JP2001320675A - Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置 - Google Patents

Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置

Info

Publication number
JP2001320675A
JP2001320675A JP2000136883A JP2000136883A JP2001320675A JP 2001320675 A JP2001320675 A JP 2001320675A JP 2000136883 A JP2000136883 A JP 2000136883A JP 2000136883 A JP2000136883 A JP 2000136883A JP 2001320675 A JP2001320675 A JP 2001320675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video
osd display
display signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136883A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Kubo
益男 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2000136883A priority Critical patent/JP2001320675A/ja
Publication of JP2001320675A publication Critical patent/JP2001320675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自らの放送方式と、接続されたテレビジョン
セットの対応する放送方式とが異なる場合、複合映像信
号に重畳されたOSD表示信号の同期タイミングが合わ
ないため、テレビジョンセットにおける出力映像が乱れ
て重畳されたOSD表示を正規の状態で表示出力するこ
とができなかった。 【解決手段】 ビデオ再生装置に対応する放送方式とテ
レビジョンセット50に対応する放送方式とが異なる場
合、ビデオ再生装置に設けられた放送方式切替スイッチ
10aを設定切替することで、ビデオ再生装置の放送方
式を変更することができるため、テレビジョンセット5
0に対応する放送方式が異なる場合であっても、両者の
放送方式を一致させてビデオ再生装置にて生成されたO
SD表示を正規の状態でテレビジョンセット50に表示
出力させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OSD表示信号出
力装置、OSD表示信号出力方法およびビデオ再生装置
に関し、特に、OSD表示信号を生成して映像出力装置
に出力するOSD表示信号出力装置、OSD表示信号出
力方法およびビデオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のOSD表示信号出力装置では、販
売地域で採用されるテレビジョン放送の放送方式に対応
した放送方式があらかじめ設定されている。例えば、N
TSC方式がテレビジョン放送で採用される地域で販売
されるOSD表示信号出力装置では、NTSC方式に対
応するタイミングで垂直同期信号が混合される複合映像
信号に、同垂直同期信号に同期させつつOSD表示信号
を重畳させてテレビジョンセットに出力する。このよう
に、OSD表示信号の重畳および出力が可能なOSD表
示信号出力装置としては、特開平8−56309号公報
に開示されたOSD表示信号出力装置が知られている。
【0003】また、テレビジョンセットは、NTSC方
式がテレビジョン放送で採用される地域で販売される場
合、NTSC方式に対応する周波数タイミングで垂直同
期信号が混合された複合映像信号に基づく映像出力のみ
が可能なようにあらかじめ設定されている。このため、
NTSC方式がテレビジョン放送で採用される地域の利
用者は、NTSC方式に対応するOSD表示信号出力装
置とテレビジョンセットとを接続して使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のOSD
表示信号出力装置においては、自らの放送方式と、接続
されたテレビジョンセットの対応する放送方式とが異な
る場合、複合映像信号に重畳されたOSD表示信号の同
期タイミングが合わないため、テレビジョンセットにお
ける出力映像が乱れて重畳されたOSD表示を正規の状
態で表示出力することができなかった。本発明は、上記
課題にかんがみてなされたもので、自らが生成したOS
