JP2000202020A - 医療用吸引装置 - Google Patents
医療用吸引装置Info
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- JP2000202020A JP2000202020A JP11009438A JP943899A JP2000202020A JP 2000202020 A JP2000202020 A JP 2000202020A JP 11009438 A JP11009438 A JP 11009438A JP 943899 A JP943899 A JP 943899A JP 2000202020 A JP2000202020 A JP 2000202020A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく
簡略化させると共に、吸引ポンプの故障発生を抑制でき
る医療用吸引装置を提供する。 【解決手段】 医療用吸引装置1は、吸引ポンプ3を備
えた本体6と、この本体6に着脱自在に設けられ上面に
開口する吸引容器4と、この吸引容器4の上側から吸引
ポンプ3に渡って設けられ、本体6に着脱自在に係合し
て吸引容器4の上面開口を開閉自在に密閉するカバー2
とを備えるものであって、このカバー2は、内部に構成
された空気通路31と、この空気通路を貫通して吸引容
器4内とカバー2外とを連通する導入パイプ30と、吸
引容器4と空気通路31とを連通する空気送出部32
と、空気通路31と吸引ポンプ3とを連通する空気吸引
部35とを備え、導入パイプ30の上端に吸引管45が
接続されるようにした。
簡略化させると共に、吸引ポンプの故障発生を抑制でき
る医療用吸引装置を提供する。 【解決手段】 医療用吸引装置1は、吸引ポンプ3を備
えた本体6と、この本体6に着脱自在に設けられ上面に
開口する吸引容器4と、この吸引容器4の上側から吸引
ポンプ3に渡って設けられ、本体6に着脱自在に係合し
て吸引容器4の上面開口を開閉自在に密閉するカバー2
とを備えるものであって、このカバー2は、内部に構成
された空気通路31と、この空気通路を貫通して吸引容
器4内とカバー2外とを連通する導入パイプ30と、吸
引容器4と空気通路31とを連通する空気送出部32
と、空気通路31と吸引ポンプ3とを連通する空気吸引
部35とを備え、導入パイプ30の上端に吸引管45が
接続されるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院又は在宅医療
や訪問看護に際して、患者の口腔、咽喉又は鼻腔等に貯
留した患部からの血液や膿汁その他の分泌物などを吸引
するために好適な医療用吸引装置に関するものである。
や訪問看護に際して、患者の口腔、咽喉又は鼻腔等に貯
留した患部からの血液や膿汁その他の分泌物などを吸引
するために好適な医療用吸引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より病院などにおいては、患者の口
腔、咽喉又は鼻腔などに貯留した患部からの血液や分泌
物を取り除くために、吸引ポンプを使用した医療用吸引
装置が使用されている。
腔、咽喉又は鼻腔などに貯留した患部からの血液や分泌
物を取り除くために、吸引ポンプを使用した医療用吸引
装置が使用されている。
【0003】従来の医療用吸引装置を図12及び図13
を参照して説明する。図12は従来の医療用吸引装置1
00の構造説明図を示している。この医療用吸引装置1
00は、上面に開口を有するするガラス製の吸引瓶10
1と、同じく上面に開口を有するガラス製の安全瓶10
2と、吸引ポンプ(真空ポンプ)103と、先端に向か
うほど先細りに形成された細筒状のカテーテル104な
どにより構成されている。
を参照して説明する。図12は従来の医療用吸引装置1
00の構造説明図を示している。この医療用吸引装置1
00は、上面に開口を有するするガラス製の吸引瓶10
1と、同じく上面に開口を有するガラス製の安全瓶10
2と、吸引ポンプ(真空ポンプ)103と、先端に向か
うほど先細りに形成された細筒状のカテーテル104な
どにより構成されている。
【0004】吸引瓶101の上面開口には、瓶101内
部を密閉するための蓋部材105が取り付けられてお
り、この蓋部材105には吸引管107、108を接続
するための上下に貫通する図示しない開口が二ヶ所形成
されている。同じく安全瓶102の上面開口にも蓋部材
106が取り付けられており、この蓋部材106には吸
引管108、109を接続するための上下に貫通する図
示しない開口が二ヶ所形成されている。
部を密閉するための蓋部材105が取り付けられてお
り、この蓋部材105には吸引管107、108を接続
するための上下に貫通する図示しない開口が二ヶ所形成
されている。同じく安全瓶102の上面開口にも蓋部材
106が取り付けられており、この蓋部材106には吸
引管108、109を接続するための上下に貫通する図
示しない開口が二ヶ所形成されている。
【0005】そして、カテーテル104の径の大きい方
の端部には吸引管107の一端が接続され、係る吸引管
107の他端は、吸引瓶101に取り付けられた蓋部材
105の一方の開口に挿入され、吸引瓶101内に臨
む。また、蓋部材105の他方の開口には吸引管108
の一端が挿入され、吸引瓶101内に臨んでいる。更に
吸引瓶101内にある吸引管108の端部には、フロー
ト110を備えた逆流防止弁111が吸引瓶101内に
位置して取り付けられている。この吸引管108の他端
は、安全瓶102に取り付けられた蓋部材106の一方
の開口に挿入され、安全瓶102内に挿入される。
の端部には吸引管107の一端が接続され、係る吸引管
107の他端は、吸引瓶101に取り付けられた蓋部材
105の一方の開口に挿入され、吸引瓶101内に臨
む。また、蓋部材105の他方の開口には吸引管108
の一端が挿入され、吸引瓶101内に臨んでいる。更に
吸引瓶101内にある吸引管108の端部には、フロー
ト110を備えた逆流防止弁111が吸引瓶101内に
位置して取り付けられている。この吸引管108の他端
は、安全瓶102に取り付けられた蓋部材106の一方
の開口に挿入され、安全瓶102内に挿入される。
【0006】また、蓋部材106の他方の開口には吸引
管109の一端が挿入され、安全瓶102内に臨む。こ
のとき、挿入された吸引管109の一端は、他方の開口
から挿入された吸引管108の端部よりも高い位置にて
開口する。そして、吸引管109の他端は、エアフィル
タ112を介して吸引ポンプ103に連通接続される。
管109の一端が挿入され、安全瓶102内に臨む。こ
のとき、挿入された吸引管109の一端は、他方の開口
から挿入された吸引管108の端部よりも高い位置にて
開口する。そして、吸引管109の他端は、エアフィル
タ112を介して吸引ポンプ103に連通接続される。
【0007】以上の構成の吸引装置100を使用する際
には、吸引ポンプ103を運転する。吸引ポンプ103
が運転されると、エアフィルタ112を介し、吸引管1
09、安全瓶102、吸引管108、逆流防止弁11
1、吸引瓶101、吸引管107及びカテーテル104
の順で空気が吸引される。これにより、各部材の内部は
負圧とされるので、開放されたカテーテル104の先端
からは血液や分泌物などの汚物が吸引される。
には、吸引ポンプ103を運転する。吸引ポンプ103
が運転されると、エアフィルタ112を介し、吸引管1
09、安全瓶102、吸引管108、逆流防止弁11
1、吸引瓶101、吸引管107及びカテーテル104
の順で空気が吸引される。これにより、各部材の内部は
負圧とされるので、開放されたカテーテル104の先端
からは血液や分泌物などの汚物が吸引される。
