JP2001320509A

JP2001320509A - ディジタルデータ販売方法及びディジタルデータ販売システム

Info

Publication number: JP2001320509A
Application number: JP2000140076A
Authority: JP
Inventors: Toshihiro Kamiya; 年洋神谷
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2000-05-12
Filing date: 2000-05-12
Publication date: 2001-11-16

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のディジタルデータの販売方法では、ユ
ーザが、ディジタルデータの注文の度に、クレジット番
号などの代金の決済方法を指定しなければならかなっか
たので、ユーザにとって面倒であるなどの課題があっ
た。【解決手段】ネットワークが、ユーザ端末から配信セ
ンタ端末へアクセスする発呼の発信番号よりユーザ端末
を識別して配信センタ端末にアクセスし、配信センタ端
末が、注文に応じてディジタルデータをユーザ端末に送
信し、受信完了を知らせる受信完了結果情報を受信する
と、ディジタルデータの配信完了を知らせる配信完了結
果情報をネットワークに送信し、ネットワークが、配信
完了結果情報を受信すると、配信センタ端末へのアクセ
スを切断し、それまでの通信料金にディジタルデータの
代金を含めて請求を行うよう指示する注文完了情報を通
信事業者管理端末に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
用いて、音楽データなどのディジタルデータの販売を行
うディジタルデータ販売方法及びディジタルデータ販売
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のオンラインショッピング（インタ
ーネットなどのネットワークを利用して買い物をするこ
と）などのディジタルデータ販売方法では、ユーザは、
パーソナルコンピュータなどの端末からネットワークを
介して販売会社の端末に接続し、商品リストを参照しな
がら、ディジタルデータの注文を行う。この時、ユーザ
は、ディジタルデータの代金の決済方法として、ディジ
タルデータの注文時に、クレジットカード番号などを指
定する。販売会社の端末は、代金の決済方法が指定され
ると、注文されたディジタルデータをネットワークを介
して送信し、その後、販売したディジタルデータの代金
の決済処理を行う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のディジ
タルデータの販売方法では、ユーザが、ディジタルデー
タの注文の度に、クレジット番号などの代金の決済方法
を指定しなければならかなっかたので、ユーザにとって
面倒であるという課題があった。

【０００４】また、ユーザが、急に外出先などでディジ
タルデータを入手したい場合（例えば、急に最新の音楽
を聴きたくなった場合など）、固定電話網（回線）に接
続できない場所であれば、販売会社の端末にアクセスす
ることができず、ディジタルデータ（例えば、音楽デー
タ）を受け取る（受信する）ことができないなどの課題
があった。

【０００５】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、ユーザがディジタルデータ
の代金の決済方法を指定することなく、ディジタルデー
タを受け取ることができるディジタルデータ販売方法及
びディジタルデータ販売システムを得ることを目的とす
る。

【０００６】また、この発明は、ユーザが任意な場所か
らディジタルデータを受け取ることができるディジタル
データ販売方法及びディジタルデータ販売システムを得
ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明に係
るディジタルデータ販売方法は、ネットワークが、ユー
ザ端末から配信センタ端末へアクセスする発呼があった
場合、その発呼の発信番号よりユーザ端末を識別した
後、配信センタ端末にアクセスし、配信センタ端末が、
当該アクセスしたユーザ端末からのディジタルデータの
注文に応じて、そのディジタルデータをユーザ端末に送
信し、その後、ユーザ端末からのディジタルデータの受
信完了を知らせる受信完了結果情報を受信すると、ユー
ザ端末へのディジタルデータの配信完了を知らせる配信
完了結果情報をネットワークに送信し、ネットワーク
が、配信完了結果情報を受信すると、配信センタ端末へ
のアクセスを切断し、その切断するまでの通信料金に、
配信したディジタルデータの代金を含めて請求を行うよ
う指示する注文完了情報を、通信料金の管理を行う通信
事業者管理端末に送信するようにしたものである。

【０００８】請求項２記載の発明に係るディジタルデー
タ販売方法は、販売端末が、ユーザの要求に応じて、配
信センタ端末に対してアクセスし、ネットワークが、販
売端末から配信センタ端末へアクセスする発呼があった
場合、その発呼の発信番号より販売端末を識別した後、
配信センタ端末にアクセスし、配信センタ端末が、ユー
ザによる販売端末を介したディジタルデータの注文に応
じて、そのディジタルデータを販売端末に送信し、販売
端末が、ディジタルデータの受信が完了すると、そのデ
ィジタルデータを媒体に書き込み、その媒体を排出し、
ディジタルデータの受信完了を知らせる受信完了結果情
報を配信センタ端末に送信し、配信センタ端末が、受信
完了結果情報を受信すると、販売端末へのディジタルデ
ータの配信完了を知らせる配信完了結果情報をネットワ
ークに送信し、ネットワークが、配信完了結果情報を受
信すると、配信センタ端末へのアクセスを切断し、販売
端末から配信センタ端末に対してアクセスがあったこと
及び配信したディジタルデータの代金などの情報である
注文完了情報を、通信料金を管理する通信事業者管理端
末に送信するようにしたものである。

