JP2001319132A - 記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法 - Google Patents

記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法

Info

Publication number
JP2001319132A
JP2001319132A JP2000133964A JP2000133964A JP2001319132A JP 2001319132 A JP2001319132 A JP 2001319132A JP 2000133964 A JP2000133964 A JP 2000133964A JP 2000133964 A JP2000133964 A JP 2000133964A JP 2001319132 A JP2001319132 A JP 2001319132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sales promotion
recording medium
content
contents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000133964A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kawai
英次 川井
Takeshi Ito
豪 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000133964A priority Critical patent/JP2001319132A/ja
Publication of JP2001319132A publication Critical patent/JP2001319132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報提供事業者から供給される記録媒体の販
売ルートに関してもう一工夫して、その記録媒体の販売
を促進できるようにする。 【解決手段】 任意の電子情報内容を記録した記録媒体
の販売を促進するシステムであって、記録媒体2の販売
に関する販売促進情報内容D1を配信する情報配信装置
19と、少なくとも、記録媒体2を装着して電子情報内
容D0を処理する第1の機能及び情報配信装置19から
配信される販売促進情報内容D1を受信して処理する第
2の機能を有した複数の情報処理装置8とを備え、記録
媒体2による電子情報内容D0と情報配信装置19によ
る販売促進情報内容D1とを同一の情報提供事業者から
供給するようにしたものである。この構成によって、同
一の情報提供事業者から供給された記録媒体2による電
子情報内容D0に、その新商品に係る広告情報などを合
成表示するような処理を各々の利用者Hjの情報処理装
置8で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compact
Disc)や、DVD(Digital Video Disc)、CD−
ROM、DVD−ROM、メモリカード及びROMカセ
ットなどのパッケージソフトを取り扱うビジネスモデル
などに適用して好適な記録媒体販売促進システム、情報
配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビやラジオなどの放送メ
ディアは、リアルタイム性に優れ旬な情報内容(コンテ
ンツ)を継続的にユーザに供給できるという特性を有し
ている。一方、音楽CD、映画DVD、ゲームCD−R
OMなどのパッケージメディア(ソフト)は情報量が多
く、保存性も良好であるため、視聴者やユーザが自分の
ペースで自由に楽しむことができるという優れた特性が
ある。
【0003】近頃では、複数のメディアを1つの電子機
器に複合した商品(以下で複合処理機器という)、例え
ば、テレビとビデオ(テレビデオ)、音楽CDとカセッ
トテープとラジオ(CDラジカセ)、モニタとパソコン
(ノートパソコン)、ゲーム機とDVDプレーヤー(ソ
ニー:商標登録名称,プレイステーション2)などが販
売されている。ユーザは複数のメディアの再生機能を1
台に搭載した情報処理装置にパッケージソフトを装着し
て音楽を楽しんだり、ゲームを楽しむことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式に
係るパッケージメディアの販売ルートによれば、新たな
パッケージソフトに係る商品を販売するときに、放送メ
ディアでそのパッケージソフトに関する広告映像を流し
たり、他の広告媒体である新聞や雑誌にその広告を掲載
し、ユーザの購買意欲を喚起するようになされている。
【0005】しかしながら、現状の放送メディアによれ
ば、相対的に情報量が少なく、コンテンツの保存性も乏
しく、視聴者の自分のベースで自由に広告情報を取り扱
い難いことから、ユーザがタイミング良くその広告を見
ていれば宣伝効果は上がるが、それを見そびれてしまっ
た場合には、他の広告媒体に依存するところが大きくな
る。
【0006】また、パッケージメディアはリアルタイム
性に乏しく、バージョンアップした旬な情報をアップデ
イトできないこと、及び、バージョンアップした情報を
提供する販売店が仮に有ったとしても、その販売店へパ
ッケージメディアを持って足を運ばなければならず、手
間がかかるという問題がある。
【0007】更に、従来方式の複合処理機器によれば、
単に複数のメディアの再生機能を情報処理装置1台で実
現したという利便性を向上させただけであり、その情報
処理装置で取り扱える複数のメディア同士で、シナジー
効果を発揮し、コンテンツビジネスを加速するようなレ
ベルには達していない。
【0008】また、放送メディアとパッケージメディア
とは長年、それぞれ個別に発展してきて、それぞれのイ
ンフラや、再生プラットホームの技術革新はなされてい
るものの、メディアの特性をフルに使用したコンテンツ
の表現方法、内容の拡充性、エンタテインメント性など
は頭打ちになり、制作側に手詰まり感や、マンネリ感が
生じているのが現状である。
【0009】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、情報提供事業者から供給され
る記録媒体の販売ルートに関してもう一工夫して、その
記録媒体の販売を促進できるようにした記録媒体販売促
進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体
販売促進方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、任意の
電子情報内容を記録した記録媒体の販売を促進するシス
テムであって、記録媒体の販売に関する販売促進情報内
容を配信する情報配信装置と、少なくとも、記録媒体を
装着して電子情報内容を処理する第1の機能及び情報配
信装置から配信される販売促進情報内容を受信して処理
する第2の機能を有した複数の情報処理装置とを備え、
記録媒体による電子情報内容と情報配信装置による販売
促進情報内容とを同一の情報提供事業者から供給するよ
うにしたことを特徴とする記録媒体販売促進システムに
よって解決される。
【0011】本発明に係る記録媒体販売促進システムに
よれば、任意の電子情報内容を記録した記録媒体の販売
を促進する場合に、同一の情報提供事業者から供給され
る記録媒体の販売に関する販売促進情報内容、例えば、
その記録媒体の新商品に係る広告情報が情報配信装置か
ら利用者の情報処理装置に配信される。一方、利用者側
では、同一の情報提供事業者から供給された記録媒体を
装着して電子情報内容が情報処理装置で処理され、情報
配信装置から配信されたその記録媒体の新商品に係る広
告情報を受信して処理するようになされる。
【0012】従って、同一の情報提供事業者から供給さ
れた記録媒体による電子情報内容に、その新商品に係る
広告情報を合成表示するような処理を各々の利用者の情
報処理装置で行うことができるので、利用者の購買意欲
をいやおうなしに高められる結果、その記録媒体の販売
を促進することができる。
【0013】本発明に係る情報配信装置は、同一の情報
提供事業者から供給される記録媒体の販売促進情報内容
を配信する装置であって、販売促進情報内容を一群のデ
ータ列に構築して既存のテレビ放送信号に挿入するデー
タ挿入部と、このデータ挿入部により構築挿入された一
群のデータ列を送信する送信部とを備え、販売促進情報
内容を挿入したテレビ放送信号を利用者の情報処理装置
に配信するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る情報配信装置によれば、同一
の情報提供事業者から供給される記録媒体の販売促進情
報内容を情報処理装置に配信する場合に、まず、販売促
進情報内容がデータ挿入部により一群のデータ列に構築
されて既存のテレビ放送信号に挿入される。その後、デ
ータ挿入部により既存のテレビ放送信号に挿入された販
売促進情報内容が、送信部から例えば利用者の所持する
チューナー装置や、携帯端末装置、携帯電話機などの情
報処理装置へ送信するようになされる。
【0015】従って、利用者の情報処理装置において、
所定の期間内にデータ列の一群を一挙に受信したり、テ
レビ放送信号から取り出した、同一の情報提供事業者か
ら供給される記録媒体の新商品に係る広告情報や、その
買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、そ
の電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足情
報、その電子情報内容の体験情報などを得ることができ
る。
【0016】本発明に係る第1の情報処理装置は情報配
信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒体からの電
子情報内容を処理する装置であって、複合処理機器と、
この複合処理機器で処理された映像を表示する表示装置
とを備え、複合処理機器は情報配信事業者からの販売促
進情報内容を受信するチューナーと、このチューナーに
より受信された販売促進情報内容を蓄積する不揮発性の
記憶装置と、記録媒体を装着して電子情報内容を表示制
御すると共に、記憶装置に蓄積された販売促進情報内容
を読み出して表示制御する表示制御部とを有することを
特徴とするものである。
【0017】本発明に係る第1の情報処理装置によれ
ば、情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒
体からの電子情報内容を処理する場合に、一方で複合処
理機器のチューナーによって、情報配信事業者からの販
売促進情報内容が受信されると、このチューナーにより
受信された販売促進情報内容が不揮発性の記憶装置に蓄
積される。他方で、この複合処理機器に記録媒体が装着
され、記録媒体による電子情報内容がその表示制御部に
より表示制御されると共に、記憶装置から読み出した販
売促進情報内容が表示制御部により表示制御される。表
示制御部による電子情報内容や販売促進情報内容は表示
装置に映像表示される。
【0018】従って、同一の情報提供事業者から供給さ
れた記録媒体の新商品に係る広告情報や、その買い受け
時にサービスを受けるためのサービス情報、その電子情
報内容の追加情報、その電子情報内容の補足情報、その
電子情報内容の体験情報などを受信後にアン・リアルタ
イムに、表示装置に表示することができるので、利用者
の購買意欲をいやおうなしに高められる結果、その記録
媒体の販売を促進することができる。
【0019】本発明に係る第2の情報処理装置は情報配
信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒体からの電
子情報内容を処理する装置であって、情報配信事業者か
らの販売促進情報内容を受信するチューナー装置と、こ
のチューナー装置に対して脱着自在になされる携帯端末
装置とを備え、この携帯端末装置はチューナー装置によ
り受信された販売促進情報内容をダウンロードして蓄積
する不揮発性の記憶装置と、記録媒体を装着して電子情
報内容を表示制御すると共に、記憶装置に蓄積された販
売促進情報内容を読み出して表示制御する表示制御部と
を有することを特徴とするものである。
【0020】本発明に係る第2の情報処理装置によれ
ば、情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒
体からの電子情報内容を処理する場合に、一方でチュー
ナー装置によって、情報配信事業者からの販売促進情報
内容が受信されると、このチューナーにより受信された
販売促進情報内容が携帯端末装置の不揮発性の記憶装置
にダウンロードされて蓄積される。他方で、携帯端末装
置にフラッシュメモリなどの記録媒体が装着され、この
記録媒体による電子情報内容がその表示制御部により表
示制御されると共に、記憶装置から読み出した販売促進
情報内容が表示制御部により表示制御される。
【0021】従って、同一の情報提供事業者から供給さ
れた記録媒体の新商品に係る広告情報や、その買い受け
時にサービスを受けるためのサービス情報、その電子情
報内容の追加情報、その電子情報内容の補足情報、その
電子情報内容の体験情報などを受信後にアン・リアルタ
イムに、携帯端末装置で表示処理等することができるの
で、利用者の購買意欲をいやおうなしに高められる結
果、その記録媒体の販売を促進することができる。
【0022】本発明に係る第3の情報処理装置は情報配
信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒体からの電
子情報内容を処理する装置であって、情報配信事業者か
らの販売促進情報内容を受信するチューナー部と、この
チューナー部により受信された販売促進情報内容を蓄積
する不揮発性の記憶装置と、この記憶装置に蓄積された
販売促進情報内容を読み出して処理すると共に、記録媒
体を装着して電子情報内容を処理するデータ処理部とを
備え、記録媒体による電子情報内容と情報配信事業者に
よる販売促進情報内容とが同一の情報提供事業者から供
給されることを特徴とするものである。
【0023】本発明に係る第3の情報処理装置によれ
ば、情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒
体からの電子情報内容を処理する場合に、一方でチュー
ナー部によって、情報配信事業者からの販売促進情報内
容が受信されると、このチューナー部により受信された
販売促進情報内容が自機内の不揮発性の記憶装置にダウ
ンロードされて蓄積される。他方で、同一の情報提供事
業者から供給された記録媒体が当該情報処理装置に装着
され、この記録媒体による電子情報内容がデータ処理部
により処理され、また、記憶装置から読み出したその情
報提供事業者による販売促進情報内容がデータ処理部に
より処理される。
【0024】従って、同一の情報提供事業者から供給さ
れた記録媒体の新商品に係る広告情報や、その買い受け
時にサービスを受けるためのサービス情報、その電子情
報内容の追加情報、その電子情報内容の補足情報、その
電子情報内容の体験情報などを受信後にアン・リアルタ
イムに、データ処理部で表示処理等することができるの
で、利用者の購買意欲をいやおうなしに高められる結
果、その記録媒体の販売を促進することができる。
【0025】本発明に係る記録媒体販売促進方法は任意
の情報提供事業者から提供される電子情報内容を記録し
た記録媒体の販売を促進する方法であって、一方で、少
なくとも記録媒体を装着して電子情報内容を処理する第
1の機能及び情報配信事業者から配信される販売促進情
報内容を受信して処理する第2の機能を有した情報処理
装置を複数の利用者に提供し、他方で、その記録媒体を
販売するに際して、該記録媒体の販売に関する販売促進
情報内容を既存の情報配信基盤を利用して同一の情報提
供事業者から供給することを特徴とするものである。
【0026】本発明に係る記録媒体販売促進方法によれ
ば、同一の情報提供事業者から供給される記録媒体の新
商品に係る広告情報や、その買い受け時にサービスを受
けるためのサービス情報、その電子情報内容の追加情
報、その電子情報内容の補足情報、その電子情報内容の
体験情報などを各々の情報処理装置で表示処理等を行う
ことができるので、利用者の購買意欲をいやおなしに高
められる結果、その記録媒体の販売を促進することがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る記録媒体
販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記
録媒体販売促進方法の一実施の形態について、図面を参
照しながら説明をする。
【0028】(1)実施形態 図1は本発明に係る実施形態としての記録媒体販売促進
システム10の構成例を示すブロック図である。
【0029】この実施形態では、任意の電子情報内容を
記録した記録媒体の販売を促進する場合に、少なくと
も、記録媒体を装着して電子情報内容を処理する機能及
び、放送局などの情報配信装置から配信される販売促進
情報内容を受信して処理する機能を有した複数の情報処
理装置を備え、その記録媒体による電子情報内容と放送
局による販売促進情報内容とを同一の情報提供事業者か
ら供給するようにして、その同一の情報提供事業者から
供給された、記録媒体の新商品に係る広告情報や、その
買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、そ
の電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足情
