉状態とされることによって取り外し不能と
    なることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の
    遊技島。
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