JP2001319741A - コネクタレセプタクル - Google Patents
コネクタレセプタクルInfo
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Abstract
るコネクタレセプタクルに係り、特にシールド効果と位
置決めが向上するように改良されたコネクタレセプタク
ルを提供するにある。 【解決手段】 絶縁性のハウジングの中に導電性の外部
導体を挿入し、この外部導体の内部の絶縁体に相手方と
接続するターミナルを配設して形成されるコネクタレセ
プタクルであって、ハウジングのスリットにはめ込まれ
る凸部が外部導体の合わせ目に形成されるようにしたも
のである。
Description
るコネクタの受け側に用いるコネクタレセプタクルに係
り、特にシールド効果が向上するように改良されたコネ
クタレセプタクルに関する。
開平5−31164号公報に記載されたようなものがあ
る。この同軸ケーブル1は、周知の通り中心部に中心導
体2が配設され、この中心導体2の外側を絶縁体で被覆
すると共に、この絶縁体の外周面に細線で編成した外部
導体3が配設され、その外部導体3の外側にチューブ状
の外皮を被覆したものである。
けられる従来の同軸コネクタ4は、図20(A)に示すよ
うに、筒形状のカバー部5と、長さ方向にスリットを設
けカバー部5の内周面で抜け止め係止される円筒形状を
したアース金具6と、このアース金具6の内側において
同軸ケーブル1の中心ピン8を位置決めする絶縁体7と
を有するものである。
り付ける場合には、同軸ケーブル1の端部の外皮を剥い
で外部導体3を全面的に外側に折り返し、先にカバー部
5に同軸ケーブル1を挿通させておく。
ス金具6内へ挿入し、中心導体2を中心ピン8に圧着接
続させた後に、絶縁体7に中心ピン8を圧入し、図20
(B)に示すアース金具6のクランプ部6aを外部導体3
の外周面に当接させ、かつクランプ部6aを過締めるこ
とにより固定させる。
バー部5の内周面に設けた凹部5aにアース金具6のス
トッパ片6b及び絶縁体7の凸部7aが係合し、かつ段
部5aにアース金具6の後端部6cが当接してカバー部
5とアース金具6とが安定した状態で結合される。
面に所定の間隔を持って複数の突出部が設けられた凸状
突出部11は、図20(C)に示すように、カバー部5と
アース金具6との間に隙間6eを生じさせてアース金具
6の開口端部側に弾性力を付与するように、カバー部5
の内周面に複数の突出部を圧接して支持させている。
ような従来の同軸コネクタ4は、カバー部5とアース金
具6との間に隙間6eを生じさせてアース金具6の開口
端部側に弾性力を付与する構成としているので、この隙
間6e部分で磁気漏洩を起こし、効果的なシールドを行
うことができないという問題がある。また、カバー部5
の内周面に設けた凹部5aとアース金具6の軸方向の抜
け止めを行うストッパ片6bとの間には、隙間が生じ易
いので、カバー部5とアース金具6との間にガタツキが
生じ、アース金具6を強固にカバー部5に固定すること
が難しいという問題があった。
解決するためのコネクタレセプタクルの構成として、絶
縁性のハウジングの中に導電性の外部導体を挿入し、該
外部導体の内部の絶縁体に相手方と接続するターミナル
を配設して形成されるコネクタレセプタクルであって、
前記ハウジングのスリットにはめ込まれる凸部が前記外
部導体の合わせ目に形成されるようにしたものである。
板の合わせ目の両側に凸部を形成しこの凸部を合わせた
形の外部導体としているので、凸部の寸法が正確であ
り、しかも両側の凸部をハウジングのスリットに挿入す
ることから、外部導体とハウジングのスリットとの間に
隙間ができず、つまり外部導体をガタツキがなく強固に
固定でき、効果的にシールドをすることができる。
