JP2001320437A - データ受信装置及び方法、データ送信装置及び方法 - Google Patents

データ受信装置及び方法、データ送信装置及び方法

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JP2001320437A
JP2001320437A JP2000138248A JP2000138248A JP2001320437A JP 2001320437 A JP2001320437 A JP 2001320437A JP 2000138248 A JP2000138248 A JP 2000138248A JP 2000138248 A JP2000138248 A JP 2000138248A JP 2001320437 A JP2001320437 A JP 2001320437A
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Nobuyoshi Tomita
展由 富田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ伝送を制御するプロトコルを利用し
て、データ送信側に存在する機器を制御する。 【解決手段】 データ伝送用セッションS1内で、可動
カメラ部21で撮像したストリームデータをストリーム
データ送信部22からストリームデータ受信部11に伝
送しているときに、制御用セッションS2内で、可動カ
メラ部21の動作を制御するためのRTSPリクエスト
をカメラコントロール用モジュール31からカメラコン
トロール用モジュール51に伝送して、可動カメラ部2
1のパン、チルト、ズーム等の動作をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RTSP(Real-T
ime Streaming Protocol、RFC2326)等のデータ
制御プロトコルを用いて例えばRTP(Real-Time Tran
sport Protocol、RFC1889)等に従って実時間デ
ータを伝送するデータ受信装置及び方法、データ送信装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオデータやオーディオデータ等の実
時間データをストリーム伝送するに際して使用されるR
TSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC232
6)は、実時間データの伝送を制御するアプリケーショ
ンレベルのプロトコルである。このRTSPによれば、
例えばビデオオンデマンドシステムにおいて、オーディ
オデータやビデオデータ等の情報をデータ受信側の要求
に従ってストリーム伝送させることができる。RTSP
に従って伝送される実時間データは、リアルタイムに生
成されて伝送される場合や、記録媒体に予め蓄積されて
リアルタイムに再生されて伝送される場合がある。
【0003】RTSPは、オーディオデータやビデオデ
ータ等のような実時間データを伝送するに際して、1又
は複数に時間同期させてストリーム伝送させる。RTS
Pは、実時間データを伝送するためのプロトコルではな
く、ストリーム伝送の送出を遠隔から制御するプロトコ
ルである。換言すれば、RTSPは、実時間データを送
出するデータ送信側の実時間データ送出処理を遠隔制御
する機能を、データ受信側で実現するためのプロトコル
である。
【0004】RTSPによって制御されてストリーム伝
送をして実時間データを伝送するに際しては、RTP
(Real-Time Transport Protocol、RFC1889)等
のストリーム伝送プロトコルの通信制御処理に従って、
実時間データの伝送をすることができる。一方、RTS
Pに従った制御情報を伝送するときには、実時間データ
をストリーム伝送するためのトランスポート層の通信制
御処理には依存しない。すなわち、RTSPでは、RT
P等の通信制御処理とは全く独立して制御情報を伝送す
ることができる。つまり、実時間データをUDP(User
Datagram Protocol)に従って伝送しているときに、T
CP(Transmission Control Protocol)に従ってRT
SPの制御情報を伝送することができる。
【0005】このようなRTSPでは、例えば制御要求
であるRTSPリクエストや、RTSPリクエストに対
するRTSPレスポンスがデータ受信側とデータ送信側
との間で送受信ができないときであっても、実時間デー
タの伝送に影響を与えるようなことはない。
【0006】したがって、データ送信側では、RTSP
に従った制御情報を伝送するためのチャネルの開設、解
放に依存するようなことなく、RTSPリクエストに対
応するセッションにおけるステータスを保持する必要が
ある。すなわち、データ送信側では、RTSPに従って
実時間データの伝送を開始したときに、RTSPに従っ
た制御情報を伝送するためのセッションが解放した場合
であっても、以前に制御されたRTSPリクエストに対
応する状態を保持する必要がある。データ送信側におけ
るステート(状態)は、RTSPメソッドによって遷移
する。
【0007】RTSPによりデータ送信側の機器を制御
することで、RTSPメソッドに従ってデータ送信側の
データ送出開始をするように制御するには、データ受信
側は、再生する旨のRTSPリクエストをデータ送信側
に送信してデータ送出を開始させる。次いでデータ受信
側では、データ送信側からのデータ送出を停止させるよ
うに制御するときには、停止する旨のRTSPリクエス
トをデータ送信側に送信してデータ送出を停止させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、例
えばテレビ電話システム等の実時間データの伝送システ
ムにおいて、データ送信側のカメラ装置でリアルタイム
に撮像した実時間データをデータ受信側にストリーム伝
送するときに、RTSPを利用してデータ受信側でカメ
ラ装置の状態等を制御することはされていなかった。
【0009】具体的には、パン、チルト、ズーム等の機
能を有するカメラ装置を用いた遠隔監視や、データ送信
側とデータ受信側との間で、互いのカメラ装置の向きを
変えるようなテレビ電話等の用途に、RTSPによりデ
ータ伝送の制御機能を利用して、カメラ装置を制御する
ことは無かった。したがって、データ伝送とともにカメ
ラ装置等の機器を制御するためには、RTSPとは異な
る別のセッションを開設する必要がある。
【0010】しかし、例えば家庭から家の中に存在しな
い遠隔したカメラ装置等の機器を制御する場合には、家
庭用機器では使用することができるポート数に限りがあ
り、多くのポートを設定することができないことがあ
る。また、カメラ装置等の機器を別個に制御するための
セッションを設けると、セキュリティー的な問題が発生
することがある。したがって、従来では、RTSPを利
用してカメラ装置等の機器を制御するということは行わ
れていなかった。
【0011】また、カメラ装置等の機器を制御するため
に別個のセッションを設けることは、ネットワーク資源
を有効に活用しているとは言えなかった。
【0012】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、データ伝送を制御するプ
ロトコルを利用して、データ送信側に存在する機器を制
御することができるデータ受信装置及び方法、データ送
信装置及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ受信
装置は、上述の課題を解決するために、データ送信側と
の間で設定されたデータ伝送用セッションを利用して、
実時間データ伝送プロトコルに従って、データ送信側の
電子機器からの実時間データを受信するデータ受信手段
と、実時間データ伝送制御プロトコルに従って、上記デ
ータ受信手段とデータ送信側との間のデータ伝送用セッ
ションを確立するとともに、データ送信側とデータ伝送
制御用セッションを確立して、伝送制御要求をデータ送
信側に送信して、上記データ受信手段とデータ送信側と
の伝送を制御する伝送制御手段と、上記実時間データ伝
送制御プロトコルに従って、データ送信側の電子機器の
動作を制御する電子機器制御要求を生成する要求生成手
段と、上記要求生成手段で生成された電子機器制御要求
を、上記データ伝送制御用セッション内で上記実時間デ
ータ伝送制御プロトコルに従ってデータ送信側に送出し
て、データ送信側の電子機器で得た実時間データをデー
タ伝送用セッション内で受信するように上記データ受信
手段を制御する制御手段とを備える。