【０００９】請求項３記載の発明に係るディジタルデー
タ販売方法は、販売端末を、ユーザより代金が投入され
ることによって、配信センタ端末に対してアクセスする
ようにしたものである。

【００１０】請求項４記載の発明に係るディジタルデー
タ販売方法は、ネットワークを、ＰＨＳ網、携帯電話網
又は固定電話網としたものである。

【００１１】請求項５記載の発明に係るディジタルデー
タ販売システムは、アクセスしたユーザ端末からのディ
ジタルデータの注文に応じて、そのディジタルデータを
ユーザ端末に送信し、その後、ユーザ端末からのディジ
タルデータの受信完了を知らせる受信完了結果情報を受
信すると、ユーザ端末へのディジタルデータの配信完了
を知らせる配信完了結果情報を送信する配信センタ端末
と、ユーザ端末から配信センタ端末へアクセスする発呼
があった場合、その発呼の発信番号よりユーザ端末を識
別した後、配信センタ端末にアクセスし、また、配信セ
ンタ端末からの配信完了結果情報を受信すると、配信セ
ンタ端末へのアクセスを切断し、その切断するまでの通
信料金に、配信したディジタルデータの代金を含めて請
求を行うよう指示する注文完了情報を、通信料金の管理
を行う通信事業者管理端末に送信するネットワークとを
備えたものである。

【００１２】請求項６記載の発明に係るディジタルデー
タ販売システムは、ユーザの要求に応じて、配信センタ
端末に対してアクセスし、また、ディジタルデータの受
信が完了すると、そのディジタルデータを媒体に書き込
み、その媒体を排出し、ディジタルデータの受信完了を
知らせる受信完了結果情報を送信する販売端末と、ユー
ザによる販売端末を介したディジタルデータの注文に応
じて、そのディジタルデータを販売端末に送信し、ま
た、受信完了結果情報を受信すると、販売端末へのディ
ジタルデータの配信完了を知らせる配信完了結果情報を
送信する配信センタ端末と、販売端末から配信センタ端
末へアクセスする発呼があった場合、その発呼の発信番
号より販売端末を識別した後、配信センタ端末にアクセ
スし、また、配信完了結果情報を受信すると、配信セン
タ端末へのアクセスを切断し、販売端末から配信センタ
端末に対してアクセスがあったこと及び配信したディジ
タルデータの代金などの情報である注文完了情報を、通
信料金を管理する通信事業者管理端末に送信するネット
ワークとを備えたものである。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。実施の形態１．図１は、この発明の実施の形態１による
ディジタルデータ販売システムの構成を示すブロック図
である。尚、この実施の形態１では、ディジタルデータ
販売システムの一例として、ディジタル化された音楽デ
ータを販売する音楽データ販売システムについて説明す
る。

【００１４】図１に示すように、ユーザ端末１０、音楽
配信センタ端末（配信センタ端末）２０及び通信事業者
管理端末３０は、それぞれ、ＰＨＳ（Personal Handy p
hone System ）網、携帯電話網又は固定電話網などのネ
ットワーク１００に接続されている。

【００１５】図１において、ユーザ端末１０は、ユーザ
自身が持っているパーソナルコンピュータなどの情報処
理端末である。このユーザ端末１０は、モデムやターミ
ナルアダプタなどを介して固定電話網に接続可能に構成
され、又はＰＨＳ機能や携帯電話機能を備え（内蔵又は
データカードで接続され）、無線回線を通じてＰＨＳ網
や携帯電話網に接続可能に構成されている。尚、ユーザ
端末１０は、パーソナルコンピュータ以外に、ＰＨＳや
携帯電話の端末自体を、音楽データの読込み及び再生機
能を持たせるように構成してもよい。

【００１６】ユーザ端末１０は、音楽配信センタ端末２
０がネットワーク１００に提供している音楽配信用の特
定の電話番号にアクセスし、音楽配信センタ端末２０か
ら送信される購入注文メニュー情報を受信し、その購入
注文メニュー情報を画面に表示する機能を備えている。
ここで、購入注文メニュー情報は、ユーザが注文可能な
音楽データに関する情報であり、例えば、音楽ジャン
ル、リリース時期、歌手名などのメニュー情報があり、
その下の階層に、曲名、型番、商品番号、データ量、価
格（定額）などの情報がある。

