JP2001319771A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP2001319771A
JP2001319771A JP2000138651A JP2000138651A JP2001319771A JP 2001319771 A JP2001319771 A JP 2001319771A JP 2000138651 A JP2000138651 A JP 2000138651A JP 2000138651 A JP2000138651 A JP 2000138651A JP 2001319771 A JP2001319771 A JP 2001319771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heating means
unit
power switch
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000138651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3685002B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tominaga
博 富永
Kenji Hattori
憲二 服部
Yuji Fujii
裕二 藤井
Taizo Ogata
大象 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000138651A priority Critical patent/JP3685002B2/ja
Publication of JP2001319771A publication Critical patent/JP2001319771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3685002B2 publication Critical patent/JP3685002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の電源スイッチが使用可能な加熱調理器
を提供すること。 【解決手段】 電源スイッチ5は2極以上の構成からな
り、第1、第3の加熱手段3aは電源スイッチの第1の
極5aを介して商用電源4から電源供給され、第2、第
4の加熱手段3bは電源スイッチの第2の極5bを介し
て商用電源4から電源供給される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来構成の加熱調理器について説
明する。
【0003】図5は従来構成の加熱調理器のブロック図
である。図5において1は第1の加熱部である左コンロ
を加熱する第1の加熱手段、2は第2の加熱部である右
コンロを加熱する第2の加熱手段、3aは第3の加熱部
であるロースターを加熱するための第3の加熱手段、4
は商用電源、5は商用電源から上記加熱手段への電源供
給をオンオフする電源スイッチである。電源スイッチ5
は2極で構成され電源スイッチの第1の極5aは第1の
加熱手段1と第3の加熱手段3aの単極をオンオフし、
電源スイッチの第2の極5bは第2の加熱手段2の単極
をオンオフしている。6は第1の加熱手段1をオンオフ
する第1の操作スイッチ、7は第2の加熱手段2をオン
オフする第2の操作スイッチ、8は第3の加熱手段をオ
ンオフする第3の操作スイッチである。
【0004】以上のように構成された従来構成の加熱調
理器では、調理器の主電源は電源スイッチ5でオンオフ
し、第1の操作スイッチ6、第2の操作スイッチ7、お
よび第3の操作スイッチ8からの操作により、それぞれ
の加熱部の加熱動作が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、電源スイッチの第1の極5aに接続されて
いる第1の加熱手段1と第3の加熱手段3aを同時加熱
した場合、電源スイッチの第1の極5aに流れる電流は
第1の加熱手段1のと第3の加熱手段3aに流れる電流
の総和となるので、電源スイッチの第2の極5bに流れ
る電流に対して非常に大きくなる。電源スイッチ5の定
格は第1の極5aに流れる最大電流を満足しなければな
らないため、電源スイッチ5は定格の大きい高価なもの
を使用しなければならなかった。
【0006】また、定格の小さい小型の電源スイッチ5
を使用するため、第1の加熱手段1または第3の加熱手