【0014】このようなデータ受信装置では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより受信し、伝送制御
要求及び電子機器制御要求をデータ伝送制御用セッショ
ンにより送信することで、伝送制御要求により実時間デ
ータの伝送を開始する制御をし、電子機器制御要求によ
り電子機器を制御して電子機器で得られる実時間データ
の内容を制御する。
【0015】本発明に係るデータ受信方法は、上述の課
題を解決するために、実時間データ伝送制御プロトコル
に従って、上記データ受信手段とデータ送信側との間の
データ伝送用セッションを確立するとともに、データ送
信側とデータ伝送制御用セッションを確立し、上記実時
間データ伝送制御プロトコルに従って、データ伝送制御
用セッション内で伝送開始要求をデータ送信側に送信
し、上記伝送開始要求に応じた、データ送信側で実時間
データを生成する電子機器からの実時間データを実時間
データ伝送プロトコルに従って上記データ伝送用セッシ
ョン内で受信しているときに、上記実時間データ伝送制
御プロトコルに従って、データ送信側の電子機器の動作
を制御する電子機器制御要求を生成し、上記電子機器制
御要求を上記データ伝送制御用セッション内で上記実時
間データ伝送制御プロトコルに従ってデータ送信側に送
出し、上記電子機器制御要求に基づいて動作した上記電
子機器で生成した実時間データを受信する。
【0016】このようなデータ受信方法では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより受信し、伝送制御
要求及び電子機器制御要求をデータ伝送制御用セッショ
ンにより送信することで、伝送制御要求により実時間デ
ータの伝送を開始する制御をし、電子機器制御要求によ
り電子機器を制御して電子機器で得られる実時間データ
の内容を制御する。
【0017】本発明に係るデータ受信装置は、上述の課
題を解決するために、データ送信側との間で設定された
データ伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送
プロトコルに従って、データ送信側のカメラ装置からの
実時間データを受信するデータ受信手段と、実時間デー
タ伝送制御プロトコルに従って、上記データ受信手段と
データ送信側との間のデータ伝送用セッションを確立す
るとともに、データ送信側とデータ伝送制御用セッショ
ンを確立して、伝送制御要求をデータ送信側に送信し
て、上記データ受信手段とデータ送信側との伝送を制御
する伝送制御手段と、上記実時間データ伝送制御プロト
コルに従って、データ送信側のカメラ装置の動作を制御
するカメラ制御要求を生成する要求生成手段と、上記要
求生成手段で生成された制御要求を、上記データ伝送制
御用セッション内で上記実時間データ伝送制御プロトコ
ルに従ってデータ送信側に送出して、データ送信側のカ
メラ装置で得た実時間データをデータ伝送用セッション
内で受信するように上記データ受信手段を制御する制御
手段とを備える。
【0018】このようなデータ受信装置では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより受信し、伝送制御
要求及びカメラ制御要求をデータ伝送制御用セッション
により送信することで、伝送制御要求により実時間デー
タの伝送を開始する制御をし、カメラ制御要求によりカ
メラ装置を制御してカメラ装置で得られる実時間データ
の内容を制御する。
【0019】本発明に係るデータ受信方法は、上述の課
題を解決するために、実時間データ伝送制御プロトコル
に従って、上記データ受信手段とデータ送信側との間の
データ伝送用セッションを確立するとともに、データ送
信側とデータ伝送制御用セッションを確立し、上記実時
間データ伝送制御プロトコルに従って、データ伝送制御
用セッション内で伝送開始要求をデータ送信側に送信
し、上記伝送開始要求に応じた、データ送信側で実時間
データを生成するカメラ装置からの実時間データを実時
間データ伝送プロトコルに従って上記データ伝送用セッ
ション内で受信しているときに、上記実時間データ伝送
制御プロトコルに従って、データ送信側のカメラ装置の
動作を制御するカメラ制御要求を生成し、上記カメラ制
御要求を上記データ伝送制御用セッション内で上記実時
間データ伝送制御プロトコルに従ってデータ送信側に送
出し、上記カメラ制御要求に基づいて動作した上記カメ
ラ装置で生成した実時間データを受信する。
【0020】このようなデータ受信方法では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより受信し、伝送制御
要求及びカメラ制御要求をデータ伝送制御用セッション
により送信することで、伝送制御要求により実時間デー
タの伝送を開始する制御をし、カメラ制御要求によりカ
メラ装置を制御してカメラ装置で得られる実時間データ
の内容を制御する。
【0021】本発明に係るデータ送信装置は、上述の課
題を解決するために、データ受信側との間で設定された
データ伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送
プロトコルに従って、実時間データを生成する電子機器
から実時間データを送信するデータ送信手段と、実時間
データ伝送制御プロトコルに従って、上記データ送信手
段とデータ受信側との間のデータ伝送用セッションを確
立するとともに、データ受信側とデータ伝送制御用セッ
ションを確立して、データ受信側からの伝送制御要求を
受信して、上記データ送信手段とデータ受信側との伝送
を制御する伝送制御手段と、上記実時間データ伝送制御
プロトコルに従ってデータ受信側から送信される上記電
子機器の動作を制御する電子機器制御要求を受信する要
求受信手段と、上記要求受信手段で受信した電子機器制
御要求に基づいて、上記電子機器の動作を制御して得た
実時間データをデータ伝送用セッション内で送信するよ
うに上記データ送信手段を制御する制御手段とを備え
る。
【0022】このようなデータ送信装置では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより送信し、伝送制御
要求及び電子機器制御要求をデータ伝送制御用セッショ
ンにより受信することで、伝送制御要求により実時間デ
ータの伝送を開始し、電子機器制御要求により電子機器
を制御して実時間データの内容を制御する。
【0023】本発明に係るデータ送信方法は、上述の課
題を解決するために、実時間データ伝送制御プロトコル
に従って、上記データ受信手段とデータ送信側との間の
データ伝送用セッションを確立するとともに、データ受
信側とデータ伝送制御用セッションを確立し、上記実時
間データ伝送制御プロトコルに従って、データ伝送制御
用セッション内で伝送開始要求をデータ受信側から受信
し、上記伝送開始要求に応じて、実時間データを生成す
る電子機器から実時間データを実時間データ伝送プロト
コルに従って上記データ伝送用セッション内で送信して
いる最中に、上記実時間データ伝送制御プロトコルに従
って、データ受信側から電子機器の動作を制御する電子
機器制御要求を受信したときに、上記電子機器制御要求
に従って、上記電子機器の動作を制御して得た実時間デ
ータをデータ伝送用セッション内で送信する。
【0024】このようなデータ送信方法では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより送信し、伝送制御
要求及び電子機器制御要求をデータ伝送制御用セッショ
ンにより受信することで、伝送制御要求により実時間デ
ータの伝送を開始し、電子機器制御要求により電子機器
を制御して実時間データの内容を制御する。
【0025】本発明に係るデータ送信装置は、上述の課
題を解決するために、データ受信側との間で設定された
データ伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送
プロトコルに従って、実時間データを生成するカメラ装
置から実時間データを送信するデータ送信手段と、実時
間データ伝送制御プロトコルに従って、上記データ送信
手段とデータ受信側との間のデータ伝送用セッションを
確立するとともに、データ受信側とデータ伝送制御用セ
ッションを確立して、データ受信側からの伝送制御要求
を受信して、上記データ送信手段とデータ受信側との伝
送を制御する伝送制御手段と、上記実時間データ伝送制
御プロトコルに従ってデータ受信側から送信される上記
カメラ装置の動作を制御するカメラ制御要求を受信する
要求受信手段と、上記要求受信手段で受信したカメラ制
御要求に基づいて、上記カメラ装置の動作を制御して得