【００１７】ユーザ端末１０は、ユーザ（注文者）が購
入を希望する曲（音楽データ）の製品情報である購入注
文情報をネットワーク１００を介して音楽配信センタ端
末２０に送信する機能を備えている。また、ユーザ端末
１０は、音楽配信センタ端末２０からネットワーク１０
０を介して送信される音楽データを受信して保存する機
能を備えている。

【００１８】音楽配信センタ端末２０は、音楽配信サー
ビスを提供するワークステーション・サーバーなどの情
報処理装置で構成されている。尚、この音楽配信センタ
端末２０は、音楽データ（製品）の販売者（ここでは、
ＰＨＳ網、携帯電話網又は固定電話網などのネットワー
ク１００の通信事業者）により使用・管理されている。

【００１９】音楽配信センタ端末２０は、ネットワーク
１００上に購入注文メニュー情報を提供する機能を備え
ている。また、音楽配信センタ端末２０は、ネットワー
ク１００を介してユーザ端末１０から送信された購入注
文情報を受信し、注文された音楽データをユーザ端末１
０に送信する機能を備えている。

【００２０】音楽配信センタ端末２０は、注文された音
楽データの送信後、ユーザ端末１０から送信される受信
完了結果情報を受信し、ネットワーク１００に対して配
信完了結果情報を送信する機能を備えている。ここで、
受信完了結果情報は、ユーザ端末１０による音楽データ
の受信の完了を知らせる情報である。また、配信完了結
果情報は、音楽配信センタ端末２０による音楽データの
配信の完了を知らせる情報であって、配信した音楽デー
タの曲名、型番、商品番号、データ量、価格などの情報
も含まれる。

【００２１】通信事業者管理端末３０は、ユーザによる
ＰＨＳ回線、携帯電話回線又は固定電話回線などの通信
料金（ネットワーク１００の回線使用料）を管理する情
報処理端末である。この通信事業者管理端末３０は、音
楽配信センタ端末２０と同様、ＰＨＳ網、携帯電話網及
び固定電話網のなどのネットワーク１００のそれぞれの
通信事業者によって使用・管理されている。

【００２２】通信事業者管理端末３０は、ネットワーク
１００から送信される注文完了情報を受信し、その注文
完了情報を保管及び出力する機能を備えている。ここ
で、注文完了情報は、ＰＨＳ回線、携帯電話回線又は固
定電話回線などの通信料金に、配信した音楽データの代
金を含めて請求を行うように指示する情報（即ち、音楽
配信に伴うＰＨＳ回線、携帯電話回線又は固定電話回線
などの通信料金の情報、及び配信した音楽データの代金
の情報）である。尚、注文完了情報には、ユーザ（注文
者又は加入者）を特定する発信番号などの情報も含まれ
ている。

【００２３】ネットワーク１００は、上記したように、
ＰＨＳ網、携帯電話網又は固定電話網などの通信ネット
ワークである。ネットワーク１００（上の交換機）は、
ユーザ端末１０から送信された発呼の着信番号が音楽配
信センタ端末２０にアクセスするための特定の電話番号
であるか否か判別し、発呼の発信番号からユーザ（注文
者）の識別を行い、音楽配信センタ端末２０にアクセス
する機能を備えている。また、ネットワーク１００（上
の交換機）は、音楽配信センタ端末２０から送信された
配信完了結果情報を受信すると、音楽配信センタ端末２
０へのアクセスを切断するとともに、注文完了情報を通
信事業者管理端末３０に送信する機能を備えている。

【００２４】次に、動作について説明する。図２は、こ
の発明の実施の形態１によるディジタルデータ販売方法
を説明するためのシーケンス図である。ユーザ（注文
者）は、自身のユーザ端末１０を介して、音楽データを
配信する音楽配信センタ端末２０にアクセスするため
に、ＰＨＳ、携帯電話又は固定電話などの通信事業者に
よって音楽配信用に指定された特定の電話番号に電話を
かける（ステップＳＴ１）。

【００２５】ネットワーク１００（上の交換機）は、ユ
ーザ端末１０から送信された発呼の着信番号が音楽配信
センタ端末２０の特定の電話番号であるか否か判別し、
着信番号が特定の電話番号であれば、発呼の発信番号か
らユーザ（注文者）の識別を行う（ステップＳＴ２）。
ここで、ＰＨＳの事業者であれば、ＰＨＳ番号の発信番
号で発信者（ユーザ）を識別し、携帯電話の事業者であ
れば、携帯電話番号の発信番号で発信者（ユーザ）を識
別し、また固定電話の事業者であれば、固定電話番号の
発信番号で発信者（ユーザ）を識別する。