報、その電子情報内容の体験情報などを各々の情報処理
装置で表示処理等できるようにすると共に、その記録媒
体の販売を促進できるようにしたものである。
【0030】図1に示す記録媒体販売促進システム10
は、任意の電子情報内容D0を記録した記録媒体2の販
売を促進するシステムである。記録媒体2としては音楽
CDや、映画DVD、ゲームCD−ROM、メモリカー
ドなどのパッケージメディアが対象となされる。電子情
報内容D0としては音楽データや、映画映像データ、ゲ
ームデータなどの映像音楽素材データの他にこれらのデ
ータをプログラムする情報(以下でプログラム情報とい
う)である。
【0031】このシステム10では、少なくとも、これ
らの記録媒体2を装着して電子情報内容D0を処理する
第1の機能及び、放送事業者や通信事業者などに設置さ
れた情報配信装置19から配信される販売促進情報内容
D1を受信して処理する第2の機能を有した情報処理装
置8が不特定多数の利用者Hj(j=1〜m)に提供さ
れる。情報処理装置8の提供に関しては有料であると無
料であるとを問わない。情報処理装置8を無料で利用者
Hjに提供した場合や、メーカ販売価格よりも安い販売
価格で提供した場合には、情報処理装置8の販売代金相
当額はその記録媒体2の売上げ金から徐々にメーカに還
元するようにするとよい。
【0032】情報処理装置8にはCDや、CD−ROM
などの記録媒体2が装着可能なチューナー機能付きの複
合処理機器と家庭用テレビやモニタなどの表示装置とを
組み合わせたもの、専用チューナー装置とメモリカード
が装着可能な携帯端末装置とを組み合わせたもの、及
び、メモリカードが装着可能なチューナー機能内蔵の携
帯電話機などが使用される。
【0033】このシステム10では情報配信装置19が
放送事業者側に準備され、上述した記録媒体2の販売に
関する販売促進情報内容D1を一斉に利用者Hjの情報
処理装置8へ配信するようになされる。この販売促進情
報内容D1は記録媒体2による電子情報内容D0の提供
主体と同一の情報提供事業者13から供給することを特
徴とする。情報提供事業者13における記録媒体2の売
り上げを増加させるためである。販売促進情報内容D1
は記録媒体2の新商品に係る広告情報、記録媒体2の買
い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、その
記録媒体2に記録された電子情報内容D0を追加する追
加情報、その記録媒体2に記録された電子情報内容D0
を補足するための補足情報、その記録媒体2に記録され
た電子情報内容D0を体験するための体験情報、その記
録媒体2に記録するための電子情報内容D0を分割した
分割情報などである。
【0034】これらの販売促進情報内容D1は既存の放
送基盤を使用して情報配信装置19から利用者Hjの各
々の情報処理装置8へ一斉に配信するようになされる。
例えば、情報配信装置19にはデータ挿入部3が設けら
れ、販売促進情報内容D1を一群のデータ列に構築して
既存のテレビ放送信号に挿入するようになされる。デー
タ挿入部3には送信部95が接続され、データ挿入部3
により構築挿入された一群のデータ列が利用者Hjの情
報処理装置8へ送信するようになされる。データ列はテ
レビ放送信号の垂直ブランキング期間を利用して多重伝
送(VBI)するようになされる。もちろん、通信事業
者側に情報配信装置19を設置し、既存の通信基盤を使
用してその情報配信装置19から利用者Hjの情報処理
装置8へ販売促進情報内容D1を一斉に配信してもよ
い。
【0035】続いて、本実施形態としての記録媒体販売
促進システム10における処理例について説明する。図
2は記録媒体販売促進システム10における処理例を示
すフローチャートである。
【0036】この実施形態では、任意の情報提供事業者
13から提供される電子情報内容D0を記録した記録媒
体2の販売を促進する場合を想定する。情報処理装置8
は個別販売形態で利用者Hjに提供されるもとする。販
売促進情報内容D1に関しては例えば、その記録媒体2
の新商品に係る広告情報を情報配信装置19から利用者
Hjの情報処理装置8に配信する場合を想定する。
【0037】これを前提として、装置製造事業者側では
図2に示すフローチャートのステップA1で、少なくと
も電子情報内容D0を処理する第1の機能及び販売促進
情報内容D1を受信して処理する第2の機能を有した情
報処理装置8が複数製造される。情報処理装置8につい
てはCDや、CD−ROMなどの記録媒体2が装着可能
なチューナー機能付きの複合処理機器や、専用チューナ
ー装置、メモリカードが装着可能な携帯端末装置、チュ
ーナー機能内蔵の携帯電話機などが製造される。
【0038】そして、ある程度の販売引き当て数量を満
足する情報処理装置8が製造できたら、ステップA2で
その情報処理装置8が利用者Hjに販売される。その
後、メーカは販売状況を見てステップA3に移行し新た
な商品を製造するか否かが検討される。新たな商品を製
造する場合にはステップA1に戻って第1の機能及び第
2の機能を有した情報処理装置8が製造される。
【0039】これに並行して情報提供事業者13側では
ステップA4で、少なくとも上述の情報処理装置に装着
される記録媒体2が複数製造される。記録媒体2につい
ては、これらの情報処理装置8で適用可能な音楽CD
や、映画DVD、ゲームCD−ROM、メモリカードな
どが製造される。
【0040】そして、ある程度の販売引き当て数量を満
足する記録媒体2が製造できたら、ステップA5でその
記録媒体2が利用者Hjに販売される。その後、ソフト
メーカは販売状況を見てステップA6に移行し新たな商
品を製造するか否かが検討される。新たな商品を製造す
る場合にはステップA4に戻って情報処理装置8に装着
される記録媒体2が製造される。
【0041】他方で、ステップA7で記録媒体2の販売
に関し、その新商品に係る広告情報をなす販売促進情報
内容D1が作成される。その後、ステップA8に移行し
て既存の情報配信基盤を利用して同一の情報提供事業者
13から利用者Hjの情報処理装置8へ販売促進情報内
容D1が供給される。例えば、ステップA81で放送局
の情報配信装置19において、データ挿入部3により販
売促進情報内容D1が一群のデータ列に構築され、この
データ列が既存のテレビ放送信号の垂直ブランキング期
間に挿入するようになされる。
【0042】その後、ステップA82に移行してデータ
挿入部3により構築挿入された一群のデータ列が送信部
95から利用者Hjの情報処理装置8へ一斉に多重伝送
するようになされる。利用者Hj側では予め情報配信装
置19から配信されたその記録媒体2の新商品に係る広
告情報が受信され、不揮発性の記憶装置などに一旦ダウ
ンロードされる。その後、同一の情報提供事業者13か
ら供給された記録媒体2を装着して電子情報内容D0を
情報処理装置8で処理しているときなどにおいて、その
合間に不揮発性の記憶装置から読み出した広告情報を表
示するようになされる。利用者Hjは現在視聴している
電子情報内容D0に関連した新商品に係る広告情報を放
送とは非同期に視聴することができる。
【0043】情報提供事業者13側ではステップA9に
移行して新たな販売促進情報内容D1を作成するかが検
討される。新たな販売促進情報内容D1を作成する場合
には、ステップA7に戻って、例えば、その記録媒体2
の販売量を上げるために、買い受け時にサービスを受け
るためのサービス情報、その電子情報内容D0の追加情
報、その電子情報内容D0の補足情報、その電子情報内
容D0の体験情報などが作成される。その後、ステップ
A8に移行して既存の情報配信基盤を利用して同一の情
報提供事業者13から利用者Hjの情報処理装置8へ販
売促進情報内容D1が供給される。
【0044】なお、ステップA3,A6で新たな商品及
びステップA9で新たな販売促進情報内容D1を制作し
ない場合にはステップA10に移行して情報提供事業者
13により当該システム10を終了するか否かが検討さ
れる。当該システム10を終了しない場合はステップA
1、A4及びA7に戻って上述した処理が継続される。
当該システム10を終了する場合は情報提供事業者13
の決定により終了する。
【0045】このように、本実施形態によれば、同一の
情報提供事業者13から供給される記録媒体2の新商品
に係る広告情報や、その買い受け時にサービスを受ける
ためのサービス情報、その電子情報内容D0の追加情
報、その電子情報内容D0の補足情報、その電子情報内
容D0の体験情報などを各々の情報処理装置8で表示処
理等を行うことができるので、新聞や、雑誌、リアルタ
イムなテレビ宣伝などの広告媒体に依存することなく、
利用者Hjの視聴する情報処理装置8に強制的に販売促
進情報内容D1を送り込むことができる。
【0046】これにより、利用者Hjの興味及び購買意
欲をいやおなしに高めることができ、その記録媒体2の
販売を促進することができる。利用者Hjは新聞や、雑
誌、リアルタイムなテレビ宣伝などの広告媒体を見逃し
た場合でも、新発売された音楽CDや、映画DVD、ゲ
ームCD−ROM、メモリカードなどの記録媒体を一早
く購入することができる。
【0047】(2)第1の実施例 図3は本発明に係る第1の実施例としてのCD−ROM
販売促進システム100の構成例を示すイメージ図であ
る。
【0048】この例では2つの違ったコンテンツ供給メ
ディアを取り扱うための第1の情報処理装置として複合
処理機器及び表示装置が準備され、放送局9から記録媒
体2の販売促進に関する販売促進情報内容D1が一般利
用者Hjの家庭に向けて放送されると、これが各家庭の
アンテナ経由で複合処理機器により受信される。その
後、放送局9とは全くアン・リアルタイム(非同期)に
データ放送を再生しているときや、記録媒体による処理
映像の合間に、その販売促進情報内容D1がテレビ10
2やモニタなどの表示装置に表示されるものである。利
用者Hjは販売促進情報内容D1を取り込んだインタラ
クティブなゲームなどを楽しむことができる。
【0049】図3に示すCD−ROM販売促進システム
100では複合処理機器の一例となるチューナー内蔵型
のエンタテインメント装置101が使用され、情報配信
事業者(以下で単に放送局9ともいう)からの販売促進
情報内容D1及び記録媒体の一例となるCD−ROM2
01からの電子情報内容D0を処理するようになされ
る。エンタテインメント装置101には同軸ケーブル4
0が接続されて同軸端子44に至る。この同軸端子44
には空中線アンテナ42が接続され、通常の地上波によ
るTV番組放送の他に、CD−ROM201に関する販
売促進情報内容D1を受信するようになされる。これと
共に、エンタテインメント装置101には電源コード4
6が接続されたACプラグ(交流プラグ)48が設けら
れる。ACプラグ48は電源コンセント50に接続さ
れ、交流の商用電源(単に、AC電源ともいう。)が供
給される。
【0050】このエンタテインメント装置101には更
にインタフェース機能及び不揮発性の記憶装置が設けら
れ、放送局9からのデータ列の一群を受信してこの記憶
装置に蓄積される。このインタフェースには外部コント
ローラ20が接続され、CD−ROMから電子情報内容
D0を読み出すように操作されたり、記憶装置から販売
促進情報内容D1を読み出すように操作される。
【0051】この例では外部コントローラ20を使用し
て利用者HjがCD−ROM201の新商品などの広告
情報を自由に操作できるようになされる。このインタフ
ェースには表示装置の一例となるテレビ102が接続可
能なようになされ、そのテレビ画面にはエンタテインメ
ント装置101で映像加工されたCD−ROM201の
販売促進情報内容D1が表示される。なお、エンタテイ
ンメント装置101の内部構成例については図6におい
て説明をする。
【0052】情報処理装置には上述したエンタテインメ
ント装置101のような専用のコンソールの他に、チュ
ーナー機能がプラグイン可能な家庭用のゲーム機や、パ
ソコンなどを使用してもよい。表示装置には、既存のテ
レビ102や、パソコン用のモニタの他にチューナー機
能内蔵型の携帯端末装置や携帯電話機などを使用しても
よい。更に外部コントローラ20は家庭用のゲーム機に
通常用いられる有線式の他に、赤外線や電波などによる
無線式でもよいし、テレビ102やビデオで通常用いら
れるリモコン機能を兼用したものでもい。
【0053】続いて、販売促進情報内容D1の配信する
放送局9などに設置される情報配信装置19の構成例に
ついて説明をする。図4は本発明に係る実施例としての
情報配信装置19及びその周辺環境の構成例を示すブロ
ック図である。
【0054】図4に示す情報配信装置19は通常の地上
波によるTV番組放送の他に、同一の情報提供事業者1
3から供給されるCD−ROM201の販売促進情報内
容D1を配信するものである。この例でCD−ROM2
01の販売促進に関する販売促進情報内容D1は広告情
報、サービス情報、追加情報(追加キャラクタ)、補足
情報、体験情報などであり、これらはCD−ROM販売
促進制作環境により予め制作され、データ放送番組の制
作部門に持ち込まれる。この部門において、CD−RO
M販売促進に関するグラフィックデータやサウンドデー
タなどの販売促進情報D11と、アプリケーションなど
のプログラム情報D12からなる販売促進情報内容D1
とが制作編集される。
【0055】また、通常の地上波のテレビ番組は現行通
りテレビ番組制作会社によりなされる。情報配信装置1
9はデータ放送番組挿入用のインサーター92と、挿入
部29、通常テレビ番組用の番組編成処理部93や送出
インタフェース94と、送信部95と、アンテナ98と
を有している。
【0056】このインサーター92はデータ挿入部の一
例であり、CD−ROM販売促進に関するグラフィック
データやサウンドデータなどの販売促進情報D11と、
アプリケーションなどのプログラム情報D12とを一群
のデータ列に構築すると共に、これらの販売促進情報内
容D1を挿入部29に転送するようになされる。
【0057】一方、地上波放送によるテレビ番組情報及
びコマーシャルビデオはテレビ番組制作会社から提供さ
れる。このテレビ番組情報とコマーシャルビデオとは情
報配信装置19の番組編成処理部93で編成した後に送
出インタフェース94に送られる。送出インタフェース
94では番組編成されたテレビ番組情報とコマーシャル
ビデオとが所定の放送形式に変換された後に、地上波放
送によるTV放送信号となされる。
【0058】この送出インタフェース94の出力段には
挿入部29及びその後段には送信部95が接続されてお
り、上述のTV放送信号の垂直ブランキング期間に、C
D−ROM販売促進に関する販売促進情報内容D1を一
群のデータ列にして多重化(VBI)するようになされ
る。販売促進情報内容D1は予め指定された日時(深
夜)に放送するようになされる。この挿入部29により
挿入された一群のデータ列は送信部95により所定の変
調方式により変調された後に、所定の送信電力によって
アンテナ98から輻射される。
【0059】従って、利用者Hjの所持するチューナー
機能付きのエンタテインメント装置101や後述する携
帯端末装置、携帯電話機などの情報処理装置において、
所定の期間内にデータ列の一群を一挙に受信したり、テ
レビ放送信号から取り出した、同一の情報提供事業者1
3から供給されるCD−ROM201の新商品に係る広
告情報や、その買い受け時にサービスを受けるためのサ
ービス情報、その電子情報内容D0の追加情報、その電
子情報内容D0の補足情報、その電子情報内容D0の体
験情報などを記憶装置などに一挙に蓄積することができ
る。
【0060】これにより、利用者Hjは受信後、記憶装
置から好きな時間にデータ列を読み出して、テレビ放送
時間に無関係にアン・リアルタイムにプログラム情報D
12に基づいて販売促進情報D11を映像加工して、新
たなCD−ROMの広告情報などをモニタに表示し自由
に視聴することができる。
【0061】続いて、CD−ROM販売促進システム1
0で適用するデータ列のフォーマットについて説明す
る。
【0062】図5に示すデータ列に関しては、予め放送
局9などでのフォーマットが準備され、データの本体は
各々のパケットに分割して伝送される。この例では深夜
でも情報処理装置において、自動受信できるようにデー
タ列の先頭には転送要求コマンドが記述されている。転
送要求コマンドはスタンバイ状態の情報処理装置をイニ
シャライズする(立ち上げる)ためのデータである。こ
の転送要求コマンドに続いてダミーパケットが挿入され
る。ダミーパケットはセットアップ期間を形成するよう
になされる。セットアップ期間は情報処理装置が受信可
能になるまでの時間である。
【0063】このセットアップ期間の後には1回の全プ
ログラムデータが記述されている。プログラムデータは
ビットデータ形式により記述され、CD−ROM販売促
進に関する販売促進情報内容D1とが対象となる。プロ
グラムデータは、見かけ上販売促進情報D11、プログ
ラム情報D12、あるいはプログラムコード、映像、音
声情報といった区別無く記述される。
【0064】このプログラムデータの先頭にはプログラ
ム開始コマンドが記述され、以下、N+1個のブロック
0〜ブロックNが記述されている。上述のCD−ROM
販売促進に関する販売促進情報内容D1、あるいはプロ
グラムコード、映像及び音声情報のコンテンツコードは
ブロック単位に記述される。ブロック0は先頭ブロック
であり、ブロックNは最後のブロックである。ブロック
Nの後にはブロック最終コマンドが記述されている。各
々のブロック0〜Nの例えば、ブロック1にはその先頭
にブロックヘッダが記述されている。ブロックヘッダに
はヘッダコードや、ブロックの先頭、中間、最後などの
属性、パケット数などのブロック長、コンテンツコード
などが記述されている。