た実時間データをデータ伝送用セッション内で送信する
ように上記データ送信手段を制御する制御手段とを備え
る。
【0026】このようなデータ送信装置では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより送信し、伝送制御
要求及びカメラ制御要求をデータ伝送制御用セッション
により受信することで、伝送制御要求により実時間デー
タの伝送を開始し、カメラ制御要求によりカメラ装置を
制御して実時間データの内容を制御する。
【0027】本発明に係るデータ送信方法は、実時間デ
ータ伝送制御プロトコルに従って、上記データ受信手段
とデータ送信側との間のデータ伝送用セッションを確立
するとともに、データ送信側とデータ伝送制御用セッシ
ョンを確立し、上記実時間データ伝送制御プロトコルに
従って、データ伝送制御用セッション内で伝送開始要求
をデータ受信側から受信し、上記伝送開始要求に応じ
て、実時間データを生成するカメラ装置から実時間デー
タを実時間データ伝送プロトコルに従って上記データ伝
送用セッション内で送信している最中に、上記実時間デ
ータ伝送制御プロトコルに従って、データ受信側からカ
メラ装置の動作を制御するカメラ制御要求を受信したと
きに、上記カメラ制御要求に従って、上記カメラ装置の
動作を制御して得た実時間データをデータ伝送用セッシ
ョン内で送信する。
【0028】このようなデータ送信方法では、実時間デ
ータをデータ伝送用セッションにより送信し、伝送制御
要求及びカメラ制御要求をデータ伝送制御用セッション
により受信することで、伝送制御要求により実時間デー
タの伝送を開始し、カメラ制御要求によりカメラ装置を
制御して実時間データの内容を制御する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】本発明は、例えば図1に示すようなデータ
伝送システムに適用される。
【0031】このデータ伝送システムは、データ受信装
置10と、データ送信装置20とが、通信回線網を介し
て接続され、通信回線網を介してストリームデータや、
制御情報の伝送をする。
【0032】このデータ伝送システムは、例えばテレビ
会議システムや、テレビ電話システム等に使用され、デ
ータ送信装置20側に設けられた可動カメラ部21で得
たストリームデータをデータ受信装置10に送信するも
のである。このデータ伝送システムにおいて、データ受
信装置10は、例えばストリームデータの伝送を要求す
るクライアントからなり、データ送信装置20は、クラ
イアントからの要求に従ってストリームデータを生成、
送信するサーバからなる。
【0033】このデータ伝送システムでは、ストリーム
データを伝送するためのデータ伝送用セッションS1を
データ受信装置10とデータ送信装置20との間で確立
してストリームデータの伝送を行い、制御用セッション
S2をデータ受信装置10とデータ送信装置20との間
で確立してリクエストやレスポンス等の各種制御情報の
伝送を行う。
【0034】データ受信装置10は、図2に示すよう
に、ストリームデータ受信部11、表示部12、RTS
P(Real-Time Streaming Protocol)モジュール13、
RTSPコントローラ14から構成される。
【0035】ストリームデータ受信部11は、データ送
信装置20との間でストリームデータを伝送するに際し
て、ストリームデータを伝送するためのデータ伝送用セ
ッションS1をデータ送信装置20との間で確立する処
理をする。
【0036】ストリームデータ受信部11は、IP(In
ternet Protocol)、UDP(UserDatagram Protoco
l)、RTP(Real-Time Transport Protocol)に従っ
た処理をすることで、データ送信装置20からのストリ
ームデータを受信する処理をする。
【0037】表示部12は、ストリームデータ受信部1
1で受信したストリームデータを図示しない表示画面に
表示する処理をして、可動カメラ部21で撮像した映像
をユーザに提示する。また、表示部12は、例えばスト
リームデータを図示しない記録媒体に記録するために外
部に出力する。
【0038】受信側RTSPモジュール13は、RTS
Pコントローラ14からの制御信号に従って、例えばT
CP等のトランスポートプロトコル上で、データ受信装
置10とデータ送信装置20とのデータ伝送をセッショ
ン層において制御するRTSPに従った処理をする。
【0039】受信側RTSPモジュール13は、データ
送信装置20との間のストリームデータの伝送を制御す
るに際して、RTSPに従ったRTSPリクエスト、R
TSPレスポンスを伝送するための制御用セッションS
2をデータ送信装置20との間で確立する処理をする。
【0040】受信側RTSPモジュール13は、RTS
Pコントローラ14からの制御信号に従って、データ伝
送用セッションS1を利用したストリームデータの伝送
開始、伝送停止等の制御をするRTSPリクエストを発
行する。
【0041】また、受信側RTSPモジュール13は、
RTSPコントローラ14からのカメラ制御信号に従っ
て、データ送信装置20側の可動カメラ部21の動作を
制御するRTSPリクエストを発行する受信側カメラコ
ントロール用モジュール31を備える。このとき、受信
側カメラコントロール用モジュール31は、RTSPの
メソッドのオプション「OPTION」メソッドを用い
たRTSPリクエストを発行する。
【0042】RTSPコントローラ14は、ユーザから
の要求に応じて、データ送信装置20に対する制御用セ
ッションS2の確立、再生、停止等の動作をするように
受信側RTSPモジュール13を制御する。
【0043】また、RTSPコントローラ14は、例え
ばユーザからの要求に応じて、RTSPによるデータ送
信装置20側の可動カメラ部21を制御するためのカメ
ラ制御信号を受信側カメラコントロール用モジュール3
1に発行する。具体的には、RTSPコントローラ14
は、ユーザの要求に応じて、可動カメラ部21のパン、
チルト、ズーム等のカメラ機構の動作を制御するカメラ
制御信号を生成する。
【0044】このようなデータ受信装置10では、スト
リームデータ受信部11でストリームデータを受信して
表示部12により表示してストリームデータの内容をユ
ーザに提示しているときに、ユーザから可動カメラ部2
1を動作させてストリームデータの内容を変更させる旨
の指示が発生したときには、RTSPコントローラ14
は、その旨のカメラ制御信号を生成して受信側カメラコ
ントロール用モジュール31に供給することで、データ
送信装置20の可動カメラ部21を制御する。
【0045】データ送信装置20は、図2に示すよう
に、可動カメラ部21、ストリームデータ送信部22、
送信側RTSPモジュール23から構成される。
【0046】可動カメラ部21は、光学系、カメラ機
構、カメラ機構の動作を制御する動作制御部41を備え
る。この可動カメラ部21は、動作制御部41に送信側
RTSPモジュール23からのカメラ制御信号が入力さ
れて、動作制御部41によりカメラ機構が動作すること
で、パン、チルト、ズームなどの動作をする。この可動
カメラ部21は、撮像して得た示すストリームデータを
ストリームデータ送信部22に供給する。
【0047】ストリームデータ送信部22は、データ受
信装置10との間でストリームデータを伝送するに際し
て、ストリームデータを伝送するためのデータ伝送用セ
ッションS1をデータ受信装置10との間で確立する処
理をする。
【0048】ストリームデータ送信部22は、可動カメ
ラ部21で得たストリームデータを用いて、送信側RT
SPモジュール23からの伝送制御信号に従ってストリ
ームデータを送信する処理をする。具体的には、ストリ
ームデータ送信部22は、送信側RTSPモジュール2
3からのセッションの開始、送信開始、送信停止、セッ
ション終了を示す伝送制御信号に従う。このとき、スト
リームデータ送信部22は、IP(Internet Protoco
l)、UDP(User Datagram Protocol)、RTP(Rea
l-Time Transport Protocol)に従った処理をすること
で、ストリームデータを送信する処理をする。
【0049】送信側RTSPモジュール23は、データ
受信装置10の受信側RTSPモジュール13からのR
TSPコマンドに従って、例えばTCP等のトランスポ
ートプロトコル上で、データ受信装置10とデータ送信
装置20とのデータ伝送を制御するRTSP(Real-Tim
e Streaming Protocol)のRTSPメソッドに従った処
理をする。
【0050】送信側RTSPモジュール23は、データ