【００２６】ネットワーク１００は、ユーザ（注文者）
の識別が可能であれば、音楽配信センタ端末２０に対し
てアクセスする（発呼を音楽配信センタ端末２０に送信
して呼接続を行う）（ステップＳＴ３）。ネットワーク
１００は、この時点から通信時間（通信料金）のカウン
トを始める。

【００２７】音楽配信センタ端末２０は、ユーザ端末１
０からの発呼が送信されると、これに応答して、購入注
文メニュー情報をネットワーク１００を介してユーザ端
末１０に送信する（ステップＳＴ４）。

【００２８】ユーザ端末１０は、ネットワーク１００を
介して購入注文メニュー情報を受信すると、その購入注
文メニュー情報を画面表示する（ステップＳＴ５）。ユ
ーザ（注文者）は、ユーザ端末１０に表示された購入注
文メニュー情報を見て、購入を希望する曲を選択し、そ
の選択した曲を画面上で入力する。尚、購入する曲の入
力は、ユーザが、画面上のボタンをマウスでクリックな
どして、購入を希望する曲（この曲を購入する旨）を画
面上で登録することにより行われる。

【００２９】ユーザ（注文者）によって入力された購入
注文情報は、一時的にユーザ端末１０に蓄えられ、ユー
ザが画面上の「購入ボタン」をマウスでクリックなどす
ることによって、音楽配信センタ端末２０にネットワー
ク１００を介して送信される（ステップＳＴ６）。

【００３０】音楽配信センタ端末２０は、ネットワーク
１００を介して購入注文情報を受信すると、この購入注
文情報で注文された音楽データをユーザ端末１０に送信
する（ステップＳＴ７）。ユーザ端末１０は、ネットワ
ーク１００を介して音楽データを受信し（ステップＳＴ
８）、その音楽データを保存する。

【００３１】ユーザ端末１０は、音楽データの受信が完
了すると、購入注文情報で注文した音楽データと受信し
た音楽データが一致していることを確認した後、音楽デ
ータの受信が完了したことを通知する受信完了結果情報
を音楽配信センタ端末２０に送信する（ステップＳＴ
９）。

【００３２】音楽配信センタ端末２０は、ユーザ端末１
０から送信された受信完了結果情報を受信すると、その
受信完了結果情報を保管するとともに、配信した音楽デ
ータの曲名、型番、商品番号、データ量、価格などの情
報を含めた、音楽データの配信の完了を知らせる配信完
了結果情報をネットワーク１００に対して送信する（ス
テップＳＴ１０）。

【００３３】ネットワーク１００は、音楽配信センタ端
末２０からの配信完了結果情報を受信すると、音楽配信
センタ端末２０へのアクセスを切断（ユーザ端末１０と
音楽配信センタ端末２０との呼接続を切断）する。そし
て、ネットワーク１００は、音楽配信センタ端末２０の
アクセスを切断するまでのＰＨＳ回線、携帯電話回線又
は固定電話回線などの通信料金に、配信した音楽データ
の代金を含めて請求を行うように指示する注文完了情報
を通信事業者管理端末３０に送信する（ステップＳＴ１
１）。

【００３４】通信事業者管理端末３０は、注文完了情報
を受信すると、その加入者（ユーザ）に対する通信料金
の請求書作成時まで注文完了情報を保管しておく（ステ
ップＳＴ１２）。その後、通信料金を請求する際、通信
事業者は、その通信料金に、音楽データの代金を盛り込
んだ料金請求書を発行して、料金請求を行う（ステップ
ＳＴ１３）。

【００３５】以上のように、この実施の形態１によれ
ば、音楽データの代金を、ＰＨＳ、携帯電話又は固定電
話の通信料金に盛り込んで請求可能に構成したので、ユ
ーザが音楽データの代金の決済方法を指定することな
く、ディジタルデータを受け取ることができる。

【００３６】また、固定電話だけでなく、ＰＨＳや携帯
電話を介して音楽配信センタ端末２０にアクセス可能に
構成したので、例えば外出先などのユーザが任意な場所
にいても、ユーザが注文したディジタルデータを受け取
ることができる。

【００３７】さらに、通信事業者が上記のような音楽配
信サービスを行うことにより、加入者（ユーザ）の獲得
及び通信アクセスの増加を見込むことができる。

【００３８】尚、上記実施の形態１では、音楽データを
販売する場合について説明したが、これに限るものでは
なく、音楽データ以外の画像データやソフトウェアなど
のディジタルデータを販売する場合にも適用することが
できる。