【0008】尚、係る汚物の吸引を始める前には予め消
毒液を吸引しておき、管内壁などへの汚物の付着を抑制
する。
毒液を吸引しておき、管内壁などへの汚物の付着を抑制
する。
【0009】カテーテル104より吸引された汚物等
は、吸引管107を経て吸引瓶101内に入り、そこに
滴下して収容されると共に、空気は逆流防止弁111を
経て吸引管108より吸引ポンプ103方向に吸い込ま
れて行く(図12参照)。
は、吸引管107を経て吸引瓶101内に入り、そこに
滴下して収容されると共に、空気は逆流防止弁111を
経て吸引管108より吸引ポンプ103方向に吸い込ま
れて行く(図12参照)。
【0010】また、このような汚物の吸引が終了する
と、カテーテル104内の消毒を行うためにカテーテル
104の先端から消毒液を吸引する。そして、吸引され
た消毒液も同様に吸引瓶101内に収容される。
と、カテーテル104内の消毒を行うためにカテーテル
104の先端から消毒液を吸引する。そして、吸引され
た消毒液も同様に吸引瓶101内に収容される。
【0011】このような吸引操作によって吸引瓶101
内の汚物等と消毒液の液位が前記フロート110に達す
ると、フロート110が浮力で持ち上げられ、前記逆流
防止弁111を閉じる。これにより、吸引瓶101内の
汚物等が安全瓶102及び吸引ポンプ103方向に流入
することを防止していた。
内の汚物等と消毒液の液位が前記フロート110に達す
ると、フロート110が浮力で持ち上げられ、前記逆流
防止弁111を閉じる。これにより、吸引瓶101内の
汚物等が安全瓶102及び吸引ポンプ103方向に流入
することを防止していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の吸引装置100では、吸引瓶101内に吸い込まれ
た汚物等によって前記フロート110が逆流防止弁11
1の内壁面に固着してしまったり、或いは、フロート1
10周囲に気泡が生じて、逆流防止弁111が閉じない
状態となる問題があった。
来の吸引装置100では、吸引瓶101内に吸い込まれ
た汚物等によって前記フロート110が逆流防止弁11
1の内壁面に固着してしまったり、或いは、フロート1
10周囲に気泡が生じて、逆流防止弁111が閉じない
状態となる問題があった。
【0013】このような状態となると、吸引瓶101内
の汚物や消毒液が逆流防止弁111を経て吸引管108
内に侵入し、やがて安全瓶102内に流入するようにな
る。安全瓶102はこのような不測の事態に対処するた
めに設けられているものであるが、吸引する消毒液など
が多量になると、やがて安全瓶102内の液位も上昇
し、遂には吸引管109から吸引ポンプ103内に侵入
し、ポンプ103が故障してしまう問題が生じる(図1
3参照)。
の汚物や消毒液が逆流防止弁111を経て吸引管108
内に侵入し、やがて安全瓶102内に流入するようにな
る。安全瓶102はこのような不測の事態に対処するた
めに設けられているものであるが、吸引する消毒液など
が多量になると、やがて安全瓶102内の液位も上昇
し、遂には吸引管109から吸引ポンプ103内に侵入
し、ポンプ103が故障してしまう問題が生じる(図1
3参照)。
【0014】特に、吸引管108や109には殆ど液体
の収容能力は無いため、各瓶101、102の収容能力
を越える量の消毒液等が吸引されると、直ぐにポンプ故
障に至る問題があった。
の収容能力は無いため、各瓶101、102の収容能力
を越える量の消毒液等が吸引されると、直ぐにポンプ故
障に至る問題があった。
【0015】また、この種の医療用吸引装置100は、
吸引装置100内の瓶や管内に汚物等を通過するため、
少なくとも一日に一回以上洗浄を行わなければならな
い。この洗浄の際、従来は吸引瓶101、安全瓶10
2、吸引ポンプ103、カテーテル104及び各吸引管
107、108、109をそれぞれ分解して洗浄を行っ
ており、部品が多数となるために、洗浄後の吸引装置を
組み立てる際に、組立が極めて面倒となる。
吸引装置100内の瓶や管内に汚物等を通過するため、
少なくとも一日に一回以上洗浄を行わなければならな
い。この洗浄の際、従来は吸引瓶101、安全瓶10
2、吸引ポンプ103、カテーテル104及び各吸引管
107、108、109をそれぞれ分解して洗浄を行っ
ており、部品が多数となるために、洗浄後の吸引装置を
組み立てる際に、組立が極めて面倒となる。
【0016】また、複数の吸引管107、108、10
9を接続しなければならないため、誤って接続すること
が多く、特に老齢者の使用には困難である。そして、逆
流防止弁111が作動しない接続を行った場合に、汚物
等が吸引ポンプ103内に流入する問題があった。
9を接続しなければならないため、誤って接続すること
が多く、特に老齢者の使用には困難である。そして、逆
流防止弁111が作動しない接続を行った場合に、汚物
等が吸引ポンプ103内に流入する問題があった。
【0017】また、従来の吸引装置100では、使用後
のカテーテル104を保持する場所が無く、別途容器を
準備しなければならない問題もあった。
のカテーテル104を保持する場所が無く、別途容器を
準備しなければならない問題もあった。
【0018】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、洗浄のための装置の分解
・組立作業を著しく簡略化させると共に、吸引ポンプの
故障発生を抑制できる医療用吸引装置を提供するもので
ある。
るために成されたものであり、洗浄のための装置の分解
・組立作業を著しく簡略化させると共に、吸引ポンプの
故障発生を抑制できる医療用吸引装置を提供するもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用吸引装置
は、吸引ポンプを備えた本体と、この本体に着脱自在に
設けられ上面に開口する吸引容器と、この吸引容器の上
側から吸引ポンプに渡って設けられ、本体に着脱自在に
係合して吸引容器の上面開口を開閉自在に密閉するカバ
ーとを備えるものであって、このカバーは、内部に構成
された空気通路と、この空気通路を貫通して吸引容器内
とカバー外とを連通する導入パイプと、吸引容器と空気
通路とを連通する空気送出部と、空気通路と吸引ポンプ
とを連通する空気吸引部とを備え、導入パイプの上端に
吸引管が接続されるようにしたものである。
は、吸引ポンプを備えた本体と、この本体に着脱自在に
設けられ上面に開口する吸引容器と、この吸引容器の上
側から吸引ポンプに渡って設けられ、本体に着脱自在に
係合して吸引容器の上面開口を開閉自在に密閉するカバ
ーとを備えるものであって、このカバーは、内部に構成
された空気通路と、この空気通路を貫通して吸引容器内
とカバー外とを連通する導入パイプと、吸引容器と空気
通路とを連通する空気送出部と、空気通路と吸引ポンプ
とを連通する空気吸引部とを備え、導入パイプの上端に
吸引管が接続されるようにしたものである。
【0020】本発明によれば、吸引ポンプを備えた本体
と、この本体に着脱自在に設けられ、上面に開口する吸
引容器と、この吸引容器の上側から吸引ポンプに渡って
設けられ、本体に着脱自在に係合して吸引容器の上面開
口を開閉自在に密閉するカバーとをから医療用吸引装置
を構成し、このカバーには、内部に構成された空気通路
と、この空気通路を貫通して吸引容器内とカバー外とを
連通する導入パイプと、吸引容器と空気通路とを連通す
る空気送出部と、空気通路と吸引ポンプとを連通する空
気吸引部とを設けて、導入パイプの上端に吸引管が接続
されるように構成したので、本体に吸引容器を設け、カ
バーを本体に係合させて吸引容器の上面開口を密閉した
後、導入パイプに吸引管を接続するだけで、吸引管から