D表示信号に基づいて映像出力を行う映像出力装置の対
応する放送方式が異なる場合であっても、同映像出力装
置にて同OSD表示信号に対応するOSD表示を正規の
状態で表示出力させることの可能なOSD表示信号出力
装置、OSD表示信号出力方法およびビデオ再生装置の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、放送方式を設定する放送
方式設定手段と、上記放送方式設定手段にて設定された
放送方式に対応する周波数タイミングで同期信号を生成
する同期信号生成手段と、上記同期信号生成手段にて生
成された同期信号に同期させつつ、OSD表示信号を生
成するOSD表示信号生成手段と、上記OSD表示信号
生成手段にて生成されたOSD表示信号と上記同期信号
とを混合させ、上記放送方式設定手段にて設定された放
送方式に対応する映像出力装置に出力するOSD表示信
号出力手段とを具備する構成としてある。上記のように
構成した請求項1にかかる発明において、放送方式設定
手段が所望の放送方式を選択して設定するとき、同期信
号生成手段は、この設定された放送方式に対応する周波
数タイミングで同期信号を生成する。また、OSD表示
信号生成手段は、上記同期信号生成手段にて生成された
同期信号に同期させつつOSD表示信号を生成する。す
ると、OSD表示信号出力手段は、上記OSD表示信号
と同期信号とを混合させ、上記放送方式設定手段にて設
定された放送方式に対応する映像出力装置に出力する。
【0006】このため、当該OSD表示信号出力装置
は、上記映像出力装置にて採用される放送方式に対応し
た周波数タイミングで同期信号が混合されるOSD表示
信号を出力することができる。従って、上記映像出力装
置は、自らの採用する放送方式に対応したOSD表示信
号に基づいて正規のOSD表示を行うことができる点で
有用となる。上記放送方式としては、例えば、50Hz
に対応するタイミングで同期信号が混合された複合映像
信号を取り扱うPAL方式、SECAM方式およびPA
L−N方式や、60Hzに対応するタイミングで同期信
号が混合された複合映像信号を取り扱うNTSC方式お
よびPAL−M方式などがある。このため、上記放送方
式設定手段では、上記放送方式のいずれかを選択して設
定することが可能である。なお、上記例示した放送方式
は、放送方式の一例にすぎないため、別の放送方式が存
在する場合には、この別の放送方式を設定することも可
能である。
【0007】上記OSD表示信号出力手段の構成例とし
て、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載のO
SD表示信号出力装置において、上記放送方式設定手段
にて設定された放送方式に対応する周波数タイミングで
同期信号が混合される複合映像信号を生成する複合映像
信号生成手段を備え、上記OSD表示信号出力手段は、
上記同期信号に同期させつつ上記複合映像信号に上記O
SD表示信号を重畳させ、この複合映像信号を上記映像
出力装置に出力する構成としてある。上記のように構成
した請求項2にかかる発明において、複合映像信号生成
手段が上記放送方式設定手段にて設定された放送方式に
対応する周波数タイミングで同期信号が混合される複合
映像信号を生成すると、OSD表示信号出力手段は、上
記同期信号に同期させつつ同複合映像信号に上記OSD
表示信号を重畳させ、この複合映像信号を上記映像出力
装置に出力する。
【0008】従って、上記複合映像信号に基づく映像に
OSD表示を重畳させる場合であっても放送方式の設定
切替を行うことができる点で有用となるが、かかる構成
は一例にすぎず、本発明は、放送方式に対応したOSD
表示信号を映像出力装置に対して出力することができれ
ば良いとの観点から、例えば、OSD表示信号と同期信
号とを混合させて出力するだけのものであっても良い。
ここにいう同期信号の一例として、請求項3にかかる発
明は、上記請求項2に記載のOSD表示信号出力装置に
おいて、上記同期信号は、垂直同期信号である構成とし
てある。
【0009】上記のように構成した請求項3にかかる発
明において、放送方式設定手段が所望の放送方式を選択
して設定するとき、同期信号生成手段は、この設定され
た放送方式に対応する周波数タイミングで垂直同期信号
を生成する。また、OSD表示信号生成手段は、上記同
期信号生成手段にて生成された垂直同期信号に同期させ
つつOSD表示信号を生成する。すると、OSD表示信
号出力手段は、上記OSD表示信号と垂直同期信号とを
混合させ、上記放送方式設定手段にて設定された放送方
式に対応する映像出力装置に出力する。通常、放送方式
が異なる場合、水平同期信号の周波数タイミングは同一
であり、垂直同期信号の周波数タイミングのみが異なる
ため、この垂直同期信号の周波数タイミングを放送方式