【0065】このブロックヘッダの後には各々のブロッ
ク毎にM+1個のパケットが記述されている。パケット
0は先頭パケットであり、パケットMは最後のパケット
である。各々のパケット0〜Mの例えば、パケット1に
はパケットコードや、パケットの先頭、中間、最後など
の属性、パリティなどの誤り訂正符号が記述されてい
る。
【0066】続いて、CD−ROM販売促進システム1
0で適用するエンタテインメント装置101の内部構成
例について説明する。図6はそのエンタテインメント装
置101の内部構成例を示すブロック図である。
【0067】図6に示すエンタテインメント装置101
は表示制御部を構成する制御系500、グラフィックシ
ステム600、サウンドシステム700、光ディスク制
御部800、通信制御部900を備え、CD−ROM2
01を光ディスク装置81に装着して電子情報内容D0
となるゲームデータD01を表示制御すると共に、不揮
発性のメモリ23に蓄積された販売促進情報内容D1を
読み出して表示制御(CD−ROM販売促進モード)す
るようになされる。
【0068】以下で光ディスク装置81にCD−ROM
201を装着してゲームデータD01を表示制御する動
作をゲームモードという。この例で通信制御部900に
は操作用の外部コントローラ20が接続され、この外部
コントローラ20による操作に基づいて制御系500で
はゲームデータD01及び販売促進情報内容D1を演算
処理するようになされる。
【0069】つまり、エンタテインメント装置101
は、所定の期間に放送局9からの販売促進情報内容(一
群のデータ列)D1を受信するチューナー21と、この
チューナー21により受信された販売促進情報内容D1
を蓄積する不揮発性のメモリ(記憶装置)23と、この
メモリ23からプログラム情報D12を読み出し、その
プログラム情報D12に基づいて販売促進情報D11を
任意に映像加工して販売促進情報内容D1を再生する表
示制御部の一例となる中央演算処理装置(CPU: Central
Processing Unit)51及びその周辺装置等からなる制
御系500と、フレームバッファ63に描画を行う画像
処理装置(GPU:Graphic Processing Unit)62等
からなるグラフィックシステム600と、楽音、効果音
等を発生する音声処理装置(SPU:Sound Processing
Unit)71等からなるサウンドシステム700と、C
D−ROM201を装着した光ディスク装置81の制御
を行う表示制御部としての光ディスク制御部800と、
少なくともメモリ23の読み出しを制御するために操作
される外部コントローラ20と、使用者からの指示が入
力される外部コントローラ20からの信号及びゲームの
設定等を記憶するメモリカードや、外部コントローラ2
0からのデータの入出力を制御する通信制御部900
と、電話回線やインターネットに接続される通信モデム
22と、これらの各部が接続されているバスBUS等を
備えて構成されている。
【0070】この制御系500は、CPU51と、割込
み制御やダイレクトメモリアクセス(DMA:Direct M
emory Access)転送の制御等を行う周辺装置制御部52
と、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access
Memory)からなるメインメモリ(主記憶装置)53と、
このメインメモリ53、グラフィックシステム600、
サウンドシステム700等の管理を行ういわゆるオペレ
ーティングシステム等のプログラムが格納されたリード
オンリーメモリ(ROM:Read Only Memory)54とを
備えている。なお、ここでいうメインメモリ53は、そ
のメモリ上でプログラムを実行できるものをいう。例え
ば、CD−ROM販売促進に関する広告情報などを表示
するときは、メモリ23に蓄積されている販売促進情報
D11やプログラム情報D12が使用される。
【0071】CPU51はROM54に記憶されている
オペレーティングシステムを実行することにより、この
エンタテインメント装置101の全体を制御するもの
で、例えば、32ビットのRISC−CPUから成る。
CD−ROM販売促進に関する広告情報を表示するとき
は、メモリ23から販売促進情報D11やプログラム情
報D12を読み出して、プログラム情報D12に基づい
て販売送信情報D11が映像加工される。不揮発性のメ
モリ23にはEEPROMなどのフラッシュメモリが使
用される。RAMを使用する場合にはバックアップ電源
などを使用して不揮発性を持たせるとよい。
【0072】そして、このエンタテインメント装置10
1は電源が投入されると、ゲームモード、番組表示モー
ドに応じて制御系500のCPU51がROM54又は
メモリ23に記憶されているオペレーティングシステム
を実行することにより、CPU51がグラフィックシス
テム600や、サウンドシステム700等の制御を行う
ようになっている。番組表示モードとはデータ放送番組
を表示制御する動作をいう。
【0073】また、オペレーティングシステムが実行さ
れると、CPU51は、動作確認等のエンタテインメン
ト装置101の全体の初期化を行った後に、この光ディ
スク制御部800を制御して、ゲームモードのときは、
光ディスクに記録されているゲーム等のアプリケーショ
ンプログラムを実行する。この例ではCD−ROM販売
促進に関する広告情報を表示するときに、メモリ23か
ら読み出したプログラム情報D12及び販売促進情報D
11に基づいてほぼゲームモードと同じ動作がなされ
る。
【0074】従って、ゲームモード等のプログラムの実
行により、CPU51は、使用者からの入力に応じてこ
のグラフィックシステム600、サウンドシステム70
0等を制御して、画像の表示、効果音、楽音等の発生を
制御するようになされる。また、このグラフィックシス
テム600は、座標変換等の処理を行うジオメトリトラ
ンスファエンジン(GTE:Geometry Transfer Engin
e)61と、CPU51からの描画指示に従って描画を
行うGPU62と、このGPU62により描画された画
像を記憶するフレームバッファ63と、離散コサイン変
換等の直交変換により圧縮されて符号化された画像デー
タを復号する画像デコーダ64とを備えている。GPU
62にはテレビ102が接続され、ゲーム映像、データ
放送番組映像及びCD−ROM販売促進映像などのビデ
オ出力信号φvが供給される。
【0075】このGTE61は、例えば複数の演算を並
列に実行する並列演算機構を備え、このCPU51から
の演算要求に応じて座標変換、光源計算、行列あるいは
ベクトル等の演算を高速に行うことができるようになっ
ている。具体的には、このGTE61は、例えば1つの
三角形状のポリゴンに同じ色で描画するフラットシェー
ディングを行う演算の場合では、1秒間に最大150万
程度のポリゴンの座標演算を行うことができ、これによ
って、このエンタテインメント装置101では、CPU
51の負荷を低減するとともに、高速な座標演算を行う
ことができる。
【0076】また、このGPU62は、CPU51から
の描画命令に従って、フレームバッファ63に対して多
角形(ポリゴン)等の描画を行う。このGPU62は、
1秒間に最大36万程度のポリゴンの描画を行うことが
できるようになっている。さらに、このフレームバッフ
ァ63は、いわゆるデュアルポートRAMからなり、G
PU62からの描画あるいはメインメモリ53又はメモ
リ23からの転送と、表示のための読み出しとを同時に
行うことができるようになっている。
【0077】このフレームバッファ63は、例えば1M
バイトの容量を有し、それぞれ16ビットの、横が10
24画素、縦が512画素からなるマトリックスとして
扱われる。また、このフレームバッファ63には、ビデ
オ出力として出力される表示領域の他に、GPU62が
ポリゴン等の描画を行う際に参照するカラールックアッ
プテーブル(CLUT:Color Look Up Table)が記憶
されるCLUT領域と、描画時に座標変換されてGPU
62によって描画されるポリゴン等の中に挿入(マッピ
ング)される素材(テクスチャ)が記憶されるテクスチ
ャ領域が設けられている。これらのCLUT領域とテク
スチャ領域は、表示領域の変更等に従って動的に変更さ
れるようになっている。
【0078】なお、このGPU62は、上述のフラット
シェーディングの他にポリゴンの頂点の色から補完して
ポリゴン内の色を決めるグーローシェーディングと、こ
のテクスチャ領域に記憶されているテクスチャをポリゴ
ンに張り付けるテクスチャマッピングを行うことができ
るようになっている。これらのグーローシェーディング
またはテクスチャマッピングを行う場合には、このGT
E61は、1秒間に最大50万程度のポリゴンの座標演
算を行うことができる。
【0079】さらに、画像デコーダ64は、このCPU
51からの制御により、メインメモリ53又はメモリ2
3に記憶されている、ゲーム、データ放送番組又は広告
に関する静止画あるいは動画の画像データを復号してメ
インメモリ53に記憶するようになされる。また、デー
タ放送番組を再生した音声及び映像情報や、光ディスク
装置81で再生された画像データは、GPU62を介し
てフレームバッファ63に記憶することにより、上述の
GPU62によって描画される画像の背景として使用す
ることができるようになっている。
【0080】また、サウンドシステム700には、CP
U51からの指示に基づいて、楽音、効果音等を発生す
るSPU71と、このSPU71により、波形データ等
が記録され、又はメモリ23に蓄積された販売促進情報
内容D1などに関するサウンドデータが記録されるサウ
ンドバッファ72と、SPU71によって発生される楽
音、効果音等を出力する音声出力端子73とが備えられ
ている。
【0081】SPU71は、例えば16ビットの音声デ
ータを4ビットの差分信号として適応予測符号化(AD
PCM:Adaptive Differential PCM)された音声デー
タを再生するADPCM復号機能と、サウンドバッファ
72に記憶されている波形データを再生することによ
り、効果音等を発生する再生機能と、サウンドバッファ
72に記憶されている波形データを変調させて再生する
変調機能等を備えている。
【0082】このような機能を備えることによって、こ
のサウンドシステム700は、CPU51からの指示に
よってサウンドバッファ72に記録された波形データに
基づいて楽音、効果音等を発生するいわゆるサンプリン
グ音源として使用することができるようになっている。
この光ディスク制御部800は、CD−ROM201に
記録されたプログラムやデータ等を再生する光ディスク
装置81と、例えばエラー訂正符号(ECC:Error Co
rrection Code)が付加されて記録されているプログラ
ム、データ等を復号するデコーダ82と、光ディスク装
置81からのデータを一時的に記憶することにより、光
ディスクからのデータの読み出しを高速化するバッファ
83とを備えている。このデコーダ82には、サブCP
U84が接続されている。
【0083】また、光ディスク装置81で読み出される
CD−ROM201に記録されている音声データとして
は、上述のADPCMデータの他に音声信号をアナログ
/デジタル変換したいわゆるPCMデータがある。AD
PCMデータとして、例えば16ビットのデジタルデー
タの差分を4ビットで表わして記録されている音声デー
タは、デコーダ82で復号された後、デジタル/アナロ
グ変換等の処理が施され音声出力するために使用され
る。また、PCMデータとして、例えば16ビットのデ
ジタルデータとして記録されている音声データは、デコ
ーダ82で復号された後、デジタル/アナログ変換等の
処理が施され音声出力するために使用される。
【0084】さらに、通信制御部900は、バスBUS
を介してCPU51との通信制御を行う通信制御部91
と、情報配信装置として通信基盤を利用するときに、C
D−ROM販売促進に関する販売促進情報内容D1を受
信する通信モデム22とを備えている。通信制御部91
にはコントローラ接続端子12が接続され、使用者から
の操作情報D3を入力するための外部コントローラ20
が接続される。通信モデム22には電話回線やインター
ネットが接続される。この他に、ゲームの設定データ等
を記憶する補助記憶装置としてメモリカードや、携帯端
末装置などが接続されるメモリカード挿入部が、図示せ
ずもこの通信制御部91に設けられている。
【0085】このコントローラ接続端子12に接続され
た外部コントローラ20は、使用者からの指示を入力す
るために、例えば16個の指示キーを有し、通信制御部
91からの指示に従って、この指示キーの状態を、同期
式通信により、通信制御部91に毎秒60回程度送信す
る。そして、通信制御部91は、外部コントローラ20
の指示キーの状態をCPU51に送信する。これによ
り、使用者からの指示がCPU51に入力され、このC
PU51は、実行しているゲームモード等に基づいて、
使用者からの指示に従った処理を行うことができる。
【0086】ここで、このメモリ23、メインメモリ5
3、GPU62、画像デコーダ64及びデコーダ82等
の間では、プログラムの読み出し、画像の表示あるいは
描画等を行う際に、大量の画像データを高速に転送する
必要がある。そこで、このエンタテインメント装置10
1では、上述のようにCPU51を介さずに周辺装置制
御部52からの制御によりこのメインメモリ53、GP
U62、画像デコーダ64及びデコーダ82等の間で直
接データの転送を行ういわゆるDMA転送を行うことが
できるようになっている。
【0087】これにより、データ転送によるCPU51
の負荷を低減させることができ、高速なデータの転送を
行うことができる。また、パラレルI/Oインタフェー
ス(PIO)96、及びシリアルI/Oインタフェース
(SIO)97は、外部の拡張機器とエンタテインメン
ト装置101とを接続するためのインタフェースであ
る。
【0088】続いて、CD−ROM販売促進システム1
00における処理例を説明する。なお、図2に示したフ
ローチャートを再び使用する。この実施例ではゲームソ
フト会社から提供されるゲームデータD01を記録した
CD−ROM201の販売を促進する場合を想定し、販
売促進情報内容D1に関しては例えば、そのCD−RO
M201の新商品に係る広告情報を放送局9から利用者
Hjのエンタテインメント装置101に配信する場合を
想定する。
【0089】また、エンタテインメント装置101は個
別販売形態で利用者Hjに提供されるものとし、CD−
ROM販売促進に関するデータ列は既存の地上波放送イ
ンフラを使用して放送局9からエンタテインメント装置
101へ送信する場合を一例に挙げる。これらのデータ
列はTV放送信号の垂直ブランキング期間を利用して多
重伝送される場合を例に採る。予めゲームモードは非選
択とされている場合を想定する。
【0090】これを前提として、ゲームソフト会社の依
頼を受けた装置メーカ側では、図2に示したフローチャ
ートのステップA1で、少なくともゲームデータD01
を処理する第1の機能及び販売促進情報内容D1を受信
して処理する第2の機能を有したエンタテインメント装
置101が複数製造される。そして、ある程度の販売引
き当て数量を満足するエンタテインメント装置101が
製造できたら、ステップA2でそのエンタテインメント
装置101が利用者Hjに販売される。
【0091】その後、ステップA3に移行して新たな商
品を製造するか否かが検討される。バージョンアップし
たエンタテインメント装置101などの新たな商品を製
造する場合にはステップA1に戻って機能向上を図った
エンタテインメント装置101が製造される。
【0092】これに並行してソフトメーカ側では、ステ
ップA4で、少なくとも上述したエンタテインメント装
置101に装着されるCD−ROM201が複数製造さ
れる。そして、ある程度の販売引き当て数量を満足する
CD−ROM201が製造できたら、ステップA5でそ
のCD−ROM201が利用者Hjに販売される。CD
−ROM201はエンタテインメント装置101と同時
に販売するようになされる。その後、ステップA6に移
行して新たな商品を製造するか否かが検討される。バー
ジョンアップしたCD−ROM201などの新たな商品
を製造する場合にはステップA4に戻って機能向上を図
ったCD−ROM201が製造される。
【0093】他方で、ステップA7でCD−ROM20
1の販売に関し、その新商品に係る広告情報をなす販売
促進情報内容D1が作成される。その後、ステップA8
に移行して既存の放送インフラを利用して同一のゲーム
ソフト会社から放送事業者を通して利用者Hjのエンタ
テインメント装置101へ販売促進情報内容D1が供給
される。例えば、ステップA81で放送局9において、
その情報配信装置19のデータ挿入部3により販売促進
情報内容D1が一群のデータ列に構築され、このデータ
列が既存のテレビ放送信号の垂直ブランキング期間に挿
入するようになされる。
【0094】その後、ステップA82に移行してデータ
挿入部3により構築挿入された一群のデータ列が送信部
95から利用者Hjのエンタテインメント装置101へ
一斉に多重伝送するようになされる。利用者Hj側では
予め放送局9から配信されたそのCD−ROM201の
新商品に係る広告情報が受信され、不揮発性のメモリ2
3などに一旦ダウンロードされる。その後、データ放送
を再生しているときや、同一のゲームソフト会社から供
給されたCD−ROM201を装着してゲームデータD
01をエンタテインメント装置101で処理していると
きなどにおいて、その合間に不揮発性のメモリ23から
読み出した広告情報を表示するようになされる。利用者
Hjは現在視聴しているゲームデータD01に関連した