吸引容器内を通り、空気送出部から空気通路を経て空気
吸引部より吸引ポンプに至る吸引通路が形成される。
と、この本体に着脱自在に設けられ、上面に開口する吸
引容器と、この吸引容器の上側から吸引ポンプに渡って
設けられ、本体に着脱自在に係合して吸引容器の上面開
口を開閉自在に密閉するカバーとをから医療用吸引装置
を構成し、このカバーには、内部に構成された空気通路
と、この空気通路を貫通して吸引容器内とカバー外とを
連通する導入パイプと、吸引容器と空気通路とを連通す
る空気送出部と、空気通路と吸引ポンプとを連通する空
気吸引部とを設けて、導入パイプの上端に吸引管が接続
されるように構成したので、本体に吸引容器を設け、カ
バーを本体に係合させて吸引容器の上面開口を密閉した
後、導入パイプに吸引管を接続するだけで、吸引管から
吸引容器内を通り、空気送出部から空気通路を経て空気
吸引部より吸引ポンプに至る吸引通路が形成される。
【0021】従って、吸引容器から吸引ポンプに渡って
複数本のチューブを繋いで行く従来の吸引装置に比し
て、洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく簡略化
でき、老齢者による使用に極めて好適なものとなる。
複数本のチューブを繋いで行く従来の吸引装置に比し
て、洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく簡略化
でき、老齢者による使用に極めて好適なものとなる。
【0022】請求項2の発明の医療用吸引装置は、上記
に加えてカバーは、外板と、この外板の内側に空気通路
用の間隔を存して着脱自在に取り付けられた内板と、空
気通路の周囲において両板間をシールするシール部材と
を備え、内板は、空気送出部及び空気吸引部と、外板を
貫通して上下に延在する導入パイプとを一体に備えると
共に、内板下面には吸引容器の上面開口及び吸引ポンプ
と内板間をシールするシール部材が設けられているもの
である。
に加えてカバーは、外板と、この外板の内側に空気通路
用の間隔を存して着脱自在に取り付けられた内板と、空
気通路の周囲において両板間をシールするシール部材と
を備え、内板は、空気送出部及び空気吸引部と、外板を
貫通して上下に延在する導入パイプとを一体に備えると
共に、内板下面には吸引容器の上面開口及び吸引ポンプ
と内板間をシールするシール部材が設けられているもの
である。
【0023】請求項2の発明によれば、上記に加えてカ
バーは、外板と、この外板の内側に空気通路用の間隔を
存して着脱自在に取り付けられた内板と、空気通路の周
囲において両板間をシールするシール部材とを備えてい
るので、外板から内板を取り外すことにより、カバー内
の空気通路の洗浄も極めて容易に行うことができるよう
になる。
バーは、外板と、この外板の内側に空気通路用の間隔を
存して着脱自在に取り付けられた内板と、空気通路の周
囲において両板間をシールするシール部材とを備えてい
るので、外板から内板を取り外すことにより、カバー内
の空気通路の洗浄も極めて容易に行うことができるよう
になる。
【0024】また、内板は、空気送出部及び空気吸引部
と、外板を貫通して上下に延在する導入パイプとを一体
に備えると共に、この内板下面に吸引容器の上面開口及
び吸引ポンプと内板間をシールするシール部材が設けら
れているので、部品点数を著しく減少させて分解・組立
作業の更なる簡素化を図ることができるようになるもの
である。
と、外板を貫通して上下に延在する導入パイプとを一体
に備えると共に、この内板下面に吸引容器の上面開口及
び吸引ポンプと内板間をシールするシール部材が設けら
れているので、部品点数を著しく減少させて分解・組立
作業の更なる簡素化を図ることができるようになるもの
である。
【0025】請求項3の発明の医療用吸引装置は、上記
に加えて空気送出部に取り付けられたフロート弁と、吸
引容器と一体に形成され、上面に開口すると共に、補助
導入部にてカバー内の空気通路に連通された補助容器
と、内板に突設され、内板上面を補助導入部及び空気送
出部側と空気吸引部側とに区画する突堤と、空気吸引部
周囲の内板に形成された凹陥部とを備えたものである。
に加えて空気送出部に取り付けられたフロート弁と、吸
引容器と一体に形成され、上面に開口すると共に、補助
導入部にてカバー内の空気通路に連通された補助容器
と、内板に突設され、内板上面を補助導入部及び空気送
出部側と空気吸引部側とに区画する突堤と、空気吸引部
周囲の内板に形成された凹陥部とを備えたものである。
【0026】請求項3の発明によれば上記に加えて、空
気送出部に取り付けられたフロート弁と、吸引容器と一
体に形成され、上面に開口すると共に、補助導入部にて
カバー内の空気通路に連通された補助容器と、内板に突
設され、内板上面を補助導入部及び空気送出部側と空気
吸引部側とに区画する突堤と、空気吸引部周囲の内板に
形成された凹陥部とを設けたので、吸引容器からの液体
の溢出は先ずフロート弁によって阻止される。
気送出部に取り付けられたフロート弁と、吸引容器と一
体に形成され、上面に開口すると共に、補助導入部にて
カバー内の空気通路に連通された補助容器と、内板に突
設され、内板上面を補助導入部及び空気送出部側と空気
吸引部側とに区画する突堤と、空気吸引部周囲の内板に
形成された凹陥部とを設けたので、吸引容器からの液体
の溢出は先ずフロート弁によって阻止される。
【0027】このフロート弁が機能しなかった場合に、
空気送出部から溢出した液体は突堤の空気送出部側の内
板上面に溜まりながら補助導入部より補助容器内に流入
し、そこに貯留される。更に、この補助容器が満液とな
った場合に、突堤から液出した液体は空気吸引部周囲の
凹陥部内に流入して貯留されるようになる。
空気送出部から溢出した液体は突堤の空気送出部側の内
板上面に溜まりながら補助導入部より補助容器内に流入
し、そこに貯留される。更に、この補助容器が満液とな
った場合に、突堤から液出した液体は空気吸引部周囲の
凹陥部内に流入して貯留されるようになる。
【0028】そして、この凹陥部からも液体が溢出した
場合に初めて空気吸引部から吸引ポンプに液体が吸引さ
れるようになる。特に、外板・内板間の空気通路は通常
のチューブに比較して大なる容量を確保できるので、フ
ロート弁が機能しなかった場合に、吸引ポンプに液体が
至る時間をできるだけ遅らせ、吸引ポンプの故障発生を
効果的に防止することができるようになるものである。
場合に初めて空気吸引部から吸引ポンプに液体が吸引さ
れるようになる。特に、外板・内板間の空気通路は通常
のチューブに比較して大なる容量を確保できるので、フ
ロート弁が機能しなかった場合に、吸引ポンプに液体が
至る時間をできるだけ遅らせ、吸引ポンプの故障発生を
効果的に防止することができるようになるものである。
【0029】請求項4の発明の医療用吸引装置は、上記
に加えて補助容器の所定の液位を検出して吸引ポンプを
停止させる液位検出装置を備えたものである。
に加えて補助容器の所定の液位を検出して吸引ポンプを
停止させる液位検出装置を備えたものである。
【0030】請求項4の発明によれば、上記に加えて補
助容器の所定の液位を検出して吸引ポンプを停止させる
液位検出装置を設けたので、補助容器から液体が溢出す
る不都合を防止して吸引ポンプの故障発生を確実に防止
することができるようになるものである。
助容器の所定の液位を検出して吸引ポンプを停止させる
液位検出装置を設けたので、補助容器から液体が溢出す
る不都合を防止して吸引ポンプの故障発生を確実に防止
することができるようになるものである。
【0031】請求項5の発明の医療用吸引装置は、上記
各発明に加えて消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカ
テーテルが差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成
したものである。
各発明に加えて消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカ
テーテルが差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成
したものである。
【0032】請求項5の発明によれば上記各発明に加え
て、消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカテーテルが
差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成したので、
洗浄時には本体のみを運搬すれば良く、従来の如く消毒
液を貯留した瓶と吸引した液体を貯留した瓶とを別々に
運ぶ必要が無くなる。従って、洗浄作業性も著しく改善
されるものである。
て、消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカテーテルが
差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成したので、
洗浄時には本体のみを運搬すれば良く、従来の如く消毒
液を貯留した瓶と吸引した液体を貯留した瓶とを別々に
運ぶ必要が無くなる。従って、洗浄作業性も著しく改善
されるものである。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した医療用吸引装
置1の斜視図、図2は同じく本発明を適用した医療用吸
引装置1の後方斜視図、図3はカバー2を開いた状態の
医療用吸引装置1の斜視図、図4は医療用吸引装置1の
分解斜視図である。
形態を詳述する。図1は本発明を適用した医療用吸引装
置1の斜視図、図2は同じく本発明を適用した医療用吸
引装置1の後方斜視図、図3はカバー2を開いた状態の
医療用吸引装置1の斜視図、図4は医療用吸引装置1の
分解斜視図である。
【0034】本発明の医療用吸引装置1は、底辺となる
ベース6A上に構成された本体6と、後に詳述する如く
補助容器7を備えた吸引容器4と、内板8と外板9より
構成されるカバー2と、電動真空ポンプから成る吸引ポ
ンプ3(図6)などから構成されている。本体6の一側
部には前記吸引ポンプ3を収納するポンプ収納部10が
形成されると共に、本体6の他側部には図2に示す如く
外方から取り外し自在となる上面に開口した例えば円筒
状のカテーテル差し部14の差し部収納部20が形成さ
れている。
ベース6A上に構成された本体6と、後に詳述する如く
補助容器7を備えた吸引容器4と、内板8と外板9より
構成されるカバー2と、電動真空ポンプから成る吸引ポ
ンプ3(図6)などから構成されている。本体6の一側
部には前記吸引ポンプ3を収納するポンプ収納部10が
形成されると共に、本体6の他側部には図2に示す如く
外方から取り外し自在となる上面に開口した例えば円筒
状のカテーテル差し部14の差し部収納部20が形成さ
れている。
【0035】そして、これらポンプ収納部10と差し部
収納部20間における本体6の中央部には、前記吸引容
器4を取り付けるための凹陥部5がベース6A上に構成
されている。
収納部20間における本体6の中央部には、前記吸引容
器4を取り付けるための凹陥部5がベース6A上に構成
されている。
【0036】また、本体6のポンプ収納部10前面に
は、吸引ポンプ3の電源スイッチ11、真空計12及び
この吸引ポンプ3の吸入経路に外気を導入して真空度を
調整をするための調整つまみ13が設けられている。
は、吸引ポンプ3の電源スイッチ11、真空計12及び
この吸引ポンプ3の吸入経路に外気を導入して真空度を
調整をするための調整つまみ13が設けられている。
【0037】更に、本体6のポンプ収納部10の上面に
は、後述するエアフィルタ15を設置するための凹陥部
16が形成されていると共に、この凹陥部16には吸引
ポンプ3と当該エアフィルタ15を接続するための孔1
7が形成されている。
は、後述するエアフィルタ15を設置するための凹陥部
16が形成されていると共に、この凹陥部16には吸引
ポンプ3と当該エアフィルタ15を接続するための孔1
7が形成されている。
【0038】更にまた、本体6のポンプ収納部10の外
側上縁部には、前記カバー2の固定具18と着脱自在に
嵌合する受け部19が形成されている。
側上縁部には、前記カバー2の固定具18と着脱自在に
嵌合する受け部19が形成されている。
【0039】次に、前記吸引容器4を図5を参照して説
明する。図5は吸引容器4及び補助容器7の斜視図であ
る。この吸引容器4は、上面に開口21を有する透明硬
質樹脂製矩形箱体であり、仕切体25を介して上面に開
口22を有する補助容器7が一体に並設されている。
明する。図5は吸引容器4及び補助容器7の斜視図であ
る。この吸引容器4は、上面に開口21を有する透明硬
質樹脂製矩形箱体であり、仕切体25を介して上面に開
口22を有する補助容器7が一体に並設されている。
【0040】また、この吸引容器4の例えば後面は(前
面であっても良い)上縁部が外方に少許張り出してお
り、そこに把手部23が形成されている。
面であっても良い)上縁部が外方に少許張り出してお
り、そこに把手部23が形成されている。
【0041】前記補助容器7の内壁上部に対向する位置
の本体6には、液位検出装置を構成する光学式の液位セ
ンサ24が取り付けられている。この液位センサ24
は、図示しない制御装置に接続され、補助容器7内の液
位が液位センサ24の高さまで来てそれを検知される
と、制御装置により、前記吸引ポンプ3が停止されるも
のである。
の本体6には、液位検出装置を構成する光学式の液位セ
ンサ24が取り付けられている。この液位センサ24
は、図示しない制御装置に接続され、補助容器7内の液
位が液位センサ24の高さまで来てそれを検知される
と、制御装置により、前記吸引ポンプ3が停止されるも
のである。
【0042】次に、前記カバー2を説明する。このカバ
ー2は、前記本体6に前記吸引容器4を収納した状態
で、吸引容器4と補助容器7及びポンプ収納部10の上
面を連続して被覆すると共に、吸引容器4の上面開口2
1及び補助容器7の上面開口22を開閉自在に閉塞す
る。このカバー2は、本体6の差し部収納部20側の凹
陥部5の上縁にて図示しないヒンジ部材により本体6に
に枢支されている。
ー2は、前記本体6に前記吸引容器4を収納した状態
で、吸引容器4と補助容器7及びポンプ収納部10の上
面を連続して被覆すると共に、吸引容器4の上面開口2
1及び補助容器7の上面開口22を開閉自在に閉塞す
る。このカバー2は、本体6の差し部収納部20側の凹
陥部5の上縁にて図示しないヒンジ部材により本体6に
に枢支されている。
【0043】尚、このカバー2を閉じた状態では、カバ
ー2の上面と本体6の差し部収納部20の上面は略面一
なる。
ー2の上面と本体6の差し部収納部20の上面は略面一
なる。
【0044】また、このカバー2は前述の如く内板8と
外板9により構成されており、この外板9のポンプ収納
部10側の端部には、前記受け部19と嵌合するための
固定具18が回動自在に取り付けられている。そして、
外板9の差し部収納部20側の上面には、後述する導入
パイプ30が貫通する孔26が形成されている。また、
この外板9の例えば後面には後述する吸引管45を掛け
ることにより収納するためのチューブ保持部27が備え
られている。
外板9により構成されており、この外板9のポンプ収納
部10側の端部には、前記受け部19と嵌合するための
固定具18が回動自在に取り付けられている。そして、