に対応させることが有用となるが、かかるケースは一例
にすぎず、本発明は、垂直同期信号の周波数タイミング
を放送方式に対応させる場合のみに限定されるものでは
ないため、水平同期信号が放送方式によって異なる場合
であれば、この水平同期信号の周波数タイミングを放送
方式に対応させることも可能である。
【0010】上記放送方式設定手段における構成の一例
として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求
項3のいずれかに記載のOSD表示信号出力装置におい
て、上記放送方式設定手段は、上記放送方式を設定切替
可能な放送方式切替スイッチを備える構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明において
は、放送方式切替スイッチが当該OSD表示信号出力装
置に設けられており、利用者が同OSD表示信号出力装
置に上記映像出力装置を接続して初期設定を行う際、同
放送方式切替スイッチを切替操作することで、同映像出
力装置に対応する放送方式を設定する。このため、当該
OSD表示信号出力装置は、上記映像出力装置にて採用
される放送方式に対応した周波数タイミングで同期信号
が混合されるOSD表示信号を出力することが可能とな
る。
【0011】以上のようなOSD表示信号を出力する際
の手法は、実体のある装置として構成可能であるだけで
なく、方法としても実現可能である。その一例として、
請求項5にかかる発明は、所望の放送方式を選択して設
定するとき、この設定された放送方式に対応する周波数
タイミングで同期信号を生成するとともに、生成された
同期信号に同期させつつOSD表示信号を生成し、同O
SD表示信号と上記同期信号とを混合させ、上記放送方
式設定手段にて設定された放送方式に対応する映像出力
装置に出力する構成としてある。すなわち、上記装置と
しての構成は、方法としても実現することが可能であ
る。なお、上記請求項2〜請求項4にかかる構成につい
ても同様に方法として適用可能であることは言うまでも
ない。
【0012】ところで、当該OSD表示信号出力装置の
具体的な構成例として、請求項6にかかる発明は、NT
SC方式とPAL方式のいずれかを選択して切り替える
ことの可能な放送方式切替スイッチが接続され、同放送
方式切替スイッチにてNTSC方式が設定された場合、
複合映像信号への垂直同期信号の混合タイミングを60
Hzに対応させる旨の制御信号を出力する一方、PAL
方式が設定された場合、同複合映像信号への垂直同期信
号の混合タイミングを50Hzに対応させる旨の制御信
号を出力するマイコンと、ビデオテープを所定速度で走
行させるテープ駆動機構と、所定速度でビデオテープか
らビデオ信号を読み出すドラムヘッドとを備えるテープ
メカと、上記マイコンから上記複合映像信号への垂直同
期信号の混合タイミングを60Hzに対応させる旨の制
御信号が入力されると、上記テープメカに対して60H
zに対応するタイミングでビデオ信号に上記垂直同期信
号を混合可能な速度で上記テープ駆動機構を駆動させる
旨の制御指示を出力し、60Hzに対応するタイミング
で同垂直同期信号を混合可能な速度で上記ビデオテープ
から同ビデオ信号を読み出させる旨の制御指示を出力す
るとともに、60Hzに対応する周波数タイミングで生
成された垂直同期信号と同ビデオテープから読み出され
た同ビデオ信号と混合して複合映像信号を生成し、60
Hzに対応するタイミングで同複合映像信号に重畳可能
なOSD表示信号を生成するとともに、このOSD表示
信号を同複合映像信号に重畳させ、同放送方式切替スイ
ッチにて設定されたNTSC方式に対応するテレビジョ
ンセットが接続された出力端子に出力する一方、同マイ
コンから同複合映像信号への垂直同期信号の混合タイミ
ングを50Hzに対応させる旨の制御信号が入力される
と、同テープメカに対して50Hzに対応するタイミン
グで同ビデオ信号に同垂直同期信号を混合可能な速度で
同テープ駆動機構を駆動させる旨の制御指示を出力し、
50Hzに対応するタイミングで同垂直同期信号を混合
可能な速度で同ビデオテープからビデオ信号を読み出さ
せる旨の制御指示を出力するとともに、50Hzに対応
する周波数タイミングで生成された垂直同期信号と同ビ
デオテープから読み出された同ビデオ信号と混合して複
合映像信号を生成し、50Hzに対応するタイミングで
同複合映像信号に重畳可能なOSD表示信号を生成する
とともに、このOSD表示信号を同複合映像信号に重畳
させ、同放送方式切替スイッチにて設定されたPAL方
式に対応するテレビジョンセットが接続された出力端子
に出力するビデオICとを備える構成としてある。すな
わち、本発明は、上記具体的な構成を有するOSD表示