新商品に係る広告情報を放送とは非同期に視聴すること
ができる。
【0095】他方、ゲームソフト会社ではステップA9
に移行して新たな販売促進情報内容D1を作成するかが
検討される。新たな販売促進情報内容D1を作成する場
合には、ステップA7に戻って、例えば、そのCD−R
OM201の販売量を上げるために、買い受け時にサー
ビスを受けるためのサービス情報、そのゲームデータD
01の追加情報、そのゲームデータD01の補足情報、
そのゲームデータD01の体験情報などが作成される。
その後、ステップA8に移行して既存の放送インフラを
利用して同一のゲームソフト会社から放送事業者を通し
て利用者Hjのエンタテインメント装置101へ販売促
進情報内容D1が供給される。
【0096】なお、ステップA3,A6で新たな商品及
びステップA9で新たな販売促進情報内容D1を制作し
ない場合にはステップA10に移行してゲームソフト会
社により当該システム10を終了するか否かが検討され
る。当該システム10を終了しない場合はステップA
1,A4及びA7に戻って上述した処理が継続される。
当該システム100を終了する場合はゲームソフト会社
の決定により終了する。
【0097】このように、本発明に係る第1の実施例と
してのCD−ROM販売促進システム100によれば、
放送局9からの販売促進情報内容D1及びCD−ROM
201からのゲームデータD01を処理する場合に、一
方でエンタテインメント装置101のチューナー21に
よって、放送局9からの販売促進情報内容D1が受信さ
れると、このチューナー21により受信された販売促進
情報内容D1が不揮発性のメモリ23に蓄積される。
【0098】他方で、このエンタテインメント装置10
1にCD−ROM201が装着され、CD−ROM20
1によるゲームデータD01が制御系500、グラフィ
ックシステム600、サウンドシステム700及び光デ
ィスク制御部800により表示制御されると共に、メモ
リ23から読み出した販売促進情報内容D1が制御系5
00、グラフィックシステム600、サウンドシステム
700及び光ディスク制御部800により表示制御され
る。グラフィックシステム600によるゲームデータD
01や販売促進情報内容D1に係る映像はテレビ102
に表示される。
【0099】従って、同一のゲームソフト会社から供給
されたCD−ROM201の新商品に係る広告情報や、
その買い受け時にサービスを受けるためのサービス情
報、そのゲームデータD01の追加情報、そのゲームデ
ータD01の補足情報、そのゲームデータD01の体験
情報などを受信後にアン・リアルタイムに、モニタ10
2に表示することができるので、利用者Hjの購買意欲
をいやおうなしに高められる結果、そのCD−ROM2
01の販売を促進することができる。
【0100】(3)第2の実施例 図7は本発明に係る第2の実施例としてのメモリカード
販売促進システム200の構成例を示すイメージ図であ
る。
【0101】このシステム200では第1の実施例で適
用したテレビ102に代わって、図7に示す携帯端末装
置14が準備され、この携帯端末装置14によりメモリ
カード202に関する販売促進情報内容を視聴するシス
テムを構成するものである。メモリカード202は記録
媒体の他の一例であり、フラッシュメモリなどの不揮発
性の半導体メモリが使用され、メモリカード型又はRO
Mカセット型が適用される。
【0102】この例では、第2の情報処理装置として充
電機能付きのチューナー装置24と、このチューナー装
置24に対して脱着自在になされる携帯端末装置14と
を備え、放送局9からの販売促進情報内容及びメモリカ
ード202からのゲームデータを処理するようになされ
る。ゲームなどのアプリケーションはいつでもどこでも
楽しむことができる。このシステム200でも携帯端末
装置14で処理したメモリカード202によるゲームデ
ータと放送局9による販売促進情報内容とが同一のゲー
ムソフト会社から供給される。このチューナー装置24
はデータ放送番組及びメモリカード販売促進に係るデー
タ列を受信し蓄積するところまでは第1の実施例と同様
である。
【0103】この例では第1の実施例と異なりゲームデ
ータD01をテレビ102に出力して外部コントローラ
20により操作するのではなく、携帯端末装置14にメ
モリカード202を装着し、その液晶表示モニタ122
と操作ボタンを使用してゲームを実行しているときに、
予め携帯端末装置14へのダウンロードしておいた、メ
モリカード販売促進に係る販売促進情報内容D1が読み
出され、その画像や音声を視聴するようになされる。
【0104】このチューナー装置24から携帯端末装置
14へのダウンロードにはUSBやIEEE139、I
rDAなどの汎用シリアルインタフェース(有線、無
線)が使用され、この他に、有線、無線、コネクタを直
接接続する専用インタフェースなどをチューナー装置2
4に設けてもよい。チューナー装置24で受信されたデ
ータ列を装置内で蓄積することなく、直接、携帯端末装
置14内の不揮発性のメモリやハードディスク装置内に
蓄積するようにしてもよい。
【0105】図7に示す充電機能付きのチューナー装置
24には脱着自在な携帯端末装置14が接続され、この
チューナー装置24よりダウンロードされる一群のデー
タ列を画像処理するようになされる。この携帯端末装置
14には操作キー32と、この操作キー32によって操
作された映像を表示する液晶表示モニタ122を有して
いる。
【0106】この液晶表示モニタ122は例えば、32
0画素×240画素のカラー液晶画面を有している。こ
の携帯端末装置14の下端部側は、チューナー装置24
の凹み部18に挿入されることで、この携帯端末装置1
4に内蔵されている二次電池に対して充電を行うように
なされている。携帯端末装置14のケーシング26に
は、上述の液晶表示モニタ122の他に、操作キー32
を構成する十字キー28と決定キー30が設けられてい
る。決定キー30は、後述するように、携帯端末装置1
4の電源スイッチとしても機能する。
【0107】一方、チューナー装置24のケーシング3
4には、上記の凹み部18の他、充電中、充電終了等の
充電状態を表す充電表示ランプ36と、携帯端末装置1
4がデータの受信中であることを表す受信表示ランプ3
7と、データ放送の中で所望の放送のチャンネルを選択
するためのチャンネル選択スイッチ38とが設けられて
いる。
【0108】さらに、この充電機能付きのチューナー装
置24には同軸ケーブル40が接続されて同軸端子44
に至る。この同軸端子44には空中線アンテナ42が接
続され、通常の地上波によるTV番組放送の他に、デー
タ放送番組及びメモリカード販売促進に関する販売促進
情報内容D1を受信するようになされる。これと共に、
チューナー装置24には電源コード46が接続されたA
Cプラグ(交流プラグ)48が設けられる。ACプラグ
48は電源コンセント50に接続され、AC電源が供給
される。
【0109】図8は充電機能付きのチューナー装置24
及び携帯端末装置14の内部構成例を示すブロック図で
ある。図8において、チューナー装置24は、外部から
供給されるデータを受信するチューナー55を有してい
る。このチューナー55は、アンテナ42により受信さ
れた地上波放送信号からメモリカード販売促進に係る販
売促進情報内容D1などのデータ列を抽出してバス57
に送るようになされる。チューナー装置24内にはフラ
ッシュメモリ33が設けられ、バス57から転送されて
くるデータ列を蓄積するようになされる。
【0110】この実施例においてデータ放送番組に係る
映像及び音声情報や、メモリカード販売促進に係る販売
促進情報内容D1は、地上波テレビ放送であるNTSC
方式による放送電波の隙間である垂直ブランキングイン
ターリービング(VBI:vertical blanking interlea
ving interval)を利用して多重化される。各種デジタ
ルコンテンツ{コンテンツとは、映像、画像(動画と静
止画)、音声、文字、数値などの様々な情報や、テレビ
ジョン受信機やラジオ受信機で再生される番組やCMお
よび雑誌や新聞の紙面の内容も含むものとする。}の配
信が可能となっている。したがって、この地上波のテレ
ビ放送電波は、従来の八木アンテナ等のアンテナ42に
より受信が可能である。
【0111】なお、テレビ放送電波は複数のチャンネル
の電波を含んでいる。そこで、所望のチャンネルを選択
して受信するために、チャンネル選択スイッチ38によ
り設定されたチャンネル情報に基づき、チャンネル選択
回路56を通じてチューナー55の選択周波数が切り替
えられるように構成されている。チューナー55により
選択されてバス57に流されたデータ列(ここでは、N
TSC信号)は、データデコード回路58によりデコー
ドされる。
【0112】放送局9側でVBIとして多重化された上
記各種コンテンツに係るデータ列がNTSC信号に存在
していたときには、そのデコードされた、映像及び音声
情報、プログラム情報D12、販売促進情報D11など
のデータは、マイクロコンピュータ90の制御の下に、
携帯端末装置14がセットされていない場合を含めて一
旦フラッシュメモリ33に蓄積される。なお、携帯端末
装置14がセットされているときは、直接、シリアルイ
ンタフェースである外部インタフェース60、接続端子
65を通じて携帯端末装置14にも同時に販売促進情報
内容D1を転送してもよい。このマイクロコンピュータ
90とデータデコード回路58とは一体的なシステムL
SI構成としてもよい。
【0113】このチューナー装置24には脱着自在な携
帯端末装置14がセットされ、フラッシュメモリ33に
蓄積された販売促進情報内容D1をダウンロードするよ
うになされる。携帯端末装置14はバス74を有してお
り、このバス74には外部インターフェース67、マイ
クロコンピュータ70、データストレージ75、アンプ
76、インターフェース86及び液晶表示用のコントロ
ーラ(LCDC)88が接続され、図示しない接続端子
を通してメモリカード202が装着される。
【0114】このチューナー装置24の接続端子65を
通じて携帯端末装置14に送られてきたデータ列は、こ
の携帯端末装置14の接続端子69、シリアルインタフ
ェースである外部インタフェース67およびバス74を
通じてマイクロコンピュータ70の制御の下に、不揮発
性の記憶装置の一例となるデータストレージ75に電気
的に書き込まれる。マイクロコンピュータ70はメモリ
カード202を装着してゲームデータD02を表示制御
すると共に、データストレージ75に蓄積された販売促
進情報内容D1を読み出して表示制御するようになされ
る。
【0115】このデータストレージ75には情報が書込
消去可能な読出専用メモリ(EEPROM)などが使用
され、この例では携帯端末装置14がチューナー装置2
4にセットされていなくても、データ列はフラッシュメ
モリ33に電気的に蓄積されるよになされる。携帯端末
装置14がチューナー装置24にセットされたときは、
マイクロコンピュータ90の制御を受けて携帯端末装置
14のデータストレージ75にデータ列を転送するよう
になされる。
【0116】なお、フラッシュメモリ33やデータスト
レージ75の記憶容量としては、データ放送のデータレ
ートが約40[kbps]である場合に、このデータを
少なくとも50分程度記憶したい場合には16[MB]
のものを用いればよい。40[kbps]÷8「bi
t」×50[min]×60[sec]=15[MB]
となる。
【0117】マイクロコンピュータ70はデジタル計算
機であり、データストレージ75から読み出したプログ
ラム情報D12に基づいて販売促進情報D11を任意に
映像加工し、又は、メモリカード202から読み出した
映像及び音声情報に基づいてゲームデータD02を画像
処理するようになされる。マイクロコンピュータ70、
90はそれぞれCPU(中央処理装置)、メモリである
ROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムア
クセスメモリ)、その他、入出力インタフェース、時計
手段としてのクロック、計時手段としてのタイマ等を有
しており、制御部、演算部、処理部等として機能する。
したがって、上記したように、データデコード回路58
の機能をマイクロコンピュータ90により実行させるこ
とも可能である。
【0118】チューナー装置24側のマイクロコンピュ
ータ90には、受信表示ランプ37が接続されている。
この受信表示ランプ37は、チューナー装置24からデ
ータストレージ75へのデータの転送中、およびデータ
ストレージ75へのデータの記憶中には点灯し、それ以
外の場合には消灯するように制御される。データ列の受
信完了により受信表示ランプ37を点滅するようにして
もよい。
【0119】このチューナー装置24は、さらに電源回
路80を有している。この電源回路80は、外部AC電
源から供給されるAC100V等の交流電圧を直流電圧
に変換してチューナー装置24内の全てのブロックに供
給する。この場合、充電制御回路85は、電源回路80
から供給された直流電圧を、例えば、充電用の直流電流
に変換し接続端子66を通じ携帯端末装置14の接続端
子68を介してその携帯端末装置14の二次電池87に
供給して充電制御を行う。充電制御回路85に含まれる
充電制御は、例えば、二次電池87の温度を検出しなが
ら充電電流を制御し、二次電池87の残容量検出制御お
よび満充電検出制御等を行う。二次電池87としては、
リチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池等を使用
することができる。
【0120】充電制御回路85には、充電表示ランプ3
6が接続されている。この充電表示ランプ36は、二次
電池87の充電中には点灯し、満充電時には消灯するよ
うに制御される。携帯端末装置14には、さらに、バス
74にインタフェース86を介して操作キー32が接続
されるとともに、液晶表示用のコントローラ88を介し
て液晶表示モニタ122が接続されている。上述のバス
74には音声処理部76が接続され、音声増幅処理など
がなされる。音声処理部76にはスピーカー77が接続
され、データ放送番組やメモリカード販売促進に関する
音声情報1を出力するようになされる。
【0121】続いて、メモリカード販売促進システム2
00における処理例を説明する。図9はメモリカード販
売促進システム200における携帯端末装置14の動作
例を示すフローチャートである。
【0122】この例でもメモリカード販売促進に関する
販売促進情報内容D1がデータ列となされ、このデータ
列が放送局9から利用者Hjに配信されるようになされ
る。販売促進情報内容D1はアニメーションなどの動画
やコミック、販売価格表などの静止画や、ゲーム追加情
報、音楽、文字情報などのソフトウエア(データ)など
である。販売促進情報内容D1はデータ放送番組やメモ
リカード202の再生の合間にスポット的に出現するよ
うに編成されていて、画像や音声データを含むソフトウ
エアのプログラムにより制作されている。
【0123】この例で携帯端末装置14がチューナー装
置24にセットされていて、データのダウンロードを待
つ状態では、チューナー装置24はスタンバイモードに
なっている。ここで、スタンバイモードとは、携帯端末
装置14のマイクロコンピュータ70、LCDC88な
どのシステムLSIがチューナー装置24のマイクロコ
ンピュータ90とのインタフェース機能と時計機能とを
除いては電源オフの状態をいう。
【0124】このインタフェース機能においても、通常
のデータ転送とは異なり必要最小限の低速でマイクロコ
ンピュータ90からの起動コマンドがポーリングできる
状態になっている。チューナー装置24は転送要求コマ
ンドを検出するために、電源回路80から各部へ電源が
供給されている。また、携帯端末装置14がチューナー
装置24にセットされているので、この間に充電制御回
路85により二次電池87が充電されている。
【0125】これを前提にして、チューナー装置24で
はスタンバイモードにより、図9に示すフローチャート
のステップC1で放送局9から送信されてくる転送要求
コマンドが検出される。チューナー装置24で転送要求
コマンドが検出された場合にはチューナー装置24から
携帯端末装置14へダウンロードを開始を通知する転送
要求コマンドが転送されるので、携帯端末装置14では
セットアップ期間を利用してステップC2でマイクロコ
ンピュータ70自身が携帯端末装置14を受信モードに
立ち上げる。
【0126】ここで受信モードとはスタンバイモードと
ノーマル(通常使用)モードとの中間モードをいい、マ
イクロコンピュータ70としてはスタンバイ機能に加え
て、チューナー装置24との高速インタフェース機能、
ここで取り込んだデータをフラッシュメモリなどのデー
タストレージ75に転送する外部メモリインタフェース
機能を更にオンした状態をいう。従って、この際には二
次電池87からデータストレージ75及びマイクロコン
ピュータ70などに電源が供給される。
【0127】その後、ステップC3に移行してチューナ
ー装置24のマイクロコンピュータ90により、データ
列の受信中を示す受信表示ランプ37が点灯される。充
電表示ランプ36は携帯端末装置14がチューナー装置
24にセットされているので点灯している。携帯端末装
置14ではチューナー装置24からのプログラム開始コ
マンドを待つ状態である。
【0128】そして、ステップC4でセットアップ期間
に続くデータ列に関してプログラム開始コマンドが記述
されているかが、マイクロコンピュータ90により検出
される。このプログラム開始コマンドは、1回にダウン
ロードされる全プログラムの転送を開始する旨を通知す
る信号である。全プログラムのデータは図5で説明した
ように、複数のブロックに分割されいる。従って、ブロ