して、外部導体を導体板を円弧状に湾曲して合わせて形
成したこと、外部導体に絶縁体を押圧固定するための係
止片が周面に形成されたこと、外部導体にハウジングに
押圧固定するための係止部が周面に形成されたことを付
加的要件として含む。
ては、相手方と係合するための係止爪が端部に形成され
たこと、および外部導体を挿入するための円筒部が内部
に形成されたことを付加的要件として含む。
は、同軸ケーブル用のコネクタレセプタクルとして用い
ることの他、丸型の基板実装用のコネクタレセプタクル
としても用いることができることをも付加的要件として
含む。
プタクルの実施の形態について図を用いて説明する。図
1は本発明の実施の1形態を略示的に示した斜視図であ
り、相手側のコネクタプラグとの接続面を手前側にして
示したものである。
ついては、個別には後述するが、先ずコネクタレセプタ
クル20を構成するハウジング、外部導体、絶縁体、及
びターミナルを用いて組み立てた状態での全体構成の概
要について、図1〜図5を用いて説明する。
ぼ矩形状をなしており、左右両側面の中央近傍に凸部2
2、23がストリップ状に軸方向に沿って一体に形成さ
れており、凸部22、23の一部に貫通孔24,25が
設けられた蒲鉾状の係止部26,27が形成されてい
る。
しない相手側のコネクタプラグとの接続面となる側面2
8には、図1に示すように、その側面28の近傍の内面
にこのコネクタプラグと係合する係止爪29が形成さ
れ、ハウジング21の他方の側面30は、外部ケーブル
と接続される接続面とされる。
4は、図1に示すA−A´断面で見た図2と、B−B´
断面で見た図3で示すように、ハウジング21の途中か
らハウジング21と一体となって筒状に延設されてい
る。
され、ここに円筒状の外部導体31が挿入され、さらに
この外部導体31の中に円筒状の絶縁体32が途中まで
挿入され、一端が閉じられた円筒状のターミナル33が
絶縁体32の中心部に挿入配設されている。
プラグとの接続面である左側面から見た図4に示すよう
に、左側面では矩形部34の外部に相手側のコネクタプ
ラグが挿入され、係止爪29でコネクタプラグが係止さ
れ、 右側面では図5に示すように、シールドとして機
能する外部導体31で外部が覆われた絶縁体32の中に
挿入されたターミナル33により外部ケーブルと接続さ
れる。
面を手前にして内部構成と共に示したものであるが、こ
れを外部ケーブルと接続されるハウジング21の他方の
側面30の側からコネクタレセプタクル20側を見る
と、図6に示すようになる。
は、図6に示すように、外部導体31で外部が覆われた
絶縁体32の中を通して、相手側の側面28側から挿入
されたコネクタプラグとシールドされた状態で接続され
る。
タレセプタクル20を構成するハウジング21、外部導
体31、絶縁体32、及びターミナル33について、個
別に詳細に説明する。
をなしており、係止部26側から側面を見ると、図7に
示すように、側面28は平面形状となっているが、側面
30側は角部39がカットされた形状となっており、こ
れをハウジング21を上面から見ると図8に示す形状に
なる。
いて、係止部26側から見た図7のC−C´断面で示す
図9と、上面から見た図8のD−D´断面で示す図10
とを用いて説明する。
を有する外形をもって形成されているが、凸部23側の
内壁40を除く3面には、図9に示すように、側面28
側から横幅がL2で縦幅がL3の内壁40が奥行L4に
亘って形成されている。
には、相手側のコネクタプラグと接続される鈎状の係止
爪29が、この係止爪29の上下には、図10に示すよ
うに、軸方向に向かって帯状に長さL5(=L4)に亘
って突起部41,42がそれぞれ形成されている。
の内壁40の底部43と、側面30との間は、矩形部3
4の内部に形成された円筒部44の側面と一体に成形さ