信号出力装置としても有効となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、自らが生
成したOSD表示信号に基づいて映像出力を行う映像出
力装置の対応する放送方式が異なる場合であっても、同
映像出力装置にて同OSD表示信号に対応するOSD表
示を正規の状態で表示出力させることの可能なOSD表
示信号出力装置を提供することができる。また、請求項
2にかかる発明によれば、複合映像信号に基づく映像に
OSD表示を重畳させる場合であっても放送方式の設定
切替を行うことができる。さらに、請求項3にかかる発
明によれば、放送方式が異なることにより、垂直同期信
号の周波数タイミングが異なる場合、この垂直同期信号
の周波数タイミングを所望の放送方式に対応させること
ができる。
【0014】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
本発明にいう放送方式設定手段を簡単な構成で実現する
ことができる。さらに、請求項5にかかる発明によれ
ば、自らが生成したOSD表示信号に基づいて映像出力
を行う映像出力装置の対応する放送方式が異なる場合で
あっても、同映像出力装置にて同OSD表示信号に対応
するOSD表示を正規の状態で表示出力させることの可
能なOSD表示信号出力方法を提供することができる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、自らが生成し
たOSD表示信号に基づいて映像出力を行うテレビジョ
ンセットの対応する放送方式が異なる場合であっても、
同映像出力装置にて同OSD表示信号に対応するOSD
表示を正規の状態で表示出力させることの可能なビデオ
再生装置を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるビデオ再生装置の主要構成をブロック図により示し
ている。同図に示すように、所定のプログラム実行環境
を有するマイコン10が備えられており、このマイコン
10には、ビデオIC20が接続されている。このビデ
オIC20に備えられたビデオ回路21では、垂直同期
信号と水平同期信号とを生成し、ビデオテープを再生し
て得られたビデオ信号に混合することで複合映像信号を
生成して出力端子30に出力する。
【0016】ビデオIC20に接続されたテープメカ4
0には、テープ駆動機構41や各種ヘッド42などが備
えられており、マイコン10からの制御指示に応じて、
テープ駆動機構41は、ビデオテープを所定速度で走行
させ、各種ヘッド42は、ビデオテープに対するビデオ
信号の記録再生および消去を行っている。また、ビデオ
IC20には、ビデオ回路21とともにOSD回路22
が備えられており、このOSD回路22では、操作状況
などを示す文字や記号などのOSD表示を生成し、ビデ
オ回路21にて生成された複合映像信号に重畳させてい
る。このため、出力端子30に接続されたテレビジョン
セット50では、OSD表示の重畳された映像が出力さ
れる。ここで、テレビジョンセット50は、本発明にい
う映像出力装置を構成する。
【0017】ところで、通常、テレビジョンセット50
は、設置される地域に応じて異なる放送方式のテレビジ
ョン放送を受信し、受信したテレビジョン放送に基づく
映像出力を行うようになっている。例えば、PAL方
式、SECAM方式およびPAL−N方式のテレビジョ
ン放送が受信される地域では、50Hzに対応するタイ
ミングで垂直同期信号が混合された複合映像信号に基づ
いて映像出力を行い、NTSC方式やPAL−M方式の
テレビジョン放送が受信される地域では、60Hzに対
応するタイミングで垂直同期信号が混合された複合映像
信号に基づいて映像出力を行う。テレビジョンセット5
0がPAL方式に対応する図2の(A)に示すようなタ
イミングで垂直同期信号が混合された複合映像信号に基
づいて映像出力を行う場合、同図の(C)に示すような
NTSC方式に対応するタイミングで垂直同期信号が混
合された複合映像信号に同図の(D)に示すようなNT
SC方式に対応するOSD表示信号が重畳され、ビデオ
再生装置からテレビジョンセット50に入力されると、
OSD表示信号の同期タイミングが合わないため、出力
映像が乱れて重畳されたOSD表示を正規の状態で表示
出力することができない。
【0018】反対に、テレビジョンセット50がNTS
C方式に対応する図2の(C)に示すようなタイミング
で垂直同期信号が混合された複合映像信号に基づいて映
像出力を行う場合、同図の(A)に示すようなPAL方
式に対応するタイミングで垂直同期信号が混合された複
合映像信号に同図の(B)に示すようなPAL方式に対
応するOSD表示信号が重畳され、ビデオ再生装置から
テレビジョンセット50に入力されると、OSD表示信
号の同期タイミングが合わないため、出力映像が乱れて