外板9の差し部収納部20側の上面には、後述する導入
パイプ30が貫通する孔26が形成されている。また、
この外板9の例えば後面には後述する吸引管45を掛け
ることにより収納するためのチューブ保持部27が備え
られている。
【0045】他方、内板8の詳細については図6及び図
7を参照して説明する。図6は吸引装置1の凹陥部5及
びポンプ収納部10部分の縦断正面図、図7は外板9を
撤去した状態の内板8の平面図である。
7を参照して説明する。図6は吸引装置1の凹陥部5及
びポンプ収納部10部分の縦断正面図、図7は外板9を
撤去した状態の内板8の平面図である。
【0046】図6において31は、カバー2の内部、即
ち外板9及び内板8の間に形成された空気通路である。
30は導入パイプであり、空気通路31を貫通して導入
パイプ30の下方に位置する吸引容器4内及び外板9の
前記孔26を介してカバー2の上方(外方)と連通して
いる。尚、この導入パイプ30の上端には、可撓性を有
すると共に、所定の長さを有する前記吸引管45の一端
が着脱自在に接続される。更に、この吸引管45の他端
にはカテーテル46が接続される。そして、導入パイプ
30のポンプ3側の側方における内板8には、所定間隔
を存して空気送出部32が形成されている。この空気送
出部32は上端が前記空気通路31内におけるその底面
より少許高い位置にて開口すると共に、下端部にはフロ
ート33Fを備えたフロート弁33が取り付けられ、空
気通路31と吸引容器4内をフロート弁33を介して連
通させている。
ち外板9及び内板8の間に形成された空気通路である。
30は導入パイプであり、空気通路31を貫通して導入
パイプ30の下方に位置する吸引容器4内及び外板9の
前記孔26を介してカバー2の上方(外方)と連通して
いる。尚、この導入パイプ30の上端には、可撓性を有
すると共に、所定の長さを有する前記吸引管45の一端
が着脱自在に接続される。更に、この吸引管45の他端
にはカテーテル46が接続される。そして、導入パイプ
30のポンプ3側の側方における内板8には、所定間隔
を存して空気送出部32が形成されている。この空気送
出部32は上端が前記空気通路31内におけるその底面
より少許高い位置にて開口すると共に、下端部にはフロ
ート33Fを備えたフロート弁33が取り付けられ、空
気通路31と吸引容器4内をフロート弁33を介して連
通させている。
【0047】また、内板8の前記補助容器7の上方に相
当する位置には、補助導入部34が形成されている。こ
の補助導入部34は、内板8に形成された開口であり、
その下縁は、補助容器7内に達している。
当する位置には、補助導入部34が形成されている。こ
の補助導入部34は、内板8に形成された開口であり、
その下縁は、補助容器7内に達している。
【0048】そして、この補助導入部34のポンプ3側
の側方には、所定間隔を存して空気吸引部35が形成さ
れている。この空気吸引部35の下方には、前記吸引ポ
ンプ3が存しており、ポンプ収納部10の上面に載置さ
れたエアーフィルタ15の上端が挿入されるように、空
気通路31と凹陥部16内を連通している。この空気吸
引部35の上端は空気通路31内において所定の高さの
位置にて開口すると共に、空気吸引部35の周囲の内板
9には凹陥部36が形成されている。
の側方には、所定間隔を存して空気吸引部35が形成さ
れている。この空気吸引部35の下方には、前記吸引ポ
ンプ3が存しており、ポンプ収納部10の上面に載置さ
れたエアーフィルタ15の上端が挿入されるように、空
気通路31と凹陥部16内を連通している。この空気吸
引部35の上端は空気通路31内において所定の高さの
位置にて開口すると共に、空気吸引部35の周囲の内板
9には凹陥部36が形成されている。
【0049】また、図7に示す如く内板8の上面には、
前記補助導入部34と空気送出部32と空気吸引部35
が存する領域を囲繞するように突堤37が形成されてい
る。更に、この突堤37内を補助導入部34及び空気送
出部32側と、空気吸引部35側とを区画形成する突堤
41も形成されている。更にまた、図6に示す如く内板
8下面には、吸引容器4の上面開口21と、補助容器7
の上面開口22及びエアフィルタ15との当接面に、溝
38を有した突部39が形成されている。この突部39
の溝38には、内板8と前記吸引容器4の上面開口21
と、補助容器7の上面開口22及びエアフィルタ15と
の当接面をシールするためのシール部材40が取り付け
られている。
前記補助導入部34と空気送出部32と空気吸引部35
が存する領域を囲繞するように突堤37が形成されてい
る。更に、この突堤37内を補助導入部34及び空気送
出部32側と、空気吸引部35側とを区画形成する突堤
41も形成されている。更にまた、図6に示す如く内板
8下面には、吸引容器4の上面開口21と、補助容器7
の上面開口22及びエアフィルタ15との当接面に、溝
38を有した突部39が形成されている。この突部39
の溝38には、内板8と前記吸引容器4の上面開口21
と、補助容器7の上面開口22及びエアフィルタ15と
の当接面をシールするためのシール部材40が取り付け
られている。
【0050】また、前記外板9の下面には前記内板8上
面に形成された突堤37と当接する位置に溝42を有し
た突部43が形成されており、この溝42内には突堤3
7と外板9間をシールするためのシール部材44が取り
付けられている。
面に形成された突堤37と当接する位置に溝42を有し
た突部43が形成されており、この溝42内には突堤3
7と外板9間をシールするためのシール部材44が取り
付けられている。
【0051】これにより、空気送出部32、補助導入部
34、空気吸引部35が存する空気通路31の周囲は外
板9と内板8間においてシールされる。
34、空気吸引部35が存する空気通路31の周囲は外
板9と内板8間においてシールされる。
【0052】以上の構成により、図8を参照して本発明
の医療用吸引装置1の動作を説明する。本体6の電源ス
イッチ11をONにし、吸引ポンプ3を運転すると、エ
アフィルタ15を介して空気通路31、補助容器7及び
吸引容器4、吸引管45及びカテーテル46内が負圧と
なり、カテーテル46の先端から液体を吸引する。これ
により、液体はカテーテル46及び吸引管45を介して
導入パイプ30を通過し、吸引容器4内に入って自重で
落下収容される。このとき、吸引された空気は、フロー
ト弁33を介して空気送出部32、空気通路31、空気
吸引部35及びエアフィルタ15を順次通過して吸引ポ
ンプ3に入り、吸引ポンプ3より外部へ排出される。
の医療用吸引装置1の動作を説明する。本体6の電源ス
イッチ11をONにし、吸引ポンプ3を運転すると、エ
アフィルタ15を介して空気通路31、補助容器7及び
吸引容器4、吸引管45及びカテーテル46内が負圧と
なり、カテーテル46の先端から液体を吸引する。これ
により、液体はカテーテル46及び吸引管45を介して
導入パイプ30を通過し、吸引容器4内に入って自重で
落下収容される。このとき、吸引された空気は、フロー
ト弁33を介して空気送出部32、空気通路31、空気
吸引部35及びエアフィルタ15を順次通過して吸引ポ
ンプ3に入り、吸引ポンプ3より外部へ排出される。
【0053】液体が吸引容器4内に所定量貯留される
と、フロート33Fが浮上してフロート弁33閉じるの
で、吸引ができなくなる。このときは、ポンプ3の運転
を停止し、カバー2を開き、吸引容器4を取り出し、汚
物を廃棄した後、後述する如く洗浄し、再度本体6に取
り付けて使用する。
と、フロート33Fが浮上してフロート弁33閉じるの
で、吸引ができなくなる。このときは、ポンプ3の運転
を停止し、カバー2を開き、吸引容器4を取り出し、汚
物を廃棄した後、後述する如く洗浄し、再度本体6に取