【００３９】実施の形態２．図３は、この発明の実施の
形態２によるディジタルデータ販売システムの構成を示
すブロック図である。図３に示すように、音楽販売端末
（販売端末）４０がネットワーク１００に接続されてい
る以外の構成は、上記図１に示したものと同一である。
従って、ユーザ端末１０、音楽配信センタ端末２０、通
信事業者管理端末３０及びネットワーク１００について
は、重複する説明を省略する。尚、この実施の形態２に
おいても、ディジタルデータ販売システムの一例とし
て、ディジタル化された音楽データを販売する音楽デー
タ販売システムについて説明する。

【００４０】音楽販売端末４０は、音楽データを販売す
る販売機としての役割を果たす情報処理端末であり、例
えば、駅などの人の集まる場所に設置される。この音楽
販売端末４０は、上記図１に示したユーザ端末１０に代
わって、ユーザによって代金が投入されることにより、
音楽配信センタ端末２０の音楽配信用の特定の電話番号
にアクセスし、音楽配信センタ端末２０から送信される
購入注文メニュー情報を受信し、その購入注文メニュー
情報を画面に表示する機能を備えている。

【００４１】また、音楽販売端末４０は、ユーザ（注文
者）が購入を希望する曲（音楽データ）の製品情報であ
る購入注文情報をネットワーク１００を介して音楽配信
センタ端末２０に送信し、音楽配信センタ端末２０から
ネットワーク１００を介して送信される音楽データを受
信して保存する機能を備えている。

【００４２】また、音楽販売端末４０は、受信した音楽
データをＣＤ、ＭＤやマルチメディアカードなどの媒体
に落とす（書き込む）機能を備えている。さらに、音楽
販売端末４０は、音楽データが書き込まれた媒体を取出
口より排出する機能を備えている。

【００４３】次に、動作について説明する。図４は、こ
の発明の実施の形態２によるディジタルデータ販売方法
を説明するためのシーケンス図である。ユーザ（注文
者）は、音楽データを購入する場合、音楽販売端末４０
の投入口に代金（紙幣又は硬貨）を投入する（ステップ
ＳＴ２１）。音楽販売端末４０は、代金が投入される
と、音楽データを配信する音楽配信センタ端末２０にア
クセスするために、ＰＨＳ、携帯電話又は固定電話など
の通信事業者によって音楽配信用に指定された特定の電
話番号に電話をかける（ステップＳＴ２２）。尚、ユー
ザが音楽販売端末４０に投入する代金は、紙幣や硬貨で
なく、プリペイドカードで投入されてもよい。

【００４４】その後の動作は、上記図２のステップＳＴ
２からステップＳＴ５と同様である。即ち、ネットワー
ク１００（上の交換機）は、音楽販売端末４０から送信
された発呼の着信番号が音楽配信センタ端末２０の特定
の電話番号であるか否か判別し、着信番号が特定の電話
番号であれば、発呼の発信番号から注文者（ここでは音
楽販売端末４０）の識別を行う（ステップＳＴ２３）。
ネットワーク１００は、注文者の識別が可能であれば、
音楽配信センタ端末２０に対してアクセスする（ステッ
プＳＴ２４）。

【００４５】音楽配信センタ端末２０は、音楽販売端末
４０からの発呼が送信されると、これに応答して、購入
注文メニュー情報をネットワーク１００を介して音楽販
売端末４０に送信する（ステップＳＴ２５）。音楽販売
端末４０は、ネットワーク１００を介して購入注文メニ
ュー情報を受信すると、その購入注文メニュー情報を画
面表示する（ステップＳＴ２６）。

【００４６】ユーザ（注文者）は、音楽販売端末４０に
表示された購入注文メニュー情報を見て、購入を希望す
る曲を選択し、その選択した曲の購入注文情報を画面上
で登録する（ステップＳＴ２７）。尚、代金を投入する
（ステップＳＴ２１）前に、予め、購入を希望する曲を
選択し、その曲の購入注文情報を登録しておくようにし
ても構わない。

【００４７】その後の動作は、上記図２のステップＳＴ
６からステップＳＴ８と同様である。即ち、音楽販売端
末４０は、ユーザ（注文者）によって登録された購入注
文情報を音楽配信センタ端末２０にネットワーク１００
を介して送信し（ステップＳＴ２８）、音楽配信センタ
端末２０は、購入注文情報で注文された音楽データを音
楽販売端末４０に送信する（ステップＳＴ２９）。音楽
販売端末４０は、ネットワーク１００を介して音楽デー
タを受信し（ステップＳＴ３０）、その音楽データを一
端ハードディスクなどに保存する。