受信装置10との間のストリームデータの伝送を制御す
るに際して、RTSPに従ったRTSPリクエスト、R
TSPレスポンスを伝送するための制御用セッションS
2をデータ受信装置10との間で確立する処理をする。
【0051】送信側RTSPモジュール23は、データ
伝送用セッションS1を利用したストリームデータの伝
送開始、伝送停止等の制御をするRTSPリクエストを
受信して、その旨の伝送制御信号をストリームデータ送
信部22に供給する。
【0052】また、送信側RTSPモジュール23は、
受信側RTSPモジュール13からのRTSPリクエス
トに従って、動作制御部41に可動カメラ部21の動作
を制御するカメラ制御信号を供給する送信側カメラコン
トロール用モジュール51を備える。このとき、送信側
カメラコントロール用モジュール51は、RTSPのメ
ソッドのオプション「OPTION」メソッドに従った
カメラ制御信号を発行する。
【0053】このようなデータ伝送システムにおいて、
データ受信装置10によりデータ送信装置20の可動カ
メラ部21の動作を制御するときには、先ず、受信側カ
メラコントロール用モジュール31は、 RTSPリクエスト種別:OPTION 可動カメラ部21のアドレス:rtsp://xxx/camera バージョン情報:rtsp/1.0 シーケンス番号:CSeq:8 セッション番号:Session:12345678 要求種別:Require:camera-control 要求内容:Camera-Parameter: pan=10: tilt=-5: wide=
1 を含むRTSPリクエストを作成して、送信側カメラコ
ントロール用モジュール51に送信する。ここで、デー
タ受信装置10は、可動カメラ部21のパンの程度を
「10」、チルトの程度を「−5」、ズームの程度を
「1」とする内容の要求をする。
【0054】このようなRTSPリクエストに対して、
データ送信装置20側で、可動カメラ部21が要求内容
に従った動作をする機能を備えていないときには、送信
側カメラコントロール用モジュール51は、 バージョン情報:RTSP/1.0 レスポンス種別:551 Option not supported シーケンス番号:CSeq:8 レスポンス内容:Unsupported:camer
a−control を含むRTSPレスポンスを作成して、受信側カメラコ
ントロール用モジュール31に返信する。ここで、レス
ポンス種別の「551」は、RTSPリクエストに含ま
れる要求内容をサポートしていないことを示すRTSP
レスポンスであることを示す。
【0055】一方、データ送信装置20側で可動カメラ
部21が要求内容に従った動作をする機能を備えている
ときには、送信側カメラコントロール用モジュール51
は、 バージョン情報:RTSP/1.0 レスポンス種別:200 OK シーケンス番号:CSeq:8 を含むRTSPレスポンスを作成して、受信側カメラコ
ントロール用モジュール31に返信する。ここで、レス
ポンス種別の「200」は、RTSPリクエストに含ま
れる要求内容をサポートしていることを示すRTSPレ
スポンスであることを示す。
【0056】これにより、データ送信装置20では、可
動カメラ部21により要求内容に対する動作をすること
ができる。
【0057】つぎに、RTSPのRTSPメソッドを利
用したデータ伝送の制御について説明する。
【0058】データ伝送システムは、ストリームデータ
受信部11とストリームデータ送信部22との間のスト
リームデータの伝送を制御するに際して、主として図3
に示すようなRTSPメソッドに従ってRTSPリクエ
ストを発行してデータ送信装置20を制御する。
【0059】図3によれば、データ伝送システムは、デ
ータ送信装置20に対してストリーム送出用のポート、
ストリームデータ送信部22、可動カメラ部21等のデ
ータ伝送をするためのストリーム送出リソースを確保
し、RTSPセッションの開始を指示するセッション開
始メソッド(SETUP)を実行する。このとき、受信
側RTSPモジュール13は、セッションを開始するた
めのRTSPリクエストを発行して送信側RTSPモジ
ュール23に供給することで制御用セッションS2を送
信側RTSPモジュール23との間で確立する。
【0060】また、データ伝送システムは、セッション
開始メソッドによって確保されたストリーム送出用リソ
ースを用いて、ストリームデータの送出開始を指示する
伝送開始メソッド(PLAY)を実行する。このとき、
受信側RTSPモジュール13は、伝送開始するための
RTSPリクエストを発行して、制御用セッションS2
内で送信側RTSPモジュール23に供給することで、
ストリーム送出リソースを制御する。
【0061】更に、データ伝送システムは、データ送信
装置20のリソースを解放することなく、一時的にスト
リームデータの送出を中止する一時停止メソッド(PA
USE)を実行する。このとき、受信側RTSPモジュ
ール13は、一時停止するためのRTSPリクエストを
発行して、制御用セッションS2内で送信側RTSPモ
ジュール23に供給することで、ストリーム送信リソー
スのデータ伝送を一時停止するように制御する。
【0062】更にまた、データ伝送システムは、データ
伝送の対象となるストリームデータに関連づけられたス
トリーム送出リソースを解放する解放メソッド(TEA
RDOWN)を実行する。このとき、受信側RTSPモ
ジュール13は、ストリーム送出リソースを解放するた
めのRTSPリクエストを発行して、制御用セッション
S2内で送信側RTSPモジュール23に供給すること
で、ストリーム送出リソースを制御する。
【0063】更にまた、データ伝送システムは、データ
受信装置10及びデータ送信装置20に様々なオプショ
ン機能を提供するためのオプションメソッドを実行す
る。本例においては、データ伝送システムは、データ送
信装置20の可動カメラ部21の動作を制御する機能を
オプションメソッドにより提供する。このとき、受信側
カメラコントロール用モジュール31は、可動カメラ部
21の各種動作を制御するためのRTSPリクエストを
発行して、制御用セッションS2内で送信側カメラコン
トロール用モジュール51に供給することで可動カメラ
部21の動作を制御する。
【0064】つぎに、データ伝送システムにおいて、上
述の各種メソッドを実行することによるデータ送信装置
20の状態遷移について図4を参照して説明する。
【0065】図4によれば、データ送信装置20は、初
期状態(Initial)、すなわち制御用セッションS2が
確立されていない状態において、セッション開始メソッ
ドによる有効なセッション開始メッセージを含むRTS
Pリクエストを受信すると、制御用セッションS2を確
立して準備状態(Ready)に遷移する。また、データ送
信装置20は、初期状態において、解放メソッドよるR
TSPリクエストを受信することで制御用セッションS
2を解放する。
【0066】また、データ送信装置20は、準備状態に
おいて、データ伝送開始メソッドによるRTSPリクエ
ストを受信すると、ストリーム送出リソースを確保する
とともに、データ伝送用セッションS1を確立し、デー
タ伝送用セッションS1内でのデータ伝送が可能なデー
タ伝送状態(Playing)に遷移し、解放メソッドによる
RTSPリクエストを受信すると、データ伝送用セッシ
ョンS1を解放して初期状態となる。
【0067】更に、データ送信装置20は、データ伝送
状態において、一時停止メソッドによるRTSPリクエ
ストを受信すると準備状態に遷移し、解放メソッドによ
るRTSPリクエストを受信すると初期状態となる。
【0068】つぎに、可動カメラ部21をRTSPに従
って制御するときのデータ受信装置10側の処理手順に
ついて図5を参照して説明する。
【0069】図5によれば、先ず、受信側RTSPモジ
ュール13は、データ送信装置20の送信側RTSPモ
ジュール23との間でRTSPにおけるセッション開始
メソッドによるRTSPリクエストを発行することで、
RTSPを実現するための制御用セッションS2を確立
する(ステップST11)。ここで、受信側RTSPモ
ジュール13は、シーケンス番号、RTPによるデータ
受信で使用すためのUDPポート番号、RTCPによる
制御情報を送受信するためのUDPポート番号を含むR
TSPリクエストを作成する。
【0070】次に、受信側RTSPモジュール13は、
データ伝送開始メソッドによるRTSPリクエストを発
行することで、データ伝送用セッションS1内でストリ
ームデータの受信を開始する(ステップST12)。こ
こで、受信側RTSPモジュール13は、データ伝送コ
マンド(PLAY)、データ送信側のアドレス、バージ