り付けて使用する。
【0054】このように、フロート弁33が吸引容器4
内に取り付けられているため、吸引容器4からの液体の
溢出を阻止することができる。
内に取り付けられているため、吸引容器4からの液体の
溢出を阻止することができる。
【0055】一方、前記フロート33Fが汚物などで壁
面に固着するなどにより、フロート弁33が機能しなか
った場合を図9を参照して説明する。このとき、前述の
如く吸引された液体はフロート弁33が機能しないこと
により、空気送出部32から空気通路31に溢出する。
溢出した液体は、突堤37及び41により区画された内
板8上面に溜まりながら補助導入部34より補助容器7
内に滴下し、そこに貯留される。
面に固着するなどにより、フロート弁33が機能しなか
った場合を図9を参照して説明する。このとき、前述の
如く吸引された液体はフロート弁33が機能しないこと
により、空気送出部32から空気通路31に溢出する。
溢出した液体は、突堤37及び41により区画された内
板8上面に溜まりながら補助導入部34より補助容器7
内に滴下し、そこに貯留される。
【0056】ここで、補助容器7の上部には液位センサ
24が取り付けられているため、所定量の液体が補助容
器7内に貯留され、センサ24がそれを検知するとポン
プ3が停止する。
24が取り付けられているため、所定量の液体が補助容
器7内に貯留され、センサ24がそれを検知するとポン
プ3が停止する。
【0057】このように、液位センサ24は補助容器7
の所定の液位を検出して吸引ポンプ3を停止させるの
で、補助容器7から液体が溢出する不都合を防止して、
吸引ポンプ3の故障発生を確実に防止することができ
る。
の所定の液位を検出して吸引ポンプ3を停止させるの
で、補助容器7から液体が溢出する不都合を防止して、
吸引ポンプ3の故障発生を確実に防止することができ
る。
【0058】ここで、前記液位センサ24が機能しなか
った場合、或いは、液位センサ24が取り付けられない
機種の場合を図10及び図11を参照して説明する。例
えば液位センサ24が機能しなかったことにより、吸引
した液体で補助容器7内が満杯となると、液体は補助容
器7からも溢出し、やがて突堤41の空気送出部32側
に貯留されるようになる。
った場合、或いは、液位センサ24が取り付けられない
機種の場合を図10及び図11を参照して説明する。例
えば液位センサ24が機能しなかったことにより、吸引
した液体で補助容器7内が満杯となると、液体は補助容
器7からも溢出し、やがて突堤41の空気送出部32側
に貯留されるようになる。
【0059】そして、更に液体が流入すると前記突堤4
1を越えて溢れ出し、液体は前記空気吸引部35周囲に
形成された凹陥部36内に流入して貯留されるようにな
る(図10参照)。
1を越えて溢れ出し、液体は前記空気吸引部35周囲に
形成された凹陥部36内に流入して貯留されるようにな
る(図10参照)。
【0060】そして、この凹陥部36からも液体が溢出
した場合に初めて空気吸引部35から吸引ポンプ3に液
体が吸引されることになる(図11参照)。
した場合に初めて空気吸引部35から吸引ポンプ3に液
体が吸引されることになる(図11参照)。
【0061】ここで、外板9と内板8間の空気通路31
は通常のチューブに比較して大なる容量を確保できるの
で、フロート弁33が機能しなかった場合、更には、セ
ンサ24が機能しなかった場合に、吸引ポンプ3に液体
が至る時間をできるだけ遅らせ、吸引ポンプ3の故障発
生を効果的に防止することができる。
は通常のチューブに比較して大なる容量を確保できるの
で、フロート弁33が機能しなかった場合、更には、セ
ンサ24が機能しなかった場合に、吸引ポンプ3に液体
が至る時間をできるだけ遅らせ、吸引ポンプ3の故障発
生を効果的に防止することができる。
【0062】尚、上記の如き液体の吸引に際しては、前
述同様に最初消毒液を吸引して置く。そして、分泌物を
吸引する作業が終えた後には再び消毒液を吸引するもの
である。
述同様に最初消毒液を吸引して置く。そして、分泌物を
吸引する作業が終えた後には再び消毒液を吸引するもの
である。
【0063】次に、係る吸引装置1の分解し、洗浄を行
う際には、導出パイプ30から吸引管45を取り外し、
カバー2を開放した後、本体6から吸引容器4及び補助
容器7を取り外す。これにより、吸引容器4及び補助容
器7を容易に洗浄することができる。
う際には、導出パイプ30から吸引管45を取り外し、
カバー2を開放した後、本体6から吸引容器4及び補助
容器7を取り外す。これにより、吸引容器4及び補助容
器7を容易に洗浄することができる。
【0064】このとき、カバー2は外板9と内板8をシ
ール材44介して着脱可能に組み立てたものであるた
め、外板9から内板8を取り外すことにより、カバー2
内の空気通路31の洗浄も極めて容易に行うことができ
る。
ール材44介して着脱可能に組み立てたものであるた
め、外板9から内板8を取り外すことにより、カバー2
内の空気通路31の洗浄も極めて容易に行うことができ
る。
【0065】また、吸引装置1を組み立てる際には、本
体6に吸引容器4及び補助容器7を載置し、外板9に内
板8を取り付けることによりカバー2を組み立て、この
カバー2を閉じ、外板9に取り付けられた固定具18を
本体6に形成された受け部19に嵌合する。更に、カバ
ー2の上方から、導出パイプ30に吸引管45を取り付
け、この吸引管45の端部にカテーテル46を取り付け
ることにより完成する。
体6に吸引容器4及び補助容器7を載置し、外板9に内
板8を取り付けることによりカバー2を組み立て、この
カバー2を閉じ、外板9に取り付けられた固定具18を
本体6に形成された受け部19に嵌合する。更に、カバ
ー2の上方から、導出パイプ30に吸引管45を取り付
け、この吸引管45の端部にカテーテル46を取り付け
ることにより完成する。
【0066】これにより、本体6に吸引容器4及び補助
容器7を載置し、カバー2を本体6に係合させ、導入パ
イプ30に吸引管45を接続するだけで、吸引管45か
ら吸引容器4内を通り、空気送出部32から空気通路3
1を経て空気吸引部35より吸引ポンプ3に至る吸引通
路を形成することができる。
容器7を載置し、カバー2を本体6に係合させ、導入パ
イプ30に吸引管45を接続するだけで、吸引管45か
ら吸引容器4内を通り、空気送出部32から空気通路3
1を経て空気吸引部35より吸引ポンプ3に至る吸引通
路を形成することができる。
【0067】従って、吸引容器4から吸引ポンプ3に渡
って複数本のチューブを繋いで行く従来の吸引装置に比
して、洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく簡略
化でき、老齢者による使用に極めて好適なものとなる。
って複数本のチューブを繋いで行く従来の吸引装置に比
して、洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく簡略
化でき、老齢者による使用に極めて好適なものとなる。
【0068】また、内板8下面に吸引容器4の上面開口
21と、補助容器7の上面開口22及び吸引ポンプ3と
内板8間はシール部材40にて取り付けられているた
め、部品点数を著しく減少させて分解・組立作業の更な
る簡素化を図ることができる。
21と、補助容器7の上面開口22及び吸引ポンプ3と
内板8間はシール部材40にて取り付けられているた
め、部品点数を著しく減少させて分解・組立作業の更な
る簡素化を図ることができる。
【0069】更にまた、予め本体6に取り付けられたカ
テーテル差し部14に消毒液等を貯留して置き、使用中
はこのカテーテル差し部14にカテーテル46を差し込
むことにより清潔に保持する。また、この際にカテーテ
ル46に接続された吸引管45はカバー2に形成された
チューブ保持部27に掛ける。
テーテル差し部14に消毒液等を貯留して置き、使用中
はこのカテーテル差し部14にカテーテル46を差し込
むことにより清潔に保持する。また、この際にカテーテ
ル46に接続された吸引管45はカバー2に形成された
チューブ保持部27に掛ける。
【0070】このように、本体6にカテーテル差し部1
4が取り付けられているため、洗浄時には本体6のみを
運搬すれば良く、従来の如く消毒液を貯留した瓶と吸引
した液体を貯留した瓶とを別々に運ぶ必要が無くなる。
従って、洗浄作業性も著しく改善することができる。
4が取り付けられているため、洗浄時には本体6のみを
運搬すれば良く、従来の如く消毒液を貯留した瓶と吸引
した液体を貯留した瓶とを別々に運ぶ必要が無くなる。
従って、洗浄作業性も著しく改善することができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、吸引
ポンプを備えた本体と、この本体に着脱自在に設けら
れ、上面に開口する吸引容器と、この吸引容器の上側か
ら吸引ポンプに渡って設けられ、本体に着脱自在に係合
して吸引容器の上面開口を開閉自在に密閉するカバーと
をから医療用吸引装置を構成し、このカバーには、内部
に構成された空気通路と、この空気通路を貫通して吸引
容器内とカバー外とを連通する導入パイプと、吸引容器
と空気通路とを連通する空気送出部と、空気通路と吸引
ポンプとを連通する空気吸引部とを設けて、導入パイプ
の上端に吸引管が接続されるように構成したので、本体
に吸引容器を設け、カバーを本体に係合させて吸引容器
の上面開口を密閉した後、導入パイプに吸引管を接続す
るだけで、吸引管から吸引容器内を通り、空気送出部か
ら空気通路を経て空気吸引部より吸引ポンプに至る吸引
通路が形成される。
ポンプを備えた本体と、この本体に着脱自在に設けら
れ、上面に開口する吸引容器と、この吸引容器の上側か
ら吸引ポンプに渡って設けられ、本体に着脱自在に係合
して吸引容器の上面開口を開閉自在に密閉するカバーと
をから医療用吸引装置を構成し、このカバーには、内部
に構成された空気通路と、この空気通路を貫通して吸引
容器内とカバー外とを連通する導入パイプと、吸引容器
と空気通路とを連通する空気送出部と、空気通路と吸引
ポンプとを連通する空気吸引部とを設けて、導入パイプ
の上端に吸引管が接続されるように構成したので、本体
に吸引容器を設け、カバーを本体に係合させて吸引容器
の上面開口を密閉した後、導入パイプに吸引管を接続す
るだけで、吸引管から吸引容器内を通り、空気送出部か
ら空気通路を経て空気吸引部より吸引ポンプに至る吸引
通路が形成される。
【0072】従って、吸引容器から吸引ポンプに渡って
複数本のチューブを繋いで行く従来の吸引装置に比し
て、洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく簡略化
でき、老齢者による使用に極めて好適なものとなる。
複数本のチューブを繋いで行く従来の吸引装置に比し
て、洗浄のための装置の分解・組立作業を著しく簡略化
でき、老齢者による使用に極めて好適なものとなる。
【0073】請求項2の発明によれば、上記に加えてカ
バーは、外板と、この外板の内側に空気通路用の間隔を
存して着脱自在に取り付けられた内板と、空気通路の周
囲において両板間をシールするシール部材とを備えてい
るので、外板から内板を取り外すことにより、カバー内
の空気通路の洗浄も極めて容易に行うことができるよう
になる。
バーは、外板と、この外板の内側に空気通路用の間隔を
存して着脱自在に取り付けられた内板と、空気通路の周
囲において両板間をシールするシール部材とを備えてい
るので、外板から内板を取り外すことにより、カバー内
の空気通路の洗浄も極めて容易に行うことができるよう
になる。
【0074】また、内板は、空気送出部及び空気吸引部
と、外板を貫通して上下に延在する導入パイプとを一体
に備えると共に、この内板下面に吸引容器の上面開口及
び吸引ポンプと内板間をシールするシール部材が設けら
れているので、部品点数を著しく減少させて分解・組立
作業の更なる簡素化を図ることができるようになるもの
である。
と、外板を貫通して上下に延在する導入パイプとを一体
に備えると共に、この内板下面に吸引容器の上面開口及
び吸引ポンプと内板間をシールするシール部材が設けら
れているので、部品点数を著しく減少させて分解・組立
作業の更なる簡素化を図ることができるようになるもの
である。
【0075】請求項3の発明によれば上記に加えて、空
気送出部に取り付けられたフロート弁と、吸引容器と一
体に形成され、上面に開口すると共に、補助導入部にて
カバー内の空気通路に連通された補助容器と、内板に突
設され、内板上面を補助導入部及び空気送出部側と、空
気吸引部側とに区画する突堤と、空気吸引部周囲の内板
に形成された凹陥部とを設けたので、吸引容器からの液
体の溢出は先ずフロート弁によって阻止される。
気送出部に取り付けられたフロート弁と、吸引容器と一
体に形成され、上面に開口すると共に、補助導入部にて
カバー内の空気通路に連通された補助容器と、内板に突
設され、内板上面を補助導入部及び空気送出部側と、空
気吸引部側とに区画する突堤と、空気吸引部周囲の内板
に形成された凹陥部とを設けたので、吸引容器からの液
体の溢出は先ずフロート弁によって阻止される。
【0076】このフロート弁が機能しなかった場合に、
空気送出部から溢出した液体は突堤の空気送出部側の内
板上面に溜まりながら補助導入部より補助容器内に流入
し、そこに貯留される。更に、この補助容器が満液とな
った場合に、突堤から液出した液体は空気吸引部周囲の
凹陥部内に流入して貯留されるようになる。
空気送出部から溢出した液体は突堤の空気送出部側の内
板上面に溜まりながら補助導入部より補助容器内に流入
し、そこに貯留される。更に、この補助容器が満液とな
った場合に、突堤から液出した液体は空気吸引部周囲の
凹陥部内に流入して貯留されるようになる。
【0077】そして、この凹陥部からも液体が溢出した
場合に初めて空気吸引部から吸引ポンプに液体が吸引さ
れるようになる。特に、外板・内板間の空気通路は通常
のチューブに比較して大なる容量を確保できるので、フ
ロート弁が機能しなかった場合に、吸引ポンプに液体が
至る時間をできるだけ遅らせ、吸引ポンプの故障発生を
効果的に防止することができるようになるものである。
場合に初めて空気吸引部から吸引ポンプに液体が吸引さ
れるようになる。特に、外板・内板間の空気通路は通常
のチューブに比較して大なる容量を確保できるので、フ
ロート弁が機能しなかった場合に、吸引ポンプに液体が
至る時間をできるだけ遅らせ、吸引ポンプの故障発生を
効果的に防止することができるようになるものである。
【0078】請求項4の発明によれば、上記に加えて補
助容器の所定の液位を検出して吸引ポンプを停止させる
液位検出装置を設けたので、補助容器から液体が溢出す
る不都合を防止して吸引ポンプの故障発生を確実に防止
することができるようになるものである。
助容器の所定の液位を検出して吸引ポンプを停止させる
液位検出装置を設けたので、補助容器から液体が溢出す
る不都合を防止して吸引ポンプの故障発生を確実に防止
することができるようになるものである。
【0079】請求項5の発明によれば上記各発明に加え
て、消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカテーテルが
差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成したので、
洗浄時には本体のみを運搬すれば良く、従来の如く消毒