段3aの最大出力を低下させると、高火力調理に必要な
絶対火力が得られず、調理性能が低下するという問題が
あった。
【0007】また、定格の小さい小型の電源スイッチ5
を使用するため、第1の加熱手段1と第3の加熱手段3
aいずれか一方のみを選択加熱する方法とすると、第1
の加熱手段1と第3の加熱手段3aを同時使用すること
ができないため、使い勝手が悪くなるという課題があっ
た。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、各加
熱部の同時使用が可能で各加熱部それぞれに必要な加熱
出力が得られて、かつ定格が小さく低コストで小型の電
源スイッチが使用可能な加熱調理器を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、第1の加熱部を加熱する第1の加熱手段
と、第2の加熱部を加熱する第2の加熱手段と、第3の
加熱部を加熱する第3、第4の加熱手段と、商用電源か
ら前記第1〜第4の加熱手段への電源供給をオンオフす
る電源スイッチを備え、前記電源スイッチは2極以上の
構成からなり、前記第1、第3の加熱手段は前記電源ス
イッチの第1の極を介して商用電源から電源供給され、
前記第2、第4の加熱手段は前記電源スイッチの第2の
極を介して商用電源から電源供給される構成とした構成
とするものである。
【0010】これにより、第3の加熱部へ供給される電
流が電源スイッチの第1の極と第2の極に分散されるた
め、第3の加熱部を高火力としても、3つの加熱部を同
時使用する場合の電源スイッチの第1の極と第2の極に
流れる最大電流のバランスがよく、定格が小さく安価な
小型の電源スイッチを使用することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の加熱調理器は、
第1の加熱部を加熱する第1の加熱手段と、第2の加熱
部を加熱する第2の加熱手段と、第3の加熱部を加熱す
る第3、第4の加熱手段と、商用電源から前記第1〜第
4の加熱手段への電源供給をオンオフする電源スイッチ
を備え、前記電源スイッチは2極以上の構成からなり、
前記第1、第3の加熱手段は前記電源スイッチの第1の
極を介して商用電源から電源供給され、前記第2、第4
の加熱手段は前記電源スイッチの第2の極を介して商用
電源から電源供給される構成とした構成とするものであ
る。
【0012】これにより、第3の加熱部へ供給される電
流が電源スイッチの第1の極と第2の極に分散されるた
め、第3の加熱部を高火力としても、3つの加熱部を同
時使用する場合の電源スイッチの第1の極と第2の極に
流れる最大電流のバランスがよく、定格が小さく安価な
小型の電源スイッチを使用することが可能となる。
【0013】請求項2に記載の加熱調理器は、第1の加
熱手段と第3の加熱手段の出力総和を、第2の加熱手段
と第4の加熱手段の出力総和と略同等となるように構成
するものである。
【0014】これにより、電源スイッチの第1の極と第
2の極に流れる最大電流がほぼ等しくなるように第3の
加熱手段と第4の加熱手段の出力を設定することで、電
源スイッチの片側の極に対するスペックがオーバースペ
ックとなることなく、もっとも効率よく定格の小さい安
価な小型の電源スイッチを使用することができる。
【0015】請求項3に記載の加熱調理器は、第3の加
熱手段と第4の加熱手段を単独または連動して動作させ
る操作スイッチを備えた構成とするものである。
【0016】これにより、一つのスイッチ操作で最大火
力での調理や、連続通電で中間火力の調理が可能とな
る。また、第3の加熱手段と第4の加熱手段の形状や取
り付け構成によっては、加熱面積の切り替えや、加熱部
分の切り替えが可能となり、電源スイッチを小型として
かつ、使い勝手を向上させることが可能となる。
【0017】請求項4に記載の加熱調理器は、第3の加
熱部はロースターで構成され、第3の加熱手段は前記ロ
ースター庫内の上方に設置され、第4の加熱手段は前記
ロースター庫内の下方に設置される構成とするものであ
る。
【0018】これにより、高火力なロースターの両面焼
き構成が容易に実現でき、電源スイッチを小型化してか
つ、両面加熱や片面加熱の調理が自在にできるようにな
る。
【0019】請求項5に記載の加熱調理器は、第1の加
熱手段は、第1の加熱コイルと、電源スイッチの第1の
極を介して供給される商用電源を直流に変換する第1の
整流手段と、前記直流電流を高周波電流に変換して前記
第1の加熱コイルに供給する第1のインバータ回路で構
