JP2001321435A - 医療用吸引容器 - Google Patents

医療用吸引容器

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JP2001321435A
JP2001321435A JP2000145479A JP2000145479A JP2001321435A JP 2001321435 A JP2001321435 A JP 2001321435A JP 2000145479 A JP2000145479 A JP 2000145479A JP 2000145479 A JP2000145479 A JP 2000145479A JP 2001321435 A JP2001321435 A JP 2001321435A
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JP2000145479A
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Norio Kanazawa
則男 金澤
Shinichi Saito
信一 齋藤
Yasuhiro Ogawa
泰弘 小川
Hiroshi Ukechi
大志 請地
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HAMA IKA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧持続吸引装置からの吸引力が所定よりも
大きくなった場合には集液部を減圧すると共に、患者の
体腔内が陰圧になった場合にも、迅速に陰圧を解除する
ことができて、その減圧手段が作動していることを目視
できる医療用吸引容器を提供すること。 【解決手段】 医療用吸引容器が調圧装置1を備え、こ
の調圧装置は、集液部の上部に接続する接続管12と、
接続管が上端部に連通すると共に下端が塞がれて上下方
向に延在する内部目視可能な外管10と、外管内に着脱
自在に挿入した上下端開放かつ内部目視可能な内管20
と、外管と内管との隙間の上端を塞ぐため内管上端外周
に設けられた蓋15と、内管の上端開口に設けられたフ
ィルター24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用吸引容器に
関し、さらに詳細には、患者から体液を吸引する管体を
連結する吸引開口と、患者から吸引した体液を溜めるた
め吸引開口に連通して設けた集液部と、隔壁により集液
部と画成した水封部と、水封部に連通すると共に吸引手
段に連結される排気開口と、水封部と集液部とを連結す
る細管部とを備える医療用吸引容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手術後の患者の胸部などの体腔か
らは、低圧持続吸引装置により、洗浄液や体液などの液
体及び気体を低圧で持続して吸引排出しており、この吸
引した液体は医療用吸引容器の集液部に溜める一方、吸
引した気体は医療用吸引容器の滅菌液を通して外部に排
出している。このような医療用吸引容器においては、低
圧持続吸引装置からの吸引力に対し、体腔内の陰圧が所
定よりも大きくなった場合、集液部を手動により減圧し
たり、あるいは低圧持続吸引装置を停止する手段が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の集液部を減圧する手段や、低圧持続吸引装置の停止
手段では、該手段が如何なる原因で作動しているか看護
者から判り難く、装置の再起動や吸引力の調整が遅れる
ことがあった。またかかる手段は、構造が複雑で高価に
なって経済性に欠け、また装置の再起動時には吸引圧な
どの再設定操作を要するものであった。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点に着目し、
これを解決せんとしたものであり、その課題は、患者の
体腔内が強い陰圧になった場合にも、迅速に陰圧を解除
することができる医療用吸引容器を提供することにあ
る。
【0005】本発明の別の課題は、集液部の減圧手段に
おける作動後の復帰操作が簡単かつ自動的に行なわれ得
る医療用吸引容器を提供することにある。
【0006】また本発明の別の課題は、集液部に発生し
た過大な陰圧を減圧する手段が作動していることや、集
液部に過小な陰圧しか作用していないことを目視できる
医療用吸引容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、体液を吸引する管体を連結する吸引開
口と、吸引した体液を溜めるため前記吸引開口に連通し
て設けた集液部と、隔壁により該集液部と画成した水封
部と、該水封部に連通すると共に吸引手段に連結される
排気開口と、該水封部と前記集液部を連結する細管部と
を備える医療用吸引容器において、前記集液部と外気と
に連通する通路であって、該通路は、その途中に外気を
遮断するための液体が溜められるとともに、設定値以上
の陰圧が前記集液部に作用すると、外気が前記通路の液
体を通過して前記集液部に流入し、前記陰圧を設定値に
戻すように形成された通路であることを特徴とする医療
用吸引容器が提供される。
【0008】本発明において、前記通路は、前記集液部
の上部に着脱自在に接続される接続管と、該接続管が上