ック開始コマンドが受信(検出)されると、ステップC
5に移行して最初(先頭)ブロック0のパケットにブロ
ックヘッダが記述されているか否かが検出される。
【0129】このブロックヘッダが検出された場合に
は、ステップC6に移行してブロック内に細かく分割さ
れたパケット状のデータ群をマイクロコンピュータ7
0,90とにおいてハンドシェークを取りながら、パケ
ット転送処理が実行される。つまり、チューナー装置2
4ではデータ列を受信すると適宜、データデコード回路
58によりデータ列がバイナリーデータにデコード処理
される。
【0130】そして、デコード処理されたデータファイ
ルとしてのメモリカード販売促進に関する販売促進情報
内容D1がフラッシュメモリ33等に転送されて一旦蓄
積される。この例では、デコード処理されたデータファ
イルはフラッシュメモリ33と携帯端末装置14のスト
レージ75に同時に転送されるので、利用者Hjが携帯
端末装置14をチューナー装置24にセットし忘れた場
合でも、受信後、チューナー装置24から携帯端末装置
14へデータファイルを再転送することができる。
【0131】このパケットの最後には当該ブロックの終
了を示す終了フラグが記述されているので、マイクロコ
ンピュータ70はこれを認識すると、ステップC7に移
行してパケットの終了フラグに続くプログラム終了コマ
ンドが記述されているか否かが検出される。プログラム
終了コマンドが検出されていない場合にはステップC5
に戻って引き続き次のブロックヘッダが記述されている
か否かが検出される。
【0132】こうして、プログラム終了コマンドが検出
されるまで、チューナー装置24から、データストレー
ジ75にデータファイルを次々に転送し、マイクロコン
ピュータ70内のバッファメモリに応じてデータ列が全
部フラッシュメモリ33や、データストレージ75など
に一旦に記録できたら、ステップC8に移行してマイク
ロコンピュータ90によりチューナー装置24の受信表
示ランプ37が消灯される。プログラム終了コマンドを
受信したマイクロコンピュータ70により携帯端末装置
14の受信中インジケータ47が消灯される。
【0133】その後、ステップC9に移行してチューナ
ー装置24及び携帯端末装置14では受信済みランプを
点滅するようになされる。受信済みランプは受信表示ラ
ンプ37や受信中インジケータ47を兼用してもよい。
そして、ステップC10に移行して当該携帯端末装置1
4はスタンバイモードに入る。
【0134】続いて、メモリカード販売促進システム2
00における処理例について説明する。この例でも図2
に示したフローチャートを再び使用する。
【0135】この実施例では、ゲームソフト会社から提
供されるゲームデータD02を記録したメモリカード2
02の販売を促進する場合を想定し、販売促進情報内容
D1に関しては例えば、そのメモリカード202の新商
品に係る広告情報を放送局9から利用者Hjのチューナ
ー装置24に配信する場合を想定する。
【0136】また、チューナー装置24は個別販売形態
で利用者Hjに提供されるものとし、メモリカード販売
促進に関するデータ列は既存の地上波放送インフラを使
用して放送局9からチューナー装置24へ送信する場合
を一例に挙げる。利用者Hjは図8に示したチューナー
装置24から携帯端末装置14を取り外し、この携帯端
末装置14にメモリカード202を装着し、このメモリ
カード202によるゲームデータD02を使用してゲー
ムをしたり、データ放送番組の再生中や、このゲームの
合間に表示される販売促進情報内容D1を自分のペース
で何度も視聴する場合を想定する。
【0137】これを前提として、ゲームソフト会社の依
頼を受けた装置メーカ側では、図2に示したフローチャ
ートのステップA1で、少なくともゲームデータD02
を処理する機能及び販売促進情報内容D1のダウンロー
ド機能を有した携帯端末装置14と、販売促進情報内容
D1を受信して処理する機能を有したチューナー装置2
4とが複数製造される。
【0138】そして、ある程度の販売引き当て数量を満
足する携帯端末装置14、チューナー装置24が製造で
きたら、ステップA2でその携帯端末装置14及びチュ
ーナー装置24が利用者Hjに販売される。携帯端末装
置14及びチューナー装置24はほぼ同時に販売するよ
うになされる。その後、ステップA3に移行して新たな
商品を製造するか否かが検討される。バージョンアップ
した携帯端末装置14や、チューナー装置24などの新
たな商品を製造する場合にはステップA1に戻って機能
向上を図った携帯端末装置14やチューナー装置24が
製造される。
【0139】これに並行して、ソフトメーカ側では、ス
テップA4で、少なくとも上述した携帯端末装置14に
装着されるメモリカード202が複数製造される。そし
て、ある程度の販売引き当て数量を満足するメモリカー
ド202が製造できたら、ステップA5でそのメモリカ
ード202が利用者Hjに販売される。メモリカード2
02は携帯端末装置14や、チューナー装置24などと
ほぼ同時に販売するようになされる。その後、ステップ
A6に移行して新たな商品を製造するか否かが検討され
る。バージョンアップしたメモリカード202などの新
たな商品を製造する場合にはステップA4に戻って機能
向上を図ったメモリカード202が製造される。
【0140】他方で、ステップA7でメモリカード20
2の販売に関し、その新商品に係る広告情報をなす販売
促進情報内容D1が作成される。その後、ステップA8
に移行して既存の放送インフラを利用して同一のゲーム
ソフト会社から放送事業者を通して利用者Hjのチュー
ナー装置24へ販売促進情報内容D1が供給される。例
えば、ステップA81及びA82でデータ挿入部3によ
り構築挿入された一群のデータ列が送信部95から利用
者Hjのチューナー装置24へ一斉に多重伝送するよう
になされる。利用者Hj側では予め放送局9から配信さ
れたそのメモリカード202の新商品に係る広告情報が
受信され、フラッシュメモリ33などに一旦蓄積され、
もしくは、チューナー装置24に接続された携帯端末装
置14にその広告情報(販売促進情報内容D1)がデー
タストレージ75へダウンロードされる。
【0141】その後、同一のゲームソフト会社から供給
されたメモリカード202を装着してゲームデータD0
2をチューナー装置24で処理しているときや、データ
放送番組を再生しているときなどにおいて、その合間に
不揮発性のメモリ23から読み出した広告情報を表示す
るようになされる。利用者Hjは現在視聴しているゲー
ムデータD02に関連した新商品に係る広告情報を放送
とは非同期に視聴することができる。
【0142】他方、ゲームソフト会社ではステップA9
に移行して新たな販売促進情報内容D1を作成するかが
検討される。新たな販売促進情報内容D1を作成する場
合には、ステップA7に戻って、例えば、そのメモリカ
ード202の販売量を上げるために、買い受け時にサー
ビスを受けるためのサービス情報、そのゲームデータD
02の追加情報、そのゲームデータD02の補足情報、
そのゲームデータD02の体験情報などが作成される。
その後、ステップA8に移行して既存の放送インフラを
利用して同一のゲームソフト会社から放送事業者を通し
て利用者Hjのチューナー装置24へ販売促進情報内容
D1が供給される。
【0143】なお、ステップA3、A6で新たな商品及
びステップA9で新たな販売促進情報内容D1を制作し
ない場合にはステップA10に移行してゲームソフト会
社により当該システム10を終了するか否かが検討され
る。当該システム10を終了しない場合はステップA
1,A4及びステップA7に戻って上述した処理が継続
される。当該システム200を終了する場合はゲームソ
フト会社の決定により終了する。
【0144】従って、同一のゲームソフト会社から供給
されたメモリカード202の新商品に係る広告情報や、
その買い受け時にサービスを受けるためのサービス情
報、そのゲームデータD02の追加情報、そのゲームデ
ータD02の補足情報、そのゲームデータD02の体験
情報などを受信後にアン・リアルタイムに、携帯端末装
置14で表示処理等することができるので、利用者Hj
の購買意欲をいやおうなしに高められる結果、そのメモ
リカード202の販売を促進することができる。
【0145】(4)第3の実施例 図10は本発明に係る第3の実施例としてのメモリカー
ド販売促進システム300の構成例を示すイメージ図で
ある。
【0146】このメモリカード販売促進システム300
では、情報処理装置の一例となる図10に示すようなチ
ューナー機能付きの携帯端末装置401が準備され、屋
外などで直接、放送局9などからロッドアンテナ41を
通じてメモリカード販売促進に関する販売促進情報内容
D1を受信して不揮発性のメモリに蓄積するようしたシ
ステムである。
【0147】もちろん、データ放送番組に関する映像音
声情報も携帯端末装置401で受信される。利用者Hj
は販売促進情報内容D1の受信後に、この携帯端末装置
401に対して脱着自在になされるメモリカード203
のゲームデータを操作したり、放送局9からダウンロー
ドしておいた販売促進情報内容D1をデータ放送再生
や、ゲームの合間に視聴するようになされる。これによ
り、利用者Hjはメモリカード203に格納されたゲー
ムなどのアプリケーションをいつでもどこでも楽しむこ
とができる。
【0148】続いて、チューナー機能付きの携帯端末装
置401の内部構成例について説明する。図11は携帯
端末装置401の内部構成例を示すブロック図である。
なお、第2の実施例と同じ符号及び同じ名称のものはそ
の機能が同様であるためその説明を省略する。
【0149】図11に示す携帯端末装置401は第3の
情報処理装置の一例であり、放送局9からの販売促進情
報内容D1及びメモリカード203からのゲームデータ
D02を処理するものであり、システムバス79を有し
ている。このシステムバス79には操作部4や、表示部
6、音声処理部7、データ処理部35、外部インターフ
ェース67、受信部204などが接続されており、これ
らが二次電池87によって駆動される。
【0150】この外部インターフェース67にはメモリ
カード203が装着され、ゲームソフト会社で制作され
たゲームデータD03が格納されている。メモリカード
203にはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリが使
用される。受信部204はチューナー55、通信モデム
22、チャンネル選択スイッチ38、チャンネル選択回
路56及びフラッシュメモリ33を有しており、メモリ
カードの販売促進に関する販売促進情報内容D1をチュ
ーナー55により受信し、デコード処理後の映像及び音
声情報や、プログラム情報D12、販売促進情報D11
などのデータをフラッシュメモリ33に蓄積するように
なされる。
【0151】この例でデータ処理部35はデータデコー
ド回路58及びマイクロコンピュータ90を有してお
り、フラッシュメモリ33に蓄積された販売促進情報内
容D1を読み出して処理すると共に、メモリカード20
3を装着してゲームデータD02を処理するようになさ
れる。放送局9からの販売促進情報内容D1は、このメ
モリカード203によるゲームデータD02の制作会社
である同一のゲームソフト会社から供給されるものであ
る。
【0152】このシステムバス79には操作部4を構成
するインタフェース(I/F)86が接続され、このイ
ンタフェース86には操作ボタン32が接続されてい
る。操作ボタン32はデータデコード回路58及びマイ
クロコンピュータ90を制御するために操作される。
【0153】更に、システムバス79には表示部6を構
成する液晶表示用のコントローラ(LCDC)88が接
続されると共に、このコントローラ88には液晶表示モ
ニタ122が接続され、操作ボタン32によって操作さ
れたメモリカード203によるゲーム映像を表示するよ
うになされる。この例でも、既存の放送インフラにより
データ列を送信する場合であって、その放送インフラで
採用されるデータ放送信号の垂直ブランキング期間に多
重されてくるデータ列をチューナー55において受信
し、このデータ列をフラッシュメモリ33にダウンロー
ドするようになされる。
【0154】なお、音声処理部7ではメモリカード販売
促進に係る音声情報1を再生し増幅などが行われ、音声
信号がスピーカー77に出力される。携帯電話機能付き
の場合には受話器として機能する。この音声処理部7に
はマイクロフォン78が接続され、携帯電話機能付きの
場合には送話器として機能するようになされる。
【0155】また、通信モデム22はインターネットや
電話回線、衛星回線などに接続され、販売促進情報内容
D1を既存の通信インフラを利用する場合や、有料コン
テンツの決済時に、これらの通信回線より受信されたデ
ータ列の一群がフラッシュメモリ33に一旦蓄積するよ
うになされる。チューナーのみの機能を持つ、携帯ラジ
オなどの簡易な携帯端末装置を構成する場合には通信モ
デム22を省略してもよい。これに対して電話機能を持
つ携帯情報端末装置を構成する場合には通信モデム22
を設けておくことが好ましい。
【0156】続いて、メモリカード販売促進システム3
00の処理例を説明する。なお、図2に示したフローチ
ャートを再び使用する。
【0157】この実施例では、ゲームソフト会社から提
供されるゲームデータD03を記録したメモリカード2
03の販売を促進する場合を想定し、販売促進情報内容
D1に関しては例えば、そのメモリカード203の新商
品に係る広告情報を放送局9から利用者Hjの携帯端末
装置401に配信する場合を想定する。
【0158】また、携帯端末装置401は個別販売形態
で利用者Hjに提供されるものとし、メモリカード販売
促進に関するデータ列は既存の地上波放送インフラを使
用して放送局9から携帯端末装置401へ送信する場合
を一例に挙げる。利用者Hjは図10に示した携帯端末
装置401にメモリカード203を装着し、そのメモリ
カード203に蓄積されたゲームデータD03を使用し
てゲームをしたり、データ放送番組を再生したり、その
合間に表示される販売促進情報内容D1を自分のペース
で何度も視聴する場合を想定する。
【0159】これらを前提として、ゲームソフト会社の
依頼を受けた装置メーカ側では、図2に示したフローチ
ャートのステップA1で、少なくともゲームデータD0
3を処理する第1の機能及び販売促進情報内容D1を受
信して処理する第2の機能を有した携帯端末装置401
が複数製造される。そして、ある程度の販売引き当て数
量を満足する携帯端末装置401が製造できたら、ステ
ップA2でその携帯端末装置401が利用者Hjに販売
される。その後、ステップA3に移行して新たな商品を
製造するか否かが検討される。バージョンアップした携
帯端末装置401などの新たな商品を製造する場合には
ステップA1に戻って機能向上を図った携帯端末装置4
01が製造される。
【0160】これに並行してソフトメーカ側では、ステ
ップA4で、少なくとも上述した携帯端末装置401に
装着されるメモリカード203が複数製造される。そし
て、ある程度の販売引き当て数量を満足するメモリカー
ド203が製造できたら、ステップA5でそのメモリカ
ード203が利用者Hjに販売される。メモリカード2
03は携帯端末装置401とほぼ同時に販売するように
なされる。その後、ステップA6に移行して新たな商品
を製造するか否かが検討される。バージョンアップした
メモリカード203などの新たな商品を製造する場合に
はステップA4に戻って機能向上を図ったメモリカード
203が製造される。
【0161】他方で、ステップA7でメモリカード20
3の販売に関し、その新商品に係る広告情報をなす販売
促進情報内容D1が作成される。その後、ステップA8
に移行して既存の放送インフラを利用して同一のゲーム
ソフト会社から放送事業者を通して利用者Hjの携帯端
末装置401へ販売促進情報内容D1が供給される。例
えば、ステップA81及びA82でデータ挿入部3によ
り構築挿入された一群のデータ列が送信部95から利用
者Hjの携帯端末装置401へ一斉に多重伝送するよう
になされる。利用者Hj側では予め放送局9から配信さ
れたそのメモリカード203の新商品に係る広告情報が
受信され、フラッシュメモリ33などに一旦蓄積され
る。
【0162】その後、同一のゲームソフト会社から供給
されたメモリカード203を装着してゲームデータD0
3を携帯端末装置401で処理しているとき、データ放
送番組を再生しているときなどにおいて、その合間にフ
ラッシュメモリ33から読み出した広告情報を表示する
ようになされる。利用者Hjは現在視聴しているゲーム
データD03に関連した新商品に係る広告情報を放送と
は非同期に視聴することができる。
【0163】他方、ゲームソフト会社ではステップA9
に移行して新たな販売促進情報内容D1を作成するかが
検討される。新たな販売促進情報内容D1を作成する場
合には、ステップA7に戻って、例えば、そのメモリカ
ード203の販売量を上げるために、買い受け時にサー
ビスを受けるためのサービス情報、そのゲームデータD
03の追加情報、そのゲームデータD03の補足情報、
そのゲームデータD03の体験情報などが作成される。
その後、ステップA8に移行して既存の放送インフラを
利用して同一のゲームソフト会社から放送事業者を通し
て利用者Hjの携帯端末装置401へ販売促進情報内容
D1が供給される。
【0164】なお、ステップA3,A6で新たな商品及
びステップA9で新たな販売促進情報内容D1を制作し
ない場合にはステップA10に移行してゲームソフト会
社により当該システム300を終了するか否かが検討さ
れる。当該システム300を終了しない場合はステップ
A1,A4及びA7に戻って上述した処理が継続され
る。当該システム300を終了する場合はゲームソフト