成され、第2の加熱手段は、第2の加熱コイルと、電源
スイッチの第2の極を介して供給される商用電源を直流
に変換する第2の整流手段と、前記直流電流を高周波電
流に変換して前記第2の加熱コイルに供給する第2のイ
ンバータ回路で構成され、前記第1のインバータを駆動
する第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段を制御する
第1の制御手段と、前記第2のインバータを駆動する第
2の駆動手段と、前記第2の駆動手段を制御する第2の
制御手段と、第3の加熱手段を駆動する第3の駆動手段
と、第4の加熱手段を駆動する第4の駆動手段を備え、
前記第3、第4の駆動手段は前記第1の制御手段からの
信号に基づき前記第3、第4の加熱手段を駆動する構成
とするものである。
【0020】これにより、誘導加熱構成である第1の加
熱手段を制御する第1の制御手段にて、第1の加熱手段
と電源スイッチを同極とする第3の加熱手段と、第1の
加熱手段とは電源スイッチを異極とする第4の加熱手段
を制御するので、制御手段を一つのマイクロコンピュー
タにて構成できると共に、第3の加熱手段と第4の加熱
手段の同時加熱や片側加熱、交互加熱やデューティー制
御による火力設定が自在に行うことができ、電源スイッ
チを小型化してかつ使い勝手を向上させることができ
る。
【0021】請求項6に記載の加熱調理器は、第1の制
御手段と第3の駆動手段の基準電位は第1の整流手段の
2次側の低電位側と同電位とし、第4の駆動手段の基準
電位は第2の整流手段の2次側の低電位側と同電位とす
る構成とするものである。
【0022】これにより、電源スイッチの異なる極に接
続された第3の加熱手段と第4の加熱手段をマイクロコ
ンピュータ等で制御する際の、基板実装上の絶縁距離等
の制約を最小限とすることができ、電源スイッチを小型
化して第3の加熱部をマイコン制御する場合の基板の小
型化を図ることができる。
【0023】請求項7に記載の加熱調理器は、第3の加
熱部の温度を検出する温度検知手段を備え、第1の制御
手段は、前記温度検知手段からの検知温度に基づき前記
第3の加熱手段および第4の加熱手段の出力を制御する
構成とするものである。
【0024】これにより、電源スイッチを小型化して第
3の加熱部を電源スイッチの異なる極に互いに接続され
た2つの加熱手段で構成しても、第3の加熱部の温度を
一定に制御したり、第3の加熱部のオート調理を実現す
ることが可能となる。
【0025】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0026】図1において、1は第1の加熱部である左
コンロを加熱する第1の加熱手段、2は第2の加熱部で
ある右コンロを加熱する第2の加熱手段、3は第3の加
熱部であるロースターである。ロースター3の加熱出力
は図2aに示すように2つの加熱手段より構成されてお
り、3aはロースター3の庫内上方に設置された第3の
加熱手段、3bはロースター3の庫内下方に設置された
第3の加熱手段である。4は商用電源、5は商用電源か
ら前記加熱手段への電源供給をオンオフする電源スイッ
チである。
【0027】電源スイッチ5は2極で構成され電源スイ
ッチの第1の極5aは第1の加熱手段1と第3の加熱手
段3aの単極をオンオフし、電源スイッチの第2の極5
bは第2の加熱手段2と第4の加熱手段3bの単極をオ
ンオフしている。6は第1の加熱手段1をオンオフする
第1の操作スイッチ、7は第2の加熱手段2をオンオフ
する第2の操作スイッチ、8は第3の加熱手段3aおよ
び第4の加熱手段3bをオンオフする第3の操作スイッ
チである。
【0028】以上のように構成された加熱調理器につい
てその動作を説明する。
【0029】調理器の主電源は電源スイッチ5でオンオ
フし、左コンロを加熱する場合は第1の操作スイッチ6
を操作して第1の加熱手段1を通電し、右コンロを加熱
する場合は、第2の操作スイッチ7を操作して第2の加
熱手段2を通電する。また、ロースター3を加熱する場
合は、第3の操作スイッチ8を操作して第3の加熱手段
3aおよび第4の加熱手段3bを通電する。第3の操作
スイッチ8は3つのコース選択が可能となっており、両
面焼きを選択すると第3の加熱手段3aをオンオフする
第3の操作スイッチA8aと第4の加熱手段3bをオン
オフする第3の操作スイッチB8bが同時にオンされ
て、第3の加熱手段3aと第4の加熱手段3bをそれぞ
れ通電する。また、上面焼きを選択すると第3の操作ス
イッチA8aのみがオンされて、第3の加熱手段3aが
通電される。