れ、この円筒部44は側面30側から所定の距離L6に
形成され、その先端部は鈎部45とされている。
44の底部には、所定の軸方向の長さに亘って係止溝3
5Aが形成され、図9に示すように、この係止溝35A
と円筒部44との間には水平方向に溝35Bが穿設され
て、全体としてT字形のスリット35が所定の長さL7
に亘って形成されている。
図11に示すように、矩形状の矩形部34の内部に円筒
部44が形成されているが、この矩形部34と円筒部4
4とで形成される4隅には三角形状のヒケ防止のための
肉逃げ46A〜46Dが所定の深さに形成されている。
見ると、図12に示すように、矩形状の側面30と円筒
部44とで形成される4隅には三角形状のヒケ防止のた
めの肉逃げ49A〜49Dが所定の深さに形成されてい
る。
に示すように、導体板を円筒状に成形したその継ぎ目5
3の部分を外部側に折り曲げて両側から凸部54Aと凸
部54Bとされ、これらが合わされて凸部54として形
成されている。
は、図15に示すように、折り取り可能なようにVノッ
チ56が付され、外部導体31を円筒部44に挿入後に
切り取られる補助板57が円筒部55から一体に延設さ
れている。
一方の端部の両側には、図13〜図16に示すように、
L字状の一辺がほぼ水平方向を向くように一対の把持部
58、59が円筒部55から一体に延設されている。
すように、所定距離L8を隔ててこの円筒部55の周面
に等間隔で3カ所に亘って周辺がコ字状に切り取られて
形成された羽根部60〜62が配設され、これらの羽根
部60〜62は円筒部55の周面より他の端面側の1辺
に対して残りの3辺が若干内部に凹まされている。
の周面に等間隔で3カ所に亘ってその頂点が羽根部60
〜62の方向を向くように三角形状の係止部63〜65
が円筒面55に配設され、これらの係止部63〜65は
円筒部55の周面より外部に向くように三角形の底辺に
対して他の2辺が若干突出されている。
5と円筒部55の一方の端部との間にその周面に等間隔
で3カ所に亘って、四角形の係止片66〜68が円筒面
55から内部を向くように係止片66〜68側の1辺に
対して他の3辺が若干押し込まれる形で配設されてい
る。
に、円筒部69の一端が円錐台70に形成された円筒状
の絶縁物で構成され、その中央にはターミナル33を挿
入するための挿入孔71が形成されている。
導電性の円筒部72の先端にこの円筒部72より細く先
端が閉じられた円筒状の導電性の先端部73が一体に成
形されており、この円筒部72の端部から所定距離だけ
離れた位置にその軸方向とは直角方向に凹部74が形成
されている。
クル20は、先ず円筒状の絶縁体32の中央部に形成さ
れた図19(C)に示す貫通孔71に、外部ケーブルと接
続される細い円筒状のターミナル33を先端部73側か
ら挿入した部分組立体ASを作る。
に示す外部導体31の中に挿入して部分組立体BSを作
り、この部分組立体BSの凸部54を図19(A)に示す
ハウジング21の円筒部44の底面に形成されたスリッ
ト35Aに挿入する。凸部54Aと凸部54Bを合わせ
たときの寸法幅がスリット35Aの幅とほぼ同じになる
ように寸法が選定されており、かつ凸部54Aと凸部5
4Bとがぴったり合わさった状態で形成される外部導体
31の外径寸法が円筒部44の内径寸法とほぼ同じにな
るように寸法が選定されているので、凸部54Aと凸部
54Bで構成される凸部54をスリット35Aに挿入す
ると、図14に示す継ぎ目53の部分が隙間なく合わさ
れ、結果として外部導体31とハウジング21との間に
ガタがなく、かつこの継ぎ目53の部分においても良好
なシールド効果を得ることができる。
入後に、図13に示すVノッチ56の部分を折り曲げて
補助板57を切り取ってコネクタレセプタクル20を完
成する。