会社の決定により終了する。
【0165】従って、同一のゲームソフト会社から供給
されたメモリカード203の新商品に係る広告情報や、
その買い受け時にサービスを受けるためのサービス情
報、そのゲームデータD03の追加情報、そのゲームデ
ータD03の補足情報、そのゲームデータD03の体験
情報などを受信後にアン・リアルタイムに、データ処理
部35で表示処理等することができるので、利用者Hj
の購買意欲をいやおうなしに高められる結果、そのメモ
リカード203の販売を促進することができる。
【0166】(5)各実施例のシステムを応用した第1
のビジネスモデル例 図12は本発明に係る各実施例を応用した第1のデュア
ルメディア供給ビジネス301のモデル例を示す概念図
である。
【0167】このモデル例では、図12に示す同一のメ
ディア上でソフト会社(情報提供事業者)13が複数の
コンテンツ供給ルートを使用して統合的に利用者Hjに
電子情報内容D0や販売促進情報内容D1を供給して行
くビジネスである。ここで言うソフト会社13には、電
子情報内容D0や販売促進情報内容D1の制作会社、販
売会社、出版会社、配給会社、放送局、又はこれらの代
理店などを含むものである。
【0168】コンテンツ供給ルートには、各実施例で説
明した電子情報内容D0を記録したCD−ROM20
1、メモリカード202、メモリカード203などの記
録媒体2を不特定多数の利用者Hjに流通販売する第1
の供給ルートと、地上波データ放送により利用者Hjの
情報処理装置にこれらの記録媒体2の販売促進情報内容
D1を一斉に配信する第2の供給ルートとが準備され
る。
【0169】第1の供給ルートにはソフト会社13から
の依頼により記録媒体2を製造するパッケージソフトの
製造事業者45と、このパッケージソフトを市場販売及
び通信販売する流通販売事業者49とが含まれる。第2
の供給ルートにはソフト会社13からの依頼により販売
促進情報内容D1を受託編集する放送受託事業者15
と、販売促進情報内容D1を配信する放送局9とが含ま
れる。
【0170】この販売促進情報内容D1の供給ルートは
地上波データ放送に限られることはなく、衛星放送又は
衛星データ放送、ケーブル放送又は通信、無線通信、有
線通信、衛星通信、FM又はAM多重放送、インターネ
ットなど何でも良い。記録媒体2はCD−ROM20
1、メモリカード202、203に限られることはな
く、これらの代わりにDVD−ROMや、その他の光デ
ィスク、磁気ディスク、磁気テープ、半導体メモリなど
を対象としてもよい。
【0171】[電子情報内容追加型のビジネスモデル
例]図13は本発明に係る各実施例を応用した電子情報
内容追加型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【0172】図13に示すビジネスモデル例では、ゲー
ムデータなどの電子情報内容D0が記録され、かつ、予
めIDコードが記録されたメモリカード202などのパ
ッケージソフトを利用者Hjに販売し、その後、ソフト
メーカ13の依頼を受けた放送局9から利用者Hjの携
帯端末装置14などに、販売促進情報内容D1として、
この電子情報内容D0に追加するための追加情報(以下
で追加キャラクタという)を一斉に配信するようにした
ものである。
【0173】利用者側ではIDコードに基づいてその追
加キャラクタを自由に使用できるようになされる。ID
コードが登録されていない場合には追加キャラクタはダ
ウンロードすらできないようになされる。または、追加
キャラクタをダウンロードすることができても、プログ
ラム情報の解凍キーが得られないことから、その追加キ
ャラクタを利用できないようになされる。解凍キーはI
Dコードに基づくものである。販売促進情報内容D1は
追加キャラクタに限らず、電子情報内容D0によって表
現されるクイズのヒント情報であったり、それによって
表現される自動車レースの新たなサーキットコースであ
ったり、当該メモリカード202の購入に対するプレゼ
ント情報であってもよい。
【0174】図14はIDコード対応機能付きの携帯端
末装置における処理例を示すフローチャートである。
【0175】この例では第2及び第3の実施例で説明し
た携帯端末装置14や401にIDコードの登録機能
や、電子情報内容追加型の判別機能を備えたものであ
り、これらの機能はマイクロコンピュータ70や90に
より実現される。
【0176】これを前提にして、図14のフローチャー
トのステップE1で利用者Hjはパッケージコンテンツ
としてメモリカード202を携帯端末装置14等に装着
する。このメモリカード202の属性情報を含む電子情
報内容D02がステップE2で携帯端末装置14内のレ
ジスタなどに読み込まれる。ここで、携帯端末装置14
はステップE3でこのメモリカード202が電子情報内
容追加型か否かの判別をする。追加型か否かは例えばメ
モリカード202の購入時に付加されたIDコードを読
むことにより判別される。従って、追加型のメモリカー
ドではない場合には何もせずにステップE8のゲームを
楽しむモードに移行する。
【0177】当該メモリカード202が追加型であった
場合には、最初にステップE4でこのIDコードが既に
携帯端末装置14内のIDレジスタに登録されているも
のかがマイクロコンピュータ70により判別される。I
Dコードが登録されていなければ、そのIDコードをス
テップE5でIDレジスタに登録してからステップE8
のゲームを楽しむモードに移行する。
【0178】一方、ステップE4で既にIDレジスタに
IDコードが登録されている場合には、ステップE6で
携帯端末装置14内のデータストレージ75にこのID
コードに対応した新規な追加キャラクタがあるか否かが
マイクロコンピュータ70により検索される。第2の実
施例で説明したように、販売促進情報内容D1は予め決
められた日時(例えばその日の深夜)に放送され、この
追加キャラクタは携帯端末装置14内のデータストレー
ジ75にダウンロードされている。従って、新規の追加
キャラクタが無ければ、ステップE8でそのままアプリ
ケーション処理に移行する。
【0179】データストレージ75にこのIDコードに
対応した新規な追加キャラクタがあれば、ステップE7
でその新規な追加キャラクタを読み出す。そして、ステ
ップE8でアプリケーションに新規な追加キャラクタを
含めてゲームを楽しむモードに移行する。その後、一連
のアプリケーション処理を終了すると、ステップE9に
移行して追加キャラクタを含めたゲームを繰り返すか否
かがチェックされる。このとき、利用者は操作キー32
を押下してマイクロコンピュータ70にその旨の指示を
与える。ゲームを繰り返す場合には、ステップE8に戻
って追加キャラクタを含めた一連のアプリケーション処
理が実行される。
【0180】ステップE9で「ゲームを繰り返さない」
を指示した場合にはステップE10に移行してゲーム操
作処理を終了するか否かがチェックされる。このとき、
ゲーム操作処理を終了しない場合、例えば利用者は他の
パッケージメディアと取り替える場合には、当該メモリ
カード202を抜去し、ステップE1に戻って他のメモ
リカードを装着するようになされる。これ以降は上述し
た通りである。また、ステップE10でゲーム操作処理
を終了する場合には電源をオフして終了する。
【0181】続いて、販売促進情報内容D1の一例であ
る追加情報の監視例について説明する。図15は携帯端
末装置14や401における追加情報の監視例を示すフ
ローチャートである。
【0182】この例では第1の実施例で説明したよう
に、新規な追加キャラクタなどの販売促進情報内容D1
は予め決められた日時(例えばその日の深夜)に放送さ
れ、この追加キャラクタが携帯端末装置14内のデータ
ストレージ75にダウンロードするようになされる。
【0183】これを前提にして、図15に示すフローチ
ャートのステップF1で当該携帯端末装置14の電源を
オンすると、ステップF2に移行して放送局(リアルタ
イムコンテンツ供給メディア)9からの追加キャラクタ
が受信されているか否かがマイクロコンピュータ70な
どによりチェックされる。追加キャラクタが受信されて
いない場合には、リアルタイムコンテンツ供給メディア
側からの追加キャラクタの受信があるまで待機される。
【0184】そして、追加キャラクタが受信されると、
データストレージ75にダウンロードするデータか否か
を決定するために、その追加キャラクタがIDレジスタ
に予め登録されたIDコードを付加したものであるかが
チェックされる。登録済みIDコードを付加した追加キ
ャラクタではない場合には、ステップF2に戻って登録
済みIDコードを付加した追加キャラクタが受信された
か否かが監視される。
【0185】また、ステップF3で登録済みIDコード
を付加した追加キャラクタが受信された場合には、ステ
ップF4に移行してその追加キャラクタをデータストレ
ージ75にダウンロードする。その後、ステップF5に
移行してマイクロコンピュータ70により電源オフ情報
を検出したかが判断される。電源オフ情報が検出されな
い場合にはステップF2に戻って他の追加キャラクタ
(販売促進情報内容)が受信されているか否かがチェッ
クされる。そして、ステップF3及びステップF4が繰
り返される。なお、ステップF5で電源オフ情報を検出
すると、追加情報の監視処理を終了する。
【0186】従って、利用者が無意識のうちに、追加キ
ャラクタを自動的にダウンロードすることができる。し
かも、利用者が所持するメモリカード202などの記録
媒体に対して継続的にその電子情報内容D0を更新(ア
ップデート)することができるので、その電子情報内容
D0の鮮度を持続させることができる。利用者側ではそ
のアップデートされた電子情報内容D0を自由に使用す
ることができる。
【0187】[新商品広告配信型のビジネスモデル例]
図16は本発明に係る各実施例を応用した新商品広告配
信型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【0188】図16に示すビジネスモデル例でもゲーム
データなどの電子情報内容D0が記録されたメモリカー
ド202などのパッケージソフトを利用者Hjに販売
し、その後、ソフトメーカ13の依頼を受けた放送局9
から利用者Hjの携帯端末装置14などに、販売促進情
報内容D1として、このメモリカード202をバージョ
ンアップした新商品などの広告情報を一斉に配信するよ
うにしたものである。この広告情報はそのパッケージソ
フトに属性の強い利用者に告知又は認知させるためのも
のである。
【0189】利用者側では第1〜第3の実施例で説明し
たように、メモリカード202を携帯端末装置14や4
01に装着してゲームを楽しんでいる合間やデータ放送
番組を再生しているときに、このゲームに関して属性の
高い上述した広告情報を液晶表示モニタ122に表示す
るようになされる。従って、利用者は他の広告媒体を見
なくとも、否応なしにこのメモリカード202の新商品
版を認知することができる。このビジネスモデル例によ
れば、他の広告媒体に比べて効率良く利用者にとって属
性の強い広告情報のみを認知させることができる。新商
品のプロモーションを効果的に行うことができ、自己完
結型プロモーションソフトビジネスを構築することがで
きる。
【0190】[商品サービス配信型のビジネスモデル
例]図17は本発明に係る各実施例を応用した商品サー
ビス配信型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【0191】図17に示すビジネスモデル例でもメモリ
カード202などのパッケージソフトを利用者Hjに販
売し、その後、ソフトメーカ13の依頼を受けた放送局
9から利用者Hjの携帯端末装置14などに、販売促進
情報内容D1として、新発売されたメモリカード(新商
品)202などの購入時に利用できるサービス情報を一
斉に配信するようにしたものである。利用者はパッケー
ジソフトを楽しみながらも、これらのサービス情報を認
知することができる。
【0192】このサービス情報には予めキャラクタグッ
ズ引き換え券やキャッシュバッククーポン券が準備され
ている。このキャラクタグッズ引き換え券はその新商品
のゲームソフトの主人公を例えば人形にしたキャラクタ
グッズをもらえる券である。キャッシュバッククーポン
券はその新商品のゲームソフトなどを例えば10%引き
で購入できる券である。これらの券は累積するような処
理してもよい。何枚か貯まったらサービスを受けるシス
テムを導入できることによる。
【0193】これらの引き換え券やクーポン券は紙に出
力してもよいが、この例では新発売されたメモリカード
202を購入するときに、データストレージ75にダウ
ンロードされた引き換え券やクーポン券に関する映像を
液晶表示モニタ122に表示して、この映像をソフト販
売店で提示することにより、そのゲームの主人公である
キャラクタグッズや、販売代金の10%引きといったキ
ャッシュバックなどのサービス(特典)を受けられるよ
うにしたものである。もちろん、これらのサービスを受
けたときはデータストレージ75にダウンロードされた
引き換え券やクーポン券に関する映像情報を自動的に消
去する機構が予め準備されている。重複したサービスを
受けることを排除するためである。
【0194】このように、販売促進アイテムを無意識に
配布できるので、マーケッティング活動を効果的に行う
ことができる。因みにこの種のサービスを目的とした利
用者の新商品の購入意欲を高められることから、ゲーム
ソフトの売り上げ拡大が予想される。
【0195】[電子情報内容先送り型のビジネスモデル
例]図18は本発明に係る各実施例を応用した電子情報
内容先送り型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【0196】図18に示すビジネスモデル例では、メモ
リカード202などのパッケージソフトを利用者Hjに
新発売するに際して、ソフトメーカ13の依頼を受けた
放送局9から利用者Hjの携帯端末装置14などに、販
売促進情報内容D1として、この電子情報内容D0の一
部を抜粋した体験情報を一斉に配信するようにしたもの
である。メモリカード202には例えばゲームデータな
どの電子情報内容D0が記録されている。
【0197】利用者側では体験情報に基づいて新発売さ
れるパッケージソフトのゲーム内容を体験できるように
なされる。利用者はこのゲーム体験によって、新発売さ
れるパッケージソフトを買うか買わないかを判断するこ
とができる。このビジネスモデル例で販売促進情報内容
D1に関してはそのパッケージソフトの電子情報内容D
0の一部を抜粋した体験情報に限らず、そのパッケージ
ソフトの予告編や、ダイジェスト版といったそのために
制作された電子情報内容であってもよい。このように、
購入前の電子情報内容D0の一部を無意識に顧客に送り
届けることができるので、更に効率的に利用者Hjの購
買動機付けを行うことができる。
【0198】[情報内容分割配信型のビジネスモデル
例]図19は本発明に係る各実施例を応用した電子情報
内容分割型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【0199】図19に示すビジネスモデル例ではリアル
タイムな第2の供給ルートにより、電子情報内容そのも
のを配信できる特長を利用するものである。この例では
任意の題材に基づいて制作され、又は、これから徐々に
制作される著作物が単行本に構成できる場合であって、
このような制作著作物を電子情報内容D0にしてパッケ
ージソフトに記録して販売しようとするとき、まず、情
報提供事業者はその制作著作物の電子情報内容D0を一
話ずつに分割した分割情報を作成するようになされる。
【0200】この制作著作物が将来的に完成する場合に
は、その一話を構成する電子情報内容D0が準備できた
時点で、それを分割情報とする。この一話毎の分割情報
を定期的もしくは不定期に、第1話〜第n話まで日を追
って放送局9から利用者Hjの携帯端末装置14など
に、販売促進情報内容D1として一斉に配信するように
なされる(ファーストラン)。利用者は定期的もしくは
不定期に配信される一話ずつに分割された制作著作物を
液晶表示モニタ122上で読むことができる。
【0201】このとき、放送局9から利用者Hjの携帯
端末装置14へダウンロードされる分割情報はデータス
トレージ75に上書き形式で蓄積するようになされる。
これは前回にダウンロードした分割情報を利用者の手元
に残さないようにするためである。これらの分割情報を
全部、もしくは、制作著作物が完成して分割情報を全部
利用者Hjに配信した後に、今まで配信した制作著作物
を繋ぎ合わせ、それを単行本形式の電子情報内容D0に
して、例えば、単行本記録方式のメモリカード(以下で
単行本メモリカードという)205などのパッケージソ
フトに記録し、このパッケージソフトを利用者Hjに販
売するようになされる。
【0202】利用者Hjは単行本メモリカード205を
購入して携帯端末装置14に装着し、これまでの一話ず
つに分割された制作著作物の内容を今度は連続して読む
ことができる。このように利用者Hjは1つのメディア
を使用するだけの簡便さで、別のメディアなみの情報内
容サービスを受けることができる。これにより、販売促
進情報内容D1を2次利用したシンジケーションビジネ
スを構築することができる。
【0203】[ディアルメディア混合型のビジネスモデ
ル例]図20は本発明に係る各実施例を応用したデュア
ルメディア混合型のビジネスモデル例を示す概念図であ
る。
【0204】図20に示すビジネスモデル例では、情報
提供事業者13によりキャラクタや、各種アニメーショ
ン(TVアニメ)、演劇(TVドラマ)、映画などのコ
ンテンツが一元管理される。例えば、コミックとゲーム
とを関連させた場合に、リアルタイムな第2の供給ルー