端部に接続されると共に下端が塞がれて上下方向に延設
される内部目視可能な外管と、該外管との間に隙間を保
持するように着脱自在に挿入された上下端開放かつ内部
目視可能な内管と、前記外管と前記内管との隙間の上端
を塞ぐとともに前記内管を摺動可能に保持する蓋とから
なり、前記接続管から前記外管と前記内管との隙間を介
して前記内管の下端開口から内部を通って上端開口まで
連通するように形成し、前記外管と前記内管との下端部
に滅菌された液体を溜めて外気を遮断して形成すること
ができる。
【0009】本発明の医療用吸引容器では、内管を外管
内に挿設して上下方向に延びる二重管を形成し、外管内
周と内管外周の隙間の上端を蓋で塞ぐと共に、この隙間
が集液部の上部に連通するように外管の上端部に接続管
を設け、蓋は内管を外管内で上下方向に摺動可能に保持
し、外管と内管との下端部に液体を溜めて外気を遮断し
たので、内管を摺動させて外管内における内管下端位置
を所定高さに調節すれば、集液部内を所定の吸引圧力に
設定することができる。
【0010】すなわち、集液部の吸引圧力は、接続管を
介して外管内周と内管外周の隙間に伝わり、下端部の液
体を隙間の上方に吸い上げて所定高さまで上昇させる一
方で、内管内の液体を引き下げるように作用する。そし
て、隙間内の液面と内管内の液面との高さの差は、集液
部から伝わる吸引圧力により定まるので、内管内の液面
が内管下端開口に位置するように、吸引圧力の設定値に
応じて、あらかじめ内管を上下に摺動させて位置合わせ
しておく。これにより、過剰な陰圧が作用して集液部の
吸引圧力が設定値よりも大きくなった場合には、隙間内
の液面は所定高さよりも上方に吸引される一方で、内管
の下端開口からは外気が液体中を通って隙間内を上昇
し、集液部に達すると吸引圧力は低下して隙間内の液面
も低下し、吸引圧力が設定値まで低下すると内管内から
の外気の流入も停止する。逆に、集液部の吸引圧力が設
定値よりも低くなった場合には、隙間内の液面は所定高
さよりも低下する一方で、内管内の液面は下端開口より
も高い位置まで上昇し、この内管内の液面の上昇が看護
者の目視により確認されて、看護者は集液部の吸引圧力
が設定値よりも低下したか否かを知ることができる。
【0011】ここで、内管と外管は透明あるいは半透明
の合成樹脂材料を使用することにより内部目視可能に形
成することが可能であり、接続管も同様にして内部目視
可能に形成することが好ましい。前記外管と前記内管の
下端に溜める液体は、着色された液体を使用しても良
く、これにより、看護者は内管と外管における液体の位
置が確認し易くなる。また前記内管と前記外管との隙間
を保持するため前記内管の下端外周には隙間保持部材を
設け、前記内管の上端開口にはフィルターを設け、さら
に、前記接続管と前記外管との接続部には前記外管から
上昇する液体が前記集液部に流れ込むのを防止するため
の予備容器を設けることが好ましい。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて実施例を説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。図6
(a)(b)は本発明にかかる医療用吸引容器のそれぞ
れ平面図と側面図であり、図2は医療用吸引容器に用い
る調圧装置1の断面図であり、さらに、図5は調圧装置
1を取付ける前の医療用吸引容器を示している。本発明
にかかる医療用吸引容器60は、合成樹脂材料により中
空部分を備えるように成形された透明な容器体50と、
合成樹脂材料により透明に形成された調圧装置1とから
なる。
【0013】ここで、前記容器体50は、手術後の患者
の体腔から吸引した洗浄液や体液などの液体を溜めるた
めの集液部51,52と、外気からの菌、微生物または
微粒子の浸入を防止するため滅菌水が下端部に溜められ
た水封部54と、集液部51,52の上部から水封部5
4の下端部54aまでを連結する細管部53とを備え、
集液部51の上部開口には患者からの液体や気体を吸引
する管体61を接続するための接続部材55が設けら
れ、水封部54の上部開口には低圧持続吸引装置(図示
せず)からの管体62を接続するための接続部材57を
設けられ、集液部52の上部開口には調圧装置1を接続
することに使用可能な接続部材56を設けられている。
なお、調圧装置1を接続部材56に接続しないで医療用
吸引容器を使用する場合、接続部材56には調圧装置1
に替えて図示しない栓が挿入される。
【0014】さらに詳細には、集液部51は側壁51
a,51bと底部51cとで画成され、集液部52も同
様に側壁52a,52bと底部52cとで画成され、こ
れら集液部51と集液部52は上部に連通部分59を備
えており、以上の集液部51,52と水封部54と細管
部53と各開口55,56,57の間には、図示の如く
補強材58がそれぞれ一体成形されている。また細管部
53の上端近傍には他の部分よりも太い拡径部53aが
形成されている。
【0015】図1は調圧装置1を構成する各部材を示す
側面図、図2は調圧装置1の断面図、さらに、図3は内
部に液体を注入して内管20を摺動させた状態の調圧装
置1の断面図である。ここで、調圧装置1は、外管10
の内部に内管20が挿入され、内管20の上端にフィル
ター24が嵌められている。なお、フィルター24は、
外気に含まれる微生物や微粒子を濾過することができ