ネクタレセプタクルによれば、導体板を湾曲形成してこ
の導体板の合わせ目の両側に凸部を形成し、この凸部を
ハウジングのスリットに挿入することから、外部導体と
ハウジングのスリットとの間に隙間ができず、シールド
効果を効果的に防止できる。
ジングのスリットに挿入する構成であるので、外部導体
をガタツキがなく強固にハウジングに固定でき、しかも
ハウジングに対して凸部のある外部導体で固定すること
ができるので、外部から相手方を挿入するに際して外部
導体が回転するのを従来に比べてより強固に防止するこ
とができる。
ラグとの接続面を手前にして示した斜視図である。
る。
る。
面側から見た左側面図である。
の右側面図である。
クタレセプタクルの斜視図である。
る。
る。
面側から見たハウジングの側面図である。
グの側面図である。
る。
面図である。
ある。
ある。
面図、(B)図は側面図である。
は上から見た断面図、(B)図は横から見た断面図であ
る。
を示す組立図であり、(A)図はハウジングへの挿入工
程、(B)図は外部導体への挿入工程、(C)図は絶縁体へ
の挿入工程、(D)図はターミナルを示す斜視図である。
り、(A)図は同軸コネクタを断面で示した側面図、(B)
図はA図に示すアース金具の側面図、(C)図はA図に示
すアース金具の略示的正面図である。
同軸コネクタ、5;カバー部、6;アース金具、6a;
クランプ部、6b;ストッパ片、6c;後端部、6d;
開口部、6e;隙間、7;絶縁体、8;中心ピン、1
1;凸状突出部、20;コネクタレセプタクル、21;
ハウジング、22〜23;凸部、24〜25;貫通孔、
26〜27;係止部、28;側面、29;係止爪、3
0;側面、31;外部導体、32;絶縁体、33;ター
ミナル、34;矩形部、39;角部、35A;係止溝、
35B;溝、35;スリット、40;内壁、41〜4
2;突起部、43;底部、44;円筒部、45;鈎部、
46A〜46D;肉逃げ、49A〜49D;肉逃げ、5
3;継ぎ目、54A;凸部、54B;凸部、54;凸
部、55;円筒部、56;Vノッチ、57;補助板、5
8〜59;把持部、60〜62;羽根部、63〜65;
係止部、66〜68;係止片、69;円筒部、70;円
錐台、71;挿入孔、72;円筒部、73;先端部、7
4;凹部
Claims (8)
- 【請求項1】 絶縁性のハウジングの中に導電性の外部
導体を挿入し、該外部導体の内部の絶縁体に相手方と接
続するターミナルを配設して形成されるコネクタレセプ
タクルであって、 前記ハウジングのスリットにはめ込まれる凸部が前記外
部導体の合わせ目に形成されたことを特徴とするコネク
タレセプタクル。 - 【請求項2】 前記外部導体は、導体板を円弧状に湾曲
して合わせて形成された請求項1に記載のコネクタレセ
プタクル。 - 【請求項3】 前記外部導体は、前記絶縁体を押圧固定
するための係止片が周面に形成された請求項1に記載の
コネクタレセプタクル。 - 【請求項4】 前記外部導体は、前記ハウジングに押圧
固定するための係止部が周面に形成された請求項1に記
載のコネクタレセプタクル。 - 【請求項5】 前記ハウジングは、相手方と係合するた
めの係止爪が端部に形成された請求項1に記載のコネク
タレセプタクル。 - 【請求項6】 前記ハウジングは、前記外部導体を挿入
するための円筒部が内部に形成された請求項1に記載の
コネクタレセプタクル。 - 【請求項7】 前記コネクタレセプタクルは、同軸ケー
ブル用のコネクタレセプタクルとして用いる請求項1に
記載のコネクタレセプタクル。 - 【請求項8】 前記コネクタレセプタクルは、丸型の基
板実装用のコネクタレセプタクルとして用いる請求項1
に記載のコネクタレセプタクル。
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