重畳されたOSD表示を正規の状態で表示出力すること
ができない。このため、テレビジョンセット50の採用
する放送方式が分からない場合には、ビデオ再生装置と
テレビジョンセット50とを接続してテレビジョンセッ
ト50から出力されるOSD表示が乱れるか否かを確認
することにより、テレビジョンセット50が採用する放
送方式に対応したビデオ再生装置を選択せざるを得なか
った。
【0019】そこで、本実施形態にかかるビデオ再生装
置では、テレビジョンセット50がいずれの放送方式を
採用する場合であっても、出力端子30に接続されたテ
レビジョンセット50が採用する放送方式に合わせて自
らの放送方式を切り替えられるようにした。すなわち、
マイコン10には、図1に示すように、放送方式切替ス
イッチ10aが接続されており、この放送方式切替スイ
ッチ10aを切替操作することによって所望の放送方式
に対応するタイミングで垂直同期信号が混合された複合
映像信号を出力できるようにした。具体的には、図3に
示すような放送方式切替スイッチ10aがキャビネット
に設けられており、切替ノブ10a1を「NTSC」あ
るいは「PAL」に移動させることで、対応する放送方
式の切替、つまり、50Hzと60Hzとの周波数切替
を行うことができる。この意味で、放送方式切替スイッ
チ10aは、本発明にいう放送方式設定手段を構成す
る。
【0020】図4は、放送方式切替時のマイコン10に
おける制御手順をフローチャートにより示している。
「NTSC」側に切替ノブ10a1が設定された場合、
マイコン10は、この「NTSC」側へのスイッチ切替
を検出し(ステップS100,S110)、60Hzに
対応するタイミングで垂直同期信号が混合された複合映
像信号を出力する旨の制御信号をビデオIC20に供給
する(ステップS120)。一方、「PAL」側に切替
ノブ10a1が設定された場合、マイコン10は、この
「PAL」側へのスイッチ切替を検出し(ステップS1
00,S110)、50Hzに対応するタイミングで垂
直同期信号が混合された複合映像信号を出力する旨の制
御信号をビデオIC20に供給する(ステップS13
0)。
【0021】図5は、放送方式切替時のビデオIC20
における制御手順をフローチャートにより示している。
ビデオIC20は、マイコン10から垂直同期信号の混
合タイミングを60Hzに対応させる旨の制御信号が入
力されると(ステップS200,S210)、テープメ
カ40に対して60Hzに対応するタイミングでビデオ
信号に垂直同期信号を混合可能な速度でテープ駆動機構
41を駆動させる旨の制御指示を出力するとともに、6
0Hzに対応するタイミングで垂直同期信号を混合可能
な速度にて各種ヘッド42として搭載されるドラムヘッ
ドにビデオテープからビデオ信号を読み出させる旨の制
御指示を出力する(ステップS220)。そして、ビデ
オIC20に備えられたビデオ回路21は、ビデオテー
プから読み出されたビデオ信号に対し、回路内にて60
Hzに対応する周波数タイミングで生成された垂直同期
信号を混合して図2の(C)に示すような複合映像信号
を生成する(ステップS230)。また、OSD回路2
2は、図2の(D)に示すように、60Hzに対応する
タイミングで複合映像信号に重畳可能なOSD表示信号
を生成するとともに、このOSD表示信号をビデオ回路
21から供給された複合映像信号に重畳させて出力端子
30に出力する(ステップS240,S280)。
【0022】一方、ビデオIC20は、マイコン10か
ら垂直同期信号の混合タイミングを50Hzに対応させ
る旨の制御信号が入力されると(ステップS200,S
210)、テープメカ40に対して50Hzに対応する
周波数タイミングでビデオ信号に垂直同期信号を混合可
能な速度でテープ駆動機構41を駆動させる旨の制御指
示を出力するとともに、50Hzに対応するタイミング
で垂直同期信号を混合可能な速度でビデオテープからビ
デオ信号を読み出させる旨の制御指示を出力する(ステ
ップS250)。そして、ビデオIC20に備えられた
ビデオ回路21は、ビデオテープから読み出されたビデ
オ信号に対し、回路内にて50Hzに対応するタイミン
グで生成された垂直同期信号を混合して図2の(A)に
示すような複合映像信号を生成する(ステップS26
0)。また、OSD回路22は、図2の(B)に示すよ
うに、50Hzに対応するタイミングで複合映像信号に
重畳可能なOSD表示信号を生成するとともに、このO
SD表示信号をビデオ回路21から供給された複合映像
信号に重畳させて出力端子30に出力する(ステップS
270,S280)。従って、放送方式に対応する周波
数タイミングで垂直同期信号を生成し、ビデオ信号と垂
直同期信号とを混合して複合映像信号を生成するととも
に、放送方式に対応するOSD表示信号を生成し、OS