【００４８】音楽販売端末４０は、音楽データの受信が
完了すると、購入注文情報で注文した音楽データと受信
した音楽データが一致していることを確認した後、その
受信した音楽データをＣＤやＭＤなどの媒体に落とす
（書き込む）（ステップＳＴ３１）。

【００４９】その後の動作は、上記図２のステップＳＴ
９からステップＳＴ１２と同様である。即ち、音楽販売
端末４０は、音楽データの受信が完了したことを通知す
る受信完了結果情報を音楽配信センタ端末２０に送信し
（ステップＳＴ３２）、音楽配信センタ端末２０は、受
信完了結果情報を受信すると、その受信完了結果情報を
保管するとともに、音楽データの配信の完了を知らせる
配信完了結果情報をネットワーク１００に対して送信す
る（ステップＳＴ３３）。

【００５０】ネットワーク１００は、配信完了結果情報
を受信すると、音楽配信センタ端末２０へのアクセスを
切断し、音楽販売端末４０から音楽配信センタ端末２０
に対して音楽配信の注文要求アクセスがあったこと及び
配信した音楽データの代金などの情報である注文完了情
報を通信事業者管理端末３０に送信する（ステップＳＴ
３４）。通信事業者管理端末３０は、注文完了情報を受
信し保管する（ステップＳＴ３５）。

【００５１】その後、通信事業者は、注文完了情報に基
づき、音楽販売端末４０毎の料金回収するためのリスト
伝票を作成し、そのリスト伝票を音楽販売端末４０の近
くの通信事業者営業所などに送付し、通信事業者の人が
音楽販売端末４０に料金回収に行く（ステップＳＴ３
６）。

【００５２】一方、ユーザ（注文者）は、音楽販売端末
４０の取り出し口から媒体が排出されると（ステップＳ
Ｔ３７）、その媒体を受け取る（ステップＳＴ３８）。
その結果、ユーザ（注文者）は、注文した音楽データを
ある媒体の形で受け取ることができる。

【００５３】以上のように、この実施の形態２によれ
ば、音楽販売端末４０が、ユーザ端末１０に代わって、
音楽配信センタ端末２０にアクセスし、音楽データを受
信し、その受信した音楽データを媒体に落としてユーザ
に渡すように構成したので、上記実施の形態１のよう
に、ユーザが通信機能を備えたユーザ端末１０を手元に
持っていなくても、音楽データを入手することができ
る。

【００５４】尚、上記実施の形態２でも、音楽データを
販売する場合について説明したが、これに限るものでは
なく、音楽データ以外の画像データやソフトウェアなど
のディジタルデータを販売する場合にも適用することが
できる。

【００５５】

【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明によ
れば、ネットワークが、ユーザ端末から配信センタ端末
へアクセスする発呼があった場合、その発呼の発信番号
よりユーザ端末を識別した後、配信センタ端末にアクセ
スし、配信センタ端末が、当該アクセスしたユーザ端末
からのディジタルデータの注文に応じて、そのディジタ
ルデータをユーザ端末に送信し、その後、ユーザ端末か
らのディジタルデータの受信完了を知らせる受信完了結
果情報を受信すると、ユーザ端末へのディジタルデータ
の配信完了を知らせる配信完了結果情報をネットワーク
に送信し、ネットワークが、配信完了結果情報を受信す
ると、配信センタ端末へのアクセスを切断し、その切断
するまでの通信料金に、配信したディジタルデータの代
金を含めて請求を行うよう指示する注文完了情報を、通
信料金の管理を行う通信事業者管理端末に送信するよう
にしたので、ユーザがディジタルデータの代金の決済方
法を指定することなく、ディジタルデータを受け取るこ
とができるという効果を奏する。

【００５６】請求項２記載の発明によれば、販売端末
が、ユーザの要求に応じて、配信センタ端末に対してア
クセスし、ネットワークが、販売端末から配信センタ端
末へアクセスする発呼があった場合、その発呼の発信番
号より販売端末を識別した後、配信センタ端末にアクセ
スし、配信センタ端末が、ユーザによる販売端末を介し
たディジタルデータの注文に応じて、そのディジタルデ
ータを販売端末に送信し、販売端末が、ディジタルデー
タの受信が完了すると、そのディジタルデータを媒体に
書き込み、その媒体を排出し、ディジタルデータの受信
完了を知らせる受信完了結果情報を配信センタ端末に送
信し、配信センタ端末が、受信完了結果情報を受信する
と、販売端末へのディジタルデータの配信完了を知らせ
る配信完了結果情報をネットワークに送信し、ネットワ
ークが、配信完了結果情報を受信すると、配信センタ端
末へのアクセスを切断し、販売端末から配信センタ端末
に対してアクセスがあったこと及び配信したディジタル
データの代金などの情報である注文完了情報を、通信料
金を管理する通信事業者管理端末に送信するようにした
ので、ユーザが通信機能を備えたユーザ端末を手元に持
っていなくても、ディジタルデータを入手することがで
きるという効果を奏する。