【0030】全ての加熱手段を同時に通電したときに電
源スイッチ5に流れる電流は、電源スイッチの第1の極
5aには、第1の加熱手段1に流れる電流I1と第3の
加熱手段3aに流れる電流I3の総和であるIaの電流
が流れる。また電源スイッチの第2の極5bには、第2
の加熱手段2に流れる電流I2と第4の加熱手段3bに
流れる電流I4の総和であるIbの電流が流れる。Ia
>Ibの場合は電源スイッチ5は定格Ia以上のものを
選定すればよく、電源スイッチ5の経路にあたる配線
や、コネクタの温度上昇についてもIaで規格を満足す
ればよい。Ia=Ibとなるように第3の加熱手段3a
の電流I3と第4の加熱手段3bの電流I4を調整する
と、一方の極の電源スイッチ5の定格がオーバースペッ
クとなることなく、さらに効率よく定格の小さい安価で
小型の電源スイッチ5を使用することが可能となる。
【0031】なお、本実施例では第3の加熱部をロース
ターとして説明したが、第3のコンロでもよく、第3の
コンロは左、右、中央いずれのコンロでもよい。第3の
加熱部をコンロとする場合は図2bに示すように、第3
の加熱手段3aをコンロの内側に配設し、第3の加熱手
段3aの外周に第4の加熱手段3bを配設すると、加熱
面積を切り替えることが可能となる。
【0032】また、図2cに示すように、第3の加熱手
段3aと第4の加熱手段3bを平行にスパイラル状に巻
いた形状とすることで、単位面積あたりの加熱出力を切
り替えることが可能となる。
【0033】また、図2dに示すように第3の加熱手段
を左側、第4の加熱手段を右側に配設することで、半面
加熱と全面加熱の切り替えが可能となる。
【0034】以上のように本実施例によれば、第3の加
熱部へ供給される電流が電源スイッチの第1の極5aと
第2の極5bに分散されるため、第3の加熱部を高火力
としても、3つの加熱部を同時使用する場合の電源スイ
ッチの第1の極5aと第2の極5bに流れる最大電流の
バランスがよく、定格が小さく安価な小型の電源スイッ
チを使用することが可能となる。
【0035】また、電源スイッチの第1の極5aと第2
の極5bに流れる最大電流がほぼ等しくなるように第3
の加熱手段3aと第4の加熱手段3bの出力を設定する
ことで、電源スイッチ5の片側の極に対するスペックが
オーバースペックとなることなく、もっとも効率よく定
格の小さい安価な小型の電源スイッチを使用することが
可能となる。
【0036】また、第3の操作スイッチ8により、一つ
のスイッチ操作で最大火力での調理や、連続通電で中間
火力の調理が可能となる。また、第3の加熱手段と第4
の加熱手段の形状や取り付け構成によっては、加熱面積
の切り替えや、加熱部分の切り替えが可能となる。
【0037】また、第3の加熱部をロースター構成とす
ると、高火力なロースターの両面焼き構成が容易に実現
でき、電源スイッチを小型化してかつ、両面加熱や片面
加熱の調理が自在にできるようになる。
【0038】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0039】図3において、1〜5は第1の実施例と同
じであり説明を省略する。
【0040】1aは第1の加熱コイル、1bは第1の整
流手段、1cは第1のインバータ回路で1a、1b、1
cにより第1の加熱手段1を構成している。2aは第2
の加熱コイル、2bは第2の整流手段、2cは第2のイ
ンバータ回路で2a、2b、2cにより第2の加熱手段
2を構成している。9は第1の加熱手段1を駆動する第
1の駆動手段、10は第1の駆動手段を制御する第1の
制御手段、11は第2の加熱手段2を駆動する第2の駆
動手段、12は第2の駆動手段を制御する第2の制御手
段、13は第3の加熱手段3aを駆動する第3の駆動手
段、14は第4の加熱手段3bを駆動する第4の駆動手
段、15は第3の加熱部であるロースターの庫内温度を
検知する温度検知手段である。第1の制御手段10およ
び第2の制御手段12はそれぞれマイクロコンピュータ
にて構成されている。また、第3の駆動手段13および
第4の駆動手段はそれぞれリレーとリレー駆動回路にて
構成されている。
【0041】以上のように構成された加熱調理器につい
てその動作を説明する。
【0042】調理器の主電源は電源スイッチ5でオンオ
フしている。左コンロを加熱する場合は第1の制御手段
10は第1の駆動手段9を動作させ、第1のインバータ
回路1cを動作させることにより第1の加熱コイル1a
に高周波電流を供給し、第1の加熱コイル1a上方にあ
る負荷鍋を加熱する。また、右コンロを加熱する場合は