D表示信号と複合映像信号とを混合して出力端子30に
出力するビデオIC30は、この意味で、本発明にいう
同期信号生成手段、複合映像信号生成手段、OSD表示
信号生成手段およびOSD表示信号出力手段を構成す
る。
【0023】本実施形態では、ビデオテープを再生して
得られたビデオ信号に基づく動画にOSD表示を重畳さ
せているが、同様に、ブルーバックなどの無背景画面に
OSD表示を行う場合についても適用することができ
る。すなわち、図6に示すように、NTSC方式の選択
時、垂直同期信号の混合タイミングを60Hzに対応さ
せる旨の制御信号がマイコン10からビデオIC20に
入力されると(ステップS300,S310)、OSD
回路22は、60Hzに対応する図2の(D)に示すよ
うなOSD表示信号を生成し、60Hzに対応する垂直
同期信号を混合して出力端子30に出力する(ステップ
S320,S330,S360)。一方、PAL方式の
選択時、垂直同期信号の混合タイミングを50Hzに対
応させる旨の制御信号がマイコン10からビデオIC2
0に入力されると(ステップS300,S310)、O
SD回路22は、50Hzに対応する図2の(B)に示
すようなOSD表示信号を生成し、50Hzに対応する
垂直同期信号を混合して出力端子30に出力する(ステ
ップS340〜S360)。
【0024】次に、本実施形態にかかるビデオ再生装置
にNTSC方式が採用されるテレビジョンセット50を
接続して周波数切替を行う際の手順について説明する。
放送方式切替スイッチ10aの切替ノブ10a1が「P
AL」側に設定された状態で、ビデオテープの再生操作
を実行すると、テープメカ40は、50Hzに対応する
タイミングでビデオ信号に垂直同期信号を混合可能な速
度でテープ駆動機構41を駆動するとともに、50Hz
に対応するタイミングで垂直同期信号を混合可能な速度
にてビデオテープからビデオ信号を読み出す。このと
き、ビデオ回路21は、50Hzに対応する周波数タイ
ミングで垂直同期信号を生成するとともに、ビデオテー
プから読み出されたビデオ信号と垂直同期信号とを混合
して複合映像信号を生成する。また、OSD回路22
は、50Hzに対応する周波数タイミングで複合映像信
号に重畳可能なOSD表示信号を生成するとともに、こ
のOSD表示信号をビデオ回路21から供給される複合
映像信号に重畳させて出力端子30に出力する。
【0025】しかし、出力端子30に接続されたテレビ
ジョンセット50は、NTSC方式に対応する周波数タ
イミング、すなわち、60Hzに対応する周波数タイミ
ングで垂直同期信号が混合された複合映像信号に基づい
てのみ映像出力が行えるように設定されているため、ビ
デオ再生装置から出力される50Hzに対応する垂直同
期信号が混合された複合映像信号に基づいて正規の映像
出力を行うことができない。つまり、垂直同期信号の周
波数タイミングが異なるため、重畳されたOSD表示が
乱れてしまう。ここで、利用者は、テレビジョンセット
50におけるOSD表示の乱れを確認することで、この
テレビジョンセット50がPAL方式を採用するもので
はなく、NTSC方式を採用するものであることを知る
ことができる。
【0026】そこで、放送方式切替スイッチ10aの切
替ノブ10a1を「NTSC」側に設定切替すると、テ
ープメカ40は、60Hzに対応するタイミングでビデ
オ信号に垂直同期信号を混合可能な速度でテープ駆動機
構41を駆動するとともに、60Hzに対応するタイミ
ングで垂直同期信号を混合可能な速度にてビデオテープ
からビデオ信号を読み出す。このとき、ビデオ回路21
は、60Hzに対応する周波数タイミングで垂直同期信
号を生成するとともに、ビデオテープから読み出された
ビデオ信号と垂直同期信号とを混合して複合映像信号を
生成する。また、OSD回路22は、60Hzに対応す
る周波数タイミングで複合映像信号に重畳可能なOSD
表示信号を生成するとともに、このOSD表示信号をビ
デオ回路21から供給される複合映像信号に重畳させて
出力端子30に出力する。
【0027】従って、テレビジョンセット50の採用す
る放送方式に対応する周波数タイミングで垂直同期信号
が混合された複合映像信号をビデオ再生装置が出力でき
るようになるため、出力端子30に接続されたテレビジ
ョンセット50では、正規のOSD表示が行われる。こ
のように、ビデオ再生装置に対応する放送方式とテレビ
ジョンセット50に対応する放送方式とが異なる場合、
ビデオ再生装置に設けられた放送方式切替スイッチ10
aを設定切替することで、ビデオ再生装置の放送方式を
変更することができるため、テレビジョンセット50に
対応する放送方式が異なる場合であっても、両者の放送
方式を一致させてビデオ再生装置にて生成されたOSD
表示を正規の状態でテレビジョンセット50に表示出力