ョン情報、シーケンス番号、制御用セッションS2のセ
ッション番号を含むRTSPリクエストを発行する。
【0071】次に、データ受信装置10でストリームデ
ータを受信しているときに、受信側カメラコントロール
用モジュール31は、RTSPコントローラ14からの
カメラ制御信号の入力待機状態となる(ステップST1
3)。
【0072】入力待機状態において、受信側カメラコン
トロール用モジュール31は、RTSPコントローラ1
4からカメラ制御信号が入力されたら、カメラ制御信号
が有効か否かを判定する(ステップST14)。
【0073】受信側カメラコントロール用モジュール3
1は、カメラ制御信号が有効と判定したら、カメラ制御
信号に基づいて、オプションメソッドによるRTSPリ
クエストを発行する(ステップST15)。このとき、
受信側カメラコントロール用モジュール31は、オプシ
ョンコマンド、データ送信側のアドレス、バージョン情
報、シーケンス番号、セッション番号、カメラコントロ
ールをする旨の要求種別(Require)、要求種別におけ
る要求内容(Camera-Parameter)を含むRTSPリクエ
ストを作成する。
【0074】次に、受信側カメラコントロール用モジュ
ール31は、ステップST11で確立した制御用セッシ
ョンS2を用いて、ステップST15で作成したRTS
Pリクエストをデータ送信装置20に送信してステップ
ST13に戻る(ステップST16)。
【0075】このようなデータ受信装置10によれば、
データ伝送を制御するプロトコルであるRTSPを利用
して、データ送信装置20側に存在する可動カメラ部2
1を制御することができる。
【0076】また、このデータ受信装置10によれば、
可動カメラ部21を制御するときであっても、可動カメ
ラ部21の制御用に新たにセッションを確立する必要が
無く、例えばUDPにおける使用ポート数を少なくする
ことができ、ポート数を効率的に使用することができ
る。
【0077】更に、このデータ受信装置10によれば、
例えばUDPにおける使用ポート数を少なくすることが
できるので、セキュリティーの安全性を向上させるとと
もに、ネットワーク資源を有効に活用することができ
る。
【0078】つぎに、可動カメラ部21をRTSPに従
って制御するときのデータ送信装置20側の処理手順に
ついて図6を参照して説明する。
【0079】図6によれば、先ず、送信側RTSPモジ
ュール23は、データ受信装置10の受信側RTSPモ
ジュール13との間でセッション開始メソッドによるR
TSPリクエストに対するRTCPレスポンスを発行す
ることで、RTSPを実現するための制御用セッション
S2を確立する(ステップST21)。このとき、送信
側RTSPモジュール23は、制御用セッションS2を
識別するためのセッション番号、RTPによるデータ送
信で使用すためのUDPポート番号、RTCPによる制
御情報を送受信するためのUDPポート番号を含むRT
SPレスポンスを発行する。
【0080】次に、送信側RTSPモジュール23は、
伝送開始メソッドによるRTSPリクエストに対するR
TSPレスポンスを発行することで、ストリームデータ
送信部22によりデータ伝送用セッションS1内でスト
リームデータの送信を開始する(ステップST22)。
このとき、送信側RTSPモジュール23は、最初に送
信するRTPパケットのシーケンス番号、RTPタイム
スタンプを含むRTSPレスポンスを発行する。
【0081】次に、送信側RTSPモジュール23は、
データ受信装置10の受信側RTSPモジュール13か
らのRTSPリクエストの待機状態となり(ステップS
T23)、RTSPリクエストを受信したら、ステップ
ST24に進む。
【0082】ステップST24において、送信側RTS
Pモジュール23は、RTSPリクエストが送信される
と、送信されたRTSPリクエストがカメラコントロー
ル用のオプションメソッドによるものが否かを判定し、
オプションメソッドによるものでないときには、再生、
停止等の通常のRTSPリクエストに対する処理をして
(ステップST25)、ステップST23に戻る。
【0083】一方、送信側RTSPモジュール23は、
送信されたRTSPリクエストがカメラコントロール用
のオプションメソッドによるものと判定したときには、
カメラコントロールをサポートしているか否かを判定し
(ステップST26)、サポートしていると判定したと
きにはカメラコントロールを実行することができる旨の
情報を含むRTSPレスポンスを受信側RTSPモジュ
ール13に送信する(ステップST27)。
【0084】次に、送信側カメラコントロール用モジュ
ール51は、ステップST24でカメラコントロール用
のオプションメソッドであると判定したRTSPリクエ
ストに含まれる要求内容(例えば、パン、チルト、ズー
ムの程度)を参照して、動作制御部41による可動カメ
ラ部21の動作を制御させて、ステップST23に戻る
(ステップST29)。
【0085】一方、送信側RTSPモジュール23は、
ステップST26でカメラコントロールをサポートして
いないと判定したときには、RTSPレスポンスにその
旨の情報を含むRTSPレスポンスを発行してステップ
ST23に戻る(ステップST28)。
【0086】このようなデータ送信装置20によれば、
データ伝送を制御するプロトコルであるRTSPを利用
して、データ受信装置10からの要求に応じて可動カメ
ラ部21を動作させることができる。
【0087】また、このデータ送信装置20によれば、
可動カメラ部21を動作させるときであっても、可動カ
メラ部21の動作用に新たにセッションを確立する必要
が無く、例えばUDPにおける使用ポート数を少なくす
ることができ、ポート数を効率的に使用することができ
る。
【0088】更に、このデータ送信装置20によれば、
例えばUDPにおける使用ポート数を少なくすることが
できるので、セキュリティーの安全性を向上させるとと
もに、ネットワーク資源を有効に活用することができ
る。
【0089】つぎに、データ送信装置20からデータ受
信装置10に可動カメラ部21で得たストリームデータ
を伝送しているときに、データ受信装置10がデータ送
信装置20の可動カメラ部21を制御するときの処理手
順について図7を参照して説明する。
【0090】先ず、受信側RTSPモジュール13は、
例えばユーザからの要求に応じてセッション開始メソッ
ドを実行するために、セットアップコマンドを含むRT
SPリクエストC1を送信側RTSPモジュール23に
送信する。このとき、受信側RTSPモジュール13
は、データ送信装置20のアドレス(rtsp://www.xxx.c
om/yyy)、バージョン情報(RTSP/1.0)、シーケンス番
号(CSeq:1)、RTPによりストリームデータの伝送をす
るためのUDPポート番号(3056)、RTCPによる制
御情報を伝送するためのUDPポート番号(3057)を含
むRTSPリクエストC1を作成する。
【0091】RTSPリクエストC1が送信された送信
側RTSPモジュール23では、セッション開始をする
ときには、その旨を示すRTSPレスポンスR1を送信
側RTSPモジュール23に返信する。このとき、送信
側RTSPモジュール23は、コマンドを受け付けたこ
とを示す情報(200 OK)、シーケンス番号、RTPによ
りストリームデータの伝送をするためのUDPポート番
号(5000)、RTCPによる制御情報を伝送するための
UDPポート番号(5001)を含むRTSPリクエストC
1を作成し、更に現在の制御用セッションS2のIDを
「12345678」としたRTSPレスポンスR1を
作成する。
【0092】次に、受信側RTSPモジュール13は、
ストリームデータを送信することを要求するプレイコマ
ンドを含むRTSPリクエストC2を送信する。このと
き、受信側RTSPモジュール13は、シーケンス番号
を「2」とし、セッション番号を「12345678」
としたRTSPレスポンスR2を作成する。
【0093】これに対し、送信側RTSPモジュール2
3は、プレイコマンドを受け付けることができるときに
は、最初に送信するRTPパケットのシーケンス番号
(seq=58)、RTPタイムスタンプ(rtptime=128
11)、RTPにより送信するストリームデータの所在
位置を含むRTSPレスポンスR2を発行する。
【0094】これにより、ストリームデータ送信部22
は、シーケンス番号が58であって、RTPタイムスタ
ンプが12811のRTPヘッダを付加したストリーム
データを含むRTPパケットから伝送を開始する。
【0095】ストリームデータを受信しているときに、
データ送信装置20の可動カメラ部21の動作を制御す
るときには、受信側カメラコントロール用モジュール3
1は、オプションメソッドにより可動カメラ部21の動
作を制御するRTSPリクエストC3を発行する。この
とき、受信側カメラコントロール用モジュール31は、
オプションコマンド(OPTION)、データ送信装置20の
アドレス(rtsp://www.xxx.com./yyy)、バージョン情
報(RTSP/1.0)、シーケンス番号(CSeq:3)、データ伝
送におけるセッション番号と同じセッション番号(Sess
ion:12345678)、要求種別情報(Require:camera-contr
ol)、要求内容情報(Camera-Parameter:pan=10;tilt=-
5;wide=1)を含むRTSPリクエストC3を発行する。
【0096】ここで、要求種別情報とは、データ送信装
置20の可動カメラ部21を制御することを示し、要求
内容情報とは、要求種別情報における内容、すなわち可
動カメラ部21の制御内容及び可動カメラ部21の制御
内容における程度を示している。ここで、制御内容と
は、可動カメラ部21を横方向に移動させるパン、可動
カメラ部21を上下方向に移動させるチルト、ズームで
ある。
【0097】これに対し、送信側カメラコントロール用
モジュール51は、RTSPリクエストC3の内容に基
づいて、可動カメラ部21の制御を行うことを知らせる
旨のRTSPレスポンスR3を発行する。
【0098】これにより、送信側カメラコントロール用
モジュール51は、制御内容を動作制御部41に供給す
ることで、可動カメラ部21を動作させて、可動カメラ
部21の撮像位置等を変化させる。
【0099】次に、ストリームデータの受信停止すると
きには、受信側RTSPモジュール13は、解放メソッ
ドによるRTSPリクエストC4を発行する。このと
き、受信側RTSPモジュール13は、解放コマンド、
データ送信装置20のアドレス、バージョン情報、シー
ケンス番号、解放する制御用セッションS2のセッショ
ン番号を含むRTSPリクエストC4を作成する。
【0100】これに対し、送信側RTSPモジュール2
3は、解放コマンドを受け付けるときには、その旨のR
TSPレスポンスR4を発行する。
【0101】このような処理を行うデータ伝送システム
によれば、データ受信装置10からデータ送信装置20
の可動カメラ部21を制御する場合であっても、可動カ
メラ部21の制御用のセッションと、通常の再生、停止
等の制御用のセッションとを別個にする必要がない。し
たがって、このデータ伝送システムによれば、カメラコ
ントロールを行う場合でも多くのポート等の資源を使用
せずにカメラコントロールをすることができ、資源を有
効に使用することができる。
【0102】なお、上述した一例では、データ送信装置
20側の可動カメラ部21をRTSPによりデータ受信
装置10で制御する一例について説明したが、可動カメ
ラ部21に限られず、あらゆる機器を制御できることは
勿論である。
【0103】また、上述した一例では、可動カメラ部2
1でパン、チルト、ズームの動作をする一例について説
明したが、その他の動作をしても良いことは勿論であ
る。
【0104】
【発明の効果】本発明に係るデータ受信装置及び方法
は、実時間データをデータ伝送用セッション内で受信
し、伝送制御要求及び電子機器制御要求をデータ伝送制
御用セッション内で送信することで、伝送制御及び電子
機器制御の双方をデータ伝送制御プロトコルで実行し
て、電子機器で得られる実時間データの内容を制御する
ことができる。
【0105】本発明に係るデータ受信装置及び方法は、
実時間データをデータ伝送用セッション内で受信し、伝
送制御要求及びカメラ制御要求をデータ伝送制御用セッ
ション内で送信することで、伝送制御及びカメラ制御の
双方をデータ伝送制御プロトコルで実行して、カメラ装
置で得られる実時間データの内容を制御することができ
る。
【0106】本発明に係るデータ送信装置及び方法は、
実時間データをデータ伝送用セッション内で送信し、伝
送制御要求及び電子機器制御要求の双方をデータ伝送制
御用セッション内で受信することができるので、伝送制
御要求により実時間データの伝送を開始し、電子機器制
御要求により電子機器を制御して実時間データの内容を
制御することができる。
【0107】本発明に係るデータ送信装置及び方法は、
実時間データをデータ伝送用セッション内で送信し、伝
送制御要求及びカメラ制御要求の双方をデータ伝送制御
用セッション内で受信することができるので、伝送制御
要求により実時間データの伝送を開始し、カメラ制御要
求によりカメラ装置を制御して実時間データの内容を制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ受信装置及びデータ送
信装置を含むデータ伝送システムの構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明を適用したデータ受信装置及びデータ送
信装置を示すブロック図である。
【図3】ストリームデータの伝送を制御するに際して実
行するRTSPメソッドの一例を説明するための図であ
る。
【図4】RTSPメソッドを実行したときのデータ送信
装置側の状態遷移について説明するための図である。
【図5】可動カメラ部をRTSPに従って制御するとき
のデータ受信装置側の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】可動カメラ部をRTSPに従って制御するとき
のデータ送信装置側の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】データ送信装置からデータ受信装置に可動カメ
ラ部で得たストリームデータを伝送しているときに、デ
ータ受信装置がデータ送信装置の可動カメラ部を制御す
るときの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ受信装置、11 ストリームデータ受信
部、13 受信側RTSPモジュール、14 RTSP
コントローラ、20 データ送信装置、21 可動カメ
ラ部、22 ストリームデータ送信部、23 送信側R
TSPモジュール、31 受信側カメラコントロール用
モジュール、41 動作制御部、51 送信側カメラコ
ントロール用モジュール

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信側との間で設定されたデータ
    伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送プロト
    コルに従って、データ送信側の電子機器からの実時間デ
    ータを受信するデータ受信手段と、 実時間データ伝送制御プロトコルに従って、上記データ
    受信手段とデータ送信側との間のデータ伝送用セッショ
    ンを確立するとともに、データ送信側とデータ伝送制御
    用セッションを確立して、伝送制御要求をデータ送信側
    に送信して、上記データ受信手段とデータ送信側との伝
    送を制御する伝送制御手段と、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    送信側の電子機器の動作を制御する電子機器制御要求を
    生成する要求生成手段と、 上記要求生成手段で生成された電子機器制御要求を、上
    記データ伝送制御用セッション内で上記実時間データ伝
    送制御プロトコルに従ってデータ送信側に送出して、デ
    ータ送信側の電子機器で得た実時間データをデータ伝送
    用セッション内で受信するように上記データ受信手段を
    制御する制御手段とを備えることを特徴とするデータ受
    信装置。
  2. 【請求項2】 上記実時間データ伝送プロトコルはRT
    P(Real-Time Transport Protocol、RFC1889)
    であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはRTS
    P(Real-Time Streaming Protocol、RFC2326)
    であり、 上記制御手段は、伝送開始及び伝送終了をさせるための
    制御要求と、電子機器を制御するための電子機器制御要
    求とを同じデータ伝送制御用セッション内で伝送するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 上記実時間データ伝送制御プロトコルは
    RTSP(Real-TimeStreaming Protocol、RFC23
    26)であり、 上記要求生成手段はRTSPのオプション(OPTIO
    N)メソッドを利用して電子機器の動作を制御する電子
    機器制御要求を生成することを特徴とする請求項1記載
    のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 実時間データ伝送制御プロトコルに従っ
    て、上記データ受信手段とデータ送信側との間のデータ
    伝送用セッションを確立するとともに、データ送信側と
    データ伝送制御用セッションを確立し、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    伝送制御用セッション内で伝送開始要求をデータ送信側
    に送信し、 上記伝送開始要求に応じた、データ送信側で実時間デー
    タを生成する電子機器からの実時間データを実時間デー
    タ伝送プロトコルに従って上記データ伝送用セッション
    内で受信しているときに、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    送信側の電子機器の動作を制御する電子機器制御要求を
    生成し、 上記電子機器制御要求を上記データ伝送制御用セッショ
    ン内で上記実時間データ伝送制御プロトコルに従ってデ
    ータ送信側に送出し、 上記電子機器制御要求に基づいて動作した上記電子機器
    で生成した実時間データを受信することを特徴とするデ
    ータ受信方法。
  5. 【請求項5】 上記実時間データ伝送プロトコルはRT
    P(Real-Time Transport Protocol、RFC1889)
    であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはRTS
    P(Real-Time Streaming Protocol、RFC2326)
    であり、 上記伝送開始要求と、上記電子機器を制御するための電
    子機器制御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内
    で伝送することを特徴とする請求項4記載のデータ受信
    方法。
  6. 【請求項6】 上記実時間データ伝送制御プロトコルは
    RTSP(Real-TimeStreaming Protocol、RFC23
    26)であり、 上記RTSPのオプション(OPTION)メソッドを
    利用して上記電子機器の動作を制御する電子機器制御要
    求を生成することを特徴とする請求項4記載のデータ受
    信方法。
  7. 【請求項7】 データ送信側との間で設定されたデータ
    伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送プロト
    コルに従って、データ送信側のカメラ装置からの実時間
    データを受信するデータ受信手段と、 実時間データ伝送制御プロトコルに従って、上記データ
    受信手段とデータ送信側との間のデータ伝送用セッショ
    ンを確立するとともに、データ送信側とデータ伝送制御
    用セッションを確立して、伝送制御要求をデータ送信側
    に送信して、上記データ受信手段とデータ送信側との伝
    送を制御する伝送制御手段と、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    送信側のカメラ装置の動作を制御するカメラ制御要求を
    生成する要求生成手段と、 上記要求生成手段で生成された制御要求を、上記データ
    伝送制御用セッション内で上記実時間データ伝送制御プ
    ロトコルに従ってデータ送信側に送出して、データ送信
    側のカメラ装置で得た実時間データをデータ伝送用セッ
    ション内で受信するように上記データ受信手段を制御す
    る制御手段とを備えることを特徴とするデータ受信装
    置。
  8. 【請求項8】 上記実時間データ伝送プロトコルはRT
    P(Real-Time Transport Protocol、RFC1889)
    であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはRTS
    P(Real-Time Streaming Protocol、RFC2326)
    であり、 上記制御手段は、伝送開始及び伝送終了をさせるための
    制御要求と、上記カメラ装置を制御するためのカメラ制
    御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内伝送する
    ことを特徴とする請求項7記載のデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 上記実時間データ伝送制御プロトコルは
    RTSP(Real-TimeStreaming Protocol、RFC23
    26)であり、 上記要求生成手段はRTSPのオプション(OPTIO
    N)メソッドを利用してカメラ装置の動作を制御するカ
    メラ装置制御要求を生成することを特徴とする請求項7
    記載のデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 実時間データ伝送制御プロトコルに従
    って、上記データ受信手段とデータ送信側との間のデー
    タ伝送用セッションを確立するとともに、データ送信側
    とデータ伝送制御用セッションを確立し、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    伝送制御用セッション内で伝送開始要求をデータ送信側
    に送信し、 上記伝送開始要求に応じた、データ送信側で実時間デー
    タを生成するカメラ装置からの実時間データを実時間デ
    ータ伝送プロトコルに従って上記データ伝送用セッショ
    ン内で受信しているときに、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    送信側のカメラ装置の動作を制御するカメラ制御要求を
    生成し、 上記カメラ制御要求を上記データ伝送制御用セッション
    内で上記実時間データ伝送制御プロトコルに従ってデー
    タ送信側に送出し、 上記カメラ制御要求に基づいて動作した上記カメラ装置
    で生成した実時間データを受信することを特徴とするデ
    ータ受信方法。
  11. 【請求項11】 上記実時間データ伝送プロトコルはR
    TP(Real-Time Transport Protocol、RFC188
    9)であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはR
    TSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC232
    6)であり、 上記伝送開始要求と、上記カメラ装置を制御するための
    カメラ制御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内
    で伝送することを特徴とする請求項10記載のデータ受
    信方法。
  12. 【請求項12】 上記実時間データ伝送制御プロトコル
    はRTSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC2
    326)であり、 上記RTSPのオプション(OPTION)メソッドを
    利用して上記カメラ装置の動作を制御するカメラ制御要
    求を生成することを特徴とする請求項10記載のデータ
    受信方法。
  13. 【請求項13】 データ受信側との間で設定されたデー
    タ伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送プロ
    トコルに従って、実時間データを生成する電子機器から
    実時間データを送信するデータ送信手段と、 実時間データ伝送制御プロトコルに従って、上記データ
    送信手段とデータ受信側との間のデータ伝送用セッショ
    ンを確立するとともに、データ受信側とデータ伝送制御
    用セッションを確立して、データ受信側からの伝送制御
    要求を受信して、上記データ送信手段とデータ受信側と
    の伝送を制御する伝送制御手段と、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従ってデータ受
    信側から送信される上記電子機器の動作を制御する電子