左コンロと同様に、第2の制御手段12は第2の駆動手
段11を動作させ、第2のインバータ回路2cを動作さ
せることにより第2の加熱コイル2aに高周波電流を供
給し、第2の加熱コイル2a上方にある負荷鍋を加熱す
る。
【0043】また、ロースター3を加熱する場合は第1
の制御手段10は第3の駆動手段13と第4の駆動手段
14を動作させ、第3の加熱手段3aと第4の加熱手段
3bをそれぞれ通電させる。ロースター3の通電パター
ンは調理メニューに応じて、第3の加熱手段3aと第4
の加熱手段3bを同時通電する両面加熱、あるいは第3
の加熱手段3aまたは第4の加熱手段3bを単独で通電
する片面加熱、あるいは所定時間ごとに第3の加熱手段
3aと第4の加熱手段3bを交互に通電する交互加熱と
なるように、第1の制御手段10により制御される。ま
た、ロースター3の火力設定に応じて第1の制御手段1
0は第3の加熱手段3aと第4の加熱手段3bをデュー
ティー制御による加熱制御を行う。
【0044】また、温度検知手段15からの信号によ
り、ロースター3庫内の温度が一定に保つように第1の
制御手段10は第3の加熱手段3aと第4の加熱手段3
bの加熱出力を制御する。また、ロースター3庫内の温
度が所定温度以上となると第1の制御手段10は第3の
加熱手段3aと第4の加熱手段3bの加熱出力を停止さ
せる。また、ロースター3のオート調理時には温度検知
手段15からの信号に基づいて第1の制御手段10は第
3の加熱手段3aと第4の加熱手段3bをオンオフす
る。
【0045】全ての加熱手段を同時に通電したときに電
源スイッチ5に流れる電流は、第1の極5aには、第1
の加熱手段に流れる電流I1と第3の加熱手段3aに流
れる電流I3の総和であるIaの電流が流れる。また第
2の極5bには、第2の加熱手段に流れる電流I2と第
4の加熱手段3bに流れる電流I4の総和であるIbの
電流が流れる。Ia>Ibの場合は電源スイッチ5は定
格Ia以上のものを選定すればよく、電源スイッチ5の
経路にあたる配線や、コネクタの温度上昇についてもI
aで規格を満足すればよい。
【0046】なお、本実施例では第3の加熱部をロース
ターとして説明したが、第3のコンロである中央コンロ
でもよい。また、第1の加熱手段1と第2の加熱手段2
は左右いずれのコンロでもかまわない。
【0047】以上のように本実施例によれば、誘導加熱
構成である第1の加熱手段1を制御する第1の制御手段
10にて、第1の加熱手段1と電源スイッチ5を同極と
する第3の加熱手段3aと、第1の加熱手段1とは電源
スイッチ5を異極とする第4の加熱手段3bを制御する
ので、制御手段を一つのマイクロコンピュータにて構成
できると共に、第3の加熱手段3aと第4の加熱手段3
bの同時加熱や片側加熱、交互加熱やデューティー制御
による火力設定が自在に行うことができる。
【0048】また、温度検知手段15からの信号によ
り、電源スイッチを小型化して第3の加熱部3を電源ス
イッチ5の異なる極に互いに接続された2つの加熱手段
で構成しても、第3の加熱部3の温度を一定に制御した
り、第3の加熱部3のオート調理を実現することが可能
となる。
【0049】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0050】図3および動作は第2の実施例と同じであ
り、説明を省略する。
【0051】図4において、13aは第3の加熱手段3
aの電流をオンオフする第1のリレー、13bは第1の
リレーを駆動する第1のリレー駆動回路で13aと13
bで第3の駆動手段13は構成されている。14aは第
4の加熱手段3bの電流をオンオフする第2のリレー、
14bは第2のリレーを駆動する第2のリレー駆動回路
で14aと14bで第4の駆動手段14は構成されてい
る。
【0052】第1の制御手段10と第1のリレー駆動回
路13bの基準電位は、第1の整流手段1bの2次側の
低電位側である「1b−」と同電位となるように接続さ
れている。また、第2のリレー駆動回路14bの基準電
位は、第2の整流手段1bの2次側の低電位側である
「2b−」と同電位となるように接続されており、第1
の制御手段10からの制御信号はフォトカプラ16を介
して第2のリレー駆動回路14bに送信されている。
【0053】以上のように構成された加熱調理器におい
ては、電源スイッチの第1の極5aを介して電源供給さ
れる回路と、第2の極5bを介して電源供給される回路
とは異なるプリント配線板上に実装されている。フォト
カプラ16は電源スイッチの第2の極5b側の回路を実