て、内管20の上端に嵌合可能なものであれば良い。
【0016】さらに詳細に説明すれば、前記外管10
は、合成樹脂材料により透明に形成された管体11の下
端部を底部11cにより塞ぎ、管体11には内管20下
端位置や液体の高さを測るための目盛を設け、上端に螺
子山11dを設けてここを開口11aとなし、管体11
の上端付近の連通口11bには、外管10内から液体が
オーバーフローするのを防止するためのオーバーフロー
防止容器13を取り付けて、このオーバーフロー防止容
器13に接続管12を接続し、接続管13の下端には接
続部14を設け、この接続部14の開口14aにはOリ
ングを設ける。このOリングにより、接続部14は、前
記容器体50の接続部材56への接続が着脱自在とな
る。また外管10の上端の螺子山11dには蓋15が螺
合される。この蓋15は、孔15a’が形成されたゴム
パッキング15aと、孔15b’が形成された螺合部材
15bとからなり、ゴムパッキング15aは螺合部材1
5bの孔15b’に嵌設される。
【0017】一方、前記内管20は、合成樹脂材料によ
り透明に形成された管体21の上下端が開口21a,2
1cとして形成され、下端外周に突出片22が設けら
れ、上端付近の外周にフランジ21bが設けられ、さら
に、内管20の上端には接続部材23を介してフィルタ
ー24が挿着可能になっている。この内管20は、前記
ゴムパッキング15aの孔15a’から外管10内に挿
設され、このゴムパッキング15aにより上下方向に摺
動自在に保持される。ここで、内管20の突出片22
は、内管20を外管10の中に挿設した際に、内管20
の外周面と外管10の内周面との間に所定の隙間を維持
するものであり、一方、フランジ21bは、内管20を
下方に摺動させたときに、ゴムパッキング15aに接触
して内管20の挿入を停止するものである。また内管2
0の長さは、外管10の中に挿設した際に、内管20の
下端が外管10の底部11c内面から所定長離隔する程
度の長さに形成する。
【0018】図2に示したように、前記内管20が外管
10の中に挿設され、内管20の上端にフィルター24
が嵌められた調圧装置1では、フィルター24から接続
部14の開口14aに至る通路が形成される。すなわ
ち、フィルター24を通って内管20内を下り、内管2
0の下端開口21cを抜けて内管20と外管10の隙間
30に入り、この隙間を上昇して連通口11bからオー
バーフロー防止容器13を通過し、接続管12から接続
部14の開口14aに至る通路が形成される。そして、
容器体50に接続した調圧装置1には、集液部51,5
2に所定の陰圧が作用する限りにおいて外気を遮断する
ため、外管10と内管20の下端部に液体が溜められて
いる。この液体は、着色したものを用いても良い。また
液体は、内管20の下端よりも高く、吸引圧に対応した
高さまで注水する。
【0019】また調圧装置1では、集液部51,52の
吸引圧力を所定値に設定した場合、この吸引圧力Fが接
続部14を介して隙間30に伝わり液体を上方に引き上
げる一方で、内管20内の液面を低下させるものであ
り、図3における内管20内の液面C―Cと、外管10
内の液面A−Aとの高さの差は、吸引圧力の設定値に応
じて決まるものである。したがって、吸引圧力の設定値
に応じて、内管20をゴムパッキング15aの孔内で摺
動させて、内管20下端の外管10内における高さ方向
の位置を調整し、内管20内の液面が低下したときに、
この液面がC―C線で図示した程度の高さ、つまり、内
管20の下端開口21cの高さ程度になるように調整す
る。
【0020】次に、本発明の医療用吸引容器60の作用
について説明する。図6における医療用吸引容器60で
は、接続部材55に接続した管体61が患者の体腔内ま
で延設され、接続部材57に接続した管体62が低圧持
続吸引装置まで延設されており、調圧装置1における外
管10と内管20の下端部には液体が溜められている。
そして、低圧持続吸引装置の吸引圧力を所定値に設定
し、この設定値に応じて、内管20をゴムパッキング1
5aの孔内に摺動させて、内管20の下端位置を設定す
る。この内管20の下端位置は、前述の如く、設定した
吸引圧力が外管10と内管20の隙間30の液体に作用
したときに、内管20内部の液面が、内管20の下端開
口21cになるように設定するものである。
【0021】かかる医療用吸引容器60において、設定
した通りの陰圧が低圧持続吸引装置から集液部51,5
2に作用している場合、図3に示したように、調圧装置
1に溜められた液体は、内管20と外管10との隙間3
0で上方に引き上げられると共に、内管20内ではその
下端開口21cの位置まで引き下げられ、これにより液
体は外気を遮断し、陰圧は、集液部51,52から管体
61を介して患者の体腔内に作用し、患者からの液体や
気体は管体61を通って容器体50まで導かれる。そし
て、液体は落下して集液部51,52に溜まり、気体は
細管部53から水封部54を通過し、管体62を介して
外部に排出される。
【0022】しかしながら、患者が咳をした場合などに
は体腔内に比較的大きな陰圧が生じ、この過大な陰圧は
集液部51,52を介して調圧装置1に伝達する。また
低圧持続吸引装置の故障により陰圧が過大になる可能性
は極めて低いものであるが、このような場合にも、同様
に、過大な陰圧は調圧装置1に伝達する。
【0023】さらに詳細には、図3に示したように、集
液部51,52に作用した過大な陰圧は容器体50の接
続部材56から接続管12を介して、外管10の内周面
と内管20の外周面との隙間30に伝わり、この隙間3
0において液体が矢印F方向に上昇すると、ほぼ同時
に、外気は矢印Aで示したようにフィルター24を通過
して内管20内に流れ込み、内管20の下端開口21c
からは外気が液体内に引き込まれて、この外気は隙間3
0内を上昇し、接続管12から集液部52に流入して過
大な陰圧は解除される。なお、隙間30において多量の
液体が上昇した場合には、オーバーフロー防止容器13
において吸引圧力が解除され、液体が調圧装置1から接
続管12を通って集液部52に流れ込むことが防止され
る。
【0024】また逆に、低圧持続吸引装置の故障により
陰圧が設定値よりも小さくなる可能性は極めて低いもの
であるが、このような場合にも、陰圧の異常は調圧装置
1に顕れる。すなわち、陰圧が設定値よりも小さい場合
には、隙間30において引き上げられる液体の液面は、
予定された高さよりも低くなる一方で、内管20内の液
面は予定された高さより高くなる。したがって、患者を
看護する者などは、調圧装置1の内管20と外管10の
隙間30の水位を目視することにより、作用している陰
圧の大きさや、過大あるいは過小な陰圧が作用している
か否かを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる医療用吸引容器を構成する外管
及び内管などの部材の側面図である。
【図2】本発明の医療用吸引容器に用いる調圧装置の断
面図である。
【図3】内部に液体が注入された調圧装置の断面図であ
る。
【図4】調圧装置を部分的に拡大した断面図である。
【図5】(a)は本発明の医療用吸引容器における調圧
装置取付け前の平面図であり、(b)は(a)の側面図
である。
【図6】(a)は本発明の医療用吸引容器の平面図であ
り、(b)は(a)の側面図である。
【符号の説明】
1 調圧装置 10 外管 20 内管 24 フィルター 50 吸引装置 51,52 集液部 53 細管部 54 水封部 55 吸引連結口 56 調圧連結口 57 排気連結口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 泰弘 東京都文京区湯島2丁目16番11号 浜医科 工業株式会社内 (72)発明者 請地 大志 東京都文京区湯島2丁目16番11号 浜医科 工業株式会社内 Fターム(参考) 4C077 AA18 AA25 BB10 CC04 DD11 DD12 DD28 EE04 JJ05 JJ13 KK25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液を吸引する管体を連結する吸引開口
    と、吸引した体液を溜めるため前記吸引開口に連通して
    設けた集液部と、隔壁により該集液部と画成した水封部
    と、該水封部に連通すると共に吸引手段に連結される排
    気開口と、該水封部と前記集液部を連結する細管部とを
    備える医療用吸引容器において、 前記集液部と外気とに連通する通路であって、該通路
    は、その途中に外気を遮断するための液体が溜められる
    とともに、設定値以上の陰圧が前記集液部に作用する
    と、外気が前記通路の液体を通過して前記集液部に流入
    し、前記陰圧を設定値に戻すように形成された通路であ
    ることを特徴とする医療用吸引容器。
  2. 【請求項2】 前記通路は、前記集液部の上部に着脱自
    在に接続される接続管と、該接続管が上端部に接続され
    ると共に下端が塞がれて上下方向に延設される内部目視
    可能な外管と、該外管との間に隙間を保持するように着
    脱自在に挿入された上下端開放かつ内部目視可能な内管
    と、前記外管と前記内管との隙間の上端を塞ぐとともに
    前記内管を摺動可能に保持する蓋とからなり、前記接続
    管から前記外管と前記内管との隙間を介して前記内管の
    下端開口から内部を通って上端開口まで連通するように
    形成し、前記外管と前記内管との下端部に前記液体を溜
    めて外気を遮断したことを特徴とする請求項1記載の医
    療用吸引容器。
  3. 【請求項3】 前記内管の下端外周には、前記外管との
    隙間を保持するための隙間保持部材を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載の医療用吸引容器。
  4. 【請求項4】 前記内管の上端開口にフィルターを設け
    たことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の
    医療用吸引容器。
  5. 【請求項5】 前記接続管と前記外管との接続部には、
    前記外管から上昇する液体が前記集液部に流れ込むのを
    防止するための予備容器が設けられたことを特徴とする
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の医療用吸引容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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