液を貯留した瓶と吸引した液体を貯留した瓶とを別々に
運ぶ必要が無くなる。従って、洗浄作業性も著しく改善
されるものである。
て、消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカテーテルが
差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成したので、
洗浄時には本体のみを運搬すれば良く、従来の如く消毒
液を貯留した瓶と吸引した液体を貯留した瓶とを別々に
運ぶ必要が無くなる。従って、洗浄作業性も著しく改善
されるものである。
【図1】本発明を適用した医療用吸引装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく本発明を適用した医療用吸引装置の後方
斜視図である。
斜視図である。
【図3】カバーを開いた状態の医療用吸引装置の斜視図
である。
である。
【図4】医療用吸引装置の分解斜視図である。
【図5】吸引容器及び補助容器の斜視図である。
【図6】吸引装置の凹陥部及びポンプ収納部の縦断正面
図である。
図である。
【図7】外板を撤去した状態の内板の平面図である。
【図8】吸引装置の拡大縦断正面図である。
【図9】同じく吸引装置の拡大縦断正面図である。
【図10】同じく吸引装置の拡大縦断正面図である。
【図11】同じく吸引装置の拡大縦断正面図である。
【図12】従来の吸引装置の構造説明図である。
【図13】同じく従来の吸引装置の構造説明図である。
1 医療用吸引装置 2 カバー 3 吸引ポンプ 4 吸引容器 5 凹陥部 7 補助容器 8 内板 9 外板 10 ポンプ収納部 11 電源スイッチ 12 真空計 13 強弱調整つまみ 14 カテーテル差し部 15 エアフィルタ 16 凹陥部 21、22 開口 24 液位検出センサ 25 仕切体 30 導入パイプ 31 空気通路 32 空気送出部 33 フロート弁 34 補助導入部 35 空気吸引部 36 凹陥部 37、40 突堤 40、44 シール部材 45 吸引管 46 カテーテル
Claims (5)
- 【請求項1】 吸引ポンプを備えた本体と、この本体に
着脱自在に設けられ、上面に開口する吸引容器と、この
吸引容器の上側から前記吸引ポンプに渡って設けられ、
前記本体に着脱自在に係合して前記吸引容器の上面開口
を開閉自在に密閉するカバーとを備え、 このカバーは、内部に構成された空気通路と、この空気
通路を貫通して前記吸引容器内とカバー外とを連通する
導入パイプと、前記吸引容器と空気通路とを連通する空
気送出部と、前記空気通路と前記吸引ポンプとを連通す
る空気吸引部とを備え、前記導入パイプの上端に吸引管
が接続されるようにしたことを特徴とする医療用吸引装
置。 - 【請求項2】 カバーは、外板と、この外板の内側に空
気通路用の間隔を存して着脱自在に取り付けられた内板
と、前記空気通路の周囲において両板間をシールするシ
ール部材とを備え、前記内板は、空気送出部及び空気吸
引部と、前記外板を貫通して上下に延在する導入パイプ
とを一体に備えると共に、前記内板下面には吸引容器の
上面開口及び吸引ポンプと内板間をシールするシール部
材が設けられていることを特徴とする請求項1の医療用
吸引装置。 - 【請求項3】 空気送出部に取り付けられたフロート弁
と、吸引容器と一体に形成され、上面に開口すると共
に、補助導入部にてカバー内の空気通路に連通された補
助容器と、内板に突設され、内板上面を前記補助導入部
及び空気送出部側と前記空気吸引部側とに区画する突堤
と、前記空気吸引部周囲の内板に形成された凹陥部とを
備えたことを特徴とする請求項2の医療用吸引装置。 - 【請求項4】 補助容器の所定の液位を検出して吸引ポ
ンプを停止させる液位検出装置を備えたことを特徴とす
る請求項3の医療用吸引装置。 - 【請求項5】 消毒液を貯留し、吸引管に接続されるカ
テーテルが差し込まれるカテーテル差し部を本体に形成
したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又
は請求項4の医療用吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11009438A JP2000202020A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 医療用吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11009438A JP2000202020A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 医療用吸引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000202020A true JP2000202020A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11720326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11009438A Pending JP2000202020A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 医療用吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000202020A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100509075B1 (ko) * | 2001-09-24 | 2005-08-17 | 이종우 | 전기구동으로 압력조절되는 수술용 분비물 흡인장치 |
JP2013163014A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-08-22 | Blue Cross Kk | 医療・介護用吸引装置 |
JP2013233465A (ja) * | 2013-08-29 | 2013-11-21 | Hitachi Ltd | 自動収尿装置 |
JP2016087081A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 株式会社群馬コイケ | 医療用吸引器 |
JP2016087080A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 株式会社群馬コイケ | 医療用吸引器 |
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KR101752293B1 (ko) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 주식회사 벤디슨 | 포터블 컴팩트 마사지 기기 |
WO2020118539A1 (zh) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | 王晶 | 一种手术负压吸引装置 |
JP2020163279A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三菱電機株式会社 | チューブ洗浄装置およびチューブ洗浄方法 |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP11009438A patent/JP2000202020A/ja active Pending
Cited By (9)
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