装しているプリント配線板上に実装されており、第1の
制御手段10からリード線とコネクタを介してフォトカ
プラ16に接続されている。コネクタおよびフォトカプ
ラ16の1次側と電源スイッチ5の第2の極5b側の制
御回路は異極間となるので、絶縁距離は充電部と同等の
距離が必要とされるが、フォトカプラ16の2次側と第
4の駆動手段14までの接続は周辺回路に対して小信号
系回路の絶縁距離で十分である。
【0054】なお、フォトカプラ16は電源スイッチの
第1の極5a側の回路を実装しているプリント配線板上
に実装されても、同様の効果が得られる。
【0055】以上のように本実施例によれば、ロースタ
ー3を高火力としてかつ、電源スイッチ5を小型化でき
る上に、第4の駆動手段14の基準電位を第2の整流手
段2bと同電位とすることにより、基板実装上の絶縁距
離の制約を最小限とすることができ、基板面積の小型化
を図ることができる。
【0056】以上のように本実施例によれば、電源スイ
ッチ5の異なる極に接続された第3の加熱手段3aと第
4の加熱手段3bを一つの制御手段で制御する場合に、
第4の駆動手段14の基準電位を第2の整流手段2bの
2次側の低電位側と同電位とすることにより、基板実装
上の絶縁距離等の制約を最小限とすることができ、電源
スイッチ5を小型化して第3の加熱部3をマイコン制御
する場合の基板の小型化を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第3の加熱部へ供給される電流が電源スイッチの
第1の極と第2の極に分散されるため、第3の加熱部を
高火力としても、3つの加熱部を同時使用する場合の電
源スイッチの第1の極と第2の極に流れる最大電流のバ
ランスがよく、定格が小さく安価な小型の電源スイッチ
を使用することが可能となる。
【0058】また、請求項2記載の発明によれば、電源
スイッチの第1の極と第2の極に流れる電流の最大値が
ほぼ等しくなるように第3の加熱手段と第4の加熱手段
の出力を設定することで、電源スイッチの片側の極に対
するスペックがオーバースペックとなることなく、もっ
とも効率よく定格の小さい安価な小型の電源スイッチを
使用することが可能となる。
【0059】また、請求項3記載の発明によれば、一つ
のスイッチ操作で最大火力での調理や、連続通電で中間
火力の調理が可能となる。また、第3の加熱手段と第4
の加熱手段の形状や取り付け構成によっては、加熱面積
の切り替えや、加熱部分の切り替えが可能となり、電源
スイッチを小型としてかつ、使い勝手を向上させること
が可能となる。
【0060】また、請求項4記載の発明によれば、高火
力なロースターの両面焼き構成が容易に実現でき、電源
スイッチを小型化してかつ、両面加熱や片面加熱の調理
が自在にできるようになる。
【0061】また、請求項5記載の発明によれば、誘導
加熱構成である第1の加熱手段を制御する第1の制御手
段にて、第1の加熱手段と電源スイッチを同極とする第
3の加熱手段と、第1の加熱手段とは電源スイッチを異
極とする第4の加熱手段を制御するので、制御手段を一
つのマイクロコンピュータにて構成できると共に、第3
の加熱手段と第4の加熱手段の同時加熱や片側加熱、交
互加熱やデューティー制御による火力設定が自在に行う
ことができ、電源スイッチを小型化してかつ使い勝手を
向上させることができる。
【0062】また、請求項6記載の発明によれば、電源
スイッチの異なる極に接続された第3の加熱手段と第4
の加熱手段をマイクロコンピュータ等で制御する際の、
基板実装上の絶縁距離等の制約を最小限とすることがで
き、電源スイッチを小型化してかつ、第3の加熱部をマ
イコン制御する場合の基板の小型化を図ることができ
る。
【0063】また、請求項7記載の発明によれば、電源
スイッチを小型化して第3の加熱部を電源スイッチの異
なる極に互いに接続された2つの加熱手段で構成して
も、第3の加熱部の温度を一定に制御したり、第3の加
熱部のオート調理を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における加熱調理器を示
すブロック図
【図2】同、第3の加熱部の例を示す図
【図3】本発明の第2の実施例における加熱調理器を示
すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例における加熱調理器を示
すブロック図
【図5】従来例における誘導加熱調理器を示すブロック
【符号の説明】