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるビデオ再生装置の主要構成
を示すブロック図である。
【図2】各放送方式に対応する複合映像信号とOSD表
示信号とを比較するための波形図である。
【図3】放送方式切替スイッチの具体例を示す説明図で
ある。
【図4】放送方式の切替時におけるマイコンの制御手順
を示すフローチャートである。
【図5】放送方式の切替時におけるビデオICの制御手
順を示すフローチャートである。
【図6】無背景画面にOSD表示を行う場合に放送方式
を切り替えたときのビデオICにおける制御手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10…マイコン 10a…放送方式切替スイッチ 10a1…切替ノブ 20…ビデオIC 21…ビデオ回路 22…OSD回路 30…出力端子 40…テープメカ 41…テープ駆動機構 42…各種ヘッド 50…テレビジョンセット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送方式を設定する放送方式設定手段
    と、 上記放送方式設定手段にて設定された放送方式に対応す
    る周波数タイミングで同期信号を生成する同期信号生成
    手段と、 上記同期信号生成手段にて生成された同期信号に同期さ
    せつつ、OSD表示信号を生成するOSD表示信号生成
    手段と、 上記OSD表示信号生成手段にて生成されたOSD表示
    信号と上記同期信号とを混合させ、上記放送方式設定手
    段にて設定された放送方式に対応する映像出力装置に出
    力するOSD表示信号出力手段とを具備することを特徴
    とするOSD表示信号出力装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のOSD表示信号出
    力装置において、 上記放送方式設定手段にて設定された放送方式に対応す
    る周波数タイミングで同期信号が混合される複合映像信
    号を生成する複合映像信号生成手段を備え、 上記OSD表示信号出力手段は、上記同期信号に同期さ
    せつつ上記複合映像信号に上記OSD表示信号を重畳さ
    せ、この複合映像信号を上記映像出力装置に出力するこ
    とを特徴とするOSD表示信号出力装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のOSD表示信号出
    力装置において、 上記同期信号は、垂直同期信号であることを特徴とする
    OSD表示信号出力装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のOSD表示信号出力装置において、 上記放送方式設定手段は、上記放送方式を設定切替可能
    な放送方式切替スイッチを備えることを特徴とするOS
    D表示信号出力装置。
  5. 【請求項5】 所望の放送方式を選択して設定すると
    き、この設定された放送方式に対応する周波数タイミン
    グで同期信号を生成するとともに、生成された同期信号
    に同期させつつOSD表示信号を生成し、同OSD表示
    信号と上記同期信号とを混合させ、上記放送方式設定手
    段にて設定された放送方式に対応する映像出力装置に出
    力することを特徴とするOSD表示信号出力方法。
  6. 【請求項6】 NTSC方式とPAL方式のいずれかを
    選択して切り替えることの可能な放送方式切替スイッチ
    が接続され、同放送方式切替スイッチにてNTSC方式
    が設定された場合、複合映像信号への垂直同期信号の混
    合タイミングを60Hzに対応させる旨の制御信号を出
    力する一方、PAL方式が設定された場合、同複合映像
    信号への垂直同期信号の混合タイミングを50Hzに対
    応させる旨の制御信号を出力するマイコンと、 ビデオテープを所定速度で走行させるテープ駆動機構
    と、所定速度でビデオテープからビデオ信号を読み出す
    ドラムヘッドとを備えるテープメカと、 上記マイコンから上記複合映像信号への垂直同期信号の
    混合タイミングを60Hzに対応させる旨の制御信号が
    入力されると、上記テープメカに対して60Hzに対応
    するタイミングでビデオ信号に上記垂直同期信号を混合
    可能な速度で上記テープ駆動機構を駆動させる旨の制御
    指示を出力し、60Hzに対応するタイミングで同垂直
    同期信号を混合可能な速度で上記ビデオテープから同ビ
    デオ信号を読み出させる旨の制御指示を出力するととも
    に、60Hzに対応する周波数タイミングで生成された