【００５７】請求項３記載の発明によれば、販売端末
を、ユーザより代金が投入されることによって、配信セ
ンタ端末に対してアクセスするようにしたので、確実に
代金を徴収することができるという効果を奏する。

【００５８】請求項４記載の発明によれば、ネットワー
クを、ＰＨＳ網、携帯電話網又は固定電話網としたの
で、固定電話だけでなく、ＰＨＳや携帯電話を介して配
信センタ端末にアクセス可能となり、その結果、ユーザ
が任意な場所にいても、ユーザが注文したディジタルデ
ータを受け取ることができるという効果を奏する。ま
た、様々な通信事業者にとって、ユーザの獲得及び通信
アクセスの増加を期待できるという効果も奏する。

【００５９】請求項５記載の発明によれば、アクセスし
たユーザ端末からのディジタルデータの注文に応じて、
そのディジタルデータをユーザ端末に送信し、その後、
ユーザ端末からのディジタルデータの受信完了を知らせ
る受信完了結果情報を受信すると、ユーザ端末へのディ
ジタルデータの配信完了を知らせる配信完了結果情報を
送信する配信センタ端末と、ユーザ端末から配信センタ
端末へアクセスする発呼があった場合、その発呼の発信
番号よりユーザ端末を識別した後、配信センタ端末にア
クセスし、また、配信センタ端末からの配信完了結果情
報を受信すると、配信センタ端末へのアクセスを切断
し、その切断するまでの通信料金に、配信したディジタ
ルデータの代金を含めて請求を行うよう指示する注文完
了情報を、通信料金の管理を行う通信事業者管理端末に
送信するネットワークとを備えたので、請求項１と同
様、ユーザがディジタルデータの代金の決済方法を指定
することなく、ディジタルデータを受け取ることができ
るという効果を奏する。

【００６０】請求項６記載の発明によれば、ユーザの要
求に応じて、配信センタ端末に対してアクセスし、ま
た、ディジタルデータの受信が完了すると、そのディジ
タルデータを媒体に書き込み、その媒体を排出し、ディ
ジタルデータの受信完了を知らせる受信完了結果情報を
送信する販売端末と、ユーザによる販売端末を介したデ
ィジタルデータの注文に応じて、そのディジタルデータ
を販売端末に送信し、また、受信完了結果情報を受信す
ると、販売端末へのディジタルデータの配信完了を知ら
せる配信完了結果情報を送信する配信センタ端末と、販
売端末から配信センタ端末へアクセスする発呼があった
場合、その発呼の発信番号より販売端末を識別した後、
配信センタ端末にアクセスし、また、配信完了結果情報
を受信すると、配信センタ端末へのアクセスを切断し、
販売端末から配信センタ端末に対してアクセスがあった
こと及び配信したディジタルデータの代金などの情報で
ある注文完了情報を、通信料金を管理する通信事業者管
理端末に送信するネットワークとを備えたので、請求項
２と同様、ユーザが通信機能を備えたユーザ端末を手元
に持っていなくても、ディジタルデータを入手すること
ができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１によるディジタルデ
ータ販売システムの構成を示すブロック図である。

【図２】この発明の実施の形態１によるディジタルデ
ータ販売方法を説明するためのシーケンス図である。

【図３】この発明の実施の形態２によるディジタルデ
ータ販売システムの構成を示すブロック図である。

【図４】この発明の実施の形態２によるディジタルデ
ータ販売方法を説明するためのシーケンス図である。

【符号の説明】

１０ユーザ端末２０音楽配信センタ端末（配信センタ端末）３０通信事業者管理端末４０音楽販売端末（販売端末）１００ネットワーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ１０Ｋ 15/02 Ｇ１０Ｋ 15/02 Ｈ０４Ｍ 3/42 Ｈ０４Ｍ 3/42 Ｚ 3/487 3/487 15/00 15/00 ＥＦターム(参考） 5B049 AA01 BB11 CC05 CC10 CC36 DD01 EE00 FF04 GG02 GG03 GG04 GG06 GG07 5K015 AB01 AD02 GA01 GA02 5K024 AA71 CC07 FF05 5K025 AA05 BB07 BB10 GG29 5K101 KK18 MM07 NN48