1 第1の加熱手段 1a 第1の加熱コイル 1b 第1の整流手段 1c 第1のインバータ回路 2 第2の加熱手段 2a 第2の加熱コイル 2b 第2の整流手段 2c 第2のインバータ回路 3 第3の加熱部 3a 第3の加熱手段 3b 第4の加熱手段 4 商用電源 5 電源スイッチ 5a 電源スイッチの第1の極 5b 電源スイッチの第2の極 6 第1の操作スイッチ 7 第2の操作スイッチ 8 第3の操作スイッチ 8a 第3の操作スイッチA 8b 第3の操作スイッチB 9 第1の駆動手段 10 第1の制御手段 11 第2の駆動手段 12 第2の制御手段 13 第3の駆動手段 13a 第1のリレー 13b 第1のリレー駆動手段 14 第4の駆動手段 14a 第2のリレー 14b 第2のリレー駆動手段 15 温度検知手段 16 フォトカプラ
フロントページの続き (72)発明者 藤井 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 緒方 大象 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA04 AA08 AB05 AB08 AD14 AD35 3K058 AA22 AA23 AA45 AA95 BA06 CE23 CE29 CE32 3K086 BA04 CA09 DB02 DB05 4B040 AA06 AA08 AC01 AD04 AE13 CA05 CA06 EA01 LA08 LA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の加熱部を加熱する第1の加熱手段
    と、第2の加熱部を加熱する第2の加熱手段と、第3の
    加熱部を加熱する第3、第4の加熱手段と、商用電源か
    ら前記第1〜第4の加熱手段への電源供給をオンオフす
    る電源スイッチを備え、前記電源スイッチは2極以上の
    構成からなり、前記第1、第3の加熱手段は前記電源ス
    イッチの第1の極を介して商用電源から電源供給され、
    前記第2、第4の加熱手段は前記電源スイッチの第2の
    極を介して商用電源から電源供給される構成とした加熱
    調理器。
  2. 【請求項2】 第1の加熱手段と第3の加熱手段の出力
    総和を、第2の加熱手段と第4の加熱手段の出力総和と
    略同等となるように構成した請求項1記載の加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 第3の加熱手段と第4の加熱手段を単独
    または連動して動作させる操作スイッチを備えた請求項
    1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 第3の加熱部はロースターで構成され、
    第3の加熱手段は前記ロースター庫内の上方に設置さ
    れ、第4の加熱手段は前記ロースター庫内の下方に設置
    される構成とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    加熱調理器。
  5. 【請求項5】 第1の加熱手段は、第1の加熱コイル
    と、電源スイッチの第1の極を介して供給される商用電
    源を直流に変換する第1の整流手段と、前記直流電流を
    高周波電流に変換して前記第1の加熱コイルに供給する
    第1のインバータ回路で構成され、第2の加熱手段は、
    第2の加熱コイルと、電源スイッチの第2の極を介して
    供給される商用電源を直流に変換する第2の整流手段
    と、前記直流電流を高周波電流に変換して前記第2の加
    熱コイルに供給する第2のインバータ回路で構成され、
    前記第1のインバータを駆動する第1の駆動手段と、前
    記第1の駆動手段を制御する第1の制御手段と、前記第
    2のインバータを駆動する第2の駆動手段と、前記第2
    の駆動手段を制御する第2の制御手段と、第3の加熱手
    段を駆動する第3の駆動手段と、第4の加熱手段を駆動
    する第4の駆動手段を備え、前記第3、第4の駆動手段
    は前記第1の制御手段からの信号に基づき前記第3、第
    4の加熱手段を駆動する構成とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 第1の制御手段と第3の駆動手段の基準
    電位は第1の整流手段の2次側の低電位側と同電位と
    し、第4の駆動手段の基準電位は第2の整流手段の2次