    機器制御要求を受信する要求受信手段と、 上記要求受信手段で受信した電子機器制御要求に基づい
    て、上記電子機器の動作を制御して得た実時間データを
    データ伝送用セッション内で送信するように上記データ
    送信手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    るデータ送信装置。
  14. 【請求項14】 上記実時間データ伝送プロトコルはR
    TP(Real-Time Transport Protocol、RFC188
    9)であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはR
    TSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC232
    6)であり、 上記制御手段は、伝送開始及び伝送終了をさせるための
    制御要求と、上記電子機器を制御するための電子機器制
    御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内で伝送す
    ることを特徴とする請求項13記載のデータ送信装置。
  15. 【請求項15】 上記実時間データ伝送制御プロトコル
    はRTSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC2
    326)であり、 上記要求受信手段はRTSPのオプション(OPTIO
    N)メソッドを利用して電子機器の動作を制御する電子
    機器制御要求を受信することを特徴とする請求項13記
    載のデータ送信装置。
  16. 【請求項16】 実時間データ伝送制御プロトコルに従
    って、上記データ受信手段とデータ送信側との間のデー
    タ伝送用セッションを確立するとともに、データ受信側
    とデータ伝送制御用セッションを確立し、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    伝送制御用セッション内で伝送開始要求をデータ受信側
    から受信し、 上記伝送開始要求に応じて、実時間データを生成する電
    子機器から実時間データを実時間データ伝送プロトコル
    に従って上記データ伝送用セッション内で送信している
    最中に、上記実時間データ伝送制御プロトコルに従っ
    て、データ受信側から電子機器の動作を制御する電子機
    器制御要求を受信したときに、 上記電子機器制御要求に従って、上記電子機器の動作を
    制御して得た実時間データをデータ伝送用セッション内
    で送信することを特徴とするデータ送信方法。
  17. 【請求項17】 上記実時間データ伝送プロトコルはR
    TP(Real-Time Transport Protocol、RFC188
    9)であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはR
    TSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC232
    6)であり、 上記伝送開始要求と、上記電子機器を制御するための電
    子機器制御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内
    で伝送することを特徴とする請求項16記載のデータ送
    信方法。
  18. 【請求項18】 上記実時間データ伝送制御プロトコル
    はRTSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC2
    326)であり、 上記RTSPのオプション(OPTION)メソッドを
    利用して上記電子機器の動作を制御する電子機器制御要
    求を受信することを特徴とする請求項16記載のデータ
    送信方法。
  19. 【請求項19】 データ受信側との間で設定されたデー
    タ伝送用セッションを利用して、実時間データ伝送プロ
    トコルに従って、実時間データを生成するカメラ装置か
    ら実時間データを送信するデータ送信手段と、 実時間データ伝送制御プロトコルに従って、上記データ
    送信手段とデータ受信側との間のデータ伝送用セッショ
    ンを確立するとともに、データ受信側とデータ伝送制御
    用セッションを確立して、データ受信側からの伝送制御
    要求を受信して、上記データ送信手段とデータ受信側と
    の伝送を制御する伝送制御手段と、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従ってデータ受
    信側から送信される上記カメラ装置の動作を制御するカ
    メラ制御要求を受信する要求受信手段と、 上記要求受信手段で受信したカメラ制御要求に基づい
    て、上記カメラ装置の動作を制御して得た実時間データ
    をデータ伝送用セッション内で送信するように上記デー
    タ送信手段を制御する制御手段とを備えることを特徴と
    するデータ送信装置。
  20. 【請求項20】 上記実時間データ伝送プロトコルはR
    TP(Real-Time Transport Protocol、RFC188
    9)であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはR
    TSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC232
    6)であり、 上記制御手段は、伝送開始及び伝送終了をさせるための
    制御要求と、上記カメラ装置を制御するためのカメラ制
    御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内で伝送す
    ることを特徴とする請求項16記載のデータ送信装置。
  21. 【請求項21】 上記実時間データ伝送制御プロトコル
    はRTSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC2
    326)であり、 上記要求受信手段はRTSPのオプション(OPTIO
    N)メソッドを利用して上記カメラ装置の動作を制御す
    るカメラ制御要求を受信することを特徴とする請求項1
    6記載のデータ送信装置。
  22. 【請求項22】 実時間データ伝送制御プロトコルに従
    って、上記データ受信手段とデータ送信側との間のデー
    タ伝送用セッションを確立するとともに、データ送信側
    とデータ伝送制御用セッションを確立し、 上記実時間データ伝送制御プロトコルに従って、データ
    伝送制御用セッション内で伝送開始要求をデータ受信側
    から受信し、 上記伝送開始要求に応じて、実時間データを生成するカ
    メラ装置から実時間データを実時間データ伝送プロトコ
    ルに従って上記データ伝送用セッション内で送信してい
    る最中に、上記実時間データ伝送制御プロトコルに従っ
    て、データ受信側からカメラ装置の動作を制御するカメ
    ラ制御要求を受信したときに、 上記カメラ制御要求に従って、上記カメラ装置の動作を
    制御して得た実時間データをデータ伝送用セッション内
    で送信することを特徴とするデータ送信方法。
  23. 【請求項23】 上記実時間データ伝送プロトコルはR
    TP(Real-Time Transport Protocol、RFC188
    9)であり、上記実時間データ伝送制御プロトコルはR
    TSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC232
    6)であり、 上記伝送開始要求と、上記カメラ装置を制御するための
    カメラ制御要求とを同じデータ伝送制御用セッション内
    で伝送することを特徴とする請求項16記載のデータ送
    信方法。
  24. 【請求項24】 上記実時間データ伝送制御プロトコル
    はRTSP(Real-Time Streaming Protocol、RFC2
    326)であり、 上記RTSPのオプション(OPTION)メソッドを
    利用して上記カメラ装置の動作を制御するカメラ制御要
    求を受信することを特徴とする請求項16記載のデータ
    送信方法。
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