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワークが、ユーザ端末から配信セ
ンタ端末へアクセスする発呼があった場合、その発呼の
発信番号より前記ユーザ端末を識別した後、前記配信セ
ンタ端末にアクセスし、前記配信センタ端末が、当該アクセスした前記ユーザ端
末からのディジタルデータの注文に応じて、そのディジ
タルデータを前記ユーザ端末に送信し、その後、前記ユ
ーザ端末からの前記ディジタルデータの受信完了を知ら
せる受信完了結果情報を受信すると、前記ユーザ端末へ
の前記ディジタルデータの配信完了を知らせる配信完了
結果情報を前記ネットワークに送信し、前記ネットワークが、前記配信完了結果情報を受信する
と、前記配信センタ端末へのアクセスを切断し、その切
断するまでの通信料金に、配信した前記ディジタルデー
タの代金を含めて請求を行うよう指示する注文完了情報
を、通信料金の管理を行う通信事業者管理端末に送信す
ることを特徴とするディジタルデータ販売方法。
【請求項２】販売端末が、ユーザの要求に応じて、配
信センタ端末に対してアクセスし、ネットワークが、前記販売端末から前記配信センタ端末
へアクセスする発呼があった場合、その発呼の発信番号
より前記販売端末を識別した後、前記配信センタ端末に
アクセスし、前記配信センタ端末が、前記ユーザによる前記販売端末
を介したディジタルデータの注文に応じて、そのディジ
タルデータを前記販売端末に送信し、前記販売端末が、前記ディジタルデータの受信が完了す
ると、そのディジタルデータを媒体に書き込み、その媒
体を排出し、前記ディジタルデータの受信完了を知らせ
る受信完了結果情報を前記配信センタ端末に送信し、前記配信センタ端末が、前記受信完了結果情報を受信す
ると、前記販売端末へのディジタルデータの配信完了を
知らせる配信完了結果情報を前記ネットワークに送信
し、前記ネットワークが、前記配信完了結果情報を受信する
と、前記配信センタ端末へのアクセスを切断し、前記販
売端末から前記配信センタ端末に対してアクセスがあっ
たこと及び配信した前記ディジタルデータの代金などの
情報である注文完了情報を、通信料金を管理する通信事
業者管理端末に送信することを特徴とするディジタルデ
ータ販売方法。
【請求項３】販売端末は、ユーザより代金が投入され
ることによって、配信センタ端末に対してアクセスする
ことを特徴とする請求項２記載のディジタルデータ販売
方法。
【請求項４】ネットワークは、ＰＨＳ網、携帯電話網
又は固定電話網であることを特徴とする請求項１から請
求項３のうちのいずれか１項記載のディジタルデータ販
売方法。
【請求項５】アクセスしたユーザ端末からのディジタ
ルデータの注文に応じて、そのディジタルデータを前記
ユーザ端末に送信し、その後、前記ユーザ端末からの前
記ディジタルデータの受信完了を知らせる受信完了結果
情報を受信すると、前記ユーザ端末への前記ディジタル
データの配信完了を知らせる配信完了結果情報を送信す
る配信センタ端末と、前記ユーザ端末から前記配信センタ端末へアクセスする
発呼があった場合、その発呼の発信番号より前記ユーザ
端末を識別した後、前記配信センタ端末にアクセスし、
また、前記配信センタ端末からの前記配信完了結果情報
を受信すると、前記配信センタ端末へのアクセスを切断
し、その切断するまでの通信料金に、配信した前記ディ
ジタルデータの代金を含めて請求を行うよう指示する注
文完了情報を、通信料金の管理を行う通信事業者管理端
末に送信するネットワークとを備えたことを特徴とする
ディジタルデータ販売システム。
【請求項６】ユーザの要求に応じて、配信センタ端末
に対してアクセスし、また、ディジタルデータの受信が
完了すると、そのディジタルデータを媒体に書き込み、
その媒体を排出し、前記ディジタルデータの受信完了を
知らせる受信完了結果情報を送信する販売端末と、前記ユーザによる前記販売端末を介した前記ディジタル
データの注文に応じて、そのディジタルデータを前記販
売端末に送信し、また、前記受信完了結果情報を受信す
ると、前記販売端末への前記ディジタルデータの配信完
了を知らせる配信完了結果情報を送信する配信センタ端
末と、前記販売端末から前記配信センタ端末へアクセスする発
呼があった場合、その発呼の発信番号より前記販売端末
を識別した後、前記配信センタ端末にアクセスし、ま
た、前記配信完了結果情報を受信すると、前記配信セン
タ端末へのアクセスを切断し、前記販売端末から前記配
信センタ端末に対してアクセスがあったこと及び配信し
た前記ディジタルデータの代金などの情報である注文完
了情報を、通信料金を管理する通信事業者管理端末に送
信するネットワークとを備えたことを特徴とするディジ
タルデータ販売システム。