    側の低電位側と同電位とする請求項5記載の加熱調理
    器。
  7. 【請求項7】 第3の加熱部の温度を検出する温度検知
    手段を備え、第1の制御手段は、前記温度検知手段から
    の検知温度に基づき前記第3の加熱手段および第4の加
    熱手段の出力を制御する請求項5または6記載の加熱調
    理器。
JP2000138651A 2000-05-11 2000-05-11 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3685002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000138651A JP3685002B2 (ja) 2000-05-11 2000-05-11 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000138651A JP3685002B2 (ja) 2000-05-11 2000-05-11 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001319771A true JP2001319771A (ja) 2001-11-16
JP3685002B2 JP3685002B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=18646236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000138651A Expired - Fee Related JP3685002B2 (ja) 2000-05-11 2000-05-11 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3685002B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3685002B2 (ja) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2405715B1 (en) Induction-heating cooking system
JP4864850B2 (ja) 誘導加熱調理器
CN111034354B (zh) 感应加热烹调器
JP4450813B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP3685002B2 (ja) 加熱調理器
JP5204009B2 (ja) 加熱調理器
JP2019192421A (ja) 誘導加熱調理器、および誘導加熱調理器システム
JP2000340352A (ja) 電磁誘導加熱装置
JP5674896B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5734390B2 (ja) 誘導加熱調理器
EP0973357A2 (en) AC/DC powered microwave oven
JP2014123539A (ja) 誘導加熱装置およびそれを用いた炊飯器
JP5289537B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5404743B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2003142247A (ja) 複合加熱調理器
JP2008270088A (ja) 大型電磁誘導加熱装置
JP2008021433A (ja) 加熱調理器
JP4215589B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5542983B2 (ja) 加熱調理器
JP2003017236A (ja) 誘導加熱調理器
JPH119440A (ja) 炊飯器
JP2959159B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2005142044A (ja) 誘導加熱調理器
JP2006326141A (ja) 炊飯器
WO2003034789A2 (en) A system for the coordinated control of electric cooktop plates

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees