JP2001321304A - 電気掃除機およびその吸口体 - Google Patents

電気掃除機およびその吸口体

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JP2001321304A
JP2001321304A JP2000149807A JP2000149807A JP2001321304A JP 2001321304 A JP2001321304 A JP 2001321304A JP 2000149807 A JP2000149807 A JP 2000149807A JP 2000149807 A JP2000149807 A JP 2000149807A JP 2001321304 A JP2001321304 A JP 2001321304A
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suction
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JP2000149807A
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Taiji Tajima
泰治 田島
Shigenori Sato
繁則 佐藤
Shigehiko Suzuki
成彦 鈴木
Kenichi Tomita
建一 富田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被掃除面からの負荷抵抗が変化しても、その負
荷トルクをほぼ一定にすることにより、電動機に流れる
電流量の増大を抑え、少ない電池容量で、満足できる動
作時間を確保することができる小型軽量な吸口体とこれ
を用いた電気掃除機を実現する。 【解決手段】吸口体内に、回転清掃体と、回転清掃体を
駆動するため電動機を備え、この回転清掃体を掃除面を
摺動する摺動部材と、前記摺動部材を固定する回転体と
で構成し、さらにこの摺動部材は可撓性を有し、かつ回
転体の法線方向に対し傾斜して配設することによって達
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は電気掃除機に関し、
特に、回転清掃体を電動機で駆動する吸口体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−238221号公報に、床
ノズル本体にバッテリを電源とする電動機と、この電動
機により駆動される回転ブラシと、この回転ブラシの回
転数を検出する検出回路と、この検出回路の出力を受け
て電動機の回転数を制御する制御回路とを設けた電気掃
除機用床ノズルが記載されている。この公報には、上記
構成により、タービンによる騒音の発生がなくなるので
低騒音化でき、タービンによる吸引力のロスがなくなる
ので性能ロスの低減が図れ、配線を不要にしつつ、回転
ブラシの回転数を常に一定の回転数にできることが記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
従来技術では、回転清掃体である回転ブラシの回転状態
と電動機で消費される消費電力との関係についての配慮
が十分ではない。すなわち、毛足の長い絨毯など被掃除
面からの負荷抵抗が大きい場合、電動機に流れる電流量
が増加して消費電力が増加する。このとき、電流を制限
するために、電動機の制御回路或いは駆動回路(制御回
路の中に駆動回路を含めても構わない)に、過電流防止
回路、いわゆるリミッタを設けてもよいが、このリミッ
タは回転清掃体の回転を安定に行えるようにするもので
はありえない。例えば、回転清掃体が被掃除面から非常
に大きな負荷抵抗を受けた場合、回転清掃体は回転不能
な状態に陥るが、リミッタは電動機に流れる電流を制限
するのみで、回転清掃体の回転を可能にするものではな
い。回転清掃体が回転不能な状態に陥らないまでも、回
転数が変動し、電動機を流れる電流が変動することは好
ましくない。
【0004】本発明の目的は、電気掃除機の吸口体に設
けられる回転清掃体の安定した回転を実現し、この回転
清掃体の回転のために消費される電力の低減と安定化を
図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、軸部とこの軸部に設けられたブラシ部
とを備えた回転清掃体を、軸部の軸方向を横切る断面に
おいて、下記(a)、(b)の構成を有するように構成
し、電動機で駆動する。
【0006】(a)ブラシ部は軸部側の端部と先端部と
の間の少なくとも一部分に可撓性を有する。
【0007】(b)回転を停止した状態では、ブラシ部
の先端部が、軸部側の端部と回転中心とを結ぶ線分に対
して、回転の正方向側或いは逆方向側ずれて位置するよ
うに設けられている。
【0008】このとき回転清掃体は、ブラシ部と軸部と
を一体成形したものであってもよいし、軸部とは別体の
ブラシ部材を軸部に取り付けることによって構成したも
のであってもよい。
【0009】上記構成により、ブラシ部は、被掃除面と
の接触抵抗が大きくなったときに、その立ち上がり量を
変化させることにより、被掃除面との接触抵抗を小さく
して回転することができる。
【0010】そしてより好ましくは、ブラシ部は軸部側
の端部と先端部との間で剛性を変化させることにより、
負荷抵抗が大きくなったときに剛性の小さい部分で容易
に曲るように構成するとよい。
【0011】また、ブラシ部は、刷毛或いはゴム、合成
樹脂等の軟質の部材で形成されたブレード等を含む物で
あり、刷毛のみに限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の形態例を図
面に従い詳細に説明する。
【0013】図1に本形態例の電気掃除機のスタンド式
収納状態の外観斜視図を示す。図1において、101は
電気掃除機本体、102は掃除機本体101に接続され
可撓性を有するホース、103はハンドルグリップ、1
04は手元スイッチ、105は延長管、106は吸口
体、107は収納台である。電気掃除機本体101の外
郭を形成するケーシングの内側には、吸引力を発生する
電動送風機が設けられている。また、本形態例では、集
塵部は電動送風機の吸引側に設けらている。集塵部は掃
除機本体101に設けられる必要は無く、吸口体106
と電動送風機との間に設けられることが好ましい。本体
101の後面と当接する収納台107の上面には、端子
凸部が設けられており、本体101の後部に設けられた
端子凹部と電気的的に接続している。すなわち、収納台
107はコード108で電源に接続し、本体101内部
の二次電池に充電する充電器を兼ねている。本体101
同様、吸口106の内部には、回転清掃体301の駆動
電源として二次電池を設けており、収納台107はこれ
らの二種類の電池を同時に充電することができる。
【0014】図2に本形態例による吸口体の上面外観図
を示す。図2において、201は吸口体上ケース、20
2は下ケースと着脱可能な吸口カバー、203はブラシ
室と外部(掃除機本体)とを連通する空気通路が形成さ
れた継手、204はLED等で構成される回転清掃体30
1の運転表示部である。
【0015】図3に本形態例による吸口体の上ケース2
01および吸口カバー202を取り除いた状態の上面図
を示す。図3において、301は回転清掃体、302は
回転清掃体301を駆動するための電動機、303は電
動機302の駆動を制御する回路基板、304は電動機
側プーリー、305は回転清掃体側プーリー、306は
駆動ベルトである。尚、本形態例において、回転清掃体
301は刷毛やブレードを巻き付けた棒状のものとして
構成されている。
【0016】図4に本形態例による吸口体のAA断面図
を示す。図4において、401は電池、402は電池収
納室、405は回転清掃体301の周囲を囲むブラシ
室、403はブラシ室405の床面側開口部、404は
吸気口1002に設けられた可撓性を有するベーンであ
る。電動機302動作時には、電動機302、駆動回路
603、電池401が発熱するが、これらをブラシ室3
01と平行に並べて配置することにより、発熱源を分散
することができる。さらに、最も発熱量の多い電池40
1を、最も通過する吸込み風量が多い継手203の下部
に配置することにより、空冷効果が得られ、電池401
の温度上昇を抑えることができる。また、継手203の
回動中心軸406が、電池401の設置範囲L1内にあ
るため、吸口体106を持ち上げたときに、吸口体が前
後に傾くことが少なく、床面に平行に持ち上げることが
できる。
【0017】図5に本形態例による吸口体の床面側から
見た外観図を示す。図5において、501はフローリン
グの拭き機能を持つ固定刷毛、502は後方車輪、50
3〜504は前方車輪である。図5では、中央部の電池
収納室402に収納された電池401を電池ふた505
で覆い、コイン等で回動することによりロック開閉可能
なピース506〜507により吸口下ケース514に固
定される。この構成により電池401の交換などメンテ
ナンス性を向上させている。回転清掃体301は、ブラ
シ押さえ509で下ケース514に固定され、同様にピ
ース508でロック開閉する。またレバー510はリミ
ットスイッチとローラから構成され、常にローラが床面
側に下ケース514の下面より突出するようにバネ等に
より付勢されている。通常の床面の掃除の場合、ローラ
は床面に当たって突出量も少なく操作に応じて回転する
が、この状態ではリミットスイッチは切れずに電動機3
02が運転されて回転清掃体301が回転する。しかし
一旦吸口体を持ち上げると、レバーが床面から離れて突
出量が増し、所定の高さまで出るとリミットスイッチが
切れて電動機302への通電が切れ、回転清掃体301
の回転が止まる。したがって、吸口体を持ち上げたとき
間違って手や足などが回転清掃体301に巻き込まれて
けがをする恐れはない。また、充電端子512および5
13は、電池ふた505を挟んで、離れて設置している
ため、クリップ等の金属性のゴミが偶然充電端子間に挟
まれて、ショートする危険性を小さくしている。またセ
ンサー511は吸口体の操作状態を検出するように設け
られて、吸口体が操作されているときのみ、電動機30
2を運転し回転清掃体301を自動的に回転させるよう
に構成される。具体的にはセンサー511は床面に接触
して、吸口体の前後の操作に応じて傾くレバーである。
【0018】図6に本形態例による回路基板303の機
能ブロック図を示す。図6において、601はセンサー
511の入力に対し、一定時間出力を保持する機能を持
つタイマー回路、602は、負荷抵抗が増大し回転性清
掃体の回転数が減少しても、電動機302に流れる電流
をある既定値に抑える過電流防止回路、603は駆動回
路である。
【0019】次に本発明の第1の形態例の動作を説明す
る。掃除機使用者がハンドルグリップ103付近に配置
されたスイッチ操作部104を操作すると、操作された
スイッチに従った動作モードで電気掃除機本体101内
の電動送風機が運転する。電動送風機によって発生した
吸引力は、ホース102、延長管105を通って吸口体
106に到達する。
【0020】そして、掃除機使用者が、吸口体106を
被掃除面上で前後に移動させると、センサー511が動
作し、タイマー回路601が起動する。このタイマー回
路601により、掃除機使用者がスイッチ操作をするこ
となく、自動的に吸口体の回転清掃体が回転するので、
使い勝手が向上する。また、掃除機使用者が吸口を操作
している時だけ回転清掃体が回転するので、電池401
の無駄な消費を抑えられ、電池寿命が伸びる。また、こ
のタイマー回路601により、センサー511と床面と
の接触が微妙で、1回の吸口前後操作の中で、動作/非
動作状態が頻繁に変わっても、回転清掃体の回転は安定
する。タイマー回路の時定数は、吸口体前後操作周期を
考慮して、3〜10秒程度が適当である。また、車輪5
03、504および502は、じゅうたん上では沈み込
むため、床面開口部403と床面隙間はほとんど無くな
るが、フローリングやたたみ上では、車輪の沈み込みが
ほとんどないため、床面開口部403と床面とに隙間が
生じる。この隙間量の差を利用して、センサー511の
下ケース514からの突出量を、被掃除面がフローリン
グのときは接触せず、被掃除面がじゅうたん面のときに
接触するようにすれば、回転清掃体の回転が不要なフロ
ーリング上では、回転清掃体が回転しないので、さらに
電池寿命を伸ばす事ができる。
【0021】従来の掃除機では、毛足の長い絨毯や薄手
の絨毯などでは、絨毯がブラシ室中に入り込むため、刷
毛が大きく絨毯内部に食い込み、そのため回転清掃体の
回転数が低下し、電動機302に流れる電流が増大して
しまっていた。
【0022】本実施例の回転清掃体の構成を、図7及び
図8に示す。図7は回転清掃体301の断面図であり、
図7において、801はロータリーコア、802はブレ
ードが静止状態時の形状、802´はブレードが回転状
態時の形状、804はパイル刷毛である。ブレードは通
常802のように、回転清掃体の法線方向に対し傾斜し
ている。図8はブレードを強制的に起立させた状態の平
面図であり、図8において、901はブレードの先端に
取り付けられた刷毛、902はゴムや軟質塩化ビニール
などの弾性材料で形成されたブレードの基材部、903
は縫いあわせ糸、904は突起、905はブレードをロ
ータリーコアに固定するための固定部である。
【0023】本形態例の回転清掃体301のブレード
は、基材部902の先端部に刷毛901を設けている。
この刷毛901は図8に示すように、基材部902を2
つに切欠き、この切欠いた部分に刷毛901を配置して
いる。そして、基材部902と刷毛901の接触面の一
部を、ブレードの幅方向の全域にわたって糸903で縫
い合わせるようにしている。縫い合わせ面の両端から所
定の位置906までは返し縫いを行い、縫い合わ部の強
度を増すとともに糸が解れるのを防止するようにしてい
る。さらに、糸903の縫い合わせ部の前後には、ブレ
ードの幅方向の全域にわたって突起904が形成されて
いる。この突起904は、ブレードの外周面に突出して
いる糸903が被掃除面と接触することによって生じる
糸切れを防止するために設けられているものであり、回
転清掃体301が回転してブレードが被掃除面と接触し
た場合においても、被掃除面と突起904が接触するた
め、糸903を保護することができる。
【0024】本形態例では基材部902を2つに切欠
き、この切欠いた部分に刷毛901を配置する構成とし
たが、単に基材部902と刷毛901の接触面の一部を
縫い合わせるかあるいは接着剤等で接着するようにして
も良い。
【0025】そして、基材部902は可撓性を有してい
るため、回転清掃体301が回転すると、回転による遠
心力を受け、ブレードの先端部である刷毛901がロー
タリーコア801の回転半径方向に立上り、掃除面に摺
接して塵埃を掻き上げることができる。この立上り量は
被掃除面の種類により異なる。
【0026】上述した回転清掃体301の寸法関係は、
ブレードが曲がった状態の外径寸法701をa、刷毛状
ブラシ804の外径寸法702をb、回転清掃体301
の回転によりブレードがロータリーコア801の法線方
向に立上った状態の外径寸法703をcとすると、それ
らの関係は、a<b、b<cとなっている。そして、外
径寸法cのとき、ブレードの先端が、床面開口部403
から、下ケース514の底面704より下に突出する。
【0027】回転清掃体301の負荷トルクは、被掃除
面からの接触抵抗Fと回転半径rとの積で求まる。毛足
の短い絨毯では接触抵抗Fが小さいが、ブレードの立上
り量が大きい状態で被掃除面を摺接するので、回転半径
rが大きくなる。逆に、毛足の長い絨毯や電動送風機の
吸込力により吸込口に吸い付いてしまうような薄手の絨
毯においては、接触抵抗Fは大きいが、ブレードが起き
上がることができず、ブレードの立上り量が小さい状態
で被掃除面を摺接するので、回転半径rが小さくなる。
【0028】このように、被掃除面の接触抵抗Fが大き
く異なっても、ブレードの立上り量が変化することによ
り、その負荷トルクをほぼ一定にすることができる。ま
た、電動送風機の吸込力により吸込口に吸い付いてしま
うような薄手の絨毯においては、ブレードの立ち上がり
量が小さい。そのため、ブレードによる絨毯の糸屑や髪
の毛などの掻き上げ効果が小さいので、ブレードが曲が
った状態の外径寸法aよりも大きい外径寸法bの刷毛状
ブラシ801が絨毯の糸屑や髪の毛などの掻き上げを行
う。
【0029】また、外径寸法cは、負荷トルク低減のた
め、小さい方が望ましいが、ブレードの立上り量の差が
生じることが必要なので、ここでは、直径20mm〜3
0mm程度が望ましい。
【0030】また、回転清掃体301事体が、負荷トル
クをほぼ一定にする機能を持っているので、電動機30
2と回転清掃体301の回転数比(減速比)を大きくし
て、回転清掃体301の駆動トルクを大きくする必要が
なく、そのため、従来、1対3〜1対4程度あった回転
数比を、2対3〜1対2程度に小さくでき、その分電動
機302の回転数が抑えられ、騒音上有利である。
【0031】このように本形態例では、被掃除面の種類
によってブレードの立上り量が変化するので、毛足の長
い絨毯といった負荷の大きい被掃除面を掃除する場合に
おいても、被掃除面から受ける負荷トルクを低減でき、
電動機に流れる電流量の増大を抑え、少ない電池容量
で、満足できる動作時間を確保することができる。
【0032】具体的には、電池収納室402内部に収納
可能な電池容量(2.4〜3.2V、600mAh〜7
00mAh)で、動作時間20分〜30分を確保でき
る。
【0033】逆に、1回の掃除時間として、必要な動作
時間20分〜30分を確保できる電池容量が小さくでき
るので、必要な電池が少なくてすみ、小型・軽量化が図
られる。
【0034】また、図9〜図10に示すように、下ケー
ス前方に吸気口1001〜1003を設け、この吸気口
に可撓性を有するベーン403を設けることにより、本
体電動送風機の出力が小さく、ブラシ室405の負圧が
小さいときは、ベーン403が下がっていて、米粒等の
重量ゴミの集塵性能を確保し、一方、本体電動送風機の
出力が大きい場合は、ブラシ室405の負圧が大きくな
りすぎないように、ベーン403が撓み、絨毯等が吸い
付いて、負荷抵抗が増大する量を少なくする事ができ、
さらに、電動機に流れる電流量の増大を抑えることがで
きる。
【0035】また、ブレードの基材部902が、非通気
性を有し、さらにブレードが凹形状となるので、吸気口
1001〜1003から吹出した空気が、ブレードに衝
突し、これが、回転清掃体の駆動トルクになり、電動機
の負荷を低減することができる。そして、電動機側プー
リー304を、ラチェットギアのように、1方向には自
由に回転する構成にすれば、電池の残量が無くなって
も、本体電動送風機の吸引力で、回転清掃体を回転させ
ることができる。
【0036】また、スイッチ操作部104からの信号
を、赤外線、超音波、電波等を用いて掃除機本体に信号
線を用いずに伝える手段を設けると、ホース102及び
延長菅105の内部にまったく電線が不要になり、延長
管、ホース共に軽量化を図れ、さらに操作性が向上する
という効果もある。
【0037】また、ホースは両端の継手と電気的に接続
する必要が無いので比較的簡単な構造となり、工具を使
用すること無くホースの可撓部のみを交換できるという
効果もある。
【0038】また、吸口体上部に、赤外線、超音波、電
波等を用いて、スイッチ操作部104からの信号を信号
線を用いずに伝える手段を設けると、掃除機使用者が、
手元で、吸口体の回転清掃体の回転動作を制御すること
ができ、特定の絨毯上のみ、回転清掃体を回転させる事
が可能なので、さらに動作時間を長くすることができ
る。
【0039】また、本実施例によれば、従来の、掃除機
本体から電線を用いて、吸口体内部の電動機に電力を供
給する掃除機においても、電動機に流れる電流量の増大
を抑えることができるので、電線を細くできたり、ホー
ス内配線の絶縁対策が簡単になるという効果もある。
【0040】上記形態例によれば、小さいトルクで、回
転清掃体の安定した回転を実現できる。そのため、電動
機の容量を小さくできる。さらに、電動機に流れる電流
の増大を抑えることができる。従って、回転清掃体の回
転のために消費される電力の低減と安定化を図ることが
でき、また配線や電動機の駆動回路の絶縁等に対する配
慮が容易になり、またコストも小さくできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、被掃除面の種類によっ
てブラシ部の立上り量が変化するので、毛足の長い絨毯
といった負荷の大きい被掃除面を掃除する場合において
も、被掃除面から受ける負荷トルクを低減できる。これ
により、回転清掃体の安定した回転を実現でき、電動機
に流れる電流の増大を抑え、この回転清掃体の回転のた
めに消費される電力の低減と安定化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電気掃除機の外観斜視図。
【図2】 本発明による吸口体の上面図。
【図3】 本発明による吸口体の分解上面図。
【図4】 本発明による吸口体の断面図。
【図5】 本発明による吸口体の床面側から見た外観
図。
【図6】 本発明による吸口体の回路機能ブロック図。
【図7】 本発明による吸口体のブラシ室の断面図。
【図8】 本発明によるブレードの平面図。
【図9】 本発明による吸口体の正面図。
【図10】 本発明による吸口体のブラシ室の断面
図。。
【符号の説明】
106…吸口体、301…回転清掃体、302…電動
機、511…センサー、401…電池、601…タイマ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 成彦 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 富田 建一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 Fターム(参考) 3B057 DA00 DE01 3B061 AA06 AA19 AA26 AA44 AD05 AD13 AD16 AE02 AE12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸口体内に回転清掃体と、前記回転清掃体
    を駆動するため電動機とを備えた電気掃除機の吸口体に
    おいて、 前記回転清掃体はブラシ部と、前記ブラシ部が設けられ
    た軸部とを有し、 前記軸部の軸方向を横切る断面において、(a)前記ブ
    ラシ部は前記軸部側の端部と先端部との間の少なくとも
    一部分に可撓性を有する、(b)回転を停止した状態で
    は、前記ブラシ部の先端部が、前記軸部側の端部と回転
    中心とを結ぶ線分に対して、回転の正方向側或いは逆方
    向側ずれて位置するように設けられている、ことを特徴
    とする電気掃除機の吸口体。
  2. 【請求項2】吸口体内に回転清掃体と、前記回転清掃体
    を駆動するため電動機とを備えた電気掃除機において、
    前記回転清掃体は掃除面を摺動する摺動部材と、前記摺
    動部材を固定する回転体とを有し、前記摺動部材は可撓
    性を有し、かつ前記回転体の法線方向に対し傾斜して配
    設され、さらに前記回転清掃体の回転状況により、その
    傾斜角度が変化することを特徴とする電気掃除機の吸口
    体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の電気掃除機の吸口
    体において、前記吸口体内に、前記電動機に電力を供給
    する電池を備えたことを特徴とする電気掃除機の吸口
    体。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の電気掃除機の吸口体にお
    いて、前記回転清掃体は掃除面を摺動する摺動部材と、
    該摺動部材を固定する回転体とを有し、前記摺動部材は
    少なくとも2対設けるとともに、1対の摺動部材は前記
    回転体の法線方向に対して前記回転清掃体の反回転方向
    に傾斜させ、かつ他の摺動部材は法線方向に配設し、法
    線方向の摺動部材は傾斜した摺動部材より半径方向の幅
    を低くしたことを特徴とする電気掃除機の吸口体。。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の電気掃除機の吸口体にお
    いて、前記回転清掃体の回転方向に傾斜した摺動部材
    は、弾性材料からなる帯形状を有し、回転体の法線方向
    の摺動部材は刷毛材であることを特徴とする電気掃除機
    の吸口体。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の電気掃除機の吸口体にお
    いて、前記回転清掃体の回転方向に傾斜した摺動部材
    は、可撓性を有するブレードと、前記ブレードの先端に
    刷毛を配設したことを特徴とする電気掃除機の吸口体。
  7. 【請求項7】請求項3に記載の電気掃除機の吸口体にお
    いて、前記電池は、電圧が2.4V以上3.2V以下、
    容量が、600mAh以上700mAh以下であること
    を特徴とする電気掃除機の吸口体。
  8. 【請求項8】請求項3に記載の電気掃除機の吸口体にお
    いて、1回の充電で、前記回転清掃体を駆動できる動作
    時間は、20分以上30分以下であることを特徴とする
    電気掃除機の吸口体。
  9. 【請求項9】請求項2に記載の電気掃除機の吸口体にお
    いて、前記回転清掃体の最大回転直径は、20mm以上
    30mm以下であることを特徴とする電気掃除機の吸口
    体。
  10. 【請求項10】請求項2に記載の電気掃除機の吸口体に
    おいて、前記回転清掃体と前記電動機との回転数比は、
    2/3以上1/3以下であることを特徴とする電気掃除
    機の吸口体。
  11. 【請求項11】請求項2に記載の電気掃除機の吸口体に
    おいて、前記吸口体の操作状態を検出する手段を設け、
    前記検出手段の出力により、前記回転清掃体の回転を制
    御することを特徴とする電気掃除機の吸口体。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかに記載の電
    気掃除機の吸口体を備えた電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100809739B1 (ko) * 2007-01-24 2008-03-06 삼성광주전자 주식회사 진공청소기용 흡입 노즐 조립체
US11849904B2 (en) 2018-03-01 2023-12-26 Dyson Technology Limited Cleaner head for a vacuum cleaner

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