トにより、情報提供事業者13の依頼を受けた放送局9
から利用者Hjの携帯端末装置14などに、表示可能な
販売促進情報内容D1としてキャラクタや、TVアニ
メ、TVドラマ、映画などが配信される。
【0205】他方で、第1の供給ルートにより、利用者
Hjの携帯端末装置14に装着可能なメモリカード20
2などのパッケージソフトとして、第2の供給ルートに
より配信された情報内容を題材とするキャラクタやTV
アニメを利用した家庭用のゲームソフト、同様にしてT
VドラマやTVアニメを利用した小説形式のソフト、映
画やTVドラマ、TVアニメを利用したビデオソフト、
これらに関連した音楽CDを供給するようになされる。
【0206】もちろん、第1の供給ルートから先にパッ
ケージソフトを利用者Hjに供給し、第2供給ルートに
よりこのパッケージソフトに関連するキャラクタをTV
アニメ化したり、TVドラマ化して利用者Hjを配信す
るようにしてもよい。このように、キャラクタやテーマ
などの統一コンセプトによるメディアミックスビジネス
を相乗効果的に加速させることができる。しかも、ソフ
トクリエーティブにおいて、表現力が拡大され、著作物
制作業界の発展及び拡大が期待できるようになる。これ
により、ディアルメディアをミックスしたフランチャイ
ズソフトビジネスを構築することができる。
【0207】(6)各実施例のシステムを応用した第2
のビジネスモデル例 図21は本発明に係る各実施例を応用した第2のデュア
ルメディア供給ビジネス302のモデル例を示す概念図
である。
【0208】図21に示すビジネスモデル例では、一般
消費市場206で流通する一般企業による商品や、不動
産に関する広告情報を販売促進情報内容D1と同様にし
て、リアルタイムな第2の供給ルートにより利用者Hj
の情報処置装置に一斉に配信するようにしたものであ
る。この広告情報を利用者Hjに認知させることで、一
般消費市場206で流通する商品や、不動産を購入する
動機を利用者Hjに起こさせるようにしたものである。
第1のビジネスモデル例と同じ符号は同じ機能を有する
ためその説明を省略する。
【0209】一般企業の広告依頼件数が多くなると、情
報提供事業者の広告収入が増加することから、リアルタ
イムな第2の供給ルートを利用した有料ソフトビジネス
が発達し、その第2の供給ルートを利用したソフトを無
料にするビジネスも可能となる。従って、ソフトビジネ
スそのものが大きく増大(エンハンス)するようにな
り、引いてはソフトビジネスモデルにおける販売収益を
加速度的に増加させることができる。
【0210】このように、本発明に係るビジネスモデル
によれば、図21に示す右半分の第1の供給ルートを使
用して音楽CD、映画DVD、ゲームCD−ROM、セ
ルビデオなどのパッケージメディアを販売するソフトビ
ジネスを行っていた、従来方式のソフト会社に対して、
本発明のシステムを導入することにより、左半分の第2
の供給ルートが追加され、従来パッケージメディアのみ
で電子情報内容D0を供給していた同じソフト会社がリ
アルタイムに販売促進情報内容D1を利用者に一斉に発
信することが可能となった。
【0211】これによって、図13に示した電子情報内
容追加型、図16に示した新商品広告配信型、図17に
示した商品サービス配信型、図18に示す電子情報内容
先送り型などのビジネスモデルを提供することができ、
パッケージソフトビジネスに対して強力に営業を支援す
ることが可能となる。
【0212】また、第1及び第2のビジネスモデル例で
説明したように、リアルタイムな第2の供給ルートによ
り、電子情報内容そのものを配信することもできるの
で、これによって、図19に示した情報内容分割型及び
図20に示したディアルメディア混合型のビジネスモデ
ルを提供することができ、別のメディアでのシナジー効
果によるメディアミックス戦略を推し量ることが可能と
なる。
【0213】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
媒体販売促進システムによれば、任意の電子情報内容を
記録した記録媒体の販売を促進する場合に、少なくと
も、記録媒体を装着して電子情報内容を処理する機能及
び放送局などの情報配信装置から配信された販売促進情
報内容を受信して処理する機能を有した複数の情報処理
装置を備え、記録媒体による電子情報内容と情報配信装
置による販売促進情報内容とを同一の情報提供事業者か
ら供給されるものである。
【0214】この構成によって、同一の情報提供事業者
から供給される記録媒体の新商品に係る広告情報や、そ
の買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、
その電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足
情報、その電子情報内容の体験情報などを各々の情報処
理装置で表示処理等できるので、利用者の購買意欲をい
やおうなしに高められる結果、その記録媒体の販売を促
進することができる。
【0215】本発明に係る情報配信装置によれば、同一
の情報提供事業者から供給される記録媒体の販売促進情
報内容を情報処理装置に配信する場合に、一群のデータ
列を送信する送信部を備え、その販売促進情報内容を挿
入したテレビ放送信号を利用者の情報処理装置に配信す
るようにしたものである。
【0216】従って、利用者の情報処理装置において、
所定の期間内にデータ列の一群を一挙に受信したり、テ
レビ放送信号から取り出した、同一の情報提供事業者か
ら供給される記録媒体の新商品に係る広告情報や、その
買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、そ
の電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足情
報、その電子情報内容の体験情報などを得ることができ
る。
【0217】本発明に係る第1の情報処理装置によれ
ば、情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒
体からの電子情報内容を処理する場合に複合処理機器を
備え、その情報配信事業者から受信された販売促進情報
内容が不揮発性の記憶装置に蓄積されると共に、記録媒
体を装着して電子情報内容が表示制御され、また、記憶
装置に蓄積された販売促進情報内容を読み出して表示制
御されるものである。
【0218】この構成によって、同一の情報提供事業者
から供給された記録媒体の新商品に係る広告情報や、そ
の買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、
その電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足
情報、その電子情報内容の体験情報などを受信後にアン
・リアルタイムに、表示装置に表示することができるの
で、利用者の購買意欲をいやおうなしに高められる結
果、その記録媒体の販売を促進することができる。
【0219】本発明に係る第2の情報処理装置によれ
ば、情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒
体からの電子情報内容を処理する場合に、チューナー装
置と携帯端末装置とを備え、その情報配信事業者から受
信された販売促進情報内容がチューナー装置により受信
されると、携帯端末装置の不揮発性の記憶装置にダウン
ロードして蓄積されると共に、携帯端末装置では記録媒
体を装着して電子情報内容が表示制御され、また、その
記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読み出して表
示制御されるものである。
【0220】この構成によって、同一の情報提供事業者
から供給された記録媒体の新商品に係る広告情報や、そ
の買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、
その電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足
情報、その電子情報内容の体験情報などを受信後にアン
・リアルタイムに、携帯端末装置で表示処理等すること
ができるので、利用者の購買意欲をいやおうなしに高め
られる結果、その記録媒体の販売を促進することができ
る。
【0221】本発明に係る第3の情報処理装置によれ
ば、情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒
体からの電子情報内容を処理する場合に、不揮発性の記
憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読み出して処理
すると共に、記録媒体を装着して電子情報内容を処理す
るデータ処理部とを備え、その記録媒体による電子情報
内容と情報配信事業者による販売促進情報内容とが同一
の情報提供事業者から供給されるものである。
【0222】この構成によって、同一の情報提供事業者
から供給された記録媒体の新商品に係る広告情報や、そ
の買い受け時にサービスを受けるためのサービス情報、
その電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の補足
情報、その電子情報内容の体験情報などを受信後にアン
・リアルタイムに、データ処理部で表示処理等すること
ができるので、利用者の購買意欲をいやおうなしに高め
られる結果、その記録媒体の販売を促進することができ
る。
【0223】本発明に係る記録媒体販売促進方法によれ
ば、任意の電子情報内容を記録した記録媒体の販売を促
進する際に、一方で、少なくとも、記録媒体を装着して
電子情報内容を処理する第1の機能及び情報配信事業者
から配信される販売促進情報内容を受信して処理する第
2の機能を有した情報処理装置を複数の利用者に提供
し、他方で、その記録媒体を販売するに際して、該記録
媒体の販売に関する販売促進情報内容を既存の情報配信
基盤を利用して同一の情報提供事業者から供給するよう
になされる。
【0224】この構成によって、同一の情報提供事業者
から供給された、記録媒体の新商品に係る広告情報や、
その買い受け時にサービスを受けるためのサービス情
報、その電子情報内容の追加情報、その電子情報内容の
補足情報、その電子情報内容の体験情報などを各々の情
報処理装置で表示処理等を行うことができるので、利用
者の購買意欲をいやおなしに高められる結果、その記録
媒体の販売を促進することができる。
【0225】この発明はCDや、DVD、CD−ROM
及びメモリカードなどのパッケージソフトを取り扱うビ
ジネスモデルなどに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての記録媒体販売促
進システム10の構成例を示すブロック図である。
【図2】その記録媒体販売促進システム10における処
理例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る第1の実施例としてのCD−RO
M販売促進システム100の構成例を示すイメージ図で
ある。
【図4】本発明に係る実施形態としての情報配信装置1
9及びその周辺システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】データ列のフォーマット例を示すイメージ図で
ある。
【図6】エンタテインメント装置101の内部構成例を
示すブロック図である。
【図7】本発明に係る第2の実施例としてのメモリカー
ド販売促進システム200の構成例を示すイメージ図で
ある。
【図8】チューナー装置24及び携帯端末装置14の内
部構成例を示すブロック図である。
【図9】メモリカード販売促進システム200における
チューナー装置24の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明に係る第3の実施例としてのメモリカ
ード販売促進システム300の構成例を示すイメージ図
である。
【図11】携帯端末装置401の内部構成例を示すブロ
ック図である。
【図12】本発明に係る各実施例を応用した第1のデュ
アルメディア供給ビジネス301のモデル例を示す概念
図である。
【図13】本発明に係る各実施例を応用した電子情報内
容追加型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【図14】IDコード対応機能付きの携帯端末装置14
における処理例を示すフローチャートである。
【図15】携帯端末装置14や401における追加情報
の監視例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る各実施例を応用した新商品広告
配信型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【図17】本発明に係る各実施例を応用した商品サービ
ス配信型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【図18】本発明に係る各実施例を応用した電子情報内
容先送り型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【図19】本発明に係る各実施例を応用した電子情報内
容分割型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【図20】本発明に係る各実施例を応用したデュアルメ
ディア混合型のビジネスモデル例を示す概念図である。
【図21】本発明に係る各実施例を応用した第2のデュ
アルメディア供給ビジネス302のモデル例を示す概念
図である。
【符号の説明】
2・・・記録媒体、3・・・データ挿入部、4・・・操
作部、5・・・メモリ(記憶手段)、6・・・表示部
(表示装置)、8・・・情報処理装置、9・・・放送
局、10・・・記録媒体販売促進システム、14,40
1・・・携帯端末装置、19・・・情報配信装置、20
・・・外部コントローラ、21,55・・・チューナ
ー、22・・・通信モデム、23,33,43・・・フ
ラッシュメモリ(不揮発性の記憶装置)、24・・・チ
ューナー装置、32・・・操作ボタン、51・・・CP
U、61・・・GTE、62・・・GPU、70、90
・・・マイクロコンピュータ(データ処理部)、92・
・・インサーター(データ挿入部)、95・・・送信
部、100・・・CD−ROM販売促進システム、10
1・・・エンタテインメント装置(複合処理機器)、1
22・・・液晶表示モニタ(表示装置)、200・・・
メモリカード販売促進システム、201・・・CD−R
OM、202,203,205・・・メモリカード、2
04・・・受信部、300・・・メモリカード販売促進
システム、301,302・・・第1,第2のデュアル
メディア供給ビジネス

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の電子情報内容を記録した記録媒体
    の販売を促進するシステムであって、 前記記録媒体の販売に関する販売促進情報内容を配信す
    る情報配信装置と、 少なくとも、前記記録媒体を装着して電子情報内容を処
    理する第1の機能及び前記情報配信装置から配信される
    販売促進情報内容を受信して処理する第2の機能を有し
    た複数の情報処理装置とを備え、 前記記録媒体による電子情報内容と前記情報配信装置に
    よる販売促進情報内容とを同一の情報提供事業者から供
    給するようにしたことを特徴とする記録媒体販売促進シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記情報配信装置は、 前記販売促進情報内容を一群のデータ列に構築して既存
    のテレビ放送信号に挿入するデータ挿入部と、 前記データ挿入部により構築挿入された一群のデータ列
    を送信する送信部とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の記録媒体販売促進システム。
  3. 【請求項3】 前記テレビ放送信号の垂直ブランキング
    期間を利用して前記データ列を多重伝送するようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体販売促進シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 既存の放送基盤を使用して前記情報配信
    装置から情報処理装置へ前記販売促進情報内容を配信す
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体販売促進
    システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は、 情報配信事業者からの販売促進情報内容及び記録媒体か
    らの電子情報内容を処理する複合処理機器と、 前記複合処理機器で処理された映像を表示する表示装置
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体
    販売促進システム。
  6. 【請求項6】 前記複合処理機器は、 前記情報配信事業者からの販売促進情報内容を受信する
    チューナーと、 前記チューナーにより受信された前記販売促進情報内容
    を蓄積する不揮発性の記憶装置と、 前記記録媒体を装着して電子情報内容を表示制御すると
    共に、前記記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読
    み出して表示制御する表示制御部とを有することを特徴
    とする請求項5に記載の記録媒体販売促進システム。