    垂直同期信号と同ビデオテープから読み出された同ビデ
    オ信号と混合して複合映像信号を生成し、60Hzに対
    応するタイミングで同複合映像信号に重畳可能なOSD
    表示信号を生成するとともに、このOSD表示信号を同
    複合映像信号に重畳させ、同放送方式切替スイッチにて
    設定されたNTSC方式に対応するテレビジョンセット
    が接続された出力端子に出力する一方、同マイコンから
    同複合映像信号への垂直同期信号の混合タイミングを5
    0Hzに対応させる旨の制御信号が入力されると、同テ
    ープメカに対して50Hzに対応するタイミングで同ビ
    デオ信号に同垂直同期信号を混合可能な速度で同テープ
    駆動機構を駆動させる旨の制御指示を出力し、50Hz
    に対応するタイミングで同垂直同期信号を混合可能な速
    度で同ビデオテープからビデオ信号を読み出させる旨の
    制御指示を出力するとともに、50Hzに対応する周波
    数タイミングで生成された垂直同期信号と同ビデオテー
    プから読み出された同ビデオ信号と混合して複合映像信
    号を生成し、50Hzに対応するタイミングで同複合映
    像信号に重畳可能なOSD表示信号を生成するととも
    に、このOSD表示信号を同複合映像信号に重畳させ、
    同放送方式切替スイッチにて設定されたPAL方式に対
    応するテレビジョンセットが接続された出力端子に出力
    するビデオICとを備えることを特徴とするビデオ再生
    装置。
JP2000136883A 2000-05-10 2000-05-10 Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置 Pending JP2001320675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136883A JP2001320675A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136883A JP2001320675A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001320675A true JP2001320675A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18644757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136883A Pending JP2001320675A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001320675A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4838777B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JPH0526196B2 (ja)
JP4016914B2 (ja) 動画表示制御システム
JP2001320675A (ja) Osd表示信号出力装置、osd表示信号出力方法およびビデオ再生装置
JP2001257970A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04334180A (ja) 予約録画予告ディスプレー装置
JP4669854B2 (ja) 映像処理プロセッサおよび映像遅延測定方法
JPH09191435A (ja) 映像機器の白信号発生装置
JPH04322577A (ja) テレビジョン受像機
JP2760546B2 (ja) 画像表示装置
JPS60257694A (ja) テレビジヨン受像機
JPH1141531A (ja) テストパターン信号発生装置
JP2005136704A (ja) 表示制御装置およびテレビジョン装置
JP3393479B2 (ja) 画像表示音声出力装置
JP2834732B2 (ja) ビデオメモリの制御回路
JPH03125581A (ja) 多画面テレビ
JPH11177900A (ja) 録画再生手段内蔵テレビジョン受像機
JPS63203076A (ja) Vtrの文字信号表示回路
JPH0955898A (ja) 多画面テレビ受像機
JPH11136594A (ja) マルチ画面装置
JPH0818887A (ja) テレビジョン装置
JPH0824354B2 (ja) テレビジョン受像機
JP2002281452A (ja) 磁気記録再生装置
JP2002271713A (ja) テレビジョン受像機
KR960042655A (ko) 멀티형 비디오 카세트 레코더의 기준주파수 스위칭회로