  7. 【請求項7】 前記表示制御部に操作用の外部コントロ
    ーラが接続され、 前記外部コントローラによる操作に基づいて前記電子情
    報内容及び販売促進情報内容を演算処理するようになさ
    れることを特徴とする請求項6に記載の記録媒体販売促
    進システム。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は、 情報配信事業者からの販売促進情報内容を受信するチュ
    ーナー装置と、 前記チューナー装置に対して脱着自在になされる携帯端
    末装置とを有することを特徴とする請求項1に記載の記
    録媒体販売促進システム。
  9. 【請求項9】 前記携帯端末装置は、 前記チューナー装置により受信された販売促進情報内容
    をダウンロードして蓄積する不揮発性の記憶装置と、 前記記録媒体を装着して電子情報内容を表示制御すると
    共に、前記記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読
    み出して表示制御する表示制御部とを有することを特徴
    とする請求項8に記載の記録媒体販売促進システム。
  10. 【請求項10】 前記情報処理装置は、 情報配信事業者からの販売促進情報内容を受信するチュ
    ーナー部と、 前記チューナー部により受信された販売促進情報内容を
    蓄積する不揮発性の記憶装置と、 前記記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読み出し
    て処理すると共に、前記記録媒体を装着して電子情報内
    容を処理するデータ処理部とを有し、 前記データ処理部で処理した前記記録媒体による電子情
    報内容と前記情報配信装置による販売促進情報内容とが
    同一の情報提供事業者から供給されることを特徴とする
    請求項1に記載の記録媒体販売促進システム。
  11. 【請求項11】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体の新商品に係る広告情報であることを特徴
    とする請求項1に記載の記録媒体販売促進システム。
  12. 【請求項12】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体の買い受け時にサービスを受けるためのサ
    ービス情報であることを特徴とする請求項1に記載の記
    録媒体販売促進システム。
  13. 【請求項13】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を追加する追加
    情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体
    販売促進システム。
  14. 【請求項14】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を補足するため
    の補足情報であることを特徴とする請求項1に記載の記
    録媒体販売促進システム。
  15. 【請求項15】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を体験するため
    の体験情報であることを特徴とする請求項1に記載の記
    録媒体販売促進システム。
  16. 【請求項16】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録するための電子情報内容を分割した
    分割情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録
    媒体販売促進システム。
  17. 【請求項17】 同一の情報提供事業者から供給される
    記録媒体の販売促進情報内容を配信する装置であって、 前記販売促進情報内容を一群のデータ列に構築して既存
    のテレビ放送信号に挿入するデータ挿入部と、 前記データ挿入部により構築挿入された一群のデータ列
    を送信する送信部とを備え、 前記販売促進情報内容を挿入したテレビ放送信号を利用
    者の情報処理装置に配信するようにしたことを特徴とす
    る情報配信装置。
  18. 【請求項18】 前記テレビ放送信号の垂直ブランキン
    グ期間を利用して前記データ列を多重伝送するようにし
    たことを特徴とする請求項17に記載の情報配信装置。
  19. 【請求項19】 既存の放送基盤を使用して前記情報配
    信装置から情報処理装置へ前記販売促進情報内容を配信
    することを特徴とする請求項17に記載の情報配信装
    置。
  20. 【請求項20】 既存の通信基盤を使用して前記情報配
    信装置から情報処理装置へ前記販売促進情報内容を配信
    することを特徴とする請求項17に記載の情報配信装
    置。
  21. 【請求項21】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体の新商品に係る広告情報であることを特徴
    とする請求項17に記載の情報配信装置。
  22. 【請求項22】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体の買い受け時にサービスを受けるためのサ
    ービス情報であることを特徴とする請求項17に記載の
    情報配信装置。
  23. 【請求項23】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を追加する追加
    情報であることを特徴とする請求項17に記載の情報配
    信装置。
  24. 【請求項24】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を補足するため
    の補足情報であることを特徴とする請求項17に記載の
    情報配信装置。
  25. 【請求項25】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を体験するため
    の体験情報であることを特徴とする請求項17に記載の
    情報配信装置。
  26. 【請求項26】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録するための電子情報内容を分割した
    分割情報であることを特徴とする請求項17に記載の情
    報配信装置。
  27. 【請求項27】 情報配信事業者からの販売促進情報内
    容及び記録媒体からの電子情報内容を処理する装置であ
    って、 複合処理機器と、 前記複合処理機器で処理された映像を表示する表示装置
    とを備え、 前記複合処理機器は、 前記情報配信事業者からの販売促進情報内容を受信する
    チューナーと、 前記チューナーにより受信された前記販売促進情報内容
    を蓄積する不揮発性の記憶装置と、 前記記録媒体を装着して電子情報内容を表示制御すると
    共に、前記記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読
    み出して表示制御する表示制御部とを有することを特徴
    とする情報処理装置。
  28. 【請求項28】 前記表示制御部で処理した前記記録媒
    体による電子情報内容と前記情報配信装置による販売促
    進情報内容とが同一の情報提供事業者から供給されるこ
    とを特徴とする請求項27に記載の情報処理装置。
  29. 【請求項29】 前記表示制御部に操作用の外部コント
    ローラが接続され、 前記外部コントローラによる操作に基づいて前記電子情
    報内容及び販売促進情報内容を演算処理するようになさ
    れることを特徴とする請求項27に記載の情報処理装
    置。
  30. 【請求項30】 情報配信事業者からの販売促進情報内
    容及び記録媒体からの電子情報内容を処理する装置であ
    って、 前記情報配信事業者からの販売促進情報内容を受信する
    チューナー装置と、 前記チューナー装置に対して脱着自在になされる携帯端
    末装置とを備え、 前記携帯端末装置は、 前記チューナー装置により受信された販売促進情報内容
    をダウンロードして蓄積する不揮発性の記憶装置と、 前記記録媒体を装着して電子情報内容を表示制御すると
    共に、前記記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読
    み出して表示制御する表示制御部とを有することを特徴
    とする情報処理装置。
  31. 【請求項31】 前記表示制御部で処理した前記記録媒
    体による電子情報内容と前記情報配信装置による販売促
    進情報内容とが同一の情報提供事業者から供給されるこ
    とを特徴とする請求項30に記載の情報処理装置。
  32. 【請求項32】 情報配信事業者からの販売促進情報内
    容及び記録媒体からの電子情報内容を処理する装置であ
    って、 前記情報配信事業者からの販売促進情報内容を受信する
    チューナー部と、 前記チューナー部により受信された販売促進情報内容を
    蓄積する不揮発性の記憶装置と、 前記記憶装置に蓄積された販売促進情報内容を読み出し
    て処理すると共に、前記記録媒体を装着して電子情報内
    容を処理するデータ処理部とを備え、 前記記録媒体による電子情報内容と前記情報配信事業者
    による販売促進情報内容とが同一の情報提供事業者から
    供給されることを特徴とする情報処理装置。
  33. 【請求項33】 任意の情報提供事業者から提供される
    電子情報内容を記録した記録媒体の販売を促進する方法
    であって、 一方で、少なくとも前記記録媒体を装着して電子情報内
    容を処理する第1の機能及び情報配信事業者から配信さ
    れる販売促進情報内容を受信して処理する第2の機能を
    有した情報処理装置を複数の利用者に提供し、 他方で、前記記録媒体を販売するに際して、該記録媒体
    の販売に関する販売促進情報内容を既存の情報配信基盤
    を利用して同一の情報提供事業者から供給することを特
    徴とする記録媒体販売促進方法。
  34. 【請求項34】 既存の放送基盤を使用して前記情報配
    信事業者から情報処理装置へ前記販売促進情報内容を配
    信することを特徴とする請求項33に記載の記録媒体販
    売促進方法。
  35. 【請求項35】 前記販売促進情報内容を一群のデータ
    列に構築して既存のテレビ放送信号に挿入し、 前記テレビ放送信号を利用者の情報処理装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項33に記載の記録媒体販売促進
    方法。
  36. 【請求項36】 前記テレビ放送信号の垂直ブランキン
    グ期間を利用して前記データ列を多重伝送するようにし
    たことを特徴とする請求項33に記載の記録媒体販売促
    進方法。
  37. 【請求項37】 既存の通信基盤を使用して前記情報配
    信事業者から情報処理装置へ前記販売促進情報内容を配
    信することを特徴とする請求項33に記載の記録媒体販
    売促進方法。
  38. 【請求項38】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体の新商品に係る広告情報であることを特徴
    とする請求項33に記載の記録媒体販売促進方法。
  39. 【請求項39】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体の買い受け時にサービスを受けるためのサ
    ービス情報であることを特徴とする請求項33に記載の
    記録媒体販売促進方法。
  40. 【請求項40】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を追加する追加
    情報であることを特徴とする請求項33に記載の記録媒
    体販売促進方法。
  41. 【請求項41】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を補足するため
    の補足情報であることを特徴とする請求項33に記載の
    記録媒体販売促進方法。
  42. 【請求項42】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録された電子情報内容を体験するため
    の体験情報であることを特徴とする請求項33に記載の
    記録媒体販売促進方法。
  43. 【請求項43】 前記販売促進情報内容は、 前記記録媒体に記録するための電子情報内容を分割した
    分割情報であることを特徴とする請求項33に記載の記
    録媒体販売促進方法。
JP2000133964A 2000-05-02 2000-05-02 記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法 Pending JP2001319132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000133964A JP2001319132A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000133964A JP2001319132A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001319132A true JP2001319132A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18642337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000133964A Pending JP2001319132A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001319132A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100721074B1 (ko) 전자 정보 콘텐츠 신호 분배 처리 시스템, 정보 신호 분배장치, 정보 처리 장치 및 전자 정보 콘텐츠 신호 분배처리 방법
US6539544B2 (en) Game machine system, broadcasting system, data distribution system, and method, program executing apparatus and method
US6488508B2 (en) Interactive communication system for communicating video game and karaoke software
US20100131675A1 (en) System and method for secured distribution of media assets from a media server to client devices
Tessler The new MTV? Electronic Arts and'plying'music
US7707605B2 (en) Data transmission method and system of same, information processing method and system of same, data transmitter, signal processor, content data processing method, and data serving method
JP2004135932A (ja) ゲーム機におけるデジタルコンテンツ再生方法
JP3716902B2 (ja) データ送受信システム、データ受信装置、データ送受信方法、データ受信方法及び記録媒体
JP2001319132A (ja) 記録媒体販売促進システム、情報配信装置、情報処理装置及び記録媒体販売促進方法
JP4345666B2 (ja) コンテンツ再生制御装置の広告情報供給方法
JP4663089B2 (ja) ユーザ端末、データ配信サーバ、データ購入方法、データ配信方法およびデータ配信システムならびにデータ再生装置およびデータ再生方法
JP4297048B2 (ja) コンテンツ再生制御装置および広告情報の供給方法
JP2001308807A (ja) 電子情報内容配信システム、放送装置、情報送受信装置、情報処理装置及び電子情報内容配信方法
JP4786931B2 (ja) データ送受信システム、データ受信装置およびデータ送信装置
JPH08160976A (ja) 課金機能付きカラオケ装置
JP2002063247A (ja) 販売事業管理システム、使用許諾料管理装置、記録媒体及び販売事業管理方法
JP2001306834A (ja) マルチメディア情報試聴方法およびマルチメディア情報販売システム
JP2002024662A (ja) 商品販売役務提供事業促進システム、情報配信装置、情報処理装置、情報書込み読出し装置及び商品販売役務提供事業促進方法
JP2003030533A (ja) 販売事業管理システム、販売事業管理装置、表示機能付き電子機器及び販売事業管理方法
KR20010000188A (ko) 인터넷 콘텐츠 상에서 재생중의 오디오 파일 구매 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060515